JP2018029901A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動体の移動制御に必要なリソースの適正化を図ることができる遊技機を提供する。【解決手段】可動領域を移動可能に構成されている可動体と、可動領域を基準として一方側に設けられた第一センサPS1と第二センサPS2と、可動領域を基準として他方側に設けられた第三センサPS3と第四センサPS4と、第一センサPS1、第二センサPS2、第三センサPS3および第四センサPS4による検知に基づいて可動体の位置を判定するCPU201と、を備え、CPU201は、第一センサPS1による検知および第二センサPS2による検知、または第三センサPS3による検知および第四センサPS4による検知のうち少なくとも一方について同条件になるように構成されている。【選択図】図20

Description

本発明は、遊技機に関し、特にパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機に代表される遊技機には、移動可能な可動体を備えるものがある。このような可動体を正確に作動させるためには、原則として可動体の位置を検知するセンサが必要である。この種のセンサを備える遊技機として、下記の特許文献1を例示する。
特許文献1に記載の遊技機は、可動体の原点位置を検知する原点センサを備える。また、当該遊技機は、原点センサが故障している場合には、原点センサを用いずとも脱調のおそれのない低速度の制御パターンで可動体を駆動させることができる。
特開2013−522号公報
ところで、近年の遊技機は、従来の遊技機に比べて可動体の数が増加する傾向にあり、さらに各々の可動体に係る制御も複雑化している。このような背景から、可動体の制御に係る部品(例えば、原点センサ等)を実装する基板におけるプリントパターンの複雑化や、可動体制御に係るプログラム処理の処理負荷増大が、遊技機を開発する上で課題になっている。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、可動体の移動制御に必要なリソースの適正化を図ることができる遊技機を提供するものである。
本発明によれば、可動領域を移動可能に構成されている可動体と、前記可動領域を基準として一方側に設けられ、前記可動体の位置を検知し、検知可能な前記可動体の位置が互いに異なる第一位置検知手段と第二位置検知手段と、前記可動領域を基準として前記一方側とは異なる他方側に設けられ、前記可動体の位置を検知し、検知可能な前記可動体の位置が互いに異なる第三位置検知手段と第四位置検知手段と、前記第一位置検知手段、前記第二位置検知手段、前記第三位置検知手段および前記第四位置検知手段による検知に基づいて前記可動体の位置を判定する移動判定手段と、を備え、前記移動判定手段は、前記第一位置検知手段による検知および前記第二位置検知手段による検知、または前記第三位置検知手段による検知および前記第四位置検知手段による検知のうち少なくとも一方について同条件になるように構成されている遊技機が提供される。
本発明によれば、可動体の移動制御に必要なリソースの適正化を図ることができる遊技機が提供される。
遊技機の正面図である。 図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。 図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す瞰図である。 遊技機内に設置される遊技盤を示す図である。 図4に示す領域Vの拡大図であって、ゲートと第二領域とが閉鎖されている状態を示す図である。 図4に示す領域を遊技機の右手前方向から視た図である。 ゲートと第二領域とが開放されている状態を示す図である。 図7に示す領域を遊技機の右手前方向から視た図である。 サブ液晶装置を下原位置に制御した場合における遊技盤を示す図である。 サブ液晶装置を下原位置に制御した場合におけるサブ液晶装置と右ガイド部と左ガイド部との相対位置を示す図である。 断面線XIにおける左ガイド部の断面図である。 サブ液晶装置を上原位置に制御した場合における遊技盤を示す図である。 サブ液晶装置を上原位置に制御した場合におけるサブ液晶装置と右ガイド部と左ガイド部との相対位置を示す図である。 断面線XIVにおける左ガイド部の断面図である。 サブ液晶装置を上原位置から傾けた場合における遊技盤を示す図である。 サブ液晶装置を上原位置から傾けた場合におけるサブ液晶装置と右ガイド部と左ガイド部との相対位置を示す図である。 遊技機の主要な電気的構成を示すブロック図である。 遊技機の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。 遊技機の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。 中継基板からフォトセンサまたはモータに対する配線を示す回路図である。 中継基板の配線パターンを示す回路図である。 中継基板の配線パターンを示す回路図である。 第一センサ基板の配線パターンを示す回路図である。 第二センサ基板の配線パターンを示す回路図である。 第三センサ基板の配線パターンを示す回路図である。 第四センサ基板の配線パターンを示す回路図である。 始動口入球時処理の処理手順を示すフローチャートである。 図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。また、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、特に断りのない限り、図1に示すように遊技機10を正面側(遊技者側)から見た状態で指称するものとする。
<遊技機10の概要について>
まず、本実施形態の遊技機10の概要について、図1、図10および図19を用いて説明する。図1は、遊技機10の正面図である。図10は、サブ液晶装置82を下原位置に制御した場合におけるサブ液晶装置82と右ガイド部83と左ガイド部84との相対位置を示す図である。
本実施形態の遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であり、可動体と、四つの位置検知手段(第一位置検知手段、第二位置検知手段、第三位置検知手段、第四位置検知手段)と、移動判定手段と、を備える。
可動体は、可動領域を移動可能に構成されており、その動力は電気であってもよいし、非電気的なものであってもよい。また、可動体が移動する可動領域の位置は特に制限されず、可動領域の少なくとも一部において可動体が遊技者から視認不能になってもよい。
本実施形態における可動体は、メイン液晶装置81の前方に移動可能に構成されているサブ液晶装置82であり、サブ液晶装置82がメイン液晶装置81の前方に位置する場合にはメイン液晶装置81の表示領域の一部がサブ液晶装置82によって覆われて遊技者から見がたくなる。すなわち、サブ液晶装置82の可動領域の一部は、遊技機10の正面から視てメイン液晶装置81の表示領域に重畳している。
位置検知手段は、可動体の位置を検知することができ、その検知方式については特に制限されない。
本実施形態における位置検知手段は、具体的にはフォトセンサ(例えば、第一センサPS1、第二センサPS2、第三センサPS3、第四センサPS4)である。フォトセンサは、発光素子(不図示)と受光素子(不図示)が対向して設置されている凹部を有しており、当該凹部を可動体の一部が通過する際に発光素子の発する光が遮られて受光素子が受光できないことをもって、当該フォトセンサが設けられた位置を可動体が移動中であることを検知することができる。
四つの位置検知手段のうち第一位置検知手段と第二位置検知手段とは、可動領域を基準として一方側に設けられており、検知可能な可動体の位置が互いに異なる。四つの位置検知手段のうち第三位置検知手段と第四位置検知手段とは、可動領域を基準として一方側とは異なる他方側に設けられており、検知可能な可動体の位置が互いに異なる。
ここで一方側および他方側は、可動体の可動領域を基準として互いに対向する二つの向きのうち一方と他方である。
本実施形態における一方側とはサブ液晶装置82の可動領域を基準として右側であり、本実施形態における第一位置検知手段および第二位置検知手段は、第一センサPS1および第二センサPS2である。また、本実施形態における他方側とはサブ液晶装置82の可動領域を基準として左側であり、本実施形態における第三位置検知手段および第四位置検知手段は、第三センサPS3および第四センサPS4である。
移動判定手段は、第一位置検知手段、第二位置検知手段、第三位置検知手段および第四位置検知手段による検知に基づいて可動体の位置を判定する。すなわち、移動判定手段は、一方側に設けられた位置検知手段の検知結果と、他方側に設けられた位置検知手段の検知結果と、を共に加味して可動体の位置を判定する。
本実施形態における移動判定手段は、例えば移動判定部221であり、CPU201によるプログラム処理によって実現される。
移動判定手段は、第一位置検知手段による検知および第二位置検知手段による検知、または第三位置検知手段による検知および第四位置検知手段による検知のうち少なくとも一方について同条件になるように構成されている。すなわち、移動判定手段は以下の(i)から(iii)のいずれかの構成を採る。
(i)第一位置検知手段による検知および第二位置検知手段による検知を同条件として処理し、第三位置検知手段による検知および第四位置検知手段による検知をそれぞれ異なる条件として処理する構成。
(ii)第一位置検知手段による検知および第二位置検知手段による検知をそれぞれ異なる条件として処理し、第三位置検知手段による検知および第四位置検知手段による検知を同条件として処理する構成。
(iii)第一位置検知手段による検知および第二位置検知手段による検知を同条件として処理し、第三位置検知手段による検知および第四位置検知手段による検知も同条件として処理する構成。
ここで二つの位置検知手段による検知が同条件になるような構成とは、例えば、二つの位置検知手段が生成した検知信号が、移動判定手段を実現するCPU201が有する同一の入力ポートに入力される回路構成になっていることによって、移動判定手段の判定結果が同じになる構成であってもよい。或いは、二つの位置検知手段が生成した検知信号が、移動判定手段を実現するCPU201が有する異なる入力ポートにそれぞれ入力される回路構成になっており、検知信号を入力した入力ポートがいずれである場合にも移動判定手段の判定結果が同じになるプログラム処理をCPU201が実行する構成であってもよい。
本実施形態の遊技機10は、上記のように特徴的な構成を有するため、ポート数の削減、回路パターンの簡素化、可動体の移動制御に係る処理負荷軽減など、可動体の移動制御に必要なリソースの適正化を図ることができる。
以下、本実施形態に係る遊技機10についてより詳しく説明する。
<遊技領域50aの構成について>
まず、図1から図8を用いて遊技領域50aの構成について説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1に示す領域IIに配設されるLED群を示す図である。図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す俯瞰図である。図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図である。図5は、図4に示す領域Vの拡大図であって、ゲート63と第二領域77とが閉鎖されている状態を示す図である。図6は、図4に示す領域Vを遊技機の右手前方向から視た図である。図7は、ゲート63と第二領域77とが開放されている状態を示す図である。図8は、図7に示す領域を遊技機10の右手前方向から視た図である。
なお、図1から図8に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
遊技機10は、前後に開口する矩形枠状の外枠15と、外枠15の開口前面側に遊技盤50を着脱可能に保持する中枠(図示せず)と、遊技盤50の前面側を覆うよう構成された前枠20と、を備える。
前枠20は、ヒンジ機構21により左端側を回動自在に支持され、中枠に対して開閉可能となっている。なお、前枠20は、シリンダ錠23により施錠・解錠が可能となっている。
前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
図3に示すように、上球受け皿27の上面には、遊技者に操作される操作ボタン群が配置されている。この操作ボタン群には、遊技中に発生する演出を切り替えるまたは遊技者が遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができるプッシュボタン37の他、それぞれ上、下、左、右への操作を指示するためのカーソルボタン38a、38b、38c、38d、玉貸操作を受け付ける玉貸ボタン38e、及び、プリペイドカードの返却操作を受け付ける返却ボタン38fなどが含まれる。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
下球受け皿29の下部には、下球受け皿29に貯留された遊技球を下方へ排出する球抜き機構39が設けられている。この球抜き機構39を操作することにより、下球受け皿29の底面に形成された底面口(図示せず)が開口して、当該底面口から遊技球が自然落下して排出される。
前枠20の上枠部32の左側と右側にそれぞれ一対のスピーカ33(33a、33b)が配設されている。また、前枠20の上枠部32と左右側枠部34、36は光透過性のカバーにより形成されており、その内部にはそれぞれ照明装置35(35a、35b、35c)が配設されている。スピーカ33や照明装置35は、遊技中に発生する演出やエラー報知等と連動して音声出力又は点灯若しくは消灯することができる。
メイン液晶装置81は、遊技盤50の略中央に配設されている。メイン液晶装置81は、演出図柄の変動を含む各種の演出を表示することができる。ここで「演出図柄」とは、遊技機10における遊技の興趣をより高めるために、メイン液晶装置81に表示される図柄であり、具体的には数字や絵柄又はそれらの組み合わせから構成されている。
一般的に、遊技機10の遊技者はメイン液晶装置81に表示される演出図柄の変動演出により当該遊技の興趣を喚起されており、メイン液晶装置81は遊技者にとって視認しやすい位置に配置されている。
メイン液晶装置81は、その表示領域の略中央に演出図柄が表示され、さらに当該演出図柄の左側及び右側にもそれぞれ演出図柄が表示される。すなわち、メイン液晶装置81には、演出図柄が複数の列をなしており、これらの演出図柄がスクロールすることにより、演出図柄がメイン液晶装置81の表示領域に変動表示される。
メイン液晶装置81の右下側には、複数の発光ダイオード(light emitting diode、以下LEDと称す)が配設されており、これらのLEDによって図柄表示装置90の表示領域が構成されている。図柄表示装置90はメイン液晶装置81よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域はメイン液晶装置81の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一具体例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
図柄表示装置90は、第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92、及び普通図柄表示装置93を含んでいる。
第1特別図柄表示装置91は8個のLEDから構成され、第2特別図柄表示装置92の左側に位置する。また、第2特別図柄表示装置92は8個のLEDから構成され、第1特別図柄表示装置91の右側に位置する。第1特別図柄表示装置91及び第2特別図柄表示装置92はLEDの発光パターンにより特別図柄を表示する。
普通図柄表示装置93は、第1特別図柄表示装置91及び第2特別図柄表示装置92より少ない数(例えば、2個)のLEDの発光パターンにより普通図柄を表示する。
なお、図2に示すように、図柄表示装置90は、第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92、及び普通図柄表示装置93の表示に用いられないLEDも含んでおり、特別図柄及び普通図柄の他にも、保留されている乱数の数や大当り遊技のラウンド回数等の情報も表示しうる。
ここで特別図柄とは、特別電動役物(例えば、特別電動役物65や特別電動役物66)を作動させるか否かを決定する図柄変動ゲームの結果として停止表示される特定の図柄群である。本実施形態における特別図柄には、第1特別図柄表示装置91に表示される第1特別図柄と第2特別図柄表示装置92に表示される第2特別図柄とが含まれる。
第1特別図柄は、「特図1」と略称される場合があり、第2特別図柄は、「特図2」と略称される場合がある。また、特別図柄は、「特図」と略称される場合がある。
ここで普通図柄とは、普通電動役物(例えば、普通電動役物61)を作動させるか否かを決定する図柄変動ゲームの結果として停止表示される特定の図柄群である。本実施形態における普通図柄は、普通図柄表示装置93に表示される。
なお、以下、普通図柄のことを「普図」と略して表記する場合がある。
以下の説明において、第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92を変動表示させた後に特別図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
また、以下の説明において、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に普通図柄を停止表示させる図柄変動ゲームを「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
或いは、以下の説明において、上述のメイン液晶装置81に表示される演出図柄の変動表示は、「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」や「普通図柄に係る図柄変動ゲーム」と区別して「演出図柄に係る図柄変動ゲーム」と称する場合がある。
なお、以下の説明において、単に「図柄変動ゲーム」と称した場合には、特段の説明がない限り「特別図柄に係る図柄変動ゲーム」を意味する。
遊技盤50の前面には、多数の遊技釘(図示せず)や風車52、装飾部材といった障害物が配置されていることにより、打ち出された遊技球が転動するように遊技領域50aが画成されている。また、遊技領域50aの左側及び上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51及び内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央から視て内レール53より外側に位置している。
ここで風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構で、釘状のものをいう。
遊技機10は操作ハンドル31の回転操作量(例えば回転角度)の大小によって遊技球の打ち出しの強弱をつけることが可能になっている。また、より弱く打ち出された遊技球が転動する第1流路X(いわゆる左打ち)、より強く打ち出された遊技球が転動する第2流路Y(いわゆる右打ち)、のいずれか一方を遊技球が転動するように各種障害物が遊技領域50aに配置されている。
遊技領域50aには、各種の入賞口が配設され、各入賞口には入球した遊技球を検知する各種スイッチが付設されている。図4には、主要な入賞口として、大入賞口55、第1始動口57、第2始動口59、普通入賞口67(67a、67b、67c)を図示する。ここで図示する入賞口は一例であり、その数や配置は適宜変更しても構わない。
第1始動口57と第2始動口59とは、遊技領域50aの中央下部に配置される。第1始動口57と第2始動口59は近接して配置されており、第1始動口57は第2始動口59の上方に位置する。
第1始動口57にはカウントスイッチSW1が付設されている。カウントスイッチSW1の検知に応じて第1始動口57に係る入賞が判定されて、第1始動口57に対応付けられた賞球が付与される。
第1始動口57に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第1特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、図4には図示しないが、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59にはカウントスイッチSW2が付設されており、カウントスイッチSW2の検知を契機として第2始動口59に係る入賞が判定されて、第2始動口59に対応付けられた賞球が付与される。
第2始動口59に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、第2特別図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。
なお、図4には図示しないが、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59には左右を囲うように普通電動役物61が配設されている。普通電動役物61は、第2始動口59に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL4の作動により開放状態または閉鎖状態のいずれかに遷移する。なお、普通電動役物61の制御については、後に詳述する。
大入賞口55は遊技領域50aの右下部に配置されている。大入賞口55にはカウントスイッチSW7が付設されており、カウントスイッチSW7の検知を契機として大入賞口55に係る入賞が判定されて、大入賞口55に対応付けられた賞球が付与される。
大入賞口55の上方には特別電動役物65が配設されている。特別電動役物65は、大入賞口55に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL1の作動により開放状態または閉鎖状態のいずれかに遷移する。
特別電動役物65は、特別図柄に係る図柄変動ゲームで当選して行われる大当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って大入賞口55への遊技球の入球が許容される。なお、本実施形態における特別電動役物65は、第1始動口57への入球及び第2始動口59への入球のいずれに起因する大当り遊技においても開放状態になりうるように構成されている。
特別電動役物65が開放状態である場合には、大入賞口55への遊技球の入球が容易となるため、賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
普通入賞口67(67a、67b、67c)は、遊技領域50aの左下部に配置されている。普通入賞口67aには入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW51が付設されており、カウントスイッチSW51の検知を契機として普通入賞口67に係る入賞が判定されて、普通入賞口67に対応付けられた賞球が付与される。普通入賞口67bには入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW52が付設されており、カウントスイッチSW52の検知を契機として普通入賞口67に係る入賞が判定されて、普通入賞口67に対応付けられた賞球が付与される。普通入賞口67cには入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW53が付設されており、カウントスイッチSW53の検知を契機として普通入賞口67に係る入賞が判定されて、普通入賞口67に対応付けられた賞球が付与される。
なお、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が普通入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されている。
遊技領域50aの一部である領域Vには、遊技球の流路を複数に区分する仕切り部材70が配置されている。仕切り部材70は、第一流路71、第二流路72、第三流路73および第四流路74を構成する。
第一流路71は、仕切り部材70によって構成される流路の中で最も上側に位置するものである。
第二流路72は、上流側にゲート63が設けられている流路である。ゲート63にはカウントスイッチSW4が付設されており、カウントスイッチSW4が遊技球の入球を検知した場合の少なくとも一部において、普通図柄に係る図柄変動ゲームを始動させる始動条件が成立する。なお、本実施形態においては、ゲート63への遊技球の入球(カウントスイッチSW4の検知)は賞球の払出条件に含まれていない。すなわち、本実施形態のゲート63に遊技球が入球しても賞球は零である。
第三流路73は、第一流路71および第二流路72の下流側に位置する遊技球の流路であって、第一流路71を通過した遊技球と第二流路72を通過した遊技球のいずれもが流下する。
第四流路74は、上流側に大入賞口56が設けられている流路である。大入賞口56にはカウントスイッチSW8が付設されており、カウントスイッチSW8の検知を契機として大入賞口56に係る入賞が判定されて、大入賞口56に対応付けられた賞球が付与される。大入賞口55の上方には特別電動役物66が配設されている。特別電動役物66は、大入賞口56に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、ソレノイドコイルSOL2の作動により開放状態または閉鎖状態のいずれかに遷移する。
なお、図6に示すように特別電動役物66が閉じていることによって大入賞口56が閉鎖されている状態が、本実施形態における特別電動役物66の閉鎖状態である。また、図8に示すように特別電動役物66が開いていることによって大入賞口56が開放されている状態が、本実施形態における特別電動役物66の開放状態である。
特別電動役物66は、特別図柄に係る図柄変動ゲームで当選して行われる大当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って大入賞口56への遊技球の入球が許容される。なお、本実施形態における特別電動役物66は、第1始動口57への入球及び第2始動口59への入球のいずれに起因する大当り遊技においても開放状態になりうるように構成されている。
特別電動役物66が開放状態である場合には、大入賞口56への遊技球の入球が容易となるため、賞球を獲得できる機会が大幅に増大しうる。なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口56に向けて転動するように各障害物が配置されている。
第四流路74の下流側には振分部材75と第一領域76と第二領域77とが設けられており、第四流路74に流下した遊技球は振分部材75によって振り分けられて第一領域76または第二領域77のいずれか一方に入球する。
図5は、振分部材75が第二領域77を閉鎖している状態を示しており、当該状態において第四流路74に流下した遊技球は第一領域76に振り分けられて入球する。
図7は、振分部材75が第二領域77を開放している状態を示しており、当該状態において第四流路74に流下した遊技球は第二領域77に振り分けられて入球する。
振分部材75が第二領域77を閉鎖するか開放するかについては、例えば実行中の大当り遊技の契機となった図柄変動ゲームにおいて停止表示された特別図柄に基づいて決定してもよく、他の方式で決定してもよい。
第二領域77にはカウントスイッチSW9が付設されており、カウントスイッチSW9の検知を契機として所定の特典が付与される。カウントスイッチSW9の検知を契機として付与される所定の特典は、本実施形態においては後述する確変状態の付与である。
なお、カウントスイッチSW9の検知を契機として付与される所定の特典は、上記の例に限られず、例えば大当り遊技の付与であってもよい。
アウト口69は、遊技領域50aの最下部に配置されている。遊技領域50aに打ち込まれ、上述した各入賞口に入球しなかった遊技球はアウト口69に落入し、アウト球として処理される。
<サブ液晶装置82の周辺構成について>
次に、図9から図16を用いてサブ液晶装置82の周辺構成について説明する。
図9は、サブ液晶装置82を下原位置に制御した場合における遊技盤50を示す図である。図10は、サブ液晶装置82を下原位置に制御した場合におけるサブ液晶装置82と右ガイド部83と左ガイド部84との相対位置を示す図である。図11は、断面線XIにおける左ガイド部84の断面図である。図12は、サブ液晶装置82を上原位置に制御した場合における遊技盤50を示す図である。図13は、サブ液晶装置82を上原位置に制御した場合におけるサブ液晶装置82と右ガイド部83と左ガイド部84との相対位置を示す図である。図14は、断面線XIVにおける左ガイド部84の断面図である。図15は、サブ液晶装置82を上原位置から傾けた場合における遊技盤50を示す図である。図16は、サブ液晶装置82を上原位置から傾けた場合におけるサブ液晶装置82と右ガイド部83と左ガイド部84との相対位置を示す図である。
なお、図9から図16に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
サブ液晶装置82は、右ガイド部83および左ガイド部84に沿って上下方向に移動可能に構成されている。サブ液晶装置82に係る移動制御は、相対的に下側に位置する下原位置と上側に位置する上原位置とを基準として行われる。
サブ液晶装置82には、サブ液晶装置82の移動と共に右ガイド部83に対してスライドする右基板350と、サブ液晶装置82の移動と共に左ガイド部84に対してスライドする左基板370と、が付設されている。
右ガイド部83は、モータMOT1と、第一センサ基板310と、第二センサ基板320と、右中継基板360と、フラットケーブルFC3と、を備えている。
左ガイド部84は、モータMOT2と、第三センサ基板330と、第四センサ基板340と、左中継基板380と、フラットケーブルFC1と、フラットケーブルFC2と、を備えている。
モータMOT1は、サブ液晶装置82と右ガイド部83との相対位置を制御するために設けられた駆動手段であり、後述のCPU201から出力された制御信号に基づいて作動する。より具体的には、モータMOT1が時計回りに駆動した場合にはサブ液晶装置82が右ガイド部83に対して上方向に移動し、モータMOT1が反時計回りに駆動した場合にはサブ液晶装置82が右ガイド部83に対して下方向に移動する。
モータMOT2は、サブ液晶装置82と左ガイド部84との相対位置を制御するために設けられた駆動手段であり、後述のCPU201から出力された制御信号に基づいて作動する。より具体的には、モータMOT2が反時計回りに駆動した場合にはサブ液晶装置82が左ガイド部84に対して上方向に移動し、モータMOT2が時計回りに駆動した場合にはサブ液晶装置82が左ガイド部84に対して下方向に移動する。
なお、CPU201からモータMOT1またはモータMOT2に対して出力される制御信号は、後述の中継基板300を中継して供給される。
第一センサ基板310に実装されている第一センサPS1は、サブ液晶装置82が上原位置に存在する場合に、検知信号を生成する。より具体的には、サブ液晶装置82が上原位置に存在する場合に、サブ液晶装置82と一体的に移動する遮光部材(不図示)の凸部が第一センサPS1の発光素子から受光素子に対する発光を遮ることを検知して、第一センサPS1は検知信号を生成する。
第二センサ基板320に実装されている第二センサPS2は、サブ液晶装置82が下原位置に存在する場合に、検知信号を生成する。より具体的には、サブ液晶装置82が下原位置に存在する場合に、サブ液晶装置82と一体的に移動する遮光部材(不図示)の凸部が第二センサPS2の発光素子から受光素子に対する発光を遮ることを検知して、第二センサPS2は検知信号を生成する。
第三センサ基板330に実装されている第三センサPS3は、サブ液晶装置82が上原位置に存在する場合に、検知信号を生成する。より具体的には、サブ液晶装置82が上原位置に存在する場合に、サブ液晶装置82と一体的に移動する遮光部材841の凸部842が第三センサPS3の発光素子から受光素子に対する発光を遮ることを検知して、第三センサPS3は検知信号を生成する。
第四センサ基板340に実装されている第四センサPS4は、サブ液晶装置82が下原位置に存在する場合に、検知信号を生成する。より具体的には、サブ液晶装置82が下原位置に存在する場合に、サブ液晶装置82と一体的に移動する遮光部材841の凸部843が第四センサPS4の発光素子から受光素子に対する発光を遮ることを検知して、第四センサPS4は検知信号を生成する。
右基板350に設けられているコネクタCN52には、サブ液晶装置82に接続され、サブ液晶装置82に制御信号や電力を伝送する配線ケーブル群(不図示)が接続されている。なお、これらの制御信号や電力は、後述の中継基板300から供給され、右中継基板360(コネクタCN62、コネクタCN63)、フラットケーブルFC3および右基板350(コネクタCN51、コネクタCN52)を介してサブ液晶装置82に伝送される。
左基板370に設けられているコネクタCN71、コネクタCN73およびCN74には、サブ液晶装置82に接続され、サブ液晶装置82に制御信号や電力を伝送する配線ケーブル群(不図示)が接続されている。なお、これらの制御信号や電力は、後述の中継基板300から供給され、左中継基板380(コネクタCN83、コネクタCN82、コネクタCN81)、フラットケーブルFC1、フラットケーブルFC2および左基板370(コネクタCN71、コネクタCN72、コネクタCN73、コネクタCN74、コネクタCN75)を介してサブ液晶装置82に伝送される。
なお、サブ液晶装置82は、右基板350または左基板370を介して入力した制御信号および電力に基づいて、サブ液晶装置82に表示領域に画像を表示したり、サブ液晶装置82に付設されている装飾可動体(不図示)を動かしたりすることが可能である。
サブ液晶装置82が下原位置に制御されている場合、図9に示すとおり、サブ液晶装置82の大部分は遊技盤50に埋没しており、サブ液晶装置82の表示領域は遊技者から視認困難になっている。また、この場合、サブ液晶装置82の大部分はメイン液晶装置81の表示領域に重複しない位置に存在し、メイン液晶装置81の表示領域は遊技者から視認容易になっている。
サブ液晶装置82が上原位置に制御されている場合、図12に示すとおり、サブ液晶装置82の大部分は遊技盤50から露出しており、サブ液晶装置82の表示領域は遊技者から視認容易になっている。また、この場合、サブ液晶装置82はメイン液晶装置81の表示領域に重複しており、メイン液晶装置81の表示領域の一部が遊技者から視認困難になっている。
サブ液晶装置82は、右側をモータMOT1によって移動され、左側をモータMOT2によって移動されているので、右側と左側の移動距離を異ならせることができる。このようにサブ液晶装置82が移動された場合、サブ液晶装置82は水平方向に対して傾いた状態になる。
図15は、サブ液晶装置82を上原位置に一旦移動させた後に、サブ液晶装置82の左側のみを下方向に移動させる(モータMOT1の回転を停止しながらモータMOT2を時計回りに回転させる)ことによって、サブ液晶装置82を傾けた状態を示している。
なお、図15に示すようにサブ液晶装置82を制御した後に、サブ液晶装置82の右側を上方向に移動させ左側を下方向に移動させる(モータMOT1を反時計回りに回転させつつモータMOT2を反時計回りに回転させる)ことによって、サブ液晶装置82を揺動させることもできる。
<遊技機10の制御構成について>
次に、遊技機10の制御構成について説明する。
図17は、遊技機10の主要な電気的構成を示すブロック図である。
図18及び図19は、遊技機10の主要な制御構成を示す機能ブロック図である。
なお、図17、図18及び図19で図示される各構成及び各機能は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成及び機能の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
遊技機10は、メイン制御基板100、サブ制御基板200などの制御基板を自機の内部に備えており、図18又は図19に図示している機能を含む種々の機能を各基板と当該各基板に電気的に接続されている部品とによって実現している。
より具体的には、メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201、RAM102又はRAM202、ROM103又はROM203などを有している。メイン制御基板100及びサブ制御基板200は、CPU101又はCPU201がROM103又はROM203から読み出した制御プログラムを実行し、RAM102又はRAM202に種々のデータを書き込み又は読み出しを行うことにより種々の機能を実現する。
図17では、一つのサブ制御基板200が図示されているが、サブ制御基板200は、複数の基板で形成されていてもよい。サブ制御基板200が複数の基板で形成される場合、メイン制御基板100に複数のサブ制御基板200が並列に接続されていてもよいし、メイン制御基板100に対して複数のサブ制御基板200が階層的に接続されていてもよい。
また、各機能構成を実現する基板は、図18及び図19に示される基板に限定されるものではなく、メイン制御基板100若しくはサブ制御基板200又は他の基板上で実現されてもよい。
メイン制御基板100は、遊技を統括的に制御し、遊技に関連する演出等について、サブ制御基板200にコマンドを伝送する。メイン制御基板100は、遊技の結果に影響を及ぼす又は及ぼす虞がある機能を実現する基板であり、サブ制御基板200は、メイン制御基板100から送られるコマンドに従って、各種制御を行う基板である。
図18には、メイン制御基板100で実現される主要な機能構成として、始動口入球時処理部110、特図遊技制御部120、普図遊技制御部130、遊技状態制御部140、情報伝送部190が例示されている。また、同図には、サブ制御基板200で実現される主要な機能構成として、演出制御部210が例示されている。
始動口入球時処理部110は、第1始動口57または第2始動口59に遊技球が入球した時に大当り遊技の当否判定に用いる乱数を取得すると共に所定の処理を実行する。
特図遊技制御部120は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
普図遊技制御部130は、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する。
遊技状態制御部140は、大当り遊技を制御する機能、確変状態や変短状態を管理し、これらの付与や解除(通常遊技状態への移行)を制御する機能を有する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された特別図柄、又は、普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果として選択された普通図柄、を図柄表示装置90に表示させる。
情報伝送部190は、メイン制御基板100で実現される各機能構成にて生成された制御情報(コマンド)をサブ制御基板200上で実現される機能構成(例えば、演出制御部210等)に伝送する。情報伝送部190によって伝送されるコマンドには、特図抽選や普図抽選の結果、確変状態の有無、変短状態の有無、保留されている乱数に関する情報、大当り遊技の実行に関する情報等が含まれてもよい。
演出制御部210は、情報伝送部190を介してメイン制御基板100で実現される各種機能構成にて生成された制御情報(コマンド)を受け、主に特別図柄に係る図柄変動ゲームや大当り遊技に関する演出表示を、メイン液晶装置81に表示させる。例えば、演出制御部210は、図柄変動ゲームの実行中に演出図柄をメイン液晶装置81に変動表示又は停止表示させる。
演出制御部210は、照明装置35による点灯(点滅)演出、またはスピーカ33による音声演出についても制御することができ、これらの演出表示、点灯演出、音声演出等を組み合わせて遊技者の興趣を喚起することができる。また、演出制御部210は、プッシュボタン37にて受け付けた遊技者の操作に応じて各種演出を可変に切り替えることもできる。
<始動口の入球時処理について>
以下、始動口の入球時処理を制御する始動口入球時処理部110について詳述する。
始動口入球時処理部110は、特図保留制御部111と、事前判定部112と、を有する。
特図保留制御部111は、第1始動口57に遊技球が入球した時、すなわち第1始動口57に入賞した時に、保留されている乱数M1の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M1を取得して保留させる。
また、特図保留制御部111は、第2始動口59に遊技球が入球した時、すなわち第2始動口59に入賞した時に、保留されている乱数M2の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M2を取得して保留させる。
特図保留制御部111は、第1始動口57の入賞を契機として取得される乱数M1と、第2始動口59の入賞を契機として取得される乱数M2と、を区別して保留する。
特図保留制御部111は、保留されている乱数の数を、図柄表示装置90に表示させるように図柄表示制御部150を制御してもよいし、メイン液晶装置81またはサブ液晶装置82に表示させるように情報伝送部190を介して演出制御部210にコマンドを出してもよい。
このとき、図柄表示制御部150は、特図保留制御部111の制御に応じて、保留されている乱数の数をLEDの発光パターンによって図柄表示装置90に表示させてもよい。
また、演出制御部210は、情報伝送部190を介して入力したコマンドに応じて、保留されている乱数の個数に等しい数の演出画像(以下、保留玉と称す)を、メイン液晶装置81またはサブ液晶装置82に表示させてもよい。
事前判定部112は、特図保留制御部111が乱数M1または乱数M2を保留させた場合の少なくとも一部において、保留させた乱数M1または乱数M2が当否判定部121によって当選と判定されるか否かを、当否判定部121による判定の事前に判定する事前判定を実行する。
また、事前判定部112は、事前判定の他に、事前判定の結果に基づく演出に関する処理を実行してもよい。ここで「事前判定の結果に基づく演出」とは、例えば、事前判定の対象となった乱数を表す保留玉の色彩や形態等を変化させる演出や、事前判定の対象となった乱数を表す保留玉が表示されている期間(いわゆる先読みゾーン)にわたって実行される演出等が挙げられる。
<特別図柄に係る図柄変動ゲームについて>
以下、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する特図遊技制御部120について詳述する。
特図遊技制御部120は、当否判定部121と、特図選択部122と、リーチ抽選部123と、変動パターン決定部124と、を有する。
当否判定部121は、乱数M1と乱数M2とが共に保留されている場合、乱数M2を先に用いて当否判定するように構成されている。より具体的には、当否判定部121は、特別図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御又は大当り遊技に係る制御が行われていないとき、保留されている乱数M1又は乱数M2を所定の周期で読み出す。このとき、当否判定部121は、乱数M2の読み出しを優先的に実行し、乱数M2が読み出せなかった場合(保留されている乱数M2が零個である場合)に乱数M1を読み出す。このような制御によって、乱数M2が乱数M1より優先的に読み出される。その結果、当否判定部121は、乱数M1よりも乱数M2を優先的に判定することになる。
このような処理を、以下の説明において優先処理と称する場合がある。
特図選択部122は、当否判定部121による当否判定の結果に基づいて特別図柄を選択する。
より具体的には、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は乱数抽選を行うことによって当選を示す特別図柄(当選図柄)を選択する。すなわち、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122は、予め複数とおりに用意されている当選図柄のうちいずれか一つを選択する。
或いは、当否判定部121によって落選が判定された場合、特図選択部122はハズレを示す特別図柄(ハズレ図柄)を一意に決定する。
当否判定部121によって乱数M1が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第1特別図柄表示制御部151によって第1特別図柄表示装置91に表示される。
当否判定部121によって乱数M2が判定された場合、特図選択部122によって選択された特別図柄は、後述する第2特別図柄表示制御部152によって第2特別図柄表示装置92に表示される。
リーチ抽選部123は、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定結果を示す特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に、リーチ演出をするか否かを乱数抽選で選択する。ここでリーチ演出とは、メイン液晶装置81における演出図柄の変動表示において、最後に仮停止する列を除く複数の列に演出図柄が仮停止しており、仮停止している各々の演出図柄が同種である場合に行われる演出をいう。
なお、当否判定部121によって落選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果はハズレであるため、当該図柄変動ゲームでリーチ演出を実行したとしても最後に仮停止する列の演出図柄は他の列の演出図柄と異なる種別になる。
また、当否判定部121によって当選が判定された場合、その判定に起因する図柄変動ゲームの結果は当選であるため、リーチ抽選部123による抽選が行われずとも、当該図絵の実行中には原則としてメイン液晶装置81においてリーチ演出が行われ、さらに最後に仮停止する列の演出図柄が他の列の演出図柄と同種になる。
変動パターン決定部124は、特別図柄に係る図柄変動ゲームにおいて変動表示を開始してから停止表示を行うまでの時間を示す変動時間情報を少なくとも含む変動パターンを決定する。
変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、第1特別図柄表示制御部151または第2特別図柄表示制御部152に対する制御情報として出力され、当該制御情報を入力した第1特別図柄表示制御部151または第2特別図柄表示制御部152は当該制御情報が示す時間にわたって特別図柄に係る図柄変動ゲームを実行する。
また、変動パターン決定部124によって決定された変動パターンは、情報伝送部190を介して伝送されるコマンドとして演出制御部210に出力され、当該コマンドを入力した演出制御部210は当該コマンドに含まれる変動パターンを用いて演出(リーチ演出等)を制御する。より具体的には、演出制御部210は、入力した変動パターン(変動時間情報)が示す時間内に、当該変動パターンに基づく演出図柄に係る図柄変動ゲームを終了させるように演出図柄の変動態様およびそれに付随する演出態様を決定して実行する。
これにより、演出制御部210は、特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行時間内に、当該図柄変動ゲームに対する演出の実行を収めることができる。
なお、リーチ演出を実行する場合は、リーチ演出が非実行である場合に比べて長い時間を要するので、変動パターン決定部124は、リーチ抽選部123によってリーチ演出の実行が選択された場合には、リーチ演出の非実行が選択された場合に比べて、長い時間を示す変動パターン(変動時間情報)を決定する確率が高くなるように構成されている。
<普通図柄に係る図柄変動ゲームについて>
以下、普通図柄に係る図柄変動ゲームに関する制御を実行する普図遊技制御部130について詳述する。
普図遊技制御部130は、普図保留制御部131と、普図抽選部132と、普通電役制御部133と、を有する。
普図保留制御部131は、ゲート63に遊技球が入球した時に、保留されている乱数M3の数が保留上限数(例えば、4個)に達していない場合には乱数M3を取得して保留させる。
普図抽選部132は、普通図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないとき、保留されている乱数M3を所定の周期で読み出し、読み出された乱数M3を用いて普通電動役物61を開放状態に遷移させるか否かの抽選を行う。なお、普図抽選部132によって行われる抽選の当選確率は、後述する変短状態であるときは通常遊技状態であるときより高くなっている。
普図抽選部132による抽選結果は、後述する普通図柄表示制御部153に伝送される。普通図柄表示装置93に対応している二つのLEDは一方が当選、他方が落選に対応しており、普通図柄表示制御部153は伝送された抽選結果に応じていずれかのLEDを発光させる。
普通電役制御部133は、普図抽選部132による抽選に当選したとき、ソレノイドコイルSOL4を作動させて所定の開放条件で普通電動役物61を開放させる。ここで所定の開放条件には、普図抽選部132による一回の当選に応じて普通電動役物61が開放される時間(以下、開放時間と称する)や開放される回数(以下、開放回数と称する)等が含まれる。
普通電役制御部133は、変短制御部144によって変短状態が付与されているとき、開放状態をとる時間が単位時間あたりで増加するように普通電動役物61を制御する。すなわち、普通電役制御部133の制御は、後述する変短制御部144による変短状態の付与に起因して変動する。
<遊技状態制御について>
以下、大当り遊技、確変状態、及び変短状態を制御する遊技状態制御部140について詳述する。
遊技状態制御部140は、大当り制御部141と、確変制御部143と、変短制御部144と、を有している。
ここで大当り遊技とは、特別電動役物65または特別電動役物66を連続して作動させることができる特別の遊技状態をいう。ここで「特別電動役物を連続して作動」とは、後述のラウンド遊技の回数(ラウンド回数)が複数回であることをいう。
ここで確変状態とは、当否判定部121による当否判定の当選確率が通常遊技状態より高確率になる遊技状態をいう。
ここで変短状態とは、以下の少なくとも一つが行われる遊技状態をいう。
(i)普図抽選部132による抽選の当選確率が通常遊技状態より高確率になる。
(ii)普通電動役物61の開放時間が通常遊技状態より延長される。
(iii)普通電動役物61の開放回数が通常遊技状態より増加される。
(iv)普通図柄表示装置93における一回あたりの変動表示時間が通常遊技状態より短縮される。
確変制御部143は、第二領域77に遊技球が入球した場合、すなわちカウントスイッチSW9の検知を契機として確変状態を付与する。より具体的には、第二領域77は特別電動役物66が開放されている場合に遊技球が流下しうる第四流路74に設けられており、特別電動役物66が開放される大当り遊技中に第二領域77に遊技球が入球した場合、確変制御部143は当該大当り遊技の終了後に確変状態を付与する。
なお、本実施形態に係る確変状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、特定の特別図柄(当選図柄)が図柄表示装置90に停止表示されたことに起因する大当り遊技の終了を契機として、確変制御部143は確変状態を付与してもよい。
確変制御部143は、確変状態に移行してから所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われた場合、または所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われる前に新たに大当り遊技に当選した場合に、確変状態を解除する。
なお、本実施形態に係る確変状態の解除条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の解除条件はこの例に限られない。例えば、特別図柄に係る図柄変動ゲームの回数に関わらず大当り遊技に当選することのみを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。或いは、確変状態を解除するか否かを決定する抽選(転落抽選)に当選することを契機として、確変制御部143は確変状態を解除してもよい。
変短制御部144は、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合のすべてを契機として、変短状態を付与する。
なお、本実施形態に係る変短状態の付与条件は一具体例であって、本発明の実施に係る遊技機における確変状態の付与条件はこの例に限られない。例えば、大当り制御部141によって実行される大当り遊技が終了した場合の一部を契機として、変短制御部144は変短状態を付与してもよい。
変短制御部144は、変短状態に移行してから所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われた場合、または所定回数の特別図柄に係る図柄変動ゲームが行われる前に新たに大当り遊技に当選した場合に、変短状態を解除する。
なお、変短制御部144による変短状態の解除条件は、確変状態の解除条件と同一の条件であってもよいし、異なる条件であってもよい。本実施形態に即していえば、変短状態の解除に係る所定回数は、確変状態の解除に係る所定回数と同一の回数であってもよいし、異なる回数であってもよい。
大当り制御部141は、当否判定部121によって当選が判定された場合に、大当り遊技を実行する。本実施形態における大当り遊技は、具体的には以下のように実行される。
まず、当否判定部121によって当選が判定された場合、特図選択部122によって特別図柄が選択され、選択された特別図柄が第1特別図柄表示装置91または第2特別図柄表示装置92に停止表示された後に、大当り制御部141は大当り遊技を開始させる。
大当り遊技が開始されると、大当り制御部141は演出制御部210に大当り遊技の開始を示すオープニング演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は当該コマンドに従い所定時間(オープニング時間)にわたってオープニング演出を実行する。なお、本実施形態に係るオープニング演出では、遊技者に右打ちを推奨する等して、大入賞口55および大入賞口56に向かう第2流路Yへの遊技球の打ち出しを促すことが好ましい。
オープニング演出の終了後には、大入賞口55または大入賞口56が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定回数(ラウンド回数)を上限として複数回行われる。ラウンド遊技では、大入賞口55が所定回数(例えば1回)開放される。また、開放された大入賞口55または大入賞口56に規定個数の遊技球が入球した後、または規定時間(ラウンド遊技時間)が経過後に、大入賞口55または大入賞口56が閉鎖されてそのラウンド遊技が終了する。
ラウンド遊技の終了後には、大入賞口55または大入賞口56が所定時間(インターバル時間)だけ閉鎖され、次のラウンド遊技の開始と共に再び大入賞口55または大入賞口56が開放される。
大当り制御部141は、上記のラウンド回数・ラウンド遊技時間・インターバル時間等を含む制御情報を特別電役制御部142に伝送する。
特別電役制御部142は、大当り制御部141から受けた制御情報に従って、特別電動役物65または特別電動役物66を開放させる。
特別電役制御部142は、特別電動役物65を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口55に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW7の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部142は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL1を作動させて特別電動役物65を閉鎖させる。
或いは、特別電役制御部142は、特別電動役物66を開放させている間、1回のラウンド遊技中に大入賞口56に入球した遊技球の個数をカウントスイッチSW8の検知に基づいて監視している。そして、特別電役制御部142は、監視している入賞した遊技球が上限数に達したとき、ソレノイドコイルSOL2を作動させて特別電動役物66を閉鎖させる。
大当り制御部141は、ラウンド遊技中に係る演出に関するコマンドを情報伝送部190を介して演出制御部210に出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従ってラウンド演出を実行する。
規定のラウンド回数が終了すると、大当り制御部141は情報伝送部190を介して演出制御部210に大当り遊技の終了を示すエンディング演出に関するコマンドを出力する。演出制御部210は入力したコマンドに従い所定時間(エンディング時間)にわたってエンディング演出を実行し、大当り制御部141は大当り遊技を終了させる。
<各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について>
以下、各図柄に係る図柄変動ゲームと演出表示について詳述する。
図柄表示制御部150は、特別図柄に係る図柄変動ゲームの結果である特別図柄、または普通図柄に係る図柄変動ゲームの結果である普通図柄を図柄表示装置90に表示させる。
図柄表示制御部150は、第1特別図柄表示制御部151と、第2特別図柄表示制御部152と、普通図柄表示制御部153と、を有する。
第1特別図柄表示制御部151は、第1特別図柄表示装置91における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
第2特別図柄表示制御部152は、第2特別図柄表示装置92における特別図柄の変動表示と停止表示を制御する。
普通図柄表示制御部153は、普通図柄表示装置93における普通図柄の変動表示と停止表示を制御する。
演出制御部210は、主に特別図柄に係る図柄変動ゲームや大当り遊技に関する演出表示を、メイン液晶装置81に表示させる。特に特別図柄に係る図柄変動ゲームの実行中に関していえば、演出制御部210は、図柄表示装置90による特別図柄の変動時間に合わせて、メイン液晶装置81またはサブ液晶装置82による演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)を実行させている。換言すれば、演出制御部210は、図柄表示装置90における一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームと、メイン液晶装置81またはサブ液晶装置82における一回の演出表示(演出図柄に係る図柄変動ゲームを含む)とを、原則として対応付けて実行する。
ただし、複数回の特別図柄に係る図柄変動ゲームにわたって連続性を有している演出表示が実行される場合や、一回の特別図柄に係る図柄変動ゲームに対して複数回の演出図柄の変動表示が実行される場合もある。前者の代表例はいわゆる連続演出と称される演出表示であり、後者の代表例はいわゆる擬似連演出と称される演出表示である。
<サブ液晶装置82に係る移動判定および移動制御について>
以下、サブ液晶装置82に係る移動判定および移動制御について詳述する。
図19には、サブ制御基板200で実現される主要な機能構成として、移動判定部221と移動制御部222とが例示されている。
移動判定部221は、第一センサPS1、第二センサPS2、第三センサPS3および第四センサPS4による検知に基づいて、サブ液晶装置82の移動位置を判定する。
移動制御部222は、モータMOT1およびモータMOT2を駆動させることによって、サブ液晶装置82を上下方向に移動させる。
モータMOT1およびモータMOT2は、移動制御部222によって駆動され、駆動した回転方向に応じてサブ液晶装置82の移動方向(上方向または下方向)が変化し、駆動した回転角度に応じてサブ液晶装置82の移動距離が変化する。
移動制御部222は、原則として、移動判定部221によってサブ液晶装置82の位置が上原位置(第一の位置)または下原位置(第二の位置)の少なくとも一方であることが判定された後に、判定されたサブ液晶装置82の位置を基準としてモータMOT1およびモータMOT2の回転方向または回転角度を制御してサブ液晶装置82を移動させるように構成されている。すなわち、上原位置と下原位置は、移動制御部222によるサブ液晶装置82の移動制御の基準位置になっている。
なお、本実施形態におけるモータの駆動制御では、移動制御部222がモータに与える駆動ステップ数に比例して当該モータの回転角度が変化するように構成されているため、サブ液晶装置82の移動距離は移動制御部222が与える駆動ステップ数に応じて変化するともいえる。
図19に示す機能構成を実現するための回路図の一具体例を、図20から図26に示す。
図20は、中継基板300からフォトセンサまたはモータに対する配線を示す回路図である。図21と図22は、中継基板300の配線パターンを示す回路図である。図23は、第一センサ基板310の配線パターンを示す回路図である。図24は、第二センサ基板320の配線パターンを示す回路図である。図25は、第三センサ基板330の配線パターンを示す回路図である。図26は、第四センサ基板340の配線パターンを示す回路図である。
図20に示すように、サブ制御基板200と各フォトセンサ(第一センサPS1、第二センサPS2、第三センサPS3および第四センサPS4)とを中継する回路の一部、およびサブ制御基板200と各モータ(モータMOT1およびモータMOT2)とを中継する回路の一部は、中継基板300によって構成されている。
中継基板300は、コネクタCN01、コネクタCN02、コネクタCN03、およびコネクタCN04を有している。
コネクタCN03およびコネクタCN02は、サブ制御基板200に設けられているコネクタCN05およびコネクタCN06に配線ケーブル群を介して接続されている。
コネクタCN01は、モータMOT2に接続されているコネクタCN121、第三センサPS3に接続されているコネクタCN31、および第四センサPS4に接続されているコネクタCN41に配線ケーブル群を介して接続されている。
コネクタCN04は、モータMOT1に接続されているコネクタCN111、第一センサPS1に接続されているコネクタCN11、および第二センサPS2に接続されているコネクタCN21に配線ケーブル群を介して接続されている。
コネクタCN03の第1端子、第2端子、第6端子、第7端子および第12端子は、中継基板300に設けられたグラウンドに接続されている。
コネクタCN03の第8端子は、モータMOT1およびモータMOT2の共通電源(DC18VBB)を供給する。コネクタCN03の第8端子に供給された共通電源は、過電流保護素子TH1または過電流保護素子TH2を介して、コネクタCN01の第3端子と第4端子、またはコネクタCN04の第3端子と第4端子からモータMOT2およびモータMOT1に供給される。
コネクタCN03の第9端子、第10端子および第11端子は、第一センサPS1、第二センサPS2、第三センサPS3および第四センサPS4の共通電源(DC12VBB)を供給する。コネクタCN03の第9端子、第10端子および第11端子に供給された共通電源は、コネクタCN01の第7端子と第10端子、またはコネクタCN04の第7端子と第11端子から第三センサPS3、第四センサPS4、第一センサPS1および第二センサPS2に供給される。
コネクタCN03の第3端子、第4端子および第5端子は、装飾ランプ(不図示)の点灯制御を行う集積回路IC1にクロック信号(CLK)や制御信号(TXD1、CSn)を供給する。
コネクタCN03の第13端子は、第一センサPS1および第二センサPS2の検知信号を入力する。
コネクタCN03の第14端子および第15端子は、第三センサPS3および第四センサPS4の検知信号を入力する。
図21と図23と図24に示すように、第二センサPS2が生成した検知信号は、コネクタCN21の第2端子、コネクタCN04の第12端子、コネクタCN04の第10端子、コネクタCN11の第4端子の順に経由して、第一センサPS1の受光素子のエミッタ電極(図23では「E」と表記)に入力されるようになっている。従って、第一センサPS1の受光素子のコレクタ電極(図23では「C」と表記)に接続されているコネクタCN11の第2端子は、第一センサPS1が検知信号を生成した場合にも、第二センサPS2が検知信号を生成した場合にも、検知信号が入力される。
このような構成を備えるため、コネクタCN11の第2端子に接続されているコネクタCN04の第8端子およびコネクタCN03の第13端子は、一つの端子であるにも関わらず複数のフォトセンサに関する検知信号を入力することができる。また、コネクタCN03の第13端子が入力した検知信号は、コネクタCN05の第13端子を介してCPU201の一の入力ポートに入力される。すなわち、第一センサPS1から検知信号を入力するCPU201の入力ポートと、第二センサPS2から検知信号を入力するCPU201の入力ポートと、が同一になる。これにより、CPU201の入力ポート数を削減することができると共に、サブ液晶装置82の移動制御に係る処理負荷を軽減することができる。
なお、上述のとおり、CPU201は移動判定手段を実現する情報処理装置であり、第一センサPS1は第一位置検知手段を実現するフォトセンサであり、第二センサPS2は第二位置検知手段を実現するフォトセンサである。
一方で、図21と図22と図25と図26に示すように、第三センサPS3が生成した検知信号は、コネクタCN31の第2端子、コネクタCN01の第8端子の順に経由して、コネクタCN03の第14端子に入力されるようになっている。また、第四センサPS4が生成した検知信号は、コネクタCN41の第2端子、コネクタCN01の第11端子の順に経由して、コネクタCN03の第15端子に入力されるようになっている。さらに、コネクタCN03の第14端子が入力した検知信号は、コネクタCN05の第14端子を介してCPU201の一の入力ポートに入力され、コネクタCN03の第15端子が入力した検知信号は、コネクタCN05の第15端子を介してCPU201の他の入力ポートに入力される。
すなわち、サブ液晶装置82が上原位置に存在する場合に第三センサPS3によって生成される検知信号と、サブ液晶装置82が下原位置に存在する場合に第四センサPS4によって生成される検知信号とは、異なる経路で伝送されて、CPU201が有する別々の入力ポートに入力される。
上記の構成について換言すれば、次のようにいえる。すなわち、移動判定部221は、第一センサPS1による検知および第二センサPS2による検知について同条件になるように構成されている。そして、移動判定部221は、第三センサPS3が検知している場合には、第一センサPS1と第二センサPS2のいずれが検知している場合にも、サブ液晶装置82の位置が上原位置(第一の位置)であると判定し、第四センサPS4が検知している場合には、第一センサPS1と第二センサPS2のいずれが検知している場合にも、サブ液晶装置82の位置が下原位置(第二の位置)であると判定する。
また、上記の構成について換言すれば、次のようにもいえる。すなわち、サブ制御基板200(制御基板)は、CPU201が設けられている。第一センサ基板310(他の基板)は、サブ制御基板200とは別の基板であって、第一センサPS1による検知信号をCPU201に伝送する伝送経路の一部である第一回路パターンと、第二センサPS2による検知信号をCPU201に伝送する伝送経路の一部である第二回路パターンと、を有している。そして、第一センサ基板310において第一回路パターンと第二回路パターンとが合流している。
ここで第一回路パターンとは、具体的には、第一センサPS1の受光素子(コレクタ電極)からコネクタCN11の第2端子までを接続するプリントパターンである。また、第二回路パターンとは、具体的には、コネクタCN11の第4端子から第二センサPS2の受光素子(エミッタ電極とコレクタ電極)を経由してコネクタCN11の第2端子までを接続するプリントパターンである。
なお、上記の構成は、第一回路パターンと第二回路パターンとの合流位置の一具体例であって、本発明の実施はこの例に限られない。例えば、第一回路パターンと第二回路パターンとは、サブ制御基板200において合流してもよいし、中継基板300において合流してもよいし、その他の基板において合流してもよい。
コネクタCN02は、サブ制御基板200(CPU201)から伝送されるモータMOT1およびモータMOT2の制御信号が入力される。
より詳細には、コネクタCN02の第1端子から第4端子には、モータMOT2に対応する制御信号(MOT2−1、MOT2−2、MOT2−3、MOT2−4)が入力される。モータMOT2に対応する制御信号は、コネクタCN01の第1端子、第2端子、第5端子および第6端子を介して、モータMOT2に出力される。
より詳細には、コネクタCN02の第5端子から第8端子には、モータMOT1に対応する制御信号(MOT1−1、MOT1−2、MOT1−3、MOT1−4)が入力される。モータMOT1に対応する制御信号は、コネクタCN04の第1端子、第2端子、第5端子および第6端子を介して、モータMOT1に出力される。
上記のように、サブ液晶装置82の右端部を移動させるモータMOT1に係る制御信号とサブ液晶装置82の左端部を移動させるモータMOT2に係る制御信号とは、各々個別の経路を介してCPU201から伝送されるように構成されている。換言すれば、CPU201によって実現される移動制御部222は、サブ液晶装置82に係る一方側の端部である一端と、サブ液晶装置82に係る他方側の端部である他端と、を個別に移動させることが可能に構成されている。
なお、サブ液晶装置82を上原位置に制御した後に、サブ液晶装置82の右端部を下方向に移動させる場合において、当該右端部の移動が許容される範囲は、第一センサPS1の検知可能領域を超えるが、第二センサPS2の検知可能領域には到達しないように構成されている。
換言すれば、第一センサPS1が検知し、かつ第三センサPS3が検知した後に、第三センサPS3による検知を維持させながら移動制御部222がサブ液晶装置82の右端部(一端)を移動させうる領域は、第一センサPS1によって検知可能な領域より広く、かつ第二センサPS2によって検知可能な領域は含まれない。
サブ液晶装置82の右端端を傾ける移動制御を実行する場合、移動判定部221と移動制御部222は次のような手順でサブ液晶装置82を制御する。
上述のように、モータMOT1(第一モータ)は右側(一方側)に設けられており、モータMOT2(第二モータ)は左側(他方側)に設けられている。
移動判定部221は、サブ液晶装置82が上方向(一の移動方向)に移動する一の回転方向にモータMOT1とモータMOT2とを回転させた後に、サブ液晶装置82の位置が上原位置(第一の位置)であることを判定する。
ここで一の回転方向とは、モータMOT1については時計回りであり、モータMOT2については反時計回りである。
次に、移動制御部222は、移動判定部221によって上原位置であることが判定された後に、モータMOT2を一の回転方向に回転を維持させつつ、または第二モータの回転を停止させ、サブ液晶装置82が下方向(他の移動方向)に移動する他の回転方向にモータMOT1を回転させてサブ液晶装置82を上原位置から移動させる。
そして、移動制御部222は、第一センサPS1および第二センサPS2によって検知不能な位置までサブ液晶装置82を移動させた後に、モータMOT1の回転を停止させてサブ液晶装置82の移動を停止させる。
ここで他の回転方向とは、モータMOT1については反時計回りであり、モータMOT2については時計回りである。
なお、上記の構成は、サブ液晶装置82が上原位置に制御された場合に第一センサPS1と第三センサPS3とが共に検知信号を生成するように配置されていることを前提とする構成であって、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、サブ液晶装置82が上原位置に制御された場合に第一センサPS1と第四センサPS4とが共に検知信号を生成するように配置されている実施態様においては、次のような構成を採用しうる。すなわち、第一センサPS1が検知し、かつ第四センサPS4が検知した後に、第四センサPS4による検知を維持させながら移動制御部222がサブ液晶装置82の左端部(一端)を移動させうる領域は、第一センサPS1によって検知可能な領域より広く、かつ第二センサPS2によって検知可能な領域は含まれない。
<各種処理の処理手順について>
次に、上記で説明した各種処理の処理手順について、図27又は図28を用いて説明する。なお、上述した図1から図19に図示されている各構成要素に触れて説明する場合があるので、これらの図面も適宜参照されたい。
図27は、始動口入球時処理の処理手順を示すフローチャートである。図28は、図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
また、図27又は図28に図示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
まず、始動口入球時処理について説明する。ここで「始動口入球時処理」とは、第1始動口57又は第2始動口59に対して遊技球が入球した後に実行される一連の処理である。
第1始動口57又は第2始動口59への入球がカウントスイッチSW1又はカウントスイッチSW2で検知されるまで(ステップS102のNO)、ステップS104以降の処理は行われないまま待機となる。
また、第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されたとしても(ステップS102のYES)、特図保留制御部111による保留数が上限に達していれば(ステップS104のYES)、ステップS106以降の処理は行われないまま待機となる。
第1始動口57又は第2始動口59への入球が検知されて(ステップS102のYES)、かつ特図保留制御部111による保留数が上限に達していないとき(ステップS104のNO)、特図保留制御部111による保留数が加算される(ステップS106)。また、特図保留制御部111によって乱数M1又は乱数M2が取得されて、専用の記憶領域に保留記憶される(ステップS108)。
事前判定部112が事前判定を行う場合(ステップS110のYES)、事前判定部112は、ステップS108において保留記憶された乱数M1または乱数M2が当否判定部121によって当選と判定されるか否かを判定する(ステップS112)。
また、事前判定部112が事前判定を行わない場合(ステップS110のNO)、ステップS112の処理は行われないままステップS114の処理に移行する。
ステップS102からステップS112までの一連の処理結果を制御情報として含むコマンドが、情報伝送部190からサブ制御基板200へ出力されて(ステップS114)、その始動口入球時処理は終了となる。
続いて、図柄変動開始処理の処理手順について説明する。ここで「図柄変動開始処理」とは、特別図柄に係る図柄変動ゲームを開始させる際に行われる一連の処理である。
まず、特図遊技制御部120は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。ここで「変動開始条件」とは、(i)ステップS202の判定時において特別図柄に係る図柄変動ゲームが実行されていないこと、(ii)ステップS202の判定時において大当り遊技が実行されていないこと、(iii)ステップS202の判定時において保留記憶が1個以上存在すること等が挙げられる。
ステップS202の判定が否定されるとき(ステップS202のNO)、ステップS204以降の処理は実行されずに、その図柄変動開始処理は終了となる。
ステップS202の判定が肯定されるとき(ステップS202のYES)、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留されている乱数M1又は乱数M2を読み出す(ステップS204)。
ステップS204において、当否判定部121は、特図保留制御部111に保留記憶されている順番で乱数M1又は乱数M2を読み出してもよいし、一方を他方に優先して読み出してもよい。
ステップS204で乱数が読み出されることを契機として各判定処理が実行される(ステップS206)。
ここでステップS206に含まれる処理としては、具体的には、上述した当否判定部121による当否判定や特図選択部122による特別図柄の選択が少なくとも含まれる。また、(i)変短状態が付与されているか否か、(ii)演出図柄をリーチ目で停止させるか否か、(iii)特定の演出を行うか否か等の判定処理が、ステップS206の処理に含まれてもよい。
そして、特図保留制御部111は、そのとき保留されている乱数M1又は乱数M2の数を特定する(ステップS208)。これにより、本処理手順で実行される図柄変動ゲームで読み出された乱数を除いた残りの乱数の数が保留数として特定される。
変動パターン決定部124は、ステップS206の処理結果及びステップS208で特定された保留数を用いて変動パターンを決定する(ステップS210)。
ステップS202からステップS210までの一連の処理結果を制御情報として含むコマンドが、情報伝送部190からサブ制御基板200に対して出力されて(ステップS212)、その図柄変動開始処理は終了となる。当該コマンドには、図柄変動ゲームの実行の有無や遊技状態などをサブ制御基板200で判断可能とするための各種情報、例えば、変動パターンを示す情報、保留数、確変状態の有無、変短状態の有無などが含まれる。
<本発明の変形例について>
ここまで図1から図28を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上述の実施形態における可動体は、メイン液晶装置81の前方に移動可能に構成されているサブ液晶装置82である旨を説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
可動体の他の具体例としては、例えば、特定の演出が実行される場合に移動可能に構成されている装飾部材(いわゆる演出用役物)などが挙げられる。
上述の実施形態では、遊技機10の正面から視て上下方向に移動する態様の可動体を説明したが、本発明の実施において可動体が移動する方向は特に制限されない。
可動体は、例えば、遊技機10の正面から視て左右方向に移動してもよいし、所定の中心軸を基準として回転する方向に移動してもよい。
上述の実施形態における位置検知手段は、光学処理によって可動体の位置を検知するフォトセンサである旨を説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
位置検知手段の他の具体例としては、磁気を利用して可動体の位置を検知する磁気センサであってもよいし、物理的に可動体が所定の部材に接触しているか否かによって当該可動体の位置を検知するタッチセンサであってもよいし、可動体を移動させるモータの回転角度(モータの駆動ステップ数)に基づく演算処理によって当該可動体の位置を検知する情報処理装置であってもよいし、これらのうち複数の組合せ又はこれらとフォトセンサの組合せによって実現されてもよい。
上述の実施形態において、二つの位置検知手段(第一センサPS1と第二センサPS2)による検知が同条件になる構成を説明したが、三つ以上の位置検知手段による検知が同条件になる構成を備えた遊技機によって本発明を実施してもよい。
例えば、一のフォトセンサが有する受光素子のエミッタ電極と他のフォトセンサが有する受光素子のコレクタ電極に接続する配線によって、三つ以上のフォトセンサを数珠つなぎにすることによって、三つ以上のフォトセンサによる検知が同条件になる変形例を実現することができる。また、同変形例において数珠つなぎになっているフォトセンサのうち二つに着目すれば、着目した二つのフォトセンサによる検知が同条件になる構成になっており、本発明の特徴の一部が実現されている。
上述の実施形態では、可動体(サブ液晶装置82)の移動判定のために、一方側(右側)に二つの位置検知手段(第一センサPS1と第二センサPS2)、他方側(左側)に二つの位置検知手段(第三センサPS3と第四センサPS4)を設け、一方側と他方側とで位置検知手段の配置が対称になっている構成について説明したが、本発明の実施に係る位置検知手段の数や配置はこれに限られない。
例えば、可動体の移動判定のために五つ以上の位置検知手段を設けてもよいし、一方側と他方側に設ける位置検知手段の数は異なってもよいし、一方側と他方側に設ける位置検知手段の配置は非対称であってもよい。
上述の実施形態では、一方側(右側)に設けた第一位置検知手段(第一センサPS1)による検知と第二位置検知手段(第二センサPS2)による検知とを同条件にする構成について説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、他方側(左側)に設けた第三位置検知手段(第三センサPS3)による検知と第四検知手段(第四センサPS4)による検知につても、同条件にする構成を採用してもよい。この変形例を実現するには、駆動した回転方向に応じて可動体(サブ液晶装置82)の移動方向が変化するモータ(モータMOT1、モータMOT2)を用いるとよい。
具体的には、移動判定手段は、可動体が一の移動方向に移動する一の回転方向にモータを回転させた結果として、第一位置検知手段または第二位置検知手段のいずれか一方が検知している場合であって、かつ第三位置検知手段または第四位置検知手段のいずれか一方が検知している場合には、可動体の位置が第一の位置であると判定するとよい。或いは、可動体が他の移動方向に移動する他の回転方向にモータを回転させた結果として、第一位置検知手段または第二位置検知手段のいずれか一方が検知している場合であって、かつ第三位置検知手段または第四位置検知手段のいずれか一方が検知している場合には、可動体の位置が第二の位置であると判定するとよい。
この変形例により、移動判定に係る検知信号の伝送経路が簡素になるので、当該伝送経路に関する基板プリントの適正化を図ることができる。
当該変形例において、第一センサから検知信号を入力する情報処理装置の入力ポートと、第二センサから検知信号を入力する情報処理装置の入力ポートと、が同一であって、かつ、第三センサから検知信号を入力する情報処理装置の入力ポートと、第四センサから検知信号を入力する情報処理装置の入力ポートと、が同一であってもよい。
上述の実施形態に倣っていえば、上記の情報処理装置は移動判定手段を実現するCPU201であり、上記の第一センサは第一位置検知手段を実現する第一センサPS1であり、上記の第二センサは第二位置検知手段を実現する第二センサPS2であり、上記の第三センサは第三位置検知手段を実現する第三センサPS3であり、上記の第四センサは第四位置検知手段を実現する第四センサPS4である。
また、当該変形例において、第一センサによる検知信号を情報処理装置に伝送する伝送経路の一部である第一回路パターンと、第二センサによる検知信号を情報処理装置に伝送する伝送経路の一部である第二回路パターンと、第三センサによる検知信号を情報処理装置に伝送する伝送経路の一部である第三回路パターンと、第四センサによる検知信号を情報処理装置に伝送する伝送経路の一部である第四回路パターンと、を有している他の基板と、を備えてもよい。この場合、他の基板において第一回路パターンと第二回路パターンとが合流しており、かつ他の基板において第三回路パターンと第四回路パターンとが合流してもよい。
ここで他の基板とは、情報処理装置が設けられている制御基板とは別の基板である。
上記の実施形態の説明においては各図に図示する構成を前提として説明したが、本発明の各構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよい。従って、本発明の遊技機の各構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
上記の実施形態の説明において複数のフローチャートを用いた。これらのフローチャートは、順番に記載された複数のステップを含むものであるが、その記載の順番は複数のステップを実行する順番やタイミングを、図示した一つの態様に限定するものではない。このため、本発明を実施するときには、その複数のステップの順番は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数のステップの実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)可動領域を移動可能に構成されている可動体と、前記可動領域を基準として一方側に設けられ、前記可動体の位置を検知し、検知可能な前記可動体の位置が互いに異なる第一位置検知手段と第二位置検知手段と、前記可動領域を基準として前記一方側とは異なる他方側に設けられ、前記可動体の位置を検知し、検知可能な前記可動体の位置が互いに異なる第三位置検知手段と第四位置検知手段と、前記第一位置検知手段、前記第二位置検知手段、前記第三位置検知手段および前記第四位置検知手段による検知に基づいて前記可動体の位置を判定する移動判定手段と、を備え、前記移動判定手段は、前記第一位置検知手段による検知および前記第二位置検知手段による検知、または前記第三位置検知手段による検知および前記第四位置検知手段による検知のうち少なくとも一方について同条件になるように構成されている遊技機。
(2)前記移動判定手段は、前記第一位置検知手段による検知および前記第二位置検知手段による検知について同条件になるように構成されており、前記第三位置検知手段が検知している場合には、前記第一位置検知手段と前記第二位置検知手段のいずれが検知している場合にも、前記可動体の位置が第一の位置であると判定し、前記第四位置検知手段が検知している場合には、前記第一位置検知手段と前記第二位置検知手段のいずれが検知している場合にも、前記可動体の位置が第二の位置であると判定する(1)に記載の遊技機。
(3)前記移動判定手段を実現する情報処理装置と、前記第一位置検知手段を実現する第一センサと、前記第二位置検知手段を実現する第二センサと、を備え、前記第一センサから検知信号を入力する前記情報処理装置の入力ポートと、前記第二センサから検知信号を入力する前記情報処理装置の入力ポートと、が同一である(2)に記載の遊技機。
(4)前記可動体に係る前記一方側の端部である一端と、前記可動体に係る前記他方側の端部である他端と、を個別に移動させることが可能に構成されている移動制御手段を備え、前記第一位置検知手段が検知し、かつ前記第三位置検知手段または前記第四位置検知手段のいずれか一方が検知した後に、前記第三位置検知手段または前記第四位置検知手段による検知を維持させながら前記移動判定手段が前記一端を移動させうる領域は、前記第一位置検知手段によって検知可能な領域より広く、かつ前記第二検知手段によって検知可能な領域は含まれない(2)または(3)に記載の遊技機。
(5)駆動した回転方向に応じて前記可動体の移動方向が変化するモータを備え、前記移動判定手段は、前記可動体が一の移動方向に移動する一の回転方向に前記モータを回転させた結果として、前記第一位置検知手段または前記第二位置検知手段のいずれか一方が検知している場合であって、かつ前記第三位置検知手段または前記第四位置検知手段のいずれか一方が検知している場合には、前記可動体の位置が第一の位置であると判定し、前記可動体が他の移動方向に移動する他の回転方向に前記モータを回転させた結果として、前記第一位置検知手段または前記第二位置検知手段のいずれか一方が検知している場合であって、かつ前記第三位置検知手段または前記第四位置検知手段のいずれか一方が検知している場合には、前記可動体の位置が第二の位置であると判定する(1)に記載の遊技機。
さらに、本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(a)前記情報処理装置が設けられている制御基板と、前記制御基板とは別の基板であって、前記第一センサによる検知信号を前記情報処理装置に伝送する伝送経路の一部である第一回路パターンと、前記第二センサによる検知信号を前記情報処理装置に伝送する伝送経路の一部である第二回路パターンと、を有している他の基板と、を備え、前記他の基板において前記第一回路パターンと前記第二回路パターンとが合流している(3)に記載の遊技機。
(b)前記移動判定手段を実現する情報処理装置と、前記第一位置検知手段を実現する第一センサと、前記第二位置検知手段を実現する第二センサと、前記第三位置検知手段を実現する第三センサと、前記第四位置検知手段を実現する第四センサと、を備え、前記第一センサから検知信号を入力する前記情報処理装置の入力ポートと、前記第二センサから検知信号を入力する前記情報処理装置の入力ポートと、が同一であって、かつ、前記第三センサから検知信号を入力する前記情報処理装置の入力ポートと、前記第四センサから検知信号を入力する前記情報処理装置の入力ポートと、が同一である(5)に記載の遊技機。
(c)前記情報処理装置が設けられている制御基板と、前記制御基板とは別の基板であって、前記第一センサによる検知信号を前記情報処理装置に伝送する伝送経路の一部である第一回路パターンと、前記第二センサによる検知信号を前記情報処理装置に伝送する伝送経路の一部である第二回路パターンと、前記第三センサによる検知信号を前記情報処理装置に伝送する伝送経路の一部である第三回路パターンと、前記第四センサによる検知信号を前記情報処理装置に伝送する伝送経路の一部である第四回路パターンと、を有している他の基板と、を備え、前記他の基板において前記第一回路パターンと前記第二回路パターンとが合流しており、かつ前記他の基板において前記第三回路パターンと前記第四回路パターンとが合流している(b)に記載の遊技機。
(d)駆動した回転方向に応じて前記可動体の移動方向が変化し、駆動した回転角度に応じて前記可動体の移動距離が変化するモータと、前記移動判定手段によって前記可動体の位置が前記第一の位置または前記第二の位置の少なくとも一方であることが判定された後に、判定された前記可動体の位置を基準として前記モータの回転方向または回転角度を制御して前記可動体を移動させる移動制御手段と、を備える(2)から(5)のいずれか一つに記載の遊技機。
(e)前記モータには、前記一方側に設けられた第一モータと、前記他方側に設けられた第二モータとが含まれており、前記移動判定手段は、前記可動体が一の移動方向に移動する一の回転方向に前記第一モータと前記第二モータとを回転させた後に、前記可動体の位置が前記第一の位置であることを判定し、前記移動制御手段は、前記移動判定手段によって前記第一の位置であることが判定された後に、前記第二モータを前記一の回転方向に回転を維持させつつ、または前記第二モータの回転を停止させ、前記可動体が他の移動方向に移動する他の回転方向に前記第一モータを回転させて前記可動体を前記第一の位置から移動させ、前記第一位置検知手段および前記第二位置検知手段によって検知不能な位置まで前記可動体を移動させた後に、前記第一モータの回転を停止させて前記可動体の移動を停止させる(d)に記載の遊技機。
10 遊技機
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動装飾体
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33(33a、33b) スピーカ
34、36 左右側枠部
35(35a、35b、35c) 照明装置
37 プッシュボタン
38a、38b、38c、38d カーソルボタン
38e 玉貸ボタン
38f 返却ボタン
39 球抜き機構
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55、56 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 ゲート
65、66 特別電動役物
67(67a、67b、67c) 普通入賞口
69 アウト口
70 仕切り部材
71 第一流路
72 第二流路
73 第三流路
74 第四流路
75 振分部材
76 第一領域
77 第二領域
81 メイン液晶装置
82 サブ液晶装置
83 右ガイド部
84 左ガイド部
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
100 メイン制御基板
101 CPU
102 RAM
103 ROM
110 始動口入球時処理部
111 特図保留制御部
112 事前判定部
120 特図遊技制御部
121 当否判定部
122 特図選択部
123 リーチ抽選部
124 変動パターン決定部
130 普図遊技制御部
131 普図保留制御部
132 普図抽選部
133 普通電役制御部
140 遊技状態制御部
141 大当り制御部
142 特別電役制御部
143 確変制御部
144 変短制御部
150 図柄表示制御部
151 第1特別図柄表示制御部
152 第2特別図柄表示制御部
153 普通図柄表示制御部
190 情報伝送部
200 サブ制御基板
201 CPU
202 RAM
203 ROM
210 演出制御部
221 移動判定部
222 移動制御部
300 中継基板
310 第一センサ基板
320 第二センサ基板
330 第三センサ基板
340 第四センサ基板
350 右基板
360 右中継基板
370 左基板
380 左中継基板
841 遮光部材
842、843 凸部
FC1、EC2、FC3 フラットケーブル
MOT1、MOT2 モータ
PS1 第一センサ
PS2 第二センサ
PS3 第三センサ
PS4 第四センサ
SOL1、SOL2、SOL4 ソレノイドコイル
SW1、SW2、SW4、SW51、SW52、SW53、SW7、SW8、SW9 カウントスイッチ
TH1、TH2 過電流保護素子
X 第1流路
Y 第2流路

Claims (5)

  1. 可動領域を移動可能に構成されている可動体と、
    前記可動領域を基準として一方側に設けられ、前記可動体の位置を検知し、検知可能な前記可動体の位置が互いに異なる第一位置検知手段と第二位置検知手段と、
    前記可動領域を基準として前記一方側とは異なる他方側に設けられ、前記可動体の位置を検知し、検知可能な前記可動体の位置が互いに異なる第三位置検知手段と第四位置検知手段と、
    前記第一位置検知手段、前記第二位置検知手段、前記第三位置検知手段および前記第四位置検知手段による検知に基づいて前記可動体の位置を判定する移動判定手段と、を備え、
    前記移動判定手段は、前記第一位置検知手段による検知および前記第二位置検知手段による検知、または前記第三位置検知手段による検知および前記第四位置検知手段による検知のうち少なくとも一方について同条件になるように構成されている遊技機。
  2. 前記移動判定手段は、
    前記第一位置検知手段による検知および前記第二位置検知手段による検知について同条件になるように構成されており、
    前記第三位置検知手段が検知している場合には、前記第一位置検知手段と前記第二位置検知手段のいずれが検知している場合にも、前記可動体の位置が第一の位置であると判定し、
    前記第四位置検知手段が検知している場合には、前記第一位置検知手段と前記第二位置検知手段のいずれが検知している場合にも、前記可動体の位置が第二の位置であると判定する請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記移動判定手段を実現する情報処理装置と、前記第一位置検知手段を実現する第一センサと、前記第二位置検知手段を実現する第二センサと、を備え、
    前記第一センサから検知信号を入力する前記情報処理装置の入力ポートと、前記第二センサから検知信号を入力する前記情報処理装置の入力ポートと、が同一である請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記可動体に係る前記一方側の端部である一端と、前記可動体に係る前記他方側の端部である他端と、を個別に移動させることが可能に構成されている移動制御手段を備え、
    前記第一位置検知手段が検知し、かつ前記第三位置検知手段または前記第四位置検知手段のいずれか一方が検知した後に、前記第三位置検知手段または前記第四位置検知手段による検知を維持させながら前記移動判定手段が前記一端を移動させうる領域は、前記第一位置検知手段によって検知可能な領域より広く、かつ前記第二検知手段によって検知可能な領域は含まれない請求項2または3に記載の遊技機。
  5. 駆動した回転方向に応じて前記可動体の移動方向が変化するモータを備え、
    前記移動判定手段は、
    前記可動体が一の移動方向に移動する一の回転方向に前記モータを回転させた結果として、前記第一位置検知手段または前記第二位置検知手段のいずれか一方が検知している場合であって、かつ前記第三位置検知手段または前記第四位置検知手段のいずれか一方が検知している場合には、前記可動体の位置が第一の位置であると判定し、
    前記可動体が他の移動方向に移動する他の回転方向に前記モータを回転させた結果として、前記第一位置検知手段または前記第二位置検知手段のいずれか一方が検知している場合であって、かつ前記第三位置検知手段または前記第四位置検知手段のいずれか一方が検知している場合には、前記可動体の位置が第二の位置であると判定する請求項1に記載の遊技機。
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