JP2009072229A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子から投射する光を安定して受光素子へと到達させ、光学式のタッチパネルにおける検出感度の低下を防止するように構成した遊技機を提供する。
【解決手段】操作領域PLの対向する縁部に赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線受光トランジスタPa〜Paとがそれぞれ配置され、上記縁部と略々直交するように対向する縁部に赤外線発光ダイオードLb〜Lbと赤外線受光トランジスタPb〜Pbとがそれぞれ配置された操作ユニットを備えた雀球遊技機に、赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線発光ダイオードLb〜Lbとを、同時に投射された際の光Ina〜Inaと光Inb〜Inbとが交わらないように、操作領域PLの垂直方向において異なる高さに配置する。
【選択図】図9

Description

本発明は、雀球遊技機等の遊技機に係り、詳しくは受発光素子を搭載した光学式の操作検出手段を配して構成された遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えば雀球遊技機は、各種遊技部品が配置された遊技盤の下部に、麻雀牌の図柄を付した所定数の入球口を備え、メダル投入口に遊技メダル(以下、単に「メダル」とも言う)が投入された後、例えば1ゲーム当たり14個の遊技球が遊技盤上に打ち出されて各遊技球が何れかの入球口に入球した際、当該入球口に対応する麻雀牌の図柄が、上記遊技盤上に配置された画像表示装置に表示されるように機能(手動配牌機能)する。
近年では、メダル投入口に投入された遊技メダルを検出スイッチに基づいて検出した後、麻雀牌の図柄を画像表示装置に適宜の組合せで自動的に表示する機能(自動配牌機能)を備えた雀球遊技機も知られている(特許文献1参照)。この雀球遊技機では、画像表示装置に表示される手牌のうちから不要な牌(不要牌)が切り捨てられた際、1個の遊技球を再度打ち出しし得る状態となり、これら切り捨て操作(捨て牌操作)及び再打ち出し操作が所定回数以内にて繰り返し行われ、所定の上がり役が完成した時点で得点が計算され、その得点に応じた数の遊技メダルが払い出される。
そして、このような雀球遊技機の中には、1ゲームを行うに際しての配牌を自動決定する自動配牌プログラムと、該配牌に基づいて、上がり役選択プログラムによって選択される上がり役のうちから所望のものを自在に選択できるタッチパネルとを備え、この選択された上がり役の完成に向けてゲームを進行させ得るように待ち牌の自摸操作及び/又は捨て牌の捨て牌操作を画像表示装置に表示することによって遊技者に指示するように構成したものがある(特許文献2参照)。
特開平7−39620号公報 特開2006−230520号公報
ところで、上記したような雀球遊技機が有するタッチパネル(以下、操作検出手段ともいう)には、例えば、矩形のパネル面を挟んで対向配置する発光素子と受光素子との組み合わせを複数設け、各発光素子からそれぞれの対をなす受光素子への投射光(例えば赤外線)の遮断の有無を検出することによって、該遮断されたパネル面上の位置を検出する光学式のものが多く見受けられる。
しかし、このようなタッチパネルでは、パネルの各対向する縁部にそれぞれ配置された発光素子からの光が格子状に投射されて交差するような場合に、該光が、衝突、干渉、又は打ち消し合い等によって減衰する現象が生じることを、本発明者が確認した。このような受光素子に入射する光の減衰が生じた場合には、投射光の遮断の有無に起因する光量の差異が不十分となり、受光素子における受光感度の低下が招来されるものとなる。
そこで、本発明は、発光素子から投射する光を安定して受光素子へと到達させ、光学式の操作検出手段における検出感度の低下を防止するように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明者は、操作検出手段(所謂タッチパネル)の対向する縁部と該縁部と略々直交するように対向した縁部とにそれぞれ配置した発光素子から、光を交差させずに投射させることにより、該発光素子からの光を減衰させずに受光素子に安定して到達させ得ることを着想した。そして、発光素子からの光が交差することを防ぐ構成について試作を重ね、本発明を発明するに到った。
上記目的を達成するために、請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図11参照)、操作領域(PL)の対向する縁部にそれぞれ配置された第1発光素子(La〜La)と該第1発光素子(La〜La)の発光により投射される第1投射光(Ina〜Ina)を受光する第1受光素子(Pa〜Pa)と、前記縁部と略々直交するように対向する前記操作領域(PL)の縁部にそれぞれ配置された第2発光素子(Lb〜Lb)と該第2発光素子(Lb〜Lb)の発光により投射される第2投射光(Inb〜Inb)を受光する第2受光素子(Pb〜Pb)と、を有し、前記操作領域(PL)にて第1及び第2投射光(Ina〜Ina,Inb〜Inb)を遮蔽する操作を検出する操作検出手段(14)を備え、該検出に応じて出力される操作情報に応じて遊技進行してなる遊技機(1)において、
前記第1発光素子(La〜La)と前記第2発光素子(Lb〜Lb)とが、前記操作領域(PL)の垂直方向において異なる高さに配置されてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図9参照)、前記操作検出手段(14)が、
前記第1発光素子(La〜La)と前記第1受光素子(Pa〜Pa)との組を複数有する場合、該複数のうちのいずれか1組で前記第1投射光(Ina〜Ina)の遮蔽を検出している間は他の組の受発光駆動を停止し、また、前記第2発光素子(Lb〜Lb)と前記第2受光素子(Pb〜Pb)との組を複数有する場合、該複数のうちのいずれか1組で前記第2投射光(Inb〜Inb)の遮蔽を検出している間は他の組の受発光駆動を停止してなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図11参照)、前記操作領域(PL)の対向する縁部対の少なくとも一方に、前記第1発光素子(La〜La)と前記第1受光素子(Pa〜Pa)、又は、前記第2発光素子(Lb〜Lb)と前記第2受光素子(Pb〜Pb)が、それぞれ隣り合って互い違いとなるように配置されてなる、
請求項1又は2記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、操作領域の対向する縁部に第1発光素子と第1受光素子とがそれぞれ配置され、上記縁部と略々直交するように対向する縁部に第2発光素子と第2受光素子とがそれぞれ配置された操作検出手段を備えた遊技機に、第1発光素子と第2発光素子とを、操作領域の垂直方向において異なる高さに配置する。これにより、第1及び第2発光素子から投射される第1及び第2投射光が交差することを防ぐことができることから、光の減衰を招く干渉等の要因を解消することができる。従って、第1及び第2発光素子から投射する光を安定して第1及び第2受光素子へと到達させることができ、このような受発光素子を採用した操作検出手段における検出感度の低下を防止することができる。
請求項2に係る本発明によると、操作検出手段が、第1発光素子と第1受光素子との組を複数有する場合、該複数のうちのいずれか1組で第1投射光の遮蔽を検出している間は他の組の受発光駆動を停止し、また、第2発光素子と第2受光素子との組を複数有する場合、該複数のうちのいずれか1組で第2投射光の遮蔽を検出している間は他の組の受発光駆動を停止してなる、これにより、検出状態にない発光素子の発光駆動と受光素子の受光駆動とを停止状態にすることができる。すなわち、その時点で検出に拘っていない受発光素子が消費し得る分の電力を節約することができる。
請求項3に係る本発明によると、操作領域の対向する縁部対の少なくとも一方に、第1発光素子と第1受光素子、又は、第2発光素子と第2受光素子が、それぞれ隣り合って互い違いとなるように配置されてなる。一般に、光は、光源から離隔するに従って照射面積の広がる光路形状となる。従って、第1発光素子と第1受光素子、及び/又は、第2発光素子と第2受光素子を、それぞれ隣り合うように並べた場合、この光路形状の起伏に合わせて配置させることができるので、各素子間の間隔を狭め、配置空間を節約することができる。このことにより、同じ面積の操作検出手段(所謂タッチパネル)にあっても、第1発光素子と第1受光素子、及び/又は、第2発光素子と第2受光素子の、それぞれの配置し得る組数を増やすことができるので、検出範囲の微細なきめの細かい検出をすることができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態として、遊技場等に設置される雀球遊技機について図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1は本実施形態における雀球遊技機を示す斜視図、図2は図1における遊技盤面部を抜粋して示す斜視図、図3は本雀球遊技機の前枠全体を開放して裏枠の内部構造を示す正面図である。
本実施形態では、27種の牌の図柄を各4個、計108個の牌を使用して遊技を行う雀球遊技機(遊技機)1を例に挙げて説明する。この27種の牌の図柄は、例えば、萬子が「一萬」〜「九萬」の9種、筒子が「一筒」〜「九筒」の9種、索子が「一索」と「九索」の2種、字牌が「東」「南」「西」「北」「白」「發」「中」の7種である。従って、萬子と筒子が数牌となり、索子の「一索」と「九索」は、順子を形成することができないので字牌に含めている。これにより、本実施形態における牌種とは、上記の「萬子」、「筒子」、「字牌」の3種を示すことになる。なお、上記した2種の数牌は、萬子、筒子、及び索子のうちのいずれの2種であってもよく、例えば、萬子と索子とで数牌を形成した場合には、筒子の「一筒」と「九筒」とを字牌とするように選定した雀球遊技機を構成してもよい。
本雀球遊技機1は、図1に示すように、木製の裏枠1cと、該裏枠1cに対して開閉可能に支持された前枠1bと、を備えている。これら裏枠1c及び前枠1bにより遊技機本体1aが構成されている。前枠1bの前面部には、操作パネル3、該操作パネル3の下方に設けられた遊技球発射レバー4、メダル受け皿5、音声や効果音(以下、一括して音声という)を出力する音声出力装置であるスピーカー6、ランプ装置7等が配置されている。前枠1bには透明ガラス41が取り付けられ、前枠1bの閉止時には該透明ガラス41が遊技盤2と対向するように位置する。そして、前枠1bの透明ガラス41を通した奥側で遊技盤2の前面には、図2に示す遊技エリアを形成する遊技盤面部2aが配置されている。なお、符号17は、不図示の発射装置によって打ち出された遊技球を遊技盤面部2a側に案内するガイドレールを示している。
遊技盤面部2aの略中央部には、図2に示すように、液晶パネル等の画像表示装置38を開口部13から露出した状態のセンター飾り12が配置されている。センター飾り12は、開口部13の上部に演出装置40を有し、開口部13の下部に遊技球の進路を振り分けるステージSを有している。センター飾り12の右方には、遊技球が通過可能なアタッカー作動通過口10が配置され、該アタッカー作動通過口10の直下方にはアタッカー9が配置されている。
センター飾り12の上方には表示部37が配置され、センター飾り12の左右下方には入球口11a,11bが配置され、センター飾り12の下方には入球口11c,11d,11e,…が配置されている。また、センター飾り12の下方で且つ上記入球口11c〜11e,…の直ぐ上方には、各入球口の入球幅を規制するための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。なお、遊技盤面部2aには、風車(図示せず)や上記とは別の障害釘(図示せず)が設けられている。
センター飾り12におけるステージSの下方には、複数個(本実施形態では25個)の入球口11c〜11e,…を有した入球ユニット53が配置されている。これら入球口11c〜11e,…は、索子牌を除いた牌の図柄25種(図柄は図示せず)に対応して25個が設けられている。入球口11a,11bにはそれぞれ「一索」と「九索」が表示されており、また入球口11cには「一萬」、入球口11dには「二萬」、入球口11eには「三萬」というように、所要の麻雀牌図柄が順次表示されている。なお、符号53aは、入球ユニット53の前カバーを示している。
一方、前述した操作パネル3には、遊技者が操作情報を入力する操作ユニット(操作検出手段)14、メダル投入口15、及び各種の操作ボタンが設けられている。この各種の操作ボタンとして、リーチボタン18、牌選択右シフトボタン19、牌選択左シフトボタン20、自摸牌決定ボタン21、払い出しボタン22、遊技終了ボタン23、遊技開始ボタン24、及びリジェクト(REJECT)ボタン25が配置されている。なお、遊技者がこれらの各ボタン、例えば遊技開始ボタン24を操作すると、遊技開始信号が発生し、この信号がマイクロコンピュータから構成される不図示の制御装置に入力される。そして、この制御装置に搭載されているソフトウエア(プログラム)は、入力された信号ごとにゲームを進行させるため、予め設定された処理を実行する。なお、後述する制御部79は、上記不図示の制御装置に接続されている。
また、遊技機本体1aの内部には、図3に示すように、前枠1b全体を開放した状態における裏枠1cに、電源基板55、主制御基板56、ホッパユニット57、メダル払出し装置48、及び受容箱58が上部から下部に向かって配設されている。また、図3の正面視における前枠1b左下部には、遊技球を遊技盤面部2aに打ち出す発射装置51が配設され、この発射装置51の右上方には、循環ユニット78が配設されている。該発射装置51は、遊技球発射レバー4(図1参照)と打撃レバー71とを有している。この遊技球発射レバー4が遊技者に操作され、打撃レバー71が回動することにより、遊技球が遊技盤面部2a上に打ち出される。
次いで、前述した操作ユニット14と、該操作ユニット14に配置された本発明の特徴となるセンサユニット80について、図4ないし図10を参照して詳細に説明する。なお、図4は操作ユニット14を示す正面図、図5は図4における操作ユニット14の画面例を説明するための説明図、図6は図4中のA―A線に沿って断面した側方断面図、図7は操作ユニット14を操作パネル3から取り出して斜め上方から視認した斜視図、図8はセンサユニット80に近接した図で、(a)は赤外線発光ダイオードLaの斜視図、(b)は赤外線受光トランジスタPaの斜視図、図9はセンサユニット80の検出制御に係る回路構成を示した回路図、図10は2つの赤外線発光ダイオードLa,Lbに近接してそれぞれの光路を例示した図である。
操作ユニット14は、いわゆるタッチパネルであり、図4に示すように、操作パネル3の中央部に埋め込まれるように配設されている。操作ユニット14は、図6に示すように、液晶表示装置等からなる画像表示装置74と、該画像表示装置74の画面を保護する保護用アクリル板72と、操作ユニット14の操作部を形成するセンサユニット80とを有している。これら画像表示装置74、保護用アクリル板72、及びセンサユニット80は、ケース体73によって上記順で且つ一体的な層状に配置されており、更に、画像表示装置74と保護用アクリル板72との間には該画像表示装置74を保護する緩衝領域となる空隙部75が形成されている。
画像表示装置74には、その表示面に種々の表示領域が設定され、遊技者に対してゲームの進行に応じて必要となる、情報データ、画像、及び演出用画像が表示される。例えば、図5に示すように、表示面の上部横方向には、遊技メダル貯留枚数表示領域26、残り遊技球数表示領域27、風牌表示領域28、表ドラ表示領域29、裏ドラ表示領域30、上がり牌表示領域31、特別遊技のうち、ビッグゲームの権利を得ることができる上がり役を示すビッグゲーム上がり役表示領域32、更に、チャンスゲームの権利を得ることができる上がり役を示すチャンスゲーム上がり役表示領域33、捨て牌の図柄を表示する捨て牌表示領域34が設けられ、ゲームの進行に応じて牌の図柄、演出画像、数値等が表示される。また、画像表示装置74の画面の下部横方向には、13個の手牌の図柄が横一列に表示される手牌表示部36、その右端部には自摸した牌の図柄が表示される自摸牌表示部39が設けられている。
センサユニット80は、主に図7〜9に示すように、赤外線発光ダイオード(第1発光素子)La〜La及び赤外線発光(第2発光素子)ダイオードLb〜Lbと、赤外線受光トランジスタ(第1受光素子)Pa〜Pa及び赤外線受光(第2受光素子)トランジスタPb〜Pbと、これらを支持する支持部材76とによって構成される。赤外線発光ダイオードLa〜La,Lb〜Lbは、赤外線波長の光を発生する発光ダイオードで、赤外線受光トランジスタPa〜Pa,Pb〜Pbは、赤外線波長の光を受光する受光モジュールである。なお、以下の説明からは、赤外線発光ダイオードLa〜La,Lb〜Lb及び赤外線受光トランジスタPa〜Pa,Pb〜Pbを「受発光素子全体」と呼び、赤外線発光ダイオードLa〜La,Lb〜Lbの全体を「赤外線発光ダイオード全体」と呼び、赤外線受光トランジスタPa〜Pa,Pb〜Pbの全体を「赤外線受光トランジスタ全体」と呼ぶ場合がある。
支持部材76は、全体が樹脂製の材質にて形成され、赤外線発光ダイオードLa〜La及び赤外線受光トランジスタPa〜Paを支持する台座76cの部位と、赤外線発光ダイオードLb〜Lb及び赤外線受光トランジスタPb〜Pbを支持する台座76bの部位と、該台座76bの上方から覆うように取り付けられたカバー部材76aとを有した、3層構造をなしている。そして、該カバー部材76aの内側面は光透過性を有することから、カバー部材76aに覆われた赤外線発光ダイオード全体から投射された光は、該内側面を透過して、それぞれ対をなす赤外線受光トランジスタ全体に向けて投射されるものとなる。
上記台座76cに配置された赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線受光トランジスタPa〜Paとを結ぶ空間、つまり赤外線発光ダイオードLa〜Laから光が投射される空間は、遊技者が指示操作する際に指を位置させる操作領域PLaとする(図6参照)。また、台座76bに配置された赤外線発光ダイオードLb〜Lbと赤外線受光トランジスタPb〜Pbとを結ぶ空間、つまり赤外線発光ダイオードLb〜Lbから光が投射される空間は、遊技者が指示操作する際に指を位置させる操作領域PLbとする(図6参照)。そして、これら操作領域PLaと操作領域PLbとを含めた空間領域は、操作領域PLとする。
上述したように、層状に形成された台座76cと台座76bとに配置された赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線発光ダイオードLb〜Lbとは、操作領域PLの垂直方向において異なる高さに位置するものとなる。これにより、該赤外線発光ダイオードLa〜Laから投射された光の光路と、該赤外線発光ダイオードLb〜Lbから投射された光の光路とは、その互いの高低差により、交差することなく、それぞれ対をなす赤外線受光トランジスタPa〜Pa,Pb〜Pbに到達することとなる。
また、赤外線発光ダイオードLa〜La,Lb〜Lbのうち、例えば、赤外線発光ダイオードLaは、図8(a)に示すように、台座76cに設けられたスリット部材86に左右側方を挟まれた状態で配置される。これにより、該赤外線発光ダイオードLaの光は、該スリット部材86に形成された隙間86aから指向性が高められた状態で投射される。また、赤外線受光トランジスタPa〜Pa,Pb〜Pbのうち、例えば、赤外線受光トランジスタPaは、図8(b)に示すように、台座76cに設けられた遮蔽部材87に左右側方を挟まれた状態で配置される。このようなスリット部材86及び遮蔽部材87が設けられることにより、本実施の形態における受発光素子全体は、外乱光等のノイズの影響を受けにくい構造となっている。なお、以下では、特に補足の無い限り、上述した赤外線波長の光を単に光と呼ぶこととし、発光及び受光という記載についても赤外線波長の光の発光又は受光を意味するものとする。
一方、センサユニット80における、受発光素子全体は、図9に示すように、CPU(不図示)を有した制御部79と、該制御部79と接続された発光素子切換回路81、受光素子切換回路82、発光素子駆動回路83、及び受光素子駆動回路85とによって駆動制御される。
発光素子切換回路81は、赤外線発光ダイオード全体のそれぞれの通電状態を切り換えるスイッチング素子SLa〜SLa,SLb〜SLbを有し、制御部79及び発光素子駆動回路83と接続されている。また、発光素子駆動回路83は、制御部79及び発光素子切換回路81と接続されている。制御部79は、発光素子切換回路81に切換信号を送信することにより、スイッチング素子SLa〜SLa,SLb〜SLbのうち所要のものを閉じるように制御するとともに、発光素子駆動回路83に駆動信号を送信して該発光素子駆動回路83から発光素子切換回路81に電流(パルス電流)を供給するように駆動制御する。
受光素子切換回路82は、赤外線受光トランジスタ全体のそれぞれの通電状態を切り換えるスイッチング素子SPa〜SPa,SPb〜SPbと、論理積回路Aa1〜Aan,Ab1〜Abn,・・・An1〜Annとを有し、制御部79及び受光素子駆動回路85と接続されている。また、受光素子駆動回路85は、制御部79及び受光素子切換回路82と接続されている。制御部79は、受光素子切換回路82に切換信号を送信することにより、スイッチング素子SPa〜SPa,SPb〜SPbのうち所要のものを閉じるように制御するとともに、受光素子駆動回路85に駆動信号を送信して該受光素子駆動回路85から受光素子切換回路82に電流を供給するように駆動制御する。
更に、上記した受光素子切換回路82におけるスイッチング素子SPa〜SPaには、図9に示すように、それぞれ論理積回路Aa1〜Aan,Ab1〜Abn,・・・An1〜Annの一方の各入力端子が接続され、スイッチング素子SPb〜SPbには、それぞれ論理積回路Aa1〜Aan,Ab1〜Abn,・・・An1〜Annの他方の各入力端子が接続されている。そして、これら論理積回路Aa1〜Aan,Ab1〜Abn,・・・An1〜Annは、以下のようにして受発光素子全体の検知処理に関わる。例えば、制御部79の制御を受けて、図9に示すように、スイッチング素子SLbが閉じられて赤外線発光ダイオードLbが発光状態にされると、対応するスイッチング素子SPbが閉じられて赤外線受光トランジスタPbが受光状態となる。この受光状態において、スイッチング素子SPbに接続された論理積回路Aaの一方の入力端子は、その電圧レベルがLow「0」の状態となっている。ここで、赤外線発光ダイオードLbからの光Inbが遮断されると、上記論理積回路Aaの一方の入力端子における電圧レベルはHigh「1」となる。更に、上記遮断された際に、例えば、赤外線発光ダイオードLaからの光が遮断された場合には、同様にして、論理積回路Aaにおける他方の入力端子の電圧レベルがLow「0」からHigh「1」になる。このような入力端子の状態変化により、該論理積回路Aaは、制御部79に対してHigh「1」を出力端子から出力することとなる。なお、上記例示したスイッチング素子SLb,SPbが開放状態にある場合には、論理積回路Aaの一方の入力端子をフローティング状態とせず、抵抗等によりプルダウンしてもよい。また、上記した上記論理積回路Aa以外の論理積回路Aa1,Aa3〜Aan,Ab1〜Abn,・・・,An1〜Annにあっても、その構成及び作用が上記論理積回路Aaと同様であるためその説明は省略する。
前述したように、赤外線発光ダイオード全体のそれぞれは、発光素子駆動回路83からの電流が通電されることにより、それぞれ対をなす赤外線受光トランジスタ全体のそれぞれに向けて光を発するように動作する。また、受光素子切換回路82は、赤外線受光トランジスタ全体のうちの所要のものに切り換え、赤外線発光ダイオード全体からの光をそれぞれ対応するもので受光し、例えば前述した論理積回路Aaを通してその検出信号を受光素子駆動回路85及び制御部79に出力する。
詳細には、赤外線発光ダイオードLb〜Lbは、図9に示す操作領域PLの対向する縁部の片側に配置されており、その光は操作領域PLの正面視下側から上方に向って発せられ(同図の光(第2投射光)Inb〜Inb参照)、正面視上側に配置された赤外線受光トランジスタPb〜Pbによってそれぞれ受光される。また、赤外線発光ダイオードLa〜Laは、上記縁部に直交して対向する縁部の片側に配置されており、その光は操作領域PLの正面視左側から右方に向って発せられ(同図の光(第1投射光)Ina〜Ina参照)、正面視右側に配置された赤外線受光トランジスタPa〜Paによってそれぞれ受光される。
そして、上記のように受発光制御されている中、遊技者によって操作領域PL内に指が指し入れられると、赤外線発光ダイオードLa〜La及び赤外線発光ダイオードLb〜Lbにより投射された光のうちから該指の位置に該当する光が遮断され、この遮断された位置が受光素子駆動回路85によって操作領域PLにおける座標値データとして検出されることとなる。
なお、本実施の形態にあっては、赤外線発光ダイオードLa〜La及び赤外線発光ダイオードLb〜Lbからの投射光のうちのいずれかが遮蔽状態となった場合、つまり受光素子駆動回路85によって座標値データが検出状態にある間は、制御部79が、発光素子駆動回路83及び受光素子駆動回路85に対し、その遮蔽状態にあるもの以外への駆動信号の送信を停止制御する。
ここで、前述した画像表示装置74下部に表示された13個の手牌図柄及び自摸牌図柄は、保護用アクリル板72や操作領域PL等を通して遊技者から視認されるものとなっている。例えば、遊技者が、上記13個の手牌図柄及び自摸牌図柄の中から、図5の「南」の牌を捨て牌として決定し、その捨て牌時の操作として同図の最右端に表示された「南」の牌に向って指を押し当てるように操作したとする。すると、該遊技者の指は、図9に示すような、赤外線発光ダイオードLaと赤外線発光ダイオードLb(n−1)(不図示であるが赤外線発光ダイオードLbの正面視一つ左側の赤外線発光ダイオード)とが発するそれぞれの光を遮断することから、これに該当する操作領域PL上の座標データが導出される。該座標データは、上記した「南」の牌の表示位置を示すものとして不図示のデータベースに予め登録されていることから、この座標に位置している「南」の牌が捨て牌として認識されることとなる。なお、上記した画像表示装置74下部に表示された13個の手牌図柄及び自摸牌図柄の表示位置は、操作領域PL上において、特に捨て牌押圧位置16a、16b、…、16m及び自摸牌押圧位置35と呼ぶ(図5参照)。
続いて、上述した雀球遊技機1の遊技手順とこの手順に伴う各処理の概要について説明する。すなわち、1ゲームは、遊技者がメダル投入口15へメダルを投入して、遊技開始ボタン24を押圧し、14個の手牌が操作ユニット14の画像表示装置74上に配牌表示されることによりスタートする。
つまり、遊技者がメダル投入口15にメダルを投入し、遊技開始ボタン24を押圧すると、1ゲームの遊技が開始できる状態になり、引き続き、ゲームを開始するために必要な14個の配牌の図柄が自動的に決められ、画像表示装置74下部の手牌表示部36と自摸牌表示部39に表示される。更に、表ドラの牌の図柄の画像が、画像表示装置74の表ドラ表示領域29に表示され、ビッグ役及びチャンス役が、ビッグゲーム上がり役表示領域32とチャンスゲーム上がり役表示領域33とにそれぞれ表示される。そして、遊技の開始条件が整ったことが画面表示又は音声で遊技者に報知される。この状態において、遊技者は、手牌表示部36と自摸牌表示部39に表示されている牌の図柄の中から、捨て牌を選択し、捨て牌操作を行う。
遊技者は、捨て牌を決めると、この捨て牌の図柄が表示された位置を接触して指示するため、画像表示装置74に向けて指(例えば人差し指)を伸ばす。このとき、画像表示装置74の前面には保護用アクリル板72が配置されていることから、伸ばされた指は該保護用アクリル板72に接触するなどして止まり、指先が操作領域PL内に位置することとなる。
制御部79は、遊技中の遊技状態に応じて、操作領域PLを囲むように配置された赤外線発光ダイオードLa〜La,Lb〜Lb及び赤外線受光トランジスタPa〜Pa,Pb〜Pbを、発光素子切換回路81、受光素子切換回路82、受光素子駆動回路85、及び発光素子駆動回路83によってそれぞれ受発光制御し、操作領域PL内における座標検知を行う。
捨て牌の操作時にあって、制御部79は、特に画像表示装置74の下部における手牌表示部36及び自摸牌表示部39の座標を検出するため、図9の正面視右方向に光を発する赤外線発光ダイオードLa(n―1),Laと、図9の正面視上方向に光を発する赤外線発光ダイオードLb〜Lbとを発光制御する。そして、制御部79は、上記した光の投射のそれぞれと同期させて、赤外線受光トランジスタPa(n―1),Pa,Pb〜Pbを、受光動作させるように受光素子切換回路82に切換信号を送信する。
ここで、遊技者が捨て牌として選択した牌が、仮に、図5に示した手牌表示部36の左から2番目に示された「五萬」であったとする。遊技者は、操作ユニット14にて上記五萬の牌図柄を指示する際には、赤外線発光ダイオードLaからの光Ina(図9参照)と、赤外線発光ダイオードLbからの光Inb(図9参照)とが平面視で重なる点M(図9参照)を含む近傍に指を位置させる。
このとき、赤外線発光ダイオードLbが台座76bに配置されており、赤外線発光ダイオードLaが該台座76bより低い位置の台座76cに配置されていることから、図10に示すように、光Inaと光Inbとは異なる高さで投射されている。これにより、光Inaと光Inbとが同時に投射された場合にあっても、互いに交わることがないため、光の交差に起因する干渉の発生を防ぐことができるものとなる。
そして、上記した五萬の牌の選択を行う際、遊技者が自身の指を操作ユニット14の保護用アクリル板72に近づけていくと、光Inbと光Inaとがこの順序で遮蔽されていく。これにより、光Inb,Inaの遮蔽された旨が、それぞれ赤外線受光トランジスタPb,Pa、論理積回路An、及び受光素子駆動回路85を介して制御部79に検出されることとなる。制御部79は、該検出に基づき、五萬の牌図柄が捨て牌として遊技者に指示されたものと判定する。
なお、上記したように、光Inbと光Inaとが遮蔽された場合には、発光素子駆動回路83及び受光素子駆動回路85は、赤外線発光ダイオードLb以外の赤外線発光ダイオードLb,Lb〜Lbと、赤外線発光ダイオードLa以外の赤外線発光ダイオードLa〜La(n−1)との受発光駆動をそれぞれ停止制御する。これにより、検出状態にある以外の受発光素子で消費される電力を抑えることができる。
遊技者により、上記した捨て牌操作が終わると、次に遊技球が遊技球発射位置に1球送られ、遊技球発射レバー4の操作で遊技盤面2内に遊技球を発射できる状態になる。
遊技者が遊技球を発射し、この遊技球が入球口11a,11b,11c,…の何れかに入球すると、該入球に対応する牌(自摸牌)の図柄が不図示の自摸牌表示部に表示される。この牌を自摸ったことで和了しない場合、遊技者は、14個の手牌の中から不要と思われる1個の牌を捨てる捨て牌操作を行う。そして、遊技者は、このような操作を順次実行していき、所望の上がり役が聴牌(テンパイ)したと判断した時点で、リーチボタン18を操作してリーチをかけ、或いはリーチをかけずに、1ゲーム中で発射可能な遊技球数が尽きるまで上がり牌を自摸る操作を続ける。なお、上記リーチボタン18を操作してリーチをかけた場合には、図5に示すような裏ドラの牌の図柄の画像が、画像表示装置74の裏ドラ表示部30に表示される。そして、遊技者が捨て牌ボタン16a,16b,…、等の各種の操作ボタンを操作し、該操作に基づいて各種センサから発生される入力信号及び制御信号に基づき、1ゲームが進行していくことになる。
次いで、赤外線発光ダイオード及び赤外線受光トランジスタの他の配置例について説明する。図11は、赤外線発光ダイオード及び赤外線受光トランジスタの他の配置例を示す説明図である。なお、同図の中で用いる図1ないし図10と同符号のものは、構成及び作用が同様のものとしてその説明を省略する。また、以下の説明で図11中に記載が無い符号についても、図1ないし図10に記載のものを援用し、その説明を省略する。
すなわち、一般に、光は、光源から離れるに従って照射面積の広がる光路形状となる。例えば、図8に示したように、赤外線発光ダイオードLaをスリット86にて挟み、その投射光を線状に細くした場合にあっても、赤外線受光トランジスタPaに到達する近辺では、投射された初期段階の幅に比して広がった状態となる。このことは、図11に示す赤外線発光ダイオードLc〜Lcにあっても同様であり、その中の例えば赤外線発光ダイオードLcがスリット(図示を省略)に挟まれた状態にあっても、その投射する光は同図の光路S1に示したように広がるものとなる。
これにより、前述した赤外線発光ダイオードLa〜La,Lb〜Lbのように、発光する側の素子を隣り合って並べて配置した場合には、投射された光の最終的な広がりの範囲を考慮して、その隣り合う間隔を広げて配置する必要が生じる。従って、各赤外線発光ダイオードの光の投射方向近傍においては、光路間に隙間が生じるものとなっていた。
そこで、図11の正面視上側に示すように、赤外線発光ダイオードLcの隣に赤外線受光トランジスタPcを配置し、更に赤外線受光トランジスタPcの隣に赤外線発光ダイオードLcを配置するように、赤外線発光ダイオードと赤外線受光トランジスタとが交互となるように配置する。また、上記した配置すると、図11の正面視下側にあっても、赤外線受光トランジスタPc、赤外線発光ダイオードLc、及び赤外線受光トランジスタPcという順となり、もちろん赤外線発光ダイオードと赤外線受光トランジスタとが交互となるように配置される。
このように、赤外線発光ダイオードLc〜Lcと赤外線受光トランジスタPc〜Pcとを互い違いに隣り合うように配置すると、各赤外線発光ダイオードLc〜Lcによって形成される光路形状の起伏に合わせた状態で配置させることができるものとなる。従って、それぞれの隣り合う配置間隔を狭めることができるようになるので、配置空間の節約を図ることができるようになる。従って、同じ面積のタッチパネルにあっても、配置させる赤外線発光ダイオード及び赤外線受光トランジスタの組数を増やすことができるので、検出範囲の微細なきめの細かい検出をすることができるものとなる。
なお、以上説明した本実施の形態では、赤外線発光ダイオードLa〜Laからの投射光と赤外線発光ダイオードLb〜Lbからの投射光とを交わらせないため、赤外線発光ダイオードLa〜La及び赤外線受光トランジスタPa〜Paと、赤外線発光ダイオードLb〜Lb及び赤外線受光トランジスタPb〜Pbとの操作領域PLの垂直方向における配置高さを異ならせるものとして説明している。この際、赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線受光トランジスタPa〜Paとではその配置高さを同様としており、また、赤外線発光ダイオードLb〜Lbと赤外線受光トランジスタPb〜Pbとでもその配置高さを同様としている。
しかし、赤外線発光ダイオードLa〜Laからの投射光と、赤外線発光ダイオードLb〜Lbからの投射光とが交わらない状態にあれば、例えば、赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線受光トランジスタPa〜Paとの配置高さを異ならせてもよい。なお、この場合には、赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線受光トランジスタPa〜Paとの両者で、いずれの配置位置を高く(又は低く)してよいのは勿論である。また、このことについては、赤外線発光ダイオードLb〜Lbと赤外線受光トランジスタPb〜Pbとにあっても同様となる。
以上のように本実施の形態では、操作領域PLの対向する縁部に赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線受光トランジスタPa〜Paとがそれぞれ配置され、上記縁部と略々直交するように対向する縁部に赤外線発光ダイオードLb〜Lbと赤外線受光トランジスタPb〜Pbとがそれぞれ配置された操作ユニット14を備えた雀球遊技機1に、赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線発光ダイオードLb〜Lbとを、同時に投射された際の光Ina〜Inaと光Inb〜Inbとが交わらないように、操作領域PLの垂直方向において異なる高さに配置する。これにより、赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線発光ダイオードLb〜Lbとから投射される例えば光Inaと光Inbとが交差することを防ぐことができることから、光の減衰を招く干渉等の要因を解消することができるようになる。従って、赤外線発光ダイオードLa〜La,Lb〜Lbから投射する各光を、対を成す赤外線受光トランジスタPa〜Pa,Pb〜Pbへ安定して到達させることができるようになり、このような受発光素子を採用したタッチパネルにおける検出感度の低下を防止することができるものとなる。
また、操作ユニット14は、例えば、赤外線発光ダイオードLaから赤外線受光トランジスタPaに向けて投射する光Inaの遮蔽を検出している間は、他の赤外線発光ダイオードLa〜Laとそれぞれに対となる赤外線受光トランジスタPa〜Paとの受発光駆動を停止する。また、例えば、赤外線発光ダイオードLbから赤外線受光トランジスタPbに向けて投射する光Inbの遮蔽を検出している間は、他の赤外線発光ダイオードLb〜Lbとそれぞれに対となる赤外線受光トランジスタPb〜Pbとの受発光駆動を停止する。このように、赤外線発光ダイオードLa〜La及び赤外線発光ダイオードLb〜Lbからの投射光のうちのいずれかが遮蔽状態となった場合、つまり受光素子駆動回路85によって座標値データが検出状態にある間は、制御部79が、発光素子駆動回路83及び受光素子駆動回路85に対し、その遮蔽状態にあるもの以外への駆動信号の送信を停止制御することができる。これにより、遮蔽状態を検出している以外の受発光素子が消費し得る分の電力を節約することができるようになる。
また、操作領域PLの対向する縁部対の少なくとも一方に、赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線受光トランジスタPa〜Pa、又は、赤外線発光ダイオードLb〜Lbと赤外線受光トランジスタPb〜Pbが、それぞれ隣り合って互い違いとなるように配置されてなる。一般に、光は、光源から離隔するに従って照射面積の広がる光路形状となる。従って、赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線受光トランジスタPa〜Pa、及び/又は、赤外線発光ダイオードLb〜Lbと赤外線受光トランジスタPb〜Pbを、それぞれ隣り合うように並べた場合、この光路形状の起伏に合わせて配置させることができるので、各素子間の間隔を狭め、配置空間を節約することができるようになる。このことにより、同じ面積のタッチパネルにあっても、赤外線発光ダイオードLa〜Laと赤外線受光トランジスタPa〜Pa、及び/又は、赤外線発光ダイオードLb〜Lbと赤外線受光トランジスタPb〜Pbの、それぞれ配置し得る組数を増やすことができるので、検出範囲の微細なきめの細かい検出をすることができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の本実施の形態における雀球遊技機を示す斜視図である。 図1における遊技盤面部を抜粋して示す斜視図である。 本雀球遊技機の前枠全体を開放して裏枠の内部構造を示す正面図である。 操作ユニットを示す正面図である。 図4における操作ユニットの画面例を説明するための説明図である。 図4中のA―A線に沿って断面した側方断面図である。 操作ユニットを操作パネルから取り出して斜め上方から視認した斜視図である。 センサユニットに近接した図で、(a)は赤外線発光ダイオードの斜視図、(b)は赤外線受光トランジスタの斜視図である。 センサユニットの検出制御に係る回路構成を示した回路図である。 2つの赤外線発光ダイオードに近接してそれぞれの光路を例示した図である。 赤外線発光ダイオード及び赤外線受光トランジスタの他の配置例を示す説明図である。
符号の説明
1 遊技機(雀球遊技機)
14 操作検出手段(操作ユニット)
Ina〜Ina 第1投射光(光)
Inb〜Inb 第2投射光(光)
La〜La 第1発光素子(赤外線発光ダイオード)
Lb〜Lb 第2発光素子(赤外線発光ダイオード)
Pa〜Pa 第1受光素子(赤外線受光トランジスタ)
Pb〜Pb 第2受光素子(赤外線受光トランジスタ)
PL 操作領域

Claims (3)

  1. 操作領域の対向する縁部にそれぞれ配置された第1発光素子と該第1発光素子の発光により投射される第1投射光を受光する第1受光素子と、前記縁部と略々直交するように対向する前記操作領域の縁部にそれぞれ配置された第2発光素子と該第2発光素子の発光により投射される第2投射光を受光する第2受光素子と、を有し、前記操作領域にて第1及び第2投射光を遮蔽する操作を検出する操作検出手段を備え、該検出に応じて出力される操作情報に応じて遊技進行してなる遊技機において、
    前記第1発光素子と前記第2発光素子とが、前記操作領域の垂直方向において異なる高さに配置されてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作検出手段は、
    前記第1発光素子と前記第1受光素子との組を複数有する場合、該複数のうちのいずれか1組で前記第1投射光の遮蔽を検出している間は他の組の受発光駆動を停止し、また、前記第2発光素子と前記第2受光素子との組を複数有する場合、該複数のうちのいずれか1組で前記第2投射光の遮蔽を検出している間は他の組の受発光駆動を停止してなる、
    請求項1記載の遊技機。
  3. 前記操作領域の対向する縁部対の少なくとも一方に、前記第1発光素子と前記第1受光素子、又は、前記第2発光素子と前記第2受光素子が、それぞれ隣り合って互い違いとなるように配置されてなる、
    請求項1又は2記載の遊技機。
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