JP5042741B2 - 顔料分散液、及び該顔料分散液を用いたインクジェット用インク、並びに画像形成方法、及び画像形成装置 - Google Patents

顔料分散液、及び該顔料分散液を用いたインクジェット用インク、並びに画像形成方法、及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、インクジェット用として好適な顔料分散液、及び該顔料分散液を用いたインクジェットヘッドの目詰まりが改良され、高い画像濃度が得られ、かつインクの保存安定性に優れたインクジェット用インク、並びに該インクを用いた画像形成方法、及び画像形成装置に関する。
インクジェット記録方式は、他の記録方式に比べてプロセスが簡単であるためフルカラー化が容易であり、簡略な構成の装置であっても高解像度の画像が得られるという利点がある。インクジェット用インクとしては、各種の水溶性染料を水、又は水と有機溶剤との混合液に溶解させた染料系インクが使用されているが、染料系インクは色調の鮮明性には優れているものの耐光性に劣るという欠点がある。一方、カーボンブラック、又は各種の有機顔料を分散させた顔料系インクは、染料系インクと比較して耐光性に優れるため盛んに研究されている。しかし、顔料系インクは、染料系インクと比べてノズルの目詰まりが生じやすい傾向がある。
前記顔料インクは、一般に、水、アルコール類等の水性溶媒中に顔料及び分散剤を予備分散させた分散物を調製した後、該分散物をサンドミル等のメディア型分散機を用いて所定の程度まで分散させる分散工程を行い、次いで、所定の濃度に希釈することにより調製されている
顔料系の水系インクでは疎水性の顔料を分散させるため、界面活性剤、水溶性樹脂等の分散剤を使用するのが一般的であるが、得られる画像の信頼性が極めて悪いという課題がある。そこで、画質向上を目的として、造膜性の樹脂微粒子をインク液に添加する技術が開示されている。しかし、複数の成分を微細かつ安定に長期分散させるのは困難であり、これらの微粒子を安定に分散させるために界面活性剤等の分散剤を多く使用すると、インクタンク、ヘッド内での気泡の発生、画質の劣化などの問題がある。また、分散性を向上させる目的で、(1)顔料の表面を親水基に変える方法、(2)親水基を含有した樹脂を用いる方法、などが検討されている。しかし、これらの方法は、それぞれ単独では安定であっても異なる種類を混ぜた場合には、分散が不安定になり、保存安定性が悪化するという問題がある。
また、分散性を安定化する目的で、分子内にカルボキシル基とノニオン親水基を有する水分散性樹脂を水に分散させる方法(特許文献1参照)、水溶性高分子と界面活性剤を同じ極性にするか、ノニオンを添加する方法(特許文献2参照)、水系記録液において着色イオン性含有ポリエステル樹脂と着色剤の親水基の極性を同じにする方法(特許文献3参照)、顔料と樹脂微粒子の分散極性を同じにする方法(特許文献4参照)、などが提案されている。
また、特定の粒度分布を有する顔料粒子を含む顔料分散液と、アルデヒドナフタレンスルホネート分散剤と、水とを含む水性インクジェットインク組成物が提案されている(特許文献5参照)。
また、特許文献6には、顔料、高分子分散剤、及び非イオン性界面活性剤を含有する水性媒体からなる記録液が提案されている。
また、特許文献7及び特許文献8には、AB又はBABブロックコポリマーを顔料の分散剤として用いることが提案されている。
また、特許文献9には、特定の顔料、水溶性樹脂、及び溶媒を用いることが提案されている。
一方、分散剤を用いない顔料の分散方法として、カーボンブラックに水可溶化基を含む置換基を導入する方法(特許文献10参照)、水溶性モノマー等をカーボンブラック表面に重合させる方法(特許文献11参照)、カーボンブラックを酸化処理する方法(特許文献12参照)、などが提案されている。
また、酸化処理を施したカーボンブラックと、アクリル酸、スチレン、及びαメチルスチレンからなる三元共重合体を含むインクによって、耐水性と吐出安定性を確保する方法が提案されている(特許文献13参照)。
また、分散粒子の体積平均粒子径が30nm〜200nmであるインクジェット記録液が提案されている(特許文献14参照)。
しかし、上記従来のインクでは、カラー顔料インクに関しては高い画像濃度は得られるものの黒色顔料インクについては、未だ十分満足できる性能を備えておらず、更なる改良、開発が望まれているのが現状である。
特開平5−239392号公報 特開平8−283633号公報 特開2000−63727号公報 特開2001−81366号公報 特開平8−333531号公報 特開昭56−147871号公報 米国特許第5085698号明細書 米国特許第5221334号明細書 米国特許第5172133号明細書 米国特許第5571311号明細書 特開平8−81646号公報 特開平8−3498号公報 特開平9−194775号公報 特開2000−144028号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、インクジェット用として好適な顔料分散液、及び該顔料分散液を用いたインクジェットヘッドの目詰まりが改良され、高い画像濃度が得られ、かつインク液保存安定性の優れたインクジェット用インク、並びに該インクを用いた画像形成方法、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、分散剤としてのナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナフタレンスルホン酸縮合度の範囲を特定することにより、上記課題が解決されることを知見した。更にカーボンブラックの製造方法における一次粒子径、及びBET比表面積の範囲の特定することで上記課題の解決に有効であることを知見した。
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 少なくともカーボンブラックと、分散剤と、水とを含む顔料分散液であって、
前記カーボンブラックが、チャンネルブラック及びガスブラックの少なくともいずれかであり、
前記分散剤がナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物であり、該ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物における、ナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、及び4量体の合計含有量が20質量%〜80質量%であることを特徴とする顔料分散液である。
<2> カーボンブラックのBET比表面積が100m/g〜400m/gであり、かつ平均一次粒子径が10nm〜30nmである前記<1>に記載の顔料分散液である。
<3> カーボンブラックが、顔料分散液中で体積平均粒子径(D50)が70nm〜180nmであり、粒度分布の粒子径標準偏差が前記体積平均粒子径の1/2以下である前記<1>から<2>のいずれかに記載の顔料分散液である。
<4> カーボンブラックが、顔料分散液全体に対し5質量%〜50質量%含まれる前記<1>から<3>のいずれかに記載の顔料分散液である。
<5> 分散剤が、質量基準でカーボンブラック1に対し0.1〜2の割合で含まれる前記<1>から<4>のいずれかに記載の顔料分散液である。
<6> 前記<1>から<5>のいずれかに記載の顔料分散液を少なくとも含有することを特徴とするインクジェット用インクである。
<7> カーボンブラックのインクジェット用インクにおける含有量が、1質量%〜20質量%である前記<6>に記載のインクジェット用インクである。
<8> 前記<6>から<7>のいずれかに記載のインクジェット用インクを容器中に収容してなることを特徴とするインクカートリッジである。
<9> 前記<6>から<7>のいずれかに記載のインクジェット用インクを吐出させて画像を形成する吐出手段を少なくとも有することを特徴とする画像形成装置である。
<10> 画像形成装置が、ピエゾ方式のインクジェットプリンタである前記<9>に記載の画像形成装置である。
<11> 画像形成装置が、サーマル方式のインクジェットプリンタである前記<9>に記載の画像形成装置である。
<12> 前記<6>から<7>のいずれかに記載のインクジェット用インクを吐出させて画像を形成する吐出工程を少なくとも含むことを特徴とする画像形成方法である。
<13> 画像支持体上に前記<6>から<7>のいずれかに記載のインクジェット用インクを用いて形成された画像を有してなることを特徴とする画像形成体である。
<14> 画像支持体が紙である前記<13>に記載の画像形成体である。
本発明によると、従来における問題を解決することができ、インクジェット用インクとして好適な顔料分散液、及び該顔料分散液を用いたインクジェットヘッドの目詰まりが改良され、高い画像濃度が得られ、かつインク液保存安定性の優れたインクジェット用インク、並びに該インクを用いた画像形成方法、及び画像形成装置を提供することができる。
(顔料分散液)
本発明の顔料分散液は、少なくともカーボンブラックと、分散剤と、水とを含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
−カーボンブラック−
前記カーボンブラックとしては、チャンネルブラック及びガスブラックの少なくともいずれかが用いられる。
前記カーボンブラックの製造方法は、ガスブラック方式であり、得られたカーボンブラックの平均一次粒子径は10.0nm〜30.0nmであり、かつBET比表面積は100m/g〜400m/gであることが好ましい。前記カーボンブラックの平均一次粒子径が15.0nm〜20.0nmであり、BET比表面積が150m/g〜300m/gであることがより好ましい。
ここで、前記カーボンブラックの平均一次粒子径は、例えば電子顕微鏡写真を用いて粒子を撮影し、撮影画像の粒子径と数から算出することができる。また、前記カーボンブラックのBET比表面積は、窒素吸着によるBET法によって測定することができる。
−分散剤−
前記分散剤としては、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物が用いられる。
前記ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物は、ナフタレンスルホン酸ナトリウムとホルムアルデヒドとの縮合物であり、上記縮合物の繰り返しからなるものであれば特に限定されない。
前記ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物における、ナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、及び4量体の合計含有量が、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物全体に対し20質量%〜80質量%であり、35質量%〜65質量%がより好ましい。
前記合計含有量が20質量%未満であると、分散性が悪くなり、顔料分散液及びインクの保存安定性が劣り、その結果、ノズルの目詰まりが発生しやすい。一方、前記合計含有量が80質量%を超えると、粘度が高くなり、分散が困難になることがある。
本発明の顔料分散液は、前記分散剤が質量基準としてカーボンブラック1に対し0.1以上2以下の割合で含まれるのが好ましく、カーボンブラック1に対し0.25〜1で含まれるのがより好ましい。前記分散剤の含有量が、0.1未満であると、本発明の効果が達成されにくく、顔料分散液及びインクの保存安定性が劣り、その結果、ノズルの目詰まりが発生しやすい傾向があり、2を超えると、顔料分散液及びインクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。
本発明の顔料分散液においては、前記分散剤が前記顔料分散液全体に対して0.1質量%〜38質量%含まれることが好ましく、1.0質量%〜20質量%含まれることがより好ましい。
このような分散剤を採用することにより、本発明の分散液のカーボンブラック体積平均粒子径(D50)が70nm以上180nm以下であり、該カーボンブラックの粒度分布における粒子径標準偏差が前記体積平均粒子径の1/2以下にすることができ、これにより高い画像濃度、吐出安定性、及びインク液保存安定性が良好な顔料分散液を提供することができる。
前記カーボンブラックの体積平均粒子径測定は、粒度分布計(日機装株式会社製、UPA)を使用して、23℃、55%RHの環境下で測定したものである。また、カーボンブラック平均粒子径(D50)とは体積分布による粒子径である。
前記顔料分散液においてカーボンブラック濃度は、前記顔料分散液全体に対して5質量%以上50質量%以下が好ましく、10質量%〜40質量%がより好ましい。前記カーボンブラック濃度が、5質量%未満であると生産性が劣ることがあり、50質量%を超えると、顔料分散液の粘度が高すぎて分散が困難になる傾向がある。
本発明の顔料分散液には、前記カーボンブラック、前記分散剤、及び水以外にも、必要に応じて水溶性有機溶剤、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、防腐剤等の各種添加剤を添加することができる。
前記水溶性有機溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール等のアルコール;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール;N−メチルピロリドン、2−ピロリドン等のピロリドン誘導体;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、などが挙げられる。
本発明の顔料分散液は、前記カーボンブラック、前記分散剤、水、必要に応じて各種添加剤をサンドミル、ボールミル、ロールミル、ビーズミル、ナノマイザー、ホモジナイザー等の公知の分散機で分散することによって得られる。
このとき、前記分散剤の使用量を上述したように質量基準でカーボンブラック1に対し0.1以上2以下の割合にするとともに、湿式分散処理を採用するのが好適である。ここで、前記湿式分散処理とは、カーボンブラック、分散剤、水、必要に応じて水溶性有機溶剤などの混合物を前記分散機により、いわゆる湿式分散方式で微粉砕し、分散する処理のことを意味する。
得られる本発明の顔料分散液は、特に顔料系インクジェット用インクとして好適に使用することができる。
(インクジェット用インク)
本発明のインクジェット用インクは、本発明の前記顔料分散液を含有してなり、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記カーボンブラックの前記インクにおける含有量は、1質量%以上20質量%以下が好ましく、3質量%〜15質量%がより好ましい。前記カーボンブラックの含有量が、1質量%未満であると、画像濃度が低いため印字の鮮明さに欠けることがあり、20質量%を超えると、インクの粘度が高くなる傾向があるばかりでなくノズルの目詰まりが発生しやすくなる。
前記水溶性有機溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類、多価アルコールアリールエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン、その他の水溶性溶剤、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。具体的には、上記顔料分散液と同様のものを用いることができる。
前記水溶性有機溶剤の含有量としては、インク全量に対して0質量%以上50質量%以下が好ましく、5質量%以上40質量%以下がより好ましく、10質量%以上35質量%以下が更に好ましい。
前記界面活性剤としては、例えばノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、などが用いられる。
前記その他の成分としては、例えば消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤、比抵抗調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸収剤、光安定化剤、粘度調整剤などが挙げられる。
前記インクジェット用インクは、特に制限はなく、公知の方法により製造することができ、例えば本発明の前記顔料分散液、水、水溶性有機溶剤、及び界面活性剤等を攪拌混合し、フィルター、遠心分離装置等で粗大粒子をろ過し、必要に応じて脱気することによって得られる。
本発明のインクジェット用インクは、後述するように該インクを収容するインクカートリッジに好適に用いることができる。また、本発明のインクジェット用インクは、後述するように、紙等の画像支持体に吐出させる画像形成装置としてのインクジェット記録装置により、画像形成することができる。
(インクカートリッジ)
本発明のインクカートリッジは、本発明の前記インクジェット用インクを容器中に収容してなる。
前記容器としては、特に制限はなく、目的に応じてその形状、構造、大きさ、材質等を適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルム等で形成されたインク袋などを少なくとも有するもの、プラスチックケース、などが好適に挙げられる。
(画像形成装置及び画像形成方法)
本発明の画像形成装置は、本発明の前記インクジェット用インクを吐出させて画像を形成する吐出手段を少なくとも有し、更に必要に応じてその他の手段を有してなる。
本発明の画像形成方法は、本発明の前記インクジェット用インクを吐出させて画像を形成する吐出工程を少なくとも含み、更に必要に応じてその他の工程を含んでなる。
印字(吐出)する方法としては、連続噴射型、又はオンデマンド型が挙げられる。前記オンデマンド型としては、ピエゾ方式、サーマル方式、静電方式等が挙げられる。
前記ピエゾ方式は、インク流路内のインクを加圧する圧力発生手段として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるものである(特開平2−51734号公報参照)。
前記サーマル方式は、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させてインク滴を吐出させるものである(特開昭61−59911号公報参照)。
前記静電方式は、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるものである(特開平6−71882号公報参照)。
ここで、本発明のインクカートリッジ及びインクジェット記録装置について、図1を参照して説明する。
図1において、本発明の前記インクジェット用インクが収容されるインクカートリッジ20は、キャリッジ18内に収納される。ここで、インクカートリッジ20は便宜上複数設けられているが、複数である必要はない。このような状態でインクジェット用インクが、インクカートリッジ20からキャリッジ18に搭載された液滴吐出ヘッド18aに供給される。なお、図1において、吐出ノズル面は下方向を向いた状態であるため見えない状態であるが、この吐出ノズル18aからインクジェット用インクが吐出される。
キャリッジ18に搭載された液滴吐出ヘッド18aは、主走査モータ24で駆動されるタイミングベルト23によってガイドシャフト21、22にガイドされて移動する。一方、特定のコート紙(画像支持体)はプラテン19によって液滴吐出ヘッド18aと対面する位置に置かれる。なお、図1中、1はインクジェット記録装置、2は本体筐体、16はギア機構、17は副走査モータ、25及び27はギア機構、26は主走査モータをそれぞれ示す。
(画像形成体)
本発明の画像形成体は、画像支持体上に本発明の前記インクジェット用インクを用いて形成された画像を有してなる。
本発明におけるインクジェット用インクを収容したインクジェット記録装置を用いて画像支持体上に画像を形成すると、オンデマンドで画像支持体上に印刷された画像形成体が得られる。また、インクジェット用インクの補充はインクカートリッジ単位で取り替えることが可能である。
前記画像支持体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、普通紙、光沢紙、特殊紙、布、フィルム、OHPシート、などが挙げられる。これらの中でも、紙が特に好ましい。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
下記の実施例及び比較例において、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物における、ナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、及び4量体の合計含有量、カーボンブラックの平均一次粒子径、カーボンブラックのBET比表面積の測定は以下のようにして行った。
<ナフタレンスルホン酸縮合物のHPLC分析>
・装置:LC−10vp(島津製作所製)
・カラム:ZORBAX BP−ODS(4.6id×150mm、GLサイエンス社製)
・ガードカラム:ZORBAX BP−ODS(4.0id×10mm、GLサイエンス社製)
・検出機:UV(237nm)
・移動相:CHCN/0.005MのPIC水溶液=25/75
・流速:1mL/min
・サンプル調製:200ppm soln
・注入量:20μL
<カーボンブラックの平均一次粒子径>
カーボンブラックの平均一次粒子径は、電子顕微鏡写真を用いて粒子を撮影し、撮影画像の粒子の径と数から算出することで測定した。
<カーボンブラックのBET比表面積>
カーボンブラックのBET比表面積は、窒素吸着によるBET法によって測定した。
〔実施例1〕
<顔料分散液(A)>
・カーボンブラック(NIPEX160−IQ、degussa社製、ガスブラック)・・・150質量部
・ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物(竹本油脂株式会社製、パイオニンA−45−PN、ナフタレンスルホン酸2量体、3量体、及び4量体の合計含有量=49%)・・・38質量部
・蒸留水・・・812質量部
上記の混合物をプレミックス後ディスクタイプのビーズミル(シンマルエンタープライ
ゼス社製、KDL型バッチ式)で、直径0.3mmジルコニアビーズを用いて周速10m/s、液温10℃で5分間分散した後、遠心分離機(久保田商事株式会社製、Model−3600)で粗大粒子を遠心分離し、表1及び表2に示す顔料分散液(A)を作製した。
<インク液(a)>
上記の方法で得られた顔料分散液(A)を用いて下記処方によりインク液を調製し、30分間攪拌した後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、真空脱気して実施例1のインク液(a)を作製した。
・顔料分散液(カーボンブラック濃度=15質量%)・・・100.0質量部
・グリセリン・・・7.5質量部
・ジエチレングリコール・・・22.5質量部
・2−エチル−1,3−ヘキサンジオール・・・3.0質量部
・2−ピロリドン・・・3.0質量部
・ポリオキシエチレン(3)アルキル(C13)エーテル酢酸ナトリウム・・・0.45質量部
・蒸留水・・・13.55質量部
〔実施例2〕
実施例1のカーボンブラックを、NIPEX150(degussa社製、ガスブラック)に変更した以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(B)及びインク液(b)を作製した。
参考例3〕
実施例1のカーボンブラックを、color Black FW18(degussa社製、チャンネルブラック)に変更した以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(C)及びインク液(c)を作製した。
参考例4〕
実施例1のカーボンブラックを、color Black S170(degussa社製、チャンネルブラック)に変更した以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(D)及びインク液(d)を作製した。
〔実施例5〕
実施例1のナフタレンスルホン酸2量体、3量体、及び4量体の合計含有量を49質量%から26質量%に変えた以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(E)及びインク液(e)を作製した。
〔実施例6〕
実施例1のナフタレンスルホン酸2量体、3量体、及び4量体の合計含有量を49質量%から75質量%に変えた以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(F)及びインク液(f)を作製した。
〔実施例7〕
実施例1の分散時間を5分間から7分間に変えた以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(G)及びインク液(g)を作製した。
〔実施例8〕
実施例1の分散時間を5分間から3分間に変えた以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(H)及びインク液(h)を作製した。
参考例9〕
実施例1のカーボンブラックを、FW2(degussa社製、チャンネルブラック)に変更した以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(I)及びインク液(i)を作製した。
〔比較例1〕
実施例1のカーボンブラックを、Printex95(degussa社製、ファーネスブラック)に変更した以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(J)及びインク液(j)を作製した。
〔比較例2〕
実施例1のカーボンブラックを、Printex85(degussa社製、ファーネスブラック)に変更した以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(K)及びインク液(k)を作製した。
〔比較例3〕
実施例1のカーボンブラックを、Printex75(degussa社製、ファーネスブラック)に変更した以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(L)及びインク液(l)を作製した。
〔比較例4〕
実施例1のナフタレンスルホン酸2量体、3量体、及び4量体の合計含有量を49質量%から15質量%に変えた以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(M)及びインク液(m)を作製した。
〔比較例5〕
実施例1のナフタレンスルホン酸2量体、3量体、及び4量体の合計含有量を49質量%から86質量%に変えた以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(N)及びインク液(n)を作製した。
〔比較例6〕
実施例1のカーボンブラックを、#850(三菱化学株式会社製、ファーネスブラック)に変更した以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(O)及びインク液(o)を作製した。
〔比較例7〕
実施例1のカーボンブラックを、#44(三菱化学株式会社製、ファーネスブラック)に変更した以外は、実施例1と同様にして、表1及び表2に示す顔料分散液(P)及びインク液(p)を作製した。
次に、作製した顔料分散液(A)〜(P)、及びインク液(a)〜(p)に含まれる液中の粒子の体積平均粒径(D50)を日機装株式会社製の粒度分布計UPAを使用して、23℃、55%RHの環境で測定した。結果を表2に示す。
また、インクジェットプリンタ(MJ−930C、EPSON株式会社製)を用いて、画像支持体(ゼロックス株式会社製、PPC用紙4024)に記録し、以下のようにして画像濃度、吐出安定性、及びインク液保存安定性について評価した。結果を表2に示す。
<画像濃度>
画像濃度は、画像サンプルのベタ画像の測色をX−Rite濃度計(X−Rite社製)にて測定を行った。
<吐出安定性>
吐出安定性については、各インクで印刷物を印刷した後、プリンタヘッドにキャップした状態でプリンタを40℃の環境下で1ヶ月間放置した。放置後のプリンタの吐出状態が初期の吐出状態に回復するか否かを下記のクリーニング動作回数の基準によって評価した。
〔評価基準〕
○:1回の動作により回復した。
△:2回〜3回の動作により回復した。
×:3回以上の動作によっても回復がみられなかった。
<インク液保存安定性>
各インクをポリエチレン容器に入れて密封し、70℃で3週間保存した後の粒径、表面張力、及び粘度を測定し、初期物性との変化率により下記基準で評価した。
〔評価基準〕
◎:粒径、表面張力、及び粘度の全ての項目で変化率が5%未満であった。
○:粒径、表面張力、及び粘度の全ての項目で変化率が10%未満であった。
△:粒径、表面張力、及び粘度の全ての項目で変化率が30%未満であった。
×:粒径、表面張力、及び粘度の少なくとも1つの項目で変化率が30%以上であった。
表1及び表2の結果から、実施例1、2、5〜8の本発明の顔料分散液を用いたインクジェット用インクは、高い画像濃度であり、吐出安定性、及びインク液保存安定性においても比較例1〜7より優れたものであることが分かった。
本発明の顔料分散液及び該顔料分散液を用いたインクジェット用インクは、インクジェット記録方式による各種記録に適用することができ、例えば、インクジェットプリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、などに好適に適用することができる。
図1は、本発明のインクジェット記録装置の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 本体筐体
16 ギア機構
17 副走査モータ
18 キャリッジ
18a 液滴吐出ヘッド
19 プラテン
20 インクカートリッジ
21 ガイドシャフト
22 ガイドシャフト
23 タイミングベルト
24 主走査モータ
25 ギア機構
26 主走査モータ
27 ギア機構

Claims (14)

  1. 少なくともカーボンブラックと、分散剤と、水とを含む顔料分散液であって、
    前記カーボンブラックが、ガスブラックであり、前記カーボンブラックの平均一次粒子径が10nm〜30nmであり、前記カーボンブラックが、前記顔料分散液中で体積平均粒子径(D50)が70nm〜180nmであり、粒度分布の粒子径標準偏差が前記体積平均粒子径の1/2以下であり、
    前記分散剤がナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物であり、該ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物における、ナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、及び4量体の合計含有量が20質量%〜80質量%であることを特徴とする顔料分散液。
  2. カーボンブラックのBET比表面積が100m/g〜400mgである請求項1に記載の顔料分散液。
  3. ナフタレンスルホン酸の2量体、3量体、及び4量体の合計含有量が、35質量%〜65質量%である請求項1から2のいずれかに記載の顔料分散液。
  4. カーボンブラックが、顔料分散液全体に対し5質量%〜50質量%含まれる請求項1から3のいずれかに記載の顔料分散液。
  5. 分散剤が、質量基準でカーボンブラック1に対し0.1〜2の割合で含まれる請求項1から4のいずれかに記載の顔料分散液。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の顔料分散液を少なくとも含有することを特徴とするインクジェット用インク。
  7. カーボンブラックのインクジェット用インクにおける含有量が、1質量%〜20質量%である請求項6に記載のインクジェット用インク。
  8. 請求項6から7のいずれかに記載のインクジェット用インクを容器中に収容してなることを特徴とするインクカートリッジ。
  9. 請求項6から7のいずれかに記載のインクジェット用インクを吐出させて画像を形成する吐出手段を少なくとも有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像形成装置が、ピエゾ方式のインクジェットプリンタである請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 画像形成装置が、サーマル方式のインクジェットプリンタである請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 請求項6から7のいずれかに記載のインクジェット用インクを吐出させて画像を形成する吐出工程を少なくとも含むことを特徴とする画像形成方法。
  13. 画像支持体上に請求項6から7のいずれかに記載のインクジェット用インクを用いて形成された画像を有してなることを特徴とする画像形成体。
  14. 画像支持体が紙である請求項13に記載の画像形成体。
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