JP6473126B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
まず、本実施形態の遊技機10の概要について、図1、図6、図17を用いて説明する。図1は、遊技機10の正面図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。図17は、選択演出が行われる擬似連演出に係るメイン表示部81の表示態様の具体例を示す図である。
遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であって、操作受付手段と、演出制御手段と、を備える。
本実施形態における操作受付手段は、例えば、カーソルボタン38によって実現される。
演出制御手段は、次のような手順で選択演出を実行する。
まず、演出制御手段は、第一条件の成立に応じて選択演出を実行して、予告演出のいずれかに対応する複数の選択肢を遊技者が認識可能な態様で提示する。
次に、演出制御手段は、選択演出の実行期間の少なくとも一部において操作受付手段によって受け付けられた遊技者の操作に基づいて、提示した複数の選択肢のうちいずれかを選択し、
そして、演出制御手段は、第一条件より後に成立する第二条件の成立に応じて、選択した選択肢を確定して選択演出を終了し、選択演出において確定した選択肢に対応する予告演出を、当該選択演出が終了した後に実行する。
本実施形態における演出制御手段は、例えば、演出制御部210によって実現される。
ここで選択演出とは、その実行時より後に行われる予告演出に係る選択肢を、遊技者が認識可能な態様で提示する演出である。本発明に係る選択演出における選択肢の選択及び確定に係る処理フローは、上記の要件を満足する範囲内で適宜変更可能であり、上記には記載されていない別の条件や別の処理が追加されてもよい。
ここで第二条件とは、選択演出の終了条件である。第二条件の内容は特に制限されないが、例えば、第一条件の成立から所定時間が経過することであってもよい。
即ち、演出制御手段は、選択肢に対応する予告演出を表す簡潔な見本(いわゆるサムネイル)を提示しながら、遊技者に選択肢の選択を促すことができる。
ここで「(予告演出を構成する)コンテンツを想起させる程度に類似する類似コンテンツ」とは、予告演出を構成するコンテンツそのものとは異なる内容になっているものの、その内容を認識した遊技者が予告演出に係るコンテンツを一定程度に理解できるものをいう。
以下、本実施形態に係る遊技機10についてより詳しく説明する。
図1から図4を用いて遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す瞰図である。図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図である。
なお、図1から図4に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
メイン表示部81に表示される演出図柄群の変動表示において、表示される演出図柄群は、一又は複数の列をなす。変動表示されている演出図柄群がなす列の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、又はこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで奥行き方向とは、実際にはメイン表示部81の表示画面上の平面的な表示変動であるにも関わらず、メイン表示部81の奧方から手前方向又はその逆方向に演出図柄が変動しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一具体例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
第1特別図柄は、「特図1」と略称される場合があり、第2特別図柄は、「特図2」と略称される場合がある。また、特別図柄は、「特図」と略称される場合がある。
なお、以下、普通図柄のことを「普図」と略して表記する場合がある。
また、以下の説明において、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に普通図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
或いは、以下の説明において、上述のメイン表示部81に表示される演出図柄の変動表示は、「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」や「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と区別して「演出図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
なお、以下の説明において、単に「図柄変動ゲーム」と称した場合には、特段の説明がない限り「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」を意味する。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
第1始動口57に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第1特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第2特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
大入賞口55の上方には特別電動役物65が配設されている。特別電動役物65は、大入賞口55に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL1の作動により開放状態又は閉鎖状態のいずれかに遷移する。
特別電動役物65が開放状態である場合には、大入賞口55への遊技球の入球が容易となるため、賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
なお、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が普通入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されている。
続いて、図5又は図6を用いて遊技機10の制御構成について説明する。なお、上述した図1から図4に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図5は、遊技機10の主要な電気的構成を示すブロック図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
なお、図5又は図6で図示される各構成要素は本実施形態の遊技機10を説明する上で必要な構成要素を挙げたものであり、ここに図示しない構成要素を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成要素の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成要素が省かれても良い。
より具体的には、メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201、RAM102又はRAM202、ROM103又はROM203などを有している。メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201がROM103又はROM203から読み出した制御プログラムを実行し、RAM102又はRAM202に種々のデータを書き込み又は読み出しを行うことにより種々の機能を実現する。
図5では、一つのサブ制御基板200が図示されているが、サブ制御基板200は、複数の基板で形成されていてもよい。サブ制御基板200が複数の基板で形成される場合、メイン制御基板100に複数のサブ制御基板200が並列に接続されていてもよいし、メイン制御基板100に対して複数のサブ制御基板200が階層的に接続されていてもよい。
また、各機能構成を実現する基板は、図5に示される基板に限定されるものではなく、メイン制御基板100若しくはサブ制御基板200又は他の基板上で実現されてもよい。
特図遊技制御部120は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
普図遊技制御部130は、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
遊技状態制御部140は、大当り遊技を制御する機能、確変状態や変短状態を管理し、これらの付与や解除(通常遊技状態への移行)を制御する機能を有する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、又は、普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる。
情報伝送部190は、メイン制御基板100で実現される各機能構成にて生成された制御情報(コマンド)をサブ制御基板200上で実現される機能構成(例えば、演出制御部210等)に伝送する。情報伝送部190によって伝送されるコマンドには、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態の有無、変短状態の有無、保留されている乱数に関する情報、大当り遊技の実行に関する情報等が含まれてもよい。
演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、又はスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
ここで演出モードとは、演出制御部210によって実行される予告演出の種別選択等に影響を与える演出制御上の条件の一つであり、一回の遊技又は複数回の遊技に跨がって滞在しうる。滞在している演出モードの種別は、遊技者が認識可能に報知されてもよいし、遊技者に対して秘匿されてもよい。
以下、始動口の入球時処理を制御する始動口入球時処理部110について詳述する。
始動口入球時処理部110は、特図保留制御部111と、事前判定部112と、を有する。
また、特図保留制御部111は、第2始動口59に遊技球が入球した時、即ち第2始動口59に入賞した時に、保留されている乱数M2の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M2を取得して保留させる。
特図保留制御部111は、第1始動口57の入賞を契機として取得される乱数M1と、第2始動口59の入賞を契機として取得される乱数M2と、を区別して保留する。
このとき、図柄表示制御部150は、特図保留制御部111の要求に応じて、保留されている乱数の数をLEDの発光パターンによって図柄表示装置90に表示させてもよい。
また、演出制御部210は、情報伝送部190を介して入力したコマンドに応じて、保留されている乱数の個数に等しい数の保留表示を、演出表示装置80に表示させてもよい。
また、事前判定部112は、事前判定の他に、事前判定の結果に基づく演出に関する処理を実行してもよい。ここで「事前判定の結果に基づく演出」とは、例えば、事前判定の対象となった乱数を表す保留表示の色彩や形態等を変化させる演出や、事前判定の対象となった乱数を表す保留表示が表示されている期間(いわゆる先読みゾーン)にわたって実行される演出等が挙げられる。
なお、「事前判定の結果に基づく演出」は、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有する構成になっていることがあり、当該構成である場合には後述する連続演出に該当する。
以下、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する特図遊技制御部120について詳述する。
特図遊技制御部120は、当否判定部121と、特図選択部122と、リーチ抽選部123と、変動パターン決定部124と、を有する。
より具体的には、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は乱数抽選を行うことによって当選を示す特別図柄(当選図柄)を選択する。即ち、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は、予め複数とおりに用意されている当選図柄のうちいずれか一つを選択する。
或いは、当否判定部121によって落選が判定された場合、特図選択部122はハズレを示す特別図柄(ハズレ図柄)を一意に決定する。
当否判定部121によって乱数M2が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第2特別図柄表示制御部152によって第2特別図柄表示装置92に表示される。
なお、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果はハズレであるため、当該図柄変動ゲームでリーチ演出を実行したとしても最後に仮停止する列の演出図柄は他の列の演出図柄と異なる種別になる。
また、当否判定部121によって当選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果は当選であるため、リーチ抽選部123による抽選が行われずとも、当該図絵の実行中には原則としてメイン表示部81においてリーチ演出が行われ、さらに最後に仮停止する列の演出図柄が他の列の演出図柄と同種になる。
変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、第1特別図柄表示制御部151又は第2特別図柄表示制御部152に対する制御情報として出力され、当該制御情報を入力した第1特別図柄表示制御部151又は第2特別図柄表示制御部152は当該制御情報が示す時間にわたって特別図柄に係る図柄変動ゲームを実行する。
また、変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、情報伝送部190を介して伝送されるコマンドとして演出制御部210に出力され、当該コマンドを入力した演出制御部210は当該コマンドに含まれる変動パターンを用いて演出(リーチ演出等)を制御する。より具体的には、演出制御部210は、入力した変動パターン(変動時間情報)が示す時間に合わせて、当該変動パターンに基づく演出図柄に係る図柄変動ゲームを終了させるように演出図柄の変動態様及びそれに付随する演出態様を決定して実行する。
これにより、演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行時間に合わせて、当該図柄変動ゲームに対する演出を実行することができる。
以下、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する普図遊技制御部130について詳述する。
普図遊技制御部130は、普図保留制御部131と、普図抽選部132と、普通電役制御部133と、を有する。
普通電役制御部133は、変短制御部144によって変短状態が付与されているとき、開放状態をとる時間が単位時間あたりで増加するように普通電動役物61を制御する。即ち、普通電役制御部133の制御は、後述する変短制御部144による変短状態の付与に起因して変動する。
以下、大当り遊技、確変状態、及び変短状態を制御する遊技状態制御部140について詳述する。
遊技状態制御部140は、大当り制御部141と、確変制御部143と、変短制御部144と、を有している。
ここで確変状態とは、当否判定部121による当否判定の当選確率が通常遊技状態より高確率になる遊技状態をいう。
ここで変短状態とは、以下の少なくとも一つが行われる遊技状態をいう。
(i)普図抽選部132による抽選の当選確率が通常遊技状態より高確率になる。
(ii)普通電動役物61の開放時間が通常遊技状態より延長される。
(iii)普通電動役物61の開放回数が通常遊技状態より増加される。
(iv)普通図柄表示装置93における一回あたりの変動表示時間が通常遊技状態より短縮される。
なお、(i)において言及した普図抽選部132によって行われる抽選の当選確率は、通常遊技状態において零であっても良いし、零でなくても良い。
なお、本実施形態に係る確変状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、いわゆるVゾーンと称される特定領域に遊技球が入球したことを契機として確変状態を付与してもよい。
なお、本実施形態に係る確変状態の解除条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の解除条件はこの例に限られない。例えば、特別図柄に係る図柄変動ゲームの回数に関わらず大当り遊技に当選することのみを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。或いは、確変状態を解除するか否かを決定する抽選(転落抽選)に当選することを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。
なお、本実施形態に係る変短状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合の一部を契機として、変短制御部144は変短状態を付与してもよい。
なお、変短制御部144による変短状態の解除条件は、確変状態の解除条件と同一の条件であってもよいし、異なる条件であってもよい。本実施形態に即していえば、変短状態の解除に係る所定回数は、確変状態の解除に係る所定回数と同一の回数であってもよいし、異なる回数であってもよい。
まず、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122によって特別図柄が選択され、選択された特別図柄が第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92に停止表示された後に、大当り制御部141は大当り遊技を開始させる。
大当り遊技が開始されると、大当り制御部141は演出制御部210に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は当該コマンドに従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。なお、本実施形態に係るオープニング演出では、遊技者に右打ちを推奨する等して、大入賞口55に向かう第2流路Yへの遊技球の打ち出しを促すことが好ましい。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド回数)を上限として複数回行われる。ラウンド遊技では、大入賞口55が所定回数(例えば1回)開放される。また、開放された大入賞口55に規定個数の遊技球が入球した後、又は規定時間(ラウンド遊技時間)が経過後に、大入賞口55が閉鎖されてそのラウンド遊技が終了する。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55が所定時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55が開放される。
特別電役制御部142は、大当り制御部141から受けた制御情報に従って、特別電動役物65を開放させる。
特別電役制御部142は、特別電動役物65を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW7の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部142は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL1を作動させて特別電動役物65を閉鎖させる。
規定のラウンド回数が終了すると、大当り制御部141は情報伝送部190を介して演出制御部210に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関するコマンドを出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り制御部141は大当り遊技を終了させる。
以下、各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について詳述する。
図柄表示制御部150は、第1特別図柄表示制御部151と、第2特別図柄表示制御部152と、普通図柄表示制御部153と、を有する。
第1特別図柄表示制御部151は、第1特別図柄表示装置91における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
第2特別図柄表示制御部152は、第2特別図柄表示装置92における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
普通図柄表示制御部153は、普通図柄表示装置93における普通図柄の変動表示と停止表示を制御する。
ただし、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有している予告演出が実行される場合や、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームに対して複数回の演出図柄の変動表示を含む予告演出が実行される場合もある。前者の代表例は連続演出と称される予告演出であり、後者の代表例は擬似連演出と称される予告演出である。
ここで連続演出とは、数回の遊技(特別図柄に係る図柄変動ゲーム)にわたって連続性を有する演出である。また、ここで擬似連演出とは、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルを一単位として演出図柄の変動を演出表示装置80に表示させ、一回の遊技において複数回の変動サイクルを行う演出である。
また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
また、演出制御部210は、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84の移動制御を実行することができ、さらに図5では図示していないが、いわゆる装飾可動体の移動制御を実行することができてもよい。
次に、上記で説明した各種処理の処理手順について、図7又は図8を用いて説明する。なお、上述した図1から図6に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部又は全部が互いに重複していてもよい。
また、図7又は図8に図示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
第1始動口57又は第2始動口59への入球がカウントスイッチSW1又はカウントスイッチSW2で検知されるまで(ステップS102のNO)、ステップS104以降の処理は行われないまま待機となる。
また、第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されたとしても(ステップS102のYES)、特図保留制御部111による保留数が上限に達していれば(ステップS104のYES)、ステップS106以降の処理は行われないまま待機となる。
また、事前判定部112が事前判定を行わない場合(ステップS110のNO)、ステップS112の処理は行われないままステップS114の処理に移行する。
まず、特図遊技制御部120は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。ここで「変動開始条件」とは、(i)ステップS202の判定時において特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないこと、(ii)ステップS202の判定時において大当り遊技が実行されていないこと、(iii)ステップS202の判定時において保留記憶が1個以上存在すること等が挙げられる。
ステップS202の判定が否定されるとき(ステップS202のNO)、ステップS204以降の処理は実行されずに、その図柄変動開始処理は終了となる。
ステップS204において、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留記憶されている順番で乱数M1又は乱数M2を読み出してもよいし、一方を他方に優先して読み出してもよい。
ここでステップS206に含まれる処理としては、具体的には、上述した当否判定部121による当否判定や特図選択部122による特別図柄の選択が少なくとも含まれる。また、(i)変短状態が付与されているか否か、(ii)演出図柄をリーチ目で停止させるか否か、(iii)特定の演出を行うか否か等の判定処理が、ステップS206の処理に含まれてもよい。
変動パターン決定部124は、ステップS206の処理結果及びステップS208で特定された保留数を用いて変動パターンを決定する(ステップS210)。
続いて、本実施形態に係る擬似連演出と選択演出について説明する。
図9は、本実施形態に係る擬似連演出のタイムチャートである。
なお、図9に示すタイムチャートは、メイン表示部81において演出図柄の変動(スクロール)が開始された時点を基準として28秒経過するまでの期間について図示するものであり、それ以降の期間については図示省略している。
また、図9に係るタイムチャートは、擬似連演出に対応している或る変動パターンに基づいて、選択演出を行わない擬似連演出と選択演出を行う擬似連演出とを場合分けして実行することを前提とするものである。
図14と図15は、選択演出が行われない擬似連演出に係るメイン表示部81の表示態様の具体例を示す図である。
なお、遊技者から見ればこの時点において擬似連演出が行われることを認識できないが、実際には当該通常変動表示は当該擬似連演出における一回目の変動サイクルに該当するものであるため、図9においては「通常変動」の側に「(擬似1)」と表記している。
当該擬似連演出において11秒経過した場合、約1秒間をかけて右列の演出図柄の変動表示が仮停止する(図9においては「右停止」と表記)。図15(a)に、右列の演出図柄が仮停止した状況を図示する。
当該擬似連演出において18秒経過した場合、約5秒間をかけて中央列の演出図柄の変動表示が仮停止する(図9においては「擬似1図柄停止」と表記)。図15(b)に、中央列の演出図柄が仮停止した状況を図示する。
チャンス目が仮停止すると、23秒経過時から二回目の変動サイクル(図9においては「擬似2」と表記)が開始される。
図10は、本実施形態に係る選択演出においてパネル(選択肢)に表示されうる予告演出の一覧を示す図である。
図11は、本実施形態に係る選択演出において三つのパネル(パネルA、パネルB、パネルC)に表示されうる予告演出の組合せを示す図である。
図12は、本実施形態に係る選択演出においてパネルCを選択した場合に実行されうる予告演出の一覧を示す図である。
図13は、本実施形態に係る選択演出においてパネルCを選択した場合に用いる抽選テーブルを示す図である。
図16から図19は、選択演出が行われる擬似連演出に係るメイン表示部81の表示態様の具体例を示す図である。
図16(b)に示すように、当該期間におけるメイン表示部81の表示領域には演出図柄の変動表示が表示されない。この表示態様は一具体例であり、本発明の実施はこれに限られない。例えば、メイン表示部81の代わりに別の表示領域(上サブ表示部82等)に演出図柄の変動を表示してもよいし、別の表示手段(不図示のLED等)による変動表示を演出図柄の変動の代わりとしてもよい。
なお、当該期間は、図9の上段に示す擬似連演出において左列の演出図柄の変動表示を仮停止させる期間と一部が重複している。
なお、当該期間は、図9の上段に示す擬似連演出において右列の演出図柄の変動表示を仮停止させる期間と一部が重複している。
当該選択演出において選択肢(パネル)に表示されうる予告演出の一覧を、図10に示す。
なお、本実施形態は、第一選択肢に該当するパネルが複数であって第二選択肢に該当するパネルが単数である態様について説明したが、双方が単数であってもよく、双方が複数であってもよい。
但し、一回の選択演出の実行期間(図9の「パネル選択」に係る期間)において、パネルAとして表示される予告演出はA1〜A4のうちの一つである。
なお、「A1:シシ太郎リーチ」は、複数とおりの演出モードの一つであるシシ太郎モードの滞在中に実行されうるリーチ演出である。
なお、「A2:ゾウ次郎リーチ」は、複数とおりの演出モードの一つであるゾウ次郎モードの滞在中に実行されうるリーチ演出である。
ここで信頼度とは、その予告演出の結果として遊技者にとって有利な特別遊技状態(例えば、大当り遊技、小当り遊技又は確変状態等)に係る当選期待度である。なお、特別遊技状態が大当り遊技である場合には、その当否判定は上記の当否判定部121によって行われる。
なお、図示省略するが、これらの予告演出と同種のものであって信頼度がより低い「大噴火予告(チャンス)」や「大噴火予告(熱い!)」も、メイン表示部81には表示されうる。
但し、一回の選択演出の実行期間(図9の「パネル選択」に係る期間)において、パネルAとして表示される予告演出はB1〜B6のうちの一つである。
なお、「B1:シシ太郎ステップアップ予告(激熱)」は最終的に3つのコマにシシ太郎が表示される態様になっており、「B2:シシ太郎ステップアップ予告(確定)」は最終的に4つのコマ全てにシシ太郎が表示される態様になっている。
また、図示省略するが、これらの予告演出と同種のものであって、最終的に1つのコマにシシ太郎が表示される「シシ太郎ステップアップ予告(チャンス)」や最終的に2つのコマにシシ太郎が表示される「シシ太郎ステップアップ予告(熱い!)」も、メイン表示部81には表示されうる。
なお、「B3:ゾウ次郎ステップアップ予告(激熱)」は最終的に3つのコマにゾウ次郎が表示される態様になっており、「B4:ゾウ次郎ステップアップ予告(確定)」は最終的に4つのコマ全てにゾウ次郎が表示される態様になっている。
また、図示省略するが、これらの予告演出と同種のものであって、最終的に1つのコマにゾウ次郎が表示される「ゾウ次郎ステップアップ予告(チャンス)」や最終的に2つのコマにゾウ次郎が表示される「ゾウ次郎ステップアップ予告(熱い!)」も、メイン表示部81には表示されうる。
また、図示省略するが、これらの予告演出と同種のものであって、より低い信頼度を表す色彩の文字情報が表示される「セリフ予告(青色)」、「セリフ予告(黄色)」及び「セリフ予告(赤色)」も、メイン表示部81には表示されうる。
なお、選択演出の実行期間(図9の「パネル選択」に係る期間)において、パネルCに係るメイン表示部81の表示態様は、選択演出が実行される場合の全てにおいて共通しており、例えば、選択される予告演出がランダムであることを遊技者に想起させるために「???」と表示する。
更に、当該抽選によって選択されうる予告演出には、信頼度が100%の予告演出である「ALL:全回転リーチ(確定)」が含まれる。なお、「ALL:全回転リーチ(確定)」が実行される場合、メイン表示部81には、「全回転」と表示された画像が表示された後に、同種の(数字が等しい)演出図柄が横一列に並んだ状態で通常のスクロール速度より小さいスクロール速度で、下向きにスクロールする演出動画が表示される。
ここで述べたように、本実施形態に係る選択演出においてパネルCを確定した場合、演出制御部210は、パネルA及びパネルBに対応する予告演出に限られず、これらに対応していない予告演出も実行可能に構成されている。換言すれば、演出制御部210は、パネルA及びパネルBに対応する予告演出又はパネルA及びパネルBに対応していない予告演出のうちいずれかを選択して実行することができる。
当該抽選テーブルの一行目に記載されている記号は、それぞれ図12に表記した「番号」に一致しており、各「番号」に対応している予告演出を示すものである。
当該抽選テーブルの二行目に記載されている数字は、大当り遊技に落選した(非当選である)遊技においてパネルCの選択が確定した場合に、その列の一行目に示されている予告演出が抽選される確率を百分率で示すものである。例えば、この場合に「A1:シシ太郎リーチ」が抽選される確率は30%である。なお、「A4:大噴火予告(確定)」、「B2:シシ太郎ステップアップ予告(確定)」、「B6:セリフ予告(虹色)」、「ALL:全回転リーチ(確定)」の信頼度は100%であるため、この場合には抽選されない(抽選される確率が0%である)。
当該抽選テーブルの三行目に記載されている数字は、大当り遊技に当選した遊技においてパネルCの選択が確定した場合に、その列の一行目に示されている予告演出が抽選される確率を百分率で示すものである。例えば、この場合に「ALL:全回転リーチ(確定)」が抽選される確率は10%である。
なお、図11における「演出モード」の欄の表記は、そのパターンが選択されうる演出モードを表している。また、図11における「備考」の欄の表記は、大当り遊技に当選した遊技にのみに選択されうるパターンであるか否かを表している。
より具体的には、シシ太郎モードの滞在中であって大当り遊技に非当選の遊技において選択演出が実行される場合に選択されうるパターンは、パターン1、パターン2、パターン5、パターン6及びパターン7の5つである。
或いは、ゾウ次郎モードの滞在中であって大当り遊技に非当選の遊技において選択演出が実行される場合に選択されうるパターンは、パターン3、パターン4、パターン5、パターン6及びパターン7の5つである。
或いは、シシ太郎モードの滞在中であって大当り遊技に当選した遊技において選択演出が実行される場合に選択されうるパターンは、パターン1、パターン2、パターン5、パターン6、パターン7、パターン8、パターン9及びパターン12の8つである。
或いは、ゾウ次郎モードの滞在中であって大当り遊技に当選した遊技において選択演出が実行される場合に選択されうるパターンは、パターン3、パターン4、パターン5、パターン6、パターン7、パターン10、パターン11及びパターン12の8つである。
また、ゾウ次郎モードの滞在中においてパネルAとして表示されうる予告演出は、ゾウ次郎モードに対応する予告演出又は各モードで共通して行われる予告演出である。一方で、ゾウ次郎モードの滞在中においてパネルBとして表示されうる予告演出は、ゾウ次郎モードに対応する予告演出又は各モードで共通して行われる予告演出に限られず、シシ太郎モードに対応する予告演出も行われうる。
この場合、図9の「パネル選択」に係る期間において、メイン表示部81に表示されうるパネルAには「A1:シシ太郎リーチ」に係るコンテンツが表示される(図17(a)参照)。
また、この場合、当該期間においてメイン表示部81に表示されうるパネルBには「B3:ゾウ次郎ステップアップ予告(激熱)」に係るコンテンツが表示される(図17(b)参照)。
また、この場合、当該期間においてメイン表示部81に表示されうるパネルCにはランダムで予告演出が決定されることを想起される文字情報である「???」が表示される(図17(c)参照)。
また、図17に示す各パネルの表示態様は、選択演出に係る操作を遊技者に案内するためにカーソルボタン38を模した画像と、「左右ボタンで選択」できる旨を報知する文字情報と、各パネルがカーソルボタン38の操作によって左右に動くことを示唆する矢印画像と、が表示されている点において共通している。
なお、本実施形態においては、右ボタン(カーソルボタン38d)を押下する度に、パネルA→パネルB→パネルC→・・・の順序で、メイン表示部81に表示されるパネルが変化するように構成されている。また、本実施形態においては、左ボタン(カーソルボタン38c)を押下する度に、パネルA→パネルC→パネルB→・・・の順序で、メイン表示部81に表示されるパネルが変化するように構成されている。
予告演出が確定すると、16.5秒経過時から23秒経過時まで(図9において「パネル確定演出」と表記される期間)、確定したパネルに対応する予告演出のコンテンツ又は確定したパネルに対応する文字情報をメイン表示部81に表示させる。
なお、当該期間は、図9の上段に示す擬似連演出において中央列の演出図柄の変動表示を仮停止させる期間と一部が重複している。
或いは、図17(c)に示したパネルCが確定した場合であって、その確定に応じて行われた抽選によって「ALL:全回転リーチ(確定)」が抽選された場合、パネルCに係る文字情報が「パネル選択」に係る期間より拡大されてメイン表示部81に表示され(図19(a)参照)、その後に「ALL:全回転リーチ(確定)」が実行される(図19(b)参照)。
このように、演出制御部210は、選択演出が終了した後に演出表示装置80(例えば、メイン表示部81)において図柄の変動を開始させてから終了させるまでの期間の少なくとも一部において、当該選択演出において確定したパネルに対応する予告演出を実行する。より具体的には、本実施形態に係る選択演出は、演出制御部210によって一回目の変動サイクル(一の変動サイクル)において実行される。そして、演出制御部210は、当該選択演出において確定したパネルに対応する予告演出を、二回目の変動サイクル(一の変動サイクルの次の変動サイクル)において実行する。
このようにパネルに対応する予告演出が複数通りの演出態様で実行可能である場合、パネルA又はパネルBとして表示するコンテンツは、低位の演出態様(「チャンス」や「熱い!」等)で実行されるより、上位の演出態様(「激熱」や「確定」等)で実行されることが好ましい。換言すれば、このような場合において演出制御部210は、信頼度(特別遊技状態の当選期待度)が最も低い演出態様とは異なる演出態様によって、当該選択肢に対応する予告演出のコンテンツの一部又は当該コンテンツに係る類似コンテンツを実行する(コンテンツの少なくとも一部を開示する)ことが好ましい。
なぜならば、このようなコンテンツの一部(又は類似コンテンツ)の実行により、選択演出単体としての演出効果が高まるからである。即ち、選択演出において表示されているパネルには対象の予告演出に係るコンテンツの一部(又は類似コンテンツ)が実行されるので、仮に対応している予告演出が実行されなくても信頼度の高い予告演出を遊技者は認識することができるからである。
このような構成であって、特定の演出モードにおいて選択演出が実行される場合の少なくとも一部において、演出制御部210は、当該選択演出において遊技者に提示するパネルには、特定の演出モードの滞在中にのみ実行可能な予告演出に対応するパネル(当該予告演出のコンテンツの少なくとも一部を開示する第一選択肢)を含めうる。
これにより、特定の演出モードの滞在中にのみ発生する予告演出の内容を、当該予告演出が実際に実行されずとも、選択演出におけるパネルによって遊技者は認識することができる。
演出制御部210は、大当り遊技に当選した遊技において選択演出を実行する場合に、希少演出に対応するパネルA又はパネルB(第一選択肢)を、零以上である所定確率で提示する構成になっている。
ここで、本実施形態に係る選択演出においてパネルCが確定する場合には、パネルA又はパネルBが確定する場合に比べて、希少演出を実行する割合が高いことが好ましい。換言すれば、演出制御部210は、大当り遊技に当選した遊技において選択演出を実行する場合であって且つ当該選択演出においてパネルC(第二選択肢)が確定した場合に、希少演出を実行する確率が所定確率より高くなっていることが好ましい。
パネルA又はパネルB(第一選択肢)を選択する場合に比べて、パネルC(第二選択肢)を選択した場合の方が希少演出を実行する確率が高まり、パネルCを遊技者が選択するモチベーションが高まるからである。
ここまで図1から図19を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば、特定の演出モードの切替時を基準として所定の遊技回数が行われたことが第一条件であってもよい。
例えば、選択演出の実行中においてプッシュボタン37の押下を受け付けることが第二条件であってもよい。即ち、カーソルボタン38の押下が選択演出における予告演出を選択するための遊技者の操作であり、プッシュボタン37の押下が選択演出における予告演出を確定するための遊技者の操作であってもよい。
例えば、連続演出に対応している或る変動パターンに基づいて、選択演出を実行してもよい。この変形例において、演出制御手段は、選択演出において確定した選択肢に対応する予告演出を、当該選択演出が実行された遊技の次回の遊技において実行してもよい。
例えば、選択演出を行わない擬似連演出に対応している一の変動パターンと、選択演出を行う擬似連演出に対応している他の変動パターンと、を選択可能に構成されており、変動パターン決定部124によって決定された変動パターンに応じて、これらの実行を場合分けしてもよい。
例えば、希少演出に対応する第一選択肢は提示せず(提示する確率が零であって)、第二選択肢が確定した場合には希少演出を実行しうる(実行確率が零を超える)態様によって、本発明が実施されてもよい。
(1)遊技者の操作を受け付ける操作受付手段と、遊技の実行期間の少なくとも一部において、複数通りの予告演出を実行可能に構成されている演出制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、第一条件の成立に応じて選択演出を実行して、前記予告演出のいずれかに対応する複数の選択肢を遊技者が認識可能な態様で提示し、前記選択演出の実行期間の少なくとも一部において前記操作受付手段によって受け付けられた遊技者の操作に基づいて、提示した前記複数の選択肢のうちいずれかを選択し、前記第一条件より後に成立する第二条件の成立に応じて、選択した前記選択肢を確定して前記選択演出を終了し、前記選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を、当該選択演出が終了した後に実行し、前記選択演出において遊技者に前記選択肢を提示する場合、前記演出制御手段は、前記選択肢を選択してから確定するまでの間に、当該選択肢に対応する前記予告演出を構成するコンテンツの一部又は当該コンテンツを想起させる程度に類似する類似コンテンツを実行する遊技機。
(2)遊技者にとって有利な特別遊技状態に当選するか否かを判定する当否判定手段を備え、前記予告演出の少なくとも一部は、複数通りの演出態様で実行可能になっており、且つ実行される演出態様によって前記特別遊技状態に係る当選期待度が異なり、前記選択演出において遊技者に提示する前記選択肢に対応する前記予告演出が複数通りの演出態様で実行可能である場合、前記演出制御手段は、前記特別遊技状態の当選期待度が最も低い演出態様とは異なる演出態様によって、当該選択肢に対応する前記予告演出のコンテンツの一部又は当該コンテンツに係る前記類似コンテンツを実行する(1)に記載の遊技機。
(3)複数通りの演出モードのいずれかに滞在させる演出モード制御手段を備え、前記予告演出の少なくとも一部は、複数通りの演出モードのうち特定の演出モードの滞在中にのみ実行可能になっており、前記特定の演出モードにおいて前記選択演出が実行される場合の少なくとも一部において、前記演出制御手段は、当該選択演出において遊技者に提示する前記選択肢には、前記特定の演出モードの滞在中にのみ実行可能な前記予告演出に対応する前記選択肢を含めて提示する(1)又は(2)に記載の遊技機。
(4)前記演出制御手段によって制御される図柄の変動を表示する演出表示装置を備え、前記演出制御手段は、前記選択演出が終了した後に前記演出表示装置において図柄の変動を開始させてから終了させるまでの期間の少なくとも一部において、当該選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を実行する(1)から(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
(5)前記演出制御手段は、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルを一単位として図柄の変動を前記演出表示装置に表示させ、一回の遊技において複数回の前記変動サイクルを行う擬似連演出を実行可能に構成されており、前記擬似連演出を実行する場合の少なくとも一部において、一の変動サイクルにおいて前記選択演出を実行し、当該選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を、前記一の変動サイクルの次の変動サイクルにおいて実行する(4)に記載の遊技機。
(6)前記演出制御手段は、前記選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を、当該選択演出が実行された遊技の次回の遊技において実行する(4)に記載の遊技機。
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動装飾体
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
34a、34b 左右側枠部
35 照明装置
36 球抜き機構
37 プッシュボタン
38(38a、38b、38c、38d) カーソルボタン
39a 玉貸ボタン
39b 返却ボタン
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 ゲート
65 特別電動役物
67 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
81 メイン表示部
82 上サブ表示部
83 左サブ表示部
84 右サブ表示部
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
100 メイン制御基板
101 CPU
102 RAM
103 ROM
110 始動口入球時処理部
111 特図保留制御部
112 事前判定部
120 特図遊技制御部
121 当否判定部
122 特図選択部
123 リーチ抽選部
124 変動パターン決定部
130 普図遊技制御部
131 普図保留制御部
132 普図抽選部
133 普通電役制御部
140 遊技状態制御部
141 大当り制御部
142 特別電役制御部
143 確変制御部
144 変短制御部
150 図柄表示制御部
151 第1特別図柄表示制御部
152 第2特別図柄表示制御部
153 普通図柄表示制御部
190 情報伝送部
200 サブ制御基板
201 CPU
202 RAM
203 ROM
210 演出制御部
SOL1、SOL4 ソレノイドコイル
SW1、SW2、SW4、SW51、SW52、SW7 カウントスイッチ
X 第1流路
Y 第2流路
Claims (1)
- 遊技者にとって有利な特別遊技状態に当選するか否かを判定する当否判定手段と、
遊技者の操作を受け付ける操作受付手段と、
遊技の実行期間の少なくとも一部において、複数通りの予告演出を実行可能に構成されている演出制御手段と、
を備え、
前記予告演出の少なくとも一部は、複数通りの演出態様で実行可能になっており、且つ実行される演出態様によって前記特別遊技状態に係る当選期待度が異なり、
前記演出制御手段は、
第一条件の成立に応じて選択演出を実行して、前記予告演出のいずれかに対応する複数の選択肢を遊技者が認識可能な態様で提示し、
前記選択演出の実行期間の少なくとも一部において前記操作受付手段によって受け付けられた遊技者の操作に基づいて、提示した前記複数の選択肢のうちいずれかを選択し、
前記第一条件より後に成立する第二条件の成立に応じて、選択した前記選択肢を確定して前記選択演出を終了し、
前記選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を、当該選択演出が終了した後に実行し、
前記選択演出において遊技者に提示する前記選択肢に対応する前記予告演出が複数通りの演出態様で実行可能である場合、前記演出制御手段は、前記選択肢を選択してから確定するまでの間に、前記特別遊技状態の当選期待度が最も低い演出態様とは異なる演出態様によって、当該選択肢に対応する前記予告演出を構成するコンテンツの一部又は当該コンテンツを想起させる程度に類似する類似コンテンツを実行する遊技機。
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