JP2009075213A - 光ローゼット - Google Patents

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Abstract

【課題】プラグを持った片手のみで光コネクタプラグを挿すことが容易に行えると共に、壁面上、上下左右の4方向から光屋内線を導入可能とし、しかもその導入口は、光屋内線が許容最小曲げ半径以下にならないような構造とした光ローゼットを提供する。
【解決手段】光屋内線Lが許容最小曲げ半径以上を確保できるように上下左右の4方向に備えた光屋内線導入部42a、42b、42c、42dと、該光屋内線導入部42a、42b、42c、42dに連通され、光屋内線Lの余長を内周壁面に沿って複数段ループ状にして収納可能とした余長収納部41と、該余長収納部41に設け、光屋内線導入部42a、42b、42c、42dを介しての外方への光屋内線Lの引っ張りにより前記余長の一部を最小半径を保つように巻き込み係止できる巻き取り係止部45とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、光コネクタ部品の嵌合部を両端に有し、二つの光ファイバ同士を光学的に接続するために使用される光コネクタ用アダプタを備えた光ローゼットに関する。
従来における光配線器具としての光ローゼットは、いろいろな構造が提案されている。インターネットの光キャリア工事方式としては、光ケーブルを宅内に引き込む場合、光アウトレットや、光ローゼットといった光中継機器は用いずに、例えばONU等の光終端器が直接取り付けられ、その光終端器で電気信号に変えられ、宅内LANへの接続が行われる方式を採っていた。このため、従来として、実用に到っているものは殆どないのが実情である。
また、最近の動向として、新築物件への光配線の先行配線化、光終端器の自由化、キャリア会社の変更等の要望にこたえるため、光アウトレットや光ローゼットといった、中継装置を設けようとの考え方に変わってきている。
特に無し
しかしながら、従来における光ローゼット構造としては、箱内に、光アダプタを取り付けるようにしたものが多くシャッター構造がローゼット箱側に設けられ、箱の外側から差し込む光コネクタプラグの案内性が悪いものであった。例えば、従来は光コネクタプラグを持っていない片方の手で、遮光・防塵シャッターを開けて、光ローゼットへプラグを差し込むようにしなければならない構造となっていた。
さらに、従来構造の光ローゼットにおいては、ローゼットの箱への引き込み口が、単一方向を向いたものが殆どで、宅内導入口から、光ローゼットへの導入経路に規制が生じる場合があった。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、プラグを持った片手のみで光コネクタプラグを挿すことが容易に行えると共に、壁面上、上下左右の4方向から光屋内線を導入可能とし、しかもその導入口は、光屋内線が許容最小曲げ半径以下にならないような構造とした光ローゼットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、光屋内線が許容最小曲げ半径以上を確保できるように上下左右の4方向に備えた光屋内線導入部と、該光屋内線導入部に連通され、光屋内線の余長を内周壁面に沿って複数段ループ状にして収納可能とした余長収納部と、該余長収納部に設けられ、光屋内線導入部を介しての外方への光屋内線の引っ張りにより前記余長の一部を最小半径を保つように巻き込み係止させる巻き取り係止部とを備えてなることを特徴とする。
また、光ローゼットは、室内に裏面側が固定されるベース板と、該ベース板の表面側に被せられるカバーとを備え、当該ベース板にコネクタハウジングを挿脱可能とする挿入枠部を備えたものである。
本発明によれば、プラグを持った片手のみで光コネクタプラグを挿すことが容易に行えると共に、壁面上、上下左右の4方向から光屋内線を導入可能とし、しかもその導入口は、光屋内線が許容最小曲げ半径以下にならないような構造とした光ローゼットを提供することができる。
すなわち、本発明に係る光ローゼットは、壁面上、上下左右の4方向から光屋内線を導入可能とし、しかもその導入口は、光屋内線が許容最小曲げ半径以下にならないような構造とした光ローゼットとしたので、光屋内線の引き回しは上下左右いずれの方向からでも良く、これによって引き回し自由度が向上する。したがって、屋内の壁面、天井、床面等の各種の部分に光ローゼットを配置させることができ、光屋内線の余長をコンパクトに収納し且つ引き出すことが可能となることから、工事における失敗分の余長確保やPC等の設置箇所の移動等による光ローゼットの取付位置の変更など当該光ローゼットの取付位置に自由度が持てるようにすることができる。
さらに、本発明に係る光ローゼットは、コネクタ挿入案内壁および遮光・防塵シャッター構造を有するシャッター付きの光コネクタ用アダプタを取り付ける構造のため、プラグを持った片手のみで、光ローゼットへ光コネクタプラグを挿すことが容易に行える。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明する。
本発明に係る余長収納型の光ローゼットは、例えば通信ケーブル、特に光ファイバ心線を有する光ファイバケーブルの配線区間において、屋外から屋内に引き込まれる光ケーブルのケーブル接続点における接続のために用いられ、屋内配線のケーブル余長を収納保護すると共に、ケーブル余長を所定の長さに引き出し可能とした構成となっている。
また、この光ローゼットにおいては、壁面上、上下左右の4方向に後述する光屋内線導入部を有し、しかもその導入部は、光屋内線が許容最小曲げ半径以下にならないような構造になっている。
さらに、光屋内線は、張力強度を得る為、鋼線が施されており、曲げに対して弾力性にとんだ光屋内線になっているので、光ローゼット内の光屋内線収容は、ボビンに巻き付けるのではなく、基本的に光ローゼットの内壁に沿わせるように収容する構造になっている。
以上に本発明の要点を記述したが、以下に、余長収納型の光ローゼットの具体的構成について詳細に説明する。
本発明に係る余長収納型の光ローゼット31は、図6および図7に示すように、光屋内線Lの余長の一部である例えば約50mm程度を収納したり引き出したりすることで、当該光ローゼット31自体の取付位置の変更に自由度が持てるようにしたものであり、図6乃至図9に示すように、室内に裏面側が固定されるベース板32と、該ベース板32の表面側に被せられるカバー33とを備え、当該ベース板32の内面一端側隅所に、光コネクタ用アダプタ1が取り付けられている。
すなわち、図2および図3に示すように、ベース板32の内面一端側隅所には、左右対向する起立片により前後側および上側が開放された挿入枠部35が延設されている。この挿入枠部35の左右対向箇所上側には凸部36bが形成され、光コネクタ用アダプタ1が挿入枠部35の外側開口端から挿入された際に、当該光コネクタ用アダプタ1の左右の側壁3c上側に形成した段差状の凹部36a(図2乃至図3参照)に当該凸部36bが係合されるようにしてある。
また、挿入枠部35の外側開口端における底側縁部には、上方に向けてL字状に突出したバネ片状の係止部37が形成され、挿入枠部35に挿入される光コネクタ用アダプタ1の嵌合部A側の底壁3bがパッチン止め式に嵌り込んで抜け止め状態となって固定されるようにしてある(図12参照)。一方、カバー33には、図1に示すように、ベース板32の挿入枠部35の外側開口端に対応して開口部33aが形成され、該開口部33aから光コネクタ用アダプタ1のシャッター板11が露出されるようにしてある。
図2、図3、および図5に示すように、べース板32の内面には、光コネクタ用アダプタ1の嵌合部B(図12参照)に装着された外被把持光コネクタプラグPの光屋内線Lを最小半径となって収容するための長円形凹陥状の余長収納部41が形成されている。
この余長収納部41の上下左右の4方向には、該余長収納部41の内壁から光屋内線Lが許容最小曲げ半径以下にならないよう接線で結ばれたように緩やかに湾曲分岐してなる溝条による光屋内線導入部42a、42b、42c、42dがそれぞれ形成されており、該光屋内線導入部42a、42b、42c、42dそれぞれを介して余長収納部41は外部に連通されている。また、余長収納部41の上方開口側には、光屋内線Lが余長収納部41上方へ不用意に逸脱してしまうのを未然に阻止するための係止片41aを複数箇所にわたって設けている。
そして、図5、図6に示すように、ベース板32内面の余長収納部41の内周壁面に沿って光屋内線Lの余長が複数段ループ状にして収納され、上下左右の光屋内線導入部42a、42b、42c、42dのいずれかを介して光屋内線Lを外方へ突出させるものとしてある。
また、光屋内線導入部42a、42b、42c、42dそれぞれの外側開口端には、当該外側開口端からベース板32内部にゴミや異物・湿気等の浸入を阻止するために、図2、図10に示すように、折倒可能な細板突起状の閉塞部43が突設されている。
一方、カバー33には、図1に示すように、この閉塞部43に対応して切欠溝44が形成され、該切欠溝44は内側に位置するベース板32の閉塞部43によって閉塞されている。そして、4つの光屋内線導入部42a、42b、42c、42dのうちのいずれか1つを使用したい場合には、これに対応した閉塞部43を折倒して除去することで、外側開口端が開放される。
また、余長収納部41の内面一端側の挿入枠部35とは反対側に位置する余長収納部41の内面他端側には、余長収納部41内に収容されている屋内配線Lのケーブル余長を光屋内線導入部42a、42b、42c、42dから所定の長さに引き出した際に、光屋内線Lが許容最小曲げ半径以下にならないように巻き取り保持するための円筒状の巻き取り係止部45が突設されている。
すなわち、余長収納部41の内面一端側における湾曲内壁面と、これに対向する巻き取り係止部45の湾曲外壁面とによって囲まれた湾曲した細長の通路が、光屋内線Lを許容最小曲げ半径以下にならないようにガイドさせているのである。
しかし、図9に示すように、余長収納部41の内面一端側における湾曲内壁面が存在せず、光屋内線Lの最小曲げを確保するための規制部分がベース板32内壁のみに存在する場合には、光屋内線Lの収容余長が長すぎてベース板32内壁に光屋内線Lが寄せられると、屋内配線Lはベース板32の内面角部に圧接し屈曲されて、曲げ半径の小さい状態に極端に曲げられてしまい、最小曲げ半径以上を確保できなくなるのである。
本発明の光ローゼットでは、余長収納部41の内面他端側における湾曲内壁面と、これに対向する巻き取り係止部45の湾曲外壁面とによって囲まれた幅広なスペースは、余長収納部41内に収容されている屋内配線Lのケーブル余長を光屋内線導入部42a、42b、42c、42dから所定の長さに引き出した際に、図7(a)乃至(e)に示すように、光屋内線Lが許容最小曲げ半径以下にならないように巻き取り保持されることから、局側光コネクタプラグから出た光屋内線Lの根元部分を最小半径で引き回し可能となる。しかも、前記した光屋内線導入部42a、42b、42c、42dそれぞれは上下左右の4つに配置されているため、光屋内線Lの引き回しは上下左右いずれの方向からでも可能である。
一方、光屋内線導入部42a、42b、42c、42dを介しての余長収納部41内への光屋内線Lの押し込みにより、巻き取り係止部45に対する余長の巻き込みを解放させて巻き取り係止部45位置から離反している余長収納部41の内周壁面にスライド収納される(図6(a)乃至(d)参照)。
例えば、余長収納部41内に光屋内線Lを収納した状態では最大50mm縮まると共に、余長収納部41から光屋内線Lを引き出した状態では、最大50mm伸びた状態となる。また、通常においては、光屋内線Lは余長収納部41の内周壁面と巻き取り係止部45との間の幅広なスペース内の定位置に収納されている。
ところで、前記余長収納部41の幅員は、光屋内線Lの最低曲径で決定されており、また余長収納部41の収納量は光屋内線Lの重ね段数と、巻き取り係止部45の半径によって決定されている。また、ベース板32自体の大きさは、局側光コネクタプラグから出た光屋内線Lの当該ベース板32側での最小半径による引き回しが可能となる範囲内でその大きさが決定されている。
また、本発明に係る余長収納型の光ローゼット31は、図8に示すように、壁埋込ボックスVへの取り付けにも対応できるように、余長収納部41の内面には、当該壁埋込ボックスV内からの光導入口となる光屋内線Lの導入用開口部46を形成してある。このとき、導入用開口部46は、巻き取り係止部45から離れた光コネクタ用アダプタ1近傍の余長収納部41の内周壁面位置に形成されている。
また、ベース板32の両端位置には、壁埋込ボックスVに合わせたネジピッチを有するネジ孔47が形成されており、屋内の壁面等の所定の位置における壁埋込ボックスVにベース板32下面を当接しておいてから、ベース板32の表面側からネジ孔47にネジをねじ込むことによって固定され、このベース板32表面にカバー33が嵌め込まれる。
さらに、ベース板32の裏面側には、両面粘着ファスナーのために平坦部が多く設けられ、該ベース板32をネジで固定する替わりに、当該平坦部に貼着された両面粘着ファスナーを介してベース板32自体を屋内の所望の位置に固定しても良い。
次に、以上のように構成された本発明光ローゼットの最良の形態についての組立、使用、動作の一例について説明する。
先ず、光ローゼット31のベース板32からカバー33を取り外し、屋内の壁面等の所定の位置にネジ止め固定した後、ベース板32に添付されている光コネクタ用アダプタ1を取り外しておく。そして、図5(a)に示すように、光屋内線Lの終端に取り付けられている外被把持光コネクタプラグPを光コネクタ用アダプタ1に接続する。
また、図5(b)に示すように、光屋内線導入部42a、42b、42c、42dのいずれかを介して余長収納部41内へ光屋内線Lを導入して当該余長収納部41の内周壁面に沿って光屋内線Lの余長を複数段ループ状にして収納する。
図5(c)に示すように、光屋内線Lの外被把持光コネクタプラグPを接続した光コネクタ用アダプタ1をベース板32の挿入枠部35に若干手前にずらした状態で上側から嵌め込み、光コネクタ用アダプタ1を挿入枠部35に沿って後方へ押すことで、図5(d)に示すように、挿入枠部35の外側開口端における係止部37に光コネクタ用アダプタ1の嵌合部A側の底壁3bがパッチン止め式に嵌り込んで抜け止め状態となって固定される。この後、カバー33がベース板32に被せられ、挿入枠部35の外側開口端に対応して形成された開口部33aから光コネクタ用アダプタ1のシャッター板11が露出配置される。
このとき、PC等の各種電気機器の設置場所が決定されるのに伴い、余長収納型の光ローゼット31の位置が決定された時には、屋内の壁面等への光ローゼット31の設置条件に対応して、上下左右の光屋内線導入部42a、42b、42c、42dのいずれかを選択する。
すなわち、図6(a)に示すように、右方側からの光屋内線Lは、光ローゼット31の右側の光屋内線導入部42cに導入させ、図6(b)に示すように、上方側からの光屋内線Lは、光ローゼット31の上側の光屋内線導入部42aに導入させ、図6(c)に示すように、左方側からの光屋内線Lは、光ローゼット31の左側の光屋内線導入部42dに導入させ、図6(d)に示すように、下方側からの光屋内線Lは、光ローゼット31の下側の光屋内線導入部42bに導入させる。
また、余長収納部41内に収容されている光屋内線Lのケーブル余長を上下左右の光屋内線導入部42a、42b、42c、42d、または余長収納部41内面の導入用開口部46から所定の長さに引き出した際には、図7(a)乃至(e)に示すように、光屋内線Lが許容最小曲げ半径以下にならないように巻き取り保持される。これによって外被把持光コネクタプラグPから出た光屋内線Lの根元部分を最小半径で引き回し可能となる。
一方、光屋内線導入部42a、42b、42c、42dを介しての余長収納部41内への光屋内線Lの押し込みにより、巻き取り係止部45に対する余長の巻き込みを解放させて巻き取り係止部45位置から離反している余長収納部41の内周壁面にスライド収納される(図6(a)乃至(d)参照)。
これにより、余長収納部41内に光屋内線Lを収納した状態では例えば最大50mm縮まると共に、余長収納部41から光屋内線Lを引き出した状態では、例えば最大50mm伸びた状態となるのである。このようにして、例えば工事の失敗における余長の確保やPC等の各種電気機器の設置箇所の移動等によって、余長収納型の光ローゼット31の取付位置が変更された場合でも、これに十分に対処することができるのである。
本発明に係る光ローゼットに使用される光コネクタ用アダプタ1は、図11および図12に示すように、二つの光コネクタP相互を接続できるように、合成樹脂の成型品でなる角筒状のコネクタハウジング2の両端に、光学軸が一致するように光コネクタPの一方の嵌合部Aと、光コネクタPその他の光学部品の他方の嵌合部Bとをそれぞれ備えている。
コネクタハウジング2は、図11に示すように、上側壁3aと左右の側壁3cとが一体に形成して成り、底壁3bが上側壁3aに対向して左右の側壁3c間に取り付けられている。この中央には略コ字枠状となった左右一対の接合端壁部材3dが配置され、一方の嵌合部Aにおける嵌合端3eは斜め上方向に向けて開口している。また、他方の嵌合部Bにおける接続端3fは水平方向に開口している。
また、図11、図12に示すように、一方の嵌合部Aにおける上側壁3aの内側中央には、光コネクタP挿入時のガイドのために、光軸方向に沿って直線溝条となったキー溝12が形成されている。そして、後述するシャッター板11が斜め配置となって嵌合部Aの嵌合端3eを閉鎖した際には、外部からの塵埃の侵入を防ぐために、シャッター板11上端の中央に突設した凸部13で当該キー溝12を内側から密閉するようにしてある。すなわち、シャッター板11で嵌合部Aの嵌合端3eを内側から閉鎖した状態では、キー溝12と凸部13、およびコネクタハウジング2の上側壁3aとシャッター板11の上端縁とがそれぞれ接触することでシャッター板11は嵌合端3eを確実に係止させるものとなる。尚、他方の嵌合部Bにおける上側壁3aには接続端3fから内側に向けてガイド溝14が形成されている。
図11および図12に示すように、コネクタハウジング2の中央部に配される左右一対の接合端壁部材3dの一方には、一方の円筒5aが嵌合端3eに向かって突設してあると共に、他方の接合端壁部材3dには、他方の円筒5bが接続端3fに向かって形成してあり、両円筒5a、5bが光学軸上で中心軸を一致させて接合端壁部材3d同士を嵌合爪4を介して係合固定することによってスリーブホルダー5が形成される。このとき、スリーブホルダー5内側に円筒状の割りスリーブ6が装着され保持されている。また、両接合端壁部材3dの左右対称位置には、光コネクタPに対するラッチ片7、8が、夫々の円筒5a、5bと側壁3cの間に沿って形成してある。
図11、図12に示すように、一方の嵌合部Aにおける斜め開口となっている嵌合端3eには、当該嵌合端3eと同じ斜め配置で当該嵌合端3eを閉鎖するためのシャッター板11が内側で開閉可能となるように設けられている。すなわち、シャッター板11は、その下端左右対称位置に支軸15を一体突設し、該支軸15両端に設けられた突部15aを、嵌合端3e下部の左右対向位置における底壁3b、左右の側壁3cそれぞれに跨って形成された軸孔16に回動可能に支承させてある。
そして、シャッター板11下端と支軸15とが連設されている略中央には矩形状の開口部17が形成され、該開口部17を介して、略L字形状に折曲して形成された板バネ18を支軸15中央に外嵌合させ、板バネ18の一端を底壁3bに圧接させ、他端をシャッター板11の内側面に圧接させることで当該シャッター板11を閉鎖方向に付勢している。
このとき、シャッター板11上端の中央に突設した凸部13をコネクタハウジング2の上側壁3aに設けられたキー溝12に対し密閉状に係止させるようにしている。また、開口部17は、板バネ18の弾性力によって常に閉止された状態となっている。したがって、開口部17からはコネクタハウジング2内に塵埃等が侵入しないのである。尚、板バネ18は、シャッター板11をコネクタハウジング2の一方の嵌合部Aにおける嵌合端3e内側に圧接させた際には、当該板バネ18の一端は光軸上まで延設配置されるに足る長さを備えている。
こうして、コネクタハウジング2の一方の嵌合部Aに光コネクタPを嵌合させることによって、シャッター板11を板バネ18の押圧力に抗して開放させるのである。
また、シャッター板11の外側面上方における左右対称位置には、突起部19に傾斜ガイド20を備えてなるガイド部材21が付設され、コネクタハウジング2の一方の嵌合部Aに嵌合する光コネクタPをガイドすると共に、シャッター板11を水平位置に保持するものとしている。
本発明の光コネクタ用アダプタを使用した余長収納型の光ローゼットの斜視図である。 ベース板の構成を示す斜視図である。 同じくベース板の平面図である。 光ローゼットの一例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 光ローゼットへの光屋内線の取り付け手順を示すもので、(a)は外被把持光コネクタプラグを光コネクタ用アダプタに接続する状態の平面図、(b)は光屋内線の余長を余長収納部内の定位置に収納した状態の平面図、(c)は光コネクタ用アダプタをベース板の挿入枠部に若干手前にずらした状態で上側から嵌め込んだ状態の平面図、(d)は光コネクタ用アダプタを挿入枠部に沿って後方へ押して固定した状態の平面図である。 上下左右の光屋内線導入部の使用状態を示し、(a)は右方側からの光屋内線を右側の光屋内線導入部に導入した状態の平面図、(b)は上方側からの光屋内線を上側の光屋内線導入部に導入した状態の平面図、(c)は左方側からの光屋内線を左側の光屋内線導入部に導入した状態の平面図、(d)は下方側からの光屋内線を下側の光屋内線導入部に導入した状態の平面図である。 (a)乃至(e)は、余長収納部内に収容されている屋内配線の余長を上下左右の光屋内線導入部または余長収納部内面の導入用開口部から所定の長さに引き出した状態を示す平面図である。 屋内の壁埋込ボックスに設置対応可能とした光ローゼットの一例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 光屋内線の最小曲げを確保するための規制部分がベース板内壁のみに存在する場合での屋内配線が最小曲げ半径以上を確保できない状態を示す平面図である。 折倒可能な閉塞部の一例を示す一部切欠斜視図である。 同じく光コネクタ用アダプタの斜視図である。 同じく光コネクタ用アダプタの中央縦断面図である。
符号の説明
P 光コネクタ
A、B 嵌合部
L 光屋内線
V 壁埋込ボックス
P 外被把持光コネクタプラグ
1 光コネクタ用アダプタ
2 コネクタハウジング
3a 上側壁
3b 底壁
3c 左右の側壁
3d 接合端壁部材
3e 嵌合端
3f 接続端
5a、5b 円筒
5 スリーブホルダー
6 割りスリーブ
7、8 ラッチ片
11 シャッター板
12 キー溝
13 凸部
14 ガイド溝
15 支軸
15a 突部
16 軸孔
17 開口部
18 板バネ
19 突起部
20 傾斜ガイド
21 ガイド部材
31 光ローゼット
32 ベース板
33 カバー
33a 開口部
35 挿入枠部
36a 凹部
36b 凸部
37 係止部
41 余長収納部
41a 係止片
42a、42b、42c、42d 光屋内線導入部
45 巻き取り係止部
46 導入用開口部
47 ネジ孔

Claims (2)

  1. 光屋内線が許容最小曲げ半径以上を確保できるように上下左右の4方向に備えた光屋内線導入部と、該光屋内線導入部に連通され、光屋内線の余長を内周壁面に沿って複数段ループ状にして収納可能とした余長収納部と、該余長収納部に設けられ、光屋内線導入部を介しての外方への光屋内線の引っ張りにより前記余長の一部を最小半径を保つように巻き込み係止させる巻き取り係止部とを備えてなることを特徴とする光ローゼット。
  2. 光ローゼットは、室内に裏面側が固定されるベース板と、該ベース板の表面側に被せられるカバーとを備え、当該ベース板にコネクタハウジングを挿脱可能とする挿入枠部を備えた請求項1記載の光ローゼット。
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