JP2009075694A - 情報処理装置、設定方法および設定プログラム - Google Patents

情報処理装置、設定方法および設定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 変更前の設定値に効率よく戻すこと。
【解決手段】 MFPは、階層構造で定義された複数の設定画面のいずれか1つを表示する設定画面表示部(S01、S03)と、複数の設定画面のうち表示されている設定画面に含まれる設定項目への設定値の入力を受け付け、受け付けられた設定値を設定する設定部(S07、S07)と、予め定められた基本設定項目の設定値が変更された場合(S05でYES)、基本設定項目と変更前の設定値とを記憶する変更前設定値記憶部(S06)と、基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間が経過する前に予め定められた指示が入力されると(S11でYES)、基本設定項目に設定されている変更後の設定値を記憶された変更前の設定値に変更する設定値変更部(S13)と、を備える。
【選択図】 図7

Description

この発明は、情報処理装置、設定方法および設定プログラムに関し、特に言語の選択など基本機能の設定値を設定する機能を備えた情報処理装置、設定値を設定するための設定方法およびその設定方法をコンピュータに実行させるための設定プログラムに関する。
近年、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびネットワーク通信機能等を備えたMFP(Multi Function Peripheral)と呼ばれる複合機が登場している。このMFPは、各種機能を実行させるために設定値を設定する必要があるが、これらの設定値は予め定められたデフォルトの設定値が設定されており、設定画面を呼び出して、その設定画面に変更後の設定値を入力することにより、デフォルトの設定値を変更することができる。
このように、設定値は、各種機能ごとに設定しなければならず、そのために複数の設定画面が準備されている。複数の設定画面のうちから設定するための1つを呼び出すことを容易にするために、複数の設定画面は階層構造で定義されている。例えば、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびネットワーク通信機能それぞれに対する設定画面をグループとして、順に下位の階層に定義されている設定画面を辿ることで、1つの機能さえ選択すれば、所望の設定画面を呼び出すことができる。
一方、設定画面には、上記機能の他に環境設定と呼ばれる基本的な機能を設定するための設定画面がある。例えば、設定画面に表示する言語を設定するための設定画面、MFPに割り当てられたネットワークアドレスを設定する設定画面、MFPが備えるファンクションキーに割り当てる機能を設定する設定画面である。これらの設定値は、MFPが設置される時に一度設定されてしまえば、その後設定値が変更されることは少ない。このため、ユーザは、その環境設定のための設定値を設定するための設定画面の位置を覚えていないことが多い。このため、何らかの理由で環境設定のための設定値が変更された場合、その設定値を元に戻すために設定画面を階層構造を辿って表示させるのは困難である。特に、設定された言語が変更された場合、変更された後の言語を読むことができなければ、現在表示されている設定画面すら理解することができず、階層構造を辿ることが困難となる。
特開平11−261852号公報(特許文献1)には、第1階層のメニューに、メニュー表示言語の設定を行うためのメニュー項目を提示する電子カメラが記載されている。しかしながら、第1階層のメニューが表示される頻度が多いのに対して、メニュー表示言語の設定が変更される頻度は少ない。使用頻度の少ないメニュー項目を、多く表示される第1階層のメニューに表示するのは、使用頻度のより高い他のメニュー項目を第1階層のメニューに表示するのに比べて効率が悪くなってしまうといった問題がある。
特開平11−261852号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、変更前の設定値に効率よく戻すことが可能な情報処理装置を提供することである。
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、変更前の設定値に効率よく戻すことが可能な設定方法および設定プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、情報処理装置は、階層構造で定義された複数の設定画面のいずれか1つを表示する表示手段と、複数の設定画面のうち表示されている設定画面に含まれる設定項目への設定値の入力を受け付け、受け付けられた設定値を設定する設定手段と、予め定められた基本設定項目の設定値が変更された場合、基本設定項目と変更前の設定値とを記憶する変更前設定値記憶手段と、基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間が経過する前に予め定められた指示が入力されると、基本設定項目に設定されている変更後の設定値を設定値記憶手段に記憶された変更前の設定値に変更する設定値変更手段と、を備える。
この局面に従えば、予め定められた基本設定項目の設定値が変更された場合、基本設定項目と変更前の設定値とが記憶され、基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間が経過する前に予め定められた指示が入力されると、基本設定項目に設定されている変更後の設定値が変更前の設定値に変更される。このため、複数の設定画面のうちから、変更された基本設定項目の設定値を設定するための設定画面を選択する操作をする必要がない。特に、基本設定項目が設定画面に表示される言語を選択するための設定値の場合、変更後の設定値で定まる言語を理解できないユーザであっても、変更前の設定値で定める言語で設定画面を表示させることができる。その結果、変更前の設定値に効率よく戻すことが可能な情報処理装置を提供することができる。
好ましくは、表示手段は、基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間が経過する前に、予め定められた指示が入力されると、複数の設定画面のうち基本設定項目の設定値を設定するための設定画面を表示する。
このため、ユーザによる基本設定項目の設定値を設定するための設定画面を表示させる操作を省略することができる。
好ましくは、基本設定項目は、表示する言語を設定するための設定項目、ネットワークアドレスを設定するための設定項目、操作キーに割り当てる機能を設定するための設定項目の少なくとも1つを含む。
好ましくは、設定値変更手段は、基本設定項目が複数あるときは、複数の基本設定項目のうち最後に設定値が変更された基本設定項目の設定値を、設定値記憶手段に記憶された変更前の設定値に変更する。
好ましくは、設定値記憶手段は、基本設定項目が複数あるときは、複数の基本設定項目各々に対応して設定される設定値が変更されてから所定時間、変更前の設定値を複数の基本設定項目のうち対応する基本設定項目と関連付けて記憶し、設定値変更手段は、予め定められた指示が入力されると、設定値記憶手段に変更前の設定値が少なくとも1つ記憶されていることを条件に、少なくとも1つの変更前の設定値を表示する履歴表示手段と、履歴表示手段により表示された少なくとも1つの変更前の設定値のうちから1つの指定を受け付ける指定受付手段と、を含み、複数の基本設定項目のうち指定された変更前の設定値に対応するもの設定値を、指定された変更前の設定に変更する。
この局面によれば、複数の基本設定項目の設定値が変更された場合、変更前の設定値が表示され、表示された変更前の設定値のうち指定された設定値の基本設定項目の設定値が指定された変更前の設定に変更される。このため、基本設定項目が複数変更された場合でも、必要な基本設定項目の設定値だけを変更前の設定値に戻すことができる。
この発明の他の局面によれば、設定方法は、階層構造で定義された複数の設定画面のいずれか1つを表示するステップと、複数の設定画面のうち表示されている設定画面に含まれる設定項目への設定値の入力を受け付け、受け付けられた設定値を設定するステップと、予め定められた基本設定項目の設定値が変更された場合、基本設定項目と変更前の設定値とを記憶するステップと、基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間が経過する前に予め定められた指示が入力されると、基本設定項目に設定されている変更後の設定値を記憶された変更前の設定値に変更するステップと、を含む。
この局面に従えば、変更前の設定値に効率よく戻すことが可能な設定方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、設定プログラムは、階層構造で定義された複数の設定画面のいずれか1つを表示するステップと、複数の設定画面のうち表示されている設定画面に含まれる設定項目への設定値の入力を受け付け、受け付けられた設定値を設定するステップと、予め定められた基本設定項目の設定値が変更された場合、基本設定項目と変更前の設定値とを記憶するステップと、基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間が経過する前に予め定められた指示が入力されると、基本設定項目に設定されている変更後の設定値を記憶された変更前の設定値に変更するステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、変更前の設定値に効率よく戻すことが可能な設定プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。図1を参照して、情報処理装置としてのMFP100は、自動原稿搬送装置(ADF)10と、画像読取部20と、画像形成部30と、給紙部40と、後処理部50と、を含む。ADF10は、原稿台に搭載された複数枚の原稿をさばいて1枚ずつ順に、画像読取部20に搬送する。画像読取部20は、写真、文字、絵等の画像情報を原稿から光学的に読み取って画像データを取得する。
画像形成部30は、画像データが入力されると、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する。画像形成部30は、シアン、マゼンタ、イエローの3色のトナーを用いてカラーの画像を形成する、また、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックのいずれか1色トナーを用いてモノクロの画像を形成する。
給紙部40は、用紙を格納しており、格納した用紙を1枚ずつ画像形成部30に供給する。後処理部50は、画像が形成された用紙を排紙する。後処理部50は、複数の排紙トレイを有し、記録シートをソートして排紙することが可能である。また、後処理部50は、パンチ穴加工部、ステープル加工部を備えており、排紙された記録シートにパンチ穴加工、またはステープル加工することが可能である。MFP100は、その上面に操作パネル9を備える。
図2は、MFPのハード構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、メイン回路101をさらに含み、メイン回路101は、ファクシミリ部60と、通信制御部61と、ADF10と、画像読取部20と、画像形成部30と、給紙部40と、後処理部50と接続される。メイン回路101は、中央演算装置(CPU)111と、CPU111の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)112と、CPU111が実行するプログラム等を記憶するためのEEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)113と、表示部114と、操作部115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、データ通信制御部117と、を含む。CPU111は、表示部114、操作部115、HDD116およびデータ通信制御部117とそれぞれ接続され、メイン回路101の全体を制御する。また、CPU111は、ファクシミリ部60、通信制御部61、ADF10、画像読取部20、画像形成部30、給紙部40および後処理部50と接続され、MFP100の全体を制御する。
表示部114は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイであり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部115は、複数のキーを備え、ユーザが押下したキーに対応する各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受付ける。操作部115は、表示部114上に設けられたタッチパネルを含む。表示部114と操作部115とで、操作パネル9(図1参照)が構成される。
データ通信制御部117は、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)等の通信プロトコルで通信するためのインターフェースであるLAN端子118と、シリアル通信するためのシリアル通信インターフェース端子119とを有する。データ通信制御部117は、CPU111からの指示に従って、LAN端子118またはシリアル通信インターフェース端子119に接続された外部の機器との間でデータを送受信する。
LAN端子118に、ネットワークに接続するためのLANケーブルが接続される場合、データ通信制御部117は、LAN端子118を介して他のMFPまたはコンピュータと通信することが可能である。
また、CPU111は、データ通信制御部117を制御して、メモリカード119AからCPU111が実行するためのプログラムを読出し、読み出したプログラムをRAM112に記憶し、実行する。なお、CPU111が実行するためのプログラムを記憶する記録媒体としては、メモリカード119Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electronically EPROM)などの半導体メモリ等の媒体でもよい。さらに、CPU111がインターネットに接続されたコンピュータからプログラムをダウンロードしてHDD116に記憶する、または、インターネットに接続されたコンピュータがプログラムをHDD116に書込みするようにして、HDD116に記憶されたプログラムをRAM112にロードしてCPU111で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
通信制御部61は、CPU111をPSTN(Public Switched Telephone Networks)7に接続するためのモデムである。MFP100には、PSTN7における電話番号が予め割り当てられており、PSTN7に接続されたファクシミリ装置からMFP100に割り当てられた電話番号に着呼があると、通信制御部61がその着呼を検出する。通信制御部61は、着呼を検出すると通話を確立し、ファクシミリ部60に通信させる。
ファクシミリ部60は、PSTN7に接続され、PSTN7にファクシミリデータを送信する、またはPSTN7からファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部60は、受信したファクシミリデータを画像形成部30でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部30に出力する。これにより、画像形成部30は、ファクシミリ部60により受信されたファクシミリデータを記録シートにプリントする。また、ファクシミリ部60は、HDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTN7に接続されたファクシミリ装置または他のMFPに出力する。これにより、HDD116に記憶されたデータをファクシミリ装置または他のMFPに出力することができる。このように、MFP100は、ファクシミリ送受信機能を有する。
図3は、MFPが備えるCPUの機能概要の一例をEEPROMに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。図3を参照して、CPU111は、操作を受け付ける操作受付部151と、設定画面を表示するための設定画面表示部153と、設定値を設定するための設定部155と、設定部155により設定値が変更される前に設定されている設定値を記憶するための変更前設定値記憶部157と、所定の操作の入力に応じて設定値を変更前の設定値に変更するための設定値変更部159と、を含む。
EEPROM113には、表示するための複数の設定画面を含む設定画面データ171と、複数の設定項目ごとに設定値を含む設定値レコードを含む設定値テーブル173と、変更前設定情報175とが記憶される。設定画面は、表示部114に表示される画面であり、MFP100に各種の機能を実行させるための設定値の入力を受け付けるための画面である。複数の設定画面は、複数の設定画面のうちから選択し易くするために、階層構造で定義されている。また、本実施の形態におけるMFP100は、複数の言語で設定画面を表示することが可能である。このため、複数の言語それぞれに対応する複数種類の設定画面をEEPROM113に記憶している。
設定値テーブル173は、複数の設定項目ごとに設定される設定値を含む複数の設定レコードを含む。複数の設定項目それぞれは、複数の設定画面のいずれかに対応して定められる。
図4は、設定画面の階層構造を示す図である。図4を参照して、メインメニューの下の第1階層に第1階層の設定画面として、宛先登録画面、ユーザ設定画面、コピー設定画面、プリンタ設定画面、ネットワーク設定画面、環境設定画面が定義される。宛先登録画面、ユーザ設定画面、コピー設定画面、プリンタ設定画面、ネットワーク設定画面、環境設定画面それぞれには、さらに下の第2階層、第3階層に設定画面が定義される。
ここでは、第1階層のネットワーク設定画面および環境設定画面について説明する。ネットワーク設定画面の下位の第2階層の設定画面として、TCP/IP設定画面、FTP設定画面、SMB設定画面、E−mail設定画面が定義される。また、環境設定画面の下位の第2階層の設定画面として、パスワード設定画面、出力設定画面、日時設定画面、サマータイム設定画面、ウィークリータイマー設定画面、ユーザ操作禁止設定画面、言語選択画面、キー割り当て設定画面が定義される。
図5は、設定値テーブルの一例を示す図である。図5を参照して、設定値テーブル173は、項目識別情報および設定値それぞれの項目を含む複数の設定値レコードを含む。例えば、第1番目の設定値レコードは、項目識別情報の項目に「言語」が設定され、設定値の項目に「日本語」が設定される。第2番目の設定値レコードは、項目識別情報の項目に「ネットワークアドレス」が設定され、設定値の項目に「198.100.100.100」が設定される。第3番目の設定値レコードは、項目識別情報の項目に第1ファンクションキーの識別名「キー1」が設定され、設定値の項目にスキャンしたデータをHDD116に記憶する機能の識別名「ScanToBox」が設定される。第4番目の設定値レコードは、項目識別情報の項目に第2ファンクションキーの識別名「キー2」が設定され、設定値の項目にスキャンしたデータをFTPで送信する機能の識別名「ScanToFtp」が設定される。第5番目の設定値レコードは、項目識別情報の項目に第3ファンクションキーの識別名「キー3」が設定され、設定値の項目にHDD116に記憶されたデータをFTP(File Transfer Protocol)で送信する機能の識別名「BoxToFtp」が設定される。
図6は、操作パネルの一例を示す平面図である。図6を参照して、操作パネル9は、表示部114と、操作部115とを含む。操作部115は、テンキー115Aと、スタートキー115Bと、入力内容をキャンセルするためのリセットキー115Cと、コピー処理を実行するためのコピーモードにMFP100を遷移させるためのコピーキー115Dと、ファクシミリ処理またはスキャン処理を実行するためのモードにMFP100を遷移させるためのファックス/スキャンキー115Eと、HDD116に記憶されているデータを指定する処理を実行するためのモードにMFP100を遷移させるためのボックスキー115Fと、設定変更確認キー115Gと、ヘルプ画面を表示させる操作を受け付けるヘルプキー115Hと、第1〜第3ファンクションキー115Iと、含む。
図3に戻って、操作受付部151は、ユーザが操作部115に入力する操作を受け付ける。操作受付部151は、受け付けた操作を設定画面表示部153、設定部155および設定値変更部159に出力する。操作受付部151が受け付ける操作は、設定画面を別の設定画面に遷移させるための画面遷移操作と、設定値の入力を受け付ける設定値受付操作と、設定値のうち予め定められた基本設定項目の設定値を変更前の設定値に戻す設定値変更操作と、を含む。画面遷移操作は、設定画面に含まれる遷移ボタンまたは操作部115が備える遷移キーが指示されることにより受け付けられ、遷移後の設定画面を識別するための情報を含む。遷移キーは、コピーキー115D、ファックス/スキャンキー115E、ボックスキー115Fと、ヘルプキー115Hを含む。設定値受付操作は、設定値を含む。さらに、設定値変更操作は、操作部115に予め設けられた設定変更確認キー115G(図6参照)が指示されることにより受け付けられる。なお、設定値変更操作は、設定変更確認キー115Gとば別のキー、たとえばヘルプキー115Hが長時間押下されることによって、受け付けられるようにしてもよい。
設定画面表示部153は、設定値が設定された設定画面を表示部114に表示する。具体的には、設定画面表示部153は、設定値テーブル173に含まれる複数の設定値レコードのうちから、表示する言語を設定するための設定項目の設定値レコード、ここでは項目識別情報が「言語」に設定されている設定値レコードをまず抽出し、抽出された設定値レコードに含まれる設定値がいずれの言語であるかを取得する。そして、取得された言語の設定画面を設定画面データ171のうちから読み出す。また、設定画面表示部153は、設定値テーブル173に含まれる複数の設定値レコードのうちから、設定画面に対応する設定項目を含む設定値レコードを抽出し、抽出された設定値レコードに含まれる設定値を、先に読み出した設定画面に設定する。そして、設定値が設定された設定画面を表示部114に表示する。また、設定画面表示部153は、表示部114に表示されている設定画面において、設定可能なアクティブな状態になっている設定項目を識別するための項目識別情報を設定部155に出力する。
設定画面表示部153が表示部114に表示するための設定画面は、MFP100の電源がオンになった場合またはMFP100がリセットされた場合はメニュー画面であり、操作受付部151により画面遷移操作が受け付けられた場合は遷移後の設定画面である。
設定部155は、アクティブな設定項目の項目識別情報が設定画面表示部153から入力される。設定部155は、操作受付部151により設定値受付操作が受け付けられると、設定値テーブル173に含まれる複数の設定値レコードのうち、項目識別情報を含む設定値レコードの設定値の項目に、設定値受付操作に含まれる設定値を設定する。換言すれば、設定値レコードの設定値の項目の設定値を、設定値受付操作に含まれる設定値で更新する。ただし、設定部155は、項目識別情報が予め定められた基本設定項目の項目識別情報の場合、項目識別情報を変更前設定値記憶部157に出力し、変更前設定値記憶部157から後述する完了信号が入力されるまで、設定値を更新しない。基本設定項目は、予め定められた項目である。基本設定項目は、図4に示した設定画面のうち、第1階層のネットワーク設定画面の下位の第2階層に定義されている設定画面、および、環境設定画面の下位の第2階層から第4階層それぞれに定義される設定画面で設定値が設定される設定項目と、を含む。例えば、基本設定項目は、設定画面を表示するための言語を設定する設定項目、MFP100に設定されるネットワークアドレスを設定する設定項目、ファンクションキー115Iに割り当て機能を設定する設定項目を含む。
変更前設定値記憶部157は、設定部155から基本設定項目の項目識別情報が入力されると、設定値テーブル173を参照し、入力された項目識別情報を含む設定値レコードを抽出する。そして、抽出された設定値レコードをEEPROM113に変更前設定情報175として記憶する。EEPROM113に変更前設定情報175が既に記憶されている場合には、変更前設定情報175に抽出された設定値レコードを上書きする。すなわち、変更前設定情報175は、最も後に変更された基本設定項目の項目識別情報と設定値とを記憶する。変更前設定値記憶部157は、変更前設定情報に設定値を記憶すると、変更信号を設定値変更部159に出力するとともに、完了信号を設定部155に出力する。
設定値変更部159は、変更前設定値記憶部157から変更信号が入力されると、所定時間のカウントを開始する。所定時間は、例えば30分である。設定値変更部159は、操作受付部151から設定値変更操作が入力されると、変更信号が入力されてから所定時間が経過する前ならば、変更前設定情報175を読出し、設定値テーブル173に含まれる設定レコードのうち、読み出した変更前設定情報175の項目識別情報を含む設定レコードの設定値を、読み出した変更前設定情報175の設定値に変更する。
したがって、基本設定項目の設定値が変更された場合、所定時間が経過する前ならば、設定変更確認キー115Gを指示する簡単な操作で、変更前の設定値に変更される。このため、基本設定項目を設定するための設定画面を表示部114に表示させる必要がなく、操作が簡単である。例えば、言語の基本設定項目の設定値が「日本語」から「英語」に変更されると、その後に表示部114に表示される設定画面は、「英語」の設定画面が表示される。言語の基本設定項目の設定値が変更された後に、MFP100を使用するユーザが英語を理解することができない場合、言語選択の設定画面を表示部114に表示させる操作を入力するのは、困難である。このような場合であっても、ユーザは、設定変更確認キー115Gを指示する操作をするだけで、言語の基本設定項目の設定値を「英語」に変更前の「日本語」に変更することができる。
図7は、設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。設定処理は、CPU111が設定プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図7を参照して、CPU111は、メニュー画面を表示部114に表示する(ステップS01)。そして、遷移キーの押下を検出したか否かを判断する(ステップS02)。遷移キーの押下を検出したならば処理をステップS03に進め、そうでなければステップS03をスキップして処理をステップS04に進める。ステップS03においては、遷移キーにより定まる設定画面を表示部114に表示し、処理をステップS04に進める。
ステップS04においては、設定値の入力を受け付けたか否かを判断する。設定値の入力を受け付けたならば処理をステップS05に進めるが、そうでなければ処理をステップS10に進める。
ステップS05においては、設定値が入力された設定項目が、基本設定項目か否かを判断する。基本設定項目ならば処理をステップS06に進め、基本設定項目でなければ処理をステップS15に進める。ステップS15においては、設定値が入力された設定項目の設定値を、入力された設定値に更新し、処理をステップS02に戻す。具体的には、EEPROM113に記憶されている設定値テーブル173に含まれる複数の設定値レコードのうち、ステップS04において設定値が入力された設定項目の項目識別情報を含む設定値レコードの設定値の項目に設定されている設定値を、ステップS04において入力された設定値に変更する。
ステップS06においては、変更前の設定値を上書き保存する。具体的には、EEPROM113に記憶されている変更前設定情報175を、ステップS04において設定値が入力された設定項目の項目識別情報を含む設定値レコードで書き換える。これにより、最も後に設定値が変更された基本設定項目の設定値が記憶される。
ステップS07においては、設定値を変更する。具体的には、EEPROM113に記憶されている設定値テーブル173に含まれる複数の設定値レコードのうち、ステップS04において設定値が入力された設定項目の項目識別情報を含む設定値レコードの設定値の項目に設定されている設定値を、ステップS04において入力された設定値に変更する。これにより、基本設定項目の設定値が変更される。例えば、言語の基本設定項目が「日本語」から「英語」に変更される。
ステップS08においては、タイマに所定時間をセットする。所定時間は、ここでは30分としている。そして、タイマの減算を開始し(ステップS09)、処理をステップS10に進める。ステップS10においては、タイマ値が0になったか否かを判断する。換言すれば、基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間(30分)が経過したか否か判断する。タイマ値が0ならば処理をステップS02に戻すが、そうでなければ所定をステップS11に進める。換言すれば、基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間(30分)が経過する前ならばステップS11〜ステップS14の処理が実行される。
ステップS11においては、設定変更確認キー115Gの押下を検出したか否かを判断する。設定変更確認キー115Gの押下を検出したならば処理をステップS12に進めるが、そうでなければ処理をステップS02に戻す。ステップS12においては、変更前の設定値を読み出す。具体的には、ステップS06においてEEPROM113に記憶した変更前設定情報175を読み出す。そして、EEPROM113に記憶されている設定値テーブル173に含まれる複数の設定値レコードのうち、変更前設定情報175に含まれる項目識別情報と同じ項目識別情報を含む設定値レコードを抽出し、その設定値レコードの設定値の項目に設定されている設定値を、変更前設定情報175に含まれる設定値に変更する。これにより、基本設定項目の設定値が変更前の設定値に変更される。例えば、言語の基本設定項目が「英語」から変更前の「日本語」に変更される。
そして、ステップS13において設定値が変更された基本設定項目を含む基本設定項目設定用の設定画面を、表示部114に表示する。ここでは、言語選択画面を表示部114に表示する。この場合、言語の基本設定項目が「日本語」に設定されているので、言語選択画面は日本語で表示される。
以上説明したように本実施の形態におけるMFP100は、基本設定項目の設定値が最後に変更されてから所定時間経過する前であれば、設定変更確認キー115Gを押下する簡単な操作をするだけで、最後に変更された基本設定項目の設定値を変更前の設定値に変更される。このため、ユーザは、基本設定項目の設定値を設定するための設定画面を表示部114に表示させる操作をする必要がないので、基本設定項目の設定値の変更が容易となる。特に、言語の基本設定項目の設定値が変更された場合には、設定値を変更した後の言語で設定画面が表示されるが、変更後の設定値の言語を理解できないユーザであっても、変更前の設定値に戻すことができる。
<変形例>
上述した実施の形態においては、複数ある基本設定項目のうち最後に設定値が変更された基本設定項目について、変更前の設定値を変更前設定情報175として記憶するようにしたが、変形例においては、複数ある基本設定項目のそれぞれについて、変更前の設定値を変更前設定情報175として記憶するようにした。また、同じ基本設定項目について、設定値が複数回変更された場合には、変更された回数分の変更前の設定値を変更前設定情報175として記憶するようにしている。
図8は、変形例におけるMFP100が備えるCPU111の機能概要の一例をEEPROMに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。図8を参照して、図3に示した機能ブロック図と異なる点は、変更前設定値記憶部157Aおよび設定値変更部159Aを変更した点、および変更前設定情報175Aのフォーマットを変更した点である。以下、図3に示した機能ブロック図と異なる点を主に説明する。
図8を参照して、変更前設定値記憶部157Aは、設定部155から基本設定項目の項目識別情報が入力されると、設定値テーブル173を参照し、入力された項目識別情報を含む設定値レコードを抽出する。そして、抽出された設定値レコードをその時の時刻と関連付けて、EEPROM113に記憶されている変更前設定情報175Aに追加して記憶する。すなわち、変更前設定情報175Aは、基本設定項目の設定値が変更されるごとに、その基本設定項目の変更前の設定値を時刻と関連付けて記憶する。
また、設定値変更部159Aは、変更前設定値記憶部157Aから変更信号が入力されると、所定時間のカウントを開始する。所定時間は、例えば30分である。設定値変更部159Aは、操作受付部151から設定値変更操作が入力されると、変更信号が入力されてから所定時間が経過する前ならば、変更前設定情報175Aを読出す。ここで、設定値変更部159Aが読み出す変更前設定情報175Aは、現在時刻よりも所定時間前以降の時刻と関連付けられた変更前設定情報175Aである。所定時間前に変更された設定値は、その設定値を有効とするためである。
そして、設定値変更部159Aは、読み出した変更前設定情報175Aに言語の基本設定項目の項目識別情報を含む変更前設定情報175Aが含まれているならば、その変更前設定情報175Aに含まれる設定値に、設定値テーブル173を変更する。具体的には、設定値テーブル173に含まれる複数の設定レコードのうち、読み出した変更前設定情報175Aの言語の項目識別情報を含む設定レコードの設定値を、読み出した変更前設定情報175Aの設定値に変更する。
さらに、設定値変更部159Aは、現在時刻よりも所定時間前以降の時刻と関連付けられた変更前設定情報175Aを変更履歴情報として表示部114に表示し、変更履歴情報として表示された変更前設定情報175Aのうちからいずれかの選択を受け付ける。
設定値変更部159Aは、選択を受け付けたならば、選択された変更前設定情報175Aに含まれる設定値に、設定値テーブル173を変更する。具体的には、設定値テーブル173に含まれる複数の設定レコードのうち、選択された変更前設定情報175Aの項目識別情報を含む設定レコードの設定値を、選択された変更前設定情報175Aの設定値に変更する。したがって、基本設定項目の設定値が変更された場合、所定時間が経過する前ならば、設定変更確認キー115Gを指示する簡単な操作で、変更前の設定値に変更される。このため、基本設定項目を設定するための設定画面を表示部114に表示させる必要がなく、操作が簡単である。特に、言語の基本設定項目の設定値が変更された場合、変更前に設定されていた言語で設定画面が表示されるので、変更後の言語を理解できないユーザであっても、言語の設定を元に戻すことができる。
図9は、変形例における変更前設定情報のフォーマットの一例を示す図である。図9を参照して、変更前設定情報175Aは、項目識別情報と、設定値と、時刻との項目を含む。項目識別情報は、設定値が変更された基本設定項目を識別するための情報が設定され、設定値は、変更前の設定値が設定され、時刻は設定値が変更されたときの時刻が設定される。
図10は、変更履歴情報の一例を示す図である。図10を参照して、変更履歴情報は、第1番目の変更履歴情報として、2007年8月31日の11時00分00秒に言語の基本設定項目の設定値が「日本語」であったものが、別の言語に変更された履歴と、第2番目の変更履歴情報として、2007年8月31日の11時20分00秒に言語の基本設定項目の設定値が「英語」であったものが、別の言語に変更された履歴と、を含む。ユーザが第1番目または第2番目のいずれかの変更履歴情報を選択すれば、設定値変更部159Aにより選択された変更履歴情報が受け付けられる。
図11は、変形例における設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11を参照して、ステップS01〜ステップS11は、ステップS06Aを除き図7に示した設定処理と同じである。ステップS06においては、変更前の設定値を上書き保存したのに対して、ステップS06Aにおいては、EEPROM113に記憶されている変更前設定情報175Aに、ステップS04において設定値が入力された設定項目の項目識別情報を含む設定値レコードを時刻と関連付けて追加する。これにより、それまでに設定値が変更された基本設定項目の変更履歴が記憶される。
ステップS11においては、設定変更確認キー115Gの押下が検出されたならば、次のステップS21において、変更履歴を読み出す。具体的には、EEPROM113に記憶されている変更前設定情報175Aのうち、現在時刻よりの所定時間(ここでは30分)前以降の時刻と関連付けられた変更前設定情報175Aを読み出す。
そして、読み出した変更前設定情報175Aのうちに言語の設定項目の変更があるか否かを判断する(ステップS22)。具体的には、ステップS21において読み出された変更前設定情報175Aのうちに項目識別情報に原稿を含む変更前設定情報175Aが存在するか否かを判断する。そのような変更前設定情報175Aが存在すれば処理をステップS23に進め、存在しなければステップS23をスキップして、処理をステップS24に進める。ステップS23においては、原稿の設定項目に設定されている設定値を、変更前設定情報175Aに含まれる設定値に変更する。具体的には、EEPROM113に記憶されている設定値テーブル173に含まれる複数の設定値レコードのうち、言語の設定項目の項目識別情報を含む設定値レコードを抽出し、その設定値レコードの設定値の項目に設定されている設定値を、変更前設定情報175Aに含まれる設定値に変更する。
ステップS24においては、ステップS21において読み出した変更履歴情報を表示部114に表示する。ここでは、図10に示した変更履歴情報が表示される。また、ステップS23が実行される場合には、変更履歴情報は、ステップS23において変更された変更前の設定値で定まる言語で表示される。
次のステップS25においては、表示された変更履歴情報のいずれか1つが選択されるまで待機し、選択を受け付けると処理をステップS26に進める。ステップS26においては、選択された変更履歴情報に従って設定値を変更する。具体的には、EEPROM113に記憶されている設定値テーブル173に含まれる複数の設定値レコードのうち、選択された変更履歴情報に含まれる項目識別情報と同じ項目識別情報を含む設定値レコードを抽出し、その設定値レコードの設定値の項目に設定されている設定値を、選択された変更履歴情報に含まれる設定値に変更する。そして、設定値が変更された基本設定項目の設定値を設定するための基本設定項目設定用の設定画面を表示部114に表示し(ステップS27)、処理をステップS02に戻す。
以上説明したように、変形例におけるMFP100においては、基本設定項目の設定値が最後に変更されてから所定時間経過する前であれば、設定変更確認キー115Gを押下する簡単な操作をするだけで、所定時間内に設定値が変更された基本設定項目について、設定値が変更される前の設定値が、変更履歴情報として表示される。そして、変更履歴情報を選択する指示を入力すれば、選択された変更履歴情報で特定される基本設定項目の設定値が変更前の設定値に変更される。このため、ユーザは、変更前の設定値を覚えていなくても、変更前の設定値に戻すことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。 MFPのハード構成の一例を示すブロック図である。 MFPが備えるCPUの機能概要の一例をEEPROMに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。 設定画面の階層構造を示す図である。 設定値テーブルの一例を示す図である。 操作パネルの一例を示す平面図である。 設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例におけるMFP100が備えるCPU111の機能概要の一例をEEPROMに記憶される情報とともに示す機能ブロック図である。 図9は、変形例における変更前設定情報のフォーマットの一例を示す図である。 変更履歴情報の一例を示す図である。 変形例における設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ADF、20 画像読取部、30 画像形成部、40 給紙部、50 後処理部、60 ファクシミリ部、61 通信制御部、100 MFP、101 メイン回路、111 CPU、112 RAM、113 EEPROM、114 表示部、115 操作部、116 HDD、117 データ通信制御部、119A メモリカード、151 操作受付部、153 設定画面表示部、155 設定部、157,157A 変更前設定値記憶部、159,159A 設定値変更部、171 設定画面データ、173 設定値テーブル、175,175A 変更前設定情報。

Claims (7)

  1. 階層構造で定義された複数の設定画面のいずれか1つを表示する表示手段と、
    前記複数の設定画面のうち表示されている設定画面に含まれる設定項目への設定値の入力を受け付け、受け付けられた設定値を設定する設定手段と、
    予め定められた基本設定項目の設定値が変更された場合、前記基本設定項目と変更前の設定値とを記憶する変更前設定値記憶手段と、
    前記基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間が経過する前に予め定められた指示が入力されると、前記基本設定項目に設定されている変更後の設定値を前記設定値記憶手段に記憶された前記変更前の設定値に変更する設定値変更手段と、を備えた情報処理装置。
  2. 前記表示手段は、前記基本設定項目の設定値が変更されてから前記所定時間が経過する前に、予め定められた指示が入力されると、前記複数の設定画面のうち前記基本設定項目の設定値を設定するための設定画面を表示する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記基本設定項目は、表示する言語を設定するための設定項目、ネットワークアドレスを設定するための設定項目、操作キーに割り当てる機能を設定するための設定項目の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定値変更手段は、前記基本設定項目が複数あるときは、複数の前記基本設定項目のうち最後に設定値が変更された基本設定項目の設定値を、前記設定値記憶手段に記憶された前記変更前の設定値に変更する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定値記憶手段は、前記基本設定項目が複数あるときは、複数の前記基本設定項目各々に対応して設定される設定値が変更されてから所定時間、前記変更前の設定値を複数の前記基本設定項目のうち対応する基本設定項目と関連付けて記憶し、
    前記設定値変更手段は、前記予め定められた指示が入力されると、前記設定値記憶手段に前記変更前の設定値が少なくとも1つ記憶されていることを条件に、少なくとも1つの前記変更前の設定値を表示する履歴表示手段と、
    前記履歴表示手段により表示された少なくとも1つの前記変更前の設定値のうちから1つの指定を受け付ける指定受付手段と、を含み、
    複数の前記基本設定項目のうち指定された前記変更前の設定値に対応するもの設定値を、指定された前記変更前の設定に変更する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 階層構造で定義された複数の設定画面のいずれか1つを表示するステップと、
    前記複数の設定画面のうち表示されている設定画面に含まれる設定項目への設定値の入力を受け付け、受け付けられた設定値を設定するステップと、
    予め定められた基本設定項目の設定値が変更された場合、前記基本設定項目と変更前の設定値とを記憶するステップと、
    前記基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間が経過する前に予め定められた指示が入力されると、前記基本設定項目に設定されている変更後の設定値を記憶された前記変更前の設定値に変更するステップと、を含む設定方法。
  7. 階層構造で定義された複数の設定画面のいずれか1つを表示するステップと、
    前記複数の設定画面のうち表示されている設定画面に含まれる設定項目への設定値の入力を受け付け、受け付けられた設定値を設定するステップと、
    予め定められた基本設定項目の設定値が変更された場合、前記基本設定項目と変更前の設定値とを記憶するステップと、
    前記基本設定項目の設定値が変更されてから所定時間が経過する前に予め定められた指示が入力されると、前記基本設定項目に設定されている変更後の設定値を記憶された前記変更前の設定値に変更するステップと、をコンピュータに実行させる設定プログラム。
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