JP5257159B2 - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源の発光に伴い表示素子が発する表示光を車両のフロントガラス等の投影部材に投影し、虚像表示を行うヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
従来より、この種のヘッドアップディスプレイ装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載のごとく、車両のフロントガラス(投影部材)に表示ユニット(表示装置)からの表示光を投射して虚像表示を行うものが知られている。
前記表示ユニットは、車両のインストルメントパネル(以下、インパネと言う)内部に取り付けられており、回路基板の前面側(一方の面側)に実装(配設)される光源と、この光源から発せられる熱を放散させるように前記前面側とは反対側となる回路基板の背面側(他方の面側)に載置(配設)される放熱部材と、光源の発光に伴い表示光を発する液晶表示素子(表示素子)と、液晶表示素子が発した表示光を反射させる凹面鏡等からなる反射鏡(反射部材)と、この反射鏡を保持するミラーホルダ(保持部材)と、このミラーホルダを所定の回動軸線を中心として回動させ、ミラーホルダの角度位置(配設位置)を調整するための位置調整手段と、回路基板や光源、液晶表示素子、反射鏡、ミラーホルダ、位置調整手段を収容する合成樹脂からなるハウジングとを備えてなる。
ハウジングには、反射鏡の配設位置の上方に反射鏡によって反射された表示光を透過してフロントガラスに出射してなる出射部と、放熱部材の外形形状に対応した開口部とが形成されてなり、反射鏡によって反射された表示光が投影部材(フロントガラス)に投影されることで、車両の運転者に対し虚像表示が行われるようになっている。なお、この場合、放熱部材は、前記開口部を塞ぐように適宜固定手段を用いてハウジングに固定され、ハウジングの外部に露出する多数の放熱フィンが一体形成された構成となっている。
また位置調整手段は、ステッピングモータ(駆動部材)と、ステッピングモータの回転軸先端に固定された歯車と、歯車と噛み合うようにミラーホルダに配設された歯車部と、から構成されてなる。なお、歯車部は、ミラーホルダの回動軸線上に位置するようにミラーホルダに一体形成されてなる軸部の先端に固定されてなる。
そして、ステッピングモータが駆動すると、ステッピングモータによる駆動力が、歯車を介して歯車部に伝達する。かかる歯車部への動力(駆動力)の伝達に伴い、歯車部が軸部(つまり、ミラーホルダの回動軸線)を中心として回動し、これによりミラーホルダ並びにミラーホルダに保持された反射鏡が、回動軸線を中心として所定角度だけ回動する構成となっている。このように反射鏡を所定位置に角度移動させることで、表示光のフロントガラスに対する投射方向を調整することができる。
一方、前述したように回転軸付きステッピングモータと歯車と歯車部とからなる位置調整手段に代えて、下記特許文献2に記載されているように、回転軸の周面にリードスクリュー部の形成されたステッピングモータと、リードスクリュー部先端を軸支すると同時にステッピングモータを固定支持する断面略U字状からなる金属製の支持体と、リードスクリュー部と噛合され、リードスクリュー部の回転によりリードスクリュー部の軸方向に沿い移動し、被動力伝達部材(特許文献1におけるミラーホルダに相当する)に動力を伝達するための動力伝達部材と、を有する位置調整手段を用いる構成も周知である。
例えば、かかるリードスクリュー部付き位置調整手段の一構成例としては、動力伝達部材に形成した貫通孔形状の挿通部とリードスクリュー部とを噛合させ、且つ動力伝達部材に形成した対向する一対の球状突起部間に被動力伝達部材に一体形成された延長片(突出片)をサンドイッチし、動力伝達部材がリードスクリュー部の回転によりリードスクリュー部の軸方向に沿い移動することで、延長片が動力伝達部材の移動に同期して軸方向に沿い移動し、かかる延長片の移動に伴い延長片に一体形成された被動力伝達部材に動力が伝達される構成が挙げられる。
なお、この場合、支持体は、断面略U字形状からなり、リードスクリュー部の背後側において、リードスクリュー部の長手方向(軸方向)に沿い配置される底部側平板部と、この底部側平板部における両端部分が、ともにステッピングモータに対応するように折り曲げ形成された一対の第1,第2のフランジ部とを有する。そして、ステッピングモータ側に位置してステッピングモータの所要部と接合固定されてなる第1のフランジ部にはリードスクリュー部の末端部分が貫通する孔が形成され、ステッピングモータ側とは反対側に位置する第2のフランジ部にてリードスクリュー部先端を軸支してなる。
特開2005−181640号公報 特開平7−336938号公報
ここで、特許文献2に記載の記載のリードスクリュー部付き位置調整手段を特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置における位置調整手段に置き換えた場合、ステッピングモータ駆動時においては、ステッピングモータの回転軸周面に形成されたリードスクリュー部が回転することで、リードスクリュー部に噛合された動力伝達部材が、リードスクリュー部の軸方向に沿い移動し、かかる動力伝達部材の移動に同期して、ミラーホルダ(特許文献2の被動力伝達部材に相当する)に一体形成された突出片(特許文献2の延長片に相当する)が軸方向に沿い移動する。
そして、かかる突出片が、軸方向に沿い移動することで、ミラーホルダにはミラーホルダの軸部を回動軸線を中心として所定角度だけ回動させるような動力が作用する。このようにミラーホルダ(つまり、反射鏡)を所定位置に角度移動させることで、表示光のフロントガラスに対する投射方向を調整することができる。
ところで、リードスクリュー部付き位置調整手段をヘッドアップディスプレイ装置に固定するにあたっては、位置調整手段は、これを収容するハウジングによって保持(固定)されることになる。例えば、リードスクリュー部を軸支すると同時にステッピングモータを固定支持してなる金属製の支持体における底部側平板部を載置するための載置部をハウジング(ハウジング内壁面)に設け、このハウジング内壁面に設けた載置部上に支持体の底部側平板部が載置されるように、支持体とハウジングとを適宜固定手段(例えば両面テープ)により固定することで、位置調整手段がハウジングに固定される。
しかしながら、このように金属製の支持体をハウジング(載置部)上に固定した状態で、駆動部材であるステッピングモータを駆動させたとき、ステッピングモータの駆動時に生じる振動が、ステッピングモータの所要部と接合固定されてなる金属製の支持体に減衰されることなく伝達された後、さらに支持体を載置してなる載置部(ハウジング)に減衰されることなく伝達されることになる。この結果、ステッピングモータの駆動時に生じる振動によって、装置(つまり前記表示ユニット)の外装ケースを構成するハウジングからは前記振動による異音が発生してしまうという問題を有していた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、駆動部材の駆動時において、装置外部への異音の発生を抑制することが可能なヘッドアップディスプレイ装置の提供を目的とするものである。
本発明は、回路基板の一方の面側に配設される光源と、前記光源から発せられる熱を放散させるように前記一方の面側とは反対側となる前記回路基板の他方の面側に配設される放熱部材と、前記光源の発光に伴い表示光を発する表示素子と、前記表示光を反射させる反射部材と、前記反射部材を保持する保持部材と、前記保持部材を所定の回動軸線を中心として回動させ、前記保持部材の配設位置を調整するための位置調整手段とを備え、前記位置調整手段には、所定の駆動部材を支持する金属製の支持体が設けられてなり、前記反射部材によって反射された前記表示光を投影部材に投影して表示を行うヘッドアップディスプレイ装置において、前記支持体を前記放熱部材に当接させる構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、駆動部材の駆動時において、装置外部への異音の発生を抑制することが可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供できる。
本発明の実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の概略図。 同実施形態による表示装置の断面図。 同実施形態による第2反射器を示す斜視図。 同実施形態による第2反射器とハウジングの所要部とを示す断面図。 同実施形態による位置調整手段の各部と保持部材の一部を示す斜視図。 同実施形態による位置調整手段における駆動手段と移動部材と動力伝達部材との位置関係を示す断面図。
以下、添付図面に基づいて、本発明を車両用のヘッドアップディスプレイ装置に適用した一実施形態を説明する。
ヘッドアップディスプレイ装置は、図1に示すように車両10のインパネ11内部に配設された表示ユニットである表示装置12が投射する表示光Lを投影部材である車両10のフロントガラス13で車両10の運転者(利用者)14の方向に反射させ、虚像Vの表示を行うものである。換言すれば、ヘッドアップディスプレイ装置は、表示装置12の後述する液晶表示器から発せられる表示光Lをフロントガラス13(前記投影部材)に出射(投射)し、この出射によって得られた表示像(虚像)Vを利用者14に視認させるものである。これにより利用者14は、虚像Vを風景と重畳させて観察することができる。
表示装置12は、図2に示すように液晶表示器20と、第1反射器30と、第2反射器40と、ハウジング50とから主に構成されている。
液晶表示器20は、アルミ基板からなる回路基板21の一方の面側となる前面側に実装(配設)された発光ダイオードからなる光源22と、この光源22からの照明光を透過して表示光Lを形成するように光源22の前方側(真上)に位置するTFT型の液晶表示素子(表示素子)23とから主に構成される。このことは、液晶表示素子23の背後(直下)に光源22が配設され、液晶表示素子23は、光源22の発光に伴い、所定情報(後述する表示すべき情報)を表示光Lとして発することを意味している。かかる液晶表示器20は、表示光Lの出射側の面が第1反射器30の後述するコールドミラーに対向するようにしてハウジング50内に設けられ、表示光Lの光軸が前記コールドミラーに交わるような位置や向きにて固定保持される。
液晶表示素子23は、図示しない素子駆動回路によって表示すべき情報(例えば車両の速度やエンジン回転数)を、数値等で発光表示する。液晶表示器20は、可視波長域の光からなる表示光Lを出力するもので、例えば赤色光(主に発光波長域610〜640nm)を発する光源22を適用することができる。なお、前記表示すべき情報は、車両の速度やエンジン回転数に限らず、あらゆる表示形態を採用できることは言うまでもない。
なお、図2中、24はハウジング50よりも重量の重いヒートシンク(放熱部材)であり、このヒートシンク24は、アルミ等の熱伝導率の高い金属材料からなり、凸形状からなる第1、第2の載置部24a、24bと、ハウジング50外の空気と接触可能な多数の放熱フィン24cとを備えてなる。
かかるヒートシンク24は、第1、第2の載置部24a、24bがハウジング50内に位置するとともに放熱フィン24cがハウジング50の外部に露出するように、適宜固定手段を用いてハウジング50に固定されてなる。
第1の載置部24aは、回路基板21の前記一方の面側(前記前面側)とは反対側となる回路基板21の他方の面側(つまり背面側)に位置し、本例では回路基板21を載置すべく回路基板21背面と当接している。なお、第1の載置部24aは、ハウジング50の後述する第1の開口部を塞ぐように配設される。
また第2の載置部24bは、後述する位置調整手段に備えられる支持体の背面側に位置し、本例では前記支持体を載置すべく前記支持体と当接している。なお、第2の載置部24bは、ハウジング50の後述する第2の開口部を塞ぐように配設される。
そして、光源22の発光時においては、光源22が発した熱は、回路基板21を介して第1の載置部24a(ヒートシンク24)に伝達され、これによりハウジング50の外部に露出している放熱フィン24cによってハウジング50外となる空気中に前記熱を放散(放熱)することができる。
第1反射器30は、コールドミラー31と、このコールドミラー31を所定の取付手段を用いて取付固定するための取付部材32とを有している。コールドミラー31は、略矩形状のガラス基板31aと、このガラス基板31aの片面(第2反射器40の後述する凹面鏡と向かい合う面)に形成された第1の反射層31bとからなるものである。かかる第1の反射層31bは、膜厚が異なる多層の干渉膜からなるものであり、蒸着等の方法で形成されている。また、コールドミラー31は、液晶表示器20が発した表示光Lを、第2反射器40(前記凹面鏡)側へ反射させるような位置に傾斜状態にて配設される。
なお、コールドミラー31は、液晶表示器20の発光波長域を含む可視波長域(450〜750nm)の光を高い反射率(例えば80%以上)で反射し、前記可視波長域以外の光を低い反射率で反射するものである。この場合、コールドミラー31は、前記可視波長域以外の特に赤外波長域の光(赤外線あるいは太陽光の熱線)を低い反射率(例えば15%以下)にて反射するものが適用される。なお、第1の反射層31bにて反射されない光は、コールドミラー31を透過するように構成される。
また本実施形態の場合、コールドミラー31並びに液晶表示器20は、ハウジング50の後述する透光性カバーから直接、臨めない位置に配設され、前記太陽光等の外部からの光(外光)が直接、当たらない構造となっている。なお、取付部材32は、例えば黒色の合成樹脂材料からなり、ハウジング50に固定されてなる。
第2反射器40は、図2から図4に示すようにコールドミラー31(つまり、表示素子23)からの表示光Lを反射させる凹面鏡(反射部材)41と、この凹面鏡41を保持するミラーホルダからなる保持部材42と、この保持部材42の角度位置(配設位置)を調整するための位置調整手段43とを備えてなる。
凹面鏡41は、凹面を有するポリカーボネートからなる樹脂基板に第2の反射層41aを蒸着形成してなるものである。かかる凹面鏡41は、その第2の反射層41aがコールドミラー31並びに前記透光性カバーに対向し、前記透光性カバーから臨める位置に傾斜状態にて配設される。
また凹面鏡41は、コールドミラー31からの表示光Lを拡大しつつ、前記透光性カバー(車両10のフロントガラス13)側へ反射(投射)させるものである。このことは、凹面鏡41が、コールドミラー31によって反射された表示光Lを拡大し、この拡大された表示光Lを前記透光性カバーを通じてフロントガラス13に投射することを意味している。
保持部材42は、合成樹脂材料からなり、ハウジング50に設けられた軸受部(図示省略)に軸支される略円柱状からなる軸部42aを備えてなる。かかる保持部材42は、凹面鏡41を保持するための壁部からなる保持部42bを備えてなる。なお、この場合、凹面鏡41と保持部42bとの間には両面粘着テープ(図示省略)が介在した状態で、凹面鏡41が保持部42bに対し固定保持されてなるものとする。また、保持部材42並びにこれに保持される凹面鏡41は、軸部42aの中心軸である回動軸線(所定の回動軸線)RAを中心として角度移動可能(回動可能)な構成となっている。
なお、42cは、凹面鏡41の下方において、凹面鏡41の背後から第2の反射層41a側に向けて略L字形状に突出形成された突出片であり、この突出片42cは、舌片42dと、垂下部42eとを有し、保持部材42に一体形成されてなる。
舌片42dは、図4中、保持部材42における保持部42bの底壁を構成する底面部42fから第2の反射層41a側に向けて延在する(換言すれば、後述するリードスクリュー部の略軸方向に沿って延在する)略矩形状の平板からなる。
また、垂下部42eは、舌片42dの先端部分から下方(前記リードスクリュー部側)に垂下するように、舌片42dに連続形成されてなる略矩形平板状の立壁部からなる。かかる垂下部42eは、その両面42g,42h(図4参照)が、後述する位置調整手段に備えられる動力伝達部材の一対の第1,第2の突起部に各々点接触するように、前記第1,第2の突起部によりサンドイッチされる。
位置調整手段43は、図3から図5に詳しく示すように駆動手段61と、支持体62と、移動部材63と、ガイドシャフト64と、動力伝達部材65とから主に構成され、保持部材42を回動軸線RAを中心として回動させ、保持部材42(凹面鏡41)の角度位置を調整する(換言すれば表示光Lの投射方向を調整する)ために用いられる。
駆動手段61は、通電により回転駆動力を発生するステッピングモータ(駆動部材)61aと、このステッピングモータ61aから延出する回転軸61bとを有する。また、この場合、回転軸61bは、その周面において螺旋状に形成されてなるネジ溝からなるリードスクリュー部61cを備える。リードスクリュー部61c(回転軸61b)は、ステッピングモータ61aからの前記回転駆動力を受けて回転駆動されるようになっている。
支持体62は、ステッピングモータ61aを不動状態に固定支持する金属製のモータケースからなり、断面略U字形状に形成され、リードスクリュー部61cの軸方向Xに沿うように配設されるとともにヒートシンク24の第2の載置部24bにて載置(保持)される略板状の平板部62aと、この平板部62aにおける軸方向Xに沿う方向の両端部分が、ともにステッピングモータ61aに対応するように折り曲げ形成された一対の第1,第2のフランジ部62b,62cとを有する。
ステッピングモータ61a側に位置する第1のフランジ部62bには、リードスクリュー部61cの端部(末端部)61dが貫通する貫通孔62dと、ガイドシャフト64の一方の端部が嵌装される第1の嵌合孔62eとが形成されてなる。なお、第1のフランジ部62bと、ステッピングモータ61aの所要部とは、所定の取付手段によって互いに固定されてなり、これによりステッピングモータ61aが、支持体62によって不動状態に固定支持されることになる。
一方、第1のフランジ部62bと対をなす第2のフランジ部62c側には、貫通孔62dに対応する孔(図示省略)と、第1の嵌合孔62eに対応し、ガイドシャフト64の他方の端部が嵌装される第2の嵌合孔62fとが形成されてなる。なお、第2のフランジ部62cに設けられる前記孔には、軸受部材Gが装着されてなる。そして、貫通孔62dを貫通して軸受部材G側に突出する突出部分の先端側に位置するリードスクリュー部61cの先端部61e部分が、軸受部材Gを通じて回転自在に軸支されてなる。
移動部材63は、回転軸61bにおけるリードスクリュー部61cの所定箇所に螺合(噛合)されたナットからなり、リードスクリュー部61cの回転により与えられた推力によって、リードスクリュー部61c上をリードスクリュー部61cの軸方向Xに沿い移動するものである。なお、この場合、移動部材63は、リードスクリュー部61cが回転駆動されることにより、リードスクリュー部61cの先端部61eあるいは末端部61dに移動(往復移動)するようになっている。
ガイドシャフト64は、例えば細長円柱形状の金属材からなり、リードスクリュー部61c(回転軸61b)と略平行状態をなすように、その一方の端部が支持体62の第1の嵌合孔62eに嵌合されるとともに他方の端部が支持体62の第2の嵌合孔62fに嵌合されてなる。
動力伝達部材65は、ポリアセタール等の合成樹脂材料からなり、ベース部65aと、このベース部65aの表面部65bから上方に向けて、互いに対向するように突出形成された一対の第1,第2の対向壁65c,65dとを備えている。
ベース部65aには、ガイドシャフト64を挿通させるための略円形の貫通孔形状からなる挿通部65eと、移動部材63における両側面である第1,第2側面63a,63bの所要部と各々当接(面接触)してなる一対の第1,第2の当接部65f,65gとが形成されている(図6参照)。この場合、第1,第2の当接部65f,65gは、移動部材63の第1,第2側面63a,63bを部分的にサンドイッチするようにベース部65aに一体形成されてなる。
なお、この場合、移動部材63において、第1のフランジ部62b側の面を第1側面63aとし、第2のフランジ部62c側の面を第2側面63bとする。また、第1の当接部65fと第1側面63aとが当接するとともに第2の当接部65gと第2側面63bとが当接して、第1,第2の当接部65f,65gにより移動部材63がサンドイッチされているものとする。
また、第1,第2の対向壁65c,65dには、その先端側において、保持部材42における突出片42cの垂下部42e(両面42g,42h)と各々点接触するような一対の第1,第2の突起部65h,65iが形成されてなる。
かかる第1,第2の突起部65h,65iは、略半球形状からなり、その頂点部分にて垂下部42eの両面42g,42hと各々点接触するように垂下部42eをサンドイッチしてなる。換言すれば、第1の突起部65hと第2の突起部65iとは、所定の間隙を有して対向配置され、前記間隙に第1,第2の突起部65h,65iと両面42g,42hとが各々点接触するように垂下部42eが介在している構成となっている。
このように構成された位置調整手段43は、ステッピングモータ61aからの前記回転駆動力を受けてリードスクリュー部61cが回転駆動されると、リードスクリュー部61cに噛合された移動部材63が軸方向Xに沿い往復移動する。そして、例えば移動部材63が、第1のフランジ部62b側に移動している場合、移動部材63の第1側面63aには、これと面接触している第1の当接部65fを第1のフランジ部62b側に移動させるような推力が作用する。
かかる推力の作用によって、動力伝達部材65が、ガイドシャフト64に案内された状態で、移動部材63の移動に同期して軸方向Xに沿い第1のフランジ部62b側に平行移動してなる。すると、この動力伝達部材65の平行移動に伴い、動力伝達部材65における各突起部65h,65iの間に介在している垂下部42eには保持部材42を回動させるような動力が伝達される。このことは、垂下部42eへの動力伝達により、保持部材42が、回動軸線RAを中心として図4における矢印方向に回動することを意味している。
なお、移動部材63が、第1のフランジ部62b側ではなく第2のフランジ部62c側に移動する場合は、動力伝達部材65が、第2のフランジ部62c側に平行移動し、これにより垂下部42eには、保持部材42を回動軸線RAを中心として図4における矢印方向とは反対方向に回動させるような動力が作用することは言うまでもない。
ハウジング50は、合成樹脂材料にて形成されてなり、ともに断面略凹部形状からなる上側ケース体51と下側ケース体52とを備え、上側ケース体51と下側ケース体52とで形成される内部空間である空間部53において、液晶表示器20や第1反射器30、第2反射器40を収納するものである(図2参照)。
上側ケース体51には、凹面鏡41の配設位置の上部(車両10のフロントガラス13側)が開口する開口窓部51aが形成されており、この開口窓部51aには、開口窓部51aを塞ぐように出射部である透光性カバー54が配設されてなる。
かかる透光性カバー54は、透光性の合成樹脂材料(例えばアクリル樹脂)からなり、凹面鏡41で反射された表示光Lが透過(通過)する光透過性部材としての機能を有している。つまり、凹面鏡41によって反射された表示光Lは、ハウジング50に形成された透光性カバー54を通じてフロントガラス13に投影され、これにより虚像Vの表示が行われることになる。
なお、下側ケース体52には、ヒートシンク24の第1の載置部24aの外形形状に対応するように開口形成された第1の開口部52aと、ヒートシンク24の第2の載置部24bの外形形状に対応するように開口形成された第2の開口部52bとが設けられてなる。
かかる実施形態によれば、ステッピングモータ61aの所要部と固定されることでステッピングモータ61aを固定支持してなる金属製の支持体62における平板部62aと、ヒートシンク24の第2の載置部24bとが当接するように、平板部62a(支持体62)が第2の載置部24b上に載置される構成となっている(図4参照)。
このように金属製の支持体62(平板部62a)をヒートシンク24(第2の載置部24b)に接触(当接)させる構成とした場合、ステッピングモータ61aの駆動時に生じる振動が、支持体62を経て第2の載置部24bに至ることになるが、前記振動は、第2の載置部24bにて減衰(吸収)されることになるため、装置外部(前記表示ユニットである表示装置12の外装ケースを構成するハウジング50外部)への異音の発生を抑制することができる。
すなわち、ステッピングモータ61aの駆動時に生じる振動が、減衰されずにステッピングモータ61aと当接する支持体62に伝達され、その後、この支持体62の振動が、支持体62と当接するヒートシンク24(第2の載置部24b)に伝達された場合、この第2の載置部24bに伝達される振動は、ヒートシンク24の重量がハウジング50の重量よりも重いことから、結果的にヒートシンク24(第2の載置部24b)に伝達される支持体62(平板部62a)からの振動は、ヒートシンク24によって大幅に減衰(吸収)されることになる。
このように本発明では、重量の重いヒートシンク24が、ステッピングモータ61aの駆動時に生じる振動を防ぐ防振部材としての機能を兼ね備えていることから、従来のようにステッピングモータの駆動に伴い、前記外装ケースであるハウジングの振動が極力防止される構成となり、これによりステッピングモータの駆動時において、装置外部への異音の発生を抑制することが可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
また本実施形態では、リードスクリュー部61cに噛合され、リードスクリュー部61cの回転によりリードスクリュー部61cの軸方向Xに沿い移動する移動部材63を備え、動力伝達部材65が、移動部材63の移動に同期して軸方向Xに沿い移動し、保持部材42(垂下部42e)に動力を伝達してなる例について説明したが、例えば移動部材63を廃止し、動力伝達部材65の所要部とリードスクリュー部61cとを噛合させ、動力伝達部材65が、リードスクリュー部61cの回転によりリードスクリュー部61cの軸方向Xに沿い移動し、保持部材42(垂下部42e)に動力を伝達するような構成としてもよい。
なお本実施形態では、液晶表示素子23から発せられる表示光Lが、フロントガラス13に投射される例について説明したが、例えばフロントガラス13に表示光Lを良好に運転者14方向に反射させるコンバイナフィルムを設けてもよいし、あるいはフロントガラス13とは別の専用の反射体に表示光Lを投射する構成としてもよい。
13 フロントガラス(投影部材)
20 液晶表示器
21 回路基板
22 光源
23 液晶表示素子(表示素子)
24 ヒートシンク(放熱部材)
24a 第1の載置部
24b 第2の載置部
30 第1反射器
31 コールドミラー
40 第2反射器
41 凹面鏡(反射部材)
42 保持部材
43 位置調整手段
50 ハウジング
61a ステッピングモータ(駆動部材)
61c リードスクリュー部
62 支持体
62a 平板部
L 表示光
RA 回動軸線
X 軸方向

Claims (1)

  1. 回路基板の一方の面側に配設される光源と、
    前記光源が発した熱を空気中に放熱するように前記一方の面側とは反対側となる前記回路基板の他方の面側に配設される放熱部材と、
    前記光源の発光に伴い表示光を発する表示素子と、
    前記表示光を反射させる反射部材と、
    前記反射部材を保持する保持部材と、
    前記保持部材を所定の回動軸線を中心として回動させ、前記保持部材の配設位置を調整するための位置調整手段とを備え、
    前記位置調整手段には、所定の駆動部材を支持する金属製の支持体が設けられてなり、
    前記反射部材によって反射された前記表示光を投影部材に投影して表示を行うヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記支持体を前記放熱部材に当接させる構成としたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
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