JP2009061879A - 車体懸架装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アーム部材の取り付け剛性を高め、更にねじり剛性を向上させることのできる車体懸架装置を提供する。
【解決手段】車両前後方向に延設される左右一対のサイドメンバー1間に設けられ、該サイドメンバー1に対して複数の取付部11A〜11Fによって懸架されるサブフレーム2と、該サブフレーム2の両側部に軸支される一対のアッパーアーム3及びロアアーム4からなるアーム部材と、を有する車体懸架装置において、アーム部材からサブフレーム2へ入力される外力を各取付部11A〜11Fへと伝達させて分散させる伝達手段をサブフレーム2に設けた。伝達手段は、U字状パイプ19に複数のブラケットを取り付けた構造のサブフレーム2に設けた連結部材15と、この連結部材15と取付部11とをつなぐ伝達パイプ37、38とで構成される。
【選択図】図10

Description

本発明は、車体懸架装置に関し、アーム部材からサブフレームに入力される外力を分散させてアーム取付剛性を高める技術に関する。
例えば、従来の車体懸架装置には、エンジンルームの下部に、エンジン、操向装置などが取り付けられるサブフレームを設け、そのサブフレームの両側部に一対のロアアームを取り付け、これらロアアーム間を連結するクロスメンバを設けることにより、車体懸架装置のねじり剛性を向上させるものがある。
特開平8−164868号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車体懸架装置では、さらなる操縦性向上を達成するためには、ロアアーム間をクロスメンバで連結するだけではねじり剛性が十分ではない。
そこで、本発明は、アーム部材の取り付け剛性を高め、更にねじり剛性を向上させることのできる車体懸架装置を提供することを目的とする。
本発明の車体懸架装置では、左右一対のサイドメンバーに対して複数の取付部によって懸架されるサブフレームに軸支される一対のアーム部材からこのサブフレームへ入力される外力を、各取付部へと伝達させる伝達手段を当該サブフレームに設けた構造としている。
本発明の車体懸架装置によれば、アーム部材からサブフレームへ入力される外力を、各取付部へと伝達させる伝達手段をサブフレームに設けているので、このアーム部材からサブフレームへと負荷された外力が前記伝達手段を介して剛性の高いサイドメンバーに伝達される。したがって、本発明によれば、サブフレームへ負荷される外力を分散させることができ、このサブフレームに軸支されるアーム部材の取り付け剛性を向上させることが可能となり、これにより車体懸架装置のねじり剛性を高めることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「車体懸架装置の概略構造説明」
先ず、車体懸架装置の概略構造を図1から図10を参照して説明する。図1は本実施の形態の車体懸架装置がサイドメンバに取り付けられた状態を示す斜視図、図2は図1の車体懸架装置の分解斜視図、図3はサブフレームに取り付けられるステアリングギア及びエンジンマウント部材の装着位置を示す斜視図、図4は図1を車両下方から見上げたときの平面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は図1を車両上方から見下ろしたときの平面図、図7は図6のB−B線断面図、図8は図6のC−C線断面図、図9は図6のD−D線断面図、図10はアーム部材からサブフレームへ入力される外力が各取付部へと伝達される様子を示す図である。
自動車には、車両前後方向に延設される左右一対のサイドメンバー1が所定間隔を置いて平行に設けられている。このサイドメンバー1に対しては、サブフレーム2と、アーム部材であるアッパーアーム3及びロアアーム4と、アッパーアーム3とロアアーム4に取り付けられるナックル5と、で構成される車体懸架装置が懸架されている。本実施の形態の車体懸架装置は、ダブルウィッシュボーン型である。
サブフレーム2には、左右のロアアーム4が路面入力によって、上下に互い違いに位相するのを抑制するように反力を発生させ、車体のロールを抑制する機能をするスタビライザー6が取り付けられている。また、サブフレーム2には、図3に示すように、ステアリングギア7と、エンジンを搭載させるためのエンジンマウント部材8と、が取り付けられている。ロアアーム4には、コイルスプリング9を装着したショックアブソーバ10が取り付けられている。
サブフレーム2は、サイドメンバー1に対して複数(6箇所)の取付部11によって懸架されている。複数の取付部11は、サイドメンバー1の車両前方寄りの前側左右二箇所に設けられた取付部11A、11Bと、車両後方寄りの後側左右二箇所の取付部11C、11Dと、ロアアーム4と共締めされる二箇所の取付部11E、11Fと、の全6箇所とされている。各取付部11A〜11Fには、サイドメンバー1に締結する際に使用されるカラー部材12が圧入されている。
前側左右二箇所の取付部11A、11Bと後側左右二箇所の取付部11C、11Dは、何れもボルト13とナット14などの締結手段を用いて前記カラー部材12を介してサイドメンバー1に締結されている。残りの二箇所の取付部11E、11Fは、ロアアーム4を挟んでボルト13によりサイドメンバー1に締結されている。
アッパーアーム3は、一端部をナックル5の先端部に連結させ、他端部を車体骨格部材(図示は省略する)に軸支して連結させている。
ロアアーム4は、車両前側の前側アーム4Aと車両後側の後側アーム4Bの2つのアームを有しており、その後側アーム4Bを、前記サイドメンバー1とサブフレーム2とで挟持するように取り付けられている。前側アーム4Aは、後述する連結部材15に設けられたロアアーム支持部16に軸支されている。また、前側アーム4Aには、前記スタビライザ6の端部が連結されている。後側アーム4Bは、一箇所をサブフレーム2に対して締結ボルト17で固定し、他の箇所をサブフレーム2の裏側からこの後側アーム4Bに形成されたボルト挿通孔18を通して設けられるボルト13にてサイドメンバー1に固定している。
「サブフレームの構造説明」
次に、サブフレームの構造を図11から図17を参照して説明する。図11はサブフレームの分解斜視図、図12(A)はサブフレームの側面図、図12(B)はサブフレームの平面図、図13は図12(A)のE−E線断面図、図14は図12(B)のF−F線断面図、図15は図12(B)のG−G線断面図、図16は図12(B)のH−H線断面図、図17は図14のI部分の要部拡大断面図である。
サブフレーム2は、平面視U字状をなす一本のU字状パイプ19と、前記取付部11A〜11Fが形成された取付ブラケット20〜23及びその他各種ブラケットからなる複数種類のブラケットとを有し、これらブラケットをU字状パイプ19に複数取り付けることにより構成されている。各ブラケットは、U字状パイプ19に対して溶接により接合されることにより取り付けられている。U字状パイプ19は、断面円形状をなす鋼材中空パイプを平面視U字状に折り曲げることにより形成されたものである。
前側左右二箇所の取付ブラケット20、21は、何れも3つのブラケット20A,20B,20C、21A,21B,21Cを組み合わせることにより形成されている。後側左右二箇所の取付ブラケット22、23は、何れも2つのブラケット22A,22B、23A,23Bを組み合わせることにより形成されている。
その他各種ブラケットとしては、エンジンマウント部材8を装着させるエンジンマウントブラケット24(24A,24B)、25(25A,25B)、26(26A,26B)や、スタビライザ6を装着させるスタビライザマウントブラケット27、28や、ステアリングギア7を装着させるステアリングギアマウントブラケット29(29A,29B)、30(30A,30B)や、レインフォースブラケット31(31A,31B)、32(32A,32B)、33、34、35、36からなる。
このように構成されたサブフレーム2には、アッパーアーム3及びロアアーム4からなるアーム部材から当該サブフレーム2へ入力される外力を前記取付部11C、11Dへと伝達させて分散させる伝達手段が設けられている。伝達手段は、ロアアーム4を軸支させるロアアーム支持部16を有した連結部材15と、この連結部材15と前記後側左右二箇所の取付部11C、11Dとをつなぐ伝達パイプ37、38とからなる。連結部材15と伝達パイプ37、38とは、外力伝達用ブラケット39(39A,39B)を介して連結されている。
連結部材15は、U字状パイプ19の車両前方寄り(パイプ開放側)の位置に車幅方向にその長手方向を向けて設けられ、該連結部材15を上下方向から挟み込むようにして取り付けられている。かかる連結部材15は、U字状パイプ19を挟み込む切り欠き部40を有した上下2つのパーツ15A、15Bからなる。そして、この連結部材15の両端には、ロアアーム4を軸支させるロアアーム支持部16が形成されている。ロアアーム支持部16に軸支された左右のロアアーム4は、連結部材15を介して互いに連結された構造となる。
伝達パイプ37、38は、U字状パイプ19よりも細い鋼材中空パイプからなり、サブフレーム2に対してその二本のパイプをハの字状に配置させることによりトラスト構造を構成している。また、伝達パイプ37、38の途中部位は、U字状パイプ19に設けられた挿通孔41を貫通して該U字状パイプ19に結合されている。そして、これら伝達パイプ37、38は、一端37a、38aをサイドメンバー1に前記カラー部材12を介して連結させ、他端(終端)37b、38bを外力伝達用ブラケット39を介して前記連結部材15の略中央付近に連結させている。
具体的には、一方の伝達パイプ38を例にとって説明すると、この伝達パイプ38の一端38aを、後側の一方の取付部11Dに圧入したカラー部材12に突き当てて溶接することにより結合することで、当該伝達パイプ38をカラー部材12を介して前記サイドメンバー1に連結させている。
伝達パイプ37、38の他端37b、38bは、上下2つのパーツ39A、39Bからなる外力伝達用ブラケット39に挟み込まれて固定されている。外力伝達用ブラケット39には、2つの伝達パイプ37、38を平面視略ハの字形状に配置するための半円弧形状をなす2つのパイプ嵌合用凹部42(一方のパイプ嵌合用凹部は図示を省略する)と、このパイプ嵌合用凹部42と連接して設けられる前後方向凹部43とで平面視略Y字形状の凹形状が形成されている。逆の見方をすると、2つのパイプ嵌合用凹部42の反対側には半円弧形状をなす2つのパイプ嵌合用ビード部44と、このパイプ嵌合用ビード部44に連接して設けられる前後方向ビード部(前後ビード)45とで平面視略Y字状の凸形状が形成されている。
伝達パイプ37、38と外力伝達用ブラケット39とは、パイプ嵌合用ビード部44に形成された溶接用孔(スロット)46からアークを飛ばして溶接するスロット溶接にて接合されている。スロット溶接されることで2本の伝達パイプ37、38が接合された外力伝達用ブラケット39は、前方に設けられたフランジ部47を連結部材15に溶接することで当該連結部材15に接続固定されている。
「外力伝達作用の説明」
次に、アーム部材からサブフレーム2へ入力される外力がどのように伝達されるかについて説明する。
例えば、図10に示すように、一方のアッパーアーム3及びロアアーム4からなるアーム部材からサブフレーム2へ負荷された外力Fは、ロアアーム4に連結される伝達手段の一部を構成する連結部材15に伝達される。この連結部材15に伝達された外力Fのうち一部の外力F1は、U字状パイプ19を伝達して車両前方寄りの前側左右二箇所に設けられた一方の取付部11Bに伝達される。また、連結部材15に伝達された外力Fのうち一部の外力F2は、U字状パイプ19を伝達してロアアーム4と共締めされる一方の取付部11Dに伝達される。
また、連結部材15に伝達された外力Fのうち該連結部材15の長手方向へ伝達された後、外力伝達用ブラケット39を介して一方の伝達パイプ38へと伝達された外力F3は、車両後方寄りの後側左右二箇所に設けられた一方の取付部11Dに伝達される。同じく、外力伝達用ブラケット39を介して他方の伝達パイプ37へと伝達された外力F4は、車両後方寄りの後側左右二箇所に設けられた他方の取付部11Cへと伝達される。
外力伝達用ブラケット39には、伝達パイプ37、38と接続されるパイプ嵌合用ビード部44と、このパイプ嵌合用ビード部44に連接して設けられる前後方向ビード部45とが設けられているので、連結部材15に伝達された外力がこれらビード部44、45を介して各伝達パイプ37、38に伝達される。
連結部材15の長手方向に沿って他方のアーム部材へと伝達された外力F5は、同様に、車両前方の取付部11Aと車両後方の取付部11Cに伝達される。このように、本実施の形態では、一方のアーム部材からサブフレーム2へ負荷された外力Fは、伝達手段によって6箇所の各取付部11A〜11Fに分散されて伝達されることになる。
「実施の形態の効果」
以上のように本実施の形態によれば、アーム部材からサブフレーム2へ入力される外力を各取付部11A〜11Fへと伝達させて分散させる伝達手段を、前記サブフレーム2に設けているので、アーム部材の取付部に外力が集中することなく当該外力を分散させてアーム部材の取付剛性を高めることができる。これにより、本実施の形態によれば、車体懸架装置のねじり剛性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、一対のアーム部材をサブフレーム2に設けた連結部材15に連結させたので、この連結部材15がスタビライザとして作用し、車体懸架装置のねじり剛性を高める。
また、本実施の形態によれば、伝達手段を連結部材15と伝達パイプ37、38とで構成したことにより、アーム部材からサブフレーム2へ負荷される外力Fを連結部材15及び伝達パイプ37、38を介して各取付部11A〜11Fへと伝達させ、最終的にサイドメンバー1へと伝達できるため、アーム部材の取付剛性を高めることができる。また、伝達手段としてパイプを使用しているので、コストの面でも有利である。
また、本実施の形態によれば、取付部11A〜11Fをカラー部材12を介してサイドメンバー1に締結し、そのカラー部材に伝達パイプ37、38を突き当てて結合させているので、伝達パイプ37、38を伝って来た入力(負荷)が直に取付部11A〜11Fに伝達し、サイドメンバー1に伝達されるため、アーム部材の取付剛性を向上させることができる。なお、伝達パイプ37、38をカラー部材12に突き当てにしないと、伝達パイプ37、38と取付部11A〜11F間の部材が変形することになり剛性が低くなる。
また、本実施の形態によれば、伝達パイプ37、38を外力伝達用ブラケット39を介して連結部材15の略中央付近に連結させたので、左右のアーム部材からサブフレーム2へ負荷される外力を各伝達パイプ37、38へ均等に分散させることができる。また、本実施の形態によれば、外力伝達用ブラケット39を介して伝達パイプ37、38を連結させているので、連結部材15からの入力をこの外力伝達用ブラケット39によって各伝達パイプ37、38へ集中応力を掛けることなく伝達させることができる。なお、連結部材15に伝達パイプ37、38を直接突き当ててしまうと、突き当てた部位のパネル側壁に集中応力が発生するが、本実施の形態では、連結部材15に左右方向の入力を各伝達パイプ37、38軸方向に変換させる役割を前記外力伝達用ブラケット39が担うことになる。
また、本実施の形態によれば、外力伝達用ブラケット39には伝達パイプ37、38の終端と連結部材15とを連結する前後方向ビード部(前後ビード)45を設けたので、この前後方向ビード45を伝達して連結部材15から入力される外力を各伝達パイプ37、38へと伝達させることができる。
また、本実施の形態によれば、平面視U字状をなす一本のパイプに取付部11A〜11Fが形成された取付ブラケットを複数取り付けた構造のサブフレーム2を使用しているので、該サブフレーム2の組立性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、U字状パイプ19に設けられた挿通孔41を貫通させて伝達パイプ37、38をこのU字状パイプ19に結合させているので、この伝達パイプ37、38を伝わって来た外力をU字状パイプ19に伝達させることなく効率良く取付部11A〜11Fに伝達させることができる。なお、伝達パイプ37、38をU字状パイプ19に対して貫通させないで直接接続した場合は、伝達パイプ37、38を伝わって来た外力によりU字状パイプ19が変形し、効率良く外力を取付部11A〜11Fに伝達することができない。
また、本実施の形態によれば、アーム部材(ロアアーム4)の後側アームをサイドメンバー1とサブフレーム2とで挟持させているので、アーム部材をサイドメンバー1とサブフレーム2とで共締めした構造に比べてアーム部材の上下入力を効率的に受けることができる。それにより、本実施の形態によれば、アーム部材の取付剛性を高めることができ、車体懸架装置のねじり剛性を向上できる。
また、本実施の形態によれば、サブフレーム2に対して二本のパイプをハの字状に配置して伝達パイプ37、38をトラスト構造を構成するようにしたので、サブフレーム自体の剛性を高めることができる。
「その他の実施の形態」
図18は伝達パイプの他の構成を示す図、図19は伝達パイプの更に他の構成を示す図である。
上述の実施の形態では、伝達パイプ37、38をそれぞれ独立した2本のパイプとしたが、例えば図18に示すように、1本のパイプをくの字状或いはL字状に折り曲げて形成した伝達パイプ48を使用してもよい。このように、1本のパイプから伝達パイプ48を形成すれば、2本のパイプを使用したのと同様の効果を得ることができる上に、部品点数を少なくすることができる。
または、図19に示すように、同じく1本のパイプを平面視略逆V字状に折り曲げると共に、先端に連結部材15との結合部49Aを形成した伝達パイプ49を使用してもよい。この伝達パイプ49では、結合部49Aを連結部材15に対して外力伝達用ブラケット39を介さずに直接溶着或いはボルト締結する。このように構成した伝達パイプ49を使用しても上述の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図1は本実施の形態の車体懸架装置がサイドメンバに取り付けられた状態を示す斜視図である。 図2は図1の車体懸架装置の分解斜視図である。 図3はサブフレームに取り付けられるステアリングギア及びエンジンマウント部材の装着位置を示す斜視図である。 図4は図1を車両下方から見上げたときの平面図である。 図5は図4のA−A線断面図である。 図6は図1を車両上方から見下ろしたときの平面図である。 図7は図6のB−B線断面図である。 図8は図6のC−C線断面図である。 図9は図6のD−D線断面図である。 図10はアーム部材からサブフレームへ入力される外力が各取付部へと伝達される様子を示す図である。 図11はサブフレームの分解斜視図である。 図12(A)はサブフレームの側面図、図12(B)はサブフレームの平面図である。 図13は図12(A)のE−E線断面図である。 図14は図12(B)のF−F線断面図である。 図15は図12(B)のG−G線断面図である。 図16は図12(B)のH−H線断面図である。 図17は図14のI部分の要部拡大断面図である。 図18は伝達パイプの他の構成を示す図である。 図19は伝達パイプの更に他の構成を示す図である。
符号の説明
1…サイドメンバー
2…サブフレーム
3…アッパーアーム(アーム部材)
4…ロアアーム(アーム部材)
4A…前側アーム
4B…後側アーム
5…ナックル
11(11A〜11F)…取付部
12…カラー部材
15…連結部材(伝達手段)
19…U字状パイプ
20〜23…取付ブラケット
37、38、48、49…伝達パイプ(伝達手段)
41…U字状パイプに設けられた挿通孔
44…パイプ嵌合用ビード部
45…前後方向ビード部(前後ビード)

Claims (9)

  1. 車両前後方向に延設される左右一対のサイドメンバー間に設けられ、該サイドメンバーに対して複数の取付部によって懸架されるサブフレームと、該サブフレームの両側部に軸支される一対のアーム部材と、を有する車体懸架装置において、
    前記アーム部材から前記サブフレームへ入力される外力を前記各取付部へと伝達させて分散させる伝達手段を、前記サブフレームに設けた
    ことを特徴とする車体懸架装置。
  2. 請求項1に記載の車体懸架装置であって、
    一対の前記アーム部材を、前記サブフレームに設けた前記伝達手段の一部である連結部材により連結させた
    ことを特徴とする車体懸架装置。
  3. 請求項2に記載の車体懸架装置であって、
    前記伝達手段は、前記連結部材と、該連結部材と前記取付部とをつなぐ伝達パイプとからなる
    ことを特徴とする車体懸架装置。
  4. 請求項3に記載の車体懸架装置であって、
    前記取付部は、カラー部材を介して前記サイドメンバーに締結されており、
    前記伝達パイプは、前記カラー部材に突き当てられて結合されている
    ことを特徴とする車体懸架装置。
  5. 請求項4記載の車体懸架装置であって、
    前記伝達パイプは、一端を各前記サイドメンバーに前記カラー部材を介して連結させ、他端をブラケットを介して前記連結部材の略中央付近に連結させた、二本のパイプからなる
    ことを特徴とする車体懸架装置。
  6. 請求項5に記載の車体懸架装置であって、
    前記ブラケットには、前記伝達パイプの終端と前記連結部材とを連結する前後ビードが設けられている
    ことを特徴とする車体懸架装置。
  7. 請求項3から請求項5の何れかに記載の車体懸架装置であって、
    前記サブフレームは、平面視U字状をなす一本のパイプに、前記取付部が形成された取付ブラケットを複数取り付けることにより構成され、
    前記伝達パイプは、前記U字状パイプに設けられた挿通孔を貫通して該U字状パイプに結合されている
    ことを特徴とする車体懸架装置。
  8. 請求項1から請求項6の何れかに記載の車体懸架装置であって、
    前記アーム部材は、車両前側と車両後側と2つのアームを有し、前記連結部材が設けられていない後側アームを、前記サイドメンバと前記サブフレームとで挟持するように取り付けた
    ことを特徴とする車体懸架装置。
  9. 請求項5に記載の車体懸架装置であって、
    前記伝達パイプは、前記サブフレームに対して二本のパイプをハの字状に配置させることによりトラスト構造を構成する
    ことを特徴とする車体懸架装置。
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