JP2009077853A - パチンコ遊技機の遊技盤取付装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の遊技盤取付装置 Download PDF

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和之 長谷川
Susumu Sato
佐藤  進
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昌義 須藤
Kazuo Mishima
和雄 三島
Masayuki Ogawa
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Abstract

【課題】枠側コネクタと盤側コネクタとによる相互の通電可能な接続を確保する。
【解決手段】遊技盤30の左側部がa図に示すように前方に向けられた盤支持体8に嵌め込まれるに伴い、盤側コネクタ33が枠側コネクタ21に嵌め込まれる場合、コネクタ取付部15が撓み、枠側コネクタ21が盤側コネクタ33と嵌合する方向と逆の方向に逃げるが、その後、遊技盤30が後方に押されて盤支持体8のヒンジ13の上下方向に延びる軸心を中心として矢印X1で示すように後方に回転し、骨格受止部22がb図に示すように枠補強体9の板部20の端面に接触し、枠補強体9が骨格受止部22を経由してコネクタ取付部15を経由し盤側コネクタ33の方向に押し返し、この押し返す力をコネクタ取付部32が負担し、枠側コネクタ21と盤側コネクタ33とによる相互の通電可能な接続が確保される。
【選択図】図1

Description

本発明は、枠側コネクタと盤側コネクタとによる相互の通電可能な接続が確保されるパチンコ遊技機の遊技盤取付装置に関する。
図5は、特許文献1で開示されたパチンコ遊技機の遊技盤取付装置を示す。図5において、盤支持体8が可動枠3の前方に向くように回転され、遊技盤30の左側部が可動枠3の前方から内部に挿入され、盤側係合部31が枠側係合部14に上方から嵌め込まれたまま、遊技盤30が枠側係合部14と盤側係合部31との嵌合部分を中心として下方に回転され、枠側コネクタ21と盤側コネクタ33とが互いに嵌め合わされた後、遊技盤30が前方から後方に押されて盤収容室6に固定される。しかしながら、枠側コネクタ21が盤側コネクタ33と嵌合する方向と逆の方向に逃げて、枠側コネクタ21と盤側コネクタ33とによる相互の通電可能な接続が悪くなるという欠点がある。
特開2006−167183号公報
発明が解決しようとする問題点は、枠側コネクタと盤側コネクタとによる相互の通電可能な接続が悪くなるという点である。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤取付装置は、可動枠の盤収容室における盤支持体が可動枠の前方に回転され、遊技盤の左側部が可動枠の前方から内部に挿入され、遊技盤の盤側係合部が盤支持体の枠側係合部に上方から嵌め込まれたまま、遊技盤が枠側係合部と盤側係合部との嵌合部分を中心として下方に回転され、盤支持体の枠側コネクタと遊技盤の盤側コネクタとが互いに嵌め合わされた後、遊技盤が盤支持体を中心として前方から後方に回転しつつ盤収容室に収容されるパチンコ遊技機の遊技盤取付装置において、盤収容室の盤支持体よりも左側部には枠補強体が設けられ、盤支持体には骨格受止部が設けられ、遊技盤の右側部が前方から後方に押されて盤収容室に固定される場合に、枠補強体と骨格受止部とが互いに接触したことを最も主要な特徴とする。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤取付装置は遊技盤が盤支持体を中心として前方から後方に回転しつつ盤収容室に収容される場合に、枠補強体と骨格受止部とが互いに接触して、枠側コネクタと盤側コネクタとによる相互の通電可能な接続が確保されるという利点がある。
図1のa図は、枠側コネクタ21と盤側コネクタ33とが互いに嵌め合わされた断面を示す。図1のb図は、枠補強体9と骨格受止部22とが互いに接触した断面を示す。図2は、パチンコ遊技機の遊技盤取付装置を示す。図3は、可動枠3の枠側コネクタ21の周りの後側を示す。本明細書において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図2の状態に遊技機枠1および遊技盤30を置いて矢印Sで示す前方から見た場合に特定される方向である。
図2および図3を参照し、パチンコ遊技機の遊技盤取付装置の構造について説明する。図2に示すように、パチンコ遊技機の遊技盤取付装置は、可動枠3に遊技盤30を取り付けたり取り外したりするための装置であって、枠補強体9が可動枠3に設けられ、骨格受止部22が盤支持体8に設けられ、遊技盤30が前方から後方に押されて盤支持体8のヒンジ13を中心として回転するのに伴い、枠補強体9と骨格受止部22とが互いに接触して枠側コネクタ21と盤側コネクタ33とによる相互の通電可能な接続を保持する構造が、図5の従来例と異なる。
遊技機枠1は、固定枠2の前部に可動枠3を開閉可能に備える。固定枠2は、遊技機設置構造体に取り付けるための外枠とも呼ばれる。遊技機設置構造体は、遊技店のパチンコ遊技機を設置する島とも呼ばれる設備である。可動枠3は、左側部に位置するヒンジ4を中心とし、固定枠2の前部において前方に開かれかつ後方に閉じられるように片開き可能な前枠とも呼ばれる。可動枠3には、発射機構5、盤収容室6、中央開口部7、盤支持体8、枠補強体9、盤ロック機構10、上扉11、下扉12などが設けられる。盤収容室6は、前方に開口し、前後方向に奥行の有る箱形に構成される。中央開口部7は、盤収容室6の背壁に前後方向への貫通孔として形成される。
盤支持体8は、盤収容室6の左側部にヒンジ13の上下方向に延びる軸心を中心として前後方向に回転可能に取り付けられ、枠側係合部14およびコネクタ取付部15を備える。具体的には、盤支持体8は、ヒンジ13で盤収容室6に回転可能に取り付けられる縦長な基部16を備え、基部16の上部から片側に上腕部17を突出し、上腕部17の上縁部に枠側係合部14を上方から下方への窪みとして備え、基部16の下部にコネクタ取付部15および下腕部18を備える。下腕部18は、遊技盤30の左下部を受容するものであって、コネクタ取付部15よりも下部から上腕部17と同じ方向に突出する。コネクタ取付部15は、基部16から後側に突出した板状に設けられる。基部16の板面が前方に向けられた場合にはコネクタ取付部15の板面も前方を向き、基部16の板面が右側に向けられた場合にはコネクタ取付部15の板面も右側を向くように、基部16の板面とコネクタ取付部15の板面とが互いに平行に設定される。
コネクタ取付部15の板面が前側に向けられた場合におけるコネクタ取付部15の前面には、枠側コネクタ21がフローティング支持(遊動支持)される。つまり、図外の固着具の一端に設けられたねじ部が枠側コネクタ21の取付孔からコネクタ取付部15に取り付けられると、固着具の外周面と枠側コネクタ21の取付孔との間に隙間が形成され、固着具の他端に設けられた頭部が枠側コネクタ21をコネクタ取付部15の前面と平行する方向に移動可能にかつコネクタ取付部15の前面と直交する方向に移動しないように枠側コネクタ21を支持する。これによって、固着具の外周面と枠側コネクタ21の取付孔との間の隙間だけ、枠側コネクタ21がコネクタ取付部15の前面と平行する方向に移動し得るように、枠側コネクタ21がコネクタ取付部15の前面にフローティング支持される。コネクタ取付部15の板面が前側に向けられた場合におけるコネクタ取付部15の後面には、骨格受止部22が後方に突出して設けられる。
図3に示すように、枠補強体9は、可動枠3が歪まないように補強する物体であって、鉄板を直角に折り曲げた一方の縦長な板部19と他方の縦長な板部20とを備え、盤収容室6の左側部の外側に取り付けられることによって、板部19が盤収容室6の左側面に重ね合わされ、板部20が盤収容室6の後面に重ね合わされる。
図2に戻り、盤ロック機構10は、盤収容室6の右側部の背壁から前方に突出する台座の中心にロック操作部23を回転可能に備える。ロック操作部23は、台座から前方に突出した操作軸の前部に固定された横長な形態である。上扉11は、可動枠3の前部に開閉可能に設けられ、左側に位置するヒンジ24を中心とし、可動枠3の前で前方に開かれかつ後方に閉じられるように、片開き可能である。上扉11には、窓25、窓パネル26などが設けられる。下扉12は、可動枠3の前部に開閉可能に設けられ、左側に位置するヒンジ27を中心とし、可動枠3の前で前方に開かれかつ後方に閉じられるように、片開き可能である。下扉12の前部には、受皿28、発射操作機構29などが設けられる。上扉11および下扉12は、前扉として一体に構成されてもよい。
遊技盤30の左側部には、盤側係合部31およびコネクタ取付部32などが設けられる。盤側係合部31は、遊技盤30の上部から前後方向に突出する棒を備える。コネクタ取付部32は、遊技盤30の後面と直交するように遊技盤30の左側部から後方に突出する。コネクタ取付部32の左面には、盤側コネクタ33が固定される。遊技盤30の右側部には、ロック受部34が前後方向への貫通孔として設けられる。遊技盤30の前面には、図外のガイドレールや発射通路が設けられる。遊技盤30の前面のガイドレールで囲まれた部分には、アウト口35や図外の入賞部品および遊技釘などの遊技部品が設けられる。
図1のa図およびb図ならびに図2を参照し、遊技盤30が遊技機枠1に取り付けられる場合について説明する。先ず、図2において、可動枠3が固定枠2に開閉不能に支持され、上扉11が前方に開けられ、盤支持体8が可動枠3の前方に回転され、盤支持体8の上腕部17および下腕部18が盤収容室6から前方に突出するように、盤支持体8が停止される。その状態において、遊技盤30の前面が左側に向けられ、遊技盤30の左面が可動枠3の前面に対し斜めに向けられ、遊技盤30の左側部が可動枠3に前方から挿入され、盤側係合部31が枠側係合部14に上方から嵌め込まれる。
次に、遊技盤30が枠側係合部14と盤側係合部31との嵌合部分を中心として下方に回転されるのに伴い、遊技盤30の左下部が下腕部18に受容された後、図1のa図に示すように、盤側コネクタ33が枠側コネクタ21に嵌め込まれる。このとき、盤側コネクタ33は、枠側コネクタ21をコネクタ取付部15の前面と平行する方向に移動させつつ枠側コネクタ21に嵌め込まれ、遊技盤30の下縁部が盤収容室6の下縁部と平行になる。
引き続き、遊技盤30が前方から後方に押されて盤支持体8のヒンジ13の上下方向に延びる軸心を中心として後方に回転するのに伴い、図1のb図に示すように、骨格受止部22が枠補強体9における板部20の端面と対向する方向から当該端面に接触し、枠側コネクタ21と盤側コネクタ33とによる相互の通電可能な接続が確保されるという利点がある。その理由は、図1のa図において、枠側コネクタ21と盤側コネクタ33とが互いに嵌め込まれる場合に、コネクタ取付部15が矢印X1で示す方向に撓み、枠側コネクタ21が盤側コネクタ33と嵌合する方向と逆の方向に逃げる。そして、図1のb図において、骨格受止部22が枠補強体9に接触し、枠補強体9が骨格受止部22を経由してコネクタ取付部15を矢印X1(図1のa図参照)と逆の方向に押し返し、この押し返す力をコネクタ取付部32が負担し、枠側コネクタ21と盤側コネクタ33とによる相互の通電可能な接続が確保されるからである。
図2に戻り、前記のように遊技盤30が盤支持体8のヒンジ13を中心として前方から後方に回転して盤収容室に収容されるのに伴い、ロック操作部23がロック受部34を経由して遊技盤30の前方に突出する。その状態において、ロック操作部23が例えば左方向に90度回転され、ロック操作部23が遊技盤30におけるロック受部34の周りの前面に係合し、遊技盤30が盤収容室6に取り付けられる。その後、上扉11が閉じられて可動枠3に開閉不能に支持され、パチンコ遊技機が構成される。このパチンコ遊技機では、窓パネル26と遊技盤30の前面との間における図外のガイドレールで囲まれた部分が遊技領域として構成される。この遊技領域は、発射機構5から発射された球の飛び交う空間であるとともに遊技機枠1の前方から窓25および窓パネル26を通して視認し得る空間である。
図4は、発明を実施するための異なる形態を示す。図4では、骨格受止部22がコネクタ取付部15から折り曲げられた構造が、最良の形態と異なる。
図2において、枠側コネクタ21がコネクタ取付部15に固定され、盤側コネクタ33がコネクタ取付部32にフローティング支持されてもよい。枠側コネクタ21がコネクタ取付部15に固定され、盤側コネクタ33がコネクタ取付部32に固定されてもよい。
a図は、枠側コネクタと盤側コネクタとが嵌合した断面図、b図は、枠補強体と骨格受止部とが接触した断面図(最良の形態)。 パチンコ遊技機の遊技盤取付装置の斜視図(最良の形態)。 可動枠の一部背面の斜視図(最良の形態)。 骨格受止部の斜視図(異なる形態)。 パチンコ遊技機の遊技盤取付装置の斜視図(従来)。
符号の説明
1は遊技機枠、2は固定枠、3は可動枠、4はヒンジ、5は発射機構、6は盤収容室、7は中央開口部、8は盤支持体、9は枠補強体、10は盤ロック機構、11は上扉、12は下扉、13はヒンジ、14は枠側係合部、15はコネクタ取付部、16は基部、17は上腕部、18は下腕部、19は板部、20は板部、21は枠側コネクタ、22は骨格受止部、23はロック操作部、24はヒンジ、25は窓、26は窓パネル、27はヒンジ、28は受皿、29は発射操作機構、30は遊技盤、31は盤側係合部、32はコネクタ取付部、33は盤側コネクタ、34はロック受部、35はアウト口。

Claims (1)

  1. 可動枠の盤収容室における盤支持体が可動枠の前方に回転され、遊技盤の左側部が可動枠の前方から内部に挿入され、遊技盤の盤側係合部が盤支持体の枠側係合部に上方から嵌め込まれたまま、遊技盤が枠側係合部と盤側係合部との嵌合部分を中心として下方に回転され、盤支持体の枠側コネクタと遊技盤の盤側コネクタとが互いに嵌め合わされた後、遊技盤が盤支持体を中心として前方から後方に回転して盤収納室に収容されるパチンコ遊技機の遊技盤取付装置において、盤収容室の盤支持体よりも左側部には枠補強体が設けられ、盤支持体には骨格受止部が設けられ、遊技盤の右側部が前方から後方に押されて盤収納室に固定される場合に、枠補強体と骨格受止部とが互いに接触したことを特徴とするパチンコ遊技機の遊技盤取付装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009207802A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
WO2010110188A1 (ja) 2009-03-26 2010-09-30 日本電気株式会社 通信端末制御システム
JP2014221239A (ja) * 2014-06-06 2014-11-27 株式会社藤商事 弾球遊技機

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