JP2009071339A - 太陽電池セルおよび太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】FF(Fill Factor)値が大きく、安価に製造することができる太陽電池セルおよびこれを用いた太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】半導体基板1の一面にp電極6とn電極5とがそれぞれ点状に複数形成されている太陽電池ウエハ17と、絶縁性基板16の一面にp配線14とn配線15とが互いに電気的に絶縁されて形成されている配線基板と、を含み、太陽電池ウエハ17の一面上に配線基板18の一面が設置されて、p電極6がp配線14によって電気的に接続され、n電極5がn配線15によって電気的に接続されている太陽電池セルとこれを用いた太陽電池モジュールである。
【選択図】図1

Description

本発明は太陽電池セルおよび太陽電池モジュールに関し、特にFF(Fill Factor)値が大きく、安価に製造することができる太陽電池セルとこれを用いた太陽電池モジュールに関する。
近年、エネルギ資源の枯渇の問題や大気中のCO2の増加のような地球環境問題などからクリーンなエネルギの開発が望まれており、特に太陽電池セルを複数接続して構成される太陽電池モジュール用いた太陽光発電が新しいエネルギ源として開発、実用化され、発展の道を歩んでいる。
太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルは、従来から、たとえば単結晶または多結晶のシリコン基板の面のうち太陽光が入射する側の面(受光面)にシリコン基板の導電型と反対の導電型となる不純物を拡散することによってpn接合を形成し、シリコン基板の受光面とその反対側にある裏面にそれぞれ電極を形成して製造される。また、シリコン基板の裏面にはシリコン基板と同じ導電型の不純物を高濃度で拡散することによって、裏面電界効果による高出力化を図ることも一般的となっている。
また、シリコン基板の受光面には電極を形成せず、シリコン基板の裏面のみに異なる導電型の電極を形成するいわゆる裏面接合型太陽電池セルが開発されている。裏面接合型太陽電池セルにおいては、電極が形成されているシリコン基板の裏面側からしか電力を取り出すことができないため、その電極は裏面接合型太陽電池セルおよびこれが複数接続されてなる太陽電池モジュールの出力の観点から非常に重要である。
図11に従来の裏面接合型太陽電池セルの一例の模式的な断面図を示す。この従来の裏面接合型太陽電池セルは、たとえばn型のシリコン基板101の受光面に反射防止膜(図示せず)が形成されており、シリコン基板101の裏面にn+層105とp+層106とが裏面に沿って交互に所定の間隔をあけて形成されている。そして、p+層106上にはp電極111が形成され、n+層105上にはn電極112が形成されている。この裏面接合型太陽電池セルの受光面に太陽光が入射すると、シリコン基板101の受光面近傍で生じたキャリアが裏面に形成されたpn接合まで到達し、p電極111およびn電極112に電流として収集され、外部に取り出されて太陽電池セルの出力となる。
また、図12に従来の裏面接合型太陽電池セルの裏面の一例の模式的な平面図を示す。図12に示すように、この従来の裏面接合型太陽電池セルにおいては、太陽電池セルの出力を向上させる観点から、シリコン基板101の裏面の内部にp電極111およびn電極112がそれぞれ裏面全体を覆うように櫛形状に形成される。
図13に従来の裏面接合型太陽電池セルの製造工程の一例のフローチャートを示す。まず、ステップ1a(S1a)において、n型単結晶シリコン基板を用意する。そして、ステップ2a(S2a)において、APCVD法(常圧CVD法)を用いて、このシリコン基板の両面にSiOx膜を堆積させる。そして、ステップ3a(S3a)において、このシリコン基板の裏面にホトエッチング法によって櫛形状パターンの窓明けを行なった後にBBr3気相拡散を行なうことによりp+層を形成する。続いて、ステップ4a(S4a)において、シリコン基板の受光面に耐酸性テープを貼り付けた後に裏面についてHF(フッ化水素)によるクリーニングを行なう。そして、受光面の耐酸性テープを剥離した後に再度裏面にSiOx膜を堆積させる。次いで、ステップ5a(S5a)において、シリコン基板の裏面に櫛形状のp+層の櫛歯の間にp+層と向き合うようにしてホトエッチング法により櫛形状パターンの窓明けを行なった後にPOCl3気相拡散によってn+層を、p+層の櫛歯とn+層の櫛歯とが向き合うようにして形成する。そして、ステップ6a(S6a)において、シリコン基板の全面をHFによりクリーニングした後、シリコン基板の受光面にプラズマCVD法によりSiN膜を堆積させる。
次に、ステップ7a(S7a)において、図14に示すように、シリコン基板101の裏面に形成されたp+層の範囲内にp電極111を、n+層の範囲内にn電極112をそれぞれ点状にスクリーン印刷し、その後焼成することにより形成する。ここで、スクリーン印刷材料としては銀ペーストが用いられ、スクリーン印刷された銀ペーストを乾燥した後に酸化性雰囲気下で焼成することによってp電極111およびn電極112が形成される。
その後、ステップ8a(S8a)において、点状のp電極111およびn電極112をそれぞれ電気的に接続する直線状の連結電極パターンを銀ペーストを用いたスクリーン印刷により形成し、その後焼成することによって、図15に示すように銀からなる連結電極113a、113bを形成する。そして、ステップ9a(S9a)において、p電極111、n電極112、連結電極113a、113bは、フラックスへ浸漬させられた後に乾燥され、はんだ浴に浸漬させられてはんだコーティングされる。その後、これらの電極が洗浄された後乾燥されて太陽電池セルが完成する。
また、このようにして得られた太陽電池セルを複数用い、図16に示すように、複数ある太陽電池セルのうち一の太陽電池セルの連結電極113aと他の太陽電池セルの連結電極113bとをこれらの電極にはんだ付けされた接続電極107によって電気的に接続して太陽電池モジュールが製造される。そして、この太陽電池モジュールをEVA(エチレンビニルアセテート)樹脂で挟んでガラス基板に貼り付けることもできる。
米国特許第4133697号明細書 米国特許第5185042号明細書
しかしながら、上記のようにして得られた従来の太陽電池セルおよび太陽電池モジュールにおいては、銀ペーストを焼成して形成された点状のp電極およびn電極と、同じく銀ペーストを焼成して形成された連結電極との接触抵抗が大きいためFF値を向上させることができないという問題があった。また、太陽電池セルを1枚製造するにあたって使用される銀ペースト量も多くなるため安価に製造することができないという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、FF(Fill Factor)値が大きく、安価に製造することができる太陽電池セルおよびこれを用いた太陽電池モジュールを提供することにある。
本発明は、半導体基板の一面にp電極とn電極とがそれぞれ点状に複数形成されている太陽電池ウエハと、絶縁性基板の一面にp配線とn配線とが互いに電気的に絶縁されて形成されている配線基板と、を含み、太陽電池ウエハの一面上に配線基板の一面が設置されて、p電極がp配線によって電気的に接続され、n電極がn配線によって電気的に接続されている太陽電池セルである。
ここで、本発明の太陽電池セルにおいては、p電極とn電極とが銀を含む材料によって形成され、p配線とn配線とが銅を含む材料によって形成されており、p電極とp配線との接続およびn電極とn配線との接続がそれぞれはんだを介して行われていることが好ましい。
また、本発明の太陽電池セルにおいては、p配線とn配線とがそれぞれ櫛歯を含む櫛形状に形成され、p配線とn配線とが互いにそれぞれの櫛歯を向き合わせて設置されており、p配線の櫛歯とn配線の櫛歯とが絶縁性基板の一面に沿って交互に配列されていることが好ましい。
また、本発明の太陽電池セルにおいては、p電極とn電極とがそれぞれライン状に配列されており、p電極の配列ラインとn電極の配列ラインとが交互に配列されていることが好ましい。
また、本発明の太陽電池セルにおいては、絶縁性基板が透明であり得る。
また、本発明の太陽電池セルにおいては、絶縁性基板の一面の反対側の面に反射膜が形成されていることが好ましい。
また、本発明は、半導体基板の受光面にn電極が点状に複数形成されている太陽電池ウエハと、絶縁性基板の一面上にn配線が形成されている配線基板と、を含み、太陽電池ウエハの一面上に配線基板の一面が設置されて、n電極がn配線によって電気的に接続されており、絶縁性基板が透明である太陽電池セルである。
また、本発明は、半導体基板の受光面にp電極が点状に複数形成されている太陽電池ウエハと、絶縁性基板の一面上にp配線が形成されている配線基板と、を含み、太陽電池ウエハの一面上に配線基板の一面が設置されて、p電極がp配線によって電気的に接続されており、絶縁性基板が透明である太陽電池セルである。
さらに、本発明は、半導体基板の一面にp電極とn電極とがそれぞれ点状に複数形成されている複数の太陽電池ウエハと、絶縁性基板の一面にp配線とn配線とこれらの配線を電気的に接続する接続電極とが形成されている配線基板と、を含み、太陽電池ウエハのうち一の太陽電池ウエハのp電極がp配線と電気的に接続されており、一の太陽電池ウエハとは異なる他の太陽電池ウエハのn電極がn配線と電気的に接続されている太陽電池モジュールである。
ここで、本発明の太陽電池モジュールにおいては、p電極とn電極とが銀を含む材料によって形成され、p配線とn配線とが銅を含む材料によって形成されており、p電極とp配線との接続およびn電極とn配線との接続がそれぞれはんだを介して行われていることが好ましい。
また、本発明の太陽電池モジュールにおいては、p配線とn配線とがそれぞれ櫛歯を含む櫛形状に形成され、一の太陽電池ウエハのp電極およびn電極とそれぞれ電気的に接続しているp配線とn配線とが互いにそれぞれの櫛歯を向き合わせて設置されており、p配線の櫛歯とn配線の櫛歯とが絶縁性基板の一面に沿って交互に配列されていることが好ましい。
本発明によれば、FF(Fill Factor)値が大きく、安価に製造することができる太陽電池セルおよびこれを用いた太陽電池モジュールを提供することができる。
本発明の太陽電池セルの好ましい一例の模式的な断面図である。 本発明の太陽電池セルの製造工程の好ましい一例のフローチャートである。 本発明に用いられる半導体基板の受光面に形成されたp電極およびn電極の配列の好ましい一例の模式的な平面図である。 本発明に用いられる配線基板の好ましい一例の模式的な平面図である。 本発明に用いられる配線基板が太陽電池ウエハの裏面上に設置されるときの好ましい一例の模式的な平面図である。 本発明の太陽電池セルの好ましい他の一例の模式的な側面図である。 本発明に用いられる半導体基板の受光面に形成されたn電極の配列の好ましい一例の模式的な平面図である。 本発明の太陽電池モジュールの裏面の好ましい一例の模式的な平面図である。 本発明の太陽電池モジュールに用いられる太陽電池ウエハが配列されている状態の好ましい一例の模式的な平面図である。 本発明の太陽電池モジュールに用いられる配線基板の好ましい一例の模式的な平面図である。 従来の裏面接合型太陽電池セルの一例の模式的な断面図である。 従来の裏面接合型太陽電池セルの裏面の一例の模式的な平面図である。 従来の裏面接合型太陽電池セルの製造工程の一例のフローチャートである。 従来の裏面接合型太陽電池セルの裏面に形成されたp電極とn電極の配列を示した模式的な平面図である。 従来の裏面接合型太陽電池セルの裏面に形成された連結電極の一例を示した模式的な平面図である。 従来の太陽電池モジュールの裏面の一例の模式的な平面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本願の図面において、同一の参照符号は同一部分または相当部分を表わすものとする。また、本明細書において、太陽電池モジュールに太陽光が入射する側の面を受光面とし、受光面の反対側にあって太陽光が入射しない側の面を裏面とする。
図1に、本発明の太陽電池セルの好ましい一例の模式的な断面図を示す。この太陽電池セルは、シリコン基板などの半導体基板1の裏面にp+層6とn+層5とが裏面に沿って交互に間隔をあけてそれぞれ複数形成されており、p+層6上に点状のp電極11が形成され、n+層5上に点状のn電極12が形成されている太陽電池ウエハ17と、p配線14とn配線15とが絶縁性基板16上に形成されている配線基板18とを含む。そして、太陽電池ウエハ17の裏面上に配線基板18が設置され、p電極11上にはんだ19を介してp配線14が設置されて複数の点状のp電極11が電気的に接続され、n電極12上にはんだ19を介してn配線15が設置されて複数の点状のn電極12が電気的に接続されている。
図2に、本発明の太陽電池セルの製造工程の好ましい一例のフローチャートを示す。まず、ステップ1(S1)において、半導体基板1としてたとえばn型単結晶シリコン基板を用意する。そして、ステップ2(S2)において、APCVD法(常圧CVD法)を用いて、この半導体基板1の両面にSiOx膜を堆積させる。そして、ステップ3(S3)において、この半導体基板1の裏面にホトエッチング法により櫛形状パターンの窓明けを行なった後にBBr3気相拡散を行なうことによってp+層6を形成する。続いて、ステップ4(S4)において、半導体基板1の受光面に耐酸性テープを貼り付けた後に裏面についてHF(フッ化水素)によるクリーニングを行なう。そして、受光面の耐酸性テープを剥離した後に再度裏面にSiOx膜を堆積させる。次いで、ステップ5(S5)において、半導体基板1の裏面に櫛形状のp+層6と向き合うようにしてホトエッチング法により櫛形状パターンの窓明けを行なった後にPOCl3気相拡散によって櫛形状のn+層5を、p+層6の櫛歯とn+層5の櫛歯とが向き合うようにして半導体基板1の裏面に沿ってこれらの櫛歯が交互に配列されるように形成する。そして、ステップ6(S6)において、半導体基板1の全面をHFによりクリーンニングした後、半導体基板1の受光面にたとえばプラズマCVD法などによりSiN膜を堆積させる。
次に、ステップ7(S7)において、図3の模式的平面図に示すように、半導体基板1の裏面に形成されたp+層6の範囲内にp電極11を、n+層5の範囲内にn電極12をそれぞれ複数の点状にスクリーン印刷し、その後焼成することにより形成する。ここで、太陽光の反射および導電性を向上させる観点からp電極11およびn電極12は銀からなり、スクリーン印刷材料としては銀ペーストが用いられる。そして、スクリーン印刷されたp電極11とn電極12とを乾燥して銀ペーストに含まれる溶剤を蒸発させた後に酸化性雰囲気下で焼成することによって銀からなるp電極11およびn電極12が形成される。また、図3に示すように、p電極11およびn電極12はそれぞれ直線状に配列されており、p電極11の配列ラインとn電極12の配列ラインとはそれぞれ半導体基板1の裏面に沿って交互に配列されている。
そして、ステップ8(S8)において、p電極11およびn電極12はフラックスへ浸漬させられた後に乾燥される。その後、p電極11およびn電極12ははんだ浴に浸漬させられた後に洗浄および乾燥されてp電極11およびn電極12の表面にはんだ19がコーティングされて太陽電池ウエハ17が形成される。
続いて、ステップ9(S9)において、絶縁性基板16の一面上にたとえば銅からなるp配線14とn配線15とが形成されている図4の模式的平面図に示すような配線基板18が用意される。ここで、配線基板18は、p配線14とn配線15とがそれぞれ複数の櫛歯を含む櫛形状に形成され、p配線14とn配線15とが互いにそれぞれの櫛歯を向き合わせて設置されている。そして、p配線14の櫛歯とn配線15の櫛歯とが絶縁性基板16の一面に沿って交互に配列されている。この配線基板18は、たとえば絶縁性基板16の一面の全面に銅からなる膜を形成した後に、銅からなる膜の一部をエッチングして除去することによってp配線14およびn配線15を形成して作製される。ここで、p配線14とn配線15の表面には、はんだがコーティングされる。
そして、この配線基板18が太陽電池ウエハ17の裏面上に設置され、図5の模式的平面図に示すように、p電極11上およびn電極12上にそれぞれp配線14およびn配線15が設置される。そして、たとえば太陽電池ウエハ17側から熱風を吹きつけて双方のはんだを溶解させた後に冷却することによって、太陽電池ウエハ17と配線基板18とが一体化された太陽電池セルが完成する。
ここで、FF値の向上の観点から、図1に示す絶縁性基板16のp配線14とn配線15とが形成されている側と反対側の面に蒸着法などによりアルミニウム膜を反射膜として形成することもできる。この場合には、反射膜によって反射した太陽光が絶縁性基板16を透過する必要があるため、絶縁性基板16は透明であることが必要である。
このように、上記においては、表面がはんだ19でコーティングされた銀からなる複数の点状のp電極11およびn電極12が、同じく表面がはんだ19でコーティングされた銅からなるp配線14およびn配線15によってそれぞれはんだ19を介して電気的に接続される。これにより、従来から大きな接触抵抗を引き起こしていた、銀ペーストを焼成して形成された点状の銀からなるp電極およびn電極と、同じく銀ペーストを焼成して形成された銀からなる連結電極との接触を回避することができる。したがって、本発明の太陽電池セルのFF(Fill Factor)値を従来よりも向上させることができる。また、連結電極の形成に用いられる銀ペースト量を減少させることができるため、従来よりも安価に製造することができる。さらに、配線基板を用いることによって、本発明の太陽電池セルの補強効果を得ることもできる。
図6の模式的側面図に、本発明の太陽電池セルの好ましい他の一例の模式的な側面図を示す。この太陽電池セルの太陽電池ウエハ17においては、たとえばp型のシリコン基板からなる半導体基板1の受光面にn+層5が形成されており、n+層5上に反射防止膜(図示せず)と銀からなるn電極12とが設置されている。そして、半導体基板1の裏面にはp+層6が形成されており、半導体基板1の裏面の全面にp電極11が形成されている。また、太陽電池ウエハ17の受光面上には銅からなるn配線15が形成された配線基板18が設置されており、n配線15とn電極12とははんだ19を介して電気的に接続されている。
ここで、n電極12とn配線15の表面にそれぞれはんだ19がコーティングがされており、複数の点状のn電極12は図7の模式的平面図に示すようにn+層5上にフィッシュボーン(魚の骨)状に配列されている。そして、太陽電池ウエハ17のn電極12上に、配線基板18に予めフィッシュボーン状に形成されているn配線15を設置して、たとえば太陽電池ウエハ17側から熱風を吹きつけて双方のはんだ19を溶解させた後に冷却することによって、太陽電池ウエハ17と配線基板18とが一体化されて図6に示す太陽電池セルが完成する。ここで、配線基板18における絶縁性基板16は透明であり、配線基板18側から入射してきた太陽光は透明である絶縁性基板16を透過して半導体基板1の受光面に到達する。
この太陽電池セルにおいても、表面がはんだ19でコーティングされた銀からなる複数の点状のn電極12が、同じく表面がはんだ19でコーティングされた銅からなるn配線15によってそれぞれはんだ19を介して電気的に接続されるので、太陽電池セルのFF(Fill Factor)値を従来よりも向上させることができる。また、上記の太陽電池セルと同様に、太陽電池セルの製造コストを低減させることができ、配線基板18による補強効果も得ることができる。また、この太陽電池セルにおいては半導体基板1の受光面にn電極12を形成し、このn電極12が配線基板18のn配線15と電気的に接続されているが、半導体基板1の受光面にp電極を形成し、このp電極が配線基板18のp配線と電気的に接続されていてもよいことは言うまでもない。
図8に、本発明の太陽電池モジュールの裏面の好ましい一例の模式的な平面図を示す。この太陽電池モジュールは、図1に示す太陽電池ウエハと同じ構成を有する図9に示す太陽電池ウエハ17a、17b、17cと、図10に示す絶縁性基板16の一面にp電極11を電気的に接続するp配線14とn電極12を電気的に接続するn配線15とこれらの配線を電気的に接続する接続電極20とが形成されている配線基板18とを含む。そして、太陽電池ウエハ17のうち一の太陽電池ウエハ17aのp電極11が配線基板18のp配線14と電気的に接続されており、一の太陽電池ウエハ17aとは異なる他の太陽電池ウエハ17bのn電極12がn配線15と電気的に接続されている。また、太陽電池ウエハ17bのp電極11が配線基板18のp配線14と電気的に接続されており、太陽電池ウエハ17cのn電極12がn配線15と電気的に接続されている。
この太陽電池モジュールはたとえば以下のようにして製造される。まず、図9の模式的平面図に示すように、上記のようにして形成された太陽電池ウエハ17a、17b、17cをこれらの裏面側を上方に向けて配列する。次に、図10の模式的平面図に示すように、櫛形状の銅からなるp配線14とn配線15とがそれぞれ互いの複数の櫛歯を向き合わせてそれぞれの櫛歯が絶縁性基板16の一面に沿って交互に配列されるように形成されており、p配線14とn配線15とを電気的に接続する接続電極20が絶縁性基板16の一面に形成されている配線基板18を用意する。そして、この配線基板18をこれらの太陽電池ウエハ17a、17b、17cの裏面上に設置して、配線基板18のp配線14およびn配線15と太陽電池ウエハ17a、17b、17cのp電極11およびn電極12とをはんだを介してそれぞれ電気的に接続する。これにより、図8に示す本発明の太陽電池モジュールが完成する。なお、本発明においては、この太陽電池モジュールをEVA樹脂で挟んだ後にガラス基板などの基板に貼り付けることもできる。
このように、本発明の太陽電池モジュールにおいては、点状に形成された太陽電池ウエハ17a、17b、17cのp電極11およびn電極12が配線基板18に予め形成されているp配線14およびn配線15とはんだを介してそれぞれ電気的に接続されている。これにより、太陽電池ウエハ17a、17b、17cのp電極11およびn電極12が銀からなる場合でも、p電極11とp配線14、n電極12とn配線15のそれぞれの接触抵抗を従来よりも低減することができる。また、予め接続電極20が設置された配線基板18を用いることによって、太陽電池ウエハ17a、17b、17cの電気的な接続と構成を同時に、しかも簡便に形成することができる。
なお、上記において、配線基板18の絶縁性基板16としては、たとえばガラス基板、ガラス繊維からなる不織布にエポキシ樹脂を浸漬させて形成されたガラエポ基板、透明なポリエステルフィルム(PETフィルム)、ポリエチレンナフタレートフィルム(PENフィルム)、ポリイミドフィルムまたはポリプロピレンフィルムなども用いることができる。
また、上記において、点状のp電極11およびn電極12はそれぞれ直線状に配列されているが、直線状に限定されず曲線状や渦巻き状などのライン状に配列されていればよい。
また、上記において、配線基板18を構成する絶縁性基板16は、特に配線基板18が太陽電池ウエハ17の受光面上に設置される場合には、太陽光を透過させる観点から透明であることが好ましい。
また、上記において、n型とp型の導電型が入れ替わっていてもよいことは言うまでもない。
また、上記において、p電極11、n電極12、p配線14およびn配線15の表面にはんだをコーティングしなくてもよいが、FF値の向上の観点からは、はんだをコーティングすることが好ましい。
また、上記において、p電極11およびn電極12は銀以外の材質からなっていてもよく、p配線14およびn配線15は銅以外の材質からなっていてもよいことは言うまでもない。
(実施例1)
以下のようにして図1に示す太陽電池セルを製造した。まず、アルカリ溶液を用いてエッチングされた幅125mm×長さ125mm×厚さ240μmの平板状のn型単結晶シリコン基板からなる半導体基板1の受光面および裏面に、APCVD法により約200nmのSiOx膜を堆積させた。次に、この半導体基板1の裏面にホトエッチング法により幅250μmの櫛形状の窓明けを行なった後、BBr3気相拡散を970℃で50分間行ない、約30Ω/□のp+層6を形成した。続いて、半導体基板1の受光面に耐酸性テープを貼り付けた後に裏面についてHF(フッ化水素)によるクリーニングを行なった。そして、半導体基板1の受光面の耐酸性テープを剥離した後に再度APCVD法により裏面にSiOx膜を約200nm堆積させた。次いで、半導体基板1の裏面に櫛形状のp+層6と向き合うようにしてホトエッチング法により幅250μmの櫛形状パターンの窓明けを行なった後にPOCl3気相拡散を830℃で20分間行ない、約40Ω/□の櫛形状のn+層5を形成した。ここで、p+層6およびn+層5は、p+層6の櫛歯とn+層5の櫛歯とが向き合うようにして半導体基板1の裏面に沿ってこれらの櫛歯が交互に配列されるように形成された。そして、半導体基板1の全面をHFによりクリーニングした後、半導体基板1の受光面にプラズマCVD法により700nmの厚みのSiN膜を堆積させた。
次に、図3に示すように、半導体基板1の裏面に形成されたp+層6の範囲内に複数の点状のp電極11を、n+層5の範囲内に複数の点状のn電極12をそれぞれ銀ペーストを用いてスクリーン印刷した。ここで、p電極11およびn+層5の上面の直径は150μmであった。その後、スクリーン印刷された銀ペーストを約150℃の温度で乾燥させた後、約620℃の酸化性雰囲気下で1〜2分程度焼成した。その後、p電極11およびn電極12をフラックスへ浸漬させた後に乾燥した。そして、約200℃のはんだ浴に浸漬させてはんだ19をコーティングし、p電極11およびn電極12を洗浄および乾燥させた後、太陽電池ウエハ17を形成した。
一方、幅150mm×長さ150mm×厚さ1.6mmの平板状のガラエポ基板からなる絶縁性基板16の一面上に、表面にはんだコーティングされた銅からなる厚さ20μmのp配線14とn配線15とが形成されている図4に示す配線基板18を用意した。そして、図5に示すように、90℃に予備加熱されたこの配線基板18の位置合わせマーカーに太陽電池ウエハ17を重ね合わせ、太陽電池ウエハ17側から熱風を吹きつけて双方のはんだを溶解させた後に冷却することによって、太陽電池ウエハ17と配線基板18とが一体化された図1に示す太陽電池セルを完成した。
この太陽電池セルの電流−電圧曲線を作製し、この電流−電圧曲線から、短絡電流Isc(mA)、開放電圧Voc(mA)、FF値および最大電力値Pm(W)を算出した。その結果を表1に示す。
(実施例2)
図4に示す絶縁性基板16としてガラエポ基板の代わりに、厚みが約200μmのポリエステルフィルムを用いたこと以外は実施例1と同様にして太陽電池セルを製造した。そして、この太陽電池セルの電流−電圧曲線を作製し、この電流−電圧曲線から、短絡電流Isc(mA)、開放電圧Voc(mA)、FF値および最大電力値Pm(W)を算出した。その結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例2のポリエステルフィルムのp配線およびn配線が形成されている側の面と反対側の面に厚みが約2μmのアルミニウム膜を反射膜として蒸着させたこと以外は実施例2と同様にして太陽電池セルを製造した。そして、この太陽電池セルの電流−電圧曲線を作製し、この電流−電圧曲線から、短絡電流Isc(mA)、開放電圧Voc(mA)、FF値および最大電力値Pm(W)を算出した。その結果を表1に示す。
(比較例1)
図4に示す配線基板18を用いずに、図15に示す連結電極113a、113bを形成してp電極111およびn電極112を電気的に接続したこと以外は実施例1と同様にして図11に示す太陽電池セルを製造した。ここで、連結電極113a、113bは、幅180μmの銀ペーストをスクリーン印刷した後に約150℃の温度で乾燥させ、約620℃の酸化性雰囲気下で1〜2分程度焼成することによって形成された。そして、この太陽電池セルの電流−電圧曲線を作製し、この電流−電圧曲線から、短絡電流Isc(mA)、開放電圧Voc(mA)、FF値および最大電力値Pm(W)を算出した。その結果を表1に示す。
Figure 2009071339
表1に示すように、実施例1〜3の太陽電池セルは比較例1の太陽電池セルと比べて、FF値およびPmが共に増大する傾向にあった。これは、実施例1〜3の太陽電池セルにおいては銅からなるp配線14とn配線15とが形成されている配線基板18の設置によって太陽電池セルの銀からなるp電極11およびn電極12がはんだを介して電気的に接続されているため、p配線14とp電極11間、n配線15とn電極12間の接触抵抗が増大しなかったことによるものと考えられる。
また、実施例3の太陽電池セルは実施例1〜2の太陽電池セルと比べてPmが増大する傾向にあった。これは、ポリエステルフィルムに形成された反射膜の効果によるものと考えられる。
(実施例4)
以下のようにして図6に示すような太陽電池セルを製造した。まず、テクスチャエッチングされた幅125mm×長さ125mm×厚み330μmのp型シリコン基板からなる半導体基板1の受光面に、リンを含む溶液を塗布した後、約900℃で熱拡散を行うことにより、約50Ω/□の面抵抗値を有するn+層5を形成した。そして、n+層5上に厚さ約60nmのTiOx膜からなる反射防止膜(図示せず)を形成した。
次に、半導体基板1の裏面の全面にアルミニウムペーストをスクリーン印刷により約50μmの厚さで印刷し、150℃で約4分間乾燥させて、p+層6とp電極11とを同時に形成した。また、半導体基板1の受光面側に銀ペーストを点状に複数スクリーン印刷し、150℃で約4分間乾燥させて、銀からなるn電極12を形成して太陽電池ウエハ17を完成させた。ここで、n電極12は、図7の模式的平面図に示すように、半導体基板1の受光面にフィッシュボーン状に形成された。その後、n電極12をはんだ槽に浸漬させて、その表面にはんだコーティングを行なった。
また、表面にはんだコーティングされた銅からなるn配線15がポリエステルフィルムに形成された配線基板18を太陽電池ウエハ17の受光面上に設置し、上記と同様の方法で太陽電池ウエハ17側から熱風を吹きつけて双方のはんだを溶解させた後に冷却することによって、太陽電池ウエハ17と配線基板18とが一体化されて図6に示す太陽電池セルを製造した。
この太陽電池セルの電流−電圧曲線を作製して電流−電圧曲線から短絡電流Isc(mA)、開放電圧Voc(mA)およびFF値を算出した。その結果を表2に示す。
(比較例2)
配線基板18を用いることなく、銀からなる連結電極によって複数の点状のn電極12を電気的に接続したこと以外は実施例4と同様にして太陽電池セルを製造した。そして、この太陽電池セルの電流−電圧曲線を作製し、この電流−電圧曲線から、短絡電流Isc(mA)、開放電圧Voc(mA)およびFF値を算出した。その結果を表2に示す。
Figure 2009071339
表2に示すように、太陽電池ウエハ17の受光面上に配線基板18を設置した場合であっても複数の点状の銀からなるn電極12が銅からなるn配線15によって電気的に接続されているため接触抵抗が減少し、実施例4の太陽電池セルは比較例2の太陽電池セルと同等の大きなFF値を有していた。
(実施例5)
図10に示す絶縁性基板16として幅150mm×長さ550mmのガラエポ基板を用意した。そして、このガラエポ基板に表面がはんだ19によってコーティングされた銅からなるp配線14とn配線15とを形成し、さらに幅15mm×長さ150mmの銅からなる接続電極20を形成して、図10に示す配線基板18を形成した。
また、図9に示すように幅125mm×長さ125mmの太陽電池ウエハ17a、17b、17cを3枚配列した。そして、これらの太陽電池ウエハ17a、17b、17cの裏面上に配線基板18を設置して、配線基板18の銅からなるp配線14およびn配線15と太陽電池ウエハ17a、17b、17cの銀からなるp電極11およびn電極12とをそれぞれはんだを介して電気的に接続した。これにより、図8に示す太陽電池モジュールを製造した。この太陽電池モジュールの出力を測定したところ3.5Wであった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、FF(Fill Factor)値が大きく、安価に製造することができる太陽電池セルおよびこれを用いた太陽電池モジュールを提供することができるので、本発明は、太陽電池分野に好適に利用することができる。
1 半導体基板、5,105 n+層、6,106 p+層、11,111 p電極、12,112 n電極、14 p配線、15 n配線、16 絶縁性基板、17,17a,17b,17c 太陽電池ウエハ、18 配線基板、19 はんだ、20,107 接続電極、101 シリコン基板、113a,113b 連結電極。

Claims (11)

  1. 半導体基板の一面にp電極とn電極とがそれぞれ点状に複数形成されている太陽電池ウエハと、絶縁性基板の一面にp配線とn配線とが互いに電気的に絶縁されて形成されている配線基板と、を含み、前記太陽電池ウエハの一面上に前記配線基板の一面が設置されて、前記p電極が前記p配線によって電気的に接続され、前記n電極が前記n配線によって電気的に接続されていることを特徴とする、太陽電池セル。
  2. 前記p電極と前記n電極とが銀を含む材料によって形成され、前記p配線と前記n配線とが銅を含む材料によって形成されており、前記p電極と前記p配線との接続および前記n電極と前記n配線との接続がそれぞれはんだを介して行われていることを特徴とする、請求項1に記載の太陽電池セル。
  3. 前記p配線と前記n配線とがそれぞれ櫛歯を含む櫛形状に形成され、前記p配線と前記n配線とが互いにそれぞれの櫛歯を向き合わせて設置されており、前記p配線の櫛歯と前記n配線の櫛歯とが前記絶縁性基板の一面に沿って交互に配列されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の太陽電池セル。
  4. 前記p電極と前記n電極とがそれぞれライン状に配列されており、前記p電極の配列ラインと前記n電極の配列ラインとが交互に配列されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の太陽電池セル。
  5. 前記絶縁性基板が透明であることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の太陽電池セル。
  6. 前記絶縁性基板の一面の反対側の面に反射膜が形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の太陽電池セル。
  7. 半導体基板の受光面にn電極が点状に複数形成されている太陽電池ウエハと、絶縁性基板の一面上にn配線が形成されている配線基板と、を含み、前記太陽電池ウエハの一面上に前記配線基板の一面が設置されて、前記n電極が前記n配線によって電気的に接続されており、前記絶縁性基板が透明であることを特徴とする、太陽電池セル。
  8. 半導体基板の受光面にp電極が点状に複数形成されている太陽電池ウエハと、絶縁性基板の一面上にp配線が形成されている配線基板と、を含み、前記太陽電池ウエハの一面上に前記配線基板の一面が設置されて、前記p電極が前記p配線によって電気的に接続されており、前記絶縁性基板が透明であることを特徴とする、太陽電池セル。
  9. 半導体基板の一面にp電極とn電極とがそれぞれ点状に複数形成されている複数の太陽電池ウエハと、絶縁性基板の一面にp配線とn配線とこれらの配線を電気的に接続する接続電極とが形成されている配線基板と、を含み、前記太陽電池ウエハのうち一の太陽電池ウエハのp電極が前記p配線と電気的に接続されており、前記一の太陽電池ウエハとは異なる他の太陽電池ウエハのn電極が前記n配線と電気的に接続されていることを特徴とする、太陽電池モジュール。
  10. 前記p電極と前記n電極とが銀を含む材料によって形成され、前記p配線と前記n配線とが銅を含む材料によって形成されており、前記p電極と前記p配線との接続および前記n電極と前記n配線との接続がそれぞれはんだを介して行われていることを特徴とする、請求項9に記載の太陽電池モジュール。
  11. 前記p配線と前記n配線とがそれぞれ櫛歯を含む櫛形状に形成され、前記一の太陽電池ウエハのp電極およびn電極とそれぞれ電気的に接続しているp配線とn配線とが互いにそれぞれの櫛歯を向き合わせて設置されており、前記p配線の櫛歯と前記n配線の櫛歯とが前記絶縁性基板の一面に沿って交互に配列されていることを特徴とする、請求項9または10に記載の太陽電池モジュール。
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