JP2009064716A - 同軸コネクタと、この同軸コネクタの製造方法 - Google Patents

同軸コネクタと、この同軸コネクタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内部導体に完全シールドを施すことができて良好な高周波性能を得ることができるばかりか、外部導体の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にする同軸コネクタを提供する。
【解決手段】内部導体2の周囲を、シールド部材4の端面シールド部41と側面シールド部42、43と底面シールド部44とからなるシールド本体4Aにより囲み、内部導体2のリード部21を背面シールド部45で覆うようにし、外部導体3の基板接触部であるリード部33をコネクタ挿抜方向イに対して直交方向に突出させて絶縁ハウジング1の側面側に位置させて外部導体3がコネクタ挿抜方向イに大きくなることを防ぎ、外部導体3の端面を背後から治具で押すスペースを取るようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、回路基板上に取付けられる高周波同軸コネクタのような同軸コネクタと、この同軸コネクタの製造方法に関するものである。
電子技術の発達に伴い、伝送速度が高くなるにつれ、周波数が高くなり、コンピュータ、通信機器等の電子機器内やそれらを接続するところには、同軸コネクタが広く使用されている。そして、近年の高密度化の要求により、使用される同軸コネクタも、小型化、構造の単純化等が求められている。
従来、回路基板上に取り付けられる小型の同軸コネクタとして、図41及び図42に示すものが知られている。この同軸コネクタにおけるレセプタクル100は、相手同軸コネクタであるプラグの外部導体(いずれも図示せず)に接触すると共にシールド及び接地を行う略筒形の外部導体101と、この外部導体101の中心軸線上に位置し、相手同軸コネクタの相手内部導体(図示せず)に接触する内部導体(中心導体)102と、内部導体102を外部導体101に対し所定の位置関係に保持する絶縁ハウジング103とを具備している。
そして、図42に示すように、内部導体102は、その圧入部104の背面部に、側面視で逆L字形状のリード部105を有しており、また、図43及び図44に示すように、外部導体101は、圧入部106の背部に背面シールド部107を有しており、この背面シールド部107の端部107aに一対のリード部108が設けてある。そして、外部導体101は、その背面シールド部107を折曲げて、内部導体102のリード部105を覆い、外部導体101と内部導体102との間のインピーダンスを整合させており、この場合、シールド部材107を折曲げたために、リード部108は外部導体101の背面側に突出するようになる。
また、図43及び図44に示すように、外部導体101は、背面シールド部107の端部でキャリア109に接続されるものである。したがって、内部導体102を絶縁ハウジング103に、この絶縁ハウジング103の背面側から圧入装着した後に、外部導体101を絶縁ハウジング103に圧入装着する場合、キャリア109が内部導体102のリード部105に干渉して外部導体101を絶縁ハウジング103の背面側から圧入装着することができないために、キャリア109におけるノッチ部109aをノッチ折りしてキャリア109から外部導体101を離した状態で、その圧入装着が行われていた。
また、従来の同軸コネクタのレセプタクルでは、外部導体は、内部導体の周囲を覆う筒状部を有する外部導体本体を有しており、この外部導体本体の逆U字形状の後部に、内部導体のリード部側を覆う背面シールド部を折曲げ部を介して接続して構成してある。そして、外部導体は、その背面シールド部を折曲げて内部導体との間のインピーダンスの整合を行うようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2000−100530号公報
図41及び図42に示す従来の同軸コネクタにあっては、外部導体101は、その背面シールド部107を折曲げて内部導体102のリード部105を覆い、外部導体101と内部導体102との間のインピーダンスを整合させており、また、背面シールド部107を折曲げることで、リード部108が後方に突出するようになるために、外部導体101がコネクタ挿抜方向に大きくなり、外部導体101の端面を背後から治具で押すスペースがなく、キャリア109をノッチ折りしてキャリア109から外部導体101を離した状態で、外部導体101の圧入を行わなければならず、その組立工数が多く、組み立てが容易でないという問題点があった。
本発明は上記の問題点に着目して成されたものであり、その第1の目的とするところは、内部導体に完全シールドを施すことができて良好な高周波性能を得ることができるばかりか、外部導体の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にする同軸コネクタを提供することである。
また、本発明の第2の目的とするところは、外部導体の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にすることができる同軸コネクタの製造方法を提供することである。
上記の第1の目的を達成するために、本発明に係る同軸コネクタは、相手同軸コネクタの相手外部導体に接触すると共に、シールド及び接地を行う外部導体と、この外部導体の中心軸線上に位置し且つ相手同軸コネクタの相手内部導体に接触する内部導体と、この内部導体を外部導体に対し所定の位置関係に保持する絶縁ハウジングを具備する同軸コネクタであって、内部導体の基板接触部である内部導体側リード部を絶縁ハウジングのコネクタ挿抜方向に沿う背面側に位置させると共に、外部導体の基板接触部である外部導体側リード部をコネクタ挿抜方向に対して直交方向に突出させて絶縁ハウジングの側面側に位置させ、絶縁ハウジングにシールド装着部を設けて、このシールド装着部に内部導体及び外部導体の周囲を覆うシールド部材を設け、このシールド部材に、絶縁ハウジングの背面側に位置させることで内部導体側リード部を覆う背面シールド部を設けたことを特徴とする。
かかる構成により、内部導体は外部導体のみならず、シールド部材でシールドされ、内部導体側リード部は、シールド部材に設けた背面シールド部で覆われシールドとインピーダンスの整合が行われるために、内部導体に完全シールドを施すことができて良好な高周波性能を得ることができる。特に、外部導体側リード部をコネクタ挿抜方向に対して直交方向に突出させて絶縁ハウジングの側面側に位置させてあるために、外部導体がコネクタ挿抜方向に大きくなることがなく、外部導体の端面を背後から治具で押すスペースを取ることができて、外部導体の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にすることができる。
また、本発明に係る同軸コネクタは、上記した本発明に係る同軸コネクタにおいて、絶縁ハウジングに外部導体装着孔部を設けると共に、絶縁ハウジングの背面側に、外部導体装着部に連なり且つ絶縁ハウジングの側面側に開口するリード導出部を設けて、外部導体装着孔部とリード導出部とで外部導体装着部を構成し、外部導体は圧入部を有していて、この圧入部に、コネクタ挿抜方向に対して直交する方向に突出する外部導体側リード部を設け、圧入部を外部導体装着孔部に装着すると共に、外部導体側リード部をリード導出部に挿入して絶縁ハウジングの側面側に突出させようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、外部導体側リード部をコネクタ挿抜方向に対して直交方向に突出させて絶縁ハウジングの側面側に突出させようにしたために、外部導体がコネクタ挿抜方向に大きくなることがなく、外部導体の端面を背後から治具で押すスペースを取ることができて、外部導体の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にすることができる。
また、本発明に係る同軸コネクタは、上記した本発明に係る同軸コネクタにおいて、シールド装着部は絶縁ハウジングの周面部で構成してあり、絶縁ハウジングの背面側にシールド係止部を設け、シールド部材は、端面シールド部と、この端面シールド部の両側の側面シールド部と、これらの側面シールド部に連なる底面シールド部とからなるシールド本体を有し、このシールド本体に背面シールド部を連ねて構成してあって、端面シールド部と側面シールド部とがなす隅角部と、側面シールド部に形成され且つ隅角部に対向するかしめ部とで構成された係止手段を備えており、シールド装着部にシールド部材を装着して、かしめ部をかしめて隅角部とかしめ部とでシールド係止部を把持することでシールド部材をシールド係止部に係止し、背面シールド部を折曲げて絶縁ハウジングの背面側に位置させて内部導体側リード部を覆うようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、内部導体の周囲は、シールド部材の端面シールド部と側面シールド部と底面シールド部とにより囲まれ、また、内部導体側リード部を背面シールド部で覆われるために、内部導体に完全シールドを施すことができて良好な高周波性能を得ることができるし、また、シールド装着部にシールド部材を装着して、かしめ部をかしめて隅角部とかしめ部とでシールド係止部を把持することでシールド部材の抜けを防止することができ、シールド部材をシールド装着部に確実に固着することができる。
また、本発明に係る同軸コネクタは、上記した本発明に係る同軸コネクタにおいて、絶縁ハウジングの周面部と背面部とが成す角部の中央に切欠き部を形成し、角部の切欠き部を挟んだ両側に円弧面部を設け、背面シールド部のシールド本体との接続部に孔部を設けると共に、接続部の孔部を挟んだ両側部を支点部になし、背面シールド部は、支点部を円弧面部に接触させた状態で折曲げられて、内部導体側リード部を覆うことを特徴とする。
かかる構成により、シールド部材に設けた背面シールド部で内部導体側リード部を覆う場合、背面シールド部が、支点部を円弧面部に接触させた状態で折曲げられて、内部導体側リード部を覆うようになり、背面シールド部の折曲げ加工を容易に行うことができ、同軸コネクタの組み立てを容易に行うことができる。
また、本発明に係る同軸コネクタは、上記した本発明に係る同軸コネクタにおいて、内部導体側リード部に内部導体側ビートを設けると共に、背面シールド部に、内部導体側ビートに対向するシールド側ビートを設けるようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、背面シールド部で内部導体側リード部を覆う場合、シールド側ビートが内部導体側ビートに対向するために、これらのビートの高さを変えることで内部導体と背面シールド部との間の距離の調整が行われてインピーダンスの調整を容易に行うことができる。
また、本発明に係る同軸コネクタは、上記した本発明に係る同軸コネクタにおいて、外部導体の圧入部の内面部に、内部導体側に突出する外部導体側ビートを設けるようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、絶縁ハウジングに外部導体と内部導体が装着された状態では、外部導体側ビートが内部導体に対向するために、外部導体側ビートの高さを変えることで外部導体の圧入部の内面部と内部導体との間の距離の調整が行われてインピーダンスの調整を容易に行うことができる。
また、上記の第2の目的を達成するために、本発明に係る同軸コネクタの製造方法は、内部導体側キャリアに接続された内部導体を絶縁ハウジングの内部導体装着部に装着して、内部導体側リード部を絶縁ハウジングの背部に設けたリード挿入溝部に挿入し、内部導体側キャリアをノッチ折りして内部導体を内部導体側キャリアから切り離し、次に、外部導体側キャリアに接続された外部導体を絶縁ハウジングの外部導体装着部に装着して、外部導体側リード部を、絶縁ハウジングの両側面部に開口するリード導出部に挿入して、外部導体側リード部をコネクタ挿抜方向に対して直交方向に突出して絶縁ハウジングの側面側に位置させ、外部導体側キャリアをノッチ折りして外部導体を外部導体側キャリアから切り離し、次に、予めシールド部材側キャリアから切り離されたシールド部材に絶縁ハウジングを圧入して、この絶縁ハウジングのシールド装着部にシールド部材を装着すると共に、係止手段によりシールド部材の抜けを防止し、次に、シールド部材の背面シールド部を折曲げて、この背面シールド部で内部導体のリード部を覆うようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、外部導体側リード部をコネクタ挿抜方向に対して直交方向に突出させて絶縁ハウジングの側面側に位置させることが容易にできる。このために、外部導体がコネクタ挿抜方向に大きくなることがなく、外部導体の端面を背後から治具で押すスペースを取ることができて、外部導体の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にすることができる。
また、本発明に係る同軸コネクタの製造方法は、上記した本発明に係る同軸コネクタの製造方法において、絶縁ハウジングの背面側にシールド係止部を設け、シールド部材は、端面シールド部と、この端面シールド部の両側の側面シールド部と、これらの側面シールド部に連なる底面シールド部とからなるシールド本体を有しており、係止手段を端面シールド部と側面シールド部とがなす隅角部と、側面シールド部に形成され且つ隅角部に対向するかしめ部とで構成しており、シールド装着部にシールド部材を装着して、かしめ部をかしめて隅角部とかしめ部とでシールド係止部を把持することでシールド部材をシールド係止部に係止するようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、シールド装着部にシールド部材を装着して、かしめ部をかしめて隅角部とかしめ部とでシールド係止部を把持することでシールド部材をシールド部材が抜けるのを防止し、シールド部材をシールド装着部に確実に固着することができる。
本発明に係る同軸コネクタによれば、内部導体は外部導体のみならず、シールド部材でシールドされ、内部導体側リード部は、シールド部材に設けた背面シールド部で覆われシールドとインピーダンスの整合が行われるために、内部導体に完全シールドを施すことができて良好な高周波性能を得ることができる。特に、外部導体側リード部をコネクタ挿抜方向に対して直交方向に突出させて絶縁ハウジングの側面側に位置させてあるために、外部導体がコネクタ挿抜方向に大きくなることがなく、外部導体の端面を背後から治具で押すスペースを取ることができて、外部導体の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にすることができる。
また、本発明に係る同軸コネクタによれば、背面シールド部で内部導体側リード部を覆う場合、シールド側ビートが内部導体側ビートに対向するために、これらのビートの高さを変えることで内部導体と背面シールド部との間の距離の調整が行われてインピーダンスの調整を容易に行うことができる。
また、本発明に係る同軸コネクタによれば、絶縁ハウジングに外部導体と内部導体が装着された状態では、外部導体側ビートが内部導体に対向するために、外部導体側ビートの高さを変えることで外部導体の圧入部の内面部と内部導体との間の距離の調整が行われてインピーダンスの調整を容易に行うことができる。
また、本発明に係る同軸コネクタの製造方法によれば、外部導体側リード部をコネクタ挿抜方向に対して直交方向に突出させて絶縁ハウジングの側面側に位置させることが容易にできる。このために、外部導体がコネクタ挿抜方向に大きくなることがなく、外部導体の端面を背後から治具で押すスペースを取ることができて、外部導体の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にすることができる。
また、本発明に係る同軸コネクタの製造方法によれば、シールド装着部にシールド部材を装着して、かしめ部をかしめて隅角部とかしめ部とでシールド係止部を把持することでシールド部材が抜けるのを防止し、シールド部材をシールド装着部に確実に固着することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
本発明に係る同軸コネクタの実施の形態を図1乃至図40に示す。図1は本発明に係る同軸コネクタにおけるレセプタクルとプラグとの結合直前の状態を断面で表した説明図、図2はレセプタクルとプラグとを結合した状態を断面で表した説明図、図3はレセプタクルの背面側から見た状態の斜視図である。なお、図1においてコネクタ挿抜方向を符号イで示す。
本発明に係る同軸コネクタにおけるレセプタクルAは、相手同軸コネクタであるプラグBに結合されるものである。そして、レセプタクルAは、図1乃至図7に示すように、絶縁ハウジング1と、内部導体(中心導体)2と、外部導体3と、金属性のシールド部材(カバー部材)4とで構成してある。
絶縁ハウジング1は、図8乃至図12に示すように、四角柱形状の絶縁座部1Aに円柱形状の絶縁座部1Bを突設した形状をしている。図11に示すように、この絶縁ハウジング1の中心側(絶縁座部1A及び絶縁座部1Bの中心側)には内部導体装着孔部5が形成してあり、また、絶縁ハウジング1の背面部1aにはリード挿入溝部6が形成してある。そして、内部導体装着孔部5とリード挿入溝部6とで内部導体装着部7が構成してある。
また、図10乃至図12に示すように、絶縁ハウジング1の背面部1aには、内部導体装着孔部5を囲むようにして外部導体装着孔部9が形成してある。そして、背面部1aにはシールド係止部15が突設してある。すなわち、このシールド係止部15は、背面部1aの左右に突出された突出部16を有しており、これらの突出部16は、図10において上側の隅角部16aと、下側のかしめ受け部16bを有している。そして、これらのかしめ受け部16bの下方がリード導出部17にしてある。また、絶縁ハウジング1には、その絶縁座部1Aの両側面に係合突起部14が形成してあり、これらの係合突起部14は突出部16の外面に延びている。そして、外部導体装着孔部9と絶縁座部1Bの周面部1bとリード導出部17とで外部導体装着部8が構成してある。
また、絶縁ハウジング1には、外部導体装着部8を囲むようにしてシールド装着部11が形成してある。このシールド装着部11は、四角柱形状の絶縁座部1Aの周面部1cで構成してあり、図10に示すように、周面部1cと背面部1aとが成す角部1dの上部中央には切欠き部12が形成してあり、また、この角部1dの切欠き部12を挟んだ両側には円弧面部13にしてある。
図13乃至図15に示すように、内部導体2は、接点部20Aを有する圧入部20を有しており、圧入部20の端部には、基板接触部であるリード部(内部導体側リード部)21が設けてあり、このリード部21は圧入部20の軸線(中心軸線)に対して直角に屈曲した第1の屈曲部21aと、この第1の屈曲部21aに対して直角に屈曲し圧入部20の軸線に平行する第2の屈曲部21bで形成してあり、第1の屈曲部21aには、接点部20Aとは反対側に突出する内部導体側ビート22が第1の屈曲部21aの長手方向に形成してある。
また、図16乃至図21に示すように、外部導体3は、円弧形状の圧入部30を有しており、この圧入部30には切り起し片からなるランス部30aが形成してある。また、圧入部30の先側には接点部30Aが連設してあり、この接点部30Aは、圧入部30から突出した四本の接触片31を有しており、これらの接触片31の先部には接点32が設けてある。
また、圧入部30には、この圧入部30の、コネクタ挿抜方向イに沿う軸線(中心軸線)に対して直交する方向に突出する基板接触部であるリード部(外部導体側リード部)33が形成してある。また、図19及び図21に示すように、外部導体3の内部導体2を囲む部位である圧入部30の円弧状の内面部には、圧入部30の中心に向って突出する四個の外部導体側ビート34が突設してあり、これらの外部導体側ビート34の延長線上には接触片31の接点32が存在している。
図22乃至図26に示すように、シールド部材4は、端面シールド部41と、この端面シールド部41の両側辺縁部に連なる側面シールド部42、43と、側面シールド部42、43に連なる底面シールド部44とからなるシールド本体4Aを有しており、このシールド本体4Aには、端面シールド部41の背面側の辺縁部に接続部50を介して連なる背面シールド部45を備えている。また、側面シールド部42、43には、基板接触部であるリード部46が形成してあり、側面シールド部42、43には相手同軸コネクタ係合孔部47が形成してある。
また、側面シールド部42、43の背面側には、切欠き部からなる係合部48と、側面視で逆L字形状のかしめ部49が形成してあり、これらのかしめ部49の内面には、図26に示すように、複数の溝49aが形成してあってかしめ易くしてある。そして、図23に示すように、かしめ部49は、端面シールド部41と側面シールド部42、43とがなす隅角部42a、43aに対向するものであり、これらで係止手段を構成している。
また、背面シールド部45の端面シールド部41との接続部50には、四角形状の孔部51が形成してあり、また、この孔部51を挟んだ両側の支点部52には、図26に示すように、背面シールド部45が曲げ易いように複数の溝53が形成してあるし、背面シールド部45の内面には、この背面シールド部45を折曲げた場合にシールド部材4の中心側に突出するようになるシールド側ビート54が背面シールド部45の長手方向に形成してある。
次に、レセプタクルAの組立てを、図27乃至図36を用いて説明する。
図27及び図28に示すように、内部導体2を、絶縁ハウジング1の内部導体装着部7に装着する。この場合、内部導体2は、そのリード部21の第2の屈曲部21bで内部導体側キャリアであるキャリア23に接続されており、絶縁ハウジング1の絶縁座部1Aの背面側から内部導体2の圧入部20を内部導体装着孔部5に圧入して、接点部20Aを内部導体装着孔部5の先側に位置させ、リード部21をリード挿入溝部6に挿入する。そして、図28に示すように、キャリア23のノッチ部23aの箇所でノッチ折りして内部導体2をキャリア23から切り離す。
次に、図29に示すように、外部導体3を、絶縁ハウジング1の外部導体装着部8に装着する。この場合、外部導体3は、その圧入部30の背面中央で外部導体側キャリアであるキャリア35に接続されており、絶縁ハウジング1の絶縁座部1Aの背面から外部導体3の圧入部30を外部導体装着孔部9に圧入すると共に、圧入部30の先側の接点部30Aを外部導体装着孔部9より突出させて、この接点部30Aの四本の接触片31を絶縁座部1Bの周囲に位置させる。この状態では、リード部33はリード導出部17に挿入され、コネクタ挿抜方向イに対して直交方向に突出して絶縁ハウジング1の側面側に位置することになる。そして、図30に示すように、ノッチ部35aに対応する位置に切欠き部12が形成されているので、キャリア35を上下に動かすことができ、キャリア35のノッチ部35aの箇所でノッチ折りして外部導体3をキャリア35から切り離すこともできる。これによりキャリア35ごと圧入することができるので、従来に比し、一工程削限できるのである。
この場合、図38に示すように、圧入部30の内面部には、外部導体3の中心(圧入部30の中心)に向って突出する四個の外部導体側ビート34が突設してあるために、外部導体側ビート34の調整された高さ寸法により、外部導体3と内部導体2との間の距離R1は、最適のインピーダンスになるように調整されることになる。
次に、図31に示すように、予めシールド部材4はシールド部材キャリアであるキャリア55から切り離される。そして、図32に示すように、内、外導体2,3を装着した絶縁ハウジング1を、シールド部材4の背面から、このシールド部材4に圧入して、絶縁ハウジング1のシールド装着部11にシールド部材4を装着する。絶縁ハウジング1のシールド部材4への圧入時、絶縁座部1Aの両側の係合突起部14がシールド部材4の係合部48に係合する。
また、シールド部材4は、その端面シールド部41と側面シールド部42,43とがなす隅角部42a,43aと、側面シールド部42,43に形成され且つ隅角部42a、43aに対向するかしめ部49とで構成された係止手段を備えており、図33に示すように、絶縁ハウジング1のシールド部材4への圧入により隅角部42a,43aがシールド係止部15の突出部16の図33において上側の隅角部16aに当接する。
次に、図33に矢印で示すように、かしめ部49をかしめる(折曲げる)ことにより、かしめ部49を突出部16のかしめ受け部16bに押し当てて、隅角部42a、43aとかしめ部49とで突出部16を把持することでシールド部材4が前方へ抜けるのを防止する。そして、図35に示すように、シールド部材4は、その端面シールド部41と側面シールド部42,43と底面シールド部44とで閉塞断面を有する相手コネクタ嵌合部Fを構成する。
次に、図36に示すように、シールド部材4の背面シールド部45を、その接続部50で直角に折曲げて、背面シールド部45で内部導体2のリード部21の第1の屈曲部21aを覆う。この際、絶縁ハウジング1の背面部1aをストッパとして使用してもよい。
この場合、図24に示すように、背面シールド部45の端面シールド部41との接続部50の設けた支点部52には、背面シールド部45が曲げ易いように複数の溝53が形成してあり、また、図10又は図11に示すように、絶縁ハウジング1の周面部1cと背面部1aとが成す角部1dの切欠き部12を挟んだ両側が円弧面部13にしてあるために、背面シールド部45は、その支点部52を円弧面部13に沿わせて治具(図示せず)で容易に折曲げることができる。シールド部材4の切欠き部12に対応する位置には孔部51が形成してあり、支点部52では無い部分を避けているので、良好に折曲げることができるのである。
また、図37に示すように、背面シールド部45の内面にはシールド側ビート54が背面シールド部45の長手方向に形成してあって、このシールド側ビート54が内部導体2のリード部21の第1の屈曲部21aに設けた内部導体側ビート22に対向するために、これらのビート22,54により内部導体2と背面シールド部45との間の距離R2の調整が行われてインピーダンスの調整が行われている。勿論、インピーダンスが調整されていれば、シールド側ビート54及び内部導体側ビート22は不要にしてもよい。
上記のように構成されたレセプタクルAは、図1に示すように、回路基板Cに実装される。この場合、内部導体2の基板接触部であるリード部21の第2の屈曲部21bを導電パターン(導電部)(図示せず)に半田付けし、また、外部導体3の基板接触部であるリード部33を導電パターン(導電部)(図示せず)に半田付けし、シールド部材4のリード部46を導電パターン(導電部)(図示せず)に半田付けしてグランドに接続する。
プラグBは、図1に示すように、内部絶縁ハウジング60aを有しており、この内部絶縁ハウジング60aには内部導体装着部61と、この内部導体装着部61を囲むようにして外部導体装着部62が形成してある。そして、内部導体装着部61には相手内部導体である内部導体64が装着してあり、また、外部導体装着部62には相手外部導体である外部導体65が装着してある。この外部導体65を囲むようにして外部絶縁ハウジング60bが装着してあり、この外部絶縁ハウジング60bの外周部がシールド装着部63にしてある。このシールド装着部63にシールド部材66が装着してある。
そして、図40に示すように、シールド部材66の側面部66cは、切り起し片よりなるロック部67が設けてあり、このロック部67にロック用突起部67aが形成してある。また、シールド部材66の端面部66a及び底面部66bには、切り起し片よりなる係止部68が設けてある。
また、図1に示すように、内部導体64は、その先側にピン状のコンタクト部64Aを有しており、このコンタクト部64Aは外部導体65がなす嵌合凹部65Aの中心部に位置している。そして、内部導体64は同軸ケーブル69の内部導体69Aに、外部導体65は同軸ケーブル69の外部導体69Bにそれぞれ接続してある。
図39に示すように、シールド部材66にハンドル部材70が装着してある。すなわち、ハンドル部材70は、その端面部70aと、この端面部70aに対向する底面部70bにそれぞれ係止孔部71が形成してあり、また、側面部70cにはロック操作部72が設けてある。そして、ハンドル部材70はシールド部材66に被嵌してあって、このシールド部材66の係止部68が係止孔部71に係止してあり、ロック操作部72がロック部67に接触している。
次に、上記のように構成されたレセプタクルAとプラグBとの結合を説明する。
図1及び図2において、プラグBのシールド部材66をレセプタクルAの相手コネクタ嵌合凹部Fに挿入して、ロック部67にロック用突起部67aを相手コネクタ係合孔部47に係脱可能に係合することでレセプタクルAとプラグBとの結合を行う。
この場合、シールド部材66がレセプタクルA側のシールド部材4に接触して、両シールド部材4,66が導通する。また、プラグB側の内部導体64のコンタクト部64AはレセプタクルA側の内部導体2内に挿入されて両内部導体2,64が導通されるし、プラグB側の外部導体65は、レセプタクルA側の外部導体3の接点32に接触し、両外部導体3,65が導通される。
また、プラグBをレセプタクルAより外す場合は、ハンドル部材70のロック操作部72を操作してロック部67を押込み、ロック部67のロック用突起部67aを相手コネクタ係合孔部47より外してプラグBを引き抜くことで行われる。
図1乃至図3、図7に示すように、上記した本発明の実施の形態によれば、内部導体2の周囲は、シールド部材4の端面シールド部41と側面シールド部42,43と底面シールド部44とからなるシールド本体4Aにより囲まれ、また、内部導体2のリード部21が背面シールド部45で覆われることで、内部導体2に完全シールドを施すことができて良好な高周波性能を得ることができる。
また、図8乃至図20に示すように、上記した本発明の実施の形態によれば、絶縁ハウジング1に外部導体装着孔部9を設けると共に、絶縁ハウジング1の背面側に、外部導体装着部9に連なり且つ絶縁ハウジング1の側面側に開口するリード導出部17を設け、外部導体3は圧入部30を有していて、この圧入部30に、コネクタ挿抜方向イに対して直交する方向に突出するリード部33を設け、圧入部30を外部導体装着孔部9に装着すると共に、リード部33をリード導出部17に挿入して絶縁ハウジング1の側面側に突出させようにしたことにより、外部導体3がコネクタ挿抜方向イに大きくなることがなく、外部導体3の端面を背後から治具で押すスペースを取ることができて、外部導体3の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にすることができる。
また、上記した本発明の実施の形態によれば、シールド装着部11にシールド部材4を装着して、かしめ部49をかしめて隅角部42a,43aとかしめ部49とでシールド係止部15を把持することでシールド部材4が前方に抜けるのを防止し、シールド部材4をシールド装着部11に確実に固着することができる。
また、上記した本発明の実施の形態によれば、シールド部材4に設けた背面シールド部45で内部導体2のリード部21を覆う場合、背面シールド部45が、支点部52を円弧面部13に接触させた状態で折曲げられて、内部導体2のリード部21を覆うようになり、背面シールド部45の折曲げ加工を容易に行うことができ、同軸コネクタの組み立てを容易に行うことができる。
また、上記した本発明の実施の形態によれば、背面シールド部45で内部導体2のリード部21を覆う場合、シールド側ビート54が内部導体側ビート22に対向するために、これらのビートの高さを変えることで内部導体2と背面シールド部45との間の距離R2の調整が行われてインピーダンスの調整を容易に行うことができる。
また、上記した本発明の実施の形態によれば、絶縁ハウジング1に外部導体2と内部導体3が装着された状態では、外部導体側ビート34が内部導体2に対向するために、外部導体側ビート34の高さを変えることで、外部導体3の圧入部の内面部と内部導体2との間の距離R1の調整が行われてインピーダンスの調整を容易に行うことができる。なお、これらの外部導体側ビート34は、インピーダンスの調整がされている場合には必要無い。
また、上記した本発明に係る同軸コネクタの製造方法の実施の形態によれば、キャリア23に接続された内部導体2を絶縁ハウジング1の内部導体装着部7に装着して、リード部21を絶縁ハウジング1の背部に設けたリード挿入溝部6に挿入し、キャリア23をノッチ折りして内部導体2をキャリア23から切り離し、次に、キャリア35に接続された外部導体3を絶縁ハウジング1の外部導体装着部8に装着して、リード部33を、絶縁ハウジング1の両側面部に開口するリード導出部17に挿入して、リード部33をコネクタ挿抜方向イに対して直交方向に突出して絶縁ハウジング1の側面側に位置させ、キャリア35をノッチ折りして外部導体3をキャリア35から切り離し、次に、予めキャリア55から切り離されたシールド部材4に絶縁ハウジング1を圧入して、この絶縁ハウジング1のシールド装着部11にシールド部材4を装着すると共に、係止手段によりシールド部材4の抜けを防止し、次に、シールド部材11の背面シールド部45を直角に折曲げて、この背面シールド部45で内部導体2のリード部21を覆うようにしたことにより、外部導体側リード部をコネクタ挿抜方向イに対して直交方向に突出させて絶縁ハウジングの側面側に位置させることが容易にできる。このために、外部導体がコネクタ挿抜方向に大きくなることがなく、外部導体の端面を背後から治具で押すスペースを取ることができて、外部導体の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にすることができる。
また、上記した本発明に係る同軸コネクタの製造方法の実施の形態によれば、絶縁ハウジング1の背面側にシールド係止部15を設け、シールド部材4は、端面シールド部41と、この端面シールド部41の両側の側面シールド部42,43と、これらの側面シールド部42,43に連なる底面シールド部45とからなるシールド本体4Aを有しており、係止手段は、端面シールド部41と側面シールド部42,43とがなす隅角部42a,43aと、側面シールド部42,43に形成され且つ隅角部42a,43aに対向するかしめ部49とで構成してあり、シールド装着部11にシールド部材4を装着して、かしめ部49をかしめて隅角部42a,43aとかしめ部49とでシールド係止部15を把持することでシールド部材4をシールド係止部15に係止するようにしたことにより、シールド部材4が抜けるのを防止し、シールド部材4をシールド装着部11に確実に固着することができる。
本発明に係る同軸コネクタは、内部導体に完全シールドを施すことができて良好な高周波性能を得ることができる。特に、外部導体がコネクタ挿抜方向に大きくなることがなく、外部導体の端面を背後から治具で押すスペースを取ることができて、外部導体の組み立てが容易になり、同軸コネクタの組み立てを容易にすることができるという効果を有し、回路基板上に取付けられる高周波同軸コネクタ等として有用である。
本発明に係る同軸コネクタにおけるレセプタクルとプラグとの結合直前の状態を断面で表した説明図である。 レセプタクルとプラグとを結合した状態を断面で表した説明図である。 同レセプタクルの背面側から見た状態の斜視図である。 同レセプタクルの正面図である。 同レセプタクルの側面図である。 同レセプタクルの背面図である。 図4のS−S線に沿う断面図である。 同レセプタクルにおける絶縁ハウジングの平面図である。 同絶縁ハウジングの側面図である。 同絶縁ハウジングの背面図である。 図10のT−T線に沿う断面図である。 図10のU−U線に沿う断面図である。 内部導体の側面図である。 同内部導体の背面図である。 図14のV−V線に沿う断面図である。 外部導体の平面図である。 同外部導体の側面図である。 同外部導体の正面図である。 同外部導体の背面図である。 図16のW−W線に沿う断面図である。 図19のX部の拡大図である。 シールド部材の平面図である。 同シールド部材の側面図である。 同シールド部材の底面図である。 同シールド部材の正面図である。 図22のY−Y線に沿う断面図である。 絶縁ハウジングに内部導体を圧入する組立工程の説明図である。 絶縁ハウジングに内部導体を圧入した状態を断面で示す説明図である。 絶縁ハウジングに外部導体を圧入する組立工程の説明図である。 絶縁ハウジングに外部導体を圧入した状態を断面で示す説明図である。 シールド部材においてキャリア折りの説明図である。 内、外部導体を備えた絶縁ハウジングをシールド部材に圧入する組立工程の説明図である。 かしめ部のかしめ工程の説明図である。 かしめ部のかしめ状態を示す説明図である。 内、外部導体を備えた絶縁ハウジングをシールド部材に圧入した状態を断面で示す説明図である。 背面シールド部を折曲げて組立てが完了した状態を断面で示す説明図である。 内部導体側ビートと、この内部導体側ビートに対向するシールド側ビートとの間の距離の説明図である。 外部導体側ビートと、内部導体との間の距離の説明図である。 プラグの斜視図である。 同プラグにおけるプラグユニットの斜視図である。 従来の同軸コネクタの背面図である。 図41のZ−Z線に沿う断面図である。 従来の同軸コネクタにおける外部導体の側面図である。 同外部導体の背面図である。
符号の説明
A レセプタクル
B プラグ(相手同軸コネクタ)
イ コネクタ挿抜方向
1 絶縁ハウジング
1A 絶縁座部
1B 絶縁座部
1a 背面部
1b 周面部
1c 周面部
1d 角部
2 内部導体
3 外部導体
4 シールド部材
4A シールド本体
5 内部導体装着孔部
6 リード挿入溝部
7 内部導体装着部
8 外部導体装着部
9 外部導体装着孔部
11 シールド装着部
12 切欠き部
13 円弧面部
14 係合突起部
15 シールド係止部
16 突出部
16a 隅角部
16b かしめ受け部
17 リード導出部
20 圧入部
21 リード部(基板接触部)(内部導体側リード部)
21a 第1の屈曲部
21b 第2の屈曲部
22 内部導体側ビート
23 キャリア(内部導体側キャリア)
30 圧入部
31 接触片
32 接点
33 リード部(基板接触部)(外部導体側リード部)
34 外部導体側ビート
35 キャリア(外部導体側キャリア)
41 端面シールド部
42、43 側面シールド部
42a、43a 隅角部(係止手段)
44 底面シールド部
45 背面シールド部
46 リード部
49 かしめ部(係止手段)
50 接続部
51 孔部
52 支点部
54 シールド側ビート
55 キャリア(シールド部材側キャリア)
64 内部導体(相手内部導体)
65 外部導体(相手外部導体)

Claims (8)

  1. 相手同軸コネクタの相手外部導体に接触すると共に、シールド及び接地を行う外部導体と、この外部導体の中心軸線上に位置し且つ前記相手同軸コネクタの相手内部導体に接触する内部導体と、この内部導体を前記外部導体に対し所定の位置関係に保持する絶縁ハウジングを具備する同軸コネクタであって、
    前記内部導体の基板接触部である内部導体側リード部を前記絶縁ハウジングのコネクタ挿抜方向に沿う背面側に位置させると共に、前記外部導体の基板接触部である外部導体側リード部を前記コネクタ挿抜方向に対して直交方向に突出させて前記絶縁ハウジングの側面側に位置させ、前記絶縁ハウジングにシールド装着部を設けて、このシールド装着部に前記内部導体及び前記外部導体の周囲を覆うシールド部材を設け、このシールド部材に、前記絶縁ハウジングの背面側に位置させることで前記内部導体側リード部を覆う背面シールド部を設けたことを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 前記絶縁ハウジングに外部導体装着孔部を設けると共に、前記絶縁ハウジングの背面側に、前記外部導体装着部に連なり且つ前記絶縁ハウジングの側面側に開口するリード導出部を設けて、前記外部導体装着孔部と前記リード導出部とで外部導体装着部を構成し、前記外部導体は圧入部を有していて、この圧入部に、前記コネクタ挿抜方向に対して直交する方向に突出する前記外部導体側リード部を設け、前記圧入部を前記外部導体装着孔部に装着すると共に、前記外部導体側リード部を前記リード導出部に挿入して前記絶縁ハウジングの側面側に突出させようにしたことを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
  3. 前記シールド装着部は前記絶縁ハウジングの周面部で構成してあり、前記絶縁ハウジングの背面側にシールド係止部を設け、前記シールド部材は、端面シールド部と、この端面シールド部の両側の側面シールド部と、これらの側面シールド部に連なる底面シールド部とからなるシールド本体を有し、このシールド本体に前記背面シールド部を連ねて構成してあって、前記端面シールド部と前記側面シールド部とがなす隅角部と、前記側面シールド部に形成され且つ前記隅角部に対向するかしめ部とで構成された係止手段を備えており、前記シールド装着部に前記シールド部材を装着して、前記かしめ部をかしめて前記隅角部と前記かしめ部とで前記シールド係止部を把持することで前記シールド部材を前記シールド係止部に係止し、前記背面シールド部を折曲げて前記絶縁ハウジングの背面側に位置させて前記内部導体側リード部を覆うようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の同軸コネクタ。
  4. 前記絶縁ハウジングの周面部と前記背面部とが成す角部の中央に切欠き部を形成し、前記角部の前記切欠き部を挟んだ両側に円弧面部を設け、前記背面シールド部の前記シールド本体との接続部に孔部を設けると共に、前記接続部の前記孔部を挟んだ両側部を支点部になし、前記背面シールド部は、前記支点部を前記円弧面部に接触させた状態で折曲げられて、前記内部導体側リード部を覆うことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の同軸コネクタ。
  5. 前記内部導体側リード部に内部導体側ビートを設けると共に、前記背面シールド部に、前記内部導体側ビートに対向するシールド側ビートを設けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかの一に記載の同軸コネクタ。
  6. 前記外部導体の前記圧入部の内面部に、前記内部導体側に突出する外部導体側ビートを設けるようにしたことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかの一に記載の同軸コネクタ。
  7. 内部導体側キャリアに接続された内部導体を絶縁ハウジングの内部導体装着部に装着して、内部導体側リード部を前記絶縁ハウジングの背部に設けたリード挿入溝部に挿入し、前記内部導体側キャリアをノッチ折りして前記内部導体を前記内部導体側キャリアから切り離し、次に、前記外部導体側キャリアに接続された外部導体を前記絶縁ハウジングの外部導体装着部に装着して、外部導体側リード部を、前記絶縁ハウジングの両側面部に開口するリード導出部に挿入して、前記外部導体側リード部をコネクタ挿抜方向に対して直交方向に突出して前記絶縁ハウジングの側面側に位置させ、前記外部導体側キャリアをノッチ折りして前記外部導体を前記外部導体側キャリアから切り離し、次に、予めシールド部材側キャリアから切り離されたシールド部材に前記絶縁ハウジングを圧入して、この絶縁ハウジングのシールド装着部にシールド部材を装着すると共に、係止手段により前記シールド部材の抜けを防止し、次に、前記シールド部材の背面シールド部を折曲げて、この背面シールド部で前記内部導体側リード部を覆うようにしたことを特徴とする同軸コネクタの製造方法。
  8. 前記絶縁ハウジングの背面側にシールド係止部を設け、前記シールド部材は、端面シールド部と、この端面シールド部の両側の側面シールド部と、これらの側面シールド部に連なる底面シールド部とからなるシールド本体を有しており、前記係止手段を、前記端面シールド部と前記側面シールド部とがなす隅角部と、前記側面シールド部に形成され且つ前記隅角部に対向するかしめ部とで構成しており、前記シールド装着部に前記シールド部材を装着して、前記かしめ部をかしめて前記隅角部と前記かしめ部とで前記シールド係止部を把持することで前記シールド部材を前記シールド係止部に係止するようにしたことを特徴とする請求項7に記載の同軸コネクタの製造方法。

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