JP2009060385A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画質調整パラメータがオリジナル画像データへの適用を想定して作成されている場合、リサイズによりオリジナルとは異なるサイズに変更された画像データに対する画質調整にも対応可能にする。
【解決手段】画像データに対し、画質調整処理と、画像サイズを目標サイズにサイズ調整するリサイズ処理と、を行い、処理済み画像データを出力する画像処理装置であって、前記画質調整処理の調整パラメータをオリジナル画像データに基づいて作成する調整パラメータ作成手段と、前記オリジナル画像データの画像サイズと前記目標サイズとを取得してサイズ対比情報を作成する対比情報作成手段と、前記サイズ対比情報に基づいて前記リサイズ処理におけるリサイズ度合を求めるリサイズ度合検出手段と、前記リサイズ度合に応じて前記調整パラメータを変更する調整パラメータ変更手段と、を具備させる。
【選択図】図11

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関し、特に、画像データに対し、画質調整処理と、画像サイズを目標サイズにサイズ調整するリサイズ処理と、を行い、処理済み画像データを出力する画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
従来、画像データに付加されるExifやPIM(Print Image Matching)等の画像処理制御情報や画像データのサンプリングによって作成された統計値、に基づいて画質調整パラメータを作成し、該画質調整パラメータに従って画像データに画質調整を施す画質調整処理が知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開2002−344989号公報
画像データは、印刷されたりディスプレイ表示されたりする際に、印刷サイズや表示サイズに適合させるため、サイズ調整(画素数変換)が実行される。このように、画質調整処理とサイズ調整とが実行される機器においては、処理速度の向上のため、サイズ調整の前後いずれかデータサイズの小さい画像データに画質調整を行うのが好ましい。
ところが、画像処理制御情報や統計値に基づいて作成される画質調整パラメータは、オリジナルの画像データに基づいて作成されている。従って、画質調整前にサイズ調整が行われてしまうと、オリジナル画像を想定した画質調整パラメータでは、期待した通りの効果を得られない種類のパラメータも存在する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、画質調整パラメータがオリジナル画像データへの適用を想定して作成されている場合、リサイズによりオリジナルとは異なるサイズに変更された画像データに対する画質調整にも対応可能な画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置では、オリジナル画像データに対し、画質調整処理と、画像サイズを目標サイズにサイズ調整するリサイズ処理と、を行い、処理済み画像データを出力する画像処理装置であって、調整パラメータ作成手段と対比情報作成手段とリサイズ度合検出手段と調整パラメータ変更手段とを備える構成としてある。
上記構成において、調整パラメータ作成手段は、前記画質調整処理の調整パラメータを前記オリジナル画像データに基づいて作成する。オリジナル画像データは、画像処理装置の処理対象となる画像データであり、画像処理装置の外部から入力されても良いし、画像処理装置の内部に記憶されたものであってもよい。調整パラメータは、例えば、オリジナル画像データの付加上方情報に含まれる画像処理制御情報や、オリジナル画像データのサンプリングによって作成された統計値に基づいて作成される。
対比情報作成手段は、前記オリジナル画像データの画像サイズと前記目標サイズとを取得して、サイズ対比情報を作成する。目標サイズとは、画像処理装置から出力される画像データのサイズであり、出力先の機器に合わせて設定される。出力先の機器とは、例えば、印刷装置や表示装置であり、これらの場合の目標サイズはの印刷サイズや表示装置の表示サイズ等であるとなる。サイズ対比情報は、画像サイズと目標サイズのサイズ比率を表す情報であり、例えば画素数の変換比率対比で表すことができる。
リサイズ度合検出手段は、前記サイズ対比情報に基づいて前記リサイズ処理におけるリサイズ度合を求める。リサイズ度合とは、オリジナル画像の拡大率や縮小率であり、目標サイズに対する画像サイズの割合や、画像サイズの画素数に対する目標サイズにおいて必要とされる画素数の割合に対する画像サイズの画素数の割合(採用される座標系の変数毎の割合)等で表現可能である。
調整パラメータ変更手段は、前記調整パラメータのオリジナル画像データに対する調整効果がリサイズ後の画像データに対して適切に維持されるように、前記リサイズ度合に応じて前記調整パラメータを変更する。調整パラメータの変更により、調整強度がリサイズ度合に応じて変更され、リサイズ後の画像データにおいて適切な調整効果を得られる調整パラメータが作成される。
また、本発明の選択的な一態様として、前記調整パラメータ変更手段は、前記調整パラメータのオリジナル画像データに対する調整効果と、リサイズ後の画像データに対する調整効果と、の差が小さくなるように前記リサイズ度合に応じて前記調整パラメータを変更する構成としてある。
すなわち、このパラメータ変更においては、前記調整パラメータのオリジナル画像データに対する調整効果がリサイズ後の画像データに対して適切に維持されるように行われる。調整効果を差が小さくなるように調整パラメータを変更するとは、前記オリジナル画像データに対する前記調整パラメータ利用の画質調整処理の調整効果と、リサイズ後の画像データに対する調整効果とが、略一致するように調整パラメータを修正することである。このように調整パラメータを修正すると、リサイズ後の画像データに画質調整処理を実行する場合でも、調整効果が適切に発揮される画質調整処理が可能になる。
また、本発明の選択的な一態様として、前記画質調整処理は、前記リサイズ処理の前後何れかサイズの小さい画像データに対して実行される構成としてある。すなわち、リサイズ処理が縮小処理である場合は、リサイズ処理後の画像データに対して画質調整処理を実行することになるため、リサイズ前の画像データに画質調整処理を実行する場合に比べて画質調整処理の処理量を少なくできる。一方、リサイズ処理が拡大処理である場合は、リサイズ後の画像データはデータ量が増加するため、データ量の少ないリサイズ前の画像データに対して画質調整処理を実行することで処理量の増加を抑えることができる。
また、本発明の選択的な一態様として、前記サイズ対比情報において前記画像サイズが前記目標サイズ以上の場合には、前記調整パラメータ変更手段が前記調整パラメータを変更し、前記リサイズ処理によるリサイズ済みの画像データに対し前記画質調整処理が実行され、前記サイズ対比情報において前記画像サイズが前記目標サイズより小さい場合には、前記調整パラメータ変更手段は前記調整パラメータの変更を行わず、前記画質調整処理による画質調整済みの画像データに対し前記リサイズ処理が実行される構成としてある。すなわち、リサイズ処理が縮小処理である場合は、調整パラメータの変更処理を行い、リサイズ処理が縮小処理でない場合は、調整パラメータの変更処理を行わない。
また、本発明の選択的な一態様として、前記画質調整処理は、注目画素を中心として所定範囲に含まれる周縁画素の影響を注目画素に畳み込む画質調整である構成としてある。すなわち、画像のリサイズにより調整パラメータに影響しやすい画質調整処理として、注目画素を中心として所定範囲に含まれる周縁画素の影響を注目画素に畳み込む処理が挙げられる。リサイズされると、オリジナル画像データにおいて所定範囲として想定していた範囲とは異なる領域が所定範囲として指定されることになり、画質調整処理の調整効果が維持されなくなる。このような画質調整処理に本発明を適用すると、好適な処理結果を得られる。畳み込み演算を行う画質調整としては、シャープネス調整とぼかし処理とノイズ除去処理とが例示される。
また、本発明の選択的な一態様として、前記調整パラメータ変更手段は、前記注目画素に対する前記周縁画素の影響度合を変更することにより、前記調整パラメータの調整強度変更を行う構成としてある。すなわち、注目画素に対する周縁画素の影響度合を変更することにより、所定範囲を変更することなく、調整効果を維持できる調整パラメータを作成する。より具体的には、予め用意されたコンボリューションマスクにより前述した畳み込みを行う画質調整処理を実行する場合、マスクサイズを変更することなく、重み係数の変更により調整パラメータを修正する。よって。マスクサイズの変更に対応するプログラムが不要になり、プログラムサイズを小さくできる。
また、本発明の選択的な一態様として、前記調整パラメータ変更手段は、前記注目画素に畳み込む周縁画素の範囲前記所定範囲を変更することにより、前記調整パラメータの調整強度変更を行う構成としてある。すなわち、サイズ変更に対応するように畳み込みの範囲を調整することにより、オリジナル画像データで所定範囲として想定されていた範囲に対応する適切な範囲を畳み込み範囲として設定可能となる。
また、本発明の選択的な一態様として、前記画質調整処理は、シャープネス調整処理とぼかし処理とノイズ除去処理との少なくとも1つである構成としてある。すなわち、畳み込み演算を行う画質調整として、シャープネス調整とぼかし処理とノイズ除去処理とが例示されうる。
前述した画像処理装置は、他の機器に組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。また、本発明は前記画像処理装置を備える画像処理システム、前述した装置の構成に対応した工程を有する方法、前述した装置の構成に対応した機能をコンピュータに実現させるプログラム、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、等としても実現可能である。これら画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム、該プログラムを記録した媒体、の発明も、前述した作用、効果を奏する。むろん、請求項2〜9に記載した構成も、前記システムや前記方法や前記プログラムや前記記録媒体に適用可能である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)画像処理装置の構成:
(2)画像ファイルの構成:
(3)画像処理:
(3−1)画質調整パラメータ作成処理:
(3−2)画質調整処理:
(4)変形例:
(1)画像処理装置の構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像処理装置と、その周辺機器の概略構成をブロック図により示している。同図においては、画像処理の中心的な役割を果たす画像処理装置として、プリンタを示している。プリンタには、周辺機器入出力部(PIO)22に各種の画像入力装置としてのスキャナや、デジタルスチルカメラ(DSC)や、メモリカードリーダが適宜接続される。また、プリンタ100は、画像出力部としての印刷部16や表示パネル18等を備えており、画像の印刷やプレビューが可能になっている。
プリンタ100の制御部10では、CPU10aがRAM10bをワークエリアとして使用しながら、ROM12や不揮発性メモリ14等の所定の記憶媒体に記憶されている各種プログラムを実行する。本実施形態では、制御部10はROM12に記憶されているファームウェア(F/W)を読み出して実行する。実行されるF/Wは、概略、画像取得部M1と、サンプリング部M2と、調整パラメータ作成部M3と、リサイズ判定部M4と、調整パラメータ変更部M5と、画質調整部M6と、リサイズ部M7と、印刷処理部M8と、を備える。
画像取得部M1は、画像入力装置から入力された画像ファイルや、不揮発性メモリ14に記憶されている画像ファイルを入力画像として取得し、必要に応じて入力画像のデコードや色空間の変換を行って、画像データGDや付加情報を出力する。
サンプリング部M2は、画像取得部M1の出力した画像データGDから、付加情報を抽出(サンプリング)したり、所定数の画素(画素群)を抽出(サンプリング)したりする。付加情報とは例えば、画像ファイルGFの画像処理条件を指定する情報であり、例えば、シャープネス、ぼかし、ノイズ除去等のパラメータである。画素群とは、画像データGDを構成する画素のうち所定の条件に該当する画素であり、本実施形態では、画像データGDの画素を所定間隔で抽出して所定割合に縮小した画像データSmpを画素群として抽出する。
調整パラメータ作成部M3は、サンプリング部M2の抽出した情報を利用して、画像データGDに対する画質調整パラメータを作成する。例えばサンプリング部M2が出力した付加情報のうち画像処理制御情報を利用して、画像処理制御情報に設定されたシャープネス、ぼかし、ノイズ除去、等のパラメータを画質調整パラメータとする。また、画像データSmpを利用して画素群のヒストグラムや明るさの平均値を作成し、調整目標値を取得して、画像データGDを調整するための画質調整パラメータを作成する。調整目標値とは、ヒストグラムや明るさの平均値の理想値であり、不揮発性メモリ14等の所定の記憶媒体に予め保存されていたり、外部から入力されたりする。調整パラメータ作成部M3では、画像処理制御情報や画像データSmpから作成されたパラメータを利用して、画質調整パラメータを作成する。
リサイズ判定部M4は、入力画像データの画像サイズと出力機器の出力サイズとを比較し、比較の結果、出力時に画像データGDのリサイズが必要となるか否かを判断する。処理の低減(高速化)のためには、画質調整パラメータに基づく画像データの調整は、サイズ調整の前後いずれか画素数の少ない方の画像データに対して行うのが好ましく、本実施形態ではリサイズ判定部が、リサイズ部M7の処理と、画質調整部M6の処理の何れを先に実行するかを判定する。リサイズ部M7の処理が先に行われる場合は、画質調整部M6の画質調整に先立って調整パラメータ変更部M5が実行される。
調整パラメータ変更部M5は、リサイズ判定部M4の判定結果に基づいて、調整パラメータ作成部M3にて作成された画質調整パラメータを修正する。画像データGDに対する調整を目的として作成された画質調整パラメータを利用して、リサイズ後の画像データGD’の画質調整を行う場合、同等の補正効果を得るためには画質調整パラメータの修正が必要となるからである。ただし、リサイズにより画像が拡大される場合は、オリジナル画像に画質調整を行ってからリサイズを行った方が処理の高速化が見込めるので、画質調整パラメータの修正を行う必要は無い。従って、本実施形態においては、調整パラメータ変更部M5は、リサイズ判定部M4において縮小が必要と判定された場合に、リサイズ後の画像データGD’に適合するように画質調整パラメータを修正することになる。
画質調整部M6は、調整パラメータ作成部M3の作成した画質調整パラメータ若しくは、調整パラメータ変更部M5で修正された画質調整パラメータに基づいて、画像データに画素単位で画質調整を行う。無論、複数画素を単位ブロックとして、ブロック単位で画質調整を行っても構わない。
リサイズ部M7は、リサイズ判定部M4の判定に従って、画像データGDのサイズ調整を行い、印刷媒体の印刷サイズや表示部の表示サイズに適した画素数(目標サイズ)に変換する。すなわち、印刷サイズから予測された印刷データを構成する画素数や、ディスプレイの画素数を目標に、間引き処理や補間処理を行ってサイズ調整を行う。
印刷処理部M8は、画質調整とリサイズとが行われた画像データGD”を取得すると共に、当該画像データGD”に基づいて印刷を実行するための処理を実行させる。具体的には、画像データGD”に添付された印刷条件に基づいて印刷部16を制御するとともに、画像データの本体に基づいてレイアウト処理/レンダリング処理/色変換処理/ハーフトーン処理/マイクロウィーブ処理を順次実行して印刷部16に印刷画像に応じた駆動信号を出力する処理を行う。
(2)画像ファイルの構成:
図2を参照して本実施形態にて用いられ得る画像ファイルの概略構成について説明する。図2は本実施例にて用いられ得る画像ファイルの内部構成の一例を概念的に示す説明図である。画像ファイルGFは、画像データGDを格納する画像データ格納領域101と、画像データの自動画質調整時に参照、適用される画像処理制御情報(画質調整処理条件)GCを格納する画像処理制御情報格納領域102を備えている。
画像データGDは、例えば、JPEG形式で格納されており、画像処理制御情報GCはTIFF形式で格納されている。なお、本実施例中におけるファイルの構造、データの構造、格納領域といった用語は、ファイルまたはデータ等が記憶装置内に格納された状態におけるファイルまたはデータのイメージを意味するものである。
画像処理制御情報GCは、DSC12等の画像データ生成装置において生成された画像データを画像処理する際の、画像処理条件を指定する情報であり、ユーザにより任意に設定され得る露出時間、ISO感度、絞り、シャッタースピード、焦点距離に関するパラメータ、およびユーザによって任意に設定される露出補正量、ホワイトバランス、撮影モード、ターゲット色空間、コントラスト指定、彩度調整量指定、シャープネス指定、ノイズ除去指定、等の画像処理制御パラメータを含み得る。あるいは、ユーザにより撮影モードが指定されている場合には、撮影に伴い自動的に、指定された撮影モードに関連する画像処理制御パラメータの組み合わせが画像処理制御情報GCとして含まれ得る。
本実施例に係る上記画像ファイルGFは、DSC12の他、デジタルビデオカメラ(DVC)、スキャナ等の入力装置(画像ファイル生成装置)によっても生成され得る。DVCにて生成される場合には、例えば、静止画像データと出力制御情報とを格納する画像ファイル、あるいは、MPEG形式等の動画像データと出力制御情報とを含む動画像ファイルが生成される。この動画像ファイルが用いられる場合には、動画の全部または一部のフレームに対して出力制御情報に応じた出力制御が実行される。
本実施例に係る画像ファイルGFは、基本的に上記の画像データ格納領域101と、画像処理制御情報格納領域102を備えていれば良く、既に規格化されているファイル形式に従ったファイル構造を取ることができる。以下、本実施例に係る画像ファイルGFを規格化されているファイル形式に適合させた場合について具体的に説明する。
本実施例に係る画像ファイルGFは、例えば、DSC用画像ファイルフォーマット規格(Exif)に従ったファイル構造を有することができる。Exifファイルの仕様は、電子情報技術産業協会(JEITA)によって定められている。本実施例に係る画像ファイルGFが、このExifファイル形式に従うファイル形式を有する場合のファイル内部の概略構造について図3を参照して説明する。図3はExifファイル形式にて格納されている本実施例に係る画像ファイルGFの概略的な内部構造を示す説明図である。
Exifファイルとしての画像ファイルGFEは、JPEG形式の画像データを格納するJPEG画像データ格納領域111と、格納されているJPEG画像データに関する各種情報を格納する付加情報格納領域112とを備えている。JPEG画像データ格納領域111は、上記画像データ格納領域101に相当し、付加情報格納領域112は、上記画像処理制御情報格納領域102に相当する。
付加情報格納領域112には、撮影日時、露出、シャッター速度、ホワイトバランス、露出補正量、ターゲット色空間、フラッシュの使用、コントラスト指定、彩度調整量指定、シャープネス指定、ノイズ除去指定、等といったJPEG画像を出力する際に参照される画像処理制御情報GC(画質調整処理条件)が格納されている。また、付加情報格納領域112には、画像処理制御情報GCに加えてJPEG画像データ格納領域111に格納されているJPEG画像のサムネイル画像データがTIFF形式にて格納されている。なお、当業者にとって周知であるように、Exif形式のファイルでは、各データを特定するためにタグが用いられており、各データはタグ名によって呼ばれることがある。
付加情報格納領域112の詳細なデータ構造について図4を参照して説明する。図4は本実施例に用いられ得る画像ファイルGFの付加情報格納領域112のデータ構造の一例を示す説明図である。
付加情報格納領域112には、図示するように露出時間、レンズF値、露出制御モード、ISO感度、露出補正量、ホワイトバランス、フラッシュ、焦点距離、撮影モード等の画像処理制御情報GCに対するパラメータ値が既定のアドレスまたはオフセット値に従って格納されている。出力装置側では、所望の情報(パラメータ)に対応するアドレスまたはオフセット値を指定することにより画像処理制御情報GCを取得することができる。なお、画像処理制御情報GCは、付加情報格納領域112内の未定義領域であって、ユーザに解放されているユーザ定義領域内に格納されてもよい。
(3)画像処理:
本実施形態における画像処理は、図5に示すように、画像取得部M1とサンプリング部M2と調整パラメータ作成部M3により実行される画質調整パラメータ作成処理S100と、画像取得部M1とリサイズ判定部M4と調整パラメータ変更部M5と画質調整部M6とリサイズ部M7とにより実行される画質調整処理S200と、印刷処理部M8により実行される印刷処理S300と、を備える。
画質調整パラメータ作成処理S100では、画像データGDに対する画質調整パラメータを作成する処理が行われる。従って、画質調整パラメータ作成処理S100は、後で実行される印刷処理の内容や、表示処理の内容に関わらず、画像データGDに対して汎用的に利用可能な画質調整パラメータを作成する処理である。画質調整パラメータ作成処理S100で作成された画質調整パラメータは、画像ファイルGFと関連付けて不揮発性メモリ14等に記憶されてもよく、既に処理済の画像ファイルGFが再度入力された場合は、画質調整パラメータ作成処理は実行せず、記憶された画質調整パラメータを利用して画質調整処理が実行されてもよい。
(3−1)画質調整パラメータ作成処理:
図6は、プリンタ100のAPLが実行する画質調整パラメータ作成処理のフローチャートである。この処理は、プリンタの制御部10により実行される。また、この処理は、操作パネル20や画像入力装置から、画像ファイルの印刷や表示パネル18への表示が指示されたときに実行される。無論、指定された画像ファイルの画質調整パラメータが作成済みであれば、本処理を行わずに画質調整処理を行ってもよい。
制御部10は、例えば、メモリカードリーダ400にメモリカードMCが差し込まれると処理を開始する。処理が開始されると、ステップS102で、メモリカードMCから画像ファイルGFを読み出し、読み出した画像ファイルGFをRAM10bに一時的に格納する。
続くステップS104では、制御部10は、読み出した画像ファイルGFの画像処理制御情報格納領域102から画像データ生成時の情報を示す画像処理制御情報GCを検索する。検索の結果、画像処理制御情報を発見するとステップS108に進み、画像データ生成時の画像処理制御情報GCを取得してRAM10bに一時的に格納する。一方、画像処理制御情報を発見できなかった場合には、ステップS122に進む。
ステップS108が終了するとステップS110が実行され、読み出した画像ファイルGFの画像データGDの色空間を変換する。すなわち、入力機器依存色空間で表現された画像データを、出力機器依存色空間での表現に変換する。より具体的には、画像ファイルGFに指定されたソースICCプロファイルおよび出力機器の指定するデスティネーションICCプロファイルに基づいて、YCbCr色空間で表現された画像データを絶対色空間に変換すると共に、絶対色空間に変換された画像データを出力機器依存色空間に変換する。以下、出力機器依存色空間としてRGB色空間を採用し、画像データがRGB色空間に変換されたものとして説明を行う。
続くステップS112では、制御部10は、画像データGDを解析して画像データGDの特性を示す各種の特性パラメータ値(画像統計値)SVを取得し、RAM10bに一時的に格納する。
続くステップS114では、制御部10は、画像処理制御情報GCに基づいて手動補正パラメータ値MPを取得する。手動補正パラメータ値MPとして取得されるパラメータには、シャープネス指定、ノイズ除去指定、ホワイトバランス、露出補正量、露出時間、絞り、ISO、焦点距離、フラッシュの使用等といった画像処理制御パラメータが含まれる。これら手動補正パラメータ値MPは、画像データGDの解析結果、すなわち、画像統計値SVとは独立した値であり、最終画質調整パラメータFPにそのままの値が反映される。
続くステップS116では、制御部10は、取得した画像処理制御情報GCに撮影モードを指定するパラメータ値が含まれているか否かを判定する。本実施形態では、自動画質調整パラメータ値AP、すなわち、画像データGDの画像統計値SVを反映した自動画質調整量、を決定するにあたって、撮影シーン毎に複数の異なる画像処理制御パラメータが組み合わされた撮影モードを用いる。撮影モードが指定されている場合には、参照番号に基づいて各撮影モードを定義する個々の画像処理制御パラメータを解析、決定する。制御部10は、撮影モードの指定がなされていると判定した場合には、ステップS118に進む。一方、制御部10は、撮影モードの指定がなされていない、すなわち、撮影モードのパラメータが0に設定されていると判定した場合には、ステップS120に進む。なお、撮影モードが設定されている場合であっても、手動補正パラメータ値MPを並列して指定することができるのは既述の通りである。
ステップS118では、指定された参照番号に基づいて撮影モードを解析して撮影モードを定義する各画像処理制御パラメータを取得して、後述する手順にて基準画質パラメータ値SPを決定してステップS120に進む。
撮影モードを定義する各画像処理制御パラメータの組み合わせと、撮影モードを指定する数値の組み合わせは図7に示すとおりである。図7は、撮影モード、画質パラメータを指定する数値の組み合わせの一例を示す説明図である。各撮影モードに対するコントラスト、明るさといった項目は、画質自動調整の結果として得られる画質の状態をわかりやすく示しており、各項目が指定する画質の状態は制御部10によって解析され、指定された画質の状態を実現するために、各項目に対して単数、または、複数の画像処理制御パラメータ値が設定される。撮影モード1は、例えば、標準的な撮影条件に適し、撮影モード2は、例えば、人物を撮影する撮影条件に適し、撮影モード3は、例えば、風景を撮影する撮影条件に適し、撮影モード4は、例えば、夕景を撮影する撮影条件に適し、撮影モード5は、例えば、夜景を撮影する撮影条件に適し、撮影モード6は、例えば、花を撮影する撮影条件に適する。撮影モード7は、例えば、マクロ撮影の撮影条件に適し、撮影モード8は、例えば、スポーツをしている人物を撮影する撮影条件に適し、撮影モード9は、例えば、逆光下での撮影条件に適し、撮影モード10は、例えば、紅葉を撮影する撮影条件に適し、撮影モード11は、例えば、記念撮影を撮影する撮影条件に適する。なお、撮影モードが設定されていない場合には、設定されている撮影モードを示すパラメータは、0に設定される。
ステップS120では、画質調整処理において個々に設定されている画像処理制御パラメータを反映する。制御部10は、取得した画像処理制御パラメータの値を反映しつつ、パラメータ毎に設定されている基準値を変更(修正)する。パラメータ毎に設定されている基準値は、一般的な画像生成条件にて生成された画像データを想定した値である。そこで、撮影者(画像生成者)の意図を正しく反映した自動画質調整を実現するために、特に、撮影者が任意に設定可能な画像処理制御条件について、個々の画像処理制御条件を考慮して、基準値を変更する。なお、基準値は、定量評価と感応評価による画像評価によって予め定められた画像の出力結果が最適となるパラメータの指標値である。
例えば、撮影モードのパラメータが2に設定されている場合、明度基準値は標準値128からやや明るい値144に変更され、彩度基準値は標準値128からやや弱い値102に変更され、シャープネス基準値は標準値200からやや弱い値150に変更される。また、コントラスト補正係数は標準値5からやや軟調な値2に変更され、カラーバランス補正係数は標準値5のまま維持される。
各基準値、各係数の変更は、例えば、各基準値および各係数に対して数値を増減することにより、または、各基準値および各係数を所定の割合で増減することによって実現される。あるいは、例えば、明度基準値については、やや明るい値として144、やや暗い値として112をデフォルト値として用意しておき、やや明るい、やや暗いといった補正の傾向に応じて基準値を置き換えても良い。
制御部10は、上記のようにして修正された基準画質パラメータ値SPと画質パラメータ値SVとの偏差を求め、その偏差を自動画質調整パラメータ値APに決定する。例えば、画質パラメータ値SVとして、明度160、シャープネス155の場合には、明度についての自動画質調整パラメータ値AP=160−144=16、シャープネスについての自動画質調整パラメータ値AP=155−150=5となる。
制御部10は、図8に示すように、決定した自動画質調整パラメータ値APと取得した手動補正パラメータ値MPとから最終画質調整パラメータFP(画像データ補正量)=AP+MPを求め、最終画質調整パラメータFPを反映して自動画質調整を実行する。図8は、明度、シャープネスについて、各パラメータAP、MP、FP、FP’の例示値を示す説明図である。
例えば、手動補正パラメータ値MPとして、明度+10、シャープネス−10が設定されている場合には、明度についての最終画質調整パラメータFP=16+10=26、シャープネスについての最終画質調整パラメータFP=5−10=−5となる。制御部10は、シャドー、ハイライト、明度、コントラスト、カラーバランス、記憶色補正の各画質パラメータに対しては、図9に示す画像データGDのRGB成分の入力レベルと出力レベルとを対応付けるトーンカーブ(Sカーブ)を用いて画質の調整を実行する。図9は最終画質調整パラメータFPを反映して変更されるトーンカーブを例示する説明図である。トーンカーブを用いて画質を調整する場合には、各画質パラメータに対する各FPを反映して、RGBの各成分についてそれぞれの1つのトーンカーブを変更し、最後に、変更したRGBの各成分に対応する各トーンカーブを用いて画像データGDのRGBの各成分について入力−出力変換を行う。この結果、画質が調整された画像データGDが得られる。
各画質パラメータに対する画質の自動調整処理は、例えば、以下のように具体的に実行される。
・コントラスト、シャドー、ハイライトについては、画像データからシャドウポイントとハイライトポイントとを検出して基準値に基づくレベル補正を実行し、ヒストグラムの伸張を実行する。また、輝度標準偏差に基づいて、基準値に基づいてトーンカーブの補正を実行する。
・明るさについては、画像データを14分割した個々の領域から計算される輝度値に基づいて、画像が暗い(露出不足)か明るい(露出超過)かを判定し、基準値に基づいてトーンカーブの補正を実行する。
・カラーバランスについては、画像データのR成分、G成分、B成分の各ヒストグラムからカラーバランスの偏りを分析し、R成分、G成分、B成分の各トーンカーブをRGB各成分に対する基準値に基づいてそれぞれ補正して色かぶりを軽減する。なお、撮影モードが4,5に設定されている場合には、たとえ色かぶりが発生していても意図的な色かぶりであるため、カラーバランスの自動調整は実行せず、ユーザの意図を反映させた画質補正を実行する。
・彩度については、画像データの彩度分布を分析し、基準値に基づいて彩度の強調を実行する。したがって、低彩度の画像データほど彩度強調のレベルが大きくなる。
・記憶色については、一般的に、記憶色と呼ばれる「肌色」、「緑色」、「空色」、「夕陽の赤色」等について、画像データから該当する画層を抽出し、好ましいと思われる色になるよう補正を実行する。
・シャープネスについては、画像データの周波数とエッジの強度分布を解析し、基準値に基づいてアンシャープマスクを実施することにより補正が実行される。基準値は、周波数分布に基づいて決定され、高周波画像データ(風景等)ほど基準値が小さくなり、低周波画像データ(人物等)ほど基準値が大きくなる。また、アンシャープマスクの適用量は、エッジ強度分布に依存しており、ぼけた特性を有する画像データほどその適用量が大きくなる。
・ノイズ除去については、YCbCrの色差成分CbCrについて平滑化フィルタを作用させることによって、カラーノイズを軽減することにより実行する。
画像処理制御パラメータには、最終画質調整パラメータFPの適用のレベル、すなわち、画像データGDを基準値に基づく画像データに近づける程度を指定するレベル指定パラメータLPも含まれる。レベル指定パラメータLPは、例えば、FP’=AP*(LP/5)+MPといったように用いられ、自動補正パラメータ値APに対してのみ反映され、手動補正パラメータ値MPには反映されない。したがって、例えば、LP=10の場合には、図8に示すように自動画質調整パラメータ値APの値が2倍され、LP=5の場合には、自動画質調整パラメータ値APの値は1倍される。トーンカーブは、FP’に基づいて変更され、LP=10の場合には、トーンカーブの変更量が2倍となる。また、基準値を変更することなく、基準値へ近づけるレベルのみを画像処理制御情報GCに基づいて変更しても良い。
次に、測光方式、レンズ焦点距離、フラッシュの有無といったDSC12の作動(撮影)条件に対応する画像処理制御パラメータを反映した画質自動調整処理について説明する。
一般的な測光方式では、画面全体の明るさを演算して適正露出を取得するが、スポット測光では、画面の部分的な明るさを測光して、測光した領域が適正になるように露出を決定する。つまり、測光方式の画像処理制御パラメータが、スポット測光、マルチスポット測光、部分測光を示す場合には、画面の特定の領域を適正露出にして欲しいとの意図であるため、明度を自動調整してしまうと、ユーザの意図が反映されない画質調整処理が実行されることになる。したがって、これら3つの測光モードの時には、明度の自動調整を実行しない。
撮影時におけるレンズ焦点距離とFナンバーとに基づいて、シャープネスの閾値を変更する。一般的に、「ぼけ」はレンズの焦点距離とFナンバー(絞り)とによって決定される。したがって、シャープネスを自動調整する際に、シャープネスに対応する閾値をレンズ焦点距離とFナンバーとに関連づけることによって、撮影時に想定されたぼけを反映した画質調整処理を実行することができる。
例えば、広角レンズ(35mm以下)でF13(絞り大)の場合、一般的に、風景や記念撮影などで手前から背景に至るまで画面全体にわたってピントを合わせてシャープに撮影したいという意図が撮影者にはあるものと判定することができる。そこで、かかる場合には、シャープネスの閾値を小さくしてより多くの画素にシャープネス効果を与え、シャープネスの適用量を多くしてよりシャープになるように画質調整を実行する。
一方、望遠レンズ(100mm以上)でF2(絞り開放)の場合、一般的に、ポートレイトなどで、被写体を浮き上がらせるために背景をぼかしたいという意図が撮影者にはあるものと判定することができる。そこで、かかる場合には、シャープネスの閾値を大きくして、肌などの滑らかな領域にはシャープネス効果を与えず、背景と被写体との境界画素にのみシャープネス効果を与え、シャープネスの適用量を小さくして、肌などを荒らさないように画質調整処理を実行する。
レンズ焦点距離f(mm)とFナンバーとから求められるぼかし指数をf/Fと定義すると図10に示すような関係となる。図10はレンズ焦点距離f(mm)とFナンバーとから求められるぼかし指数をf/Fを説明する説明図である。
撮影時におけるフラッシュの有無に基づいて、ノイズ除去の強度を変更する。一般的に、フラッシュを使用して撮影した画像では、近距離で白飛びなどのノイズが発生しやすい。そのため、フラッシュを使用して撮影された画像では、フラッシュを使用せずに撮影された画像よりもノイズ除去を強めにかけてやる。例えば、ノイズ除去のメディアンフィルタのサイズを大きくすることにより白飛びを改善する。無論、一ラインおきに画素を抽出して大きなフィルタ適用面積を確保しつつも参照画素数を低減するような態様を採用することも可能である。
(3−2)画質調整処理:
図11は、プリンタがF/Wに従って実行する画質調整処理のフローチャートである。この処理は、前記画質調整パラメータ作成処理の終了後に実行される。
ステップS202では、メモリカードMCから画像ファイルGFを読み出し、読み出した画像ファイルGFをRAM10bに一時的に格納する。
続くステップS204では、読み出した画像ファイルGFの画像データGDの色空間を変換する。すなわち、入力機器依存色空間で表現された画像データを、出力機器依存色空間での表現に変換する。より具体的には、画像ファイルGFに指定されたソースICCプロファイルおよび出力機器の指定するデスティネーションICCプロファイルに基づいて、YCbCr色空間で表現された画像データを絶対色空間に変換すると共に、絶対色空間に変換された画像データを出力機器依存色空間に変換する。以下、出力機器依存色空間としてRGB色空間を採用し、画像データがRGB色空間に変換されたものとして説明を行う。
ステップS205では、印刷設定PPを取得する。ユーザは外部入力機器から印刷要求を行う場合や操作パネルでの印刷命令を行う際に、印刷設定を指定可能である。制御部10はユーザにより指定された印刷設定を取得する。印刷要求や操作入力の際に、印刷設定の指定がない場合は予め不揮発性メモリ14などに保存されているデフォルトの印刷設定を取得する。印刷設定PPには、メディアサイズ(用紙サイズ等)、メディア種類(用紙種類等)、印刷レイアウト(割付印刷、余白、大きさ等)、解像度、等の情報が含まれており、これらの情報から印刷に必要とされる画像サイズすなわち、印刷サイズが決定される。
例えば、用紙サイズが指定されると、用紙サイズ(幅:w(インチ)×高さ:h(インチ))から標準的な印刷サイズが求まる。この印刷サイズと解像度(R(dpi))から、印刷サイズを構成する画素数(横:w×R、縦h×R)が求まる。求めた印刷サイズの画素数と、オリジナル画像の画素数とを一致させる画素数変換を行うと、サイズ調整ができる。リサイズ処理においては、印刷設定から予測された印刷データPDを構成する画素数を目標に、間引き処理や補間処理を行ってサイズ調整が行われる。
但し、印刷レイアウト指定がされている場合は、印刷サイズが標準的なものから変更される。例えば、余白が指定されていると、用紙サイズから余白分を差し引いた領域が印刷サイズとなる。大きさが指定されている場合は、用紙サイズに関わらず、指定された大きさが印刷サイズとなる。割付印刷が指定されている場合は、用紙サイズを割付枚数で等分割し、分割された領域から各々余白分を差し引いた領域が印刷サイズとなる。このように、印刷レイアウト指定されている場合は、変更された印刷サイズに基づいて印刷データPDを構成する画素数が求められることになる。
また、写真紙やマット紙のように普通紙に比べて滲みが少ない用紙であれば、普通紙よりも解像度を高くするのが一般的である。従って、印刷データPDに必要とされる画素数の算出においてはメディア種類も考慮する必要が有り、各メディア種類に対応付けられた解像度に基づいて画素数が算出される。
続くステップS206では、印刷を行うにあたって画像データGDのリサイズ(拡大・縮小)が必要となるか否かを判定する。画像データGDが縮小される場合には、リサイズ後の画像データGD’に対して画質調整処理を実行することにより、画質調整処理における処理量を低減して処理の高速化を図る。一方、画像データGDが拡大される場合や、リサイズ無しの場合には、リサイズ前の画像データGDに対して画質調整処理を実行する。本実施形態においては、特に縮小の有無により本判定を行っている。
より具体的には、判定は、印刷指定された画像データの画素数S1とステップS10で求められた印刷データPDの画素数S2との比較で行われる。S1>S2であれば縮小ありと判定してステップS14に進み、S1≦S2であれば拡大若しくはサイズ調整無しと判定してステップS20に進む。この判定の結果、画像データGDが縮小される場合は、以降の処理で、サイズ調整を行った後でサイズ調整後の画像データGD’に対して画質調整処理を行うことになる。一方、画像データGDが拡大される場合は、以降の処理で、サイズ調整前の画像データGDに画質調整処理行った上で補正後の画像データをサイズ調整することになる。
ステップS14では、サイズ調整部が画像データGDを縮小する。縮小とは、一定の割合でデータを間引くことであり、画像データGDの画素数を印刷サイズと解像度とに適合する画素数に変換するものである。無論、間引くにあたり、適宜、補間演算(最近傍法や双線形補間や双三次補間等)を行っても良い。この結果、画像データGD’は、オリジナル画像データよりもデータ量(画素数)が減少する。画像データのデータ量が減少することにより、画質調整処理の処理量が減少し、処理速度が向上する。
続くステップS16,S18では、サイズ調整後の画像データGD’に対し、画質調整部M6が補正処理を実行する。画質調整部M6は、まずステップS16において前処理で作成された画質調整パラメータを取得し、該画質調整パラメータにステップS14のサイズ調整に伴う修正を行う。以下、画質調整のうち、特に「シャープネス調整」を例にとって画像データのサイズ調整に伴う画質調整パラメータの修正の説明を行う。
「シャープネス調整」においては、画像の鮮鋭度を調整対象としてシャープネス強調処理あるいはぼかし処理を行う。シャープネス強調は、例えば、ガウス関数を利用したぼかし画像と元画像との差分を元画像に加えることによって実施することができる。無論、以下の式(1)(2)により予め作成されたコンボリューションマスクを利用してもよい。
Figure 2009060385
Figure 2009060385
ここで、f(x,y)は、画素の位置を座標(x,y)で特定したときの色成分毎の階調値であり、S(x,y)はシャープネス強調後の階調値である。G(x,y)は階調値f(x,y)に対してガウスぼかしを適用した結果であり、STはシャープネス強調の強度,THはシャープネス強調の閾値である。すなわち、ガウスぼかしを適用した後の階調値G(x,y)と元の階調値f(x,y)との差分の大きさと強度STとの積が所定の閾値TH以上であれば、シャープネス強調を実施し、閾値THより小さければシャープネス強調を実施しない。
尚、ガウスぼかしを適用した後の階調値G(x,y)は、以下の式(3)によって算出される。
Figure 2009060385
ここで、rはぼかしの適用範囲を示しており、位置(x,y)を中心にした半径をピクセル数で特定している。以上のように、ガウス分布を示す式F(x,y)と画像の階調値f(x,y)とを乗じて加え合わせる処理を適用範囲rで実施することによってぼかし画像を得ることができる。むろん、式(3)のG(x,y)において右辺に規格化定数を乗じることも可能である。
以上のように、シャープネス調整は、注目画素から所定半径(フィルタであれば所定範囲)に含まれる周縁画素の影響を注目画素に畳み込む画質調整である。従って、オリジナル画像のシャープネス調整パラメータを縮小画像に適用すると、画質調整の効果が異なってしまう。そこでステップS16では、オリジナル画像のパラメータP1を適切に補正してパラメータP2を作成する。パラメータP2は、縮小画像に適用した場合に、オリジナル画像にパラメータP1を適用した場合と同等の画質調整効果が得られるように作成される。すなわち、パラメータP1適用後のオリジナル画像を縮小した画像に現れるシャープネス効果と、オリジナル画像縮小後の画像にパラメータP2適用した画像に現れるシャープネス効果と、の相違度合が所定度合に収まるように、パラメータP2を作成するのである。
シャープネス調整においては、前述したようにぼかし画像の画像データ((G(x,y)−F(x,y))×ST)が閾値THを超えた画素にのみ、ぼかし画像の画素データを加算している。このようなシャープネス調整の各パラメータにおいて、適用量ST、しきい値TH、処理半径(ボケ半径)r、処理対象サイズ(画像のサイズ)S、の各シャープネス調整強度間で、
Figure 2009060385
の2つの関係が成立することが経験的に得られた。この経験則に基づくと、処理対象サイズの変更に合わせて行われるシャープネス効果の修正は、処理半径を固定しつつ、適用量STとしきい値THが処理対象サイズの変動(リサイズ度合)に略比例するように修正することにより実現されることが分かる。
すなわち、オリジナル画像の適用量STと縮小画像の適用量ST’の間には、
Figure 2009060385
(αは処理対象サイズSの変動に比例する値)
なる関係式が成立し、オリジナル画像のしきい値THと縮小画像のしきい値TH’の間には、
Figure 2009060385
なる関係式が成立する。αはサイズ対比情報に相当する。無論、適用量STとしきい値THとを固定し、処理半径rが処理対象サイズの変動に略比例するように修正しても良いし、ST×rとTH×rが処理対象サイズの変動に略比例するように修正しても構わない。
本願発明者は、関係式(6)、(7)のαとして、3つの例について計算を行った。図12がその計算結果である。同図では、Base(2000ピクセル×1500ピクセル)サイズの画像を、QVGA(320ピクセル×240ピクセル)〜500M(25600ピクセル×19200ピクセル)までの各サイズにそれぞれ変換したときのサイズ比β、サイズ比の平方根α、近似式yによる計算結果、それぞれの値を示してある。ここでβ、α、yはそれぞれ以下の式で定義される。
Figure 2009060385
図12において、サイズ比βは、BaseからQVGAへのリサイズのように縮小率が大きくなると桁落ちしてしまい、Baseから120Mや500Mのように拡大率が大きくなるとシャープネスパラメータの調整に利用するには桁が大きくなりすぎてしまう。サイズ比の平方根では、最小の解像度では桁落ちすることなく好適であるが、Baseから500Mのように拡大率が大きいものではやはり桁で大きくなりすぎてしまう。近似式yは、シャープネスパラメータの調整に適正な範囲に収まっているが、QVGAやVGAで小さめの値となっている。
そこで、本実施形態においては、近似式と処理対象サイズ比の平方根とを組み合わせて、Base以下の画像サイズには処理対象サイズ比の平方根を適用し、Baseを超える画像サイズには近似式を適用する。なお、サイズ比β、サイズ比の平方根α、近似式y、のそれぞれであっても、適正な範囲に収まる解像度変換に対しては利用できることはいうまでもない。
次にステップS18では、ステップS16で修正されたシャープネス調整値を利用して縮小された画像データを補正する。よってオリジナル画像データに想定されたシャープネス効果と同等のシャープネス効果が、リサイズ後の画像データに対して実行される。ステップS18が終了するとステップS24の印刷処理に進む。
一方、ステップS20に進むと、オリジナル画像に対し、画質調整パラメータに基づく画質調整が行われる。該ステップでは、オリジナル画像を想定して作成された画質調整をオリジナル画像に対して実行するため、画質調整パラメータは画質調整パラメータ作成処理で作成されたものをそのまま利用する。
続くステップS22では、ステップS20で画質調整された画像データのりサイズ処理を行う。ステップS22が終了すると、ステップS24の印刷処理に進む。
ステップS24では、ステップS18又はS22で作成された画像データに基づいて印刷処理を実行する。まず、印刷のための色変換処理およびハーフトーン処理を実行する。色変換処理では、制御部10は、ROM31内に格納されているRGB色空間に対応したCMYK色空間への変換用ルックアップテーブル(LUT)を参照し、画像データの色空間をRGB色空間からCMYK色空間へ変更する。すなわち、R・G・Bの階調値からなる画像データをプリンタ100で使用する、例えば、C・M・Y・K・LC・LMの各6色の階調値のデータに変換する。
ハーフトーン処理では、色変換済みの画像データを受け取って、階調数変換処理を行う。本実施例においては、色変換後の画像データは各色毎に256階調幅を持つデータとして表現されている。これに対し、本実施例のプリンタ100では、「ドットを形成する」,「ドットを形成しない」のいずれかの状態しか採り得ず、本実施例のプリンタ100は局所的には2階調しか表現し得ない。そこで、256階調を有する画像データを、プリンタ100が表現可能な2階調で表現された画像データに変換する。この2階調化(2値化)処理の代表的な方法として、誤差拡散法と呼ばれる方法と組織的ディザ法と呼ばれる方法とがある。
プリンタ100では、色変換処理に先立って、画像データの解像度が印刷解像度よりも低い場合は、線形補間を行って隣接画像データ間に新たなデータを生成し、逆に印刷解像度よりも高い場合は、一定の割合でデータを間引くことによって、画像データの解像度を印刷解像度に変換する解像度変換処理を実行する。また、プリンタ100は、ドットの形成有無を表す形式に変換された画像データを、プリンタ100に転送すべき順序に並べ替えるインターレース処理を実行する。
(4)変形例:
・前述した実施形態では、スタンドアロンのプリンタで実現するように記載してあるが、画像処理の全部、もしくは一部をコンピュータ上、ネットワークを介したサーバ上で実行してもよい。この場合、コンピュータのハードディスクなどにインストールされているレタッチアプリケーション、プリンタドライバ等の画像データ処理アプリケーションに図5に示した画像処理の一部もしくは全部の機能を持たせることによって実現される。
・前述した実施形態ではスキャナやメモリカードリーダ等の画像入力装置をプリンタとは別体として記載したが、プリンタとしては、画像入力装置を一体化した多機能プリンタとしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態や変形例に限られず、上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。
画像処理装置と、その周辺機器の概略構成を示すブロック図である。 画像ファイルの概略構成を示す図である。 Exifファイル形式にて格納されている画像ファイルの概略的な内部構造を示す説明図である。 画像ファイルの付加情報格納領域のデータ構造の一例を示す説明図である。 画像処理のフローチャートである。 画質調整パラメータ作成処理のフローチャートである。 撮影モード、画質パラメータ、撮影モードを指定する数値の組み合わせの一例を示す説明図である。 明度、シャープネスについて、各パラメータAP、MP、FP、FP’の例示値を示す説明図である。 最終画質調整パラメータFPを反映して変更されるトーンカーブを例示する説明図である。 レンズ焦点距離f(mm)とFナンバーとから求められるぼかし指数をf/Fを説明する説明図である。 画質調整処理のフローチャートである。 シャープネス調整値の修正計算結果のグラフである。
符号の説明
10…制御部、10a…CPU、10b…RAM、12…ROM、14…不揮発性メモリ、16…印刷部、18…表示パネル、20…操作パネル、22…PIO、100…プリンタ、M1…画像取得部、M2…サンプリング部、M3…調整パラメータ作成部、M4…リサイズ判定部、M5…調整パラメータ変更部、M6…画質調整部、M7…リサイズ部、M8…印刷処理部

Claims (9)

  1. 画像データに対し、画質調整処理と、画像サイズを目標サイズにサイズ調整するリサイズ処理と、を行い、処理済み画像データを出力する画像処理装置であって、
    前記画質調整処理の調整パラメータをオリジナル画像データに基づいて作成する調整パラメータ作成手段と、
    前記オリジナル画像データの画像サイズと前記目標サイズとを取得してサイズ対比情報を作成する対比情報作成手段と、
    前記サイズ対比情報に基づいて前記リサイズ処理におけるリサイズ度合を求めるリサイズ度合検出手段と、
    前記リサイズ度合に応じて前記調整パラメータを変更する調整パラメータ変更手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記調整パラメータ変更手段は、前記調整パラメータのオリジナル画像データに対する調整効果とリサイズ後の画像データに対する調整効果との差が小さくなるように前記リサイズ度合に応じて前記調整パラメータを変更する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画質調整処理は、前記リサイズ処理の前後何れかサイズの小さい画像データに対して実行される請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記サイズ対比情報において前記画像サイズが前記目標サイズ以上の場合には、前記調整パラメータ変更手段が前記調整パラメータを変更し、前記リサイズ処理によるリサイズ済みの画像データに対し前記画質調整処理が実行され、
    前記サイズ対比情報において前記画像サイズが前記目標サイズより小さい場合には、前記調整パラメータ変更手段は前記調整パラメータの変更を行わず、前記画質調整処理による画質調整済みの画像データに対し前記リサイズ処理が実行される請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画質調整処理は、注目画素を中心として所定範囲に含まれる周縁画素の影響を注目画素に畳み込む画質調整である請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記調整パラメータ変更手段は、前記調整パラメータの調整強度変更を行う請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記調整パラメータ変更手段は、前記注目画素に畳み込む周縁画素の範囲を変更することにより、前記調整パラメータの調整強度変更を行う請求項5または請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 画像データに対し、画質調整処理と、画像サイズを目標サイズにサイズ調整するリサイズ処理と、を行い、処理済み画像データを出力する画像処理方法であって、
    前記画質調整処理の調整パラメータをオリジナル画像データに基づいて作成する調整パラメータ作成工程と、
    前記オリジナル画像データの画像サイズと前記目標サイズとを取得してサイズ対比情報を作成する対比情報作成工程と、
    前記サイズ対比情報に基づいて前記リサイズ処理におけるリサイズ度合を求めるリサイズ度合検出工程と、
    前記リサイズ度合に応じて前記調整パラメータを変更する調整パラメータ変更工程と、
    具備することを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像データに対し、画質調整処理と、画像サイズを目標サイズにサイズ調整するリサイズ処理と、を行い、処理済み画像データを出力する画像処理プログラムであって、
    前記画質調整処理の調整パラメータをオリジナル画像データに基づいて作成する調整パラメータ作成機能と、
    前記オリジナル画像データの画像サイズと前記目標サイズとを取得してサイズ対比情報を作成する対比情報作成機能と、
    前記サイズ対比情報に基づいて前記リサイズ処理におけるリサイズ度合を求めるリサイズ度合検出機能と、
    前記リサイズ度合に応じて前記調整パラメータを変更する調整パラメータ変更機能と、
    をコンピュータに実現させるための画像処理プログラム。
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