JP2009073461A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動部材の駆動時において、ハウジングから異音が発生するのを極力抑制することが可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】 表示素子22からの表示光Lを反射させる凹面鏡41と、凹面鏡41を保持する保持部材42と、保持部材42の角度位置を調整するための位置調整手段43と、これら各部を収納するハウジング50とを備え、位置調整手段43には、ステッピングモータ61aを支持するようにハウジング50に配設される金属製の支持体62が設けられてなり、凹面鏡41によって反射された表示光Lをハウジング50に形成された出射部54を通じて投影部材13に投影して表示を行うヘッドアップディスプレイ装置であって、ステッピングモータ61aの駆動時に生じる振動を、支持体62からハウジング50に至る際に減衰させるような防振部材66を備えてなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、表示器(表示素子)が発した表示光を車両のフロントガラス等の投影部材に投影し、虚像表示を行うヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
従来より、この種のヘッドアップディスプレイ装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載のごとく、車両のフロントガラス(投影部材)に表示器からの表示光を投射して虚像表示を行うものが知られている。かかる特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置は、車両のインストルメントパネル(以下、インパネと言う)内部に取り付けられており、表示光を発する表示器(表示素子)と、表示器が発した表示光を反射させる凹面鏡等からなる反射鏡(反射部材)と、反射鏡を保持するミラーホルダ(保持部材)と、ミラーホルダを所定の回動軸線を中心として回動させ、ミラーホルダの角度位置(配設位置)を調整するための位置調整手段とをアルミダイカストにて形成されたハウジング内部に収容して保持するものである。なお、ハウジングには、反射鏡の配設位置の上方に表示光を透過してフロントガラスに出射してなる出射部が形成されてなる。
この場合、位置調整手段は、ステッピングモータ(駆動部材)と、ステッピングモータの回転軸先端に固定された歯車と、歯車と噛み合うようにミラーホルダに配設された歯車部と、から構成されてなる。なお、歯車部は、ミラーホルダの回動軸線上に位置するようにミラーホルダに一体形成されてなる軸部の先端に固定されてなる。
そして、ステッピングモータが駆動すると、ステッピングモータによる駆動力が、歯車を介して歯車部に伝達する。かかる歯車部への動力(駆動力)の伝達に伴い、歯車部が軸部(つまり、ミラーホルダの回動軸線)を中心として回動し、これによりミラーホルダ並びにミラーホルダに保持された反射鏡が、回動軸線を中心として所定角度だけ回動する構成となっている。このように反射鏡を所定位置に角度移動させることで、表示光のフロントガラスに投射する方向を調整することができる。
特開2003−335148号公報
一方、前述したように回転軸付きステッピングモータと歯車と歯車部とからなる位置調整手段に代えて、下記特許文献2に記載されているように、回転軸の周面にリードスクリュー部の形成されたステッピングモータと、リードスクリュー部先端を軸支すると同時にステッピングモータを固定支持する断面略U字状からなる金属製の支持体と、リードスクリュー部と噛合され、リードスクリュー部の回転によりリードスクリュー部の軸方向に沿い移動し、被動力伝達部材(特許文献1におけるミラーホルダに相当する)に動力を伝達するための動力伝達部材と、を有する位置調整手段を用いる構成も周知である。
例えば、かかるリードスクリュー部付き位置調整手段の一構成例としては、動力伝達部材に形成した貫通孔形状の挿通部とリードスクリュー部とを噛合させ、且つ動力伝達部材に形成した対向する一対の球状突起部間に被動力伝達部材に一体形成された延長片(突出片)をサンドイッチし、動力伝達部材がリードスクリュー部の回転によりリードスクリュー部の軸方向に沿い移動することで、延長片が動力伝達部材の移動に同期して軸方向に沿い移動し、かかる延長片の移動に伴い延長片に一体形成された被動力伝達部材に動力が伝達される構成が挙げられる。
なお、この場合、支持体は、断面略U字形状からなり、リードスクリュー部の背後側において、リードスクリュー部の長手方向(軸方向)に沿い配置される底部側平板部と、この底部側平板部における両端部分が、ともにステッピングモータに対応するように折り曲げ形成された一対の第1,第2のフランジ部とを有する。そして、ステッピングモータ側に位置してステッピングモータの所要部と接合固定されてなる第1フランジ部にはリードスクリュー部の末端部分が貫通する孔が形成され、ステッピングモータ側とは反対側に位置する第2フランジ部にてリードスクリュー部先端を軸支してなる。
特開平7−336938号公報
ここで、特許文献2に記載の記載のリードスクリュー部付き位置調整手段を特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置における位置調整手段に置き換えた場合、ステッピングモータ駆動時においては、ステッピングモータの回転軸周面に形成されたリードスクリュー部が回転することで、リードスクリュー部に噛合された動力伝達部材が、リードスクリュー部の軸方向に沿い移動し、かかる動力伝達部材の移動に同期して、ミラーホルダ(特許文献2の被動力伝達部材に相当する)に一体形成された突出片(特許文献2の延長片に相当する)が軸方向に沿い移動する。
そして、かかる突出片が、軸方向に沿い移動することで、ミラーホルダにはミラーホルダの軸部を回動軸線を中心として所定角度だけ回動させるような動力が作用する。このようにミラーホルダ(つまり、反射鏡)を所定位置に角度移動させることで、表示光のフロントガラスに投射する方向を調整することができる。
ところで、リードスクリュー部付き位置調整手段をヘッドアップディスプレイ装置に固定するにあたっては、位置調整手段は、これを収容するハウジングによって保持(固定)されることになる。例えば、リードスクリュー部を軸支すると同時にステッピングモータを固定支持してなる金属製の支持体における底部側平板部を載置するための載置部をアルミダイカストにて形成されたハウジング(ハウジング内壁面)に設け、このハウジング内壁面に設けた載置部上に支持体の底部側平板部が載置されるように、支持体とハウジングとを適宜固定手段(例えば両面テープ)により固定することで、位置調整手段がハウジングに固定(配設)される。
しかしながら、このように金属製の支持体をアルミダイカストにて形成されたハウジング(載置部)上に固定した状態で、駆動部材であるステッピングモータを駆動させたとき、ステッピングモータの駆動時に生じる振動が、ステッピングモータの所要部と接合固定されてなる金属製の支持体に減衰されることなく伝達された後、さらに支持体を載置してなる載置部(ハウジング)に減衰されることなく伝達されることになる。この結果、ステッピングモータの駆動時に生じる振動によって、ハウジングからはステッピングモータ駆動時に生じていた振動に伴い異音が発生してしまうという問題を有していた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、駆動部材の駆動時において、ハウジングから異音が発生するのを極力抑制することが可能なヘッドアップディスプレイ装置の提供を目的とするものである。
本発明は、表示素子からの表示光を反射させる反射部材と、前記反射部材を保持する保持部材と、前記保持部材を所定の回動軸線を中心として回動させ、前記保持部材の配設位置を調整するための位置調整手段と、前記表示素子、前記反射部材、前記保持部材並びに前記位置調整手段を収納するハウジングとを備え、前記位置調整手段には、駆動部材を支持するように前記ハウジングに配設される金属製の支持体が設けられてなり、前記反射部材によって反射された前記表示光を前記ハウジングに形成された出射部を通じて投影部材に投影して表示を行うヘッドアップディスプレイ装置であって、前記駆動部材の駆動時に生じる振動を、前記支持体から前記ハウジングに至る際に減衰させるような防振部材を備えてなることを特徴とする。
また本発明は、前記防振部材が、前記支持体と前記ハウジングとの間に位置してなることを特徴とする。
また本発明は、前記防振部材が、合成樹脂材料あるいは弾性材料によって形成されてなることを特徴とする。
また本発明は、前記保持部材には、前記表示素子を駆動する駆動回路を有する回路基板を少なくとも覆う覆い部材と、前記反射部材との間に形成される間隙部分から露出する前記位置調整手段の露出部分に、外部からの光が照射されることを防ぐ遮蔽部が形成されてなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、駆動部材の駆動時において、ハウジングから異音が発生するのを極力抑制することが可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供できる。
(第1実施形態)以下、添付図面に基づいて、本発明を車両用のヘッドアップディスプレイ装置に適用した一実施形態を説明する。なお、図1から図6は、本発明の第1実施形態を示すものであり、図1は本発明の第1実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の概略図、図2は同実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の断面図、図3は同実施形態による第2反射器を示す要部斜視図、図4は同実施形態による第2反射器とハウジングの所要部とを示す断面図、図5は同実施形態による位置調整手段の各部と保持部材の一部を示す斜視図、図6は同実施形態による位置調整手段における駆動手段と移動部材と動力伝達部材との位置関係を示す断面図である。
ヘッドアップディスプレイ装置は、図1に示すように車両10のインパネ11内部に配設された表示ユニットである表示装置12が投射する表示光Lを投影部材である車両10のフロントガラス13で車両10の運転者(利用者)14の方向に反射させ、虚像Vの表示を行うものである。換言すれば、ヘッドアップディスプレイ装置は、表示装置12の後述する液晶表示器から発せられる表示光Lをフロントガラス13(前記投影部材)に出射(投射)し、この出射によって得られた表示像(虚像)Vを利用者14に視認させるものである。これにより利用者14は、虚像Vを風景と重畳させて観察することができる。
表示装置12は、図2に示すように液晶表示器20と、第1反射器30と、第2反射器40と、ハウジング50とから主に構成されている。
液晶表示器20は、配線基板Rに実装された発光ダイオードからなる光源21と、この光源21からの照明光を透過して表示光Lを形成するように光源21の前方側(真上)に位置するTFT型の液晶表示素子(表示素子)22とから主に構成される。このことは、液晶表示素子22の背後(直下)に光源21が配設され、液晶表示素子22は、光源21から発せられる光により、所定情報(後述する表示すべき情報)を表示することを意味している。かかる液晶表示器20は、表示光Lの出射側の面が第1反射器30の後述するコールドミラーに対向するようにしてハウジング50内に設けられ、表示光Lの光軸が前記コールドミラーに交わるような位置や向きにて固定保持される。
また液晶表示素子22は、図示しない素子駆動回路によって表示すべき情報(例えば車両の速度やエンジン回転数)を、数値等で発光表示する。液晶表示器20は、可視波長域の光からなる表示光Lを出力するもので、例えば赤色光(主に発光波長域610〜640nm)を発する光源21を適用することができる。なお、前記表示すべき情報は、車両の速度やエンジン回転数に限らず、あらゆる表示形態を採用できることは言うまでもない。
第1反射器30は、コールドミラー31と、このコールドミラー31を所定の取付手段を用いて取付固定するための取付部材32とを有している。コールドミラー31は、略矩形状のガラス基板31aと、このガラス基板31aの片面(第2反射器40の後述する凹面鏡と向かい合う面)に形成された第1の反射層31bとからなるものである。かかる第1の反射層31bは、膜厚が異なる多層の干渉膜からなるものであり、蒸着等の方法で形成されている。また、コールドミラー31は、液晶表示器20が発した表示光Lを、第2反射器40(前記凹面鏡)側へ反射させるような位置に傾斜状態にて配設される。
なお、コールドミラー31は、液晶表示器20の発光波長域を含む可視波長域(450〜750nm)の光を高い反射率(例えば80%以上)で反射し、前記可視波長域以外の光を低い反射率で反射するものである。この場合、コールドミラー31は、前記可視波長域以外の特に赤外波長域の光(赤外線あるいは太陽光の熱線)を低い反射率(例えば15%以下)にて反射するものが適用される。なお、第1の反射層31bにて反射されない光は、コールドミラー31を透過するように構成される。
また本実施形態の場合、コールドミラー31並びに液晶表示器20は、ハウジング50の後述する透光性カバーから直接、臨めない位置に配設され、前記太陽光等の外部からの光(外光)が直接、当たらない構造となっている。なお、取付部材32は、例えば黒色の合成樹脂材料からなり、ハウジング50に固定されてなる。
第2反射器40は、図2から図4に示すようにコールドミラー31(つまり、表示素子22)からの表示光Lを反射させる凹面鏡(反射部材)41と、この凹面鏡41を保持するミラーホルダからなる保持部材42と、この保持部材42の角度位置(配設位置)を調整するための位置調整手段43とを備えてなる。
凹面鏡41は、凹面を有するポリカーボネートからなる樹脂基板に第2の反射層41aを蒸着形成してなるものである。かかる凹面鏡41は、その第2の反射層41aがコールドミラー31並びに前記透光性カバーに対向し、前記透光性カバーから臨める位置に傾斜状態にて配設される。
また凹面鏡41は、コールドミラー31からの表示光Lを拡大しつつ、前記透光性カバー(車両10のフロントガラス13)側へ反射(投射)させるものである。このことは、凹面鏡41が、コールドミラー31によって反射された表示光Lを拡大し、この拡大された表示光Lを前記透光性カバーを通じてフロントガラス13に投射することを意味している。
保持部材42は、合成樹脂材料からなり、ハウジング50に設けられた軸受部(図示省略)に軸支される略円柱状からなる軸部42aを備えてなる。かかる保持部材42は、凹面鏡41を保持するための壁部からなる保持部42bを備えてなる。なお、この場合、凹面鏡41と保持部42bとの間には両面粘着テープ(図示省略)が介在した状態で、凹面鏡41が保持部42bに対し固定保持されてなるものとする。また、保持部材42並びにこれに保持される凹面鏡41は、軸部42aの中心軸である回動軸線(所定の回動軸線)RAを中心として角度移動可能(回動可能)な構成となっている。
なお、42cは、凹面鏡41の下方において、凹面鏡41の背後から第2の反射層41a側に向けて略L字形状に突出形成された突出片であり、この突出片42cは、舌片42dと、垂下部42eとを有し、保持部材42に一体形成されてなる。
舌片42dは、図4中、保持部材42における保持部42bの底壁を構成する底面部42fから第2の反射層41a側に向けて延在する(換言すれば、後述するリードスクリュー部の略軸方向に沿って延在する)略矩形状の平板からなる。
また、垂下部42eは、舌片42dの先端部分から下方(前記リードスクリュー部側)に垂下するように、舌片42dに連続形成されてなる略矩形平板状の立壁部からなる。かかる垂下部42eは、その両面42g,42h(図4参照)が、後述する位置調整手段に備えられる動力伝達部材の一対の第1,第2の突起部に各々点接触するように、前記第1,第2の突起部によりサンドイッチされる。
位置調整手段43は、図3から図5に示すように駆動手段61と、支持体62と、移動部材63と、ガイドシャフト64と、動力伝達部材65と、防振部材66とから主に構成され、保持部材42を回動軸線RAを中心として回動させ、保持部材42(凹面鏡41)の角度位置を調整する(換言すれば表示光Lの投射方向を調整する)ために用いられる。
駆動手段61は、通電により回転駆動力を発生するステッピングモータ(駆動部材)61aと、このステッピングモータ61aから延出する回転軸61bとを有する。また、この場合、回転軸61bは、その周面において螺旋状に形成されてなるねじ溝からなるリードスクリュー部61cを備える。リードスクリュー部61c(回転軸61b)は、ステッピングモータ61aからの前記回転駆動力を受けて回転駆動されるようになっている。
支持体62は、ステッピングモータ61aを不動状態に固定支持する金属製のモータケースからなり、断面略U字形状に形成され、リードスクリュー部61cの軸方向Xに沿うように配設される略板状の平板部62aと、この平板部62aにおける軸方向Xに沿う方向の両端部分が、ともにステッピングモータ61aに対応するように折り曲げ形成された一対の第1,第2のフランジ部62b,62cとを有する。
ステッピングモータ61a側に位置する第1のフランジ部62bには、リードスクリュー部61cの端部(末端部)61dが貫通する貫通孔62dと、ガイドシャフト64の一方の端部が嵌装される第1の嵌合孔62eとが形成されてなる。なお、第1のフランジ部62bと、ステッピングモータ61aの所要部とは、所定の取付手段によって互いに固定されてなり、これによりステッピングモータ61aが、支持体62によって不動状態に固定支持されることになる。
一方、第1のフランジ部62bと対をなす第2のフランジ部62c側には、貫通孔62dに対応する孔(図示省略)と、第1の嵌合孔62eに対応し、ガイドシャフト64の他方の端部が嵌装される第2の嵌合孔62fとが形成されてなる。なお、第2のフランジ部62cに設けられる前記孔には、軸受部材Gが装着されてなる。そして、貫通孔62dを貫通して軸受部材G側に突出する突出部分の先端側に位置するリードスクリュー部61cの先端部61e部分が、軸受部材Gを通じて回転自在に軸支されてなる。
なお、62g,62hは、防振部材66の後述する第1,第2のネジ孔に対応した位置に設けられ、前記第1,第2のネジ孔を貫通するネジS1のネジ部を螺合させるための第1,第2のネジ螺合部である。かかる第1,第2のネジ螺合部62g,62hは、平板部62aの両端側において、平板部62aの表面側に略円筒状に各々突出形成されてなり、具体的には第1のネジ螺合部62gが、第1のフランジ部62bの近傍に設けられ、第2のネジ螺合部62hが、第2のフランジ部62cの近傍に設けられる。
移動部材63は、回転軸61bにおけるリードスクリュー部61cの所定箇所に螺合(噛合)されたナットからなり、リードスクリュー部61cの回転により与えられた推力によって、リードスクリュー部61c上をリードスクリュー部61cの軸方向Xに沿い移動するものである。なお、この場合、移動部材63は、リードスクリュー部61cが回転駆動されることにより、リードスクリュー部61cの先端部61eあるいは末端部61dに移動(往復移動)するようになっている。
ガイドシャフト64は、例えば細長円柱形状の金属材からなり、リードスクリュー部61c(回転軸61b)と略平行状態をなすように、その一方の端部が支持体62の第1の嵌合孔62eに嵌合されるとともに他方の端部が支持体62の第2の嵌合孔62fに嵌合されてなる。
動力伝達部材65は、ポリアセタール等の合成樹脂材料からなり、ベース部65aと、このベース部65aの表面部65bから上方に向けて、互いに対向するように突出形成された一対の第1,第2の対向壁65c,65dとを備えている。
ベース部65aには、ガイドシャフト64を挿通させるための略円形の貫通孔形状からなる挿通部65eと、移動部材63における両側面である第1,第2側面63a,63bの所要部と各々当接(面接触)してなる一対の第1,第2の当接部65f,65gとが形成されている(図6参照)。この場合、第1,第2の当接部65f,65gは、移動部材63の第1,第2側面63a,63bを部分的にサンドイッチするようにベース部65aに一体形成されてなる。
なお、この場合、移動部材63において、第1のフランジ部62b側の面を第1側面63aとし、第2のフランジ部62c側の面を第2側面63bとする。また、第1の当接部65fと第1側面63aとが当接するとともに第2の当接部65gと第2側面63bとが当接して、第1,第2の当接部65f,65gにより移動部材63がサンドイッチされているものとする。
また、第1,第2の対向壁65c,65dには、その先端側において、保持部材42における突出片42cの垂下部42e(両面42g,42h)と各々点接触するような一対の第1,第2の突起部65h,65iが形成されてなる。
かかる第1,第2の突起部65h,65iは、略半球形状からなり、その頂点部分にて垂下部42eの両面42g,42hと各々点接触するように垂下部42eをサンドイッチしてなる。換言すれば、第1の突起部65hと第2の突起部65iとは、所定の間隙を有して対向配置され、前記間隙に第1,第2の突起部65h,65iと両面42g,42hとが各々点接触するように垂下部42eが介在している構成となっている。
防振部材66は、振動減衰機能を具備した軟質性の合成樹脂材料(例えばポリプロピレン樹脂)によって形成され、支持体62における平板部62aに対応するように設けられる略矩形平板状の基部66aを備えてなる。かかる防振部材66は、後述するようにステッピングモータ61aの駆動時に生じる振動を、支持体62からハウジング50に至る際に減衰させる振動減衰機能を備えてなる。
そして、防振部材66における基部66aの4つの角部のうち、ハウジング50の後述する第1のボス部に対応する位置に設けられる第1の角部C1には、第1の耳部66bが、基部66aの板厚と略同一の板厚を有するように、基部66aの側方に突出形成されてなる。また、第1の角部C1と対角線方向であって、ハウジング50の後述する第2のボス部に対応する位置に設けられる第2の角部C2には、第2の耳部66cが、基部66aの板厚と略同一の板厚を有するように、基部66aの側方に突出形成されてなる。
なお、66d,66eは、支持体62における第1,第2のネジ螺合部62g,62hと各々連通するように設けられ、ネジS1のネジ部を基部66aの背後側から貫通させるための貫通孔からなる第1,第2のネジ孔であり、かかる第1,第2のネジ孔66d,66eは、基部66aの両端側に位置してなり、第1のネジ孔66dが、第1のフランジ部62b側に設けられ、第2のネジ孔66eが、第2のフランジ部62c側に設けられる。
そして、防振部材66と支持体62との固定は、図4に示すようにネジS1のネジ部を基部66aの背後側から第1,第2のネジ孔66d,66eに各々貫通させ、各ネジ孔66d,66eを貫通してなるネジS1のネジ部の所要部が、第1,第2のネジ螺合部62g,62hにそれぞれ螺合されることで完了する。このことは、支持体62と防振部材66とが第1の固定手段であるネジS1により固定されてなることを意味している。
なお、66fは、前記第1のボス部に設けられる後述する第3のネジ螺合部と連通するように設けられ、ネジS2のネジ部を基部66aの表面側から貫通させるための貫通孔からなる第3のネジ孔であり、かかる第3のネジ孔66fは、第1の耳部66bの所定箇所に形成されてなる。
同様に66gは、前記第2のボス部に設けられる後述する第4のネジ螺合部と連通するように設けられ、ネジS2のネジ部を基部66aの表面側から貫通させるための貫通孔からなる第4のネジ孔であり、かかる第4のネジ孔66gは、第2の耳部66cの所定箇所に形成されてなる。
このように構成された位置調整手段43は、ステッピングモータ61aからの前記回転駆動力を受けてリードスクリュー部61cが回転駆動されると、リードスクリュー部61cに噛合された移動部材63が軸方向Xに沿い往復移動する。そして、例えば移動部材63が、第1のフランジ部62b側に移動している場合、移動部材63の第1側面63aには、これと面接触している第1の当接部65fを第1のフランジ部62b側に移動させるような推力が作用する。
かかる推力の作用によって、動力伝達部材65が、ガイドシャフト64に案内された状態で、移動部材63の移動に同期して軸方向Xに沿い第1のフランジ部62b側に平行移動してなる。すると、この動力伝達部材65の平行移動に伴い、動力伝達部材65における各突起部65h,65iの間に介在している垂下部42eには保持部材42を回動させるような動力が伝達される。このことは、垂下部42eへの動力伝達により、保持部材42が、回動軸線RAを中心として図4における矢印方向に回動することを意味している。
なお、移動部材63が、第1のフランジ部62b側ではなく第2のフランジ部62c側に移動する場合は、動力伝達部材65が、第2のフランジ部62c側に平行移動し、これにより垂下部42eには、保持部材42を回動軸線RAを中心として図4における矢印方向とは反対方向に回動させるような動力が作用することは言うまでもない。
ハウジング50は、例えばアルミダイカストにて形成されてなり、ともに断面略凹部形状からなる上側ケース体51と下側ケース体52とを備え、上側ケース体51と下側ケース体52とで形成される内部空間である空間部53において、液晶表示器20(液晶表示素子22)や第1反射器30、並びに凹面鏡41と保持部材42と位置調整手段43とから構成される第2反射器40を収納するものである(図2参照)。
上側ケース体51には、凹面鏡41の配設位置の上部(車両10のフロントガラス13側)が開口する開口窓部51aが形成されており、この開口窓部51aには、開口窓部51aを塞ぐように出射部である透光性カバー54が配設されてなる。
かかる透光性カバー54は、透光性の合成樹脂材料(例えばアクリル樹脂)からなり、凹面鏡41で反射された表示光Lが透過(通過)する光透過性部材としての機能を有している。つまり、凹面鏡41によって反射された表示光Lは、ハウジング50に形成された透光性カバー54を通じてフロントガラス13に投影され、これにより虚像Vの表示が行われることになる。
一方、下側ケース体52における底部には、図4に示すように前記底部から防振部材66側に向けて突出する略円筒状からなる一対の第1,第2のボス部52a,52bが設けられてなる。
このうち、第1のボス部52aは、ネジS2を螺合させるための第3のネジ螺合部52cを備えてなり、かかる第3のネジ螺合部52cは、防振部材66に設けられた第3のネジ孔66fと連通してなる。他方、第2のボス部52bは、ネジS2を螺合させるための第4のネジ螺合部52dを備えてなり、かかる第4のネジ螺合部52dは、防振部材66に設けられた第4のネジ孔66gと連通してなる。
そして、防振部材66とハウジング50(各ボス部52a,52b)との固定は、ネジS2のネジ部を基部66aの表面側から第3,第4のネジ孔66f,66gに各々貫通させ、各ネジ孔66f,66gを貫通してなるネジS2のネジ部の所要部が、各ボス部52a,52bに備えられる第3,第4のネジ螺合部52c,52dにそれぞれ螺合されることで完了する。このことは、防振部材66とハウジング50(各ボス部52a,52b)が第2の固定手段であるネジS2により固定されてなることを意味している。
かかる実施形態によれば、ステッピングモータ61aの所要部と固定されることで、ステッピングモータ61aを固定支持してなる金属製の支持体62と、ポリプロピレン樹脂である防振部材66とをネジS1にてネジ固定し、さらに防振部材66を載置してなるハウジング50(各ボス部52a,52b)と、防振部材66とをネジS2にてネジ固定してなる構成となっている。換言すれば、防振部材66が、支持体62とハウジング50との間に位置してなるように、ハウジング50の各ボス部52a,52b上に防振部材66が載置され、且つ防振部材66(基部66a)上にステッピングモータ61aを固定してなる支持体62が載置される構成となっている。
このように、金属製の支持体62とハウジング50との間にポリプロピレン樹脂である防振部材66が介在した状態で、支持体62がハウジング50上に配設される構成としたことで、ステッピングモータ61aの駆動時に生じる振動が、支持体62からハウジング50に至る際に防振部材66にて減衰されることにるため、ハウジング50からの異音の発生を極力抑制することができる。
すなわち、ステッピングモータ61aの駆動時に生じる振動が、減衰されずにステッピングモータ61aと当接する支持体62に伝達され、その後、この支持体62の振動が、支持体62とネジ固定されるポリプロピレン樹脂からなる防振部材66に伝達された場合であっても、この防振部材66に伝達される振動は、防振部材66自体が、振動減衰機能を具備してなることから、結果的に防振部材66に伝達される支持体62(平板部62a)からの振動は、防振部材66によって大幅に減衰されることになる。従って、防振部材66を載置してなる各ボス部52a,52b(つまり、ハウジング50)には、防振部材66を経て大幅に減衰された振動が伝達されることになるので、これによりステッピングモータ61a駆動時におけるハウジング50からの異音の発生を極力抑制することが可能となる。
また本実施形態では、防振部材66が、ポリプロピレン樹脂によって形成されてなる例について説明したが、防振部材66は振動減衰機能を有する合成樹脂材料であれば、ポリプロピレン樹脂以外のあらゆる合成樹脂材料を採用することができ、例えばエラストマー樹脂を採用してもよい。また、防振部材66を合成樹脂材料ではなく、例えばシリコンゴム等のゴム材からなる弾性材料によって形成してもよい。
また本実施形態では、防振部材66が基部66aと一対の第1,第2の耳部66b,66cとを備えた略平板状に形成されてなる例について説明したが、防振部材66の形状は、支持体62からハウジング50(各ボス部52a,52b)に至る振動を抑制可能な形状であれば、あらゆる形状を採用することが可能であり、例えば、図7に示すように基部66aに各ネジ孔66d,66eを取り巻くような略円筒形状からなる一対の第1,第2の筒状部71,72を設けるような構成としてもよい。この場合、第1の筒状部71は、第1のネジ孔66d並びに支持体62の第1のネジ螺合部62gに連通する第1の孔部71aを備えてなるとともに、第2の筒状部72は、第2のネジ孔66e並びに支持体62の第2のネジ螺合部62hに連通する第2の孔部72aを備えてなる。そして、ネジS1は、各ネジ孔66d,66e並びに各孔部71a,72aを貫通して、各ネジ螺合部62g,62hに螺合されることになる。
かかる構成のように、支持体62と防振部材66との接触面積をより小さく設定した(換言すれば、各筒状部71,72のみが支持体62と当接する構成とした)構成であっても、本実施形態と同様の作用効果が得られることは言うまでもない。なお、図7においては、防振部材66側に第1,第2の筒状部71,72を設けたが、金属製の支持体62側(平板部62aの背面)に、防振部材66表面と部分的に当接するような筒状部を設けてもよい。なお、前述した筒状部、孔部並びにネジ螺合部は、2つではなく3つ以上設けることも可能である。
さらに、図8に示すように各筒状部71,72に代えて、防振部材66における適宜箇所に防振部材66の表裏を貫通する少なくとも1つの(図8の場合は9個の)貫通孔部80を設け、支持体62と防振部材66との接触面積をより小さく設定する構成であっても、本実施形態と同様の作用効果が得られることは言うまでもない。なお、貫通孔部80は、各筒状部71,72の形成された防振部材66の適宜箇所に設けることも可能であり、この場合、図9に示すごとく貫通孔部80を、第1の筒状部71と第3のネジ孔66f(第1のボス部52a)との間、並びに第2の筒状部72と第4のネジ孔66g(第2のボス部52b)との間に、各々複数個、密集させて設ける(換言すれば集中配置する)構成とすることが望ましく、かかる構成とすることで、各筒状部71,72からの振動が、防振部材66において各貫通孔部80の配設位置を避けて迂回しながら各ボス部52a,52b(ネジ孔66f、66g付近)に減衰された状態で伝達することになる。この結果、本実施形態と同様の作用効果が得られることは言うまでもない。なお、貫通孔部80の個数や形状は任意である。
(第2実施形態)次に、図10、図11を用いて、本発明の第2実施形態を説明するが、前述した第1実施形態と同一もしくは相当個所には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。なお、図10は本発明の第2実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の断面図、図11は同第2実施形態による第2反射器の斜視図を示している。
この第2実施形態が、前記第1実施形態と比べて異なる点は、主として位置調整手段43と保持部材42に設けられた突出片42cとを凹面鏡41の右側下方ではなく凹面鏡41の左側下方に配設した点、液晶表示素子22を駆動するための前記素子駆動回路を備えた回路基板Tを覆う覆い部材90を凹面鏡41の下端部に隣接するように配置した点、さらに前記外光が透光性カバー54、並びに覆い部材90と凹面鏡41との間に形成される間隙部分91を通じて位置調整手段43の後述する露出部分に照射されることを防ぐための鍔部からなる遮蔽部42jを凹面鏡41を保持する保持部材42の舌片42dに一体形成した点である。
この場合、回路基板Tは、ガラスエポキシ基板に銅箔からなる配線パターンを形成したものであり、ハウジング50の空間部53内に収容され、適宜固定手段によりハウジング50に固定されてなる。かかる回路基板Tには、前記素子駆動回路と、光源21を発光制御するための光源駆動回路と、ステッピングモータ61aを駆動するためのモータ駆動回路とを有する駆動回路(図示せず)等が搭載されてなる。
覆い部材90は、例えば黒色の合成樹脂材料からなり、回路基板Tを覆い隠すように回路基板Tの上方側に配設されてなる。かかる覆い部材90は、回路基板Tと同様に、ハウジング50の空間部53内に収容され、適宜固定手段によりハウジング50に固定されてなる。また覆い部材90は、前記外光による外光反射を低減するため、少なくとも覆い部材90の表面側(つまり透光性カバー54側となる覆い部材90の表面)に黒色塗装を施すことが望ましい。なお、覆い部材90は、回路基板Tだけでなはく、位置調整手段43における前記露出部分以外の他の箇所をも覆うようにハウジング50内に収容される。
このように覆い部材90を設けたことで、前記外光が透光性カバー54を通じて回路基板T側に照射された場合、前記外光は覆い部材90によって遮られ、回路基板Tに照射することはない。ところで、覆い部材90に隣接するように配置される凹面鏡41(保持部材42)は、回動軸線RAを中心として回動するため、保持部材42の傾き角度(換言すれば、図10中、保持部材42底面と仮想水平線Yとのなす角度θ)は変化することになる。
すると、角度θが、例えば30度のときよりも60度のときの方が、覆い部材90と凹面鏡41との間に形成される間隙部分91の領域が広くなり、このとき、透光性カバー54を通じて空間部53内に照射される前記外光が、間隙部分91を通過し易くなる。そして、前記外光がこの間隙部分91を通過した場合、前記外光は、間隙部分91から露出する位置調整手段43の露出部分(例えば、突出片42c側に位置する平板部62aや駆動手段61並びにガイドシャフト64の所定箇所、あるいは突出片42c側に位置するネジS1)に照射される。
前記露出部分に照射された前記外光は、平板部62a、駆動手段61のリードスクリュー部61c、ガイドシャフト64並びにネジS1が金属材にて形成されていることで、迷光となって所定の光路(例えば間隙部分91、透光性カバー54)を経てフロントガラス13に映し出されることで本来、表示されるべきではない不要な像が発生する。これを解消すべく本第2実施形態の場合、保持部材42における舌片42dには、覆い部材90と凹面鏡41との間に形成される間隙部分91から露出する位置調整手段43の前記露出部分に前記外光が照射されることを防ぐ遮蔽部42jが一体形成されてなる構成とした。
この遮蔽部42jは、前記露出部分に前記外光が照射されないように舌片42dの側方(図11中、舌片42dの右方)に延長形成された略平板状の鍔部からなり、前記露出部分に前記外光が照射されることを防ぐ遮光部としての機能、前記露出部分を覆い隠すための隠蔽部としての機能を有してなる。なお、遮蔽部42jを含む舌片42dにおいても、その表面側に覆い部材90と同様に、前記外光反射を低減するため黒色塗装を施すことが望ましい。
かかる第2実施形態によれば、位置調整手段43が防振部材66を備えてなることから、前記第1実施形態と同様に作用効果を得ることができると同時に、保持部材42に遮蔽部42jを設けたことで、前記外光が間隙部分91から露出する位置調整手段43の前記露出部分(例えば突出片42c側に位置する金属製の平板部62aの所定箇所)に照射されることが防止され、不要な像の発生を抑制することが可能となる。
また前記各実施形態では、支持体62と防振部材66とを固定するために第1の固定手段としてネジS1を用い、また防振部材66とハウジング50(各ボス部52a,52b)とを固定するために第2の固定手段としてネジS2用いた例について説明したが、例えばネジに代えて両面テープや溶着によって支持体62と防振部材66、並びに防振部材66とハウジング50(各ボス部52a,52b)を固定することも可能である。
なお前記各実施形態では、リードスクリュー部41cに噛合され、リードスクリュー部41cの回転によりリードスクリュー部41cの軸方向Xに沿い移動する移動部材43を備え、動力伝達部材45が、移動部材43の移動に同期して軸方向Xに沿い移動し、保持部材42に動力を伝達してなる例について説明したが、例えば移動部材43を廃止し、動力伝達部材45の所要部とリードスクリュー部41cとを噛合させ、動力伝達部材45が、リードスクリュー部41cの回転によりリードスクリュー部41cの軸方向Xに沿い移動し、保持部材42に動力を伝達するような構成としてもよい。
本発明の第1実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の概略図である。 同実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の断面図である。 同実施形態による第2反射器を示す斜視図である。 同実施形態による第2反射器とハウジングの所要部とを示す断面図である。 同実施形態による位置調整手段の各部と保持部材の一部を示す斜視図である。 同実施形態による位置調整手段における駆動手段と移動部材と動力伝達部材との位置関係を示す断面図である。 同実施形態の変形例による支持体と防振部材とハウジングとの位置関係を示す断面図である。 同実施形態の他の変形例による支持体と防振部材とを示す要部断面図である。 同実施形態のさらに他の変形例による防振部材の正面図である。 本発明の第2実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の断面図である。 同第2実施形態による第2反射器と覆い部材とを示す斜視図である。
符号の説明
13 フロントガラス(投影部材)
22 液晶表示素子(表示素子)
31 コールドミラー
41 凹面鏡(反射部材)
42 保持部材
42j 遮蔽部
43 位置調整手段
50 ハウジング
52a 第1のボス部
52b 第2のボス部
54 透光性カバー(出射部)
61 駆動手段
61a ステッピングモータ(駆動部材)
61c リードスクリュー部
62 支持体
66 防振部材
66a 基部
66b 第1の耳部
66c 第2の耳部
71 第1の筒状部
72 第2の筒状部
80 貫通孔部
90 覆い部材
91 間隙部分
C1 第1の角部
C2 第2の角部
L 表示光
RA 回動軸線
T 回路基板
X 軸方向

Claims (4)

  1. 表示素子からの表示光を反射させる反射部材と、前記反射部材を保持する保持部材と、前記保持部材を所定の回動軸線を中心として回動させ、前記保持部材の配設位置を調整するための位置調整手段と、前記表示素子、前記反射部材、前記保持部材並びに前記位置調整手段を収納するハウジングとを備え、
    前記位置調整手段には、駆動部材を支持するように前記ハウジングに配設される金属製の支持体が設けられてなり、
    前記反射部材によって反射された前記表示光を前記ハウジングに形成された出射部を通じて投影部材に投影して表示を行うヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記駆動部材の駆動時に生じる振動を、前記支持体から前記ハウジングに至る際に減衰させるような防振部材を備えてなることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記防振部材が、前記支持体と前記ハウジングとの間に位置してなることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記防振部材が、合成樹脂材料あるいは弾性材料によって形成されてなることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記保持部材には、前記表示素子を駆動する駆動回路を有する回路基板を少なくとも覆う覆い部材と、前記反射部材との間に形成される間隙部分から露出する前記位置調整手段の露出部分に、外部からの光が照射されることを防ぐ遮蔽部が形成されてなることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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