JP2009062797A - 充填構造体の補強構造、補強用充填ブロック及び補強部材 - Google Patents

充填構造体の補強構造、補強用充填ブロック及び補強部材 Download PDF

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Abstract

【課題】縦穴部の周囲にて鉛直方向に集中した荷重に対して強度を大きくすることができる充填構造体の補強構造、縦穴部の周囲にて鉛直方向に集中した荷重に対して強度を大きくすることができる充填構造体の補強構造に適用可能な補強用充填ブロック及び補強部材を得る。
【解決手段】充填構造体20の内部においてマンホール穴22の周囲には、補強体80が配置されており、この補強体80は、補強用充填ブロック66、68の格納部内にそれぞれ格納された補強コンクリート芯70、72、74、76が積み重ねられて形成されている。これによって、補強体80が充填構造体20を補強して充填構造体20の頂部20A側から底部20B側への荷重Fを支持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、雨水貯留浸透槽用の充填構造体の補強構造、充填構造体を形成する補強用充填ブロック、及び充填構造体の補強に用いられる補強部材に関する。
雨水貯留浸透槽においては、内部点検用等のために、中空のマンホール(縦穴部)が形成され、その上部開口に開閉蓋が配設される場合がある(例えば、特許文献1参照)。このようなマンホールの周囲では、鉛直方向に集中した荷重に対し、他部に比べて強度が小さくなってしまう。
特開2006−342520公報
本発明は、上記事実を考慮して、縦穴部の周囲にて鉛直方向に集中した荷重に対して強度を大きくすることができる充填構造体の補強構造、縦穴部の周囲にて鉛直方向に集中した荷重に対して強度を大きくすることができる充填構造体の補強構造に適用可能な補強用充填ブロック及び補強部材を得ることを目的とする。
請求項1に記載する本発明の充填構造体の補強構造は、地中に配設されて複数個の箱状の充填ブロックが高さ方向と直交する行方向及び列方向に沿って配列されると共に高さ方向に沿って積層されて形成されて雨水の貯留及び流通が可能でありかつ前記充填ブロックを配置しない部分を中空部とする縦穴部を形成して頂部側を開口させた雨水貯留浸透槽用の充填構造体の補強構造であって、前記充填構造体の内部において前記縦穴部の周囲に配置され、前記充填構造体を補強して前記充填構造体の頂部側から底部側への荷重を支持可能な補強体を有することを特徴とする。
請求項1に記載する本発明の充填構造体の補強構造によれば、充填構造体の内部において縦穴部の周囲に配置された補強体が、充填構造体を補強して充填構造体の頂部側から底部側への荷重を支持可能となっているので、縦穴部の周囲において荷重が鉛直方向に集中して作用した場合、前記荷重の一部は、補強体によって支持される。
請求項2に記載する本発明の充填構造体の補強構造は、請求項1記載の構成において、前記補強体は、前記充填ブロックのうち補強対象となる補強用充填ブロック内にそれぞれ格納された補強部材が積み重ねられて形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載する本発明の充填構造体の補強構造によれば、補強体は、補強部材が積み重ねられて形成されているので、縦穴部の周囲において荷重が鉛直方向に集中して作用しても、各補強部材に作用する曲げモーメントのモーメントアーム長が短く、座屈が生じにくい。また、補強部材が充填ブロックのうち補強対象となる補強用充填ブロック内にそれぞれ格納されているので、前記荷重が作用しても、補強部材の左右のずれは、防止又は抑制される。
請求項3に記載する本発明の充填構造体の補強構造は、請求項2記載の構成において、前記補強用充填ブロックは、箱状に形成されて上方側又は下方側へ向けられた一端側が開口されると共に他端側が蓋板部とされ、前記蓋板部には、前記補強部材を格納する格納部の対向部分に単一の貫通孔が貫通形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載する本発明の充填構造体の補強構造によれば、蓋板部において格納部の対向部分に貫通形成された貫通孔は、単一となっているので、貫通孔の径を大きくすることで、貫通孔内側に配置される補強部材の太さを太くすること及び上下に積み重ねられた補強部材同士の接触面積を大きくすることができ、縦穴部の周囲は、効果的に補強される。
請求項4に記載する本発明の充填構造体の補強構造は、請求項2又は請求項3に記載の構成において、前記補強部材は、側面の少なくとも一部が前記補強用充填ブロックの内側面に当って位置決めされていることを特徴とする。
請求項4に記載する本発明の充填構造体の補強構造によれば、補強部材は、側面の少なくとも一部が補強用充填ブロックの内側面に当って位置決めされているので、上下に配置された補強部材同士の相対位置が安定し、縦穴部の周囲において荷重が鉛直方向に集中して作用した場合には、前記荷重の一部は、補強体によって安定的に支持される。
請求項5に記載する本発明の補強用充填ブロックは、地中に配設されて高さ方向と直交する行方向及び列方向に沿って複数個配列されると共に高さ方向に沿って複数個積層されることによって雨水の貯留及び流通が可能な雨水貯留浸透槽用の充填構造体を形成しかつ一端側が開口された箱状の充填ブロックのうち、内部に補強部材を配置するための補強対象となる補強用充填ブロックであって、前記補強部材を格納可能な格納部と、他端側に設けられ、前記格納部の対向部分に単一の貫通孔が貫通形成された蓋板部と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載する本発明の補強用充填ブロックによれば、格納部で補強部材を格納可能となっており、また、蓋板部は、格納部の対向部分に単一の貫通孔が貫通形成されているので、例えば、充填ブロックが複数個積層されて充填構造体を形成し、より下層となる補強用充填ブロックにおける格納部に格納された一の補強部材に、より上層となる補強用充填ブロックにおける格納部に格納された他の補強部材を載せていけば、補強部材が上下方向に積み重ねられることになるので、荷重が鉛直方向に集中して作用した場合、前記荷重の一部は、積み重ねられた補強部材によって支持される。ここで、蓋板部において格納部の対向部分に設けられた貫通孔は、単一となっているので、該貫通孔を大きくすることで該貫通孔の内側に配置される補強部材の太さを太くすることができ、効果的な補強が可能となる。
請求項6に記載する本発明の補強部材は、地中に配設されて複数個の箱状の充填ブロックが高さ方向と直交する行方向及び列方向に沿って配列されると共に高さ方向に沿って積層されて形成されて雨水の貯留及び流通が可能な雨水貯留浸透槽用の充填構造体の補強に用いられ、一方端側に設けられた平面状の底面と、他方端側に設けられて前記底面と平行な平面状の台座面と、を有し、前記充填ブロックのうち補強対象となる補強用充填ブロック内に前記底面が下方側に向けられて格納されると共に側面の少なくとも一部が前記補強用充填ブロックの内側面に当って位置決めされ、かつ積み重ねられることによって前記充填構造体を補強して前記充填構造体の頂部側から底部側への荷重を支持可能な補強体を形成することを特徴とする。
請求項6に記載する本発明の補強部材によれば、一方端側に平面状の底面が設けられると共に他方端側に底面と平行な平面状の台座面が設けられており、充填ブロックのうち補強対象となる補強用充填ブロック内に底面が下方側に向けられて格納されると共に側面の少なくとも一部が補強用充填ブロックの内側面に当って位置決めされ、かつ積み重ねられることによって充填構造体を補強して充填構造体の頂部側から底部側への荷重を支持可能な補強体を形成するので、充填構造体を補強した状態で荷重が鉛直方向に集中して作用した場合、前記荷重の一部は、補強部材で形成された補強体によって安定的に支持される。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の充填構造体の補強構造によれば、縦穴部の周囲にて鉛直方向に集中した荷重に対して強度を大きくすることができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の充填構造体の補強構造によれば、縦穴部の周囲にて鉛直方向に集中した荷重に対して強度を一層効果的に大きくすることができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の充填構造体の補強構造によれば、補強部材同士の接触面積を大きくすることができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の充填構造体の補強構造によれば、上下に配置された補強部材同士の相対位置を安定させることができるという優れた効果を有する。
請求項5に記載の補強用充填ブロックによれば、縦穴部の周囲にて鉛直方向に集中した荷重に対して強度を大きくすることができる充填構造体の補強構造に適用可能であるという優れた効果を有する。
請求項6に記載の補強部材によれば、縦穴部の周囲にて鉛直方向に集中した荷重に対して強度を大きくすることができる充填構造体の補強構造に適用可能であるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る充填構造体の補強構造、充填ブロック及び補強部材について図1〜図17を用いて説明する。
(実施形態の構成)
図1には、雨水貯留浸透槽10の一部が概略断面図にて模式的に示されている。雨水貯留浸透槽10は、地中Gに埋設された雨水貯留浸透施設であって、雨水を貯留する機能及び雨水を地中へ浸透させる機能の少なくとも一方の機能を備えた槽であり、具体的には、雨水を貯留する貯留槽、雨水を一次的に貯留した後に徐々に地中に浸透させる浸透槽、及び、貯留槽の機能と浸透槽の機能とを併せ持つ貯留浸透槽がある。
図1に示されるように、敷地の地表面29Aから凹状に掘り下げられたピットPは、その内表面が保護層12により覆われている。保護層12により覆われたピットP内には、雨水貯留浸透槽10用の略直方体状の充填構造体20が構築(配設)されており、その外側は、被覆シート(遮水シート及び透水シートの少なくとも一方)14によって覆われている。なお、このように地中Gに配設される充填構造体20においては、その頂部20A側(天井面側)やその側面側に、充填構造体20を外側から覆うプレート状の受圧パネル(図示省略)を配設してもよい。
また、充填構造体20の側面には、図示しない導入管やオーバーフロー管が直接又は桝等を介して接続されている。すなわち、前記導入管によって集水した雨水を流通させると共に、雨水貯留浸透槽10が満水に近い状態になった場合には、前記オーバーフロー管を介して排水するようになっている。
図1及び図2に示されるように、充填構造体20は、複数個の箱状の充填ブロック30、50、60、62、64、66、68(図5〜図11参照)が高さ方向(矢印h方向)と直交する行方向(矢印a方向)及び列方向(矢印b方向)に沿って配列されると共に高さ方向に沿って積層されて形成されている。すなわち、充填構造体20は、充填ブロック30、50、60、62、64、66、68が互いに隣接して(隣り合って)複数個並設されると共に上下方向に積層されながら(積み重ねられながら)連結されて形成されている。なお、図2では、便宜上、充填ブロック(30等)の積層数や行列数を少なくして図示している。
充填構造体20は、雨水の貯留及び流通が可能になっており、充填ブロック30、50、60、62、64、66、68を配置しない部分を直方体状の中空部22Aとする縦穴部としてのマンホール穴22を形成して頂部20A側を開口させている。図3に示されるように、マンホール穴22における上部開口部22B(点検用開口部)は、矩形状とされている。上部開口部22Bのコーナ部(四隅部)122B上には、被覆シート14を介して充填構造体20上に載置された平板リング状の補強枠24が配設されている。補強枠24は、ステンレス製とされており、この補強枠24上には、図4に示されるマンホール用のコンクリート壁26が配設(設置)されている。コンクリート壁26は、補強枠24上に載せられるフランジ部26Aを備えると共に上部側へ向かうに従って小径とされた円筒部26Bを備えている。コンクリート壁26におけるリング状の天面部26Cの上方側には、図1に示されるマンホール蓋28が配設されている。
このような構成により、雨水貯留浸透槽10(充填構造体20)内を点検したい場合には、マンホール蓋28を取り外せば、マンホール穴22を通して直接目視等により又は点検用光学スコープ等を用いることにより雨水貯留浸透槽10(充填構造体20)の内部を点検できるようになっている。
なお、本実施形態では、特に配設されていないが、上部開口部22Bに平面視矩形状の補強枠を(例えば、開口縁部分に位置する後述する支持部140A(図8〜図10参照)に載せること、又は、開口四隅部に係止用のSUS板を配設して係止させること等によって)配設し、その上にさらに補強枠24を配置するような構成にしてもよい。
図1に示されるように、コンクリート壁26の外周側は、埋め戻しによって形成された覆土層29とされている。覆土層29は、被覆シート14を介して充填構造体20における頂部20Aの上方側に形成されている。覆土層29の地表面29Aは、アスファルト等の舗装材によって舗装されている。
充填構造体20を形成する充填ブロック30、50、60、62、64、66、68(図5〜図11参照)の材料には、樹脂材料が適用でき、加水分解しないものがよい。具体的には、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)(特に高密度ポリエチレン(HDPE))等のポリオレフィン系樹脂が化学的な安定性、機械的な強度、及び価格の面から好ましい。ここで、樹脂のメルトフローレート(MFR)(JIS K7210)は、加工性及び機械的な強度を考慮して10(g/10分)〜15(g/10分)のものがよい。また、これらに充填剤としてカーボンブラックを1〜3%加えて耐光性を高めてもよい。なお、設置場所が高温になる場所ではないため、酸化防止剤は加えなくてもよい。
また、充填ブロック30、50、60、62、64、66、68(図5〜図11参照)は、射出成形法によって中空の箱状に一体成形されており、その厚さは、均一であり、製品1個当たりの重量及び機械的な強度等を考慮して2mm〜3mmとするのが好ましい。
図5には、標準サイズであるフルサイズの充填ブロック30が示されている。充填ブロック30は、平面視で略長方形とされ、長手方向であるブロック長さ方向(矢印L方向)の寸法が約100cm、ブロック長さ方向に直角な方向であるブロック幅方向(矢印W方向)の寸法が約50cmとされており、ブロック高さ方向(矢印H方向(図1における矢印h方向と同じ方向))の寸法は約40cmとされている。図5に示されるように、充填ブロック30は、箱状に形成され、一端側(図5では下端側)が開口端34とされて筒状の側板部32を備えると共に、他端側(図5では上端側)が側板部32と一体的に形成された蓋板部40とされている。充填ブロック30は、充填構造体20(図2参照)を形成した配置状態では、一端側の開口端34が下方側へ向けられており、他端側の蓋板部40が上方側へ向けられている。
充填ブロック30の側板部32は、平面視でブロック長さ方向(矢印L方向)に沿う仮想中央線CL1に対して左右対称とされていると共に、ブロック幅方向(矢印W方向)に沿う仮想中央線CL2に対しても左右対称とされており、ブロック長さ方向(矢印L方向)にて所定間隔で仮想中央線CL1側へ向けて凹状に入り込んだ凹凸形状となっている。すなわち、側板部32は、仮想中央線CL1側から外向きに張り出して略角筒状(略角柱状)とされた複数個(本実施形態では8個)の各張出部32Aが形成されると共に、ブロック長さ方向(矢印L方向)に互いに隣接する張出部32A間を連結する連結板部32B、及び、ブロック長さ方向(矢印L方向)の両側でブロック幅方向(矢印W方向)に互いに隣接する張出部32A間を連結する湾曲板部32Cが一体的に形成されている。
各張出部32Aは、開口端34側(下端側)から蓋板部40側(上端側)へ向ってブロック長さ方向(矢印L方向)及びブロック幅方向(矢印W方向)に沿った寸法が序々に小さくなる略テーパ状に形成されている。各張出部32Aの下部には、略上下方向を長手方向とするリブ36が形成されており、外部荷重に対する強度が補強されている。また、互いに隣接する張出部32Aの下端部間は、底板部35によって連結されている。なお、底板部35には、雨水流通孔35Aが貫通形成されている。
また、各張出部32Aには、検査用の開口窓部(点検窓)38が形成されて張出部32Aを板厚方向に貫通している。開口窓部38は、充填ブロック30の強度面を考慮した大きさに設定され、略上下方向を長手方向とした縦長の矩形状に形成されており、充填ブロック30の軽量化(樹脂量軽減)に資すると共に設置後における雨水貯留浸透槽10(図1参照)の内部状態(土砂による目詰まりの有無等)点検時の検査用とされている。
側板部32の一端側である開口端34は、外向きにJ字状に湾曲成形されている。このようにすることで、側板部32の成形ひずみを抑えると共に、側板部32の強度を補強している。開口端34の形状は、背面視でブロック長さ方向(矢印L方向)に沿う第1仮想中央線(図示省略)に対して左右対称とされると共に、ブロック幅方向(矢印W方向)に沿う第2仮想中央線(図示省略)に対しても左右対称とされている。
側板部32の他端側(上端側)を繋ぐ蓋板部40は、平面視でブロック長さ方向(矢印L方向)に沿う仮想中央線CL1に対して左右対称とされていると共に、ブロック幅方向(矢印W方向)に沿う仮想中央線CL2に対しても左右対称とされている。蓋板部40には、仮想中央線CL1に沿って延在する溝板部40Bが形成されると共に、溝板部40Bのブロック幅方向(矢印W方向)の両側に張出部32Aのブロック上方側に配設される複数(本実施形態では8個)の上蓋部40Aが一体的に形成されている。
上蓋部40Aは、充填ブロック30の配置時に水平な上面を形成し、雨水貯留浸透槽10(図1参照)の施工時には作業用足場を兼ねる。各上蓋部40Aには、雨水流通孔42が貫通形成されており、これらの雨水流通孔42は、充填ブロック30の設置時には雨水を流通させるための流通部となっている。上蓋部40Aには、仮想中央線CL1から見てブロック幅方向(矢印W方向)外側に、一段下がってブロック長さ方向に沿って延在する支持部140Aが設けられている。
また、蓋板部40において仮想中央線CL1に沿って形成された溝板部40Bは、上蓋部40Aから一段下がった溝部44を形成している。溝部44の溝底部44Aは、充填ブロック30の配置時に上方に向いた水平面を形成するようになっており、支持部140Aと同じ高さ位置に設定されている。溝板部40Bにおいて、ブロック長さ方向(矢印L方向)における張出部32A間には、略矩形状の切欠部46が形成されている。これらの切欠部46の底面部分は、溝底部44Aと同一平面上に位置している。ここで、溝部44の幅と切欠部46の幅とは互いに等しくなっており、充填ブロック30の開口端34の厚さの二倍よりも僅かに広く設定されている。すなわち、溝部44及び切欠部46は、隣接された二枚の開口端34を嵌入可能なサイズ及び形状とされており、上段に配置される充填ブロック30の連結用となっている。なお、溝底部44Aには、雨水流通孔44Bが貫通形成されている。
図6には、補助用の1/8サイズ(1/8パーツ)の充填ブロック50が示されている。充填ブロック50は、図1及び図2に示されるように、充填構造体20の最外周側及びマンホール穴22の内周面側の一部に一段置きに配置されるパーツである。図6に示されるように、充填ブロック50は、全体として略四角錐台の箱状に形成されている。充填ブロック50は、一端側(図6では下端側)が開口端54とされて筒状の側板部52を備えると共に、他端側(図6では上端側)が側板部52と一体的に形成された蓋板部56とされている。充填ブロック50は、充填構造体20(図2参照)を形成した配置状態では、一端側の開口端54が上方側へ向けられており、他端側の蓋板部56が下方側へ向けられている。開口端54は、外向きにJ字状に湾曲成形されている。充填ブロック50は、平面視で略正方形とされ、その縦横の寸法は、図5に示されるフルサイズの充填ブロック30のブロック長さ方向(矢印L方向)に沿った寸法の1/4であり、充填ブロック30のブロック幅方向(矢印W方向)に沿った寸法の1/2である。
図6に示される側板部52には、略直角に屈曲されて連続する面部のそれぞれに検査用の開口窓部(点検窓)58が形成されて側板部52を板厚方向に貫通している。また、蓋板部56には、その中央部に凸状の嵌挿部57が一体的に形成されている。この嵌挿部57は平面視で略正方形とされており、基端側から先端側へ向って断面積が序々に縮小するテーパ状に形成されている。嵌挿部57は、図5に示される充填ブロック30における8個の上蓋部40Aの中央付近にそれぞれ形成された雨水流通孔42に嵌脱可能な形状とされている。
図6に示される充填ブロック50は、充填構造体20(図2参照)の一部とされる際には、図6に示される姿勢とは上下が反転した状態で、図5に示される充填ブロック30における張出部32Aのいずれかの上側に載置される(図15参照)。このとき、図6に示される充填ブロック50は、嵌挿部57を図5に示される充填ブロック50における雨水流通孔42のいずれかに嵌挿すると共に、図6に示される蓋板部56を上蓋部40A(図5参照)に当接させる。これにより、図2に示されるように、充填ブロック50は、所定位置に位置決めされる。
図7には、補助用の1/2サイズ(1/2切断パーツ)の充填ブロック60が示されている。充填ブロック60は、図5に示されるフルサイズの充填ブロック30をブロック長さ方向(矢印L方向)の中央位置で(仮想中央線CL2に沿って)切断した形状となっている。よって、図7に示される充填ブロック60については、充填ブロック30(図5参照)と同様の構成部には同一符号を付して説明を省略する。図1に示されるように、充填ブロック60は、充填構造体20を形成する際に充填ブロック30では対応できない箇所に配置される。なお、充填ブロック60の代わりに充填ブロック50を四個並べて配置することも可能であるが、充填ブロック50を四個並べて配置するよりも充填ブロック60を配置したほうが強度の点で有利であり、高さ位置も安定する。
図8〜図10には、フルサイズでかつ内部に補強部材としての補強コンクリート芯70、72、74、76(図12参照)を配置するための補強対象となる補強用充填ブロック62、64、66が示されている。なお、これらの補強用充填ブロック62、64、66は、後述するような補強可能な構造を備えている点を除いて、標準の充填ブロック30(図5参照)と同様の構成であるので、充填ブロック30と同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。また、補強用充填ブロック62、64、66は、標準の充填ブロック30(図5参照)と同様に、充填構造体20(図2参照)を形成した配置状態では、一端側の開口端34が下方側へ向けられており、他端側の蓋板部40が上方側へ向けられている。
図8に示される補強用充填ブロック62と図9に示される補強用充填ブロック64とは、仮想中央線CL1に対して、左右対称の形状となっている。図9に示される補強用充填ブロック64は、図中で仮想中央線CL1に対して左側でかつ手前側の側板部32における張出部32Aの内側に、格納部64Aを備えている。格納部64Aは、その下部に補強コンクリート芯72(図12(B)参照)を格納可能となっており、その上部に補強コンクリート芯74の第二芯部74D(図12(C)参照)及び補強コンクリート芯76(図12(D)参照)を格納可能となっている。本実施形態の充填構造体の補強構造では、図13〜図15に示されるように、補強用充填ブロック64内には、補強コンクリート芯72、補強コンクリート芯74の第二芯部74D、及び補強コンクリート芯76が格納されており、図9に示される内側面64Iは、これらの格納対象の側面72C、74F、76C(図12参照)の一部と当って該格納対象を位置決めしている。また、図9に示されるように、蓋板部40の上蓋部40Aには、格納部64Aの対向部分に単一の貫通孔64B(補強部材連結用孔開き部)が貫通形成されている。すなわち、格納部64Aの上方側の貫通孔64Bは一個となっている。これによって、図13及び図14に示されるように、補強用充填ブロック64は、補強コンクリート芯72を(空隙部を含む)格納部64Aの下部に格納した場合に補強コンクリート芯72上に補強コンクリート芯74、76(図12(C)、(D)参照)を載置可能な構造となっている。
図8に示される補強用充填ブロック62は、図中で仮想中央線CL1に対して右側でかつ手前側の側板部32における張出部32Aの内側に、格納部62Aを備えている。格納部62Aは、その下部に補強コンクリート芯70(図12(A)参照)を格納可能となっており、その上部に補強コンクリート芯74の第二芯部74D(図12(C)参照)及び補強コンクリート芯76(図12(D)参照)を格納可能となっている。本実施形態の充填構造体の補強構造では、図15に示されるように、補強用充填ブロック62内には、補強コンクリート芯70、補強コンクリート芯74の第二芯部74D(図12(C)参照)、補強コンクリート芯76が格納されており、図8に示される内側面62Iは、これらの格納対象の側面70C、74F、76C(図12参照)の一部と当って該格納対象を位置決めしている。また、図8に示されるように、蓋板部40の上蓋部40Aには、格納部62Aの対向部分に単一の貫通孔62B(補強部材連結用孔開き部)が貫通形成されている。すなわち、格納部62Aの上方側の貫通孔62Bは一個となっている。これによって、図15に示されるように、補強用充填ブロック62は、補強コンクリート芯70を(空隙部を含む)格納部62Aに格納した場合に補強コンクリート芯70上に補強コンクリート芯74、76が載置可能な構造となっている。
図10に示される補強用充填ブロック66は、図中で仮想中央線CL1に対して右側(一方側)でかつブロック長さ方向(矢印L方向)の両側の側板部32における張出部32Aの内側に格納部66A、66Bを備えている。図中右側の格納部66Aは、図8に示される補強用充填ブロック62の格納部62Aと同様の形状とされ、図10の図中左側の格納部66Bは、図9に示される補強用充填ブロック64の格納部64Aと同様の形状とされている。すなわち、図10の図中右側の(空隙部を含む)格納部66Aは、その下部に補強コンクリート芯70(図12(A)参照)を格納可能となっており、その上部に補強コンクリート芯74の第二芯部74D(図12(C)参照)及び補強コンクリート芯76(図12(D)参照)を格納可能となっている。図中左側の(空隙部を含む)格納部66Bは、その下部に補強コンクリート芯72(図12(B)参照)を格納可能となっており、その上部に補強コンクリート芯74の第二芯部74D(図12(C)参照)及び補強コンクリート芯76(図12(D)参照)を格納可能となっている。本実施形態の充填構造体の補強構造では、図15に示されるように、補強用充填ブロック66内には、補強コンクリート芯70、補強コンクリート芯72、補強コンクリート芯74の第二芯部74D(図12(C)参照)、補強コンクリート芯76が格納されており、図10に示される内側面66I、66Jは、これらの格納対象の側面70C、72C、74F、76C(図12参照)の一部と当って該格納対象を位置決めしている。
図10に示されるように、蓋板部40の上蓋部40Aには、格納部66Aの対向部分に単一の貫通孔66C(補強部材連結用孔開き部)が貫通形成されており(すなわち、格納部66Aの上方側の貫通孔66Cは一個となっており)、また、格納部66Bの対向部分に単一の貫通孔66D(補強部材連結用孔開き部)が貫通形成されている(すなわち、格納部66Bの上方側の貫通孔66Dは一個となっている)。これによって、図15に示されるように、補強用充填ブロック66は、補強コンクリート芯70を格納部66Aに、補強コンクリート芯72を格納部66Bにそれぞれ格納した場合に、補強コンクリート芯70、72上に補強コンクリート芯74、76を載置可能な構造となっている。
図11には、1/8サイズ(1/8パーツ)でかつ内部に補強コンクリート芯74(図12(C)参照)を配置するための補強対象となる補強用充填ブロック68が示されている。補強用充填ブロック68は、図1及び図15に示されるように、充填構造体20におけるマンホール穴22の内周側の一部(四隅部付近)に一段置きに配置されるパーツである。また、図11に示される補強用充填ブロック68は、後述するような補強可能な構造を備えている点を除いて、図6に示される1/8サイズ(1/8パーツ)の充填ブロック50と同様の構成であるので、充填ブロック50と同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。また、図11に示される補強用充填ブロック68は、充填ブロック50(図6参照)と同様に、充填構造体20(図2参照)を形成した配置状態では、一端側の開口端54が上方側へ向けられており、他端側の蓋板部56が下方側へ向けられている。
図11に示されるように、補強用充填ブロック68は、側板部52の内側に設けられて補強コンクリート芯74の第一芯部74C(図12(C)参照)を格納可能な格納部68Aを備えている。本実施形態の充填構造体の補強構造では、図13〜図15に示されるように、補強用充填ブロック68内には、補強コンクリート芯74の第一芯部74C(図13参照)が格納されており、図11に示される内側面68Iは、第一芯部74Cの側面74E(図12参照)の一部と当って該格納対象を位置決めしている。また、図11に示されるように、蓋板部56には、格納部68Aの対向部分に単一の貫通孔68B(補強部材連結用孔開き部)が貫通形成されている。すなわち、格納部68Aの配置状態での下方側(図11では上方側)の貫通孔68Bは一個となっている。これによって、図13〜図15に示されるように、補強用充填ブロック68の(空隙部を含む)格納部68Aに格納される補強コンクリート芯74の上下に他の補強コンクリート芯70、72を面接触状態で配置することができるようになっている。
図12には、雨水貯留浸透槽用の充填構造体20(図1及び図2参照)の補強に用いられる規格化された補強コンクリート芯70、72、74、76が示されている。これらは、広義には、補強用ブロックとして把握される要素であり、充填ブロック30、50、60、62、64、66、68(図5〜図11参照)のうち補強対象となる補強用充填ブロック62、64、66、68(図8〜図11参照)内に格納可能となっている。補強コンクリート芯70、72、74、76は、補強用充填ブロック62、64、66、68(図8〜図11参照)内に格納されて上下方向(矢印70X方向、矢印72X方向、矢印74X方向、矢印76X方向)に積み重ねられることによって、図1に示される充填構造体20を補強して充填構造体20の頂部20A側(天井面側)から底部20B側(底面側)への荷重Fを支持可能な補強体80を形成している。
図12(A)に示される補強コンクリート芯70は、上下方向(矢印70X方向)の一方端側に設けられた平面状の底面70Bと、他方端側に設けられて底面70Bと平行な平面状の台座面70Aと、底面70Bと台座面70Aとを繋ぐ側面70Cと、を有している。また、補強コンクリート芯70は、上下方向(矢印70X方向)に沿う方向で底面70B側から台座面70A側へ向かって、上下方向(矢印70X方向)に垂直な断面積が序々に縮小する形状に形成されている。補強コンクリート芯70は、図8に示される補強用充填ブロック62の格納部62A内の下部(上部を除く部分)、及び図10に示される補強用充填ブロック66の格納部66A内の下部(上部を除く部分)に、図12(A)に示される底面70Bが下方側に向けられて嵌め込み状態で格納可能な(嵌合可能な)形状に形成されており、側面70Cの一部が図8及び図10に示される補強用充填ブロック62、66の内側面62I、66Iの下部位側に当って横方向の位置が位置決めされるようになっている(充填構造体の補強構造において補強コンクリート芯70が位置決めされている状態を図15に示す。)。
図12(B)に示される補強コンクリート芯72は、上下方向(矢印72X方向)の一方端側に設けられた平面状の底面72Bと、他方端側に設けられて底面72Bと平行な平面状の台座面72Aと、底面72Bと台座面72Aとを繋ぐ側面72Cと、を有している。また、補強コンクリート芯72は、上下方向(矢印72X方向)に沿う方向で底面72B側から台座面72A側へ向かって、上下方向(矢印72X方向)に垂直な断面積が序々に縮小する形状に形成されている。補強コンクリート芯72は、図9に示される補強用充填ブロック64の格納部64A内の下部(上部を除く部分)、及び図10に示される補強用充填ブロック66の格納部66B内の下部(上部を除く部分)に、図12(B)に示される底面72Bが下方側に向けられて嵌め込み状態で格納可能な(嵌合可能な)形状に形成されており、側面72Cの一部が図9及び図10に示される補強用充填ブロック64、66の内側面64I、66Jの下部位側に当って横方向の位置が位置決めされるようになっている(図13及び図14参照、充填構造体の補強構造において補強コンクリート芯72が位置決めされている状態を図15に示す。)。換言すれば、図12(B)に示される補強コンクリート芯72は、図12(A)に示される補強コンクリート芯70を平面視で左右反転させた形状に形成されている。
図12(C)に示される補強コンクリート芯74は、柱状に形成され、角錐台状の第一芯部74Cと、第一芯部74Cにおける上下方向(矢印74X方向)の一端側である先細り側に連続する略直方体形状の第二芯部74Dと、を備えている。第二芯部74Dは、厳密には第一芯部74Cの反対側へ向かって上下方向(矢印74X方向)に垂直な断面積が僅かながら序々に縮小する形状とされ、平面視では第一芯部74Cの内側に配置されており、第一芯部74Cと第二芯部74Dとの間には段差が形成されている。
図12(C)に示される補強コンクリート芯74は、補強体80(図1参照)の一部とされる際には、図12(C)に示される姿勢とは上下が反転した状態で、図12(A)に示される補強コンクリート芯70の台座面70A上又は図12(B)に示される補強コンクリート芯72の台座面72A上に載置される(図13参照)。図12(C)に示されるように、補強コンクリート芯74は、上下方向(矢印74X方向)の一方端側(図中上方側)、すなわち、第二芯部74D側における第一芯部74C側の反対側に設けられた平面状の底面74Bと、上下方向(矢印74X方向)の他方端側(図中下方側)、すなわち、第一芯部74C側における第二芯部74D側の反対側に設けられて底面74Bと平行な平面状の台座面74Aと、を有している。また、第一芯部74Cは、台座面74Aに連続する側面74Eを有し、第二芯部74Dは、底面74Bに連続する側面74Fを有している。
補強コンクリート芯74における第一芯部74Cは、図11に示される補強用充填ブロック68の格納部68A内に台座面74Aを上方側に向けた姿勢にて嵌め込み状態で格納可能な(嵌合可能な)形状に形成されており、側面74Eの一部が図11に示される補強用充填ブロック68の内側面68Iに当って横方向の位置が位置決めされるようになっている(図13及び図14参照)。また、図12(C)に示される補強コンクリート芯74における第二芯部74Dは、図8に示される補強用充填ブロック62の格納部62A内の上部、図9に示される補強用充填ブロック64の格納部64A内の上部、及び、図10に示される補強用充填ブロック66の格納部66A、66B内の各上部に図12(C)に示される底面74Bが下方側に向けられて嵌め込み状態で格納可能な(嵌合可能な)形状に形成されており、側面74Fの一部が図8〜図10に示される補強用充填ブロック62、64、66の内側面62I、64I、66I、66Jの上部位側に当って横方向の位置が位置決めされるようになっている(図13及び図14参照)。なお、充填構造体の補強構造において補強コンクリート芯74が位置決めされている状態を図15に示す。
図12(D)に示される補強コンクリート芯76は、図12(C)に示される補強コンクリート芯74の第二芯部74Dとほぼ同様の大きさとされており、上下方向(矢印76X方向)の一方端側に設けられた平面状の底面76Bと、他方端側に設けられて底面76Bと平行な平面状の台座面76Aと、底面76Bと台座面76Aとを繋ぐ側面76Cと、を有している。補強コンクリート芯76は、図8に示される補強用充填ブロック62の格納部62A内の上部、図9に示される補強用充填ブロック64の格納部64A内の上部、及び、図10に示される補強用充填ブロック66の格納部66A、66B内の各上部に図12(D)に示される底面76Bが下方側に向けられて嵌め込み状態で格納可能(嵌合可能、図15参照)な略直方体形状に形成されており、側面76Cの一部が図8〜図10に示される補強用充填ブロック62、64、66の内側面62I、64I、66I、66Jの上部位側に当って横方向の位置が位置決めされるようになっている(充填構造体の補強構造において補強コンクリート芯76が位置決めされている状態を図15に示す。)。
図1及び図15に示されるように、充填ブロック(30等)のうち補強対象となる補強用充填ブロック62、64、66、68内にそれぞれ格納された補強コンクリート芯70、72、74、76が積み重ねられることによって、補強体80が形成されており、該補強体80が充填構造体20の内部においてマンホール穴22の周囲(換言すれば、集中的に荷重を受けると想定される位置の直下)に配置されている。より具体的には、図15に示されるように、補強体80は、平面視で略矩形状とされるマンホール穴22の各内周側コーナ部(四隅部)において、斜向かいに配置される補強用充填ブロック62、64、66、68の格納部62A、64A、66A、66B、68A内を上下方向に連通する位置に配置されている。
これによって、図1に示されるように、補強体80は、充填構造体20におけるマンホール穴22の周囲を補強して充填構造体20の頂部20A側から底部20B側への荷重Fを支持可能となっている。本実施形態における補強体80には、補強コンクリート芯70と補強コンクリート芯74とが交互に積み重ねられると共にその最上段の補強コンクリート芯70の上に補強コンクリート芯76が載せられてなる柱状の構造体(図1では左側の補強体80)と、補強コンクリート芯72と補強コンクリート芯74とが交互に積み重ねられると共にその最上段の補強コンクリート芯72の上に補強コンクリート芯76が載せられてなる柱状の構造体(図1では右側の補強体80)と、があるが、いずれもブロック積上げ構造となっている。
(充填構造体の形成手順)
次に、補強体80によって補強された充填構造体20を形成する手順を図16及び図17を参照しながら説明する。なお、図16は、充填構造体20の最下層(第一段目)を平面視で模式的に示しており、図17は、充填構造体20の第二層(第二段目)を平面視で模式的に示している。これらの図では、便宜上、充填ブロック(30等)の行列数を少なくして図示している。
まず、図16に示されるように、作業者は、マンホール穴22の中空部22Aとする位置を除いた位置に、フルサイズの充填ブロック30、62、64、66を同じ向きに向けて(長手方向が同一方向になるように)並設させる。これらの充填ブロック30、62、64、66は、充填構造体20の最下層となる。ここで、マンホール穴22の内壁部分を形成する位置には、補強用充填ブロック62、64、66が配置され、それ以外の位置には、標準の充填ブロック30が配置される。
マンホール穴22の内壁部分を形成するに当って作業者は、補強用充填ブロック62、66における格納部62A、66A内には、補強コンクリート芯70を予め格納しておき、補強用充填ブロック64、66における格納部64A、66B内には、補強コンクリート芯72を予め格納しておき、そのうえで、補強用充填ブロック62、64、66を、マンホール穴22の各内周側コーナ部にて斜向かいの位置に格納部62A、64A、66A、66Bを位置させるように配置する。
次に、作業者は、最下層に配置される充填ブロック30、62、64、66の上に、図17に示されるように、第二層の充填ブロック30、50、60、68を配置する。
第二層においては、図16に示される充填構造体20の最下層の平面視で、最も外側に配置される上蓋部40A(図5参照)上を除く位置で、かつ、充填構造体20の最下層の平面視で、マンホール穴22の内周側を含んで矩形枠状となる位置に配置される上蓋部40A(図5及び図8〜図10参照)上を除く位置には、図17に示されるように、基本的にフルサイズの充填ブロック30が配置される。フルサイズの充填ブロック30は、最下層に配置される充填ブロック30、62、64、66(図16参照)に対して長手方向の向きを90°変えて配置されるが、フルサイズの充填ブロック30では対応できない半端な空間には、1/2切断パーツの充填ブロック60が配置される。本実施形態では、1/2切断パーツの充填ブロック60は、平面視でマンホール穴22の片側に計三個配置される。
フルサイズの充填ブロック30は、最下層に配置される3個又は6個の充填ブロック30、62、64、66(図16参照)に跨るように積み重ねられて配置され、1/2切断パーツの充填ブロック60は、本実施形態では、最下層に配置される2個又は4個の充填ブロック30、66(図16参照)に跨るように積み重ねられて配置される。
第二層の積層時に、第二層において互いに隣接する充填ブロック30、60の開口端34(図5及び図7参照)(の二枚分)は、図16に示される最下層(第一段目)における充填ブロック30、62、64、66の溝部44及び切欠部46(図5及び図8〜図10参照)に嵌入される。これによって、図17に示される第二層における充填ブロック30、60の開口端34及び底板部35(図5及び図7参照)は、図16に示される最下層(第一段目)における充填ブロック30、62、64、66の溝部44及び支持部140A(図5及び図8〜図10参照)に支持される。
また、第二層においては、図16に示される充填構造体20の最下層の平面視で、最も外側に配置される上蓋部40A(図5参照)上には、図17に示されるように、1/8パーツの充填ブロック50が配置される。また、第二層においては、図16に示される充填構造体20の最下層の平面視で、マンホール穴22の内周側を含んで矩形枠状となる位置に配置される上蓋部40A(図5及び図8〜図10参照)上のうち、最下層で格納部62A、64A、66A、66Bが配置された位置の上方側位置以外の位置には、図17に示されるように、1/8パーツの充填ブロック50が配置され、最下層で格納部62A、64A、66A、66B(図16参照)が配置された位置の上方側位置には、1/8パーツの補強用充填ブロック68が配置される。
第二層の積層時に、図17に示される第二層の1/8パーツの充填ブロック50の嵌挿部57(図6参照)は、図16に示される最下層の充填ブロック30、62、64、66における雨水流通孔42(図5及び図8〜図10参照)に嵌入される。これによって、図17に示される第二層の充填ブロック50の蓋板部56(図6参照)が、図16に示される最下層の充填ブロック30、62、64、66における上蓋部40A(図5及び図8〜図10参照)に支持される。
また、作業者は、図17に示される1/8パーツの補強用充填ブロック68における格納部68A内に補強コンクリート芯74を予め格納したうえで、補強用充填ブロック68を積み上げることによって、補強コンクリート芯74を、図16に示される補強コンクリート芯70、72上に載置させる。
次に、作業者は、図17に示される充填ブロック30、50、60、68上に、図16に示される平面視位置と同様の平面視位置に、第三層の充填ブロック30、62、64、66を配置する。以下同様の要領で、作業者は、充填ブロック30、50、60、62、64、66、68(図5〜図11参照)を積層化していき、最上層(本実施形態では奇数層)の充填ブロック30、62、64、66を積層した後、最上層の格納部62A、64A、66A、66B内の上部に、図15に示されるように、補強コンクリート芯76を格納する。これによって、図1に示されるように、補強体80によって補強された充填構造体20が形成される。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る充填構造体20の補強構造では、充填構造体20の内部においてマンホール穴22の周囲に配置された補強体80が、充填構造体20を補強して充填構造体20の頂部20A側から底部20B側への荷重Fを支持可能となっている。このため、例えば、覆土時の転圧、路盤舗装時に大型ローラ等によって振動衝撃を伴う荷重が充填構造体20に掛けられたとき等のように、コンクリート壁26の直下となるマンホール穴22の周囲において荷重Fが鉛直方向に集中して作用した場合(鉛直荷重Fの作用時)、荷重Fの一部は、補強体80によって支持される。これにより、充填構造体20における鉛直荷重強度が向上する。
また、補強体80は、補強コンクリート芯70、72、74、76が積み重ねられて形成されているので(分割積上げ構造)、マンホール穴22の周囲において荷重Fが鉛直方向に集中して作用しても、各補強コンクリート芯70、72、74、76に作用する曲げモーメントのモーメントアーム長が短く、座屈が生じにくい。また、補強コンクリート芯70、72、74、76が充填ブロック30、50、60、62、64、66、68(図5〜図11参照)のうち補強対象となる補強用充填ブロック62、64、66、68(図15参照)内にそれぞれ格納されているので、前記荷重Fが作用しても、補強コンクリート芯70、72、74、76の左右のずれは、防止又は抑制される。よって、補強コンクリート芯70、72、74、76の固定作業を別途行う必要がない。また、充填構造体20(雨水貯留浸透槽10)の高さ方向の設定に応じて補強体80の高さを容易に設定することができ、施工時の柔軟性が高い。
また、図8〜図11に示される補強用充填ブロック62、64、66、68は、蓋板部40、56において格納部62A、64A、66A、66B、68Aの対向部分に貫通形成された貫通孔62B、64B、66C、66D、68Bが単一となっているので、該貫通孔62B、64B、66C、66D、68Bの径を大きくすることで、貫通孔62B、64B、66C、66D、68Bの内側に配置される補強コンクリート芯70、72、74、76(図12参照)の太さを太くすること及び上下に積み重ねられた補強コンクリート芯70、72、74、76(図12参照)同士の接触面積を大きくすることができ、マンホール穴22(図1参照)の周囲は、効果的に補強される。
また、図12に示される補強コンクリート芯70、72、74、76は、一方端側に設けられた平面状の底面70B、72B、74B、76Bと、他方端側に設けられて底面70B、72B、74B、76Bと平行な平面状の台座面70A、72A、74A、76Aと、を有しており、側面70C、72C、74E、74F、76Cの一部が図8〜図11に示される補強用充填ブロック62、64、66、68の内側面62I、64I、66I、66J、68Iに当って位置決めされているので、積み重ねられることによって上下に配置された図12に示される補強コンクリート芯70、72、74、76同士の相対位置が安定し、図1に示されるマンホール穴22の周囲において荷重Fが鉛直方向に集中して作用した場合には、荷重Fの一部は、補強体80によって安定的に支持される。
以上説明したように、本実施形態に係る充填構造体20の補強構造によれば、マンホール穴22の周囲にて鉛直方向に集中した荷重Fに対して強度を大きくすることができる。また、本実施形態に係る補強用充填ブロック62、64、66、68(図8〜図10参照)及び補強コンクリート芯70、72、74、76(図12参照)によれば、マンホール穴22の周囲にて鉛直方向に集中した荷重Fに対して強度を大きくすることが可能な充填構造体20の補強構造に適用することができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、充填構造体20に形成された縦穴部がマンホール穴22である場合を説明したが、充填構造体に形成された縦穴部は、雨水貯留浸透槽の底面部に堆積した土砂を除去するためのバキュームホース挿入用のメンテナンス穴等のような他の縦穴部としてもよい。
また、上記実施形態では、補強体80は、補強コンクリート芯70、72、74、76が積み重ねられて形成されており、このような構成が好ましいが、補強体は、例えば、充填構造体を補強して充填構造体の頂部側から底部側への荷重を支持可能な単体の補強体としてもよい。
さらに、上記実施形態では、補強部材が補強コンクリート芯70、72、74、76とされているが、補強部材は、例えば、樹脂で成形されて鉛直荷重に対する剛性が高い樹脂製ブロック芯等のような他の補強部材としてもよい。
さらにまた、上記実施形態における充填構造体の補強構造では、蓋板部40、56には、格納部62A、64A、66A、66B、68Aの対向部分に単一の貫通孔62B、64B、66C、66D、68Bが貫通形成されており、このような構成が好ましいが、充填構造体の補強構造においては、例えば、蓋板部における格納部の対向部分に複数の貫通孔が貫通形成されており、これらの貫通孔が補強部材の貫通用とされるような構成であってもよい。
なお、上記実施形態における充填構造体の補強構造では、補強コンクリート芯70、72、74、76における側面70C、72C、74E、74F、76Cの一部が補強用充填ブロック62、64、66、68の内側面62I、64I、66I、66J、68Iに当って位置決めされているが、例えば、充填構造体の補強構造においては、補強部材における側面の全部が補強用充填ブロックの内側面に当って位置決めされてもよい。また、充填構造体の補強構造においては、補強部材における側面の少なくとも一部が補強用充填ブロックの内側面に当って位置決めされる構成が好ましいが、例えば、補強部材が補強用充填ブロックの内側面によって完全には位置決めされず、補強部材が補強用充填ブロックの内側で多少横方向に移動可能な構成であってもよい。
本発明の一実施形態に係る充填構造体の補強構造が適用された雨水貯留浸透槽の一部を模式的に示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る充填構造体の補強構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る充填構造体の補強構造をマンホール穴上方から見た状態で示す斜視図である。 図3に示されるマンホール穴に対応させてマンホール用のコンクリート壁を設置した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における標準フルサイズの充填ブロックを示す斜視図である。 本発明の一実施形態における1/8サイズの充填ブロックを示す斜視図である。 本発明の一実施形態における1/2サイズの充填ブロックを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフルサイズの補強用充填ブロックを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフルサイズの補強用充填ブロックを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフルサイズの補強用充填ブロックを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る1/8サイズの補強用充填ブロックを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る補強コンクリート芯を示す斜視図である。図12(A)〜図12(D)に四種類の補強コンクリート芯を示す。 本発明の一実施形態に係る充填構造体の補強構造の一部を分解して示す(組立途中の状態に相当する)分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る充填構造体の補強構造の一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る充填構造体の補強構造の要部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る充填構造体の補強構造の最下層を平面視で模式的に示す模式的平面図である。 本発明の一実施形態に係る充填構造体の補強構造の第二層を平面視で模式的に示す模式的平面図である。
符号の説明
10 雨水貯留浸透槽
20 充填構造体
20A 頂部
20B 底部
22 マンホール穴(縦穴部)
22A 中空部
30、50、60 充填ブロック
40、56 蓋板部
62、64、66、68 補強用充填ブロック
62A、64A、66A、66B、68A 格納部
62B、64B、66C、66D、68B 貫通孔
62I、64I、66I、66J、68I 内側面
70、72、74、76 補強コンクリート芯(補強部材)
70A、72A、74A、76A 台座面
70B、72B、74B、76B 底面
70C、72C、74E、74F、76C 側面
80 補強体
a 行方向
b 列方向
h 高さ方向
G 地中
F 荷重

Claims (6)

  1. 地中に配設されて複数個の箱状の充填ブロックが高さ方向と直交する行方向及び列方向に沿って配列されると共に高さ方向に沿って積層されて形成されて雨水の貯留及び流通が可能でありかつ前記充填ブロックを配置しない部分を中空部とする縦穴部を形成して頂部側を開口させた雨水貯留浸透槽用の充填構造体の補強構造であって、
    前記充填構造体の内部において前記縦穴部の周囲に配置され、前記充填構造体を補強して前記充填構造体の頂部側から底部側への荷重を支持可能な補強体を有することを特徴とする充填構造体の補強構造。
  2. 前記補強体は、前記充填ブロックのうち補強対象となる補強用充填ブロック内にそれぞれ格納された補強部材が積み重ねられて形成されていることを特徴とする請求項1記載の充填構造体の補強構造。
  3. 前記補強用充填ブロックは、箱状に形成されて上方側又は下方側へ向けられた一端側が開口されると共に他端側が蓋板部とされ、前記蓋板部には、前記補強部材を格納する格納部の対向部分に単一の貫通孔が貫通形成されていることを特徴とする請求項2記載の充填構造体の補強構造。
  4. 前記補強部材は、側面の少なくとも一部が前記補強用充填ブロックの内側面に当って位置決めされていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の充填構造体の補強構造。
  5. 地中に配設されて高さ方向と直交する行方向及び列方向に沿って複数個配列されると共に高さ方向に沿って複数個積層されることによって雨水の貯留及び流通が可能な雨水貯留浸透槽用の充填構造体を形成しかつ一端側が開口された箱状の充填ブロックのうち、内部に補強部材を配置するための補強対象となる補強用充填ブロックであって、
    前記補強部材を格納可能な格納部と、
    他端側に設けられ、前記格納部の対向部分に単一の貫通孔が貫通形成された蓋板部と、
    を有することを特徴とする補強用充填ブロック。
  6. 地中に配設されて複数個の箱状の充填ブロックが高さ方向と直交する行方向及び列方向に沿って配列されると共に高さ方向に沿って積層されて形成されて雨水の貯留及び流通が可能な雨水貯留浸透槽用の充填構造体の補強に用いられ、
    一方端側に設けられた平面状の底面と、他方端側に設けられて前記底面と平行な平面状の台座面と、を有し、前記充填ブロックのうち補強対象となる補強用充填ブロック内に前記底面が下方側に向けられて格納されると共に側面の少なくとも一部が前記補強用充填ブロックの内側面に当って位置決めされ、かつ積み重ねられることによって前記充填構造体を補強して前記充填構造体の頂部側から底部側への荷重を支持可能な補強体を形成することを特徴とする補強部材。
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