JP2009067907A - インクジェット用記録インク及び画像形成装置並びに画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像濃度が高く、吐出安定性や液安定性、耐擦過性にも優れたインクジェット記録用インク、これを用いたインクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法及び画像形成物を提供すること。
【解決手段】少なくともカーボンブラックと分散剤、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂粒子、水からなり、前記カーボンブラックがチャンネルブラック及び又はガスブラックであり、前記アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂粒子の平均粒子径が50nm以下であることを特徴とするインクジェット用記録インク。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット用記録インク及びこれを用いた画像形成方法並びに方法に関するものであり、詳しくは吐出安定性、液安定性に優れたインクジェット用インク及びこれを用いた画像形成方法並びに方法に関するものである。更に詳しくは、インクジェットヘッドの目詰まりが改良され、高い画像濃度がえられ、かつ保存安定性、耐擦過性の優れたインクジェット用黒色インク及びこれを用いた画像形成方法並びに方法に関するものである。
インクジェット記録方式は他の記録方式に比べてプロセスが簡単であるためフルカラー化が容易であり、簡略な構成の装置であっても高解像度の画像が得られる利点がある。
インクジェット用インクとしては各種の水溶性染料を水、又は水と有機溶剤との混合液に溶解させた染料系インクが使用されているが、染料系インクは色調の鮮明性は優れているものの耐光性に劣る欠点があった。一方カーボンブラックや各種の有機顔料を分散させた顔料系インクは染料系インクと比較して耐光性に優れるため盛んに研究されている。
しかし顔料系インクは染料系インクと比べてノズルの目詰まりが生じやすい傾向がある。顔料インクは、一般に水やアルコール類等の水性溶媒中に色材及び分散剤を予備分散させた分散物を調整したのち、該分散物をサンドミル等のメディア型分散機を用いて所定の程度まで分散させる分散工程を行い、次いで所定の濃度に希釈することにより調整されている。
顔料系の水系インクでは疎水性の顔料を分散させるために界面活性剤や水溶性樹脂を使用しているのが一般的であるが、得られる画像の信頼性は極めて悪い。そこで、画質向上を目的として造膜性の樹脂微粒子をインク液に添加する技術が開示されているが、複数の成分を微細に安定に長期分散させるのは困難で、これらの微粒子を安定に分散させるために界面活性剤などの分散剤を多く使用すると、インクタンク、ヘッド内での気泡の発生、画質の劣化などの問題も起こってしまう。また、分散性を向上させる目的で顔料の表面を親水基に変える方法や親水基を含有した樹脂などを用いる事が検討されているが、それぞれ単独では安定であっても異なる種類を混ぜた場合、分散が不安定になり保存安定性が悪化するという問題があった。
分散を安定化する目的で、分子内にカルボキシル基とノニオン親水基を有する水分散性樹脂を水に分散させる方法(特許文献1;特開平5−239392号公報)、水溶性高分子と界面活性剤を同じ極性にするかノニオンを添加する方法(特許文献2:特開平8−283633号公報)、水系記録液においてイオン性部位含有ポリエステル樹脂と着色剤の親水基の極性を同じにする方法(特許文献3:特開2000−63727号公報)、顔料と樹脂微粒子の分散極性を同じにする方法(特許文献4:特開2001−81366号公報)、が報告されている。
また分散液中の粒子の少なくとも70%が0.1μm未満の直径を有し、当該分散液中の他の粒子が0.1μmに等しいか又はそれ以下の直径を有する粒度分布を有する顔料粒子を含む顔料分散液、アルデヒドナフタレンスルホネート分散剤、及び/又は少なくとも一つのスルホン溶媒、を含む水性インクジェットインク組成物(特許文献5:特開平08−333531号公報)、が報告されている。
また、特許文献6(特開昭56−147871号公報)においては、顔料、高分子分散剤および非イオン性界面活性剤を含有する水性媒体からなる記録液が提案されている。また、特許文献7,8(米国特許第5085698号明細書、同第5221334号明細書)においては、ABあるいはBABブロックコポリマーを、顔料の分散剤として用いることが提案されている。さらに、特許文献9(同第5172133号明細書)においては、特定の顔料、水溶性樹脂、溶媒を用いることが提案されている。
また、インクの定着性を高めるために、水性顔料系インクに樹脂エマルジョンを含有させること自体は、すでに提案されているが、例えば、特許文献10(特許第2867491号公報)では、ワックスエマルジョン、樹脂エマルジョン、ラテックス、無機あるいは有機の超微粒子を含有させ、しかも、インクの最低造膜温度が40℃以上であるインクが開示されている。そして、実施可能な樹脂エマルジョンとしては酢酸ビニル系、アクリル系、スチレン系、オレフィン系等の単独または共重合エマルジョンで、最低造膜温度が40℃以上である場合を例示している。すなわち、最低造膜温度の制約さえ満たせば、樹脂の組成には特別な限定はないのである。また、樹脂の種類による効果の優劣については記述も示唆もなく、実施例に示されたインクの性能と効果は、樹脂の種類に無関係に同じで優れている。しかし、これは顔料の粒径が1.0μm以下と大きい範囲での開示であり、顔料の粒径を70〜180nmとした時の耐擦過性・インク保存性・画像濃度を満足する樹脂エマルジョンではなかった。そこで、特許文献11(特開2004−169008号公報)には、特定のポリウレタン系樹脂を選択することで、顔料の粒径が70〜180nmの範囲においても画像定着性・インク保存性・吐出安定性を満足することが開示されている。しかし、場合によっては、ポリウレタン系樹脂がインクジェック記録用インクに含まれる有機溶剤によって凝集し、画像定着性・インク保存性・吐出安定性を損ねることもあり、これらの特性を完全に満足する樹脂エマルジョンは見出されていない。
また、特許文献12(特開2007−9184号公報)には、顔料分散液の分散剤としてナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物を使用し、インク保存性・吐出安定性を満足することが開示されているが、いまだ充分とは言えない。
一方、分散剤を用いない顔料分散方法として、カーボンブラックに水可溶化基を含む置換基を導入する方法が特許文献13(米国特許第5571311号明細書)に、水溶性モノマー等をカーボンブラック表面に重合させる方法が特許文献14(特開平8−81646号公報)に、カーボンブラックを酸化処理する方法が特許文献15(特開平8−3498号公報)に開示されている。また、酸化処理を施したカーボンブラックおよびアクリル酸、スチレン、αメチルスチレンからなる3元重合体を含むインクによって耐水性と吐出安定性を確保する方法が、特許文献16(特開平9−194775号公報)に開示されている。
また、インクジェット記録液における分散粒子の体積平均粒子径が、30〜200nmであることを特徴とするインクジェット記録液が提案(特許文献17:特開2000−144028号公報)されている。
親水性媒体中の顔料粒子の分散剤又は分散安定剤として、親水性基を有する高分子材料を用いるという広義の概念自体は既に知られており、例えば特許文献18の特開昭56−147863号公報には、親水性構造部分と疎水性構造部分を含む重合体を用いることにより、水性分散媒中での顔料の分散安定性改善を図ったインクジェット用インクが記載され、特許文献19の特開昭61−083267号公報には、スルホン酸塩部分を有する水溶性又は水分散性樹脂、及びゲル化剤としてのアルカリ土類金属塩を含むインクジェット用インクが記載され、特許文献20の特開平05−105837号公報には、顔料分散剤としてポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物を用いたボールペン用水性顔料インクが記載され、特許文献21の特開平10−168367号公報、及び、特許文献22の特開平10−088050号公報には、それぞれ、顔料の分散安定性改善のため、p−長鎖アルキル−o−メタクリル−オキシ(ポリ(5〜50)エトキシ−エタノール又はエトキシスルホン酸アンモニウム)−ベンゼンの重合体であるプロペニルフエニルエチレンオキシド付加縮合物を添加してなるインクジェット用インク、及び、該プロペニルフエニルエチレンオキシド付加縮合物とp−長鎖アルキル−o−メタクリル−オキシ(ポリ(5〜50)エトキシ−エトキシ燐酸アンモニウム)−ベンゼンの重合体とを併用してなるインクジェット用インク、が記載され、特許文献23の特開2001−192583号公報には、分散剤として、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物を用いたインクジェット用インクが記載されている。
しかし上記従来のインク液ではカラー顔料インクに関しては高い画像濃度は得られるものの、黒色顔料インクに関してはいまだ十分ではなく満足するものではなかった。
特開平5−239392号公報 特開平8−283633号公報 特開2000−63727号公報 特開2001−81366号公報 特開平08−333531号公報 特開昭56−147871号公報 米国特許第5085698号明細書 米国特許第5221334号明細書 米国特許第5172133号明細書 特許第2867491号公報 特開2004−169008号公報 特開2007−9184号公報 米国特許第5571311号明細書 特開平8−81646号公報 特開平8−3498号公報 特開平9−194775号公報 特開2000−144028号公報 特開昭56−147863号公報 特開昭61−083267号公報 特開平5−105837号公報 特開平10−168367号公報 特開平10−88050号公報 特開2001−192583号公報
本発明は上記のような事情に鑑みなされたもので、画像濃度が高く、吐出安定性や液安定性、耐擦過性にも優れたインクジェット記録用インク、これを用いたインクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法及び画像形成物を提供することを目的としている。
本発明者らは鋭意検討した結果、インクジェット用記録インクにおいて、着色料としてカーボンブラック、それも、特定の製法で得られかつ特定の一次粒子径及びBET表面積の範囲のカーボンブラックを採用し、さらには、分散剤としての特定のナフタレンスルホン酸縮合度の範囲を有するナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物と、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンとの選択的併用により、上記課題が解決されることを見出し本発明に至った。
即ち、本発明は以下の(1)〜(17)である。
(1)少なくともカーボンブラックと分散剤、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂粒子、水からなり、前記カーボンブラックがチャンネルブラック及び又はガスブラックであり、前記アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂粒子の平均粒子径が50nm以下であることを特徴とするインクジェット用記録インク。
(2)前記分散剤が、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物であり、該縮合物中のナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、4量体の合計含有量が20%〜80%のものであることを特徴とする前記第(1)項に記載のインクジェット用記録インク。
(3)前記カーボンブラックのBET表面積が100m/g〜400m/gであり、一次粒子の平均径は10nm〜30nmであることを特徴とする前記第(1)項または第(2)項に記載のインクジェット用記録インク。
(4)前記記録インクの動的光散乱法による粒子径測定に於けるカーボンブラック平均粒子径(D50)が70nm以上180nm以下で、該カーボンブラック粒度分布に於ける粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(5)前記分散剤が重量基準として前記カーボンブラックを含む顔料1に対し0.1以上2以下の割合で含まれることを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(6)前記カーボンブラックの含有量が5重量%〜50重量%である前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(7)前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンのガラス転移点が−50〜150℃であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(8)「前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの最低増膜温度が25℃以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(7)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(9)前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの含有量が0.1重量%以上20重量%以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(8)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(10)前記カーボンブラックの含有量が1重量%から20重量%である前記第(1)項乃至第(9)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
(11)前記第(1)項乃至第(10)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを収容したことを特徴とするインクカートリッジ。
(12)前記第(1)項乃至第(10)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを画像支持体上に吐出させ記録を行うことを特徴とするインクジェットプリント装置。
(13)ピエゾ方式であることを特徴とする前記第(12)項に記載のインクジェットプリント装置。
(14)サーマル方式であることを特徴とする前記第(12)項に記載のインクジェットプリント装置。
(15)「前記第(1)項乃至第(10)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを用いてインクジェット方式プリント装置で印字することを特徴とする画像形成方法。
(16)前記第(1)項乃至第(10)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを用いてインクジェットプリント装置で印字された画像形成物。
(17)前記画像形成物の画像支持体が紙であることを特徴とする前記第(16)項に記載の画像形成物。
以下の詳細且つ具体的な説明より明らかなように、本発明の顔料分散液インクは高い画像濃度であり、吐出安定性、インク保存性、耐擦過性においても従来のものより優れるという極めて優れた効果を奏するものである。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明は、上記のように、少なくともカーボンブラックと分散剤、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂粒子、水からなり、前記カーボンブラックがチャンネルブラック及び又はガスブラックであり、前記アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂粒子の平均粒子径が50nm以下であることを特徴とするインクジェット用記録インクに係るものである。
カーボンブラックの製造方法はガスブラック方式であり得られたカーボンブラッの平均一次粒子径は10.0nm〜30.0nmで、BET表面積は100m/g〜400m/gである。
好ましくはカーボンブラッの平均一次粒子径は15.0nm〜20.0nmで、BET表面積は150m/g〜300m/gである。
また、本発明のインクジェット用記録インクのカーボンブラックの分散剤が重量基準としてカーボンブラック1に対し0.1以上2以下の割合で含まれるのが好ましい。さらに好ましくは、前記割合はカーボンブラック1に対し0.25〜1である。このような分散剤の使用量を採用することにより、本発明の分散液のカーボンブラック平均粒子径(D50)が70nm以上180nm以下で、該カーボンブラック粒度分布に於ける粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下にする事ができ、これにより高い画像濃度、吐出安定性、液安定性が良い顔料分散液を提供することができる。
なお、前記分散剤の使用量が0.1未満では前記効果が達成されにくいことのほか、顔料分散液及びインクの保存安定性が劣り、その結果ノズルの目詰まりが発生しやすい傾向があり、2より大きいと顔料分散液およびインクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。
本発明において、分散剤のナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物のナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、4量体の合計含有率が20%未満だと、分散性が悪くなり顔料分散液及びインクの保存安定性が劣り、その結果ノズルの目詰まりが発生しやすい。
また、ナフタレンスルホン酸の2量体から4量体の含有率が80%を超えると粘度が高くなり、分散が困難になる。
本発明の顔料分散において顔料濃度は分散液全量に対して5重量%以上50重量%以下が好ましい。5重量%未満では生産性が劣り、50重量%より多いと顔料分散液の粘度が高すぎて分散が困難になる傾向がある。
ポリウレタン樹脂エマルジョンには、比較的親水性の通常のポリウレタン系樹脂を外部に乳化剤を使用してエマルジョン化したものと、樹脂自体に乳化剤の働きをする官能基を共重合等の手段で導入した自己乳化型のエマルジョンがある。本発明のインクに用いられ得るン性自己乳化型のポリウレタン樹脂エマルジョンである。その際、顔料の固着性・分散安顔料や分散剤との各種組み合わせにおいて、常に分散安定性に優れているのはアニオ定性の面でポリウレタン系樹脂はポリエステル型、ポリカーボネート型よりエーテル型である方が好ましい。理由は定かではないが、非エーテル型は耐溶剤性に弱いものが多く、インクの高温保存時に粘度が凝集しやすい。
前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの平均粒径(D50)は、50nm以下、好ましくは25nm以下、より好ましくは15nm以下である。
本発明のガスブラックタイプのカーボンブラッックはエーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの平均粒子径の小さいものとのマッチングが良く分散は安定する様である。
とくに平均粒径を50nm以下にすることによって、印刷を継続している途中でインクジェットプリンターは作動しているのにインクが吐出しなくなるトラブルを防止する効果が高まる。
インクが吐出しなくなった場合は、インクジェットプリンターのノズル孔を含むインク流路を掃除すれば印刷再開可能となるが、これでは実用性を阻害することになる。尚、本発明におけるエーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの平均粒径は、23℃、55%RHの環境において、日機装製マイクロトラックUPAで測定した値を示す。
上記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンのガラス転移点は−50〜150℃の範囲が好ましい。
より好ましくは−10〜100℃の範囲である。理由は定かではないが、ガラス転移点が150℃を超えるとエーテル系ポリウレタン樹脂の成膜性はガラス状で硬いが、顔料粒子とエーテル系ポリウレタン樹脂が画像支持体に同時に着弾し、できた印字部分の耐擦過性は意外にもろく、一方、150℃以下ではポリウレタンム状で柔らかいが、耐擦過性に優れたものができる。しかしながら−50℃未満となると膜が柔らかすぎて、耐擦過性は劣る。以上の点から、同じ添加量では、ガラス転移点が−50〜150℃の範囲の方が耐擦過性の効果が大きい。なお、本発明でいう樹脂のガラス転移点は、DSC(示差走査熱量計)、TMA(熱機械分析)のいずれかの測定法によるもので
ある。
上記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンは室温以下の最低造膜温度を有するものであることが好ましく、より好ましくは25℃以下である。エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの膜形成が室温以下、特に25℃以下で行なえば、画像形成された画像支持体を特に加熱又は乾燥等の処理を行なうことなく、紙繊維の結着が自動的に進行するので好ましい。
ここで、「最低造膜温度(MFT)」とは、エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョン粒子を水に分散させて得られた水性エマルジョン粒子をアルミニウム等の金属板の上に薄く流延し、温度を上げていった時に透明な連続フィルムの形成される最低の温度をいう。最低造膜温度以下の温度領域では白色粉末状となる。
「造膜性」とは、樹脂微粒子を水に分散させて樹脂エマルジョンの形態としたとき、この樹脂エマルジョンの連続層である水成分を蒸発させていくと、樹脂の皮膜が形成されることを意味する。この樹脂皮膜は、インク中の顔料を画像支持体表面に強固に固着する役割を担う。これによって、耐擦性および耐水性に優れた画像が実現できると考えられる。
本発明の顔料分散液中の、エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョン粒子は分散体に予め入れて置かなくてもよく、インク液調整時に後添加しても良い。
本発明でいう水溶性有機溶剤とは沸点が180℃以上のものである。該水溶性有機溶剤がインクジェット記録用インク中に含有されていると、インクの保水と湿潤性を確保することができ、その結果、インクジェット記録用インクを長期間保存しても色材の凝集や粘度の上昇がなく、優れた保存安定性を実現できる。また、インクジェットプリンターのズル先端等で開放状態に放置されても、乾燥物の流動性を長時間維持するインクジェット記録用インクが実現できる。更に印字中もしくは印字中断後の再起動時にノズルの目詰まりが発生することもなく、高い吐出安定性が得られる。
本発明において用いられる水溶性有機溶剤としては以下のものが例示されるが、これらに限定されるものではない。
例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,3−ブチルグリコール、3−メチル−1,3−ブチルグリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,5−ぺンタンジオール、1,6−へキナンジオール、グリセリン、1,2,6−へキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、ぺトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノべンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等である。これらの湿潤剤は、単独又は2種類以上混合して使用することができる。
前記の中でも、1,3−ブチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール及び/またはグリセリンを含むことがインクの乾燥による目詰まりすなわち水分蒸発による噴射特性不良の防止、及び本発明の形成画像の彩度を向上する上で優れた効果が得られる。
また好ましくは、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(EHD)を含むことで、インクの
浸透性をあげると同時に顔料を表面にとどめることで滲みをなくし、画像濃度が高くかつ裏抜けが少ない印字画像を得ることが可能となった。EHDの含有量としては0.1質量%以上、10.0質量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.5質量%以上、5.0質量%以下である。0.1質量%未満では効果が少なく、10.0質量%を超えると、これ自体の溶解性が低いために、信頼性が悪くなる。
また、本発明の顔料分散液には、水の他に各種添加剤を配合することができる。例えば、水溶性有機媒体としてメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール等のアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール、N−メチルピロリドン、2−ピロリドン等のピロリドン誘導体、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン等、またノニオン、アニオン、カチオン、両性の各種の界面活性剤、防腐剤等が挙げられる。
本発明のカーボンブラック分散液は、前記カーボンブラック、分散剤、水、必要に応じて各種添加剤をサンドミル、ボールミル、ロールミル、ビーズミル、ナノマイザー、超高速回転ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー等の公知の分散機で分散することによって得られる。
このとき、分散剤の使用量を前記のように重量基準として顔料1に対し0.1以上2以下の割合にするとともに、湿式分散処理を採用するのが好適である。尚本発明で言う湿式分散処理とは顔料、分散剤、水、必要に応じて水溶性有機溶剤の混合物を前記サンドミル、ボールミル、ロールミル、ビーズミル、ナノマイザー、ホモジナイザー等により、いわゆる湿式分散方式で微粉砕・分散する処理のことである。
このようにして得られた本発明の顔料分散液は、特に顔料系インクジェット用インクとして好適に使用することができる。
顔料系インクジェット用インクは公知の方法、例えば本発明の顔料分散液、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤等を攪拌混合し、フィルター、遠心分離装置等で粗大粒子をろ過し、必要に応じて脱気することによって得られる。尚、インクに於けるカーボンブラックの濃度は全量に対して1重量%以上20重量%以下が好ましい。1重量%未満では画像濃度が低いため印字の鮮明さに欠け、20重量%より多いとインクの粘度が高くなる傾向があるばかりでなくノズルの目詰まりが発生しやすくなる。またインクには前記顔料分散液への添加剤で記した材料と同等の材料を必要に応じて配合することが出来る。
たとえば水溶性有機溶剤の含有量としては、インク全量に対して0重量%以上50重量%以下、好ましくは5重量%〜40重量%、さらに好ましくは10重量%〜35重量である。
このようにして得られた本発明の顔料系インクジェット用インクは、これを収容するインクカートリッジに好適に用いることが出来る。また本発明の顔料系インクジェットインクは、これを例えば紙のような画像支持体に吐出させ記録(印字)を行って画像形成するインクジェットプリント装置により、画像形成することができる。
印字する方法としては連続噴射型あるいはオンデマンド型が挙げられる。オンデマンド型としてはピエゾ方式、サーマル方式、静電方式等が挙げられる。
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。なお例中の部は重量基準である。
[実施例1]
処方1
カーボンブラック NIPEX160-IQ(degussa社製:ガスブラック) 200部
ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物(竹本油脂社製A-45-PN)
(ナフタレンスルホン酸2量体、3量体、4量体の合計含有量:49%) 50部
蒸留水 750部
上記の混合物をプレミックス後、プレミックス後ビーズミル分散機(寿工業社製 UAM-015)を用い0.03mmジルコニアビーズ(密度6.03×10-6g/m)で周速10m/s、液温32℃で10分間分散した後、遠心分離機(久保田商事(株)製Model-3600)で粗大粒子を遠心分離し、カーボンブラック分散液の平均粒子径128.9nm、標準偏差50.2nmの表1の分散液(A)を得た。
上記の方法で得られた顔料分散液(A)を用いてインク液を調整し、30分攪拌後孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過、真空脱気して(a)の実施例1のインク液を得た。
インク処方(a)
顔料分散液(顔料濃度20%) 50.0部
グリセリン 3.0部
ジエチレングリコール 15.0部
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 3.0部
2−ピロリドン 3.0部
W5025(アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン) 2.0部
ポリオキシエチレン(3)アルキル(C13)エーテル酢酸ナトリウム
0.45部
蒸留水 23.55部
上記インク液処方(a)に添加した樹脂エマルジョン「W5025」は下記表1のとおりである。(他の実施例2〜9、比較例1〜8の場合も同表1参照)。
[実施例2]
実施例1のカーボンブラックをNIPEX150、(degussa社製:ガスブラック)、にする以外は同様にして表2の顔料分散液(B)を得た。
表2に示される成分材料を用いた以外は、攪拌、フィルターろ過、及び真空脱気を含めて実施例1と同様にして、分散液(B)から、表2に示されるインク処方(b)のインクを得た。
[実施例3、4]
実施例1のナフタレンスルホン酸2量体、3量体、4量体の合計含有量を順次26、75と変える以外は同様にして表2の顔料分散液(C)、(D)を得た。
表2に示される成分材料を用いた以外は、攪拌、フィルターろ過、及び真空脱気を含めて実施例1と同様にして、分散液(C)、(D)から、表2に示されるインク処方(c)、(d)の各インクを得た。
[実施例5、6]
実施例1の分散時間を変える以外は同様にして表2の顔料分散液(E)、(F)を得た。
表2に示される成分材料を用いた以外は、攪拌、フィルターろ過、及び真空脱気を含めて実施例1と同様にして、分散液(E)、(F)から、表2に示されるインク処方(e)、(f)の各インクを得た。
[実施例7、8、9]
実施例1のナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物を順次ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル(第一工業製薬社製、プライサーフA2198)、スチレンアクリル樹脂の28%水溶液(ジョンソンポリマー社製ジョンクリルHPD71)、下記一般式(1)の化合物(n=40)に変える以外同様にして表2の顔料分散液(G)、(H)、(I)を得た。
Figure 2009067907
表2に示される成分材料を用いた以外は、攪拌、フィルターろ過、及び真空脱気を含めて実施例1と同様にして、分散液(G)、(H)、(I)から、表2に示されるインク処方(g)、(h)、(i)の各インクを得た。
[比較例1〜8]
実施例1のカーボンブラックを順次、Printex95、FW285(degussa社製:ファーネスブラック)、にする以外は同様にして各顔料分散液を表2の顔料分散液(J)、(K)を得た。
表2に示される成分材料を用いた以外は、攪拌、フィルターろ過、及び真空脱気を含めて実施例1と同様にして、分散液(J)、(K)から、表2に示されるインク処方(j)、(k)、(l)、(m)、(n)、(o)、(p)、(q)の各インクを得た。
インク液(a)〜(q)に含まれる顔料の平均粒径を測定した。
またEPSON社製インクジェットプリンタMJ−930Cでゼロックス(株)社製PPC用紙4024に印字し、吐出安定性及び印字画像をXrite濃度計にて測定した。
又インク液保存性に付いても下記試験法により評価した。
※1 ナフタレンスルホン酸縮合物 HPLC分析
・装置:LC-10vp(島津製作所)
・カラム:ZORBAX BP-ODS(4.6id.×150mm)GLサイエンス)
・ガードカラム:ZORBAX BP-ODS(4.0id.×10mm)GLサイエンス)
・検出機:UV(237nm)
・移動相:CH3CN/0.005M PIC水溶液=25/75
・流速:1mL/min
・サンプル調整:200ppm soln
・注入量:20μL
※2 画像濃度は画像サンプルのベタ画像の測色をXrite濃度計にて測定を行う。
※3 吐出安定性
吐出安定性については、印刷物を印刷した後、プリンタヘッドにキャップした状態でプリンタを40℃の環境下で1ヶ月放置した。放置後のプリンタの吐出状態が初期の吐出状態に回復するか否かを下記のクリーニング動作回数によって評価した。
◎:クリーニング無しで印刷できた。
○:1回の動作により回復した。
△:2回〜3回の動作により回復した。
×:3回以上の動作によっても回復がみられなかった。
※4 インク保存性
各インクをポリエチレン容器に入れ密封し、70℃3週間保存した後の粒径、表面張力、粘度を測定し初期物性との変化率により下記の様に評価した。
◎:5%未満(粒径、表面張力、粘度の全て項目)
○:5〜10%(粒径、表面張力、粘度の全て項目)
△:30%以内(粒径、表面張力、粘度の全て項目)
×:50%を超える(粒径、粘度)
※5 耐擦過性
市販の砂消しゴムに750gの加重をかけて10回摩擦を行い、摩擦前後の画像の剥離状態を観察した。判定は次の様に行った。
○:剥離なし
△:部分的に剥離が認められ、視認性も低下。
×:ほとんどの部分が剥離
Figure 2009067907
Figure 2009067907

Claims (17)

  1. 少なくともカーボンブラックと分散剤、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂粒子、水からなり、前記カーボンブラックがチャンネルブラック及び又はガスブラックであり、前記アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂粒子の平均粒子径が50nm以下であることを特徴とするインクジェット用記録インク。
  2. 前記分散剤が、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物であり、該縮合物中のナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、4量体の合計含有量が20%〜80%のものであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用記録インク。
  3. 前記カーボンブラックのBET表面積が100m/g〜400m/gであり、一次粒子の平均径は10nm〜30nmであることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット用記録インク。
  4. 前記記録インクの動的光散乱法による粒子径測定に於けるカーボンブラック平均粒子径(D50)が70nm以上180nm以下で、該カーボンブラック粒度分布に於ける粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
  5. 前記分散剤が重量基準として前記カーボンブラックを含む顔料1に対し0.1以上2以下の割合で含まれることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
  6. 前記カーボンブラックの含有量が5重量%〜50重量%である請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
  7. 前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンのガラス転移点が−50〜150℃であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
  8. 前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの最低増膜温度が25℃以下であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
  9. 前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの含有量が0.1重量%以上20重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
  10. 前記カーボンブラックの含有量が1重量%から20重量%である請求項1乃至9のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを収容したことを特徴とするインクカートリッジ。
  12. 請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを画像支持体上に吐出させ記録を行うことを特徴とするインクジェットプリント装置。
  13. ピエゾ方式であることを特徴とする請求項12に記載のインクジェットプリント装置。
  14. サーマル方式であることを特徴とする請求項12に記載のインクジェットプリント装置。
  15. 請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを用いてインクジェット方式プリント装置で印字することを特徴とする画像形成方法。
  16. 請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを用いてインクジェットプリント装置で印字された画像形成物。
  17. 前記画像形成物の画像支持体が紙であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成物。
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