JP2015108933A - 非接触式icカード - Google Patents

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健三 成瀬
喜隆 木瀬
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喜隆 木瀬
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Masao Sugano
雅雄 菅野
耕司 田崎
Koji Tazaki
耕司 田崎
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Abstract

【課題】本発明は、ICチップからの放熱性を確保し、かつICチップと基板との密着を確保しつつ、低コストで信頼性に優れた非接触式ICカードを提供することを目的とする。【解決手段】接着層を備える基板と、前記接着層付き基板の接着層上に配置され、アンテナ部及びこのアンテナ部よりも幅広の端子部を有する導電性パターンと、この導電性パターンの端子部上に配置されるICチップと、このICチップと前記導電性パターンの端子部又は基板上の接着層とを接着する接着剤と、を有する非接触式ICカードであって、前記端子部が、平面視においてICチップと重なるICチップ搭載領域内に収容されるように複数配置され、前記ICチップが接着剤を介して基板上の接着層と接着する接着領域が、前記ICチップ搭載領域内において前記導電性パターンよりも小さい面積を有し、かつ前記複数配置された端子部の外周全体に設けられる非接触式ICカード。【選択図】図1

Description

本発明は、情報読取り書込み装置により非接触で情報等を送受信する非接触式ICカードに関するものである。
近年、非接触式ICカードは、キャッシュカード(バンクカード)、クレジットカード、社員証カード、鉄道・バス等の交通機関やアミューズメントのサービスに使用するプリペイドカード等、幅広い業界に導入され、身近な生活からビジネスまで様々な分野で利用が始まっている。更に、公共機関のサービスに利用する住民基本台帳カードや運転免許証カード等、セキュリティー性の高い分野へも普及が始まっている。一方で、非接触式ICカードに搭載されるICチップは、コスト低減のための小型化と、メモリの増大や高セキュリティー性を保持するような高機能デバイス化に伴い、通信動作中にICチップ自体が発熱し易く、ICチップの破壊や通信機能を低下させる不具合が発生する危険性が高くなっている。
従来の発熱対策として特許文献1、2のように、接着剤からICチップを露出させる方法や、特許文献3のように、ICチップよりも大きな面積を有する端子部に複数の穴や溝形状を形成し、スルーホールを介して裏面に放熱ランドを設ける方法が知られている。
特開平7−228083号公報 特開平7−228084号公報 特開2013−003720号公報
しかしながら、特許文献1、2の放熱対策方法では、ICチップ自体から空気中への放熱性は得られるものの、それだけでは、近年の小型化されたICチップに対して発熱対策として十分な効果が得られず、放熱不足によるICカードの動作不良等が発生する問題がある。
引用文献3の放熱対策方法では、端子部3aの面積が大きくなる結果、設計上の制約が大きくなる問題もある。さらに、端子部からスルーホールを通じて放熱を行うため、スルーホールの形成が必須となり、製法や構成が複雑になるためコストが増大するという問題がある。
また、放熱対策方法としては、図4及び図5に示すように、スルーホールを設けずに、ICチップ1と接続する端子部3aの面積を、ICチップ1の外側に大きく拡大する方法が考えられる。この場合、ICチップ1よりも大きな面積の端子部3aを設けるため、ICチップ1と基板4とを接着する接着剤2は、大部分が端子部3aと接着し、基板4と接着するのはごく一部である。接着剤2の接着強度は、基板4に比べて、金属である導電性パターン3の端子部3aの方が劣るため、このように、接着剤2の大部分が端子部3aと接着し、基板4と接着するのはごく一部である場合は、ICチップ1と基板4との接着強度が不足し、非接触式ICカード5自体の生産プロセスや非接触式ICカードとして使用する際等のハンドリングによる曲げや衝撃によって、ICチップが剥れを生じることも考えられる。
本発明は、ICチップからの放熱性を確保し、かつICチップと基板との密着を確保しつつ、低コストで信頼性に優れた非接触式ICカードを提供することを目的とする。
本発明の発明者は、導電性パターンである端子部の外周全体に、ICチップが接着剤を介して基板上の接着層と接着する接着領域を設けることにより、ICチップを接着させる接着剤と基板との接着強度を増加させることができ、ハンドリングの際でも、ICチップと基板との密着を確保することができること、また、平面視においてICチップと重なるICチップ搭載領域をはみ出さない程度に端子部の面積を拡大し、ICチップからの放熱をある程度確保することで、高集積化され、比較的発熱が大きい小型のICチップを搭載する場合でも、放熱不足による動作不良の発生を抑制できることを見出した。本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、以下に関する。
(1) 接着層を備える基板と、前記接着層を備える基板の接着層上に配置され、アンテナ部及びこのアンテナ部よりも幅広の端子部を有する導電性パターンと、この導電性パターンの端子部上に配置されるICチップと、このICチップと前記導電性パターンの端子部又は基板上の接着層とを接着する接着剤と、を有する非接触式ICカードであって、前記端子部が、平面視においてICチップと重なるICチップ搭載領域内に収容されるように複数配置され、前記ICチップが接着剤を介して基板上の接着層と接着する接着領域が、前記ICチップ搭載領域内において前記導電性パターンよりも小さい面積を有し、かつ前記ICチップ搭載領域内において前記複数配置された端子部の外周全体に設けられる非接触式ICカード。
(2) 上記(1)において、ICチップ搭載領域における接着領域のICチップと基板上の接着層との間に、接着剤が充填される非接触式ICカード。
(3) 上記(1)又は(2)において、ICチップ搭載領域内に複数配置された端子部の外周が、矩形形状又は切り欠き形状を有する非接触式ICカード。
本発明によれば、ICチップからの放熱性を確保し、かつICチップと基板の接着強度を確保しつつ、低コストで信頼性に優れた非接触式ICカードを提供することができる。
本発明の一実施形態(実施例)の非接触IC実装基板を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態(実施例)の非接触式IC実装基板の全体を、(1)基板側及び(2)ICチップ側から見た概略平面図である。 本発明の一実施形態(実施例)のIC実装基板による実装工程の概略断面図である。 比較例の非接触式IC実装基板の非接触IC実装基板を示す概略断面図である。 比較例の非接触式IC実装基板の非接触式IC実装基板の全体を、(1)基板側及び(2)ICチップ側から見た概略平面図である。
本発明の一実施の形態のIC実装基板及び非接触式ICカードの構成を、図1〜図3を用いて説明する。
本実施の形態の非接触ICカードとして、図1及び図2に示すように、接着層7を備える基板4と、前記接着層7を備える基板4の接着層7上に配置され、アンテナ部3b及びこのアンテナ部3bよりも幅広の端子部3aを有する導電性パターン3と、この導電性パターン3の端子部3a上に配置されるICチップ1と、このICチップ1と前記導電性パターン3の端子部3a又は基板4上の接着層7とを接着する接着剤2と、を有する非接触式ICカード5であって、前記端子部3aが、平面視においてICチップ1と重なるICチップ搭載領域10内に収容されるように複数配置され、前記ICチップ1が接着剤2を介して基板4上の接着層7と接着する接着領域8、9が、前記ICチップ搭載領域10内において前記導電性パターン3よりも小さい面積を有し、かつ前記ICチップ搭載領域10内において前記複数配置された端子部3aの外周全体に設けられる非接触式ICカード1が挙げられる。
本実施の形態の基板とは、導電性パターンやICチップを保持する支持体となるものであって、絶縁性を有するものである。特に限定するものではないが、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、ポリイミド等が挙げられる。
本実施の形態において、基板は、接着層を表裏の少なくとも一方の面上に備えている。この接着層は、導体パターンとの接着を確保するためのものであると同時に、ICチップ1と基板とを接着する接着剤との接着を確保するものである。このため、接着層としては、特に限定はないが、基板に比べて、接着剤との接着強度がより大きなものであればよい。このような接着層としては、例えば、ポリエルテル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、アクリル系接着剤を基板上に層状に形成したものが挙げられる。また、基板上への接着層の形成方法としては、接着シートをプレスやラミネートを用いて張り合わせる方法や、接着層のもとになる液状の接着剤を基板上に塗工・乾燥する方法等が挙げられる。
本実施の形態の導電性パターンは、ICチップを接続する端子部と、ICチップからの電流を電波に変換して外部に送信したり、外部からの電波を受信して電流に変換しICチップに伝えるアンテナ部とを有する。導電性パターンとしては、特に限定するものではないが、銅やアルミニウム等の金属箔、又は銀ペースト等の導電性塗料等を用いて形成することができる。基板上に導電パターンを作製する方法としては、基板上に張り合わせられた金属箔をエッチングする方法や、基板上に銀ペーストをパターン印刷する方法などが挙げられる。
本実施の形態において、端子部はアンテナ部に比べて幅広に形成される。端子部は幅広であることにより、ICチップからの放熱をより広い面積で受けることができ、放熱に有利となる。また、アンテナ部が端子部より狭く形成されることにより、限られたスペース内でのアンテナの周回数を増やすことができ、また引き回しの自由度も確保できる。
本実施の形態のICチップとは、導電性パターンであるアンテナ部を通じて得られる電流により、端末と情報の伝授を行うものをいう。ICチップとしては、一般のICカードに用いるチップを適用できるが、通信動作中にICチップ自体が発熱し易い、小型で高機能なICチップを適用することもできる。ICチップを導電性パターン上に搭載する方法としては、異方導電性接着剤などを用いた接続方法や、超音波接合等の方法が用いられる。
本実施の形態の接着剤は、ICチップと導電性パターンとを電気的に接続しかつ接着させると同時に、ICチップと基板上の接着層とを接着するものである。このような接着剤としては、異方導電性接着剤を用いることができる。接着剤としては、特に限定するものではないが、熱硬化型、反応型があり、反応型としてはUV硬化型や湿気反応型が挙げられる。
図1〜3に示すように、本実施の形態では、端子部3aが、平面視においてICチップ1と重なるICチップ搭載領域10内に収容されるように複数配置される。ここで、ICチップ搭載領域10とは、平面視においてICチップ1と重なる基板4上の領域のことをいう。また、端子部3aがこのICチップ搭載領域10内に収容される、とは、平面視において、端子部3aの全体がICチップ1の下に隠れるように配置されることをいう。このように、端子部3aの全体が、ICチップ搭載領域10内の基板上に配置されることにより、ICチップ1の下面(接着層7側)からの放熱を端子部3aに効率よく伝えることができる。また、端子部3aは、複数であるため、基板4上に備えられる接着層7の上で、端子部3aが出っ張るので凹凸が形成される。このため、ICチップ搭載領域10内に配置される接着剤2が、この凹凸に入り込むように形成されることで、アンカー効果を得ることができ、ICチップ1と端子部3a及び接着層7を備える基板4との接着を向上させることができる。また、端子部3aが複数であることにより、ICチップ搭載領域10内における、端子部3aの側面の面積がその分増加するので、接着剤2と端子部3aとの接着面積が増加し、ICチップ1と端子部3aとの接着強度が向上する。
図1〜3に示すように、本実施の形態では、ICチップ1が接着剤2を介して基板4上の接着層7と接着する接着領域8、9が、ICチップ搭載領域10内において導電性パターン3よりも小さい面積を有している。ここで、接着領域8、9とは、ICチップ1が接着剤2を介して基板4上の接着層7と接着する領域をいい、つまり、接着剤2が形成された領域のうち、導電性パターン3が形成されておらず、基材4に備えられる接着層7と接着剤2とが直接的に接着している領域をいう。接着領域8、9では、接着層7と接着剤2とが直接的に接着することにより、接着層7を有しない基板4と接着剤2とを接着する場合に比べて、大幅に接着強度を向上させることができる。
図1〜3に示すように、本実施の形態においては、ICチップ1が接着剤2を介して基板4上の接着層7と接着する接着領域8、9が、ICチップ搭載領域10内において複数配置された端子部3aの外周全体(アンテナ部3bを除く)に設けられる。このことにより、接着剤2が、基板4の接着層7から端子部3aにより形成された凹凸の全体に入り込むので、基材4に備えられる接着層7と接着剤2とが直接的に接着している領域(接着領域8、9)が確保されると同時に、確実にアンカー効果を得ることができるため、ICチップ1と基板4との接着が確保される。特に、ICチップ1に対する外力は、平面視におけるICチップ1の外側からICチップ1を引き剥がすように加わるため、端子部3a外側(ICチップ1の外周側)の接着領域9を形成することにより、ICチップ1の接着強度が大幅に向上する。このように、上記構成によって、ICチップ1からの放熱性を確保し、かつICチップ1と基板4の接着強度を確保できる。また、スルーホールを設ける必要もないので、低コスト化を実現できる。したがって、低コストで信頼性に優れた非接触式IC実装基板及び非接触式ICカードを提供することができる。
図1〜3に示すように、本実施の形態において、ICチップ搭載領域10における接着領域8、9のICチップ1と基板4上の接着層7との間に、接着剤2が充填されるのが好ましい。これにより、ICチップ搭載領域10内に配置される接着剤2が、確実にこの凹凸に入り込むように形成されるので、アンカー効果を得ることができ、ICチップ1と端子部3a及び接着層7を備える基板4との接着を向上させることができる。また、導電性パターン3が形成されていない領域では、基材4に備えられる接着層7と接着剤2とが、確実に直接的に接着するので、接着層7を有しない基板4と接着剤2とを接着する場合に比べて、大幅に接着強度を向上させることができる。
図1〜3に示すように、本実施の形態において、ICチップ搭載領域内に複数配置された端子部の外周が、矩形形状を有するのが好ましい。ICチップ1に対する外力は、平面視におけるICチップ1の外側からICチップ1を引き剥がすように加わるが、端子部3aの外周が矩形形状であることにより、端子部3aの周囲に入り込んだ接着剤2が、矩形形状の角に引っ掛かり易くなるので、ICチップ1の接着強度が大幅に向上する。さらに、ICチップ搭載領域内に複数配置された端子部の外周が、切り欠き形状(図示しない)を有すると、端子部3aと接着剤との接着面積がより増加し、また、端子部3aの周囲に入り込んだ接着剤が、切り欠き形状に引っ掛かり易くなるのでより好ましい。
(実施例)
以下に示す実施例によって、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されない。
図3(A)に示すように、接着層7を備える基板4として、PET(厚み50μm、帝人ディポンフィルム株式会社製)上に、接着層7としてポリウレタン系接着剤を層状に形成し、その上にアルミニウム箔を貼り合せたものを準備した。次に、アルミニウム(厚み9μm)の導電性パターンをエッチング法によって形成した。
図3(B)に示すように、接着剤2としてエポキシ樹脂の中に導電性粒子を混練して得られた異方導電性接着剤(日立化成株式会社製ACP、ACPは異方導電性ペーストを示す。)を用い、導電性パターン3と接着層7を備える基板4上に塗布した。
図3(C)に示すように、ICチップ1を接着剤2を途布した端子部3a上に搭載し、熱圧着することでICチップ1と端子部3aを接続した。
図1及び図2に示すように、本実施例のICカードは、接着層7を備える基板4と、前記接着層7を備える基板4の接着層7上に配置され、アンテナ部3b及びこのアンテナ部3bよりも幅広の端子部3aを有する導電性パターン3と、この導電性パターン3の端子部3a上に配置されるICチップ1と、このICチップ1と前記導電性パターン3の端子部3a又は基板4上の接着層7とを接着する接着剤2と、を有する非接触式ICカード5であって、前記端子部3aが、平面視においてICチップ1と重なるICチップ搭載領域10内に収容されるように複数配置され、前記ICチップ1が接着剤2を介して基板4上の接着層7と接着する接着領域8、9が、前記ICチップ搭載領域10内において前記導電性パターン3よりも小さい面積を有し、かつ前記ICチップ搭載領域10内において前記複数配置された端子部3aの外周全体に設けられる非接触式ICカード1である。ICチップ搭載領域10における接着領域8、9のICチップ1と基板4上の接着層7との間に、接着剤2が充填されており、ICチップ搭載領域10内に複数配置された端子部3aの外周が、矩形形状を有している。
本実施例においては、図2におけるICチップ搭載領域10(縦:2.48mm、横:2.68mm)内における端子部3a(縦:1.02mm、横:1.12mm)の面積の割合を約70%とした。このとき、端子部3aから引き出されるアンテナ部3bは、幅0.3mmであり、ICチップ搭載領域10における端子部3a間隙の接着領域8は幅0.24mm、端子部3a外側の接着領域9は幅0.10mmである。また、平面視において、ICチップ搭載領域10の外側にはみ出した接着剤2の幅(はみ出し量11)は約0.5mmである。
この非接触式ICカードについて、密着性を評価した結果、剥れの発生はなく良好であった。なお、密着性は、アクリル製の板を用い、50gf・mのトルクで、非接触式カード端面に、1000m−1(1000rpm)の衝撃を30秒間加えた後、導通試験を行うことによって、剥れの有無を評価した。
また、この非接触式ICカードについて、放熱性を評価した結果、ICチップの温度は60〜70℃程度であり、また、動作不良は発生しなかった。なお、放熱性は、非接触式ICカードを、情報読取り書き込み装置により、高出力の誘導磁界を印加し、ICチップの温度と通信機能を評価して行った。
(比較例1)
実施例1と同様にして、非接触式ICカードを作製した。本実施例においては、図2におけるICチップ搭載領域10(縦:2.48mm、横:2.68mm)内における端子部3a(縦:0.49mm、横:0.59mm)の面積の割合を約20%とした。このとき、端子部3aから引き出されるアンテナ部3bは、幅0.30mmであり、ICチップ搭載領域における端子部3a間隙の接着領域8は幅1.30mm、端子部3a外側の接着領域9は幅0.10mmである。また、平面視において、ICチップ搭載領域10の外側にはみ出した接着剤2の幅(はみ出し量11)は約0.5mmである。
この非接触式ICカードについて、密着性を評価した結果、剥れの発生はなく良好であったが、放熱性を評価した結果、ICチップの温度は90℃程度に達し、また、ICチップからの放熱不足によると思われるICカードの動作不良(通信不良)の発生が認められた。
(比較例2)
本比較例においては、図4及び図5に示すように、端子部3aをICチップ搭載領域10の外側にまでにはみ出すように形成したため、接着領域8はICチップ搭載領域10内のみに形成された。これ以外は実施例1と同様にしてICカードを作製した。また、平面視において、ICチップ搭載領域10の外側にはみ出した接着剤2の幅(はみ出し量11)は約1.0mmである。
この非接触式ICカードについて、密着性を評価した結果、導通試験で導通が得られないことから、はみ出し量が実施例より大きいにも関わらず、端子部上で接着剤との剥れが認められた。
1…ICチップ
2…接着剤
3…導電性パターン
3a…端子部
3b…アンテナ部
4…基板
5…ICカード
6…バンプ
7…接着層
8…(端子部間隙の)接着領域
9…(端子部外側の)接着領域
10…ICチップ搭載領域
11…(接着剤の)はみ出し量

Claims (3)

  1. 接着層を備える基板と、前記接着層を備える基板の接着層上に配置され、アンテナ部及びこのアンテナ部よりも幅広の端子部を有する導電性パターンと、この導電性パターンの端子部上に配置されるICチップと、このICチップと前記導電性パターンの端子部又は基板上の接着層とを接着する接着剤と、を有する非接触式ICカードであって、
    前記端子部が、平面視においてICチップと重なるICチップ搭載領域内に収容されるように複数配置され、
    前記ICチップが接着剤を介して基板上の接着層と接着する接着領域が、前記ICチップ搭載領域内において前記導電性パターンよりも小さい面積を有し、かつ前記ICチップ搭載領域内において前記複数配置された端子部の外周全体に設けられる非接触式ICカード。
  2. 請求項1において、ICチップ搭載領域における接着領域のICチップと基板上の接着層との間に、接着剤が充填される非接触式ICカード。
  3. 請求項1又は2において、ICチップ搭載領域内に複数配置された端子部の外周が、矩形形状又は切り欠き形状を有する非接触式ICカード。
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