JP2009067907A - インクジェット用記録インク及び画像形成装置並びに画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくともカーボンブラックと分散剤、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂粒子、水からなり、前記カーボンブラックがチャンネルブラック及び又はガスブラックであり、前記アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂粒子の平均粒子径が50nm以下であることを特徴とするインクジェット用記録インク。
【選択図】なし
Description
インクジェット用インクとしては各種の水溶性染料を水、又は水と有機溶剤との混合液に溶解させた染料系インクが使用されているが、染料系インクは色調の鮮明性は優れているものの耐光性に劣る欠点があった。一方カーボンブラックや各種の有機顔料を分散させた顔料系インクは染料系インクと比較して耐光性に優れるため盛んに研究されている。
しかし顔料系インクは染料系インクと比べてノズルの目詰まりが生じやすい傾向がある。顔料インクは、一般に水やアルコール類等の水性溶媒中に色材及び分散剤を予備分散させた分散物を調整したのち、該分散物をサンドミル等のメディア型分散機を用いて所定の程度まで分散させる分散工程を行い、次いで所定の濃度に希釈することにより調整されている。
分散を安定化する目的で、分子内にカルボキシル基とノニオン親水基を有する水分散性樹脂を水に分散させる方法(特許文献1;特開平5−239392号公報)、水溶性高分子と界面活性剤を同じ極性にするかノニオンを添加する方法(特許文献2:特開平8−283633号公報)、水系記録液においてイオン性部位含有ポリエステル樹脂と着色剤の親水基の極性を同じにする方法(特許文献3:特開2000−63727号公報)、顔料と樹脂微粒子の分散極性を同じにする方法(特許文献4:特開2001−81366号公報)、が報告されている。
また分散液中の粒子の少なくとも70%が0.1μm未満の直径を有し、当該分散液中の他の粒子が0.1μmに等しいか又はそれ以下の直径を有する粒度分布を有する顔料粒子を含む顔料分散液、アルデヒドナフタレンスルホネート分散剤、及び/又は少なくとも一つのスルホン溶媒、を含む水性インクジェットインク組成物(特許文献5:特開平08−333531号公報)、が報告されている。
また、特許文献12(特開2007−9184号公報)には、顔料分散液の分散剤としてナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物を使用し、インク保存性・吐出安定性を満足することが開示されているが、いまだ充分とは言えない。
また、インクジェット記録液における分散粒子の体積平均粒子径が、30〜200nmであることを特徴とするインクジェット記録液が提案(特許文献17:特開2000−144028号公報)されている。
親水性媒体中の顔料粒子の分散剤又は分散安定剤として、親水性基を有する高分子材料を用いるという広義の概念自体は既に知られており、例えば特許文献18の特開昭56−147863号公報には、親水性構造部分と疎水性構造部分を含む重合体を用いることにより、水性分散媒中での顔料の分散安定性改善を図ったインクジェット用インクが記載され、特許文献19の特開昭61−083267号公報には、スルホン酸塩部分を有する水溶性又は水分散性樹脂、及びゲル化剤としてのアルカリ土類金属塩を含むインクジェット用インクが記載され、特許文献20の特開平05−105837号公報には、顔料分散剤としてポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物を用いたボールペン用水性顔料インクが記載され、特許文献21の特開平10−168367号公報、及び、特許文献22の特開平10−088050号公報には、それぞれ、顔料の分散安定性改善のため、p−長鎖アルキル−o−メタクリル−オキシ(ポリ(5〜50)エトキシ−エタノール又はエトキシスルホン酸アンモニウム)−ベンゼンの重合体であるプロペニルフエニルエチレンオキシド付加縮合物を添加してなるインクジェット用インク、及び、該プロペニルフエニルエチレンオキシド付加縮合物とp−長鎖アルキル−o−メタクリル−オキシ(ポリ(5〜50)エトキシ−エトキシ燐酸アンモニウム)−ベンゼンの重合体とを併用してなるインクジェット用インク、が記載され、特許文献23の特開2001−192583号公報には、分散剤として、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物を用いたインクジェット用インクが記載されている。
しかし上記従来のインク液ではカラー顔料インクに関しては高い画像濃度は得られるものの、黒色顔料インクに関してはいまだ十分ではなく満足するものではなかった。
(1)少なくともカーボンブラックと分散剤、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂粒子、水からなり、前記カーボンブラックがチャンネルブラック及び又はガスブラックであり、前記アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂粒子の平均粒子径が50nm以下であることを特徴とするインクジェット用記録インク。
(2)前記分散剤が、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物であり、該縮合物中のナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、4量体の合計含有量が20%〜80%のものであることを特徴とする前記第(1)項に記載のインクジェット用記録インク。
(3)前記カーボンブラックのBET表面積が100m2/g〜400m2/gであり、一次粒子の平均径は10nm〜30nmであることを特徴とする前記第(1)項または第(2)項に記載のインクジェット用記録インク。
(4)前記記録インクの動的光散乱法による粒子径測定に於けるカーボンブラック平均粒子径(D50)が70nm以上180nm以下で、該カーボンブラック粒度分布に於ける粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(5)前記分散剤が重量基準として前記カーボンブラックを含む顔料1に対し0.1以上2以下の割合で含まれることを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(6)前記カーボンブラックの含有量が5重量%〜50重量%である前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(7)前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンのガラス転移点が−50〜150℃であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(8)「前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの最低増膜温度が25℃以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(7)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(9)前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの含有量が0.1重量%以上20重量%以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(8)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(10)前記カーボンブラックの含有量が1重量%から20重量%である前記第(1)項乃至第(9)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(11)前記第(1)項乃至第(10)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを収容したことを特徴とするインクカートリッジ。
(12)前記第(1)項乃至第(10)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを画像支持体上に吐出させ記録を行うことを特徴とするインクジェットプリント装置。
(13)ピエゾ方式であることを特徴とする前記第(12)項に記載のインクジェットプリント装置。
(14)サーマル方式であることを特徴とする前記第(12)項に記載のインクジェットプリント装置。
(15)「前記第(1)項乃至第(10)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを用いてインクジェット方式プリント装置で印字することを特徴とする画像形成方法。
(16)前記第(1)項乃至第(10)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを用いてインクジェットプリント装置で印字された画像形成物。
(17)前記画像形成物の画像支持体が紙であることを特徴とする前記第(16)項に記載の画像形成物。
本発明は、上記のように、少なくともカーボンブラックと分散剤、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂粒子、水からなり、前記カーボンブラックがチャンネルブラック及び又はガスブラックであり、前記アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂粒子の平均粒子径が50nm以下であることを特徴とするインクジェット用記録インクに係るものである。
好ましくはカーボンブラッの平均一次粒子径は15.0nm〜20.0nmで、BET表面積は150m2/g〜300m2/gである。
なお、前記分散剤の使用量が0.1未満では前記効果が達成されにくいことのほか、顔料分散液及びインクの保存安定性が劣り、その結果ノズルの目詰まりが発生しやすい傾向があり、2より大きいと顔料分散液およびインクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。
本発明において、分散剤のナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物のナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、4量体の合計含有率が20%未満だと、分散性が悪くなり顔料分散液及びインクの保存安定性が劣り、その結果ノズルの目詰まりが発生しやすい。
また、ナフタレンスルホン酸の2量体から4量体の含有率が80%を超えると粘度が高くなり、分散が困難になる。
本発明のガスブラックタイプのカーボンブラッックはエーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの平均粒子径の小さいものとのマッチングが良く分散は安定する様である。
とくに平均粒径を50nm以下にすることによって、印刷を継続している途中でインクジェットプリンターは作動しているのにインクが吐出しなくなるトラブルを防止する効果が高まる。
より好ましくは−10〜100℃の範囲である。理由は定かではないが、ガラス転移点が150℃を超えるとエーテル系ポリウレタン樹脂の成膜性はガラス状で硬いが、顔料粒子とエーテル系ポリウレタン樹脂が画像支持体に同時に着弾し、できた印字部分の耐擦過性は意外にもろく、一方、150℃以下ではポリウレタンム状で柔らかいが、耐擦過性に優れたものができる。しかしながら−50℃未満となると膜が柔らかすぎて、耐擦過性は劣る。以上の点から、同じ添加量では、ガラス転移点が−50〜150℃の範囲の方が耐擦過性の効果が大きい。なお、本発明でいう樹脂のガラス転移点は、DSC(示差走査熱量計)、TMA(熱機械分析)のいずれかの測定法によるもので
ある。
ここで、「最低造膜温度(MFT)」とは、エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョン粒子を水に分散させて得られた水性エマルジョン粒子をアルミニウム等の金属板の上に薄く流延し、温度を上げていった時に透明な連続フィルムの形成される最低の温度をいう。最低造膜温度以下の温度領域では白色粉末状となる。
「造膜性」とは、樹脂微粒子を水に分散させて樹脂エマルジョンの形態としたとき、この樹脂エマルジョンの連続層である水成分を蒸発させていくと、樹脂の皮膜が形成されることを意味する。この樹脂皮膜は、インク中の顔料を画像支持体表面に強固に固着する役割を担う。これによって、耐擦性および耐水性に優れた画像が実現できると考えられる。
前記の中でも、1,3−ブチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール及び/またはグリセリンを含むことがインクの乾燥による目詰まりすなわち水分蒸発による噴射特性不良の防止、及び本発明の形成画像の彩度を向上する上で優れた効果が得られる。
また好ましくは、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(EHD)を含むことで、インクの
浸透性をあげると同時に顔料を表面にとどめることで滲みをなくし、画像濃度が高くかつ裏抜けが少ない印字画像を得ることが可能となった。EHDの含有量としては0.1質量%以上、10.0質量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.5質量%以上、5.0質量%以下である。0.1質量%未満では効果が少なく、10.0質量%を超えると、これ自体の溶解性が低いために、信頼性が悪くなる。
顔料系インクジェット用インクは公知の方法、例えば本発明の顔料分散液、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤等を攪拌混合し、フィルター、遠心分離装置等で粗大粒子をろ過し、必要に応じて脱気することによって得られる。尚、インクに於けるカーボンブラックの濃度は全量に対して1重量%以上20重量%以下が好ましい。1重量%未満では画像濃度が低いため印字の鮮明さに欠け、20重量%より多いとインクの粘度が高くなる傾向があるばかりでなくノズルの目詰まりが発生しやすくなる。またインクには前記顔料分散液への添加剤で記した材料と同等の材料を必要に応じて配合することが出来る。
たとえば水溶性有機溶剤の含有量としては、インク全量に対して0重量%以上50重量%以下、好ましくは5重量%〜40重量%、さらに好ましくは10重量%〜35重量である。
印字する方法としては連続噴射型あるいはオンデマンド型が挙げられる。オンデマンド型としてはピエゾ方式、サーマル方式、静電方式等が挙げられる。
処方1
カーボンブラック NIPEX160-IQ(degussa社製:ガスブラック) 200部
ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物(竹本油脂社製A-45-PN)
(ナフタレンスルホン酸2量体、3量体、4量体の合計含有量:49%) 50部
蒸留水 750部
上記の混合物をプレミックス後、プレミックス後ビーズミル分散機(寿工業社製 UAM-015)を用い0.03mmジルコニアビーズ(密度6.03×10-6g/m2)で周速10m/s、液温32℃で10分間分散した後、遠心分離機(久保田商事(株)製Model-3600)で粗大粒子を遠心分離し、カーボンブラック分散液の平均粒子径128.9nm、標準偏差50.2nmの表1の分散液(A)を得た。
インク処方(a)
顔料分散液(顔料濃度20%) 50.0部
グリセリン 3.0部
ジエチレングリコール 15.0部
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 3.0部
2−ピロリドン 3.0部
W5025(アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン) 2.0部
ポリオキシエチレン(3)アルキル(C13)エーテル酢酸ナトリウム
0.45部
蒸留水 23.55部
上記インク液処方(a)に添加した樹脂エマルジョン「W5025」は下記表1のとおりである。(他の実施例2〜9、比較例1〜8の場合も同表1参照)。
実施例1のカーボンブラックをNIPEX150、(degussa社製:ガスブラック)、にする以外は同様にして表2の顔料分散液(B)を得た。
表2に示される成分材料を用いた以外は、攪拌、フィルターろ過、及び真空脱気を含めて実施例1と同様にして、分散液(B)から、表2に示されるインク処方(b)のインクを得た。
実施例1のナフタレンスルホン酸2量体、3量体、4量体の合計含有量を順次26、75と変える以外は同様にして表2の顔料分散液(C)、(D)を得た。
表2に示される成分材料を用いた以外は、攪拌、フィルターろ過、及び真空脱気を含めて実施例1と同様にして、分散液(C)、(D)から、表2に示されるインク処方(c)、(d)の各インクを得た。
実施例1の分散時間を変える以外は同様にして表2の顔料分散液(E)、(F)を得た。
表2に示される成分材料を用いた以外は、攪拌、フィルターろ過、及び真空脱気を含めて実施例1と同様にして、分散液(E)、(F)から、表2に示されるインク処方(e)、(f)の各インクを得た。
実施例1のナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物を順次ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(第一工業製薬社製、プライサーフA2198)、スチレンアクリル樹脂の28%水溶液(ジョンソンポリマー社製ジョンクリルHPD71)、下記一般式(1)の化合物(n=40)に変える以外同様にして表2の顔料分散液(G)、(H)、(I)を得た。
実施例1のカーボンブラックを順次、Printex95、FW285(degussa社製:ファーネスブラック)、にする以外は同様にして各顔料分散液を表2の顔料分散液(J)、(K)を得た。
表2に示される成分材料を用いた以外は、攪拌、フィルターろ過、及び真空脱気を含めて実施例1と同様にして、分散液(J)、(K)から、表2に示されるインク処方(j)、(k)、(l)、(m)、(n)、(o)、(p)、(q)の各インクを得た。
またEPSON社製インクジェットプリンタMJ−930Cでゼロックス(株)社製PPC用紙4024に印字し、吐出安定性及び印字画像をXrite濃度計にて測定した。
又インク液保存性に付いても下記試験法により評価した。
・装置:LC-10vp(島津製作所)
・カラム:ZORBAX BP-ODS(4.6id.×150mm)GLサイエンス)
・ガードカラム:ZORBAX BP-ODS(4.0id.×10mm)GLサイエンス)
・検出機:UV(237nm)
・移動相:CH3CN/0.005M PIC水溶液=25/75
・流速:1mL/min
・サンプル調整:200ppm soln
・注入量:20μL
吐出安定性については、印刷物を印刷した後、プリンタヘッドにキャップした状態でプリンタを40℃の環境下で1ヶ月放置した。放置後のプリンタの吐出状態が初期の吐出状態に回復するか否かを下記のクリーニング動作回数によって評価した。
◎:クリーニング無しで印刷できた。
○:1回の動作により回復した。
△:2回〜3回の動作により回復した。
×:3回以上の動作によっても回復がみられなかった。
各インクをポリエチレン容器に入れ密封し、70℃3週間保存した後の粒径、表面張力、粘度を測定し初期物性との変化率により下記の様に評価した。
◎:5%未満(粒径、表面張力、粘度の全て項目)
○:5〜10%(粒径、表面張力、粘度の全て項目)
△:30%以内(粒径、表面張力、粘度の全て項目)
×:50%を超える(粒径、粘度)
市販の砂消しゴムに750gの加重をかけて10回摩擦を行い、摩擦前後の画像の剥離状態を観察した。判定は次の様に行った。
○:剥離なし
△:部分的に剥離が認められ、視認性も低下。
×:ほとんどの部分が剥離
Claims (17)
- 少なくともカーボンブラックと分散剤、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂粒子、水からなり、前記カーボンブラックがチャンネルブラック及び又はガスブラックであり、前記アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂粒子の平均粒子径が50nm以下であることを特徴とするインクジェット用記録インク。
- 前記分散剤が、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物であり、該縮合物中のナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、4量体の合計含有量が20%〜80%のものであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用記録インク。
- 前記カーボンブラックのBET表面積が100m2/g〜400m2/gであり、一次粒子の平均径は10nm〜30nmであることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット用記録インク。
- 前記記録インクの動的光散乱法による粒子径測定に於けるカーボンブラック平均粒子径(D50)が70nm以上180nm以下で、該カーボンブラック粒度分布に於ける粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
- 前記分散剤が重量基準として前記カーボンブラックを含む顔料1に対し0.1以上2以下の割合で含まれることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
- 前記カーボンブラックの含有量が5重量%〜50重量%である請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
- 前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンのガラス転移点が−50〜150℃であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
- 前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの最低増膜温度が25℃以下であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
- 前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの含有量が0.1重量%以上20重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
- 前記カーボンブラックの含有量が1重量%から20重量%である請求項1乃至9のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
- 請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを収容したことを特徴とするインクカートリッジ。
- 請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを画像支持体上に吐出させ記録を行うことを特徴とするインクジェットプリント装置。
- ピエゾ方式であることを特徴とする請求項12に記載のインクジェットプリント装置。
- サーマル方式であることを特徴とする請求項12に記載のインクジェットプリント装置。
- 請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを用いてインクジェット方式プリント装置で印字することを特徴とする画像形成方法。
- 請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを用いてインクジェットプリント装置で印字された画像形成物。
- 前記画像形成物の画像支持体が紙であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成物。
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