JP2009073579A - 仕分け設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納箱に投入される被仕分け物のサイズが多種混合されていても段積み作業を確実に行える仕分け設備を提供することを目的とする。
【解決手段】搬送経路30を形成する複数の仕分けコンベヤ31より投入される書籍Aを受け入れる受け入れ部71群を設け、前記各受け入れ部71に、側板72aおよび昇降自在な傾斜上面74aを備えた底板74より上部開放に形成される収納箱72を設け、収納箱72の搬送経路30の下流側上方位置で、かつ前記搬送経路30と直行する水平方向に案内棒111を設け、この案内棒111の所定位置より複数垂れ下がるブロック体112を設ける。この構成により、収納箱72に投入される書籍Aのサイズが多種混合されていても、書籍Aが案内棒111に傾斜上面74aへ案内され、且つ段積みされた書籍Aの落下がブロック体112により阻止され、よって段積み作業を確実に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば多様な種類の被仕分け物を仕分け先毎に仕分ける仕分け設備に関するものである。
従来、この種の仕分け設備が、たとえば特許文献1には開示されている。この特許文献1に開示されている仕分け装置は、図15に示すように、無端駆動体(図示せず)に複数の仕分けコンベヤ31´を設けて無端状の搬送経路30´を形成し、搬送経路の上流端に、被仕分け物Aを供給する供給手段を設け、また搬送経路の下流端に対向して、前記仕分けコンベヤ31´から被仕分け物Aを受け入れる前記受け入れ部71´群を設けている。また各受け入れ部71´に、側板72a´および底板(図示せず)により形成される上部開放型の収納箱72´を設け、この収納箱72´を、その底板を昇降自在に構成するとともに、底板上面を、搬送経路30´の下流側を上位として傾斜された傾斜上面に形成しており、この傾斜上面の傾斜に合わせて被仕分け物Aが段積み作業される。
また、前記収納箱72´の搬送経路30´の下流側側板72a´の上縁部分には、搬送経路30´の下流側を上位として傾斜された案内手段118が設けられている。この案内手段118は舌片形式であり、底板の傾斜上面と同様な角度に設定されている。
上記構成によれば、収納箱72´の底板を上昇させて、仕分けコンベヤ31´から投入される被仕分け物Aを受け入れる。これにより、通常の底板が昇降しない収納箱にて被仕分け物Aを受け入れるよりも、その落差が小さい状態で被仕分け物Aの段積み収納が行われる。また被仕分け物Aを底板の傾斜上面にて受け入れ、被仕分け物Aの一端面を収納箱72´の側板に当接させ上記段積み収納が行われるため、被仕分け物Aの一端面が揃えられて収納される。また被仕分け物Aが収納箱72´へ投入されるタイミングが遅くても、案内手段118の傾斜上面によって受け止められ、案内手段118の傾斜上面に沿って底板の傾斜上面へ案内され、被仕分け物Aの一端面が揃えられて収納される。
また、たとえば特許文献2には、シュートから投入される被仕分け物を受け止める緩衝板を収納箱の上部に設け、収納箱の底板を昇降自在に構成した仕分け設備が開示されている。このような構成によれば、シュートから投入される被仕分け物は、緩衝板に当接した後、上昇(あるいは下降)された底板により、収納箱に受け入れられ、投入される際の被仕分け物の落差を小さくし、すなわちシュートから投入された被仕分け物に掛かる衝撃を小さく段積み作業が行える。
特開2002−226037号公報 特開平11−180616号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載される仕分け設備では、仕分けられる被仕分け物Aに多数の種類があるため、被仕分け物Aの種類により形状(サイズ)や重量または被仕分け物Aの表面粗さ等の違いがあり、被仕分け物Aが仕分けコンベヤ31´から収納箱72´へ投入されるタイミングが早くなったり、あるいは遅くなったりと変化することがあり、かつ収納箱72´が被仕分け物Aの最大サイズに合わせて形成されていることから、次の課題が発生する。
図15(a)に示すように、被仕分け物Aが収納箱72´に投入されるタイミングが早いと、被仕分け物Aの一端面を揃えるために設けられている収納箱72´の側板に、投入された被仕分け物Aの先端が引掛かり、この被仕分け物Aが事前に段積みされた被仕分け物Aの上部に立ってしまう等、収納箱72´に被仕分け物Aの体勢が崩れて段積みされてしまう。
また図15(b)に示すように、被仕分け物Aが正規のタイミングで収納箱72´へ投入されたとしても、例えば事前に段積みされた被仕分け物Aの形状が最小のものであって、今回投入された被仕分け物Aの形状が最大のものである場合に、この形状が最大の被仕分け物Aは形状が最小の被仕分け物Aの上に段積みされず、被仕分け物Aが、事前に段積みされた被仕分け物Aと収納箱72´の搬送経路下流側の側板との隙間へ崩れてしまう。
また、図15(c)に示すように、被仕分け物Aが投入されるタイミングが遅いと、被仕分け物Aが案内手段118の傾斜上面によって受け止められるものの、事前に段積みされた被仕分け物Aの形状が小さなものであれば、この被仕分け物Aの上に段積みされずに上記隙間へ崩れてしまう。
また、上記特許文献2に記載される仕分け設備において、シュートより投入される被仕分け物が事前に段積みされた被仕分け物、あるいは一端面を揃えるための側板と当接する衝撃により、投入された被仕分け物が弾かれ、段積みされた被仕分け物が崩れてしまうことが危惧されている。
さらには、上記特許文献1および特許文献2において、収納箱に投入される被仕分け物のサイズが、最大サイズの被仕分け物と最小サイズの被仕分け物を比較して、その差が大きい程、またそれら被仕分け物が多種混合されて収納箱に投入される程、上記課題が顕著に確認される傾向にある。
そこで、本発明は、仕分けコンベヤから収納箱へ投入される被仕分け物のタイミングが変化しても、かつ収納箱に投入される被仕分け物のサイズが多種混合されても、それら被仕分け物の段積み作業を確実に行える仕分け設備を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の仕分け設備は、無端駆動体に複数の仕分けコンベヤを設けて搬送経路が形成され、前記搬送経路に対向されて、前記仕分けコンベヤから投入される被仕分け物を受け入れる受け入れ部群が設けられ、前記各受け入れ部に、側板および底板により上部開放に形成される収納箱が設けられた仕分け設備であって、前記底板は、昇降自在に構成されるとともに、前記搬送経路の下流側が上位となるよう傾斜された傾斜上面を備え、前記収納箱に、前記収納箱の前記搬送経路の下流側上方位置で、かつ前記搬送経路と直行する水平方向に、前記収納箱へ投入された前記被仕分け物を前記傾斜上面へ案内する案内部材が設けられ、前記案内部材に、前記案内部材の所定位置より垂れ下がり、前記収納箱に段積みされた前記被仕分け物が前記搬送経路の下流側へ落下することを阻止するブロック体が設けられていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、仕分けコンベヤより投入される被仕分け物が、通常のタイミングより遅く収納箱へ投入されても、収納箱の搬送経路の下流側上方位置で、かつ前記搬送経路と直行する水平方向に案内部材を設けたことにより、前記被仕分け物が案内部材に案内されて傾斜上面、あるいは事前に段積みされた被仕分け物に受け入れられるため、被仕分け物が落下することなく整然と段積み収納される。さらに、通常のタイミングで収納箱に投入されたにもかかわらず、事前に段積みされた被仕分け物の形状が最小のものであって、今回投入された被仕分け物の形状が最大のものである場合に、すなわち投入された被仕分け物が段積みされる面積が小さいために、側板および底板あるいは事前に段積みされた被仕分け物と当接した勢いにより、弾かれてしまうような被仕分け物が投入される場合に、前記案内部材に前記案内部材の所定位置より垂れ下がるブロック体が設けられたことにより、前記被仕分け物が前記ブロック体と当接し、被仕分け物の一端面が揃えられて整然と段積み収納される。
また、本発明の請求項2に記載の仕分け設備は、上記請求項1に記載の仕分け設備であって、前記搬送経路の上流側に位置する前記側板の上部外方に、前記収納箱へ投入される前記被仕分け物の投入方向と直行する角度の傾斜面116aを有するカバー体を設けたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、仕分けコンベヤより投入される被仕分け物が、通常のタイミングより早く収納箱へ投入されても、被仕分け物の投入方向と直行する角度の傾斜面116aを有するカバー体を設けたことにより、前記被仕分け物が、まず前記カバー体と当接し、その後、カバー体の傾斜面116aに沿って落下して前記傾斜上面にて受け入れられるため、前記傾斜上面上に、あるいは事前に段積みされた被仕分け物の上に所定の姿勢にて整然と段積み収納される。
また、本発明の請求項3に記載の仕分け設備は、上記請求項1または請求項2に記載の仕分け設備であって、前記ブロック体は、前記案内部材に所定間隔にて複数並設される線材と、前記線材に設けられる錘材により構成されていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、被仕分け物の勢いは、案内部材より垂れ下がる線材と、この線材に設けられる錘材により吸収され、さらに前記被仕分け物が、線材とこの線材に設けられる錘材により、被仕分け物が段積みされるべき所定の位置へと押し返される。またブロック体が線材および錘材により構成されているため収納箱から被仕分け物を取り出す際に、収納箱の中が側方より目視され、被仕分け物が容易に取り出される。
また、本発明の請求項4に記載の仕分け設備は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の仕分け設備であって、前記案内部材の両端が、前記水平方向に対向する両側板に少なくとも上下方向にスライド可能に支持されていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、遅れて投入される被仕分け物の投入位置に合わせて案内部材の位置が設定され、すなわち投入される被仕分け物の形状が大きいものの割り合いが大きい程、上位位置となるよう案内部材の位置が設定される。よって、仕分けコンベヤより投入され、案内部材と当接する被仕分け物が確実に底板へ案内される。
本発明の仕分け設備によれば、仕分けコンベヤより投入される被仕分け物が、通常のタイミングより遅く収納箱へ投入されても、前記収納箱へ投入された前記被仕分け物を傾斜上面へ案内する案内部材を設けたことにより、被仕分け物が前記案内部材に案内されて傾斜上面あるいは事前に段積みされた被仕分け物の上面より落下することなく受け入れられる。よって被仕分け物を破損なく整然と段積み収納できる。さらに、事前に段積みされた被仕分け物の形状が最小のものであって、今回投入された被仕分け物の形状が最大のものである場合に、すなわち投入された被仕分け物が段積みされる面積が小さいために、側板および底板あるいは事前に段積みされた被仕分け物と当接した勢いにより、弾かれてしまうような被仕分け物が投入されても、前記案内部材の所定位置より垂れ下がるブロック体が設けられたことにより、弾かれた前記被仕分け物が前記ブロック体と当接するため、前記被仕分け物が整然と段積み収納でき、よって前記収納箱に投入される被仕分け物のサイズが多種混合されていても、それら被仕分け物の段積み作業を破損もなく確実に行うことができる。
また、本発明の仕分け設備によれば、仕分けコンベヤより投入される被仕分け物が、通常のタイミングより早く収納箱へ投入されても、前記収納箱へ投入された前記被仕分け物を傾斜上面へ案内するカバー体を設けたことにより、被仕分け物が前記カバー体の傾斜面に案内されて傾斜上面あるいは事前に段積みされた被仕分け物の上面に落下することなく受け入れられ、被仕分け物を破損もなく整然と段積み収納できる。
以下に、本発明の実施の形態を、図1〜図14に基づいて説明する。
図2,図3において、床側に設置自在な機枠1には、ローラチェーン(無端駆動体の一例)11が回動自在に設けられている。すなわち、機枠1は長尺枠状であって、その長さ方向の両端部分には、軸受装置12,15を介してそれぞれ縦軸13,16が回転自在に設けられている。各縦軸13,16の上部にはそれぞれスプロケットホイール14,17が取り付けられ、これらスプロケットホイール14,17間に前記ローラチェーン11が巻回されている。
一方のスプロケットホイール14は駆動側であって、機枠1に設けられたモータ(駆動装置の一例)21に連動連結されている。すなわち、モータ21側の駆動軸22に設けられた駆動スプロケット23と、前記縦軸13に設けられた受動スプロケット24とが、伝動チェーン25を介して連動連結されている。
また、前記ローラチェーン11側には、所定ピッチ置きに仕分けコンベヤ31が片持ち状に取り付けられ、これら複数の仕分けコンベヤ31によって無端状の搬送経路30が形成されている。
前記仕分けコンベヤ31群は、図1〜図7に示すように、前記スプロケットホイール14,17間でかつローラチェーン11による左右一対の直線状経路の下方に位置されて、それぞれフレーム体3が配設されるとともに、これらフレーム体3は機枠1に取り付けられている。ここでフレーム体3はレール状であって、その上部側には、内側位置に下向きの受けガイド面4が形成され、中間位置に左右ガイド面5が形成され、外側位置に上向きの支持ガイド面6が形成されている。さらに下部側で外側位置には、上下向きの規制ガイド面7が形成されている。
前記仕分けコンベヤ31には、前記フレーム体3の部分に位置される移動部材32が設けられ、この移動部材32は前記ローラチェーン11の下面側に、リンクピン11aを連結具に兼用するなどして連結されている。前記移動部材32の下部には、前記左右ガイド面5に嵌合して案内されるガイドローラ33が前後一対で設けられている。
そして移動部材32には左右方向の支持軸34が貫通され、この支持軸34の内端には被受けローラ35が遊転自在に設けられ、この被受けローラ35は前記受けガイド面4に下方から当接されている。また移動部材32には、被受けローラ35の前後に位置されて案内ローラ39が設けられ、受けガイド面4に下方から当接されている。さらに移動部材32には被検知部50が設けられている。また、移動部材32よりも外側において、支持軸34には被支持ローラ36が遊転自在に設けられ、この被支持ローラ36は前記支持ガイド面6に上方から当接されている。
前記支持軸34は外側へ長尺であって、ここにコンベヤフレーム37が軸受38を介して設けられ、コンベヤフレーム37はローラチェーン11側に、搬送経路30の方向に対して直交状の横軸心、すなわち支持軸軸心34Aの周りで傾斜自在に取り付けられている。その際に支持軸34の位置は、搬送経路30の方向において前部寄りとされており、コンベヤフレーム37は自重によって、その後部が下位となるように支持軸軸心34Aの周りで自動的に傾斜される。またコンベヤフレーム37には、左右に振り分けてサイドガイド体49が設けられている。
前記コンベヤフレーム37には、前後一対のローラ体40,42が、それぞれ左右方向の輪体軸41,43を介して遊転自在に設けられている。そしてローラ体40,42間には無端ベルト44が巻回され、無端ベルト44は搬送経路30の方向に回動自在に構成されている。なお無端ベルト44の外側面の4箇所にはベルト幅方向の横桟45が設けられ、その際に横桟45群は、両ローラ体40,42の上下に振り分けて同時に位置されるように配設されている。
前記コンベヤフレーム37のフレーム体3側の位置でかつ後部からは、ブラケット46が後方へと連設され、このブラケット46の遊端には、前記規制ガイド面7に嵌合される被ガイドローラ47が設けられ、被ガイドローラ47が離脱などしたときに規制ガイド面7に当接して、仕分けコンベヤ31の不測な傾斜動を阻止するためのブロック部46Aが設けられている。そして、前部側の輪体軸41におけるフレーム体3側の端部には、ローラ体40に連動された摩擦輪体48が設けられ、この摩擦輪体48の外周には摩擦層48aが積層されている。以上の32〜50などにより仕分けコンベヤ31の一例が構成される。
前記搬送経路30は、図3に示すように、長円無端状であって、左右一対の直線状経路部が形成されている。そして、一方の直線状経路部における始端部分に、仕分けコンベヤ31上に書籍(被仕分け物の一例)Aを供給する供給手段51が設けられている。さらに終端部分に対向されて、仕分けコンベヤ31からの書籍Aを受け入れる受け入れ部71群が設けられている。
前記受け入れ部71群は搬送経路30の下方に配設され、そして各受け入れ部71の部分には、仕分けコンベヤ31の無端ベルト44を回動させる回動力付与手段61が設けられている。ここで回動力付与手段61は、前記摩擦輪体48に接近離間自在であり、その接近動により摩擦輪体48に係わり合うことで、仕分けコンベヤ31の搬送経路30に沿った移動力により摩擦輪体48を回転させるように構成されている。
上記回動力付与手段61は、図5〜図7に示すように、前記フレーム体3側にブラケット62を介して取り付けられたガイド付きのシリンダー装置63を有し、その下向きのピストンロッド64には上位昇降体65が設けられている。この上位昇降体65の下方には、4連リンク機構66を介して下位昇降体67が相対的に昇降自在に設けられ、その際に4連リンク機構66の下方揺動限は、上位昇降体65側のストッパ部68にリンクが当接することで規制されている。
前記下位昇降体67の下部には、前記摩擦輪体48に対して上方から当接離間自在な摩擦レール体69が設けられ、この摩擦レール体69の下面側には摩擦体69aが敷設されている。そして4連リンク機構66のリンクと上位昇降体65との間には、4連リンク機構66を下方揺動限へと付勢するコイルスプリング(付勢体の一例)70が設けられ、摩擦輪体48に対して摩擦レール体69の摩擦体69aが、コイルスプリング70の弾性力を介して当接されるように構成されている。
したがって、下位昇降体67とともに摩擦レール体69の摩擦体69aを下降させた状態で、この摩擦体69aに対して摩擦輪体48を下方から当接させることによって、仕分けコンベヤ31の移動力により摩擦輪体48を回転させてローラ体40を駆動回転させ、無端ベルト44を回動させ得る。
その際に摩擦レール体69の摩擦作用長さは、両ローラ体40,42の上方に位置されていた一対の横桟45が両ローラ体40,42の下方に位置され、そして両ローラ体40,42の下方に位置されていた一対の横桟45が両ローラ体40,42の上方に位置されるように設定されている。上記した62〜70などにより回動力付与手段61の一例が構成される。
前記受け入れ部71群は、図1〜図3および図8〜図10に示すように、搬送経路30の下方に上部開放の収納箱72が設けられることなどで構成されている。この収納箱72は、四側壁板(側板の一例)72aおよび底壁板(底板の一例)72bにより上面開放に形成され、底壁板72bが、昇降自在に構成されるとともに、前記搬送経路30の下流側が上位となるよう傾斜された傾斜上面74aを備えている。なお、収納箱72には、収納箱72を左右方向に分割する仕切り板72cが設けられ、この仕切り板72cにより前記左右方向に2つの収納部73が形成されている。
また収納箱72には、図11〜図13に示すように、前記搬送経路30と直行する水平方向に対向する一対の四側壁板72a,72aに、前記収納箱72の前記搬送経路30の下流側上方位置で、かつ前記水平方向に延び、前記収納箱72へ投入された書籍Aを前記傾斜上面74aへ案内する案内棒(案内部材の一例)111が設けられている。
前記案内棒111には、前記案内棒111の所定位置より垂れ下がり、前記収納箱72に段積みされた書籍Aが前記搬送経路30の下流側へ落下することを阻止するブロック体(阻止体の一例)112が設けられている。このブロック体112は、鎖(線材の一例)112aと、この鎖112aに設けられる錘(錘材の一例)112bにより構成され、各収納部73毎に3個設けられている。また各鎖112aは、書籍Aと当接するように前記左右の各収納部73を水平方向に4等分する最小サイズの書籍Aよりも小さな間隔(所定位置の一例)で案内棒111に垂れ下げられている。なお、各鎖112aは、投入される書籍Aが段積みされる位置よりも下方へ垂れ下がる長さを有し、この鎖112aに設けられる錘112bは、最も重い書籍Aと同等以上の重量を有する。
また、前記受け入れ部71群には、搬送経路30に沿って複数設けられた各受け入れ部71間に、各受け入れ部71を仕切る仕切り部71aが設けられている。この仕切り部71aは、図13に示すように、収納箱72の高さと同等な高さと、搬送経路30の各受け入れ部71間の水平方向の幅で、収納箱72の下流側の四側壁板72aを補うように配置されている。
また、前記仕切り部71aの上部には、すなわち前記収納箱72の搬送経路30の上流側に位置する四側壁板72aの上部外方に、前記収納箱72へ投入される書籍Aの投入方向と直行する角度の傾斜面116aを有するカバー体116が設けられている。
このような収納箱72は、コンベヤ装置81の内端上に載置されることで、受け入れ部71に位置されている。すなわち、コンベヤ装置81のフレーム本体82は、左右一対のコンベヤフレーム82Aと、両コンベヤフレーム82Aの下部間に設けられた連結フレーム82Bなどにより構成され、そして、コンベヤフレーム82Aの下部でかつ長さ方向における複数箇所には脚部材83が連結されている。また両コンベヤフレーム82A間には、長さ方向における多数箇所に位置されてローラ84が遊転自在に設けられ、ローラ84群の上方に、前記搬送経路30に対して直交状の出し入れ経路85が形成されている。
この出し入れ経路85の内端部分には、位置調整自在な内ストッパ86が設けられ、そして中間部分には、シリンダー装置87の作動により起立横倒自在な可動ストッパ88が設けられている。ここで両ストッパ86,88により収納箱72を挟持することで、この収納箱72が受け入れ部71に位置決めされるように構成されている。なお、出し入れ経路85の外端部分には外ストッパ89が設けられている。
前記フレーム本体82内でかつ一方のコンベヤフレーム82A側の位置にはコンベヤ駆動手段90が配設されている。すなわち、ローラ84群の下方で出し入れ経路85の両端にはそれぞれ反転用案内輪体91が配設されるとともに、これら反転用案内輪体91間には上位案内輪体92群が配設されている。
そして、両コンベヤフレーム82Aの下部間にボックス状の駆動部フレーム93が設けられ、この駆動部フレーム93にモータ94が搭載されるとともに、モータ94の出力軸には駆動用輪体95が設けられている。さらにモータ94の近くにおいて、一方のコンベヤフレーム82Aには一対の案内輪体96が設けられている。
無端状の駆動ベルト97は、両反転用案内輪体91と上位案内輪体92群とに亘って上方から掛けられて、前記ローラ84群に下方から当接自在に構成されるとともに、その当接により回転動力が伝達されるように構成されている。さらに、下位案内輪体98に上方から掛けられるとともに、両案内輪体96に掛けられたのち、駆動用輪体95に掛けられることで、回動力が付与される構成になっている。以上の82〜98などによりコンベヤ装置81の一例が構成される。
また、前記仕切り部71aには、収納箱72内における書籍Aの収納量(収納高さ)を検出する検出手段(たとえば、投受光センサー方式)78が設けられている。この検出手段78は両収納部73に対応して設けられ、そしてコンベヤフレーム82Aからのブラケット79に取り付けられている。なお、検出手段78が収納部73内の所定レベルを検出するために、四側壁板72aの一対の板部でかつ上端部分には、検出用の切り欠き77が形成されている。また各受け入れ部71に対応されて、前記仕分けコンベヤ31における被検知部50を検知するための検知手段80が設けられている。
各受け入れ部71には、収納箱72の底板74を昇降させるリフト手段100が設けられている。すなわち、保持枠体101には前後一対のガイドロッド102に案内されて昇降自在な移動体103が設けられ、この移動体103は両収納部73に対応して左右一対に配設されている。
そして保持枠体101の下部には、移動体103を昇降させるためのボールネジ装置(昇降駆動装置の一例)104が設けられている。このボールネジ装置104は、保持枠体101の下部に設けられた正逆駆動自在な回転駆動部(モータなど)105と、この回転駆動部105に連動されて上方へ伸びるボールネジ106とからなり、このボールネジ106が、前記移動体103に設けられたナット体107に螺合されている。
各移動体103からは、前後一対の保持ロッド108が左右に振り分けて立設され、そして前後一対の保持ロッド108の上端間には受け部109が設けられている。各受け部109の上面には、一対のV字状受け面110が形成されている。前記保持ロッド108などは、平面視において受け部109の範囲内に位置され、そして受け部109はコンベヤ装置81のローラ84間を通って昇降自在に構成されている。以上の101〜110などによりリフト手段100の一例が構成される。
前記収納箱72の底壁板72bには、受け部109の通過を許す貫通孔75が4箇所に形成されている。また底板74の底面側には、一対の受けロッド76が横方向で平行して設けられ、これら受けロッド76に対して、前記V字状受け面110が下方から当接自在に構成されている。
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
仕分け設備により書籍Aの仕分けを行うに際して、図1および図8〜図10に示すように、各受け入れ部71においては空の収納箱72をセットしている。ここで収納箱72は、たとえば店舗別であって、この店舗別の信号を制御部に入力している。各受け入れ部71では、収納箱72をコンベヤ装置81のローラ84群上に位置させ、そして、内ストッパ86と可動ストッパ88とにより挟持して所定の位置で位置決めしている。
さらにリフト手段100においては、そのボールネジ装置104を上昇作動させ、移動体103や保持ロッド108を介して受け部109を上昇動させている。この上昇動する受け部109は、コンベヤ装置81のローラ84間を通ったのち、底壁板72bの貫通孔75を通過することで、そのV字状受け面110を底板74の受けロッド76に下方から当接させている。
これにより、受け部109を介して底板74を、収納部73内で上昇限まで移動し得る。その際にV字状受け面110が受けロッド76に係合していることで、底板74の上昇は位置決めした状態で安定して行える。
また仕分けコンベヤ31群は、搬送経路30上において無端列車状で移動している。これは、モータ21の駆動により駆動軸22を回転させ、その回転力を、駆動スプロケット23、伝動チェーン25、受動スプロケット24、縦軸13を介してスプロケットホイール14に伝達してローラチェーン11を回動させることにより、このローラチェーン11に連結しかつフレーム体3側に支持案内される移動部材32を介して行っている。
その際に移動部材32の左右方向の振れやずれは、前後一対のガイドローラ33を左右ガイド面5により案内することで規制し得、また浮き上がりは、被受けローラ35や案内ローラ39を受けガイド面4により受け止めて案内することで阻止し得、そして下降は、被支持ローラ36を支持ガイド面6により支持して案内することで阻止し得る。
したがって仕分けコンベヤ31群を、ローラチェーン11に片持ち状に取り付けた構成、すなわち片側にのみ駆動、支持構成を配設した簡単でかつメンテナンス性のよい構成でありながら、仕分けコンベヤ31群の移動は常に安定して行えることになる。なお、移動している仕分けコンベヤ31群は、通常、横桟45群を両ローラ体40,42の上下に振り分けて同時に位置させている。
このような状態において、仕分けようとする書籍Aを、供給手段51から仕分けコンベヤ31に投入させると、仕分けコンベヤ31は、図4に示すように、被ガイドローラ47を規制ガイド面7により案内され、書籍Aの供給が無端ベルト44に対して行われる。その際に書籍Aの投入は、無端ベルト44の幅方向において右側か左側かに選択して行い、左右の収納部73のいずれに収納させるかを決定している。
上述したようにして、無端ベルト44上に書籍Aを支持している仕分けコンベヤ31群を、受け入れ部71群の上方へ移動させる。そして仕分けコンベヤ31が目的とする受け入れ部71に到達する前に、この仕分けコンベヤ31側の被検知部50を検知手段80が検知することになり、その検知信号に基づいて、この受け入れ部71に対応した回動力付与手段61を作動させる。
すなわち、シリンダー装置63の伸展動によって上位昇降体65を下降させ、4連リンク機構66を介して下位昇降体67を下降させることで、摩擦レール体69を下位に位置させる。すると、移動してきた仕分けコンベヤ31の摩擦輪体48が摩擦レール体69の下へ入り込み、その摩擦層48aが摩擦レール体69の摩擦体69a上を移動することになる。
これにより、大きな摩擦抵抗によって摩擦輪体48を確実に回転し得、この摩擦輪体48を取り付けた輪体軸41を介してローラ体40を強制回転し得る。このローラ体40の強制回転によって、ローラ体42の遊転を伴いながら、無端ベルト44を、その上位部分が傾斜下位へ向うようにかつ搬送経路30に沿った方向に回動し得、図1の仮想線に示すように、無端ベルト44により支持していた書籍Aを送り出して、目的とする収納箱72の収納部73に直接に投入させる。
また、このように無端ベルト44を回動させて書籍Aを送り出すことにより、仕分けコンベヤ31群の下方、すなわち搬送経路30の下方に受け入れ部71群を配設し得ることになって、省スペース化を可能にし得るとともに、収納箱72の収納部73に対して直接に仕分け投入することが可能になって、別途に滑り台(滑り板)を設ける形式に比べて平面スペースを少なくし得、レイアウト構成も容易に行える。
前述した摩擦輪体48の摩擦レール体69の下への入り込みは、コイルスプリング70に抗して摩擦レール体69を少し上昇させながら行うことになり、摩擦層48aが摩擦体69aに対して弾性的に圧接状となって、摩擦輪体48の回転は移動量に見合って確実に行えることになる。
これにより無端ベルト44の回動は、両ローラ体40,42の上方に位置していた一対の横桟45を両ローラ体40,42の下方に位置させ、そして両ローラ体40,42の下方に位置していた一対の横桟45を両ローラ体40,42の上方に位置させるように、半回転分を確実に行える。
前述したように、無端ベルト44の回動による書籍Aの送り出し作用が終了した時点で、回動力付与手段61を逆作動させ、摩擦レール体69などを非作用位置へと上昇動させる。なお、引き続いて搬送してきた書籍Aを同じ収納箱72に送り出すときには、摩擦レール体69などを非作用位置へと上昇動させることなく、下降した作用位置において待機させておいてもよい。
上述したように、無端ベルト44上から収納箱72の収納部73に仕分け投入させた書籍Aは、底板74により受け止め得る。その際に、底板74の上面を、投入された書籍Aの傾斜に沿った適正な傾斜上面74aに形成していることで、傾斜上面74a上で傾斜下方へ滑動することになり、そして四側壁板72a内の一側壁板に当接して停止され、書籍Aの一端面が揃えられて段積み(積み重ね)して収納される。
また、このような段積み収納の際に、仕分けコンベヤ31の無端ベルト44より投入される書籍Aが、通常のタイミングより遅く収納箱72の収納部73へ投入されると、図14(a)に示すように、書籍Aは前記案内棒111に接触し、前記案内棒111に案内されて傾斜上面74a、あるいは事前に段積みされた傾斜姿勢にある書籍Aの上面に受け入れられ、四側壁板72a内の一側壁板に当接して停止されるため、書籍Aが落下することなく整然と段積み収納される。
また、仕分けコンベヤ31の無端ベルト44より投入される書籍Aが、通常のタイミングより早く収納箱72の収納部73へ投入されると、図14(b)に示すように、書籍Aがカバー体116の傾斜面116aに当接し、前記傾斜面116aに案内されて傾斜上面74a、あるいは事前に段積みされた傾斜姿勢にある書籍Aの上面に受け入れられ、四側壁板72a内の一側壁板に当接して停止されるため、書籍Aが落下することなく整然と段積み収納される。
また、通常のタイミングで仕分けコンベヤ31の無端ベルト44より、収納箱72の収納部73に投入されたにもかかわらず、あるいは、前記案内棒111、および傾斜面116aに案内されたにもかかわらず、傾斜上面74a上において傾斜姿勢にある書籍Aの形状が最小のものであって、今回投入された書籍Aの形状が最大のものである場合に、すなわち投入された書籍Aが段積みされる面積が小さいため、四側壁板72aおよび底板74あるいは事前に段積みされた書籍Aと当接した勢いにより、弾かれてしまうような書籍Aが前記収納部73へ投入された場合、図14(c)に示すように、書籍Aの勢いは、投入される書籍Aが段積みされる位置よりも下方へ垂れ下がる鎖112aと、この鎖112aに設けられる錘112bの最も重い書籍Aと同等以上の重量により吸収され、さらに書籍Aが、鎖112aと錘112bにより、書籍Aが段積みされるべき所定の位置へと押し返され、書籍Aが落下することなく四側壁板72a内の一側壁板に当接して停止し、よって書籍Aは破損もなく整然と段積み収納される。またブロック体112が鎖112aおよび錘112bにより構成されているため、収納箱72の中を目視により確認することが可能となり、収納箱72から書籍Aを取り出す際に、整然と段積みされた書籍Aは容易に取り出される。
このようにして底板74上に書籍A群を段積み収納し得るのであり、その際に最上位の書籍Aを検出手段78が検出することで、リフト手段100のボールネジ装置104を下降作動させ、移動体103や保持ロッド108を介して受け部109を下降動させる。これにより底板74などを下降させ、最上位の書籍Aのレベルを下げて検出手段78を非検出状態にする。このようにして、無端ベルト44からの落差が少ない状態で、書籍A群の段積み収納を行える。なお、ボールネジ装置104の下降作動による底板74などの下降は無段階状に行われる。
そして収納箱72の両収納部73に所定数(満数、または注文数など)の書籍Aを収納させたとき、リフト手段100のボールネジ装置104を限度まで下降作動させる。これにより、移動体103や保持ロッド108を介して受け部109を下降動させ、この下降動する受け部109は、底壁板72bの貫通孔75を通過したのち、図1の仮想線に示すように、コンベヤ装置81のローラ84間を通って出し入れ経路85の下方に位置され、これにより底板74が底壁板72b上に載置される。
次いで可動ストッパ88を開放動させ、そしてコンベヤ装置81を搬出動させる。すなわち、コンベヤ駆動手段90のモータ94を駆動して駆動ベルト97を回動させ、ローラ84群を強制回転させることで、収納箱72を出し入れ経路85上で搬出動され、この収納箱72は外ストッパ89に当接して停止され、その後に手動または機械的に除去される。また収納箱72より段積みされた書籍A群を取り出す場合に、ブロック体112が鎖112aおよび錘112bから構成されているため、収納箱72から書籍A群を容易に取り出すことができる。
このようにして、収納箱72が除去されたのち、新たな収納箱72をコンベヤ装置81上に載置させ、そしてコンベヤ装置81を逆作動させることで受け入れ部71に移動され、その後に前述したように可動ストッパ88などによりセットされる。
以上のように本実施の形態によれば、仕分けコンベヤ31の無端ベルト44より投入される書籍Aが、通常のタイミングより遅く収納箱72へ投入されても、この収納箱72へ投入された書籍Aを傾斜上面74aへ案内する案内棒111を設けたことにより、前記案内棒111に案内されて傾斜上面74a、あるいは事前に段積みされた書籍Aの上面に受け入れられ、書籍Aが落下することなく整然と段積み収納することができる。
また、本実施の形態によれば、仕分けコンベヤ31の無端ベルト44より投入される書籍Aが、通常のタイミングより早く収納箱72へ投入されても、この収納箱72へ投入された書籍Aを傾斜上面74aへ案内する傾斜面116aを有するカバー体116を設けたことにより、このカバー体116の傾斜面116aに案内されて傾斜上面74a、あるいは事前に段積みされた書籍Aの上面に受け入れられ、書籍Aが落下することなく整然と段積み収納することができる。
また、本実施の形態によれば、通常のタイミングで仕分けコンベヤ31の無端ベルト44より、収納箱72の収納部73に投入されたにもかかわらず、あるいは、前記案内棒111、および傾斜面116aに案内されたにもかかわらず、傾斜上面74a上において傾斜姿勢にある書籍Aの形状が最小のものであって、今回投入された書籍Aの形状が最大のものである場合に、すなわち投入された書籍Aが段積みされる面積が小さいため、四側壁板72aおよび底板74あるいは事前に段積みされた書籍Aと当接した勢いにより、弾かれてしまうような書籍Aが前記収納部73へ投入された場合、前記案内棒111の所定位置より垂れ下がるブロック体112が設けられたことにより、弾かれた書籍Aがブロック体112と当接するため、書籍Aが整然と段積み収納でき、よって収納箱72に投入される書籍Aのサイズが多種混合されていても、それら書籍Aの段積み作業を確実に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、ブロック体112が鎖112aおよび錘112bにより構成されているため、収納箱72の中を目視により確認することが可能となり、収納箱72から書籍Aを取り出す際に、収納箱72から上記ブロック体112の作用により整然と段積みされた書籍Aを容易に取り出すことができる。
また、本実施の形態によれば、収納箱72に対する書籍Aの収納、受け入れ部71に対する収納箱72の出し入れなどは、前記収納箱72の外形が四側壁板72aにより鉛直状に形成されているため、その取り扱いを容易にして行うことができる。
なお、上記した実施の形態では、搬送経路30と直行する水平方向に対向する一対の四側壁板72a,72aに、案内棒111が設けられているが、この案内棒111を上下方向および搬送経路30に沿った方向へスライド可能に支持する構成としてもよい。
このような構成によれば、投入される書籍Aに合わせて案内棒111の位置が設定され、すなわち投入される書籍Aの形状が大きいものの割り合いが大きい程、上位位置となるよう案内棒111の位置が設定され、投入される書籍Aの幅が大きいものの割り合いが大きい程、下流位置となるように設定されるため、仕分けコンベヤ31より投入され、案内棒111と当接する書籍Aが傾斜上面74a、あるいは事前に段積みされた書籍Aの上面に確実に案内され、書籍Aが落下することなく整然と段積み収納することができる。
また、上記実施の形態では、収納箱72の案内棒111の所定位置より垂れ下がるブロック体112を各収納部73内に、3個(複数の一例)のブロック体112を設けているが、3個に限ることはなく1個であってもよい。
また、上記実施の形態では、のブロック体112を、鎖112aと、この鎖112aに設けられる錘112bにより構成しているが、これらは、鎖112aおよび錘112bでなく、例えば、下部にレールを有する案内棒111に、ビニールやアクリル板等で形成される透明なカーテンを設け、このカーテンが書籍Aとの当接によりめくれ上がらないように、カーテン下部に錘を設けるような構成としても良い。
このような構成によれば、段積みされる書籍Aの搬送経路30の下流側に間隔なくブロック体112が形成されるため、A投入された書籍Aの段積みされる面積が小さく、四側壁板72aおよび底板74あるいは事前に段積みされた書籍Aと当接した勢いにより、弾かれてしまうような書籍Aが前記収納部73へ投入されても、書籍Aが前記カーテンと当接することにより、傾斜上面74a上において傾斜姿勢にある書籍Aの上で傾斜下方へ滑動して、四側壁板72a内の一側壁板に当接して、あるいは四側壁板72a内の一側壁板および前記カーテンに当接して停止することになり、書籍Aが落下することなく整然と段積み収納される。
また、上記実施の形態では、被仕分け物として書籍Aが示されているが、これは他の物品、荷などであってもよい。そして被仕分け物の種類によっては、受け入れ部71の形状は異なるものとなる。
また、上記実施の形態では、仕分けコンベヤ31には無端ベルト44が採用されているが、これは多数条のチェーン、ローラチェーン、スラットコンベヤ等、種々な形式を採用してもよい。
また、上記した実施の形態では、仕分けコンベヤ31群が、ローラチェーン11に片持ち状に取り付けられているが、これはローラチェーン11が両側に配設され、これらローラチェーン11間に仕分けコンベヤ31群が両持ち状に取り付けられた形式等であってもよい。
また、上記した実施の形態では、リフト手段100としてボールネジ装置104やシリンダー装置114を使用した形式が示されているが、これはラックピニオン形式やばね形式などであってもよい。
また、上記した実施の形態では、回動力付与手段61として、摩擦輪体(受動輪体)48に対して摩擦レール体69が当接離間自在な形式が示されているが、これは、ピニオン(受動輪体)に対してラック体が噛合自在な形式、摩擦層48a,摩擦体69aを採用せず、ローラ(受動輪体)に対してレール体が当接離間自在な形式などであってもよい。
本発明の仕分け設備における受け入れ部部分の一部切り欠き側面図である。 同仕分け設備の側面図である。 同仕分け設備の平面図である。 同仕分け設備における仕分けコンベヤが水平状の部分での側面図である。 同仕分け設備における仕分けコンベヤが傾斜状の部分での側面図である。 同仕分け設備における仕分けコンベヤが傾斜状の部分での正面図である。 同仕分け設備における仕分けコンベヤが傾斜状の部分での平面図である。 同仕分け設備における受け入れ部部分の一部切り欠き正面図である。 同仕分け設備における受け入れ部部分の一部切り欠き側面図である。 同仕分け設備における受け入れ部部分の平面図である。 同仕分け設備における収納箱の正面図である。 同仕分け設備における収納箱の平面図である。 同仕分け設備における収納箱の側面図である。 同仕分け設備における受け入れ部部分の作用説明図である。 従来の仕分け設備における受け入れ部部分の作用説明図である。
符号の説明
A 書籍
1 機枠
3 フレーム体
11 ローラチェーン(無端駆動体)
14 スプロケットホイール(輪体)
17 スプロケットホイール(輪体)
21 モータ(駆動装置)
25 伝動チェーン
30 搬送経路
31 仕分けコンベヤ
34A 支持軸軸心
37 コンベヤフレーム
40 ローラ体(輪体)
42 ローラ体(輪体)
45 横桟
47 被ガイドローラ
48 摩擦輪体
50 被検知部
51 供給手段
61 回動力付与手段
69 摩擦レール体
69a 摩擦体
71 受け入れ部
71a 仕切り部
72 収納箱
72a 四側壁板
72b 底壁板
72c 仕切り板
73 収納部
74 底板
74a 傾斜上面
75 貫通孔
76 受けロッド
78 検出手段
80 検知手段
81 コンベヤ装置
84 ローラ
85 出し入れ経路
100 リフト手段
101 保持枠体
102 ガイドロッド
103 移動体
104 ボールネジ装置
108 保持ロッド
109 受け部
110 V字状受け面
111 案内棒
112 ブロック体
112a 鎖
112b 錘
114 シリンダー装置
116 カバー体
116a 傾斜面

Claims (4)

  1. 無端駆動体に複数の仕分けコンベヤを設けて搬送経路が形成され、前記搬送経路に対向されて、前記仕分けコンベヤから投入される被仕分け物を受け入れる受け入れ部群が設けられ、前記各受け入れ部に、側板および底板により上部開放に形成される収納箱が設けられた仕分け設備であって、
    前記底板は、昇降自在に構成されるとともに、前記搬送経路の下流側が上位となるよう傾斜された傾斜上面を備え、
    前記収納箱に、前記収納箱の前記搬送経路の下流側上方位置で、かつ前記搬送経路と直行する水平方向に、前記収納箱へ投入された前記被仕分け物を前記傾斜上面へ案内する案内部材が設けられ、
    前記案内部材に、前記案内部材の所定位置より垂れ下がり、前記収納箱に段積みされた前記被仕分け物が前記搬送経路の下流側へ落下することを阻止する阻止体が設けられていること
    を特徴とする仕分け設備。
  2. 前記搬送経路の上流側に位置する前記側板の上部外方に、前記収納箱へ投入される前記被仕分け物の投入方向と直行する角度の傾斜面を有するカバー体を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の仕分け設備。
  3. 前記阻止体は、前記案内部材に所定間隔にて複数並設される線材と、前記線材に設けられる錘材により構成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の仕分け設備。
  4. 前記案内部材の両端が、前記水平方向に対向する両側板に少なくとも上下方向にスライド可能に支持されていること
    を特徴とする請求項1〜請求項3に記載の仕分け設備。
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