JP6457453B2 - 遊技機 - Google Patents
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この種の遊技機として、下記の特許文献1を例示する。
これにより、図柄変動ゲームに対する興趣を向上させることができる。
まず、本実施形態の遊技機10の概要について、図1、図6、図7を用いて説明する。図1は、遊技機10の正面図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。図7は、擬似連演出に用いられる演出図柄を例示した図である。
遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であって、図柄表示制御手段と、演出制御手段と、を備える。
本実施形態における図柄表示制御手段は、第1特別図柄表示制御部151及び第2特別図柄表示制御部152によって実現される。また、特別遊技の報知に用いられる上記の図柄は、いわゆる特別図柄である。
本実施形態における演出制御手段は、演出制御部210によって実現される。演出制御部210によって実行されうる演出は、上記の擬似連演出に限られず、例えばリーチ演出や先読み演出等が含まれてもよい。
変動サイクルの区切りを遊技者に認識させる態様は特に制限されず、例えば、演出表示装置80の表示領域の一部に上記のnに相当する数字を表示することによって認識させてもよいし、変動サイクルの区切りが到来したタイミングに合わせて特定の演出を実行することによって認識させてもよい。
本実施形態においては、図7に示すように、動物が描かれているカードを模した演出図柄群(図7(a)参照)、横向きに疾走する動物を模した演出図柄群(図7(b)参照)、手前方向に疾走する動物を模した演出図柄群(図7(c)参照)、これら3セットの演出図柄群に共通して描かれている数字部分のみで構成されている演出図柄群(図7(d)参照)、といった4セットの演出図柄群が予め用意されている。
以下、本実施形態に係る遊技機10についてより詳しく説明する。
図1から図4を用いて遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す瞰図である。図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図である。
なお、図1から図4に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
メイン表示部81に表示される演出図柄群の変動表示において、表示される演出図柄群は、一又は複数の列をなす。変動表示されている演出図柄群がなす列の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、又はこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで奥行き方向とは、実際にはメイン表示部81の表示画面上の平面的な表示変動であるにも関わらず、メイン表示部81の奧方から手前方向又はその逆方向に演出図柄が変動しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一具体例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
第1特別図柄は、「特図1」と略称される場合があり、第2特別図柄は、「特図2」と略称される場合がある。また、特別図柄は、「特図」と略称される場合がある。
なお、以下、普通図柄のことを「普図」と略して表記する場合がある。
また、以下の説明において、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に普通図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
或いは、以下の説明において、上述のメイン表示部81に表示される演出図柄の変動表示は、「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」や「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と区別して「演出図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
なお、以下の説明において、単に「図柄変動ゲーム」と称した場合には、特段の説明がない限り「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」を意味する。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
第1始動口57に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第1特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第2特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
大入賞口55の上方には特別電動役物65が配設されている。特別電動役物65は、大入賞口55に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL1の作動により開放状態または閉鎖状態のいずれかに遷移する。
特別電動役物65が開放状態である場合には、大入賞口55への遊技球の入球が容易となるため、賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
なお、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が普通入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されている。
続いて、図5又は図6を用いて遊技機10の制御構成について説明する。なお、上述した図1から図4に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図5は、遊技機10の主要な電気的構成を示すブロック図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
なお、図5又は図6で図示される各構成要素は本実施形態の遊技機10を説明する上で必要な構成要素を挙げたものであり、ここに図示しない構成要素を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成要素の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成要素が省かれても良い。
より具体的には、メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201、RAM102又はRAM202、ROM103又はROM203などを有している。メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201がROM103又はROM203から読み出した制御プログラムを実行し、RAM102又はRAM202に種々のデータを書き込み又は読み出しを行うことにより種々の機能を実現する。
図5では、一つのサブ制御基板200が図示されているが、サブ制御基板200は、複数の基板で形成されていてもよい。サブ制御基板200が複数の基板で形成される場合、メイン制御基板100に複数のサブ制御基板200が並列に接続されていてもよいし、メイン制御基板100に対して複数のサブ制御基板200が階層的に接続されていてもよい。
また、各機能構成を実現する基板は、図5に示される基板に限定されるものではなく、メイン制御基板100若しくはサブ制御基板200又は他の基板上で実現されてもよい。
特図遊技制御部120は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
普図遊技制御部130は、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
遊技状態制御部140は、大当り遊技を制御する機能、確変状態や変短状態を管理し、これらの付与や解除(通常遊技状態への移行)を制御する機能を有する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、又は、普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる。
情報伝送部190は、メイン制御基板100で実現される各機能構成にて生成された制御情報(コマンド)をサブ制御基板200上で実現される機能構成(例えば、演出制御部210等)に伝送する。情報伝送部190によって伝送されるコマンドには、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態の有無、変短状態の有無、保留されている乱数に関する情報、大当り遊技の実行に関する情報等が含まれてもよい。
演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、またはスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
以下、始動口の入球時処理を制御する始動口入球時処理部110について詳述する。
始動口入球時処理部110は、特図保留制御部111と、事前判定部112と、を有する。
また、特図保留制御部111は、第2始動口59に遊技球が入球した時、即ち第2始動口59に入賞した時に、保留されている乱数M2の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M2を取得して保留させる。
特図保留制御部111は、第1始動口57の入賞を契機として取得される乱数M1と、第2始動口59の入賞を契機として取得される乱数M2と、を区別して保留する。
このとき、図柄表示制御部150は、特図保留制御部111の要求に応じて、保留されている乱数の数をLEDの発光パターンによって図柄表示装置90に表示させてもよい。
また、演出制御部210は、情報伝送部190を介して入力したコマンドに応じて、保留されている乱数の個数に等しい数の保留玉を、演出表示装置80に表示させてもよい。
また、事前判定部112は、事前判定の他に、事前判定の結果に基づく演出に関する処理を実行してもよい。ここで「事前判定の結果に基づく演出」とは、例えば、事前判定の対象となった乱数を表す保留玉の色彩や形態等を変化させる演出や、事前判定の対象となった乱数を表す保留玉が表示されている期間(いわゆる先読みゾーン)にわたって実行される演出等が挙げられる。
なお、「事前判定の結果に基づく演出」は、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有する構成になっていることがあり、当該構成である場合には後述する連続演出に該当する。
以下、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する特図遊技制御部120について詳述する。
特図遊技制御部120は、当否判定部121と、特図選択部122と、リーチ抽選部123と、変動パターン決定部124と、を有する。
このような処理を、以下の説明において優先処理と称する場合がある。
より具体的には、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は乱数抽選を行うことによって当選を示す特別図柄(当選図柄)を選択する。即ち、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は、予め複数とおりに用意されている当選図柄のうちいずれか一つを選択する。
或いは、当否判定部121によって落選が判定された場合、特図選択部122はハズレを示す特別図柄(ハズレ図柄)を一意に決定する。
当否判定部121によって乱数M2が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第2特別図柄表示制御部152によって第2特別図柄表示装置92に表示される。
なお、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果はハズレであるため、当該図柄変動ゲームでリーチ演出を実行したとしても最後に仮停止する列の演出図柄は他の列の演出図柄と異なる種別になる。
また、当否判定部121によって当選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果は当選であるため、リーチ抽選部123による抽選が行われずとも、当該図絵の実行中には原則としてメイン表示部81においてリーチ演出が行われ、さらに最後に仮停止する列の演出図柄が他の列の演出図柄と同種になる。
変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、第1特別図柄表示制御部151または第2特別図柄表示制御部152に対する制御情報として出力され、当該制御情報を入力した第1特別図柄表示制御部151または第2特別図柄表示制御部152は当該制御情報が示す時間にわたって特別図柄に係る図柄変動ゲームを実行する。
また、変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、情報伝送部190を介して伝送されるコマンドとして演出制御部210に出力され、当該コマンドを入力した演出制御部210は当該コマンドに含まれる変動パターンを用いて演出(リーチ演出等)を制御する。より具体的には、演出制御部210は、入力した変動パターン(変動時間情報)が示す時間に合わせて、当該変動パターンに基づく演出図柄に係る図柄変動ゲームを終了させるように演出図柄の変動態様およびそれに付随する演出態様を決定して実行する。
これにより、演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行時間に合わせて、当該図柄変動ゲームに対する演出を実行することができる。
以下、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する普図遊技制御部130について詳述する。
普図遊技制御部130は、普図保留制御部131と、普図抽選部132と、普通電役制御部133と、を有する。
普通電役制御部133は、変短制御部144によって変短状態が付与されているとき、開放状態をとる時間が単位時間あたりで増加するように普通電動役物61を制御する。即ち、普通電役制御部133の制御は、後述する変短制御部144による変短状態の付与に起因して変動する。
以下、大当り遊技、確変状態、及び変短状態を制御する遊技状態制御部140について詳述する。
遊技状態制御部140は、大当り制御部141と、確変制御部143と、変短制御部144と、を有している。
ここで確変状態とは、当否判定部121による当否判定の当選確率が通常遊技状態より高確率になる遊技状態をいう。
ここで変短状態とは、以下の少なくとも一つが行われる遊技状態をいう。
(i)普図抽選部132による抽選の当選確率が通常遊技状態より高確率になる。
(ii)普通電動役物61の開放時間が通常遊技状態より延長される。
(iii)普通電動役物61の開放回数が通常遊技状態より増加される。
(iv)普通図柄表示装置93における一回あたりの変動表示時間が通常遊技状態より短縮される。
なお、(i)において言及した普図抽選部132によって行われる抽選の当選確率は、通常遊技状態において零であっても良いし、零でなくても良い。
なお、本実施形態に係る確変状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、特定領域に遊技球が入球したことを契機として確変状態を付与してもよい。
なお、本実施形態に係る確変状態の解除条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の解除条件はこの例に限られない。例えば、特別図柄に係る図柄変動ゲームの回数に関わらず大当り遊技に当選することのみを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。或いは、確変状態を解除するか否かを決定する抽選(転落抽選)に当選することを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。
なお、本実施形態に係る変短状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合の一部を契機として、変短制御部144は変短状態を付与してもよい。
なお、変短制御部144による変短状態の解除条件は、確変状態の解除条件と同一の条件であってもよいし、異なる条件であってもよい。本実施形態に即していえば、変短状態の解除に係る所定回数は、確変状態の解除に係る所定回数と同一の回数であってもよいし、異なる回数であってもよい。
まず、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122によって特別図柄が選択され、選択された特別図柄が第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92に停止表示された後に、大当り制御部141は大当り遊技を開始させる。
大当り遊技が開始されると、大当り制御部141は演出制御部210に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は当該コマンドに従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。なお、本実施形態に係るオープニング演出では、遊技者に右打ちを推奨する等して、大入賞口55に向かう第2流路Yへの遊技球の打ち出しを促すことが好ましい。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド回数)を上限として複数回行われる。ラウンド遊技では、大入賞口55が所定回数(例えば1回)開放される。また、開放された大入賞口55に規定個数の遊技球が入球した後、または規定時間(ラウンド遊技時間)が経過後に、大入賞口55が閉鎖されてそのラウンド遊技が終了する。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55が所定時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55が開放される。
特別電役制御部142は、大当り制御部141から受けた制御情報に従って、特別電動役物65を開放させる。
特別電役制御部142は、特別電動役物65を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW7の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部142は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL1を作動させて特別電動役物65を閉鎖させる。
規定のラウンド回数が終了すると、大当り制御部141は情報伝送部190を介して演出制御部210に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関するコマンドを出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り制御部141は大当り遊技を終了させる。
以下、各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について詳述する。
図柄表示制御部150は、第1特別図柄表示制御部151と、第2特別図柄表示制御部152と、普通図柄表示制御部153と、を有する。
第1特別図柄表示制御部151は、第1特別図柄表示装置91における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
第2特別図柄表示制御部152は、第2特別図柄表示装置92における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
普通図柄表示制御部153は、普通図柄表示装置93における普通図柄の変動表示と停止表示を制御する。
演出制御部210は、予告演出を実行する場合、予告演出に係る演出表示を演出表示装置80に表示させる。特に特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に関していえば、演出制御部210は、複数列の演出図柄群がスクロールした後に確定停止した演出図柄の組合せによって、特別遊技(大当り遊技)に当選したか否かを、演出表示装置80に報知させる。
演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中において、演出制御部210は、図柄表示装置90による特別図柄の変動時間に合わせて、演出表示装置80による演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)を実行させている。換言すれば、演出制御部210は、図柄表示装置90における一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームと、演出表示装置80における一回の演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)とを、原則として対応付けて実行する。
ただし、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有している予告演出が実行される場合や、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームに対して複数回の演出図柄の変動表示を含む予告演出が実行される場合もある。前者の代表例は連続演出と称される予告演出であり、後者の代表例は擬似連演出と称される予告演出である。
また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
また、演出制御部210は、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84の移動制御を実行することができ、さらに図5では図示していないが、いわゆる装飾可動体の移動制御を実行することができてもよい。
続いて、本発明に係る擬似連演出について、図7から図19を用いて説明する。
図7は、擬似連演出に用いられる演出図柄を例示した図である。図8から図18は、メイン表示部81の表示画面の一具体例を示す図である。図19は、遊技機10が実行しうる擬似連演出の態様を示すテーブルである。
ここで第一属性及び第二属性は、いずれも演出表示装置に表示されている演出図柄から視認可能な特徴である点において共通している。一方、第一属性は同一セットの演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別可能であるのに対して、第二属性は異なるセットの演出図柄群を識別可能になっている点において相違する。なお、第一属性及び第二属性は、互いに分離可能な表示態様によって表されてもよく、一体不可分な表示態様によって表されてもよい。
本実施形態に即していえば、演出図柄の第一属性には、演出図柄に描かれている数字、及び演出図柄に動物が描かれている場合には動物の種類が該当する。また、演出図柄の第二属性には、演出図柄に動物が描かれているか否か、演出図柄がカードを模しているか否か、及び演出図柄がカードを模していない場合には描かれている動物の向きが該当する。
図7(a)は、カードを模した演出図柄であって、カードの中に動物と数字が描かれている。以下、この表示態様の演出図柄群を第一演出図柄群と称する。
図7(b)は、横向きの動物が描かれている演出図柄であって、動物の脇に数字が描かれている。以下、この表示態様の演出図柄群を第二演出図柄群と称する。
図7(c)は、手前向きの動物が描かれている演出図柄であって、動物の脇に数字が描かれている。以下、この表示態様の演出図柄群を第三演出図柄群と称する。
図7(d)は、数字が描かれている演出図柄であって、他の演出図柄群には描かれている動物が描かれていない。以下、この表示態様の演出図柄群を第四演出図柄群と称する。
また、第一演出図柄群、第二演出図柄群、及び第三演出図柄群は、第一属性である数字と動物の種類との対応付けが共通している。例えば、図7に示すとおり、数字「7」には「ライオン」が対応している。また、同図には図示しないが、数字「3」には「ゾウ」が、数字「4」には「シマウマ」が、数字「5」には「カバ」が、数字「6」には「トラ」がそれぞれ対応している。
なお、上記に含まれない他の演出図柄(例えば、数字「1」や数字「2」が描かれている演出図柄等)が、本発明に係る擬似連演出に用いられてもよい。
より具体的には、一回目の変動サイクルにおいては原則として第一演出図柄群がスクロールし、二回目の変動サイクルにおいては原則として第二演出図柄群がスクロールし、三回目の変動サイクルにおいては原則として第三演出図柄群がスクロールし、四回目の変動サイクルにおいては原則として第四演出図柄群がスクロールするように構成されている。
(ロ)の具体例としては、演出図柄の大きさを徐々に拡大させることによって当該演出図柄が奧方から手前に向かって移動しているかのように錯覚させること、又は一の演出図柄の表示を消失させつつ、その表示位置に他の演出図柄を表示させることによって他の演出図柄が一の演出図柄の奧方から移動したかのように錯覚させること等が挙げられる。
また、ここでスクロール方向とは、演出図柄群がスクロールする向きである。従って、演出図柄群が左から右にスクロールする場合(右向き)と、演出図柄群が右から左にスクロールする場合(左向き)と、では互いに異なるスクロール方向として扱う。
より具体的には、一回目の変動サイクルは原則として下向きのスクロール方向であり、二回目の変動サイクルは原則として左向きのスクロール方向であり、三回目の変動サイクルは原則として前向きのスクロール方向であり、四回目の変動サイクルは原則として下向きのスクロール方向である。
まず、擬似連演出が行われる図柄変動ゲームにおいて一回目の変動サイクルは、当該擬似連演出が行われない図柄変動ゲームの実行時にも用いられる第一演出図柄群が下向きにスクロールし(図8参照)、左列→右列→中央列の順番に仮停止する(図9参照)。
ここで仮停止とは、暫定的に停止している旨を示す表示態様であり同一の図柄変動ゲーム内において再変動しうる状態を意味している。なお、本実施形態における仮停止態様は、演出図柄について、スクロール方向への進行が停止しており、且つスクロール方向とは異なる方向への揺動や演出図柄の表示変化(例えば、演出図柄に描かれている動物が動く等)が許容されている表示態様である。
上記のように、一回目の変動サイクルにおいてメイン表示部81に表示される内容は、通常の演出図柄の変動表示と同様であるため、遊技者は擬似連演出の実行に気付きがたい。
図10に示すスクロールの開始をもって二回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。或いは、この開始時にメイン表示部81の右上部の表示85が「×2」となっていることを視認して二回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。
なお、図10において各演出図柄の左に示された矢印は、各演出図柄のスクロール方向が左向きであることを示すものであって、メイン表示部81に表示される演出画像ではない。
図12のように一旦仮停止した第二演出図柄群の演出図柄において左向きに描かれていた動物が前に向く演出と共に、仮停止している演出図柄が第三演出図柄群の演出図柄に変化して、前向きへのスクロールを開始する(図13参照)。なお、第三演出図柄群の演出図柄は、第二演出図柄群の演出図柄と同様に、三次元画像とすることが好ましい。動物の向きが左向きから前向きに変化する様をリアルに表現することができ、演出効果を高めることができるからである。
図13に示すスクロールの開始をもって三回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。或いは、この開始時にメイン表示部81の右上部の表示85が「×3」となっていることを視認して三回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。
なお、図13において各演出図柄の重複する位置に示された矢印は、各演出図柄のスクロール方向が前向きであることを示すものであって、メイン表示部81に表示される演出画像ではない。
図15のように一旦仮停止した第三演出図柄群の演出図柄に代えて、「全回転」と表示された画像が表示される(カットインする)と共に(図14参照)、第四演出図柄群の演出図柄によるスクロールが、第一属性が同じ(数字が等しい)演出図柄が横一列に並んだ状態で通常のスクロール速度より小さいスクロール速度で、下向きに行われる(図15参照)。このスクロールの開始をもって三回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。或いは、「全回転」と表示された画像の表示やメイン表示部81の右上部の表示85が「×4」となっていることを視認して四回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。
なお、図17において各演出図柄の下方に示された矢印は、各演出図柄のスクロール方向が下向きであることを示すものであって、メイン表示部81に表示される演出画像ではない。
図19に示すテーブルの縦軸には、各演出態様を区別するために便宜上の名称としてパターン1〜パターン8を割り当てている。
図19に示すテーブルの横軸は、該当する演出態様において何回目の変動サイクルにどのセットの演出図柄群を用いるのかを示している。また、該当する演出態様で擬似連演出が行われた場合の発展先を示している。ここで発展先とは、該当する擬似連演出の演出態様において最終回の変動サイクルの終盤に行われる演出の内容をいう。
また、パターン2の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいて第一演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいて第二演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいてリーチ演出に発展する態様のものである。
そして、パターン4の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいて第一演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいて第二演出図柄群が用いられ、三回目の変動サイクルにおいて第三演出図柄群が用いられ、三回目の変動サイクルにおいてリーチ演出に発展する態様のものである。
これらのパターン2、パターン4、及びパターン8の擬似連演出は、変動サイクルの回数と演出図柄群のセット(第二属性)とが対応付いているという上記の原則に適ったオーソドックスな態様といえる。
なお、パターン8の擬似連演出は、既に述べたとおり、大当り遊技に当選している場合にのみ実行される演出であり、大当り遊技の当選期待度は100%である。
パターン1の擬似連演出は、変動サイクルの回数と演出図柄群のセット(第二属性)との対応関係が崩れており、例外的な態様といえる。
なお、パターン1の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度は0%であり、同じ回数の変動サイクルを含むパターン2の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度に比べて小さい。
パターン3の擬似連演出も、変動サイクルの回数と演出図柄群のセット(第二属性)との対応関係が崩れており、例外的な態様といえる。
なお、パターン3の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度は、同じ回数の変動サイクルを含むパターン4の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度に比べて小さい。
パターン6の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいて第二演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいて第三演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいて激熱リーチ演出に発展する態様のものである。
パターン7の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいても二回目の変動サイクルにおいても三回目の変動サイクルにおいても第三演出図柄群が用いられ、三回目の変動サイクルにおいて激熱リーチ演出に発展する態様のものである。
ここで激熱リーチ演出とは、上記のリーチ演出に比べて大当り遊技の当選期待度が高いリーチ演出である。
しかしながら、パターン5、パターン6、及びパターン7の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいて用いられる演出図柄群のセット(第二属性)が、当該擬似連演出における変動サイクルの総回数に対応付いているという規則性を有している点において共通している。
このような特徴を有しているので、パターン5、パターン6、及びパターン7の擬似連演出が実行される場合には、遊技者は一回目の変動サイクルにおいて変動サイクルの総回数を予測することができる。
ここで「擬似連演出における最終回の変動サイクルより前の変動サイクルのうち少なくとも一つ」とは、例えば、擬似連演出における最終回の変動サイクルが3回目である場合には、1回目又は2回目の変動サイクルのいずれかである。或いは、例えば、擬似連演出における最終回の変動サイクルが2回目である場合には、1回目の変動サイクルである。
また、ここで「擬似連演出において行われる変動サイクルの総回数」とは、擬似連演出が行われる図柄変動ゲームにおいて図柄の変動表示が開始してから確定停止するまでの間に開始される変動サイクルの回数である。
また、パターン7の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度は、同じ回数の変動サイクルを含むパターン4の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度に比べて大きい。
即ち、上記のような規則性を有する態様の擬似連演出は、同じ回数の変動サイクルを含む擬似連演出に比べて、大当り遊技の当選期待度に比べて大きい。
また、パターン7の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度は、同様に激熱リーチに発展するパターン6の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度に比べて大きい。
従って、演出図柄が特定のスクロール方向にスクロールする場合にのみ実行される特定の予告演出が実行されることが好ましい。換言すれば、演出制御部210は、複数のスクロール方向のうち特定のスクロール方向に演出図柄群がスクロールする場合の一部において、特定の予告演出を実行することが望ましく、特定のスクロール方向を除く他のスクロール方向に演出図柄群がスクロールする場合には、特定の予告演出を実行しないことが望ましい。演出図柄のスクロール方向に着目する演出性を、より高める効果があるからである。
例えば、図10に示した、仮停止している第一演出図柄群の演出図柄が第二演出図柄群の演出図柄に変化して、左向きへのスクロールを開始する演出は、左向きにスクロールする場合にのみ実行される特定の予告演出に該当する。或いは、図13に示した、仮停止している第二演出図柄群の演出図柄が第三演出図柄群の演出図柄に変化して、前向きへのスクロールを開始する演出は、前向きにスクロールする場合にのみ実行される特定の予告演出に該当する。
ここで「特別遊技の当選に対応している演出図柄の組合せが確定停止する期待度」は、そのスクロールに並行する特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として特別遊技に当選する期待度に等しい。
次に、上記で説明した各種処理の処理手順について、図20又は図21を用いて説明する。なお、上述した図1から図6に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
また、図20又は図21に図示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
第1始動口57又は第2始動口59への入球がカウントスイッチSW1又はカウントスイッチSW2で検知されるまで(ステップS102のNO)、ステップS104以降の処理は行われないまま待機となる。
また、第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されたとしても(ステップS102のYES)、特図保留制御部111による保留数が上限に達していれば(ステップS104のYES)、ステップS106以降の処理は行われないまま待機となる。
また、事前判定部112が事前判定を行わない場合(ステップS110のNO)、ステップS112の処理は行われないままステップS114の処理に移行する。
まず、特図遊技制御部120は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。ここで「変動開始条件」とは、(i)ステップS202の判定時において特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないこと、(ii)ステップS202の判定時において大当り遊技が実行されていないこと、(iii)ステップS202の判定時において保留記憶が1個以上存在すること等が挙げられる。
ステップS202の判定が否定されるとき(ステップS202のNO)、ステップS204以降の処理は実行されずに、その図柄変動開始処理は終了となる。
ステップS204において、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留記憶されている順番で乱数M1又は乱数M2を読み出してもよいし、一方を他方に優先して読み出してもよい。
ここでステップS206に含まれる処理としては、具体的には、上述した当否判定部121による当否判定や特図選択部122による特別図柄の選択が少なくとも含まれる。また、(i)変短状態が付与されているか否か、(ii)演出図柄をリーチ目で停止させるか否か、(iii)特定の演出を行うか否か等の判定処理が、ステップS206の処理に含まれてもよい。
変動パターン決定部124は、ステップS206の処理結果及びステップS208で特定された保留数を用いて変動パターンを決定する(ステップS210)。
ここまで図1から図21を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
また、上記の実施形態においては、4回の変動サイクルを上限とする擬似連演出について説明したが、本発明に係る擬似連演出の実行において変動サイクルの回数の上限は特に制限されず、4回より少なくても多くてもよい。
例えば、本発明に係る擬似連演出の実行期間の少なくとも一部において、演出制御部210は、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84等のメイン表示部81を除く他の表示装置に演出図柄群を表示させてもよい。
また、各態様の擬似連演出に関する大当り遊技の期待度の大小関係について説明したが、その大小関係は一具体例であって、本発明の実施はこれに限られない。
より詳細には、メイン表示部81(演出表示装置)は、図柄変動ゲームと並行して複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動させる。演出制御部210(演出制御手段)は、複数回の図柄変動ゲームにわたって連続性を有する連続演出を実行する。
ここで、連続演出の実行期間において用いられる演出図柄群が複数セット設けられており、該実行期間に含まれる一の回の図柄変動ゲームに変動する演出図柄群と、該実行期間に含まれる他の回の図柄変動ゲームに変動する演出図柄群と、が異なるセットになりうる構成としてもよい。例えば、一回目の図柄変動ゲームにおいては上記の第一演出図柄群がスクロールし、二回目の図柄変動ゲームにおいては上記の第二演出図柄群がスクロールし、三回目の図柄変動ゲームにおいては上記の第三演出図柄群がスクロールし、四回目の図柄変動ゲームにおいては上記の第四演出図柄群がスクロールするような構成にしてもよい。
このような連続演出は斬新であるため、従来の遊技機に比べて遊技者の興趣を強く喚起させることができる。
また、この変形例において、連続演出の実行期間に含まれる或る時点において、該時点までに開始された変動サイクルの回数が、該時点に表示されている演出図柄の第二属性によって示唆されてもよく、連続演出における最終回の図柄変動ゲームより前の図柄変動ゲームのうち少なくとも一つに用いられる演出図柄の第二属性が、該連続演出に行われる図柄変動ゲームの総回数を示唆してもよい。
(1)遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動表示させ、一回の前記図柄変動ゲームにおいて複数回の前記変動サイクルにわたって擬似連演出を実行する演出制御手段と、を備え、前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群が複数セット設けられており、前記演出制御手段は、一回の前記擬似連演出における一の回の前記変動サイクルと他の回の前記変動サイクルとによって、異なるセットの前記演出図柄群を用いうる遊技機。
(2)前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群に含まれる演出図柄は、同一セットの前記演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別する第一属性と、異なるセットの前記演出図柄群を識別する第二属性と、が遊技者に認識可能な表示態様で表されている(1)に記載の遊技機。
(3)前記擬似連演出の実行期間に含まれる或る時点において、該時点までに開始された前記変動サイクルの回数が、該時点に表示されている演出図柄の前記第二属性によって示唆される(2)に記載の遊技機。
(4)前記擬似連演出における最終回の前記変動サイクルより前の前記変動サイクルのうち少なくとも一つに用いられる演出図柄の前記第二属性が、該擬似連演出に含まれる前記変動サイクルの総回数を示唆する(2)または(3)に記載の遊技機。
(5)遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを表示する図柄表示装置と、前記図柄変動ゲームと並行して複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動させる演出表示装置と、複数回の前記図柄変動ゲームにわたって連続性を有する連続演出を実行する演出制御手段と、を備え、前記連続演出の実行期間において用いられる前記演出図柄群が複数セット設けられており、該実行期間に含まれる一の回の前記図柄変動ゲームに変動する前記演出図柄群と、該実行期間に含まれる他の回の前記図柄変動ゲームに変動する前記演出図柄群と、が異なるセットになりうる遊技機。
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動装飾体
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
34、36 左右側枠部
35 照明装置
37 プッシュボタン
38a、38b、38c、38d カーソルボタン
38e 玉貸ボタン
38f 返却ボタン
39 球抜き機構
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 ゲート
65 特別電動役物
67 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
81 メイン表示部
82 上サブ表示部
83 左サブ表示部
84 右サブ表示部
85 表示
90 図柄表示装置
91 特別図柄表示部
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
100 メイン制御基板
101 CPU
102 RAM
103 ROM
110 始動口入球時処理部
111 特図保留制御部
112 事前判定部
120 特図遊技制御部
121 当否判定部
122 特図選択部
123 リーチ抽選部
124 変動パターン決定部
130 普図遊技制御部
131 普図保留制御部
132 普図抽選部
133 普通電役制御部
140 遊技状態制御部
141 大当り制御部
142 特別電役制御部
143 確変制御部
144 変短制御部
150 図柄表示制御部
151 第1特別図柄表示制御部
152 第2特別図柄表示制御部
153 普通図柄表示制御部
190 情報伝送部
200 サブ制御基板
201 CPU
202 RAM
203 ROM
210 演出制御部
SOL1、SOL4 ソレノイドコイル
SW1、SW2、SW51、SW52、SW7 カウントスイッチ
X 第1流路
Y 第2流路
Claims (2)
- 遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、
遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動表示させ、一回の前記図柄変動ゲームにおいて複数回の前記変動サイクルにわたって擬似連演出を実行する演出制御手段と、を備え、
前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群が複数セット設けられており、
前記演出制御手段は、一回の前記擬似連演出における一の回の前記変動サイクルと他の回の前記変動サイクルとによって、異なるセットの前記演出図柄群を用いることができ、
前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群に含まれる演出図柄は、同一セットの前記演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別する第一属性と、異なるセットの前記演出図柄群を識別する第二属性と、が遊技者に認識可能な表示態様で表されており、
前記擬似連演出の実行期間に含まれる或る時点において、該時点までに開始された前記変動サイクルの回数が、該時点に表示されている演出図柄の前記第二属性によって示唆される遊技機。 - 遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、
遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動表示させ、一回の前記図柄変動ゲームにおいて複数回の前記変動サイクルにわたって擬似連演出を実行する演出制御手段と、を備え、
前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群が複数セット設けられており、
前記演出制御手段は、一回の前記擬似連演出における一の回の前記変動サイクルと他の回の前記変動サイクルとによって、異なるセットの前記演出図柄群を用いることができ、
前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群に含まれる演出図柄は、同一セットの前記演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別する第一属性と、異なるセットの前記演出図柄群を識別する第二属性と、が遊技者に認識可能な表示態様で表されており、
前記擬似連演出における最終回の前記変動サイクルより前の前記変動サイクルのうち少なくとも一つに用いられる演出図柄の前記第二属性が、該擬似連演出に含まれる前記変動サイクルの総回数を示唆する遊技機。
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