JP2009078383A - 流延方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持体とラビリンスシールとの隙間を一定にする。
【解決手段】減圧チャンバ36は、流延ビード21aの背面側を減圧する。取付ボルト56により、後面ラビリンス板51、シール板取付ブラケット53を、後面板36aに仮固定する。後面板36aに、ボルト取付ブラケット61を取り付ける。調整ボルト62の雄ネジ部62bを、挿通孔61aに挿通させて雌ネジ部53bに螺合させる。調整ボルト62をC方向に回転させて、後面ラビリンス板51を、垂れ下がりが矯正される方向であるD方向に引き上げ、シール隙間Gを微調整する。後面ラビリンス板51を引き上げて、ライナ58を取り除いた後、取付ボルト56により、後面ラビリンス板51を後面板36aに本固定する。自重により後面ラビリンス板51が垂れ下がることがなく、流延ドラム32の走行方向Aにおけるシール隙間Gは一定に保たれる。
【選択図】図6

Description

本発明は、流延方法及び装置に関するものである。
ポリマーフィルム(以下、フィルムと称する)は、優れた光透過性や柔軟性および軽量薄膜化が可能であるなどの特長から光学機能性フィルムとして多岐に利用されている。中でも、セルロースアシレートなどを用いたセルロースエステル系フィルムは、強靭性や低複屈折率であることから、写真感光用フィルムをはじめとして、近年市場が拡大している液晶表示装置(LCD)の構成部材である偏光板の保護フィルムまたは光学補償フィルムなどに用いられている。
主なフィルムの製造方法としては、溶融押出方法と溶液製膜方法とがある。溶融押出方法とは、ポリマーをそのまま加熱溶解させた後、押出機で押し出してフィルムを製造する方法であり、生産性が高く、設備コストも比較的低額であるなどの特徴を有する。しかし、膜厚精度を調整することが難しく、また、フィルム上に細かいスジ(ダイライン)ができるために、光学機能性フィルムへ使用することができるような高品質のフィルムを製造することが困難である。一方、溶液製膜方法は、ポリマーと溶媒とを含んだポリマー溶液(ドープ)を支持体上に流延して形成した流延膜が自己支持性を有するものとなった後、これを支持体から剥がして湿潤フィルムとし、さらに、この湿潤フィルムを乾燥させてフィルムとする方法である。溶融押出方法と比べて、光学等方性や厚み均一性に優れるとともに、含有異物の少ないフィルムを得ることができるため、LCD用途などの光学機能性フィルムは、主に溶液製膜方法で製造されている。
この溶液製膜方法は、セルローストリアセテートなどのポリマーをジクロロメタンや酢酸メチルを主溶媒とする混合溶媒に溶解した高分子溶液(以下、ドープと称する)を調製する。更に、このドープに所定の添加剤を混合し、流延ドープを調製する。流延ドープを流延ダイより流延ビードを形成させて、キャスティングドラムやエンドレスバンドなどの支持体上に流延して流延膜を形成する(以下、流延工程と称する)。その流延膜が支持体上で冷却され、自己支持性を有するものとなった後に、支持体から膜(以下、この膜を湿潤フィルムと称する)として剥ぎ取り、この湿潤フィルムを乾燥させたものをフィルムとして巻き取る。
ところで、近年の液晶表示装置等の需要の著しい伸長に応えるため、生産効率の高い溶液製膜方法の確立が求められている。生産効率の向上の点から考慮すると、流延工程が溶液製膜方法の高速化についての律速であることは周知である。溶液製膜方法の高速化のために、支持体の走行速度の高速化、そして、減圧チャンバ等の減圧手段を用いて、流延ビードの背面側(以下、減圧ゾーンと称する)の減圧は、周知の手法である。
支持体と減圧チャンバとの隙間が変わると、減圧チャンバ内の圧力が変動してしまい、ドープの支持体への着地点が変動して、流延膜の膜厚が不均一になることや、支持体表面と流延ビードとの間の密着性が下がり、流延膜と支持体表面との間に空気が混入してしまうことがあった。これらが発生した場合には、フィルムの品質が低下してしまうため、問題となっていた。このため、特許文献1では、支持体と減圧チャンバとの隙間を検出して、設定値以下になったときには、減圧チャンバを移動させて、支持体と減圧チャンバとの隙間が設定値以上となるようにした樹脂フィルムの製造装置が提案されている。
また、特許文献2では、流延ダイの周辺に、遮風手段としての遮風板や遮風フィン等を設けた高分子樹脂フィルムの製造方法が提案され、特許文献3では、減圧チャンバに、上下方向に移動自在なラビリンスシールとしての調整プレートを設け、調整プレートの上下動により、調整プレートと支持体表面との隙間を調整するセルロースエステルフィルムの製造装置が提案されている。
特開2001−79864号公報 特開2002−103358号公報 特開2003−1655号公報
しかしながら、2m以上の幅広のフィルムを製造する場合には、それに応じて、減圧チャンバ及びラビリンスシールの幅も2m以上となるため、ラビリンスシールが自重で垂れ下がる。この垂れ下がりにより、支持体とラビリンスシールとの隙間が変わるため、減圧チャンバ内の圧力が変動してしまい、フィルムの品質が低下するという問題があった。また、ラビリンスシールの垂れ下がり量は、時間経過等で変動するため、垂れ下がりを考慮してラビリンスシールの位置決め調整を行うことは難しく、調整に要する時間が長くなり、生産効率が低下してしまうという問題があった。
さらに、ラビリンスシールの垂れ下がりが大きい場合には、ラビリンスシールが支持体表面に接触し、支持体表面が損傷することがあった。表面が損傷した支持体上にドープを流延すると、この傷がフィルムに転写され、フィルムの光学特性のムラの原因となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ラビリンスシールの自重による垂れ下がり量を調整して、支持体とラビリンスシールとの隙間を一定にすることができる流延方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の流延方法は、走行するエンドレス支持体上に、流延ダイから吐出させた流延ビートにより流延膜を形成し、減圧チャンバにより前記流延ビートの前記支持体走行方向上流側を減圧する流延方法において、前記減圧チャンバと前記支持体との間で減圧チャンバに取り付けられたラビリンスシール部の自重による垂れ下がり量を調整し、前記支持体と前記ラビリンスシール部とのシール隙間を一定にすることを特徴とする。
また、本発明の流延装置は、走行するエンドレス支持体に近接させて、流延ダイと前記流延ダイの前記支持体走行方向上流側で減圧チャンバとを設け、前記流延ダイから吐出させた流延ビートにより前記支持体上に流延膜を形成し、前記減圧チャンバにより前記流延ビートの前記支持体走行方向上流側を減圧する流延装置において、前記減圧チャンバと前記支持体との間で減圧チャンバに取り付けられたラビリンスシール部と、前記ラビリンスシール部と前記減圧チャンバとの間に取り付けられ、前記ラビリンスシール部の自重による垂れ下がり量を調整し、前記支持体と前記ラビリンスシール部とのシール隙間を一定にするシール隙間調整部と、を備えたことを特徴とする。
さらに、前記シール隙間調整部は、前記ラビリンスシール部と前記減圧チャンバとの間に取り付けられ、回動により前記ラビリンスシール部を上方に引き上げて、前記支持体とのシール隙間を微調整する調整ボルトと、前記減圧チャンバに固定され、前記調整ボルトを支持する支持孔を有するボルト取付ブラケットと、前記ラビリンスシール部に形成され、前記調整ボルトが螺合する雌ネジ部と、を有することが好ましい。
また、前記ラビリンスシール部は、先端に溝形成用凹部を有するシール板を複数重ねて連結し、連結された前記シール板と前記溝形成用凹部とによりラビリンス溝を構成することが好ましい。なお、前記シール板を構成する素材としては、MCナイロン(登録商標)、ステンレス、テフロン(登録商標)等が挙げられる。
さらに、前記ラビリンスシール部は、前記減圧チャンバに片持ち構造で取り付けられていることが好ましい。さらに、前記シール隙間調整部を複数設けることが好ましい。
本発明によれば、ラビリンスシール部の自重による垂れ下がり量を調整し、支持体とラビリンスシール部とのシール隙間を一定にするから、ラビリンスシール部が垂れ下がった状態のままで、スペーサ等の治具を用いてシール隙間を調整するものに比べて、シール隙間の調整に要する時間を短縮することができる。
以下に、本発明の実施態様について詳細に説明する。ただし、本発明はここに挙げる実施態様に限定されるものではない。
図1に示すように、フィルム製造ライン10は、ストックタンク11と流延室12とピンテンタ13とクリップテンタ14と乾燥室15と冷却室16と巻取室17とを有する。
ストックタンク11には、モータ11aで回転する攪拌翼11bとジャケット11cとが備えられており、その内部にはフィルム20の原料となるドープ21が貯留されている。ストックタンク11は、ジャケット11cの内部に伝熱媒体を流すことによりドープ21の温度を25〜35℃に調整するとともに、モータ11aにより攪拌翼11bを回転させている。これにより、ポリマーなどの凝集を抑制しながら、ドープ21を均質に保持している。
ストックタンク11の下流には、ポンプ25と濾過装置26とが備えられている。適宜適量のドープ21を、ポンプ25によりストックタンク11から濾過装置26に送り込み濾過することにより、ドープ21中の不純物を取り除く。
流延室12には、流延装置として、ドープ21の流出手段である流延ダイ30と、エンドレス支持体であるキャスティングドラム(以下、流延ドラムと称する)32と、流延ドラム32から流延膜33を剥ぎ取る剥取ローラ34と、流延室12の内部温度を調整する温調設備35と、減圧手段である減圧チャンバ36とが備えられている。
図2に示すように、流延ダイ30の先端には、ドープ21を流出する流出口30aが設けられている。流出口30aは、その下方に配置される流延ドラム32の周面32a上にドープ21を流延する。流延ダイ30の材質は、電解質水溶液やメチレンクロライドやメタノールなどの混合液に対する高い耐腐食性や低い熱膨張率などを有する素材から形成される。また、流延ダイ30の接液面の仕上げ精度は表面粗さで1μm以下、真直度はいずれの方向にも1μm/m以下のものを用いることが好ましい。このような流延ダイ30を用いることにより、スジ及びムラのない流延膜33を流延ドラム32上に形成することができる。
図1及び図2に示すように、略円柱状、或いは略円筒状に形成される流延ドラム32は、駆動装置により軸を中心に回転する。この駆動装置によって、流延ドラム32は、その周面32aが所定の走行方向Aに所定の走行速度(10〜300m/分)で走行するように回転する。流延ドラム32の周面32aは、クロムメッキ処理が施され、十分な耐腐食性と強度を有する。また、伝熱媒体循環装置37が、流延ドラム32に取り付けられている。この伝熱媒体循環装置37にて所望の温度に保持されている伝熱媒体が、流延ドラム32内の伝熱媒体流路を通過することにより、流延ドラム32の表面温度を所望の範囲に保持することができる。
流延工程では、流延ダイ30から流延ドラム32の周面32aへドープ21が流出される。また、流延ダイ30から流延ドラム32の周面32aにかけて流延ビード21aが形成される。走行する周面32a上では、ドープ21が流れ延ばされ、流延膜33が形成される。この流延膜33は、流延ドラム32の回転によって走行方向Aに所定の速度で搬送される。
減圧チャンバ36は、流延ダイ30よりも走行方向Aにおける上流側に配され、流延ビード21aの背面側を減圧する。流延ビード21aの背面側を負圧にすることにより、周面32aと流延ビード21aとの間の密着性が向上するため、流延膜33と周面32aとの間に空気が混入することを防ぐことができる。ここで、背面側とは、走行方向Aの上流側に位置する流延ビード21aの片面側である。減圧チャンバ36は、吸引装置46に接続されており、吸引装置46により、流延ビード21aの背面側を−1500Pa〜−10Paの範囲で減圧することができる。流延ドラム32上での冷却により自己支持性を備えた流延膜33は、剥取ローラ34によって、流延ドラム32から剥ぎ取られ、湿潤フィルム40となる。
図1に示すように、流延室12の内部温度は、温調設備35により所定の範囲内で略一定となるように調整される。流延室12の内部温度は、10℃以上30℃以下であることが好ましい。流延室12内には、気化している溶媒を凝縮回収するための凝縮器(コンデンサ)41と凝縮液化した溶媒を回収する回収装置42とが備えられている。凝縮器41で凝縮液化した有機溶媒は、回収装置42により回収される。その溶媒は再生装置で再生された後に、ドープ調製用溶媒として再利用される。この回収装置42により、流延室12における凝縮点を−10℃以上25℃以下に保持する。流延室12における凝縮点が−10℃未満の場合は、溶媒が蒸発しやすくなるためにプレートアウトが起こりやすくなるため好ましくなく、また、凝縮点が25℃を超える場合には、フィルムの面状故障の原因となる溶媒の凝縮が周面32a上で起こりやすくなるため好ましくない。ここで、凝縮点とは、雰囲気に含まれる溶媒の凝集が開始する温度である。
図2及び図3に示すように、減圧チャンバ36は、配管45を介して、吸引装置46(図1参照)に接続されている。吸引装置46は、予め設定された減圧値に従って、配管45を介して減圧チャンバ36の内部の空気を吸引して、減圧チャンバ36の内部の雰囲気を所定圧力まで減圧する。このとき、流延ビード21aの背面側にある空気が吸引され、流延ビード21aの背面側を所望の圧力に減圧する。減圧チャンバ36は、公知のものであり、その詳細な説明は省略するが、内部には、流延ドラム32の走行方向Aと略平行の向きに空気を送るように配された整流板47が複数設けられている。この整流板47で、空気の流れを整えることにより、減圧チャンバ36内の空気の吸引及び減圧を安定して行うことができる。
流延ドラム32が走行すると、周面32aの近傍に同伴風が発生する。この同伴風が減圧チャンバ36の内部に大量に流入すると、減圧チャンバ36の内部の圧力調整が安定しなくなる。このため、減圧チャンバ36には、減圧チャンバ36の内部に流入する上記同伴風の量を抑制するための後面ラビリンスシール板51及び側面ラビリンスシール板52(以下、後面ラビリンス板51、側面ラビリンス板52と称する)が取り付けられている。側面ラビリンス板52は、減圧チャンバ36の左右側面に1個ずつ取り付けられている。各ラビリンス板51,52は、それぞれシール板取付ブラケット53を介して減圧チャンバ36に取り付けられる。本実施形態では、ラビリンスシール部は、各ラビリンス板51,52とシール板取付ブラケット53を備えて構成されている。
後面ラビリンス板51は、減圧チャンバ36の後面板36aの下端部を覆うように形成され、側面ラビリンス板52は、減圧チャンバ36の側面板36bの下端部を覆うように形成されている。各ラビリンス板51,52は、厚さ25mmで形成され、減圧チャンバ36は、幅2050mmで形成されており、後面ラビリンス板51は、減圧チャンバ36の後面を覆うために、幅Wが2100mmで形成されている。なお、図3においては、各ラビリンス板51,52、シール板取付ブラケット53及びボルト取付ブラケット61を簡略化して図示している。
図4に示すように、後面ラビリンス板51は、MCナイロン(登録商標)製で厚みt1が5mmのシール板54を5枚重ね合わせて構成されており、後面ラビリンス板51の厚さは25mmとなる。5枚のシール板54は、ビス(図示せず)により一体化されている。シール板54の下端部は、流延ドラム32の周面32aに対向する下面54aの厚みt2が1mm、下面54aから厚さ5mmの部分までの長さLが5mmとなるようにテーパ状に形成されている。これにより、シール板54の下端(先端)には、溝形成用凹部54bが形成され、シール板54を重ね合わせると、ラビリンス溝55が形成される。側面ラビリンス板52も、同様にして、シール板54を5枚重ね合わせて構成されている。側面ラビリンス板52を構成するシール板54は、後面ラビリンス板51を構成するものよりも、長手方向の長さが短いものが用いられる。なお、溝形成用凹部54bを形成するためのシール板54の下端部形状は、適宜変更可能であり、溝形成用凹部54bを、図4における左側部分を開放するように形成してもよい。
各ラビリンス板51,52は、下面54aと周面32aとのシール隙間Gが0.5〜1mmとなるように、減圧チャンバ36に取り付けられている。なお、上記t1、t2及びLは、適宜変更可能であり、t1は5〜10mm、t2は0.1〜1mm、Lは1〜20mmであることが好ましい。また、図4においては、t1、t2、L及びGの比率を変えて図示している。
各ラビリンス板51,52及びシール板取付ブラケット53は、頭部56aと、ネジ切りされた雄ネジ部56bとから構成された取付ボルト56により、減圧チャンバ36に取り付けられる。以下では、後面ラビリンス板51の取り付けについて説明を行うが、側面ラビリンス板52の取り付けも同様の部材を用いて行うものである。
シール板取付ブラケット53は、ステンレスにより構成され、図3に示すように、後面ラビリンス板51の長手方向において250mmピッチで8個配されている。同様にして、シール板取付ブラケット53は、側面ラビリンス板52の長手方向において250mmピッチで3個配されている。シール板取付ブラケット53は、自重により垂れ下がることがないような厚みで形成されている。なお、シール板取付ブラケット53の個数及び配置ピッチは、各ラビリンス板51,52のサイズに応じて、適宜変更可能されるものであり、配置ピッチは、100〜1000mmであることが好ましい。なお、8個または3個のシール板取付ブラケット53を、1個のブラケットとして一体的に形成してもよい。
図4に示すように、シール板取付ブラケット53には、雄ネジ部56bを挿通するための挿通孔53aと、後述する調整ボルト62の雄ネジ部62bに螺合する雌ネジ部53bとが形成されている。
後面板36a及び側面板36bには、シール板取付ブラケット53に対応したそれぞれの位置に、雄ネジ部56bが挿通される挿通孔36cが形成されている。すなわち、挿通孔36cは、後面板36aには8個、2枚の側面板36bには3個ずつ形成されている。
後面板36a及び側面板36bの内面には、ネジ孔57aが形成された取付板57が取り付けられている。ネジ孔57aは、挿通孔36cに連通する位置にそれぞれ形成されている。なお、取付板57を、後面板36a及び側面板36bに一体的に形成してもよい。また、取付板57に代えて、ナットを用いてもよい。
シール板54には、雄ネジ部56bを挿通するための挿通孔54cが形成されている。後面ラビリンス板51を後面板36aに取り付けるときには、雄ネジ部56bを、5枚のシール板54の各挿通孔54c、挿通孔53a、挿通孔36cに順に挿通させる。そして、雄ネジ部56bを、ネジ孔57aに螺合させ、後面ラビリンス板51、シール板取付ブラケット53を後面板36aに仮固定する。このとき、図5に示すように、厚さ0.5〜1mmのライナ58を周面32aに載せて、下面54aをライナ58の上面に当接させた状態で行う。
後面ラビリンス板51は、幅2100mm、厚さ25mmのMCナイロン(登録商標)製の板であり、その重量は非常に重く、さらには、後面ラビリンス板51は、片持ち構造で減圧チャンバ36に取り付けられている。このため、後面ラビリンス板51の自重により、後面板36aの後面ラビリンス板51が取り付けられた部分が撓み、図5に示すように、後面ラビリンス板51が垂れ下がる方向であるB方向に傾く。後面ラビリンス板51がB方向に傾くと、下面54aがライナ58の上面に押し付けられる。この状態で、ライナ58を無理やり取り除くと、B方向への傾きにより、下面54aが周面32aに当接し、周面32aが傷ついてしまう。また、後面板36aの撓み量、すなわち、後面ラビリンス板51の垂れ下がり量は、時間経過等で変動するため、シール隙間Gが一定にならない。
同様にして、側面ラビリンス板52も自重により垂れ下がる方向に傾く。以下では、後面ラビリンス板51の傾き(垂れ下がり)調整について説明を行うが、側面ラビリンス板52の傾き調整も同様の部材を用いて行うものである。
ステンレス製のボルト取付ブラケット61は、シール板取付ブラケット53よりも上方であって、後面板36aにおける撓みが発生しない部分に固定されている。このため、後面板36aが撓んだときにも、ボルト取付ブラケット61は傾くことがない。ボルト取付ブラケット61には、雄ネジ部62bが挿通される挿通孔61aが形成されている。ボルト取付ブラケット61は、自重により撓むことがないような厚みで形成され、シール板取付ブラケット53に対向する位置にそれぞれ設けられている。すなわち、ボルト取付ブラケット61は、後面板36aに8個、2枚の側面板36bそれぞれに3個ずつの計14個設けられている。調整ボルト62は、頭部62aと、ネジ切りされた雄ネジ部62bとから構成される。
図6に示すように、雄ネジ部62bを挿通孔61aに挿通させて雌ネジ部53bに螺合させ、頭部62aがボルト取付ブラケット61の上面61bに当接するまで調整ボルト62をC方向に回転させる。この状態から、さらに調整ボルト62をC方向に回転させると、シール板取付ブラケット53及び後面ラビリンス板51は、垂れ下がりが矯正される方向であるD方向に引き上げられ、シール隙間Gが微調整される。そして、下面54aがライナ58の上面に押し付けられる力がなくなるまで、後面ラビリンス板51を引き上げて、ライナ58を取り除いた後、取付ボルト56により、後面ラビリンス板51を後面板36aに本固定する。本固定した後も、自重により後面ラビリンス板51が垂れ下がることがなく、シール隙間Gは一定に保たれる。
図1に戻って、流延室12の下流には、湿潤フィルム40を乾燥させてフィルム20とするピンテンタ13と、このフィルム20を乾燥させながら延伸するクリップテンタ14とが設けられている。ピンテンタ13では、多数のピンを湿潤フィルム40の両側端部に差し込み固定した後、この湿潤フィルム40を搬送する間に乾燥を促進させてフィルム20とする。そして、まだ溶媒を含んでいる状態のフィルム20をクリップテンタ14に送り込む。
クリップテンタ14では、チェーンの動きにより無端で走行する多数のクリップによりフィルム20の両側端部を挟持した後、このフィルム20を搬送する間に、乾燥を促進させる。このとき、対面するクリップの幅を拡げてフィルム20の幅方向に張力を付与することでフィルム20を延伸する。このように、フィルム20の幅方向への延伸処理により、フィルム20中の分子が配向し、所望のレターデーション値をフィルム20に付与することができる。なお、クリップテンタ14は省略しても良い。
クリップテンタ14から送り出されたフィルム20は、耳切装置71により両側端部が切断される。この耳切装置71には、クラッシャ72が備えられており、ここで、フィルム20の両側端部は切断された後、クラッシャ72に送り込まれて粉砕される。粉砕されたフィルム細片は、原料ドープとして再利用される。
耳切装置71で両側端部が切断されたフィルム20は、乾燥室15に送られる。乾燥室15には、多数のローラ73と吸着回収装置74とが備えられている。フィルム20はローラ73により乾燥室15内を搬送される。乾燥室15で乾燥されたフィルム20は、冷却室16に送られて30℃以下に冷却された後、巻取室17に送られる。また、冷却室16の下流には、強制除電装置(除電バー)75が設けられている。さらに、本実施形態では、強制除電装置75の下流側に、ナーリング付与ローラ76を設けている。
巻取室17の内部には、巻取ローラ77、プレスローラ78が設けられている。巻取室17に送られたフィルム20は、巻取ローラ77で巻き取られる。この際にプレスローラ78で押圧されて巻き取られる。
次に、上記のように構成されたフィルム製造ライン10の作用について説明する。後面ラビリンス板51を、減圧チャンバ36に取り付けるときには、先ず、図4に示すように、取付ボルト56により、後面ラビリンス板51、シール板取付ブラケット53を後面板36aに仮固定する。このとき、図5に示すように、ライナ58を周面32aに載せて、下面54aをライナ58の上面に当接させた状態で仮固定を行う。
次に、図6に示すように、雄ネジ部62bを挿通孔61aに挿通させて雌ネジ部53bに螺合させる。調整ボルト62をC方向に回転させて、後面ラビリンス板51を、垂れ下がりが矯正される方向であるD方向に引き上げ、シール隙間Gを微調整する。下面54aがライナ58の上面に押し付けられる力がなくなるまで、後面ラビリンス板51を引き上げて、ライナ58を取り除く。そして、取付ボルト56を回転させて、後面ラビリンス板51を後面板36aに本固定する。本固定した後も、自重により後面ラビリンス板51が垂れ下がることがなく、流延ドラム32の走行方向Aにおけるシール隙間Gは一定に保たれる。
このように、調整ボルト62の回転により、後面ラビリンス板51及び側面ラビリンス板52の自重による垂れ下がりを調整して、シール隙間Gを調整するから、各ラビリンス板51,52が垂れ下がった状態のままで、スペーサ等の治具を用いてシール隙間Gを調整するものに比べて、シール隙間Gの調整に要する時間を短縮することができる。これにより、フィルム製造ライン10の稼働率を向上させることができ、フィルム20を高い生産効率で製造することができる。
また、各ラビリンス板51,52の垂れ下がりを調整することにより、シール隙間Gを一定に保つことができるから、シール隙間Gを0.5mmとした場合にも、下面54aが周面32aに接触することがない。減圧チャンバ36の内部の圧力が−500Paのときには、シール隙間Gを0.5mmとした場合には、シール隙間Gが1mmの場合に比べて、吸引装置46による吸引流量(吸引風速)を28%程度下げることができる。これにより、吸引量が小さくサイズの小さい吸引装置46を使用することができ、フィルム製造ライン10のサイズダウン及びコストダウンを図ることができる。また、吸引流量を下げることにより、流延ビード21aに当たる風の量を削減することができる。その結果、流延ビード21aへの外乱が減り、高品質のフィルム20を製造することができる。
さらに、シール隙間Gを一定に保つことにより、減圧チャンバ36の内部に流入する上記同伴風の量を安定化することができ、減圧チャンバ36の内部の圧力変動を抑制することができる。
また、減圧チャンバ36の内部の圧力変動を抑制することにより、減圧チャンバ36の内部の圧力変動に起因するフィルム20の品質低下を防止することができる。これにより、高品質のフィルム20を製造することができる。
さらに、シール隙間Gを一定に保つことができるから、シール隙間Gを検出するセンサ等を設ける必要がなく、高価なセンサを設けたフィルム製造ラインに比べて、コストダウンを図ることができる。
また、シール板取付ブラケット53及びボルト取付ブラケット61を、各ラビリンス板51,52の長手方向において複数設けたから、各ラビリンス板51,52の長手方向の全幅に亘って、シール隙間Gを一定に保つことができる。
さらに、各ラビリンス板51,52を、下端に溝形成用凹部54bが形成されたシール板54を5枚重ね合わせて構成したから、シール板54を重ね合わせるだけで、容易にラビリンス溝55を形成することができる。ラビリンス板を、1枚の板で構成した場合には、ラビリンス溝を形成するためにラビリンス板を切削加工する必要があるが、本発明では、上記切削加工を施す必要がない。
なお、上記実施形態では、幅Wが2100mmの後面ラビリンス板51の垂れ下がりを調整する形態について説明したが、幅Wがそれ以上(例えば、3000mm)の場合にも、垂れ下がりの調整を有効に行うことができる。
また、本発明は、調整ボルト62を用いて、各ラビリンス板51,52の自重による垂れ下がりを調整することができればよく、各ラビリンス板51,52を減圧チャンバ36に取り付ける取付構造や、調整ボルト62の取付構造は、上記した取付構造に限らず適宜変更可能である。さらに、ナットを用いて調整ボルト62の緩み防止を行うようにしてもよい。
さらに、ドープを流延する際に、2種類以上のドープを同時に共流延させて積層させる同時積層共流延、または、複数のドープを逐次に共流延して積層させる逐次積層共流延を行うことができる。なお、両共流延を組み合わせてもよい。同時積層共流延を行う場合には、フィードブロックを取り付けた流延ダイを用いてもよいし、マルチマニホールド型の流延ダイを用いてもよい。ただし、共流延により多層からなるフィルムは、空気面側の層の厚さと支持体側の層の厚さとの少なくともいずれか一方が、フィルム全体の厚みの0.5〜30%であることが好ましい。また、同時積層共流延を行う場合には、ダイスリットから支持体にドープを流延する際に、高粘度ドープが低粘度ドープにより包み込まれることが好ましく、ダイスリットから支持体にかけて形成される流延ビードのうち、外界と接するドープが内部のドープよりもアルコールの組成比が大きいことが好ましい。
また、本発明は、流延ドラム32の替わりに、回転ローラに掛け渡されて移動する流延バンドを用いる流延装置にも適用可能である。
フィルム製造ラインの概要を示す説明図である。 流延ダイと流延ドラムと減圧チャンバと後面ラビリンスシール板と側面ラビリンスシール板との概要を示す側面図である。 減圧チャンバと後面ラビリンスシール板と側面ラビリンスシール板とシール板取付ブラケットとボルト取付ブラケットとを示す分解斜視図である。 流延ドラムと減圧チャンバと後面ラビリンスシール板とシール板取付ブラケットと取付ボルトとを示す側面断面図である。 流延ドラムと減圧チャンバと後面ラビリンスシール板とシール板取付ブラケットとボルト取付ブラケットと調整ボルトとを示す側面図である。 後面ラビリンスシール板の垂れ下がりを調整した状態の流延ドラムと減圧チャンバと後面ラビリンスシール板とシール板取付ブラケットとボルト取付ブラケットと調整ボルトとを示す側面図である。
符号の説明
10 フィルム製造ライン
12 流延室
20 フィルム
21 ドープ
21a 流延ビード
30 流延ダイ
32 流延ドラム(エンドレス支持体)
32a 周面
33 流延膜
36 減圧チャンバ
36a 後面板
36b 側面板
51 後面ラビリンスシール板
52 側面ラビリンスシール板
53 シール板取付ブラケット
53b 雌ネジ部
54 シール板
54b 溝形成用凹部
55 ラビリンス溝
61 ボルト取付ブラケット
61a 挿通孔(支持孔)
62 調整ボルト
62b 雄ネジ部

Claims (6)

  1. 走行するエンドレス支持体上に、流延ダイから吐出させた流延ビートにより流延膜を形成し、減圧チャンバにより前記流延ビートの前記支持体走行方向上流側を減圧する流延方法において、
    前記減圧チャンバと前記支持体との間で減圧チャンバに取り付けられたラビリンスシール部の自重による垂れ下がり量を調整し、前記支持体と前記ラビリンスシール部とのシール隙間を一定にすることを特徴とする流延方法。
  2. 走行するエンドレス支持体に近接させて、流延ダイと前記流延ダイの前記支持体走行方向上流側で減圧チャンバとを設け、前記流延ダイから吐出させた流延ビートにより前記支持体上に流延膜を形成し、前記減圧チャンバにより前記流延ビートの前記支持体走行方向上流側を減圧する流延装置において、
    前記減圧チャンバと前記支持体との間で減圧チャンバに取り付けられたラビリンスシール部と、
    前記ラビリンスシール部と前記減圧チャンバとの間に取り付けられ、前記ラビリンスシール部の自重による垂れ下がり量を調整し、前記支持体と前記ラビリンスシール部とのシール隙間を一定にするシール隙間調整部と、を備えたことを特徴とする流延装置。
  3. 前記シール隙間調整部は、
    前記ラビリンスシール部と前記減圧チャンバとの間に取り付けられ、回動により前記ラビリンスシール部を上方に引き上げて、前記支持体とのシール隙間を微調整する調整ボルトと、
    前記減圧チャンバに固定され、前記調整ボルトを支持する支持孔を有するボルト取付ブラケットと、
    前記ラビリンスシール部に形成され、前記調整ボルトが螺合する雌ネジ部と、を有することを特徴とする請求項2記載の流延装置。
  4. 前記ラビリンスシール部は、先端に溝形成用凹部を有するシール板を複数重ねて連結し、連結された前記シール板と前記溝形成用凹部とによりラビリンス溝を構成することを特徴とする請求項2または3記載の流延装置。
  5. 前記ラビリンスシール部は、前記減圧チャンバに片持ち構造で取り付けられていることを特徴とする請求項2ないし4いずれか1つ記載の流延装置。
  6. 前記シール隙間調整部を複数設けたことを特徴とする請求項2ないし5いずれか1つ記載の流延装置。
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