JP2009064978A - GaN系化合物半導体発光装置およびその製造方法 - Google Patents

GaN系化合物半導体発光装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】GaN系化合物半導体発光装置において、発光層より下方(基板側)に位置する半導体層および発光層自体の平坦性を高めるとともに、発光層より上方(基板と反対側)に位置するAlを組成として含む層の平坦性を高めることにより、装置特性の向上と寿命を長くする。
【解決手段】本GaN系化合物半導体発光装置1は、少なくとも一方の主面101m側にGaN系化合物半導体層を含む基板101と、主面101m上に形成されているGaN系化合物半導体層積層体120とを備え、GaN系化合物半導体層積層体120は、発光層106と、発光層106より基板101側に位置する第1のバッファ層102と、発光層106より基板と反対側に位置する第2のバッファ層109と含み、第1および第2のバッファ層102,109は、AlxGa1-xN(0<x≦0.05)層である
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも主面側にGaN系化合物半導体層を含む基板と、その主面上に形成されているGaN系化合物半導体層積層体とを有する発光装置に関する。より詳しくは、GaN系化合物半導体層積層体の各層の表面の平坦性が高く、長寿命の発光装置に関する。
GaN系化合物半導体を材料として用いた青色LED(発光ダイオード)が開発されて以来、同材料を用いて青色から紫外にわたる波長で発光する各種発光装置が開発されてきている。たとえば、基板としてサファイアを用いて、基板上にストライプ状に形成されたSiO2マスクを用いてGaN系化合物半導体層を選択的に横方向に成長させることにより、SiO2マスクの窓領域に半導体発光素子を作製する技術が特開平09−36473号公報(特許文献1)に開示されている。
特開平09−36473号公報
上記特許文献1の半導体レーザ素子は、これ以前のGaN系化合物半導体発光装置に比べて素子特性及び寿命の改善が見られるものの、未だ十分とは言えない。また、製造における歩留も低い。
これらの問題は、先行技術を使ったGaN系化合物半導体発光装置の製造において、第一に発光層(活性層)成長前の各層および発光層そのものの平坦性が低く発光層の組成均一性が不十分であること、第二に発光層より上方(基板と反対側)に位置し、組成としてAlを含む層の平坦性が不十分であることによるものと考えられる。
そこで、本発明は、GaN系化合物半導体発光装置において、発光層より下方(基板側)に位置する半導体層および発光層自体の平坦性を高めるとともに、発光層より上方(基板と反対側)に位置するAlを組成として含む層の平坦性を高めることにより、装置特性の向上と寿命を長くすることを目的とする。
本発明は、少なくとも一方の主面側にGaN系化合物半導体層を含む基板と、主面上に形成されているGaN系化合物半導体層積層体とを備え、GaN系化合物半導体層積層体は発光層と、発光層より基板側に位置する第1のバッファ層と、発光層より基板と反対側に位置する第2のバッファ層とを含み、第1および第2のバッファ層は、AlxGa1-xN(0<x≦0.05)層であるGaN系化合物半導体発光装置である。
本発明にかかるGaN系化合物半導体発光装置において、第1のバッファ層は基板の主面に隣接させることができる。また、GaN系化合物半導体層積層体は、第2のバッファ層より基板と反対側に位置するクラッド層をさらに含むことができる。また、第1および第2のバッファ層の厚さを50nm以下とすることができる。また、第1および第2のバッファ層は結晶質とすることができる。また、基板の主面は、(0001)面からの[1−100]方向への傾斜角θ1が0.3°以下であり、[11−20]方向への傾斜角θ2が前記傾斜角θ1の1/2以下とすることができる。
また、本発明は、上記のGaN系化合物半導体発光装置の製造方法であって、第1および第2のバッファ層を成長させる工程は、その成長温度に到達後、III族金属元素原料および窒素原料の供給を停止するサブ工程と、III族金属元素原料を供給して金属粒子を堆積させるサブ工程と、窒素原料を供給して金属粒子を窒化させる工程とを含むGaN系化合物半導体発光装置の製造方法である。本発明にかかるGaN系化合物半導体発光装置の製造方法において、バッファ層の成長温度を1000℃以上とすることができる。
本発明によれば、GaN系化合物半導体発光装置において、発光層より下方(基板側)に位置する半導体層および発光層自体の平坦性を高めるとともに、発光層より上方(基板と反対側)に位置するAlを組成として含む層の平坦性を高めることにより、発光装置特性の向上と寿命を長くすることができる。
(実施形態1)
本発明にかかるGaN系化合物半導体発光装置の一実施形態は、図1を参照して、少なくとも一方の主面101m側にGaN系化合物半導体層を含む基板101と、主面101m上に形成されているGaN系化合物半導体層積層体120とを備え、GaN系化合物半導体層積層体120は、発光層106と、発光層106より基板側に位置する第1のバッファ層102と、発光層106より基板側と反対側に位置する第2のバッファ層109とを含み、第1および第2のバッファ層102,109は、AlxGa1-xN(0<x≦0.05)層である。GaN系化合物半導体積層体120中にかかるバッファ層102,109が存在することにより、これらのバッファ層102,109から上方(基板と反対側)のGaN系化合物半導体各層の平坦性が高められる。ここで、GaN系化合物半導体とは、GaN半導体およびGaNの一部のGaを他の1つ以上のIII族金属元素(たとえば、Al、Inなど)に置き換えた化合物の半導体をいう。
図1を参照して、本実施形態のGaN系化合物半導体発光装置1を詳細に説明する。基板101は、少なくとも一方の主面101m側にGaN系化合物半導体層を含む。かかる主面101m上に結晶性の高いGaN系化合物半導体層積層体を形成することができるからである。基板101は、少なくとも一方の主面101m側にGaN系化合物半導体層を含むものであれば特に制限はなく、基板全体がGaN系化合物半導体層であってもよく、GaN系化合物以外の異種下地基板上にGaN系化合物半導体層が形成されているテンプレート基板であってもよい。テンプレート基板における異種下地基板としては、GaN系化合物半導体層と格子不整合が小さい基板、たとえば、サファイア基板、SiC基板、Si基板、ZnO基板などが用いられる。
また、基板101の主面101mは、GaN系化合物結晶層の(0001)面からの[1−100]方向への傾斜角θ1が0.3°以下であり、[11−20]方向への傾斜角θ2が傾斜角θ1の1/2以下であることが好ましい。基板の主面101mが(0001)面から傾斜していることにより、GaN系化合物半導体層の成長面にステップが形成され二次元的な成長が起こり高品質の結晶が得られる。ただし、傾斜角θ1が0.3°より大きいと、成長面に形成されるステップが二次元成長に適さない密度に増大するため、成長面の平坦性が悪化する。また、傾斜角θ2が傾斜角θ1の1/2より大きいと、GaおよびNに加えてAlまたはInを組成として含む3元混晶を成長させる際に、[11−20]方向へのAl組成あるいはIn組成の不均一を生じる。基板101としては、たとえば、GaN基板、サファイア下地基板上にGaN層が形成されているテンプレート基板などが好適である。
この基板101の一方の主面101m上には、第1のバッファ層102として厚さ50nm以下のAlx1Ga1-x1N層(0<x1≦0.05)が形成されている。この第1のバッファ層102上に厚さ2μm以下程度のn型GaN下地層103が形成されている。このn型GaN下地層103上に発光層106からの光をその近傍に閉じ込めるためのn型AlaGa1-aNクラッド層104が形成されている。このn型AlaGa1-aN(0.01<a<0.1)クラッド層104は、出射光の楕円率調整のため3層構造(3層クラッド層)とすることが好ましい。かかる3層クラッド層構造は、下から順に第1のn型Ala1Ga1-a1N(0.01<a1<0.1)クラッド層1041,第2のn型Ala2Ga1-a2N(0.01<a2<0.1)クラッド層1042,第3のn型Ala3Ga1-a3N(0.01<a3<0.1)クラッド層1043で形成されている。たとえば出射光の楕円率が2.0程度であれば、各クラッド層のそれぞれのAl組成は、a1=0.05、a2=0.08、a3=0.05程度となっている。また、第1のn型Ala1Ga1-a1Nクラッド層1041の厚さは1.5μm程度、第2のn型Ala2Ga1-a2Nクラッド層1042の厚さは0.1μm程度、第3のn型Ala3Ga1-a3Nクラッド層1043の厚さは0.75μm程度である。
n型AlaGa1-aNクラッド層104上に、発光層106からの光を発光層近傍に安定して導波させるための厚さ0.1μm程度のn型GaNガイド層105が形成されている。このn型GaNガイド層105上に、多重量子井戸構造を有する発光層106が形成されている。ここで、発光層106は、厚さ10nm(100Å)程度のGaN障壁層および厚さ5nm(50Å)程度のInpGa1-pN(0<p<1、好ましくは0.08≦p<0.4)井戸層を1周期として3周期程度で構成される。周期数は可変であるが、発光効率,発光層へのキャリア注入及びピエゾ電界を考慮すると3周期以内が最も有利となる。この発光層106上にGaN中間層107が形成されている。このGaN中間層107によりp型層と発光層と接触させないようにすることで、発光層におけるp型不純物による光吸収と散乱が低減される。中間層107上に厚さ20nm(200Å)程度のp型AlcGa1-cN(0.2<c<0.5)キャリアブロック層108が形成されている。このp型AlcGa1-cNキャリアブロック層108上に、第2のバッファ層109として厚さ50nm以下のAlx2Ga1-x2N(0<x2≦0.05)層が形成されている。この第2のバッファ層109上に厚さ0.1μm程度のp型GaNガイド層110が形成されている。ここで、p型GaNガイド層110を無くすることも可能である。GaN中間層107により光強度分布が発光層106近傍に集中するのであれば、光閉じ込めのためにあえてp型ガイド層110を設ける必要がない。p型GaNガイド層110上に厚さ0.5μm程度のp型AlbGa1-bNクラッド層111が形成されている。p型AlbGa1-bN(0.01<b<0.1)クラッド層111上にp型GaNコンタクト層112が形成されている。ここで、p型GaNコンタクト層112の厚さは0.1μm程度が望ましい。なお、p型層のドーパントとしてはMgが、n型層のドーパントとしてはSiが好ましく用いられる。こうして、基板101の一方の主面101m上にGaN系化合物半導体層積層体120が形成されている。
p型GaNコンタクト層112、p型AlbGa1-bNクラッド層111、p型GaNガイド層110および厚さ方向の一部の第2のバッファ層109(Alx2Ga1-x2N層)の両端部が除去されてリッジ130が形成されている。p型GaNコンタクト層112上にはp側電極114が形成されている。また、基板101の他方の主面10n上にはn側電極113が形成されている。こうして、高特性で長寿命のGaN系化合物半導体発光装置1が形成されている。
本実施形態のGaN系化合物半導体発光装置1のGaN系化合物半導体層積層体120は、発光層106と、発光層106より基板側に位置する第1のバッファ層102と、発光層より基板と反対側に位置する第2のバッファ層109を含み、第1および第2のバッファ層102,109は、AlxGa1-xN(0<x≦0.05)層である。
第1のバッファ層102は、Alの組成xが0より大きく0.05以下であることにより、下層の化学組成が第1のバッファ層102の化学組成と異なっていても、その下層上に第1のバッファ層を成長させる際、結晶成長初期の濡れ性が向上し均一に下層を覆うことができるため、表面平坦性の高い層となる。このため、この第1のバッファ層より上に位置する層の表面平坦性も高くなる。しかし、Alの組成xが0.05より大きくなると、バッファ層の格子定数とバッファ層の上下に位置する化学組成が異なる層の格子定数と差が大きくなり歪みが大きくなる。また、第1のバッファ層の厚さは、50nm以下であることが好ましい。第1のバッファ層の厚さが50nmより大きくなるとバッファ層の格子定数とバッファ層の上下に位置する化学組成が異なる層の格子定数と差が大きくなり歪みが大きくなる。すなわち、発光層106と基板101との間に、第1のバッファ層102として厚さ50nm以下のAlx1Ga1-x1N(0<x1≦0.05)層を設けることにより、下層の表面を均一に覆い薄い第1のバッファ層内に上下層からの歪みを効果的に吸収することができる。この結果、第1のバッファ層から上に積層される層の表面平坦性が高くなる。特に、発光層の表面平坦性が高くなることにより、GaN系化合物半導体発光装置の特性が向上し寿命が長くなる。
第1のバッファ層102は、発光層106と基板101との間に位置していれば特に制限はないが、基板101の主面101mに隣接していることが好ましい。第1のバッファ層102が基板101の主面101mに隣接することにより、主面101mに存在する転位がGaN系化合物半導体積層体120に伝搬するのを防止し、結晶成長前に基板を昇温させる際の主面からのGaN系化合物の再蒸発を防止することができる。この結果、GaN系化合物半導体積層体の転位が低減し、電流注入効率が高くなり、GaN系化合物半導体発光装置の特性が向上する。
また、第2のバッファ層109は、Alの組成xが0より大きく0.05以下であることにより、第1のバッファ層102の場合と同様の理由から、第2のバッファ層から上に位置する層の表面平坦性も高くなる。また、第2のバッファ層109の厚さは、第1のバッファ層102の場合と同様の理由から、50nm以下であることが好ましい。第2のバッファ層109は、発光層106より基板と反対側に位置していれば特に制限はない。ただし、GaN系化合物半導体積層体120の発光層106より基板と反対側に、発光層106からの光をその近傍に閉じ込めるためのクラッド層(たとえば、p型AlaGa1-aNクラッド層111)が存在する場合、このクラッド層111が第2のバッファ層109より基板と反対側に位置していること、すなわち、第2のバッファ層109が発光層106とクラッド層111との間に位置することが好ましい。第2のバッファ層109がかかる位置にあることにより、第2のバッファ層より上に位置する層、特にクラッド層(p型AlaGa1-aNクラッド層111)の表面平坦性が高くなる。この結果、GaN系化合物半導体発光装置の特性が向上し、寿命も長くなる。ここで、クラッド層(p型AlaGa1-aNクラッド層111)の厚さは、発光層106からの光の閉じ込め効果を高める観点から、0.4μm以上であることが好ましい。
また、第1および第2のバッファ層102,109は結晶質であることが好ましい。第1および第2のバッファ層102,109が結晶質であれば、それらのバッファ層102,109の上方に形成される半導体層の結晶性が高くなる。この結果、GaN系化合物半導体発光装置の特性が向上し、寿命も長くなる。
(実施形態2)
本発明にかかるGaN系化合物半導体発光装置の製造方法の一実施形態は、図1を参照して、少なくとも一方の主面101m側にGaN系化合物半導体層を含む基板101の主面101m上に、MOCVD(有機金属化学気相堆積)法により、厚さ50μm以下の第1のバッファ層102(Alx1Ga1-x1N層(0<x1≦0.05、たとえばx1は0.05程度)、厚さ2μm以下程度のn型GaN下地層103、厚さ1.5μm程度の第1のn型Ala1Ga1-a1N(0.01<a1<0.1、たとえばa1は0.05程度)クラッド層1041、厚さ0.1μm程度の第2のn型Ala2Ga1-a2N(0.01<a2<0.1、たとえばa2は0.08程度)クラッド層1042、厚さ0.75μm程度の第3のn型Ala3Ga1-a3N(0.01<a3<0.1、たとえばa3は0.05程度)クラッド層1043、厚さ0.1μm程度のn型GaNガイド層105、厚さ10nm(100Å)程度のGaN障壁層と厚さ5nm(50Å)程度のInp1-pN(0<p<1、好ましくは0.08≦p<0.4、たとえばpは0.08程度)井戸層を1周期として3周期程度で構成される発光層106、厚さ50nm(500Å)μm程度のGaN中間層107、厚さ20nm(200Å)程度のAlcGa1-cN(0.2<c<0.5、たとえばcは0.4程度)キャリアブロック層108、厚さ50nm以下の第2のバッファ層109(Alx2Ga1-x2N層(0<x2≦0.05))、厚さ0.1μm程度のp型GaNガイド層110、厚さ0.5μm程度のp型AlbGa1-bN(0.01<b<0.1、たとえばbは0.06程度)クラッド層111、厚さ0.1μm程度のp型GaNコンタクト層112が、順次成長させられる。
次に、フォトリソグラフィ技術およびRIE(反応性イオンエッチング)技術により、p型GaNコンタクト層112、p型AlbGa1-bNクラッド層111、p型GaNガイド層110および厚さ方向の一部の第2のバッファ層109(Alx2Ga1-x2N層)の両端部が除去されて、リッジ130が形成される。次に、真空蒸着法により、p型GaNコンタクト層112上にp側電極が形成され、基板101の他方の主面101n上にn側電極が形成される。
本実施形態のGaN系化合物半導体発光装置の製造方法において、図1および図2を参照して、第1および第2のバッファ層102,109(図1)のようなバッファ層202(図2)を成長させる工程は、その成長温度に到達後、III族金属元素原料および窒素原料の供給を停止するサブ工程(原料停止サブ工程)と、III族金属元素原料310を供給して金属粒子202mを堆積させるサブ工程(金属粒子堆積サブ工程)と、窒素原料320を供給して金属粒子202mを窒化させる工程(金属粒子窒化サブ工程)とを含む。
ここで、III族金属元素原料は、特に制限はないが、MOCVD法においては、TMG(トリメチルガリウム)、TMA(トリメチルアルミニウム)、TMI(トリメチルインジウム)などが用いられる。また、窒素原料は、特に制限はないが、MOCVD法においては、アンモニアなどが用いられる。かかるサブ工程を行うことにより、各バッファ層202とその下層200との界面201上にIII族金属元素の複数の金属粒子202mが形成され、これらの金属粒子202mが窒化されて微小な複数の結晶核202cが形成されることにより、各バッファ層202およびその上層の結晶性を高めることができる。なお、これらの結晶核は、通常、断面をTEM(透過型電子顕微鏡)などで観察することができる。
バッファ層の成長温度到達後の原料停止サブ工程においては、下層200の表面200sのエッチングが起こり、表面200sが清浄化される。かかる観点から、原料停止サブ工程は、水素(H2)ガスを含む雰囲気下で行われることが好ましい。また、原料停止サブ工程、金属粒子堆積サブ工程および金属粒子窒化サブ工程の時間はそれぞれ10秒以下であることが好ましい。
また、本実施形態のGaN系化合物半導体発光装置の製造方法において、図1を参照して、第1および第2のバッファ層102,109の成長温度は、1000℃以上であることが好ましい。バッファ層の成長温度が1000℃未満であると結晶性が低下する。また、数百℃程度の低い温度では、非結晶質となり、バッファ層102,109より上層の結晶性および表面平坦性が低下する。
(実施例1)
図1を参照して、本実施例のGaN系化合物半導体発光装置1は、以下のようにして製造される。
まず、基板101としてGaN基板を準備する。なお、基板101は、GaN基板が最も好適であるが、サファイアなどの異種基板上にGaN層が形成されたテンプレート基板でもよい。このGaN基板(基板101)をMOCVD装置の反応炉にセットし、窒素原料としてアンモニアガス、キャリアガスとして水素(H2)ガスを供給しながら、基板温度を1000℃程度まで昇温させる。その際の昇温過程において400℃以上の温度領域ではアンモニアガスを供給する必要がある。これは、温度上昇によりGaN基板(基板101)の構成原子である窒素原子が脱離することによる基板表面の分解を防止するためである。
基板温度が1000℃程度の所定の温度に達して安定したら、TMG(トリメチルガリウム)およびTMA(トリメチルアルミニウム)の供給を開始して、第1のバッファ層102である厚さ50nmのAlx1Ga1-x1N(x1=0.05)層を成長させる。
なお、第1のバッファ層102の平坦性を評価するため、第1のバッファ層の成長が完了した時点で取り出した別の試料の第1のバッファ層の平均表面粗さRaは、段差計またはAFM(原子間力顕微鏡)で測定したところ、3nmであった。ここで、平均表面粗さRaとは、粗さ曲面から、その平均平面の方向に基準面積だけ抜き取り、この抜き取り部分の平均平面から測定曲面までの距離を合計し、基準面積で平均した値をいう。
本実施例においては、全測定区間が500μmについての平均表面粗さRaを測定した。この値は一般的な量子井戸発光層の井戸層と障壁層の合計厚さに比べて1/2以下の値であり、高品質な量子井戸発光層を得るに十分な平坦性が確保できている。
第1のバッファ層102の成長後、その温度を保持し、III族金属元素原料としてTMG、n型ドーパントとしてSiH4(モノシラン)を供給して、厚さ0.2μm程度のn型GaN下地層103を成長させる。n型GaN下地層103の厚さに特に制限はないが、2μm以下程度とするのが一般的である。
次に、発光層106からの光を活性層近傍に閉じ込めるためのn型AlaGa1-aN(0.01<a<0.1)クラッド層104を成長させる。まず、III族金属元素原料としてTMGおよびTMA、ドーパントとしてSiH4を供給して、厚さ1.5μmの第1のn型Ala1Ga1-a1N(a1=0.05)クラッド層1041を成長させる。次いで、TMAの供給量を増加させて、厚さ0.1μmの第2のn型Ala2Ga1-a2N(a2=0.08)クラッド層1042を成長させる。次いで、第1のn型Ala1Ga1-a1Nクラッド層1041成長時のTMA供給量に戻して厚さ0.75μmの第3のn型Ala3Ga1-a3N(a3=0.05)クラッド層1043を成長させる。なお、n型GaN下地層103は省略することもできる。
上記のn型AlaGa1-aN(0.01<a<0.1)クラッド層104の成長後、TMAの供給のみを停止して、厚さ0.1μmのn型GaNガイド層105を成長させる。その後、一旦III族金属元素原料およびドーパントの供給を停止してアンモニアガスおよび水素ガスを供給しながら基板温度を700℃程度まで降温させる。基板温度が700℃程度で安定したら、ガスをアンモニアガスと窒素(N2)ガスに切り替える。ここで、水素ガスから窒素ガスに切り替える理由は、Inを含む混晶を成長させる時、水素ガスが存在すると成長が阻害され、良質な発光層が成長できないためである。水素ガスはIn原子の再蒸発を促進させる作用があり、Inを組成元素として含む発光層を成長する際には好ましくない。このガスの切り替え後、発光層106中の厚さ10nm(100Å)のGaN障壁層を成長させるためTMGを供給する。次いで、厚さ5nm(50Å)のInpGa1-pN(p=0.08)井戸層を成長させるためTMGに加えてTMI(トリメチルインジウム)を供給する。このGaN障壁層とInpGa1-pN井戸層の一組を1周期として合計3周期程度繰り返して発光層106の成長を完了する。なお、発光層106へのn型ドーピングはしてもしなくても発光特性に変化はない。
発光層106の成長後、TMIの供給を停止して、厚さ50μm(500Å)のGaN中間層107を成長させる。GaN中間層107は、p型層から発光層106を遠ざけてp型層での光吸収を低減させる役割を担うため、基本的にp型ドーピングしないことが望ましい。
GaN中間層107の成長後、TMGに加えてTMAとドーパントとしてのMgの原料であるEtCp2Mg(ビスエチルシクロペンタジエニルマグネシウム)を供給して、厚さ20nm(200Å)程度のp型AlcGa1-cN(c=0.4)キャリアブロック層108を成長させる。ここで、p型AlcGa1-cNキャリアブロック層108の成長温度は発光層106と同じでも良く、また1000℃以上まで昇温しつつ成長しても差し支え無い。p型AlcGa1-cNキャリアブロック層108のAlの組成cは0.3以上であることが望ましい。これは、キャリアブロック効果を発揮させるために、発光層106およびp型GaNガイド層110との間にある程度以上のバンドギャップエネルギー差を付ける必要があるからである。また、p型AlcGa1-cNキャリアブロック層108の厚さは、トンネル効果を避けてキャリアをブロックするため、20nm(200Å)以上程度が必要である。
p型AlcGa1-cNキャリアブロック層108の成長後、アンモニアガスと窒素ガスを供給しながら基板温度を1000℃程度に昇温する。p型AlcGa1-cNキャリアブロック層108を昇温しつつ成長する場合は、キャリアブロック層108の成長と同時に昇温が完了するように昇温レートを調整しておくと無駄な成長中断がなく好ましい。基板温度が1000℃程度で安定したら、再びガスをアンモニアガスと水素ガスに切り替える。Inを含まない層の成長において窒素ガスをキャリアガスとした場合、III族金属元素原子のマイグレーションが阻害されるため非常に凹凸の激しい成長となり、結晶性が著しく低下する。結晶性の低下は、結晶中に欠陥を生じさせるなどの発光装置に取って悪影響を及ぼすため好ましくない。ガスをアンモニアガスと水素ガスに切り替えて基板温度が安定したら、TMG(トリメチルガリウム)およびTMA(トリメチルアルミニウム)の供給を開始して、第2のバッファ層109である厚さ50nmのAlx2Ga1-x2N(x2=0.05)層を成長させる。
なお、第2のバッファ層109の平坦性を評価するため、第2のバッファ層の成長が完了した時点で取り出した別の試料の第2のバッファ層の平均表面粗さRaは、やはり3nmであった。この値は、第1のバッファ層の平均表面粗さRaと同じ程度であり、十分な平坦性が確保されている。
第2のバッファ層109の成長に続けて、アンモニアガスとTMGを供給して、厚さ0.1μm程度のp型GaNガイド層110を成長させる。
p型GaNガイド層110の成長後、TMGに加えてTMAを供給して、厚さ0.5μm程度のp型AlbGa1-bN(b=0.06)クラッド層111を成長させる。その後、TMAの供給を停止して、厚さ0.1μmのp型GaNコンタクト層112を成長させる。p型GaNコンタクト層112までの全ての層を成長させた後、III族金属元素原料およびp型ドーパントであるEtCp2Mgの供給を停止し、アンモニアガスおよび水素ガス中で基板温度を室温(たとえば25℃)まで降下させる。その際、昇温時と同様、成長層の分解を防止するために400℃以上の温度では必ずアンモニアガスを供給し続ける必要がある。400℃以下になれば、アンモニアガスの供給を停止しても差し支えない。以上の手順で基板101の主面101m上にGaN系化合物半導体層積層体120が形成される。
以上の手順で基板101の主面101m上にGaN系化合物半導体層積層体120を形成した後、通常のフォトリソグラフィ技術およびRIE技術により、p型GaNコンタクト層112、p型AlbGa1-bNクラッド層111、p型GaNガイド層110および厚さ方向の一部の第2のバッファ層109(Alx2Ga1-x2N層)の両端部が除去されて、リッジ130が形成される。次に、真空蒸着法により、p型GaNコンタクト層112上にp側電極114が形成され、基板101の他方の主面101n上にn側電極113が形成される。電極形成後、アロイのための熱処理を行い、基板の裏面研磨と劈開によるチップ分割を経て発光装置が完成する。通常、発光装置の光共振器面は誘電体薄膜を積層して高反射膜コートされる。また、共振器面は劈開により作製される。
なお、p型GaNコンタクト層112の平坦性を評価するため、p型GaNコンタクト層112の成長が完了した時点で取り出した別の試料のp型GaNコンタクト層112の平均表面粗さRaは、段差計またはAFMで測定したところ、3nmであり、この値は第1のバッファ層102および第2のバッファ層109の平均表面粗さRaの値と同等であった。すなわち、p型GaNコンタクト層の表面の平坦性は、第1のバッファ層102および第2のバッファ層109の表面の平坦性が反映されているものと考えられる。第1のバッファ層102およびGaN系化合物半導体層積層体120の最外層であるp型GaNコンタクト層112の平均表面粗さRaが互いに同等であることから、発光層106中の井戸層と障壁層との界面も同様に平坦かつ急峻に形成されていると推察できる。
また、p型GaNコンタクト層112の成長が完了した時点で取り出したさらに別の試料のX線回折測定を行ったところ、発光層106からのサテライトピークが明瞭に分離して観察され、量子井戸の界面が急峻に形成されていることが予想される。また、この試料の一部をウエットエッチングして形成されるエッチピットの密度から算出される転位密度は2×106cm-2程度であった。ここで、エッチャントは、85質量%の燐酸水溶液と97質量%の硫酸水溶液を体積比が1対3の割合で混合し250℃程度に加熱した溶液を用いた。また、同様の方法によりあらかじめ算出した基板101の転位密度は6×106cm-2であり、基板101上に隣接して第1のバッファ層102を形成することにより、基板からGaN系化合物半導体積層体120中に伝搬する転位が低減されている。さらに、この試料の発光層106の断面50nm×50nmの範囲をTEM(透過型電子顕微鏡)観察したところ、組成の不均一部分を示す黒点は見られなかった。すなわち、発光層106の組成が均一であることが確認された。これは、第1のバッファ層102の形成により、発光層106の下層表面が非常に平坦化されかつ転位密度も低減されたため、Inの凝集が緩和されたことによると考えられる。
また、以上の手順で作製したGaN系化合物半導体発光装置の代表的特性は、発振閾値電流が35mA、電圧が4.2V、スロープ効率1.5であった。また、60℃における光出力45mWの寿命試験において、推定寿命10000時間が得られた。すなわち、基板101上に形成されるGaN系化合物半導体層積層体が発光層より基板側に位置する第1のバッファ層102およびp型層側に位置する第2のバッファ層を含むことにより、GaN系化合物半導体層積層体、特に発光層の界面平坦性の向上、転位密度および組成のバラツキの低減により、発光装置の特性のバラツキも改善され歩留が向上した。
(比較例1)
第1および第2のバッファ層を成長させない他は実施例1と同様にしてGaN系化合物半導体発光装置を得た。このGaN系化合物半導体発光装置の代表的特性は、発振閾値電流が45mA、電圧が4.9V、スロープ効率1.1であった。また、60℃における光出力45mWの寿命試験において、推定寿命3000時間であった。
ここで、p型GaNコンタクト層112の平均表面粗さRaは6〜7nmであった。このことから、発光層106中の井戸層と障壁層との界面の平坦性も6〜7nm程度であり、界面の平坦さおよび急峻さに欠けていると推察できる。また、発光層の断面の50nm×50nmの範囲内には組成の不均一を示す直径3nm程度の黒点が5個程度観察された。すなわち、GaN系化合物半導体層積層体中に本発明のバッファ層を含まない発光装置は、発光層の界面平坦性が低く、転位密度および組成のバラツキが高いため、発光装置の特性のバラツキが大きく、歩留まりも低い。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
本発明にかかるGaN系化合物半導体発光装置の一実施形態を示す概略断面図である。 本発明にかかるGaN系化合物半導体発光装置の製造方法の一実施形態を示す概略断面図である。ここで、(a)は原料停止サブ工程を示し、(b)は金属粒子堆積サブ工程を示し、(c)は金属粒子窒化サブ工程を示す。
符号の説明
1 GaN系化合物半導体発光装置、101 基板、101m,101n 主面、102 第1のバッファ層、103 n型GaN下地層、104 n型AlaGa1-aNクラッド層、105 n型GaNガイド層、106 発光層、107 GaN中間層、108 p型AlcGa1-cNキャリアブロック層、109 第2のバッファ層、110 p型GaNガイド層、111 p型AlbGa1-bNクラッド層、112 p型GaNコンタクト層、113 n側電極、114 p側電極、200 下層、200s 表面、201 界面、202 バッファ層、202c 結晶核、202m 金属粒子、1041 第1のn型Ala1Ga1-a1Nクラッド層、1042 第2のn型Ala2Ga1-a2Nクラッド層、1043 第3のn型Ala3Ga1-a3Nクラッド層。

Claims (8)

  1. 少なくとも一方の主面側にGaN系化合物半導体層を含む基板と、前記主面上に形成されているGaN系化合物半導体層積層体とを備え、
    前記GaN系化合物半導体層積層体は、発光層と、前記発光層より前記基板側に位置する第1のバッファ層と、前記発光層より前記基板と反対側に位置する第2のバッファ層と含み、
    第1および第2の前記バッファ層は、AlxGa1-xN(0<x≦0.05)層であるGaN系化合物半導体発光装置。
  2. 第1の前記バッファ層は前記基板の前記主面に隣接している請求項1に記載のGaN系化合物半導体発光装置。
  3. 前記GaN系化合物半導体層積層体は、前記第2のバッファ層より前記基板と反対側に位置するクラッド層をさらに含む請求項1に記載のGaN系化合物半導体発光装置。
  4. 第1および第2の前記バッファ層の厚さが50nm以下である請求項1から請求項3までのいずれかに記載のGaN系化合物半導体発光装置。
  5. 第1および第2の前記バッファ層は結晶質である請求項1から請求項4までのいずれかに記載のGaN系化合物半導体発光装置。
  6. 前記基板の前記主面は、(0001)面からの[1−100]方向への傾斜角θ1が0.3°以下であり、[11−20]方向への傾斜角θ2が前記傾斜角θ1の1/2以下であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のGaN系化合物半導体発光装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかのGaN系化合物半導体発光装置の製造方法であって、
    第1および第2の前記バッファ層を成長させる工程は、その成長温度に到達後、III族金属元素原料および窒素原料の供給を停止するサブ工程と、III族金属元素原料を供給して金属粒子を堆積させるサブ工程と、窒素原料を供給して前記金属粒子を窒化させる工程とを含むGaN系化合物半導体発光装置の製造方法。
  8. 第1および第2の前記バッファ層の成長温度は1000℃以上である請求項7に記載のGaN系化合物半導体発光装置の製造方法。
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