JP2009059596A - 回路遮断器 - Google Patents

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健太郎 小倉
Takao Mihashi
孝夫 三橋
Masahiro Fushimi
征浩 伏見
Kenichi Nishina
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Abstract

【課題】回路遮断器が作動する短絡事故発生時には、固定接触子と可動接触子との間に流れる電流を低減させ、回路遮断器が作動しない通常通電時には、固定接点および可動接点の温度の上昇を低減させることができる回路遮断器を得る。
【解決手段】固定接点3を有する先端部が折り返され、基端部に接続端子1aを有した固定接触子1と、固定接触子1に対向して設けられ、固定接点3と接触する可動接点4を有するとともに、回動部2aを中心に回動可能な可動接触子2とを備え、可動接触子2と対向した先端部の領域は、固定接点3と可動接点4とが通電した際に、可動接触子2に流れる電流の方向と反対の方向に電流が流れて、可動接触子2を反発する反発領域1cである回路遮断器において、可動接点4の基端部側には、消弧グリッド7が設けられ、先端部と基端部との間には絶縁性熱伝導部材6が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、固定接点を有する固定接触子と、固定接点と接触する可動接点を有する可動接触子とを備えた回路遮断器に関する。
従来、固定接点を有する先端部が折り返され、基端部に開閉可能な接点部を有した限流器の一端部が接続された固定接触子と、前記固定接触子に対向して設けられ、前記固定接点と接触する可動接点を有するとともに、回動部を中心に回動可能な可動接触子とを備えた回路遮断器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この回路遮断器には、前記限流器の一端部と他端部との間に、前記一端部と前記他端部とを熱的に接続した絶縁性熱伝導部材が設けられている。
特開平5−28902号公報
しかしながら、このものの場合、回路遮断器が作動する短絡事故発生時には、固定接点と可動接点とが開くとともに、限流器の接点部も開くので、限流器の接点部にはアークが発生し、限流器の一端部と他端部との間には電圧差が生じる。
限流器の一端部と他端部との間の電圧差が生じると、その一端部と他端部との間に設けられた絶縁性熱伝導部材が短絡してしまい、限流器による電流の低減がされずに、固定接触子と可動接触子との間に大きな電流が流れてしまうという問題点があった。
この発明は、上述のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、回路遮断器が作動する短絡事故発生時には、固定接触子と可動接触子との間に流れる電流を低減させ、回路遮断器が作動しない通常通電時には、固定接点および可動接点の温度の上昇を低減させることができる回路遮断器を提供するものである。
この発明に係る回路遮断器は、固定接点を有する先端部が折り返され、基端部に外部電線と接続される接続端子を有した固定接触子と、前記固定接触子に対向して設けられ、前記固定接点と接触する可動接点を有するとともに、回動部を中心に回動可能な可動接触子とを備え、前記可動接触子と対向した前記先端部の領域は、前記固定接触子と前記可動接触子とが通電した際に、前記可動接触子に流れる電流の方向と反対の方向に電流が流れて、前記固定接点と前記可動接点とが離間する方向に前記可動接触子を反発する反発領域である回路遮断器において、前記可動接点の前記基端部側には、前記固定接点と前記可動接点との間に発生したアークを引寄せて取り込み、アークの伸長と分断によりアーク電圧を増大させる複数の磁性体を有した消弧グリッドが設けられ、前記先端部と前記基端部との間には、前記先端部と前記基端部とを熱的に接続した絶縁性熱伝導部材が設けられている。
この発明に係る回路遮断器によれば、回路遮断器が作動する短絡事故発生時には、固定接触子と可動接触子との間に流れる電流を低減させ、回路遮断器が作動しない通常通電時には、固定接点および可動接点の温度の上昇を低減させることができる。
以下、この発明の各実施の形態を図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当の部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る回路遮断器の要部側面図である。
実施の形態1に係る回路遮断器は、先端部が折り返され、基端部に電源側の外部電線と接続される接続端子1aを有した固定接触子1と、固定接触子1と対向して設けられ、回動部2aを中心に回動可能な可動接触子2とを備えている。
固定接触子1は先端部に固定接点3を有し、可動接触子2は、固定接点3と接触することで、固定接触子1と可動接触子2とが導通する可動接点4を有している。
固定接触子1は絶縁性のベース5に固定され、可動接触子2の回動部2aはベース5に設けられた図示しない可動接触子ホルダに回動可能に保持されている。
固定接触子1の先端部は、折曲部1bを介して、可動接触子2側に折り返されており、この先端部は、固定接触子1の接続端子1a側に向かって延びている。
折曲部1bから固定接点3までの領域は、固定接触子1と可動接触子2とが通電した際に、可動接触子2に流れる電流の方向と反対の方向に電流が流れて、固定接点3と可動接点4とが離間する方向に可動接触子2を反発する反発領域1cである。
固定接点3から接続端子1aに向かった領域は、固定接点3から伝達された熱を後述する絶縁性熱伝導部材6に伝達する熱伝導領域1dである。
熱伝導領域1dと接続端子1aとの間には、樹脂である絶縁性熱伝導部材6が設けられている。
なお、絶縁性熱伝導部材6は、樹脂に限らず、例えば、熱伝導性のシリコーンゲルやシリカ含有樹脂などの絶縁性の樹脂混合物、または抵抗率異方性のあるグラファイトシートや高抵抗部材であってもよい。
可動接点4の基端部側には、固定接点3と可動接点4との間に発生したアークを引寄せて取り込み、アークの伸長と分断によりアーク電圧を増大させる複数の磁性体を有した消弧グリッド7が設けられている。
熱伝導領域1dは、消弧グリッド7へアークを取り込むために、消弧グリッド7の近傍まで延びている。
これにより、固定接点3と可動接点4とが開いた場合に、固定接触子1と可動接触子2との間に流れる電流を低減させることができる。
次に、通常通電時における実施の形態1に係る回路遮断器における固定接点3および可動接点4の放熱について説明する。
通常通電時では、固定接点3と可動接点4とが接触しており、固定接触子1および可動接触子2には電流が流れ、その電流によりジュール熱が発生する。
また、固定接点3と可動接点4との間には、電流が流れることで接触抵抗による熱が発生するので、固定接点3および可動接点4は高温になる。
固定接点3および可動接点4の熱は、固定接触子1の熱伝導領域1dに伝達され、さらに、絶縁性熱伝導部材6を介して、接続端子1aに伝達される。
接続端子1aは、外部電線に接続され、また、外気にさらされているので冷却される。
以上により、固定接点3および可動接点4の温度の上昇を低減させることができる。
次に、短絡事故発生時における実施の形態1に係る回路遮断器の動作について説明する。
短絡事故発生時には、可動接触子2に大きな電流が流れるとともに、反発領域1cにも大きな電流が流れる。
可動接触子2に流れる電流の方向と、反発領域1cに流れる電流の方向が互いに反対の方向であるので、可動接触子2は反発領域1cから反発力を受け、可動接点4が固定接点3から離間する。
固定接点3と可動接点4とが離間すると、その間にアークが発生し、このアークの周囲に磁場が発生する。
発生したアークの近傍に磁性体からなる消弧グリッド7が設けられているので、アークにより発生した磁束は、アークを中心に消弧グリッド7と反対側が密となり消弧グリッド7側が粗となり、アークは消弧グリッド7側に引寄せられる。これにより、アーク長が伸長し、さらに、消弧グリッド7でのアークの分断により電極降下電圧が発生して、アーク電圧が増大する。
アーク電圧が増大することにより、固定接触子1と可動接触子2との間に流れる電流を低減させることができる。
以上説明したように、実施の形態1に係る回路遮断器によると、回路遮断器が作動する短絡事故発生時には、固定接触子1と可動接触子2との間のアークにより流れる電流を低減させ、回路遮断器が作動しない通常通電時には、固定接点3および可動接点4の熱を放熱して、温度の上昇を低減させることができる。
また、先端部が可動接触子2側に折り返されているので、簡単に、反発領域1cおよび熱伝導領域1dを設けることができる。
なお、上記実施の形態1では、熱伝導領域1dと接続端子1aとの間に絶縁性熱伝導部材6が設けられた回路遮断器について説明したが、勿論このものに限らず、図2に示すように、絶縁性熱伝導部材6と接続端子1aとの間に熱伝導部材8が設けられた回路遮断器であってもよい。
この場合、絶縁性熱伝導部材6の形状を自由に設定することができる。なお、熱伝導部材8は、絶縁性でなくてもよく、例えば、金属板のように熱伝導性の部材であればよい。
また、熱伝導領域1dと絶縁性熱伝導部材6との間に熱伝導部材8が設けられた回路遮断器であってもよい。
実施の形態2.
図3は実施の形態2に係る回路遮断器の要部側面図、図4は図3の固定接触子1と可動接触子2の平面図である。
実施の形態2に係る回路遮断器は、固定接触子1の先端部が、折曲部1bを介して、可動接触子2と反対側に折り返されており、この先端部は、固定接触子1の接続端子1a側に向かって延びている。
固定接触子1の基端部と折曲部1bとの間の領域には、可動接触子2が出入り可能な空間が形成されている。
折曲部1bから固定接点3までの領域は、固定接触子1と可動接触子2とが通電した際に、可動接触子2に流れる電流の方向と反対の方向に電流が流れて、固定接点3と可動接点4とが離間する方向に可動接触子2を反発する反発領域1cである。
固定接触子1の基端部から折曲部1bまでの領域は、固定接触子1と可動接触子2とが通電した際に、可動接触子2に流れる電流の方向と同一の方向に電流が流れて、可動接触子2が基端部から折曲部1bまでの領域と反発領域1cとの間にある状態では、固定接点3と可動接点4とが離間する方向に可動接触子2を吸引する吸引領域1eである。
可動接触子2と吸引領域1eとの間には、図示しない絶縁部材が設けられており、可動接触子2と吸引領域1eとの間にアークが発生して、電流が流れることを防いでいる。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、短絡事故発生時における実施の形態2に係る回路遮断器の動作について説明する。
短絡事故発生時には、可動接触子2に大きな電流が流れるとともに、反発領域1cにも大きな電流が流れる。
可動接触子2に流れる電流の方向と、反発領域1cに流れる電流の方向が互いに反対の方向であるので、可動接触子2は反発領域1cから反発力を受ける。
また同時に、可動接触子2に流れる電流の方向と、吸引領域1eに流れる電流の方向が互いに同一の方向であるので、可動接触子2は吸引領域1eから吸引力を受ける。
可動接触子2は、反発領域1cからの反発力に加え、吸引領域1eからの吸引力も受けて回動し、可動接点4と固定接点3とが離間する。
以上説明したように、実施の形態2に係る回路遮断器によると、折曲部1bから固定接点3までの領域には固定接点3と可動接点4とが離間する方向に可動接触子2を反発する反発領域1cが設けられ、基端部から折曲部1bまでの領域には固定接点3と可動接点4とが離間する方向に可動接触子2を吸引する吸引領域1eが設けられているので、短絡事故発生時には、可動接触子2は、反発領域1cからの反発力に加え、吸引領域1eからの吸引力を受けて回動し、固定接点3と可動接点4とを離間させることができる。
実施の形態3.
図5は実施の形態3に係る回路遮断器の要部側面図、図6は図5の固定接触子1と可動接触子2の平面図である。
実施の形態3に係る回路遮断器は、固定接触子1の先端部が、折曲部1bを介して、可動接触子2と反対側に折り返されており、この先端部は、固定接触子1の接続端子1a側に向かって延びている。
折曲部1bから固定接点3までの領域は、固定接触子1と可動接触子2とが通電した際に、可動接触子2に流れる電流の方向と反対の方向に電流が流れて、固定接点3と可動接点4とが離間する方向に可動接触子2を反発する反発領域1cである。
固定接触子1の基端部と折曲部1bとの間には、固定接点3および可動接点4を囲むように可動接触子2側に湾曲状に突出したブローアウトコイル9が設けられている。
ブローアウトコイル9には可動接触子2が出入り可能な空間が形成されており、このブローアウトコイル9は、固定接触子1と可動接触子2とが通電した際に、ブローアウトコイル9に電流が流れることで、ブローアウトコイル9は可動接触子2に鎖交する磁束を発生させて、固定接点3と可動接点4とが離間する方向に可動接触子2に駆動力を発生させる。
可動接触子2とブローアウトコイル9との間には、図示しない絶縁部材が設けられており、可動接触子2とブローアウトコイル9との間にアークが発生して、電流が流れることを防いでいる。
その他の構成は実施の形態2と同様である。
次に、短絡事故発生時における実施の形態3に係る回路遮断器の動作について説明する。
短絡事故発生時には、可動接触子2に大きな電流が流れるとともに、反発領域1cにも大きな電流が流れる。
可動接触子2に流れる電流の方向と、反発領域1cに流れる電流の方向が互いに反対の方向であるので、可動接触子2は反発領域1cから反発力を受ける。
また同時に、ブローアウトコイル9にも大きな電流が流れており、大きな電流が流れるブローアウトコイル9から、可動接触子2に鎖交する磁束が発生する。
この磁束は、可動接触子2に固定接点3と可動接点4とが離間する方向に駆動力を発生させる。
可動接触子2は、反発領域1cからの反発力に加え、ブローアウトコイル9からの駆動力も受けて回動し、可動接点4と固定接点3とが離間する。
固定接点3と可動接点4とが離間すると、その間にアークが発生する。ブローアウトコイル9により形成された磁束により、このアークは消弧グリッド7に向かった力を受ける。このことにより、固定接触子1と可動接触子2との間に流れる電流を低減させることができる。
実施の形態3に係る回路遮断器によると、折曲部1bから固定接点3までの領域には固定接点3と可動接点4とが離間する方向に可動接触子2を反発する反発領域1cが設けられ、固定接触子1の基端部と折曲部1bとの間には、固定接点3と可動接点4とが離間する方向に可動接触子2に駆動力を発生させるブローアウトコイル9が設けられているので、短絡事故発生時には、可動接触子2は、反発領域1cからの反発力に加え、ブローアウトコイル9からの駆動力を受けて回動し、可動接点4と固定接点3とを離間させることができる。
実施の形態4.
図7は実施の形態4に係る回路遮断器の要部側面図である。
実施の形態4に係る回路遮断器は、回動部2aが可動接触子2の中心に設けられており、可動接触子2の一端部の一方の面および他端部の他方の面には、それぞれ可動接点4が設けられている。
ベース5に対向したカバー10には、固定接点12を有する先端部が可動接触子2側に折り返され、基端部に負荷側の外部電線と接続される接続端子11aを有した固定接触子11が設けられている。
固定接点12と接続可能な可動接点4の基端部側には、固定接点12と可動接点4との間に発生したアークを引寄せて取り込み、アークの伸長と分断によりアーク電圧を増大させる複数の磁性体を有した消弧グリッド13が設けられている。
固定接触子1および固定接触子11のそれぞれは、先端部と基端部との間に絶縁性熱伝導部材6が設けられている。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
実施の形態4に係る回路遮断器によると、可動接触子2の両端部にそれぞれ可動接点4が設けられており、可動接触子2の両端部側にそれぞれ設けられた固定接触子1および固定接触子11が可動接触子2に対して、可動接触子2を一方向に回動させる反発力を与えるので、短絡事故発生時には、実施の形態1に係る回路遮断器よりも強い力で、可動接触子2を回動させて、固定接点3および固定接点12と可動接点4とを離間させることができる。
なお、上記実施の形態4では、可動接触子2の両端に、実施の形態1に係る回路遮断器の固定接触子1が配置された回路遮断器について説明したが、勿論このものに限らず、可動接触子2の両端に、例えば、実施の形態2に係る回路遮断器の固定接触子1または実施の形態3に係る回路遮断器の固定接触子1が配置された回路遮断器であってもよい。これにより、同様の効果を得ることができる。
実施の形態1に係る回路遮断器の要部側面図である。 実施の形態1に係る回路遮断器の他の例を示す図である。 実施の形態2に係る回路遮断器の要部側面図である。 図3の固定接触子および可動接触子の平面図である。 実施の形態3に係る回路遮断器の要部側面図である。 図5の固定接触子および可動接触子の平面図である。 実施の形態4に係る回路遮断器の要部側面図である。
符号の説明
1 固定接触子、1a 接続端子、1b 折曲部、1c 反発領域、1d 熱伝導領域、1e 吸引領域、2 可動接触子、2a 回動部、3 固定接点、4 可動接点、5 ベース、6 絶縁性熱伝導部材、7 消弧グリッド、8 熱伝導部材、9 ブローアウトコイル、10 カバー、11 固定接触子、11a 接続端子、12 固定接点、13 消弧グリッド。

Claims (6)

  1. 固定接点を有する先端部が折り返され、基端部に外部電線と接続される接続端子を有した固定接触子と、
    前記固定接触子に対向して設けられ、前記固定接点と接触する可動接点を有するとともに、回動部を中心に回動可能な可動接触子とを備え、
    前記可動接触子と対向した前記先端部の領域は、前記固定接触子と前記可動接触子とが通電した際に、前記可動接触子に流れる電流の方向と反対の方向に電流が流れて、前記固定接点と前記可動接点とが離間する方向に前記可動接触子を反発する反発領域である回路遮断器において、
    前記可動接点の前記基端部側には、前記固定接点と前記可動接点との間に発生したアークを引寄せて取り込み、アークの伸長と分断によりアーク電圧を増大させる複数の磁性体を有した消弧グリッドが設けられ、
    前記先端部と前記基端部との間には、前記先端部と前記基端部とを熱的に接続した絶縁性熱伝導部材が設けられていることを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記先端部と前記基端部との間には、前記絶縁性熱伝導部材とともに、熱伝導部材も設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記先端部は、前記可動接触子側に折り返されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路遮断器。
  4. 前記先端部は、折曲部を介して、前記可動接触子と反対側に折り返され、
    前記基端部と前記折曲部との間の領域には、前記可動接触子が出入り可能な空間が形成され、
    前記固定接触子の前記基端部から前記折曲部までの領域は、前記固定接触子と前記可動接触子とが通電した際に、前記可動接触子に流れる電流の方向と同一の方向に電流が流れ、前記可動接触子が前記基端部から前記折曲部までの領域と前記反発領域との間にある状態では、前記固定接点と前記可動接点とが離間する方向に前記可動接触子を吸引する吸引領域であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路遮断器。
  5. 前記基端部と前記先端部との間には、前記固定接点および前記可動接点を囲むように前記可動接触子側に湾曲状に突出するとともに、前記可動接触子が出入り可能な空間が形成されたブローアウトコイルが設けられ、
    前記ブローアウトコイルは、前記固定接触子と前記可動接触子とが通電した際に、電流が流れることで前記可動接触子に鎖交する磁束を発生させて、前記固定接点と前記可動接点とが離間する方向に前記可動接触子を吸引することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路遮断器。
  6. 前記可動接触子の中心に前記回動部が設けられ、
    前記可動接触子の一端部の一方の面および他端部の他方の面には、それぞれ前記可動接点が設けられ、
    前記可動接触子の両端部側には、前記可動接点と接触する前記固定接点を有した前記固定接触子がそれぞれ設けられ、
    それぞれの前記可動接点の前記基端部側には、前記消弧グリッドが設けられ、
    それぞれの前記固定接触子は、前記先端部と前記基端部との間に、前記絶縁性熱伝導部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の回路遮断器。
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