JP2009058315A - 指針式計器装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 指針に照明光を効率よく供給することが可能な指針式計器装置を提供する。
【解決手段】 液晶表示素子7を備えた表示器2と、指示部4aが表示器2の周囲から露出するとともにその基部4bが表示器2の背面側に配置された指針4と、指針4の基部4bと接続する指針軸5aを介して指針4を駆動する駆動装置5と、液晶表示素子7を照明する光源8aと、液晶表示素子7の背面側に配置され液晶表示素子7と指針4とに光源8aからの照明光を供給する導光部材8bと、を備えた指針式計器装置1において、導光部材8bの指針基部4vと対向する側に指針軸5aの軸方向に段差を設け、この段差を指針4の受光部4eに照明光を供給する出射部8cとしたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】 液晶表示素子7を備えた表示器2と、指示部4aが表示器2の周囲から露出するとともにその基部4bが表示器2の背面側に配置された指針4と、指針4の基部4bと接続する指針軸5aを介して指針4を駆動する駆動装置5と、液晶表示素子7を照明する光源8aと、液晶表示素子7の背面側に配置され液晶表示素子7と指針4とに光源8aからの照明光を供給する導光部材8bと、を備えた指針式計器装置1において、導光部材8bの指針基部4vと対向する側に指針軸5aの軸方向に段差を設け、この段差を指針4の受光部4eに照明光を供給する出射部8cとしたものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えば、指針を備えた指針式計器装置に関するもので、特に前記指針の回動中心に表示器を備えた指針式計器装置に関する。
従来の指針式計器装置は、特許文献1に開示されるものが知られている。かかる指針式計器装置は、回路基板にステッピングモータなどの駆動装置を配置し、前記駆動装置の回転軸周辺の回路基板上に発光素子などの光源を配置し、前記光源にて指針を照明するものであった。
特開2005−274438号公報
しかしながら、従来の指針式計器装置は、前記指針の回転中心には、前記指針を駆動する回転軸が存在し、前記指針を照明する照明光の経路は、この駆動軸の周囲に設けた指針の受光部を介したものであり、照明効率が劣るという問題点があった。
そこで、本発明は、前述した問題点に着目し、指針に照明光を効率よく供給することが可能な指針式計器装置を提供する。
本発明は、表示素子を備えた表示器と、指示部が前記表示器の周囲から露出するとともにその基部が前記表示器の背面側に配置された指針と、前記指針の基部と接続する指針軸を介して前記指針を駆動する駆動装置と、前記表示素子を照明する光源と、前記表示素子の背面側に配置され前記表示素子と前記指針とに前記光源からの照明光を供給する導光部材と、を備えた指針式計器装置において、前記導光部材の前記指針基部と対向する側に前記指針軸の軸方向に段差を設け、この段差を前記指針の受光部に照明光を供給する出射部としたものである。
また、本発明は、前記指針に供給される照明光が前記出射部から前記指針軸の軸方向に対して垂直方向に前記指針に入射するものである。
本発明によれば、所期の目的を達成でき、指針に照明光を効率よく供給することが可能な指針式計器装置を提供することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1〜図3は、本発明の第1実施形態を示すものである。
指針式計器装置1は、表示器2と、文字板3と、指針4と、駆動装置5および回路基板9とで、主に構成されている。
表示器2は、ケース体6内に表示素子7と照明装置8とを収納している。
文字板3は、光を透過可能な合成樹脂からなる。そして、本実施形態では、文字板3は、半円弧状であり、この円弧内に表示器2が位置している。また、文字板3の表面には遮光性の塗料からなる遮光層を備えている。この遮光層が、いわゆる文字板3の地の部分となる。また、文字板3の表面には、目盛や文字などからなる指標部3aが設けられている。この指標部3aは、表示器2の周囲に位置している。本実施形態では、指標部3aは、前記遮光層を抜いて形成したものである。よって、指標部3aは、文字板3の背後に設けた光源3bからの照明光によって、透過照明されるものである。
指針4は、透明な合成樹脂からなる導光部材からなり、指示部4aと基部4b及び連結部4cとから構成されている。指示部4aと基部4b及び連結部4cとは、同一材料にて一体に形成されている。
指示部4aは、文字板3の指標部3aを指示するものであり、指針4の先端部を構成するものである。
基部4bは、駆動装置5の指針軸5aに連結するボス部4dを備えており、ボス部4dに指針軸5aを圧入して固定してある。
また、指針4の基部4bは、扇状であり、この基部4bの扇状の円弧部分に受光部4eを備えている。指示部4aは受光部4eで受けた光によって照明される。本実施形態では、受光部4eの面は、指針軸5aの軸方向に対して平行である。
駆動装置5は、交差コイル式のムーブメントやステッピングモータなどが好適であり、前述した指針軸5aを介して、指針4を駆動するものである。
ケース体6は、収納ケース6aと化粧板6bとから構成されている。収納ケース6aと化粧板6bとは遮光性の合成樹脂からなる。収納ケース6aと化粧板6bとは、図示しない固定手段によって固定されている。収納ケース6aはカップ状であり、このカップ状の凹みに表示素子7と照明装置8とを収納している。収納ケース6aは、駆動装置5側に延長形成された脚部6cを備えており、脚部6cを回路基板9に任意の手段にて固定してある。
また、カップ状の収納ケース6aの背面には、照明装置8の後述する導光部材が露出する開口6dを備えている。この開口6dは、ケース体6の外部に照明装置8の光を出すものである。開口6dは、指針軸5aを中心とした円弧状に形成されており、指針4の受光部4eに沿うように設けられている。
化粧板6bは、文字板3と指針4とを露出させる半円弧状の開口部6eと、開口部6eの中央部に表示素子7を露出させる窓部6fとを備えている。本実施形態では、開口部6eと窓部6fとは貫通した孔であるが、例えば、化粧板6bを透明な合成樹脂から形成し、開口部6eと窓部6fとに相当する部分を除いて遮光性の塗料を塗布し、開口部6eと窓部6とが透明な部材で覆われたものであってもよい。
表示素子7は、透過照明型の液晶表示素子である。
照明装置8は光源8aと導光部材8bとからなる。
光源8aは、例えば、発光ダイオードである。本実施形態では、複数の発光ダイオードを備えている。
導光部材8bは光を透過可能な合成樹脂からなり、光源8aの照明光を液晶表示素子7と指針4に導くものである。導光部材8bは液晶表示素子7の背後に光源8aの照明光を導き、液晶表示素子7は光源8aの照明光によって透過照明される。
また、導光部材8bには、指針4の受光部4bに光源8aの照明光を照射する出射部8cを備えている。この出射部8cは、導光部材8bの裏面側、すなわち、指針4の基部4bと対向する側に指針軸5aの軸方向に導光部材8bの厚みが異なる段差から構成されている。出射部8cの面は、受光部4eの面と平行となるように対向している。
導光部材8bの出射部8cから指針4に供給される照明光は、出射部8cから指針軸5aの軸方向に対して垂直方向に入射するものである。これは、指針4の基部4bと連結部4cとからなる長手方向に、平行に照明光が入射するものでもある。なお、指針4の基部4bと連結部4cとからなる長手方向は、指針軸5aの軸方向に対して垂直方向である。なお、10は発光ダイオード8a用の補助回路基板である。なお、本実施形態では、ケース体6が表示素子7と照明装置8とを収納しているが、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、照明装置8を構成する光源8aを回路基板9に設け、ケース体6は照明装置8を構成する導光部材8bの一部を収納するものでもよい。
回路基板9は、硬質の回路基板であり、例えば、基材にガラスエポキシ樹脂を用いている。また、その表面や裏面などには、銅などの導電材料からなる図示しない配線パターンが設けられている。
以上のように構成したことによって、指針4に照明光を効率よく供給することが可能な指針式計器装置を提供することができる。
次に本発明の第2実施形態を、図4を用いて説明する。なお、前記第1実施形態と同一および相当個所には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
前記実施形態では、出射部8cを構成する段差は、指針軸5aの軸方向に対して同一方向、すなわち導光部材8の板面方向に対して垂直方向の段差であったが、本実施形態では、出射部18cの断面が指針軸5aの軸方向に対して傾斜した段差からなるものであり、すり鉢状をしている。また、指針4の受光部14eは、傾斜した出射部18cと対向する部分が均等となるように、断面形状が傾斜しており、受光部14eは円錐面を形成している。
以上のように構成したことによっても、指針4に照明光を効率よく供給することが可能な指針式計器装置を提供することができる。
1 指針式計器装置
2 表示器
3 文字板
3a 指標部
4 指針
4a 指示部
4b 基部
4c 連結部
4d ボス部
4e、14e 受光部
5 駆動装置
5a 指針軸
6 ケース体
6a 収納ケース
6b 化粧板
6c 脚部
6d 開口
6e 開口部
6f 窓部
7 表示素子(液晶表示素子)
8 照明装置
8a 光源(発光ダイオード)
8b 導光部材
8c、18c 出射部
9 回路基板
10 補助回路基板
2 表示器
3 文字板
3a 指標部
4 指針
4a 指示部
4b 基部
4c 連結部
4d ボス部
4e、14e 受光部
5 駆動装置
5a 指針軸
6 ケース体
6a 収納ケース
6b 化粧板
6c 脚部
6d 開口
6e 開口部
6f 窓部
7 表示素子(液晶表示素子)
8 照明装置
8a 光源(発光ダイオード)
8b 導光部材
8c、18c 出射部
9 回路基板
10 補助回路基板
Claims (2)
- 表示素子を備えた表示器と、指示部が前記表示器の周囲から露出するとともにその基部が前記表示器の背面側に配置された指針と、前記指針の基部と接続する指針軸を介して前記指針を駆動する駆動装置と、前記表示素子を照明する光源と、前記表示素子の背面側に配置され前記表示素子と前記指針とに前記光源からの照明光を供給する導光部材と、を備えた指針式計器装置において、前記導光部材の前記指針基部と対向する側に前記指針軸の軸方向に段差を設け、この段差を前記指針の受光部に照明光を供給する出射部としたことを特徴とする指針式計器装置。
- 前記指針に供給される照明光が前記出射部から前記指針軸の軸方向に対して垂直方向に前記指針に入射することを特徴とする請求項1に記載の指針式計器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007224967A JP2009058315A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 指針式計器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007224967A JP2009058315A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 指針式計器装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009058315A true JP2009058315A (ja) | 2009-03-19 |
Family
ID=40554192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007224967A Pending JP2009058315A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 指針式計器装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009058315A (ja) |
-
2007
- 2007-08-31 JP JP2007224967A patent/JP2009058315A/ja active Pending
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