JP2011076201A - 非接触icカード - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナの電磁界感応感度を低下させたり電子部品の誤動作を引き起こさずに、自由に多くの電子部品を組み込むことができる非接触ICカードを得る。
【解決手段】上側から第1のオーバーシート、第1のコアシート、第1のスペーサシート、ループ状のアンテナ配線パターンを形成したアンテナシート、第2のスペーサシート、第2のコアシート、第2のオーバーシートの順に積層して成る非接触ICカードに、前記アンテナシートの前記アンテナ配線パターンに電子部品を電気接続させ、前記電子部品の下の絶縁層の下に金属箔層を設け、前記アンテナ配線パターンの近傍に磁性体層を設け、前記電子部品と前記磁性体層を、前記第1のコアシートと前記第2のコアシートの間に埋め込む。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子マネー、個人認証、その他の情報の授受を、リーダライタとの間で非接触で行う非接触ICカードに関するものである。
電子マネー、個人認証、その他の情報の記憶媒体装置(電子装置の一種)として、非接触で情報の読み書きが可能なウオレット(札入れ)寸法の非接触ICカードが知られている。非接触ICカードシステムは、国際規格化され、広く用いられている。この非接触ICカードは、薄型の半導体チップ及びアンテナを、薄厚且つ小型のプラスチック基板に配設した構成である。アンテナは、基板面上に方形ループのアンテナ配線パターンで形成される。そして、そのアンテナにより、非接触での電力受給機能と信号授受機能を有し、また、不揮発性メモリを備え、当該不揮発性メモリにデータを記憶する機能を備える。この非接触ICカードは、アンテナを具備するリードライト装置と対になり、非接触で動作する。リードライト装置は情報処理装置として機能し、その一形態例の構成は、アンテナから電磁波を発射して形成される電磁界を介して非接触ICカード側に非接触で電力供給するとともに、発射した電磁波に非接触ICカードが感応した際にアンテナ(リードライト装置側)に生じる変化を検出することにより非接触ICカードの存在を確認する。さらに、電磁波の送受信により非接触ICカードに情報を書込み、または非接触ICカードの備える不揮発性メモリから記憶情報を読取るよう構成される。
このような非接触ICカードはリードライト装置近くに非接触で配置され、このリードライト装置が形成させる電磁界に感応して具備する負荷に電磁エネルギを吸収させることによりリードライト装置側のアンテナまたは電力供給部に状態変化を生じせしめるか、感応した電磁界の反射波を放射してリードライト装置側に反射波を受信させる等により、当該非接触ICカードの存在をリードライト装置に検出させ、よって非接触ICカード存在情報をリードライト装置に付与するよう構成される。または非接触ICカードは、付与される電磁界に感応して生じる誘導起電流により電力を確保して各部へ供給し、かつ負荷の状態を制御して生じる電磁界の変動により信号授受することにより、内蔵する不揮発性メモリへ受信したデータを記録し、または不揮発性メモリから再生したデータをリードライト装置に伝送するよう構成される。
例えば、データに対応してASK(Amplitude Shift Keying:振幅シフトキーイング)変調された電磁波をリードライト装置から受信した非接触ICカードが、電磁誘導により生じる起電流を整流して電源とするとともに、その電源に負荷をかけるか、または反射波を放出することで自身が存在することの情報をリードライト装置へ送付し、さらに送付する2値データの各々の値(「1」か「0」)に対応して負荷状態を変え、一方、リードライト装置側でアンテナ端子電圧の変化を検出することで非接触ICカードの存在の検出ならびにデータ受信を行なうシステムが開示されている。これによれば、リードライト装置は所定の送信電力の投入による電磁波をアンテナから放射し、非接触ICカードと誘電結合が為された際に生じるアンテナ電圧の変化等の検出に基づき通信範囲内に非接触ICカードが存在するか否かを確認した上で、情報授受を実行する構成とされる。
特許文献1には、この非接触ICカードとして、非接触で電磁界に感応可能なアンテナを具備する共振回路と、その共振回路に接続された負荷部とを具備する非接触ICカードであって、アンテナ(配線パターン)を形成したアンテナシートの上に半導体チップ等の電子部品を設置し、そのアンテナシートの下面を覆うように強磁性体層と、その下に導電
体層が積層された非接触ICカードが開示されている。特許文献1の非接触ICカードでは、導電体層により強度と剛性が改善され、且つ、導電体層側が電磁波発生源側に向けられた際に電磁界が導電体層により遮断されてアンテナが電磁界に感応せず、一方、アンテナ側が電磁波発生源側に向けられた際にはアンテナが電磁界に感応可能になり、且つ強磁性体層の作用で感度低下がなく高効率で共振回路から負荷へのエネルギ吸収が為されるという、非接触ICカードの表裏で異なる動作をさせることができる。
特開2001−331772号公報
しかし、特許文献1では、非接触ICカードの導電体層の上に強磁性体層を設置し、その上にアンテナ(配線パターン)と同じ高さに電子部品を組み込んでいるため、この非接触ICカード上に多くの電子部品を組み込んだ場合、その電子部品が非接触ICカードのアンテナの発生させる電磁界を乱し、アンテナが共振して空間から電力を受信する妨げになり、また、そのアンテナ近くの電磁界が、それらの電子部品の誤動作を引き起こし、また、不要電磁波放射を発生させる問題があった。また逆に、それらの電子部品が動作時に電磁界を発生させ、それがその近傍のアンテナに取り込まれてノイズを増幅させる問題もあった。更に、非接触ICカードのアンテナに受信させるべくリーダライタが発生させる電磁界がアンテナ近傍の電子部品に受信されて、それらの電子部品の誤動作を引き起こす問題があった。
上記のように、従来の非接触ICカード構成では電子部品とアンテナの電磁界の干渉により、アンテナの電磁界感応感度が低下したり電子部品の誤動作を引き起こす問題があるので、自由に多くの電子部品を組み込むことができない問題があった。本発明の課題は、このような従来技術における問題点を解決することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、上側から第1のオーバーシート、第1のコアシート、第1のスペーサシート、ループ状のアンテナ配線パターンを形成したアンテナシート、第2のスペーサシート、第2のコアシート、第2のオーバーシートの順に積層して成る非接触ICカードであって、前記アンテナシートの前記アンテナ配線パターンに電子部品を電気接続させ、前記電子部品の下の絶縁層の下に金属箔層を有し、前記アンテナ配線パターンの近傍に磁性体層を有し、前記電子部品と前記磁性体層が、前記第1のコアシートと前記第2のコアシートの間に埋め込まれていることを特徴とする非接触ICカードである。
また、本発明は、上記の非接触ICカードであって、上記絶縁層が上記アンテナシートの絶縁層であり、上記磁性体層が上記第1のスペーサシートの空孔に設置されていることを特徴とする非接触ICカードである。
また、本発明は、上記の非接触ICカードであって、上記絶縁層が上記アンテナシートの絶縁層であり、上記磁性体層が上記第2のスペーサシートの空孔に設置されていることを特徴とする非接触ICカードである。
また、本発明は、上記の非接触ICカードであって、上記絶縁層が印刷配線板の絶縁層であり、上記金属箔層の下に上記磁性体層を有し、上記磁性体層の下に上記アンテナシートを有し、上記アンテナ配線パターンが前記印刷配線板の電気接続パターンを経由して上
記電子部品に電気接続されていることを特徴とする非接触ICカードである。
本発明の非接触ICカードは、電子部品の下の絶縁層の下に金属箔層を設けることで、その金属箔層の上部の電子部品に加わる磁界を弱くし電子部品と磁界との干渉による電子部品の誤動作を防止でき、また、不要電磁波放射を防止できる効果がある。また、アンテナ配線パターンの近傍に磁性体層を設置することにより、金属箔層によって低下させられるアンテナ配線パターンのインダクタンスを上昇させ、アンテナ配線パターンのインダクタンスを適正な値に維持させて安定させることができ、アンテナ配線パターンの共振を安定させることができ、アンテナ配線パターンの電磁界感応感度の低下を防ぐことができる効果がある。
本発明の第1の実施形態の非接触ICカードの上面から見た平面図である。 本発明の第1の実施形態の非接触ICカードのXX’断面図である。 本発明の第1の実施形態の非接触ICカードの製造方法を示すXX’断面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例の非接触ICカードのXX’断面図である。 本発明の第2の実施形態の非接触ICカードの上面から見た平面図である。 本発明の第2の実施形態の非接触ICカードのXX’断面図である。 本発明の第2の実施形態の非接触ICカードの印刷配線板の製造方法を示すXX’断面図である。 本発明の第2の実施形態の電子回路モジュールとアンテナシートの積層工程を示すXX’断面図である。 本発明の第2の実施形態の電子回路モジュールとアンテナシートの一体化構成を示すXX’断面図である。 本発明の第2の実施形態の非接触ICカードの製造方法を示すXX’断面図である。
以下、本発明の非接触ICカード1は、厚みが0.76mm±0.08mmの銀行カード、クレジットカードサイズの非接触ICカード1である。以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態の非接触ICカード1の平面図を図1に示し、そのX−X’部断面図を図2に示す。この非接触ICカード1は、図1のように、アンテナシート101には、その絶縁層101cの上面にアンテナ配線パターン101aと電気接続パターン101bを形成する。図3のように、そのアンテナシート101の電気接続パターン101bに電子部品2のバンプや端子等の電極を異方性導電性接着シート(ACF)で接続するか半田付けすることで接続することで電子部品2をアンテナシート101に設置する。電子部品2は例えばICチップ、電子ペーパ等の表示デバイス、振動部品、三次元加速度センサー、バイオモトリックセンサー、その他センサー部品等を設置できる。電子部品2をアンテナシート101に実装する場合に、電子部品の厚さが厚い場合は、アンテナシート101の絶縁層101cに形成した空孔にその電子部品2の一部を嵌め込んでも良い。
電子部品2の下のアンテナシート101の下面には金属箔層5を形成する。そして、図3のように、アンテナシート101のアンテナ配線パターン101aの上に強磁性体の磁性体層6を設置する。そのために、この電子部品2とアンテナシート101の一体化物を上から、電子部品2と磁性体層6とを嵌め込む空孔102eを有し、アンテナ配線パター
ン101aの近傍に磁性体層6を嵌め込んだ第1のスペーサシート102で覆い、アンテナシート101の下を第2のスペーサシート103で覆い、更にそれらを上下から第1のコアシート104と第2のコアシート105で覆い、その上下の最外層を、第1のオーバーシート106と第2のオーバーシート107で覆って、積層する。その積層体を加熱加圧することで、磁性体層6と電子部品2の間にスペーサシート102の絶縁樹脂を流動させて充填して磁性体層6をアンテナ配線パターン101aに接着させて固定した非接触ICカード1を製造する。
この金属箔層5を下面に有するアンテナシート101上に設置した電子部品2は、以下のようにして、金属箔層5に垂直な外部磁界からは保護される。すなわち、外部磁界が付与されると、金属箔層5に達する。その磁界が時間変化し金属箔層5の表面に平行に電界を形成すると、その電界を打ち消すように金属箔層5内に渦電流が誘導されて、その渦電流により金属箔層5に垂直な磁界が発生されて、金属箔層5を通り抜けようとする外部磁界を打ち消して、外部磁界を金属箔層5の外に追い出し、この金属箔層5に垂直に加わる外部磁界を弱くする。そのため、外部磁界が金属箔層5に垂直に加わる箇所での磁界が弱くなり、その箇所に電子部品2を設置する場合は、その電子部品2は外部磁界の影響を受けない効果がある。
一方、そのように金属箔層5がそれに垂直に加わる磁界を打ち消すため、金属箔層5がループ状のアンテナ配線パターン101aが囲む領域内にあると、その領域を通る磁界を打ち消し、ループ状のアンテナ配線パターン101aが囲い込む磁束を少なくし、アンテナ配線パターン101aのインダクタンスを下げてしまう問題がある。
そのため、アンテナ配線パターン101a上の近傍に、第1のスペーサシート102に嵌め込んだ磁性体層6を設置する。この磁性体層6がアンテナ配線パターン101aのインダクタンスを上昇させ、金属箔層5によってインダクタンスが低下していたアンテナ配線パターン101aのインダクタンスの低下分を補うことができる。磁性体層6は、例えば図1のように、アンテナ配線パターン101aの上の一部を覆うことで、アンテナ配線パターン101aのインダクタンスを十分良く上昇させることができる。磁性体層6のアンテナ配線パターン101aを覆う面積を適宜調整することにより、ループ状のアンテナ配線パターン101aが囲む領域を通る磁束を金属箔層5が打ち消した不足分の磁束を過不足無く補い、ループ状のアンテナ配線パターン101aのインダクタンスを所定の値に調整する。こうして、ループ状のアンテナ配線パターン101aのインダクタンスを適正な値に復帰させて安定させることができる効果がある。これにより、アンテナ配線パターン101aの共振を安定させることができ、アンテナ配線パターン101aの電磁界感応感度の低下を防ぐことができる効果がある。
(変形例)
なお、本実施形態の変形例として、図4のように、磁性体層6を、第2のスペーサシート103に設けた空孔に嵌め込んでアンテナ配線パターン101aの近傍に設置することも可能である。ただし、磁性体層6とアンテナ配線パターン101aとを隔てる間隙が大きくなるほど磁性体層6によるアンテナ配線パターン101aのインダクタンス増加効果が低下する。また、更に、金属箔層5の下の第2のスペーサシート103の領域に空孔を設けて第2の磁性体層6bを嵌め込むことで、電子部品2の下の金属箔層5の下に第2の磁性体層6bを加えた構成も可能である。このように第2の磁性体層6bを金属箔層5の下に設置することで、金属箔層5の下の金属箔層に垂直な磁界を先ず第2の磁性体層6bが取り込んで、次に、その磁界の方向を第2の磁性体層6bに平行な方向に変換させて第2の磁性体層6b内を進ませ第2の磁性体層6bの端部まで導くことができる。これにより、金属箔層5がそれに垂直な磁界を反発することによる磁気遮蔽を低減でき、それにより、金属箔層5によるアンテナ配線パターン101aのインダクタンスの低下を低減でき
る効果がある。
本実施形態のアンテナシート101としては、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、あるいはPI(ポリイミド) からなる厚み15〜200μmの絶縁フィルムに厚み15〜50μmの銅箔、あるいはアルミ箔を貼り合わせてエッチングによりループ状のアンテナコイルのアンテナ配線パターン101aと電気接続パターン101bを形成したアンテナシート101を用いることができる。また、アンテナシート101上のアンテナ配線パターン101aは線材で構成するほか、導電性インキのパターン印刷により形成することも可能である。また、第1のスペーサシート102と第2のスペーサシート103、第1のコアシート104と第2と外層シート105はPET(ポリエチエン・テレフタレート)材などの熱可塑性プラスチックで構成する。磁性体層6は、熱可塑性のシート基材に磁性粒子を備えた構造に形成し、磁性粒子は、13.56MHzでの透磁率が10から40程度のフェライト系またはセンダスト系などに代表される高透磁率材料で構成される。例えば、磁性材料粉として、センダスト(Fe−Al−Si系)やパーマロイ(Fe−Ni系)、アモルファス(例えばFe−Si−Al−B系)、フェライト(例えばNi−Znフェライト、Mn−Znフェライト)等を用いることができる。
アンテナシート101上のアンテナ配線パターン101aとそれに実装した電子部品2のうちのコンデンサとを電気接続して共振回路を成す。その共振回路が、外部から付与される特定周波数(例えば13.56MHz)の電磁界に感応して共振する同調回路を構成する。電子部品2は、その共振回路が外部の電磁界に感応した際に、その電磁界を介して外部機器と情報を授受する情報処理部として機能させる。電子部品2は、外部の電磁界が共振してアンテナ配線パターン101aに発生させる誘導起電流により電力を確保し、また情報授受および情報処理を行う。したがって電子部品2は、その共振回路が電磁界に感応した際に電磁エネルギを消費する負荷部となる。さらに、電子部品2としてメモリ回路を具備して情報記録/再生機能を有する非接触ICカード1を構成することも可能である。ここでメモリ回路は情報記憶手段として機能し、例えば識別データIDを固定記録した読出専用メモリ回路により構成することができる。或いは、識別データID等の所定データを記憶するのに加え、任意のデータを記憶可能な不揮発性メモリ回路により構成することができる。
<非接触ICカードの製造方法>
非接触ICカード1の製造方法は、アンテナシート101を製造する工程と、アンテナシート101に電子部品2を半田付けして接続させて一体化させる工程と、その一体化物と、金属箔層5と磁性体層6とスベーサシートとコアシートをオーバーシートを重ねて積層する工程とを備えている。
(アンテナシートの製造工程)
先ず、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、あるいはPI(ポリイミド) からなる厚み15〜200μmの絶縁フィルムに厚み15〜50μmの銅箔、あるいはアルミ箔による金属箔を貼り合わせて、エッチングにより図1の平面図と図2の側面図のように導体のアンテナコイルのアンテナ配線パターン101aと電気接続パターン101bを形成したアンテナシート101を製造する。
(アンテナシートへの電子部品の実装工程)
次に、図3に示すように、アンテナシート101上に厚さが約0.2mmのICやコンデンサ等の電子部品2を実装する。ここで、電子部品2は、アンテナシート101の上面にフェースダウン(素子面をアンテナシート101側に向け)し、その電子部品2のバンプや端子等の電極をアンテナシート101の上面の電気接続パターン101bに、異方性
導電性接着シート(ACF)で接続するか半田付けすることで接続する。また、厚い電子部品2は、アンテナシート101に予め空孔を形成しておき、電子部品2をその空孔に嵌め込んで、電子部品2の端子をアンテナシート101の配線パターン4aに半田付けすることも可能である。
(ICカードの積層工程)
次に、図3のように、この電子部品2とアンテナシート101の一体化物の上下に、厚さ0.2mmの非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)製あるいはポリ塩化ビニル(PVC)製の第1のスペーサシート102と第2のスペーサシート103を重ねる。その第1のスペーサシート102の上に厚さ0.1mmの、PET−G製あるいはポリ塩化ビニル(PVC)製の白色の第1のコアシート104を重ね、第2のスペーサシート103の下に、同じ材質で厚さ0.1mmの第2のコアシート105を重ね、最外層に厚さ0.05mmの、縦横の延伸方向を揃えた二軸延伸PETフィルムの透明なオーバーシート106、107を重ねて積層する。第1のスペーサシート102には、電子部品2と磁性体層6を嵌め込む空孔102eを予め形成しておく。磁性体層6は、アンテナ配線パターン101aの近傍に位置するようにスペーサ102に嵌め込む。なお、外形を加工した磁性体層6を空孔102eに設置するかわりに、磁性粒子を含浸した磁性樹脂液をアンテナ配線パターン101a上に塗布するか、あるいは、アンテナシート101上に第1のスペーサシート102を設置し、その空孔102eの上から磁性体樹脂液を塗布して空孔102e内に充填させて、その磁性体樹脂液を硬化させて磁性体の層を形成するようにしても良い。
この積層体をピンに嵌め込みして位置合わせし、その積層体をプレス用金属プレート7で挟み、加熱プレス機による加熱加圧ラミネートの温度を150℃で、ラミネート圧力を120N/cmで50分間加熱加圧ラミネートすることで、スペーサシートとコアシートを軟化流動させて、アンテナシート101と電子部品2と磁性体層6と、第1のコアシート104と第2のコアシート105の間の間隙を充填し、アンテナシート101と電子部品2と磁性体層6をコアシートと一体化し、その後にプレス用金属プレート7を外す。この熱圧着の条件は、使用するスペーサシートとコアシートの軟化点に応じて適宜変更されてよい。これにより、総厚0.81mmの、電子部品2を金属箔層5で遮蔽した非接触ICカード1を製造する。この積層工程において、アンテナシート101の上下に、アンテナシート101と第1のスペーサシート102と第2のスペーサシート103のPET−Gとの接着性を考慮して、ポリエステル系ホットメルト接着剤(溶融粘度2000poise:190°C)の厚さ約50μmの接着シート(図示せず)を挟んで、積層するようにしても良い。
(打ち抜き工程)
次に、この積層基板を、個々のアンテナ配線パターン101a毎の所望の非接触ICカード1の形状に打ち抜く。この非接触ICカード1は、一般的には厚み0.76mm±0.08mmの銀行カード、クレジットカードサイズに形成する。
(絵柄印刷工程)
次に、表裏最外層のオーバーシート106、107の表面や裏面に絵柄を印刷して印刷層を形成した非接触ICカード1を製造する。
本実施形態の非接触ICカード1は、以上のようにして、図2のように、上側から最上層の第1のオーバーシート106と磁性体層6を嵌め込んだ第1のコアシート層104と、磁性体層6を嵌め込み、電子部品2を嵌め込む第1のスペーサシート102の層を有し、その層の下に、電子部品2を実装したアンテナシート101を設置し、そのアンテナシート101の下に金属箔層5を介して第2のスペーサシート103と第2のコアシート105と最下層の第2のオーバーシート107の層を積層し、加熱加圧ラミネートして製造
する非接触ICカード1である。特に、電子部品2の近傍にに金属箔層5を設置し、電子部品2をアンテナ配線パターン101aの近傍の電磁界から遮蔽するとともに、アンテナシート101のアンテナ配線パターン101aの近傍に磁性体層6を設置することで、アンテナ配線パターン101aのインダクタンスの金属箔層5による低下分を磁性体層6によって回復させる効果を有する。
<第2の実施形態>
第2の実施形態の非接触ICカード1の平面図を図5に示し、そのX−X’部断面図を図6に示す。この非接触ICカード1は、図5のように、アンテナシート101の下面にアンテナ配線パターン101aを形成し、アンテナシート101の上面に電気接続パターン101bを形成し、それを、ビアホール101vを介して下面のアンテナ配線パターン101aに電気接続する。そのアンテナシート101の電気接続パターン101bに印刷配線板4の半田バンプ3bをクリーム半田3cで半田付けする。印刷配線板4には配線パターン4aを形成し、その配線パターンの端部の電気接続パターン4bにアンテナシート101の電気接続パターン101bと接続する半田バンプ3bを設置する。配線パターン4aに電子部品2のバンプや端子等の電極を異方性導電性接着シート(ACF)で接続するか半田付けすることで接続することで電子部品2を印刷配線板4に設置する。電子部品2を印刷配線板4に実装する場合に、電子部品の厚さが厚い場合は、印刷配線板4に形成した空孔にその電子部品の一部を嵌め込んでも良い。電子部品2の下の印刷配線板4の下面に金属箔層5を形成する。そして、印刷配線板4とアンテナシート101の間に、アンテナ配線パターン101aの近傍に位置するように磁性体層6を設置する。なお、金属箔層5は磁性体層6の上面に一体に形成した構成にしても良い。この電子部品2と印刷配線板4と磁性体層6とアンテナシート101の一体化物を上下から第1のスペーサシート102と第2のスペーサシート103で覆い、更にそれを上下から第1のコアシート104と第2のコアシート105で覆い、その上下の最外層を、第1のオーバーシート106と第2のオーバーシート107で覆って非接触ICカード1を製造する。
電子部品2は、印刷配線板4の金属箔層5の上方に設置するので、金属箔層5がアンテナ配線パターン101a側から侵入した電磁界を遮蔽する。そのため、電子部品2が外部の電磁界から守られる効果がある。一方、金属箔層5は、それに垂直に加わる磁界を打ち消すが、金属箔層5がループ状のアンテナ配線パターン101aが囲む領域内にあると、その領域を通る磁界を打ち消し、ループ状のアンテナ配線パターン101aが囲い込む磁束を少なくし、アンテナ配線パターン101aのインダクタンスを下げてしまう問題がある。そのため、この金属箔層5の下面に、磁性体層6を設置する。
アンテナ配線パターン101aのアンテナコイルで囲まれる領域内の磁性体層6の下方側から金属箔層5に垂直に外部の磁界が付与されると、その磁界の時間変化が、金属箔層5の表面に平行に電界を形成する。そして、その電界の変化を打ち消すように金属箔層5に平行な成分と金属箔層5に垂直な成分を有する磁界が形成される。金属箔層5と磁性体層6に平行な方向の磁界成分Hについては、その方向にμHの磁束密度Bが発生する。μは磁性体層6を構成する強磁性体の透磁率である。この磁性体層6の作用により、外部電磁界の磁界の方向が磁性体層6の面に沿った方向に曲げられ、磁性体層6の中央部分から端部まで磁界が導かれる。これにより、金属箔層5で磁界が反発されてアンテナ配線パターン101aのインダクタンスが低下することを防止でき、アンテナ配線パターン101aの十分な電界感応度(すなわち感度)を確保・維持することができる効果がある。すなわち、アンテナ配線パターン101aの近傍の電磁界は、電子部品2からの影響で乱されることが無くなり、アンテナ配線パターン101aが空間から電力を受信する際の共振状態が電子部品2の存在によって妨害されない効果がある。
<非接触ICカードの製造方法>
非接触ICカードの製造方法は、アンテナシート1を製造する工程と、印刷配線板4を製造する工程と、印刷配線板4に電子部品2を実装する工程と、電子部品2を実装した印刷配線板4とアンテナシート1を積層して、印刷配線板4をアンテナシート1と接続する工程とを備えている。
(アンテナシートの製造工程)
第1の実施形態と同様にして厚さ約100μmのアンテナシート101を製造する。ただし、第1の実施形態とは以下のように構造が相違する。すなわち、図5のように、アンテナシート101の下面にアンテナ配線パターン101aを形成し、アンテナシート101の上面に電気接続パターン101bを形成し、それを、ビアホール101vを介して下面のアンテナ配線パターン101aに電気接続する。
(印刷配線板)
図5の一部の印刷配線板4のX−X’断面図を図6に示す。印刷配線板4は、絶縁層4cと、絶縁層4cの上側の面に設けられた電気接続パターン4bと配線パターン4aから成る導体パターンと、絶縁層4cの下側の面に設けられた電源面あるいはグラウンド面の金属箔層5を備えた厚さ約50μmの基板に構成する。電子部品2は、印刷配線板4の上面にフェースダウン(素子面を印刷配線板4側に向け)し、その電子部品2のバンプや端子等の電極を、異方性導電性接着シート(ACF)やハンダを用いて印刷配線板4の上面の電気接続パターン4bに接続する。印刷配線板4には、ルータ加工あるいはプレス打ち抜き加工等で空孔を形成して、後にその空孔に電子部品2を嵌め込んで実装するようにしても良い。
印刷配線板4の絶縁層4cには、直径0.5ミリメートル(mm)から1.0mm程度の貫通孔4eが設けられている。絶縁層4cの材料としては、後述する半田バンプ3bの形成工程において高熱が加えられるため、耐熱性を有するものが好ましく、例えばガラスエポキシ等を好適に採用することができる。電気接続パターン4bは、銅箔パターン等により形成されている。当該銅箔パターンには、必要に応じてニッケルメッキ及び接触抵抗低減のための金メッキが施されてもよい。半田バンプ3bは、貫通孔4eに半田が充填されて形成されており、電気接続パターン4bと電気的に接続されて電気接続パターン4bを形成した面と反対側の面に突出している。半田バンプ3bの突出高さや径、及び半田バンプ3bの径に影響を及ぼす貫通孔4eの径は、印刷配線板4に貼り合わせる磁性体層6の厚みを考慮して適宜決定される。
(印刷配線板の製造工程)
図7を参照して本実施形態の印刷配線板4の製造方法を説明する。まず図7(a)に示すように、厚さが約0.05mmの絶縁層4cに貫通孔4eを形成し、上面に電気接続パターン4bを形成し、下面に金属箔層5を形成する。そして、図7(b)に示すように下面側から、貫通孔4eに、貫通孔4eの容積より若干多い量の半田3aを充填塗布する。半田3aの塗布は、印刷配線板4の電気接続パターン4bの反対側の絶縁層4cの面を貫通孔4e及びその周辺の一定範囲を除いてマスキングし、クリーム半田をスクリーン印刷すると容易に行える。上記方法以外に、貫通孔4e内にディスペンサを用いてクリーム半田を塗布する方法、あるいは、貫通孔4e内にフラックスをディスペンサ塗布したあとに半田ボールをマウントする等の各種の方法が採用されてもよい。
次に、半田が塗布された印刷配線板4を、リフロー炉に入れ、半田3aに応じた温度プロファイルで半田3aを溶融、固化させる。半田3aは図7(c)に示すように、セルフアライメント効果によって、貫通孔4eの中心を頂点として略球面状に基板上に突出する。このようにして、電気接続パターン4bと電気的に接続された半田バンプ3bを有する印刷配線板4が形成される。
なお、本実施形態においては、Sn−3.5Ag(固相温度約220℃)の半田合金を使用して各々の貫通孔4eに約1.5ミリグラム(mg)のクリーム半田を塗布しリフローすることで、印刷配線板4から約150μmの高さで突出した半田バンプ3bが形成されている。上記は一例であり、使用する半田の種類や半田バンプ3bの寸法等は、適宜決定されてよい。
(印刷配線板への電子部品の実装工程)
次に、この印刷配線板4上に厚さが約0.2mmのICと、コンデンサ等の電子部品2を半田付けして実装して電子回路モジュールを得る。
(電子回路モジュールとアンテナシートの積層工程)
次に、図8のように、この電子回路モジュールとアンテナシート101を積層する。先ず、アンテナシート101と厚さ約0.1mmの磁性体層6を重ね、磁性体層6の開口部6eから露出させたアンテナシート101上の電気接続パターン101b上にクリーム半田(接続部材)13を塗布する。その塗布量は、一般的な表面実装部品(SMD)搭載用の半田メッキと同程度の、一点あたり1〜2mgで充分に半田バンプ3bと電気接続パターン101bとの接続が確保される。また、印刷配線板4の半田バンプ3bの接合時に、半田バンプ3bが磁性体層6の開口部6eの大部分を埋めるように挿入されるように磁性体層6の開口部6eの寸法を定めることが望ましい。あるいは、磁性体層6の開口部6eと半田バンプ3bの間隙にホットメルト接着剤を充填して接着するようにしても良い。
使用するクリーム半田3cは、溶融・接合時にカード本体に影響を与えない程度の温度プロファイルを有するものであれば特に制限はない。ただし、Sn−57Bi−1Ag(固相温度140℃)、Sn−8Zn―3Bi(固相温度190℃)のような低融点の半田合金を含むクリーム半田を用いて、半田バンプ3bを形成する半田3aよりもクリーム半田3cの融点を低くすると、印刷配線板4の半田バンプ3bの接合時に半田バンプ3bが溶融して、接続部10側に流れ落ちる可能性がなくなる。したがって、半田バンプ3bと電気接続パターン101bとの電気的接続を確実に保持することができ、好ましい。なお、半田バンプ3bの先端が略球面状に突出しており、磁性体層6の開口部6eに挿入される。
そして、磁性体層6の開口部6eの位置で露出するクリーム半田3cを赤外線加熱手段等の加熱手段を用いて加熱し、少なくとも1.5〜4秒間は、クリーム半田3cの温度を180℃〜240℃まで上昇させてクリーム半田3cを熔融させる。次に、クリーム半田3cの熔融状態が保たれている間に、その熔融したクリーム半田7Aに、印刷配線板4の半田バンプ3bの先端を接触させて電気的に接合させ、印刷配線板4を、図9のように、磁性体層6を介してアンテナシート101に一体化させる。このとき、電気接続パターン101bを銅で形成していると、クリーム半田3cの半田合金と電気接続パターン101bの接続部とが合金化するため、両者の接続を良好に行うことができる。この加熱の条件は、使用するクリーム半田3cの融点に応じて適宜変更されてよい。
(ICカードの積層工程)
次に、図10のように、一体化されたアンテナシート101と磁性体層6と印刷配線板4の上に、予め電子部品2が嵌る空孔102eを形成した厚さ約0.2mmの第1のスペーサシート102を設置し、その上に厚さ0.1mmの第1のコアシート104を設置し、その上に厚さ約0.05mmの縦横の延伸方向を揃えた二軸延伸PETフィルムの第1のオーバーシート106を設置する。アンテナシートの下には、厚さ約0.05の第2のスペーサシート103と、厚さ約0.1mmの第2のコアシート105を設置し、その下面に厚さ約0.05mmの第2のオーバーシート107を設置する。
図10のように、その積層体をプレス用金属プレート7で挟み、第1の実施形態と同様に加熱加圧ラミネートすることで、第1のスペーサシート102と第1のコアシート104を軟化流動させて電子部品2と第1のスペーサシート102との間の間隙を充填し、図6のように、電子部品2と印刷配線板4と磁性体層6とアンテナシート101とをコアシートと一体化したシートを作成し、その後にプレス用金属プレート7を外す。
(打ち抜き工程及び絵柄印刷工程)
次に、第1の実施形態と同様に、以上の積層工程後に、基板を個々のアンテナ配線パターン101a毎の所望の非接触ICカードの形状に打ち抜き、又、表裏最外層のオーバーシートの表面や裏面に絵柄を印刷して印刷層を形成した非接触ICカードを製造する。
本実施形態の非接触ICカード1は、以上のようにして、電子部品2を磁界から遮蔽する金属箔層5を電子部品2の下方に設置し、その金属箔層5の下に磁性体層6を設置し、その磁性体層6の下に、磁性体層6の近傍にアンテナシート101のアンテナ配線パターン101aを配置する。それにより、アンテナ配線パターン101aの近傍に磁性体層6があり、金属箔層5が、非接触ICカード1の下から非接触ICカード1の面に垂直に加えられる磁界から電子部品2を遮蔽する。それとともに、その磁界、すなわち、非接触ICカードの下方からアンテナ配線パターン101aのループ状の領域内に向かって金属箔層5に垂直に加えられた磁界を、磁性体層6の面に平行な方向の磁界に方向を変換する。そして、その磁界を磁性体層6内を通して、少なくともアンテナ配線パターン101aの上方を通ってアンテナ配線パターン101aの外の左右方向に通り抜けさせることができる。本実施形態の非接触ICカード1は、そのように非接触ICカード1の下方から垂直に入る磁界が、少なくともアンテナ配線パターン101aの近傍の上方の磁性体層6を通って非接触ICカード1の端部にまで通り抜けられる磁気回路を形成することにより、金属箔層5が磁界を遮蔽することによるアンテナ配線パターン101aのインダクタンスの低下分を回復させる効果を有する。
1・・・ICカード
2・・・電子部品
3a・・・半田
3b・・・半田バンプ
3c・・・クリーム半田
4・・・印刷配線板
4a・・・配線パターン
4b・・・電気接続パターン
4c・・・(印刷配線板の)絶縁層
4e・・・貫通孔
5・・・金属箔層
6・・・磁性体層
6b・・・第2の磁性体層
6e・・・開口部
7・・・プレス用金属プレート
101・・・アンテナシート
101a・・・アンテナ配線パターン
101b・・・電気接続パターン
101c・・・(アンテナシートの)絶縁層
101v・・・ビアホール
102・・・第1のスペーサシート
102e・・・空孔
103・・・第2のスペーサシート
104・・・第1のコアシート
105・・・第2のコアシート
106・・・第1のオーバーシート
107・・・第2のオーバーシート

Claims (4)

  1. 上側から第1のオーバーシート、第1のコアシート、第1のスペーサシート、ループ状のアンテナ配線パターンを形成したアンテナシート、第2のスペーサシート、第2のコアシート、第2のオーバーシートの順に積層して成る非接触ICカードであって、前記アンテナシートの前記アンテナ配線パターンに電子部品を電気接続させ、前記電子部品の下の絶縁層の下に金属箔層を有し、前記アンテナ配線パターンの近傍に磁性体層を有し、前記電子部品と前記磁性体層が、前記第1のコアシートと前記第2のコアシートの間に埋め込まれていることを特徴とする非接触ICカード。
  2. 請求項1記載の非接触ICカードであって、前記絶縁層が前記アンテナシートの絶縁層であり、前記磁性体層が前記第1のスペーサシートの空孔に設置されていることを特徴とする非接触ICカード。
  3. 請求項1記載の非接触ICカードであって、前記絶縁層が前記アンテナシートの絶縁層であり、前記磁性体層が前記第2のスペーサシートの空孔に設置されていることを特徴とする非接触ICカード。
  4. 請求項1記載の非接触ICカードであって、前記絶縁層が印刷配線板の絶縁層であり、前記金属箔層の下に前記磁性体層を有し、前記磁性体層の下に前記アンテナシートを有し、前記アンテナ配線パターンが前記印刷配線板の電気接続パターンを経由して前記電子部品に電気接続されていることを特徴とする非接触ICカード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018137120A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 国立大学法人信州大学 磁気シールド導体の製造方法

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