JP2009080599A - 無線icデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】無線ICチップの接合信頼性が高く、貼り付け箇所の制約が少なく、誤動作することがなく、通信が安定する、無線ICデバイスを提供する。
【解決手段】無線ICデバイス10は、(a)インダクタンス素子を備えた共振回路及び整合回路のうち少なくとも一つを含み、一方主面側に凹部14が形成された給電回路基板12と、(b)給電回路基板12の凹部14内に実装された無線ICチップ18と、(c)給電回路基板12の凹部14を覆うように配置された基材20と、(d)基材20に形成され、給電回路基板12の共振回路及び整合回路のうち少なくとも一つと電磁界結合する放射板22と、(e)給電回路基板12の凹部14以外の表面の少なくとも一部に配置された第1の磁性体24とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は無線ICデバイスに関し、詳しくは、例えばRF−ID(Radio Frequency Identification)システムに用いられる非接触型無線ICメディアや非接触型無線ICタグ等の無線ICデバイスに関する。
従来、無線ICチップが実装されている無線ICデバイスが種々提案されている。
例えば特許文献1には、図6(a)の断面図に示すように、剥離シート101に導電ペーストや導電インキ等でアンテナ部103を形成し、アンテナ部103と電気的に導通するように無線ICチップ109を実装した後、図6(b)の断面図に示すように、接着シート111を密着させ、図6(c)の断面図に示すように、剥離シート101を引き剥がすことにより製造される非接触型無線ICメディアが開示されている。
特開2002−298109号公報
この非接触型無線ICメディアは、接着シート111が物品に貼り付けられる。このとき、無線ICチップ109は接着シート111上に実装されているだけであるため、無線ICチップ109が外部に突出し、むき出しになった状態で、物品の外表面に貼り付けられて使用される。外部にむき出しになっている無線ICチップ109は、外部からの物理的接触により脱落、破損する危険性が大きい。特にアンテナ部103のうち無線ICチップ109に接続される配線部分の一部が、宙に浮いた状態になっており、破壊(断線)しやすく、概して接合信頼性が低い構造である。
また、無線ICチップ109と、アンテナ部103を形成した接着シート111とが直接的に接合されている。接着シート111を被接着体に貼り付けする際、被接着体の表面に凹凸や曲面が存在すると接着シート111の変形に無線ICチップ109が追従しなければならず、無線ICチップ109への負荷が大きい。そのため、無線ICチップ109の破壊の危険性が高く、また、無線ICチップ109が破壊しないためには接着シート111の貼付箇所に制約が多く、概して汎用性が低い構造である。
さらに、無線ICチップ109が外部に突出し、むき出しになった状態で使用されるため、外部から不要な電磁波が無線ICチップ109に進入した場合、無線ICチップ109が誤動作したり、通信自体が不安定になるおそれがある。
本発明は、かかる実情に鑑み、無線ICチップの接合信頼性が高く、貼り付け箇所の制約が少なく、誤動作することがなく、通信が安定する、無線ICデバイスを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した無線ICデバイスを提供する。
無線ICデバイスは、(a)インダクタンス素子を備えた共振回路及び/又は整合回路のうち少なくとも一つを含み、一方主面側に凹部が形成された給電回路基板と、(b)前記給電回路基板の前記凹部内に実装された無線ICチップと、(c)前記給電回路基板の前記凹部を覆うように配置された基材と、(d)前記基材に形成され、前記給電回路基板の前記共振回路及び前記整合回路のうち少なくとも一つと電磁界結合する放射板と、(e)前記給電回路基板の前記凹部以外の表面の少なくとも一部に配置された第1の磁性体とを備える。
上記構成において、無線ICチップは、給電回路基板の凹部に配置され、その凹部が基材で覆われている。無線ICチップは、周りが給電回路基板と基材とで取り囲まれ、保護されており、外部からの衝撃は無線ICチップに直接加わらない。そのため、落下等の衝撃による無線ICチップの破損や故障を防ぐことができる。
また、給電回路基板と放射板との電磁界結合部分以外の部分に磁性体を配置することで、無線ICデバイスの外部から、給電回路基板を通って無線ICチップに達する電磁波を吸収し、無線ICチップの誤動作を防ぎ、無線ICチップとリーダライタ等との通信を安定化することができる。
好ましくは、前記給電回路基板の前記凹部は、前記基材に対向する底面と、前記底面と前記給電回路基板の前記一方主面との間に延在する側面とを有する。前記無線ICチップは、前記給電回路基板の前記凹部の前記底面に実装される。前記無線ICチップの前記基材に対向する面と、前記無線ICチップの前記給電回路基板の前記凹部の前記側面に対向する面とに配置された、第2の磁性体を備える。
上記構成によれば、無線ICデバイスの外部から、基材を通り、給電回路基板の凹部に達した電磁波は、第2の磁性体によって、無線ICチップへの進入が阻止される。したがって、外部からの不要な電磁波の遮断範囲を拡大し、無線ICチップの誤動作をより確実に防ぐことができる。
好ましくは、前記給電回路基板の前記凹部の前記底面と前記無線ICチップとの間に配置された第3の磁性体を備える。
この場合、無線ICチップを第2及び第3の磁性体で略完全に覆うことができ、電磁波の進入による無線ICチップの誤動作をより一層確実に防ぐことができる。
好ましくは、前記放射板は、前記基材の前記給電回路基板から遠い側の主面に形成されている。
放射板と給電回路基板とは電磁界結合するため、放射板と給電回路とが基材の同じ側に配置されていなくても構わない。物品と基材との間に給電回路基板が挟まれるようにして、無線ICデバイスを物品に貼り付けると、基材で給電回路基板を覆い、保護することができる上、放射板が無線ICデバイスの外部に向いているため、放射特性を向上させることができる。
好ましくは、少なくとも前記第1の磁性体が、磁性材料を含有するシート状の磁性体シートである。
この場合、給電回路基板の表面を磁性体シートで覆うことにより、簡単かつ完全に給電回路基板の表面を覆うことができる。
好ましくは、前記第1、第2及び第3の磁性体のうち少なくとも一つが、磁性材料を含有する樹脂である。
この場合、樹脂の流動性を利用して、磁性体を簡単に配置することができる。特に、給電回路の凹部の底面と無線ICチップとの間に配置される第3の磁性体を、簡単に配置することができる。
好ましい一態様は、前記第1、第2及び第3の磁性体のうち少なくとも一つが、フェライトを含む。
電磁妨害の原因となる電磁波の遮蔽用としてフェライトを使用した電子部品の例は少ないが、フィライトを用いると磁性体を容易に形成することができる。
好ましくは、前記基材は、フレキシブル基板で形成されている。
給電回路基板の凹部を覆う基材として、PETフィルムのようなフレキシブル基板を用いると、給電回路基板にそり等があった場合でも、給電回路基板の凹部を確実に覆い、給電回路基板に確実に接合することができる。
好ましくは、前記給電回路基板は、複数層が積層された多層基板で形成されている。
この場合、多層基板の内部に受動素子を内蔵することにより、給電回路基板を小型化することができる。
本発明によれば、無線ICチップの接合信頼性が高く、貼り付け箇所の制約が少ない。また、給電回路基板の表面に沿って配置された磁性体により外部からの不要な電磁波による無線ICチップの誤動作を防ぐことができ、通信が安定する。
以下、本発明の実施の形態として実施例を図1〜図5を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1の無線ICデバイス10について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、無線ICデバイス10の断面図である。図2(a)は、図1の線A−A線に沿って切断した断面図である。図2(b)は、図1の線B−B線に沿って切断した断面図である。
図1に示すように、無線ICデバイス10は、給電回路基板12に凹部14が形成され、この凹部14内には無線ICチップ18が収納され、実装されている。給電回路基板12には、放射板22が形成されたシート状の基材20が接合されている。基材20は、給電回路基板12の凹部14を覆うように、給電回路基板12に接合されている。基材20は、給電回路基板12とは反対側の下面20bが、不図示の物品に貼り付けられる。
例えばRF−IDシステムでは、物品に貼り付けられた無線ICデバイス10に対して、外部から不図示のリーダライタを用い、放射板22を介して無線ICチップ18と通信し、無線ICチップ18に格納されたデータを非接触で読み出す。
図1及び図2(a)に示すように、給電回路基板12の表面には、後述する絶縁性の接合材11が配置されている部分や凹部14が形成されている部分を除く部分、すなわち上面12a及び側面12sに、第1の磁性体として、フェライトなどの磁性体を含む樹脂24が塗布されている。この樹脂24は、無線ICデバイス10の外部から給電回路基板12内に進入しようとする電磁波を、無線ICチップ18に達する前に吸収してしまう。
また、無線ICチップ18には、実装面18aとは反対側の基材20に対向する面18bと側面18sとに、第2の磁性体として、フェライトなどの磁性体を含む樹脂26が塗布されている。この樹脂26は、無線ICデバイス10の外部から、基材20を通過して給電回路基板12の凹部14に達した電磁波を、無線ICチップ18へ進入する前に吸収してしまう。
これらの樹脂24,26による電磁波の吸収作用によって、ノイズ等による無線ICチップ18の誤動作がなくなり、リードライタ等との通信が安定する。
給電回路基板12は、例えばセラミックや樹脂の複数層が積層された多層基板であり、その内部には面内導体13aや層間接続導体13bによってインダクタンス素子を含む給電回路が形成されている。例えば、セラミックの場合には、LTCC、HTCC、フェライトであり、樹脂の場合はLCP等である。多層基板の内部に受動素子を内蔵することで、給電回路基板を小型化することができる。
給電回路は、無線ICチップ18が動作する動作周波数に対応する共振周波数を有する共振回路を含む。給電回路は、放射板22と無線ICチップ18との特性インピーダンスを整合する整合回路を有していてもよい。
なお、給電回路基板は、単層の基板であってもよい。また、給電回路基板の表面のみに給電回路が形成されていてもよい。
図1及び図2(b)に示すように、給電回路基板12の上面12a側には、少なくとも一つの凹部14が形成され、凹部14を取り囲む桟部に、給電回路の結合用電極16が露出している。結合用電極16は、凹部14を取り囲む桟部の4辺のうち一部にのみ配置していてもよい。
図1に示すように、無線ICチップ18は、給電回路基板12の凹部14の底面14aに露出する電極15に、Auバンプ、Agバンプ、はんだバンプなどを利用するフリップチップ接合やAgナノ接合によって、バンプ19を介して実装されている。ダイボンディング、ワイヤボンディングによる接合を利用したり、これらの接合を組み合わせたりして実装してもよい。
図示していないが、無線ICチップ18の接合信頼性をより強固にするため、無線ICチップ18と給電回路基板12との間の隙間23に、アンダーフィル樹脂を充填し、無線ICチップ18と給電回路基板12との電気的接続の保持を強化してもよい。
基材20はシート状であり、例えば、紙、PETフィルム、フレキシブル樹脂などの絶縁性材料を用いる。
基材20をPETフィルムなどのフレキシブル基板で形成すると、耐衝撃性や耐環境性を向上させることができるので、好ましい。すなわち、フレキシブル基板は、どのような形状の給電回路基板12も覆うことができるので、給電回路基板12にそり等があった場合でも、給電回路基板12の凹部14を確実に覆い、給電回路基板12に確実に接合することができる。また、表面に凹凸やうねりのある物品にも、無線ICデバイス10を貼り付けることができる。
基材20は、給電回路基板12に対向する上面20aに、導電材料により放射板22が形成されている。放射板22は、例えばAg粒子含有樹脂の印刷、インクジェットやフォトリソグラフィによる微細配線などにより形成する。
放射板22は、給電回路基板12の凹部14を覆う位置と、給電回路基板12の結合用電極16に対向する位置と、給電回路基板12に対向する領域の外側とに形成され、放射板22は結合用電極16と電磁界により結合している。放射板22と結合用電極16とを電磁界により結合させることにより、放射板22が結合用電極16に対向しない構成とすることも可能である。
基材20の主面12a,12bのうち給電回路基板12と同じ側、すなわち上面20aに放射板22が形成されていると、給電回路基板12の結合用電極16と放射板22との電磁界による結合を安定化させやすい。
放射板22は、適宜なアンテナ形状を含むように形成され、給電回路基板12の結合用電極16から電磁界結合を介して供給された例えばUHF帯の送信信号を空中に放射し、かつ、受け取った受信信号を、電磁界結合を介して給電回路基板12の給電回路に供給する。
給電回路基板12の下面12bと、基材20の上面20a又は放射板22との間は、絶縁性の粘着シート(市販シールの粘着面の粘着性薄膜)、接着材等の接合材11を介して、接合されている。絶縁性の接合材11を介して、給電回路基板12の下面12bに露出する結合用電極16と放射板22とが電磁界により結合し、給電回路基板12の結合用電極と放射板22とは直流的に導通しない。
放射板22と給電回路基板12の結合用電極16とを電磁界により結合すると、放射板22と給電回路基板12の結合用電極16とを導体で電気的に接続する場合よりも、給電回路基板12と放射板22との位置合わせの精度を緩和することができるので、製造が容易になり、量産しやすい。また、無線ICチップ18は、絶縁性の接合材により放射板22から絶縁され、直流的な導通がないので、放射板22からの静電気などにより無線ICチップ18が破壊されることを防ぐことができる。
無線ICデバイス10の無線ICチップ18は、給電回路基板12の凹部14内に実装され、基材20で覆われ、外部に露出しないため、外部からの物理的接触を受けない。また、無線ICチップ18は基材20や放射板22に接していないため、基材20側からの衝撃や変形は、無線ICチップ18に直接加わらない。そのため、無線ICチップ18が脱落、破損する危険性が低く、無線ICチップ18の接合信頼性が高い。
また、基材20が物品の凹凸面や曲面に貼り付けられる際に変形しても、給電回路基板12の凹部14に実装された無線ICチップ18は、基材20の変形に追従する必要がない。そのため、無線ICデバイス10は、貼り付け箇所の制約が少なく、汎用性が高い。
さらに、シート状の基材20で給電回路基板12を覆うため、クッション効果を有し、外部からの衝撃に強い。
<実施例2> 図3の断面図に示すように、実施例2の無線ICデバイス10aは、大略、実施例1と同様に構成されている。以下では、実施例1との相違点を中心に説明し、実施例1と同じ構成部分には同じ符号を用いる。
図3に示すように、無線ICデバイス10aは、実施例1と異なり、給電回路基板12の内部に給電回路の結合用電極16aが配置され、結合用電極16aは給電回路基板12の下面12bに露出していない。結合用電極16aと放射板22とは、電磁界により結合される。結合用電極16aが外部に露出していないので、給電回路基板12と基材20との接合に用いる接合材11は、導通/絶縁性を問わない。
<実施例3> 図4の断面図に示すように、実施例3の無線ICデバイス10bは、実施例2の構成に加え、給電回路基板12の凹部14の底面14aと無線ICチップ18の実装面18aとの間に、フェライトなどの磁性体を含む樹脂28が充填されている。この樹脂28は、第3の磁性体として、無線ICチップ18の実装面18a側から無線ICチップ18内に電磁波が進入することを阻止する。無線ICチップ18の周囲を、磁性体を含む樹脂26,28で略完全に覆うことができ、電磁波の進入による無線ICチップ18の誤動作を一層確実に防ぐことができる。また、給電回路基板12の凹部14の底面14aと無線ICチップ18の実装面18aとの間の樹脂28は、アンダーフィル樹脂を兼ねることができ、無線ICチップ18と給電回路基板12との電気的接続の保持を強化することができる。
<実施例4> 図5の断面図に示すように、実施例4の無線ICデバイス10cは、実施例3の無線ICデバイス10bと略同様に構成されている。
図4に示した実施例3の無線ICデバイス10bでは、基材20の上面20aに放射板22が形成されているのに対して、実施例4の無線ICデバイス10cでは、図5に示すように、放射板22が基材20の下面20bに形成されている。
実施例4の無線ICデバイス10cは、基材20の下面20bを不図示の物品に貼り付けると、放射板22が物品に接するため、物品をアンテナとして利用して放射特性を向上させることができる。
また、図5に示すように、実施例4の無線ICデバイス10cでは、給電回路基板12の下面と基材20の上面20aとの間に、フェライトなどの磁性体を含有する樹脂29が配置され、給電回路基板12と基材20とを接合している。この樹脂29は、給電回路基板12の上面12a及び側面12sを覆う樹脂24や無線ICチップ18の周りを覆う樹脂26,28と同時に塗布したり充填することにより、形成することができる。
<まとめ> 以上に説明したように、無線ICチップは、給電回路基板の凹部に配置され、その凹部が基材で覆われているので、外部から物理的接触を受けないため、無線ICチップが脱落したり、破損する危険性が低く、無線ICチップの接合信頼性が高い。
また、無線ICデバイスのシート状の基材の周辺部を物品に貼り付けたとき、給電回路基板の凹部に実装された無線ICチップは基材の変形に追従する必要がないため、貼り付け箇所の制約が少なく、汎用性が高い。
また、無線ICデバイスの周囲に磁性体を配置することで、ノイズ等による無線ICチップの誤動作を防ぎ、無線ICチップとリーダライタ等との通信を安定化することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
例えば、放射板と給電回路基板とが電磁波ではなく、電界だけ、磁界だけを利用して、電磁界結合されてもよい。また、磁性体を含有する樹脂と給電回路基板や無線ICチップとが接する実施例を説明したが、それらの間に他の部材が配置されたり、空間が設けられたりしても構わない。
また、給電回路基板の上面が物品に貼り着けても構わない。その場合、放射板が物品の外側へ向けて配置されるため放射特性を向上させることができる。
無線ICデバイスの断面図である。(実施例1) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例1) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例2) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例3) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例4) 無線ICデバイスの製造工程を示す断面図である。(従来例)
符号の説明
10,10a,10b,10c 無線ICデバイス
12 給電回路基板
14 凹部
18 無線ICチップ
20 基材
22 放射板
24 樹脂(第1の磁性体)
26 樹脂(第2の磁性体)
28 樹脂(第3の磁性体)
29 樹脂(第1の磁性体)

Claims (9)

  1. インダクタンス素子を備えた共振回路及び/又は整合回路のうち少なくとも一つを含み、一方主面側に凹部が形成された給電回路基板と、
    前記給電回路基板の前記凹部内に実装された無線ICチップと、
    前記給電回路基板の前記凹部を覆うように配置された基材と、
    前記基材に形成され、前記給電回路基板の前記共振回路及び前記整合回路のうち少なくとも一つと電磁界結合する放射板と、
    前記給電回路基板の前記凹部以外の表面の少なくとも一部に配置された第1の磁性体と、
    を備えたことを特徴とする、無線ICデバイス。
  2. 前記給電回路基板の前記凹部は、前記基材に対向する底面と、前記底面と前記給電回路基板の前記一方主面との間に延在する側面とを有し、
    前記無線ICチップは、前記給電回路基板の前記凹部の前記底面に実装され、
    前記無線ICチップの前記基材に対向する面と、前記無線ICチップの前記給電回路基板の前記凹部の前記側面に対向する面とに配置された、第2の磁性体を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の無線ICデバイス。
  3. 前記給電回路基板の前記凹部の前記底面と前記無線ICチップとの間に配置された第3の磁性体を備えたことを特徴とする、請求項2に記載の無線ICデバイス。
  4. 前記放射板は、前記基材の前記給電回路基板から遠い側の主面に形成されていることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の無線ICデバイス。
  5. 少なくとも前記第1の磁性体が、磁性材料を含有するシート状の磁性体シートであることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の無線ICデバイス。
  6. 前記第1、第2及び第3の磁性体のうち少なくとも一つが、磁性材料を含有する樹脂であることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一つに記載の無線ICデバイス。
  7. 前記第1、第2及び第3の磁性体のうち少なくとも一つが、フェライトを含むことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一つに記載の無線ICデバイス。
  8. 前記基材は、フレキシブル基板で形成されていることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一つに記載の無線ICデバイス。
  9. 前記給電回路基板は、複数層が積層された多層基板で形成されていることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一つに記載の無線ICデバイス。
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