JP2009080213A - カメラ制御方法及びカメラ制御装置 - Google Patents

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祐一郎 野吾
Kei Tashiro
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Abstract

【課題】ディスプレイで映像を確認しながら自分自身を容易に撮影することができるカメラ制御方法及びカメラ制御装置を提供すること。
【解決手段】カメラに対してレリーズ操作が可能なコントローラの位置を位置検出器によって検出し、位置検出器から供給されるコントローラの位置情報に基づいてカメラを水平方向及び/又は垂直方向に回動させ、カメラの対物レンズをコントローラに向ける。次に、コントローラの位置情報に基づいて、中心がコントローラよりも上に位置するように画角を設定し、設定した画角の映像をモニタ装置に表示する。そして、コントローラの操作に基づいてカメラによる撮像を実行させるようにした。
【選択図】図19

Description

水平方向及び/又は垂直方向に回動可能なカメラを制御するカメラ制御方法及びカメラ制御装置に関するものである。
従来のカメラ制御方法としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、被写体を確実に追尾することができるようにしたビデオカメラ制御方法に関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたビデオカメラ制御方法は、「被写体を撮像する第1のビデオカメラと、前記被写体を撮像する第2のビデオカメラのうち、少なくとも一方を制御するビデオカメラ制御方法において、前記第1のビデオカメラの撮像により得られる信号から前記被写体の画像を認識し、前記認識結果に対応して前記被写体を追尾するように前記第2のビデオカメラを制御することを特徴としている。
この特許文献1に記載されたビデオカメラ制御方法によれば、「被写体の動きが早いような場合においても、被写体を確実に追尾することが可能となる(段落番号[0115]参照)」等の効果が期待される。
特開平09−322047号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたビデオカメラ制御方法においては、第1のビデオカメラの撮像によって被写体を認識するため、第1のビデオカメラの画角に入り込まない被写体を第2のビデオカメラで追尾して撮影することはできなかった。即ち、第2のビデオカメラで被写体を追尾して撮影するには、第1のビデオカメラの画角を、被写体がある(通る)場所に対応した画角に設定する必要があった。そのため、撮影を行うまでに大掛かりな準備が必要となり、例えば、ディスプレイで映像を確認しながら自分自身を撮影するようなセルフ撮影に用いるカメラ制御としては不向きであった。
本発明の目的は、上述の問題点を考慮し、大掛かりな準備をしなくても、ディスプレイで映像を確認しながら自分自身を容易に撮影することができるカメラ制御方法及びカメラ制御装置を提供することにある。
本発明のカメラ制御方法は、水平方向及び/又は垂直方向に回動可能なカメラを制御するカメラ制御方法であって、カメラに対してレリーズ操作が可能な操作部の位置を位置検出部によって検出する工程と、位置検出部から供給される操作部の位置情報に基づいてカメラを水平方向及び/又は垂直方向に回動させ、カメラの対物レンズを操作部に向ける工程と、操作部の位置情報に基づいて、中心が操作部よりも上に位置するように画角を設定する工程と、設定した画角の映像信号をモニタ装置に出力する工程と、操作部の操作に基づいてカメラによる撮像を実行させる工程と、を備えたことを最も主要な特徴とする。
また、本発明のカメラ制御装置は、操作部から操作情報が与えられると共に、水平方向及び/又は垂直方向に回動可能なカメラを制御するカメラ制御装置である。このカメラ制御装置は、位置検出部によって検出した操作部の位置に基づいて、カメラの対物レンズが操作部に向くようにカメラの水平方向及び/又は垂直方向への回動を制御する回動制御部と、位置検出部によって検出した操作部の位置に基づいてカメラの画角を設定する画角設定部と、画角設定部で設定した画角の映像信号をカメラから得ると共にモニタ装置に出力する映像信号処理部と、操作部から与えられた操作情報に基づいてカメラによる撮像を実行させる撮像制御部と、を備えたこと特徴とする。
本発明のカメラ制御方法及びカメラ制御装置によれば、カメラのレリーズ操作を行う操作部の位置を検出し、対物レンズが操作部に向くようにカメラを回動させる。そのため、操作部を把持する使用者が、ディスプレイで映像を確認しながら自分自身を容易に撮影することができる。しかも、中心が操作部の上に位置するようにカメラの画角を設定するため、常に使用者の顔(頭部)を画角内に収めることができる。
以下、本発明のカメラ制御方法及びカメラ制御装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明するが、本発明は以下の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明のカメラ制御方法及びカメラ制御装置に係る雲台装置の第1の実施の形態を示す外観斜視図である。この雲台装置1は、撮像装置を固定して水平方向X(パン方向)及び垂直方向Y(チルト方向)に回動させると共に、撮像装置を電気的に接続させてその撮像装置の操作が可能な構成となっている。また、雲台装置1は、リモートコントローラ7(以下「リモコン」と言う)によって遠隔操作が可能となっており、離れた場所から雲台装置1のパン/チルト動作や、固定支持した撮像装置の撮像開始動作等の操作を行うことができるようになっている。
図1に示すように、雲台装置1は、デジタルスチルカメラ300が固定されるカメラ固定部材2と、このカメラ固定部材2をパン方向X及びチルト方向Yに回動可能に支持する雲台本体3等から構成されている。そして、カメラ固定部材2は、デジタルスチルカメラ300が載置される載置台4と、この載置台4に載置されたデジタルスチルカメラ300を保持する保持機構5を備えている。
雲台本体3は、カメラ固定部材2をチルト方向Yに回動可能に支持する可動台11と、この可動台11をパン方向Xに回動可能に支持するベース台12を有している。可動台11は、有底の円筒体からなっている。この可動台11の上面には、一対の軸受部14A,14Bが設けられている。一対の軸受部14A,14Bには、カメラ固定部材2の載置台4に固定支持されたチルト軸15が回転可能に挿通されている。一対の軸受部14A,14Bに挿通されたチルト軸15は、水平方向に延在されている。
可動台11の内部には、カメラ固定部材2をチルト方向Yに回動させるチルト機構(図示せず)が設けられている。このチルト機構は、チルト駆動用モータと、このチルト駆動用モータの回転軸に固定されるモータギアと、チルト軸15の端部(軸受部14Aに挿通される部分)に固定されるチルト軸ギアと、モータギアとチルト軸ギア間に配設される複数の中間ギア等から構成されている。チルト駆動用モータの駆動力は、モータギア、中間ギア、チルト軸ギアを介してチルト軸15に伝達される。これにより、チルト軸15を固定支持するカメラ固定部材2がチルト方向Yに回動される。
ベース台12は、可動台11と略同一の形状をなす有底の円筒体からなっている。このベース台12の周面には、電源をオン・オフさせる電源ボタン16と、リモコン7から送信される信号を受信する受信部17と、雲台装置1をモニタ装置200等の外部機器と電気的に接続するための接続端子18が設けられている。また、ベース部12の内部には、軸受部(図示せず)が設けられている。この軸受部には、可動台11に固定支持されたパン軸が回転可能に軸支されている。ベース部12の軸受部に軸支されたパン軸は、垂直方向に延在されている。
更に、ベース台12の内部には、可動台11をパン方向Xに回動させるパン機構(図示せず)が設けられている。このパン機構は、パン駆動用モータと、このパン駆動用モータの回転軸に固定されるモータギアと、パン軸に固定されるパン軸ギアと、モータギアとパン軸ギア間に配設される複数の中間ギア等から構成されている。パン駆動用モータの駆動力は、モータギア、中間ギア、パン軸ギアを介してパン軸に伝達される。これにより、パン軸を固定支持する可動台11を介してカメラ固定部材2がパン方向Xに回動される。
更に、ベース台12の内部には、制御部(図示せず)が設けられている。この制御部は、リモコン7から送信された信号に基づいてチルト駆動用モータやパン駆動用モータの駆動制御を行ったり、載置台に固定されたデジタルスチルカメラ300のズーム動作や撮像動作等の制御を行ったりする。また、制御部は、デジタルスチルカメラ300から供給される映像信号を、接続端子18を介してテレビジョン受像機等のモニタ装置400へ出力する。更に、制御部は、雲台装置1をパーソナルコンピュータ等の外部機器と電気的に接続した場合に、その外部機器から供給された信号に基づいて上述したような各種の駆動制御を行うようになっている。
また、ベース台12の内部には、電源部(図示せず)が設けられている。この電源部は、外部電源(DC入力)から得た電力を制御部や各駆動モータに供給する。なお、外部電源の替わりに内蔵電源(内蔵型充電池)や交換可能な電池(充電池)等の電池類をベース台12の内部に装備してもよい。更に、電源部としては、ベース台12の内部に装備した電池類と外部電源とから選択的に電力を得る構成としてもよい。
ここで、リモコン7について説明する。リモコン7には、電源ボタン21と、ズームボタン22と、撮影ボタン23と、チルト操作ボタン24A,24Bと、パン操作ボタン25A,25Bと、ストップボタン26が設けられている。電源ボタン21は、雲台装置1の電源のオン・オフを操作するものである。ズームボタン22は、雲台装置1に固定されたデジタルスチルカメラ300のズーム動作を操作するものであり、撮影ボタン23は、デジタルスチルカメラ300の撮像動作の開始や停止を操作(レリーズ操作)するものである。
チルト操作ボタン24A,24Bは、雲台装置1のチルト動作を開始させるボタンである。即ち、チルト操作ボタン24Aを押圧することによりカメラ固定部材2がチルト方向Y1に回動され、チルト操作ボタン24Bを押圧することによりカメラ固定部材2がチルト方向Y2に回動される。パン操作ボタン25A,25Bは、雲台装置1のパン動作を開始させるボタンである。即ち、パン操作ボタン25Aを押圧することにより可動台11を介してカメラ固定部材2がパン方向X1に回動され、パン操作ボタン25Bを押圧することにより可動台11を介してカメラ固定部材2がパン方向X2に回動される。ストップボタン26は、雲台装置1のチルト動作及びパン動作を停止させるボタンである。
次に、図2〜図5を参照して、カメラ固定部材2について説明する。図2は、カメラ固定部材2の斜視図、図3はカメラ固定部材2の分解斜視図である。図4は載置台4に係るコネクタ支持構造の第1の例を示す説明図、図5は保持機構5の断面図である。上述したように、カメラ固定部材2は、デジタルスチルカメラ300が載置される載置台4と、この載置台4に載置されたデジタルスチルカメラ300を保持する保持機構5を有している。
図2及び図3に示すように、載置台4は、直方体状の筐体からなっている。この載置台4の上面には、長方形の突条に形成された突条部31と、この突条部31にそれぞれ連続する一対のガイドレール32A,32Bが設けられている。突条部31は、載置台4の上面において、一辺からこれに対向する他辺まで連続しており、これら2辺の中央部に配置されている。この実施の形態において、突条部31が延在される方向は、固定するデジタルスチルカメラ300の横方向に対応する方向であり、この方向を第1の方向Mとする。
一対のガイドレール32A,32Bは、それぞれ突条部31の側面に連続されると共に、その側面と直交する方向に延在されている。これら一対のガイドレール32A,32Bが延在される方向は、固定するデジタルスチルカメラ300の厚み方向に対応する方向であり、この方向を第2の方向Nとする。
一対のガイドレール32A,32Bには、保持機構5の後述する挟持部材41A,41Bがそれぞれ摺動可能に係合される。また、一対のガイドレール32A,32Bの上面は、突条部31の上面と同一平面をなしており、これらガイドレール32A,32B及び突条部31の上面にデジタルスチルカメラ300の底面が当接される。
図3に示すように、突条部31の上面には、長方形をなす開口窓33が設けられており、この開口窓33からコネクタ34が突出されている。開口窓33から突出されたコネクタ34は、デジタルスチルカメラ300の底面に設けられた接続端子に接続される。載置台4の内部には、コネクタ34を開口窓33の長辺に沿って第2の方向Nへ移動可能に支持するコネクタ支持構造、いわゆる、フローティング構造が設けられている。このコネクタ支持構造は、コネクタ支持構造の第1の例を示すものである。
図4に示すように、コネクタ支持構造の第1の例は、コネクタ34が取り付けられるスライド板36と、このスライド板36を第2の方向Nへ摺動可能に支持する板受部37から構成されている。板受部37は、一対のガイドレール32A,32Bに対応する内面において、開口窓33の2つ短辺側にそれぞれ設けられている。この板受部37は、突条部31の内面との間でスライド板36を挟むように断面形状が略L字状に形成されている。
スライド板36は、開口窓33よりも大きい長方形に形成されており、板受部37によってその摺動が制限される範囲内の何れの位置においても開口窓33を覆うような大きさに設定されている。また、コネクタ34は、スライド板36の上下面を貫通して固定されている。スライド板36の下面から突出するコネクタ34の下部には、フレキシブル配線板39の一端部が接続されており、その他端部が雲台本体3に設けた制御部の回路基板に接続されている。
デジタルスチルカメラ300を保持する保持機構5は、図3に示すように、挟持部材41A,41Bと、これら挟持部材41A,41Bにそれぞれ回動可能に支持されるロック片42A,42Bを等から構成されている。挟持部材41Aと挟持部材41Bは、同一の形状及び構成となっており、挟持部材41Aが載置台4のガイドレール32Aに摺動可能に係合され、挟持部材41Bがガイドレール32Bに摺動可能に係合される。また、ロック片42Aとロック片42Bも同一の形状及び構成となっている。そのため、ここでは、挟持部材41A及びロック片42Aについて説明し、挟持部材41B及びロック片42Bには、挟持部材41A及びロック片42Aと同一の符号を付して重複する説明を省略する。
挟持部材41Aは、載置台4のガイドレール32A上を摺動するベース部44と、このベース部44の一側に連続される挟持部45を有している。ベース部44は、長方形の板体からなる。このベース部44の中央部には、上下面を貫通する貫通穴47が設けられており、この貫通穴47にロック片42Aが貫通される。また、ベース部44の下面には、ガイドレール32Aの両側部にそれぞれ係合される一対のレール受48a,48bが設けられている。
挟持部45は、ベース部44の一方の長辺に連続して略垂直に突出する長方形の板体からなる。この挟持部材41Aの挟持部45と挟持部材41Bの挟持部45は、第2の方向Nで互いに接近することにより、デジタルスチルカメラ300をその厚み方向で挟持する。挟持部45の一方(ベース部44側)の平面には、一対の軸受片49a,49bが設けられている。
一対の軸受片49a,49bは、ベース部44の貫通穴47に対応する位置に形成されており、第1の方向Mに所定の間隔をあけて配置されている。一対の軸受片49a,49bには、それぞれ第1の方向Mに貫通する軸受孔49cを有している。各軸受孔49cには、ロック片42Aを貫通する軸ピン53(図5を参照)が挿通され、圧入固定によって両端支持される。
挟持部45の他方の平面は、デジタルスチルカメラ300の正面に対応する挟持面となっている。この挟持面には、デジタルスチルカメラ300の正面に当接されるクッション部材51が接着剤等の固着方法によって固着されている。このクッション部材51は、ゴムやスポンジ等の弾性部材からなり、挟持部45とデジタルスチルカメラ300の正面が直接接触させないようにして両者に傷がつくことを防止している。
図5に示すように、ロック片42Aは、側面形状がL字状に形成された部材からなり、ベース部44の貫通穴47を貫通する操作部61と、載置台4のガイドレール32Aに対向する押圧部62からなる。操作部61の上部には、ロック片42Aを操作する指の滑り止めの役割を有するローレット溝61aが設けられている。また、操作部61には、両側部を第1の方向Mに貫通する貫通孔61bが設けられている。この貫通孔61bに挟持部材41Aの一対の軸受片49a,49bに固定支持される軸ピン53が貫通されることにより、ロック片42Aが挟持部材41Aに回動可能に支持されている。
このロック片42Aの操作部61と挟持部材41Aの挟持部45との間には、付勢部材の一具体例を示す板ばね54が介在されている。この板ばね54のばね力により、ロック片42Aはガイドレール32A側に回動され、これにより、ロック片42Aの押圧部62がガイドレール32A側に付勢される。
押圧部62の下面には、ゴム片55が固定ねじや接着剤等の固着方法によって固定されている。このゴム片55は、ロック片42Aとガイドレール32Aとの間に摩擦抵抗を発生させる摩擦発生部材の一具体例を示すものである。ゴム片55は、押圧部62がガイドレール32A側に付勢されることで、そのガイドレール32Aに当接して押圧される。これにより、ロック片42Aとガイドレール32Aとの間に摩擦抵抗が発生し、ロック片42Aを支持する挟持部材41Aの移動がロックされる。即ち、ロック片42Aと、板ばね54と、ゴム片55により、挟持部材41Aの移動をロックするロック機構が構成されている。
挟持部材41Aのロックを解除するには、操作部61の上部を挟持部材41Aの挟持部45側に押圧し、ロック片42Aを板ばね54のばね力に抗して挟持部45側へ回動させる。これにより、押圧部62に固定されたゴム片55がガイドレール32Aから離反され、ロック片42Aのロックが解除される。
上述したような構成を有する雲台装置1によれば、例えば、次のようにしてデジタルスチルカメラ300を固定することができる。まず、載置台4のコネクタ34をデジタルスチルカメラ300の接続端子に対応する位置に移動させる。次に、デジタルスチルカメラ300を載置台4に載置し、その接続端子にコネクタ34を接続する。
次に、ロック片42A,42Bの各操作部61を挟持部45側に押圧して挟持部材41A,41Bに対するロックを解除し、それら挟持部材41A,41Bをガイドレール32A,32Bに沿って互いに接近する方向に移動させる。これにより、挟持部材41A,41Bがクッション部材51を介してデジタルスチルカメラ300の正面及び背面に当接し、デジタルスチルカメラ300が挟持部材41A,41Bに挟持される。
その後、ロック片42A,42Bの各操作部61に対する押圧を終了し、各押圧部62によって各ゴム片55をガイドレール32A,32B側にそれぞれ押圧させる。これにより、ロック片42A,42Bとガイドレール32A,32Bとの間にそれぞれ摩擦抵抗が生じ、ロック片42A,42Bをそれぞれ支持する挟持部材41A,41Bの移動がロックされる。その結果、デジタルスチルカメラ300が挟持部材41A,41Bに挟まれて保持され、載置台4に略垂直に固定される。
デジタルスチルカメラ300を雲台装置1から取り外すには、挟持部材41A又は挟持部材41Bのロックを解除し、ロックを解除した方の挟持部材とデジタルスチルカメラ300を、ロックを解除していない方の挟持部材と反対側(第2の方向N)へ移動させる。この際、載置台4に設けたコネクタ34は、第2の方向Nへ移動可能な構成としたため、コネクタ34を接続端子に接続した状態でデジタルスチルカメラ300を第2の方向Nへ移動させることができる。これにより、挟持部材41A,41Bによるデジタルスチルカメラ300の挟持が解除され、デジタルスチルカメラ300を雲台装置1から取り外すことができる。
本実施の形態の雲台装置1によれば、挟持部材41A,41Bの移動を任意の位置でロックすることができる。そのため、厚みの異なる複数種類の撮像装置を固定する場合であっても、固定する撮像装置の厚みに対応した位置で挟持部材41A,41Bの移動をロックすることができ、複数種類の撮像装置を確実に固定することができる。
本実施の形態では、挟持部材41A,41Bを共に移動可能な構成としが、本発明に係る雲台装置の挟持部材41A,41Bとしては、一方を載置台4に固定する構成とすることもできる。また、本実施の形態では、コネクタ34を第2の方向Nに移動可能に支持する構成としたが、コネクタ34を第1の方向M及び第2の方向Nに移動可能支持する構成としてもよい。ここで、図6A及び図6Bを参照して、コネクタ34を第1の方向M及び第2の方向Nに移動可能に支持するコネクタ支持構造の第2の例について説明する。
図6Aはコネクタ支持構造の第2の例の外観を示す説明図、図6Bはコネクタ支持構造の第2の例の構成を説明する説明図である。図6A及び図6Bに示すように、コネクタ34を移動可能に支持するコネクタ支持構造の第2の例は、コネクタ34が固定される第1の移動部材71と、この第1の移動部材71を第1の方向Mへ移動可能に支持する第2の移動部材72と、第2の移動部材72を第2の方向Nへ移動可能に支持する一対の固定部材73と、第1の移動部材71に取り付けられて開口窓33Aを覆うカバー板74とを有している。
第1の移動部材71は、直方体状に形成された部材からなり、その上面にコネクタ34が固定されている。第1の移動部材71の第2の方向Nに対向する2つの側面には、それぞれ第1の方向Mへ延在される係合溝71a,71bが設けられている。また、第1の移動部材71の下面には、図示しないフレキシブル配線板が挿通されており、移動部材71の内部においてコネクタ34と電気的に接続されている。フレキシブル配線板のコネクタ34に接続される側と反対側の端部は、雲台本体3に設けた制御部の回路基板に接続されている。
第2の移動部材72は、長方形の枠状に形成された部材からなり、互いに第2の方向Nに対向する一対の係合板72a,72bと、これら係合板72a,72bを連結すると共に互いに第1の方向Mに対向する一対の摺動板72c,72dからなっている。一対の係合板72a,72bには、第2の移動部材72の開口部を貫通する第1の移動部材71の係合溝71a,71bが摺動可能に係合されている。また、一対の摺動板72c,72dは、一対の固定部材73A,73Bの後述する係合溝76,77にそれぞれ摺動可能に係合されている。
一対の固定部材73A,73Bは、それぞれ第2の方向Nに延在される直方体状の部材からなっている。これら一対の固定部材73A,73Bは、載置台4の内部に固定されている。一対の固定部材73A,73Bの互いに対向する面には、それぞれ第2の方向Nに延在される係合溝76,77が設けられている。これら係合溝76,77には、第2の移動部材72の一対の摺動板72c,72dが摺動可能に係合されている。
このような構成を有するコネクタ支持構造の第2の例によれば、コネクタ34が固定された第1の移動部材71が第2の移動部材72の一対の係合板72a,72bに沿って第1の方向Mへ移動される。また、第2の移動部材72が一対の固定部材73A,73Bの係合溝76,77に沿って第2の方向Nへ移動され、これにより、第2の移動部材72を介して第1の移動部材71が第2の方向Nへ移動される。
図7〜図9は、本発明に係る雲台装置の第2の実施の形態を説明するものであり、図7は外観斜視図、図8はカメラ固定部材の斜視図、図9A,図9Bは図8に示すカメラ固定部材の保持機構を説明する説明図である。図7に示すように、本発明に係る雲台装置の第2の実施の形態を示す雲台装置81は、前述した第1の実施の形態の雲台装置1と同様な構成を有しており、異なるところは、カメラ固定部材82のみである。そのため、ここでは、カメラ固定部材82を説明し、第1の実施の形態の雲台装置1と同一部分には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図7及び図8に示すように、雲台装置81のカメラ固定部材82は、デジタルスチルカメラ300が載置される載置台84と、この載置台84に載置されたデジタルスチルカメラ300を保持する保持機構85を有している。載置台84は、直方体状の筐体からなっている。この載置台84の上面板には、開口部86と、一対の第1貫通穴87a,87bと、一対の第2貫通穴88a,88bが設けられている。
載置台84の開口部86は、第1の方向Mに延びる略長方形に形成されている。この開口部86には、保持機構85の後述する可動部材91が摺動可能に嵌合される。一対の第1貫通穴87a,87bは、開口部86の長辺の両側にそれぞれ配置され、互いに第2の方向Nに対向している。これら一対の第1貫通穴87a,87bには、保持機構85の後述する第1の挟持部材92a,92bが貫通される。また、一対の第2貫通穴88a,88bは、一対の第1貫通穴87a,87bから第1の方向Mに適当な間隔をあけて配置されている。これら一対の第2貫通穴88a,88bには、保持機構85の後述する第2の挟持部材93a,93bが貫通される。4つの貫通穴87a,87b,88a,88bは、それぞれ略四角形の角穴として同一形状に形成されている。
雲台装置81の保持機構85は、載置台84の開口部86に摺動可能に嵌合される可動部材91と、一対の第1貫通穴87a,87bをそれぞれ貫通する第1の挟持部材92a,92bと、一対の第2貫通穴88a,88bをそれぞれ貫通する第2の挟持部材93a,93b等から構成されている。保持機構85の第1の挟持部材92a,92b及び第2の挟持部材93a,93bは、可動部材91を上下方向に移動可能に支持する。
図9A及び図9Bに示すように、保持機構85の可動部材91は、載置台84の開口部86から突出すると共にデジタルスチルカメラ300に押圧されるカメラ受部95と、このカメラ受部95に連続すると共に載置台84の内部に収容される作用部96を有している。可動部材91のカメラ受部95は、載置台84の開口部86に対応する略直方体状に形成されている。可動部材91の作用部96は、カメラ受部95と反対側の端部に至るに伴って小さくなるような傾斜面96a,96bを有している。
可動部材91の作用部96には、一対の係止爪96c,96dが設けられている。一対の係止爪96c,96dは、カメラ受部95との連続部に形成されており、載置台84の上面板の内面に係合される。これら一対の係止爪96c,96dが載置台84の上面板に係合することにより、可動部材91の上方への移動が係止される。また、可動部材91には、第1の実施の形態の突条部31と同様に、デジタルスチルカメラ300の接続端子に接続されるコネクタ(図示せず)が設けられている。
保持機構85の第1の挟持部材92a,92bと第2の挟持部材93a,93bは、同一の形状及び構成を有している。そのため、ここでは、第1の挟持部材92a,92bについて説明し、第2の挟持部材93a,93bについての重複する説明を省略する。
第1の挟持部材92a,92bは、それぞれ略L字状に折り曲げ形成された部材として同一形状に形成されており、互いに内側が対向するように配置されている。即ち、第1の挟持部材92a,92bは、一対の第1貫通穴87a,87bから突出されると共にデジタルスチルカメラ300を挟持する挟持部97と、この挟持部97に連続すると共に可動部材91の作用部96に係合する係合部98をそれぞれ有している。
第1の挟持部材92a,92bの各挟持部97には、それぞれデジタルスチルカメラ300に当接される当接突起99が設けられている。この当接突起99は、ゴムやスポンジ等の弾性部材からなり、各挟持部97とデジタルスチルカメラ300が直接接触しないように両者間に介在されるクッション部材としての役割を有している。
第1の挟持部材92a,92bの各係合部98の端部は、円弧状に形成されている。これら各係合部98の端部には、可動部材91の作用部96が係合されている。即ち、第1の挟持部材92aの係合部98の端部には、作用部96の傾斜面96a側が係合され、第1の挟持部材92bの係合部98の端部には、作用部96の傾斜面96b側に係合される。
第1の挟持部材92a(第2の挟持部材93a)には、載置台84に固定支持された軸ピン101aが貫通され、第1の挟持部材92b(第2の挟持部材93b)には、載置台84に固定支持された軸ピン101bが貫通されている。これにより、第1の挟持部材92a,92b(第2の挟持部材93a,93b)が載置台84に回動可能に支持されている。
また、第1の挟持部材92a,92b(第2の挟持部材93a,93b)は、図示しない付勢部材によってデジタルスチルカメラ300を挟持する方向と反対側の方向へ回動するように付勢されている。そのため、第1の挟持部材92a,92b(第2の挟持部材93a,93b)の各係合部98には、互いに接近して閉じる方向に付勢力が加わっている。そして、閉じる方向に付勢力が加えられた各係合部98によって可動部材91が上下方向に移動可能に支持されている。
このような構成を有する雲台装置81によれば、カメラ固定部材82の載置台84にデジタルスチルカメラ300を載せるだけで、そのデジタルスチルカメラ300を固定することができる。即ち、載置台84にデジタルスチルカメラ300を載せると、デジタルスチルカメラ300が可動部材91のカメラ受部95に当接し、その自重によって可動部材91を下方に押圧する。このとき、図示しないコネクタとデジタルスチルカメラ300の接続端子が接続される。
そして、下方に押圧された可動部材91は、第1の挟持部材92a,92b(第2の挟持部材93a,93b)を付勢する付勢部材の付勢力に抗して下方に押し下げられる。この際、可動部材91を下方に押圧する力が、作用部96から第1の挟持部材92a,92b(第2の挟持部材93a,93b)の各係合部98に伝わる。このとき、第1の挟持部材92a,92b(第2の挟持部材93a,93b)は、それぞれ軸ピン101a,101bを中心とした回動方向にのみ移動可能とされているため、作用部96から各係合部98に伝わる力によって、各係合部98が互いに離反して開く方向に回動する。
これにより、第1の挟持部材92a,92b(第2の挟持部材93a,93b)の各挟持部97が閉じる方向に変位し、デジタルスチルカメラ300を挟持する。その結果、デジタルスチルカメラ300が、カメラ固定部材82に固定される。このとき、図9Aに示すように、デジタルスチルカメラ300が載置台84に対して傾いた状態で載置されても、第1の挟持部材92a,92b(第2の挟持部材93a,93b)の各挟持部97がデジタルスチルカメラ300を起こしながら挟持する。そのため、デジタルスチルカメラ300を載置台84に対して略垂直に固定することができる。
デジタルスチルカメラ300を雲台装置81から取り外すには、デジタルスチルカメラ300を少し持ち上げる。これにより、可動部材91を押し下げる力が弱まり、付勢部材の付勢力によって第1の挟持部材92a,92b(第2の挟持部材93a,93b)が、各係合部98を閉じる方向に回動される。その結果、第1の挟持部材92a,92b(第2の挟持部材93a,93b)の各挟持部97が開く方向に変位し、デジタルスチルカメラ300を雲台装置81から取り外すことができる。
本実施の形態では、載置台84に回動可能に支持される挟持部材を2組設ける構成としたが、載置台84に回動可能に支持される挟持部材を1組設ける構成とすることもできる。この場合、挟持部材の幅方向(第1の方向M)の長さを長くすることにより、デジタルスチルカメラ300を安定して固定することができる。また、デジタルスチルカメラ300を挟持した状態の挟持部材をロックするロック機構を設けてもよい。これにより、デジタルスチルカメラ300をより安定して固定することができる。
図10及び図11は、本発明に係る雲台装置の第3の実施の形態を説明するものでる。図10は、雲台装置の第3の実施の形態に係るカメラ固定部材の平面図である。図11A,図11Bは、図10に示すQ−Q線部分の断面を表すものであり、図11Aはカメラ固定部材に撮像装置を固定する前の状態の説明図、図11Bはカメラ固定部材に撮像装置を固定した状態の説明図である。本発明に係る雲台装置の第3の実施の形態は、前述した第1の実施の形態の雲台装置1と同様な構成を有しており、異なるところは、カメラ固定部材112のみである。そのため、ここでは、カメラ固定部材112ついて説明する。
図10に示すように、雲台装置の第3の実施の形態に係るカメラ固定部材112は、デジタルスチルカメラ300が載置される載置台114と、この載置台114に載置されたデジタルスチルカメラ300を保持する保持機構115を有している。載置台114は、直方体状の筐体からなっている。この載置台114の上面板には、保持機構115の後述する可動部材121が摺動可能に嵌合される開口部116が設けられている。
保持機構115は、載置台114の開口部116に摺動可能に嵌合される可動部材121と、この可動部材121に係合されると共に載置台114に摺動可能に支持される挟持部材122A,122Bと、可動部材121を載置台114の上面板に直交する方向である上方に付勢する付勢部材としての圧縮コイルばね123等から構成されている。
保持機構115の可動部材121は、平面形状が略枠状に形成された部材からなっている。即ち、可動部材121は、載置台114の開口部116から突出すると共に互いに第2の方向Nに対向する一対の突出片121a,121bと、これら突出片121a,121bを連結すると共にデジタルスチルカメラ300に押圧される一対のカメラ受片121c,121dを備えている。
可動部材121の枠穴(開口部)には、コネクタ34が貫通されている。コネクタ34は、図示しないケーブルに接続されており、載置台114の外側へ引き出すことができるようになっている。また、コネクタ34に接続されたケーブルは、載置台114の内部に搭載された図示しないケーブル巻き取り装置によって巻き取り可能となっている。なお、ケーブルの他端は、図示しないフレキシブル配線板を介して雲台本体3に設けた制御部の回路基板に接続されている。
可動部材121の一対の突出片121a,121bにおいて、互いに対向する面には、カメラ受部125a,125bと、ガイド面126a,126b(図11Aを参照)がそれぞれ設けられている。カメラ受部125a,125bは、一対の突出片121a,121bの中央部に連続してそれぞれ内側に突出されており、互いに対向されている。このカメラ受部125a,125bとの間には、コネクタ34に接続されたケーブルが通過可能な間隙が設けられている。これにより、撮像装置の底面に設けられた接続端子がどの位置にあっても、その接続端子にコネクタ34を接続することができる。
図11A及び図11Bに示すように、ガイド面126a,126bは、それぞれ下部に至るに伴って突出片121a,121bを小さくするように下方に傾斜されている。これらガイド面126a,126bには、挟持部材122A,122Bの後述する第1の摺動面131a,131bが摺動可能に係合される。また、一対の突出片121a,121bの下部には、載置台114の上面板の内面に係合される係止突部127a,127bがそれぞれ設けられている。これら係止突部127a,127bが載置台114の上面板と係合することにより、可動部材121の上方への移動が係止される。
一対のカメラ受片121c,121dは、それぞれ一対の突出片121a,121bの両端部を連結している。これらカメラ受片121c,121dの上面には、ガイド突部129,130が設けられている(図11A,図11Bにおいてカメラ受片121dのガイド突部129,130のみを示す)。ガイド突部129は、突出片121aのガイド面126aと略平行な傾斜面129aを有しており、ガイド突部130は、突出片121bのガイド面126bと略平行な傾斜面130aを有している。これら傾斜面129a,130aには、挟持部材122A,122Bの後述する第2の摺動面133a,134aが摺動可能に係合される。
カメラ固定部材112の挟持部材122A,122Bは、第1の方向Mに延在された細長の部材からなり、可動部材121の一対の突出片121a,121b間に配置されている。これら挟持部材122A,122Bは、載置台114によって第2の方向Nへ摺動可能に支持されている。挟持部材122Aの突出片121aに対応する面には、ガイド面126aに面接触して摺動可能に係合される第1の摺動面131aが設けられている。また、挟持部材122Aの底面には、ガイド受部133が設けられている。このガイド受部133には、ガイド突部129の傾斜面129aに対応した傾斜角度を有する第2の摺動面133aが形成されている。
挟持部材122Bの突出片121bと対応する面には、ガイド面126bに面接触して摺動可能に係合される第1の摺動面131bが設けられている。また、挟持部材122Bの底面には、ガイド受部134が設けられている。このガイド受部134には、ガイド突部130の傾斜面130aに対応した傾斜角度を有する第2の摺動面134aが形成されている。
図11Aに示すように、載置台114にデジタルスチルカメラ300が載置されていない状態において、挟持部材122A,122Bの第2の摺動面133a,134aは、可動部材121の傾斜面129a,130aに面接触して係合されている。これにより、挟持部材122A,122Bは、第2の方向Nへの移動が係止されており、挟持部材122A,122B間の距離が最大となっている。
このような構成を有する雲台装置の第3の実施の形態によれば、デジタルスチルカメラ300をカメラ固定部材112の載置台114に載せるだけで、そのデジタルスチルカメラ300を挟持して固定することができる。即ち、コネクタ34をデジタルスチルカメラ300の接続端子に接続した後、そのデジタルスチルカメラ300を載置台114に載せる。これにより、デジタルスチルカメラ300の底面が可動部材121の一対のカメラ受片121c,121d及びカメラ受部125a,125bに当接し、その自重によって可動部材121を下方に押圧する。
そして、下方に押圧された可動部材121は、圧縮コイルばね123のばね力に抗して下方に押し下げられる。これにより、可動部材121のガイド突部129,130と挟持部材122A,122Bのガイド受部133,134との係合が外れ、挟持部材122A,122Bが第2の方向Nへ移動可能な状態となる。
この際、可動部材121を下方に押圧する力が、突出片121aのガイド面126aから挟持部材122Aの第1の摺動面131aに伝わる。このとき、挟持部材122Aは、可動部材121を押し下げる方向と交差する第2の方向Nにのみ移動可能とされている。そのため、ガイド面126aから第1の摺動面131aに伝わる力によって、挟持部材122Aがデジタルスチルカメラ300の正面(又は背面)に接近する方向に移動する。
一方、可動部材121を下方に押圧する力は、突出片121bのガイド面126bから挟持部材122Bの第1の摺動面131bにも伝わる。このとき、挟持部材122Bは、挟持部材122Aと同様に、可動部材121を押し下げる方向と交差する第2の方向Nにのみ移動可能とされている。そのため、ガイド面126bから第1の摺動面131bに伝わる力によって、挟持部材122Bがデジタルスチルカメラ300の背面(又は正面)に接近する方向に移動する。
これにより、挟持部材122A,122Bがデジタルスチルカメラ300を挟持し、図11Bに示すように、デジタルスチルカメラ300がカメラ固定部材112に固定される。このとき、デジタルスチルカメラ300が載置台114に対して傾いた状態で載置されても、挟持部材122A,122Bは、デジタルスチルカメラ300を起こしながら挟持するため、デジタルスチルカメラ300を載置台114に対して略垂直に固定することができる。
デジタルスチルカメラ300をカメラ固定部材112から取り外すには、デジタルスチルカメラ300を少し持ち上げる。これにより、可動部材121を押し下げる力が弱まり、圧縮コイルばね123のばね力によって可動部材121が上方に押し上げられる。この際、可動部材121のガイド突部129,130が、挟持部材122A,122Bのガイド受部133,134にそれぞれ係合し、傾斜面129a,130aが第2の摺動面133a,134aに面接触する。そして、可動部材121を上方に押圧する力が、傾斜面129a,130aから第2の摺動面133a,134aにそれぞれ伝わる。
このとき、挟持部材122A,122Bは、可動部材121を押し上げる方向と交差する第2の方向Nにのみ移動可能とされている。そのため、傾斜面129aから第2の摺動面133aに伝わる力によって、挟持部材122Aがデジタルスチルカメラ300の正面(又は背面)から離反する方向に移動する。一方、傾斜面130aから第2の摺動面134aに伝わる力によって、挟持部材122Bがデジタルスチルカメラ300の背面(又は正面)から離反する方向に移動する。その結果、挟持部材122A,122Bによるデジタルスチルカメラ300の挟持が解除され、デジタルスチルカメラ300をカメラ固定部材112から取り外すことができる。
本実施の形態では、付勢部材の一具体例として圧縮コイルばね123を用いる構成としたが、本発明に係る雲台装置の付勢部材としては、これに限定されるものではない。本発明に係る雲台装置の付勢部材としては、例えば、板ばね、トーションばね(ねじりばね)等のその他のばねを用いることができることは勿論、ゴム等の弾性体を適用することもできる。
また、本実施の形態では、挟持部材122A,122Bを、それぞれデジタルスチルカメラ300の正面及び背面に直接接触させる構成としたが、第1の実施の形態の雲台装置1と同様に、挟持部材122A,122Bにクッション部材を設ける構成としてもよい。
また、本実施の形態では、挟持部材122A,122Bを第2の方向Nへ移動させ、デジタルスチルカメラ300をその厚み方向で挟持する構成としたが、本発明に係る雲台装置のカメラ固定部材としては、これに限定されるものではない。本発明に係る雲台装置のカメラ固定部材としては、例えば、挟持部材を第1の方向Mへ移動させ、デジタルスチルカメラ300をその左右方向(長手方向)で挟持する構成とすることもできる。
挟持部材によってデジタルスチルカメラ300をその左右方向で挟持する場合、各挟持部材にデジタルスチルカメラ300が正面側及び背面側に倒れることを防止する一対のガイド片を設けるとよい。一対のガイド片は、各挟持部材の両側部にそれぞれ連続して内側に傾斜するように形成する。このような挟持部材によってデジタルスチルカメラ300を挟持する場合、挟持部材のガイド片によってデジタルスチルカメラ300を案内する。これにより、そのデジタルスチルカメラ300を載置台に対して略直交させることができると共に、デジタルスチルカメラ300の正面が第1の方向Mと直交した状態にすることができる。
また、本実施の形態では、挟持部材122A,122Bがデジタルスチルカメラ300を挟持した状態でカメラ固定部材112に対するデジタルスチルカメラ300の固定を完了したが、その後、挟持部材122A,122Bをロックするロック機構を設けてもよい。ここで、図12及び図13を参照して、挟持部材122A,122Bをロックするロック機構について説明する。
図12は、ロック機構の第1の例を説明するものであり、図12Aは挟持部材に対するロックを解除した状態の説明図、図12Bは挟持部材をロックした状態の説明図である。図12Aに示すように、挟持部材をロックするロック機構の第1の例は、挟持部材122B(挟持部材122A)に係合されるロック操作部141と、このロック操作部141を第2の方向Nへ案内するガイドリブ142と、ロック操作部141を第1の方向Mに押圧するロック爪143と、このロック爪143を第1の方向Mへ付勢する付勢部材としての圧縮コイルばね144を有している。
ロック操作部141は、平面形状は略L字状をなす部材からなり、第2の方向Nに延在されると共に挟持部材122B(挟持部材122A)に係合される係合片141aと、この係合片141aに連続して第1の方向Mに延在される操作片141bを有している。係合片141aの先端は、水平方向に傾斜された傾斜面146となっており、この傾斜面146が挟持部材122B(挟持部材122A)の端部に設けられた傾斜面122aに係合される。また、係合片141aの側部には、円弧状に形成された爪係合凹部147が設けられている。この爪係合凹部147には、ロック爪143が係合される。
ガイドリブ142は、載置台114の上面板に設けられている。このガイドリブ142には、ロック操作部141の係合片141aが摺動可能に係合されている。ロック爪143は、載置台114に設けられたロック爪ガイド148によって第1の方向Mへ移動可能に保持されている。このロック爪143の先端は爪係合凹部147に対応した円弧状に形成されている。
このような構成を有するロック機構の第1の例によれば、次のようにして挟持部材122B(挟持部材122A)をロックすることができる。挟持部材に対するロックを解除した状態では、図12Aに示すように、ロック爪143がロック操作部141の爪係合凹部147に係合されており、ロック操作部141の第2の方向Nへの移動を係止している。このとき、ロック操作部141の傾斜面146は、挟持部材122B(挟持部材122A)に対して離間した状態となっている。
次に、図示しないカメラを載置台114に載置することにより、挟持部材122B(挟持部材122A)が第2の方向Nへ移動してカメラを挟持する。その後、図12Bに示すように、ロック操作部141の操作片141bを第2の方向Nに押圧する。これにより、ロック操作部141がガイドリブ142に沿って第2の方向Nに移動され、係合片141aの傾斜面146が挟持部材122B(挟持部材122A)の傾斜面122aに面接触して係合される。
このとき、ロック爪143が係合片141aの爪係合凹部147から抜け出して係合片141aの側面を押圧するため、ロック操作部141の第2の方向Nへの移動が係止される。これにより、ロック操作部141に係合された挟持部材122B(挟持部材122A)の第2の方向Nへの移動をロックすることができる。このロック機構の第1の例によれば、挟持部材122B(挟持部材122A)がどの位置にあっても、その第2の方向Nへの移動をロックすることができる。その結果、固定するカメラ(撮像装置)の厚みに対応した位置で挟持部材122A,122Bの移動を確実にロックすることができる。
図13は、ロック機構の第2の例を説明するものであり、図13Aは挟持部材に対するロックを解除した状態の説明図、図13Bは挟持部材をロックした状態の説明図である。図13Aに示すように、挟持部材をロックするロック機構の第2の例は、挟持部材122B(挟持部材122A)に係合されるロック部151と、このロック部151を第2の方向Nへ付勢する付勢部材としての板ばね152と、この板ばね152を固定するばね固定部153と、板ばね152をそのばね力に抗して弾性変形させるロックレバー154を有している。
ばね固定部153は、載置台114の上面板に設けられている。このばね固定部153は、挟持部材122B(挟持部材122A)に対向する平面を有しており、この平面に板ばね152が固定されている。板ばね152は、ばね固定部153に固定されるベース片152aと、このベース片152aに対向する対向片152bと、ベース片152aと対向片152bとを連結する連結片152cを有している。対向片152bのベース片152aと反対側の面には、ロック部151が固定されている。また、連結片152cは、ベース片152a及び対向片152bに対して傾斜されている。
ロック部151の先端部は、略球面状に形成されており、この先端部が挟持部材122B(挟持部材122A)に当接される。ロックレバー154は、載置台114に摺動可能に支持されており、第1の方向Mへ移動可能となっている。このロックレバー154は、第1の方向Mに延びる略直方体状の部材からなり、板ばね152の連結片152cに係合される傾斜面154aを有している。
このような構成を有するロック機構の第2の例によれば、次のようにして挟持部材122B(挟持部材122A)をロックすることができる。挟持部材に対するロックを解除した状態では、図13Aに示すように、板ばね152の連結片152cがロックレバー154によって第1の方向Mへ押圧されている。これにより、板ばね152のベース片152aと連結片152cとの連結部が弾性変形し、対向片152bに固定されたロック部151が挟持部材122B(挟持部材122A)に対して離間した状態となっている。
次に、図示しないカメラ(撮像装置)を載置台114に載置することにより、挟持部材122B(挟持部材122A)が第2の方向Nへ移動してカメラを挟持する。その後、図13Bに示すように、ロックレバー154を第1の方向Mの板ばね152から離反する方向へ移動させる。これにより、板ばね152の連結片152cとロックレバー154の傾斜面154aとの係合が外れ、板ばね152が復元される。
これにより、板ばね152の対向片152bに固定されたロック部151が、挟持部材122B(挟持部材122A)を押圧し、挟持部材122B(挟持部材122A)の第2の方向Nへの移動をロックすることができる。このロック機構の第2の例によれば、ロック機構の第1の例と同様に、挟持部材122B(挟持部材122A)がどの位置にあっても、その第2の方向Nへの移動をロックすることができる。その結果、固定するカメラ(撮像装置)の厚みに対応した位置で挟持部材122A,122Bの移動を確実にロックすることができる。
図11に示すように、デジタルスチルカメラ300によって可動部材121を押し下げ、挟持部材122A,122Bを移動させ、デジタルスチルカメラ300を挟持する構成では、雲台装置をチルト動作させると、可動部材121を押し下げる力が弱くなる。そして、チルト角度が所定の角度を越えると、可動部材121を押し下げる力が圧縮コイルばね123のばね力よりも小さくなる。その結果、挟持部材122A,122Bが互いに離反するように移動し、デジタルスチルカメラ300がカメラ固定部材112から外れてしまう心配がある。しかしながら、上述したような挟持部材をロックするロック機構を設けることにより、可動部材121を押し下げる力が圧縮コイルばね123のばね力よりも小さくなっても、挟持部材122A,122Bでデジタルスチルカメラ300を挟持し続けることができる。
図14Aは、本発明に係る雲台装置の第4の実施の形態を説明するものであり、雲台装置の第4の実施の形態に係るカメラ固定部材を正面から見た説明図である。第4の実施の形態の雲台装置は、第3の実施の形態の雲台装置と同様の構成を有しており、異なるところは、カメラ固定部材112の可動部材121に設けた切り欠き161と、挟持部材122Bに設けた切り欠き162のみである。
即ち、第4の実施の形態に係る切り欠き161は、可動部材121の突出片121bにおいて、撮像装置の第2の具体例を示すデジタルスチルカメラ301の沈胴式のレンズ鏡筒301aに対応する位置に形成されている。これと同様に、切り欠き162は、挟持部材122Bにおいて、デジタルスチルカメラ301の沈胴式のレンズ鏡筒301aに対応する位置に形成されている。
このような構成を有する雲台装置によれば、デジタルスチルカメラ300(図1を参照)のようなレンズ鏡筒が沈胴しない撮像装置と、デジタルスチルカメラ301のような沈胴式のレンズ鏡筒を有する撮像装置とを選択的に固定して撮影を行うことができる。
図14Bは、本発明に係る雲台装置の第5の実施の形態を説明するものであり、雲台装置の第5の実施の形態に係るカメラ固定部材を正面から見た説明図である。第5の実施の形態の雲台装置は、第3の実施の形態の雲台装置と同様の構成を有しており、異なるところは、可動部材121と挟持部材122Aの大きさ及び素材のみである。
即ち、第5の実施の形態に係る可動部材121の突出片121aと挟持部材122Aは、図14Bの背面側から見て左側の端部が載置台114の略中央部に位置する大きさに設定されている。これにより、載置台114に載置したデジタルスチルカメラ301の背面の右側部を、突出片121aと挟持部材122Aの外側に位置させることができ、各種の操作ボタン311を露出させることができる。
更に、突出片121a及び挟持部材122Aは、光を透過させる透明材料により形成されている。これにより、突出片121a及び挟持部材122Aを介して、デジタルスチルカメラ301の背面に設けられた液晶表示装置等からなる表示画面312を見ることができる。
図15は、本発明に係る雲台装置の第6の実施の形態を説明するものであり、図15Aはカメラ固定部材に撮像装置を固定する前の状態の説明図、図15Bはカメラ固定部材に撮像装置を固定した状態の説明図である。第6の実施の形態の雲台装置は、第1の実施の形態の雲台装置と同様の構成を有しており、異なるところは、カメラ固定部材172のみである。そのため、ここでは、カメラ固定部材172について説明する。
図15A及び図15Bに示すように、雲台装置の第6の実施の形態に係るカメラ固定部材172は、デジタルスチルカメラ300が載置される載置台174と、この載置台174に載置されたデジタルスチルカメラ300を保持する保持機構175等から構成されている。
カメラ固定部材172の載置台174は、直方体状の筐体からなっている。この載置台174は、上面板に形成された開口部176と、正面板に形成された貫通穴177を有している。載置台174の開口部176には、保持機構175の後述する可動部材181が摺動可能に嵌合され、貫通穴177には、保持機構175の後述する挟持部材182が貫通される。また、開口部176の内面には、可動部材181の上方への移動を係止する係止突部176a,176bが設けられている。
カメラ固定部材172の保持機構175は、載置台174の開口部176に摺動可能に嵌合される可動部材181と、載置台174の貫通穴177を貫通する挟持部材182と、可動部材181を載置台174の上面板と交差する方向の上方に付勢する付勢部材としての圧縮コイルばね183等から構成されている。可動部材181は、平面形状が略枠状に形成された部材からなっている。この可動部材181の図示しない枠穴(開口部)には、デジタルスチルカメラ300の底面に設けられた接続端子に接続されるコネクタが貫通されている。このコネクタは、雲台装置の第3の実施の形態と同様に、ケーブル巻き取り装置によって巻き取り可能となっている。
保持機構175の挟持部材182は、略長方形の板体からなる本体板185と、この本体板185の長手方向の一端に連続された第1のアーム板186と、本体板185の長手方向の他端に連続された第2のアーム板187を有している。本体板185は、載置台174の貫通穴177を貫通している。この本体板185の両側部には、水平方向(第1の方向M)に貫通する軸受孔185aが設けられている。
本体板185の軸受孔185aには、載置台174に固定支持された軸ピン179が貫通されており、これにより、挟持部材182が載置台174に回動可能に支持されている。また、本体板185には、デジタルスチルカメラ300の対物レンズを覆ったり、デジタルスチルカメラ301の沈胴式のレンズ鏡筒301aと干渉したりすることを避けるための開口窓(図示せず)が設けられている。
第1のアーム板186及び第2のアーム板187は、それぞれ側面形状が略U字状に形成されており、互いに対向されている。第1のアーム板186は、載置台174の外側に位置する部位である。この第1のアーム板186は、その先端部において、カメラ押さえ板189を上下方向へ回動可能に支持している。このカメラ押さえ板189は、載置台174に載置されたデジタルスチルカメラ300の上面に当接される。なお、カメラ押さえ板189のデジタルスチルカメラ300に当接する面には、図示しないクッション部材が固着されている。第2のアーム板187は、載置台174の内部に位置する部位である。第2のアーム板187の先端部は球面とされており、この先端部が可動部材181の底面に係合されている。
このような構成を有する雲台装置の第6の実施の形態によれば、カメラ固定部材172の載置台174にデジタルスチルカメラ300を載せるだけで、そのデジタルスチルカメラ300を固定することができる。即ち、図示しないコネクタをデジタルスチルカメラ300の接続端子に接続した後、そのデジタルスチルカメラ300を載置台174に載せる。これにより、デジタルスチルカメラ300の底面が可動部材181の上面に当接し、その自重によって可動部材181を下方に押圧する。
そして、下方に押圧された可動部材181は、圧縮コイルばね183のばね力に抗して下方に押し下げられる。この際、可動部材181を下方に押圧する力が、可動部材181の底面から挟持部材182の第2のアーム板187に伝わる。このとき、挟持部材182は、軸ピン179を中心とした回動方向にのみ移動可能とされているため、可動部材181の底面から第2のアーム板187に伝わる力によって、挟持部材182が矢印R方向に回動する。
これにより、挟持部材182の第1のアーム板186に回動可能に支持されたカメラ押さえ板189がデジタルスチルカメラ300の上面に当接される。その結果、デジタルスチルカメラ300が、カメラ押さえ板189と可動部材181によって挟持され、カメラ固定部材172に固定される。
図16及び図17は、本発明に係る雲台装置の第7の実施の形態を説明するものでる。図16は、雲台装置の第7の実施の形態に係るカメラ固定部材の斜視図である。図17A,図17Bは、図16に示すカメラ固定部材によって撮像装置を固定した状態を説明するものであり、図17Aは撮像装置を載置台に対して略直交させた状態の説明図、図17Bは撮像装置を載置台に対して傾けた状態の説明図である。本発明に係る雲台装置の第7の実施の形態は、前述した第1の実施の形態の雲台装置1と同様な構成を有しており、異なるところは、カメラ固定部材192のみである。そのため、ここでは、カメラ固定部材192について説明する。
図16に示すように、雲台装置の第7の実施の形態に係るカメラ固定部材192は、デジタルスチルカメラ300が載置される載置台194と、この載置台194に載置されたデジタルスチルカメラ300を保持する保持機構195を有している。載置台194は、平面形状が円形をなす中空の筐体からなっている。この載置台194の上面板には、第1の方向Mに延在されると共に載置台194の直径に一致する載置凹部197と、この載置凹部197を挟むようにして配置された一対の貫通孔198a,198b及び一対の貫通孔199a,199b(図17Aを参照)が設けられている。
載置凹部197は、断面形状が円弧状に形成されている。この載置凹部197には、デジタルスチルカメラ300の下部が係合される。また、載置凹部197には、デジタルスチルカメラ300の底面部により押圧される図示しない駆動ボタンが設けられている。この駆動ボタンは、撮像装置が載置されたことを検出する撮像装置検出部の一具体例を示すものである。駆動ボタンが押圧されることにより、保持機構195の後述するポンプ装置203の駆動が開始される。
載置台194の一対の貫通穴198a,198bには、保持機構195の後述する一対の連結管205a,205bがそれぞれ挿通されている。一方、一対の貫通穴199a,199bには、保持機構195の後述する一対の連結管206a,206bがそれぞれ挿通されている。
図17A及び図17Bに示すように、保持機構195は、気体の注入及び吸引により膨縮される第1の挟持部材201a,201b及び第2の挟持部材202a,202bと、第1及び第2の挟持部材201a,201b,202a,202bに対して気体の注入及び吸引を行うポンプ装置203等から構成されている。第1及び第2の挟持部材201a,201b,202a,202bは、同一の形状及び構成を有しており、ゴム等の弾性部材によってバルーン状に形成されている。
第1の挟持部材201a,201bは、載置台194の載置凹部197を挟むようにして配置されている。同様に、第2の挟持部材202a,202bは、載置台194の載置凹部197を挟むようにして配置されている。第1の挟持部材201a,201bの内部は、一対の連結管205a,205bによってポンプ装置203に連通されており、第2の挟持部材202a,202bの内部は、一対の連結管206a,206bによってポンプ装置203に連通されている。
このような構成を有する雲台装置の第7の実施の形態によれば、デジタルスチルカメラ300をカメラ固定部材192の載置台194に載せるだけで、そのデジタルスチルカメラ300を挟持して固定することができる。即ち、デジタルスチルカメラ300を載置台194の載置凹部197に載置すると、デジタルスチルカメラ300の底面部が図示しない駆動ボタンに当接し、その自重によって駆動ボタンを押圧する。
駆動ボタンが押圧されることにより、ポンプ装置203が駆動して第1の挟持部材201a,201b及び第2の挟持部材202a,202bに対して気体を注入する。これにより、4つの挟持部材201a,201b,202a,202bがそれぞれ膨張し、デジタルスチルカメラ300を挟持する。即ち、第1の挟持部材201aと第2の挟持部材202aがデジタルスチルカメラ300の正面300aを押圧すると共に、第1の挟持部材201bと第2の挟持部材202bがデジタルスチルカメラ300の背面300bを押圧する。
その際、図17Aに示すように、ポンプ装置203が、4つの挟持部材201a,201b,202a,202b内に同一の量の気体を注入する。これにより、デジタルスチルカメラ300に加えられる4つの挟持部材201a,201b,202a,202bの圧力PF1,PR1,PF2,PR2が同一(PF1=PR1=PF2=PR2)となり、デジタルスチルカメラ300を載置台194に対して略垂直に固定することができる。
また、4つの挟持部材201a,201b,202a,202b内に注入する気体の量を異ならせることにより、デジタルスチルカメラ300を載置台194に対して傾けた状態で固定することができる。例えば、図17Bに示すように、ポンプ装置203が各挟持部材201a,201b,202a,202bに注入する気体の量を調節し、第1の挟持部材201a及び第2の挟持部材202a内の気体の量が、第1の挟持部材201bと第2の挟持部材202b内の気体の量よりも多くなるようにする。
これにより、第1の挟持部材201aの圧力PF1及び第2の挟持部材202aの圧力PF2が、第1の挟持部材201bの圧力PR1及び第2の挟持部材202bの圧力PR2よりも大きくなる(PF1(PF2)>PR1(PR2))。その結果、デジタルスチルカメラ300は、その正面が斜め上方を向くように傾いた状態で固定される。このとき、載置凹部197を円弧状に形成したため、デジタルスチルカメラ300を載置凹部197に沿って容易に回動させることができる。
デジタルスチルカメラ300をカメラ固定部材192から取り外すには、載置台に設けられた図示しない解除ボタンを押圧する。解除ボタンが押圧されることにより、ポンプ装置203が駆動して第1の挟持部材201a,201b及び第2の挟持部材202a,202b内の気体を吸引する。これにより、4つの挟持部材201a,201b,202a,202bがそれぞれ収縮し、各挟持部材201a,201b,202a,202bによるデジタルスチルカメラ300への押圧が解除される。その結果、デジタルスチルカメラ300をカメラ固定部材192から取り外すことができる。
本実施の形態では、気体の注入及び吸引により膨縮される挟持部材を2組設ける構成としたが、挟持部材を1組だけ設ける構成とすることもできる。また、本実施の形態では、撮像装置検出部の一具体例として、撮像装置に押圧される駆動ボタンを用いる構成としたが、本発明に係る雲台装置の撮像装置検出部としては、これに限定されるものではない。本発明に係る雲台装置の撮像装置検出部としては、例えば、フォトダイオード、フォトトランジスタ等の検出器を用いることもできる。
また、本実施の形態では、デジタルスチルカメラ300の接続端子に接続されるコネクタをカメラ固定部材192に設けていないが、そのようなコネクタを設ける構成とすることもできる。この場合、幅方向の断面形状が円弧状となっている載置凹部197を載置台194に設けずに、載置台194の上面を平面とする。そして、その載置台194に、第1の実施の形態に係る載置台4と同様なコネクタ支持構造を設ける。
次に、図18〜図20を参照して、本発明のカメラ制御方法及びカメラ制御装置について説明する。図18は本発明のカメラ制御方法及びカメラ制御装置に係る制御システムの構成例を示す説明図、図19は本発明のカメラ制御方法及びカメラ制御装置に係る制御処理の例を示すフローチャート、図20は本発明のカメラ制御方法に係るカメラの画角を説明する説明図である。
図18に示すように、雲台装置1にデジタルスチルカメラ300が固定され、且つ、電気的に接続されることにより、水平方向及び/又は垂直方向に回動可能なカメラの一具体例を示すカメラ600が構成されている。このようなカメラ600の一部を構成する雲台装置1は、ゲーム機500を介して動作される。ゲーム機500は、制御装置の一具体例を示すゲーム機本体501と、ゲーム機本体501に操作情報を与える操作部の一具体例を示すコントローラ502と、コントローラ502の位置を検出する位置検出部の一具体例を示す位置検出器503等から構成されている。
雲台装置1は、接続コード410によってゲーム機本体501と電気的に接続されている。また、ゲーム機本体501は、接続コード411によってモニタ装置400と電気的に接続されると共に、接続コード412によって位置検出器503と電気的に接続されている。そして、ゲーム機本体501とコントローラ502とは、無線通信によって接続されている。
コントローラ502は、ゲーム機本体501に操作情報を与えることにより、ゲーム機本体501を介して雲台装置1及びデジタルスチルカメラ300の操作を行うことができる。コントローラ502によって与えられる操作情報としては、雲台装置1のチルト動作及びパン動作を操作する回動操作情報、デジタルスチルカメラ300の画角を操作する画角操作情報、デジタルスチルカメラ300のレリーズ操作を行うレリーズ操作情報等がある。
ゲーム機本体501は、メイン制御部と、回動制御部と、画角設定部と、撮像制御部と、映像信号処理部を有している。ゲーム機本体501のメイン制御部は、CPU(Central Processing Unit)を有しており、ゲーム機本体501の動作を制御する。ゲーム機本体501の映像信号処理部は、雲台装置1を介してデジタルスチルカメラ300から供給される映像信号を、モニタ装置400に出力する。これにより、デジタルスチルカメラ300のレンズ系を通して得られる映像が、モニタ装置400に表示される。
ゲーム機本体501の回動制御部は、位置検出器503により検出したコントローラ502の位置情報に基づいて、デジタルスチルカメラ300の対物レンズがコントローラ502に向くように雲台装置1のチルト動作及びパン動作を制御する。また、コントローラ502から与えられる回動操作情報に基づいて、雲台装置1のチルト動作及びパン動作を制御する。
ゲーム機本体501の画角設定部は、位置検出器503により検出したコントローラ502の位置情報に基づいて、デジタルスチルカメラ300の画角を設定する。また、コントローラ502から与えられる画角操作情報に基づいて、デジタルスチルカメラ300の画角を設定する。ゲーム機本体501の撮像制御部は、コントローラ502からレリーズ操作情報が与えられると、デジタルスチルカメラ300による撮像を実行させる。
次に、図19に示すフローチャートを参照して、カメラの制御処理について説明する。最初に、ゲーム機本体501のメイン制御部は、位置検出器503がコントローラ502の位置を検出したか否かを判別する(ステップS1)。位置検出器503はコントローラ502の位置を検出していないとメイン制御部が判別したときには、再び処理をステップS1に移し、位置検出器503によるコントローラ502の位置検出を待つ。
一方、位置検出器503がコントローラ502の位置を検出したとメイン制御部が判別したときには、ゲーム機本体501の回動制御部がコントローラ502の位置情報に基づいて雲台装置1のチルト動作及びパン動作を制御し、デジタルスチルカメラ300の対物レンズをコントローラ502に向ける(ステップS2)。
次に、ゲーム機本体501の画角設定部が、コントローラ502の位置情報に基づいてデジタルスチルカメラ300の画角を設定する(ステップS3)。このとき、画角設定部は、中心がコントローラ502よりも上に位置し、且つ、コントローラ502が入らないような画角の設定を行う。これにより、図20の実線で示す画角V1が設定され、コントローラ502を把持する使用者の上半身(バストショット)を画角内に収めることができる。
例えば、単に、中心がコントローラ502に一致するような画角にすると、図20の点線で示す画角V2となる。この画角V2では、使用者の顔が画角内に収まらないため、その後の画角調整が煩雑なものになってしまう。
画角設定部による画角の設定が終了すると、ゲーム機本体501の映像信号処理部が、デジタルスチルカメラ300から供給される映像信号を、モニタ装置400に出力する(ステップS4)。これにより、デジタルスチルカメラ300のレンズ系を通して得られる映像が、モニタ装置400に表示され、使用者は、自分の上半身(バストショット)の映像を確認することができる。
次に、ゲーム機本体501のメイン制御部は、コントローラ502によってデジタルスチルカメラ300の向きや画角の操作が行われたか否かを検出する(ステップS5)。即ち、コントローラ502から回動操作情報や画角操作情報が与えられたか否かを判別する。
コントローラ502によってデジタルスチルカメラ300の向きや画角の操作が行われたとメイン制御部が判別したときには、デジタルスチルカメラ300の向きや画角を変更し(ステップS6)、ステップS4の処理に戻る。即ち、回動制御部及び画角設定部が、コントローラ502から与えられた回動操作情報や画角操作情報に基づいて雲台装置1のチルト動作及びパン動作や画角の変更を行った後、ステップS4の処理に戻る。
一方、コントローラ502によってデジタルスチルカメラ300の向きや画角の操作が行われていないとメイン制御部が判別したときには、コントローラ502によるレリーズ操作が行われたか否かを判別する(ステップS7)。即ち、コントローラ502からレリーズ操作情報が与えられたか否かを判別する。コントローラ502によるレリーズ操作が行われていないとメイン制御部が判別したときには、ステップS5の処理に戻る。
一方、コントローラ502によるレリーズ操作が行われたとメイン制御部が判別したときには、ゲーム機本体501の撮像制御部が、デジタルスチルカメラ300による撮像を実行させる(ステップS8)。これにより、使用者は、自分自身が収まる画角及び構図をモニタ装置で確認しながら撮影を行うことができる。なお、撮影した画像をゲーム機本体501に記憶させることにより、撮影した画像をゲームに用いることができる。
本実施の形態では、中心がコントローラコントローラ502よりも上に位置し、且つ、コントローラ502が入らないように画角を設定する構成としたが、本発明に係る画角の設定としては、これに限定されるものではない。本発明に係る画角の設定としては、コントローラ502の位置情報に基づいて、そのコントローラ502を把持する使用者を画像認識により認識し、その使用者の上半身(バストショット)が収まるような設定とすることもできる。この場合、操作部を把持する手が体から離れている場合であっても、その使用者の上半身(バストショット)を画角に収めることができる。
また、本実施の形態では、デジタルスチルカメラ300を雲台装置1に固定することにより、水平方向及び/又は垂直方向に回動可能なカメラを構成したが、本発明に係るカメラとしてはこれに限定されるものではない。本発明に係るカメラとしては、雲台装置と撮像装置が一体に構成された、いわゆるパンチルタカメラを用いることもできる。
以上説明したように、本発明のカメラ制御方法及びカメラ制御装置によれば、カメラのレリーズ操作を行う操作部の位置を検出し、その位置情報に基づいて対物レンズが操作部に向くようにカメラを回動させる。そのため、操作部を把持した使用者を自動的に追尾して画角に収めることができ、使用者はディスプレイで映像を確認しながら自分自身を容易に撮影することができる。
また、カメラの画角を、その中心が操作部の上に位置するように設定するため、常に使用者の顔(頭部)を画角内に収めることができる。更に、操作部が入り込まないような画角の設定を行うことにより、操作部が映らない自然な画像を撮影することができる。また、操作部を把持する使用者を画像認識により認識し、その使用者の上半身(バストショット)が収まるような画角の設定を行うことにより、操作部を把持する手が体から離れている場合であっても、使用者の上半身を画角に収めることができる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施の形態においては、撮像装置としてデジタルスチルカメラを適用した例について説明したが、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話その他の撮像装置にも適用できるものである。
本発明に係る雲台装置の第1の実施の形態を示す外観斜視図である。 本発明に係る雲台装置の第1の実施の形態に係るカメラ固定部材の斜視図である。 本発明に係る雲台装置の第1の実施の形態に係るカメラ固定部材の分解斜視図である。 本発明に係る雲台装置の第1の実施の形態に係る載置台の一部を断面したものであり、コネクタ支持構造の第1の例を説明する説明図である。 本発明に係る雲台装置の第1の実施の形態に係る保持機構の縦断面図である。 本発明に係る雲台装置の第1の実施の形態に係るコネクタ支持構造の第2の例を説明するものであり、図6Aは外観を示す説明図、図6Bは構成を説明する説明図である。 本発明に係る雲台装置の第2の実施の形態を示す外観斜視図である。 本発明に係る雲台装置の第2の実施の形態に係るカメラ固定部材の斜視図である。 本発明に係る雲台装置の第2の実施の形態に係るカメラ固定部材の保持機構を説明するものであり、図9Aはカメラ固定部材に撮像装置を固定する前の状態の説明図、図9Bはカメラ固定部材に撮像装置を固定した状態の説明図である。 本発明に係る雲台装置の第3の実施の形態に係るカメラ固定部材の平面図である。 図10に示すQ−Q線部分の断面を表すものであり、図11Aはカメラ固定部材に撮像装置を固定する前の状態の説明図、図11Bはカメラ固定部材に撮像装置を固定した状態の説明図である。 本発明に係る雲台装置の第3の実施の形態に係る保持機構に設けたロック機構の第1の例を説明するものであり、図12Aは挟持部材に対するロックを解除した状態の説明図、図12Bは挟持部材をロックした状態の説明図である。 本発明に係る雲台装置の第3の実施の形態に係る保持機構に設けたロック機構の第2の例を説明するものであり、図13Aは挟持部材に対するロックを解除した状態の説明図、図13Bは挟持部材をロックした状態の説明図である。 図14Aは本発明に係る雲台装置の第4の実施の形態を説明する説明図、図14Bは本発明に係る雲台装置の第5の実施の形態を説明する説明図である。 本発明に係る雲台装置の第6の実施の形態を説明するものであり、図15Aはカメラ固定部材に撮像装置を固定する前の状態の説明図、図15Bはカメラ固定部材に撮像装置を固定した状態の説明図である。 本発明に係る雲台装置の第7の実施の形態に係るカメラ固定部材の斜視図である。 本発明に係る雲台装置の第7の実施の形態に係るカメラ固定部材に撮像装置を固定した状態を説明するものであり、図17Aは撮像装置を載置台に対して略直交させた状態の説明図、図17Bは撮像装置を載置台に対して傾けた状態の説明図である。 本発明のカメラ制御方法及びカメラ制御装置に係る制御システムの構成例を示す説明図である。 本発明のカメラ制御方法及びカメラ制御装置に係る制御処理の例を示すフローチャートである。 本発明のカメラ制御方法に係るカメラの画角を説明する説明図である。
符号の説明
1…雲台装置、 2…カメラ固定部材、 3…雲台本体、 4…載置台、 5…保持機構、 11…可動台、 12…ベース台、 31…突条部、 32A,32B…ガイドレール、 33…開口窓、 34…コネクタ、 41A,41B…挟持部材、 42A,42B…ロック片、 44…ベース部、 45…挟持部、 47…貫通穴、 48a,48b…レール受、 49a,49b…軸受片、 51…クッション部材、 53…軸ピン、 54…板ばね(付勢部材)、 55…ゴム片(摩擦発生部材)、 61…操作部、 62…押圧部、 61a…ローレット溝、 300,301…デジタルスチルカメラ(撮像装置)

Claims (5)

  1. 水平方向及び/又は垂直方向に回動可能なカメラを制御するカメラ制御方法であって、
    前記カメラに対してレリーズ操作が可能な操作部の位置を位置検出部によって検出する工程と、
    前記位置検出部から供給される前記操作部の位置情報に基づいて前記カメラを水平方向及び/又は垂直方向に回動させ、前記カメラの対物レンズを前記操作部に向ける工程と、
    前記操作部の位置情報に基づいて、中心が前記操作部よりも上に位置するように画角を設定する工程と、
    設定した画角の映像信号をモニタ装置に出力する工程と、
    前記操作部の前記レリーズ操作に基づいて前記カメラによる撮像を実行させる工程と、を備えたこと
    を特徴とするカメラ制御方法 。
  2. 前記画角は、前記操作部が入らないように設定すること
    を特徴とする請求項1記載のカメラ制御方法。
  3. 前記画角は、画像認識を行うことによって前記操作部を把持する使用者の上半身が収まるように設定すること
    を特徴とする請求項1記載のカメラ制御方法。
  4. 前記操作部は、前記カメラを水平方向及び/又は垂直方向に回動させる操作と、画角を設定する操作が可能であること
    を特徴とする請求項1記載のカメラ制御方法。
  5. 操作部から操作情報が与えられると共に、水平方向及び/又は垂直方向に回動可能なカメラを制御するカメラ制御装置であって、
    位置検出部によって検出した前記操作部の位置に基づいて、前記カメラの対物レンズが前記操作部に向くように前記カメラの水平方向及び/又は垂直方向への回動を制御する回動制御部と、
    前記位置検出部によって検出した前記操作部の位置に基づいて前記カメラの画角を設定する画角設定部と、
    前記画角設定部で設定した画角の映像信号を前記カメラから得ると共にモニタ装置に出力する映像信号処理部と、
    前記操作部から与えられた前記操作情報に基づいて前記カメラによる撮像を実行させる撮像制御部と、を備えたこと
    を特徴とするカメラ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015177539A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 クアンツォウ エイチテック アビエーション テクノロジー カンパニーリミテッドGuangzhou Htec Aviation Technology Co. Ltd. 撮影装置用のスタビライザー及びスタビライザーの制御方法
JP2018025741A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 中山大山摂影器材有限公司Zhongshan Dashan Photographic Equipment Co.,Ltd. 迅速接続構造

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