JP6457453B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関し、特にパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機に代表される遊技機において、所定条件の成立を契機として複数回の演出図柄の変動(スクロール)を伴う演出を実行するものがある。このような演出は継続するほどに大当り遊技等の特典に繋がる確率が高まるように設計されていることが一般的である。従って、当該演出が実行されている間において遊技者は演出が継続する展開を期待しており、継続が確定する度に遊技の興趣が高まる。
この種の遊技機として、下記の特許文献1を例示する。
特許文献1には、図柄変動ゲームにおいて、同種の演出図柄が一列だけ他の列と異なる直線上に表示される表示態様(いわゆるズレ目)の仮停止を契機として継続する演出を実行する。より詳細には、当該演出が実行される場合、まず左列が仮停止し、次に右列が仮停止し、最後に中央列が仮停止することによってズレ目が構成されると、ランプ演出や音声演出を伴ってズレ目の成立を遊技者に報知する。
これにより、図柄変動ゲームに対する興趣を向上させることができる。
特開2010−253079号公報
上記のように特定の仮停止態様を契機として継続する演出は既に多様な形態によって遊技機で実施されており、新鮮味に欠ける。従って、演出効果として遊技者の興趣を十分に喚起させることができない場合があった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、演出図柄の変動(スクロール)を伴う演出の効果を向上させる遊技機を提供するものである。
本発明によれば、遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動表示させ、一回の前記図柄変動ゲームにおいて複数回の前記変動サイクルにわたって擬似連演出を実行する演出制御手段と、を備え、前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群が複数セット設けられており、前記演出制御手段は、一回の前記擬似連演出における一の回の前記変動サイクルと他の回の前記変動サイクルとによって、異なるセットの前記演出図柄群を用いることができ、前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群に含まれる演出図柄は、同一セットの前記演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別する第一属性と、異なるセットの前記演出図柄群を識別する第二属性と、が遊技者に認識可能な表示態様で表されており、前記擬似連演出の実行期間に含まれる或る時点において、該時点までに開始された前記変動サイクルの回数が、該時点に表示されている演出図柄の前記第二属性によって示唆される遊技機が提供される。
また、本発明によれば、遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動表示させ、一回の前記図柄変動ゲームにおいて複数回の前記変動サイクルにわたって擬似連演出を実行する演出制御手段と、を備え、前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群が複数セット設けられており、前記演出制御手段は、一回の前記擬似連演出における一の回の前記変動サイクルと他の回の前記変動サイクルとによって、異なるセットの前記演出図柄群を用いることができ、前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群に含まれる演出図柄は、同一セットの前記演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別する第一属性と、異なるセットの前記演出図柄群を識別する第二属性と、が遊技者に認識可能な表示態様で表されており、前記擬似連演出における最終回の前記変動サイクルより前の前記変動サイクルのうち少なくとも一つに用いられる演出図柄の前記第二属性が、該擬似連演出に含まれる前記変動サイクルの総回数を示唆する遊技機が提供される。
本発明によれば、演出図柄の変動(スクロール)を伴う演出の効果を向上させる遊技機が提供される。
遊技機の正面図である。 図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。 図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す瞰図である。 遊技機内に設置される遊技盤を示す図である。 遊技機の主要な電気的構成を示すブロック図である。 遊技機の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。 擬似連演出に用いられる演出図柄を例示した図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 メイン表示部の表示画面の一具体例を示す図である。 遊技機が実行しうる擬似連演出の態様を示すテーブルである。 始動口入球時処理の処理手順を示すフローチャートである。 図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。また、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、特に断りのない限り、図1に示すように遊技機10を正面側(遊技者側)から見た状態で指称するものとする。
<遊技機10の概要について>
まず、本実施形態の遊技機10の概要について、図1、図6、図7を用いて説明する。図1は、遊技機10の正面図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。図7は、擬似連演出に用いられる演出図柄を例示した図である。
遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であって、図柄表示制御手段と、演出制御手段と、を備える。
図柄表示制御手段は、遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを実行する。
本実施形態における図柄表示制御手段は、第1特別図柄表示制御部151及び第2特別図柄表示制御部152によって実現される。また、特別遊技の報知に用いられる上記の図柄は、いわゆる特別図柄である。
ここで特別遊技とは、遊技者にとって有利な遊技状態であり、本実施形態に即していえば特別電動役物が複数回のラウンドにおいて開放される遊技状態(大当り遊技)である。なお、特別遊技には、特別電動役物が単一回のラウンドのみ開放される遊技状態(小当り遊技)を含めてもよい。
演出制御手段は、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動表示させ、一回の図柄変動ゲームにおいて複数回の変動サイクルにわたって擬似連演出を実行する。
本実施形態における演出制御手段は、演出制御部210によって実現される。演出制御部210によって実行されうる演出は、上記の擬似連演出に限られず、例えばリーチ演出や先読み演出等が含まれてもよい。
ここで変動サイクルとは、擬似連演出において遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間であり、一般的には「擬似n(nには、擬似連演出が開始されてからn番目の変動サイクルであることを示す序数が入る)」とも称される。
変動サイクルの区切りを遊技者に認識させる態様は特に制限されず、例えば、演出表示装置80の表示領域の一部に上記のnに相当する数字を表示することによって認識させてもよいし、変動サイクルの区切りが到来したタイミングに合わせて特定の演出を実行することによって認識させてもよい。
ここで演出図柄とは、サブ制御基板200(演出制御部210)によって表示装置に表示される図柄であり、その表示先となる表示装置はサブ制御基板200の制御下にある表示装置であればいずれであってもよい。なお、本実施形態における演出図柄は、メイン表示部81、上サブ表示部82、左サブ表示部83、右サブ表示部84のいずれにも表示されうる。
本発明に係る擬似連演出に用いられる演出図柄群は複数セット設けられており、演出制御手段は、一回の擬似連演出における一の回の変動サイクルと他の回の変動サイクルとによって、異なるセットの演出図柄群を用いうる。
本実施形態においては、図7に示すように、動物が描かれているカードを模した演出図柄群(図7(a)参照)、横向きに疾走する動物を模した演出図柄群(図7(b)参照)、手前方向に疾走する動物を模した演出図柄群(図7(c)参照)、これら3セットの演出図柄群に共通して描かれている数字部分のみで構成されている演出図柄群(図7(d)参照)、といった4セットの演出図柄群が予め用意されている。
本実施形態の遊技機10は、上記のように斬新な擬似連演出を実行するため、従来の遊技機に比べて遊技者の興趣を強く喚起させることができる。
以下、本実施形態に係る遊技機10についてより詳しく説明する。
<遊技機10の構造について>
図1から図4を用いて遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す瞰図である。図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図である。
なお、図1から図4に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
本実施形態の遊技機10は、いわゆるパチンコ機であり、多数の遊技釘(図示せず)が立設された遊技盤50の前面領域(以下、遊技領域50aと称す)に遊技球を発射し、遊技球が特定の入賞口(例えば、大入賞口55等)に入球すると賞球が得られる遊技を行うものである。
遊技機10は、前後に開口する矩形枠状の外枠15と、外枠15の開口前面側に遊技盤50を着脱可能に保持する中枠(図示せず)と、遊技盤50の前面側を覆うよう構成された前枠20と、を備える。
前枠20は、ヒンジ機構21により左端側を回動自在に支持され、中枠に対して開閉可能となっている。なお、前枠20は、シリンダ錠23により施錠・解錠が可能となっている。
前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
図3に示すように、上球受け皿27の上面には、遊技者に操作される操作ボタン群が配置されている。この操作ボタン群には、遊技中に発生する演出を切り替えるまたは遊技者が遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができるプッシュボタン37の他、それぞれ上、下、左、右への操作を指示するためのカーソルボタン38a、38b、38c、38d、玉貸操作を受け付ける玉貸ボタン38e、及び、プリペイドカードの返却操作を受け付ける返却ボタン38fなどが含まれる。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
下球受け皿29の下部には、下球受け皿29に貯留された遊技球を下方へ排出する球抜き機構39が設けられている。この球抜き機構39を操作することにより、下球受け皿29の底面に形成された底面口(図示せず)が開口して、当該底面口から遊技球が自然落下して排出される。
前枠20の上枠部32の左側と右側にそれぞれ一対のスピーカ33(33a、33b)が配設されている。また、前枠20の上枠部32と左右側枠部34、36は光透過性のカバーにより形成されており、その内部にはそれぞれ照明装置35(35a、35b、35c)が配設されている。スピーカ33や照明装置35は、遊技中に発生する演出やエラー報知等と連動して音声出力又は点灯若しくは消灯することができる。
演出表示装置80は、遊技盤50の略中央に配設されているメイン表示部81と、メイン表示部81の上方に配設されている上サブ表示部82と、メイン表示部81の左側に配設されている左サブ表示部83と、メイン表示部81の右側に配設されている右サブ表示部84と、を含んでいる。メイン表示部81は固定式の液晶装置であり、上サブ表示部82・左サブ表示部83・右サブ表示部84は可動式の液晶装置である。
メイン表示部81は、特別図柄表示部91における図柄変動ゲームに連動して行われる演出図柄の変動表示を表示することができ、さらに他の各種の演出も表示することができる。
メイン表示部81に表示される演出図柄群の変動表示において、表示される演出図柄群は、一又は複数の列をなす。変動表示されている演出図柄群がなす列の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、又はこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで奥行き方向とは、実際にはメイン表示部81の表示画面上の平面的な表示変動であるにも関わらず、メイン表示部81の奧方から手前方向又はその逆方向に演出図柄が変動しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
メイン表示部81は演出図柄の表示の他にも、保留表示(図示せず)を表示画面の一部に表示することができる。保留表示が表示される表示領域と、演出図柄が表示される表示領域とは、離間してもよいし重複してもよい。ここで保留表示とは、いわゆる保留玉のことであり、特典(例えば、大当り遊技)が付与される可能性を示唆しうる演出画像をいう。
上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84は、主として演出に関連する演出画像を表示するために設けられるものであり、特定の演出の実行時に移動しうる。それぞれの原位置はメイン表示部81を基準として上方、左側又は右側であり、これらの原位置からメイン表示部81における演出図柄の表示領域に重なる位置まで上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84は移動しうる。
なお、本実施形態における演出表示装置80(メイン表示部81、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84)には、いずれも液晶表示装置が採用されているが、本発明の実施はこれに限るものではない。例えば、ドラム式やドットマトリックス式等、多様な方式の表示装置を演出表示装置80として採用しうる。
メイン表示部81の右下側には、複数の発光ダイオード(light emitting diode、以下LEDと称す)が配設されており、これらのLEDによって図柄表示装置90の表示領域が構成されている。図柄表示装置90はメイン表示部81よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域はメイン表示部81の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一具体例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
ここで特別図柄とは、特別電動役物(例えば、特別電動役物65)を作動させるか否かを決定する図柄変動ゲームの結果として停止表示される特定の図柄群である。本実施形態における特別図柄には、第1特別図柄表示装置91に表示される第1特別図柄と第2特別図柄表示装置92に表示される第2特別図柄とが含まれる。
第1特別図柄は、「特図1」と略称される場合があり、第2特別図柄は、「特図2」と略称される場合がある。また、特別図柄は、「特図」と略称される場合がある。
ここで普通図柄とは、普通電動役物(例えば、普通電動役物61)を作動させるか否かを決定する図柄変動ゲームの結果として停止表示される特定の図柄群である。本実施形態における普通図柄は、普通図柄表示装置93に表示される。
なお、以下、普通図柄のことを「普図」と略して表記する場合がある。
以下の説明において、第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92を変動表示させた後に特別図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
また、以下の説明において、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に普通図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
或いは、以下の説明において、上述のメイン表示部81に表示される演出図柄の変動表示は、「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」や「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と区別して「演出図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
なお、以下の説明において、単に「図柄変動ゲーム」と称した場合には、特段の説明がない限り「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」を意味する。
遊技盤50の前面には、多数の遊技釘(図示せず)や風車52、装飾部材といった障害物が配置されていることにより、打ち出された遊技球が転動するように遊技領域50aが画成されている。また、遊技領域50aの左側及び上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51及び内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央を基準として内レール53より外側に位置している。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
遊技機10は操作ハンドル31の回転操作量(例えば回転角度)の大小によって遊技球の打ち出しの強弱をつけることが可能になっている。また、より弱く打ち出された遊技球が転動する第1流路X(いわゆる左打ち)、より強く打ち出された遊技球が転動する第2流路Y(いわゆる右打ち)、のいずれか一方を遊技球が転動するように各種障害物が遊技領域50aに配置されている。
図4には、主要な入賞口として、大入賞口55、第1始動口57、第2始動口59、ゲート63、普通入賞口67(67a、67b)を図示する。ここで図示する入賞口は一例であり、その数や配置は適宜変更しても構わない。
第1始動口57は、遊技領域50aの中央下部に配置されている。第1始動口57にはカウントスイッチSW1が付設されており、カウントスイッチSW1の検知に応じて第1始動口57に係る入賞が判定されて、第1始動口57に対応付けられた賞球が付与される。
第1始動口57に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第1特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59は、遊技領域50aの右下部に配置されている。第2始動口59にはカウントスイッチSW2が付設されており、カウントスイッチSW2の検知を契機として第2始動口59に係る入賞が判定されて、第2始動口59に対応付けられた賞球が付与される。
第2始動口59に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第2特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59には普通電動役物61が配設されている。普通電動役物61は、第2始動口59に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL4の作動により開放状態または閉鎖状態のいずれかに遷移する。なお、普通電動役物61の制御については、後に詳述する。
大入賞口55は遊技領域50aの右下部に配置されている。大入賞口55にはカウントスイッチSW7が付設されており、カウントスイッチSW7の検知を契機として大入賞口55に係る入賞が判定されて、大入賞口55に対応付けられた賞球が付与される。
大入賞口55の上方には特別電動役物65が配設されている。特別電動役物65は、大入賞口55に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL1の作動により開放状態または閉鎖状態のいずれかに遷移する。
特別電動役物65は、特別図柄に係る図柄変動ゲームで当選して行われる大当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って大入賞口55への遊技球の入球が許容される。なお、本実施形態における特別電動役物65は、第1始動口57への入球及び第2始動口59への入球のいずれに起因する大当り遊技においても開放状態になりうるように構成されている。
特別電動役物65が開放状態である場合には、大入賞口55への遊技球の入球が容易となるため、賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
普通入賞口67(67a、67b)は、遊技領域50aの左下部に配置されている。普通入賞口67aには入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW51が付設されており、カウントスイッチSW51の検知を契機として普通入賞口67に係る入賞が判定されて、普通入賞口67に対応付けられた賞球が付与される。普通入賞口67bには入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW52が付設されており、カウントスイッチSW52の検知を契機として普通入賞口67に係る入賞が判定されて、普通入賞口67に対応付けられた賞球が付与される。
なお、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が普通入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されている。
アウト口69は、遊技領域50aの最下部に配置されている。遊技領域50aに打ち込まれ、上述した各入賞口に入球しなかった遊技球はアウト口69に落入し、アウト球として処理される。
ここまで、本実施形態における遊技機10の構造について説明してきたが、これらは一具体例であって、別の構成によって本発明を実施することもできる。
<遊技機10の制御構成について>
続いて、図5又は図6を用いて遊技機10の制御構成について説明する。なお、上述した図1から図4に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図5は、遊技機10の主要な電気的構成を示すブロック図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
なお、図5又は図6で図示される各構成要素は本実施形態の遊技機10を説明する上で必要な構成要素を挙げたものであり、ここに図示しない構成要素を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成要素の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成要素が省かれても良い。
遊技機10は、メイン制御基板100、サブ制御基板200などの制御基板を自機の内部に備えており、種々の機能を各基板と当該各基板に電気的に接続されている部品とによって実現している。
より具体的には、メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201、RAM102又はRAM202、ROM103又はROM203などを有している。メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201がROM103又はROM203から読み出した制御プログラムを実行し、RAM102又はRAM202に種々のデータを書き込み又は読み出しを行うことにより種々の機能を実現する。
図5では、一つのサブ制御基板200が図示されているが、サブ制御基板200は、複数の基板で形成されていてもよい。サブ制御基板200が複数の基板で形成される場合、メイン制御基板100に複数のサブ制御基板200が並列に接続されていてもよいし、メイン制御基板100に対して複数のサブ制御基板200が階層的に接続されていてもよい。
また、各機能構成を実現する基板は、図5に示される基板に限定されるものではなく、メイン制御基板100若しくはサブ制御基板200又は他の基板上で実現されてもよい。
メイン制御基板100は、遊技を統括的に制御し、遊技に関連する演出等について、サブ制御基板200にコマンドを伝送する。メイン制御基板100は、遊技の結果に影響を及ぼす又は及ぼす虞がある機能を実現する基板であり、サブ制御基板200は、メイン制御基板100から送られるコマンドに従って、各種制御を行う基板である。
図6には、メイン制御基板100で実現される主要な機能構成として、始動口入球時処理部110、特図遊技制御部120、普図遊技制御部130、遊技状態制御部140、情報伝送部190が例示されている。また、同図には、サブ制御基板200で実現される主要な機能構成として、演出制御部210が例示されている。
始動口入球時処理部110は、第1始動口57または第2始動口59に遊技球が入球した時に大当り遊技の当否判定に用いる乱数を取得すると共に所定の処理を実行する。
特図遊技制御部120は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
普図遊技制御部130は、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
遊技状態制御部140は、大当り遊技を制御する機能、確変状態や変短状態を管理し、これらの付与や解除(通常遊技状態への移行)を制御する機能を有する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、又は、普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる。
情報伝送部190は、メイン制御基板100で実現される各機能構成にて生成された制御情報(コマンド)をサブ制御基板200上で実現される機能構成(例えば、演出制御部210等)に伝送する。情報伝送部190によって伝送されるコマンドには、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態の有無、変短状態の有無、保留されている乱数に関する情報、大当り遊技の実行に関する情報等が含まれてもよい。
演出制御部210は、情報伝送部190を介してメイン制御基板100で実現される各種機能構成にて生成された制御情報(コマンド)を受け、主に特別図柄に係る図柄変動ゲームや大当り遊技に関する演出表示を、演出表示装置80に表示させる。例えば、演出制御部210は、図柄変動ゲームの実行中に演出図柄を演出表示装置80に変動表示又は停止表示させる。
演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、またはスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
<始動口の入球時処理について>
以下、始動口の入球時処理を制御する始動口入球時処理部110について詳述する。
始動口入球時処理部110は、特図保留制御部111と、事前判定部112と、を有する。
特図保留制御部111は、第1始動口57に遊技球が入球した時、即ち第1始動口57に入賞した時に、保留されている乱数M1の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M1を取得して保留させる。
また、特図保留制御部111は、第2始動口59に遊技球が入球した時、即ち第2始動口59に入賞した時に、保留されている乱数M2の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M2を取得して保留させる。
特図保留制御部111は、第1始動口57の入賞を契機として取得される乱数M1と、第2始動口59の入賞を契機として取得される乱数M2と、を区別して保留する。
特図保留制御部111は、保留されている乱数の数を、図柄表示装置90に表示させるように図柄表示制御部150を要求してもよいし、演出表示装置80に表示させるように情報伝送部190を介して演出制御部210にコマンドを出してもよい。
このとき、図柄表示制御部150は、特図保留制御部111の要求に応じて、保留されている乱数の数をLEDの発光パターンによって図柄表示装置90に表示させてもよい。
また、演出制御部210は、情報伝送部190を介して入力したコマンドに応じて、保留されている乱数の個数に等しい数の保留玉を、演出表示装置80に表示させてもよい。
事前判定部112は、特図保留制御部111が乱数M1または乱数M2を保留させた場合の少なくとも一部において、保留させた乱数M1または乱数M2が当否判定部121によって当選と判定されるか否かを、当否判定部121による判定の事前に判定する事前判定を実行する。
また、事前判定部112は、事前判定の他に、事前判定の結果に基づく演出に関する処理を実行してもよい。ここで「事前判定の結果に基づく演出」とは、例えば、事前判定の対象となった乱数を表す保留玉の色彩や形態等を変化させる演出や、事前判定の対象となった乱数を表す保留玉が表示されている期間(いわゆる先読みゾーン)にわたって実行される演出等が挙げられる。
なお、「事前判定の結果に基づく演出」は、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有する構成になっていることがあり、当該構成である場合には後述する連続演出に該当する。
<特別図柄に係る図柄変動ゲームについて>
以下、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する特図遊技制御部120について詳述する。
特図遊技制御部120は、当否判定部121と、特図選択部122と、リーチ抽選部123と、変動パターン決定部124と、を有する。
当否判定部121は、乱数M1と乱数M2とが共に保留されている場合、乱数M2を先に用いて当否判定するように構成されている。より具体的には、当否判定部121は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御又は大当り遊技に係る制御が行われていないとき、保留されている乱数M1又は乱数M2を所定の周期で読み出す。このとき、当否判定部121は、乱数M2の読み出しを優先的に実行し、乱数M2が読み出せなかった場合(保留されている乱数M2が零個である場合)に乱数M1を読み出す。このような制御によって、乱数M2が乱数M1より優先的に読み出される。その結果、当否判定部121は、乱数M1よりも乱数M2を優先的に判定することになる。
このような処理を、以下の説明において優先処理と称する場合がある。
特図選択部122は、当否判定部121による当否判定の結果に基づいて特別図柄を選択する。
より具体的には、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は乱数抽選を行うことによって当選を示す特別図柄(当選図柄)を選択する。即ち、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は、予め複数とおりに用意されている当選図柄のうちいずれか一つを選択する。
或いは、当否判定部121によって落選が判定された場合、特図選択部122はハズレを示す特別図柄(ハズレ図柄)を一意に決定する。
当否判定部121によって乱数M1が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第1特別図柄表示制御部151によって第1特別図柄表示装置91に表示される。
当否判定部121によって乱数M2が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第2特別図柄表示制御部152によって第2特別図柄表示装置92に表示される。
リーチ抽選部123は、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定結果を示す特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に、リーチ演出をするか否かを乱数抽選で選択する。ここでリーチ演出とは、メイン表示部81における演出図柄の変動表示において、最後に仮停止する列を除く複数の列に演出図柄が仮停止しており、仮停止している各々の演出図柄が同種である場合に行われる演出をいう。
なお、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果はハズレであるため、当該図柄変動ゲームでリーチ演出を実行したとしても最後に仮停止する列の演出図柄は他の列の演出図柄と異なる種別になる。
また、当否判定部121によって当選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果は当選であるため、リーチ抽選部123による抽選が行われずとも、当該図絵の実行中には原則としてメイン表示部81においてリーチ演出が行われ、さらに最後に仮停止する列の演出図柄が他の列の演出図柄と同種になる。
変動パターン決定部124は、特別図柄に係る図柄変動ゲームにおいて変動表示を開始してから停止表示を行うまでの時間を示す変動時間情報を少なくとも含む変動パターンを決定する。
変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、第1特別図柄表示制御部151または第2特別図柄表示制御部152に対する制御情報として出力され、当該制御情報を入力した第1特別図柄表示制御部151または第2特別図柄表示制御部152は当該制御情報が示す時間にわたって特別図柄に係る図柄変動ゲームを実行する。
また、変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、情報伝送部190を介して伝送されるコマンドとして演出制御部210に出力され、当該コマンドを入力した演出制御部210は当該コマンドに含まれる変動パターンを用いて演出(リーチ演出等)を制御する。より具体的には、演出制御部210は、入力した変動パターン(変動時間情報)が示す時間に合わせて、当該変動パターンに基づく演出図柄に係る図柄変動ゲームを終了させるように演出図柄の変動態様およびそれに付随する演出態様を決定して実行する。
これにより、演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行時間に合わせて、当該図柄変動ゲームに対する演出を実行することができる。
なお、リーチ演出を実行する場合は、リーチ演出が非実行である場合に比べて長い時間を要するので、変動パターン決定部124は、リーチ抽選部123によってリーチ演出の実行が選択された場合には、リーチ演出の非実行が選択された場合に比べて、長い時間を示す変動パターン(変動時間情報)を決定する割合が高くなるように構成されている。
<普通図柄に係る図柄変動ゲームについて>
以下、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する普図遊技制御部130について詳述する。
普図遊技制御部130は、普図保留制御部131と、普図抽選部132と、普通電役制御部133と、を有する。
普図保留制御部131は、ゲート63に遊技球が入球した時に、保留されている乱数M3の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M3を取得して保留させる。
普図抽選部132は、普通図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないとき、保留されている乱数M3を所定の周期で読み出し、読み出された乱数M3を用いて普通電動役物61を開放状態に遷移させるか否かの抽選を行う。なお、普図抽選部132によって行われる抽選の当選確率は、後述する変短状態であるときは通常遊技状態であるときより高くなっている。
普図抽選部132による抽選結果は、後述する普通図柄表示制御部153に伝送される。普通図柄表示装置93に対応している二つのLEDは一方が当選、他方が落選に対応しており、普通図柄表示制御部153は伝送された抽選結果に応じていずれかのLEDを発光させる。
普通電役制御部133は、普図抽選部132による抽選に当選したとき、ソレノイドコイルSOL4を作動させて所定の開放条件で普通電動役物61を開放させる。ここで所定の開放条件には、普図抽選部132による一回の当選に応じて普通電動役物61が開放される時間(以下、開放時間と称する)や開放される回数(以下、開放回数と称する)等が含まれる。
普通電役制御部133は、変短制御部144によって変短状態が付与されているとき、開放状態をとる時間が単位時間あたりで増加するように普通電動役物61を制御する。即ち、普通電役制御部133の制御は、後述する変短制御部144による変短状態の付与に起因して変動する。
<遊技状態制御について>
以下、大当り遊技、確変状態、及び変短状態を制御する遊技状態制御部140について詳述する。
遊技状態制御部140は、大当り制御部141と、確変制御部143と、変短制御部144と、を有している。
ここで大当り遊技とは、特別電動役物65を連続して作動させることができる特別の遊技状態をいう。ここで「特別電動役物を連続して作動」とは、後述のラウンド遊技の回数(ラウンド回数)が複数回であることをいう。
ここで確変状態とは、当否判定部121による当否判定の当選確率が通常遊技状態より高確率になる遊技状態をいう。
ここで変短状態とは、以下の少なくとも一つが行われる遊技状態をいう。
(i)普図抽選部132による抽選の当選確率が通常遊技状態より高確率になる。
(ii)普通電動役物61の開放時間が通常遊技状態より延長される。
(iii)普通電動役物61の開放回数が通常遊技状態より増加される。
(iv)普通図柄表示装置93における一回あたりの変動表示時間が通常遊技状態より短縮される。
なお、(i)において言及した普図抽選部132によって行われる抽選の当選確率は、通常遊技状態において零であっても良いし、零でなくても良い。
確変制御部143は、特定の特別図柄(当選図柄)が図柄表示装置90に停止表示されたことに起因する大当り遊技の終了を契機として確変状態を付与する。
なお、本実施形態に係る確変状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、特定領域に遊技球が入球したことを契機として確変状態を付与してもよい。
確変制御部143は、確変状態に移行してから所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われた場合、または所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われる前に新たに大当り遊技に当選した場合に、確変状態を解除する。
なお、本実施形態に係る確変状態の解除条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の解除条件はこの例に限られない。例えば、特別図柄に係る図柄変動ゲームの回数に関わらず大当り遊技に当選することのみを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。或いは、確変状態を解除するか否かを決定する抽選(転落抽選)に当選することを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。
変短制御部144は、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合のすべてを契機として、変短状態を付与する。
なお、本実施形態に係る変短状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合の一部を契機として、変短制御部144は変短状態を付与してもよい。
変短制御部144は、変短状態に移行してから所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われた場合、または所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われる前に新たに大当り遊技に当選した場合に、変短状態を解除する。
なお、変短制御部144による変短状態の解除条件は、確変状態の解除条件と同一の条件であってもよいし、異なる条件であってもよい。本実施形態に即していえば、変短状態の解除に係る所定回数は、確変状態の解除に係る所定回数と同一の回数であってもよいし、異なる回数であってもよい。
大当り制御部141は、当否判定部121によって当選が判定された場合に、大当り遊技を実行する。本実施形態における大当り遊技は、具体的には以下のように実行される。
まず、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122によって特別図柄が選択され、選択された特別図柄が第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92に停止表示された後に、大当り制御部141は大当り遊技を開始させる。
大当り遊技が開始されると、大当り制御部141は演出制御部210に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は当該コマンドに従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。なお、本実施形態に係るオープニング演出では、遊技者に右打ちを推奨する等して、大入賞口55に向かう第2流路Yへの遊技球の打ち出しを促すことが好ましい。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド回数)を上限として複数回行われる。ラウンド遊技では、大入賞口55が所定回数(例えば1回)開放される。また、開放された大入賞口55に規定個数の遊技球が入球した後、または規定時間(ラウンド遊技時間)が経過後に、大入賞口55が閉鎖されてそのラウンド遊技が終了する。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55が所定時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55が開放される。
大当り制御部141は、上記のラウンド回数・ラウンド遊技時間・インターバル時間等を含む制御情報を特別電役制御部142に伝送する。
特別電役制御部142は、大当り制御部141から受けた制御情報に従って、特別電動役物65を開放させる。
特別電役制御部142は、特別電動役物65を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW7の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部142は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL1を作動させて特別電動役物65を閉鎖させる。
大当り制御部141は、ラウンド遊技中に係る演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従ってラウンド演出を実行する。
規定のラウンド回数が終了すると、大当り制御部141は情報伝送部190を介して演出制御部210に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関するコマンドを出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り制御部141は大当り遊技を終了させる。
<各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について>
以下、各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について詳述する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果である特別図柄、または普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果である普通図柄を図柄表示装置90に表示させる。
図柄表示制御部150は、第1特別図柄表示制御部151と、第2特別図柄表示制御部152と、普通図柄表示制御部153と、を有する。
第1特別図柄表示制御部151は、第1特別図柄表示装置91における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
第2特別図柄表示制御部152は、第2特別図柄表示装置92における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
普通図柄表示制御部153は、普通図柄表示装置93における普通図柄の変動表示と停止表示を制御する。
演出制御部210は、予告演出を実行する。ここで予告演出とは、その実行時より後の遊技展開を示唆する演出であり、主に特別図柄に係る図柄変動ゲームや大当り遊技に関する演出である。
演出制御部210は、予告演出を実行する場合、予告演出に係る演出表示を演出表示装置80に表示させる。特に特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に関していえば、演出制御部210は、複数列の演出図柄群がスクロールした後に確定停止した演出図柄の組合せによって、特別遊技(大当り遊技)に当選したか否かを、演出表示装置80に報知させる。
演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中において、演出制御部210は、図柄表示装置90による特別図柄の変動時間に合わせて、演出表示装置80による演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)を実行させている。換言すれば、演出制御部210は、図柄表示装置90における一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームと、演出表示装置80における一回の演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)とを、原則として対応付けて実行する。
ただし、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有している予告演出が実行される場合や、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームに対して複数回の演出図柄の変動表示を含む予告演出が実行される場合もある。前者の代表例は連続演出と称される予告演出であり、後者の代表例は擬似連演出と称される予告演出である。
なお、上記の説明において、演出制御部210は、演出表示装置80(メイン表示部81、上サブ表示部82、左サブ表示部83、右サブ表示部84)の演出表示を制御する旨を説明したが、演出制御部210の制御対象はこれに限られない。その他にも、演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、又はスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。
また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
また、演出制御部210は、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84の移動制御を実行することができ、さらに図5では図示していないが、いわゆる装飾可動体の移動制御を実行することができてもよい。
<本発明に係る擬似連演出について>
続いて、本発明に係る擬似連演出について、図7から図19を用いて説明する。
図7は、擬似連演出に用いられる演出図柄を例示した図である。図8から図18は、メイン表示部81の表示画面の一具体例を示す図である。図19は、遊技機10が実行しうる擬似連演出の態様を示すテーブルである。
本発明に係る擬似連演出に用いられる演出図柄群に含まれる演出図柄は、同一セットの演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別する第一属性と、異なるセットの演出図柄群を識別する第二属性と、が遊技者に認識可能な表示態様で表されている。
ここで第一属性及び第二属性は、いずれも演出表示装置に表示されている演出図柄から視認可能な特徴である点において共通している。一方、第一属性は同一セットの演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別可能であるのに対して、第二属性は異なるセットの演出図柄群を識別可能になっている点において相違する。なお、第一属性及び第二属性は、互いに分離可能な表示態様によって表されてもよく、一体不可分な表示態様によって表されてもよい。
本実施形態に即していえば、演出図柄の第一属性には、演出図柄に描かれている数字、及び演出図柄に動物が描かれている場合には動物の種類が該当する。また、演出図柄の第二属性には、演出図柄に動物が描かれているか否か、演出図柄がカードを模しているか否か、及び演出図柄がカードを模していない場合には描かれている動物の向きが該当する。
本発明に係る擬似連演出に用いられる演出図柄群として、図7に示すように、上述した第二属性がそれぞれ異なる演出図柄が4セット設けられている。
図7(a)は、カードを模した演出図柄であって、カードの中に動物と数字が描かれている。以下、この表示態様の演出図柄群を第一演出図柄群と称する。
図7(b)は、横向きの動物が描かれている演出図柄であって、動物の脇に数字が描かれている。以下、この表示態様の演出図柄群を第二演出図柄群と称する。
図7(c)は、手前向きの動物が描かれている演出図柄であって、動物の脇に数字が描かれている。以下、この表示態様の演出図柄群を第三演出図柄群と称する。
図7(d)は、数字が描かれている演出図柄であって、他の演出図柄群には描かれている動物が描かれていない。以下、この表示態様の演出図柄群を第四演出図柄群と称する。
第一演出図柄群、第二演出図柄群、第三演出図柄群、及び第四演出図柄群は、いずれも描かれている数字が第一属性である点において共通している。
また、第一演出図柄群、第二演出図柄群、及び第三演出図柄群は、第一属性である数字と動物の種類との対応付けが共通している。例えば、図7に示すとおり、数字「7」には「ライオン」が対応している。また、同図には図示しないが、数字「3」には「ゾウ」が、数字「4」には「シマウマ」が、数字「5」には「カバ」が、数字「6」には「トラ」がそれぞれ対応している。
なお、上記に含まれない他の演出図柄(例えば、数字「1」や数字「2」が描かれている演出図柄等)が、本発明に係る擬似連演出に用いられてもよい。
擬似連演出の実行期間に含まれる或る時点において、該時点までに開始された変動サイクルの回数が、該時点に表示されている演出図柄の第二属性によって示唆される。換言すれば、(イ)該時点までに開始された変動サイクルの回数と、(ロ)該時点に表示されている演出図柄の第二属性との間に、(ロ)から(イ)が推測可能な程度に関連性が認められる。
より具体的には、一回目の変動サイクルにおいては原則として第一演出図柄群がスクロールし、二回目の変動サイクルにおいては原則として第二演出図柄群がスクロールし、三回目の変動サイクルにおいては原則として第三演出図柄群がスクロールし、四回目の変動サイクルにおいては原則として第四演出図柄群がスクロールするように構成されている。
ここでスクロールとは、(イ)演出図柄がメイン表示部81の表示領域を実際に移動すること、(ロ)演出図柄の表示を経時的に変化させることによって生じる視覚効果によって当該演出図柄が移動しているように錯覚させること、又は(イ)と(ロ)の組合せをいう。
(ロ)の具体例としては、演出図柄の大きさを徐々に拡大させることによって当該演出図柄が奧方から手前に向かって移動しているかのように錯覚させること、又は一の演出図柄の表示を消失させつつ、その表示位置に他の演出図柄を表示させることによって他の演出図柄が一の演出図柄の奧方から移動したかのように錯覚させること等が挙げられる。
また、ここでスクロール方向とは、演出図柄群がスクロールする向きである。従って、演出図柄群が左から右にスクロールする場合(右向き)と、演出図柄群が右から左にスクロールする場合(左向き)と、では互いに異なるスクロール方向として扱う。
また、擬似連演出に含まれる変動サイクルは、回数が増加する場合にスクロール方向が変化しうる。変動サイクルの回数が増加する場合には、演出図柄群のセット(第二属性)も変化しうるので、上記の特徴は、スクロールしている演出図柄群のセットに応じて、スクロール方向が異なりうるとも換言できる。
より具体的には、一回目の変動サイクルは原則として下向きのスクロール方向であり、二回目の変動サイクルは原則として左向きのスクロール方向であり、三回目の変動サイクルは原則として前向きのスクロール方向であり、四回目の変動サイクルは原則として下向きのスクロール方向である。
本発明の擬似連演出の実行例を、以下に説明する。
まず、擬似連演出が行われる図柄変動ゲームにおいて一回目の変動サイクルは、当該擬似連演出が行われない図柄変動ゲームの実行時にも用いられる第一演出図柄群が下向きにスクロールし(図8参照)、左列→右列→中央列の順番に仮停止する(図9参照)。
ここで仮停止とは、暫定的に停止している旨を示す表示態様であり同一の図柄変動ゲーム内において再変動しうる状態を意味している。なお、本実施形態における仮停止態様は、演出図柄について、スクロール方向への進行が停止しており、且つスクロール方向とは異なる方向への揺動や演出図柄の表示変化(例えば、演出図柄に描かれている動物が動く等)が許容されている表示態様である。
上記のように、一回目の変動サイクルにおいてメイン表示部81に表示される内容は、通常の演出図柄の変動表示と同様であるため、遊技者は擬似連演出の実行に気付きがたい。
図9のように一旦仮停止した第一演出図柄群の演出図柄においてカードの中に描かれていた動物がカードの外に飛び出す演出と共に、仮停止している演出図柄が第二演出図柄群の演出図柄に変化して、左向きへのスクロールを開始する(図10参照)。カードの中に描かれていた動物がカードの外に飛び出す演出の視覚効果を高めるために、及び動物の向きが変化する様をリアルに表現するために、第一演出図柄群の演出図柄を平面画像とし、第二演出図柄群の演出図柄を三次元画像としてもよい。ここで三次元画像とは、三次元コンピュータグラフィックスの手法を用いて描画された画像であり、平面に描かれているにも関わらず立体的に視認される画像である。
図10に示すスクロールの開始をもって二回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。或いは、この開始時にメイン表示部81の右上部の表示85が「×2」となっていることを視認して二回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。
なお、図10において各演出図柄の左に示された矢印は、各演出図柄のスクロール方向が左向きであることを示すものであって、メイン表示部81に表示される演出画像ではない。
擬似連演出が行われる図柄変動ゲームにおいて二回目の変動サイクルは、第二演出図柄群が左向きにスクロールし(図11参照)、上段→下段→中段の順番に仮停止する(図12参照)。
図12のように一旦仮停止した第二演出図柄群の演出図柄において左向きに描かれていた動物が前に向く演出と共に、仮停止している演出図柄が第三演出図柄群の演出図柄に変化して、前向きへのスクロールを開始する(図13参照)。なお、第三演出図柄群の演出図柄は、第二演出図柄群の演出図柄と同様に、三次元画像とすることが好ましい。動物の向きが左向きから前向きに変化する様をリアルに表現することができ、演出効果を高めることができるからである。
図13に示すスクロールの開始をもって三回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。或いは、この開始時にメイン表示部81の右上部の表示85が「×3」となっていることを視認して三回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。
なお、図13において各演出図柄の重複する位置に示された矢印は、各演出図柄のスクロール方向が前向きであることを示すものであって、メイン表示部81に表示される演出画像ではない。
擬似連演出が行われる図柄変動ゲームにおいて三回目の変動サイクルは、第三演出図柄群が前向きにスクロールし(図14参照)、左上部→右下部→中央部の順番に仮停止する(図15参照)。
図15のように一旦仮停止した第三演出図柄群の演出図柄に代えて、「全回転」と表示された画像が表示される(カットインする)と共に(図14参照)、第四演出図柄群の演出図柄によるスクロールが、第一属性が同じ(数字が等しい)演出図柄が横一列に並んだ状態で通常のスクロール速度より小さいスクロール速度で、下向きに行われる(図15参照)。このスクロールの開始をもって三回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。或いは、「全回転」と表示された画像の表示やメイン表示部81の右上部の表示85が「×4」となっていることを視認して四回目の変動サイクルの開始を遊技者は認識しうる。
なお、図17において各演出図柄の下方に示された矢印は、各演出図柄のスクロール方向が下向きであることを示すものであって、メイン表示部81に表示される演出画像ではない。
上記の四回目の変動サイクルとして行われる演出表示は、全回転演出とも称される演出であり、大当り遊技の当選を特別図柄の停止表示の前に報知すると共に、どの種類の大当り遊技に当選したのか(例えば、確変が付与される大当り遊技か否か等)という点に遊技者の関心を惹きつける内容になっている。
以上のような擬似連演出の結果として、第四演出図柄群において数字「7」を表す演出図柄が横一列に並んだ状態で確定停止となる(図18参照)。ここで確定停止とは、同一の図柄変動ゲーム内における再変動を許容しない演出図柄の表示態様を意味している。
なお、上記の擬似連演出の態様は一具体例に過ぎず、遊技機10が実行しうる擬似連演出の態様は他にも存在する。図19に擬似連演出の態様の他の例を挙げる。
図19に示すテーブルの縦軸には、各演出態様を区別するために便宜上の名称としてパターン1〜パターン8を割り当てている。
図19に示すテーブルの横軸は、該当する演出態様において何回目の変動サイクルにどのセットの演出図柄群を用いるのかを示している。また、該当する演出態様で擬似連演出が行われた場合の発展先を示している。ここで発展先とは、該当する擬似連演出の演出態様において最終回の変動サイクルの終盤に行われる演出の内容をいう。
図8から図18までに図示されている4回の変動サイクルを含む上記の擬似連演出は、図19におけるパターン8の擬似連演出に該当するものである。
また、パターン2の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいて第一演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいて第二演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいてリーチ演出に発展する態様のものである。
そして、パターン4の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいて第一演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいて第二演出図柄群が用いられ、三回目の変動サイクルにおいて第三演出図柄群が用いられ、三回目の変動サイクルにおいてリーチ演出に発展する態様のものである。
これらのパターン2、パターン4、及びパターン8の擬似連演出は、変動サイクルの回数と演出図柄群のセット(第二属性)とが対応付いているという上記の原則に適ったオーソドックスな態様といえる。
パターン2、パターン4、及びパターン8を経由して大当り遊技に当選する期待度は、パターン2<パターン4<パターン8の関係にあり、擬似連演出における変動サイクルの回数に相関して大当り遊技の当選期待度が高まるといえる。
なお、パターン8の擬似連演出は、既に述べたとおり、大当り遊技に当選している場合にのみ実行される演出であり、大当り遊技の当選期待度は100%である。
パターン1の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいて第一演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいても第一演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいてリーチ演出に発展しないままバラケ目(例えば、図9に示す演出図柄の組合せ)で確定停止する、いわゆるガセ演出である。
パターン1の擬似連演出は、変動サイクルの回数と演出図柄群のセット(第二属性)との対応関係が崩れており、例外的な態様といえる。
なお、パターン1の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度は0%であり、同じ回数の変動サイクルを含むパターン2の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度に比べて小さい。
パターン3の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいて第一演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいて第二演出図柄群が用いられ、三回目の変動サイクルにおいても第二演出図柄群が用いられ、三回目の変動サイクルにおいてリーチ演出に発展する態様のものである。
パターン3の擬似連演出も、変動サイクルの回数と演出図柄群のセット(第二属性)との対応関係が崩れており、例外的な態様といえる。
なお、パターン3の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度は、同じ回数の変動サイクルを含むパターン4の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度に比べて小さい。
パターン5の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいても二回目の変動サイクルにおいても第二演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいてリーチ演出に発展する態様のものである。
パターン6の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいて第二演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいて第三演出図柄群が用いられ、二回目の変動サイクルにおいて激熱リーチ演出に発展する態様のものである。
パターン7の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいても二回目の変動サイクルにおいても三回目の変動サイクルにおいても第三演出図柄群が用いられ、三回目の変動サイクルにおいて激熱リーチ演出に発展する態様のものである。
ここで激熱リーチ演出とは、上記のリーチ演出に比べて大当り遊技の当選期待度が高いリーチ演出である。
パターン5、パターン6、及びパターン7の擬似連演出は、変動サイクルの回数と演出図柄群のセット(第二属性)との対応関係が崩れており、例外的な態様といえる。
しかしながら、パターン5、パターン6、及びパターン7の擬似連演出は、一回目の変動サイクルにおいて用いられる演出図柄群のセット(第二属性)が、当該擬似連演出における変動サイクルの総回数に対応付いているという規則性を有している点において共通している。
このような特徴を有しているので、パターン5、パターン6、及びパターン7の擬似連演出が実行される場合には、遊技者は一回目の変動サイクルにおいて変動サイクルの総回数を予測することができる。
なお、本実施形態では、一回目の変動サイクルにおいて用いられる演出図柄群のセットが、当該擬似連演出における変動サイクルの総回数に対応付いている例を述べたが、最終回の変動サイクルより前に用いられる演出図柄群のセットが、当該擬似連演出における変動サイクルの総回数に対応付いている態様の擬似連演出であれば、上記の効果と同様の効果を奏しうる。換言すれば、擬似連演出における最終回の変動サイクルより前の変動サイクルのうち少なくとも一つに用いられる演出図柄の第二属性が、該擬似連演出に含まれる変動サイクルの総回数を示唆すればよい。
ここで「擬似連演出における最終回の変動サイクルより前の変動サイクルのうち少なくとも一つ」とは、例えば、擬似連演出における最終回の変動サイクルが3回目である場合には、1回目又は2回目の変動サイクルのいずれかである。或いは、例えば、擬似連演出における最終回の変動サイクルが2回目である場合には、1回目の変動サイクルである。
また、ここで「擬似連演出において行われる変動サイクルの総回数」とは、擬似連演出が行われる図柄変動ゲームにおいて図柄の変動表示が開始してから確定停止するまでの間に開始される変動サイクルの回数である。
パターン5及びパターン6の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度は、同じ回数の変動サイクルを含むパターン2の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度に比べて大きい。
また、パターン7の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度は、同じ回数の変動サイクルを含むパターン4の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度に比べて大きい。
即ち、上記のような規則性を有する態様の擬似連演出は、同じ回数の変動サイクルを含む擬似連演出に比べて、大当り遊技の当選期待度に比べて大きい。
なお、パターン6の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度は、同様に一回目の変動サイクルにおいて第二演出図柄群を用いるパターン5の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度に比べて大きい。
また、パターン7の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度は、同様に激熱リーチに発展するパターン6の擬似連演出における大当り遊技の当選期待度に比べて大きい。
各擬似連演出における大当り遊技の当選期待度が、上記のように異なるので、本実施形態に係る遊技機10は、演出図柄のスクロール方向に応じて大当り遊技の当選期待度が変化するように構成されているとも言い換えることができる。
従って、演出図柄が特定のスクロール方向にスクロールする場合にのみ実行される特定の予告演出が実行されることが好ましい。換言すれば、演出制御部210は、複数のスクロール方向のうち特定のスクロール方向に演出図柄群がスクロールする場合の一部において、特定の予告演出を実行することが望ましく、特定のスクロール方向を除く他のスクロール方向に演出図柄群がスクロールする場合には、特定の予告演出を実行しないことが望ましい。演出図柄のスクロール方向に着目する演出性を、より高める効果があるからである。
例えば、図10に示した、仮停止している第一演出図柄群の演出図柄が第二演出図柄群の演出図柄に変化して、左向きへのスクロールを開始する演出は、左向きにスクロールする場合にのみ実行される特定の予告演出に該当する。或いは、図13に示した、仮停止している第二演出図柄群の演出図柄が第三演出図柄群の演出図柄に変化して、前向きへのスクロールを開始する演出は、前向きにスクロールする場合にのみ実行される特定の予告演出に該当する。
また、各擬似連演出における大当り遊技の当選期待度が、上記のようにパターンごとに異なるので、本実施形態に係る遊技機10は、演出図柄群がスクロールした結果として特別遊技(大当り遊技)の当選に対応している演出図柄の組合せが確定停止する期待度が、スクロールした演出図柄群のセットによって異なるとも言い換えることができる。
ここで「特別遊技の当選に対応している演出図柄の組合せが確定停止する期待度」は、そのスクロールに並行する特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として特別遊技に当選する期待度に等しい。
上記のように多用な態様の擬似連演出を実行可能に構成されているため、本実施形態の遊技機10は従来の遊技機に比べて遊技者の興趣を強く喚起させることができる。
<各種処理の処理手順について>
次に、上記で説明した各種処理の処理手順について、図20又は図21を用いて説明する。なお、上述した図1から図6に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図20は、始動口入球時処理の処理手順を示すフローチャートである。図21は、図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
また、図20又は図21に図示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
まず、始動口入球時処理について説明する。ここで「始動口入球時処理」とは、第1始動口57又は第2始動口59に対して遊技球が入球した後に実行される一連の処理である。
第1始動口57又は第2始動口59への入球がカウントスイッチSW1又はカウントスイッチSW2で検知されるまで(ステップS102のNO)、ステップS104以降の処理は行われないまま待機となる。
また、第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されたとしても(ステップS102のYES)、特図保留制御部111による保留数が上限に達していれば(ステップS104のYES)、ステップS106以降の処理は行われないまま待機となる。
第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されて(ステップS102のYES)、かつ特図保留制御部111による保留数が上限に達していないとき(ステップS104のNO)、特図保留制御部111による保留数が加算される(ステップS106)。また、特図保留制御部111によって乱数M1又は乱数M2が取得されて、専用の記憶領域に保留記憶される(ステップS108)。
事前判定部112が事前判定を行う場合(ステップS110のYES)、事前判定部112は、ステップS108において保留記憶された乱数M1または乱数M2が当否判定部121によって当選と判定されるか否かを判定する(ステップS112)。
また、事前判定部112が事前判定を行わない場合(ステップS110のNO)、ステップS112の処理は行われないままステップS114の処理に移行する。
ステップS102からステップS112までの一連の処理結果を制御情報として含むコマンドが、情報伝送部190からサブ制御基板200へ出力されて(ステップS114)、その始動口入球時処理は終了となる。
続いて、図柄変動開始処理の処理手順について説明する。ここで「図柄変動開始処理」とは、特別図柄に係る図柄変動ゲームを開始させる際に行われる一連の処理である。
まず、特図遊技制御部120は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。ここで「変動開始条件」とは、(i)ステップS202の判定時において特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないこと、(ii)ステップS202の判定時において大当り遊技が実行されていないこと、(iii)ステップS202の判定時において保留記憶が1個以上存在すること等が挙げられる。
ステップS202の判定が否定されるとき(ステップS202のNO)、ステップS204以降の処理は実行されずに、その図柄変動開始処理は終了となる。
ステップS202の判定が肯定されるとき(ステップS202のYES)、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留されている乱数M1又は乱数M2を読み出す(ステップS204)。
ステップS204において、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留記憶されている順番で乱数M1又は乱数M2を読み出してもよいし、一方を他方に優先して読み出してもよい。
ステップS204で乱数が読み出されることを契機として各判定処理が実行される(ステップS206)。
ここでステップS206に含まれる処理としては、具体的には、上述した当否判定部121による当否判定や特図選択部122による特別図柄の選択が少なくとも含まれる。また、(i)変短状態が付与されているか否か、(ii)演出図柄をリーチ目で停止させるか否か、(iii)特定の演出を行うか否か等の判定処理が、ステップS206の処理に含まれてもよい。
そして、特図保留制御部111は、そのとき保留されている乱数M1又は乱数M2の数を特定する(ステップS208)。これにより、本処理手順で実行される図柄変動ゲームで読み出された乱数を除いた残りの乱数の数が保留数として特定される。
変動パターン決定部124は、ステップS206の処理結果及びステップS208で特定された保留数を用いて変動パターンを決定する(ステップS210)。
ステップS202からステップS210までの一連の処理結果を制御情報として含むコマンドが、情報伝送部190からサブ制御基板200に対して出力されて(ステップS212)、その図柄変動開始処理は終了となる。当該コマンドには、図柄変動ゲームの実行の有無や遊技状態などをサブ制御基板200で判断可能とするための各種情報、例えば、変動パターンを示す情報、保留数、確変状態の有無、変短状態の有無などが含まれる。
<本発明の変形例について>
ここまで図1から図21を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上記の実施形態においては、4セットの演出図柄群を用いた擬似連演出について説明したが、本発明に係る擬似連演出の実行において演出図柄群のセット数は複数であればよく、4セットより少なくても多くてもよい。
また、上記の実施形態においては、4回の変動サイクルを上限とする擬似連演出について説明したが、本発明に係る擬似連演出の実行において変動サイクルの回数の上限は特に制限されず、4回より少なくても多くてもよい。
上記の実施形態においては、4セットの演出図柄群のそれぞれのスクロール方向が、一意に定まっている態様(第一演出図柄群:下向き、第二演出図柄群:左向き、第三演出図柄群:前向き、第四演出図柄群:下向き)を述べたが、本発明の実施はこれに限られない。即ち、一の演出図柄群のセットが、複数のスクロール方向にスクロールする態様を採用してもよい。
本発明に係る擬似連演出に用いられる演出図柄群のセット数(4とおり)と変動サイクルの上限回数(4回)が等しい実施形態について述べたが、これらは異なる数であってもよい。
本発明に係る擬似連演出の実行期間において、メイン表示部81にのみ演出図柄群が表示される実施態様について説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、本発明に係る擬似連演出の実行期間の少なくとも一部において、演出制御部210は、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84等のメイン表示部81を除く他の表示装置に演出図柄群を表示させてもよい。
本発明に係る擬似連演出の態様について、図19に示す8とおりの態様を説明したが、その態様の数はより少なくても多くてもよい。
また、各態様の擬似連演出に関する大当り遊技の期待度の大小関係について説明したが、その大小関係は一具体例であって、本発明の実施はこれに限られない。
上記の実施形態においては、変動サイクルの回数によって異なるセットの演出図柄群を用いる擬似連演出について説明したが、この特徴を連続演出に適用してもよい。
より詳細には、メイン表示部81(演出表示装置)は、図柄変動ゲームと並行して複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動させる。演出制御部210(演出制御手段)は、複数回の図柄変動ゲームにわたって連続性を有する連続演出を実行する。
ここで、連続演出の実行期間において用いられる演出図柄群が複数セット設けられており、該実行期間に含まれる一の回の図柄変動ゲームに変動する演出図柄群と、該実行期間に含まれる他の回の図柄変動ゲームに変動する演出図柄群と、が異なるセットになりうる構成としてもよい。例えば、一回目の図柄変動ゲームにおいては上記の第一演出図柄群がスクロールし、二回目の図柄変動ゲームにおいては上記の第二演出図柄群がスクロールし、三回目の図柄変動ゲームにおいては上記の第三演出図柄群がスクロールし、四回目の図柄変動ゲームにおいては上記の第四演出図柄群がスクロールするような構成にしてもよい。
このような連続演出は斬新であるため、従来の遊技機に比べて遊技者の興趣を強く喚起させることができる。
上述した変形例に係る連続演出に用いられる演出図柄群に含まれる演出図柄は、上記の実施形態と同様に、同一セットの演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別する第一属性と、異なるセットの演出図柄群を識別する第二属性と、が遊技者に認識可能な表示態様で表されていることが好ましい。
また、この変形例において、連続演出の実行期間に含まれる或る時点において、該時点までに開始された変動サイクルの回数が、該時点に表示されている演出図柄の第二属性によって示唆されてもよく、連続演出における最終回の図柄変動ゲームより前の図柄変動ゲームのうち少なくとも一つに用いられる演出図柄の第二属性が、該連続演出に行われる図柄変動ゲームの総回数を示唆してもよい。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動表示させ、一回の前記図柄変動ゲームにおいて複数回の前記変動サイクルにわたって擬似連演出を実行する演出制御手段と、を備え、前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群が複数セット設けられており、前記演出制御手段は、一回の前記擬似連演出における一の回の前記変動サイクルと他の回の前記変動サイクルとによって、異なるセットの前記演出図柄群を用いうる遊技機。
(2)前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群に含まれる演出図柄は、同一セットの前記演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別する第一属性と、異なるセットの前記演出図柄群を識別する第二属性と、が遊技者に認識可能な表示態様で表されている(1)に記載の遊技機。
(3)前記擬似連演出の実行期間に含まれる或る時点において、該時点までに開始された前記変動サイクルの回数が、該時点に表示されている演出図柄の前記第二属性によって示唆される(2)に記載の遊技機。
(4)前記擬似連演出における最終回の前記変動サイクルより前の前記変動サイクルのうち少なくとも一つに用いられる演出図柄の前記第二属性が、該擬似連演出に含まれる前記変動サイクルの総回数を示唆する(2)または(3)に記載の遊技機。
(5)遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを表示する図柄表示装置と、前記図柄変動ゲームと並行して複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動させる演出表示装置と、複数回の前記図柄変動ゲームにわたって連続性を有する連続演出を実行する演出制御手段と、を備え、前記連続演出の実行期間において用いられる前記演出図柄群が複数セット設けられており、該実行期間に含まれる一の回の前記図柄変動ゲームに変動する前記演出図柄群と、該実行期間に含まれる他の回の前記図柄変動ゲームに変動する前記演出図柄群と、が異なるセットになりうる遊技機。
10 遊技機
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動装飾体
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
34、36 左右側枠部
35 照明装置
37 プッシュボタン
38a、38b、38c、38d カーソルボタン
38e 玉貸ボタン
38f 返却ボタン
39 球抜き機構
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 ゲート
65 特別電動役物
67 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
81 メイン表示部
82 上サブ表示部
83 左サブ表示部
84 右サブ表示部
85 表示
90 図柄表示装置
91 特別図柄表示部
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
100 メイン制御基板
101 CPU
102 RAM
103 ROM
110 始動口入球時処理部
111 特図保留制御部
112 事前判定部
120 特図遊技制御部
121 当否判定部
122 特図選択部
123 リーチ抽選部
124 変動パターン決定部
130 普図遊技制御部
131 普図保留制御部
132 普図抽選部
133 普通電役制御部
140 遊技状態制御部
141 大当り制御部
142 特別電役制御部
143 確変制御部
144 変短制御部
150 図柄表示制御部
151 第1特別図柄表示制御部
152 第2特別図柄表示制御部
153 普通図柄表示制御部
190 情報伝送部
200 サブ制御基板
201 CPU
202 RAM
203 ROM
210 演出制御部
SOL1、SOL4 ソレノイドコイル
SW1、SW2、SW51、SW52、SW7 カウントスイッチ
X 第1流路
Y 第2流路

Claims (2)

  1. 遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、
    遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動表示させ、一回の前記図柄変動ゲームにおいて複数回の前記変動サイクルにわたって擬似連演出を実行する演出制御手段と、を備え、
    前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群が複数セット設けられており、
    前記演出制御手段は、一回の前記擬似連演出における一の回の前記変動サイクルと他の回の前記変動サイクルとによって、異なるセットの前記演出図柄群を用いることができ、
    前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群に含まれる演出図柄は、同一セットの前記演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別する第一属性と、異なるセットの前記演出図柄群を識別する第二属性と、が遊技者に認識可能な表示態様で表されており、
    前記擬似連演出の実行期間に含まれる或る時点において、該時点までに開始された前記変動サイクルの回数が、該時点に表示されている演出図柄の前記第二属性によって示唆される遊技機。
  2. 遊技者にとって有利な特別遊技に当選したか否かを、停止表示させた図柄によって報知する図柄変動ゲームを実行する図柄表示制御手段と、
    遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルにおいて複数の演出図柄を一セットとする演出図柄群を変動表示させ、一回の前記図柄変動ゲームにおいて複数回の前記変動サイクルにわたって擬似連演出を実行する演出制御手段と、を備え、
    前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群が複数セット設けられており、
    前記演出制御手段は、一回の前記擬似連演出における一の回の前記変動サイクルと他の回の前記変動サイクルとによって、異なるセットの前記演出図柄群を用いることができ、
    前記擬似連演出に用いられる前記演出図柄群に含まれる演出図柄は、同一セットの前記演出図柄群に含まれる複数の演出図柄を識別する第一属性と、異なるセットの前記演出図柄群を識別する第二属性と、が遊技者に認識可能な表示態様で表されており、
    前記擬似連演出における最終回の前記変動サイクルより前の前記変動サイクルのうち少なくとも一つに用いられる演出図柄の前記第二属性が、該擬似連演出に含まれる前記変動サイクルの総回数を示唆する遊技機。
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