JP5965532B1 - 錠開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔操作だけでなく手動でも簡単に扉を施錠及び開錠することができる錠開閉装置を実現する。【解決手段】錠開閉装置10は、扉41のサムターン40に取り付け可能で、サムターン40を回転させるサムターン回転部70と、遠隔操作により駆動するモータ90を有し、モータ90の動力によりサムターン回転部70を回転させる回転駆動機構71と、サムターン回転部70に固定され、手動によりサムターン回転部70を回転させる手動回転部72と、手動回転部72によりサムターン回転部70を回転させる際に回転駆動機構71のモータ90とサムターン回転部70との間の動力の伝達を遮断可能なクラッチ機構120と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、遠隔操作によりサムターンが設けられた扉を施錠及び開錠する錠開閉装置に関する。
従来から、遠隔操作によりサムターンを操作して扉を施錠及び開錠する錠開閉装置が知られている。この錠開閉装置は、扉のサムターン部分に取り付けられ、遠隔操作によりモータを駆動させ、そのモータの動力を機械的な伝達機構等を用いて伝達してサムターンを回転させている。
また、上述のような錠開閉装置は、常に遠隔操作が必要になると利便性を欠くため、錠開閉装置にサムターン状の摘み部を設け、ユーザーが摘み部を操作することにより手動でもサムターンを回転させることができるものも提案されている(特許文献1参照)。
特許第5686269号公報
しかしながら、上述のように錠開閉装置に単に摘み部を設けた場合、サムターンがモータ等の駆動機構に連動しているため、摘み部を回転させようとしても機械的な抵抗が大きく、簡単に回すことができない。
本出願はかかる点に鑑みてなされたものであり、遠隔操作だけでなく手動でも簡単に扉を施錠及び開錠することができる錠開閉装置を提供することをその目的の一つとする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、錠開閉装置において、駆動源とサムターン回転部の間の動力を遮断したり伝達したりするクラッチ機構を設けることにより、上記問題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の態様を含む。
(1)遠隔操作によりサムターンが設けられた扉を施錠及び開錠する錠開閉装置であって、前記扉のサムターンに取り付け可能で、前記サムターンを回転させるサムターン回転部と、遠隔操作により駆動する駆動源を有し、前記駆動源の動力により前記サムターン回転部を回転させる回転駆動機構と、前記サムターン回転部に固定され、手動により前記サムターン回転部を回転させる手動回転部と、手動回転部によりサムターン回転部を回転させる際に前記回転駆動機構の駆動源と前記サムターン回転部との間の動力の伝達を遮断可能なクラッチ機構と、を有し、前記サムターン回転部は、当該錠開閉装置が扉に取り付けられたときに前記サムターンを挟み込んで保持する4本の脚部を有し、当該4本の脚部によって前記サムターンが挟み込まれる十字状の溝が形成されている、錠開閉装置。
(2)前記クラッチ機構は、前記回転駆動機構と前記サムターン回転部との間に設けられている、(1)に記載の錠開閉装置。
(3)前記回転駆動機構は、前記サムターン回転部に係止可能であり前記駆動源の動力により前記サムターン回転部と同軸上で回転可能な回転駆動部材を有し、前記クラッチ機構は、前記サムターン回転部と前記回転駆動部材が回転方向に互いに係止されているときに前記回転駆動機構と前記サムターン回転部との間で動力を伝達し、回転方向に互いに係止されていないときに前記回転駆動機構と前記サムターン回転部との間で動力の伝達を遮断するように構成されている、(2)に記載の錠開閉装置。
(4)前記サムターン回転部が、回転軸を中心とする円弧状の溝部を有し、前記回転駆動部材が、前記溝部にはめ込まれ、回転軸を中心とする円弧状の凸条部を有し、前記凸条部は、前記溝部内で周方向に移動可能であり、前記凸条部が前記溝の周方向の端面を押圧して回転するときに前記サムターン回転部と前記回転駆動部材が回転方向に互いに係止されている状態となり、前記凸条部が前記溝の周方向の端面に当接せずに回転するときに前記サムターン回転部と前記回転駆動部材が回転方向に互いに係止されていない状態となる、(3)に記載の錠開閉装置。
(5)前記凸条部が前記溝部の周方向の端面を押圧するように前記回転駆動部材を回転させ前記サムターン回転部を回転させた後に、前記回転駆動部材を逆方向に回転させ元の位置に戻すように駆動源を制御する制御部をさらに有する、(4)に記載の錠開閉装置。
(6)前記クラッチ機構は、前記回転駆動機構の駆動源と、当該駆動源の動力を前記サムターン回転部に伝達するための伝達機構との間に設けられた遠心クラッチである、(1)に記載の錠開閉装置。
本発明によれば、遠隔操作だけでなく手動でも簡単に扉を施錠及び開錠することができる錠開閉装置を実現できる。
錠開閉システムの構成の概略を示す模式図である。 錠開閉装置の設置位置を示す模式図である。 錠開閉装置の内部構成を示す縦断面の説明図である。 サムターン回転部、回転駆動部材及び手動回転部の分解図である。 サムターン回転部の溝部を示す断面図である。 サムターン回転部の底面図である。 サムターン回転部と回転駆動部材の斜視図である。 回転駆動部材の底面図である。 (a)が開錠状態時のクラッチ機構の状態を示す説明図であり、(b)が遠隔操作により施錠する際のクラッチ機構の動きを示す説明図である。 回転駆動部材を逆回転させ元の位置に戻す際のクラッチ機構の動きを示す説明図である。 手動で開錠する際のクラッチ機構の動きを示す説明図である。 (a)が施錠状態時のクラッチ機構の状態を示す説明図であり、(b)が遠隔操作により開錠する際のクラッチ機構の動きを示す説明図である。 回転駆動部材を逆回転させ元の位置に戻す際のクラッチ機構の動きを示す説明図である。 手動で施錠する際のクラッチ機構の動きを示す説明図である。 他のクラッチ機構を有する錠開閉装置の内部構成を示す縦断面の説明図である。 (a)は、図15のクラッチ機構の動力の伝達が遮断される状態を示す説明図であり、(b)は、クラッチ機構の動力が伝達される状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
本実施形態に係る錠開閉装置は、例えば図1に示される錠開閉システム1に適用される。
<錠開閉システム1の概要>
図1に示されるように錠開閉システム1は、錠開閉装置10と、端末20と、サーバ30を備えている。
錠開閉装置10は、扉41のサムターン40部分に取り付け可能である。錠開閉装置10は、例えばブルートゥース(登録商標)等の無線通信により、端末20と双方向に通信可能に構成されている。錠開閉装置10は、端末20からの遠隔操作により、サムターン40を回転させて扉41を施錠及び開錠することができる。また、錠開閉装置10は、インターネット等のネットワーク50を介して、サーバ30と双方向に通信可能である。錠開閉装置10の構成の詳細は後述する。
端末20は、錠開閉装置10による扉41の施錠及び開錠動作を遠隔操作するための装置である。端末20には、例えばスマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPCなど、無線通信により錠開閉装置10とデータ通信が可能なあらゆる端末装置を用いることができる。
サーバ30は、例えば演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、そのコンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムが動作することにより、サーバ機能を実現する。サーバ30は、例えば端末20による錠開閉装置10の遠隔操作に対する権限認証等を行うことができる。
上記錠開閉システム1において扉41を施錠、開錠する際には、例えばユーザーが端末20を操作して錠開閉装置10の施錠又は開錠を指示すると、端末20は、無線通信により、施錠又は開錠を指示する遠隔操作コマンドを錠開閉装置10に送信する。錠開閉装置10は、遠隔操作コマンドを受信すると、その遠隔操作コマンドに基づいてサムターン40を自動的に操作して、扉41の施錠又は開錠を行う。
<錠開閉装置10の構成>
次に、錠開閉装置10の構成について説明する。
錠開閉装置10は、図2に示すように例えば扉41の内側(部屋側)にあるサムターン40に取り付け自在である。錠開閉装置10は、例えば磁石により扉41に着脱自在である。錠開閉装置10は、例えばサムターン40とその周囲を覆う筐体60を備えている。
錠開閉装置10は、例えば図3に示すように筐体60内に、サムターン40を回転させるサムターン回転部70と、駆動源の動力によりサムターン回転部70を回転させる回転駆動機構71と、手動によりサムターン回転部70を回転させる手動回転部72と、電源部73と、端末20と通信するための通信部74と、制御部75等を有している。
サムターン回転部70は、例えば略円柱状の円柱部80と、円柱部80の底面から後方側(図3の左側)に突出する脚部81を有している。
図3及び図4に示すように円柱部80は、例えば後方側の大径部83と、前方側(図3の右側)の小径部84を有している。大径部83の前方側の面には、後述の回転駆動部材91の凸状部100が嵌め込まれる溝部85が形成されている。溝部85は、図5に示すようにサムターン回転部70の回転軸を中心とする円弧状に形成されている。溝部85の円弧の内角は、例えば270°(3/2×π(rad))程度に形成されている。
脚部81は、例えば図4及び図6に示すように円柱部80の回転軸を中心とする同一円周上に例えば4本設けられ、4本の脚部81によって幅の異なる溝路が十字状に形成されている。サムターン回転部70は、脚部81の間にサムターン40を挟んで保持し回転することでサムターン40を回すことができる。
図3及び図4に示すように手動回転部72は、例えば円柱状、或いは円盤状に形成され、サムターン回転部70の円柱部80の前方側に固定されている。図2及び図3に示すように手動回転部72は、筐体60の前面60aに設けられた開口部60bに配置され、筐体60の前方側に突出している。手動回転部72の筐体60から突出した部分をユーザーが手で保持し回転することによりサムターン回転部70を手動で回転させることができる。なお、手動回転部72には、サムターンのような摘み部があってもよい。
図3に示すように回転駆動機構71は、例えば遠隔操作により駆動する駆動源としてのモータ90と、サムターン回転部70の同軸上に設けられサムターン回転部70に係止可能な回転駆動部材91と、モータ90の動力を回転駆動部材91に伝達する伝達機構92を有している。
回転駆動部材91は、図4及び図7に示すようにリング状に形成され、サムターン回転部70の円柱部80の小径部84にはめ込まれている。回転駆動部材91は、外周面に歯を有し、歯車を構成している。回転駆動部材91は、図8に示すように底面側に回転軸を中心とする円弧状の凸状部100を備えている。凸条部100の円弧の内角は、例えば180°程度に形成されている。凸状部100は、図7に示すようにサムターン回転部70の円弧状の溝85にはめ込まれ、これにより、回転駆動部材91は、サムターン回転部70に回転方向に係止可能になっている。
図3に示すように伝達機構92は、例えば複数の歯車により構成されている。例えば伝達機構92は、モータ90の軸に取り付けられた歯車110と、回転駆動部材91の歯車とかみ合う歯車111等により構成されている。モータ90が駆動すると、歯車110、111が回転し、回転駆動部材91が回転する。
電源部73は、一つ又は複数の電池を備えている。電源部73は、通信部74、制御部75及びモータ90等に電力を供給できる。
通信部74は、通信用アンテナを有している。通信部74は、例えば扉41の施錠及び開錠を指示する遠隔操作コマンド等を端末20から受信することができる。
制御部75は、プロセッサと、当該プロセッサにより実行されるプログラムが格納されたメモリを有している。制御部75は、通信部74が受信した遠隔操作コマンドに基づいて所定の処理を実行する。すなわち、制御部75は、遠隔操作コマンドに基づいてモータ90の動作、例えば回転角度や回転の向きを制御し、これによりサムターン回転部70を回転させ、サムターン40を施錠又は開錠する方向に回転させることができる。
<クラッチ機構の構成>
本実施の形態に係る錠開閉装置10は、図3及び図7に示すように手動回転部72によりサムターン回転部70を回転させる際に回転駆動機構71のモータ90とサムターン回転部70との間の動力の伝達を遮断可能なクラッチ機構120を有している。
クラッチ機構120は、例えば回転駆動機構71とサムターン回転部70との間に設けられている。すなわち、サムターン回転部70は、その回転軸を中心とする円弧状の溝部85を有し、回転駆動部材91が、その回転軸を中心とする円弧状の凸条部100を有し、凸条部100は、溝部85にはめ込まれ、溝部85内で周方向に移動可能になっている。例えば図5に示したように溝部85の円弧の内角は、例えば270°程度に形成され、図8に示したように凸状部100の円弧状の内角は、溝部85の円弧の長さよりも90°程度狭い180°程度に形成されており、図9(a)に示すように溝部85と凸条部100との間には、90°程度の遊び130がある。よって、凸条部100が溝部85の周方向の端面85a又は端面85bを押圧して回転するときにはサムターン回転部70と回転駆動部材91が互いに係止して動力が伝達される。一方、凸条部100が溝部85の周方向の端面85a、85bに当接せずに遊び130の中で回転するときにはサムターン回転部70と回転駆動部材91が互いに係止されず動力の伝達が遮断される。
<錠開閉装置10の動作>
ここで、以上の構成を有する錠開閉装置10の動作について説明する。
先ず錠開閉装置10は、図2に示したように扉41のサムターン40に取り付けられる。このとき、サムターン回転部70の脚部81によりサムターン40が保持される。
遠隔操作により扉41を施錠する際には、制御部75の制御によりモータ90が作動し、そのモータ90の動力により伝達機構92を介して回転駆動部材91が右回りに90°程度(サムターン40が施錠される角度)回転する。このとき、図9(a)、(b)に示すように回転駆動部材91とサムターン回転部70が回転方向に係止され、凸条部100が溝部85の端面85aを押して、サムターン回転部70が90°右回転する。これにより、サムターン40が90°回転し扉41が施錠される。
次に、図10に示すようにモータ90の動力により凸条部100が逆方向の左回りに90°回転し、元の位置に戻される。この凸条部100の逆回転により、凸条部100を押すことなく、手動によりサムターン回転部70を左回りに回転させる(開錠する)ためのスペース(遊び130)ができる。そして、図11に示すようにユーザーが手動回転部72を左回りに90°回転させると、凸条部100が溝部85の端部85bに当接しておらず回転駆動部材91とサムターン回転部70が回転方向に係止されていないので、サムターン回転部70だけが左回りに90°程度回転する。これにより、サムターン40が90°回転し扉41が開錠される。
次に、遠隔操作により扉41を開錠する際には、制御部75の制御によりモータ90が作動し、そのモータ90の動力により伝達機構92を介して回転駆動部材91が左回りに90°程度(サムターン40が開錠される角度)回転する。このとき、図12(a)、(b)に示すように回転駆動部材91とサムターン回転部70が回転方向に係止され、凸条部100が溝部85の端面85bを押して、サムターン回転部70が90°左回転する。これにより、サムターン40が90°回転し扉41が開錠される。
次に、図13に示すようにモータ90の動力により凸条部100が逆方向の右回りに90°回転し、元の位置に戻される。この凸条部100の逆回転により、凸条部100を押すことなく、手動によりサムターン回転部70を右回りに回転させる(施錠する)ためのスペース(遊び130)ができる。そして、図14に示すようにユーザーが手動回転部72を右回りに90°回転させると、凸条部100が溝部85の端部85aに当接しておらず回転駆動部材91とサムターン回転部70が回転方向に係止されていないので、サムターン回転部70だけが右回りに90°程度回転する。これにより、サムターン40が90°回転し扉41が施錠される。
本実施の形態によれば、錠開閉装置10が、手動回転部72によりサムターン回転部70を回転させる際に回転駆動機構71のモータ90とサムターン回転部70との間の動力の伝達を遮断可能なクラッチ機構120を有するので、手動回転部72を手動で動かす際の機械的な抵抗を低減できる。よって、遠隔操作だけでなく手動でも簡単に扉41を施錠及び開錠することができる。
クラッチ機構120が回転駆動機構71とサムターン回転部70との間に設けられているので、手動回転部72に近い位置で動力が遮断され、手動回転部72を動かす際の機械的な抵抗を効果的に低減できる。
また、サムターン回転部70に設けられた溝部85と、回転駆動部材91に設けられた凸条部100を用いてクラッチ機構120を実現しているので、比較的簡単な機構でクラッチ機構を実現できる。
制御部75が、凸条部100が溝部85の周方向の端面85a、85bを押圧するように回転駆動部材91を回転させサムターン回転部70を回転させた後に、回転駆動部材91を逆方向に回転させ元の位置に戻すようにモータ90を制御するので、クラッチ機構120の動作が好適に行われる。
本実施の形態においてクラッチ機構120は、サムターン回転部70の溝部85と回転駆動部材91の凸条部100を用いて実現されていたが、クラッチ機構は、サムターン回転部70と回転駆動部材91が回転方向に互いに係止されているときに回転駆動機構71とサムターン回転部70との間で動力を伝達し、回転方向に互いに係止されていないときに回転駆動機構71とサムターン回転部70との間で動力の伝達を遮断するように構成されていれば、他の構成で実現されていてもよい。
また、上記クラッチ機構120は、回転駆動機構71とサムターン回転部70との間に設けられていたが、駆動源であるモータ90とサムターン回転部70との間の他の部分に設けられていてもよい。
例えば、図15に示すようにクラッチ機構130は、モータ90と伝達機構92との間に設けられもよい。かかる場合、クラッチ機構130は、モータ90と伝達機構92との間に設けられた遠心クラッチであってもよい。クラッチ機構130は、例えば図16(a)、(b)に示すようにモータ90の回転軸と一体となって回転し、遠心力が働くと径方向の外方に広がるクラッチシュー140と、クラッチシュー140が外側に広がったときにクラッチシュー140とともに回転するリング状のクラッチベル141とを有している。クラッチベル141は、伝達機構92の歯車110に固定されている。この例の場合、サムターン回転部70の溝部85と回転駆動部材91の凸条部100は、遊びがなく嵌合していてもよい。
かかる場合、遠隔操作により扉41を施錠、開錠する際には、図16(b)に示すようにモータ90が作動し、そのモータ90の回転の遠心力によりクラッチシュー140が広がり、クラッチベル141の内周面に固定される。これにより、モータ90の動力がクラッチ機構130及び伝達機構92を通じてサムターン回転部70に伝わり、サムターン回転部70がサムターン40を回転させる。
一方、手動により扉41を施錠、開錠する際には、モータ90が回転しないため、図16(a)に示すようにクラッチシュー140が外側に広がらずクラッチベル141との固定が解除され、モータ90と伝達機構92とが機械的に接続されない。よって、ユーザーが、弱い力で手動回転部72を回転させサムターン回転部70を回転させることができ、遠隔操作だけでなく手動でも簡単に扉41を施錠及び開錠することができる。なお、上記クラッチ機構120とクラッチ機構130は併用されてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば錠開閉装置10のクラッチ機構の構成は、上記実施の形態のものに限られず、他の一般的な技術を用いてもよい。また錠開閉装置10の全体の形や構成は、上記実施の形態のものに限られない。錠開閉装置10のサムターン回転部70、回転駆動機構71及び手動回転部72等の構成もこれに限られない。また錠開閉装置10を含む錠開閉システム1の構成もこれに限られない。
本発明は、遠隔操作だけでなく手動でも簡単に扉を施錠及び開錠することができる錠開閉装置を実現する際に有用である。
1 錠開閉システム
10 錠開閉装置
40 サムターン
41 扉
70 サムターン回転部
71 回転駆動機構
72 手動回転部
85 溝部
90 モータ
91 回転駆動部材
100 凸条部
120、130 クラッチ機構

Claims (6)

  1. 遠隔操作によりサムターンが設けられた扉を施錠及び開錠する錠開閉装置であって、
    前記扉のサムターンに取り付け可能で、前記サムターンを回転させるサムターン回転部と、
    遠隔操作により駆動する駆動源を有し、前記駆動源の動力により前記サムターン回転部を回転させる回転駆動機構と、
    前記サムターン回転部に固定され、手動により前記サムターン回転部を回転させる手動回転部と、
    手動回転部によりサムターン回転部を回転させる際に前記回転駆動機構の駆動源と前記サムターン回転部との間の動力の伝達を遮断可能なクラッチ機構と、を有し、
    前記サムターン回転部は、当該錠開閉装置が扉に取り付けられたときに前記サムターンを挟み込んで保持する4本の脚部を有し、当該4本の脚部によって前記サムターンが挟み込まれる十字状の溝が形成されている、錠開閉装置。
  2. 前記クラッチ機構は、前記回転駆動機構と前記サムターン回転部との間に設けられている、請求項1に記載の錠開閉装置。
  3. 前記回転駆動機構は、前記サムターン回転部に係止可能であり前記駆動源の動力により前記サムターン回転部と同軸上で回転可能な回転駆動部材を有し、
    前記クラッチ機構は、前記サムターン回転部と前記回転駆動部材が回転方向に互いに係止されているときに前記回転駆動機構と前記サムターン回転部との間で動力を伝達し、回転方向に互いに係止されていないときに前記回転駆動機構と前記サムターン回転部との間で動力の伝達を遮断するように構成されている、請求項2に記載の錠開閉装置。
  4. 前記サムターン回転部が、回転軸を中心とする円弧状の溝部を有し、
    前記回転駆動部材が、前記溝部にはめ込まれ、回転軸を中心とする円弧状の凸条部を有し、
    前記凸条部は、前記溝部内で周方向に移動可能であり、
    前記凸条部が前記溝の周方向の端面を押圧して回転するときに前記サムターン回転部と前記回転駆動部材が回転方向に互いに係止されている状態となり、前記凸条部が前記溝の周方向の端面に当接せずに回転するときに前記サムターン回転部と前記回転駆動部材が回転方向に互いに係止されていない状態となる、請求項3に記載の錠開閉装置。
  5. 前記凸条部が前記溝部の周方向の端面を押圧するように前記回転駆動部材を回転させ前記サムターン回転部を回転させた後に、前記回転駆動部材を逆方向に回転させ元の位置に戻すように駆動源を制御する制御部をさらに有する、請求項4に記載の錠開閉装置。
  6. 前記クラッチ機構は、前記回転駆動機構の駆動源と、当該駆動源の動力を前記サムターン回転部に伝達するための伝達機構との間に設けられた遠心クラッチである、請求項1に記載の錠開閉装置。
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