JP2009062728A - 吐水口回転式水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】下向き吐水及び上向き吐水の何れもが可能で、通常の手洗い用水栓としても歯磨き用等の水栓としても使用可能であり、また吐水口を横向きとしたときに吐水が手洗い鉢等から外に飛び出してしまう問題を生じることがなく、更に弁部の構造も簡単となし得る吐水部回転式水栓を提供する。
【解決手段】上向き吐水と下向き吐水とを可能となした吐水部回転式の水栓10において、吐水部20とともに回転する可動側弁体及び固定側弁体とを備えた弁部を設ける。その弁部は、吐水部20が下向き吐水,上向き吐水以外の回転角度位置にあるときにも少量で吐水するものとなしておく。
【選択図】 図7

Description

この発明は手洗い用水栓としても、また歯磨き用やうがい用水栓等としても使用可能な吐水部回転式水栓に関する。
オフィスの洗面所等には水栓が設置されているが、通常この水栓は手洗い専用の水栓であって、下向き吐水のみを行う水栓である。
ところでこの水栓を使って昼休みなどに歯磨きを行う人も多く、この場合、手洗い用水栓では下向き吐水しかできないために歯磨きがしづらく、そこで洗面所までコップを持って行って、コップに水を注いで歯磨きやうがいを行わざるを得ない。
この場合水栓の使い勝手が悪いとともに、歯磨きを行わないときのコップの置き場所も確保しておかないといけない問題がある。
そこで歯磨き用に上向き吐水を行う専用水栓も提案されているが、オフィスなどで歯磨きが行われるのはほとんどが昼休みだけであって、その他のときには水栓が手洗いのために用いられることが圧倒的に多く、従って使用目的,使用時間帯の限られた上向き吐水だけの歯磨き専用水栓の場合、使用の効率が悪い問題がある。
この場合、吐水管先端側の吐水部を回転式となしておけば、昼休みなどに歯磨きを行うときには、吐水部を上向きとして吐水口から上向き吐水を行うことで良好に歯磨き等の行為を行うことができ、またその他のときには吐水部を下向きとして吐水口から下向き吐水し、手洗い等の行為を行うことができて望ましい。
但し吐水部を回転式とした場合には次のような問題が生ずる。
即ち、吐水口から吐水を行った状態のまま吐水部を上向きとなるまで回転させると、途中で吐水部が横向き(即ち吐水口が横向き)となって吐水が横向きに吐出されてしまい、手洗い鉢から吐水が飛び出して床を濡らしてしまったりする問題を生ずる。
吐水部を回転式とした水栓は従来から種々のものが提案されている。
例えば下記特許文献1には、先端側の吐水部を手元操作することによって吐水と止水とを切り替えることができるように、吐水管の中間部に吐止水弁を設け、吐水部の回転操作によりその吐止水弁を開閉動作させるようになした水栓が開示されている。
しかしながらこの特許文献1に開示のものは上向き吐水を予定したものではなく、本発明とは異なっている。
また下記特許文献2には、吐水部を回転式となすとともに、吐水口が横向きとなったときには弁部における通水用の開口を閉鎖するようになした水栓が開示されている。
しかしながらこの特許文献2に開示の水栓もまた、上向き吐水を予定したものではなく、また吐水口が横向きとなったときに弁部の通水用の開口を閉鎖するものである点で本発明とは異なったものである。
更に下記特許文献3には、吐水管先端側の吐水部を回転可能となすとともに、吐水口が横向きとなったときには止水を行い、横向状態の吐水口から吐水されてしまうことによって、吐水が周辺に飛散するのを防止するようになした水栓が開示されている。
この特許文献3に開示のものは、上記の特許文献1,特許文献2に開示のものと異なって吐水口を上向きとし、そこから上向き吐水することを予定しているものであるが、吐水口が横向きとなったときに特許文献2と同様に止水を行うものである点で、本発明と異なったものである。
特許第3462759号公報 特開2004−204600号公報 実開昭62−55668号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、下向き吐水及び上向き吐水の何れもが可能で、通常の手洗い用水栓としても歯磨き用等の水栓としても使用可能であり、しかも吐水口を横向きとしたときに吐水口から勢いよく吐水が行われて吐水が手洗い鉢等から外に飛び出してしまう問題を生じることがなく、更に弁部の構造も簡単となし得る吐水部回転式水栓を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、吐水管の先端側の吐水口を有する吐水部が基部に対して回転可能となしてあって、該吐水部の回転により該吐水口を上向きとした状態での上向き吐水と、該吐水口を下向きとした状態での下向き吐水とを可能となした吐水部回転式の水栓において、前記吐水部とともに回転する可動側弁体及び前記基部に固定状態の固定側弁体とを備えた弁部を有し、該可動側弁体には通水用の可動側開口が、該固定側弁体には通水用の固定側開口がそれぞれ備えられているとともに、前記吐水部が前記下向き吐水,上向き吐水以外の回転角度位置にある状態で、該可動側開口と固定側開口との一部が前記下向き吐水及び上向き吐水時における重なり面積よりも少ない重なり面積で互いに重なりあって通水を確保するものとなしてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記弁部は、前記吐水部の回転方向に所定角度範囲に亘って下向き吐水,上向き吐水を可能とするものとなしてあるとともに,該下向き吐水の角度範囲に対し上向き吐水の角度範囲を狭くするものとなしてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記可動側開口と固定側開口との一方には、下向き吐水用と上向き吐水用とに第1及び第2の扇形の開口が備えられており、下向き吐水用の該第1の扇形の開口の角度に対し、上向き吐水用の該第2の扇形の開口の角度が小さくされていることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記吐水部の上面と下面とには、先端に向って上下の厚みを漸次薄くする、前記吐水管の管軸に対して傾斜した傾斜面が該先端に到るまで設けてあって、該傾斜面により前記吐水部の先端部が扁平形状で水平方向に延びる摘みとして構成してあるとともに、前記下面の傾斜面上に前記吐水口が設けてあることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項1〜4の何れかにおいて、前記吐水管は水平方向に対して上向きをなす角度で前方に突き出しており、前記吐水口は、下向き吐水時に鉛直方向に対して角度θで前方斜め下方の角度となり、上向き吐水時において該鉛直方向に対し該θよりも小さい角度θで前方斜め上向きの角度となるようにその向きが定めてあることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項1〜5の何れかにおいて、前記弁部の上流側には、水栓本体内において吐止水を行うための主弁部が設けてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、吐水部を回転可能となすとともに、吐水部とともに回転する可動側弁体及び固定側弁体を備えた弁部を有し、そして可動側弁体には通水用の可動開口を、固定側弁体には通水用の固定開口をそれぞれ備えておくとともに、吐水部が下向き吐水,上向き吐水以外の回転角度位置にある状態で、可動側開口と固定側開口との一部を、下向き吐水及び上向き吐水時における重なり面積よりも少ない重なり面積で互いに重なり合って通水を確保するものとなしたものである。
かかる本発明の吐水部回転式水栓は、下向き吐水も上向き吐水も可能なものであり、従って通常の手洗い用水栓等として用いることができるのはもちろん、歯磨き用,うがい用の水栓としても好適に用いることができる。
本発明の水栓は、吐水状態の下で吐水口を横向きとしたとき、詳しくは吐水口が下向き吐水,上向き吐水以外のどの角度を向いた場合であっても、止水をせずに吐水口から若干の吐水を行わせることを特徴としたものである。
但し下向き吐水,上向き吐水以外のときには吐水の勢いを弱く、吐水流量を少なくして、吐水が手洗い鉢等から外へ飛び出さないようにする。
即ち本発明の水栓は、上流側の主弁部が閉じられていない限り吐水口が何れの向きを向いた状態であっても常に吐水を行っていることになる。
通常、吐水部回転式の水栓では、吐水口が横向きとなったときは吐水停止することを考えるが、この場合上流側の主弁部が開いたままであると、下流側の弁部(2次側の弁部)に1次圧が働いてしまう。
従ってその2次側の弁部を1次圧に耐え得るような構造となしておくことが必要となって弁部の構造が複雑化し、また弁部に用いる部品も耐圧性の部品が必要となって、弁部に要するコストも高くなってしまう。
その他に主弁部が開いている状態の下で、2次側の弁部が閉じてしまって吐水口からの吐水が停止してしまうと、使用者は主弁部が閉じているものと誤って判断してしまう。
より具体的には主弁部を操作する操作部が現在閉操作されているものと誤って判断してしまう。
このとき使用者が水を出したいと思って操作部を操作しても、当然吐水口からは吐水が行われず、その際使用者は水栓が故障しているものと誤って判断してしまう恐れが生ずる。
しかるに吐水口が横向きの状態でも若干の吐水が行われていることによって、主弁部の側が即ち主弁部を操作する操作部が、現在閉状態でないことを直ちに判断することができ、使用者は現在の水栓の状態を正確に認識することが可能となる。
一方で本発明では吐水口が横向きのときには吐水流量を絞るようになしており、従って横向きとなった吐水口から吐水が行われることによって、その吐水が手洗い鉢から横方向に大きく飛び出してしまって床を濡らしたりする不具合を生じない。
次に請求項2は、吐水部の回転方向に所定角度範囲に亘って下向き吐水,上向き吐水を可能となすとともに、下向き吐水の角度範囲に対し上向き吐水の角度範囲を狭くするようになしたものである。
上向き吐水の場合、吐水口から上向きに吐出された吐水は放物線を描いて落下する。従って上向き吐水の角度範囲(吐水部の回転方向の角度範囲)、詳しくは上向き吐水が可能な吐水口の向きの角度範囲を下向き吐水時のそれと同じように広くしておくと、下向き吐水のときには手洗い鉢から飛び出さなかったものが、上向き吐水のときには左右方向により遠くまで吐水が飛ぶこととなるため、場合によって吐水が手洗い鉢等から左右方向の外部に飛び出してしまう恐れがある。
ここにおいて請求項2は、上向き吐水の角度範囲を下向き吐水の角度範囲に対して狭くしたもので、この請求項2により、上向き吐水時において吐水が手洗い鉢から外へ左右方向に飛び出してしまうのを有効に防止することが可能となる。
一方において下向き吐水時においては、広い角度範囲に亘って吐水が可能であるため、手洗い等の行為を良好に行うことができるとともに、下向き吐水によって手洗い鉢等を洗うときにも有利にこれを行うことができる。
この場合において、可動側弁体の可動側開口と固定側弁体の固定側開口との一方には、下向き吐水用と上向き吐水用とに第1及び第2の扇形の開口を備えておき、そして下向き吐水用の第1の扇形の開口の角度に対し、上向き吐水用の第2の扇形の開口の角度を小さくしておくことができる(請求項3)。
このようにすることで、容易に上向き吐水の角度範囲を下向き吐水の角度範囲に対して狭い範囲となすことができる。
次に請求項4は、吐水部の上面と下面とに、先端に向って吐水部の厚みを漸次薄くするような傾斜面を先端に到るまで設けて、それら傾斜面により先端部を扁平な形状の摘みとして構成するとともに、下面の傾斜面上に上記吐水口を設けたものである。
この請求項4によれば、先端部の扁平な形状の摘みを使用者が持つことによって、吐水部を操作性良く回転操作することができるとともに、その下面の傾斜面上に上記吐水口が設けてあるため、吐水口から撥ねた水がその傾斜面を伝って流れることができ、吐水口周りに水が溜まってしまうのを良好に防止することが可能となる。
次に請求項5は、吐水管を水平方向に対し上向きをなす角度で前方に突き出すものとなし、また吐水口は下向き吐水時に鉛直方向に対して角度θで前方斜め下方の角度となり、上向き吐水時において鉛直方向に対しθよりも小さい角度θで前方斜め上向きの角度となるようにその向きを定めたもので、この請求項5によれば、下向き吐水させて手洗い等を行うときは、鉛直方向に対し大きい角度で前方へと吐水を吐出することができ、手洗いの行為を良好に行うことができる。
一方で上向き吐水時には、吐水を鉛直方向に対し前方斜め上向きの角度で吐水することにより、歯磨きやうがい等の行為を良好に行うことができる。
加えてこのときには吐水の吐出の角度が鉛直方向に対し下向き吐水時よりも小さな角度となるため、前方斜め上向きに吐出された吐水が手洗い鉢の前縁から外に飛び出してしまうのを良好に防止することができる。
本発明においては、上記弁部の上流側に水栓本体内において吐止水を行うための主弁部を設けておくことができる(請求項6)。
このようにすることによって、吐水部の回転に応じて水勢を制御する上記弁部を2次側の弁部として構成し得て、その弁部に1次圧による過大な負荷がかかるのを良好に防止することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は手洗い鉢15(図7参照)の奥部に立設された本実施形態の吐水部回転式のシングルレバー水栓(以下単に水栓とする)で、12はその水栓本体、16は水栓本体12の上部に設けられたレバー操作部、14は水栓本体12から使用者に向って前方に突き出した吐水管である。
吐水管14は、吐水口18を有する先端側の吐水部20と、水栓本体12側の基部21とに管軸方向に2分割されており、それらが互いに接続されている。
ここで吐水部20は、基部21に対して管軸周りに360°回転可能である。
図2に示しているように、水栓本体12には主弁部22が内蔵されており、その主弁部22に対し上記のレバー操作部16が作動的に連結されている。
この例の水栓10では、レバー操作部16を左右に回動操作することで吐水の温度調節が行われ、また上下に回動操作することで吐止水及び吐水の流量調節が行われる。
ここで主弁部22は、セラミックディスクからなる固定側弁体と、その上面を摺動するセラミックディスクからなる可動側弁体とを有しており、その可動側弁体がレバー操作部16の操作により固定側弁体上を摺動運動することで、吐止水及び水と湯との混合比率が変化させられて、そのことにより混合水の温度が調節される。
24は水栓本体12に対して水,湯を供給するサプライ管(図では一方のサプライ管のみが表われている)で、これらサプライ管24を通じて送られて来た水と湯とが、主弁部22で混合されて水栓本体12内の流出路26へと流出し、更に吐水管流路28を流通して吐水口18から吐水される。
図2において、30は吐水部20と基部21とを接続する接続装置で、雌側と雄側との一対の継手管32,34を有している。
そして継手管34と吐水部20とにまたがって、固定側弁体36と可動側弁体38とを有する、主弁部22に対して下流側の(2次側の)弁部40が設けられている。
図3に、接続装置30による接続部の要部が弁部40とともに具体的に示してある。
図に示しているように固定側弁体36,可動側弁体38は何れも樹脂製の円盤状のディスク弁体とされている。
固定側弁体36は、外周部に沿って3個所に位置決突起42を有しており、そしてこれら位置決突起42を継手管34の位置決凹部44に係合させる状態に、継手管34の嵌込穴46に嵌め込まれ固定状態に保持されている。
一方可動側弁体38にも外周部に沿って3個所に位置決突起48が設けられ、これら位置決突起48を吐水部20の位置決凹部50に係合させる状態に嵌込穴52に嵌め込まれ、吐水部20にて一体回転状態に保持されている。
尚、固定側弁体36と可動側弁体38とは、それぞれの互いに対向する側の面が互いに接する状態で、吐水管14内部に保持されている。
図3において、54は吐水部20を抜止状態にロックするためのクリップ(ここでは樹脂製)で、一対の弾性を有する係合アーム56を有している。
クリップ54は、図4に示しているように吐水管14の差込開口58及び継手管34の差込開口60の内部に差し込まれ、そして一対の係合アーム56を吐水部20に形成された環状の係合溝62に係合させることで、吐水部20を基部21から抜け止めしている。
尚、クリップ54自体は係合アーム56にて係合溝62の溝底部を弾性的に把持することで、吐水部20から図中下向きに抜け防止されている。
尚図3において、64はシール用のゴム製のOリングである。
図5に示しているように、固定側弁体36には下向き吐水用の第1の扇形の開口66が図中下側に、また図中上側に上向き吐水用の第2の扇形の開口68が、それぞれ板厚方向に貫通して設けられている。
また中心部には、それら開口66,68を連絡する形態で中心孔70が設けられている。
ここで上向き吐水用の開口68の中心角αは、下向き吐水用の中心角66の角度αに対して小角度とされている。
一方可動側弁体38には、固定側弁体の開口68の中心角αよりも更に小角度の中心角αを有する扇形の開口72が板厚方向に貫通して設けられている。
またこれとは独立して、中心部に小円形の中心孔74が同じく板厚方向に貫通して設けられている。
尚この実施形態では、図8に示しているように吐水管14が水平方向に対し上向きをなす角度βで前方に突き出している。
また吐水口18は、(A)に示しているように下向き吐水時に鉛直方向に対して角度θで前方斜め下方向きの角度となり、また(B)に示しているように上向き吐水時に鉛直方向に対しθよりも小さい角度θで前方斜め上向きの角度となるように、その取付けの向きが定められ、それぞれの角度で下向き吐水,上向き吐水をなす。
図8に示しているように、吐水部20の下面と上面とには、吐水管14の管軸に対して傾斜した傾斜面76と78とが吐水部20の先端に到るまで設けられている。
この結果、吐水部20は傾斜面76,78を設けた個所において先端に向って進むほど上下の厚みが薄くなっており、そしてその先端部が一様な厚みで水平方向(下向き吐水,上向き吐水状態で水平方向)に延びる扁平な形状の摘み80とされている。
尚傾斜面76は、下向き吐水の状態において水平面に対しても図中右下がりとなるような傾斜角度で定めてある。
更に傾斜面76は、図8(B)に示す上向き吐水状態の下でも水平面に対し図中左下がりに傾斜した面となるように傾斜角度が定めてある。
一方上面側の傾斜面78についても、図8(B)に示す上向き吐水状態の下で、水平面に対し図中右下がりに傾斜した面となるようにその傾斜角度が定めてある。
図6及び図7は、本実施形態の水栓10の作用を表している。
この実施形態では、吐水部20を下向きとした状態でレバー操作部16を開操作(吐水開始操作)すると、主弁部22から流出した混合水が吐水口18から下向き吐水される。
この実施形態では、図6(A),図7(A)に示しているように吐水部20を一定角度吐水管14の管軸周りに回転させても、その下向き吐水の状態を保持することができる。
詳しくは、可動側弁体38の開口72の図中左側縁部が固定側弁体36における開口66の図中左側の縁部と一致する状態から、開口72の右側縁部が開口66の右側縁部に一致するまでの角度範囲内で、吐水部20を管軸周りに左右回転させても、同一且つ最大流量で吐水口18から混合水が下向き吐水される。この下向き吐水の可能な角度範囲は図7(A)に示す角度αである。
この実施形態において角度αは、吐水口18から下向きに吐水された水が手洗い鉢15の左右方向の外側に飛び出さないような角度で予め定めてある。
尚、以上は開口72が開口66に対し全面的に重なった状態のときであるが、開口72が開口66に対し部分的に重なり合っているときでも、水量が減った状態で吐水が行われる。
そして図6(B)に示しているように開口72が開口66に対し完全不一致となった状態で、開口66,72を通じての吐水は停止される。
従ってこれら開口72,66を通じての吐水が停止する直前までの範囲を上記角度αとして定めておくこともできる。
尚この下向き吐水状態のとき、固定側弁体36の中心孔70と可動側弁体38の中心孔74は合致した状態(重なり合った状態)にあり、従ってこの下向き吐水時においてもこれら中心孔70,74を通じた水が吐水口18から吐水される。
図6(B)及び図7(B)は、上記の下向き吐水状態から吐水部20を回転させて上向き吐水状態とするまでの、途中の状態を表している。
このときには、可動側弁体38の開口72は固定側弁体36の開口66,68の何れに対しても不一致となり、従ってこの状態では開口66,68,72を通じての吐水は行われない。
但しこの実施形態では固定側弁体36の中心孔70と、可動側弁体38の中心孔74とは常に合致した状態にあって、互いに連通し且つ吐水管流路28に開放された状態にあるため、この状態においてもこれら中心孔70,74を通じて固定側弁体36,可動側弁体38、つまり弁部40を水が通水し、この弁部40を通水した水が吐水口18から吐水される。
図7(B)はこのときの吐水の様子を表している。
同図に示しているようにこのときの吐水の流量及び水勢は弱いものであるため、吐水口18が横向状態で吐水されたとしても、その吐水が手洗い鉢15から左右方向に飛び出してしまう恐れはない。
図6(C)及び図7(C)はこの状態を通過して上向き吐水を行っているときの様子を表している。
このときには、図6(C)に示しているように可動側弁体38の開口72が固定側弁体36の開口68と合致し、重なり合うことによって、弁部40における通水が確保され、弁部40を通過した水が上向きとなった吐水口18から上方に吐水される。
この上向き吐水では、図6(C)に示しているように図中上方位置に到った開口72の、図中左側の縁部と開口68の左側の縁部が一致する角度から、開口72の右側の縁部が開口68の右側の縁部に一致するまでの角度範囲内で上向き吐水が可能である。
このときの上向き吐水の可能な範囲の角度は図7(C)に示すαとなる。
本実施形態においてこの角度αは、上向きに吐水された水が手洗い鉢15から左右方向に飛び出さない範囲内で定めてある。
尚この上向き吐水においても、開口72が開口68に対して部分的に重なり合った状態でも、流量減少した状態で上向き吐水が可能である。
そして開口72が開口68に対し完全不一致となったところで、開口72,68を通じての上向き吐水が停止される。
従ってその直前までの角度範囲内を上記αとして定めておくこともできる。
図8に示しているように、この実施形態では(A)に示す下向き吐水状態では、その吐水の向きが鉛直方向に対し角度θとなり、また(B)に示す上向き吐水のときには、吐水の向きが鉛直方向に対し角度θよりも小さい角度θとなる。
本実施形態において、θ,θは何れも吐水が手洗い鉢の前端を超えて外に飛び出さない角度でそれぞれ定められている。
以上のような本実施形態の水栓10は、下向き吐水も上向き吐水も可能なものであり、従って通常の手洗い用水栓等として用いることができるのはもちろん、歯磨き用,うがい用の水栓としても好適に用いることができる。
本実施形態の水栓10は、吐水状態の下で吐水口18を横向きとしたとき、詳しくは吐水口18が下向き吐水,上向き吐水以外のどの角度を向いた場合であっても、止水をせずに吐水口18から若干の吐水を行う。
但し下向き吐水,上向き吐水以外のときには吐水の勢いを弱く、吐水流量を少なくして、吐水が手洗い鉢15から外へ飛び出さないようにしている。
即ち本実施形態の水栓15は、上流側の主弁部22が閉じられていない限り、吐水口18が何れの向きを向いた状態であっても常に吐水を行う。
前述したように吐水部回転式の水栓では、通常吐水口が横向きとなったときには吐水停止することを考えるが、この場合本実施形態に即して言うと上流側の主弁部22が開いたままであると、下流側の弁部(2次側の弁部)40に1次圧が働いてしまう。
従ってその2次側の弁部40を1次圧に耐え得るような構造となしておくことが必要となって弁部40の構造が複雑化し、また弁部40に用いる部品も耐圧性の部品が必要となって、弁部40に要するコストも高くなってしまう。
その他に主弁部22が開いている状態の下で、2次側の弁部40が閉じてしまって吐水口18からの吐水が停止してしまうと、使用者は主弁部22が閉じているものと誤って判断してしまう。
より具体的には、主弁部22を操作するレバー操作部16が現在閉操作されているものと誤って判断してしまう。
このとき使用者が水を出したいと思ってレバー操作部16を操作しても、当然吐水口18からは吐水が行われず、その際使用者は水栓10が故障しているものと誤って判断してしまう恐れが生ずる。
しかるに本実施形態では吐水口18が横向きの状態でも若干の吐水が行われるため、主弁部22の側が即ち主弁部22を操作するレバー操作部16が現在閉状態でないことを直ちに判断することができ、使用者は現在の水栓10の状態を正確に認識することが可能となる。
一方で本実施形態では吐水口18が横向きのときには吐水流量を絞るようになしており、従って横向きとなった吐水口18から吐水が行われることによって、その吐水が手洗い鉢15から横方向に大きく飛び出してしまって床を濡らしたりする不具合を生じない。
また本実施形態では、吐水部20の回転方向に所定角度範囲に亘って下向き吐水,上向き吐水を可能となすとともに、下向き吐水の角度範囲に対し上向き吐水の角度範囲を狭くしているため、上向き吐水の際に吐水が放物線を描いて飛んでも、吐水が手洗い鉢15から左右方向の外部に飛び出してしまう恐れがない。
一方において下向き吐水時においては広い角度範囲に亘って吐水が可能であるため、手洗い等の行為を良好に行うことができるとともに、下向き吐水によって手洗い鉢15を洗うときにも有利にこれを行うことができる。
また本実施形態では、吐水部18の上面と下面とに、先端に向って吐水部20の厚みを漸次薄くするような傾斜面76,78を先端に到るまで設けて、それら傾斜面76,78により先端部を扁平な形状の摘み80として構成しているため、摘み80を使用者が持つことによって、吐水部18を操作性良く回転操作することができる。
またその下面の傾斜面76上に吐水口18が設けてあるため、吐水口18から撥ねた水がその傾斜面76を伝って流れることができ、吐水口18周りに水が溜まってしまうのを良好に防止することができる。
更に本実施形態では、吐水管14を水平方向に対し上向きをなす角度で前方に突き出すものとなし、また吐水口18は下向き吐水時に鉛直方向に対して角度θで前方斜め下方の角度となり、上向き吐水時において鉛直方向に対しθよりも小さい角度θで前方斜め上向きの角度となるようにその向きを定めているため、下向き吐水させて手洗い等を行うときは、鉛直方向に対し大きい角度で前方へと吐水を吐出することができ、手洗いの行為を良好に行うことができる。
一方で上向き吐水時には、吐水を鉛直方向に対し前方斜め上向きの角度で吐水することにより、歯磨きやうがい等の行為を良好に行うことができる。
加えてこのときには吐水の吐出の角度が鉛直方向に対し下向き吐水時よりも小さな角度となるため、前方斜め上向きに吐出された吐水が手洗い鉢15の前縁から外に飛び出してしまうのを良好に防止することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば上記実施形態では可動側弁体38の中心孔74を扇形の開口72とは切り離して独立して設けているが、場合によって中心孔74を開口72に連続した形態で設けることも可能である。
更に上記実施形態では下向き吐水用の角度αの扇形の開口66、及び上向き吐水用の角度αの扇形の開口68が固定側弁体36に設けられているが、場合によってこれを可動側弁体38の側に設け、これに代えて可動側弁体38側の開口72を固定側弁体36の側に設けることも可能である。
その他本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である水栓の斜視図である。 同実施形態の水栓の断面側面図である。 同実施形態の水栓における接続装置を各部品に分解して弁部とともに示した斜視図である。 同実施形態における吐水部の横断面図である。 図2におけるア−ア断面図及びイ−イ断面図である。 本実施形態の作用説明図である。 本実施形態の図6に対応した作用説明図である。 本実施形態の水栓の上向き吐水時の状態と下向き吐水時の状態とを示した図である。
符号の説明
10 水栓
12 水栓本体
14 吐水管
18 吐水口
20 吐水部
21 基部
22 主弁部
36 固定側弁体
38 可動側弁体
40 弁部
66,68,72 開口
76,78 傾斜面
80 摘み

Claims (6)

  1. 吐水管の先端側の吐水口を有する吐水部が基部に対して回転可能となしてあって、該吐水部の回転により該吐水口を上向きとした状態での上向き吐水と、該吐水口を下向きとした状態での下向き吐水とを可能となした吐水部回転式の水栓において
    前記吐水部とともに回転する可動側弁体及び前記基部に固定状態の固定側弁体とを備えた弁部を有し、
    該可動側弁体には通水用の可動側開口が、該固定側弁体には通水用の固定側開口がそれぞれ備えられているとともに、前記吐水部が前記下向き吐水,上向き吐水以外の回転角度位置にある状態で、該可動側開口と固定側開口との一部が前記下向き吐水及び上向き吐水時における重なり面積よりも少ない重なり面積で互いに重なりあって通水を確保するものとなしてあることを特徴とする吐水口回転式水栓。
  2. 請求項1において、前記弁部は、前記吐水部の回転方向に所定角度範囲に亘って下向き吐水,上向き吐水を可能とするものとなしてあるとともに,該下向き吐水の角度範囲に対し上向き吐水の角度範囲を狭くするものとなしてあることを特徴とする吐水口回転式水栓。
  3. 請求項2において、前記可動側開口と固定側開口との一方には、下向き吐水用と上向き吐水用とに第1及び第2の扇形の開口が備えられており、下向き吐水用の該第1の扇形の開口の角度に対し、上向き吐水用の該第2の扇形の開口の角度が小さくされていることを特徴とする吐水口回転式水栓。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記吐水部の上面と下面とには、先端に向って上下の厚みを漸次薄くする、前記吐水管の管軸に対して傾斜した傾斜面が該先端に到るまで設けてあって、該傾斜面により前記吐水部の先端部が扁平形状で水平方向に延びる摘みとして構成してあるとともに、前記下面の傾斜面上に前記吐水口が設けてあることを特徴とする吐水口回転式水栓。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記吐水管は水平方向に対して上向きをなす角度で前方に突き出しており、前記吐水口は、下向き吐水時に鉛直方向に対して角度θで前方斜め下方の角度となり、上向き吐水時において該鉛直方向に対し該θよりも小さい角度θで前方斜め上向きの角度となるようにその向きが定めてあることを特徴とする吐水口回転式水栓。
  6. 請求項1〜5の何れかにおいて、前記弁部の上流側には、水栓本体内において吐止水を行うための主弁部が設けてあることを特徴とする吐水口回転式水栓。
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