JP2009068311A - サムターン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動式のサムターンで、鍵やサムターンを使用する手動操作をできるようにし、かつ、ピッキングに対するセキュリティーも向上させる。
【解決手段】デッドボルト31を駆動する錠箱12のデッドカム48とサムターン軸18を介して連結したサムターンツマミ17の円筒内部へクラッチプレート35を嵌入する。クラッチプレート35は、サムターン軸18を挿通する軸孔46を設け、かつ、サムターンツマミ17の円筒20の内部に向けて形成された突部26aと係合する突起44を設けて、前記クラッチプレート35をモータ36で回動することにより、サムターンツマミ17を回動し錠箱12の施錠と解錠ができるようにする。そして、施錠及び解錠後にクラッチプレート35を逆転し係合を解除すれば手動操作が可能となり、係合を保持すればサムターンツマミ17の回動を防止して、ピッキングに対するセキュリティーを向上できる。
【選択図】図9

Description

この発明は、ピッキングに対抗するために用いられるサムターン装置に関するものである。
ピッキングに対抗する1つの方法として、例えば、シリンダ錠のサムターンをモータで駆動する電動式のものがある。この電動式のサムターン装置は、無線式のリモコンでシリンダ錠の施錠と解錠を操作して鍵を使用しないようにするというものである。
ところで、施錠と解錠を無線式のリモコンで行なえばセキュリティーは向上する。しかし、屋内に居ても施錠や解錠の度ごとにリモコンを使うのは、如何にも使い勝手が悪い。そのため、ピッキングに対するセキュリティーは高いままで、サムターンや鍵を使った手動操作とリモコンによる遠隔操作を状況に応じて使い分けができるようにして操作性を向上させたい。
この問題を解決する一つの方法として、例えば、(特許文献1)には、リモコン式の錠にも適用可能な機械式のクラッチ機構を有する電気錠が記載されている。
この電気錠は、図14(a)のように、セクタギア1を設け、そのセクタギア1にモータ2の駆動力を伝達してデッドボルト3を作動する。また、サムターン8を操作することでも、主軸4及び作動アーム5を90度回動させて、デッドボルト3を作動して、施錠または解錠できるというものである。
すなわち、図14(b)のように、主軸4は、セクタギア1、揺動板6、歯車7a、7bからなるクラッチ機構を介してデッドボルト3と接続されている。このクラッチ機構では、揺動板6の歯車7aと歯車7bが歯合し、歯車7aは、図14(a)のウォームギア及びトルクリミット歯車(図示せず)を介してモータ2と接続されている。そのため、モータ2の回転の向きに応じて歯車7aの取り付けられた揺動板6が図14(b)の矢印のように揺動する。この揺動によって歯車7bがセクタギア1と歯合してセクタギア1を回動し、デッドボルト3を左右へ作動する仕組みになっている。
また、前記主軸4にはサムターン8を取り付けて、サムターン8を回すと、セクタギア1を回動してデッドボルト3を左右へ作動できるようにしてある。ここで、サムターン8を回すと主軸4が回動し、デッドボルト3を左右方向へ作動するが、このとき、セクタギア1が回転して、セクタギア1の溝に嵌め込んだ復帰用ピン9が若干ずれて揺動板6が動き、セクタギア1に歯合している歯車7がずれて、図14(b)のように、セクタギア1と歯合しなくなる。その結果、サムターン8の回転は、歯車7を介してモータ2へ作用しなくなるので、サムターン8を使った手動操作ができる。
また、このとき、主軸4の他端側にシリンダ錠の操作軸を嵌挿するので、シリンダ錠を使って室外側から鍵での手動操作もできる。
特開2004−162395号公報
しかしながら、上記のものは、モータを切り離すクラッチ機構として、揺動板を使ってセクタギアに歯合する歯車をずらす方法を採用しているため、クラッチ機構がピッキングによって作動してしまうので、簡単に解錠されてしまう。そのため、シリンダ錠に、ピッキングなどの不正解錠に強いものを採用しなければならない問題がある。
また、手動操作の度に、例えばセクタギアと歯車は、歯合と離脱を繰り返すことになる。このような日々の繰り返しの操作に耐える耐久性を備えるためには、セクタギアや歯車などの歯合部品は通常よりも精度の高いことが必要で、しかも部品だけではなく、組み立て精度も極めて高くなければならない問題がある。
このため、クラッチに電磁式のものを採用することも考えられるが、ソレノイドを使用することで、サイズが大きくなったり、重くなったりする。また、モータの他にソレノイドを付加するので、コストの上昇も考えられる。
そこで、この発明の課題は、電動式のサムターンにおいて、鍵やサムターンを使用する手動操作ができるようにするとともに、その際、シリンダ錠に特別なもの(ピッキングなどの不正解錠に強いもの)を使用しなくてもピッキングに対するセキュリティーも向上させることである。また、その際、高い部品精度や組み立て精度を必要とせずに、簡単な機構でサムターンによる手動操作を実現できるようにすることである。
上記の課題を解決するため、この発明では、円筒の一方の端部にツマミを形成し、他方を開口として錠箱のデッドボルトを駆動するデッドカムとサムターン軸を介して連結したサムターンツマミと、そのサムターンツマミと連結するサムターン軸を挿通する貫通孔を設けて、前記サムターンツマミの円筒部内へ開口側から嵌入されるクラッチプレートを備え、前記サムターンツマミは、円筒の外周から内部に向けて突部を形成し、その突部に係合する突起をクラッチプレートの外周に設けて、前記クラッチプレートをモータでもって回動可能とすることにより、サムターンツマミを回動して錠箱を開閉できるようにするとともに、前記サムターンツマミの施錠と解錠位置をそれぞれ検出する第1と第2のセンサと、前記第1または第2のセンサが解錠位置あるいは施錠位置にサムターンが在ることを検出したときに、サムターンの突部とクラッチプレートの突起が接する位置にあることを検出する第3のセンサを設けた構成を採用したのである。
このような構成を採用することにより、例えば、解錠する際は、サムターンツマミをモータで施錠位置から解錠位置へ回動する。その際、第2のセンサでサムターンツマミが施錠位置にあることを検出し、モータを駆動してクラッチプレートの突起をサムターンの突部に当接し回動する。このとき、錠箱に接続されたサムターンツマミは、少し回動させると、クラッチプレートで押さなくても錠箱(デッドカム)によって解錠位置まで回動する。そのため、クラッチプレートを第3のセンサで、解錠位置に在るサムターンツマミの突部と当接するまで回動して、解錠位置に在ることを確認したのち、クラッチプレートを逆転して施錠位置のサムターンツマミに当接する位置まで回動する。逆に、施錠の場合は、第1のセンサでサムターンツマミが解錠位置に在ることを検出すると、モータを逆回転してクラッチプレートの突起を先の「開」動作の場合と逆方向からサムターンツマミの突部に当接し回動する。このとき、サムターンツマミは少し回動させると、クラッチプレートで押さなくても一気に施錠位置まで回動するので、クラッチプレートを第3のセンサで、施錠位置のサムターンの突部と当接する位置まで回動して確認したのち、クラッチプレートを逆転させて解錠位置のサムターンと当接する位置まで回動する。このように、サムターンの開閉動作の終了後は、クラッチプレートを逆転させてサムターンツマミをリリースし、サムターンによる錠箱の手動操作を実現する。このとき、サムターンツマミと連結した錠箱のデッドカムもリリースされるので、鍵の使用も可能になる。
また、第4のセンサを設けて、上記サムターンツマミの突部が、クラッチプレートの突起と所定の圧で接した際に、突部の外周部分が突出するようにし、その突出を検出するようにした構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、サムターンツマミの突部とクラッチプレートの突起とを接した状態にしておけば、ピッキングなどで、サムターンツマミを回動する圧力を受けると、突部の外周部分が突出して、その突出を第4のセンサが検出するのでピッキングを報知できる。
このとき、第1と第2のセンサを磁気センサとし、サムターンツマミに磁石を備えて、サムターンツマミの施錠及び解錠位置を検出できるようにした構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、サムターンツマミの施錠位置及び解錠位置を非接触で検出できるので、耐久性の向上が図れる。
また、このとき、第3のセンサを発光素子と受光素子とからなる光センサとし、クラッチプレートに遮蔽板を備えて、サムターンツマミの突部とクラッチプレートの突起が接する位置にあることを検出するようにした構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、第3のセンサは、サムターンツマミが回動して磁石が接近することがあっても磁気の影響を受けないので、クラッチプレートの位置を正確に検出することができる。
この発明は、以上のように構成したことにより、鍵やサムターンによる手動操作ができる。また、特別なシリンダ錠を使用しなくてもピッキングなどの不正解錠の防止もできる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す本形態のサムターン装置10は、ドアにあったサムターンに替えて取り付けたもので、図2及び図3に示すようなアジャスター11を介して、ドアに面付けできるようにしたものである。このように、ドアのサムターンと取替えて使用することができるが、錠箱12と一緒に新規のものを取り付けるようにしてもよいことは当然である。
サムターン装置10は、サムターン本体13とリモコン14とからなっている。また、サムターン本体13は、図2に示すように、サムターン操作部15とモータ駆動部16とで構成されている。サムターン操作部15は、図3に示すように、サムターンツマミ17とサムターン軸18とからなっている。サムターンツマミ17は、図4(a)に示すように、円筒20の一方の端面にツマミ19を形成し、他方を開口としたもので、中央に筒状のホルダー軸21を設けてサムターン軸18を嵌入するようになっている。また、円筒20の周に、図4(a)のように切欠き22を設け、その切欠き22に、コの字形のバネ受け23を、コの字の開口を内側に向けて形成して設け、そのバネ受け23に、ブッシュ部材24を嵌め込むようにしてある。
ブッシュ部材24は、当接部25と押し圧部26とで構成されており、当接部25は、前記円筒20の切欠き22の部分と同じ円弧に形成してある。また、その円弧状の当接部25の下方に、四角形の貫通孔を設けて押し圧部26を形成する構成となっている。
押し圧部26は、貫通孔の開口を前記切欠き22のバネ受け23を嵌入する大きさに形成してあり、図4(a)のように、貫通孔の開口にバネ受け23を嵌め、スプリング27を挿入して取り付ける。すると、図4(b)のように、スプリング27が伸長してブッシュ部材24の押し圧部26を押して、押し圧部26の下部が、円筒20の内側に突出して突部26aを形成する。一方、前記突部26aを上方へ押し上げるとスプリング27が圧縮し、ブッシュ部材24の当接部25が、図4(b)の一点鎖線のように飛び出して、切欠き22から突出するようになっている。
このサムターンツマミ17には、磁石28が取り付けられている。磁石28は、チップ状の小さなもので、図4(a)、(b)のように、サムターンツマミ17の円筒20の外周に凹部29を設けて嵌入してある。この凹部29は、図4(a)、(b)のものでは、ツマミ19の向きに合わせて切欠き22の横に180度の間隔を置いて設け、磁石28の位置から錠の解錠と施錠を検出できるようにしてある。
サムターン軸18は、図2及び図3に示すように、四角柱の一方に十字形の係合部30を設け、錠箱12のデッドカム48と連結できるようにしてある。また、他方に、サムターンツマミ17のホルダー軸21への挿入部を形成し、前記挿入部に嵌入したサムターンツマミ17を回動すると、図1のように、デッドボルト31を出没させることができるようになっている。
モータ駆動部16は、モータ機構部32と制御回路部33とで構成されている。モータ機構部32は、図5に示すように、駆動部34とクラッチプレート35とで構成されている。駆動部34は、図5のように、モータ36、ウォーム37、ウォーム歯車38、二段歯車39、出力歯車40とで構成し、出力歯車40がクラッチプレート35と歯合するようになっている。
すなわち、モータ36の軸に取り付けたウォーム37は、ウォーム歯車38と歯合しており、ウォーム歯車38は二段歯車39の大径側と歯合する。一方、二段歯車39の小径の歯車は、出力歯車40と歯合しており、出力歯車40はクラッチプレート35と歯合する。ここで、出力歯車40は、図5のように、中空の軸40aを突出させたもので、その軸40aの周囲に溝41を設け、クラッチプレート35と歯合するようにしてある。また、前記中空の軸40aには、サムターンツマミ17のホルダー軸21を挿通するようになっている。
クラッチプレート35は、この形態のものは樹脂製のもので、図5のように、円板部42と係止部43とからなり、中央に軸孔46が設けられている。円板部42は、サムターンツマミ17とほぼ同じ径をしており、外周に遮光板として黒い金属片をL型に折り曲げた4枚のインターラプトプレート45a、45b、45c、45dを90度間隔で設けてある。係止部43は、図5のように、軸孔46の周囲に形成された円筒の周に、2個の突起44a、bを設けたもので、円板部42の中央から突出させてある。この円筒形の係止部43は、サムターンツマミ17の開口に嵌合するようになっており、嵌合させたクラッチプレート35の係止部43の前記突起44a、bは、サムターンツマミ17のブッシュ部材24の突部26aと当接するようにしてある。一方、軸孔46は、内周に溝47を形成して、モータ駆動部の出力歯車40の突出させた軸と嵌合するようになっている。
制御回路部33は、図6に示すように、CPU50とモータ駆動(ドライブ)回路51とで構成されている。CPU50は、開閉検出ホールスイッチ52a、b、回転位置検出ホトスイッチ53、回転異常検出リミットスイッチ54、扉閉検出リードスイッチ55、開閉スイッチ56、アドレススイッチ57、登録抹消スイッチ58、外部入出力回路59、LED駆動回路60、ブザー駆動回路61、無線受信回路62及び電源回路63を接続した構成となっている。
CPU50は、発振回路とメモリ回路を内蔵したワンチップマイクロプロセッサで、入出力インターフェースとしてI/O端子を備えたものである。
開閉検出ホールスイッチ52a、bは、第1センサ及び第2センサとして設けたもので、図3のように、基板に90度の間隔で設けてある。こうすることで、サムターンツマミ17の磁石28と対向させて、解錠または施錠状態を検出するのである。すなわち、図7(a)、(b)に示すように、例えば、サムターンツマミ17を解錠(開)から施錠(閉)へ90°回すと、サムターンツマミ17の磁石28がホールスイッチ52aからホールスイッチ52bへ移動して、サムターンツマミ17と連動する錠箱12の解錠または施錠状態を検出するようになっている。このとき、サムターンツマミ17に2個の磁石28を180°の間隔を置いて取り付けているのは、ツマミ19に上下を決めていないためで、180°反対に取り付けても作動するようにしたものである。こうすることで、組立作業の際に、ツマミ19の向きを考慮しなくても良いようにして作業性の向上を図ったものである。
回転位置検出ホトスイッチ53は、第3のセンサとして設けたもので、例えば、フォトインターラプターのように発光素子と受光素子とが対になったものを、図3のように、基板の裏面に設けることにより、クラッチプレート35のインターラプトプレート45a、45b、45c、45dが発光素子と受光素子との間を横切るようにしてある。こうすることで、クラッチプレート35の突起44a、bの位置を後述のように決めるのである。
回転異常検出リミットスイッチ54は、第4のセンサとして設けたもので、レバー付マイクロスイッチを、図3のように、基板の開閉検出ホールセンサ52aと52bの間に設けてある。このような位置に設けたことにより、後述のように、ピッキングなどでブッシュ部材24が突出すると、前記レバーを押して検出できるようになっている。
扉閉検出リードスイッチ55は、ドアスイッチのことで、図1のように、本体上部に設けた端子と接続することにより、後述するように戸締りモードの際のクラッチプレート35を制御する。
開閉スイッチ56a、bは、図1のように、サムターン本体13の前面に設けたスイッチで、リモコン14を使用せずに解錠あるいは施錠できるようにしたものである。
アドレススイッチ57は、サムターン本体13のIDを設定するための例えば、ディップスイッチからなるもので、基板上に配置してある。そして、このスイッチでアドレスを設定し、例えば、CPU50に内蔵の書き換え可能な不揮発性メモリにIDコードを記憶させると、記憶した前記メモリのIDコードをCPU50が読み込んで、そのIDコードに基づいてリモコン14の識別を行うようになっている。
登録抹消スイッチ58は、CPU50が読み込んだIDコードをクリアするために、基板上に設けたスイッチで、このスイッチを作動して登録内容を消去し書き換えることにより、リモコン14の変更にも対応できるようにしている。
外部入出力回路59は、図1のように、外部コントローラ64と接続するための回路で、図1のように、外部コントローラ(例えば、HA(ホームオートメーション)コントローラなど)64と接続して、CPU50をコントロールして、施錠と解錠の集中管理もできるようになっている。
LED駆動回路60とブザー駆動回路61は、警報用の回路で、図示はしていないが、本体に装着したLEDやブザーを、例えば、外部からピッキングなどによる違法な行為が加えられた場合や後述のようにバッテリーが消耗した際に、点滅やビープー音で報知するようになっている。
無線受信回路62は、例えば、同調検波回路、増幅回路、波形成形回路で構成したもので、同調検波回路で無線リモコン14からの送信信号を検波し、その検波信号を増幅回路で増幅して波形成形回路へ出力することにより、例えば、施錠信号、解錠信号やIDコード信号(パルス列信号)などをCPU50へ入力する。
電源回路63は、バッテリー(乾電池)とAC電源とを使用する2Way方式となっている。バッテリー用回路は、バッテリーの端子電圧を測定するロー電圧検出回路63aとダウン電圧検出回路63bとで構成されている。ロー電圧検出回路63aは、バッテリー64の電圧を検出していて、例えばモータ駆動回路51によってモータ36を作動する限界の電圧へ近づいたことを検出してCPU50へ出力する。すると、CPU50は、LED駆動回路60やブザー駆動回路61を作動して報知する。また、ダウン電圧検出回路63bは、バッテリー64の電圧を検出していて、モータ駆動回路51によってモータ36を作動することのできる限界の電圧まで低下したことを検出してCPU50へ出力する。すると、CPU50は、後述のように、クラッチプレート35の突起44a、bが図11の位置へ戻るように制御して、手動で錠を解錠できるようにする。また、電源回路63は、外部電源用回路として安定化電源回路63cを備えており、ACアダプターを接続すると、制御回路部33とモータ駆動部へ電源を供給できるようになっている。
一方、無線リモコン14は、図8に示すように、マイクロプロセッサ65、無線送信回路66、開閉スイッチ67とで構成されている。
無線送信回路66は、例えば、トランジスタを用いた振幅変調回路で構成したもので、振幅変調回路のトランジスタにはマイクロプロセッサ65から変調信号としてIDコード出力を出力するようになっている。
開閉スイッチ67a、bは、図8のようにマイクロプロセッサ65に接続されたスイッチ67aと67b及び抵抗(図示せず)で構成されるスイッチ回路で、スイッチ67a(解錠ボタン)またはスイッチ67b(施錠ボタン)を押すことにより、マイクロプロセッサ65が開閉信号を出力する。
この形態は、上記のように構成されており、このサムターン本体13は、図1のように、ドアの錠箱12に取り付ける。このとき、錠箱12は新たに取り付けたものであっても良いし、もともとドアに取り付けてあったサムターンを外して取り付けても良い。
取り付けは、サムターン本体13のサムターン軸18の十字形の係合部30を錠箱12のデッドカム48と連結する。このようにサムターン軸18をデッドカム48と連結すれば、図2のように、デッドカム48とサムターンツマミ17とを接続することになり、前記ツマミ17が回転すると、錠箱12のデッドボルト31を出没させることができる。このとき、連結した本体ケースのドアへの取り付けは、ネジ止め以外に、粘着性の高い両面テープのようなもので取り付けるようにしても良いことは先に述べた。
こうしてドアに取り付けたサムターン装置10は、モータ36を使った通常モード(手動操作可能なモード)と、施錠時の戸締りモードによる操作を行なうことができる。そのため、まず、最初にモータ36を使った通常モードについて説明することにする。
モータ36を使った通常モードでは、例えば、図9(b)のように、解錠状態のサムターン装置10は、サムターンツマミ17のツマミ19の向きが垂直で、図9(a)のようにサムターンツマミ17の突部26aとクラッチプレート35の突起44aが当接した状態となっている。
この状態でリモコンの施錠スイッチ67bを作動すると、IDに続いて施錠信号が送信され、それを受信したサムターン本体13は、モータ36を作動してクラッチプレート35を図9(a)の矢印の方向へ回動する。すると、クラッチプレート35に押されたサムターンツマミ17は回動を開始し、所定の位置まで回動すると、錠箱12のデッドカムによって一気に図10(a)の位置まで回動する。この回動は、サムターンツマミ17の磁石28を基板に設けた開閉検出ホールスイッチ52aが検出し施錠されたことをCPU50へ出力する。そのため、CPU50は、クラッチプレート35のインターラプトプレート45bを、回転位置検ホトスイッチ53のフォトインターラプターが検出するまで回動する。
このようにホトスイッチ53が検出するまで回動して、図10(a)のように、クラッチプレート35の突起44をサムターンツマミ17の突部26aに当接させて、サムターンツマミ17が回動途中で止まってしまうことが無いようにする。また、ホトスイッチ53がインターラプトプレート45bを検出すると、図11(a)のように、クラッチプレート35を逆回転させてインターラプトプレート45dが回転位置検ホトスイッチ53を作動させるまで回動する。こうすることで、サムターンツマミ17を解放して手動操作が自由にできるようにする。このときのサムターンツマミ17のツマミ19の状態を図9から図11の(b)に示す。
一方、サムターン装置10を解錠する場合は、リモコン14の解錠スイッチ67aを押すと、IDに続いて解錠信号が送信され、それを受信したサムターン本体13は、モータ36を作動してクラッチプレート35を図11(a)の矢印の向きへ回動させる。回動したクラッチプレート35の突起44b(先のものと180度対称な突起)がサムターンツマミ17の突部26aに当接して矢印方向へ押すので、その押し圧によってサムターンツマミ17は回動を始める。回動を始めたサムターンツマミ17は、所定の位置まで回動すると錠箱12のデッドカムの作用によって一気に解錠位置まで回動する。このとき、モータ36を継続して作動させてクラッチプレート35を回動し、図12(a)に示すように、クラッチプレート35のインターラプトプレート45cが基板の裏面に設けた回転位置検出ホトスイッチ53に検出されるまで回動させる。このようにホトスイッチ53が検出するまで回動させることにより、サムターンツマミ17が回動途中で止まらないようにする。また、サムターンツマミ17が解錠位置まで回動すると、サムターンツマミ17の外周に設けた磁石28を基板の第2のセンサである開閉検出ホールスイッチ52bが検出し、CPU50へ入力する。そのため、CPU50は、錠箱12が解錠状態であることがわかるので、図9(a)のように、クラッチプレート35を逆回転させて、回転位置検出ホトスイッチ53がインターラプトプレート45aを検出するまで回動させる。こうすることで、サムターンツマミ17は解放されるので、自由に手動操作することができる。理解を深めるため、図9から図12の(b)にそれぞれの場合のサムターンツマミ17のツマミ19の状態を示す。
このようにクラッチプレートを逆回転させるだけの簡単な機構で、モータ36による施錠と解錠をできるようにすると共に、サムターンツマミ17を解放してサムターンツマミ17や鍵を使った手動操作を自由に実現できる。
なお、リモコン14によるスイッチ操作でサムターン装置10の施錠と解錠ができるが、サムターン本体13の前面に設けた開閉スイッチ56を作動させることで、リモコン14の場合と同様に扉の施錠と解錠ができる。
戸締りモードは、施錠時にサムターンツマミ17を固定してピッキングに対抗するためのもので、図1のようにドアスイッチを接続し、ドアスイッチを作動させるためドアを閉じると戸締りモードへ移行する。
戸締りモードは、先述したのと同様に、例えば、リモコン14の解錠スイッチを作動して、図9(a)のように、モータ36を作動してクラッチプレート35を矢印のように左方向へ回動させてサムターンツマミ17を解錠位置から施錠位置へ回動させると、図10 (a)のように、サムターンツマミ17の突部26aにクラッチプレート35の突起44を当接させた状態でモータ36を停止する。
この状態で、錠箱12がピッキングなどにより、荒らされてサムターンツマミ17が回動しようとすると、図13(a)のように、サムターンツマミ17の突部26aと停止中のクラッチプレート35の突起44とが衝突してサムターンツマミ17の回動を阻止する。また、衝突により、サムターンツマミ17の突部26aが上方へ押し上げられ、スプリング27が圧縮して当接部25がサムターンツマミの切欠きから突出して回転異常検出リミットスイッチ54を作動させる。そのため、前記スイッチ54の作動で、CPU50がLED駆動回路60やブザー駆動回路61を作動して報知する。
このように、サムターンツマミ17の回動を阻止して報知するので、ピッキングに対抗できる。
実施形態の模式図 実施形態の断面図 実施形態の分解斜視図 (a)実施形態の要部の分解斜視図、(b)(a)の断面図 実施形態の要部の分解斜視図 実施形態のブロック図 (a)、(b)実施形態の作用説明図 実施形態のブロック図 (a)、(b)実施形態の作用説明図 (a)、(b)実施形態の作用説明図 (a)、(b)実施形態の作用説明図 (a)、(b)実施形態の作用説明図 (a)、(b)実施形態の作用説明図 (a)従来例の断面図、(b)(a)の要部の拡大図
符号の説明
10 サムターン装置
12 錠箱
13 サムターン本体
14 リモコン
17 サムターンツマミ
18 サムターン軸
19 ツマミ
20 円筒
24 ブッシュ部材
26a 突部
28 磁石
31 デッドボルト
35 クラッチプレート
36 モータ
44 突起
45 インターラプトプレート
48 デッドカム
52a、b 開閉検出ホールスイッチ
53 回転位置検出ホトスイッチ
54 回転異常検出リミットスイッチ

Claims (4)

  1. 円筒の一方の端部にツマミを形成し、他方を開口として錠箱のデッドボルトを駆動するデッドカムとサムターン軸を介して連結したサムターンツマミと、そのサムターンツマミと連結するサムターン軸を挿通する貫通孔を設けて、前記サムターンツマミの円筒部内へ開口側から嵌入されるクラッチプレートを備え、
    前記サムターンツマミは、円筒の外周から内部に向けて突部を形成し、その突部に係合する突起をクラッチプレートの外周に設けて、前記クラッチプレートをモータでもって回動可能とすることにより、サムターンツマミを回動して錠箱の施錠と解錠ができるようにするとともに、前記サムターンツマミの施錠位置と解錠位置をそれぞれ検出する第1と第2のセンサと、前記第1または第2のセンサが解錠位置あるいは施錠位置にサムターンが在ることを検出したときに、サムターンの突部とクラッチプレートの突起が接する位置にあることを検出する第3のセンサを設けたサムターン装置。
  2. 第4のセンサを設けて、上記サムターンツマミの突部が、クラッチプレートの突起と所定の圧で接した際に、突部の外周部分が突出するようにし、その突出を検出するようにした請求項1に記載のサムターン装置。
  3. 上記第1と第2のセンサを磁気センサとし、サムターンツマミに磁石を備えて、サムターンツマミの施錠及び解錠位置を検出できるようにした請求項1または2に記載のサムターン装置。
  4. 上記第3のセンサを発光素子と受光素子とからなる光センサとし、クラッチプレートに遮蔽板を備えて、サムターンツマミの突部とクラッチプレートの突起が接する位置にあることを検出するようにした請求項1乃至3のいずれかに記載のサムターン装置。
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