JP6473126B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6473126B2
JP6473126B2 JP2016225103A JP2016225103A JP6473126B2 JP 6473126 B2 JP6473126 B2 JP 6473126B2 JP 2016225103 A JP2016225103 A JP 2016225103A JP 2016225103 A JP2016225103 A JP 2016225103A JP 6473126 B2 JP6473126 B2 JP 6473126B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect
game
notice
symbol
selection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016225103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018079213A (ja
Inventor
伸嘉 島
伸嘉 島
秀一 山川
秀一 山川
遼太 中村
遼太 中村
明日香 山口
明日香 山口
中村 健
健 中村
Original Assignee
株式会社ニューギン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ニューギン filed Critical 株式会社ニューギン
Priority to JP2016225103A priority Critical patent/JP6473126B2/ja
Publication of JP2018079213A publication Critical patent/JP2018079213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6473126B2 publication Critical patent/JP6473126B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、遊技機に関し、特にパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機に代表される遊技機は、大当り遊技や確変状態等の遊技者にとって有利な遊技状態への移行を示唆する予告演出を多彩な態様で実行することによって、遊技者の興趣を喚起する。この種の遊技機として、下記の特許文献1を例示する。
特許文献1には、確変状態であることを示唆する複数とおりの予告演出(第1示唆演出と第2示唆演出)を実行可能な遊技機が記載されている。また、同遊技機は、これからいずれの予告演出が実行されるかを選択肢として表示する選択演出を実行する場合がある(特許文献1の図20から図22等を参照)。
特開2014−33926号公報
特許文献1に記載の遊技機が行う選択演出において表示される選択肢は、その選択肢に対応する予告演出の信頼度に応じて色分けされている程度の簡素なものである。このように簡素な選択肢では選択演出単体としての演出効果が十分とはいえず、未だ改善の余地があった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、これから実行される予告演出の選択肢を遊技者に提示する選択演出の効果を高める遊技機を提供するものである。
本発明によれば、遊技者にとって有利な特別遊技状態に当選するか否かを判定する当否判定手段と、遊技者の操作を受け付ける操作受付手段と、遊技の実行期間の少なくとも一部において、複数通りの予告演出を実行可能に構成されている演出制御手段と、を備え、前記予告演出の少なくとも一部は、複数通りの演出態様で実行可能になっており、且つ実行される演出態様によって前記特別遊技状態に係る当選期待度が異なり、前記演出制御手段は、第一条件の成立に応じて選択演出を実行して、前記予告演出のいずれかに対応する複数の選択肢を遊技者が認識可能な態様で提示し、前記選択演出の実行期間の少なくとも一部において前記操作受付手段によって受け付けられた遊技者の操作に基づいて、提示した前記複数の選択肢のうちいずれかを選択し、前記第一条件より後に成立する第二条件の成立に応じて、選択した前記選択肢を確定して前記選択演出を終了し、前記選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を、当該選択演出が終了した後に実行し、前記選択演出において遊技者に提示する前記選択肢に対応する前記予告演出が複数通りの演出態様で実行可能である場合、前記演出制御手段は、前記選択肢を選択してから確定するまでの間に、前記特別遊技状態の当選期待度が最も低い演出態様とは異なる演出態様によって、当該選択肢に対応する前記予告演出を構成するコンテンツの一部又は当該コンテンツを想起させる程度に類似する類似コンテンツを実行する遊技機が提供される。
本発明によれば、これから実行される予告演出の選択肢を遊技者に提示する選択演出の効果を高める遊技機が提供される。
遊技機の正面図である。 図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。 図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す瞰図である。 遊技機内に設置される遊技盤を示す図である。 遊技機の主要な電気的構成を示すブロック図である。 遊技機の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。 始動口入球時処理の処理手順を示すフローチャートである。 図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る擬似連演出のタイムチャートである。 本実施形態に係る選択演出においてパネル(選択肢)に表示されうる予告演出の一覧を示す図である。 本実施形態に係る選択演出において三つのパネルに表示されうる予告演出の組合せを示す図である。 本実施形態に係る選択演出においてパネルCを選択した場合に実行されうる予告演出の一覧を示す図である。 本実施形態に係る選択演出においてパネルCを選択した場合に用いる抽選テーブルを示す図である。 選択演出が行われない擬似連演出に係るメイン表示部の表示態様の具体例を示す図である。 選択演出が行われない擬似連演出に係るメイン表示部の表示態様の具体例を示す図である。 選択演出が行われる擬似連演出に係るメイン表示部の表示態様の具体例を示す図である。 選択演出が行われる擬似連演出に係るメイン表示部の表示態様の具体例を示す図である。 選択演出が行われる擬似連演出に係るメイン表示部の表示態様の具体例を示す図である。 選択演出が行われる擬似連演出に係るメイン表示部の表示態様の具体例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。また、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、特に断りのない限り、図1に示すように遊技機10を正面側(遊技者側)から見た状態で指称するものとする。
<遊技機10の概要について>
まず、本実施形態の遊技機10の概要について、図1、図6、図17を用いて説明する。図1は、遊技機10の正面図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。図17は、選択演出が行われる擬似連演出に係るメイン表示部81の表示態様の具体例を示す図である。
遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であって、操作受付手段と、演出制御手段と、を備える。
操作受付手段は、遊技者の操作を受け付ける。
本実施形態における操作受付手段は、例えば、カーソルボタン38によって実現される。
演出制御手段は、遊技の実行期間の少なくとも一部において、複数通りの予告演出を実行可能に構成されている。
演出制御手段は、次のような手順で選択演出を実行する。
まず、演出制御手段は、第一条件の成立に応じて選択演出を実行して、予告演出のいずれかに対応する複数の選択肢を遊技者が認識可能な態様で提示する。
次に、演出制御手段は、選択演出の実行期間の少なくとも一部において操作受付手段によって受け付けられた遊技者の操作に基づいて、提示した複数の選択肢のうちいずれかを選択し、
そして、演出制御手段は、第一条件より後に成立する第二条件の成立に応じて、選択した選択肢を確定して選択演出を終了し、選択演出において確定した選択肢に対応する予告演出を、当該選択演出が終了した後に実行する。
本実施形態における演出制御手段は、例えば、演出制御部210によって実現される。
ここで予告演出とは、その実行時より後の遊技展開を示唆する演出であり、主に特別図柄に係る図柄変動ゲームや大当り遊技に関する演出である。
ここで選択演出とは、その実行時より後に行われる予告演出に係る選択肢を、遊技者が認識可能な態様で提示する演出である。本発明に係る選択演出における選択肢の選択及び確定に係る処理フローは、上記の要件を満足する範囲内で適宜変更可能であり、上記には記載されていない別の条件や別の処理が追加されてもよい。
ここで第一条件とは、選択演出の開始条件である。第一条件の内容は特に制限されないが、例えば、所定の演出用抽選に当選することであってもよい。
ここで第二条件とは、選択演出の終了条件である。第二条件の内容は特に制限されないが、例えば、第一条件の成立から所定時間が経過することであってもよい。
選択演出において遊技者に選択肢を提示する場合、演出制御手段は、選択肢を選択してから確定するまでの間に、当該選択肢に対応する予告演出を構成するコンテンツの一部又は当該コンテンツを想起させる程度に類似する類似コンテンツを実行することを特徴とする(例えば、図17(a)〜(c)参照)。
即ち、演出制御手段は、選択肢に対応する予告演出を表す簡潔な見本(いわゆるサムネイル)を提示しながら、遊技者に選択肢の選択を促すことができる。
ここで「予告演出を構成するコンテンツ」とは、その予告演出の実行中に遊技者に認識されうる画像(動画及び静止画を含む)、音声、発光、文字情報等である。また、「コンテンツの一部」とは、予告演出の実行期間の一部期間において実行されるコンテンツであるとも解しうるし、コンテンツに該当する要素が複数種類存在する場合には、複数種類のコンテンツのうちの一部種類であるとも解しうる。
ここで「(予告演出を構成する)コンテンツを想起させる程度に類似する類似コンテンツ」とは、予告演出を構成するコンテンツそのものとは異なる内容になっているものの、その内容を認識した遊技者が予告演出に係るコンテンツを一定程度に理解できるものをいう。
本実施形態に係る遊技機10は、上記のような特徴を有する選択演出を実行するので、当該選択演出において選択可能な予告演出に関する予備知識がなくても、遊技者は大まかにどのような予告演出であるかを認識することができ、自分の好みに合った予告演出を選択することができる。これにより、選択演出に係る演出効果をより高めることができる。
以下、本実施形態に係る遊技機10についてより詳しく説明する。
<遊技機10の構造について>
図1から図4を用いて遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す瞰図である。図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図である。
なお、図1から図4に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
本実施形態の遊技機10は、いわゆるパチンコ機であり、多数の遊技釘(図示せず)が立設された遊技盤50の前面領域(以下、遊技領域50aと称す)に遊技球を発射し、遊技球が特定の入賞口(例えば、大入賞口55等)に入球すると賞球が得られる遊技を行うものである。
遊技機10は、前後に開口する矩形枠状の外枠15と、外枠15の開口前面側に遊技盤50を着脱可能に保持する中枠(図示せず)と、遊技盤50の前面側を覆うよう構成された前枠20と、を備える。
前枠20は、ヒンジ機構21により左端側を回動自在に支持され、中枠に対して開閉可能となっている。なお、前枠20は、シリンダ錠23により施錠・解錠が可能となっている。
前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
図3に示すように、上球受け皿27の上面には、遊技者に操作される操作ボタン群が配置されている。この操作ボタン群には、遊技中に発生する演出を切り替える又は遊技者が遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができるプッシュボタン37の他、それぞれ上、下、左、右への操作を指示するためのカーソルボタン38(38a、38b、38c、38d)、玉貸操作を受け付ける玉貸ボタン39a、及び、プリペイドカードの返却操作を受け付ける返却ボタン39bなどが含まれる。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
下球受け皿29の下部には、下球受け皿29に貯留された遊技球を下方へ排出する球抜き機構36が設けられている。この球抜き機構36を操作することにより、下球受け皿29の底面に形成された底面口(図示せず)が開口して、当該底面口から遊技球が自然落下して排出される。
前枠20の上枠部32の左側と右側にそれぞれ一対のスピーカ33(33a、33b)が配設されている。また、前枠20の上枠部32と左右側枠部34a、34bは光透過性のカバーにより形成されており、その内部にはそれぞれ照明装置35(35a、35b、35c)が配設されている。スピーカ33や照明装置35は、遊技中に発生する演出やエラー報知等と連動して音声出力又は点灯若しくは消灯することができる。
演出表示装置80は、遊技盤50の略中央に配設されているメイン表示部81と、メイン表示部81の上方に配設されている上サブ表示部82と、メイン表示部81の左側に配設されている左サブ表示部83と、メイン表示部81の右側に配設されている右サブ表示部84と、を含んでいる。メイン表示部81は固定式の液晶装置であり、上サブ表示部82・左サブ表示部83・右サブ表示部84は可動式の液晶装置である。
メイン表示部81は、第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92における図柄変動ゲームに連動して行われる演出図柄の変動表示を表示することができ、さらに他の各種の演出も表示することができる。
メイン表示部81に表示される演出図柄群の変動表示において、表示される演出図柄群は、一又は複数の列をなす。変動表示されている演出図柄群がなす列の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、又はこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで奥行き方向とは、実際にはメイン表示部81の表示画面上の平面的な表示変動であるにも関わらず、メイン表示部81の奧方から手前方向又はその逆方向に演出図柄が変動しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
メイン表示部81は演出図柄の表示の他にも、いわゆる保留表示(図示せず)を表示画面の一部に表示することができる。保留表示が表示される表示領域と、演出図柄が表示される表示領域とは、離間してもよいし重複してもよい。ここで保留表示とは、いわゆる保留玉と称される演出画像のことであり、始動口への入球を契機として取得された乱数のうち、現時点において実行されている図柄変動ゲームに用いられた乱数又は現時点において保留されている乱数を模している。保留表示は、その形状や色彩等によって特典(例えば、大当り遊技)が付与される可能性を示唆しうる。
上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84は、主として演出に関連する演出画像を表示するために設けられるものであり、特定の演出の実行時に移動しうる。それぞれの原位置はメイン表示部81を基準として上側、左側又は右側であり、これらの原位置からメイン表示部81における演出図柄の表示領域に重なる位置まで上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84は移動しうる。
なお、本実施形態における演出表示装置80(メイン表示部81、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84)には、いずれも液晶表示装置が採用されているが、本発明の実施はこれに限るものではない。例えば、ドラム式やドットマトリックス式等、多様な方式の表示装置を演出表示装置80として採用しうる。
メイン表示部81の右下側には、複数の発光ダイオード(light emitting diode、以下LEDと称す)が配設されており、これらのLEDによって図柄表示装置90の表示領域が構成されている。図柄表示装置90はメイン表示部81よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域はメイン表示部81の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一具体例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
ここで特別図柄とは、特別電動役物(例えば、特別電動役物65)を作動させるか否かを決定する図柄変動ゲームの結果として停止表示される特定の図柄群である。本実施形態における特別図柄には、第1特別図柄表示装置91に表示される第1特別図柄と第2特別図柄表示装置92に表示される第2特別図柄とが含まれる。
第1特別図柄は、「特図1」と略称される場合があり、第2特別図柄は、「特図2」と略称される場合がある。また、特別図柄は、「特図」と略称される場合がある。
ここで普通図柄とは、普通電動役物(例えば、普通電動役物61)を作動させるか否かを決定する図柄変動ゲームの結果として停止表示される特定の図柄群である。本実施形態における普通図柄は、普通図柄表示装置93に表示される。
なお、以下、普通図柄のことを「普図」と略して表記する場合がある。
以下の説明において、第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92を変動表示させた後に特別図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
また、以下の説明において、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に普通図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
或いは、以下の説明において、上述のメイン表示部81に表示される演出図柄の変動表示は、「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」や「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と区別して「演出図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
なお、以下の説明において、単に「図柄変動ゲーム」と称した場合には、特段の説明がない限り「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」を意味する。
遊技盤50の前面には、多数の遊技釘(図示せず)や風車52、装飾部材といった障害物が配置されていることにより、打ち出された遊技球が転動するように遊技領域50aが画成されている。また、遊技領域50aの左側及び上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51及び内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央を基準として内レール53より外側に位置している。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
遊技機10は操作ハンドル31の回転操作量(例えば回転角度)の大小によって遊技球の打ち出しの強弱をつけることが可能になっている。また、より弱く打ち出された遊技球が転動する第1流路X(いわゆる左打ち)、より強く打ち出された遊技球が転動する第2流路Y(いわゆる右打ち)、のいずれか一方を遊技球が転動するように各種障害物が遊技領域50aに配置されている。
図4には、主要な入賞口として、大入賞口55、第1始動口57、第2始動口59、ゲート63、普通入賞口67(67a、67b)を図示する。ここで図示する入賞口は一例であり、その数や配置は適宜変更しても構わない。
第1始動口57は、遊技領域50aの中央下部に配置されている。第1始動口57にはカウントスイッチSW1が付設されており、カウントスイッチSW1の検知に応じて第1始動口57に係る入賞が判定されて、第1始動口57に対応付けられた賞球が付与される。
第1始動口57に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第1特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59は、遊技領域50aの右下部に配置されている。第2始動口59にはカウントスイッチSW2が付設されており、カウントスイッチSW2の検知を契機として第2始動口59に係る入賞が判定されて、第2始動口59に対応付けられた賞球が付与される。
第2始動口59に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第2特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59には普通電動役物61が配設されている。普通電動役物61は、第2始動口59に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL4の作動により開放状態又は閉鎖状態のいずれかに遷移する。なお、普通電動役物61の制御については、後に詳述する。
大入賞口55は遊技領域50aの右下部に配置されている。大入賞口55にはカウントスイッチSW7が付設されており、カウントスイッチSW7の検知を契機として大入賞口55に係る入賞が判定されて、大入賞口55に対応付けられた賞球が付与される。
大入賞口55の上方には特別電動役物65が配設されている。特別電動役物65は、大入賞口55に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL1の作動により開放状態又は閉鎖状態のいずれかに遷移する。
特別電動役物65は、特別図柄に係る図柄変動ゲームで当選して行われる大当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って大入賞口55への遊技球の入球が許容される。なお、本実施形態における特別電動役物65は、第1始動口57への入球及び第2始動口59への入球のいずれに起因する大当り遊技においても開放状態になりうるように構成されている。
特別電動役物65が開放状態である場合には、大入賞口55への遊技球の入球が容易となるため、賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
普通入賞口67(67a、67b)は、遊技領域50aの左下部に配置されている。普通入賞口67aには入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW51が付設されており、カウントスイッチSW51の検知を契機として普通入賞口67に係る入賞が判定されて、普通入賞口67に対応付けられた賞球が付与される。普通入賞口67bには入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW52が付設されており、カウントスイッチSW52の検知を契機として普通入賞口67に係る入賞が判定されて、普通入賞口67に対応付けられた賞球が付与される。
なお、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が普通入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されている。
アウト口69は、遊技領域50aの最下部に配置されている。遊技領域50aに打ち込まれ、上述した各入賞口に入球しなかった遊技球はアウト口69に落入し、アウト球として処理される。
ここまで、本実施形態における遊技機10の構造について説明してきたが、これらは一具体例であって、別の構成によって本発明を実施することもできる。
<遊技機10の制御構成について>
続いて、図5又は図6を用いて遊技機10の制御構成について説明する。なお、上述した図1から図4に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図5は、遊技機10の主要な電気的構成を示すブロック図である。図6は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
なお、図5又は図6で図示される各構成要素は本実施形態の遊技機10を説明する上で必要な構成要素を挙げたものであり、ここに図示しない構成要素を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成要素の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成要素が省かれても良い。
遊技機10は、メイン制御基板100、サブ制御基板200などの制御基板を自機の内部に備えており、種々の機能を各基板と当該各基板に電気的に接続されている部品とによって実現している。
より具体的には、メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201、RAM102又はRAM202、ROM103又はROM203などを有している。メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201がROM103又はROM203から読み出した制御プログラムを実行し、RAM102又はRAM202に種々のデータを書き込み又は読み出しを行うことにより種々の機能を実現する。
図5では、一つのサブ制御基板200が図示されているが、サブ制御基板200は、複数の基板で形成されていてもよい。サブ制御基板200が複数の基板で形成される場合、メイン制御基板100に複数のサブ制御基板200が並列に接続されていてもよいし、メイン制御基板100に対して複数のサブ制御基板200が階層的に接続されていてもよい。
また、各機能構成を実現する基板は、図5に示される基板に限定されるものではなく、メイン制御基板100若しくはサブ制御基板200又は他の基板上で実現されてもよい。
メイン制御基板100は、遊技を統括的に制御し、遊技に関連する演出等について、サブ制御基板200にコマンドを伝送する。メイン制御基板100は、遊技の結果に影響を及ぼす又は及ぼす虞がある機能を実現する基板であり、サブ制御基板200は、メイン制御基板100から送られるコマンドに従って、各種制御を行う基板である。
図6には、メイン制御基板100で実現される主要な機能構成として、始動口入球時処理部110、特図遊技制御部120、普図遊技制御部130、遊技状態制御部140、図柄表示制御部150、情報伝送部190が例示されている。また、同図には、サブ制御基板200で実現される主要な機能構成として、演出制御部210が例示されている。
始動口入球時処理部110は、第1始動口57又は第2始動口59に遊技球が入球した時に大当り遊技の当否判定に用いる乱数を取得すると共に所定の処理を実行する。
特図遊技制御部120は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
普図遊技制御部130は、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
遊技状態制御部140は、大当り遊技を制御する機能、確変状態や変短状態を管理し、これらの付与や解除(通常遊技状態への移行)を制御する機能を有する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、又は、普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる。
情報伝送部190は、メイン制御基板100で実現される各機能構成にて生成された制御情報(コマンド)をサブ制御基板200上で実現される機能構成(例えば、演出制御部210等)に伝送する。情報伝送部190によって伝送されるコマンドには、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態の有無、変短状態の有無、保留されている乱数に関する情報、大当り遊技の実行に関する情報等が含まれてもよい。
演出制御部210は、情報伝送部190を介してメイン制御基板100で実現される各種機能構成にて生成された制御情報(コマンド)を受け、主に特別図柄に係る図柄変動ゲームや大当り遊技に関する演出表示を、演出表示装置80に表示させる。例えば、演出制御部210は、図柄変動ゲームの実行中に演出図柄を演出表示装置80に変動表示又は停止表示させる。即ち、演出表示装置80は、演出制御部210によって制御される演出図柄の変動を表示することができる。
演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、又はスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
演出制御部210は、演出モードの移行を制御しており、複数通りの演出モードのいずれかに滞在させることができる。
ここで演出モードとは、演出制御部210によって実行される予告演出の種別選択等に影響を与える演出制御上の条件の一つであり、一回の遊技又は複数回の遊技に跨がって滞在しうる。滞在している演出モードの種別は、遊技者が認識可能に報知されてもよいし、遊技者に対して秘匿されてもよい。
<始動口の入球時処理について>
以下、始動口の入球時処理を制御する始動口入球時処理部110について詳述する。
始動口入球時処理部110は、特図保留制御部111と、事前判定部112と、を有する。
特図保留制御部111は、第1始動口57に遊技球が入球した時、即ち第1始動口57に入賞した時に、保留されている乱数M1の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M1を取得して保留させる。
また、特図保留制御部111は、第2始動口59に遊技球が入球した時、即ち第2始動口59に入賞した時に、保留されている乱数M2の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M2を取得して保留させる。
特図保留制御部111は、第1始動口57の入賞を契機として取得される乱数M1と、第2始動口59の入賞を契機として取得される乱数M2と、を区別して保留する。
特図保留制御部111は、保留されている乱数の数を、図柄表示装置90に表示させるように図柄表示制御部150を要求してもよいし、演出表示装置80に表示させるように情報伝送部190を介して演出制御部210にコマンドを出してもよい。
このとき、図柄表示制御部150は、特図保留制御部111の要求に応じて、保留されている乱数の数をLEDの発光パターンによって図柄表示装置90に表示させてもよい。
また、演出制御部210は、情報伝送部190を介して入力したコマンドに応じて、保留されている乱数の個数に等しい数の保留表示を、演出表示装置80に表示させてもよい。
事前判定部112は、特図保留制御部111が乱数M1又は乱数M2を保留させた場合の少なくとも一部において、保留させた乱数M1又は乱数M2が当否判定部121によって当選と判定されるか否かを、当否判定部121による判定の事前に判定する事前判定を実行する。
また、事前判定部112は、事前判定の他に、事前判定の結果に基づく演出に関する処理を実行してもよい。ここで「事前判定の結果に基づく演出」とは、例えば、事前判定の対象となった乱数を表す保留表示の色彩や形態等を変化させる演出や、事前判定の対象となった乱数を表す保留表示が表示されている期間(いわゆる先読みゾーン)にわたって実行される演出等が挙げられる。
なお、「事前判定の結果に基づく演出」は、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有する構成になっていることがあり、当該構成である場合には後述する連続演出に該当する。
<特別図柄に係る図柄変動ゲームについて>
以下、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する特図遊技制御部120について詳述する。
特図遊技制御部120は、当否判定部121と、特図選択部122と、リーチ抽選部123と、変動パターン決定部124と、を有する。
当否判定部121は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御又は大当り遊技に係る制御が行われていないとき、保留されている乱数M1又は乱数M2を所定の周期で読み出す。このとき、当否判定部121は、乱数M2の読み出しを優先的に実行し、乱数M2が読み出せなかった場合(保留されている乱数M2が零個である場合)に乱数M1を読み出す。このような制御によって、乱数M2が乱数M1より優先的に読み出される。その結果、当否判定部121は、乱数M1よりも乱数M2を優先的に判定することになる。
特図選択部122は、当否判定部121による当否判定の結果に基づいて特別図柄を選択する。
より具体的には、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は乱数抽選を行うことによって当選を示す特別図柄(当選図柄)を選択する。即ち、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は、予め複数とおりに用意されている当選図柄のうちいずれか一つを選択する。
或いは、当否判定部121によって落選が判定された場合、特図選択部122はハズレを示す特別図柄(ハズレ図柄)を一意に決定する。
当否判定部121によって乱数M1が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第1特別図柄表示制御部151によって第1特別図柄表示装置91に表示される。
当否判定部121によって乱数M2が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第2特別図柄表示制御部152によって第2特別図柄表示装置92に表示される。
リーチ抽選部123は、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定結果を示す特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に、リーチ演出をするか否かを乱数抽選で選択する。ここでリーチ演出とは、メイン表示部81における演出図柄の変動表示において、最後に仮停止する列を除く複数の列に演出図柄が仮停止しており、仮停止している各々の演出図柄が同種である状態に行われる演出をいう。なお、当該状態について、本実施形態においてはリーチ状態と称する場合がある
なお、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果はハズレであるため、当該図柄変動ゲームでリーチ演出を実行したとしても最後に仮停止する列の演出図柄は他の列の演出図柄と異なる種別になる。
また、当否判定部121によって当選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果は当選であるため、リーチ抽選部123による抽選が行われずとも、当該図絵の実行中には原則としてメイン表示部81においてリーチ演出が行われ、さらに最後に仮停止する列の演出図柄が他の列の演出図柄と同種になる。
変動パターン決定部124は、特別図柄に係る図柄変動ゲームにおいて変動表示を開始してから停止表示を行うまでの時間を示す変動時間情報を少なくとも含む変動パターンを決定する。なお、変動パターン決定部124によって決定される変動パターン(変動時間情報)は、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲーム(遊技)の実行期間とも換言できる。
変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、第1特別図柄表示制御部151又は第2特別図柄表示制御部152に対する制御情報として出力され、当該制御情報を入力した第1特別図柄表示制御部151又は第2特別図柄表示制御部152は当該制御情報が示す時間にわたって特別図柄に係る図柄変動ゲームを実行する。
また、変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、情報伝送部190を介して伝送されるコマンドとして演出制御部210に出力され、当該コマンドを入力した演出制御部210は当該コマンドに含まれる変動パターンを用いて演出(リーチ演出等)を制御する。より具体的には、演出制御部210は、入力した変動パターン(変動時間情報)が示す時間に合わせて、当該変動パターンに基づく演出図柄に係る図柄変動ゲームを終了させるように演出図柄の変動態様及びそれに付随する演出態様を決定して実行する。
これにより、演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行時間に合わせて、当該図柄変動ゲームに対する演出を実行することができる。
なお、リーチ演出を実行する場合は、リーチ演出が非実行である場合に比べて長い時間を要するので、変動パターン決定部124は、リーチ抽選部123によってリーチ演出の実行が選択された場合には、リーチ演出の非実行が選択された場合に比べて、長い時間を示す変動パターン(変動時間情報)を決定する割合が高くなるように構成されている。
<普通図柄に係る図柄変動ゲームについて>
以下、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する普図遊技制御部130について詳述する。
普図遊技制御部130は、普図保留制御部131と、普図抽選部132と、普通電役制御部133と、を有する。
普図保留制御部131は、ゲート63に遊技球が入球した時に、保留されている乱数M3の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M3を取得して保留させる。
普図抽選部132は、普通図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないとき、保留されている乱数M3を所定の周期で読み出し、読み出された乱数M3を用いて普通電動役物61を開放状態に遷移させるか否かの抽選を行う。なお、普図抽選部132によって行われる抽選の当選確率は、後述する変短状態であるときは通常遊技状態であるときより高くなっている。
普図抽選部132による抽選結果は、後述する普通図柄表示制御部153に伝送される。普通図柄表示装置93に対応している二つのLEDは一方が当選、他方が落選に対応しており、普通図柄表示制御部153は伝送された抽選結果に応じていずれかのLEDを発光させる。
普通電役制御部133は、普図抽選部132による抽選に当選したとき、ソレノイドコイルSOL4を作動させて所定の開放条件で普通電動役物61を開放させる。ここで所定の開放条件には、普図抽選部132による一回の当選に応じて普通電動役物61が開放される時間(以下、開放時間と称する)や開放される回数(以下、開放回数と称する)等が含まれる。
普通電役制御部133は、変短制御部144によって変短状態が付与されているとき、開放状態をとる時間が単位時間あたりで増加するように普通電動役物61を制御する。即ち、普通電役制御部133の制御は、後述する変短制御部144による変短状態の付与に起因して変動する。
<遊技状態制御について>
以下、大当り遊技、確変状態、及び変短状態を制御する遊技状態制御部140について詳述する。
遊技状態制御部140は、大当り制御部141と、確変制御部143と、変短制御部144と、を有している。
ここで大当り遊技とは、特別電動役物65を連続して作動させることができる特別の遊技状態をいう。ここで「特別電動役物を連続して作動」とは、後述のラウンド遊技の回数(ラウンド回数)が複数回であることをいう。
ここで確変状態とは、当否判定部121による当否判定の当選確率が通常遊技状態より高確率になる遊技状態をいう。
ここで変短状態とは、以下の少なくとも一つが行われる遊技状態をいう。
(i)普図抽選部132による抽選の当選確率が通常遊技状態より高確率になる。
(ii)普通電動役物61の開放時間が通常遊技状態より延長される。
(iii)普通電動役物61の開放回数が通常遊技状態より増加される。
(iv)普通図柄表示装置93における一回あたりの変動表示時間が通常遊技状態より短縮される。
なお、(i)において言及した普図抽選部132によって行われる抽選の当選確率は、通常遊技状態において零であっても良いし、零でなくても良い。
確変制御部143は、特定の特別図柄(当選図柄)が図柄表示装置90に停止表示されたことに起因する大当り遊技の終了を契機として確変状態を付与する。
なお、本実施形態に係る確変状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、いわゆるVゾーンと称される特定領域に遊技球が入球したことを契機として確変状態を付与してもよい。
確変制御部143は、確変状態に移行してから所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われた場合、又は所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われる前に新たに大当り遊技に当選した場合に、確変状態を解除する。
なお、本実施形態に係る確変状態の解除条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の解除条件はこの例に限られない。例えば、特別図柄に係る図柄変動ゲームの回数に関わらず大当り遊技に当選することのみを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。或いは、確変状態を解除するか否かを決定する抽選(転落抽選)に当選することを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。
変短制御部144は、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合のすべてを契機として、変短状態を付与する。
なお、本実施形態に係る変短状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合の一部を契機として、変短制御部144は変短状態を付与してもよい。
変短制御部144は、変短状態に移行してから所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われた場合、又は所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われる前に新たに大当り遊技に当選した場合に、変短状態を解除する。
なお、変短制御部144による変短状態の解除条件は、確変状態の解除条件と同一の条件であってもよいし、異なる条件であってもよい。本実施形態に即していえば、変短状態の解除に係る所定回数は、確変状態の解除に係る所定回数と同一の回数であってもよいし、異なる回数であってもよい。
大当り制御部141は、当否判定部121によって当選が判定された場合に、大当り遊技を実行する。本実施形態における大当り遊技は、具体的には以下のように実行される。
まず、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122によって特別図柄が選択され、選択された特別図柄が第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92に停止表示された後に、大当り制御部141は大当り遊技を開始させる。
大当り遊技が開始されると、大当り制御部141は演出制御部210に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は当該コマンドに従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。なお、本実施形態に係るオープニング演出では、遊技者に右打ちを推奨する等して、大入賞口55に向かう第2流路Yへの遊技球の打ち出しを促すことが好ましい。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド回数)を上限として複数回行われる。ラウンド遊技では、大入賞口55が所定回数(例えば1回)開放される。また、開放された大入賞口55に規定個数の遊技球が入球した後、又は規定時間(ラウンド遊技時間)が経過後に、大入賞口55が閉鎖されてそのラウンド遊技が終了する。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55が所定時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55が開放される。
大当り制御部141は、上記のラウンド回数・ラウンド遊技時間・インターバル時間等を含む制御情報を特別電役制御部142に伝送する。
特別電役制御部142は、大当り制御部141から受けた制御情報に従って、特別電動役物65を開放させる。
特別電役制御部142は、特別電動役物65を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW7の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部142は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL1を作動させて特別電動役物65を閉鎖させる。
大当り制御部141は、ラウンド遊技中に係る演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従ってラウンド演出を実行する。
規定のラウンド回数が終了すると、大当り制御部141は情報伝送部190を介して演出制御部210に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関するコマンドを出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り制御部141は大当り遊技を終了させる。
<各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について>
以下、各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について詳述する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果である特別図柄、又は普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果である普通図柄を図柄表示装置90に表示させる。
図柄表示制御部150は、第1特別図柄表示制御部151と、第2特別図柄表示制御部152と、普通図柄表示制御部153と、を有する。
第1特別図柄表示制御部151は、第1特別図柄表示装置91における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
第2特別図柄表示制御部152は、第2特別図柄表示装置92における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
普通図柄表示制御部153は、普通図柄表示装置93における普通図柄の変動表示と停止表示を制御する。
演出制御部210は、予告演出を実行する。演出制御部210は、予告演出を実行する場合、予告演出に係る演出表示を演出表示装置80に表示させる。特に特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に関していえば、演出制御部210は、複数列の演出図柄群がスクロールした後に確定停止した演出図柄の組合せによって、大当り遊技に当選したか否かを、演出表示装置80に報知させる。
演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中において、演出制御部210は、図柄表示装置90による特別図柄の変動時間に合わせて、演出表示装置80による演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)を実行させている。換言すれば、演出制御部210は、図柄表示装置90における一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームと、演出表示装置80における一回の演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)とを、原則として対応付けて実行する。
ただし、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有している予告演出が実行される場合や、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームに対して複数回の演出図柄の変動表示を含む予告演出が実行される場合もある。前者の代表例は連続演出と称される予告演出であり、後者の代表例は擬似連演出と称される予告演出である。
ここで連続演出とは、数回の遊技(特別図柄に係る図柄変動ゲーム)にわたって連続性を有する演出である。また、ここで擬似連演出とは、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルを一単位として演出図柄の変動を演出表示装置80に表示させ、一回の遊技において複数回の変動サイクルを行う演出である。
なお、上記の説明において、演出制御部210は、演出表示装置80(メイン表示部81、上サブ表示部82、左サブ表示部83、右サブ表示部84)の演出表示を制御する旨を説明したが、演出制御部210の制御対象はこれに限られない。その他にも、演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、又はスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。
また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
また、演出制御部210は、上サブ表示部82、左サブ表示部83又は右サブ表示部84の移動制御を実行することができ、さらに図5では図示していないが、いわゆる装飾可動体の移動制御を実行することができてもよい。
<各種処理の処理手順について>
次に、上記で説明した各種処理の処理手順について、図7又は図8を用いて説明する。なお、上述した図1から図6に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図7は、始動口入球時処理の処理手順を示すフローチャートである。図8は、図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部又は全部が互いに重複していてもよい。
また、図7又は図8に図示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
まず、始動口入球時処理について説明する。ここで「始動口入球時処理」とは、第1始動口57又は第2始動口59に対して遊技球が入球した後に実行される一連の処理である。
第1始動口57又は第2始動口59への入球がカウントスイッチSW1又はカウントスイッチSW2で検知されるまで(ステップS102のNO)、ステップS104以降の処理は行われないまま待機となる。
また、第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されたとしても(ステップS102のYES)、特図保留制御部111による保留数が上限に達していれば(ステップS104のYES)、ステップS106以降の処理は行われないまま待機となる。
第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されて(ステップS102のYES)、かつ特図保留制御部111による保留数が上限に達していないとき(ステップS104のNO)、特図保留制御部111による保留数が加算される(ステップS106)。また、特図保留制御部111によって乱数M1又は乱数M2が取得されて、専用の記憶領域に保留記憶される(ステップS108)。
事前判定部112が事前判定を行う場合(ステップS110のYES)、事前判定部112は、ステップS108において保留記憶された乱数M1又は乱数M2が当否判定部121によって当選と判定されるか否かを判定する(ステップS112)。
また、事前判定部112が事前判定を行わない場合(ステップS110のNO)、ステップS112の処理は行われないままステップS114の処理に移行する。
ステップS102からステップS112までの一連の処理結果を制御情報として含むコマンドが、情報伝送部190からサブ制御基板200へ出力されて(ステップS114)、その始動口入球時処理は終了となる。
続いて、図柄変動開始処理の処理手順について説明する。ここで「図柄変動開始処理」とは、特別図柄に係る図柄変動ゲームを開始させる際に行われる一連の処理である。
まず、特図遊技制御部120は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。ここで「変動開始条件」とは、(i)ステップS202の判定時において特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないこと、(ii)ステップS202の判定時において大当り遊技が実行されていないこと、(iii)ステップS202の判定時において保留記憶が1個以上存在すること等が挙げられる。
ステップS202の判定が否定されるとき(ステップS202のNO)、ステップS204以降の処理は実行されずに、その図柄変動開始処理は終了となる。
ステップS202の判定が肯定されるとき(ステップS202のYES)、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留されている乱数M1又は乱数M2を読み出す(ステップS204)。
ステップS204において、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留記憶されている順番で乱数M1又は乱数M2を読み出してもよいし、一方を他方に優先して読み出してもよい。
ステップS204で乱数が読み出されることを契機として各判定処理が実行される(ステップS206)。
ここでステップS206に含まれる処理としては、具体的には、上述した当否判定部121による当否判定や特図選択部122による特別図柄の選択が少なくとも含まれる。また、(i)変短状態が付与されているか否か、(ii)演出図柄をリーチ目で停止させるか否か、(iii)特定の演出を行うか否か等の判定処理が、ステップS206の処理に含まれてもよい。
そして、特図保留制御部111は、そのとき保留されている乱数M1又は乱数M2の数を特定する(ステップS208)。これにより、本処理手順で実行される図柄変動ゲームで読み出された乱数を除いた残りの乱数の数が保留数として特定される。
変動パターン決定部124は、ステップS206の処理結果及びステップS208で特定された保留数を用いて変動パターンを決定する(ステップS210)。
ステップS202からステップS210までの一連の処理結果を制御情報として含むコマンドが、情報伝送部190からサブ制御基板200に対して出力されて(ステップS212)、その図柄変動開始処理は終了となる。当該コマンドには、図柄変動ゲームの実行の有無や遊技状態などをサブ制御基板200で判断可能とするための各種情報、例えば、変動パターンを示す情報、保留数、確変状態の有無、変短状態の有無などが含まれる。
<本実施形態に係る擬似連演出と選択演出について>
続いて、本実施形態に係る擬似連演出と選択演出について説明する。
図9は、本実施形態に係る擬似連演出のタイムチャートである。
なお、図9に示すタイムチャートは、メイン表示部81において演出図柄の変動(スクロール)が開始された時点を基準として28秒経過するまでの期間について図示するものであり、それ以降の期間については図示省略している。
また、図9に係るタイムチャートは、擬似連演出に対応している或る変動パターンに基づいて、選択演出を行わない擬似連演出と選択演出を行う擬似連演出とを場合分けして実行することを前提とするものである。
図9の上段に示す選択演出を行わない擬似連演出について、図14と図15を用いて説明する。
図14と図15は、選択演出が行われない擬似連演出に係るメイン表示部81の表示態様の具体例を示す図である。
当該擬似連演出は、メイン表示部81における演出図柄の通常変動表示(図9においては「通常変動」と表記)によって開始される。より具体的には、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロールが表示される(図14(a)参照)。
なお、遊技者から見ればこの時点において擬似連演出が行われることを認識できないが、実際には当該通常変動表示は当該擬似連演出における一回目の変動サイクルに該当するものであるため、図9においては「通常変動」の側に「(擬似1)」と表記している。
当該擬似連演出において9秒経過した場合、約1秒間をかけて左列の演出図柄の変動表示が仮停止する(図9においては「左停止」と表記)。図14(b)に、左列の演出図柄が仮停止した状況を図示する。
当該擬似連演出において11秒経過した場合、約1秒間をかけて右列の演出図柄の変動表示が仮停止する(図9においては「右停止」と表記)。図15(a)に、右列の演出図柄が仮停止した状況を図示する。
当該擬似連演出において18秒経過した場合、約5秒間をかけて中央列の演出図柄の変動表示が仮停止する(図9においては「擬似1図柄停止」と表記)。図15(b)に、中央列の演出図柄が仮停止した状況を図示する。
図15(b)に示すとおり、一回目の変動サイクルにおいてメイン表示部81には順目の数字図柄の組合せが表示される。これは、次の変動サイクル(二回目の変動サイクル)が行われることを示唆するためのチャンス目である。なお、このチャンス目の態様は一具体例であって、他の演出図柄の組合せによって次の変動サイクルを示唆してもよい。
チャンス目が仮停止すると、23秒経過時から二回目の変動サイクル(図9においては「擬似2」と表記)が開始される。
図9の上段に示す選択演出を行わない擬似連演出は、メイン表示部81における演出図柄の通常変動表示(図9においては「通常変動」と表記)によって開始される。より具体的には、メイン表示部81の表示領域には三列にわたる演出図柄群のスクロールが表示される(図14(a)参照)。
図9の下段に示す選択演出を行う擬似連演出について、図10から図13、図16及び図17を用いて説明する。
図10は、本実施形態に係る選択演出においてパネル(選択肢)に表示されうる予告演出の一覧を示す図である。
図11は、本実施形態に係る選択演出において三つのパネル(パネルA、パネルB、パネルC)に表示されうる予告演出の組合せを示す図である。
図12は、本実施形態に係る選択演出においてパネルCを選択した場合に実行されうる予告演出の一覧を示す図である。
図13は、本実施形態に係る選択演出においてパネルCを選択した場合に用いる抽選テーブルを示す図である。
図16から図19は、選択演出が行われる擬似連演出に係るメイン表示部81の表示態様の具体例を示す図である。
当該擬似連演出は、図9の上段に示す擬似連演出と同様に、メイン表示部81における演出図柄の通常変動表示によって開始される(図16(a)参照)。
当該擬似連演出において8秒経過時から11秒経過時までの期間(図9においては「タイトル」と表記している期間)に、選択演出が行われることを示唆する演出画像が表示される(図16(b)参照)。
図16(b)に示すように、当該期間におけるメイン表示部81の表示領域には演出図柄の変動表示が表示されない。この表示態様は一具体例であり、本発明の実施はこれに限られない。例えば、メイン表示部81の代わりに別の表示領域(上サブ表示部82等)に演出図柄の変動を表示してもよいし、別の表示手段(不図示のLED等)による変動表示を演出図柄の変動の代わりとしてもよい。
なお、当該期間は、図9の上段に示す擬似連演出において左列の演出図柄の変動表示を仮停止させる期間と一部が重複している。
当該擬似連演出において11秒経過時から16.5秒経過時までの期間(図9においては「パネル選択」と表記している期間)に、選択演出に係る選択肢として3つのパネル(パネルA、パネルB、パネルC)が表示されうる。当該期間においては、カーソルボタン38の左右ボタン(カーソルボタン38cとカーソルボタン38d)の押下が有効に受け付けられ、その押下操作に基づいてパネルA、パネルB又はパネルCのいずれか一つがメイン表示部81に表示される。
なお、当該期間は、図9の上段に示す擬似連演出において右列の演出図柄の変動表示を仮停止させる期間と一部が重複している。
当該選択演出において選択肢(パネル)に表示されうる予告演出の一覧を、図10に示す。
上記の3つのパネルには、対応する予告演出のコンテンツの少なくとも一部を開示するパネルA及びパネルB(第一選択肢)と、第一選択肢とは別の選択肢であるパネルC(第二選択肢)と、が含まれる。
なお、本実施形態は、第一選択肢に該当するパネルが複数であって第二選択肢に該当するパネルが単数である態様について説明したが、双方が単数であってもよく、双方が複数であってもよい。
パネルAとして表示されうる予告演出は、「A1:シシ太郎リーチ」、「A2:ゾウ次郎リーチ」、「A3:大噴火予告(激熱)」、「A4:大噴火予告(確定)」の四種類である。
但し、一回の選択演出の実行期間(図9の「パネル選択」に係る期間)において、パネルAとして表示される予告演出はA1〜A4のうちの一つである。
「A1:シシ太郎リーチ」は、リーチ状態になった後に、ライオンを模したキャラクターであるシシ太郎の画像が、中央列の演出図柄の変動に重畳する位置にカットインするリーチ演出である。
なお、「A1:シシ太郎リーチ」は、複数とおりの演出モードの一つであるシシ太郎モードの滞在中に実行されうるリーチ演出である。
「A2:ゾウ次郎リーチ」は、リーチ状態になった後に、ゾウを模したキャラクターであるゾウ次郎の画像が、中央列の演出図柄の変動に重畳する位置にカットインするリーチ演出である。
なお、「A2:ゾウ次郎リーチ」は、複数とおりの演出モードの一つであるゾウ次郎モードの滞在中に実行されうるリーチ演出である。
「A3:大噴火予告(激熱)」又は「A4:大噴火予告(確定)」は、火山が噴火する様を描いた演出動画をメイン表示部81に表示させる予告演出であり、当該演出動画の表示態様(例えば、噴火の勢いや、噴火の結果として飛び出してくる物体の種類等)によって信頼度が異なる。例えば、「A3:大噴火予告(激熱)」に係る信頼度は約70%、又は「A4:大噴火予告(確定)」に係る信頼度は100%といったように設定されている。
ここで信頼度とは、その予告演出の結果として遊技者にとって有利な特別遊技状態(例えば、大当り遊技、小当り遊技又は確変状態等)に係る当選期待度である。なお、特別遊技状態が大当り遊技である場合には、その当否判定は上記の当否判定部121によって行われる。
なお、図示省略するが、これらの予告演出と同種のものであって信頼度がより低い「大噴火予告(チャンス)」や「大噴火予告(熱い!)」も、メイン表示部81には表示されうる。
パネルBとして表示されうる予告演出は、「B1:シシ太郎ステップアップ予告(激熱)」、「B2:シシ太郎ステップアップ予告(確定)」、「B3:ゾウ次郎ステップアップ予告(激熱)」、「B4:ゾウ次郎ステップアップ予告(確定)」、「B5:セリフ予告(金色)」、「B6:セリフ予告(虹色)」の六種類である。なお、B1〜B4に係るステップアップ予告は、図10においては「SU予告」と表記されている。
但し、一回の選択演出の実行期間(図9の「パネル選択」に係る期間)において、パネルAとして表示される予告演出はB1〜B6のうちの一つである。
「B1:シシ太郎ステップアップ予告(激熱)」又は「B2:シシ太郎ステップアップ予告(確定)」は、メイン表示部81の表示領域が4つにコマ割りされ、時間経過と共に順次シシ太郎が各コマに表示される予告演出であり、シシ太郎が表示されるコマの数が増えるほど信頼度が高まる。
なお、「B1:シシ太郎ステップアップ予告(激熱)」は最終的に3つのコマにシシ太郎が表示される態様になっており、「B2:シシ太郎ステップアップ予告(確定)」は最終的に4つのコマ全てにシシ太郎が表示される態様になっている。
また、図示省略するが、これらの予告演出と同種のものであって、最終的に1つのコマにシシ太郎が表示される「シシ太郎ステップアップ予告(チャンス)」や最終的に2つのコマにシシ太郎が表示される「シシ太郎ステップアップ予告(熱い!)」も、メイン表示部81には表示されうる。
「B3:ゾウ次郎ステップアップ予告(激熱)」又は「B4:ゾウ次郎ステップアップ予告(確定)」は、メイン表示部81の表示領域が4つにコマ割りされ、時間経過と共に順次ゾウ次郎が各コマに表示される予告演出であり、ゾウ次郎が表示されるコマの数が増えるほど信頼度が高まる。
なお、「B3:ゾウ次郎ステップアップ予告(激熱)」は最終的に3つのコマにゾウ次郎が表示される態様になっており、「B4:ゾウ次郎ステップアップ予告(確定)」は最終的に4つのコマ全てにゾウ次郎が表示される態様になっている。
また、図示省略するが、これらの予告演出と同種のものであって、最終的に1つのコマにゾウ次郎が表示される「ゾウ次郎ステップアップ予告(チャンス)」や最終的に2つのコマにゾウ次郎が表示される「ゾウ次郎ステップアップ予告(熱い!)」も、メイン表示部81には表示されうる。
「B5:セリフ予告(金色)」又は「B6:セリフ予告(虹色)」は、特定のキャラクターがメイン表示部81に表示されると共に、キャラクターのセリフを表す文字情報がメイン表示部81に表示される予告演出であり、当該文字情報の色彩によって信頼度が異なる。例えば、金色の文字情報に係る信頼度は約60%、虹色の文字情報に係る信頼度は100%といったように設定されている。
また、図示省略するが、これらの予告演出と同種のものであって、より低い信頼度を表す色彩の文字情報が表示される「セリフ予告(青色)」、「セリフ予告(黄色)」及び「セリフ予告(赤色)」も、メイン表示部81には表示されうる。
パネルCは、選択演出における選択が確定した場合に、確定後に行う予告演出を抽選によってランダムに決定することに対応している選択肢であり、図10における「番号」には「C1」が割り当てられている。
なお、選択演出の実行期間(図9の「パネル選択」に係る期間)において、パネルCに係るメイン表示部81の表示態様は、選択演出が実行される場合の全てにおいて共通しており、例えば、選択される予告演出がランダムであることを遊技者に想起させるために「???」と表示する。
図12は、パネルCの選択が確定した場合に行われる抽選によって選択されうる予告演出を示している。図12に示すように、当該抽選によって選択されうる予告演出には、上述の「A1:シシ太郎リーチ」、「A3:大噴火予告(激熱)」、「A4:大噴火予告(確定)」、「B1:シシ太郎ステップアップ予告(激熱)」、「B2:シシ太郎ステップアップ予告(確定)」、「B5:セリフ予告(金色)」、「B6:セリフ予告(虹色)」の七種類が含まれる。
更に、当該抽選によって選択されうる予告演出には、信頼度が100%の予告演出である「ALL:全回転リーチ(確定)」が含まれる。なお、「ALL:全回転リーチ(確定)」が実行される場合、メイン表示部81には、「全回転」と表示された画像が表示された後に、同種の(数字が等しい)演出図柄が横一列に並んだ状態で通常のスクロール速度より小さいスクロール速度で、下向きにスクロールする演出動画が表示される。
ここで述べたように、本実施形態に係る選択演出においてパネルCを確定した場合、演出制御部210は、パネルA及びパネルBに対応する予告演出に限られず、これらに対応していない予告演出も実行可能に構成されている。換言すれば、演出制御部210は、パネルA及びパネルBに対応する予告演出又はパネルA及びパネルBに対応していない予告演出のうちいずれかを選択して実行することができる。
図13は、パネルCの選択が確定した場合に行われる抽選に用いられる抽選テーブルを示している。
当該抽選テーブルの一行目に記載されている記号は、それぞれ図12に表記した「番号」に一致しており、各「番号」に対応している予告演出を示すものである。
当該抽選テーブルの二行目に記載されている数字は、大当り遊技に落選した(非当選である)遊技においてパネルCの選択が確定した場合に、その列の一行目に示されている予告演出が抽選される確率を百分率で示すものである。例えば、この場合に「A1:シシ太郎リーチ」が抽選される確率は30%である。なお、「A4:大噴火予告(確定)」、「B2:シシ太郎ステップアップ予告(確定)」、「B6:セリフ予告(虹色)」、「ALL:全回転リーチ(確定)」の信頼度は100%であるため、この場合には抽選されない(抽選される確率が0%である)。
当該抽選テーブルの三行目に記載されている数字は、大当り遊技に当選した遊技においてパネルCの選択が確定した場合に、その列の一行目に示されている予告演出が抽選される確率を百分率で示すものである。例えば、この場合に「ALL:全回転リーチ(確定)」が抽選される確率は10%である。
本実施形態においては、上述した各予告演出の信頼度等を鑑み、図9に示す「パネル選択」の期間に表示される3つのパネルの組合せパターンを、図11に示す12パターンに限定している。
なお、図11における「演出モード」の欄の表記は、そのパターンが選択されうる演出モードを表している。また、図11における「備考」の欄の表記は、大当り遊技に当選した遊技にのみに選択されうるパターンであるか否かを表している。
より具体的には、シシ太郎モードの滞在中であって大当り遊技に非当選の遊技において選択演出が実行される場合に選択されうるパターンは、パターン1、パターン2、パターン5、パターン6及びパターン7の5つである。
或いは、ゾウ次郎モードの滞在中であって大当り遊技に非当選の遊技において選択演出が実行される場合に選択されうるパターンは、パターン3、パターン4、パターン5、パターン6及びパターン7の5つである。
或いは、シシ太郎モードの滞在中であって大当り遊技に当選した遊技において選択演出が実行される場合に選択されうるパターンは、パターン1、パターン2、パターン5、パターン6、パターン7、パターン8、パターン9及びパターン12の8つである。
或いは、ゾウ次郎モードの滞在中であって大当り遊技に当選した遊技において選択演出が実行される場合に選択されうるパターンは、パターン3、パターン4、パターン5、パターン6、パターン7、パターン10、パターン11及びパターン12の8つである。
上記のように、シシ太郎モードの滞在中においてパネルAとして表示されうる予告演出は、シシ太郎モードに対応する予告演出又は各モードで共通して行われる予告演出である。一方で、シシ太郎モードの滞在中においてパネルBとして表示されうる予告演出は、シシ太郎モードに対応する予告演出又は各モードで共通して行われる予告演出に限られず、ゾウ次郎モードに対応する予告演出も行われうる。
また、ゾウ次郎モードの滞在中においてパネルAとして表示されうる予告演出は、ゾウ次郎モードに対応する予告演出又は各モードで共通して行われる予告演出である。一方で、ゾウ次郎モードの滞在中においてパネルBとして表示されうる予告演出は、ゾウ次郎モードに対応する予告演出又は各モードで共通して行われる予告演出に限られず、シシ太郎モードに対応する予告演出も行われうる。
パターン2が選択された場合におけるメイン表示部81の表示態様の具体例を、図17から図19に示す。
この場合、図9の「パネル選択」に係る期間において、メイン表示部81に表示されうるパネルAには「A1:シシ太郎リーチ」に係るコンテンツが表示される(図17(a)参照)。
また、この場合、当該期間においてメイン表示部81に表示されうるパネルBには「B3:ゾウ次郎ステップアップ予告(激熱)」に係るコンテンツが表示される(図17(b)参照)。
また、この場合、当該期間においてメイン表示部81に表示されうるパネルCにはランダムで予告演出が決定されることを想起される文字情報である「???」が表示される(図17(c)参照)。
なお、図17に示す各パネルの表示態様は、遊技者の視点を表示領域の中央に惹きつけるために、中央部分を除く表示領域に集中線が表示されている点において共通している。
また、図17に示す各パネルの表示態様は、選択演出に係る操作を遊技者に案内するためにカーソルボタン38を模した画像と、「左右ボタンで選択」できる旨を報知する文字情報と、各パネルがカーソルボタン38の操作によって左右に動くことを示唆する矢印画像と、が表示されている点において共通している。
なお、本実施形態においては、右ボタン(カーソルボタン38d)を押下する度に、パネルA→パネルB→パネルC→・・・の順序で、メイン表示部81に表示されるパネルが変化するように構成されている。また、本実施形態においては、左ボタン(カーソルボタン38c)を押下する度に、パネルA→パネルC→パネルB→・・・の順序で、メイン表示部81に表示されるパネルが変化するように構成されている。
図9の「パネル選択」に係る期間が終了すると、演出制御部210は、その終了時(16.5秒経過時)においてメイン表示部81に表示されているパネルを、その選択演出において選択されたパネルとして確定する。
予告演出が確定すると、16.5秒経過時から23秒経過時まで(図9において「パネル確定演出」と表記される期間)、確定したパネルに対応する予告演出のコンテンツ又は確定したパネルに対応する文字情報をメイン表示部81に表示させる。
なお、当該期間は、図9の上段に示す擬似連演出において中央列の演出図柄の変動表示を仮停止させる期間と一部が重複している。
例えば、図17(a)に示した「A1:シシ太郎リーチ」に係るコンテンツが表示されたパネルAが確定した場合、当該コンテンツが「パネル選択」に係る期間より拡大されてメイン表示部81に表示され(図18(a)参照)、その後に「A1:シシ太郎リーチ」が実行される(図18(b)参照)。
或いは、図17(c)に示したパネルCが確定した場合であって、その確定に応じて行われた抽選によって「ALL:全回転リーチ(確定)」が抽選された場合、パネルCに係る文字情報が「パネル選択」に係る期間より拡大されてメイン表示部81に表示され(図19(a)参照)、その後に「ALL:全回転リーチ(確定)」が実行される(図19(b)参照)。
このように、演出制御部210は、選択演出が終了した後に演出表示装置80(例えば、メイン表示部81)において図柄の変動を開始させてから終了させるまでの期間の少なくとも一部において、当該選択演出において確定したパネルに対応する予告演出を実行する。より具体的には、本実施形態に係る選択演出は、演出制御部210によって一回目の変動サイクル(一の変動サイクル)において実行される。そして、演出制御部210は、当該選択演出において確定したパネルに対応する予告演出を、二回目の変動サイクル(一の変動サイクルの次の変動サイクル)において実行する。
上記のように、本実施形態にかかる選択演出において提示されるパネルに対応する予告演出の少なくとも一部(例えば、「A3:大噴火予告(激熱)」と「A4:大噴火予告(確定)」、又は「B1:シシ太郎ステップアップ予告(激熱)」と「B2:シシ太郎ステップアップ予告(確定)」等)は、複数通りの演出態様で実行可能になっており、且つ実行される演出態様によって信頼度が異なる。
このようにパネルに対応する予告演出が複数通りの演出態様で実行可能である場合、パネルA又はパネルBとして表示するコンテンツは、低位の演出態様(「チャンス」や「熱い!」等)で実行されるより、上位の演出態様(「激熱」や「確定」等)で実行されることが好ましい。換言すれば、このような場合において演出制御部210は、信頼度(特別遊技状態の当選期待度)が最も低い演出態様とは異なる演出態様によって、当該選択肢に対応する予告演出のコンテンツの一部又は当該コンテンツに係る類似コンテンツを実行する(コンテンツの少なくとも一部を開示する)ことが好ましい。
なぜならば、このようなコンテンツの一部(又は類似コンテンツ)の実行により、選択演出単体としての演出効果が高まるからである。即ち、選択演出において表示されているパネルには対象の予告演出に係るコンテンツの一部(又は類似コンテンツ)が実行されるので、仮に対応している予告演出が実行されなくても信頼度の高い予告演出を遊技者は認識することができるからである。
上記のように、本実施形態に係る選択演出において提示されるパネルに対応する予告演出の少なくとも一部(例えば、「A1:シシ太郎リーチ」、「A2:ゾウ次郎リーチ」、「B1:シシ太郎ステップアップ予告(激熱)」、「B3:ゾウ次郎ステップアップ予告(激熱)」)は、複数通りの演出モードのうち特定の演出モードの滞在中にのみ実行可能になっている。
このような構成であって、特定の演出モードにおいて選択演出が実行される場合の少なくとも一部において、演出制御部210は、当該選択演出において遊技者に提示するパネルには、特定の演出モードの滞在中にのみ実行可能な予告演出に対応するパネル(当該予告演出のコンテンツの少なくとも一部を開示する第一選択肢)を含めうる。
これにより、特定の演出モードの滞在中にのみ発生する予告演出の内容を、当該予告演出が実際に実行されずとも、選択演出におけるパネルによって遊技者は認識することができる。
上記のように、本実施形態に係る選択演出において提示されるパネルに対応する予告演出の少なくとも一部(例えば、「A4:大噴火予告(確定)」、「B2:シシ太郎ステップアップ予告(確定)」、「B6:セリフ予告(虹色)」、「ALL:全回転リーチ(確定)」)は、大当り遊技に当選した場合(当否判定部121によって当選が判定された場合)にのみ実行可能な希少演出である。
演出制御部210は、大当り遊技に当選した遊技において選択演出を実行する場合に、希少演出に対応するパネルA又はパネルB(第一選択肢)を、零以上である所定確率で提示する構成になっている。
ここで、本実施形態に係る選択演出においてパネルCが確定する場合には、パネルA又はパネルBが確定する場合に比べて、希少演出を実行する割合が高いことが好ましい。換言すれば、演出制御部210は、大当り遊技に当選した遊技において選択演出を実行する場合であって且つ当該選択演出においてパネルC(第二選択肢)が確定した場合に、希少演出を実行する確率が所定確率より高くなっていることが好ましい。
パネルA又はパネルB(第一選択肢)を選択する場合に比べて、パネルC(第二選択肢)を選択した場合の方が希少演出を実行する確率が高まり、パネルCを遊技者が選択するモチベーションが高まるからである。
<本発明の変形例について>
ここまで図1から図19を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上述の実施形態において、選択演出の開始条件である第一条件は、所定の演出用抽選に当選することであってもよい旨を述べたが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、特定の演出モードの切替時を基準として所定の遊技回数が行われたことが第一条件であってもよい。
上述の実施形態において、選択演出の終了条件である第二条件は、第一条件の成立から所定時間が経過することであってもよい旨を述べたが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、選択演出の実行中においてプッシュボタン37の押下を受け付けることが第二条件であってもよい。即ち、カーソルボタン38の押下が選択演出における予告演出を選択するための遊技者の操作であり、プッシュボタン37の押下が選択演出における予告演出を確定するための遊技者の操作であってもよい。
上述の実施形態においては、擬似連演出に対応している或る変動パターンに基づいて選択演出を行う旨を説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、連続演出に対応している或る変動パターンに基づいて、選択演出を実行してもよい。この変形例において、演出制御手段は、選択演出において確定した選択肢に対応する予告演出を、当該選択演出が実行された遊技の次回の遊技において実行してもよい。
上述の実施形態においては、或る単一の変動パターンに基づいて、選択演出を行わない擬似連演出と選択演出を行う擬似連演出とを場合分けして実行する旨を説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、選択演出を行わない擬似連演出に対応している一の変動パターンと、選択演出を行う擬似連演出に対応している他の変動パターンと、を選択可能に構成されており、変動パターン決定部124によって決定された変動パターンに応じて、これらの実行を場合分けしてもよい。
上述の実施形態においては、希少演出に対応するパネルA又はパネルB(第一選択肢)が零を超える所定確率で提示され、パネルC(第二選択肢)が確定した場合には当該所定確率より高い確率で希少演出を実行するものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、希少演出に対応する第一選択肢は提示せず(提示する確率が零であって)、第二選択肢が確定した場合には希少演出を実行しうる(実行確率が零を超える)態様によって、本発明が実施されてもよい。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)遊技者の操作を受け付ける操作受付手段と、遊技の実行期間の少なくとも一部において、複数通りの予告演出を実行可能に構成されている演出制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、第一条件の成立に応じて選択演出を実行して、前記予告演出のいずれかに対応する複数の選択肢を遊技者が認識可能な態様で提示し、前記選択演出の実行期間の少なくとも一部において前記操作受付手段によって受け付けられた遊技者の操作に基づいて、提示した前記複数の選択肢のうちいずれかを選択し、前記第一条件より後に成立する第二条件の成立に応じて、選択した前記選択肢を確定して前記選択演出を終了し、前記選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を、当該選択演出が終了した後に実行し、前記選択演出において遊技者に前記選択肢を提示する場合、前記演出制御手段は、前記選択肢を選択してから確定するまでの間に、当該選択肢に対応する前記予告演出を構成するコンテンツの一部又は当該コンテンツを想起させる程度に類似する類似コンテンツを実行する遊技機。
(2)遊技者にとって有利な特別遊技状態に当選するか否かを判定する当否判定手段を備え、前記予告演出の少なくとも一部は、複数通りの演出態様で実行可能になっており、且つ実行される演出態様によって前記特別遊技状態に係る当選期待度が異なり、前記選択演出において遊技者に提示する前記選択肢に対応する前記予告演出が複数通りの演出態様で実行可能である場合、前記演出制御手段は、前記特別遊技状態の当選期待度が最も低い演出態様とは異なる演出態様によって、当該選択肢に対応する前記予告演出のコンテンツの一部又は当該コンテンツに係る前記類似コンテンツを実行する(1)に記載の遊技機。
(3)複数通りの演出モードのいずれかに滞在させる演出モード制御手段を備え、前記予告演出の少なくとも一部は、複数通りの演出モードのうち特定の演出モードの滞在中にのみ実行可能になっており、前記特定の演出モードにおいて前記選択演出が実行される場合の少なくとも一部において、前記演出制御手段は、当該選択演出において遊技者に提示する前記選択肢には、前記特定の演出モードの滞在中にのみ実行可能な前記予告演出に対応する前記選択肢を含めて提示する(1)又は(2)に記載の遊技機。
(4)前記演出制御手段によって制御される図柄の変動を表示する演出表示装置を備え、前記演出制御手段は、前記選択演出が終了した後に前記演出表示装置において図柄の変動を開始させてから終了させるまでの期間の少なくとも一部において、当該選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を実行する(1)から(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
(5)前記演出制御手段は、遊技者に認識可能な区切りから区切りまでの期間である変動サイクルを一単位として図柄の変動を前記演出表示装置に表示させ、一回の遊技において複数回の前記変動サイクルを行う擬似連演出を実行可能に構成されており、前記擬似連演出を実行する場合の少なくとも一部において、一の変動サイクルにおいて前記選択演出を実行し、当該選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を、前記一の変動サイクルの次の変動サイクルにおいて実行する(4)に記載の遊技機。
(6)前記演出制御手段は、前記選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を、当該選択演出が実行された遊技の次回の遊技において実行する(4)に記載の遊技機。
10 遊技機
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動装飾体
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
34a、34b 左右側枠部
35 照明装置
36 球抜き機構
37 プッシュボタン
38(38a、38b、38c、38d) カーソルボタン
39a 玉貸ボタン
39b 返却ボタン
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 ゲート
65 特別電動役物
67 普通入賞口
69 アウト口
80 演出表示装置
81 メイン表示部
82 上サブ表示部
83 左サブ表示部
84 右サブ表示部
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
100 メイン制御基板
101 CPU
102 RAM
103 ROM
110 始動口入球時処理部
111 特図保留制御部
112 事前判定部
120 特図遊技制御部
121 当否判定部
122 特図選択部
123 リーチ抽選部
124 変動パターン決定部
130 普図遊技制御部
131 普図保留制御部
132 普図抽選部
133 普通電役制御部
140 遊技状態制御部
141 大当り制御部
142 特別電役制御部
143 確変制御部
144 変短制御部
150 図柄表示制御部
151 第1特別図柄表示制御部
152 第2特別図柄表示制御部
153 普通図柄表示制御部
190 情報伝送部
200 サブ制御基板
201 CPU
202 RAM
203 ROM
210 演出制御部
SOL1、SOL4 ソレノイドコイル
SW1、SW2、SW4、SW51、SW52、SW7 カウントスイッチ
X 第1流路
Y 第2流路

Claims (1)

  1. 遊技者にとって有利な特別遊技状態に当選するか否かを判定する当否判定手段と、
    遊技者の操作を受け付ける操作受付手段と、
    遊技の実行期間の少なくとも一部において、複数通りの予告演出を実行可能に構成されている演出制御手段と、
    を備え、
    前記予告演出の少なくとも一部は、複数通りの演出態様で実行可能になっており、且つ実行される演出態様によって前記特別遊技状態に係る当選期待度が異なり、
    前記演出制御手段は、
    第一条件の成立に応じて選択演出を実行して、前記予告演出のいずれかに対応する複数の選択肢を遊技者が認識可能な態様で提示し、
    前記選択演出の実行期間の少なくとも一部において前記操作受付手段によって受け付けられた遊技者の操作に基づいて、提示した前記複数の選択肢のうちいずれかを選択し、
    前記第一条件より後に成立する第二条件の成立に応じて、選択した前記選択肢を確定して前記選択演出を終了し、
    前記選択演出において確定した前記選択肢に対応する前記予告演出を、当該選択演出が終了した後に実行し、
    前記選択演出において遊技者に提示する前記選択肢に対応する前記予告演出が複数通りの演出態様で実行可能である場合、前記演出制御手段は、前記選択肢を選択してから確定するまでの間に、前記特別遊技状態の当選期待度が最も低い演出態様とは異なる演出態様によって、当該選択肢に対応する前記予告演出を構成するコンテンツの一部又は当該コンテンツを想起させる程度に類似する類似コンテンツを実行する遊技機。
JP2016225103A 2016-11-18 2016-11-18 遊技機 Active JP6473126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016225103A JP6473126B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016225103A JP6473126B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018079213A JP2018079213A (ja) 2018-05-24
JP6473126B2 true JP6473126B2 (ja) 2019-02-20

Family

ID=62196921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016225103A Active JP6473126B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6473126B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7063869B2 (ja) * 2019-11-19 2022-05-17 株式会社三共 遊技機
JP7063871B2 (ja) * 2019-11-19 2022-05-17 株式会社三共 遊技機
JP7063873B2 (ja) * 2019-11-19 2022-05-17 株式会社三共 遊技機
JP7106508B2 (ja) * 2019-11-19 2022-07-26 株式会社三共 遊技機
JP7063872B2 (ja) * 2019-11-19 2022-05-17 株式会社三共 遊技機
JP7106509B2 (ja) * 2019-11-19 2022-07-26 株式会社三共 遊技機
JP7063870B2 (ja) * 2019-11-19 2022-05-17 株式会社三共 遊技機
JP7335827B2 (ja) * 2020-01-24 2023-08-30 株式会社三共 遊技機
JP7335828B2 (ja) * 2020-01-24 2023-08-30 株式会社三共 遊技機
JP7335829B2 (ja) * 2020-01-24 2023-08-30 株式会社三共 遊技機
JP7433979B2 (ja) 2020-02-27 2024-02-20 株式会社三共 遊技機
JP7433978B2 (ja) 2020-02-27 2024-02-20 株式会社三共 遊技機
JP7433977B2 (ja) 2020-02-27 2024-02-20 株式会社三共 遊技機

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5108211B2 (ja) * 2004-06-30 2012-12-26 株式会社平和 弾球遊技機
JP5385852B2 (ja) * 2010-05-18 2014-01-08 株式会社ソフイア 遊技機
JP5301577B2 (ja) * 2011-02-09 2013-09-25 京楽産業.株式会社 ぱちんこ遊技機
JP5568712B2 (ja) * 2011-05-31 2014-08-13 株式会社高尾 弾球遊技機
JP5602098B2 (ja) * 2011-06-14 2014-10-08 株式会社三共 遊技機
JP5888888B2 (ja) * 2011-07-20 2016-03-22 株式会社三共 遊技機
JP5868768B2 (ja) * 2012-04-19 2016-02-24 株式会社三共 遊技機
JP5697167B2 (ja) * 2012-06-29 2015-04-08 サミー株式会社 弾球遊技機
JP6083851B2 (ja) * 2012-09-27 2017-02-22 サミー株式会社 遊技機
JP5838429B2 (ja) * 2012-11-26 2016-01-06 豊丸産業株式会社 遊技機
JP2014012231A (ja) * 2013-10-22 2014-01-23 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP6025226B2 (ja) * 2015-04-09 2016-11-16 サミー株式会社 ぱちんこ遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018079213A (ja) 2018-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6473126B2 (ja) 遊技機
JP6590848B2 (ja) 遊技機
JP6490655B2 (ja) 遊技機
JP6590849B2 (ja) 遊技機
JP2018047112A (ja) 遊技機
JP2018102856A (ja) 遊技機
JP6599941B2 (ja) 遊技機
JP6473127B2 (ja) 遊技機
JP6599918B2 (ja) 遊技機
JP6599938B2 (ja) 遊技機
JP6599919B2 (ja) 遊技機
JP6599939B2 (ja) 遊技機
JP6457453B2 (ja) 遊技機
JP2018047113A (ja) 遊技機
JP6599940B2 (ja) 遊技機
JP6590852B2 (ja) 遊技機
JP6590851B2 (ja) 遊技機
JP6580617B2 (ja) 遊技機
JP6457457B2 (ja) 遊技機
JP2017221568A (ja) 遊技機
JP6436930B2 (ja) 遊技機
JP2018078937A (ja) 遊技機
JP2018078936A (ja) 遊技機
JP2018140089A (ja) 遊技機
JP2018140090A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6473126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250