JP2013142255A - 貯水空間形成ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】 支柱部の剛性を高くする。
【解決手段】 水平面内で縦横に延びるリブ18a,18bを組み合わせて平面形状が正方形の水平構造部17を形成する。該水平構造部17の各コーナ部の内側に支柱部配置用開口部となる格子目19を設ける。水平断面の外形が多角形としての八角形となる角錐台状の支柱部20の基端部を、上記水平構造部の格子目19内に配置し、該支柱部20を、周壁に形成される8つの屈曲個所の頂点のうち、4つの頂点を格子目19のコーナ部に対向する姿勢とする。8つの各頂点位置と格子目19のコーナ部及び各辺の中間位置とを接続部材21,21aで接続して固定し、貯水空間形成ブロック16を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、地中に構築する雨水貯水槽の内部貯水空間を形成するために、水平方向に縦横に隣接配置すると共に垂直方向に積層配置して用いるようにする貯水空間形成ブロックに関するものである。
従来より、地下に貯水槽(雨水貯留浸透施設)を設けて、降雨時に雨水を一時的に貯留できるようにし、この貯留した雨水を徐々に下水に流したり、周囲の地中に徐々に浸透させるようにすることにより、洪水の発生を抑制することが行われている。
又、上記地下貯水槽に貯留した雨水を、防火用水や、花壇や畑の散水等に利用することも考えられている。
そのために、近年では、図3に示すように、地面1を掘り下げて平面形状矩形(正方形を含む)の凹部2を形成し、該凹部2内にて、骨格となる樹脂製の貯水空間形成用のブロック3を、水平方向に縦横に配列すると共に上下方向に多段に積層して直方体(立方体を含む)形状に組み立てて、その内部に貯水空間を形成し、その後、外周部に壁4を設けると共に上面に天板5を取り付け、更に、その周囲を、雨水の貯留や浸透の目的に応じて遮水シートや透水シートや保護シートを適宜選択あるいは組み合わせて用いるシート材6で覆った後、上側から土を埋め戻すことにより、地下貯水槽Iを構築するようにしてある。2aは上記凹部2の底部に設けた平坦な基礎である。
この種の地下貯水槽Iを構築するために用いられる上記樹脂製の貯水空間形成ブロック(ユニット部材)3は、たとえば、図4(a)(b)に示すように、平面形状が正方形で上下方向に所要寸法立ち上がる枠状の縁部8と、その内側で、該縁部8の正方形の各辺と平行な2方向に沿って配置された互いに交差する縦横のリブ9a及び9bと、該各リブ9aと9bによって囲まれた区画に形成された透口10を備えた水平なプレート状の基盤部7に、該基盤部7の上面側に突き出して上端部(天壁)が塞がり且つ基盤部7の下面側で開口する截頭円錐状の中空の突出部(支柱部)11を、1つ又は所要の間隔をあけて複数設けた構成として、ブロック全体を樹脂により一体成型してある。なお、図4(a)(b)では突出部11を一つとした場合が示してある(たとえば、特許文献1参照)。
上記構成としてある貯水空間形成ブロック3を用いて図3に示したような地下貯水槽Iを構築する場合、上記貯水空間形成ブロック3を水平方向に縦横に配列して組み立てるときには、隣接する貯水空間形成ブロック3同士で、上記平面形状を正方形としてある基盤部7の外周端面を互いに突合せ、この状態で基盤部7同士の突合せ部分を、図示しない連結手段(固定手段)により連結するようにしてある。これにより、構築された地下貯水槽I(図3参照)では、或る高さ位置の水平面内に、上記各貯水空間形成ブロック3の基盤部7が連続して配置されるようにして、該地下貯水槽Iに対して周囲に存在する土より作用する土圧による水平方向の荷重を、上記各貯水空間形成ブロック3の各基盤部7に作用する圧縮荷重、より具体的には、該各基盤部7の各リブ9a及び9bに対して長手方向に沿って作用する圧縮荷重として受けて支持することができるようにしてある。
又、上記図3に示した如き地下貯水槽Iを構築するために、上記貯水空間形成ブロック3を上下方向に多段に積層して配置するときには、最も下段の貯水空間形成ブロック3を、突出部11が上向きとなる通常姿勢に配置すると共に、その上側に、上下を反転させた姿勢の別の貯水空間形成ブロック3を配置して、上下方向に対向配置される両者の突出部11同士を突き合わせた状態で、突合せ部分を図示しない連結手段(固定手段)を用いてで連結するようにしてある。更に、その真上に、上記と同様に通常姿勢と上下反転姿勢で突出部11同士を付き合わせた状態で連結することにより上下に組み合わせた貯水空間形成ブロック3の組を、地下貯水槽Iに所望される高さ寸法に応じた段数で順次重ねて配置するようにしてある。これにより、図3に示すように、構築された地下貯水槽Iでは、上記水平面内で縦横に配列された各貯水空間形成ブロック3の突出部11の位置毎に、上下方向に積層配置されている各貯水空間形成ブロック3の突出部11が上下に連続して配置されるようにして、該地下貯水槽Iに対して天板5(図3参照)の上方より作用する埋め戻した部分に存在する土、及び、地下貯水槽Iの真上の地面に配置される物体の鉛直方向の荷重を、上記上下方向に連続配置された上記各貯水空間形成ブロック3の突出部11の圧縮荷重として受けて支持することができるようにしてある。
又、従来の別の例として、地面を掘削して形成した凹所内に、貯水空間形成ブロックとしての支持構造体を配設して貯水槽を構成するようにし、凹所の周囲には不透水シートを敷設して、該凹所内は貯水能力が付与されている。又、支持構造体の最上部には土盛が施されたものがある。
上記従来の貯水槽を構成する支持構造体は、図5(a)に示す如く、板状部材12と支柱体13との組み合わせからなるものとしてある。中空の筒状構造をなす樹脂製の支柱体13は、截頭円錐体、あるいは、通常の三角柱、四角柱、六角柱等の截頭多角錐体としてあり、大径となる端部は、板状部材12への係止部13aとしてある。
上記板状部材12は、樹脂製で、上記支柱体13を固定すべき位置に開口部14を有すると共に、該開口部の周縁に沿って、図5(b)に示す如く、上記支柱体13の端部の係止部13aに係止させて固定させるための複数の係止片15a,15bを立設させた構成としてある。上記支柱体13を板状部材12に係止する係止片15a,15bは、支柱体13の形状に適合する位置に設けるようにしてある(たとえば、特許文献2参照)。
特許第4084437号公報 特開2004−285754号公報
ところが、上記図4(a)(b)に示す特許文献1に記載されている従来の貯水空間ブロック3の場合は、突出部11が截頭円錐体形状としてあるものであり、しかも、該截頭円錐体形状の突出部11の平坦な外表面に、基盤部7に設けてある縦横のリブ9a,9bを繋ぎ、一体成形で突出部11を上記基盤部7に一体化させるものであり、円錐形状の突出部11は座屈に対する強度が弱く、且つリブ9a,9bが結合されている突出部11の結合部は、平らな面で、この部分の強度が弱いという問題がある。そのため、基盤部7から突出部11へ伝えられる水平力に対して、上記突出部11における上記リブ9a,9b結合部が強度的に耐えられないという問題がある。
又、特許文献2に記載されている支持構造体は、板状部材12と支柱体13を別体に形成し、板状部材12に支柱体13を係止片15a,15bで係止させて固定するものである。そのため、支柱体13は、截頭多角錐体としてあるが、支柱体13を板状部材12に係止して固定する複数の係止片15a,15bは、支柱体13の大径となる端部の係止部13aに係止させるものであり、支柱体13の多角形状の各角部の頂点と板状部材12との間のみを係止させて、支柱体13を板状部材12に固定するものではない。
したがって、多角形状としてある支柱体13の平らな外表面となる個所の係止部13aでは係止片15a,15bにより係止される支柱体13の強度が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、地下貯水槽を構築するための貯水空間を形成するブロックとして、土圧による水平力を支持するための水平構造部と、上下方向の荷重を支持するための支柱部とを結合して一体成形するときの支柱部への結合部の強度低下を防止すると共に、該支柱部自体の剛性を高めるようにした貯水空間形成ブロックを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して、水平面内で直交する2方向に延びるリブを縦横に組み合わせて、支柱部配置用開口部を備えた水平構造部と、上下方向に延びていて基端部を上記水平構造部の支柱部配置用開口部内に配置できる大きさとし且つ水平断面の外形を多角形とした支柱部と、上記水平構造部の支柱部配置用開口部内にて周縁の上記リブと上記支柱部の基端部周壁に形成される各屈曲個所の頂点位置との間に配置する複数の接続部材とを備え、上記水平構造部の支柱部配置用開口部内に上記支柱部の基端部を配置して、該支柱部の基端部周壁の各頂点位置と上記支柱部配置用開口部の周縁のリブとをそれぞれ接続部材を介して一体に接続してなる構成とする。
又、上記構成において、支柱部を、水平断面の外形が多角形の角錐台形状とし、該支柱部の大径となる基端部の周壁に周方向に形成される各屈曲個所の頂点位置に、各接続部材の内側端部を接続するようにした構成とする。
更に、上記構成において、支柱部の水平断面の外形の多角形を、八角形とし、該支柱部の基端部の周壁に形成される8つの頂点位置のうち、周方向に1つ置きの4つの頂点位置を、平面形状を正方形とした水平構造部の支柱部配置用開口部の対角線上に位置するような姿勢に、上記支柱部の基端部を上記水平構造部の支柱部配置用開口部内に配置するようにした構成とする。
本発明の貯水空間形成ブロックによれば、以下のような優れた効果を発揮する。
(1)水平面内で直交する2方向に延びるリブを縦横に組み合わせて、支柱部配置用開口部を備えた水平構造部と、上下方向に延びていて基端部を上記水平構造部の支柱部配置用開口部内に配置できる大きさとし且つ水平断面の外形を多角形とした支柱部と、上記水平構造部の支柱部配置用開口部内にて周縁の上記リブと上記支柱部の基端部周壁に形成される各屈曲個所の頂点位置との間に配置する複数の接続部材とを備え、上記水平構造部の支柱部配置用開口部内に上記支柱部の基端部を配置して、該支柱部の基端部周壁の各頂点位置と上記支柱部配置用開口部の周縁のリブとをそれぞれ接続部材を介して一体に接続してなる構成としてあり、更に、支柱部を、水平断面の外形が多角形の角錐台形状とし、該支柱部の大径となる基端部の周壁に周方向に形成される各屈曲個所の頂点位置に、各接続部材の内側端部を接続するようにした構成としてあるので、水平構造部から支柱部に作用する水平方向の荷重を、支柱部の多角形としてある周壁の各屈曲個所の頂点位置で受けさせることができて、支柱部の剛性を高めることができる。すなわち、支柱部の各屈曲個所の頂点部分は、各頂点間の平板部に比して水平方向の荷重に対する強度は高くなっているので、地震発生時に水平構造部から支柱部に水平方向の荷重が作用しても支柱部は強度が高い部分で受けることから、損傷のおそれが少なく、長寿令化が図れると共に、耐震性を向上させることができる。
(2)上記(1)の構成により、鉛直方向からの荷重が地下貯水槽に作用して、貯水空間形成ブロックの支柱部に上記荷重が作用しても、支柱部は、水平断面の外形が多角形としてあるため、座屈に対する強度が高く、上記荷重にも十分に耐え得られるものとすることができる。
(3)又、上記構成において、支柱部の水平断面の外形の多角形を、八角形とし、該支柱部の基端部の周壁に形成される8つの頂点位置のうち、周方向に1つ置きの4つの頂点位置を、平面形状を正方形とした水平構造部の支柱部配置用開口部の対角線上に位置するような姿勢に、上記支柱部の基端部を上記水平構造部の支柱部配置用開口部内に配置するようにした構成とすることにより、支柱部の周方向に形成される8つの屈曲個所の頂点位置のうち、周方向に1つ置きの4つの頂点位置を、正方形状とした水平構造部の支柱部配置用開口部の対角位置に合わせた姿勢で、支柱部を上記水平部材の支柱部配置用開口部内に配置して、対角線に配置した接続部材で上記4つの頂点部分と支柱部配置用開口部のコーナ部との間で接続することができ、支柱部周壁の残り4つの頂点部分と支柱部配置用開口部の各辺の中間位置とを、別の接続部材で接続することにより、地震発生時に水平構造部から支柱部に作用する水平方向の荷重を、強度が高い頂点位置で堅固に受けることができ、一方、上記別の接続部材を取り外して、上記対角線位置となる4個所の接続部材だけで接続した構成とすることにより、上記水平方向の荷重を支柱部に作用させる度合いを少なくすることができる。
本発明の貯水空間形成ブロックの実施の一形態を示す概略斜視図である。 図1の貯水空間形成ブロックにおける1つの支柱部とその周辺を拡大して示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A方向矢視図である。 従来の地下貯水槽の概要を示す切断側面図である。 従来の貯水空間形成ブロックの一例を示すもので、(a)は概略平面図、(b)は(a)の概略側面図である。 従来の貯水空間形成ブロックの他の例を示すもので、(a)は板状部材に支柱体を係止して固定する状態を示す側面図、(b)係止片の図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2(a)(b)は本発明の貯水空間形成ブロックの実施の一形態を示すものである。
本発明の貯水空間形成ブロック16は、水平面内で互いに直交する2方向に延びるリブ18aと18bを縦横に組み合わせて、支柱部配置用開口部としての格子目19を有する格子構造としてある水平構造部17と、多角形としての八角形で、軸心方向に延びて先端部となる上端部を截った截頭多角錐形状としてある中空構造の支柱部20とを備え、上記水平構造部17の上記格子目19の内側に、上記支柱部20の大径となる基端部(下端部)を配置して、該支柱部20の多角形の各頂点と上記格子目15の周縁を形成しているリブ18a,18bとの間に、接続部材21と21aを放射方向に配置して一体成形して一体化し、支柱部20の多角形の各頂点と水平構造部17の格子目19のリブ18a,18bとを接続部材21,21aを介して固定した構成とする。
詳述すると、上記水平構造部17は、平面形状を正方形として、図1に示すように、その正方形の各辺に沿う外周部位置に、上下方向に或る高さ寸法を有し且つ或る厚み寸法を有する2本ずつのリブ18aと18bを、或る間隔で平行に配置すると共に、上記正方形の2組の対辺の中間部同士を結ぶ位置に、或る間隔で平行に配置した3本ずつのリブ18aと18bを備え、該各リブ18aと18bを同一平面内で縦横に組み合わせて一体にした構成としてある。この構成により、上記正方形の各コーナの内側となる4個所に、リブ18aと18bによって囲まれた正方形の格子目19が、上記支柱部20の大径となる下端部の外径よりも大きいサイズとして形成されている。更に、上記各格子目19の各辺の中間位置の外側面にも、縦方向と横方向の短いリブ18aと18bを直角方向に一体に組み合わせて設けるようにしてある。22は水平構造部17の格子目19以外の区画に設けてある、水を通過させるための透口である。
又、上記支柱部20は、筒状としてあり、その水平断面の外形を、一例として、多角形状としての八角形状とするようにしてある。これにより、周壁の周方向等間隔個所に屈曲個所(折り目)を設けることで、円筒に比して座屈に対する強度を高めることができるようにしてある。更には、該支柱部20を、水平面内で周方向を八分した各方位より作用する外力に対して均等な剛性を有するものとすることができることから、上記支柱部20を、該支柱部20を中心として上記水平構造部の各リブ18a,18bが延びる方向となる四方はもとより、周方向のいかなる方位より作用する外力に対しても、ほぼ均等な剛性を有するものとすることができるようにしてある。
更に、上記筒状としてある支柱部20は、下端部(基端部)より上端部(先端部)に向けて徐々に平面形状が小さくなる角錐台形状とすると共に、基端側の開口23が、該支柱部20の先端部の外径寸法よりも大きくなるようにして、1つの貯水空間形成ブロック16の各支柱部20の内側に、その基端側の開口23を通して、別の貯水空間形成ブロック16の各支柱部20における水平構造部17の上端より上方へ突出する部分を収容することができるようにしてある。これにより、本発明の貯水空間形成ブロック16は、各支柱部20の突出する向きを同じ方向に揃えた状態で複数個スタックすることができるようにしてある。よって、使用前の貯水空間形成ブロック16をスタックしておくようにすることで、その保管や運搬に要するスペースを小さくすることができるようにしてある。
上記各支柱部20の先端部は、天板24で閉塞させるようにしてある。更に、該各支柱部20の天板24には、図1及び図2(a)に示すように、上記水平構造部17の平面形状である正方形の中央を中心とする同心円上で、且つ該正方形の対角線を中心軸とする対称位置に、上向きに突出する係合用突部25と、該係合用突部25を挿入するための係合穴26がそれぞれ設けてある。これにより、支柱部20を上向きとした通常姿勢の貯水空間形成ブロック16の上側に、上下を反転させた姿勢の別の貯水空間形成ブロック16を配置して、上下方向に対向配置される双方の支柱部20の先端同士を突き合わせるときに、一方の係合用突部25を他方の係合穴26に挿入させると共に、他方の係合用突部25を一方の係合穴26に挿入させることができるようにしてあり、よって、上記上下に突き合せた支柱部20の先端部同士を、水平方向への相対変位を拘束した状態で繋ぐことができるようにしてある。
上記支柱部20は、基端部の外壁面における八角形の外形の8つの頂点のうち、1つ置きとなる4つの頂点が、上記水平構造部17に設けた正方形の格子目19の対角線上に位置するようにした姿勢で該格子目19の中央に配置するようにして、その他の4つの頂点が、上記格子目19の各辺のリブ18a,18bの各中間位置の外側面に設けてある短いリブ18bと18aに対応する位置に配置されるようにする。この状態で正方形の上記格子目19の対角線上に位置する上記4つの頂点と上記格子目19の対角線に沿う4個所のリブ18a,18bとの間に、幅寸法の広い接続部材21を個別に配置すると共に、残りの4つの頂点と上記格子目19の各辺の中間位置で且つ外側面に直角方向に設けられている短いリブ18a,18bの位置との間に、幅寸法の小さい接続部材21aを個別に配置する。
次に、上記各接続部材21の外側端部は、上記格子目19の各コーナ部を形成しているリブ18a及び18bにそれぞれ一体に接続すると共に、該各接続部材21の内側端部は、上記支柱部20の基端部の4つの頂点にそれぞれ一体に接続する。同様に、上記各接続部材21aの外側端部は、上記格子目19の各辺のリブ18aの中間位置と、リブ18bの中間位置に、それぞれ一体に接続すると共に、該接続部材21aの内側端部は、上記支柱部20の基端部の残りの4つの頂点にそれぞれ一体に接続し、各接続部材21,21aが支柱部20の軸心から放射方向に配設されているようにする。これにより、上記支柱部20における上記接続部材21,21aとの取り合い部分を、該支柱部20の基端部の外壁面における八角形の外形の各頂点、すなわち、周壁の屈曲個所(折り目)とすることができるため、該支柱部20の接続部材21,21aとの取り合い部分の剛性を高めることができ、水平構造部17から接続部材21,21aを介して支柱部20に水平力が作用したときも、支柱部20への接続部材21,21aの接続部の強度が高く、損傷するおそれを未然に防止することが可能となる。
なお、上記本発明の貯水空間形成ブロック16は、上記水平構造部17、各支柱部20、及び各接続部材21,21aを、樹脂により一体成形してなるものとしてある。
本発明の貯水空間形成ブロック16は、上記のような構成としてあるので、本発明の貯水空間形成ブロック16により図3に示したような地下貯水槽を構築した状態において、地震発生時に、その周囲に存在する土砂より作用する土圧により水平構造部17が水平方向の荷重を受けると、この水平方向の荷重は、接続部材21,21aを介して支柱部20に伝えられることになる。
本発明の貯水空間形成ブロックは、上記各接続部材21,21aの内側端部が八角形の支柱部20の8つの頂点に取り付けられて接続されるようにしてあるので、支柱部20への接続部材21,21aの取り合い部分の剛性を高くすることができ、上記水平構造部17が受けた水平方向の荷重を支柱部20で堅固に受けることができることになる。
又、図3に示したような地下貯水槽に対して天板5の上方より作用する垂直方向の荷重、すなわち、地下貯水槽の構築後に埋め戻した部分に存在する土や、地下貯水槽の真上の地面に配置された物体の鉛直方向の荷重を受ける支柱部20は、截頭八角錐形状として、周壁の周方向に8つの頂点、すなわち、屈曲部が均等に形成されていることから、上記鉛直方向の荷重を受けたときの座屈に対する強度を円筒に比して高めることができる。
これにより、支柱部20自体の剛性を高めることができる。
図1及び図2(a)(b)に示す本発明の貯水空間形成ブロックは、水平構造部17に形成された格子目19の内側に、多角形として八角形とした支柱部20の大径とした基端部を配置し、該支柱部20の8つの頂点に接続部材21,21aの内側端部をそれぞれ一体的に接続した場合について説明したが、たとえば、格子目19の対角線上の4個所にのみ接続部材21を配置して、該各接続部材21の外側端部を、格子目19の各コーナ部のリブ18a及び18bにそれぞれ接続すると共に、上記各接続部材21の内側端部を支柱部20の周壁の8つの頂点のうち、1つ置きの頂点にそれぞれ接続した構成とすることができる。
このような構成とした場合は、図2(a)において、4個所の接続部材21aがなく、格子目19の各辺のリブ18a,18bの中間位置から、該リブ18a,18bの中間位置に対向する支柱部20の4つの頂点に、水平方向の荷重が伝わることがなくなる。これにより、水平構造部17から支柱部20に作用する水平方向の荷重を軽減することが可能となり、水平方向の荷重を支柱部20に伝え難くすることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、たとえば、図2(a)に示す接続部材21,21aは、リブ18a,18bと同じ厚みとした場合を示しているが、これは例示であり、これに限定されるものではない。又、支柱部20は、截頭多角錐体として、截頭八角錐体を例示したが、格子目19内のコーナ部に周壁の頂点が対向するものであれば、水平断面の外形が八角形以外のものでもよいこと、支柱部20は、角錐台形状とすることが望ましいが、基端部から先端部までの断面寸法が同一となる形状のものとしてもよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
16 貯水空間形成ブロック
17 水平構造部
18a,18b リブ
19 格子目(支柱部配置用開口部)
20 支柱部
21,21a 接続部材
本発明の貯水空間形成ブロック16は、水平面内で互いに直交する2方向に延びるリブ18aと18bを縦横に組み合わせて、支柱部配置用開口部としての格子目19を有する格子構造としてある水平構造部17と、多角形としての八角形で、軸心方向に延びて先端部となる上端部を裁った截頭多角錐形状としてある中空構造の支柱部20とを備え、上記水平構造部17の上記格子目19の内側に、上記支柱部20の大径となる基端部(下端部)を配置して、該支柱部20の多角形の各頂点と上記格子目19の周縁を形成しているリブ18a,18bとの間に、接続部材21と21aを放射方向に配置して一体成形して一体化し、支柱部20の多角形の各頂点と水平構造部17の格子目19のリブ18a,18bとを接続部材21,21aを介して固定した構成とする。

Claims (3)

  1. 水平面内で直交する2方向に延びるリブを縦横に組み合わせて、支柱部配置用開口部を備えた水平構造部と、上下方向に延びていて基端部を上記水平構造部の支柱部配置用開口部内に配置できる大きさとし且つ水平断面の外形を多角形とした支柱部と、上記水平構造部の支柱部配置用開口部内にて周縁の上記リブと上記支柱部の基端部周壁に形成される各屈曲個所の頂点位置との間に配置する複数の接続部材とを備え、上記水平構造部の支柱部配置用開口部内に上記支柱部の基端部を配置して、該支柱部の基端部周壁の各頂点位置と上記支柱部配置用開口部の周縁のリブとをそれぞれ接続部材を介して一体に接続してなる構成を有することを特徴とする貯水空間形成ブロック。
  2. 支柱部を、水平断面の外形が多角形の角錐台形状とし、該支柱部の大径となる基端部の周壁に周方向に形成される各屈曲個所の頂点位置に、各接続部材の内側端部を接続するようにした請求項1記載の貯水空間形成ブロック。
  3. 支柱部の水平断面の外形の多角形を、八角形とし、該支柱部の基端部の周壁に形成される8つの頂点位置のうち、周方向に1つ置きの4つの頂点位置を、平面形状を正方形とした水平構造部の支柱部配置用開口部の対角線上に位置するような姿勢に、上記支柱部の基端部を上記水平構造部の支柱部配置用開口部内に配置するようにした請求項1又は2記載の貯水空間形成ブロック。
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