JP2009059831A - 固体電解コンデンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
固体電解質を有する固体電解コンデンサにおいて、前記固体電解質として、アルコキシ基を有するエチレンジオキシチオフェン誘導体と、アルコキシ基を有するプロピレンジオキシチオフェン誘導体との混合物をモノマーとし、ドーパントとしてアルコキシ芳香族スルホン酸イオンを用いた重合物である導電性高分子層を含む固体電解質を具えた固体電解コンデンサを作製する。前記アルコキシ基を有するエチレンジオキシチオフェン誘導体と前記アルコキシ基を有するプロピレンジオキシチオフェン誘導体の混合割合は、重量比で、3:2〜4:1であることが好ましい。
【選択図】図1
Description
本発明は、固体電解質を有する固体電解コンデンサに関する。特に固体電解質として導電性高分子を有し、且つ耐熱性に優れた固体電解コンデンサに関する。
エッチング処理、化成処理を行った陽極箔2と、陰極箔3をセパレータ4を介して巻回し、巻き止めテープ5で止めて、コンデンサ素子1を作製した。尚、陽極箔2および陰極箔3には、リードタブ6を介して夫々陽極リード線7および陰極リード線8と接続されている。その後2wt%のアジピン酸アンモニウム水溶液を用いて、該コンデンサ素子1の切り口化成を行った。
(実施例2)
化合物Aと化合物Bの重量比を9:1にしたこと以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例3)
化合物Aと化合物Bの重量比を7:3にしたこと以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例4)
化合物Aと化合物Bの重量比を3:2にしたこと以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例5)
化合物Aと化合物Bの重量比を1:1にしたこと以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(比較例1)
ドーパント兼酸化剤としてp−トルエンスルホン酸第二鉄を用いたこと以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(比較例2)
モノマーとして3,4−エチレンジオキシチオフェンを用いたこと以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(比較例3)
ドーパント兼酸化剤としてp−トルエンスルホン酸第二鉄塩を用いたこと以外は比較例2と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
表1より、モノマーとして化合物Aと化合物Bの混合物を、ドーパントとしてアルコキシ芳香族スルホン酸イオンを用いた本発明は、モノマーが化合物Aと化合物Bの混合物でドーパントが従来広く用いられているp−トルエンスルホン酸イオンである比較例1に比べてESRも低減し、耐熱性も良好であることがわかる。また、実施例1、3、4と、ドーパントとしてアルコキシ芳香族スルホン酸イオンを、モノマーとして従来広く用いられている3,4−エチレンジオキシチオフェンを用いた比較例3とを比べて、実施例1、3、4の方がESR特性および耐熱性が優れていることがわかる。さらに、表1には記載していないが、実施例1、3、4は漏れ電流特性が良好であったが、比較例3は実施例より漏れ電流特性が劣性であった。
上記実施例は、本発明を説明するためのものに過ぎず、特許請求の範囲に記載の発明を限定する様に解すべきでない。本発明は、特許請求の範囲内及び均等の意味の範囲内で自由に変更することができる。例えば、本発明の実施の最良の形態および実施例は、巻回式のコンデンサであるが、図2に示すような焼結体を陽極体として用いたものであってもよい。また、固体電解質は一層のみでなく、本発明の導電性高分子層を含む多数の層を積層させていてもよい。
2 陽極箔
3 陰極箔
4 セパレータ
5 まき止めテープ
6 リードタブ
7 陽極リード線
8 陰極リード線
9 有底ケース
10 封口部材
11 焼結体
12 陽極リード
13 誘電体皮膜
14 固体電解質
15 陰極引出層
16 枕部
21 陽極リードフレーム
22 陰極リードフレーム
Claims (3)
- 前記混合物において、化合物Aと化合物Bの重量比が、3:2〜4:1であることを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
- 前記ドーパントを有する溶質の溶媒に対する濃度が40〜65wt%であることを特徴とする請求項1または2に記載の固体電解コンデンサ。
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JP2007224958A JP2009059831A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 固体電解コンデンサ |
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Cited By (2)
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-
2007
- 2007-08-31 JP JP2007224958A patent/JP2009059831A/ja active Pending
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