JP2022172787A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の画像との間で画質の統一感が得られるように、2つ以上の対象物を含む一の画像を補正可能とする。【解決手段】プロセッサを備え、プロセッサは、複数の対象物の何れかをそれぞれが含む複数の画像を取得し、複数の画像における複数の対象物に関する解析結果に基づいて、複数の対象物のうちの2つ以上の対象物を含む一の画像を2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することを特徴とする情報処理装置。【選択図】図2
Description
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、画像認識部がページ記述データによって表現されたページ中の画像を認識し、自然画像判別部が認識された個々の画像が自然画像であるか否かを判別し、画像解析部が自然画像に対する画像補正処理のためのセットアップ条件を算出し、第2の補正条件算出部が互いに類似する類似自然画像について、画質を略一定とするための補正条件を算出し、画像補正部がセットアップ条件および補正条件に基づく画像補正処理を類似自然画像に施すデータ補正装置が記載されている。
特許文献2には、画像データを受け取ると、画像データを解析することにより、撮影対象を識別して複数の類別に分類し、画像データを補正する際には、この類別と、前に印刷した画像データの類別とに基づいて補正内容を決定し、補正処理を行う画像処理装置が記載されている。
複数の画像との間で画質の統一感が得られるように一の画像を補正したいが、その一の画像が2つ以上の対象物を含んでいる場合がある。このような場合に、その一の画像をその2つ以上の対象物の両方に合わせて補正する構成を採用したのでは、複数の画像との間で画質の統一感が得られるようにその一の画像を補正することができない。
本発明の目的は、複数の画像との間で画質の統一感が得られるように、2つ以上の対象物を含む一の画像を補正可能とすることにある。
請求項1に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、複数の対象物の何れかをそれぞれが含む複数の画像を取得し、前記複数の画像における前記複数の対象物に関する解析結果に基づいて、当該複数の対象物のうちの2つ以上の対象物を含む一の画像を当該2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、前記複数の画像を含む印刷物の原稿から、当該複数の画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記一の画像は、前記原稿から取得された前記複数の画像に含まれることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記解析結果は、前記複数の画像における前記複数の対象物の各対象物の重要性を示すことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記解析結果は、前記各対象物の重要性を、前記複数の画像のうちの当該各対象物を含む画像の数によって示すことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、前記2つ以上の対象物のうちの特定の対象物の重要性が基準以上であることを前記解析結果が示す場合に、前記一の画像を当該特定の対象物に合わせて補正することを決定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記プロセッサは、前記特定の対象物が第1の対象物及び第2の対象物である場合に、前記複数の画像の一部における当該第1の対象物及び当該第2の対象物に関する解析結果に基づいて、前記一の画像を当該第1の対象物及び当該第2の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記プロセッサは、前記2つ以上の対象物がユーザにより指定された対象物を含んでいれば、前記一の画像を当該指定された対象物に合わせて補正することを決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記プロセッサは、前記2つ以上の対象物がユーザにより指定された対象物を含んでいなければ、前記解析結果に基づいて、前記一の画像を当該2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、第1の対象物及び第2の対象物を含む一の画像を第1の原稿に含まれる状態で取得した場合に、当該一の画像を当該第1の対象物に合わせて補正し、前記一の画像を第2の原稿に含まれる状態で取得した場合に、当該一の画像を前記第2の対象物に合わせて補正することを特徴とする情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、複数の対象物の何れかをそれぞれが含む複数の画像を取得する機能と、前記複数の画像における前記複数の対象物に関する解析結果に基づいて、当該複数の対象物のうちの2つ以上の対象物を含む一の画像を当該2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、前記複数の画像を含む印刷物の原稿から、当該複数の画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記一の画像は、前記原稿から取得された前記複数の画像に含まれることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記解析結果は、前記複数の画像における前記複数の対象物の各対象物の重要性を示すことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記解析結果は、前記各対象物の重要性を、前記複数の画像のうちの当該各対象物を含む画像の数によって示すことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、前記2つ以上の対象物のうちの特定の対象物の重要性が基準以上であることを前記解析結果が示す場合に、前記一の画像を当該特定の対象物に合わせて補正することを決定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記プロセッサは、前記特定の対象物が第1の対象物及び第2の対象物である場合に、前記複数の画像の一部における当該第1の対象物及び当該第2の対象物に関する解析結果に基づいて、前記一の画像を当該第1の対象物及び当該第2の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記プロセッサは、前記2つ以上の対象物がユーザにより指定された対象物を含んでいれば、前記一の画像を当該指定された対象物に合わせて補正することを決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記プロセッサは、前記2つ以上の対象物がユーザにより指定された対象物を含んでいなければ、前記解析結果に基づいて、前記一の画像を当該2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、第1の対象物及び第2の対象物を含む一の画像を第1の原稿に含まれる状態で取得した場合に、当該一の画像を当該第1の対象物に合わせて補正し、前記一の画像を第2の原稿に含まれる状態で取得した場合に、当該一の画像を前記第2の対象物に合わせて補正することを特徴とする情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、複数の対象物の何れかをそれぞれが含む複数の画像を取得する機能と、前記複数の画像における前記複数の対象物に関する解析結果に基づいて、当該複数の対象物のうちの2つ以上の対象物を含む一の画像を当該2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、複数の画像との間で画質の統一感が得られるように、2つ以上の対象物を含む一の画像が補正可能となる。
請求項2の発明によれば、原稿内の画像との間で画質の統一感が得られるように、2つ以上の対象物を含む一の画像が補正可能となる。
請求項3の発明によれば、原稿内で画質の統一感が得られるように、原稿内の2つ以上の対象物を含む一の画像が補正可能となる。
請求項4の発明によれば、複数の画像における各対象物の重要性を考慮して、一の画像を何れの対象物に合わせて補正するかを決定することができる。
請求項5の発明によれば、複数の画像における各対象物を含む画像の数を考慮して、一の画像を何れの対象物に合わせて補正するかを決定することができる。
請求項6の発明によれば、複数の画像における重要性が基準以上の対象物に合わせて、一の画像が補正可能となる。
請求項7の発明によれば、複数の画像における重要性が基準以上の対象物が2つあったとしても、一の画像を何れの対象物に合わせて補正するかを決定することができる。
請求項8の発明によれば、一の画像を何れの対象物に合わせて補正するかをユーザが指定することができる。
請求項9の発明によれば、何れの対象物に合わせて補正するかをユーザが指定しなくても、一の画像を何れの対象物に合わせて補正するかを決定することができる。
請求項10の発明によれば、第1の対象物及び第2の対象物を含む一の画像を第1の原稿に含めるか第2の原稿に含めるかで、一の画像を第1の対象物に合わせて補正するか第2の対象物に合わせて補正するかを切り替えることができる。
請求項11の発明によれば、複数の画像との間で画質の統一感が得られるように、2つ以上の対象物を含む一の画像が補正可能となる。
請求項2の発明によれば、原稿内の画像との間で画質の統一感が得られるように、2つ以上の対象物を含む一の画像が補正可能となる。
請求項3の発明によれば、原稿内で画質の統一感が得られるように、原稿内の2つ以上の対象物を含む一の画像が補正可能となる。
請求項4の発明によれば、複数の画像における各対象物の重要性を考慮して、一の画像を何れの対象物に合わせて補正するかを決定することができる。
請求項5の発明によれば、複数の画像における各対象物を含む画像の数を考慮して、一の画像を何れの対象物に合わせて補正するかを決定することができる。
請求項6の発明によれば、複数の画像における重要性が基準以上の対象物に合わせて、一の画像が補正可能となる。
請求項7の発明によれば、複数の画像における重要性が基準以上の対象物が2つあったとしても、一の画像を何れの対象物に合わせて補正するかを決定することができる。
請求項8の発明によれば、一の画像を何れの対象物に合わせて補正するかをユーザが指定することができる。
請求項9の発明によれば、何れの対象物に合わせて補正するかをユーザが指定しなくても、一の画像を何れの対象物に合わせて補正するかを決定することができる。
請求項10の発明によれば、第1の対象物及び第2の対象物を含む一の画像を第1の原稿に含めるか第2の原稿に含めるかで、一の画像を第1の対象物に合わせて補正するか第2の対象物に合わせて補正するかを切り替えることができる。
請求項11の発明によれば、複数の画像との間で画質の統一感が得られるように、2つ以上の対象物を含む一の画像が補正可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[本実施の形態の概要]
本実施の形態は、複数の対象物の何れかをそれぞれが含む複数の画像を取得し、複数の画像における複数の対象物に関する解析結果に基づいて、複数の対象物のうちの2つ以上の対象物を含む一の画像を2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定する情報処理装置を提供する。
本実施の形態は、複数の対象物の何れかをそれぞれが含む複数の画像を取得し、複数の画像における複数の対象物に関する解析結果に基づいて、複数の対象物のうちの2つ以上の対象物を含む一の画像を2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定する情報処理装置を提供する。
ここで、情報処理装置は、複数の画像を含む印刷物の原稿やページ等の如何なる単位のデータから複数の画像を取得するものであってもよいが、以下では、複数の画像を含む印刷物の原稿から複数の画像を取得するものとして説明する。
その場合、2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定する対象である一の画像は、原稿から取得された複数の画像に含まれる場合と含まれない場合とが考えられる。前者は、原稿内の画像を、原稿内での統一感が得られるように補正する場合であり、後者は、原稿外の画像を、原稿内の統一感に合わせて補正する場合である。情報処理装置は、これらの何れの補正を行うものであってもよいが、以下では、前者の補正を行うものとして説明する。
また、解析結果は、複数の画像における複数の対象物に関する如何なる情報であってもよいが、以下では、複数の画像における複数の対象物の各対象物の重要性を示す情報として説明する。
その場合、解析結果は、各対象物の重要性を、複数の画像における各対象物を含む画像に関する如何なる情報によって表すものでもよい。画像に関する情報には、例えば、複数の画像のうちの各対象物を含む画像の数、複数の画像における各対象物の面積、複数の画像の各画像における各対象物の位置等があるが、以下では、複数の画像のうちの各対象物を含む画像の数を例にとって説明する。
また、情報処理装置は、2つ以上の対象物のうちの特定の対象物の重要性が基準以上であることを解析結果が示す場合に、一の画像を特定の対象物に合わせて補正することを決定してもよい。ここで、2つ以上の対象物のうちの特定の対象物の重要性が基準以上であることには、例えば、2つ以上の対象物の中で特定の対象物の重要性が最高であることや、特定の対象物の重要性が予め定められた閾値以上であることがあるが、以下では、前者を例にとって説明する。
そして、情報処理装置は、特定の対象物が第1の対象物及び第2の対象物である場合に、複数の画像の一部における第1の対象物及び第2の対象物に関する解析結果に基づいて、一の画像を第1の対象物及び第2の対象物の何れに合わせて補正するかを決定するようにしてもよい。ここで、一部とは、複数の画像の一部であれば、複数の画像に占める割合が大きいか小さいかは問わないが、以下では、複数の画像を原稿に含まれる全ての画像とし、一部を原稿内のページに含まれる全ての画像とする場合を例にとって説明する。
情報処理装置は、以上の動作を、第1の動作として行う。尚、この場合、情報処理装置は、第1の対象物及び第2の対象物を含む一の画像を第1の原稿に含まれる状態で取得した場合に、一の画像を第1の対象物に合わせて補正し、一の画像を第2の原稿に含まれる状態で取得した場合に、一の画像を第2の対象物に合わせて補正するものと捉えることもできる。
加えて、情報処理装置は、2つ以上の対象物がユーザにより指定された対象物を含んでいれば、一の画像をその指定された対象物に合わせて補正することを決定してもよい。その場合、情報処理装置は、2つ以上の対象物がユーザにより指定された対象物を含んでいなければ、解析結果に基づいて、一の画像を2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定してもよい。
情報処理装置は、第1の動作にこの動作を追加した動作を、第2の動作として行う。
また、以下では、情報処理装置として画像処理装置を例にとって説明する。ここで、画像処理装置は、画像処理ソフトウェアがインストールされたPC(Personal Computer)等であってよく、画像処理後の画像を印刷する印刷装置に接続されていてもよい。
[画像処理装置のハードウェア構成]
図1は、本実施の形態における画像処理装置10のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、画像処理装置10は、プロセッサ11と、メインメモリ12及びHDD(Hard Disk Drive)13とを備える。ここで、プロセッサ11は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、後述する各機能を実現する。また、メインメモリ12は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、HDD13は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。更に、画像処理装置10は、外部との通信を行うための通信インターフェース(以下、「I/F」と表記する)14と、ディスプレイ等の表示デバイス15と、キーボードやマウス等の入力デバイス16とを備える。
図1は、本実施の形態における画像処理装置10のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、画像処理装置10は、プロセッサ11と、メインメモリ12及びHDD(Hard Disk Drive)13とを備える。ここで、プロセッサ11は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、後述する各機能を実現する。また、メインメモリ12は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、HDD13は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。更に、画像処理装置10は、外部との通信を行うための通信インターフェース(以下、「I/F」と表記する)14と、ディスプレイ等の表示デバイス15と、キーボードやマウス等の入力デバイス16とを備える。
[画像処理装置の機能構成]
図2は、本実施の形態における画像処理装置10の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、画像処理装置10は、原稿取得部21と、画像取得部22と、シーン判定部23と、シーン情報記憶部24と、補正内容決定部28と、補正処理部29とを備えている。
図2は、本実施の形態における画像処理装置10の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、画像処理装置10は、原稿取得部21と、画像取得部22と、シーン判定部23と、シーン情報記憶部24と、補正内容決定部28と、補正処理部29とを備えている。
原稿取得部21は、第1の動作を行う場合、複数の画像を含む印刷物の原稿を取得する。ここで、印刷物とは、紙等の記録媒体に印刷装置による印刷がなされ、特定の用途に用いられるものをいう。印刷物には、例えば、フォトブックや、食品商材がある。原稿とは、その印刷物を作成するために印刷装置に出力されるデータのことである。原稿には、例えば、ソフトウェアにより作成されたフォトブックや食品商材のデータがある。
原稿取得部21は、第2の動作を行う場合、上記に加えて、ユーザが原稿において最優先したいシーンである最優先シーンを示す原稿モードも取得する。後述するように、第1の動作では、多くの画像に含まれるシーンに合わせて補正するが、第2の動作では、あるシーンを含む画像が少なくても、ユーザが最優先でそのシーンに合わせて補正したい場合もあるため、画像の数に関わらず最優先シーンを外部から指定できるようにしている。
画像取得部22は、原稿取得部21により取得された原稿から複数の画像を取得する。ここで、複数の画像は、原稿に含まれる全ての画像とするのが好ましいが、全ての画像とすると画像が多くなり過ぎる場合等は、原稿に含まれる一部の画像としてもよい。また、複数の画像のそれぞれは、予め用意された複数のシーンの何れかを含む。ここで、シーンとは、画像に含まれる対象物のことである。例えば、画像が写真であるとすると、シーンとは、画像に含まれる被写体、つまり撮影対象である。シーンには、例えば、風景、人、動物、料理等がある。シーンとしては、例えば、AIによる画像判別技術で判別可能なものが予め用意されるとよい。本実施の形態では、複数の対象物の何れかをそれぞれが含む複数の画像を取得することの一例として、画像取得部22の処理を行っている。
シーン判定部23は、画像取得部22により取得された複数の画像のそれぞれが含むシーンを判定することにより、原稿におけるシーンに関するシーン情報を作成する。シーン判定部23は、例えば、AIによる画像判別技術を用いて、シーンを判定すればよい。シーン判定部23は、シーンごとにそのシーンを含む画像の数をカウントし、シーンごとのそのシーンを含む画像の数の情報をシーン情報として作成する。尚、シーン判定部23は、画像取得部22により取得された画像が含むシーンを判定する都度、その画像を補正内容決定部28に受け渡す。
シーン情報記憶部24は、シーン判定部23により作成されたシーン情報を記憶する。本実施の形態では、複数の画像における複数の対象物に関する解析結果の一例として、シーン情報を用いている。また、本実施の形態では、複数の画像における複数の対象物の各対象物の重要性を示す解析結果の一例としても、シーン情報を用いている。更に、本実施の形態では、各対象物の重要性を、複数の画像のうちの各対象物を含む画像の数によって示す解析結果の一例としても、シーン情報を用いている。
補正内容決定部28は、第1の動作を行う場合、シーン判定部23から渡された2つ以上のシーンを含む画像をその2つ以上のシーンの何れに合わせて補正するかを、シーン情報記憶部24に記憶されたシーン情報によって決定する。本実施の形態では、解析結果に基づいて、複数の対象物のうちの2つ以上の対象物を含む一の画像を2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することの一例として、補正内容決定部28のこの処理を行っている。
例えば、補正内容決定部28は、シーン判定部23から渡された2つ以上のシーンを含む画像を、原稿内で最も多くの画像に含まれるシーンに合わせて補正することを決定する。本実施の形態では、2つ以上の対象物のうちの特定の対象物の重要性が基準以上であることを解析結果が示す場合の一例として、2つ以上のシーンのうちのあるシーンが原稿内で最も多くの画像に含まれる場合を用いている。また、本実施の形態では、その場合に一の画像を特定の対象物に合わせて補正することを決定することの一例として、補正内容決定部28のこの処理を行っている。
また、補正内容決定部28は、原稿内で最も多くの画像に含まれるシーンが複数あれば、シーン判定部23から渡された2つ以上のシーンを含む画像を、ページ内で最も多くの画像に含まれるシーンに合わせて補正することを決定する。本実施の形態では、特定の対象物が第1の対象物及び第2の対象物である場合の一例として、原稿内で最も多くの画像に含まれるシーンが複数ある場合を用いている。また、本実施の形態では、複数の画像の一部における第1の対象物及び第2の対象物に関する解析結果の一例として、ページ内で最も多くの画像に含まれるシーンの情報を用いている。更に、本実施の形態では、その場合にその解析結果に基づいて一の画像を第1の対象物及び第2の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することの一例として、補正内容決定部28のこの処理を行っている。
更に、補正内容決定部28は、ページ内で最も多くの画像に含まれるシーンが複数あれば、シーン判定部23から渡された2つ以上のシーンを含む画像を、予め定められた優先順位によって決まるシーンに合わせて補正することを決定する。ここで、予め定められた優先順位としては、人、風景、動物、料理、花、工業製品の順が例示される。これは、補正の影響の度合いを加味して得られた影響の度合いが弱いと思われる順である。
そして、補正内容決定部28は、そのシーンに合わせて補正する際の補正内容を、予め定めたシーンと補正内容との対応に基づいて決定する。
補正内容決定部28は、第2の動作を行う場合、上記に加えて、シーン判定部23から渡された2つ以上のシーンを含む画像をその2つ以上のシーンの何れに合わせて補正するかを、原稿取得部21により取得された原稿モードによっても決定する。例えば、補正内容決定部28は、原稿モードに基づいて最優先シーンを特定する。そして、補正内容決定部28は、シーン判定部23から渡された2つ以上のシーンを含む画像を、2つ以上のシーンに最優先シーンが含まれていれば、最優先シーンに合わせて補正することを決定する。本実施の形態では、ユーザにより指定された対象物の一例として、最優先シーンを用いている。また、本実施の形態では、2つ以上の対象物がユーザにより指定された対象物を含んでいれば、一の画像をその指定された対象物に合わせて補正することを決定することの一例として、補正内容決定部28のこの処理を行っている。
また、補正内容決定部28は、シーン判定部23から渡された2つ以上のシーンを含む画像に対して、2つ以上のシーンに最優先シーンが含まれていなければ、第1の動作と同じ補正を行う。本実施の形態では、2つ以上の対象物がユーザにより指定された対象物を含んでいなければ、解析結果に基づいて、一の画像を2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することの一例として、補正内容決定部28のこの処理を行っている。
補正処理部29は、補正内容決定部28から画像及び補正内容が渡されると、渡された画像に対して、渡された補正内容で補正処理を行う。本実施の形態では、第1の対象物及び第2の対象物を含む一の画像を第1の原稿に含まれる状態で取得した場合に、一の画像を第1の対象物に合わせて補正し、一の画像を第2の原稿に含まれる状態で取得した場合に、一の画像を第2の対象物に合わせて補正することの一例として、補正処理部29の処理を行っている。
尚、画像処理装置10は、必ずしも、原稿取得部21、画像取得部22、シーン判定部23、シーン情報記憶部24、補正内容決定部28、補正処理部29の全てを備える必要はない。例えば、画像処理装置10は原稿取得部21を備えなくてもよい。その場合、画像処理装置10では、画像取得部22が、原稿に含める前の複数の画像を取得するようにしてもよい。或いは、画像処理装置10は補正処理部29を備えなくてもよい。その場合、画像処理装置10は、補正内容決定部28で決定された補正内容を他の装置に伝え、他の装置が、補正対象の画像に対して伝えられた補正内容で補正を行うようにしてもよい。
[画像処理装置の第1の動作]
図3-1及び図3-2は、本実施の形態における画像処理装置10の第1の動作の例を示したフローチャートである。尚、以下では、説明を簡単にするため、1つの画像は多くて2つのシーンを含むものとする。
図3-1及び図3-2は、本実施の形態における画像処理装置10の第1の動作の例を示したフローチャートである。尚、以下では、説明を簡単にするため、1つの画像は多くて2つのシーンを含むものとする。
図3-1に示すように、画像処理装置10では、まず、原稿取得部21が、原稿を取得する(ステップ201)。
次に、画像取得部22が、ステップ201で取得された原稿から、複数の画像を取得する(ステップ202)。
次いで、シーン判定部23が、ステップ202で取得された複数の画像のうち、1つの画像に着目する(ステップ203)。そして、シーン判定部23は、ステップ203で着目した画像のシーンを判定する(ステップ204)。これにより、シーン判定部23は、シーン情報記憶部24に記憶されたシーン情報において、シーンごとの画像数をカウントアップする(ステップ205)。その後、シーン判定部23は、ステップ202で取得された複数の画像の中に、未処理の画像があるかどうかを判定する(ステップ206)。そして、シーン判定部23は、未処理の画像があると判定すれば、ステップ203へ処理を戻し、未処理の画像がないと判定すれば、図3-2へ処理を進める。
次に、図3-2に示すように、補正内容決定部28が、ステップ204でのシーン判定に用いられた複数の画像のうち、1つの画像に着目する(ステップ211)。そして、補正内容決定部28は、ステップ211で着目した画像が2つのシーンを含むかどうかを判定する(ステップ212)。ステップ212でその画像が2つのシーンを含まないと判定すれば、補正内容決定部28は、その画像が含む1つのシーンに合わせた補正内容を決定する(ステップ213)。
ステップ212でその画像が2つのシーンを含むと判定すれば、補正内容決定部28は、その2つのシーンのうちの優先するシーンの補正内容を決定する優先補正内容決定処理を行う(ステップ217)。この優先補正内容決定処理の詳細については後述する。
次いで、補正処理部29は、ステップ211で着目された画像に対し、ステップ213又はステップ217で決定された補正内容で補正を行う(ステップ218)。その後、補正処理部29は、ステップ204でシーン判定に用いられた複数の画像のうち、未処理の画像があるかどうかを判定する(ステップ219)。そして、補正処理部29は、未処理の画像があると判定すれば、ステップ211へ処理を戻し、未処理の画像がないと判定すれば、処理を終了する。
また、図4は、図3-2のステップ217の優先補正内容決定処理の流れの例を示したフローチャートである。
補正内容決定部28は、まず、シーン情報記憶部24に記憶されたシーン情報を参照することにより、原稿内においてシーンAの画像及びシーンBの画像の何れが多いかを判定する(ステップ221)。ステップ221で原稿内においてシーンAの画像が多いと判定すれば、補正内容決定部28は、シーンAに合わせた補正内容を決定する(ステップ222)。ステップ221で原稿内においてシーンBの画像が多いと判定すれば、補正内容決定部28は、シーンBに合わせた補正内容を決定する(ステップ223)。
他方、ステップ221で原稿内においてシーンAの画像の数とシーンBの画像の数とが同じと判定すれば、補正内容決定部28は、ページ内においてシーンAの画像及びシーンBの画像の何れが多いかを判定する(ステップ224)。ステップ224でページ内においてシーンAの画像が多いと判定すれば、補正内容決定部28は、シーンAに合わせた補正内容を決定する(ステップ225)。ステップ224でページ内においてシーンBの画像が多いと判定すれば、補正内容決定部28は、シーンBに合わせた補正内容を決定する(ステップ226)。他方、ステップ224でページ内においてシーンAの画像の数とシーンBの画像の数とが同じと判定すれば、補正内容決定部28は、予め定められた優先順位によって決まるシーンに合わせた補正内容を決定する(ステップ227)。
[画像処理装置の第1の動作における具体例]
図5(a),(b)は、図3-1のステップ201で原稿取得部21が原稿を取得するのに先立って表示デバイス15に表示される補正設定画面300の例を示した図である。図示するように、補正設定画面300は、プルダウンリスト310を含む。プルダウンリスト310では、自動補正及び手動補正の何れで画像を補正するかが選択される。
図5(a),(b)は、図3-1のステップ201で原稿取得部21が原稿を取得するのに先立って表示デバイス15に表示される補正設定画面300の例を示した図である。図示するように、補正設定画面300は、プルダウンリスト310を含む。プルダウンリスト310では、自動補正及び手動補正の何れで画像を補正するかが選択される。
図5(a)に、プルダウンリスト310で手動補正が選択された場合の補正設定画面300の状態を示す。この場合は、チェックボックス331,332及びスライダバー333,334がアクティブ表示され、その他の項目は非アクティブ表示される。チェックボックス331,332では、それぞれ、肌補正及びノイズ補正を行う旨が指示される。スライダバー333,334では、それぞれ、明るさ及び鮮やかさの程度が指示される。
図5(b)に、プルダウンリスト310で自動補正が選択された場合の補正設定画面300の状態を示す。この場合は、チェックボックス321がアクティブ表示され、その他の項目は非アクティブ表示される。チェックボックス321では、原稿用途に応じて補正を最適化する旨が指示される。そして、チェックボックス321でこのような指示が行われた場合に、本実施の形態の動作が行われる。
図6は、図3-1のステップ205でシーン判定部23が複数の画像についてシーンごとの画像数をカウントアップした後のシーン情報600の例を示した図である。図示するように、シーン情報600は、シーン名と、画像数とを対応付けたものとなっている。
シーン名は、シーンの名称である。画像数は、対応するシーンを含む画像の数である。この図は、図3-1のステップ202で取得した画像の中に、風景を含む画像が20枚、人を含む画像が30枚、動物を含む画像が5枚、料理を含む画像が4枚、花を含む画像が3枚、工業製品を含む画像が0枚含まれていたことを示している。尚、1つの画像が複数のシーンを含む場合は、その複数のシーンのそれぞれについて、画像数をカウントしてよい。例えば、ある画像が人と料理とを含む場合、その画像を、人を含む画像としても1枚、料理を含む画像としても1枚カウントしてよい。
図7は、図3-2のステップ213、又は、図4のステップ222、ステップ223、ステップ225、ステップ226、ステップ227で補正内容決定部28が補正内容を決定する際に参照する補正内容情報700の例を示した図である。
図示するように、補正内容情報700は、シーン名と、明るさ補正情報と、コントラスト補正情報と、ノイズ補正情報と、シャープネス補正情報と、彩度補正情報と、肌色補正情報とを対応付けたものとなっている。シーン名は、シーンの名称である。明るさ補正情報、コントラスト補正情報、ノイズ補正情報、彩度補正情報と、肌色補正情報は、画像が対応するシーンを含む場合にそれぞれ該当する補正を行うかどうかを定義した情報である。また、シャープネス補正情報は、画像が対応するシーンを含む場合にシャープネス補正をどの程度行うかを定義した情報である。
例えば、人と料理とを含む画像を補正する場合を考える。この画像を人に合わせて補正するのであれば、明るさ補正、コントラスト補正、ノイズ補正、肌色補正を行うことになる。一方で、この画像を料理に合わせて補正するのであれば、明るさ補正、コントラスト補正、彩度補正を行い、シャープネス補正を弱めに行うことになる。尚、図7に示したシーンに対する補正の組み合わせはあくまで一例である。
[画像処理装置の第2の動作]
図8-1及び図8-2は、本実施の形態における画像処理装置10の第2の動作の例を示したフローチャートである。尚、以下でも、説明を簡単にするため、1つの画像は多くて2つのシーンを含むものとする。
図8-1及び図8-2は、本実施の形態における画像処理装置10の第2の動作の例を示したフローチャートである。尚、以下でも、説明を簡単にするため、1つの画像は多くて2つのシーンを含むものとする。
図8-1に示すように、画像処理装置10では、まず、原稿取得部21が、原稿モードを受け付ける(ステップ251)。尚、この原稿モードは、補正内容決定部28が参照可能な図示しないメモリに記憶されるものとする。そして、原稿取得部21は、原稿を取得する(ステップ261)。
次に、画像取得部22が、ステップ261で取得された原稿から、複数の画像を取得する(ステップ262)。
次いで、シーン判定部23が、ステップ262で取得された複数の画像のうち、1つの画像に着目する(ステップ263)。そして、シーン判定部23は、ステップ263で着目した画像のシーンを判定する(ステップ264)。これにより、シーン判定部23は、シーン情報記憶部24に記憶されたシーン情報において、シーンごとの画像数をカウントアップする(ステップ265)。その後、シーン判定部23は、ステップ262で取得された複数の画像の中に、未処理の画像があるかどうかを判定する(ステップ266)。そして、シーン判定部23は、未処理の画像があると判定すれば、ステップ263へ処理を戻し、未処理の画像がないと判定すれば、図8-2へ処理を進める。
次に、図8-2に示すように、補正内容決定部28が、ステップ264でのシーン判定に用いられた複数の画像のうち、1つの画像に着目する(ステップ271)。そして、補正内容決定部28は、ステップ271で着目した画像が2つのシーンを含むかどうかを判定する(ステップ272)。ステップ272でその画像が2つのシーンを含まないと判定すれば、補正内容決定部28は、その画像が含む1つのシーンに合わせた補正内容を決定する(ステップ273)。
ステップ272でその画像が2つのシーンを含むと判定すれば、補正内容決定部28は、ステップ251で受け付けられ、図示しないメモリに記憶された原稿モードに基づいて、最優先シーンを決定する(ステップ274)。そして、補正内容決定部28は、ステップ272で特定された2つのシーンの中に最優先シーンがあるかどうかを判定する(ステップ275)。ステップ275で2つのシーンの中に最優先シーンがあると判定すれば、補正内容決定部28は、最優先シーンに合わせた補正内容を決定する(ステップ276)。
ステップ275で2つのシーンの中に最優先シーンがないと判定すれば、補正内容決定部28は、その2つのシーンのうちの優先するシーンの補正内容を決定する優先補正内容決定処理を行う(ステップ277)。この優先補正内容決定処理の詳細については図4を参照して説明したので、ここでの説明は省略する。
次いで、補正処理部29は、ステップ271で着目された画像に対し、ステップ273、ステップ276、又はステップ277で決定された補正内容で補正を行う(ステップ278)。その後、補正処理部29は、ステップ264でシーン判定に用いられた複数の画像のうち、未処理の画像があるかどうかを判定する(ステップ279)。そして、補正処理部29は、未処理の画像があると判定すれば、ステップ271へ処理を戻し、未処理の画像がないと判定すれば、処理を終了する。
[画像処理装置の第2の動作における具体例]
図9は、図8-1のステップ251で原稿取得部21が原稿モードを取得する際に表示デバイス15に表示される補正設定画面350の例を示した図である。図示するように、補正設定画面350は、プルダウンリスト360を含む。プルダウンリスト360では、自動補正及び手動補正の何れで画像を補正するかが選択される。
図9は、図8-1のステップ251で原稿取得部21が原稿モードを取得する際に表示デバイス15に表示される補正設定画面350の例を示した図である。図示するように、補正設定画面350は、プルダウンリスト360を含む。プルダウンリスト360では、自動補正及び手動補正の何れで画像を補正するかが選択される。
図9に、プルダウンリスト360で自動補正が選択された場合の補正設定画面350の状態を示す。この場合は、チェックボックス371,372及びプルダウンリスト373がアクティブ表示され、その他の項目は非アクティブ表示される。チェックボックス371では、原稿用途に応じて補正を最適化する旨が指示される。チェックボックス372では、原稿モードを指定する旨が指示される。プルダウンリスト373では、何れかの原稿モードが選択される。ここでは、人優先モードが選択されている。そして、チェックボックス371,372でこのような指示が行われた場合に、本実施の形態の動作が行われる。尚、ここでは、プルダウンリスト373で人優先モードが選択されているので、図8-2のステップ276で、補正内容決定部28は、2つのシーンを含む画像の補正内容として、その2つのシーンに人が含まれていれば、人に合わせた補正内容を決定する。
図8-1のステップ265でシーン判定部23が複数の画像についてシーンごとの画像数をカウントアップした後のシーン情報は、図6を参照して説明したものと同じである。
図10は、図8-2のステップ274で補正内容決定部28が最優先シーンを決定する際に参照する最優先シーン情報750の例を示した図である。
図示するように、最優先シーン情報は、原稿モードと、最優先シーン名とを対応付けたものとなっている。原稿モードは、ユーザが原稿において最優先したいシーンである最優先シーンを示すモードである。最優先シーン名は、対応する原稿モードで示される最優先シーンの名称である。
図8-2のステップ273、ステップ276、又は、図4のステップ222、ステップ223、ステップ225、ステップ226、ステップ227で補正内容決定部28が補正内容を決定する際に参照する補正内容情報は、図7を参照して説明したものと同じである。
[プロセッサ]
本実施の形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
本実施の形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
また、本実施の形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は、本実施の形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、変更してもよい。
[プログラム]
本実施の形態における画像処理装置10が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
本実施の形態における画像処理装置10が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
即ち、本実施の形態を実現するプログラムは、コンピュータに、複数の対象物の何れかをそれぞれが含む複数の画像を取得する機能と、複数の画像における複数の対象物に関する解析結果に基づいて、複数の対象物のうちの2つ以上の対象物を含む一の画像をその2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定する機能とを実現させるためのプログラムとして捉えられる。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
10…画像処理装置、21…原稿取得部、22…画像取得部、23…シーン判定部、24…シーン情報記憶部、28…補正内容決定部、29…補正処理部
Claims (11)
- プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
複数の対象物の何れかをそれぞれが含む複数の画像を取得し、
前記複数の画像における前記複数の対象物に関する解析結果に基づいて、当該複数の対象物のうちの2つ以上の対象物を含む一の画像を当該2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記プロセッサは、前記複数の画像を含む印刷物の原稿から、当該複数の画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記一の画像は、前記原稿から取得された前記複数の画像に含まれることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記解析結果は、前記複数の画像における前記複数の対象物の各対象物の重要性を示すことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記解析結果は、前記各対象物の重要性を、前記複数の画像のうちの当該各対象物を含む画像の数によって示すことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、前記2つ以上の対象物のうちの特定の対象物の重要性が基準以上であることを前記解析結果が示す場合に、前記一の画像を当該特定の対象物に合わせて補正することを決定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、前記特定の対象物が第1の対象物及び第2の対象物である場合に、前記複数の画像の一部における当該第1の対象物及び当該第2の対象物に関する解析結果に基づいて、前記一の画像を当該第1の対象物及び当該第2の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、前記2つ以上の対象物がユーザにより指定された対象物を含んでいれば、前記一の画像を当該指定された対象物に合わせて補正することを決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、前記2つ以上の対象物がユーザにより指定された対象物を含んでいなければ、前記解析結果に基づいて、前記一の画像を当該2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
- プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
第1の対象物及び第2の対象物を含む一の画像を第1の原稿に含まれる状態で取得した場合に、当該一の画像を当該第1の対象物に合わせて補正し、
前記一の画像を第2の原稿に含まれる状態で取得した場合に、当該一の画像を前記第2の対象物に合わせて補正する
ことを特徴とする情報処理装置。 - コンピュータに、
複数の対象物の何れかをそれぞれが含む複数の画像を取得する機能と、
前記複数の画像における前記複数の対象物に関する解析結果に基づいて、当該複数の対象物のうちの2つ以上の対象物を含む一の画像を当該2つ以上の対象物の何れに合わせて補正するかを決定する機能と
を実現させるためのプログラム。
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