JP4012079B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4012079B2
JP4012079B2 JP2003012267A JP2003012267A JP4012079B2 JP 4012079 B2 JP4012079 B2 JP 4012079B2 JP 2003012267 A JP2003012267 A JP 2003012267A JP 2003012267 A JP2003012267 A JP 2003012267A JP 4012079 B2 JP4012079 B2 JP 4012079B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
information
data
correction
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003012267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003348341A (ja
Inventor
勇治 秋山
学 山添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003012267A priority Critical patent/JP4012079B2/ja
Priority to US10/383,720 priority patent/US7369163B2/en
Publication of JP2003348341A publication Critical patent/JP2003348341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4012079B2 publication Critical patent/JP4012079B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6083Colour correction or control controlled by factors external to the apparatus
    • H04N1/6086Colour correction or control controlled by factors external to the apparatus by scene illuminant, i.e. conditions at the time of picture capture, e.g. flash, optical filter used, evening, cloud, daylight, artificial lighting, white point measurement, colour temperature
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32128Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title attached to the image data, e.g. file header, transmitted message header, information on the same page or in the same computer file as the image
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0084Digital still camera
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N2201/3201Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N2201/3225Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title of data relating to an image, a page or a document
    • H04N2201/3252Image capture parameters, e.g. resolution, illumination conditions, orientation of the image capture device
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N2201/3201Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N2201/3274Storage or retrieval of prestored additional information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ディジタルスチルカメラ等により撮影して取得したディジタル画像データをプリンタで印刷出力するための画像補正処理を実行する装置或いはシステムに用いられる、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、それを実施するためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、例えば、ディジタルスチルカメラの普及により、写真画像のディジタル化が手軽になり、特に、パーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」と言う)上において、写真調の画像をディジタル画像データとして扱う機会が増えてきた。さらに、パソコン上で各種のアプリケーションソフトウェアを使用することで、写真調の画像であるディジタル画像データに対して加工や編集処理を容易に行なえるようになっている。
【0003】
一方、フルカラーハードコピー技術に関しても急速に発展しており、特に、インクジェット方式による印刷技術では、インクドットによる粒状感を低減させる技術の向上により、その印刷出力結果の画質が銀塩写真での画質と同等のものとなりつつあり、また、比較的簡易な印刷技術であることにより、広く普及している。
【0004】
上述のような技術背景から、ディジタルスチルカメラで撮影して取得したディジタル画像データを手軽に印刷出力できることが求められている。また、印刷出力時の画像補正処理に関して、複雑な機能を使用した手動での画像補正処理ではなく、パソコン上でアプリケーションソフトウェアを使用することで、常に良好な画像補正後の画像が得られる自動画像補正処理の必要性が高まっている。
【0005】
そこで、良好な印刷出力結果を得るために、印刷出力を行う際に画像補正処理等の画像処理を施して出力する方法としては、例えば、撮影画像のシーンを解析し、その解析結果に基づいて自動的に画像補正を行なう方法等、様々な方法が提案されている。
【0006】
また、例えば、撮影画像を印刷出力した際に、明るすぎたり(薄すぎたり)、或いは暗すぎたり(濃すぎたり)することを防ぐための画像補正である所謂「濃度補正」に関する方法が提案されている。また、撮影画像における色かぶりや露出不良(明るさやコントラスト不良)、或いは彩度不良等の好ましくない画像及び色かぶり等によりカラーバランスが崩れている画像を補正する所謂「画像補正」の方法も提案されている。
【0007】
「濃度補正」及び「画像補正」の何れの画像処理方法においても、自動画像補正のための構成として、処理対象となる画像(原画像)における輝度信号の輝度値毎に、対象輝度値の画素数を累積したヒストグラムを用いることで原画像を解析し、当該解析結果に基づいて、原画像の補正を行う構成が用いられている。
【0008】
また、ディジタルスチルカメラ側の機能としては、撮影して取得した画像をディジタル画像データとして、メモリカード等の記憶媒体に記録するだけでなく、撮影時の撮影条件を表す付加情報をも、当該記録媒体にディジタル画像データと共に記録することが可能となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような従来の画像処理方法において、ディジタルスチルカメラにより撮影して得られた処理対象となる画像(対象画像)の画像解析を行なうことで対象画像のシーンの解析を行い、当該解析結果に基づき対象画像の自動画像補正を行う場合、基本的には、全ての対象画像に対して、理論的に最適と考えられる画像(標準的な画像)が印刷出力されるような自動画像補正を行うことになる。
【0010】
しかしながら、上述の自動画像補正は、ユーザが、パソコン上でアプリケーションソフトウェアを使用して、パソコンのモニタに表示された対象画像を確認しながら手動で画像補正する手動画像補正とは異なり、標準的な画像への自動画像補正が、対象画像を取得した時(撮影時)のユーザの意図と反する補正が行われてしまう場合がある。
【0011】
例えば、ユーザが意図的に、画像を明るく或いは暗くするような露出条件で撮影して取得した画像に対しても、明るい画像であれば少し暗めに画像補正され、また、暗い画像であれば少し明るめに画像補正されることで、適正な明るさの画像として出力されてしまう。すなわち、対象画像が、どのような画像であっても、同一な明るさの画像に画像補正されて出力されてしまう。
【0012】
また、ユーザが、ディジタルスチルカメラのホワイトバランスを意図的に変えることで特殊な効果を狙った画像に対しても、同様に最適なカラーバランスとなるような画像補正が行われてしまう。
【0013】
一方、ディジタルスチルカメラ側では、撮影するシーンに対して最適な撮影条件となるような撮影モードの機能を有するが、当該撮影モードから画像補正条件を決定する際に、例えば、風景の撮影シーンであるのか、或いは人物の撮影シーンであるのか等の撮影シーンの情報が予め分かっていれば、より精度高く好ましい画像への補正が実現できることが考えられる。
【0014】
しかしながら、実際には、撮影して得られた対象画像の解析結果から、撮影シーンがいかなるものであるのかを確実には断定することができないために、従来では、自動画像補正による補正効果を弱めて画像弊害が生じないように対応するしかなかった。
【0015】
また、近年におけるディジタルスチルカメラの高機能化に伴い、例えば、撮影して取得した画像に対して、彩度を高める或いはコントラストや明るさを可変とする等という特殊効果機能が設けられたカメラがあるが、当該特殊効果機能を使用すると共に、画像補正処理を実行してしまうと、二重補正により、当該特殊効果機能による特殊効果が失われてしまう、或いは特殊効果の補正が強くなりすぎてしまうこと等により、処理後画像が悪化する場合があった。
【0016】
そこで本発明者は、ディジタルスチルカメラ側が、所定シーンを撮影して画像情報を得る際の撮影条件、すなわち画像情報を取得した時の種々条件を示す情報を画像情報に付加した画像データを利用し、付加された条件情報を解析して最適な画像補正条件を決定し、画像情報に対して適切な画像補正処理を施す提案を行った。
【0017】
しかしながら、画像データ中に付加された条件情報は、その条件情報の記述形式や機能向上に伴って条件情報の項目の数が異なる場合が想定され、そのような場合には記述形式や条件項目の数を判断し、適切な画像補正処理条件を設定する方法が求められる。さらに、条件情報における同一条件項目においてもその記述されている内容の意味合いが記述形式やその形式のバージョンによって異なる場合も想定され、そのような時においても適切な画像補正処理条件を設定する方法が求められる。
【0018】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、条件情報の記述形式が異なる画像データ、記述される条件情報の条件項目数が異なる画像データ、条件情報の同一条件項目における記述内容の意味合いが異なる画像データに対して、常に良好な処理後画像を提供できる、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、それを実施するためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的下において、本発明の画像処理装置は以下を備える。
画像取得時の条件情報と画像出力のための補正情報とを含む画像情報に対して画像処理を施す画像処理装置であって、条件情報を記述するフォーマット、または、補正情報を記述するフォーマットを解析する解析手段と、条件情報または補正情報に基づいて、画像情報に画像処理を施す画像処理手段と、解析手段の解析結果に応じて、条件情報または補正情報のどちらを用いて画像処理を施すかを決定する決定手段とを有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0021】
[第1の実施の形態]
本発明は、例えば、図1に示すような画像印刷システム100に適用される。
【0022】
本実施の形態の画像印刷システム100は、特に、ディジタルスチルカメラ101で撮影して得られた処理対象の画像データに付加された撮影条件を示す情報(付加情報)の解析結果に基づいて、当該画像データの画像補正を自動的に実施することで、高精度な自動画像補正を実現し、撮影時のユーザの意図を、より反映した高品質の写真画像印刷結果を提供できるように構成されている。
【0023】
以下、本実施の形態の画像印刷システム100の構成及び動作について具体的に説明する。
【0024】
<画像印刷システム100の構成>
画像印刷システム100は、上記図1に示すように、ディジタルスチルカメラ101、画像処理装置108、及びプリンタ115を含む構成としている。
【0025】
ディジタルスチルカメラ101は、撮影動作により撮影画像データ107を取得すると共に、当該撮影動作における撮影条件データ106(付加情報)、撮影条件データ106(付加情報)を記述するフォーマット形態を示すフォーマット情報105及び撮影画像データ107を含む画像データ116を画像処理装置108に対して出力するものであり、撮影条件設定部102、撮影条件記録部103、及び撮影画像記録部104を備えている。
【0026】
フォーマット情報105は、形態を区別するための情報であり、フォーマット形態を示す名称でも良いし、バージョン情報でも良い。本実施形態ではバージョン情報のバージョン番号を使用した場合について以下説明する。
【0027】
撮影条件設定部102は、撮影動作に必要な各種の撮影条件の設定を行なう。
【0028】
撮影条件記録部103は、撮影条件設定部102で設定された撮影条件のデータ106を、画像データ116(画像処理装置108への出力用のデータ)中に記録する。
【0029】
撮影画像記録部104は、撮影条件設定部102で設定された撮影条件に従った撮影動作により取得された撮影画像データ107を、画像データ116中に記録する。
【0030】
尚、画像データ116の画像処理装置108への供給方法としては、例えば、通信回線を介したデータ転送による方法、或いは任意の記録媒体に記録し、その記録媒体を受け渡しすることによる方法等を適用可能である。
【0031】
画像処理装置108は、例えば、パーソナルコンピュータからなり、所定のアプリケーションソフトウェアの起動により、ディジタルスチルカメラ101からの画像データ116の撮影画像データ107に対して画像補正処理を施してプリンタ115で印刷出力する。
【0032】
このため、画像処理装置108は、リーダ部109、フォーマット解析部110、撮影条件解析部111及び撮影画像解析部112を含むデータ解析部117、画像補正処理部113、及び印刷データ変換部114を備えており、これらの構成部109〜114、117の各機能は、上記の所定のアプリケーションソフトウェアの起動により実現される。
【0033】
リーダ部109は、ディジタルスチルカメラ101からの画像データ116を読み取る。
【0034】
データ解析部117は、フォーマット解析部110により、リーダー部109で得られた画像データ116に含まれるフォーマット情報105を解析し、同フォーマット情報(ここではバージョン情報)の解析結果をもとに、撮影条件解析部111によりリーダ部109で得られた画像データ116に含まれる撮影条件データ106を解析する。さらに、撮影画像解析部112により、リーダ部109で得られた画像データ116に含まれる撮影画像データ107を解析する。これら解析結果に基づいて、画像補正アルゴリズムを選択する。
【0035】
画像補正処理部113は、データ解析部117で選択された画像補正アルゴリズムにより、撮影画像データ107に対して画像補正処理を施す。
【0036】
画像補正アルゴリズムの選択(決定)について、具体的には例えば、撮影画像解析部112が、撮影画像データ107の信号値から輝度値や輝度分布、色情報を解析する場合、当該解析結果により、撮影画像データ107の特性を認識し、この結果に該当する最適な補正条件を決定し、当該決定条件に基づいた画像補正アルゴリズムを選択する。
【0037】
すなわち、最終的な画像補正アルゴリズムの選択はフォーマット解析部110によるフォーマット情報(ここではバージョン情報)の解析結果と撮影条件解析部111による撮影条件データ106の解析結果により決定したアルゴリズムと撮影画像解析部112によって撮影画像データ107の特性認識により決定したアルゴリズムとにより決められる。
【0038】
また、画像補正処理としては、明るさ補正処理、コントラスト補正処理、色補正処理、彩度補正処理、平滑化処理、輪郭強調処理、及びノイズ低減処理等が挙げられる。
【0039】
印刷データ変換部114は、画像補正処理部113での補正後の撮影画像データ107を、プリンタ115で印刷可能な適切な形式のデータ(例えば、CMYKデータ)に変換し、当該変換後データを、所定のインタフェースを介してプリンタ115へ転送する。
【0040】
したがって、プリンタ115は、画像処理装置108の印刷データ変換部114から転送されてきたデータを印刷出力する。
【0041】
プリンタ115としては、例えば、シリアルスキャン形式のインクジェット方式のプリンタ等を適用可能である。
【0042】
尚、本実施の形態では、画像処理部108が備える構成部109〜114、117を、パーソナルコンピュータ上で動作するアプリケーションソフトウェアの起動により実現するものとしているが、これに限られることはなく、例えば、ハードウェアにより実現するようにしてもよい。さらに具体的には、プリンタ115のドライバの形態で実現するようにしてもよい。
【0043】
また、例えば、画像処理部108としてパーソナルコンピュータを用いた場合、画像データ116を、画像処理部108のハードディスク等の記憶媒体に保持し、或いは画像処理部108に接続された別のパーソナルコンピュータ(サーバ等を含む)の記憶媒体に保持し、これを画像処理部108内で処理するようにしてもよい。
【0044】
また、ディジタルスチルカメラ101から画像処理部108(画像処理部108としてパーソナルコンピュータを用いた場合には、その内部の記憶媒体等)への画像データ116の受け渡しについては、上述したように任意の通信回線や記録媒体を利用する方法等が適用可能であるが、さらに具体的には例えば、カードリーダやケーブル接続、或いは赤外線通信、或いは無線通信を適用可能である。この場合、例えば、ディジタルスチルカメラ101と画像処理部108をケーブル接続、或いは赤外線通信、或いは無線通信で接続し、画像処理部108が、ディジタルスチルカメラ101が保持するメモリカードや内蔵メモリ等から、直接画像データ116を読み込むようにしてもよい。
【0045】
また、画像印刷システム100のシステム形態としては、例えば、プリンタ115内部に対して、画像処理装置108の機能を設けるように構成してもよい。この場合、画像処理装置108としてパーソナルコンピュータ等を用いる必要はない。また、この場合には、例えば、プリンタ115において、画像データ116を、プリンタ115に設けられたカードリーダ等のデータ読取手段(リーダ部109の機能に相当)により、メモリカード等の記録媒体を介して読み取るようにしてもよい。或いは、ディジタルスチルカメラ101とプリンタ115を有線ケーブル、或いは赤外線通信、或いは無線通信により接続し、プリンタ115が、ディジタルスチルカメラ101が保持するメモリカードや内蔵メモリ等から画像データ116を読み出すようにしてもよい。
【0046】
<画像データ116のフォーマット>。
【0047】
ここでの画像データ116のフォーマットとは、例えば、ディジタルスチルカメラ101において、画像データ116を任意の記録媒体に記録する際の記録フォーマット、或いは画像処理装置108に対して転送する際のフォーマットを意味する。
【0048】
画像データ116は、例えば、図2に示すように、フォーマット情報(バージョン情報)105の記録領域であるフォーマット情報(バージョン情報)領域105a、撮影条件データ106の記録領域である撮影条件データ領域106aを有するタグ領域118、及び撮影画像データ107の記録領域である撮影画像データ領域107aから構成される。
【0049】
画像データ116としては、圧縮された状態でもよく、或いは非圧縮形式のデータとしてもよい。また画像データ116を圧縮する際、フォーマット情報(バージョン情報)105、撮影条件データ106は非圧縮、撮影画像データ107は圧縮といった部分的な圧縮を行ってもよい。
【0050】
また、撮影画像データ107としては、RGBデータやYCC(輝度色差)データを用いるようにしてもよい。例えば、撮影画像データ107としてYCCデータを用いるようにした場合、画像処理装置108のリーダ部109において、YCCデータからRGBデータへの変換を行う。
【0051】
フォーマット情報(バージョン情報)105や撮影条件データ106は、画像データ116のタグ領域118において、その先頭から所定のデータオフセットした部位に記録される。また、撮影条件データ106(ディジタルスチルカメラ101の撮影条件情報)は、例えば、露出、ストロボ、ホワイトバランス、及び撮影モード等に関するデータであり、データ入力側であるディジタルスチルカメラ101と、データ出力側であるプリンタ115との間で共有できるデータ形態となっている。
【0052】
フォーマット情報(バージョン情報)105ととしては、具体的にバージョン番号あるいは記号を含んでいる。
【0053】
例えば、実施例ではVersion No.が“2”の場合に撮影条件データ106に図2に示すように、ID=0〜3の情報を含んでいることを示し、Version No.が“1”の場合には図3のように撮影条件データ106を含まないことを示すものとしている。
【0054】
撮影条件データ106が含まれている場合のID=0〜3について説明する。
【0055】
ID=0(offset=n)は、露出に関する情報である。
【0056】
例えば、ディジタルスチルカメラ101において、自動露出モードによる撮影により撮影画像データ107が得られた場合、すなわち「露出自動」時の撮影により撮影画像データ107が得られた場合、その撮影条件データ106では、ID=1に対して、パラメータ“0”を設定する。一方、マニュアルモードによる撮影により撮影画像データ107が得られた場合、すなわち「露出マニュアル」時の撮影により撮影画像データ107が得られた場合、その撮影条件データ106では、ID=0に対して、パラメータ“1”を設定する。
【0057】
ID=1(offset=n+1)は、ストロボに関する情報である。
【0058】
例えば、ディジタルスチルカメラ101において、ストロボが発光されない状態で撮影画像データ107が得られた場合、すなわち「ストロボ非発光」時の撮影により撮影画像データ107が得られた場合、その撮影条件データ106では、ID=1に対して、パラメータ“0”を設定する。一方、ストロボが発光された状態で撮影画像データ107が得られた場合、すなわち「ストロボ発光」時の撮影により撮影画像データ107が得られた場合、その撮影条件データ106では、ID=1に対して、パラメータ“1”を設定する。
【0059】
ID=2(offset=n+2)は、ホワイトバランスに関する情報である。
【0060】
例えば、ディジタルスチルカメラ101において、自動ホワイトバランスモードで撮影画像データ107が得られた場合、すなわち「ホワイトバランス自動」時の撮影により撮影画像データ107が得られた場合、その撮影条件データ106では、ID=2に対して、パラメータ“0”を設定する。一方、マニュアルホワイトバランスモードで撮影画像データ107が得られた場合、すなわち「ホワイトバランスマニュアル」時の撮影により撮影画像データ107が得られた場合、その撮影条件データ106では、ID=2に対して、パラメータ“1”を設定する。
【0061】
ID=3(offset=n+3)は、撮影モードに関する情報である。
【0062】
例えば、画像処理装置108で撮影画像データ107を印刷出力する際の画像補正処理を禁止する場合、ID=3に対して、「エフェクト禁止」を示すパラメータ“0”を設定する。一方、画像処理装置108で撮影画像データ107を印刷出力する際の画像補正処理を有効とする場合、ID=3に対して、「標準」を示すパラメータ“1”を設定する。さらに、ディジタルスチルカメラ101において、「風景」モードで撮影画像データ107が得られた場合、ID=3に対して、パラメータ“2”を設定する。また、ディジタルスチルカメラ101において、「人物」モードで撮影画像データ107が得られた場合、ID=3に対して、パラメータ“3”を設定する。
【0063】
<画像処理装置108の動作>
図4は、画像処理装置108の動作をフローチャートにより示したものである。
【0064】
ステップS100:
リーダ部109は、画像データ116を読み込む。
【0065】
ステップS101:
データ解析部117は、フォーマット解析部110により、リーダ部109で得られた画像データ116のフォーマット情報105中のフォーマット情報(バージョン情報:ここでは“2”)を解析する。
【0066】
ステップS102:
フォーマット解析部110で所定フォーマット情報(バージョン情報:ここでは“2”)と判断した場合にはステップS103へ進み、フォーマット解析部110で所定フォーマット情報(バージョン情報:ここでは“2”)ではないと判断した場合にはステップS103以降の工程をスキップしてステップS107へ進む。
【0067】
ステップS103:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中のID=0(露出情報)を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0068】
具体的には例えば、ID=0のパラメータが、「露出自動」を示すものである場合、露出不足或いは露出過多を補正するための、明るさを補正する画像補正処理を実行する画像補正アルゴリズムを選択する。一方、「露出マニュアル」を示すものである場合、明るさに関して画像補正処理を実行しない画像補正アルゴリズムを選択する。これにより、ユーザの撮影時の意図に反して撮影画像の明るさが補正されてしまうことを防止することができる。
【0069】
ステップS104:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中のID=1(ストロボ情報)を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0070】
具体的には例えば、ID=1のパラメータが、「ストロボ発光」を示すものである場合、コントラストを補正する処理を実行する画像補正アルゴリズムを選択する。一方、「ストロボ非発光」を示すものである場合、コントラストに関して画像補正処理を実行しない画像補正アルゴリズムを選択する。これにより、ストロボの発光或いは非発光の撮影により得られた撮影画像に対して最適な画像補正を行うことができる。
【0071】
ステップS105:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中のID=2(ホワイトバランス情報)を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0072】
具体的には例えば、ID=2のパラメータが、「ホワイトバランス自動」を示すものである場合、適切なホワイトバランスに調整するためのカラーバランス補正を実行する画像補正アルゴリズムを選択する。一方、「ホワイトバランスマニュアル」を示すものである場合、カラーバランスに関して画像補正処理を実行しない画像補正アルゴリズムを選択する。これにより、ユーザの撮影時の意図に反してカラーバランスが補正されてしまうことを防止することができる。
【0073】
ステップS106:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中のID=3(撮影モード情報)を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0074】
具体的には例えば、ID=3のパラメータが、「標準」を示すものである場合、標準設定の自動画像補正を実行する画像補正アルゴリズムを選択する。また、「エフェクト禁止」を示すものである場合、特別な画像補正処理を実行しない画像補正アルゴリズムを選択する。また、「風景」を示すものである場合、「標準」の場合よりも彩度が高くなる画像補正アルゴリズムを選択する。また、「人物」を示すものである場合、画像中の人肌が好ましく印刷されるような画像補正処理を実行する画像補正アルゴリズムを選択する。これにより、撮影対象となったシーンに応じた、より最適な画像補正を行うことが可能となる。さらに、ディジタルスチルカメラ101側で既に特殊効果が施されている場合等に印刷する際に画像補正を行うと二重処理によりかえって画像悪化するようなことを未然に防ぐことができる。
【0075】
ステップS107:
データ解析部117は、撮影画像解析部112により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影画像データ107そのものを解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を印刷出力する際に最適条件となる画像補正アルゴリズムを選択する。
【0076】
ここでの画像補正アルゴリズムの選択は、ステップS103〜ステップS106の各ステップで選択された画像補正アルゴリズムを考慮して実行される。
【0077】
ステップS101〜ステップS102の各ステップでフォーマット情報(バージョン情報)を解析し、ステップS103以降の工程をスキップしてステップS107へ進んだ場合には、フォーマット情報(バージョン情報)の解析結果で画像データ中116にステップS103以降の工程で必要な撮影条件データ106が無いものとして判断した訳であるが、この場合、ステップS103における「露出自動」、ステップS104における「ストロボ非発光」、ステップS105における「ホワイトバランス自動」、ステップS106における「標準」のケースで選択される画像補正アルゴリズムを考慮して実行される。
【0078】
ステップS108:
画像補正処理部113は、ステップS101〜ステップS107においてデータ解析部117により選択された画像補正アルゴリズムに従って、撮影画像データ107の画像補正処理を実行する。
【0079】
ステップS109:
印刷データ変換部114は、画像補正処理部113での処理後の撮影画像データ107をプリンタ115で印刷可能とする形式のデータに変換する。
【0080】
ステップS110:
プリンタ115は、上述のようにして画像処理装置108で処理された撮影画像データ107(印刷データ変換部114で変換処理されたデータ)を印刷出力する。
【0081】
上述した本実施の形態によれば、撮影画像データ107を印刷出力する際に、撮影画像データ107及びその撮影条件を表す付加情報である撮影条件データ106を利用した高精度な自動画像補正処理が実現可能であり、ユーザの撮影時の意図を、より反映した高品質の印刷出力結果(写真画像印刷結果)を提供することができる。
【0082】
また、フォーマット情報(バージョン情報)が異なる場合、すなわち撮影条件データ106が無い場合においても撮影画像データ107に対して適切な自動補正処理を施すことが可能である。
【0083】
本実施の形態においては、撮影条件を表す付加情報であるフォーマット情報(バージョン情報)が異なる場合、すなわち撮影条件データ106が無い場合に、対象画像をあらかじめ決めた所定撮影条件に従って画像補正処理を行ったが、この例に限定されることなく、フォーマット情報(バージョン情報)に応じて異なる画像補正条件を設定させてもよい。
【0084】
例えば、不図示のメモリに、バージョン情報(例えばバージョン番号)毎に、どのような条件で、どのような補正を行うかを指定する情報を複数パターン用意しておくことで、バージョンに応じた異なる処理を行うことが出来る。そして将来の新バージョンが出現してきた場合のためにも、メモリにバージョンごとの補正方法を追加できるように構成するのが好適である。
【0085】
さらに、フォーマット情報(バージョン情報)に応じて撮影条件データの読み方を可変したり、読み込む撮影条件データの項目数を可変したり、読み出した値の意味合いを可変させてもよい。
【0086】
尚、撮影条件データ106に関しては、上記図2を例に示したような各種情報に限定されることはなく、ユーザの撮影時の意図や、撮影シーンを特定できる情報であればよい。また、例えば、撮影画像取得時の特性を示す情報等をも、撮影条件データ106として適用可能である。
【0087】
また、撮影条件データ106の解析結果に基づいて実行する画像補正処理の内容に関しては、印刷出力に用いるプリンタ115の特性等に応じた最適な画像補正処理であればよく、上述したような処理に限定されるものではない。
【0088】
また、本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種種変形実施可能なものとなる。
【0089】
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、上記図1に示した画像印刷システム100において、画像データ116を、上記図2に示したようなフォーマットデータの代わりに、例えば、図5に示されるフォーマットデータを考慮した場合の処理について説明する。
【0090】
図5の画像データ116は、先の図2、図3の画像データと同様のものであるが、フォーマット情報(バージョン情報)105には撮影条件データの情報を含んでいるバージョン情報(先の実施形態の説明では“2”)が記述されているものの、図2のようにID=0〜3の全情報は含んでおらず、一部の情報しか記述されていないものである。
【0091】
第1の実施の形態と異なる点は、図5の画像データ116のように撮影条件データ106が一部の情報しか記述されていない場合の処理方法にある。
【0092】
本実施形態における処理の説明は第1の実施の形態と異なる構成及び動作についてのみ、具体的に説明する。
【0093】
図6、図7は、本実施形態における画像処理装置108の動作をフローチャートにより示したものである。
【0094】
ステップS200:
リーダ部109は、画像データ116を読み込む。
【0095】
ステップS201:
データ解析部117は、フォーマット解析部110により、リーダ部109で得られた画像データ116のフォーマット情報105中のフォーマット情報(バージョン情報:ここでは“2”)を解析する。
【0096】
ステップS202:
フォーマット解析部110で所定フォーマット情報(バージョン情報:ここでは“2”)と判断した場合にはステップS203へ進み、フォーマット解析部110で所定フォーマット情報(バージョン情報:ここでは“2”)ではないと判断した場合にはステップS203以降の工程をスキップしてステップS215へ進む。
【0097】
ステップS203:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中にID=0(露出情報)があるかを解析する。ID=0(露出情報)が存在する場合にはステップS205へ進み、存在しない場合にはステップS204へ進む。
【0098】
ステップS204:
ID=0(露出情報)の情報がないため次のステップS205で実際の解析を行うことができないため、撮影条件解析部111の解析結果を「露出自動」の画像とみなしてステップS205で画像補正アルゴリズムを選択する。
【0099】
ステップS205:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中のID=0(露出情報)を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0100】
具体的には例えば、ID=0のパラメータが、「露出自動」を示すものである場合、露出不足或いは露出過多を補正するための、明るさを補正する画像補正処理を実行する画像補正アルゴリズムを選択する。一方、「露出マニュアル」を示すものである場合、明るさに関して画像補正処理を実行しない画像補正アルゴリズムを選択する。これにより、ユーザの撮影時の意図に反して撮影画像の明るさが補正されてしまうことを防止することができる。もちろん、バージョン情報ごとに補正の程度を変更することも好適である。
【0101】
ステップS206:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中にID=1(ストロボ情報)があるかを解析する。ID=1(ストロボ情報)が存在する場合にはステップS208へ進み、存在しない場合にはステップS207へ進む。
【0102】
ステップS207:
ID=1(ストロボ情報)の情報がないため次のステップS208で実際の解析を行うことができないため、撮影条件解析部111の解析結果を「ストロボ非発光」の画像とみなしてステップS208で画像補正アルゴリズムを選択する。
【0103】
ステップS208:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中のID=1(ストロボ情報)を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0104】
具体的には例えば、ID=1のパラメータが、「ストロボ発光」を示すものである場合、コントラストを補正する処理を実行する画像補正アルゴリズムを選択する。一方、「ストロボ非発光」を示すものである場合、コントラストに関して画像補正処理を実行しない画像補正アルゴリズムを選択する。これにより、ストロボの発光或いは非発光の撮影により得られた撮影画像に対して最適な画像補正を行うことができる。もちろん、バージョン情報ごとに補正の程度を変更することも好適である。
【0105】
ステップS209:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中にID=2(ホワイトバランス情報)があるかを解析する。ID=2(ホワイトバランス情報)が存在する場合にはステップS211へ進み、存在しない場合にはステップS210へ進む。
【0106】
ステップS210:
ID=2(ホワイトバランス情報)の情報がないため次のステップS211で実際の解析を行うことができないため、撮影条件解析部111の解析結果を「ホワイトバランス自動」の画像とみなしてステップS211で画像補正アルゴリズムを選択する。
【0107】
ステップS211:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中のID=2(ホワイトバランス情報)を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0108】
具体的には例えば、ID=2のパラメータが、「ホワイトバランス自動」を示すものである場合、適切なホワイトバランスに調整するためのカラーバランス補正を実行する画像補正アルゴリズムを選択する。一方、「ホワイトバランスマニュアル」を示すものである場合、カラーバランスに関して画像補正処理を実行しない画像補正アルゴリズムを選択する。これにより、ユーザの撮影時の意図に反してカラーバランスが補正されてしまうことを防止することができる。もちろん、バージョン情報ごとに補正の程度を変更することも好適である。
【0109】
ステップS212:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中にID=3(撮影モード情報)があるかを解析する。ID=3(撮影モード情報)が存在する場合にはステップS214へ進み、存在しない場合にはステップS213へ進む。
【0110】
ステップS213:
ID=3(撮影モード情報)の情報がないため次のステップS211で実際の解析を行うことができないため、撮影条件解析部111の解析結果を「標準」の画像とみなしてステップS214で画像補正アルゴリズムを選択する。
【0111】
ステップS214:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中のID=3(撮影モード情報)を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0112】
具体的には例えば、ID=3のパラメータが、「標準」を示すものである場合、標準設定の自動画像補正を実行する画像補正アルゴリズムを選択する。また、「エフェクト禁止」を示すものである場合、特別な画像補正処理を実行しない画像補正アルゴリズムを選択する。また、「風景」を示すものである場合、「標準」の場合よりも彩度が高くなる画像補正アルゴリズムを選択する。また、「人物」を示すものである場合、画像中の人肌が好ましく印刷されるような画像補正処理を実行する画像補正アルゴリズムを選択する。これにより、撮影対象となったシーンに応じた、より最適な画像補正を行うことが可能となる。さらに、ディジタルスチルカメラ101側で既に特殊効果が施されている場合等に印刷する際に画像補正を行うと二重処理によりかえって画像悪化するようなことを未然に防ぐことができる。もちろん、バージョン情報ごとに補正の程度を変更することも好適である。
【0113】
ステップS215:
データ解析部117は、撮影画像解析部112により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影画像データ107そのものを解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を印刷出力する際に最適条件となる画像補正アルゴリズムを選択する。
【0114】
ここでの画像補正アルゴリズムの選択は、ステップS203〜ステップS214の各ステップで選択された画像補正アルゴリズムを考慮して実行される。
【0115】
ステップS201〜ステップS202の各ステップでフォーマット情報(バージョン情報)を解析し、ステップS203以降の工程をスキップしてステップS215へ進んだ場合には、フォーマット情報(バージョン情報)の解析結果で画像データ116にステップS203以降の工程で必要な撮影条件データ106が無いものとして判断した訳であるが、この場合、ステップS205における「露出自動」、ステップS208における「ストロボ非発光」、ステップS211における「ホワイトバランス自動」、ステップS214における「標準」のケースで選択される画像補正アルゴリズムを考慮して実行される。
【0116】
ステップS216:
画像補正処理部113は、ステップS201〜ステップS215においてデータ解析部117により選択された画像補正アルゴリズムに従って、撮影画像データ107の画像補正処理を実行する。
【0117】
ステップS217:
印刷データ変換部114は、画像補正処理部113での処理後の撮影画像データ107をプリンタ115で印刷可能とする形式のデータに変換する。
【0118】
ステップS218:
プリンタ115は、上述のようにして画像処理装置108で処理された撮影画像データ107(印刷データ変換部114で変換処理されたデータ)を印刷出力する。
【0119】
上述した本実施の形態によれば、撮影画像データ107を印刷出力する際に、撮影画像データ107及びその撮影条件を表す付加情報である撮影条件データ106を利用した高精度な自動画像補正処理が実現可能であり、ユーザの撮影時の意図を、より反映した高品質の印刷出力結果(写真画像印刷結果)を提供することができる。
【0120】
また、撮影条件を表す付加情報のフォーマット情報(バージョン情報)105が異なる場合や、撮影条件データ106が無い場合、あるいは一部しか記述されていない場合においても撮影画像データ107に対して適切な自動補正処理を施すことが可能である。
【0121】
さらに、本実施の形態においては、フォーマット情報(バージョン情報)105が異なる場合や撮影条件データ106が無い場合、あるいは一部しか記述されていない場合に、対象画像をあらかじめ決めた所定撮影条件に従って画像補正処理を行ったが、この例に限定されることなく、フォーマット情報(バージョン情報)に応じて異なる画像補正条件を設定させたり、撮影条件データ106の有無により異なる画像補正条件を設定を設定させてもよい。
【0122】
さらに、フォーマット情報(バージョン情報)に応じて撮影条件データの読み方を可変したり、読み込む撮影条件データの項目数を可変したり、読み出した値の意味合いを可変させてもよい。
【0123】
尚、撮影条件データ106に関しては、上記図2を例に示したような各種情報に限定されることはなく、ユーザの撮影時の意図や、撮影シーンを特定できる情報であればよい。また、例えば、撮影画像取得時の特性を示す情報等をも、撮影条件データ106として適用可能である。
【0124】
また、撮影条件データ106の解析結果に基づいて実行する画像補正処理の内容に関しては、印刷出力に用いるプリンタ115の特性等に応じた最適な画像補正処理であればよく、上述したような処理に限定されるものではない。
【0125】
また、本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種種変形実施可能なものとなる。
【0126】
[第3の実施の形態]
本実施の形態においては、例えば、図8に示すような画像印刷システム200に適用される。
【0127】
本実施の形態の画像印刷システム200は、上記図1に示した画像印刷システム100と同様に処理実行する部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0128】
本実施の形態における画像印刷システム200では、第1の実施形態および第2の実施の形態での画像印刷システム100に対して、補正モードを指示するための補正モード指示手段202を有するユーザーインターフェース201と補正モード指示手段202からの指示情報を解析する指示情報解析部203を付加したものである。
【0129】
ユーザーインターフェース201の補正モード指示手段202では図9に示すような表示がパーソナルコンピュータに接続したモニタの画面あるいはプリンタ上のパネルに表示される。
【0130】
図9の画像補正設定表示においては、自動画像補正を行うか否かに加えて、自動画像補正を行う場合に特定バージョンのみ選択して自動画像補正を行う設定が可能なものとなっている。表示されている各項目のチェックボックスにパーソナルコンピュータのキーボードやプリンタ上のスイッチを利用してチェックを入れると該当モードで補正動作を行わせることが可能となる。
【0131】
図9の例ではバージョン2のファイルのみ自動画像補正を行うように画像補正設定を行った場合を示してある。
【0132】
この設定指示状態を図8の画像印刷システム200における指示情報解析部203が解析し、後の補正動作の制御に反映させる。
【0133】
図10、図11は、本実施の形態における図8に示す画像処理装置108の動作をフローチャートにより示したものである。
【0134】
尚、上記図10、図11のフローチャートにおいて、上記図6、図7に示したフローチャート(第2の実施の形態における画像処理装置108の動作を示すフローチャート)と同様に処理実行するステップには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0135】
本実施の形態では、第2の実施の形態での動作に対して、ステップS300、ステップS301、ステップS303のそれぞれの処理を加えた構成としている。
【0136】
ステップS300:
先ず、第2の実施の形態と同様に、リーダ部109により画像データ116の読み込みが行なわれると(ステップS200)、指示情報解析部203は、ユーザーインターフェース201の補正モード指示手段202の指示情報を解析する。
【0137】
ステップS301:
指示情報解析部203の解析結果が「自動画像補正を行う」である場合にはステップS201へ進み、「自動補正を行わない」である場合には画像補正の工程をスキップしてステップS217へ進む。
【0138】
ステップS302:
ステップS201でデータ解析部117は、フォーマット解析部110により、リーダ部109で得られた画像データ116のフォーマット情報105中のフォーマット情報(バージョン情報:ここでは“2”)を解析し、ステップS202でフォーマット解析部110で所定フォーマット情報(バージョン情報:ここでは“2”)ではないと判断されたデータであるが、指示情報解析部203の解析結果が「バージョン2のファイルのみ補正を行う」ではない場合にはステップS215へ進み、「バージョン2のファイルのみ補正を行う」である場合には画像補正の工程をスキップしてステップS217へ進む。
【0139】
上述のように本実施の形態では、ユーザーインターフェース201の補正モード指示手段202の指示情報による指示情報解析部203の解析結果をもとに自動画像補正を行うか否か、さらには特定バージョンのデータのみ自動画像補正を選択的に行うことができる。
【0140】
このような本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態、第2の実施の形態と同様に撮影画像データ107を印刷出力する際に、撮影画像データ107及びその撮影条件を表す付加情報である撮影条件データ106を利用した高精度な自動画像補正処理を実現させることが可能であり、さらに選択的肢を増やしたことで、ユーザの撮影時の意図を、より反映した高品質の印刷出力結果(写真画像印刷結果)を提供することができる。
【0141】
[第4の実施形態]
本実施例の形態においては、例えば図13に示すような画像印刷システム300に適応される。
【0142】
本実施の形態の画像印刷システム300は、先の実施形態で説明した画像印刷システム100と同様に実行処理する部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0143】
本実施の形態における画像印刷システム300では、先の実施形態での画像印刷システム100に対して補正条件を記録する補正条件記録部301、補正条件情報302、補正条件解析部303を付加したものである。
【0144】
補正条件記録部301は、プリンタ115で印刷を行う際に行う画像補正処理内容および処理量(例えば色空間定義、コントラスト、彩度、明るさ、シャープネス、及びノイズリダクション等)を、画像データ116(画像処理装置108への出力用データ)中の補正記録情報302に記録する。
【0145】
補正記録情報302に記録される画像補正処理内容および処理量は、ディジタルスチルカメラ101の特性を考慮し、印刷出力結果として最適な画像品質が得られる画像補正条件をあらかじめ定めておき、各種撮影条件に応じて適切なものを補正条件記録部301で記録することができる。
【0146】
補正条件解析部303は画像データ116に含まれる補正条件情報302を解析し、同撮影条件情報の解析結果をもとに該当画像補正アルゴリズムを選択する。
【0147】
本実施の形態では、上記図13に示した画像印刷システム300において、画像データ116を、先の実施の形態で述べたフォーマットデータの代わりに例えば図14に示されるフォーマットデータを考慮した場合の処理について説明する。
【0148】
図14の画像データは116は、前述の画像データと同様のもので、フォーマット情報(バージョン情報)105の記録領域であるフォーマット情報(バージョン情報)領域105a、撮影条件データ106の記録領域である撮影条件データ領域106a、補正条件情報302の記録領域である補正条件情報302aを有するタグ領域118、及び撮影画像データ107の記録領域である撮影画像データ領域107aから構成される。
【0149】
先に述べたように、画像データ116としては、圧縮された状態でもよく、或いは非圧縮形式のデータとしてもよい。また画像データ116を圧縮する際、フォーマット情報(バージョン情報)105、撮影条件データ106、補正条件情報302は非圧縮、撮影画像データ107は圧縮といった部分的な圧縮を行ってもよい。
【0150】
また、撮影画像データ107としては、RGBデータやYCC(輝度色差)データを用いるようにしてもよい。例えば、撮影画像データ107としてYCCデータを用いるようにした場合、画像処理装置108のリーダ部109において、YCCデータからRGBデータへの変換を行う。
【0151】
フォーマット情報(バージョン情報)105や撮影条件データ106、補正条件情報303は、画像データ116のタグ領域118において、その先頭から所定のデータオフセットした部位に記録される。また、撮影条件データ106(ディジタルスチルカメラ101の撮影条件情報)は、露出、ストロボ、ホワイトバランス、及び撮影モード等の撮影条件に関するデータと色空間定義、コントラスト、彩度、シャープネス、及びCCD感度(感度を上げると撮影画像中のノイズの出易さも上がる)等のディジタルスチルカメラ内で行われた処理および処理量に関するデータであり、データ入力側であるディジタルスチルカメラ101と、データ出力側であるプリンタ115との間で共有できるデータ形態となっている。
【0152】
撮影条件データ106の記述形態については先の実施例で述べたものと同じであるため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0153】
補正条件情報302はデータ出力側であるプリンタ115で印刷を行なう際に行われる画像補正条件を記述した情報であり、色空間定義、コントラスト、彩度、明るさ、シャープネス、及びノイズリダクション等のデータが記述されている。この補正条件情報には、上述の具体的な処理に対する処理量を記述してもよいが、例えば、あらかじめ各種撮影モード毎の処理をプリセット番号として規定しておき、この番号を記述してもよい。
【0154】
フォーマット情報(バージョン情報)105としては、先の実施例と同様に具体的にバージョン番号あるいは記号を含んでいる。
【0155】
図15は、図13に示す画像処理装置108の動作をフローチャートにより示したものである。
【0156】
ステップS400:
リーダ部109は、画像データ116を読み込む。
【0157】
ステップS401:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0158】
ステップS402:
データ解析部117は、補正条件解析部303により、リーダ部109で得られた画像データ116の補正条件情報302を解析し、S401で撮影条件に基づく補正結果と、補正条件情報302の解析結果とに基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0159】
ステップS403:
データ解析部117は、撮影画像解析部112により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影画像データ107を印刷出力する際に最適条件となる画像補正アルゴリズムを選択する。
【0160】
ここでの画像補正アルゴリズムの選択は、ステップS401、S402の各ステップで選択された画像補正アルゴリズムを考慮して実行される。
【0161】
ステップS404:
画像補正処理部113は、ステップS401〜ステップS403においてデータ解析部117により選択された画像補正アルゴリズムに従って、撮影画像データ107の画像補正処理を実行する。
【0162】
ステップS405:
印刷データ変換部114は、画像補正処理部113での処理後の撮影画像データ107をプリンタ115で印刷可能とする形式のデータに変換する。
【0163】
ステップS406:
プリンタ115は上述のようにして画像処理装置108で処理された撮影画像データ107(印刷データ変換部114で変換処理されたデータ)を印刷出力する。
【0164】
上述したフローチャートの処理によれば、撮影画像データ107を印刷出力する際に、先の実施の形態で述べた、撮影画像データ107及びその撮影条件を表す付加情報である撮影条件データ106に加えて補正条件情報302を利用することで、より高精度な自動画像補正処理が実施可能となる。
【0165】
補正条件情報302と撮影条件データ106とも非常に相関が高く、画像データ116のフォーマットの改変等により同じ因子に対して記述される場合も生じてくる。
【0166】
補正条件情報302はディジタルスチルカメラ101の特性等を考慮して印刷出力時の画像補正内容や補正量を示したものであるのに対して、撮影条件データ106は種々撮影条件およびディジタルスチルカメラ101内で行われた画像補正処理内容や補正量を示したものである。
【0167】
従って、同一因子に対する記述内容が異なる場合や、補正条件情報302と撮影条件データ106を独立に解釈した場合には、二重に画像補正が施されてしまったり、相反する画像補正が行われてしまい、印刷出力画像の画像品質を低下させる要因につながる恐れがある。
【0168】
さらに、本実施の形態において以下に、補正条件情報302と撮影条件データ106に同一因子に対しての記述がある場合の処理制御方法の一例を示す。
【0169】
図16は、撮影条件データ106と補正条件情報302で同じ因子に対しての記述があった場合における画像処理装置108の動作をフローチャートにより示したものである。
【0170】
具体的には、同一因子として撮影モードが存在する場合について、撮影モードの情報(例えば、人物モードや風景モード、夜景モード等)の情報と、撮影モードに応じて記録される画像補正情報とを解析し、適切に画像補正アルゴリズムを選択するための処理例について説明する。
【0171】
ステップS500:
リーダ部109は、画像データ116を読み込む。
【0172】
ステップS501:
データ解析部117は、フォーマット解析部110により、リーダ部109で得られた画像データ116のフォーマット情報105中のフォーマット情報(バージョン情報)を解析する。
【0173】
ステップS502:
フォーマット解析部110で所定フォーマット情報(バージョン情報:ここでは、撮影モード情報が記録されているはずであるバージョンとして“2”であるか否かを判別する。)と判断した場合にはステップS503へ進み、フォーマット解析部110で所定フォーマット情報(バージョン情報:ここでは“2”)ではないと判断した場合にはステップS503をスキップしてステップS504へ進む。
【0174】
ステップS503:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中のID=3(撮影モード情報)があるかを解析する。ID=3(撮影モード情報)が存在する場合にはステップS504、S506をスキップしてステップS507へ進み、存在しない場合にはステップS504へ進む。
【0175】
ステップS504:
データ解析部117は、補正条件解析部303により、リーダ部109で得られた画像データ116に補正条件情報302の記述があるかを解析する。補正条件情報302の記述がある場合にはステップS505へ進み、存在しない場合にはステップS506へ進む。
【0176】
ステップS505:
データ解析部117は、補正条件解析部303により、リーダ部109で得られた画像データ116の補正条件情報302に撮影モードに応じた補正条件の記述があるかを解析する。補正条件情報302に撮影モードに応じた補正条件の記述がある場合にはステップS508へ進み、存在しない場合にはステップS506へ進む。
【0177】
ステップS506:
撮影条件データ106のID=3(撮影モード情報)がないため次のステップS507で実際の解析を行うことができないため、撮影モード情報を「標準」に設定する。
【0178】
ステップS507:
データ解析部117は、撮影条件解析部111により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影条件データ106中のID=3(撮影モード情報)を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。
【0179】
ステップS508:
データ解析部117は、補正条件解析部303により、リーダ部109で得られた画像データ116の補正条件データ302中の撮影モードに応じた補正条件の記述を解析し、その解析結果に基づいて、撮影画像データ107を画像補正するための画像補正アルゴリズムを選択する。あらかじめ各種撮影モード毎の処理をプリセット番号として規定しておき、この番号を記述してある場合には、番号に該当する画像補正アルゴリズムを選択してもよい。
【0180】
ステップS509:
データ解析部117は、撮影画像解析部112により、リーダ部109で得られた画像データ116の撮影画像データ107を印刷出力する際に最適条件となる画像補正アルゴリズムを選択する。
【0181】
ここでの画像補正アルゴリズムの選択は、ステップS501〜ステップS508の各ステップで選択された画像補正アルゴリズムを考慮して実行される。
【0182】
ステップS510:
画像補正処理部113は、ステップS501〜ステップS509においてデータ解析部117により選択された画像補正アルゴリズムに従って、撮影画像データ107の画像補正処理を実行する。
【0183】
ステップS511:
印刷データ変換部114は、画像補正処理部113での処理後の撮影画像データ107をプリンタ115で印刷可能とする形式のデータに変換する。
【0184】
ステップS512:
プリンタ115は上述のようにして画像処理装置108で処理された撮影画像データ107(印刷データ変換部114で変換処理されたデータ)を印刷出力する。
【0185】
上述した本実施の形態によれば、撮影画像データ107を印刷出力する際に、撮影画像データ107及びその撮影条件を表す付加情報である撮影条件データ106と補正条件情報302を利用した高精度な自動画像補正処理が実施可能であり、ユーザの撮影時の意図を、より反映した高品質の印刷出力結果(写真画像印刷結果)を提供することができる。
【0186】
また、撮影条件データ106と補正条件情報302で同じ因子(本実施例では撮影モード)に対しての記述があった場合においても、どちらのデータあるいは情報を利用すべきかの優先順位を決めることで、独立に解釈する際の、二重に画像補正や相反する画像補正による印刷出力画像の画像品質を低下を防止でき、適切に画像補正アルゴリズムを選択することが可能である。
【0187】
上記実施例では、撮影モードの情報を、補正情報に優先させて適用したが、これは逆でも良く、重複補正の適用を避けることが出来る。どちらの情報を優先させるかは設計次第では有るが、補正情報の記録形式のバージョン情報に応じて、どちらを適用するかを切り替えると、効果が高い。
【0188】
例えば、新しいバージョンの補正情報であれば、より高度な解析に基づき、適切な補正情報である可能性が高いので、補正情報のバージョンが、所定のバージョンよりも新しいものである場合には、撮影時の情報よりも、補正情報自体を優先させるようにするのがよいであろう。
【0189】
尚、撮影条件データ106に関しては上述例に限定されることなく、ユーザの撮影時の意図や、撮影シーンを特定できる情報であればよい。また、例えば、撮影画像取得時の特性を示す情報等をも、撮影条件データ106として適応可能である。さらに、複数の因子を含んだものでももちろん良い。
【0190】
さらに、補正条件情報302に関しても上述例に限定されることなく、画像補正処理部113で行う補正の具体的な処理内容およびその補正量に関連する内容の記述であればよい。また、複数の処理内容およびその補正量に対してプリセット条件を複数用意してその番号を指示させるようにしてもよい。さらに、複数の因子を含んだものでももちろん良い。
【0191】
また、撮影条件データ106、補正条件情報302の解析結果に基づいて実行する画像補正処理の内容に関しては、印刷出力に用いるプリンタ115の特性等に応じた最適な画像補正処理であればよく、上述したような処理に限定されるものではない。
【0192】
また、本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形可能なものとなる。
【0193】
本発明は、第1〜第4の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種種変形実施可能なものとなる。
【0194】
また、第1〜第4の実施の形態では、画像の入力手段(取得手段)として、ディジタルスチルカメラを一例として用いるように構成したが、これに限られたものではなく、例えば、ディジタルビデオカメラや、イメージスキャナ、或いはフィルムスキャナ等の入力機器を適用可能である。
【0195】
また、本発明の目的は、第1〜第4の実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0196】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が第1〜第4の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及び当該プログラムコードは本発明を構成することとなる。
【0197】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
【0198】
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、第1〜第4の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜第4の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0199】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜第4実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0200】
図12は、上記コンピュータの機能600を示したものである。
【0201】
コンピュータ機能600は、上記図8に示すように、CPU601と、ROM602と、RAM603と、キーボード(KB)609のキーボードコントローラ(KBC)605と、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)610のCRTコントローラ(CRTC)606と、ハードディスク(HD)611及びフレキシブルディスク(FD)612のディスクコントローラ(DKC)607と、ネットワーク620との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)608とが、システムバス604を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【0202】
CPU601は、ROM602或いはHD611に記憶されたソフトウェア、或いはFD612より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス604に接続された各構成部を総括的に制御する。
【0203】
すなわち、CPU601は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM602、或いはHD611、或いはFD612から読み出して実行することで、本実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0204】
RAM603は、CPU601の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。
【0205】
KBC605は、KB609や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
【0206】
CRTC606は、CRT610の表示を制御する。
【0207】
DKC607は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本実施の形態における所定の処理プログラム等を記憶するHD611及びFD612とのアクセスを制御する。
【0208】
NIC608は、ネットワーク620上の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0209】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、処理対象の画像情報(ディジタルスチルカメラにより撮影して得られた画像情報等)に対して付加されたフォーマット情報(バージョン情報等)を解析することで、処理対象の画像情報に対して付加された条件情報(撮影条件情報等)の解析方法を可変させて解析させる、あるいはあらかじめ定めた条件を解析結果とし、その結果に基づいて、当該画像情報に対して画像処理(画像補正処理等)を施すように構成した。
【0210】
これにより、条件情報の記述形式が異なる画像データ、付加されている条件情報の項目が異なる画像データ、条件情報における同一条件項目における記述内容の意味合いが異なる画像データに対してもそれぞれ画像取得時の状況を考慮した画像処理を行うことができ、ユーザが意図する良好な処理後画像を提供することが可能となった。
【0211】
このように、本発明によれば、画像情報の取得時の条件を示す情報により、高精度な自動画像補正を実現することができ、撮影時の意図を、より反映した高品質の処理後画像を提供することが可能となった。
【0212】
さらに、本発明によれば、撮影時に画像データに付加される属性情報に応じて画像補正する場合と、画像データに関連付けて記録されている画像補正情報とが両方記録されている場合にも、より適切な画像補正を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した画像印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記画像印刷システムで処理対象となる画像データを説明するための図である。
【図3】上記画像印刷システムで処理対象となる別の画像データを説明するための図である。
【図4】上記画像印刷システムの画像処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態における画像データの記録状態を説明するための図である。
【図6】第2の実施の形態における画像処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態における画像処理装置の動作を説明するための図6のフローチャートの続きである。
【図8】第3の実施の形態において、本発明を適用した画像印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図9】第3の実施の形態において、画像補正設定を行うための表示例を示した図である。
【図10】第3の実施の形態における画像処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】第3の実施の形態における画像処理装置の動作を説明するための図6のフローチャートの続きである。
【図12】上記画像印刷システムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムをコンピュータ読出可能な記憶媒体から読み出して実行する当該コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図13】第4の実施の形態における画像印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図14】第4の実施の形態における画像データの記録状態を説明するための図である。
【図15】第4の実施の形態における画像処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】第4の実施の形態における画像処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100、200 画像印刷システム
101 ディジタルスチルカメラ
102 撮影条件設定部
103 撮影条件記録部
104 撮影画像記録部
105 フォーマット情報
106 撮影条件データ
107 撮影画像データ
108 画像処理装置
109 リーダ部
110 フォーマット解析部
111 撮影条件解析部
112 撮影画像解析部
113 画像補正処理部
114 印刷データ変換部
115 プリンタ
116 画像データ
117 データ解析部
118 タグ領域
201 ユーザーインターフェース
202 補正モード指示手段
203 指示情報解析部

Claims (9)

  1. 画像取得時の条件情報と画像出力のための補正情報とを含む画像情報に対して画像処理を施す画像処理装置であって、
    前記条件情報を記述するフォーマット、または、前記補正情報を記述するフォーマットを解析する解析手段と、
    前記条件情報または前記補正情報に基づいて、前記画像情報に画像処理を施す画像処理手段と、前記解析手段の解析結果に応じて、前記条件情報または前記補正情報のどちらを用いて画像処理を施すかを決定する決定手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記解析手段は、前記条件情報が記述されているフォーマットのバージョン情報、または、前記補正情報が記述されているフォーマットのバージョン情報を解析することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記補正情報のバージョン情報が、予め定められたバージョンよりも新しい場合には、補正情報に基づいて画像処理を施すと決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像情報はデジタルカメラによって撮影された画像情報であることを特徴とする請求項1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記条件情報は、前記画像情報の画像取得時における、露出、ストロボ、ホワイトバランス、および、撮影モードの少なくともいずれか1つの情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 画像取得時の条件情報と画像出力のための補正情報とを含む画像情報に対する画像処理方法であって、
    前記条件情報を記述するフォーマット、または、前記補正情報を記述するフォーマットを解析する解析工程と、
    前記条件情報または前記補正情報に基づいて、前記画像情報に画像処理を施す画像処理工程と、
    前記解析工程の解析結果に応じて、前記条件情報または前記補正情報のどちらを用いて画像処理を実行するかを決定する決定工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記解析工程では、前記条件情報が記述されているフォーマットのバージョン情報、または、前記補正情報が記述されているフォーマットのバージョン情報を解析することを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 請求項6または7に記載の画像処理方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 請求項6または7に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2003012267A 2002-03-20 2003-01-21 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Expired - Fee Related JP4012079B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003012267A JP4012079B2 (ja) 2002-03-20 2003-01-21 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US10/383,720 US7369163B2 (en) 2002-03-20 2003-03-10 Image processing apparatus, image processing method, and program using condition information for image processing

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002-78422 2002-03-20
JP2002078422 2002-03-20
JP2003012267A JP4012079B2 (ja) 2002-03-20 2003-01-21 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007197392A Division JP4673348B2 (ja) 2002-03-20 2007-07-30 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003348341A JP2003348341A (ja) 2003-12-05
JP4012079B2 true JP4012079B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=28043798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003012267A Expired - Fee Related JP4012079B2 (ja) 2002-03-20 2003-01-21 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7369163B2 (ja)
JP (1) JP4012079B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3790965B2 (ja) * 2002-03-20 2006-06-28 富士写真フイルム株式会社 デジタルカメラおよび画像処理装置
KR100739728B1 (ko) * 2005-09-01 2007-07-13 삼성전자주식회사 화상형성시스템 및 화상 형성 방법
JP2007257401A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
US8175532B2 (en) * 2006-06-06 2012-05-08 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for wireless communication via at least one of directional and omni-direction antennas
US9258458B2 (en) * 2009-02-24 2016-02-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Displaying an image with an available effect applied
JP5335501B2 (ja) * 2009-03-18 2013-11-06 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP5743384B2 (ja) * 2009-04-14 2015-07-01 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法とコンピュータプログラム
JP5471072B2 (ja) * 2009-06-26 2014-04-16 富士通株式会社 表示テスト装置、表示テストプログラムおよび表示テスト方法
US10198976B2 (en) 2015-07-31 2019-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Display set and display method
JP7259732B2 (ja) * 2019-12-23 2023-04-18 横河電機株式会社 配信サーバ、方法およびプログラム
JP2022172787A (ja) * 2021-05-07 2022-11-17 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置及びプログラム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1132349A (ja) 1997-07-10 1999-02-02 Fuji Photo Film Co Ltd カラープリンタ
JP3913324B2 (ja) 1997-08-15 2007-05-09 富士フイルム株式会社 画像情報記録媒体およびそれを使用するフォトフィニッシングシステム並びにそれを生成するプログラムを記録した記録媒体
JP2000244855A (ja) 1999-02-19 2000-09-08 Minolta Co Ltd 画像データの記録方法
JP4641571B2 (ja) * 1999-06-04 2011-03-02 富士フイルム株式会社 ディジタル・スチル・カメラおよびその制御方法
US6707950B1 (en) * 1999-06-22 2004-03-16 Eastman Kodak Company Method for modification of non-image data in an image processing chain
JP2002016939A (ja) * 2000-04-28 2002-01-18 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法および装置並びに記録媒体
JP4576770B2 (ja) * 2001-08-03 2010-11-10 セイコーエプソン株式会社 画像ファイルの生成

Also Published As

Publication number Publication date
US20030179298A1 (en) 2003-09-25
US7369163B2 (en) 2008-05-06
JP2003348341A (ja) 2003-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4095265B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、及びコンピュータプログラム
JP4006347B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム
US8391646B2 (en) Image processing device and method that performs image quality adjustment and resize processing on image data
JP2003274427A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム
JP4012079B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP4328956B2 (ja) デジタルカメラの制御方法及び装置
JP2004341901A (ja) 逆光人物画像の判定
US7768674B2 (en) Exposure determining device and exposure determining method
JP2004282570A (ja) 画像処理装置
US20050046724A1 (en) Image processing apparatus, method and program
JP4673348B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP2007174015A (ja) 画像管理プログラム、および画像管理装置
US7609425B2 (en) Image data processing apparatus, method, storage medium and program
JP4320225B2 (ja) 画像データに対する画像処理
JP4666009B2 (ja) 画像ファイルの出力画像調整
JP4766644B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP4665802B2 (ja) 明度補正処理装置および明度補正判別方法
JP2004222078A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラム
JP4455307B2 (ja) 画像処理装置及びその方法並びにメモリ媒体
JP2007041912A (ja) 画像処理装置
JP2004253909A (ja) 画像処理方法
JP2005006213A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP2003244622A (ja) 画像形成方法、画像処理装置、プリント作成装置及び記憶媒体
JP2004320640A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070730

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4012079

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees