JP2009064652A - 照明装置の製造方法、照明装置及びプロジェクタ - Google Patents

照明装置の製造方法、照明装置及びプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】素子の簡易かつ高精度な位置調整により照射領域へ正確に回折光を入射させることを可能とする照明装置の製造方法、その製造方法により製造された照明装置、及びその照明装置を用いたプロジェクタを提供すること。
【解決手段】光を射出する光源部11と、光源部11から射出した光を回折させることにより回折光L1を射出する回折光学素子12と、を有し、回折光L1を用いて被照射物Iを照明する照明装置の製造方法であって、光源部11から射出した光を回折光学素子12へ入射させ、照射領域ARの方向以外の方向へ進行するゼロ次光L0を射出するゼロ次光射出工程と、被照射物Iの照射領域に対して位置決めされた目標位置にゼロ次光L0のスポットを一致させるように光源部11の位置を調整する光源部位置調整工程と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、照明装置の製造方法、照明装置及びプロジェクタ、特に、回折光を用いて被照射物を照明する照明装置の製造方法の技術に関する。
近年、プロジェクタの光源としてレーザ光源を用いる技術が提案されている。レーザ光源は、高出力化及び多色化に伴い、プロジェクタの光源として開発されている。プロジェクタの光源として従来用いられているUHPランプと比較すると、レーザ光源は、高い色再現性、瞬時点灯が可能、長寿命である等の利点がある。レーザ光源を用いる照明装置には、回折光学素子を用いることができる。回折光学素子は、レーザ光を回折させることにより、照射領域の整形、拡大、及び照射領域における光量分布の均一化を同時に行うことが可能である。回折光学素子により複数の機能を果たす構成とすることで、照明装置は、少ない部品点数の構成にでき、光学系の小型化、省スペース化が容易となる。回折光学素子を用いるプロジェクタの製造工程では、照射領域へ正確に回折光を入射させるための各素子の位置調整が必要となる。回折光学素子からのゼロ次光、及び±一次回折光を用いて光軸調整を行う技術は、例えば、特許文献1に提案されている。特許文献1の技術では、ゼロ次光、及び±一次回折光に対してそれぞれ配置された光検出器を使用して、回折光学素子の位置を調整する。
特開平9−288249号公報
プロジェクタの照明装置の場合、被照射物の大きさにまで回折光(一次回折光)の照射領域を拡大する。照射領域が拡大された回折光は、素子の位置調整のために用いるには不向きである。光検出器を用いる場合、光検出器で反射した光が迷光となって画像の品質へ悪影響を及ぼすこともあり得る。このため、プロジェクタの照明装置に対して従来の技術をそのまま適用することが困難であるという問題を生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、簡易かつ高精度なアライメントにより照射領域へ正確に回折光を入射させることを可能とする照明装置の製造方法、その製造方法により製造された照明装置、及びその照明装置を用いたプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る照明装置の製造方法は、光を射出する光源部と、光源部から射出した光を回折させることにより回折光を射出する回折光学素子と、を有し、回折光を用いて被照射物を照明する照明装置の製造方法であって、光源部から射出した光を回折光学素子へ入射させ、照射領域の方向以外の方向へ進行するゼロ次光を射出するゼロ次光射出工程と、被照射物の照射領域に対して位置決めされた目標位置にゼロ次光のスポットを一致させるように光源部の位置を調整する光源部位置調整工程と、を含むことを特徴とする。
目標位置及びゼロ次光のスポットは、目視或いはモニタにより容易に認識することができる。照射領域に対して位置決めされた目標位置を用いることで、照射領域を基準とした光源部の高精度な位置調整ができる。これにより、簡易かつ高精度なアライメントにより照射領域へ正確に回折光を入射させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、目標位置を設定する目標位置設定工程を含むことが望ましい。被照射物に予め目標位置が設定されていない場合、目標位置設定工程にて目標位置を設定することで、光源部の位置調整が可能となる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部位置調整工程において、目標位置である第1目標位置にゼロ次光のスポットを一致させ、第2目標位置が設定された調整用構造体を光源部及び被照射物の間の光路中に設置する調整用構造体設置工程と、第1目標位置に対するゼロ次光のスポットの位置、及び第2目標位置に対する光源部からの光のスポットの位置を一致させるように光源部の傾きを調整する光源部傾き調整工程と、を含むことが望ましい。第1目標位置及び第2目標位置を使用することで、光源部からの光線に略平行な面内における光源部の傾きを正確に調整できる。これにより、光源部の高精度な傾き調整ができる。
また、本発明の好ましい態様としては、調整用構造体を除去する調整用構造体除去工程を含むことが望ましい。これにより、第2目標位置に対する光源部からの光のスポットの位置を確認した後、第1目標位置に対するゼロ次光のスポットの位置を確認できる。
また、本発明の好ましい態様としては、調整用構造体は、透明部材を用いて構成されることが望ましい。これにより、調整用構造体を除去せずに、第2目標位置に対する光源部からの光のスポット位置と、第1目標位置に対するゼロ次光のスポットの位置とを同時に確認できる。
また、本発明の好ましい態様としては、ゼロ次光の光線に略平行な軸を中心とする回折光学素子の回転角を調整する回折光学素子回転角調整工程を含むことが望ましい。これにより、照射領域へさらに正確に回折光を入射させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、回折光学素子は、調整用構造体として機能することが望ましい。これにより、アライメントのための構造体の設置及び取り外しを不要にできる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部傾き調整工程において、回折光学素子のうち光源部からの光が入射する領域以外の領域に設けられたマークを用いて、光源部の傾きを調整することが望ましい。これにより、回折光学素子のうち光源部からの光が入射する領域内の第2目標位置を認識することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部は、複数の光を射出し、ゼロ次光射出工程において、複数のゼロ次光を射出することが望ましい。これにより、ゼロ次光の複数のスポットを用いて調整ができる。
また、本発明の好ましい態様としては、ゼロ次光射出工程において、特定方向へ並列させた複数のゼロ次光を射出し、光源部位置調整工程において、目標位置に関して略対称に設定された補助マークの間に複数のゼロ次光が入射するように光源部の位置を調整することが望ましい。これにより、スポット群の中心位置を容易に目標位置に一致させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、ゼロ次光の光線に略平行な軸を中心とする光源部の回転角を調整する光源部回転角調整工程を含むことが望ましい。複数の光を射出する光源部を用いる場合は、これにより、アレイの傾きを調整できる。また、特定の振動方向の偏光光を射出する光源部を用いる場合は、これにより、光源部からの光の偏光方向を調整できる。
さらに、本発明に係る照明装置は、上記の照明装置の製造方法を用いて製造されたことを特徴とする。これにより、照射領域へ正確に回折光を入射させることが可能な照明装置を得られる。照射領域への方向以外の方向へ進行するゼロ次光は照明に使用しないものであるから、照明光を損失させず効率良い照明ができる。
さらに、本発明に係る照明装置は、光を射出する光源部と、光源部から射出した光を回折させることにより回折光を射出する回折光学素子と、を有し、回折光を用いて被照射物を照明し、回折光学素子は、被照射物の照射領域の方向以外の方向へ進行するゼロ次光を射出し、照射領域に対して位置決めされた目標位置へゼロ次光が入射することを特徴とする。これにより、迷光の発生を低減させることができる。
さらに、本発明に係るプロジェクタは、上記の照明装置と、照明装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有することを特徴とする。上記の照明装置を用いることにより、空間光変調装置の照射領域へ正確に回折光を入射させることができる。これにより、明るく高品質な画像を表示可能なプロジェクタを得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る照明装置の製造方法を用いて製造された照明装置10の概略構成を示す。照明装置10は、Z軸方向へ並列された光源部11及びホログラム素子12を有する。光源部11は、Z軸方向へレーザ光を射出する。X軸は、Z軸に略直交する軸である。Y軸は、Z軸及びX軸に略直交する軸である。光源部11は、例えば半導体レーザを備える。光源部11は、半導体レーザに代えて、半導体レーザ励起固体(Diode Pumped Solid State;DPSS)レーザや、固体レーザ、液体レーザ、ガスレーザを備える構成としても良い。
ホログラム素子12は、光源部11から射出したレーザ光を回折させることにより回折光を射出する回折光学素子である。ホログラム素子12としては、例えば、計算機合成ホログラム(Computer Generated Hologram;CGH)を用いることができる。光源部11から射出した光をホログラム素子12へ入射させることにより、ホログラム素子12は、一次回折光L1とゼロ次光L0を射出する。ホログラム素子12は、被照射物Iの照射領域ARへ一次回折光L1を進行させる。また、ホログラム素子12は、被照射物Iのうち照射領域AR以外の位置へゼロ次光L0を進行させる。ゼロ次光L0は、ホログラム素子12で回折せずホログラム素子12をそのまま透過した光である。ゼロ次光L0は、Z軸に略平行な方向へ進行する。
図2は、被照射物Iの平面構成を示す。被照射物Iは、例えば、プロジェクタの空間光変調装置である。照射領域ARは、被照射物Iのうちホログラム素子12が設けられた側の面の一部に設けられている。照射領域ARは、空間光変調装置の画素領域に相当する領域である。ホログラム素子12が設けられた側の面のうち照射領域AR以外の領域には、第1アライメントマークM1が形成されている。第1アライメントマークM1は、互いに略直交する2つの線分からなる十字形状をなしている。第1アライメントマークM1は、X軸に略平行な線分と、Y軸に略平行な線分とから構成されている。
照射領域AR及び第1アライメントマークM1は、Y軸方向へ並列させて設けられている。第1アライメントマークM1の交点の位置は、X軸方向における照射領域ARの中心点に合わせて設定されている。第1アライメントマークM1の交点は、照射領域ARに対して位置決めされた第1目標位置である。第1アライメントマークM1は、例えば、空間光変調装置のうち画素領域の周辺に設けられている。この他、第1アライメントマークM1は、空間光変調装置の周辺に設けられた構成、例えば、空間光変調装置を固定する固定部材上に設けることとしても良い。
照明装置10は、ホログラム素子12からの一次回折光L1を用いて被照射物Iを照明する。照明装置10は、光源部11から射出したレーザ光を進行させるZ軸方向以外の方向へ照明光を供給するオフアクシス光学系を採用している。これにより、照射領域ARのうち一次回折光L1とゼロ次光L0とが重なり合う部分のみが明るくなることを防ぎ、均一な光量分布が得られる。なお、ホログラム素子12は、光源部11からのレーザ光を回折させるものであれば良く、CGHである場合に限られない。また、ホログラム素子12は、光を透過させることにより光を回折させるものに限られず、光を反射することにより光を回折させるものであっても良い。
図3は、照明装置10の製造工程のうち、照射領域ARへ正確に一次回折光L1を入射させるための調整について説明するものである。目標位置設定工程において被照射物Iの第1アライメントマークM1を形成することにより、第1目標位置が設定される。被照射物Iにおけるゼロ次光L0の入射位置と、一次回折光L1の入射位置との関係は、ホログラム素子12の構成により予め決定される。第1アライメントマークM1の位置は、ホログラム素子12の構成、及び照射領域ARの位置に基づいて設定できる。このように、第1アライメントマークM1は、照射領域ARに対して位置決めされている。被照射物Iに予め第1アライメントマークM1が形成されていない場合、目標位置設定工程において第1目標位置を設定することで、照明装置10の製造工程における光源部11の位置調整が可能となる。なお、本発明に係る製造方法は、目標位置設定工程を含む場合に限られない。照明装置10の製造工程以外の工程、例えば被照射物Iの製造工程において第1アライメントマークM1を形成することで、第1目標位置を予め設定することとしても良い。調整用構造体13は、調整用構造体設置工程において、光源部11及びホログラム素子12の間の光路中に設置される。
図4は、調整用構造体13の平面構成を示す。調整用構造体13は、例えば、透明部材を用いて構成されている。調整用構造体13のうち光源部11からの光が入射する面には、第2アライメントマークM2が形成されている。第2アライメントマークM2は、第1アライメントマークM1と同様、互いに略直交する2つの線分からなる十字形状をなしている。第2アライメントマークM2の交点は、第2目標位置である。
図5は、第1アライメントマークM1及び第2アライメントマークM2を用いた調整の手順を説明するものである。光源部11は、XY方向における位置、YZ面内における傾き、XZ面内における傾きが調整可能な状態で配置されている。ホログラム素子12は、通常の機械的手段を用いて、被照射物Iに対する位置決めがなされている。ホログラム素子12は、Z軸を中心とする回転角が調整可能な状態で配置されている。
光源部11から射出した光は、調整用構造体13を透過した後、ホログラム素子12へ入射する。調整用構造体13上には、光源部11からの光の第2スポットSP2が形成されている。ホログラム素子12は、照射領域ARの方向へ進行する一次回折光L1を射出すると同時に、照射領域ARの方向以外の方向へ進行するゼロ次光L0を射出する(ゼロ次光射出工程)。ゼロ次光L0は、Z軸に略平行な方向へ進行する。被照射物Iのうち照射領域AR以外の領域には、ゼロ次光L0の第1スポットSP1が形成されている。
例えば、第1アライメントマークM1の交点に対する第1スポットSP1の位置と、第2アライメントマークM2の交点に対する第2スポットSP2の位置とが、Y軸方向について異なるとする。図示するように、第1スポットSP1は、第1アライメントマークM1の交点から下側にずれた位置にある。第2スポットSP2は、第2アライメントマークM2の交点から上側にずれた位置にある。これに対しては、図6に示すように、YZ面内において光源部11の傾きを変化させる。YZ面内における光源部11の傾きを調整することで、Y軸方向について、第1アライメントマークM1に対する第1スポットSP1の位置と、第2アライメントマークM2に対する第2スポットSP2の位置とを一致させる。
このように、第1アライメントマークM1に対する第1スポットSP1の位置、及び第2アライメントマークM2に対する第2スポットSP2の位置を一致させるように、光源部傾き調整工程において光源部11の傾きを調整する。透明部材を用いて構成された調整用構造体13を用いることで、調整用構造体13を除去せずに、第2アライメントマークM2に対する第2スポットSP2の位置と、第1アライメントマークM1に対する第1スポットSP1の位置とを同時に確認できる。
次に、Y軸方向について光源部11を移動させる。光源部11の移動により、第1スポットSP1を第1アライメントマークM1の交点に一致させる。光源部位置調整工程では、第1アライメントマークM1の交点に第1スポットSP1を一致させるように光源部11の位置を調整する。光源部11の移動により、第2スポットSP2は、第2アライメントマークM2の交点に一致する。光源部位置調整工程では、調整用構造体13を取り外すこととしても良い。光源部11の傾き調整及び位置調整は、目視或いはモニタにより第1アライメントマークM1及び第1スポットSP1、第2アライメントマークM2及び第2スポットSP2を見ながら行う。モニタを使用することにより、高出力なレーザ光によって眼に不快感を与える不具合を回避できる。
次に、回折光学素子回転角調整工程により、Z軸を中心とするホログラム素子12の回転角を調整する。一次回折光L1を被照射物Iの照射領域ARに一致させることで、ホログラム素子12の回転角が調整される。以上により、光源部11及びホログラム素子12の位置調整が完了する。さらに、調整用構造体13の除去を経て、図1に示す照明装置10の製造が完了する。照明装置10の駆動中、ホログラム素子12からのゼロ次光L0は、被照射物Iの目標位置に入射する。なお、ゼロ次光L0を吸収させる吸収部材を被照射物Iに設けることで、迷光の発生を低減させることもできる。また、Z軸を中心とするホログラム素子12の回転角を固定部材等により予め固定することで、回折光学素子回転角調整工程を省略しても良い。
また、例えば図7に示すように、第1アライメントマークM1の交点に対する第1スポットSP1の位置と、第2アライメントマークM2の交点に対する第2スポットSP2の位置とが、X軸方向について異なるとする。図示するように、第1スポットSP1は、第1アライメントマークM1の交点から右側にずれた位置にある。第2スポットSP2は、第2アライメントマークM2の交点から左側にずれた位置にある。これに対しては、図8に示すように、XZ面内において光源部11の傾きを変化させる。
光源部11のXZ面内における傾きを調整することで、X軸方向について、第1アライメントマークM1に対する第1スポットSP1の位置と、第2アライメントマークM2に対する第2スポットSP2の位置とを一致させる。次に、X軸方向について光源部11を移動させる。光源部11の移動により、第1スポットSP1を第1アライメントマークM1の交点に一致させる。第2スポットSP2は、第2アライメントマークM2の交点に一致する。このようにして、光源部11の傾き調整及び位置調整ができる。本実施例により製造された照明装置10は、照射領域に対して位置決めされた目標位置へゼロ次光が入射する。
空間光変調装置における画素領域は目視により明確に識別することが難しく、また空間光変調装置へ入射する一次回折光L1は拡大されていることから、画素領域と一次回折光L1との目視による高精度な調整は困難であることが多い。第1アライメントマークM1、第2アライメントマークM2、第1スポットSP1、第2スポットSP2は、目視或いはモニタにより容易に認識することができる。照射領域ARに対して位置決めされた目標位置を用いることで、照射領域ARを基準とした光源部11の高精度な位置調整、傾き調整ができる。これにより、簡易かつ高精度なアライメントにより照射領域ARへ正確に回折光を入射させることができるという効果を奏する。
調整用構造体13は、透明部材以外の部材を用いて構成しても良い。透明部材以外の部材により構成された調整用構造体13を用いることで、第2スポットSP2をさらに見易くできる。この場合、第2アライメントマークM2に対する第2スポットSP2の位置を調整用構造体除去工程により調整用構造体13を除去することで、第1アライメントマークM1に対する第1スポットSP1の位置を確認することができる。本実施例で説明する調整手順は、照明装置10の製造工程に含まれる場合に限られない。例えば、照明装置10のメンテナンスにおける調整や、照明装置10の駆動中における調整に含めることとしても良い。調整にはゼロ次光を使用するため、照明装置10の駆動中であっても照明光を損失させずにアライメントができる。
図9は、本発明の実施例2に係る照明装置の製造方法について説明するものである。本実施例は、調整用構造体として機能するホログラム素子21を用いることを特徴とする。上記実施例と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。照明装置20は、Z軸方向へ並列された光源部11及びホログラム素子21を有する。ホログラム素子21は、光源部11から射出したレーザ光を回折させることにより回折光を射出する回折光学素子である。ホログラム素子21は、被照射物Iに対する位置決めがなされている他、Z軸を中心とする回転角についても予め調整されている。
図10は、ホログラム素子21の平面構成を示す。ホログラム素子21には、4つのマークM3が形成されている。4つのマークM3は、いずれも、ホログラム素子21のうち光源部11からの光が入射する領域22の周囲の領域に設けられている。マークM3は、いずれも三角形形状をなしている。マークM3は、例えば、ホログラム素子21のうち光を回折させるためのパターンと同時に形成することができる。
互いに頂点を対向させたマークM3の頂点同士を繋いだ線分は、上記の第2アライメントマークM2(図4参照)に相当する。第2目標位置は、各マークM3の頂点に対向する一点である。4つのマークM3を用いることで、ホログラム素子21のうち光源部11からの光が入射する領域22内の第2目標位置を認識することができる。なお、マークM3は、三角形形状である場合に限られず、第2目標位置を認識可能であればいずれの形状であっても良い。
図11は、マークM3等を用いた調整の手順を説明するものである。調整の仕方は、図7を用いて説明するものと同様である。ここでは、4つのマークM3に併せて、モニタのスケーラSC1を使用する。スケーラSC1は、上記の第2アライメントマークM2と同様の形状をなしている。モニタは、スケーラSC1がマークM3の位置に合うように調整される。スケーラSC1を併用することで、容易に第2目標位置を認識することができる。
本実施例の場合、アライメントのための構造体の設置及び取り外しを不要にできる。マークM3は、ホログラム素子21のうち光源部11からの光が入射する領域以外の領域に設けられていれば良く、本実施例で説明する位置に設けられる場合に限られない。光源部11からの光が入射する領域以外の領域にマークM3を設けることで、マークM3によって妨げられることなく光源部11からの光を回折させることができる。
図12は、本実施例の変形例に係る照明装置の製造方法を用いて製造された照明装置30の概略構成を示す。照明装置30は、X軸方向へ並列させた複数の光を射出する光源部31を備える。ホログラム素子32は、被照射物Iの照射領域ARへ5つの一次回折光L1を進行させる。また、ホログラム素子32は、被照射物Iのうち照射領域AR以外の位置へ5つのゼロ次光L0を進行させる。各ゼロ次光L0は、いずれもZ軸方向へ進行する。
図13は、被照射物Iの平面構成を示す。ホログラム素子32が設けられた側の面のうち照射領域AR以外の領域には、第1アライメントマークM1、第1補助マークMA、及び第2補助マークMBが形成されている。第1補助マークMA、第2補助マークMBは、いずれも、Y軸に略平行な線分から構成された補助マークである。第1補助マークMA及び第2補助マークMBは、第1アライメントマークM1のうちY軸に略平行な線分に関して略対称に設定されている。第1補助マークMAは、ホログラム素子32からの5つのゼロ次光L0の左端位置を示す。第2補助マークMBは、5つのゼロ次光L0の右端位置を示す。
図14は、ホログラム素子32の平面構成を示す。ホログラム素子32には、4つのマークM3の他、さらに2つの第1補助マークM4A、2つの第2補助マークM4Bが形成されている。4つのマークM3、2つの第1補助マークM4A、2つの第2補助マークM4Bのいずれも、ホログラム素子32のうち光源部31からの光が入射する領域22の周囲の領域に設けられている。第1補助マークM4A、第2補助マークM4Bは、いずれも三角形形状をなす補助マークである。第1補助マークM4Aの頂点同士を繋いだ線分は、光源部31からの5つの光の左端位置を示す。第1補助マークM4Aの頂点の位置は、上記の第1補助マークMA(図13参照)の位置に相当する。
第2補助マークM4Bの頂点同士を繋いだ線分は、光源部31からの5つの光の右端位置を示す。第2補助マークM4Bの頂点の位置は、上記の第2補助マークMB(図13参照)の位置に相当する。なお、図中第1補助マークM4A、第2補助マークM4Bは、マークM3より小さい三角形形状としているが、マークM3と同じ大きさとしても良い。第1補助マークM4A及び第2補助マークM4Bは、三角形形状である場合に限られず、いずれの形状であっても良い。
図15は、第1補助マークMA及び第2補助マークMB等を用いた調整の手順を説明するものである。ホログラム素子32は、照射領域ARの方向へ進行する5つの一次回折光L1を射出すると同時に、照射領域ARの方向以外の方向へ進行する5つのゼロ次光L0を射出する(ゼロ次光射出工程)。5つのゼロ次光L0は、特定方向へ並列している。ホログラム素子32上には、特定方向へ並列する5つの第2スポットSP2が形成されている。スケーラSC2は、上記の第1アライメントマークM1、第1補助マークMA、及び第2補助マークMBを合わせた形状と同様の形状をなしている。スケーラSC2を用いることで、第2目標位置、及び複数のゼロ次光L0の両端位置を容易に認識することができる。
例えば、図示するように、5つの第2スポットSP2がX軸に対して斜めの方向へ並列しているとする。この場合、ゼロ次光L0の光線に略平行なZ軸を中心とする光源部31の回転角を変化させ、X軸方向へ第2スポットSP2を並列させる。例えば、5つの第2スポットSP2のうち右端のスポットSP2が左端のスポットSP2より上にあるように、第2スポットSP2の列が傾いているとする。これに対しては、右端のスポットSP2を下へ、左端のスポットSP2を上へそれぞれ移動させるように光源部31を回転させる。このように、X軸方向へ第2スポットSP2が並列するように、光源部回転角調整工程により、光源部31の回転角を調整する。これにより、アレイの傾きを調整できる。
次に、第1スポットSP1群が、X軸方向及びY軸方向について、第2スポットSP2群とは異なる位置にあるとする。両スポット群SP1、SP2のX軸方向のずれに対しては、XZ面内において光源部31の傾きを調整する。両スポット群SP1、SP2のY軸方向のずれに対しては、YZ面内において光源部31の傾きを調整する。このように、第1目標位置に対する第1スポットSP1群の位置、及び第2目標位置に対する第2スポットSP2群の位置を一致させるように、光源部傾き調整工程において光源部31の傾きを調整する。
次に、X軸方向及びY軸方向について光源部31を移動させる。光源部31の移動により、第1スポットSP1群の左端を第1補助マークMAに、右端を第2補助マークMBにそれぞれ一致させる。このように、光源部位置調整工程において、第1補助マークMA及び第2補助マークMBの間に5つのゼロ次光L0が入射するように光源部31の位置を調整する。第1スポットSP1群の両端を第1補助マークMA、第2補助マークMBに一致させることで、第1スポットSP1群の中心位置を第1目標位置に一致させることができる。
また、光源部31の移動により、第2スポットSP2群の左端は、第1補助マークM4Aにより示された位置に合わせられる。第2スポットSP2群の右端は、第2補助マークM4Bにより示された位置に合わせられる。第2スポットSP2群の両端が第1補助マークM4Aにより示された位置、及び第2補助マークM4Bに示された位置に合わせられることで、第2スポットSP2群の中心位置は、第2目標位置に一致する。なお、光源部回転角調整工程は、光源部傾き調整工程及び光源部位置調整工程の少なくとも一方の後であっても良い。
以上により、複数の光を射出する光源部31を用いる照明装置30についても、照射領域ARへ正確に回折光を入射させるための高精度な調整ができる。また、第1補助マークMA、M4A、第2補助マークMB、M4Bを用いることで、スポット群の中心位置を容易かつ正確に目標位置に一致させることができる。第1補助マークMA、M4A、第2補助マークMB、M4Bは、例えば、光源部により偶数本の光を射出する場合や、光源部により多数の光を射出する場合のように、スポット群の中心位置を識別することが困難である場合に有用である。
光源部31は、5つの光を射出する場合に限られず、複数の光を射出するものであれば良い。また、光源部31は、一方向へ並列させた複数の光を射出する他、互いに直交する二方向へ並列させた複数の光を射出するものであっても良い。二方向へ並列させた複数の光を射出する構成に対しては、X軸方向におけるスポット群の両端を示す補助マークの他、Y軸方向におけるスポット群の両端を示す補助マークを併用することとしても良い。本変形例の手順による調整は、ホログラム素子32を調整用構造体として機能させる場合の他、上記実施例1のようにホログラム素子とは別に調整用構造体を用いる場合に適用しても良い。
例えば、被照射物Iである液晶表示装置に対しては、特定の振動方向の偏光光を効率良く供給することが望まれる。特定の振動方向の偏光光を射出する光源部31を用いる場合、光源部31の回転角を調整することで、液晶表示装置で効率良く光を変調することが可能となる。例えば、偏光板等を透過する光の光量が最大若しくは最小となるように光源部31の回転角を調整する場合、光源部31の最適な回転角を絞り込むには長時間を要することとなる。これに対して、本実施例の光源部回転角調整工程により、光源部31からの偏光光の偏光方向を容易に調整できる。なお、複数の光を射出する光源部31に限られず、1つの光を射出する光源部であっても、光源部回転角調整工程により回転角を調整することとしても良い。
図16は、本発明の実施例3に係るプロジェクタの概略構成を示す。プロジェクタ40は、スクリーン49に光を供給し、スクリーン49で反射する光を観察することで画像を鑑賞するフロント投写型のプロジェクタである。プロジェクタ40は、赤色(R)光用照明装置41R、緑色(G)光用照明装置41G、青色(B)光用照明装置41Bを有する。各色光用照明装置41R、41G、41Bは、いずれも上記実施例1に係る製造方法を用いて製造されたものである。各色光用照明装置41R、41G、41Bは、いずれも上記実施例1で説明する照明装置10(図1参照)と同様の構成を有する。
各色光用照明装置41R、41G、41Bは、光を射出する光源部と、光源部から射出した光を回折させることにより回折光を射出する回折光学素子と、を有し、回折光を用いて被照射物を照明する。回折光学素子は、被照射物の照射領域の方向以外の方向へ進行するゼロ次光を射出する。ゼロ次光は、射出領域に対して位置決めされた目標位置へ入射する。
R光用照明装置41Rは、R光用光源部42Rを有する照明装置である。R光用光源部42Rは、R光を射出する光源部である。R光用ホログラム素子43Rは、R光用光源部42Rから射出したR光を回折させる回折光学素子である。R光用ホログラム素子43Rは、R光用空間光変調装置44Rの照射領域へ一次回折光を進行させる。R光用空間光変調装置44Rは、R光用照明装置41Rの被照射物である。R光用空間光変調装置44Rは、R光用照明装置41RからのR光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。R光用空間光変調装置44Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム45へ入射する。
G光用照明装置41Gは、G光用光源部42Gを有する照明装置である。G光用光源部42Gは、G光を射出する光源部である。G光用ホログラム素子43Gは、G光用光源部42Gから射出したG光を回折させる回折光学素子である。G光用ホログラム素子43Gは、G光用空間光変調装置44Gの照射領域へ一次回折光を進行させる。G光用空間光変調装置44Gは、G光用照明装置41Gの被照射物である。G光用空間光変調装置44Gは、G光用照明装置41GからのG光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。G光用空間光変調装置44Gで変調されたG光は、クロスダイクロイックプリズム45のうちR光が入射する面とは異なる面へ入射する。
B光用照明装置41Bは、B光用光源部42Bを有する照明装置である。B光用光源部42Bは、B光を射出する光源部である。B光用ホログラム素子43Bは、B光用光源部42Bから射出したB光を回折させる回折光学素子である。B光用ホログラム素子43Bは、B光用空間光変調装置44Bの照射領域へ一次回折光を進行させる。B光用空間光変調装置44Bは、B光用照明装置41Bの被照射物である。B光用空間光変調装置44Bは、B光用照明装置41BからのB光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。B光用空間光変調装置44Bで変調されたB光は、クロスダイクロイックプリズム45のうちR光が入射する面、及びG光が入射する面とは異なる面へ入射する。透過型液晶表示装置としては、例えば高温ポリシリコンTFT液晶パネル(High Temperature Polysilicon;HTPS)を用いることができる。
クロスダイクロイックプリズム45は、互いに略直交させて配置された2つのダイクロイック膜46、47を有する。第1ダイクロイック膜46は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜47は、B光を反射し、R光及びG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム45は、それぞれ異なる方向から入射したR光、G光及びB光を合成し、投写レンズ48の方向へ射出する。投写レンズ48は、クロスダイクロイックプリズム45で合成された光をスクリーン49に向けて投写する。
上記実施例1の照明装置の製造方法により製造された各色光用照明装置41R、41G、41Bを用いることにより、各色光用空間光変調装置44R、44G、44Bの照射領域へ正確に回折光を入射させることができる。これにより、明るく高品質な画像を表示できるという効果を奏する。各色光用照明装置41R、41G、41Bは、上記各実施例のいずれの製造方法を用いて製造されたものであっても良い。
プロジェクタは、空間光変調装置として透過型液晶表示装置を用いる場合に限られない。空間光変調装置としては、反射型液晶表示装置(Liquid Crystal On Silicon;LCOS)、DMD(Digital Micromirror Device)、GLV(Grating Light Valve)等を用いても良い。プロジェクタは、色光ごとに空間光変調装置を備える構成に限られない。プロジェクタは、一の空間光変調装置により2つ又は3つ以上の色光を変調する構成としても良い。プロジェクタは、画像情報を持たせたスライドを用いるスライドプロジェクタであっても良い。プロジェクタは、スクリーンの一方の面に光を供給し、スクリーンの他方の面から射出する光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタであっても良い。
以上のように、本発明に係る照明装置の製造方法は、回折光を用いて被照射物を照明する照明装置を製造する場合に適している。
本発明の実施例1により製造された照明装置の概略構成を示す図。 被照射物の平面構成を示す図。 照射領域へ正確に一次回折光を入射させるための調整について説明する図。 調整用構造体の平面構成を示す図。 第1アライメントマーク等を用いた調整の手順を説明する図。 YZ面内における光源部の傾きの調整について説明する図。 第1アライメントマーク等を用いた調整の手順を説明する図。 XZ面内における光源部の傾きの調整について説明する図。 本発明の実施例2に係る照明装置の製造方法について説明する図。 ホログラム素子の平面構成を示す図。 マーク等を用いた調整の手順を説明する図。 実施例2の変形例により製造された照明装置の概略構成を示す図。 被照射物の平面構成を示す図。 ホログラム素子の平面構成を示す図。 第1補助マーク、第2補助マーク等を用いた調整の手順を説明する図。 本発明の実施例3に係るプロジェクタの概略構成を示す図。
符号の説明
10 照明装置、11 光源部、12 ホログラム素子、AR 照射領域、I 被照射物、M1 第1アライメントマーク、13 調整用構造体、M2 第2アライメントマーク、20 照明装置、21 ホログラム素子、22 領域、M3 マーク、30 照明装置、31 光源部、32 ホログラム素子、MA 第1補助マーク、MB 第2補助マーク、M4A 第1補助マーク、M4B 第2補助マーク、40 プロジェクタ、41R R光用照明装置、41G G光用照明装置、41B B光用照明装置、42R R光用光源部、42G G光用光源部、42B B光用光源部、43R R光用ホログラム素子、43G G光用ホログラム素子、43B B光用ホログラム素子、44R R光用空間光変調装置、44G G光用空間光変調装置、44B B光用空間光変調装置、45 クロスダイクロイックプリズム、46 第1ダイクロイック膜、47 第2ダイクロイック膜、48 投写レンズ、49 スクリーン

Claims (14)

  1. 光を射出する光源部と、前記光源部から射出した光を回折させることにより回折光を射出する回折光学素子と、を有し、前記回折光を用いて被照射物を照明する照明装置の製造方法であって、
    前記光源部から射出した光を前記回折光学素子へ入射させ、前記照射領域の方向以外の方向へ進行するゼロ次光を射出するゼロ次光射出工程と、
    前記被照射物の照射領域に対して位置決めされた目標位置に前記ゼロ次光のスポットを一致させるように前記光源部の位置を調整する光源部位置調整工程と、を含むことを特徴とする照明装置の製造方法。
  2. 前記目標位置を設定する目標位置設定工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明装置の製造方法。
  3. 前記光源部位置調整工程において、前記目標位置である第1目標位置に前記ゼロ次光のスポットを一致させ、
    第2目標位置が設定された調整用構造体を前記光源部及び前記被照射物の間の光路中に設置する調整用構造体設置工程と、
    前記第1目標位置に対する前記ゼロ次光のスポットの位置、及び前記第2目標位置に対する前記光源部からの光のスポットの位置を一致させるように前記光源部の傾きを調整する光源部傾き調整工程と、を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置の製造方法。
  4. 前記調整用構造体を除去する調整用構造体除去工程を含むことを特徴とする請求項3に記載の照明装置の製造方法。
  5. 前記調整用構造体は、透明部材を用いて構成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の照明装置の製造方法。
  6. 前記ゼロ次光の光線に略平行な軸を中心とする前記回折光学素子の回転角を調整する回折光学素子回転角調整工程を含むことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の照明装置の製造方法。
  7. 前記回折光学素子は、前記調整用構造体として機能することを特徴とする請求項3に記載の照明装置の製造方法。
  8. 前記光源部傾き調整工程において、前記回折光学素子のうち前記光源部からの光が入射する領域以外の領域に設けられたマークを用いて、前記光源部の傾きを調整することを特徴とする請求項7に記載の照明装置の製造方法。
  9. 前記光源部は、複数の光を射出し、
    前記ゼロ次光射出工程において、複数のゼロ次光を射出することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の照明装置の製造方法。
  10. 前記ゼロ次光射出工程において、特定方向へ並列させた複数の前記ゼロ次光を射出し、
    前記光源部位置調整工程において、前記目標位置に関して略対称に設定された補助マークの間に複数の前記ゼロ次光が入射するように前記光源部の位置を調整することを特徴とする請求項9に記載の照明装置の製造方法。
  11. 前記ゼロ次光の光線に略平行な軸を中心とする前記光源部の回転角を調整する光源部回転角調整工程を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の照明装置の製造方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の照明装置の製造方法を用いて製造されたことを特徴とする照明装置。
  13. 光を射出する光源部と、
    前記光源部から射出した光を回折させることにより回折光を射出する回折光学素子と、を有し、前記回折光を用いて被照射物を照明し、
    前記回折光学素子は、前記被照射物の照射領域の方向以外の方向へ進行するゼロ次光を射出し、
    前記照射領域に対して位置決めされた目標位置へ前記ゼロ次光が入射することを特徴とする照明装置。
  14. 請求項12又は13に記載の照明装置と、
    前記照明装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有することを特徴とするプロジェクタ。
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