JP2006138958A - カメラ及びその表示装置の回動装置 - Google Patents

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岡部  聡
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Abstract

【課題】2軸で回動する構成の表示装置を有するカメラで、表示装置が常に安定した回動をするカメラ及びその表示装置の回動装置を提供する。
【解決手段】カメラ本体2と表示装置5はダブルヒンジ7で連結されている。ヒンジフレーム7−3にはカメラ本体に固定された第1軸32と表示装置5に固定された第2軸33が挿通されている。第1軸32とヒンジフレーム7−3との第1軸クリックA36及び第1軸クリックB38を介するクリック係合は、第2軸33とヒンジフレーム7−3との第2軸クリックA37及び第2軸クリックB41を介するクリック係合よりも強く設定されているので、最初に表示装置5が第2軸33を中心にダブルヒンジ7に対してストッパ位置まで回動し、次にダブルヒンジ7と共にカメラ本体2に対して回動する。これにより表示装置5はカメラ本体2の撮影面2−2を覆う位置から背面(図の向う側面)を覆う位置まで安定した姿勢で回動する。
【選択図】図8

Description

本発明は、カメラ本体に対して表示装置を回動させる2軸回動装置を備えたカメラに関する。
一般に、デジタルカメラには、撮影画像をその場で確認できるようにLCD(liquid crystal display:液晶表示装置)等からなる表示装置が備えられている。ところで、この表示装置がカメラ本体に対して固定でなく向きが変更可能であると、種々の撮影姿勢を選択したり表示方向が選択できるので便利である。
そして、表示装置を移動させる構成としては、色々の提案があり、それらの中には表示装置をカメラ本体に対して移動させる機構として2軸の回動機構を有するカメラが各種提案されている。(例えば、特許文献1、2、3参照。)
このように、回動軸を2軸で構成すると、回動軸を1軸で構成した場合に比べて、回動の移動量が大きく出来るので利用性を広げることができる。
また、表示装置の姿勢変更による撮影態様の中で、被写体方向に表示装置を向けた自分撮り撮影は良く知られている。(例えば、特許文献1、2、3参照。)
更には、非使用時には表示装置を撮影時の位置から撮影レンズを保護する位置に回動させるカメラも提案されている。(例えば、特許文献4参照。)
特開平07−336570号公報([要約]、図1、図4) 特開平08−009213号公報([要約]、図1) 特開平08−331424号公報([要約]、図5) 特開平11−258657号公報([要約]、図1)
しかしながら、上述した2軸で回動する構成のカメラでは、カメラ本体と表示装置とを連結する回動機構において各軸が独立して回動可能に構成されている。これでは、1軸で回動する構成に比べて回動の自由度が大きくなるとはいうものの、回動の自由度が大きくなった分だけ表示装置の位置が不安定になるという課題が発生する。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、2軸で回動する構成で表示装置を移動させるカメラにおいて、表示装置が常に安定した回動をするカメラ及びその表示装置の回動装置を提供することである。
先ず、第1の発明のカメラは、撮影レンズ部を前面側に有するカメラ本体と、上記撮影レンズ部で撮影された画像を表示する表示装置と、上記表示装置を上記撮影レンズ部を保護する位置と露出させる位置とに移動可能に上記カメラ本体と上記表示装置とを連結する連結部と、備え、上記連結部は、上記カメラ本体を回動自在に連結する第1の回動部と、上記表示装置を回動自在に連結し上記第1の回動部とは回動抵抗が異なる第2の回動部と、を有して構成される。
このカメラにおいて、例えば上記連結部の上記第1の回動部の回動抵抗は、上記第2の回動部の回動抵抗よりも大きいように構成される。そして、上記連結部の上記第1の回動部の回動抵抗及び上記第2の回動部の回動抵抗は、例えばそれぞれ回動開始時の抵抗である。
また、上記連結部は、例えばカメラ本体の底面部に設けられ、上記第1の回動部と上記第2の回動部それぞれの回動中心は相互に平行になるように設定されていることが好ましい。
また、上記連結部は、例えばカメラ本体の底面部に設けられ、上記第2の回動部の回動中心がカメラ本体の幅方向と略平行であり、上記表示装置が上記カメラ本体の上記撮影レンズ部を覆う位置から被写体側に向かって底面方向に回動して上記表示装置の表示部が上記被写体に対峙する位置まで移動したとき上記表示部の表示方向が上記被写体の方向に対して斜め上向きとなるような位置で上記表示装置を保持する保持部を有するように構成される。
この場合、このカメラは、上記表示装置が上記保持部によって保持された位置において、上記表示装置の上記表示部に上記被写体の方向から見て正立状態の画像を表示させるように表示制御する制御手段を備えて構成される。
次に、第2の発明の回動装置は、撮影レンズを前面に備えたカメラ本体に、撮影画像を表示する表示装置を移動可能に連結する回動装置であって、上記表示装置を上記撮影レンズ部を保護する位置と露出させる位置とに移動可能に上記カメラ本体と上記表示装置とを連結する連結部を備え、該連結部は、上記カメラ本体を回動自在に連結する第1の回動部と、上記表示装置を回動自在に連結し上記第1の回動部の回動抵抗よりも小さい回動抵抗を有する第2の回動部と、を備えて構成される。
本発明によれば、カメラと表示装置の連結部を第1の回動部と第2の回動部による2軸で構成し且つ第1の回動部の回動抵抗と第2の回動部の回動抵抗とが異なるように構成することにより2軸の回動の順番が安定して決まるので、回動中の表示装置の向きを一義的に決めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1の上は、実施例1としてのカメラの上面図であり、図1の下は、その正面図である。尚、図1は、カメラの表示装置が閉成位置に畳まれているときのカメラの全体図である。また、図1に示すカメラは、電子機器の一例としてデジタルカメラを取り上げて示している。
図1に示すように、カメラ1は、カメラ本体2の正面の図の左側ほぼ1/3(幅方向の寸法で)に把持部3が形成され、把持部3の上部にはセルフタイマ用報知窓4が設けられている。
またカメラ本体2の右側ほぼ2/3を、表示装置5がその背面(非表示面5−1)をカメラ正面方向に見せて覆っており、その表示装置5の上部にはカメラの種々の状態を点灯又は点滅報知するための報知部6−1が設けられている。
表示装置5の下部には、表示装置5とカメラ本体2とを回動自在に連結する連結部としてのダブルヒンジ7が取り付けられている。このダブルヒンジ(実際はヒンジケース)7は、カメラ本体2の底面部に配置され、その内部には、詳しくは後述するが、カメラ幅方向に平行な2つの支持軸から構成される2軸の回動機構を備え、表示装置5の下部からカメラ本体2の底面部を回り込むようにして表示装置5とカメラ本体2とを連結している。
また、カメラ1の上面には、セルフタイマ用報知窓4の上方に当たる位置に、ズームレバー8とシャッタボタン9が配置され、その左方にリモコン用受光窓11が配置されている。
図2は、カメラの表示装置が下位置に回動しているときのカメラの全体図であり、右下は正面図、右上はその上面図、左は正面図に対するカメラ把持部が設けられている方の側面図である。
図2に示すように、表示装置5がダブルヒンジ7を支点にして下方位置に回動すると、カメラ本体2の前面が開成されて撮影面2−2が露出する。撮影面2−2には、その上部左側(カメラ全体としてはほぼ中央)に撮影レンズ窓13、上部右端にストロボ窓14、その下にマイク15、その右横及び残りの3隅に前面凸部10が、それぞれ現われる。この凸部10については後述する。
また、表示装置5がその表示部としての表示面5−2を前面に向けて配置される。表示装置5は液晶表示装置から成り、表示面5−2は液晶表示面である。この表示装置5の表示面5−2の左端やや下方に、表示装置5をカメラ本体2に折り畳んだときに固定するロック爪12−1が設けられ、カメラ本体2のロック爪12−1に対応する位置には、詳しくは後述するが、内部でスイッチ接片12−2が進退するロック溝12−3が設けられている。
また、上記表示面5−2の下方には、図1の報知部6−1と対向する位置に報知部6−2が配置され、その右側に電源ボタン16が設けられている。
尚、報知部6−1及び6−2は、詳しくは後述するが、図1のように表示装置5が畳まれているときでも図2のように開かれているときでも、報知光を外部に放散する。すなわち、一つの光源から出た報知光が表示装置5の表裏両面方向に二分されて報知部6−1及び6−2から放射される。
また、図2のように表示装置5が開かれると、ダブルヒンジ7の回動が検出され、これに応じてカメラ電源が起動され、光源が点灯され、所定の報知光が表示装置5の表裏両面方向に放射される。これにより、カメラが起動したことが外部から認知される。
尚、この図2に示すように、表示装置5の表示面5−2がカメラ本体2から開成され、撮影レンズ窓13が向く方向にある被写体に対峙する位置まで回動して移動したとき、表示面5−2の表示方向が被写体の方向に対して斜め上向きとなるような位置で表示装置5が保持される。この保持機構は、これも詳しくは後述するが、このカメラ1のヒンジ7に組み込まれている。
この図2に示す表示装置5の開成位置でのカメラ1の使用方法は、カメラ1の使用者が自分で自分の居る方向を撮影するような場合に、表示装置5の表示面5−2をモニタとして見ながら用いられる方法であり、自分撮り撮影の撮影態様としてしばしば活用される撮影方法である。そして、本例では表示面5−2の表示方向が被写体の方向に対して斜め上向きとなるような位置、すなわち自分撮りに適した角度で表示装置5が保持されるように構成されている。
図3は、図2の右下に示す状態のカメラ1を背面から見た図である。図3には、図1及び図2と同一の構成部分には図1及び図2と同一の番号を付与して示している。更に、カメラ本体2の背面2−1に設けられている4個の凸部20を示している。この凸部20については後述する。
図4は、上記の表示装置5を図3に示す下位置から更にカメラ1の裏側に回り込むように回動させて表示装置5の背面(非表示面5−1)をカメラ本体2の背面2−1に当接させた状態を示す図である。図4は、カメラ1の撮影時の使用態様を示している。また、図4には、図1及び図2と同一の構成部分には図1及び図2と同一の番号を付与して示している。
図4に示すように、カメラ1の使用に当たって、表示装置5を図1の状態からカメラ1の裏側に360度回動させて回り込ませてカメラ1の背面2−1のほぼ2/3を覆い隠すようにして表示面5−2をカメラ1の背面2−1に配置したとき、カメラ1の背面2−1の残る1/3の面に、モードダイヤル17、十字ボタン18、その他の操作ボタン19(19−1、19−2、19−3)が配設されており、表示装置5の表示面5−2に表示される表示画面を見ながら、種々の操作を行うことができるようになっている。
そして、撮影時には、把持部3を手に持って、表示面5−2に映し出される映像を確認しながらシャッタボタン9を押して撮影を行うことが出来る。カメラ起動中は、報知部6−2に表示させることで電源オン中であることを示すことができる。また、表示装置5が開成された状態でも電源ボタン16の操作によって電源オン・オフの切り替えを行うことができる。
図5は、表示装置5の非表示面5−1をカメラ本体2の背面2−1に当接させたときのカメラ1の図4に示す状態において、把持部3を、図5のように人が右手21で保持して撮影状態に構えたときのカメラ1を、斜め下から見上げた斜視図である。
図5に示すように、表示装置5の非表示面5−1をカメラ本体2の背面2−1の図3に示す凸部20に当接するところまで回動させてカメラ全体を撮影状態に位置決めをしたとき、これに伴って回動したダブルヒンジ7のカメラ下方に露出する内側ヒンジカバー7−1の両側には、凸状の2個の第1当接部22がカメラ1の下方向けに露出するように設けられている。この第1当接部22の機能については後述する。
図6は、表示装置5を携帯時(又は非使用時)の状態に畳んだときの図1の下に示したカメラ1の状態を斜め下から見た斜視図である。
図6に示すように、カメラ1の底面に配置されているダブルヒンジ7の外側ヒンジカバー7−2には、カメラ幅方向に平行な段差部から成る第3当接部24が形成されており、その第3当接部24よりもカメラ手前側の両側2箇所に2個の凸部から成る第2当接部23が形成されている。第2当接部23及び第3当接部24の機能については後述する。
図7は、上記ダブルヒンジ7の内部のヒンジ機構をカメラ全体構成の中における位置関係と共に示す概略斜視図である。尚、同図には、図1〜図6で示した構成部分と同一の構成部分には図1〜図6と同一の番号を付与して示している。
図7には、概略で、カメラ本体2と、その撮影面2−2、把持部3、及び底面2−3の後部半面から下方に延設された本体連結係合部25(25−1、25−2、25−3)を示している。また、これも概略で、表示装置5と、その表示面5−2、やや外側下がりに傾斜する下面(図では上部の面)5−3から下方(図では上方)に延設された表示連結係合部26(26−1、26−2、26−3)を示している。
上記の本体連結係合部25と表示連結係合部26とに、ヒンジ機構が係合している。同図には、とりあえず、内部のヒンジ機構に関わるヒンジフレーム7−3と、そのヒンジ機構を保護するための図5及び図6にも示した内側ヒンジカバー7−1及び外側ヒンジカバー7−2を示している。外側ヒンジカバー7−2には内面両側にネジ込み穴27を有するボス28がそれぞれ突設され、これに対応して、内側ヒンジカバー7−1には両側にネジ挿通孔29が穿設されている。また、同図には、参考のために、ヒンジ機構に纏わるように回り込みながら上下に走るフレキシブル基板31を示している。
図8は、上記ヒンジ機構の拡大図である。尚、同図には、図7で示した構成部分と同一の構成部分には図7と同一の番号を付与して示している。図8に示すように、ヒンジフレーム7−3は、中軸7−3−1とこの中軸7−3−1の両端にそれぞれ中央部を固設された板状部材7−3−2とから成る。
これら板状部材7−3−2の上部に、カメラ本体2の本体連結係合部25−1と25−2に保持されて固定され中空の本体連結係合部25−3を貫通する第1の回動部としての第1軸32が挿通される。第1軸32は、カメラ本体2に固定して取り付けられる。
また、板状部材7−3−2の下部に、表示装置5の表示連結係合部26−1と26−2に保持されて固定され中空の表示連結係合部26−3を貫通する第2の回動部としての第2軸33が挿通されている。
上記第1の回動部と第2の回動部とは、それぞれの回動中心となる第1軸32と第2軸33は相互に平行になるように設定されている。第2軸33は、表示装置5に固定して取り付けられる。
また、第1軸32及び第2軸33ともに、ヒンジフレーム7−3の板状部材7−3−2の内側に当接するフランジ部34、35を備えており、これにより、ヒンジフレーム7−3が位置決めされている。また、第1軸32及び第2軸33は、ともにヒンジフレーム7−3の板状部材7−3−2の外側において上下をDカットされている。勿論上下いずれか一方のDカットでもよい。
また、ヒンジフレーム7−3の板状部材7−3−2の上記第1軸32及び第2軸33の挿通部外側には、それぞれ第1軸クリックA36、第2軸クリックA37が板状部材7−3−2と一体に設けられている。
この第1軸クリックA36に対向して、第1軸クリックB38が第1軸32に外嵌して配設され、この第1軸クリックB38と本体連結係合部25−2との間に、押し付勢力を有する螺旋バネ39が第1軸32に外嵌して介装される。
第1軸クリックB38は、第1軸32のDカット部に係合していることにより回転を禁止され、第1軸32と平行方向には摺動可能な状態で、螺旋バネ39により第1軸クリックA36に対して押圧されている。
他方、第2軸33側においても、第2軸クリックA37に対向して、第2軸クリックB41が第2軸33に外嵌して配設され、この第2軸クリックB41と表示連結係合部26bとの間に、押し付勢力を有する螺旋バネ42が第2軸33に外嵌して介装される。
第2軸クリックB41は、第2軸33のDカット部に係合していることにより回転を禁止され、第2軸33と平行方向には摺動可能な状態で、螺旋バネ42により第2軸クリックA37に対して押圧されている。
尚、上記フランジ34以下螺旋バネ42までの構成は、図の右側の構成にのみ番号を付与して説明してきたが、図の左側においても同様に構成されている。
また、上記の螺旋バネ39は、螺旋バネ42よりも太く、したがって、第1軸クリックB38を第1軸クリックA36に対して押圧する力は、螺旋バネ39が第2軸クリックB41を第2軸クリックA37に対して押圧する力よりも大きい。
換言すれば、第1軸32とヒンジ機構7−3との回動を規制する第1軸クリックA36と第1軸クリックB38とのクリック係合力を解除するために要する回動の外力は、第2軸33とヒンジ機構7−3との回動を規制する第2軸クリックA37と第2軸クリックB41とのクリック係合力を解除するために要する回動の外力よりも大きな外力を必要とする。
これにより、カメラ本体2に対して表示装置5を図2及び図4のように回動移動させようとしたとき、回動開始時においては、ダブルヒンジ7はカメラ本体2に対し固定され表示装置5に対して先に動くことになる。
図9は、第1軸クリックA36と第1軸クリックB38との係合関係を示す図である。同図上は、図8の破線丸Bで囲んで示す部分の拡大図を左に示し、その第1軸クリックA36の図9における右側面を中央に示し、第1軸クリックB38の図9における右側面を右に示している。
また、上記の中央に示す第1軸クリックA36の回動位置は、後述するカメラ本体2に対する表示装置5の姿勢A、B、Cに対応する第1軸クリックA36の回動位置を示し、その下に示す第1軸クリックA36の回動位置は、後述するカメラ本体2に対する表示装置5の姿勢Eに対応する第1軸クリックA36の回動位置を示している。
図9の下方に示す斜視図は、上述した表示装置5の姿勢A、B、Cのときの第1軸クリックA36と第1軸クリックB38との対応関係を上方に示し、表示装置5の姿勢Eのときの第1軸クリックA36と第1軸クリックB38との対応関係を下方に示している。
図9において、第1軸クリックA36は、図8で説明したように、ヒンジフレーム7−3の板状部材7−3−2に固定されて一体化されており、ヒンジ機構7−3(つまり板状部材7−3−2)と共に回動する。そして、基準水平位置(ダブルヒンジ7の閉じ位置)から5°下方にずれた位置に1個のクリック凸部43を備えている。
他方の第1軸クリックB38は、その内周Dカット面44が第1軸32のDカット平坦部45に摺接しながら第1軸32に外嵌しており、図9に示す位置で回転が禁止されている。そして、第1軸クリックB38は、第1軸クリックA36との対向面に第1軸クリックA36のクリック凸部43と係合する2個のクリック凹部46−1および46−2を備えている。
2個のうち1個のクリック凹部46−1は、基準水平位置40に対して0°の位置に、すなわち位置ずれを持たずに配置されている。そして、他のクリック凹部46−2は、クリック凹部46−1の反対側で基準水平位置40から反時計回り方向に20°ずれた位置すなわちクリック凹部46−1の位置から200°反時計回り方向に回り込んだ位置に配置されている。
基準水平位置40で第1軸クリックA36のクリック凸部43と第1軸クリックB38のクリック凹部46−1が係合したときは、基準水平位置40に対して5°の位置ずれを有するクリック凸部43が、基準水平位置40にずれなく配置され且つ螺旋バネ39によってクリック凸部43方向に押圧されているクリック凹部46−1により、クリック凹部46−1に正しく係合する方向に力を加えられ、この力が図の矢印aで示す時計回り方向の付勢力となり、これによって、ダブルヒンジ7(7−3−2)が、図1に示す状態から図3に示す状態に至るまで間、カメラ本体2の底部2−3に、図5に示した第1当接部22を介して常に密着している。これが後述する姿勢A、B、Cに対応する。
そして図3の状態から図4及び図5に示す撮影状態位置に表示装置5が回動移動されるに伴い、ダブルヒンジ7そのものがカメラ本体2の底部に対して、図6に示した第3当接部24により回動を禁止される位置まで、図9の矢印bで示す反時計回り方向に190°回動する。
この190°の回動位置で、図9の上中央の下及び同図下の斜視図の下方の斜視図に示す第1軸クリックA36のクリック凸部43と第1軸クリックB38のクリック凹部46−2が係合したとき、基準水平位置40に対して15°の位置にきているクリック凸部43が、基準位置40より20°上に配置されて螺旋バネ39によってクリック凸部43方向に押圧されているクリック凹部46−2により、この場合もクリック凹部46−1に正しく係合する方向に力を加えられ、この力が図の矢印cで示す反時計回り方向の付勢力となり、これによって、カメラ1の図4又は図5に示す状態において、ダブルヒンジ7(7−3−2)がその外側ヒンジカバー7−2の上記第3当接部24をカメラ本体2の底部角部に常に密着させて位置決めされる。これが後述する姿勢Eに対応する。
図10は、表示装置5の上述した姿勢A、B、Cの状態を示す図である。
図11は、表示装置5の上述した姿勢D、Eの状態を示す図である。尚、図10に示す姿勢Aは、図6のA−A´断面矢視図を示しており、図10の姿勢A以下図11の姿勢Eまで同一断面による表示装置5の姿勢の遷移状態を示している。
以下、図10及び図11を用いて表示装置5の姿勢の遷移状態と、図9の第1軸クリックA36と第1軸クリックB38との係合状態との関係について説明する。図10に示す姿勢Aは、図1及び図6に示したように、表示装置5がカメラ本体2の撮影面2−2に折り畳まれた状態であり、表示装置5の表示面5−2の液晶表示部を取り囲む周囲の面が、カメラ本体2の撮影面2−2の前面凸部10に当接している。
この状態で、ダブルヒンジ7の、図5にも示した内側ヒンジカバー7−1の両側の凸状の2個の第1当接部22が、カメラ本体2の底面2−3に当接して位置決めされている。また、この状態で、図10の姿勢Aのヒンジ第1軸係合部47において、図9に示した第1軸クリックA36のクリック凸部43が矢印aで示す方向に付勢されながら第1軸クリックB38のクリック凹部46−1に係合している。これにより、カメラ本体2の底面2−3へのダブルヒンジ7の位置決めが強固に維持される。
これより図10の姿勢B及びCに示すように表示装置5が開いても、図8で説明したように、第1軸32における第1軸クリックA36と第1軸クリックB38とのクリック係合力のほうが、表示装置5の対ヒンジ回動支点となる第2軸33における第2軸クリックA37と第2軸クリックB41とのクリック係合力よりも強いので、カメラ本体2の底面2−3へのダブルヒンジ7の位置決めはそのまま維持されている。
ここで、図10の姿勢Cに示すように、表示装置5は、その下面5−3が、ダブルヒンジ7の外側ヒンジカバー7−2に突設されている第2当接部23に当接したことによって既にダブルヒンジ7に対する回動は禁止されているので、姿勢Cに続いて表示装置5をカメラ本体2の背面方向に回動させると、図11に示すようにダブルヒンジ7そのものが、ヒンジ第1軸係合部47を支点にして回動を開始する。
そして、中間の姿勢Dを経て、外側ヒンジカバー7−2に形成されている段差部から成る第3当接部24が、カメラ本体2の底面2−3の外側角部2−3−1に当接することにより、回動を禁止され、姿勢Eの状態で位置決めされる。
また、この状態で、図11の姿勢Eのヒンジ第1軸係合部47において、図9に示した第1軸クリックA36のクリック凸部43が矢印cで示す方向に付勢されながら第1軸クリックB38のクリック凹部46−2に係合している。これにより、カメラ本体2の底面2−3の外側角部2−3−1へのダブルヒンジ7の位置決めが強固に維持される。
尚、上記の姿勢Dでは、第1軸クリックA36のクリック凸部43は第1軸クリックB38のクリック凹部46−1と46−2の中間にあり、螺旋バネ39の付勢力による第1軸クリックB38からの押圧力で生じるクリック凸部43と第1軸クリックB38の対向面との摩擦抵抗によって、外力が除去された時点で、その位置で姿勢が停止する。
図12は、ヒンジ機構の第2軸クリックAと第2軸クリックBとの係合関係を示す図である。図12の上は、図8の破線丸Cで囲んで示す部分の拡大図を示し、図12の中央は上述したカメラ本体2に対する表示装置5の姿勢Aのときの第2軸クリックA37と第2軸クリックB41との対応関係の斜視図を示し、図12の下に、表示装置5の姿勢C、D、Eのときの第2軸クリックA37と第2軸クリックB41との対応関係の斜視図を示している。
図12において、第2軸クリックA37は、図8で説明したように、ヒンジフレーム7−3の板状部材7−3−2に固定されて一体化されており、ヒンジ機構7−3(つまり板状部材7−3−2)と共に回動する。そして、基準水平位置(ダブルヒンジ7の閉じ位置)48から5°反時計回り方向にずれた位置に1個ずつ合計2個のクリック凸部49(49−1、49−2)を備えている。
他方の第2軸クリックB41は、その内周Dカット面51が第2軸33のDカット平坦部52に摺接しながら第2軸33に外嵌しており、図12に示す位置で回転が禁止されている。そして、第2軸クリックA37との対向面に第2軸クリックA37の2個のクリック凸部49と係合する2個のクリック凹部53(53−1、53−2)を備えている。
これら2個のクリック凹部53は、基準水平位置48に対して0°の位置に、すなわち位置ずれを持たずに配置されている。
図12の中央の斜視図に示す状態で、基準水平位置48で第2軸クリックA37の2個のクリック凸部49(49−1及び49−2)と第2軸クリックB41の2個のクリック凹部53(53−1及び53−2)が係合したときは、基準水平位置48に対して反時計回り方向に「+5°」の位置ずれを有する2個のクリック凸部49が、基準位置48にずれなく配置され且つ螺旋バネ42によってクリック凸部49方向にそれぞれ押圧されている2個のクリック凹部53により、クリック凹部53に正しく係合する方向つまり反時計回り方向に対してマイナス方向に力を加えられる。
この力が図の矢印dで示す時計回り方向の付勢力となり、これによって、図10の姿勢A(図1と同じ)に示すように、表示装置5が、ダブルヒンジ7との係合部であるヒンジ第2軸係合部54において、矢印dで示す時計回り方向に付勢され、表示面5−2を前面凸部10に当接させて位置決めされている。
そして、姿勢Aの状態から表示装置5が、図12の中央の矢印eで示すように反時計回り方向に回動され、図10に示す中央の中間位置を経て、同図の右に示すように下面5−3がダブルヒンジ7の外側ヒンジカバー7−2の第2当接部23に当接してダブルヒンジ7に対する回動を禁止される170°の位置まで反時計回り方向に開成されて姿勢Cの状態になると、第2軸クリックA37と第2軸クリックB41との係合関係は、図12の下の斜視図に示す状態での係合関係となる。
すなわち、この反時計回り方向の170°の回動位置では、第2軸クリックB41の2個のクリック凹部53−1及び53−2に対して、第2軸クリックA37側の2個のクリック凸部49が、49−1及び49−2から49−2及び49−1に入れ替わり、且つ第2軸クリックA37側の2個のクリック凸部49は、基準水平位置48に対して反時計回り方向に「+5°」の位置ずれを有するので、それから反時計回り方向に170°回動した後には、170°+5°=175°の位置に設定される。
これにより、第2軸クリックA37側の2個のクリック凸部49は、第2軸クリックB41の2個のクリック凹部53に対して、それぞれ反時計回り方向に「−5°」の位置ずれを持って係合する。
また、これにより、基準水平位置に対して反時計回り方向に「−5°」の位置にきているクリック凸部49が、基準位置に対し0°で配置され且つ螺旋バネ42によってクリック凸部49方向に押圧されているクリック凹部53により、この場合もクリック凹部53に正しく係合する方向すなわち反時計回り方向に対しプラス方向に力を加えられる。
この力が図12の下の矢印f及び図10の姿勢Cにおける矢印fで示す反時計回り方向の付勢力となり、これによって、カメラ1の図2又は図3に示す姿勢すなわち図10の姿勢Cの状態において、表示装置5のダブルヒンジ7に対する回動禁止状態が維持され、170°開成した状態の表示面5−2が矢印gで示すように撮影方向に対し斜め上を向く位置でカメラ本体2に対して位置決めされる。
尚、上記の中間位置の姿勢Bでは、第2軸クリックA37のクリック凸部49はそれぞれ第2軸クリックB41のクリック凹部53−1と53−2の中間にあり、螺旋バネ42の付勢力による第2軸クリックB41からの押圧力で生じるクリック凸部49と第2軸クリックB41の対向面との摩擦抵抗によって、外力が除去された時点で、その位置で姿勢が停止する。
この後、図11に示す姿勢D、Eの回動において、表示装置5とダブルヒンジ7との位置関係は変わることなく、前述したようにダブルヒンジ7のみが回動して、姿勢Eの状態でダブルヒンジ7の回動が停止し、表示装置5の非表示面5−1が上記の付勢力fによりカメラ本体2の背面2−1に設けられている4個の凸部20に当接して表示装置5がカメラ本体2に対して位置決めされる。
このように、上記実施例1に示す実施形態においては、表示装置5は、図1、図6及び図10の姿勢Aに示す撮影レンズ部13(カメラ本体2の撮影レンズ窓13が有る撮影面2−2、図2参照)を保護する位置と、露出させる位置(図10の姿勢E参照)とに移動可能に回動する。
また、ダブルヒンジ7の連結部における回動開始時の回動抵抗において、連結部の第1の回動部としての第1軸32廻りの回動抵抗は、第2の回動部としての第2軸33廻りの回動抵抗よりも大きいので、表示装置5を開き方向に回動させる場合には、常に先に表示装置5がダブルヒンジ7に対して単独で回動を開始し、その次にダブルヒンジ7と共に回動するというように動作するので、2軸の回動軸を有するヒンジ構造でありながら、表示装置5の回動位置はカメラ本体2に対して一義的に定まって安定している。
尚、上記の第1軸32廻りの回動抵抗及び第2軸33廻りの回動抵抗となる回動負荷の設定は、クリック部の凹凸の深さや、突起部分の曲面の角度、押圧螺旋バネの力量等、単独または組合せで設定される。
次に、図2、図3及び図10の姿勢Cの状態における表示装置5の表示面5−2の表示態様について説明する。
図13は、実施例1におけるカメラ1の構成ブロック図である。同図に示すように、カメラ1のカメラ本体2には、CPU55と、このCPU55にバス56を介して接続された表示画像処理部57、撮像部58、画像処理部59、及び内蔵メモリ61が備えられている。
更にCPU55には、表示装置開閉SW(スイッチ)62、本体操作部63、ズームモータ64、フォーカスモータ65、及び表示装置5の表示装置操作部66が直接接続されている。
上記の表示装置開閉SW62は、図2に示したスイッチ接片12−2を有し、CPU55はスイッチ接片12−2により表示装置5の開成開始を検出してカメラ1に電源を入れ、表示装置5の閉成を検出してカメラ1の電源を切断する。
本体操作部63は、図1に示したズームレバー8、シャッタボタン9、図4に示したモードダイヤル17、十字ボタン18、その他の操作ボタン19等から構成され、操作イベントを検出してCPU55に通知する。
CPU55は、ズームモータ64を制御して撮影レンズ部67のズームレンズを移動駆動し、また、フォーカスモータ65を制御して撮影レンズ部67のフォーカスレンズを移動駆動する。
撮影レンズ部67を透過した被写体像は撮像素子68上に結像する。撮像部58は撮像素子68を制御し、撮像素子68上に結像した被写体像から光電変換されたアナログ信号をデジタル変換し、このデジタル変換された結像信号を画像データとして画像処理部59に出力する。
画像処理部59は、画像データに、γ補正、WB処理を施す。CPU55からの指示により、その処理された画像データが更に圧縮処理されて、カメラ本体2に交換自在に装着される不図示のメモリカード等の記録媒体に格納される。
また、表示画像処理部57は、上記のように撮影対象の映像を表示装置5の表示面5−2に画像として表示するときに、又は記録媒体に格納されている画像データを表示装置5の表示面5−2に画像として再生表示するときに、その画像の明暗・彩度・色合いなどの違いを補正する、γ補正、色処理、WB(ホワイトバランス)補正処理等をその画像データに対して施す。
CPU55は、カメラ本体2の背面のモードダイヤル17が自分撮りモードに設定されているときは、カメラ1の姿勢が図10に示す姿勢Cの状態にあると判断し、表示画像処理部57に対し、表示装置5の画像表示部69を制御して表示面5−2に表示される表示画像を天地を逆転処理し、さらに設定によっては左右を鏡像反転処理して表示させるよう指示する。
図16は、表示装置5のロック爪12−1近傍の要部側断面図である。同図は左に表示装置5を閉成する直前の状態を示し、右に表示装置5を閉成した直後の状態を示している。
同図の左において、いま表示装置5は矢印hで示す右方向すなわちカメラ本体2の撮影面2−2に向けて閉成する直前の状態にある。このときロック溝12−3内部において、スイッチ接片12−2は、不図示の付勢部材により矢印jで示す左方向に付勢されている。この状態でスイッチ接片12−2は、不図示の電源接点との係合を外れて電源接点を閉状態にしており、したがってカメラ本体2への通電が継続されている。
上記の状態から同図の右に示すように、表示装置5の閉成が完了した状態では、ロック爪12−1がスイッチ接片12−2を不図示の付勢部材の付勢力に抗して右方向に押し込んでいる。
CPU55は、スイッチ接片12−2の状態を常時監視し、スイッチ接片12−2が右方向に押し込まれた場合には、カメラの主電源をオフにする処理を行う。
そして、この表示装置5の閉成が完了と同時に、同図の右に示すように、ロック爪12−1がロック溝12−3内に嵌入した状態となり、ロック爪12−1の上下がロック溝12−3の上下内壁に当接して、矢印kで示す上下方向への移動を制限されて、表示装置5の常に正しい位置での閉成状態が維持される。これにより、ここでも2軸回動機構に発現される虞のある動作の不安定が、表示装置5の閉成時の動作においても解消される。
図14は、実施例2として、セルフタイマを用いた撮影時の3通りの撮影姿勢の態様を示す図である。同図の左は、図10の姿勢Eの状態におけるカメラ1を例えば机などの水平な台70に載置した通常のセルフタイマ第1撮影位置を示している。この状態で、カメラ1の撮影面2−2の撮影方向は台70の面に対して20°上向きとなっており、撮影対象がカメラ1に対し近距離に有る場合や、台70が低い位置にあり、撮影対象をローアングルで撮影するときなどに適している。
図14の中央は、ダブルヒンジ7をやや閉じ方向に回動させて台70上に載置したときのセルフタイマ第2撮影位置を示している。この状態で、カメラ1の撮影面2−2の撮影方向は台70の面に対して10°上向きとなっている。この状態は撮影対象がカメラ1に対し中距離に有る場合などに適している。
図14の右は、ダブルヒンジ7を更に閉じ方向に回動させて台70上に載置したときのセルフタイマ第3撮影位置を示している。この状態で、カメラ1の撮影面2−2の撮影方向は台70の面に対して平行な状態となっている。この状態は台70が人の目線と同じ程度の比較的高い位置にある場合などに適している。
図15は、上記にようにカメラ1の状態をセルフタイマ第1撮影位置〜セルフタイマ第3撮影位置に設定するために、図9に示した第1軸クリックB38の形状を変更した例を第1軸クリックB38´として示す図である。
尚、図15には、図9と比較して分かり易く示すため、図9と同一構成部分には図9と同一の番号を付与して示している。また、図15の第1軸クリックB38´は、図9の場合とは反対側から見た図、つまり図9において左側から見た面を示している。
図15に示すように、基準水平位置40から20°上にずれた位置に形成されているクリック凹部46−2に加えて、基準水平位置40から10°上にずれた位置にクリック凹部46−3が形成され、更に基準水平位置40上の位置にクリック凹部46−4が形成されている。この3個のクリック凹部46−2、46−3、46−4に、図9に示した第1軸クリックA36のクリック凸部43が順次係合することにより、図14に示したカメラ1のセルフタイマ第1撮影位置〜セルフタイマ第3撮影位置の状態が、安定した状態で設定される。
上は実施例1としてのカメラの上面図、下はその正面図である。 右下はカメラの表示装置が下位置に回動しているときの全体正面図、右上はその上面図、左は正面図に対する把持部が設けられている方の側面図である。 図2の右下に示す状態のカメラを背面から見た図である。 表示装置を下位置から更にカメラ本体の裏側に回り込むように回動させて表示装置の非表示面側をカメラ本体の裏面に当接させた状態を示す図である。 表示装置の非表示面をカメラ本体の背面に当接させた撮影時の状態にしたときのカメラを斜め下から見上げた斜視図である。 表示装置を携帯時又は非使用時の状態に畳んだときのカメラの状態を斜め下から見た斜視図である。 ダブルヒンジの内部のヒンジ機構をカメラ全体構成の中における位置関係と共に示す概略斜視図である。 ヒンジ機構の拡大図である。 ヒンジ機構の第1軸クリックAと第1軸クリックBとの係合関係を示す図である。 表示装置の姿勢A、B、Cの状態を示す図である。 表示装置の姿勢D、Eの状態を示す図である。 ヒンジ機構の第2軸クリックAと第2軸クリックBとの係合関係を示す図である。 カメラの構成ブロック図である。 実施例2としてのセルフタイマを用いた撮影時の3通りの撮影姿勢の態様を示す図である。 カメラの状態をセルフタイマ第1撮影位置〜セルフタイマ第3撮影位置に設定するために第1軸クリックBの形状を変更した例を示す図である。 表示装置のロック爪近傍の要部側断面図である。
符号の説明
1 カメラ
2 カメラ本体
2−1 背面
2−2 撮影面
2−3 底面
2−3−1 外側角部
3 把持部
4 セルフタイマ用報知窓
5 表示装置(液晶表示装置)
5−1 非表示面
5−2 表示面
5−3 底面
6−1、6−2 報知部
7 ダブルヒンジ(ヒンジケース)
7−1 内側ヒンジカバー
7−2 外側ヒンジカバー
7−3 ヒンジフレーム
7−3−1 中軸
7−3−2 板状部材
8 ズームレバー
9 シャッタボタン
10 前面凸部
11 リモコン用操作部
12−1 ロック爪
12−2 スイッチ接片
12−3 ロック溝
13 撮影レンズ窓
14 ストロボ窓
15 マイク
16 電源ボタン
17 モードダイヤル
18 十字ボタン
19(19−1、19−2、19−3) 操作ボタン
20 凸部
21 右手
22 第1当接部
23 第2当接部
24 第3当接部
25(25−1、25−2、25−3) 本体連結係合部
26(26−1、26−2、26−3) 表示連結係合部
27 ネジ込み穴
28 ボス
29 ネジ挿通孔
31 フレキシブル基板
32 第1軸
33 第2軸
34、35 フランジ部
36 第1軸クリックA
37 第2軸クリックA
38、38´ 第1軸クリックB
39 螺旋バネ
40 基準水平位置
41 第2軸クリックB
42 螺旋バネ
43 クリック凸部
44 内周Dカット面
45 Dカット平坦部
46−1、46−2、46−3、46−4 クリック凹部
47 ヒンジ第1軸係合部
48 基準水平位置(ダブルヒンジの閉じ位置)
49(49−1、49−2) クリック凸部
51 内周Dカット面
52 Dカット平坦部
53(53−1、53−2) クリック凹部
54 第2軸係合部
55 CPU
56 バス
57 表示画像処理部
58 撮像部
59 画像処理部
61 内蔵メモリ
62 表示装置開閉SW(スイッチ)
63 本体操作部
64 ズームモータ
65 フォーカスモータ
66 表示装置操作部
67 撮影レンズ部
68 撮像素子
69 画像表示部
70 台

Claims (7)

  1. 撮影レンズ部を前面側に有するカメラ本体と、
    前記撮影レンズ部で撮影された画像を表示する表示装置と、
    前記表示装置を前記撮影レンズ部を保護する位置と露出させる位置とに移動可能に前記カメラ本体と前記表示装置とを連結する連結部と、
    備え、
    前記連結部は、前記カメラ本体を回動自在に連結する第1の回動部と、前記表示装置を回動自在に連結し前記第1の回動部とは回動抵抗が異なる第2の回動部と、を有することを特徴とするカメラ。
  2. 前記連結部の前記第1の回動部の回動抵抗は、前記第2の回動部の回動抵抗よりも大きい、ことを特徴とする請求項1記載のカメラ
  3. 前記連結部の前記第1の回動部の回動抵抗及び前記第2の回動部の回動抵抗は、それぞれ回動開始時の抵抗である、ことを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ。
  4. 前記連結部は、カメラ本体の底面部に設けられ、前記第1の回動部と前記第2の回動部それぞれの回動中心は相互に平行になるように設定されている、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のカメラ。
  5. 前記連結部は、
    カメラ本体の底面部に設けられ、
    前記第2の回動部の回動中心がカメラ本体の幅方向と略平行であり、
    前記表示装置が前記カメラ本体の前記撮影レンズ部を覆う位置から被写体側に向かって底面方向に回動して前記表示装置の表示部が前記被写体に対峙する位置まで移動したとき前記表示部の表示方向が前記被写体の方向に対して斜め上向きとなるような位置で前記表示装置を保持する保持部を有する、
    ことを特徴とする請求項3記載のカメラ。
  6. 前記表示装置が前記保持部によって保持された位置において、前記表示装置の前記表示部に前記被写体の方向から見て正立状態の画像を表示させるように表示制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項5記載のカメラ。
  7. 撮影レンズを前面に備えたカメラ本体に、撮影画像を表示する表示装置を移動可能に連結する回動装置であって、
    前記表示装置を前記撮影レンズ部を保護する位置と露出させる位置とに移動可能に前記カメラ本体と前記表示装置とを連結する連結部を備え、
    該連結部は、
    前記カメラ本体を回動自在に連結する第1の回動部と、
    前記表示装置を回動自在に連結し前記第1の回動部の回動抵抗よりも小さい回動抵抗を有する第2の回動部と、
    を備えたことを特徴とする回動装置。

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