JP2009075090A - 波面収差計測装置および方法、並びに波面収差調整方法 - Google Patents

波面収差計測装置および方法、並びに波面収差調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 干渉法を用いることなく、比較的簡素な構成にしたがって被検光学系の波面収差を計測することのできる波面収差計測装置。
【解決手段】 被検光学系(20)の波面収差を計測する波面収差計測装置は、計測光を供給する点光源(3a:1〜3)と、点光源と光学的に共役な位置に配置された検出面を有する光検出器(7)と、点光源と光検出器との間の光路中に配置されて被検光学系を経た光に波面の変化を付与する波面変化付与部(5)と、光検出器の出力と波面変化付与部において付与される波面の変化とに基づいて、被検光学系の波面収差を計測する計測部(6)とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、波面収差計測装置および方法並びに波面収差調整方法に関し、特に被検光学系において発生する波面変化に関する情報を計測する波面センサを用いた技術に関する。
光学系(レンズ、ミラーなどの単体の光学部材を含む広い概念)からは波面収差が発生することが知られている。レンズ設計における波面収差の設計値から実際に作製されたレンズの波面収差がずれることがある。干渉法以外の手法を用いて被検光学系の波面収差を計測する波面収差計測装置として、レンズアレイを利用するシャック・ハルトマン法による波面センサが知られている(例えば特許文献1を参照)。
特許第3417399号明細書
干渉法を用いる波面収差計測装置では、光源がコヒーレントである必要があるため、光源にかかるコストが高くなり、ひいては装置の製造コストも高くなり易い。また、高価な原器(干渉法で基準となる参照波面を発生させるための工具)を必要とするため、装置の製造コストがさらに高くなり易い。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、干渉法を用いることなく、比較的簡素な構成にしたがって被検光学系の波面収差を計測することのできる波面収差計測装置および方法を提供することを目的とする。また、本発明の別の目的は、光学系の波面収差を低減又は打ち消すことができる新規な波面収差調整方法を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の第1態様に従えば、被検光学系の波面収差を計測する波面収差計測装置であって、
計測光を供給する点光源と、
前記点光源と光学的に共役な位置に配置された検出面を有する光検出器と、
前記点光源と前記光検出器との間の光路中に配置されて前記被検光学系を経た光に波面の変化を付与する波面変化付与部と、
前記光検出器の出力と前記波面変化付与部において付与される波面の変化とに基づいて、前記被検光学系の波面収差を計測する計測部とを備えている波面収差計測装置が提供される。
本発明の第2態様に従えば、被検光学系の波面収差を計測する波面収差計測方法であって、
点光源から放射されて前記被検光学系を経た光に波面の変化を付与し、
前記波面の変化が付与された光が前記点光源と光学的に共役な所定面に形成するスポット光を検出し、
前記スポット光の光強度が最大になるように付与される波面の変化に基づいて、前記被検光学系の波面収差を計測する波面収差計測方法が提供される。
本発明の第3態様に従えば、第2態様の波面収差計測方法により計測された波面収差に基づいて、前記被検光学系の波面収差を調整する方法が提供される。この調整方法において、所望の波面収差を発生する状態に可変ミラーを固定し、次いで前記スポット光の光強度が最大になるように前記被検光学系の波面収差を調整し得る。
本発明の波面収差計測装置および方法では、点光源から放射されて被検光学系を経た光に波面の変化を付与しつつ、点光源と光学的に共役な所定面に形成されるスポット光を検出する。そして、例えばスポット光の光強度が最大になるように付与される波面の変化に基づいて、被検光学系の波面収差を計測する。
このように、本発明の波面収差計測装置および方法では、干渉法を用いることなく、比較的簡素な構成にしたがって被検光学系の波面収差を計測することができる。その結果、光源がコヒーレントである必要がないため、光源にかかるコストが低くなるだけでなく、高価な原器を必要としないため、装置の製造コストを低く抑えることができる。
本発明の波面収差調整方法を用いることにより、光学系の波面収差を効率よく低減または打ち消すように調整することができる。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる波面収差計測装置の構成を概略的に示す図である。第1実施形態では、1つまたは複数のレンズからなる被検光学系20の波面収差の計測に対して本発明の波面収差計測装置を適用している。第1実施形態の波面収差計測装置は、例えば被検光学系20の使用光と同じ波長の計測光を供給する光源1を備えている。光源1として、白熱電球、ハロゲンランプ、水銀ランプなどを用いることができる。
光源1から放射された光は、集光レンズ2を介して、ピンホール部材3に形成されたピンホール3aを照明する。ピンホール3aを通過した光は、理想的な球面波の光となって、ビームスプリッター4に入射する。すなわち、光源1と集光レンズ2とピンホール部材3とは、理想的な球面波の光を放射する点光源を形成する手段を構成している。ビームスプリッター4に入射して反射された光は、被検光学系20に入射する。
ピンホール部材3のピンホール3aは、被検光学系20の後側焦点位置に配置されている。したがって、被検光学系20を透過した光は、被検光学系20の波面収差の影響を無視すれば平行光とみなせる状態で、可変形ミラー(デフォーマブルミラー)5に入射する。可変形ミラー5は、図2に示すように、例えば初期的に平面形状の反射面を有する反射部材(反射鏡)5aと、反射部材5aの反射面(ミラー)に対応するように二次元的に並列配置された複数の駆動素子5bと、ミラー基材5cと、複数の駆動素子5bを個別に駆動するための駆動部5dとを有する。反射部材5aは、例えば、金やアルミの蒸着膜や誘電体多層膜から形成されている。
駆動部5dは、制御処理系6からの制御信号に基づいて、複数の駆動素子5bを個別に駆動する。複数の駆動素子5bは、ミラー基材5cに取り付けられ、互いに独立した押し/引き動作により反射部材5aの反射面を所望の面形状に変更する。すなわち、反射部材5aの反射面は、複数の駆動素子5bが接続された位置を中心とした複数の部位により区画されているとみなすことができる。駆動素子5bとして、例えば、圧電素子やボール螺子などのアクチュエータを使用することができる。例えば、反射部材として、アルミコートを施した窒化シリコンの薄膜を用い、薄膜と背面の電極との間にかける電圧を調整することで静電気力によりミラー形状を変形する反射鏡が知られている。可変形ミラー5での反射により波面の変化が付与された光は、被検光学系20およびビームスプリッター4を介して、ピンホール3aと光学的に共役な位置に配置された光検出器7の検出面に、ピンホール3aの像すなわちスポット光を形成する。
光検出器7として、PSD(位置検出素子:フォトダイオードの表面抵抗を利用したスポット光の位置センサ)、CCD(エリアセンサ)などを用いることができる。光検出器7で検出されたスポット光の光強度に関する情報は、制御処理系6に供給される。制御処理系6は、光検出器7の出力をモニターしながら、光検出器7で検出されるスポット光の光強度が最大になるように、可変形ミラー5の反射面の形状を適宜変化させる。例えば、以下のようにして可変形ミラー5の駆動素子を制御することができる。可変形ミラー5の初期設定位置において、複数の駆動素子を、順次、伸縮させながら光検出器の信号を計測する。各駆動素子の駆動位置に対する光検出器が最大となる駆動位置を駆動素子ごとに最適位置として制御処理系6内のメモリ(不図示)に記憶する。全ての駆動素子についての最適位置を求めた後、求められた駆動位置(最適位置)に全ての駆動素子、すなわち、可変形ミラー5の反射面を設定する。
可変形ミラー5の反射面の形状が被検光学系20を透過して可変形ミラー5へ入射する光の波面と同じ形状になれば、可変形ミラー5の反射面で反射された光は被検光学系20を透過してきた往路をそのまま逆進することになり、光検出器7の検出面にはピンホール3aの鮮明な像(スポット光)が最も拡がりの抑えられた状態で形成され、スポット光の光強度(ひいては光検出器7の出力)が最大になる。
こうして、制御処理系6は、光検出器7の検出面に形成されるスポット光の光強度が最大になるように可変形ミラー5の反射面の形状を適宜変化させ、スポット光の光強度が最大になるときの可変形ミラー5の反射面の形状に関する情報、すなわち可変形ミラー5により付与される波面の変化に関する情報に基づいて、被検光学系20の波面収差を計測する。計測された波面収差から、被検光学系20の波面収差の設計値(理想的な波面収差)からのずれも求められる。第1実施形態の波面収差計測装置では、干渉法を用いることなく、比較的簡素な構成にしたがって被検光学系20の波面収差を計測することができる。
ちなみに、被検光学系20の偏心成分がない場合、スポット光は光検出器7の検出面において光軸の位置に形成される。したがって、例えば光検出器7の検出面の中心が光軸の位置と一致するように設定すれば、光検出器7の検出面の中心からのスポット光の形成位置の位置ずれ情報(一般的にはスポット光の位置情報)に基づいて、被検光学系20の偏心成分を計測することができる。
あるいは、スポット光が光検出器7の検出面の中心位置(一般的には検出面上の所定位置)へ移動するように、可変形ミラー5の反射面の形状を適宜変化させ、スポット光が光検出器7の検出面の中心位置に形成されるときの可変形ミラー5の反射面の形状の傾斜成分(ひいては可変形ミラー5により付与される波面の変化の傾斜成分)に基づいて、被検光学系20の偏心成分を計測し、さらに必要に応じて被検光学系20の偏心成分を補正(調整)することができる。偏心成分が存在すると、検出しようとする被検光学系20から生じる波面に影響を及ぼす。このために、波面収差を一層正確に検出するには偏心成分を補正(調整)した状態で波面収差を計測するのが望ましい。
図3は、本発明の第2実施形態にかかる波面収差計測装置の構成を概略的に示す図である。第2実施形態では、1つの凹面反射鏡からなる被検光学系すなわち被検凹面ミラー21の波面収差の計測に対して本発明の波面収差計測装置を適用している。以下、第1実施形態との相違点に着目して、第2実施形態にかかる波面収差計測装置の構成および作用効果を説明する。
第2実施形態の波面収差計測装置では、光源1から放射された光が、集光レンズ2を介して、ピンホール部材3のピンホール3aを照明する。ピンホール3aからの光は、理想的な球面波の状態で、ビームスプリッター4に入射する。ビームスプリッター4で反射された光は、コリメータレンズとして機能するレンズ8により平行光に変換された後、被検凹面ミラー21に入射する。
被検凹面ミラー21で反射された光は、レンズ8の被検凹面ミラー21側の光学面上にピンホール3aの像を形成した後、レンズ8を介して、ビームスプリッター4に入射する。換言すれば、第2実施形態では、レンズ8の被検凹面ミラー21側の光学面上にピンホール3aの像が形成されるように、レンズ8と被検凹面ミラー21との光軸に沿った間隔が調整されている。
ビームスプリッター4を透過した光は、コリメータレンズ9により平行光に変換された後、ビームスプリッター10に入射する。ビームスプリッター10を透過した光は、被検凹面ミラー21の波面収差の影響を無視すれば平行光とみなせる状態で、可変形ミラー5に入射する。可変形ミラー5での反射により波面の変化が付与された光は、ビームスプリッター10に入射する。
ビームスプリッター10で反射された光は、集光レンズ11を介して、ピンホール3aと光学的に共役な位置に配置された光検出器7の検出面に、ピンホール3aの像すなわちスポット光を形成する。光検出器7で検出されたスポット光の光強度に関する情報は、被検凹面ミラー21の波面収差を計測する計測部としての制御処理系6に供給される。
第2実施形態においても第1実施形態と同様に、制御処理系6は、光検出器7の出力をモニターしながら、光検出器7で検出されるスポット光の光強度が最大になるように、可変形ミラー5の反射面の形状を適宜変化させる。そして、制御処理系6は、光検出器7の検出面に形成されるスポット光の光強度が最大になるときの可変形ミラー5の反射面の形状に関する情報(すなわち可変形ミラー5により付与される波面の変化に関する情報)に基づいて、被検凹面ミラー21の波面収差を計測する。
ただし、第2実施形態では、被検凹面ミラー21の反射面が、当該反射面からレンズ8の被検凹面ミラー21側の光学面までの光軸に沿った距離の2倍の長さの曲率半径を有する放物面であるときに、光検出器7の検出面に形成されるスポット光の光強度が最大になる(スポット光の大きさが最小になる)。したがって、制御処理系6では、このことを考慮して、可変形ミラー5により付与される波面の変化に関する情報を被検凹面ミラー21の波面収差に換算する。こうして、第2実施形態においても、干渉法を用いることなく、比較的簡素な構成にしたがって被検凹面ミラー21の波面収差を計測することができる。
また、制御処理系6は、光検出器7の検出面に形成されるスポット光の位置情報(例えば検出面の中心からのスポット光の形成位置の位置ずれ情報)に基づいて、被検凹面ミラー21の偏心成分を計測する。あるいは、制御処理系6は、スポット光が光検出器7の検出面の所定位置(例えば検出面の中心位置)へ移動するように、可変形ミラー5の反射面の形状を適宜変化させ、そのときの可変形ミラー5の反射面の形状の傾斜成分(ひいては可変形ミラー5により付与される波面の変化の傾斜成分)に基づいて、被検凹面ミラー21の偏心成分を計測する。
図4は、本発明の第3実施形態にかかる波面収差計測装置の構成を概略的に示す図である。第3実施形態では、1つの凸面反射鏡からなる被検光学系すなわち被検凸面ミラー22の波面収差の計測に対して本発明の波面収差計測装置を適用している。以下、第1実施形態および第2実施形態との相違点に着目して、第3実施形態にかかる波面収差計測装置の構成および作用効果を説明する。
第3実施形態の波面収差計測装置では、光源1から放射された光が、集光レンズ2を介して、ピンホール部材3のピンホール3aを照明する。ピンホール3aからの光は、理想的な球面波の状態で、ビームスプリッター4に入射する。ビームスプリッター4で反射された光は、集光レンズとして機能するレンズ8を介して、被検凸面ミラー22の反射面の曲率中心位置O’に集光するように、被検凸面ミラー22に垂直入射する。
換言すれば、第3実施形態では、被検凸面ミラー22が介在しない状態において被検凸面ミラー22の反射面の曲率中心位置O’にピンホール3aの像が形成されるように、ピンホール3aとレンズ8との光軸に沿った間隔が調整されている。被検凸面ミラー22で反射された光は、レンズ8を介して、ビームスプリッター4に入射する。
ビームスプリッター4を透過した光は、ピンホール3aの像を形成した後、コリメータレンズ9により平行光に変換され、ビームスプリッター10に入射する。ビームスプリッター10を透過した光は、被検凸面ミラー22の波面収差の影響を無視すれば平行光とみなせる状態で、可変形ミラー5に入射する。可変形ミラー5での反射により波面の変化が付与された光は、ビームスプリッター10に入射する。
ビームスプリッター10で反射された光は、集光レンズ11を介して、ピンホール3aと光学的に共役な位置に配置された光検出器7の検出面に、ピンホール3aの像すなわちスポット光を形成する。光検出器7で検出されたスポット光の光強度に関する情報は、被検凸面ミラー22の波面収差を計測する計測部としての制御処理系6に供給される。
第3実施形態においても第1実施形態と同様に、制御処理系6は、光検出器7の出力をモニターしながら、光検出器7で検出されるスポット光の光強度が最大になるように、可変形ミラー5の反射面の形状を適宜変化させる。そして、制御処理系6は、光検出器7の検出面に形成されるスポット光の光強度が最大になるときの可変形ミラー5の反射面の形状に関する情報(すなわち可変形ミラー5により付与される波面の変化に関する情報)に基づいて、被検凸面ミラー22の波面収差を計測する。こうして、第3実施形態においても、干渉法を用いることなく、比較的簡素な構成にしたがって被検凸面ミラー22の波面収差を計測することができる。
また、制御処理系6は、光検出器7の検出面に形成されるスポット光の位置情報(例えば検出面の中心からのスポット光の形成位置の位置ずれ情報)に基づいて、被検凸面ミラー22の偏心成分を計測する。あるいは、制御処理系6は、スポット光が光検出器7の検出面の所定位置(例えば検出面の中心位置)へ移動するように、可変形ミラー5の反射面の形状を適宜変化させ、そのときの可変形ミラー5の反射面の形状の傾斜成分(ひいては可変形ミラー5により付与される波面の変化の傾斜成分)に基づいて、被検凸面ミラー22の偏心成分を計測する。
第2実施形態と第3実施形態とを比較すると、波面収差計測装置は互いに同じ機能を有する要素により構成されている。したがって、光源ユニット(光源1、集光レンズ2、ピンホール部材3)とレンズ8との間隔を調整する機構、およびビームスプリッター4と検出・制御ユニット(コリメータレンズ9、ビームスプリッター10、可変形ミラー5、集光レンズ11、光検出器7、制御処理系6)との間隔を調整する機構を付設することにより、凹面反射鏡からなる被検光学系にも凸面反射鏡からなる被検光学系にも適用可能な波面収差計測装置を実現することができる。
上記実施形態では、本発明に従う波面収差計測装置及び波面収差計測方法を説明してきたが、本発明を被検光学系のための波面収差調整方法に適用することができる。第1実施形態で被検光学系の波面収差が計測されたので、この計測された波面収差を用いて被検光学系の波面収差を所望の波面収差の値になるように被検光学系を調整(または修正)することができる。その具体的な方法を以下に説明する。設計値(例えば、ゼロ)の波面収差を持つ被検光学系20を、理想的な被検光学系20とする。最初に、可変形ミラー5の面形状を、そのような理想的な被検光学系20を経て得られるであろう理想的な波面収差が生じるような面形状に設定し、固定する。例えば、理想的な被検光学系20の波面収差がゼロであるならば、そのような被検光学系20は可変形ミラー5の面形状を変形して波面収差を調節する必要がないので、可変形ミラー5の面形状を完全に平坦な面に設定し、固定する。このように固定した可変形ミラー5を図1のような配置で設置する。もし、被検光学系20の波面収差がゼロ(所望の波面収差)になるような状態であれば(既に、被検光学系が調整されていれば)、可変ミラー5で反射した反射光は被検光学系を通過した光路をそのまま逆進するので、光検出器7に照射されるスポット光の強度は最大となるはずである。被検光学系20の波面収差がゼロに達していなければ、すなわち、所望の波面収差を発生する状態まで被検光学系20が調整されていなければ、スポット光は広がるため検出される光強度は最大には至らない。従って、光検出器7に照射されるスポット光の強度が最大に近付くように、被検光学系20の調整(または修正)を繰り返す。被検光学系20の調整または修正は、例えば、被検光学系20を構成するレンズの表面を研磨することで行うことができる。被検光学系20が複数のレンズからなる場合にはレンズ間隔を調節することによっても調整できる。このような調整でどの程度まで波面収差を改善できたかは、入射光のピーク強度に対する出力光のピーク強度の比(ストレール比)等で評価することができる。なお、第1実施形態では、被検光学系20の波面収差が既に計測できているので、その計測量に基づいて被検光学系20を予め研磨などにより調整することができ(予備調整)、こうして予備調整された被検光学系20を図1の配置で設置して、光検出器7のスポット光の強度が最大になっているかを確認する。もし最大になっていなければ、被検光学系20を再度調整した後、図1の配置で設置してスポット光の強度を検査する。この作業を繰り返すことで、効率よく且つ確実に被検光学系を調整(または修正)することができる。
なお、上述の各実施形態では、点光源(3a:1〜3)と光検出器7との間の光路中に配置されて被検光学系(20;21;22)を経た光に波面の変化を付与する波面変化付与部として、変形可能な1つの連続した反射面を有する可変形ミラー(デフォーマブルミラー)5を用いている。しかしながら、これに限定されることなく、図5に示すように、波面変化付与部として、二次元的に並列配置されて独立に姿勢を変化させる複数のミラー要素50を有する二次元反射鏡アレイ51、例えば、二次元MEMSアレイなどを用いることもできる。この場合、ミラー要素50は図2に示したように、駆動素子5bによりそれぞれ独立に駆動することができる。これらに限らず、被検光学系を経た光に波面の変化を付与する波面変化付与部の構成について様々な形態が可能である。例えば、2次元的に区画された複数の部屋に所定屈折率の流体を充填しておき、各部屋の光路長や流体の屈折率を独立して変化させることにより、それらの部屋を透過する光に波面変化を付与することができる。この場合、波面変化付与部を透過した光を平面ミラーを用いて反射させて被検光学系に戻すことができる。
上記実施形態の波面収差計測装置及び波面収差調整機構は、光源を必ずしも備えている必要はなく、計測や調整が行われている場所に設置してある光源を利用可能である。また、上記実施形態では、光の集光、反射及び分割のような作用に特定の光学素子を用いていたが、本発明はそれらの特定の光学素子の使用に限定するものではなく、そのような作用をもたらす任意の光学素子を用い得る。
本発明の第1実施形態にかかる波面収差計測装置の構成を概略的に示す図である。 図1の可変形ミラーの内部構成を概略的に示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる波面収差計測装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第3実施形態にかかる波面収差計測装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の変形例で用いることが出来る複数のミラー要素を有する二次元反射鏡アレイの概略図である。
符号の説明
1 光源
2 集光レンズ
3 ピンホール部材
3a ピンホール
4,10 ビームスプリッター
5 可変形ミラー(デフォーマブルミラー)
6 制御処理系
7 光検出器
8 レンズ
9 コリメータレンズ
11 集光レンズ
20,21,22 被検光学系

Claims (14)

  1. 被検光学系の波面収差を計測する波面収差計測装置であって、
    計測光を供給する点光源と、
    前記点光源と光学的に共役な位置に配置された検出面を有する光検出器と、
    前記点光源と前記光検出器との間の光路中に配置されて前記被検光学系を経た光に波面の変化を付与する波面変化付与部と、
    前記光検出器の出力と前記波面変化付与部において付与される波面の変化とに基づいて、前記被検光学系の波面収差を計測する計測部とを備えている波面収差計測装置。
  2. 前記計測部は、前記検出面に形成されるスポット光の光強度が最大になるように付与される波面の変化に基づいて、前記被検光学系の波面収差を計測する請求項1に記載の波面収差計測装置。
  3. 前記計測部は、前記検出面に形成されるスポット光の位置が所定位置へ移動するように付与される波面の変化の傾斜成分に基づいて、前記被検光学系の偏心成分を計測する請求項1または2に記載の波面収差計測装置。
  4. 前記計測部は、前記検出面に形成されるスポット光の位置情報に基づいて、前記被検光学系の偏心成分を計測する請求項1または2に記載の波面収差計測装置。
  5. 前記波面変化付与部は、変形可能な反射面とそれを駆動する駆動素子を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の波面収差計測装置。
  6. 前記波面変化付与部は、二次元的に並列配置されて独立に姿勢を変化させる複数のミラー要素とそれらを駆動する駆動素子を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の波面収差計測装置。
  7. 上記光源は、非コヒーレント光源である請求項1乃至6のいずれか1項に記載の波面収差計測装置。
  8. さらに、前記駆動素子を制御する制御部を備え、制御部は、前記検出面に形成されるスポット光の光強度が最大になるように前記駆動素子を制御する請求項1に記載の波面収差計測装置。
  9. 被検光学系の波面収差を計測する波面収差計測方法であって、
    点光源から放射されて前記被検光学系を経た光に波面の変化を付与し、
    前記波面の変化が付与された光が前記点光源と光学的に共役な所定面に形成するスポット光を検出し、
    前記スポット光の光強度が最大になるように付与される波面の変化に基づいて、前記被検光学系の波面収差を計測する波面収差計測方法。
  10. 前記スポット光の位置が所定位置へ移動するように付与される波面の変化に基づいて、前記被検光学系の偏心成分を計測することを特徴とする請求項9に記載の波面収差計測方法。
  11. 前記スポット光の位置情報に基づいて、前記被検光学系の偏心成分を計測する請求項9に記載の波面収差計測方法。
  12. 可変ミラーを用いて前記被検光学系を経た光に波面の変化を付与する請求項9に記載の波面収差計測方法。
  13. 請求項12に記載の波面収差計測方法において得られた波面収差を用いて前記被検光学系の波面収差を調整する方法。
  14. 設計値の波面収差を有する被検光学系に対して所望の波面収差を発生する状態に前記可変ミラーを固定し、次いで前記スポット光の光強度が最大になるように前記被検光学系の波面収差を調整する請求項13に記載の被検光学系の波面収差を調整する方法。
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