JP2009065574A - ストレージシステム及び方法、クライアント端末、コンテンツ再生方法、ならびに、コンピュータプログラム - Google Patents

ストレージシステム及び方法、クライアント端末、コンテンツ再生方法、ならびに、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記憶容量を節約しながら多数のユーザへ個人利用のコンテンツのストレージを提供する。
【解決手段】ユーザ管理サーバ3は、ユーザ個々に割り当てられた個人記憶領域と、共通記憶領域とからなる要求ストレージファイル記憶手段を備える。そして、クライアント端末2からストレージ要求を受けたコンテンツのストレージファイルをストレージサーバ1から読み出し、該ユーザの個人記憶領域へ書き込むとともに、この記憶領域を示す使用記憶領域情報を記憶する。ユーザ管理サーバ3は、複数のユーザの個人記憶領域に同じストレージファイルが記憶されていることを検出すると、これを削除して共通記憶領域に書き込み、この共通記憶領域内のストレージファイルを参照するよう使用記憶領域情報を更新する。クライアント端末2からコンテンツの配信の要求を受けると、個人記憶領域または共通記憶領域からストレージファイルを読み出して配信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストレージシステム及び方法、クライアント端末、コンテンツ再生方法、ならびに、コンピュータプログラムに関する。
従来の技術として、特許文献1には、ビデオ装置等のコンテンツの蓄積装置を各家庭にあるテレビ、ラジオの側に置くのではなく、各利用者もしくはコンテンツデータ配信者側から独立した第三者のストレージシステムに担わせることについて記載されている。具体的には、コンテンツデータ配信者側と各ユーザのクライアントの間に、情報を蓄積する情報記憶装置と、コンテンツデータ配信者が配信するコンテンツデータを受信できる様々な形態の多数のチューナーを備える、コンテンツデータの蓄積代行サーバとを設置する。そして、テレビ番組や、映画、ラジオなどの録画、録音等の予約登録を受付け、情報記憶装置内のユーザに割り当てられた記憶領域に配信されるコンテンツを蓄積しておく。その後、ユーザがコンテンツを利用したいときは、随時クライアントへ伝送する。
特開2003−223425号公報
上述する特許文献1においては、ユーザが所望のコンテンツのデータを当該ユーザに割り当てられた記憶領域に蓄積しているため、ユーザ数が増えた場合には必要となる記憶容量が増大してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、記憶容量を節約しながら多数のユーザへ個人利用のコンテンツのストレージを提供することができるストレージシステム及び方法、クライアント端末、コンテンツ再生方法、ならびに、コンピュータプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、コンテンツのストレージファイルを記憶するストレージファイル記憶手段と、ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルが記憶されている領域を示す使用記憶領域情報を記憶するユーザデータ記憶手段と、ユーザ毎に割り当てられ、該ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する個人記憶領域と、複数のユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する共通記憶領域とからなる要求ストレージファイル記憶手段と、ユーザのクライアント端末からコンテンツのストレージの要求を受け、該コンテンツのストレージファイルを前記ストレージファイル記憶手段から読み出して前記要求ストレージファイル記憶手段内の該ユーザの個人記憶領域へ書き込むとともに、該ストレージファイルを書き込んだ記憶領域を示す使用記憶領域情報を前記ユーザデータ記憶手段に書き込む要求ストレージファイル書込手段と、複数のユーザの個人記憶領域に同じストレージファイルが記憶されている場合に、前記複数のユーザの個人記憶領域から前記同じストレージファイルを削除して、前記同じストレージファイルを前記共通記憶領域に書き込むとともに、書き込んだ記憶領域を示すように前記複数のユーザの前記同じストレージファイルに対応する使用記憶領域情報を更新する記憶領域管理手段と、ユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、要求されたコンテンツの使用記憶領域情報で示される記憶領域からストレージファイルを読み出して配信する配信手段と、を備えることを特徴とするストレージシステムである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のストレージシステムであって、コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段と、前記配信手段がストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込むコンテンツ関連情報管理手段と、他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出し、このアドレス情報を用いてアクセスしたクライアント端末から前記ストレージファイルを取得する配信済ストレージファイル取得手段とをさらに備える、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のストレージシステムであって、コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段と、前記配信手段がストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込むコンテンツ関連情報管理手段と、他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出して該他のユーザのクライアント端末へ通知する通知手段とをさらに備える、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの項に記載のストレージシステムであって、前記配信手段は、要求された前記コンテンツのストレージファイルに併せて、該コンテンツに関連する他のコンテンツのストレージファイルを前記ユーザのクライアント端末へ配信する、ことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの項に記載のストレージシステムであって、ストレージの要求の頻度が所定より少ないコンテンツの前記ストレージファイル記憶手段内のストレージファイルを圧縮する圧縮手段をさらに備える、ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの項に記載のストレージシステムであって、前記ユーザデータ記憶手段は、ユーザ属性情報をさらに記憶し、ユーザデータ管理手段は、前記ユーザのクライアント端末から興味のあるコンテンツの情報を受信し、この興味のあるコンテンツから特定されるユーザ属性情報を前記ユーザデータ記憶手段内に書き込む、ことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかの項に記載のストレージシステムであって、前記ユーザデータ記憶手段は、前記ユーザ行動履歴情報をさらに記憶し、前記ユーザデータ管理手段は、前記ユーザのクライアント端末からコンテンツの視聴情報を受信し、この視聴情報を前記ユーザデータ記憶手段内のユーザ行動履歴情報に書き込む、ことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のストレージシステムであって、前記配信手段は、前記ユーザ行動履歴情報で示される視聴されたコンテンツに関連する他のコンテンツのストレージファイルを前記ユーザのクライアント端末へ配信する、ことを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれかの項に記載のストレージシステムであって、前記コンテンツ関連情報記憶手段は、コンテンツのストレージファイルを配信したユーザの統計情報を記憶し、前記コンテンツ関連情報管理手段は、前記ユーザデータ記憶手段内のユーザ属性情報またはユーザ行動履歴情報を基にした統計情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段に書き込む、ことを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項9のいずれかの項に記載のストレージシステムであって、前記ストレージファイルは、番組及び広告コンテンツデータからなり、前記配信手段は、前記コンテンツデータ内の広告コンテンツデータを、配信日時、前記ユーザのユーザ属性情報またはユーザ行動履歴情報に応じた他の広告コンテンツデータと入れ替えて配信する、ことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1から請求項10のいずれかの項に記載のストレージシステムであって、前記ストレージファイルは、番組及び広告コンテンツデータからなり、前記配信手段は、番組コンテンツデータを暗号化するとともに、広告コンテンツデータに前記暗号化された番組コンテンツデータを復号するための鍵情報を付加して配信する、ことを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、ネットワークを介して接続されるストレージシステムにストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出して再生するクライアント端末であって、コンテンツのストレージファイルを記憶するストレージファイル記憶手段と、前記ストレージシステムにユーザがストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出して前記ストレージファイル記憶手段に書き込むストレージファイル書込手段と、前記ストレージファイル記憶手段からコンテンツのストレージファイルを読み出して出力する出力制御手段と、前記コンテンツの視聴に関する情報である視聴情報を前記ストレージシステムへ送信する情報送信手段と、を備えることを特徴とするクライアント端末である。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のクライアント端末であって、前記ストレージファイルは、暗号化された番組コンテンツデータと、前記暗号化されたコンテンツデータを復号するための鍵情報を付加した広告コンテンツデータとからなり、前記出力制御手段は、広告コンテンツデータの出力後、該広告コンテンツデータに付加された鍵情報により、前記暗号化された番組コンテンツデータを復号して出力する、ことを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、ユーザが要求したコンテンツのストレージファイルをストレージするストレージシステムに用いられるストレージ方法であって、コンテンツのストレージファイルを記憶するストレージファイル記憶手段と、ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルが記憶されている領域を示す使用記憶領域情報を記憶するユーザデータ記憶手段と、ユーザ毎に割り当てられ、該ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する個人記憶領域と、複数のユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する共通記憶領域とからなる要求ストレージファイル記憶手段とを用意し、ユーザのクライアント端末からコンテンツのストレージの要求を受け、該コンテンツのストレージファイルを前記ストレージファイル記憶手段から読み出して前記要求ストレージファイル記憶手段内の該ユーザの個人記憶領域へ書き込むとともに、該ストレージファイルを書き込んだ記憶領域を示す使用記憶領域情報を前記ユーザデータ記憶手段に書き込み、複数のユーザの個人記憶領域に同じストレージファイルが記憶されている場合に、前記複数のユーザの個人記憶領域から前記同じストレージファイルを削除して、前記同じストレージファイルを前記共通記憶領域に書き込むとともに、書き込んだ記憶領域を示すように前記複数のユーザの前記同じストレージファイルに対応する使用記憶領域情報を更新し、ユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、要求されたコンテンツの使用記憶領域情報で示される記憶領域からストレージファイルを読み出して配信する、ことを特徴とするストレージ方法である。
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載のストレージ方法であって、コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段をさらに用意し、ストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込み、他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出し、このアドレス情報を用いてアクセスしたクライアント端末から前記ストレージファイルを取得する、ことを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明は、請求項14に記載のストレージ方法であって、コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段をさらに用意し、ストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込み、他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出して該他のユーザのクライアント端末へ通知する、ことを特徴とする。
また、請求項17に記載の発明は、請求項14から請求項16のいずれかの項に記載のストレージ方法であって、要求された前記コンテンツのストレージファイルに併せて、該コンテンツに関連する他のコンテンツのストレージファイルを前記ユーザのクライアント端末へ配信する、ことを特徴とする。
また、請求項18に記載の発明は、請求項14から請求項17のいずれかの項に記載のストレージ方法であって、ストレージの要求の頻度が所定より少ないコンテンツの前記ストレージファイル記憶手段内のストレージファイルを圧縮する、ことを特徴とする。
また、請求項19に記載の発明は、ネットワークを介して接続されるストレージシステムにストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出して再生するクライアント端末に用いられるコンテンツ再生方法であって、コンテンツのストレージファイルを記憶するストレージファイル記憶手段を用意し、前記ストレージシステムにユーザがストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出して前記ストレージファイル記憶手段に書き込み、前記ストレージファイル記憶手段からコンテンツのストレージファイルを読み出して出力し、前記コンテンツの視聴に関する情報である視聴情報を前記ストレージシステムへ送信する、ことを特徴とするコンテンツ再生方法である。
また、請求項20に記載の発明は、請求項19に記載のコンテンツ再生方法であって、前記ストレージファイルは、暗号化された番組コンテンツデータと、前記暗号化されたコンテンツデータを復号するための鍵情報を付加した広告コンテンツデータとからなり、広告コンテンツデータの出力後、該広告コンテンツデータに付加された鍵情報により、前記暗号化された番組コンテンツデータを復号して出力する、ことを特徴とする。
また、請求項21に記載の発明は、コンテンツのストレージファイルを記憶するストレージファイル記憶手段と、ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルが記憶されている領域を示す使用記憶領域情報を記憶するユーザデータ記憶手段と、ユーザ毎に割り当てられ、該ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する個人記憶領域と、複数のユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する共通記憶領域とからなる要求ストレージファイル記憶手段とを備え、ユーザが要求したコンテンツのストレージファイルをストレージするストレージシステムに用いられるコンピュータプログラムであって、ユーザのクライアント端末からコンテンツのストレージの要求を受け、該コンテンツのストレージファイルを前記ストレージファイル記憶手段から読み出して前記要求ストレージファイル記憶手段内の該ユーザの個人記憶領域へ書き込むとともに、該ストレージファイルを書き込んだ記憶領域を示す使用記憶領域情報を前記ユーザデータ記憶手段に書き込むステップと、複数のユーザの個人記憶領域に同じストレージファイルが記憶されている場合に、前記複数のユーザの個人記憶領域から前記同じストレージファイルを削除して、前記同じストレージファイルを前記共通記憶領域に書き込むとともに、書き込んだ記憶領域を示すように前記複数のユーザの前記同じストレージファイルに対応する使用記憶領域情報を更新するステップと、ユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、要求されたコンテンツの使用記憶領域情報で示される記憶領域からストレージファイルを読み出して配信するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
また、請求項22に記載の発明は、請求項21に記載のコンピュータプログラムであって、前記ストレージシステムは、コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段をさらに備え、ストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込むステップと、他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出し、このアドレス情報を用いてアクセスしたクライアント端末から前記ストレージファイルを取得するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項23に記載の発明は、請求項21に記載のコンピュータプログラムであって、前記ストレージシステムは、コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段をさらに備え、ストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込むステップと、他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出して該他のユーザのクライアント端末へ通知するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項24に記載の発明は、請求項21から請求項23のいずれかの項に記載のコンピュータプログラムであって、要求された前記コンテンツのストレージファイルに併せて、該コンテンツに関連する他のコンテンツのストレージファイルを前記ユーザのクライアント端末へ配信するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項25に記載の発明は、請求項21から請求項24のいずれかの項に記載のコンピュータプログラムであって、ストレージの要求の頻度が所定より少ないコンテンツの前記ストレージファイル記憶手段内のストレージファイルを圧縮するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項26に記載の発明は、ネットワークを介して接続されるストレージシステムにストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出して再生するクライアント端末に用いられるコンピュータプログラムであって、前記ストレージシステムにユーザがストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出してストレージファイル記憶手段に書き込むステップと、前記ストレージファイル記憶手段からコンテンツのストレージファイルを読み出して出力するステップと、前記コンテンツの視聴に関する情報である視聴情報を前記ストレージシステムへ送信するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
また、請求項27に記載の発明は、請求項26に記載のコンピュータプログラムであって、前記ストレージファイルは、暗号化された番組コンテンツデータと、前記暗号化されたコンテンツデータを復号するための鍵情報を付加した広告コンテンツデータとからなり、広告コンテンツデータの出力後、該広告コンテンツデータに付加された鍵情報により、前記暗号化された番組コンテンツデータを復号して出力するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
上記発明によれば、記憶領域を節約しながら、各ユーザへ個人利用のコンテンツのストレージサービスを提供することができる。また、ユーザがストレージを要求したコンテンツがストレージサービス提供会社において保持されていない場合、このコンテンツを過去に配信した他のユーザのクライアント端末から取得することができる。また、ユーザが実際に視聴したコンテンツの情報や興味を示す情報をクライアント端末から収集することにより、ユーザの属性を特定するとともに、当該ユーザが視聴することが予想されるコンテンツを予め配信することができる。また、クライアント端末へ配信するコンテンツ、あるいは、クライアント端末において視聴されたコンテンツに関連した他のコンテンツを予め配信することができる。また、ユーザの属性や、配信の日時などに応じた広告をコンテンツに挿入することができる。
以下、図面を参照し、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態によるストレージシステムの構成を示すブロック図である。本実施の形態によるストレージシステムは、ストレージサービス提供会社の保有するストレージサーバ1、ユーザ管理サーバ3、及び、コミュニティサーバ4、ならびに、ユーザの保有するクライアント端末2を、インターネット網や固定電話網、移動体電話網などからなるネットワークNを介して接続してなる。ストレージサーバ1は、国内外の各放送地域に設置される。
図2は、ストレージサーバ1の構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。ストレージサーバ1は、チューナー11、コンテンツ受信手段12、ストレージファイル蓄積手段13、ストレージファイル記憶手段14、通信手段15、ストレージファイル送信手段16、及び、圧縮手段17からなる。
チューナー11は、ストレージサーバ1に複数備えられ、それぞれ、アナログ、BS、CSなどのテレビ放送、ラジオ放送を受信する。コンテンツ受信手段12は、チューナー11により受信したテレビ放送番組、AM、FM、短波などのラジオ放送番組などのコンテンツ(番組)をデータ化したコンテンツデータをストレージファイル蓄積手段13へ受け渡す。ストレージファイル蓄積手段13は、コンテンツ受信手段12から受けたコンテンツデータに番組情報や番組関連情報を付加してストレージファイルを生成し、ストレージファイル記憶手段14に蓄積する。ストレージファイル送信手段16は、ネットワークNとの接続を制御する通信手段15を介して、要求に応じてストレージファイルをユーザ管理サーバ3へ送信する。圧縮手段17は、視聴が少ない番組のストレージファイル内のコンテンツデータを圧縮する。
図6は、ストレージファイルの構成例を示す。ストレージファイルは、ストレージファイルを識別する情報であるストレージファイルID、コンテンツデータ、番組情報、及び、関連情報からなる。コンテンツデータは、番組の映像や音声のデータである番組コンテンツデータと、番組に挿入されている広告の映像や音声のデータである広告コンテンツデータとから構成される。番組情報は、番組名、番組の放送日時、放送チャンネル、放送内容の情報からなる。関連情報は、この番組に関連する番組を示す関連番組情報を含んでいる。例えば、連続ドラマであれば同じドラマの他の回や、シリーズ番組であれば同じシリーズ番組の他のシリーズ、当該番組の中で紹介されている他の番組のストレージファイルIDなどである。また、番組関連情報は、番組内で紹介されているお店のアクセス情報、通信販売の電話番号、URL(Universal Resource Locator)などであってもよい。
クライアント端末2は、例えば、ホームサーバやSTB(セット・トップ・ボックス)などを備えたテレビ2a、パーソナルコンピュータ2b、携帯電話2c、PDA(Personal Digital Assistants:情報携帯端末)2d(図1参照)などである。
図3は、クライアント端末2の構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。クライアント端末2は、通信手段21、入力手段22、出力制御手段23、情報送信手段24、ストレージファイル書込手段25、及び、ストレージファイル記憶手段26を備える。また、クライアント端末2が携帯電話2c、PDA2dであるなど、携帯可能である場合には、さらに、位置情報取得手段27を備える。
入力手段22は、ボタンやキーボード、タッチパネル、リモートコントローラ、入力ペンなどによる入力を受ける。ストレージファイル書込手段25は、ネットワークNとの接続を制御する通信手段21を介して取得したストレージファイルや広告コンテンツデータをストレージファイル記憶手段26へ書き込む。出力制御手段23は、ストレージファイル書込手段25から読み出したストレージファイルや広告コンテンツデータ、ユーザ管理サーバ3から取得した情報を画面やスピーカなどへ出力する。情報送信手段24は、番組や広告の視聴に関する情報やユーザが入力した情報を、通信手段21を介してユーザ管理サーバ3へ送信する。位置情報取得手段27は、例えば、GPS(Global Positioning System)であり、クライアント端末2の位置情報を取得する。
図4は、ユーザ管理サーバ3の構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。ユーザ管理サーバ3は、通信手段31、ユーザデータ管理手段32、ユーザデータ記憶手段33、要求ストレージファイル書込手段34、要求ストレージファイル記憶手段35、配信済ストレージファイル取得手段36、配信手段37、及び、記憶領域管理手段38からなる。
通信手段31は、ネットワークNとの接続を制御する。ユーザデータ管理手段32は、ユーザデータ記憶手段33内のユーザデータの読み出し及び書き込みを行う。要求ストレージファイル記憶手段35は、ユーザ個々に割り当てられた個人記憶領域と共通記憶領域とからなる。個人記憶領域は、ユーザが要求したストレージファイルなどを記憶する。また、共通記憶領域は、複数のユーザが同じストレージファイルをストレージしている場合に、そのストレージファイルの実体を記憶する記憶領域である。要求ストレージファイル書込手段34は、ストレージサーバ1または他のユーザのクライアント端末2から取得したストレージファイルを、要求ストレージファイル記憶手段35内の個人記憶領域に記憶する。配信済ストレージファイル取得手段36は、ユーザがストレージを要求した番組のストレージファイルがストレージサーバ1に蓄積されていない場合、コミュニティサーバ4から当該番組のストレージファイルを過去に配信した他のユーザのクライアント端末2のアドレスを読み出し、この他のユーザのクライアント端末2からストレージファイルを取得する。
配信手段37は、ストレージファイル読出手段371、情報付加手段372、及び、形式変換手段373からなる。ストレージファイル読出手段371は、ユーザが配信を要求した番組のストレージファイルを読み出す。情報付加手段372は、ユーザが配信を要求した番組と同時に配信すべきストレージファイルを取得する。形式変換手段373は、クライアント端末2において再生が可能な形式によりストレージファイルの形式を変換して配信する。
記憶領域管理手段38は、要求ストレージファイル記憶手段35において複数のユーザの個人記憶領域に同じストレージファイルが記憶されている場合に、各ユーザの個人記憶領域からこのストレージファイルを削除し、共通記憶領域に書き込む。そして、各ユーザが共通記憶領域に記憶されている同一のストレージファイルの実体を参照するよう同じストレージファイルをストレージしていたユーザのユーザデータに書き込む。
図7は、ユーザデータ記憶手段33が記憶するユーザデータの構成例を示している。ユーザデータは、ユーザID、ユーザ権限情報、ユーザ個人属性情報、利用状況情報、ユーザ行動履歴情報などの情報からなる。
ユーザ権限情報は、ユーザが要求ストレージファイル記憶手段35にストレージした保存番組及びこの保存番組のストレージファイルが記憶されている使用記憶領域と、ユーザがストレージ可能な保存可能番組とを示す。保存番組は、例えば、ストレージファイルID、放送地域、放送チャンネル、放送日時、番組タイトルなどの情報からなる。また、保存可能番組は、番組の放送地域、契約された有料放送チャンネルや番組、ダウンロード形式あるいはストリーミング形式などの配信形式などである。ユーザ個人属性情報は、ユーザの年齢、性別、居住地域、現在地、興味があった番組、興味があったジャンル、興味があった広告、興味があったタレント、興味があった商品などの情報からなる。また、利用状況情報は、自動転送の有無、自動転送日時及び転送先、広告カットの有無、関連番組配信の有無、ストレージサービスのサービス利用頻度、課金の情報からなる。ユーザ行動履歴情報は、保存を予約した予約番組、ユーザがクライアント端末2で実際に視聴した視聴番組、各番組視聴時間、各広告視聴時間、配信番組、全体視聴時間、視聴時間帯などの情報からなる。
図5は、コミュニティサーバ4の構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。コミュニティサーバ4は、通信手段41、検索手段42、番組関連情報記憶手段43、番組関連情報管理手段44、広告コンテンツ取得手段45、広告コンテンツ記憶手段46、及び、圧縮指示手段47からなる。
番組関連情報記憶手段43は、コミュニティデータ及び番組表を記憶している。コミュニティデータは、ユーザの個人属性や利用状況、行動履歴を基に番組に付加される情報を示す。番組表は、日にち別に全ての放送地域及び放送チャンネルにおいて放送される番組(サブタイトルや番組広告などの情報を含む)と放送時間帯の情報、番組コードを示し、例えば、電子自動テレビ番組表(Electronic Program Guide)が使用できる。なおこの番組コードは、ストレージファイルIDとして使用される。
広告コンテンツ記憶手段46は、広告選択条件に応じた配信広告データを記憶している。広告選択条件は、例えば、配信時間、ストレージファイルID、ユーザの年齢、性別、居住地域、現在地、興味があった番組、興味があったタレント、興味があった広告、興味があったジャンル、興味があった商品のいずれかまたはこれらの任意の組み合わせである。配信広告データは、広告IDと、広告の映像や音声などからなる広告コンテンツデータと、商品、メーカー、出演タレントなどの広告付加情報とからなる。
通信手段41は、ネットワークNとの接続を制御する。検索手段42は、番組関連情報記憶手段43から番組表を読み出して送信したり、あるいは、番組関連情報記憶手段43内のコミュニティデータを参照し、番組検索条件に応じた番組一覧を読み出して通知する。番組関連情報管理手段44は、ストレージファイルを配信したクライアント端末2の情報や、ユーザ管理サーバ3から読み出した全ユーザデータ内のユーザ行動履歴情報、ユーザ個人属性情報、ユーザ行動履歴情報などを基にした統計情報により、コミュニティデータを更新する。広告コンテンツ取得手段45は、ユーザ管理サーバ3から受信した広告選択条件に応じた配信広告データを広告コンテンツ記憶手段46から読み出して返送する。圧縮指示手段47は、番組関連情報記憶手段43内のコミュニティデータを参照し、アクセス数または視聴時間が所定よりも少ない番組を検出した場合、ストレージサーバ1へ当該番組のストレージファイルを圧縮するよう指示する。
図8は、番組関連情報記憶手段43が記憶しているコミュニティデータの構成例を示す。コミュニティデータは、番組付加情報、関連付け情報、ファイル配信情報からなる。番組付加情報は、ユーザ管理サーバ3がユーザから収集した情報から生成した番組の付加情報であり、各番組毎のユーザからのアクセス数、ユーザ平均あるいは述べ視聴時間、番組の中でも視聴した時間、人気シーンや、全てあるいは同じジャンルにおける各番組の人気ランキングなどの情報からなる。また、関連付け情報は、各番組毎の視聴者視聴傾向を示す。例えば、番組を視聴したユーザのユーザ個人属性情報、ユーザ行動履歴情報内の各情報についての統計情報を示す。また、ファイル配信情報は、ストレージファイルを配信したクライアント端末2のアドレス(IPアドレス等)及び配信番組、予約番組の情報からなる。なお、各情報において、番組はストレージファイルID、あるいは、放送地域、放送チャンネル、及び、放送日時の組み合わせにより識別される。
次に、ストレージシステムの動作について説明する。ここでは、ダウンロード形式による配信を想定する。
各放送地域に設置されたストレージサーバ1は、その地域で放送されている全てのテレビ放送番組・ラジオ放送番組を毎日、24時間、チューナー11により受信している。コンテンツ受信手段12は、番組表と、各番組の放送時間帯のうち広告が放送される時間帯の情報とを予め内部に記憶しておくことにより、チューナー11が受信した番組の番組コンテンツデータ及び広告コンテンツデータとを生成し、これらからコンテンツデータを生成する。そして、ストレージファイル蓄積手段13は、番組情報及び番組関連情報を生成し、さらに、コンテンツ受信手段12が生成したコンテンツデータと併せてストレージファイルを生成してストレージファイル記憶手段14へ蓄積する。なお、番組情報の放送日時及び番組名は、予め記憶されている番組表を参照して設定され、放送チャンネルは、チューナー11が受信した放送チャンネルに応じて設定される。また、番組情報の放送内容情報や、番組関連情報の関連番組情報は、番組がデータ放送であった場合にその内容から設定するか、ストレージサービス提供会社が入力することにより設定する。
図9は、ユーザ管理サーバ3におけるストレージ手順を示す。
番組のストレージを要求するユーザは、自身のクライアント端末2から自身のユーザデータが登録されているユーザ管理サーバ3へアクセスし、番組表を要求する。このとき、携帯可能なクライアント端末2であれば、位置情報取得手段27が取得した位置情報も併せて送信する。ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、ユーザデータ記憶手段33内の当該ユーザのユーザデータに、受信した位置情報を現在地として書き込み、さらに、コミュニティサーバ4へテレビ番組表を要求する。コミュニティサーバ4の検索手段42は、番組表を番組関連情報記憶手段43から読出してユーザ管理サーバ3へ返送し、ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、受信したテレビ番組表をクライアント端末2へ返送する。クライアント端末2の出力制御手段23が受信した番組表を画面に表示すると、ユーザは、この表示された番組表からストレージを要求する番組を選択し、ダウンロード形式による配信を指定してストレージ要求ボタンを押す。ここでは、過去に放送された番組が選択されたとする。これにより、クライアント端末2の情報送信手段24は、ダウンロード形式を示す配信形式、選択された番組のストレージファイルID(番組ID)、放送地域、放送チャンネル、及び、放送日時の情報からなるストレージ要求情報をユーザ管理サーバ3へ送信する。
ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、ストレージ要求情報を受信すると、ユーザデータ記憶手段33からユーザのユーザデータを読み出す(ステップS110)。そして、このユーザデータ内のユーザ権限情報で示される保存可能番組を参照し、受信したストレージ要求情報で示される放送地域、放送チャンネル、及び、放送日時で示される番組を、ユーザがストレージ可能であるか否かを判断する(ステップS115)。ストレージが許可されていない場合、ユーザデータ管理手段32は、ストレージができない旨とその理由を返送する(ステップS120)。
例えば、ダウンロード形式によるストレージが許可されていないユーザであるのにダウンロード形式によるストレージを要求した、あるいは、ストリーミング形式によるストレージが許可されていないユーザであるのにストリーミング形式によるストレージを要求した場合などがある。また、ユーザデータで示される居住地域あるいは現在地と異なる放送地域の番組のストレージを許可しないようにしてもよい。あるいは、ユーザが申し込んでいない有料放送であるためにストレージできないときには、契約していない有料放送であるためストレージできない旨と、有料放送の契約申し込みを行うか否かを問合せるボタンを備える画面情報を送信する。ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32が、契約申し込みを行う旨をクライアント端末2から受信した場合には、ユーザデータ管理手段32内の当該ユーザのユーザデータに保存可能番組として契約が申し込まれた有料放送の情報を書き込み、以下に示すステップS125以降の処理を行ってもよい。
一方、ステップS115において、ストレージが許可されていると判断した場合、要求ストレージファイル書込手段34は、ストレージ要求情報で示されるストレージファイルIDで識別されるストレージファイルが、要求ストレージファイル記憶手段35内の共通記憶領域に記憶されているか否かを判断する(ステップS125)。このとき、ユーザデータで示される広告カット有無と、共通記憶領域に記憶されているストレージファイルのコンテンツデータ内の広告コンテンツデータの有無との一致までを確認する。
要求ストレージファイル書込手段34は、要求されたストレージファイルが共通記憶領域に記憶されていないと判断した場合(ステップS125:No)、受信したストレージ要求情報で示される放送地域に設置されているストレージサーバ1へこのストレージファイルIDを受け渡し、ストレージファイルの送信を要求する(ステップS130)。ストレージサーバ1のストレージファイル送信手段16は、ユーザ管理サーバ3から受信したストレージファイルIDで特定されるストレージファイルをストレージファイル記憶手段14から読み出してユーザ管理サーバ3へ返送する。また、ストレージファイル記憶手段14に記憶されていない場合にはその旨をユーザ管理サーバ3へ通知する。
ユーザ管理サーバ3の要求ストレージファイル書込手段34は、ストレージサーバ1からストレージファイルを受信すると(ステップS135:Yes)、要求ストレージファイル記憶手段35内の当該ユーザの個人記憶領域へ書き込む(ステップS140)。このとき、ユーザデータに広告カット有りが設定されているときには、受信したストレージファイルのコンテンツデータ内から広告コンテンツデータを削除し、さらに、広告コンテンツデータが挿入されていた位置に広告挿入位置を示すタグを挿入したのちにユーザデータ記憶手段33へ書き込む。続いて、ユーザデータ記憶手段33内の当該ユーザのユーザデータに保存番組と使用記憶領域を書き込む(ステップS145)。ユーザデータの保存番組は、ストレージファイル内のストレージファイルID、番組名、放送日時、放送チャンネルと、ストレージ要求情報で指定された放送地域の情報を参照して設定される。使用記憶領域は、要求ストレージファイル記憶手段35内の個人記憶領域におけるストレージファイルの記憶領域を示す情報を書き込む。
ステップS135において、要求したストレージファイルが存在しない旨を受信した場合、配信済ストレージファイル取得手段36は、コミュニティサーバ4へストレージが要求された番組のストレージファイルIDを通知し、ストレージファイルを配信済みの他のユーザのクライアント端末2のアドレスを問い合わせる。コミュニティサーバ4の検索手段42は、受信したストレージファイルIDにより番組関連情報記憶手段43内のコミュニティデータを検索し、ストレージファイルを過去に配信したクライアント端末2のアドレスを読み出して返送する(ステップS150)。ユーザ管理サーバ3の配信済ストレージファイル取得手段36は、取得したアドレスを用いて他のユーザのクライアント端末2へストレージファイルIDを通知し、ストレージファイルの送信を要求する(ステップS155)。クライアント端末2は、受信したストレージファイルIDで特定されるストレージファイルを内部に記憶している場合には、ユーザ管理サーバ3へ返送し、記憶していない場合にはその旨を通知する。
ユーザ管理サーバ3の要求ストレージファイル書込手段34は、他のユーザのクライアント端末2からストレージファイルを受信した場合(ステップS160:Yes)、要求ストレージファイル記憶手段35内のストレージを要求したユーザの個人記憶領域へ受信したストレージファイルを書き込み(ステップS140)、ユーザデータ記憶手段33内のユーザデータに保存番組、及び、使用記憶領域の情報を書き込む(ステップS145)。
ステップS160において、他のユーザのクライアント端末2から要求したストレージファイルを保存していない旨を受信した場合(ステップS160:No)、要求ストレージファイル書込手段34は、ステップS150で受信したクライアント端末アドレスのうち、まだアクセスしていない他のクライアント端末2があれば(ステップS165:Yes)、アクセスしてストレージファイルを要求する(ステップS155)。また、ステップS150で受信したアドレスの全てのアドレスにアクセスした場合には(ステップS165:No)、ユーザにストレージ不可を通知する(ステップS170)。
また、ステップS125において、要求ストレージファイル記憶手段35内の共通記憶領域にストレージが要求された番組のストレージファイルが記憶されていると判断した場合、ユーザデータ管理手段32は、ユーザデータ記憶手段33内のユーザデータに保存番組、及び、ストレージファイルを記憶している共通記憶領域を参照する使用記憶領域の情報を書き込む(ステップS145)。
なお、ユーザ管理サーバ3の配信済ストレージファイル取得手段36は、他のクライアント端末2へストレージファイルを要求し、取得するステップS155以降の処理を行う代わりに、ステップS150において取得したアドレスを、ストレージを要求したユーザのクライアント端末2へ通知することでもよい。この場合、ユーザは、通知されたアドレスを用いて他のユーザのクライアント端末2へアクセスし、直接ストレージファイルを取得する。
また、ステップS110において受信したストレージ要求情報に放送地域が指定されていない場合、ユーザデータ管理手段32は、ユーザデータ記憶手段33内のユーザデータで示される居住地域あるいは現在地が指定されたものとしてもよい。
また、上記においては、過去に放送された番組のストレージ及び配信について説明しているが、これから放送される番組のダウンロード形式によるストレージは、以下のように行う。
ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、図9のステップS110において、受信したストレージ要求情報内の放送日時から、これから放送される番組であると判断した場合、ステップS125までの処理を行った後、ユーザデータ記憶手段33のユーザデータの予約番組に予約番組のストレージファイルIDを書き込み、さらに、コミュニティサーバ4へこのストレージファイルIDを通知する。コミュニティサーバ4の番組関連情報管理手段44は、受信したコミュニティサーバIDで識別されるコミュニティデータの予約番組に書き込む。そして、この予約番組の放送日時になると、ユーザ管理サーバ3の要求ストレージファイル書込手段34は、ストレージサーバ1から要求された番組のストレージファイルを読み出すステップS130以降の処理を行う。
図10は、ユーザ管理サーバ3における番組配信手順を示す。
ユーザは、自身のクライアント端末2から自身のユーザデータが登録されているユーザ管理サーバ3へアクセスし、自身がストレージしている番組の一覧を要求する。このとき、携帯可能なクライアント端末2であれば、位置情報取得手段27が取得した位置情報も併せて送信する。ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、ユーザデータ記憶手段33内の当該ユーザのユーザデータに現在地の情報を書き込む。さらに、ユーザデータのユーザ権限情報からユーザの保存番組の一覧を読み出してクライアント端末2へ返送する。ユーザのクライアント端末2が受信した保存番組の一覧を表示すると、ユーザは、この表示された保存番組の一覧から配信を要求する番組を選択する。クライアント端末2は選択された番組のストレージファイルIDを送信して配信を要求する。
ユーザ管理サーバ3の配信手段37は、クライアント端末2から配信を要求する番組のストレージファイルIDを受信する(ステップS210)。ストレージファイル読出手段371は、ユーザデータ記憶手段33内の当該ユーザのユーザデータから、受信したストレージファイルIDで識別されるストレージファイルの使用記憶領域を読み出す。さらに、この読み出した使用記憶領域で示される要求ストレージファイル記憶手段35内の当該ユーザの個人記憶領域あるいは共通記憶領域内のストレージファイルを読み出す(ステップS215)。
次に、情報付加手段372は、ユーザデータ記憶手段33内のユーザデータを参照し、関連番組配信の有無を読み出す。関連番組配信有りの場合(ステップS220:Yes)、ユーザデータのユーザ権限情報を参照し、読み出したストレージファイル内の関連番組情報で示される番組のストレージファイルを当該ユーザがストレージしている場合には、要求ストレージファイル記憶手段35から読み出す(ステップS225)。
そして、情報付加手段372は、予め決められた条件、例えば、配信時間帯や所定の番組である場合、広告提供者との契約などに合致することにより、当該ユーザへ広告カットによる番組配信を許可していないと判断した場合には(ステップS230:No)、続いて、広告入れ替えを行うか否かを判断する(ステップS235)。広告入れ替えを行うと判断した場合には(ステップS235:Yes)、コミュニティサーバ4から配信広告データを読み出す。すなわち、情報付加手段372は、現在の時間(配信時間)、ストレージファイルID、ユーザの年齢、性別、居住地域、現在地、興味があった番組、興味があったタレント、興味があった広告、興味があったジャンル、興味があった商品、などのうちいずれかまたはこれらの任意の組み合わせによる広告選択条件をコミュニティサーバ4に通知する。コミュニティサーバ4の広告コンテンツ取得手段45は、受信した広告選択条件に応じた配信広告データを広告コンテンツ記憶手段46から読み出して返送する。情報付加手段372は、配信するストレージファイルのコンテンツデータ内に広告コンテンツデータがある場合にはその広告コンテンツデータを削除し、広告挿入位置を示すタグを挿入しておく。そして、ストレージファイルのコンテンツデータ内の広告挿入位置を示すタグの部分に、読み出した配信広告データの広告IDを挿入する(ステップS240)。
続いて、ユーザに広告を強制的に視聴させたい場合は(ステップS245:Yes)、暗号鍵及び復号鍵を生成し、生成した暗号鍵により配信するストレージファイル内の番組コンテンツデータを暗号化し、さらに、広告コンテンツデータに当該広告がクライアント端末2において再生されたときに取得可能なように復号鍵を付加する(ステップS250)。
形式変換手段373は、配信するストレージファイルと、広告の入れ替えをおこなった場合にはさらに入れ替えた広告の広告コンテンツデータとを、配信先となるクライアント端末2の機種、表示能力、画面の大きさ、サポートしているデータ形式などに応じてデータ形式及びデータサイズを変換して、配信する(ステップS255、ステップS260)。そして、ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、ユーザデータ記憶手段33内のユーザデータのユーザ行動履歴情報に配信番組を書き込む。また、ダウンロードサイズや配信時間帯に応じた課金金額を算出して、ユーザデータの利用状況情報に課金の情報を書き込む。さらに、コミュニティサーバ4の番組関連情報管理手段44は、コミュニティデータのファイルダウンロード情報に、配信を行った番組のストレージファイルIDに対応させて配信先のクライアント端末2のアドレス情報を書き込む(ステップS265)。
なお、ステップS235において、広告入れ替えを行わないと判断した場合であっても(ステップS235:No)、ストレージファイルのコンテンツデータから広告コンテンツデータが削除されている場合には(ステップS270:Yes)、ステップS240以降の処理を行う。
また、ステップS255において、例えば、元のストレージファイル内のコンテンツデータのデータサイズが大きすぎるために、表示能力が低い、あるいは、画面が小さいクライアント端末2では表示できないと判断した場合、配信できない旨を通知する。
なお、ステップS225において、読み出したストレージファイル内の関連番組情報で示される番組のストレージファイルをユーザがストレージしていない場合は、ストレージサーバ1からストレージファイルを読み出して、要求されたストレージファイルと併せて配信することでもよい。そして、ユーザがクライアント端末2において、自身がストレージした番組ではないストレージファイルを出力しようとした場合、クライアント端末2は、番組のストレージファイルIDをユーザ管理サーバ3へ通知する。すると、ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、このストレージファイルIDで特定される番組が無償であった場合には、クライアント端末2へ再生許可を通知する。また、有償の番組である場合には、有償番組である旨及びその金額と、番組を購入するか否かを問い合わせボタンとを表示する画面情報を送信する。ユーザがクライアント端末2の購入ボタンを押すことにより、ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32が購入申し込みを受信した場合には、クライアント端末2へ再生許可を通知し、さらに、番組の購入に伴う課金情報をユーザデータの課金の情報に書き込む。
なお、予め指定した時間にストレージファイルを配信することもできる。すなわち、図9のステップS110においてクライアント端末2から、ストレージ要求情報に加え、配信先のクライアント端末2のアドレス及び配信日時とを受信する。ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、ユーザデータ記憶手段33内のユーザデータの自動転送の有無に自動転送有りを設定する。また、転送先及び自動転送日時のそれぞれに、クライアント端末2から受信した配信先のクライアント端末2のアドレス及び配信日時とを、ストレージファイルIDと関連づけて登録しておく。これにより、配信手段37は、配信日時になった場合に、自動転送するストレージファイルIDについて、図10のステップS215以降と同じ処理を行う。また、クライアント端末2から指定により、ユーザデータ記憶手段33へのユーザが要求したストレージファイルの書き込みを終了した時点で配信を開始したり、あるいは、書き込んでいる途中から配信を開始することでもよい。
また、上記においては、ダウンロード形式によるストレージファイルの配信について示したが、放送中の番組をストリーミングによりリアルタイムに配信することもできる。すなわち、図9のステップS110において、クライアント端末2から配信形式としてストリーミング形式が指定されたストレージ要求を受信した場合、ユーザ管理サーバ3は、図9に示す処理によりユーザがストレージを要求した番組のストレージファイルをストレージサーバ1から読み出してユーザデータ記憶手段33内に記憶しながら、リアルタイムに形式変換手段373によりデータ形式及びデータサイズを変換されたストレージファイルの配信を行う。
次に、番組の視聴に伴う付加情報の収集の手順について説明する。
ユーザは、クライアント端末2へ配信された番組のうち、視聴したい番組とこの番組の視聴開始ポイントを選択する。すると、クライアント端末2の出力制御手段23は、ストレージファイル記憶手段26から配信されたストレージファイルを読み出し、指定された開始ポイントからこのストレージファイル内のコンテンツデータを画面やスピーカから出力する。ストレージファイル内のコンテンツデータに広告コンテンツデータが埋め込まれている場合には、その埋め込まれた広告コンテンツデータを再生するが、コンテンツデータ内に広告IDが埋め込まれている場合には、その広告IDで特定される広告コンテンツデータをストレージファイル記憶手段26内から読み出して再生する。また、広告コンテンツデータに復号鍵が付加されている場合には、当該広告コンテンツデータを再生し終えたときにその復号鍵を取得し、取得した復号鍵によりコンテンツデータ内の番組コンテンツデータを復号して再生する。
そして、クライアント端末2においてストレージファイルの出力が開始されたとき、ただちに、情報送信手段24は、視聴されたストレージファイルのストレージファイルIDをユーザ管理サーバ3へ通知する。ユーザ管理サーバ3のストレージファイル読出手段371は、受信したストレージファイルIDで示されるストレージファイルから関連番組情報を読み出す。そして、この関連番組情報で示される関連番組のストレージファイルIDについて、図10の配信手順におけるステップS215以降の処理を行い、この関連番組のストレージファイルをクライアント端末2へ配信する。
また、ユーザが、番組または広告を視聴しているときに当該番組または広告に興味があることを示すボタンを押す。すると、クライアント端末2は、視聴している番組のストレージファイルIDや広告IDを示される興味通知情報を送信する。ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、受信した興味通知情報を基に、ユーザデータ記憶手段33のユーザ行動履歴情報内の興味があった番組や広告を書き込む。また、予めコミュニティサーバ4に、番組IDや広告IDと出演タレント、主題歌や挿入歌を提供しているミュージシャン、番組のジャンルなど、また、広告とメーカー、商品、出演タレントなどを関連されて記憶させておき、興味があると通知された番組または広告に関連した情報をコミュニティサーバ4から読み出して興味があったタレントや商品などの情報を書き込む。あるいは、配信広告データ内の広告付加情報を参照して書き込んでもよい。
そして、視聴が終了すると、情報送信手段24は、出力したストレージファイルのストレージファイルID、視聴されたシーン(視聴開始ポイント及び視聴終了ポイントの情報)、視聴開始時刻、視聴終了時刻などの情報からなる視聴情報をユーザ管理サーバ3へ送信する。ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、視聴情報を受信すると、この視聴情報を基にしてユーザデータ記憶手段33のユーザ行動履歴情報に、視聴番組、番組視聴時間、視聴時間帯、全体視聴時間を書き込むとともに、サービス利用頻度を更新する。
コミュニティサーバ4の番組関連情報管理手段44は、所定の時間毎にユーザ管理サーバ3のユーザデータ記憶手段33内のユーザデータのユーザ個人属性情報、ユーザ行動履歴情報、及び、ユーザ行動履歴情報を参照し、統計情報を書き込む。例えば、番組や広告毎のアクセス数、視聴時間の合計、人気シーン、アクセス数や使用時間に基づく人気ランキングなどの番組付加情報を書き込む。また、番組や広告毎に視聴したユーザの年齢、性別、居住地域、視聴時間帯の構成や、興味のある番組、広告、タレント、ジャンルなどのランキングなどを算出して視聴者視聴傾向に書き込む。
また、ユーザは、クライアント端末2において、双方向通信が可能な放送による番組を視聴しているときに、アンケートやプレゼント応募、あるいは、商品の購入など、番組配信者への通知情報をクライアント端末2へ入力し、送信ボタンを押す。ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、受信した番組配信者への通知情報をユーザデータ記憶手段33内へ書き込む。そして、ストレージサービス提供者は、リアルタイムに受信した通知情報を番組配信者へ受け渡すか、あるいは、所定の時間毎に複数のユーザから受信した各番組の通知情報をまとめて番組配信者へ送信する。
なお、上記においては、クライアント端末2において、テレビ番組表からストレージする番組を選択しているが、キーワード検索あるいは番組内情報検索などによる検索結果の一覧から番組を選択することでもよい。キーワード検索の場合、クライアント端末2からユーザ管理サーバ3を介して、検索のキーワードをコミュニティサーバ4へ送信する。すると、コミュニティサーバ4の検索手段42は、受信したキーワードを検索条件として、合致する番組のストレージファイルID、放送地域、放送チャンネル、放送日時、番組タイトルからなる番組一覧をテレビ番組表から読み出して返送する。クライアント端末2は、ユーザ管理サーバ3を介して受信した番組一覧を表示し、ユーザは、この番組一覧から番組を選択する。
また、番組内情報検索の場合、クライアント端末2は、番組付加情報に基づく検索条件、例えば、100位までの番組の人気ランキング、アクセス数順位50位まで、人気シーンが多い番組などの検索条件を通知する。コミュニティサーバ4の検索手段42は、番組関連情報記憶手段43内のコミュニティデータの番組付加情報から、受信した検索条件に合致する番組の一覧を読み出してユーザ管理サーバ3を介してクライアント端末2へ返送する。
あるいは、クライアント端末2から、視聴者視聴傾向に基づく検索条件、例えば、20代及び30代に人気の番組、特定の放送地域で人気の番組などの検索条件を通知することでもよい。コミュニティサーバ4は、ユーザが指定する検索条件により番組関連情報記憶手段43内のコミュニティデータの関連付け情報で示される視聴者視聴傾向を参照し、検索条件に合致する番組の一覧を読み出してユーザ管理サーバ3を介してクライアント端末2へ返送する。
次に、ダイジェストによる番組配信の手順について説明する。ユーザは、自身のクライアント端末2からユーザ管理サーバ3へアクセスし、自身がストレージしている番組のダイジェストを要求する。ユーザ管理サーバ3のストレージファイル読出手段371は、ユーザデータ記憶手段33内の当該ユーザのユーザ権限情報を参照し、ストレージしている各番組のストレージファイルの使用記憶領域を読み出す。そして、この使用記憶領域で示されるストレージファイルを読み出し、各ストレージファイル内のコンテンツデータから、ストレージファイルID、10秒など所定の時間分の番組コンテンツデータ、及び、番組情報を抽出して、ダイジェストデータを生成する。そして、形式変換手段373は、クライアント端末2に応じてダイジェストデータのデータ形式及びデータサイズを変換して、配信する。
クライアント端末2の出力制御手段23は、ユーザ管理サーバ3から受信したダイジェストデータを出力する。そして、ユーザは、出力されている映像を確認して、配信を要求する番組を選択し、選択ボタンを押す。すると、クライアント端末2の情報送信手段24は、配信が要求された番組のストレージファイルIDをユーザ管理サーバ3へ送信する。以降の処理は、図10におけるステップS215からの処理と同様である。
なお、上記においては、番組のダイジェストであるが、クライアント端末2から広告のダイジェストを要求することでもよい。例えば、クライアント端末2からタレントの名前などの広告検索条件を通知して、広告のダイジェストを要求する。ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、ユーザデータの興味があったタレントの情報にこのタレントの名前を書き込むとともに、コミュニティサーバ4へ受信したタレントの名前を通知する。コミュニティサーバ4の広告コンテンツ取得手段45は、受信したタレントの名前を広告付加情報にもつ配信広告データを広告コンテンツ記憶手段46から読み出してユーザ管理サーバ3へ返送する。ユーザ管理サーバ3の要求ストレージファイル書込手段34は、要求ストレージファイル記憶手段35内の個人記憶領域に配信広告データを書き込み、ユーザデータ記憶手段33内のユーザデータの保存番組に広告IDを、使用記憶領域に要求ストレージファイル記憶手段35内の配信広告データの記憶領域を書き込む。配信手段37は、それぞれの配信広告データ内の広告コンテンツデータから10秒など所定の時間分を抽出して、ダイジェストデータを生成する。以降の処理は、番組のダイジェストと同様である。ただし、ユーザ管理サーバ3のユーザデータ管理手段32は、クライアント端末2から配信を要求する広告IDを受信したときに、この広告IDで特定される広告コンテンツデータを配信するとともに、この広告の配信広告データ内の付加情報を参照してユーザデータ内のユーザ個人属性に、興味があった広告の情報を書き込む。
次に、個人記憶領域の管理について説明する。ユーザ管理サーバ3の記憶領域管理手段38は、ユーザデータ記憶手段33内の各ユーザの個人記憶領域を参照し、複数のユーザの個人記憶領域に同じストレージファイルがストレージされていることを検出する(ステップS310:Yes)。すると、記憶領域管理手段38は、共通記憶領域にこの複数のユーザの個人記憶領域にストレージされているストレージファイルを1つ書き込む(ステップS315)。さらに、同じストレージファイルをストレージしていた各ユーザの個人記憶領域からこのストレージファイルを削除するとともに(ステップ320)、各ユーザデータ内のユーザ権限情報の使用記憶領域に、ステップS315においてストレージファイルを書き込んだ共通記憶領域内の使用記憶領域を参照する情報を書き込む(ステップ325)。
なお、複数のユーザの個人記憶領域に同じストレージファイルがストレージされていることを検出するタイミングは任意である。例えば、所定の時間毎に行ってもよく、要求ストレージファイル記憶手段35内の個人記憶領域にストレージファイルを書き込む毎に行っても良い。
また、ユーザ管理サーバ3個々に上記ユーザ領域管理を行ってもよく、全てのユーザ管理サーバ3を対象として行ってもよい。全てのユーザ管理サーバ3を対象とする場合には、最低1つのユーザ管理サーバ3のみが記憶領域管理手段38を設ければよい。
また、上記においては、ユーザ管理サーバ3の要求ストレージファイル記憶手段35内に共通記憶領域を設けているが、共通記憶領域のみを持つストレージサーバを設け、このストレージサーバに複数のユーザがストレージしているストレージファイルを書き込むことでもよい。また、この共通記憶領域のみを持つストレージサーバに、ユーザ管理サーバ3の記憶領域管理手段38を設ける構成としてもよい。
次に、ユーザストレージ情報の圧縮の手順について説明する。
コミュニティサーバ4の圧縮指示手段47は、所定の時間毎定期的に番組関連情報記憶手段43内のコミュニティデータを参照する。そして、番組付加情報内のアクセス数または視聴時間が所定よりも少ない番組を検出した場合、この番組のストレージファイルIDをストレージサーバ1へ送信し、ストレージファイルを圧縮するよう要求する。ストレージサーバ1のストレージファイル送信手段16は、受信したストレージファイルIDで識別されるストレージファイル記憶手段14内のストレージファイルを圧縮する。なお、アクセス数または視聴時間の減少の割合に応じて圧縮率は段階的に高くする。
上記実施の形態によれば、ユーザ管理サーバ3におけるユーザデータ記憶手段33の記憶領域を節約しながら、各ユーザへ個人利用の放送番組のストレージサービスを提供することができる。また、ユーザがストレージを要求した番組がストレージサービス提供会社で保持されていない場合、この番組を過去に配信した他のユーザのクライアント端末2から取得することができる。また、ユーザが実際に視聴した番組の情報や興味を示す情報をクライアント端末2から収集することにより、ユーザの属性を特定するとともに、当該ユーザが視聴することが予想される番組を予め配信することができる。また、クライアント端末2へ配信する番組、あるいは、クライアント端末2において視聴された番組に関連する他の番組、例えば、連続ドラマやシリーズ番組であった場合、その続きの回や、同じシリーズの番組、番組の中で紹介された番組などを予め配信することができる。また、ユーザの属性や、配信の日時などに応じた広告を番組に挿入することができる。
なお、上述のストレージサーバ1、クライアント端末2、ユーザ管理サーバ3、及び、コミュニティサーバ4は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述したストレージサーバ1、クライアント端末2、ユーザ管理サーバ3、及び、コミュニティサーバ4の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態によるストレージシステムの概要構成を示すブロック図である。 同実施の形態によるストレージサーバの構成を示すブロック図である。 同実施の形態によるクライアント端末の構成を示すブロック図である。 同実施の形態によるユーザ管理サーバの構成を示すブロック図である。 同実施の形態によるコミュニティサーバの構成を示すブロック図である。 同実施の形態によるストレージファイルの構成例を示す図である。 同実施の形態によるユーザデータの構成例を示す図である。 同実施の形態によるコミュニティデータの構成例を示す図である。 同実施の形態によるユーザ管理サーバの動作フローである。 同実施の形態によるユーザ管理サーバの動作フローである。 同実施の形態によるユーザ管理サーバの動作フローである。
符号の説明
1…ストレージサーバ
2…クライアント端末
3…ユーザ管理サーバ
4…コミュニティサーバ
11…チューナー
12…コンテンツ受信手段
13…ストレージファイル蓄積手段
14…ストレージファイル記憶手段
15、21、31、41…通信手段
16…ストレージファイル送信手段
17…圧縮手段
22…入力手段
23…出力制御手段
24…情報送信手段
25…ストレージファイル書込手段
26…ストレージファイル記憶手段
27…位置情報取得手段
32…ユーザデータ管理手段
33…ユーザデータ記憶手段
34…要求ストレージファイル書込手段
35…要求ストレージファイル記憶手段
36…配信済ストレージファイル取得手段(通知手段)
37…配信手段
38…記憶領域管理手段
42…検索手段
43…番組関連情報記憶手段(コンテンツ関連情報記憶手段)
44…番組関連情報管理手段(コンテンツ関連情報管理手段)
45…広告コンテンツ取得手段
46…広告コンテンツ記憶手段
47…圧縮指示手段
371…ストレージファイル読出手段
372…情報付加手段
373…形式変換手段

Claims (27)

  1. コンテンツのストレージファイルを記憶するストレージファイル記憶手段と、
    ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルが記憶されている領域を示す使用記憶領域情報を記憶するユーザデータ記憶手段と、
    ユーザ毎に割り当てられ、該ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する個人記憶領域と、複数のユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する共通記憶領域とからなる要求ストレージファイル記憶手段と、
    ユーザのクライアント端末からコンテンツのストレージの要求を受け、該コンテンツのストレージファイルを前記ストレージファイル記憶手段から読み出して前記要求ストレージファイル記憶手段内の該ユーザの個人記憶領域へ書き込むとともに、該ストレージファイルを書き込んだ記憶領域を示す使用記憶領域情報を前記ユーザデータ記憶手段に書き込む要求ストレージファイル書込手段と、
    複数のユーザの個人記憶領域に同じストレージファイルが記憶されている場合に、前記複数のユーザの個人記憶領域から前記同じストレージファイルを削除して、前記同じストレージファイルを前記共通記憶領域に書き込むとともに、書き込んだ記憶領域を示すように前記複数のユーザの前記同じストレージファイルに対応する使用記憶領域情報を更新する記憶領域管理手段と、
    ユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、要求されたコンテンツの使用記憶領域情報で示される記憶領域からストレージファイルを読み出して配信する配信手段と、
    を備えることを特徴とするストレージシステム。
  2. コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段と、
    前記配信手段がストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込むコンテンツ関連情報管理手段と、
    他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出し、このアドレス情報を用いてアクセスしたクライアント端末から前記ストレージファイルを取得する配信済ストレージファイル取得手段とをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  3. コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段と、
    前記配信手段がストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込むコンテンツ関連情報管理手段と、
    他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出して該他のユーザのクライアント端末へ通知する通知手段とをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  4. 前記配信手段は、要求された前記コンテンツのストレージファイルに併せて、該コンテンツに関連する他のコンテンツのストレージファイルを前記ユーザのクライアント端末へ配信する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載のストレージシステム。
  5. ストレージの要求の頻度が所定より少ないコンテンツの前記ストレージファイル記憶手段内のストレージファイルを圧縮する圧縮手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの項に記載のストレージシステム。
  6. 前記ユーザデータ記憶手段は、ユーザ属性情報をさらに記憶し、
    ユーザデータ管理手段は、前記ユーザのクライアント端末から興味のあるコンテンツの情報を受信し、この興味のあるコンテンツから特定されるユーザ属性情報を前記ユーザデータ記憶手段内に書き込む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載のストレージシステム。
  7. 前記ユーザデータ記憶手段は、前記ユーザ行動履歴情報をさらに記憶し、
    前記ユーザデータ管理手段は、前記ユーザのクライアント端末からコンテンツの視聴情報を受信し、この視聴情報を前記ユーザデータ記憶手段内のユーザ行動履歴情報に書き込む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかの項に記載のストレージシステム。
  8. 前記配信手段は、前記ユーザ行動履歴情報で示される視聴されたコンテンツに関連する他のコンテンツのストレージファイルを前記ユーザのクライアント端末へ配信する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のストレージシステム。
  9. 前記コンテンツ関連情報記憶手段は、コンテンツのストレージファイルを配信したユーザの統計情報を記憶し、
    前記コンテンツ関連情報管理手段は、前記ユーザデータ記憶手段内のユーザ属性情報またはユーザ行動履歴情報を基にした統計情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段に書き込む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかの項に記載のストレージシステム。
  10. 前記ストレージファイルは、番組及び広告コンテンツデータからなり、
    前記配信手段は、前記コンテンツデータ内の広告コンテンツデータを、配信日時、前記ユーザのユーザ属性情報またはユーザ行動履歴情報に応じた他の広告コンテンツデータと入れ替えて配信する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかの項に記載のストレージシステム。
  11. 前記ストレージファイルは、番組及び広告コンテンツデータからなり、
    前記配信手段は、番組コンテンツデータを暗号化するとともに、広告コンテンツデータに前記暗号化された番組コンテンツデータを復号するための鍵情報を付加して配信する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかの項に記載のストレージシステム。
  12. ネットワークを介して接続されるストレージシステムにストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出して再生するクライアント端末であって、
    コンテンツのストレージファイルを記憶するストレージファイル記憶手段と、
    前記ストレージシステムにユーザがストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出して前記ストレージファイル記憶手段に書き込むストレージファイル書込手段と、
    前記ストレージファイル記憶手段からコンテンツのストレージファイルを読み出して出力する出力制御手段と、
    前記コンテンツの視聴に関する情報である視聴情報を前記ストレージシステムへ送信する情報送信手段と、
    を備えることを特徴とするクライアント端末。
  13. 前記ストレージファイルは、暗号化された番組コンテンツデータと、前記暗号化されたコンテンツデータを復号するための鍵情報を付加した広告コンテンツデータとからなり、
    前記出力制御手段は、広告コンテンツデータの出力後、該広告コンテンツデータに付加された鍵情報により、前記暗号化された番組コンテンツデータを復号して出力する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のクライアント端末。
  14. ユーザが要求したコンテンツのストレージファイルをストレージするストレージシステムに用いられるストレージ方法であって、
    コンテンツのストレージファイルを記憶するストレージファイル記憶手段と、
    ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルが記憶されている領域を示す使用記憶領域情報を記憶するユーザデータ記憶手段と、
    ユーザ毎に割り当てられ、該ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する個人記憶領域と、複数のユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する共通記憶領域とからなる要求ストレージファイル記憶手段とを用意し、
    ユーザのクライアント端末からコンテンツのストレージの要求を受け、該コンテンツのストレージファイルを前記ストレージファイル記憶手段から読み出して前記要求ストレージファイル記憶手段内の該ユーザの個人記憶領域へ書き込むとともに、該ストレージファイルを書き込んだ記憶領域を示す使用記憶領域情報を前記ユーザデータ記憶手段に書き込み、
    複数のユーザの個人記憶領域に同じストレージファイルが記憶されている場合に、前記複数のユーザの個人記憶領域から前記同じストレージファイルを削除して、前記同じストレージファイルを前記共通記憶領域に書き込むとともに、書き込んだ記憶領域を示すように前記複数のユーザの前記同じストレージファイルに対応する使用記憶領域情報を更新し、
    ユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、要求されたコンテンツの使用記憶領域情報で示される記憶領域からストレージファイルを読み出して配信する、
    ことを特徴とするストレージ方法。
  15. コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段をさらに用意し、
    ストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込み、
    他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出し、このアドレス情報を用いてアクセスしたクライアント端末から前記ストレージファイルを取得する、
    ことを特徴とする請求項14に記載のストレージ方法。
  16. コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段をさらに用意し、
    ストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込み、
    他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出して該他のユーザのクライアント端末へ通知する、
    ことを特徴とする請求項14に記載のストレージ方法。
  17. 要求された前記コンテンツのストレージファイルに併せて、該コンテンツに関連する他のコンテンツのストレージファイルを前記ユーザのクライアント端末へ配信する、
    ことを特徴とする請求項14から請求項16のいずれかの項に記載のストレージ方法。
  18. ストレージの要求の頻度が所定より少ないコンテンツの前記ストレージファイル記憶手段内のストレージファイルを圧縮する、
    ことを特徴とする請求項14から請求項17のいずれかの項に記載のストレージ方法。
  19. ネットワークを介して接続されるストレージシステムにストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出して再生するクライアント端末に用いられるコンテンツ再生方法であって、
    コンテンツのストレージファイルを記憶するストレージファイル記憶手段を用意し、
    前記ストレージシステムにユーザがストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出して前記ストレージファイル記憶手段に書き込み、
    前記ストレージファイル記憶手段からコンテンツのストレージファイルを読み出して出力し、
    前記コンテンツの視聴に関する情報である視聴情報を前記ストレージシステムへ送信する、
    ことを特徴とするコンテンツ再生方法。
  20. 前記ストレージファイルは、暗号化された番組コンテンツデータと、前記暗号化されたコンテンツデータを復号するための鍵情報を付加した広告コンテンツデータとからなり、
    広告コンテンツデータの出力後、該広告コンテンツデータに付加された鍵情報により、前記暗号化された番組コンテンツデータを復号して出力する、
    ことを特徴とする請求項19に記載のコンテンツ再生方法。
  21. コンテンツのストレージファイルを記憶するストレージファイル記憶手段と、
    ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルが記憶されている領域を示す使用記憶領域情報を記憶するユーザデータ記憶手段と、
    ユーザ毎に割り当てられ、該ユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する個人記憶領域と、複数のユーザがストレージを要求したコンテンツのストレージファイルを記憶する共通記憶領域とからなる要求ストレージファイル記憶手段とを備え、
    ユーザが要求したコンテンツのストレージファイルをストレージするストレージシステムに用いられるコンピュータプログラムであって、
    ユーザのクライアント端末からコンテンツのストレージの要求を受け、該コンテンツのストレージファイルを前記ストレージファイル記憶手段から読み出して前記要求ストレージファイル記憶手段内の該ユーザの個人記憶領域へ書き込むとともに、該ストレージファイルを書き込んだ記憶領域を示す使用記憶領域情報を前記ユーザデータ記憶手段に書き込むステップと、
    複数のユーザの個人記憶領域に同じストレージファイルが記憶されている場合に、前記複数のユーザの個人記憶領域から前記同じストレージファイルを削除して、前記同じストレージファイルを前記共通記憶領域に書き込むとともに、書き込んだ記憶領域を示すように前記複数のユーザの前記同じストレージファイルに対応する使用記憶領域情報を更新するステップと、
    ユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、要求されたコンテンツの使用記憶領域情報で示される記憶領域からストレージファイルを読み出して配信するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  22. 前記ストレージシステムは、コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段をさらに備え、
    ストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込むステップと、
    他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出し、このアドレス情報を用いてアクセスしたクライアント端末から前記ストレージファイルを取得するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項21に記載のコンピュータプログラム。
  23. 前記ストレージシステムは、コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段をさらに備え、
    ストレージファイルをクライアント端末へ配信したときに、該クライアント端末のアドレス情報を前記コンテンツ関連情報記憶手段へ書き込むステップと、
    他のユーザのクライアント端末からコンテンツの配信の要求を受け、前記コンテンツ関連情報記憶手段から該コンテンツのストレージファイルを配信したクライアント端末のアドレス情報を読み出して該他のユーザのクライアント端末へ通知するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項21に記載のコンピュータプログラム。
  24. 要求された前記コンテンツのストレージファイルに併せて、該コンテンツに関連する他のコンテンツのストレージファイルを前記ユーザのクライアント端末へ配信するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項21から請求項23のいずれかの項に記載のコンピュータプログラム。
  25. ストレージの要求の頻度が所定より少ないコンテンツの前記ストレージファイル記憶手段内のストレージファイルを圧縮するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項21から請求項24のいずれかの項に記載のコンピュータプログラム。
  26. ネットワークを介して接続されるストレージシステムにストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出して再生するクライアント端末に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記ストレージシステムにユーザがストレージしたコンテンツのストレージファイルを読み出してストレージファイル記憶手段に書き込むステップと、
    前記ストレージファイル記憶手段からコンテンツのストレージファイルを読み出して出力するステップと、
    前記コンテンツの視聴に関する情報である視聴情報を前記ストレージシステムへ送信するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  27. 前記ストレージファイルは、暗号化された番組コンテンツデータと、前記暗号化されたコンテンツデータを復号するための鍵情報を付加した広告コンテンツデータとからなり、
    広告コンテンツデータの出力後、該広告コンテンツデータに付加された鍵情報により、前記暗号化された番組コンテンツデータを復号して出力するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項26に記載のコンピュータプログラム。
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