JP2017147195A - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】実装誤差の影響を低減しつつ光線束の幅を調整できる、光源装置及びプロジェクターを提供する。【解決手段】第1、第2の光線を含む光線束を射出する複数の光源と、第1、第2の光線がそれぞれ入射する第1、第2のコリメートレンズを含む複数のコリメートレンズを含むコリメート光学系と、第1の光線が入射する第1の光屈折素子を含む光屈折部と、を備え、第1のコリメートレンズに入射した第1の光線の主光線は、第1のコリメートレンズの光軸から離間しており、第1の光屈折素子は第1のコリメートレンズが第1の光線の主光線に与えた偏向角を小さくするように構成される。第2のコリメートレンズに入射した第2の光線の主光線とレンズ光軸との位置関係は、第1のコリメートレンズに入射した第1の光線の主光線とレンズ光軸との位置関係と異なる。光線束のサイズは、コリメート光学系および光屈折部を通過する前後で異なる。【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置及びプロジェクターに関するものである。
プロジェクターは、光源部から射出された光を、光変調装置で画像情報に応じて変調し、得られた画像を投写レンズによって拡大投写するものである。近年、このようなプロジェクターに用いられる光源装置の光源として、高輝度且つ高出力な光が得られる半導体レーザーが注目されている。
例えば、下記特許文献1には、複数の半導体レーザーを2次元的に配列したアレイ光源と、凸レンズと凹レンズとで構成され、該アレイ光源から射出された光線束の幅を調整するアフォーカル光学系とを備えたプロジェクター用の光源装置が開示されている。
特開2012−137744号公報
ところで、半導体レーザーを実装する場合、アライメントに多少のばらつき(実装誤差)が生じるおそれがあるが、上記アフォーカル光学系は実装誤差の影響を受けやすい。そのため、上記従来技術においては、例えば、実装誤差が小さい場合であっても、光が設計上の射出方向から大きくずれた方向に射出されてしまい、光利用効率が低下するおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、実装誤差の影響を低減しつつ光線束の幅を調整できる、光源装置及びプロジェクターを提供することを目的とする。
本発明の第1態様に従えば、第1の光線を射出する第1の光源と第2の光線を射出する第2の光源とを含むとともに、該第1の光線と該第2の光線とを含む光線束を射出する複数の光源と、前記第1の光線が入射する第1のコリメートレンズと前記第2の光線が入射する第2のコリメートレンズとを含む複数のコリメートレンズを含むとともに、前記光線束が入射するコリメート光学系と、前記第1のコリメートレンズを透過した前記第1の光線が入射する第1の光屈折素子、を含む光屈折部と、を備え、前記第1のコリメートレンズに入射した前記第1の光線の主光線は、前記第1のコリメートレンズの光軸から離間しており、前記第1の光屈折素子は、前記第1のコリメートレンズが前記第1の光線の前記主光線に与えた偏向角を小さくするように構成されており、前記第2のコリメートレンズに入射した前記第2の光線の主光線と前記第2のコリメートレンズの光軸との位置関係は、前記第1のコリメートレンズに入射した前記第1の光線の前記主光線と前記第1のコリメートレンズの前記光軸との位置関係と異なっており、前記光線束のサイズは、前記コリメート光学系および前記光屈折部を通過する前後で異なっている光源装置が提供される。
第1態様に係る光源装置によれば、アフォーカル光学系を用いることなく、光線束のサイズ(光束幅)を調整することができる。よって、複数の光源に生じる実装誤差の影響を低減しつつ光線束の幅を調整できる。
上記第1態様において、前記第1の光源の光射出面は、前記第1のコリメートレンズの焦点位置を含み、かつ前記第1のコリメートレンズの前記光軸と垂直な第1平面と、前記第1のコリメートレンズと、の間に設けられているのが好ましい。
この構成によれば、第1のコリメートレンズにおける像面湾曲収差を補正することができる。
また、前記光屈折部は、前記第2のコリメートレンズを透過した前記第2の光線が入射する第2の光屈折素子を含み、前記第2のコリメートレンズに入射した前記第2の光線の前記主光線は、前記第2のコリメートレンズの前記光軸から離間しており、前記第2の光屈折素子は、前記第2のコリメートレンズが前記第2の光線の前記主光線に与えた偏向角を小さくするように構成されており、前記第2の光源の光射出面は、前記第2のコリメートレンズの焦点位置を含み、かつ前記第2のコリメートレンズの前記光軸と垂直な第2平面と、前記第2のコリメートレンズと、の間に設けられており、前記第1のコリメートレンズに入射した前記第1の光線の前記主光線と前記第1のコリメートレンズの前記光軸との間隔を第1の間隔とし、前記第2のコリメートレンズに入射した前記第2の光線の前記主光線と前記第2のコリメートレンズの前記光軸との間隔を第2の間隔としたとき、前記第1の間隔は前記第2の間隔よりも大きく、前記第1の光源の前記光射出面と前記第1平面との間隔は、前記第2の光源の前記光射出面と前記第2平面との間隔よりも大きいのがより望ましい。
このようにすれば、第2のコリメートレンズにおける像面湾曲収差を補正することができる。また、コリメート光学系を透過した第1の光線及び第2の光線各々の平行度を高めることができる。
さらに、前記第1のコリメートレンズの有効径は、前記第2のコリメートレンズの有効径よりも大きいのがより望ましい。
このようにすれば、第1のコリメートレンズは第1の光線を確実に取り込むことができる。
上記第1態様において、前記光屈折部の後段に設けられた集光レンズをさらに備え、前記光線束の前記サイズが、前記コリメート光学系および前記光屈折部によって縮小されるように、前記第1の光線の前記主光線は、前記第1のコリメートレンズの前記光軸よりも前記集光レンズの光軸とは反対側において前記第1のコリメートレンズに入射するのが好ましい。
この構成によれば、実装誤差の影響を低減しつつ光線束の幅を縮小することができる。これにより、集光レンズに入射する光線束の幅が小さくなるので、該集光レンズを小型化することができる。
また、前記複数の光源は2次元的に配列されており、前記複数の光源各々から射出され前記コリメート光学系に入射した光線の主光線と前記集光レンズの前記光軸との間隔が小さくなるように、前記複数のコリメートレンズのうち1つのコリメートレンズの光軸と、前記コリメートレンズに入射した光線の主光線と、の位置関係、および、前記コリメートレンズに対応して前記光屈折部が備える光屈折素子の屈折方向が設定されているのがより望ましい。
このようにすれば、複数の光源から射出された光線束のサイズを2次元方向において調整することができる。
さらに、前記第1の光屈折素子は、前記コリメート光学系の後段に設けられた前段光屈折素子と、該前段光屈折素子の後段に設けられた後段光屈折素子と、を備え、前記前段光屈折素子による屈折方向は、前記後段光屈折素子による屈折方向とは異なるのがより望ましい。
このようにすれば、偏向角を2つの部材で調整するため、光屈折部の設計が容易となる。
本発明の第2態様に従えば、上記第1態様に係る光源装置と、前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投射する投写光学系と、を備えるプロジェクターが提供される。
第2態様に係るプロジェクターは実装誤差の影響が低減された光源装置を備えるので、光利用効率が高く明るい画像を表示することができる。
第1実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示す図。 照明装置の概略構成を示す図。 コリメート光学系及び光屈折部の要部構成を示す図。 第2実施形態のコリメート光学系及び光屈折部の要部構成を示す図。 第3実施形態のコリメート光学系及び光屈折部をY方向から視た構成図。 第3実施形態のコリメート光学系及び光屈折部をX方向から視た構成図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第1実施形態)
(プロジェクター)
まず、本実施形態に係るプロジェクターについて説明する。
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、照明装置100、色分離導光光学系200、液晶光変調装置400R,400G,400B、クロスダイクロイックプリズム500及び投写光学系600を備える。
本実施形態において、照明装置100は、白色の照明光Wを色分離導光光学系200に向けて射出する。なお、照明装置100の構成については後述する。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220、反射ミラー230,240,250及びリレーレンズ260,270を備える。色分離導光光学系200は、照明装置100からの光を赤色光、緑色光及び青色光に分離し、赤色光、緑色光及び青色光をそれぞれが対応する液晶光変調装置400R,400G,400Bに導光する。
色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を通過させ、緑色光成分及び青色光成分を反射するダイクロイックミラーである。
ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。
反射ミラー230は、赤色光成分を反射する反射ミラーである。
反射ミラー240,250は青色光成分を反射する反射ミラーである。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものである。なお、図示を省略したが、各集光レンズ300R,300G,300Bと各液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置され、各液晶光変調装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置される。
クロスダイクロイックプリズム500は、各液晶光変調装置400R,400G,400Bから射出された各画像光を合成してカラー画像を形成する。
このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
(照明装置)
次に、照明装置100の構成について説明する。以下、必要に応じてXYZ座標系を用いて光源装置の各構成について説明する。
図2は、本実施形態の照明装置100の概略構成を示す図である。なお、照明光軸100axの方向をZ方向とし、鉛直方向をY方向とし、X方向はY方向およびZ方向にそれぞれ直交する方向である。
図2に示すように、照明装置100は、光源装置2、ピックアップ光学系60、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140及び重畳レンズ150を備える。
光源装置2は、図2に示すように、アレイ光源21と、コリメート光学系22と、光屈折部23と、ホモジナイザー光学系12と、集光レンズ20及び回転蛍光板30を含む。
本実施形態において、アレイ光源21は特許請求の範囲の「複数の光源」に対応する。
アレイ光源21は、複数の光源211を備える。光源211は、照明光軸100axと直交するX方向に沿って4つ配置されている。各光源211は、半導体レーザーから構成され、例えば青色の光線BL(例えばピーク波長が460nmのレーザー光)を射出する。本実施形態において、アレイ光源21は、複数の光線BLからなる光線束K1を射出する。
アレイ光源21から射出された光線束K1はコリメート光学系22及び光屈折部23に入射する。本実施形態において、コリメート光学系22は、光屈折部23と協働することで、アレイ光源21から射出された光線束K1の光束径(光束サイズ)を調整する。光線束K1の光束径は、コリメート光学系22および光屈折部23を通過する前後で異なっている。本実施形態において、コリメート光学系22及び光屈折部23は、X方向において光線束K1の光束サイズを調整する。なお、光線束K1の光束径の調整については後述する。
コリメート光学系22及び光屈折部23により光束径が調整された光線束K1は、ホモジナイザー光学系12に入射する。
ホモジナイザー光学系12は、例えば、第1マルチレンズアレイ12aおよび第2マルチレンズアレイ12bを含む。
集光レンズ20は、ホモジナイザー光学系12から回転蛍光板30までの光路中に配置され、励起光として光線束K1を略集光した状態で蛍光体層42に入射させる。本実施形態において、集光レンズ20は凸レンズからなる。
具体的に、ホモジナイザー光学系12は、第1マルチレンズアレイ12aの複数の小レンズから射出された複数の小光束を、集光レンズ20と協同して、蛍光体層42(後述)上で互いに重畳させる。これにより、蛍光体層42上に照射される青色光Bの光強度分布を均一な状態(いわゆるトップハット分布)とする。
回転蛍光板30は、モーター50により回転可能な円板40上に、蛍光体層42が円板40の周方向に沿って設けられている。
円板40は、青色光Bを透過する材料からなる。円板40の材料としては、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等を用いることができる。
本実施形態において、アレイ光源21からの励起光(光線束K1)は円板40側から蛍光体層42に入射し、入射した励起光の一部は蛍光体層42を透過する。蛍光体層42と円板40との間には、励起光を透過させるとともに、蛍光体層42で生成された蛍光Yを反射するダイクロイック膜44が設けられている。
蛍光体層42は、例えば、YAG系蛍光体である(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceを含有する層からなり、励起光(光線束K1)により励起される。
蛍光体層42は、アレイ光源21からの光(光線束K1)の一部を赤色光及び緑色光を含む黄色の蛍光Yに変換し、かつ、光の残りの一部を変換せずに青色光Bとして通過させる。本実施形態において、アレイ光源21からの光のうち蛍光体層42を透過した青色光Bは蛍光体層42からの黄色の蛍光Yと合成され、白色の照明光Wが生成される。
ところで、本実施形態のように、アレイ状に配置した光源211およびアレイ状に配置したコリメートレンズ22aを備えた光源装置2では、光源211またはコリメートレンズ22aの実装誤差が生じるおそれがある。
従来、アレイ光源から射出した光線束の光束幅を調整する光学系として、凸レンズ及び凹レンズからなる縮小アフォーカル光学系が一般的に用いられていた。しかしながら、そのようなアフォーカル光学系は、アフォーカル倍率分だけ実装誤差が増幅されるため、実装誤差の影響を受けやすい。
これに対し、本実施形態では、コリメート光学系22及び光屈折部23を用いたことで、後述のようにアレイ光源21における実装誤差の影響を低減しつつ光線束K1の光束幅を調整可能としている。
図3はコリメート光学系22及び光屈折部23の構成を示す図である。
図3に示すように、コリメート光学系22は、複数(4つ)のコリメートレンズ22aから構成される。コリメートレンズ22a各々は、複数の光源211に1対1で対応して設けられている。
図3において、複数のコリメートレンズ22aのうち、照明光軸100axの一方側(+X側)に設けられるレンズを、照明光軸100axから遠い順から第1のコリメートレンズ61及び第2のコリメートレンズ62とする。また、照明光軸100axの他方側(−X側)に設けられるレンズを、照明光軸100axから遠い順から第3のコリメートレンズ63及び第4のコリメートレンズ64とする。
また、アレイ光源21を構成する複数の光源211のうち、第1のコリメートレンズ61に対応する光源を第1の光源71、第2のコリメートレンズ62に対応する光源を第2の光源72、第3のコリメートレンズ63に対応する光源を第3の光源73、第4のコリメートレンズ64に対応する光源を第4の光源74とする。
また、第1の光源71から射出される光線BLを第1の光線BL1、第2の光源72から射出される光線BLを第2の光線BL2、第3の光源73から射出される光線BLを第3の光線BL3、第4の光源74から射出される光線BLを第4の光線BL4とする。
本実施形態において、第1のコリメートレンズ61と第2のコリメートレンズ62とはそれぞれ、特許請求の範囲の第1のコリメートレンズと第2のコリメートレンズとに相当し、第1の光源71と第2の光源72とはそれぞれ、特許請求の範囲の第1の光源と第2の光源とに相当する。また、第1の光線BL1と第2の光線BL2とはそれぞれ特許請求の範囲の第1の光線と第2の光線とに相当する。
本実施形態において、第2のコリメートレンズ62に入射した第2の光線BL2の主光線BL2aと第2のコリメートレンズ62の光軸62aとの位置関係は、第1のコリメートレンズ61に入射した第1の光線BL1の主光線BL1aと第1のコリメートレンズ61の光軸61aとの位置関係と異なっている。
ここで、主光線と光軸との位置関係について説明する。
初めに、Z軸を第1のコリメートレンズ61の光軸61aと一致させたXYZ座標系を考える。第1の光線BL1が第1のコリメートレンズ61に入射したときの主光線BL1aのXY平面内の座標を(x1,y1)とする。次に、Z軸を第2のコリメートレンズ62の光軸62aと一致させたXYZ座標系を考える。第2の光線BL2が第2のコリメートレンズ62に入射したときの主光線BL2aのXY平面内の座標を(x2,y2)とする。
座標(x1,y1)と座標(x2,y2)とを比較した際、x座標及びy座標の少なくとも一方が異なっていれば、第1の光線BL1が第1のコリメートレンズ61に入射したときの主光線BL1aと光軸61aとの位置関係が、第2の光線BL2が第2のコリメートレンズ62に入射したときの主光線BL2aと光軸62aとの位置関係と異なっていると言える。
なお、本明細書において位置関係が異なるとは、x座標及びy座標が異なっており、光軸61aと主光線BL1aとの距離が光軸62aと主光線BL2との距離と同じ状態を含む。
本実施形態では、説明を単純にするため、上記位置関係についてX方向の距離(x座標)のみを考慮する。
図3に示すように、第1の光源71は、光軸61aから+X方向にシフトした状態に配置されている。そのため、第1のコリメートレンズ61に入射した第1の光線BL1の主光線BL1aは、第1のコリメートレンズ61の光軸61aから+X側に離間している。つまり、主光線BL1aは、光軸61aに対して集光レンズ20の光軸(照明光軸100ax)とは反対側において第1のコリメートレンズ61に入射している。X1はゼロではない。したがって、主光線BL1aは、集光レンズ20の光軸に近づくように第1のコリメートレンズ61によって屈折される。
以下、主光線がコリメータレンズの光軸からずれた状態を、コリメートレンズと光源とが偏心した状態と呼ぶこともある。また、そのずれ量を、コリメートレンズにおける偏心量と呼ぶ。
第2の光源72は、光軸62aから+X方向にシフトした状態に配置されている。そのため、第2のコリメートレンズ62に入射した第2の光線BL2の主光線BL2aは、第2のコリメートレンズ62の光軸62aから+X側に離間している。つまり、主光線BL2aは、光軸62aに対して集光レンズ20の光軸とは反対側において第2のコリメートレンズ62に入射している。x2はゼロではない。したがって、主光線BL2aは、集光レンズ20の光軸に近づくように第2のコリメートレンズ62によって屈折される。
本実施形態においては、x1はx2よりも大きな値に設定されている。以下、x1を第1の間隔D1と称し、x2を第2の間隔D2と称する。
第1の間隔D1は第1のコリメートレンズ61における偏心量に相当し、第2の間隔D2は第2のコリメートレンズ62における偏心量に相当する。つまり、第1のコリメートレンズ61における偏心量は、第2のコリメートレンズ62における偏心量よりも大きくなっている。
本実施形態において、第1のコリメートレンズ61の有効径は、第2のコリメートレンズ62の有効径よりも大きくなっている。第1のコリメートレンズ61は、光軸61aに対して大きく偏心した第1の光線BL1を内部に良好に取り込むことが可能である。これにより、第1の光源71から射出した第1の光線BL1は、第1のコリメートレンズ61に取り込まれることで後段に導かれ、照明光として有効利用される。
なお、コリメートレンズは一般的に非球面レンズから構成されるため、球面収差は補正されているものの、像面湾曲は補正されていない。これは、像面湾曲を補正すると、コリメートレンズの主機能である平行化機能が低下するためである。
このような背景から、第1のコリメートレンズ61及び第2のコリメートレンズ62は、球面収差のみを補正した非球面レンズから構成されており、像面湾曲は補正されていない。
ここで、一つのコリメートレンズ22aの焦点位置を含み、かつ該コリメートレンズ22aの光軸と垂直な面を、コリメートレンズ22aの焦点面と定義する。第1の光源71の光射出面71aが、仮に第1のコリメートレンズ61の焦点面61M上に配置されていたとする。
本実施形態において、第1の光源71は第1のコリメートレンズ61に対して偏心した状態に配置されている。そのため、第1の光源71から射出された光は、第1のコリメートレンズ61によって屈折された際、像面湾曲により収束光となる。
第1のコリメートレンズ61を透過した光が収束光となると、ホモジナイザー光学系12上に形成される光のスポットサイズが小さくなってしまう。すると、ホモジナイザー光学系12により蛍光体層42上に照射される光の均一性が低下するおそれがある。
なお、第2の光源72及び第2のコリメートレンズ62についても同様のことが言える。
これに対し、本実施形態では、第1のコリメートレンズ61を第1の光源71側にシフトして配置している。つまり、第1の光源71の光射出面71aは、第1のコリメートレンズ61の焦点面61Mと第1のコリメートレンズ61との間に配置されている。
また、第2のコリメートレンズ62を第2の光源72側にシフトして配置している。つまり、第2の光源72の光射出面72aは、第2のコリメートレンズ62の焦点面62Mと第2のコリメートレンズ62との間に配置されている。
偏心量が大きい程、上記シフト量を大きくする。つまり、本実施形態において、光射出面71aと焦点面61Mとの間隔は、光射出面72aと焦点面62Mとの間隔よりも大きい。これにより、光射出面71aと第1のコリメートレンズ61との距離は、光射出面72aと第2のコリメートレンズ62との距離よりも短くなっている。
光屈折部23は、複数の偏角プリズム23aから構成されている。図3において、複数の偏角プリズム23aのうち、第1のコリメートレンズ61を透過した第1の光線BL1が入射するプリズムを第1の偏角プリズム23a1、第2のコリメートレンズ62を透過した第2の光線BL2が入射するプリズムを第2の偏角プリズム23a2とする。
また、第3のコリメートレンズ63を透過した第3の光線BL3が入射するプリズムを第3の偏角プリズム23a3、第4のコリメートレンズ64を透過した第4の光線BL4が入射するプリズムを第4の偏角プリズム23a4とする。
なお、本実施形態において、第1の偏角プリズム23a1と第2の偏角プリズム23a2とはそれぞれ、特許請求の範囲の第1の光屈折素子と第2の光屈折素子とに相当する。
第1の偏角プリズム23a1は、第1のコリメートレンズ61側に、第1の光線BL1の進行方向を変える偏向特性を有したプリズム面23b1を備えている。第1の偏角プリズム23a1は、第1のコリメートレンズ61が第1の光線BL1の主光線BL1aに与えた偏向角を小さくするように、該主光線BL1aを屈折させる。これにより、主光線BL1aは照明光軸100axと平行になる。
第1の光線BL1は、コリメート光学系22によって平行光に変換される。また、第1の光線BL1と照明光軸100axとの距離は、コリメート光学系22及び光屈折部23によって、コリメート光学系22への入射時に比べて小さくなる。
第2の偏角プリズム23a2は、第2のコリメートレンズ62側に、第2の光線BL2の進行方向を変える偏向特性を有したプリズム面23b2を備えている。第2の偏角プリズム23a2は、第2のコリメートレンズ62が第2の光線BL2の主光線BL2aに与えた偏向角を小さくするように、該主光線BL2aを屈折させる。これにより、主光線BL2aは照明光軸100axと平行になる。
第2の光線BL2は、コリメート光学系22によって平行光に変換される。また、第2の光線BL2と照明光軸100axとの距離は、コリメート光学系22及び光屈折部23によって、コリメート光学系22への入射時に比べて小さくなる。
以上、第1の光線BL1及び第2の光線BL2について説明した。
第3の光源73、第3のコリメートレンズ63及び第3の偏角プリズム23a3は、第1の光源71、第1のコリメートレンズ61及び第1の偏角プリズム23a1を、照明光軸100axを基準とする線対称の位置に配置される。
そのため、第3の光線BL3は、コリメート光学系22によって平行光に変換される。また、第3の光線BL3と照明光軸100axとの距離は、コリメート光学系22及び光屈折部23によって、コリメート光学系22への入射時に比べて小さくなる。
また、第4の光源74、第4のコリメートレンズ64及び第4の偏角プリズム23a4は、第2の光源72、第2のコリメートレンズ62及び第2の偏角プリズム23a2を、照明光軸100axを基準とした線対称の位置に配置される。
そのため、第4の光線BL4は、コリメート光学系22によって平行光に変換される。また、第4の光線BL4と照明光軸100axとの距離は、コリメート光学系22及び光屈折部23によって、コリメート光学系22への入射時に比べて小さくなる。
以上のように、本実施形態によれば、コリメート光学系22および光屈折部23によって、光線束K1のサイズを縮小することができる。この構成であれば、アレイ光源21に実装誤差が生じた場合でも該実装誤差の影響を受けにくい。そのため、アレイ光源21における実装誤差の影響を低減しつつ光線束K1の光束幅を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、第1の光源71と第2の光源72とを、第1のコリメートレンズ61と第2のコリメートレンズ62とに対してそれぞれシフトして配置することで、像面湾曲を補正している。これにより、第1のコリメートレンズ61及び第2のコリメートレンズ62を透過した各光を平行光とすることができるので、ホモジナイザー光学系12上に形成される光のスポットサイズが小さくなるのを防止することができる。よって、ホモジナイザー光学系12は蛍光体層42上に光を良好に重畳させることができるので、蛍光Yが効率良く生成される。
図2に戻り、ピックアップ光学系60は、第1ピックアップレンズ60aと、第2ピックアップレンズ60bとを備え、回転蛍光板30からの光をピックアップして略平行化する。第1ピックアップレンズ60a及び第2ピックアップレンズ60bは、凸レンズからなる。
第1レンズアレイ120は、ピックアップ光学系60からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。複数の第1小レンズ122は、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列されている。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる。複数の第2小レンズ132は照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列されている。
偏光変換素子140は、例えば、偏光分離膜と位相差板とから構成され、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束を、直線偏光に変換する。偏光変換素子140を通過した光は重畳レンズ150に入射する。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を集光して液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に重畳させる。第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び重畳レンズ150は、回転蛍光板30からの光の面内光強度分布を均一にするインテグレータ光学系を構成する。
以上述べたように、本実施形態によれば、実装誤差の影響を低減しつつ光線束K1のサイズを調整できるので、アレイ光源21から射出した光を回転蛍光板30の蛍光体層42に効率良く入射させることができる。よって、明るい照明光Wを得ることができる。したがって、本実施形態のプロジェクター1によれば、実装誤差の影響が低減されたことで光利用効率が高く明るい画像を表示することができる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態に係る光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の構成及び部材については同じ符号を付し、その説明については省略若しくは簡略化する。
図4は本実施形態のコリメート光学系1122及び光屈折部123の構成を示す図である。図4に示すように、コリメート光学系22を構成する複数(5つ)のコリメートレンズ22a各々は、複数の光源211に1対1で対応して設けられている。
図4に示すように、本実施形態では、照明光軸100ax上に、第5の光源75が配置されている。第5の光源75は、第5の光源75から射出された第5の光線BL5の主光線BL5aが照明光軸100axと平行に進むように配置されている。また、第5の光源75は、照明光軸100axの近傍であって、X方向において第2の光源72と第4の光源74との間に配置されている。第5の光源75に対応するコリメートレンズを第5のコリメートレンズ65とする。
図4に示すように、第5のコリメートレンズ65に入射した第5の光線BL5の主光線BL5aは、第5のコリメートレンズ65の光軸65a上に位置している。つまり、第5のコリメートレンズ65と第5の光源75とは偏心しない状態で配置されている。
これにより、第5の光線BL5は、第5のコリメートレンズ65を透過した際に屈折せず、主光線BL5aが照明光軸100axと平行に進むため、第5の光源75の光射出面75aから射出された光は像面湾曲を考慮する必要がない。
本実施形態では、第5の光源75の光射出面75aを第5のコリメートレンズ65の焦点面65M上に配置している。また、第5のコリメートレンズ65を透過した第5の光線BL5は、照明光軸100axと平行に進むため、光屈折部23によって屈折させる必要がない。そのため、本実施形態において、第5の光線BL5の光路上には、偏角プリズムが配置されていない。
以上のように、本実施形態によれば、コリメート光学系1122および光屈折部123によって、光線束K1のサイズを縮小することができる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る光源装置について説明する。なお、上記実施形態と共通の構成及び部材については同じ符号を付し、その説明については省略若しくは簡略化する。
第1実施形態では、各コリメートレンズにおいて1次元方向(X方向)にのみ偏心している場合について説明したが、本実施形態では光源及びコリメートレンズが2次元方向(X方向及びY方向)に偏心している。
図5は本実施形態のコリメート光学系1222及び光屈折部223をY方向から見た図である。図6は本実施形態のコリメート光学系1222及び光屈折部223をX方向から見た図である。
図5,6に示すように、本実施形態において、コリメート光学系1222は、X方向に4列、Y方向に4列に並んで配置された複数のコリメートレンズ22aから構成されている。
図5に示すように、コリメートレンズ22aにおけるX方向の偏心量は、図2に示した第1実施形態の構成と同様である。そのため、X方向において、各光源211から射出された光線BLは、コリメート光学系1222により照明光軸100axに近づくように屈折した状態で光屈折部223に入射する。
図6に示すように、コリメートレンズ22aにおけるY方向の偏心量は、図5に示したX方向における構成と同様である。
そのため、Y方向において、各光源211から射出された光線BLは、コリメート光学系22により照明光軸100axに近づくように屈折した状態で光屈折部223に入射する。
本実施形態において、光屈折部223は、第1の光屈折部223Aと第2の光屈折部223Bとを含む。第1の光屈折部223Aはコリメート光学系1222の後段に設けられ、第2の光屈折部223Bは第1の光屈折部223Aの後段に設けられる。
第1の光屈折部223Aは、複数の偏角プリズム124から構成されている。各偏角プリズム124は、各コリメートレンズ22aに1対1で対応して配置されている。ただし、本実施形態では、Y方向に一列に並んでいる複数の偏角プリズム124は、一体に形成されている(図6参照)。
偏角プリズム124は、コリメートレンズ22a側に、光の進行方向を変える偏向特性を有したプリズム面124Aを備えている。偏角プリズム124はX方向にのみ光を偏向させる。具体的に、偏角プリズム124は、コリメートレンズ22aによるX方向の偏向角を小さくする。
本実施形態においては、第1の光屈折部223Aによって光線束K1の光束径がX方向において縮小されるように、コリメートレンズ22aの光軸と該コリメートレンズ22aに入射する光線BLの主光線との位置関係、および各偏角プリズム124の屈折方向がそれぞれ設定されている。
第2の光屈折部223Bは、複数の偏角プリズム125から構成されている。各偏角プリズム125は、各コリメートレンズ22aに1対1で対応して配置されている。ただし、本実施形態では、X方向に一列に並んでいる複数の偏角プリズム125は、一体に形成されている(図5参照)。
偏角プリズム125は、コリメートレンズ22a側に、光の進行方向を変える偏向特性を有したプリズム面125Bを備えている。偏角プリズム125はY方向にのみ光を偏向させる。具体的に、偏角プリズム125は、コリメートレンズ22aによるY方向の偏向角を小さくする。
本実施形態においては、第2の光屈折部223Bによって光線束K1の光束径がY方向において縮小されるように、コリメートレンズ22aの光軸と該コリメートレンズ22aに入射する光線BLの主光線との位置関係、および各偏角プリズム125の屈折方向がそれぞれ設定されている。
ひとつの光源211に対応している偏角プリズム124と偏角プリズム125とは、その光源211に対応した光屈折素子を構成している。ひとつの光屈折素子を構成する偏角プリズム124と偏角プリズム125とはそれぞれ、特許請求の範囲の前段光屈折素子と後段光屈折素子に相当する。
各光源211から射出された光線BLがX方向にのみ偏向特性を有する第1の光屈折部223A(偏角プリズム124)を透過すると、光線BLはX方向においてのみ照明光軸100axと平行な方向に屈折し、Y方向においては屈折しない。よって、第1の光屈折部123Aを透過した光線束K1は、X方向においてのみ光束幅が縮小されるとともに、平行化される。
第1の光屈折部223Aを透過した光線束K1は、第2の光屈折部223B(偏角プリズム125)を透過する。第2の光屈折部223Bは、上述のように、Y方向にのみ偏光特性を有するため、光線BLはY方向においてのみ照明光軸100axと平行な方向に屈折し、X方向においては屈折しない。X方向において平行化された光線束K1は、第2の光屈折部223Bを透過したとしても平行状態が乱れることがない。
よって、第2の光屈折部223Bを透過した光線束K1は、Y方向においてのみ光束幅が縮小されるとともに、平行化される。
なお、各光線BLがホモジナイザー光学系12上に形成するスポット形状には歪が生じてしまう。特に、複数の光源211のうちXY平面内の4隅に位置した光源211は偏心量が大きいため、該光源211から射出された光線BLの歪は特に大きくなる。
大きく歪んだスポットが第1マルチレンズアレイ12a上に形成する光量分布は、歪んでいないスポットが第1マルチレンズアレイ12a上に形成する光量分布とは異なるため、蛍光体層42上に照射される光の均一性が高められる。
以上のように、本実施形態によれば、アレイ光源21における実装誤差の影響を低減しつつ、光線束K1のサイズを2次元方向(XY方向)において小さくすることができる。よって、ホモジナイザー光学系12としてサイズの小さいものを用いることができる。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記第2実施形態と上記第3実施形態との構成を組み合わせるようにしても良い。すなわち、第3実施形態の構成において、照明光軸100axの近傍に配置されたコリメートレンズと光源とを偏心させなくてもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、複数の光源211がX方向にのみ配置される場合を例に挙げたが、複数の光源211は、照明光軸100axと平行な方向から見たとき、2次元的に配列されていてもよい。
また、上記実施形態では、回転蛍光板30として透過型のものを用いる場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されず、反射型の回転蛍光板を用いても良い。あるいは、蛍光体層を支持する基板が回転しない構成であっても良い。
また、上記実施形態では、コリメート光学系と光屈折部とを用いて、光線束K1の光束径を縮小する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、コリメート光学系と光屈折部とを用いて光線束K1の光束径を拡大するようにしても良い。その場合は、各コリメートレンズにおける偏心の方向を上記の各実施形態とは逆にすればよい。
また、上記実施形態では、3つの液晶光変調装置400R,400G,400Bを備えるプロジェクター1を例示したが、1つの液晶光変調装置でカラー映像(画像)を表示するプロジェクターに適用することも可能である。
さらに、光変調装置としては、液晶パネルに限らず、例えばデジタルミラーデバイスなどを用いることもできる。
また、上記実施形態では、本発明による照明装置をプロジェクターに応用する例を示したが、これに限られない。本発明による照明装置を自動車用ヘッドライトなどの照明器具にも適用できる。
1…プロジェクター、2光源装置、20…集光レンズ、21…アレイ光源、22…コリメート光学系、22a…コリメートレンズ、23,123…光屈折部、23a1…第1の偏角プリズム、23a2…第2の偏角プリズム、61…第1のコリメートレンズ、61a…光軸、61M…焦点面、62…第2のコリメートレンズ、62a…光軸、62M…焦点面、71…第1の光源、71a…光射出面、72…第2の光源、72a…光射出面、123A…第1の光屈折部、123B…第2の光屈折部、211…光源、400R…液晶光変調装置、400G…液晶光変調装置、400B…液晶光変調装置、600…投写光学系、BL1…第1の光線、BL1a…第1の光線の主光線、BL2…第2の光線、BL2a…第2の光線の主光線、K1…光線束。

Claims (8)

  1. 第1の光線を射出する第1の光源と第2の光線を射出する第2の光源とを含むとともに、該第1の光線と該第2の光線とを含む光線束を射出する複数の光源と、
    前記第1の光線が入射する第1のコリメートレンズと前記第2の光線が入射する第2のコリメートレンズとを含む複数のコリメートレンズを含むとともに、前記光線束が入射するコリメート光学系と、
    前記第1のコリメートレンズを透過した前記第1の光線が入射する第1の光屈折素子、を含む光屈折部と、を備え、
    前記第1のコリメートレンズに入射した前記第1の光線の主光線は、前記第1のコリメートレンズの光軸から離間しており、
    前記第1の光屈折素子は、前記第1のコリメートレンズが前記第1の光線の前記主光線に与えた偏向角を小さくするように構成されており、
    前記第2のコリメートレンズに入射した前記第2の光線の主光線と前記第2のコリメートレンズの光軸との位置関係は、前記第1のコリメートレンズに入射した前記第1の光線の前記主光線と前記第1のコリメートレンズの前記光軸との位置関係と異なっており、
    前記光線束のサイズは、前記コリメート光学系および前記光屈折部を通過する前後で異なっている
    光源装置。
  2. 前記第1の光源の光射出面は、前記第1のコリメートレンズの焦点位置を含み、かつ前記第1のコリメートレンズの前記光軸と垂直な第1平面と、前記第1のコリメートレンズと、の間に設けられている
    請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光屈折部は、前記第2のコリメートレンズを透過した前記第2の光線が入射する第2の光屈折素子を含み、
    前記第2のコリメートレンズに入射した前記第2の光線の前記主光線は、前記第2のコリメートレンズの前記光軸から離間しており、
    前記第2の光屈折素子は、前記第2のコリメートレンズが前記第2の光線の前記主光線に与えた偏向角を小さくするように構成されており、
    前記第2の光源の光射出面は、前記第2のコリメートレンズの焦点位置を含み、かつ前記第2のコリメートレンズの前記光軸と垂直な第2平面と、前記第2のコリメートレンズと、の間に設けられており、
    前記第1のコリメートレンズに入射した前記第1の光線の前記主光線と前記第1のコリメートレンズの前記光軸との間隔を第1の間隔とし、前記第2のコリメートレンズに入射した前記第2の光線の前記主光線と前記第2のコリメートレンズの前記光軸との間隔を第2の間隔としたとき、前記第1の間隔は前記第2の間隔よりも大きく、
    前記第1の光源の前記光射出面と前記第1平面との間隔は、前記第2の光源の前記光射出面と前記第2平面との間隔よりも大きい
    請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記第1のコリメートレンズの有効径は、前記第2のコリメートレンズの有効径よりも大きい
    請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記光屈折部の後段に設けられた集光レンズをさらに備え、
    前記光線束の前記サイズが、前記コリメート光学系および前記光屈折部によって縮小されるように、前記第1の光線の前記主光線は、前記第1のコリメートレンズの前記光軸よりも前記集光レンズの光軸とは反対側において前記第1のコリメートレンズに入射する
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 前記複数の光源は2次元的に配列されており、
    前記複数の光源各々から射出され前記コリメート光学系に入射した光線の主光線と前記集光レンズの前記光軸との間隔が小さくなるように、
    前記複数のコリメートレンズのうち1つのコリメートレンズの光軸と、前記コリメートレンズに入射した光線の主光線と、の位置関係、および、前記コリメートレンズに対応して前記光屈折部が備える光屈折素子の屈折方向が設定されている
    請求項5に記載の光源装置。
  7. 前記第1の光屈折素子は、前記コリメート光学系の後段に設けられた前段光屈折素子と、該前段光屈折素子の後段に設けられた後段光屈折素子と、を備え、
    前記前段光屈折素子による屈折方向は、前記後段光屈折素子による屈折方向とは異なる
    請求項6に記載の光源装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、
    前記画像光を投射する投写光学系と、を備える
    プロジェクター。
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