JP2009062136A - 用紙分別装置、印刷装置、及び用紙分別プログラム - Google Patents

用紙分別装置、印刷装置、及び用紙分別プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】原稿を分別して、印刷装置の用紙排出部に再生あるいは再利用に適した仕分をすることができる用紙分別装置、印刷装置、用紙分別プログラムを提供する。
【解決手段】原稿読取部28で原稿の画像情報を読取り、原稿分別部30では、画像情報に基づいて、原稿の種類により原稿を分別し、分別した結果を分別情報としてHDD32に記憶する。原稿仕分部34は、給紙部58にセットされた前記原稿を分別情報に基づいて用紙排出部56の第1排出部60及び第2排出部62に原稿の種類毎に排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙分別装置、印刷装置、及び用紙分別プログラムに関する。
一般に、印刷済みの原稿や、ミスプリント等を印刷用再生紙に再生するリサイクルが行なわれている。
これら印刷済みの原稿やミスプリント等には、白黒原稿やカラー原稿等の様々な種類のものがある。
印刷済みの原稿やミスプリント等を再生する際に、重要となるのが原稿の種類による分別である。例えば、白黒原稿とカラー原稿との分別の精度が悪ければ、再生紙の紙質を大きく左右する。
そのため、これらを再生するために分別し、仕分けする作業を自動で行なう技術が知られている。
このような技術として、原稿を読取った読取り情報に基づいて白黒原稿かカラー原稿かを識別し、それぞれに対して設けられた収納装置に搬送することにより分別する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、機密書類を示す画像を読取り、機密書類と一般書類とを分別し、それぞれに対して原稿セット部側に設けられた排出部に排出することにより分別する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。さらに、記録紙の表裏面の画像の有無を検出し、検出結果に基づいて未使用の記録紙と片面記録済みの記録紙とをそれぞれに対して自動原稿搬送部に設けられた排出部に排出することにより分別する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
また、印刷済み原稿には、両面印刷されているため裏面印刷による再利用できないものや、機密文書等、再利用に向かないものがある。
特開2001−226014号公報 特開2006−60404号公報 特開2005−94473号公報
本発明は、原稿を分別して、印刷装置の用紙排出部に再生あるいは再利用に適した仕分をすることができる用紙分別装置、印刷装置、及び用紙分別プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の用紙分別装置は、原稿の画像情報を読取る読取手段と、前記読取手段により読取った画像情報に基づいて、前記原稿を原稿の種類により分別する分別手段と、前記分別手段により前記原稿を分別した分別結果を表す分別情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記分別情報に基づいて、印刷装置の印刷用の用紙を供給する用紙給紙部に格納された前記原稿を、印刷装置の印刷済みの用紙を排出する用紙排出部に、前記原稿の種類毎に排出する仕分手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の用紙分別装置は、請求項1に記載の用紙分別装置において、前記仕分け手段は、印刷装置に備えられた複数の用紙排出部の各々に前記原稿の種類毎に排出することを特徴とする。
請求項3に記載の用紙分別装置は、請求項1または請求項2に記載の用紙分別装置において、前記分別情報は、分別した原稿の順番を表す情報を含んでおり、前記仕分手段は、前記読取手段にセットされた原稿の読出し順序に応じて、前記分別した原稿の順番を表す情報を変更した後、当該分別情報に基づいて、前記原稿を前記原稿の種類毎に排出することを特徴とする。
請求項4に記載の用紙分別装置は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の用紙分別装置において、分別すべき原稿の種類を選択する選択手段を備え、前記分別手段は、前記選択手段により選択された前記原稿の種類により前記原稿を分別することを特徴とする。
請求項5に記載の用紙分別装置は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の用紙分別装置において、前記読取手段で読取った前記原稿の数と、前記仕分手段で仕分けした前記原稿の数とを比較し、比較結果を出力する比較手段を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の用紙分別装置は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の用紙分別装置において、前記原稿の種類は、白黒原稿、カラー原稿、片面印刷原稿、両面印刷原稿、及び機密文書の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
請求項7に記載の用紙分別装置は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の用紙分別装置において、前記選択手段で選択可能な前記原稿の種類の数が、印刷装置に備えられた用紙排出部の数以下であることを特徴とする。
請求項8に記載の用紙分別装置は、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の用紙分別装置において、前記仕分手段は、前記原稿の排出時に前記原稿の白紙面を揃える白紙面統一手段を含み、前記原稿の種類が片面原稿の場合に、前記白紙面統一手段により前記原稿の白紙面を揃えて排出することを特徴とする。
請求項9に記載の用紙分別装置は、請求項1から請求項8の何れか1項に記載の用紙分別装置において、前記仕分手段は、前記原稿に所定のマークを印刷するマーク印刷手段を含み、前記原稿の種類が機密文書の場合に、前記マーク印刷手段により前記原稿の画像上に所定のマークを印刷した後に、前記用紙排出部に排出することを特徴とする。
請求項10に記載の用紙分別装置は、請求項1から請求項9の何れか1項に記載の用紙分別装置において、前記読取手段により原稿を読取った印刷装置が単一の用紙排出部を備えている場合は、ネットワーク接続された他の印刷装置の複数の用紙排出部から前記原稿が種類毎に排出されるように、前記他の印刷装置に前記分別情報を送信する送信手段を備えたことを特徴とする。
請求項11に記載の用紙分別装置は、請求項1から請求項10の何れか1項に記載の用紙分別装置において、前記分別情報を入力する入力手段を備え、前記仕分手段は、前記入力手段により入力した前記分別情報に基づいて、用紙排出部に、前記原稿を前記原稿の種類毎に排出することを特徴とする。
請求項12に記載の印刷装置は、請求項1から請求項11の何れか1項に記載の用紙分別装置と、前記用紙分別装置の仕分手段で仕分する原稿を格納する用紙給紙部と、前記用紙分別装置により分別された用紙が排出される用紙排出部と、を備えたことを特徴とする。
請求項13に記載の用紙分別プログラムは、読取手段により、原稿の画像情報を読取るステップと、分別手段により、前記読取手段により読取った画像情報に基づいて、前記原稿を原稿の種類により分別するステップと、記憶手段により、前記分別手段により前記原稿を分別した分別結果を表す分別情報を記憶するステップと、仕分手段により、前記記憶手段に記憶された前記分別情報に基づいて、印刷装置の印刷用の用紙を供給する用紙給紙部に格納された前記原稿を、印刷装置の印刷済みの用紙を排出する用紙排出部に、前記原稿の種類毎に排出するステップと、を有する処理をコンピュータで実行させることを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、簡単な構成で原稿を分別することができる、という効果が得られる。
請求項2に記載の本発明によれば、複数の用紙排出部に排出しない場合に比べて、分別された原稿を再利用しやすい、という効果が得られる。
請求項3に記載の本発明によれば、印刷装置の特性に応じて変更した分別情報を用いない場合に比べて、精度良く原稿を分別することができる、という効果が得られる。
請求項4に記載の本発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、分別する原稿の種類をユーザが選択することができる、という効果が得られる。
請求項5に記載の本発明によれば、読取った原稿の数と仕分した原稿の数とを比較しない場合に比べて、分別ミスを防止することができる、という効果が得られる。
請求項6に記載の本発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、少なくとも1つ以上の種類に原稿を分別することができる、という効果が得られる。
請求項7に記載の本発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、印刷装置の構成に合わせて原稿を分別することができる、という効果が得られる。
請求項8に記載の本発明によれば、白紙面を統一しない場合に比べて、分別した原稿を再利用しやすい、という効果が得られる。
請求項9に記載の本発明によれば、所定のマークを印刷しない場合に比べて、機密文書の漏洩を防ぐことができる、という効果が得られる。
請求項10に記載の本発明によれば、分別情報を送信しない場合に比べて、他の印刷装置を利用して原稿の分別を容易に行なうことができる、という効果が得られる。
請求項11に記載の本発明によれば、分別情報を受信しない場合に比べて、原稿の分別を容易に行なうことができる、という効果が得られる。
請求項12に記載の本発明によれば、本構成の用紙分別装置を備えない場合に比べて、印刷装置において簡単な構成で原稿を分別することができる、という効果が得られる。
請求項13に記載の本発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、簡単な構成で原稿を分別することができる用紙分別プログラムをコンピュータに実行させることができる、という効果が得られる。
[第1の実施の形態]
以下、図1〜図4を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態で原稿とは、例えば、再利用等をするための、印刷済みの原稿や、ミスプリント等のことをいう。
図1は、本実施の形態に係る用紙分別装置10及び用紙分別装置10を備えた印刷装置40の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る用紙分別装置10は、CPU20、ROM22、RAM24、分別モード選択部26、原稿読取部28、原稿分別部30、HDD32、及び原稿仕分部34を備えている。
CPU20は、用紙分別装置10の全体を制御するものであり、詳細を後述する用紙分別処理が実行される。用紙分別処理のプログラムは、記録媒体としてのROM22に記憶されている。なお、当該プログラムは、CD−ROM(図示省略)や、DVD−ROM(図示省略)等の記録媒体に記録しておき、HDD32等にインストールし、CPU20により読込まれて実行されるようにしてもよい。
分別モード選択部26は、操作/表示装置52によりユーザが原稿を分別するモード(原稿の種類、詳細後述)を選択するものである。原稿読取部28は、原稿の画像情報を読取るためのものであり、例えば、カラーCCD(Charge Coupled Device)等である。なお、本実施の形態では、原稿読取部28は、自動両面原稿送り装置54に備えられており、自動両面原稿送り装置54によって搬送され、原稿台(図示省略)上の読取位置にセットされた原稿の画像情報を読取るようになっている。さらに、本実施の形態では、原稿の両面の画像情報を読取り可能に構成されている。
原稿分別部30は、原稿読取部28で読取った原稿の画像情報に基づいて、分別モード選択部26で選択された原稿分別モードに応じて原稿を分別し、分別結果を分別情報(詳細後述)として出力するものである。原稿仕分部34は、HDD32に記憶された分別情報に基づいて、給紙部58から搬送されてきた原稿を、分別モード選択部で選択された原稿の種類に対応して予め定められた排出先(第1排出部60、第2排出部62)に排出するよう、排出先を切替えることで原稿の仕分を行なう。
CPU20、ROM22、RAM24、分別モード選択部26、原稿読取部28、原稿分別部30、HDD32、原稿仕分部34、自動両面原稿送り装置54、給紙部58、第1排出部60、及び第2排出部62は、コントロールバスやデータバス等のバス36を介して、互いに情報等の授受が可能に接続されている。
印刷装置40は、用紙分別装置10と、ユーザが分別モードの選択指示等を行なうための操作/表示装置52、自動両面原稿送り装置54、用紙排出部56、及び給紙部58を含んで構成されている。自動両面原稿送り装置54は、原稿セット部(図示省略)にセットされた原稿を1枚ずつ原稿台(図示省略)上に搬送し、原稿読取部28で読取った原稿を原稿台上から原稿排出部(図示省略)に排出する。
用紙排出部56は、印刷済みの用紙を排出する、2つの排出先(第1排出部60、第2排出部62)を含んで構成されている。第1排出部60及び、第2排出部62の具体的な例としては、排出トレイ等が挙げられる。給紙部58は、通常の印刷時には、印刷するための白紙用紙を格納しておくものであるが、本実施の形態では、原稿仕分部34で仕分を行なうための原稿が格納される。
次に、本実施の形態の用紙分別装置10で実行される用紙分別処理について図2〜図4を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態の用紙分別装置10で実行される用紙分別処理のフローチャートの一例である。なお、本処理は、例えば、印刷装置40に電源が投入された場合等に実行される。
まず、ステップ100では、原稿分別モードが選択されたか否かを判断する。本実施の形態における、原稿分別モードの選択の仕方の一例を図3を参照して詳細に説明する。図3は、分別モード選択部26が操作/表示装置52に表示させる原稿分別モード選択画面80の一例を示している。原稿分別モード選択画面80には、原稿を分別する種類(モード)の選択をユーザに促すメッセージと共に、各モードを表すボタン等が表示される。本実施の形態では、カラー原稿と白黒原稿とを分別するカラー/白黒モードを選択するためのボタン82、原稿の片面のみに画像が形成されている(片面が白紙)の片面原稿と両面に画像が形成されている両面原稿とを分別する片面/両面モードを選択するためのボタン84、原稿の画像が機密文書であるものと一般文書であるものとを分部する機密文書モードを選択するためのボタン86とが、表示され、ユーザは当該ボタンをマウス等(図示省略)により選択指示することにより、原稿分別モードの選択を行なう。さらに、原稿分別モード選択画面80には、分別モードの選択完了を指示するための「OK」ボタン88と、選択した分別モードをキャンセル等するための「キャンセルボタン」90とが設けられている。当該ステップでは、「OK」ボタン88が選択指示されるまで否定されて、待機状態になり、「OK」ボタン88が選択指示されると肯定されて、ステップ102へ進む。
ステップ102では、自動両面原稿送り装置54の原稿台(図示省略)に原稿がセットされたか否かを判断する。セットされたか否かの判断は、例えば、自動両面原稿送り装置54の原稿台に設けられた原稿検知センサ(図示省略)等により原稿を検知したか否かにより行なう。未だ原稿がセットされていない場合は否定されて、待機状態になり、セットされた場合は肯定されて、ステップ104へ進む。
ステップ104では、原稿分別をスタートする指示が入力されたか否かを判断する。未だ入力されない場合は否定されて、待機状態になり、操作/表示装置52や印刷装置40の印刷スタートボタン(図示省略)等によりユーザから原稿分別をスタートする指示が入力された場合は肯定されて、ステップ106へ進む。
ステップ106では、自動両面原稿送り装置54に原稿を搬送するように指示し、次のステップ108では、搬送された原稿の画像情報を読取って画像情報を取得する。なお、画像情報を読取った原稿は、自動両面原稿送り装置54により、原稿台上から原稿排出部(図示省略)に排出される。
次のステップ110では、取得した画像情報に基づいて、選択されている原稿分別モードに従って原稿を分別するよう原稿分別部30に指示する。原稿分別部30では、カラー/白黒モードの場合は、原稿をカラー原稿と白黒原稿とに分別し、片面/両面モードの場合は、片面原稿と両面原稿とに分別し、機密文書モードの場合は、機密文書と一般文書とに分別し、分別結果を分別情報として出力する。片面/両面モードの場合において、n枚の原稿を分別したときの分別情報の一例を図4(A)に示す。図4(A)に示すように、分別情報には、原稿を読取った順番とともに分別結果が格納されている。そして、次のステップ112では、分別情報をHDD32に記憶する。
次のステップ114では、自動両面原稿送り装置54の原稿セット部に原稿が有るか否かを判断する。未だ分別していない原稿が残っている場合は原稿セット部に原稿が有るので肯定されて、ステップ106に戻り、原稿を読取って分別し、分別情報を取得して記憶する処理を繰り返す。一方、原稿が無い場合は否定されて、ステップ116へ進む。
ステップ116では、給紙部58に原稿がセットされたか否かを判断する。セットされたか否かの判断は、例えば、給紙部58の原稿台に設けられた原稿検知センサ(図示省略)等により原稿を検知したか否かにより行なう。未だ原稿がセットされていない場合は否定されて、待機状態になり、セットされた場合は肯定されて、ステップ118へ進む。なお、本実施の形態では、画像情報の読取りが終了し、原稿排出部に排出された原稿を分別するために給紙部58にセットするのはユーザにより行なわれる。
ステップ118では、原稿の仕分をスタートする指示が入力されたか否かを判断する。未だ入力されない場合は否定されて、待機状態になり、操作/表示装置52や印刷装置40の印刷スタートボタン(図示省略)等によりユーザから原稿の仕分をスタートする指示が入力された場合は肯定されて、ステップ120へ進む。
ステップ120では、原稿を原稿モードに応じて仕分するよう原稿仕分部34に指示する。原稿仕分部34では、HDD32に記憶された分別情報に基づいて原稿を仕分する。本実施の形態では、仕分の一例として、カラー/白黒モードの場合は、カラー原稿を第1排出部に排出し、白黒原稿を第2排出部に排出する。片面/両面モードの場合は、片面原稿を第1排出部に排出し、両面原稿を第2排出部に排出する。機密文書モードの場合は、機密文書を第1排出部に排出し、一般文書を第2排出部に排出する。なお、原稿の種類と排出先(排出部)との対応は予め定めておく。
また、原稿の仕分は、印刷装置40の特性に応じて加工し、当該加工を施した分別情報に基づいて行なうと良い。例えば、原稿を読取る際、原稿は、自動両面原稿送り装置54で原稿セット部からピックアップされ、原稿台に送られ、原稿排出部に排出される。印刷装置40が原稿セット部に積載されている原稿の一番上から原稿をピックアップする場合、原稿の枚数がn枚とすると、原稿排出部に排出され、積載される原稿は一番下が1枚目(一番最初に読取られた原稿)になり、一番上がn枚目(一番最後に読取られた原稿)になる。このような状態の原稿を給紙部58にセットした場合、給紙部58から原稿をピックアップする場合に原稿の一番上からピックアップするとn枚目の原稿からピックアップしてしまい、一番最初に仕分する原稿がn枚目の原稿になる。しかしながら、分別情報では、原稿の1番目には1枚目の原稿の分別情報が格納されているため、これに基づいてn枚目の原稿を仕分することになり、本来と異なる種類(排出先)に仕分する場合がある。このような場合、HDD32に記憶されている分別情報をそのまま用いて仕分するのではなく、印刷装置40の特性により、分別情報を加工して、当該加工を施した分別情報に基づいて仕分を行なうようにすることが好ましい。分別情報の加工の具体的な一例を図4(B)に示す。図4(B)は、(A)の分別情報を加工したものであり、原稿を読取った順番を逆に変更したものである。すなわち、図4(B)の分別情報では、1番目にはn枚目に読取った原稿の分別結果が格納され、2番目にはn−1枚目に読取った原稿の分別結果が格納され、n−1番目には2枚目に読取った原稿の分別結果が格納され、n番目には1枚目に読取った原稿の分別結果が格納される。上記のように給紙部58から一番最初にn枚目の原稿がピックアップされ搬送されてきても、図4(B)に示す、加工された分別情報に基づいて仕分を行なう場合、1番目にはn枚目に読取った原稿の分別結果が格納されているため、原稿の仕分を問題なく行なうことができる。
なお、上記のような場合、本実施の形態では、分別情報の原稿の順番を変更する加工を行なうことにより対応しているが、原稿セット部に積載されている原稿の一番下から原稿をピックアップするように、ピックアップの仕方を変更するようにしてもよい。
次のステップ122では、仕分が終了したか否かを判断する。給紙部58に原稿が残っている場合は未だ仕分が終了していないため否定されて、ステップ120に戻り、原稿の仕分を繰り返す。一方、給紙部58に原稿が残っていない場合は肯定されて、本処理を終了する。
なお、本実施の形態では、原稿を分別した分別情報を記憶部32に記憶するが、読取った原稿の画像情報を記憶部32に記憶しても良い。
以上説明したように、本実施の形態では、原稿読取部28で読取った原稿の画像情報に基づいて、分別モード選択部26で選択された原稿のモードにより原稿分別部30が原稿を分別し、分別した結果を分別情報としてHDD32に記憶する。そして、原稿仕分部34が当該分別情報に基づいて、原稿を、原稿の種類毎に予め定められた排出先(第1排出部60、第2排出部62)に排出する。これにより、原稿を分別して、印刷装置40の用紙排出部56に原稿の種類毎に仕分をすることができる。従って、印刷装置40の構成、機能を利用して容易に原稿の分別ができるため、簡単な構成で原稿を分別することができる。そのため、原稿の印刷装置を用いて原稿を容易に分別することができる。
[第2の実施の形態]
以下、図5及び図6を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態の用紙分別装置は、原稿を読取った枚数と原稿を排出した枚数とを比較することにより、分別ミスを防止するものである。
なお、本実施の形態は、第1の実施の形態と略同様の構成であるので、同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図5は、本実施の形態に係る用紙分別装置12及び用紙分別装置12を備えた印刷装置42の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態では、原稿読取部29は、原稿を読取った枚数をカウントするカウンタ70を含んでおり、用紙排出部56は、排出された原稿の枚数をカウントするカウンタ72を含んでいる。また、原稿を読取った枚数と排出された原稿の枚数とを比較する枚数比較部38が備えられている。カウンタ70、カウンタ72、及び枚数比較部38は、バス36を介して、互いに情報等の授受が可能に接続されている。
次に、本実施の形態の用紙分別装置12で実行される用紙分別処理について図6を参照して詳細に説明する。図6は、本実施の形態の用紙分別装置12で実行される用紙分別処理のフローチャートの一例である。
ステップ200は第1の実施の形態(図2)のステップ100に、ステップ202はステップ102に、ステップ204はステップ104に、ステップ206はステップ106に、ステップ208はステップ108に、ステップ210はステップ110に、ステップ212はステップ112に、ステップ214はステップ114に、ステップ216はステップ116に、ステップ218はステップ118に、ステップ220はステップ120に、ステップ222はステップ122に、それぞれ対応しているため、ここでは詳細な説明は省略する。
なお、本実施の形態では、ステップ208では、原稿の画像情報を読取ると共に、読取った原稿の枚数をカウンタ70でカウントする。また、ステップ212では、分別情報と共に原稿の読取枚数、即ちカウンタ70のカウント値をHDD32に記憶する。さらに、ステップ220では、用紙排出部56に排出した原稿の排出枚数をカウンタ72でカウントする。
そして、ステップ222で肯定された場合のステップ224では、読取枚数と
排出枚数とを比較するように枚数比較部38に指示する。枚数比較部38では、カウンタ70のカウント値とカウンタ72のカウント値とを比較する。
次のステップ226では、枚数が一致しているか否かを判断する。枚数(カウンタ値)が一致する場合は肯定されて、本処理を終了する。一方、例えば、原稿の重送等が生じている場合は一致しないので否定されて、ステップ228へ進む。ステップ228では、操作/表示装置52に警告等の所定のエラー表示をさせた後、本処理を終了する。
なお、本実施の形態では、カウンタ70のカウント値及びカウンタ72のカウント値は、本処理の終了と共にリセットされる。
以上説明したように、本実施の形態では、枚数比較部38で、原稿読取部29で画像情報を読取った原稿の数(カウンタ70のカウント値)と、用紙排出部57に排出した原稿の数(カウンタ72のカウント値)とを比較し、一致するか否かを判断することができる。これにより、一致しない場合は、ユーザにその旨を警告等することができるので、原稿の重送等による分別ミスを防止することができる。
[第3の実施の形態]
以下、図7〜図10を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態の用紙分別装置では、用紙分別モードを複数設定することができ、原稿を複数の種類に分別し、仕分することができるものである。
なお、本実施の形態は、第1の実施の形態と略同様の構成であるので、同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図7は、本実施の形態に係る用紙分別装置14及び用紙分別装置14を備えた印刷装置44の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態では、画像形成部74を含んでおり、用紙排出部59は、第1排出部60、第2排出部62、第3排出部64、及び第4排出部66を含んでいる。また、原稿仕分部35は、片面原稿の白紙側の面を統一して排出するための白紙面統一部37と機密文書に所定のマークを印刷するよう指示するためのマーク印刷指示部39とを含んでいる。原稿仕分部35、第1排出部60、第2排出部62、第3排出部64、第4排出部66、及び画像形成部74は、バス36を介して、互いに情報等の授受が可能に接続されている。
次に、本実施の形態の用紙分別装置14で実行される用紙分別処理について図8〜図10を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態の用紙分別装置14で実行される用紙分別処理の一例は第1の実施の形態(図2)のフローチャートと、ステップ100における原稿分別モードが選択されたか否かを判断する際の、原稿分別モードの選択の仕方、ステップ110の原稿の分別の仕方、及びステップ120の原稿の仕分の仕方のみ異なるので、異なる処理についてのみここでは詳細に説明する。
まず、原稿分別モードの選択の仕方の一例を図8を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態では、原稿を分別する原稿分別モードを複数、分別する優先順位と共に設定することができる。図8(A)は、分別モード選択部26が操作/表示装置52に表示させる原稿分別モード優先順位設定画面81の一例を示している。原稿分別モード優先順位設定画面81には、原稿を分別する優先順位の設定をユーザに促すメッセージと共に、各モードを表すボタン82、ボタン84、及びボタン86等が表示される。さらに、原稿分別モード優先順位設定画面81には、「OK」ボタン88と、「キャンセルボタン」90とが設けられている。これにより、ユーザは第1優先したい原稿分別モードを選択指示する。
図8(B)に示す原稿分別モード優先順位設定画面81は、第1優先として、機密文書モードが設定され、さらに、第2優先する原稿分別モードの設定を促すメッセージが表示された状態を示している。これにより、ユーザはさらに第2優先したい原稿分別モードを選択指示する。
図8(C)に示す原稿分別モード優先順位設定画面81は、さらに、第2優先として、カラー/白黒モードが設定された状態を示している。本実施の形態では、原稿分別モードを3種類備えているため、ここまでで設定されなかった片面/両面モードが自動的に第3優先として設定される。
図8(D)に示す原稿分別モード優先順位設定画面81は、原稿を分別する優先順位が設定された旨のメッセージと共に、優先順位が表示され、ユーザに設定の確認を促すようになっている。そこで、ステップ100では、「OK」ボタン88が選択指示されるまで否定されて、待機状態になり、「OK」ボタン88が選択指示されると肯定されて、ステップ102へ進む。
次に、原稿分別モードが複数設定されている場合の原稿の分別の仕方(第1の実施の形態の図2のステップ110に対応)について図9を参照して詳細に説明する。図9は、原稿分別モードが複数設定されている場合の原稿分別処理のフローチャートの一例である。なお、ここでは、上記図8に示したように、第1優先順位が機密文書モード、第2優先順位がカラー/白黒モード、第3優先順位が片面/両面モードの場合について説明する。
まずステップ300では、読取った原稿が機密文書であるか否かを判断する。機密文書か否かの判断は、例えば、読取った画像情報に機密を表す情報が含まれているか否かによって判断する。そのため、HDD32に予め機密文書を表す画像の情報を記憶しておき、読取った画像情報に機密文書を表す画像情報が含まれる場合は、機密文書であると判断する。機密文書を表す画像とは、例えば、「機密」、「社外秘」、丸枠で囲まれた「秘」、「confidential」等の文字画像や、機密を表す所定の印(例えば、バーコード)等の画像である。機密文書の場合は肯定されて、ステップ302へ進む。ステップ302では、機密文書に分別した後、本処理を終了する。一方、一般文書の場合は否定されて、ステップ304へ進み、カラー原稿か否かを判断する。カラー原稿か否かの判断は、例えば、読取った画像情報のRGB信号、またはRGB信号から変換された後のL*a*b*信号により行なう。カラー原稿の場合は肯定されて、ステップ306へ進む。ステップ306では、カラー原稿に分別した後、本処理を終了する。一方、白黒原稿の場合は否定されて、ステップ308へ進み、両面原稿か否かを判断する。両面原稿か否かの判断は、例えば、原稿の両面の画像を読取って、両面から画像が検出されるか否かによって行なう。なお、本実施の形態では、原稿に両面白紙の用紙が混在している場合は、片面原稿に分別する。両面原稿の場合は肯定されて、ステップ310へ進む。ステップ310では、両面原稿に分別した後、本処理を終了する。一方、片面原稿の場合は否定されて、ステップ312へ進む。ステップ312では、片面原稿に分別した後、本処理を終了する。
次に、原稿分別モードが複数設定されている場合の原稿の仕分の仕方(第1の実施の形態の図2のステップ120に対応)について図10を参照して詳細に説明する。図10は、原稿分別モードが複数設定されている場合の原稿仕分処理のフローチャートの一例である。なお、ここでは、上記図9に示したように、第1優先順位が機密文書モード、第2優先順位がカラー/白黒モード、第3優先順位が片面/両面モードで分別した場合の仕分の仕方について説明する。
まず、ステップ400では、給紙部58から原稿を1枚搬送し、次のステップ402では、HDD32に記憶されている分別情報を読取り、さらに次のステップ404では、読取った分別情報に基づいて、原稿が機密文書であるか否かを判断する。原稿が機密文書の場合は肯定されて、ステップ406へ進む。
ステップ406では原稿の画像上(機密文書上)に所定のマークを印刷するよう原稿仕分部35に指示する。これにより、原稿仕分部35は、マーク印刷指示部39により、画像形成部74を駆動するように指示して、所定のマークを原稿の画像上に印刷する。本実施の形態では、所定のマークとは、例えば、その原稿が機密文書であることに注意を促すための目印や、画像(文書)が識別できなくなるようにするためのものであり、これを原稿上に印刷する。より具体的な例としては、定型マークの印刷、原稿画像と異なる色のマークの印刷、画像全面に黒べたや、格子、ランダム模様の印刷等が挙げられる。これにより、ユーザに対し、その原稿が機密文書であることに注意を促すことや、機密文書自体の識別を不可能にすることができるので、機密情報の漏洩を防止することができる。
次のステップ408では、第1排出部60に排出した後、本処理を終了する。これにより、第1排出部60には、機密文書が排出される。なお、本実施の形態では、予め機密文書の排出先として第1排出部60が定められている。また、カラー原稿の排出先として第2排出部62が、両面原稿の排出先として第3排出部64が、片面原稿の排出先として第4排出部66が、それぞれ予め定められている。一方、機密文書ではない場合は否定されて、ステップ410へ進む。
ステップ410では、読取った分別情報に基づいて、原稿がカラー原稿であるか否かを判断する。原稿がカラー原稿の場合は肯定されて、ステップ412へ進む。ステップ412では、第2排出部62に排出した後、本処理を終了する。これにより、第2排出部62には、一般文書且つ、カラー原稿が排出される。一方、カラー原稿ではない場合は否定されて、ステップ414へ進む。
ステップ414では、読取った分別情報に基づいて、原稿が両面原稿であるか否かを判断する。原稿が両面原稿の場合は肯定されて、ステップ416へ進む。ステップ416では、第3排出部64に排出した後、本処理を終了する。これにより、第3排出部64には、一般文書且つ、白黒原稿且つ、両面原稿が排出される。一方、両面原稿ではない場合は否定されて、ステップ418へ進む。
ステップ418では、原稿の白紙面を統一する。白紙面の統一は、例えば、原稿の両面の画像を読取って、画像が形成されていない面を所定の向き(表又は裏)になるように、所定の向きと逆側に画像が形成されている場合は、原稿の表裏面を反点させる反転機構部(図示省略)により、原稿の表裏を反転することにより行なう。これにより、白紙面の側が統一されて排出されるので、排出された原稿の白紙面を再利用して印刷用紙として利用する際に、そのまま利用することができ、例えば、排出された原稿の束をそのまま印刷装置44の給紙部58にセットすれば良い。
次のステップ420では、第4排出部66に排出した後、本処理を終了する。これにより、第4排出部66には、機密文書且つ、白黒原稿且つ、片面原稿が排出される。
なお、原稿の種類(原稿分別モード)はこれに限らず、原稿用紙の種類等、その他の種類等により分別するようにしてもよいし、設定する優先順位の数もこれに限らない。また、分別する原稿の種類は印刷装置44の用紙排出部59に備えられている排出部の数以下であれば良い。
以上説明したように、本実施の形態では、分別モード選択部26により複数の原稿分別モード及び優先順位を選択設定し、原稿分別部30が複数の種類に分別し、原稿仕分部35が分別情報に基づいて第1排出部60、第2排出部62、第3排出部64、第4排出部66のそれぞれに仕分けするので、原稿の種類を複数組み合わせた分別を行なうことができる。
[第4の実施の形態]
以下、図11〜図13を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態の用紙分別装置では、印刷装置が1つの排出部しか備えていない場合に、複数の排出部を備えた他の印刷装置に備えられた用紙分別装置により用紙分別を行なうものである。
なお、本実施の形態は、第1の実施の形態と略同様の構成であるので、同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図11は、本実施の形態に係る用紙分別装置16、用紙分別装置16を備えた印刷装置46、用紙分別装置16’、及び用紙分別装置16’を備えた印刷装置48’の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態の印刷装置46の用紙排出部55は、第1排出部60を備えている。また、印刷装置48’の用紙排出部56’は、第1の実施の形態と同様に、第1排出部60’と第2排出部62’とを含んでいる。
用紙分別装置16及び用紙分別装置16’は、各々送受信部76、送受信部76’を含んでおり、互いに分別情報や、排出部の数等の情報の授受が例えば、ネット回線等を通じて可能に接続されている。
次に、本実施の形態の用紙分別装置16で実行される用紙分別処理について図12及び図13を参照して詳細に説明する。
まず、第1排出部60を備えた印刷装置46に備えられている用紙分別装置16における用紙分別処理について図12を参照して、詳細に説明する。図12は、本実施の形態の用紙分別装置16で実行される用紙分別処理のフローチャートの一例である。
ステップ500は、第1の実施の形態(図2のフローチャート)のステップ100に対応している。
ステップ500で肯定された場合のステップ502では、排出部が複数有るか否かを判断する。用紙排出部55に排出部を複数備えている場合は肯定されて、ステップ504へ進み、用紙分別処理(第1の実施の形態、図2のステップ102〜122の処理)を行なった後、本処理を終了する。一方、本実施の形態の場合、用紙排出部55は単一の排出部として、第1排出部60を備えているので否定されて、ステップ506へ進む。
ステップ506では、過去に分別情報を転送した印刷装置が有るか否かを判断する。なお、本実施の形態では、分別情報を他の印刷装置に転送した場合、その印刷装置の情報(詳細後述)をHDD32に記憶しておく。過去に他の印刷装置に分別情報を転送した場合は肯定されて、ステップ508へ進む。
ステップ508では、過去に使用した印刷装置の情報をHDD32から読取って、操作/表示装置52に表示させる。印刷装置の情報とは、例えば、印刷装置の名称、分別できる種類の数(排出部の数)、印刷装置の所在場所等である。なお、過去に使用した印刷装置が複数有る場合は、全ての印刷装置の情報を表示させると良い。
次のステップ510では、表示した印刷装置を使用するか否かを判断する。表示した印刷装置を使用するか否かの判断は、本実施の形態では、ユーザから操作/表示装置52により入力された指示により判断する。ユーザは、操作/表示装置52に表示された印刷装置の情報を参照し、複数有る場合は、例えば、ユーザの近くにある印刷装置等、所望の印刷装置を選択指示する。このような指示入力がなされない、又は、表示されている印刷装置を使用しない旨の指示が入力された場合は否定されて、ステップ516へ進む。一方、印刷装置の選択指示が入力された場合は肯定されて、ステップ512へ進む。ステップ512では、選択された印刷装置を読取り、次のステップ514では、読取った印刷装置が現在、送受信部76に接続されているか否かを判断する。接続されていない場合は否定されて、ステップ508に戻り、印刷装置の選択を繰り返す。一方、読取った印刷装置(ユーザが指定した印刷装置)が接続されている場合は肯定されて、ステップ522へ進む。
一方、ステップ506で過去に分別情報を転送した印刷装置が無い場合は否定されて、ステップ516へ進む。
ステップ516では、現在、送受信部76に接続されている、排出部を複数備えた印刷装置を検索し、検索結果を操作/表示装置52に表示し、次のステップ518では、表示した印刷装置を使用するか否かを判断する。本実施の形態では、使用するか否かの判断は、上記ステップ510と同様にして行なう。表示した印刷装置を使用しない場合は否定されて、ステップ520へ進み、原稿モードの選択等の設定をキャンセルした後、本処理を終了する。一方、表示した印刷装置を使用する場合は、ステップ522へ進む。
ステップ522は第1の実施の形態(図2のフローチャート)のステップ102に、ステップ524はステップ104に、ステップ526はステップ106に、ステップ528はステップ108に、ステップ530はステップ110に、ステップ532はステップ112に、ステップ534はステップ114に、それぞれ対応しているため、ここでは詳細な説明は省略する。
ステップ534で否定された場合のステップ536では、選択された印刷装置(本実施の形態では、一例として印刷装置48’)の用紙分別装置に、送受信部76により、HDD32に記憶した分別情報を送信した後、本処理を終了する。
次に、印刷装置48’に備えられている用紙分別装置16’における用紙分別処理について図13を参照して、詳細に説明する。図13は、本実施の形態の用紙分別装置16’で実行される用紙分別処理のフローチャートの一例である。なお、ここでは、分別情報を印刷装置46の用紙分別装置16から受信した場合の処理についてのみ詳細に説明する。
まず、ステップ600では、分別情報を受信したか否かを判断する。分別情報を受信していない場合は否定されて、待機状態になり、受信した場合は肯定されて、ステップ602へ進む。
ステップ602は第1の実施の形態(図2のフローチャート)のステップ116に、ステップ604はステップ118に、ステップ606はステップ120に、ステップ608はステップ122に、それぞれ対応しているため、ここでは詳細な説明は省略する。なお、ステップ606では、原稿仕分部34’は、受信した分別情報に基づいて仕分を行なう。
そして、ステップ608で仕分が終了した場合は肯定されて、本処理を終了する。
なお、本実施の形態では、印刷装置46の用紙分別装置16の送受信部76から分別情報を印刷装置48の’用紙分別装置16’の送受信部76’に送信しているが、用紙分別装置16では、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)メモリ等の外部記憶装置(図示省略)に分別情報を記憶させ、用紙分別装置16’では当該外部記憶装置から分別情報を読取ってこれに基づいて仕分するようにしても良い。このように、用紙分別装置16’の送受信部76は、分別情報が入力される入力手段であり、ネットワーク回線等により他の印刷装置や外部記憶装置から、分別情報が入力される。
以上説明したように、本実施の形態では、印刷装置46の用紙分別装置16は、送受信部76により原稿を分別した分別情報を印刷装置48’の用紙分別装置16’に送信することができる。また、印刷装置48’の用紙分別装置16’は送受信部76’により、分別情報を受信し、原稿仕分部34’は受信した分別情報に基づいて原稿を第1排出部60’及び第2排出部62に仕分することができる。これにより、印刷装置46の用紙排出部55が単一の排出部として、第1排出部60を備えている場合でも、印刷装置48’を用いて、用紙排出部56’の第1排出部60’及び第2排出部62’に原稿を仕分することができるので、容易に原稿の分別を行なうことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る用紙分別装置及び用紙分別装置を備えた印刷装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る用紙分別装置で実行される用紙分別処理のフローチャートである。 原稿分別モードの選択の仕方の一例を説明するための説明図である。 片面/両面モードの場合において、n枚の原稿を分別したときの分別情報の一例を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る用紙分別装置及び用紙分別装置を備えた印刷装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る用紙分別装置で実行される用紙分別処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る用紙分別装置及び用紙分別装置を備えた印刷装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 原稿分別モードの選択の仕方の一例を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る用紙分別装置で実行される原稿分別処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る用紙分別装置で実行される原稿仕分処理のフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る用紙分別装置及び用紙分別装置を備えた印刷装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る用紙分別装置で実行される原稿仕分処理のフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る用紙分別装置で分別情報を受信した場合に実行される原稿仕分処理のフローチャートである。
符号の説明
10、12、14、16、16’ 用紙分別装置
26、26’ 分別モード選択部
28、28’、29 原稿読取部
30、30’ 原稿分別部
32、32’ HDD(記憶部)
34、34’35 原稿仕分部
37 白紙面統一部
38 枚数比較部
39 マーク印刷指示部
40、42、44、46、48’ 印刷装置
56、56’、57、59 用紙排出部
58、58’ 給紙部
60、60’ 第1排出部
62、62’ 第2排出部
64 第3排出部
66 第4排出部
76、76’送受信部(送信手段、入力手段)

Claims (13)

  1. 原稿の画像情報を読取る読取手段と、
    前記読取手段により読取った画像情報に基づいて、前記原稿を原稿の種類により分別する分別手段と、
    前記分別手段により前記原稿を分別した分別結果を表す分別情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記分別情報に基づいて、印刷装置の印刷用の用紙を供給する用紙給紙部に格納された前記原稿を、印刷装置の印刷済みの用紙を排出する用紙排出部に、前記原稿の種類毎に排出する仕分手段と、
    を備えたことを特徴とする用紙分別装置。
  2. 前記仕分け手段は、印刷装置に備えられた複数の用紙排出部の各々に前記原稿の種類毎に排出することを特徴とする請求項1に記載の用紙分別装置。
  3. 前記分別情報は、分別した原稿の順番を表す情報を含んでおり、
    前記仕分手段は、前記読取手段にセットされた原稿の読出し順序に応じて、前記分別した原稿の順番を表す情報を変更した後、当該分別情報に基づいて、前記原稿を前記原稿の種類毎に排出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙分別装置。
  4. 分別すべき原稿の種類を選択する選択手段を備え、
    前記分別手段は、前記選択手段により選択された前記原稿の種類により前記原稿を分別することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の用紙分別装置。
  5. 前記読取手段で読取った前記原稿の数と、前記仕分手段で仕分けした前記原稿の数とを比較し、比較結果を出力する比較手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の用紙分別装置。
  6. 前記原稿の種類は、白黒原稿、カラー原稿、片面印刷原稿、両面印刷原稿、及び機密文書の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の用紙分別装置。
  7. 前記選択手段で選択可能な前記原稿の種類の数が、印刷装置に備えられた用紙排出部の数以下であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の用紙分別装置。
  8. 前記仕分手段は、前記原稿の排出時に前記原稿の白紙面を揃える白紙面統一手段を含み、前記原稿の種類が片面原稿の場合に、前記白紙面統一手段により前記原稿の白紙面を揃えて排出することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の用紙分別装置。
  9. 前記仕分手段は、前記原稿に所定のマークを印刷するマーク印刷手段を含み、前記原稿の種類が機密文書の場合に、前記マーク印刷手段により前記原稿の画像上に所定のマークを印刷した後に、前記用紙排出部に排出することを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の用紙分別装置。
  10. 前記読取手段により原稿を読取った印刷装置が単一の用紙排出部を備えている場合は、ネットワーク接続された他の印刷装置の複数の用紙排出部から前記原稿が種類毎に排出されるように、前記他の印刷装置に前記分別情報を送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項に記載の用紙分別装置。
  11. 前記分別情報を入力する入力手段を備え、
    前記仕分手段は、前記入力手段により入力した前記分別情報に基づいて、用紙排出部に、前記原稿を前記原稿の種類毎に排出することを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載の用紙分別装置。
  12. 請求項1から請求項11の何れか1項に記載の用紙分別装置と、
    前記用紙分別装置の仕分手段で仕分する原稿を格納する用紙給紙部と、
    前記用紙分別装置により分別された用紙が排出される用紙排出部と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  13. 読取手段により、原稿の画像情報を読取るステップと、
    分別手段により、前記読取手段により読取った画像情報に基づいて、前記原稿を原稿の種類により分別するステップと、
    記憶手段により、前記分別手段により前記原稿を分別した分別結果を表す分別情報を記憶するステップと、
    仕分手段により、前記記憶手段に記憶された前記分別情報に基づいて、印刷装置の印刷用の用紙を供給する用紙給紙部に格納された前記原稿を、印刷装置の印刷済みの用紙を排出する用紙排出部に、前記原稿の種類毎に排出するステップと、
    を有する処理をコンピュータで実行させることを特徴とする用紙分別プログラム。
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