JP2009056856A - 車両の姿勢制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、ノーズダイブを適切に抑制することができ、車両のローリング運動のみならずピッチング運動を抑制し得る車両の姿勢制御装置を提供する。
【解決手段】左側断続手段(液圧シリンダL20)及び右側断続手段(R20)と、各々の二つの圧力室間を連通接続する第1及び第2の連通路(L24及びR24)と、これらに介装する第1及び第2の液圧応答開閉弁(L30及びR30)を備え、ブレーキ液圧発生装置(マスタシリンダMC)の出力ブレーキ液圧に応じて第1及び第2の連通路を夫々開閉する。而して、ブレーキペダルBPの操作時には、第1及び第2の連通路が閉位置とされ、左側及び右側断続手段の各々の二つの圧力室間の連通が遮断されるので、左右の車輪間が同相である場合にもスタビライザバーの両側部のみがトーションバーとして機能し、ノーズダイブが抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の姿勢制御装置に関し、特に、車両の左右前方の車輪に支持されるスタビライザバーによって車両のローリング運動とピッチング運動を抑制し得る車両の姿勢制御装置に係る。
車両のローリング運動を抑制する装置としては、一般的に、車両の左右車輪間にトーションバーが配設されたスタビライザ装置が知られている。これは左右車輪間のサスペンションストロークに相対的な変位差が発生したときにねじりばねとして作用し、車両のローリング運動を抑制することができる。例えば、下記の特許文献1の要約には、「正規の状態の間、より小さいかたさのアンチロールバーを使用し、大きなロール状態の間、アンチロールバーのかたさを増大して車の快適性を増大する車のサスペンション装置の提供」を目的とし、「制限装置44,46は、所定のスレッショルドの付近のロールに応答して、ロールバー12をクランプするために作動され、作動される制限装置を越える中央ロッドの軸線方向のねじれを防止し、それによってロールバー中央ロッドのねじれ長さを変化させる」旨記載されている。
一方、車両のピッチング運動を抑制する装置に関し、下記の特許文献2の要約には、「フロントサスペンションのノーズダイブ抑制装置において、制動時以外の通常走行時に前輪のストローク量を十分に確保しつつ、制動時のノーズダイブを十分に防止する」ことを目的とし、「前輪を懸架するリーフスプリングと、車体に対する前輪の変位に追従してリーフスプリングの振動を減衰するショックアブソーバ28と、ショックアブソーバ28の圧側減衰力を調節するポペットバルブ69と、制動時にショックアブソーバ28の圧側減衰力を高めるようにポペットバルブ69の作動を制御する電磁弁55およびブレーキスイッチ59を備える」旨記載されている。
特開平10−324138号公報 特開平7−257140号公報
前掲の特許文献1に記載された装置は、車両の左右車輪間にトーションバーが配設されたスタビライザ装置に関するものであり、左右車輪間に介装されるアンチロールバー(スタビライザバーに相当)に対し、一対のアンチロールバー制限装置が設けられている。これらのアンチロールバー制限装置は電気制御システムによって制御されるもので、電気制御システムはロールセンサの検出電気信号に応じてソレノイド弁を起動するように構成されている(特許文献1の明細書の段落[0017])。従って、別途、流体圧源を必要とする等、複雑で高価な装置となる。
一方、前掲の特許文献2に記載のノーズダイブ抑制装置は、ノーズダイブを防止し、ピッチングを防止することができるが、同装置は、リーフスプリングを備えた懸架装置特有の問題に対して対策を講じたものであり、これを前掲の特許文献1に適用することはできない。即ち、これらによっては、ローリング運動及びピッチング運動を同時に抑制し得る装置を構成することはできない。尚、車両前後方向をX軸、左右方向(横方向)をY軸、上下方向をZ軸として車両に固定した座標軸を基準にしたとき、X軸回りの回転運動がローリング運動、Y軸回りの回転運動がピッチング運動、Z軸回りの回転運動がヨーイング運動と定義される。
そこで、本発明は、車両の左右前方の車輪に支持されるスタビライザバーを備え、簡単な構成で、ノーズダイブを適切に抑制することができ、車両のローリング運動のみならずピッチング運動を抑制し得る車両の姿勢制御装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明の車両の姿勢制御装置は、請求項1に記載のように、ブレーキペダル操作に応じてブレーキ液圧を出力するブレーキ液圧発生装置と、左右前方の車輪に両端を支持すると共にマウントを介して車体に支持するスタビライザバーと、該スタビライザバーの左側に一端を支持する第1のロッド、該第1のロッドの他端に固定する第1のピストン、及び、該第1のピストンを介して両側に二つの圧力室を形成し前記車体に支持する第1のハウジングを有し、該第1のハウジングの二つの圧力室に流体を充填して成る左側断続手段と、前記スタビライザバーの右側に一端を支持する第2のロッド、該第2のロッドの他端に固定する第2のピストン、及び、該第2のピストンを介して両側に二つの圧力室を形成し前記車体に支持する第2のハウジングを有し、該第2のハウジングの二つの圧力室に流体を充填して成る右側断続手段と、前記左側断続手段及び前記右側断続手段の各々の前記二つの圧力室間を夫々連通接続する第1の連通路及び第2の連通路と、該第1の連通路及び第2の連通路に夫々介装し、前記ブレーキ液圧発生装置の出力ブレーキ液圧に応じて前記第1の連通路及び第2の連通路を夫々開閉する第1の液圧応答開閉弁及び第2の液圧応答開閉弁とを備えることとしたものである。
例えば、前記第1の液圧応答開閉弁及び第2の液圧応答開閉弁は、請求項2に記載のように、夫々、前記第1の連通路及び第2の連通路に介装するハウジングと、該ハウジング内に摺動自在に収容する弁部材と、該弁部材を介して前記二つの圧力室間を連通する連通位置に当該弁部材を付勢する付勢手段とを備えたものとし、前記ブレーキ液圧発生装置の出力ブレーキ液圧に応じて前記付勢手段の付勢力に抗して前記二つの圧力室間の連通を遮断する遮断位置に前記弁部材を駆動するように構成するとよい。
更に、請求項3に記載のように、前記第1の連通路及び第2の連通路には、夫々、前記二つの圧力室に充填される流体の一部を収容するアキュムレータを介装し、前記左側断続手段及び前記右側断続手段の各々の前記二つの圧力室内の流体圧を所定の圧力に維持するように構成するとよい。そして、前記二つの圧力室に充填される流体は、請求項4に記載のように、前記ブレーキ液圧発生装置のブレーキ液とするとよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、請求項1に記載のように構成された車両の姿勢制御装置においては、前述の左側断続手段及び右側断続手段を備えると共に、各々の二つの圧力室間を夫々連通接続する第1の連通路及び第2の連通路と、これらの連通路に夫々介装する第1の液圧応答開閉弁及び第2の液圧応答開閉弁とを備え、これら第1及び第2の液圧応答開閉弁によって、ブレーキ液圧発生装置の出力ブレーキ液圧に応じて第1の連通路及び第2の連通路を夫々開閉するように構成されているので、ブレーキペダルが操作されていない通常の走行時には、第1及び第2の連通路が夫々開位置とされると、左側断続手段及び右側断続手段の各々の二つの圧力室間の連通状態にあって、スタビライザバー全体がトーションバーとして機能するので、ローリング運動を抑制することができる。そして、ブレーキペダルが操作されたときには、第1及び第2の連通路が夫々閉位置とされると、左側断続手段及び右側断続手段の各々の二つの圧力室間の連通が遮断され、左右の車輪間が同相である場合にもスタビライザバーの両側部のみがトーションバーとして機能するので、ノーズダイブを適切に抑制し、ピッチング運動を抑制することができる。特に、ブレーキペダルの操作に応じて機械的にスタビライザバーの剛性が変化するので、複雑な電気制御装置を必要とせず、別途、液圧ポンプ等の流体圧源を必要とすることもないので、簡単な構成で効果的にノーズダイブを抑制することができる。
特に、前記第1及び第2の液圧応答開閉弁を、請求項2に記載のように構成すれば、簡単な構成でブレーキペダルの操作に応じて容易にスタビライザバーの剛性を変化させることができる。更に、請求項3に記載のように構成すれば、アキュムレータによって適切に熱膨張を補償することができる。そして、請求項4に記載のように流体としてブレーキ液を用いれば、断続手段及び液圧応答開閉弁を簡単且つ安価な装置とすることができる。
以下、本発明の望ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1乃至図4は本発明の一実施形態に係る車両の姿勢制御装置の構成を示すもので、ブレーキ液圧発生装置として一般的なマスタシリンダMCが搭載されており、ブレーキペダルBPが操作されるとマスタシリンダMCからブレーキ液圧が出力される。そして、車両の左右前方の車輪LW及びRW(図1及び2では省略)にスタビライザバー10の両端が支持され、その中間部が二つのマウントL11及びR11を介して車体(図1にBで示す)に支持されている。尚、図3及び図4において、SSはサスペンションを示し、SAはショックアブソーバを示す。
図1に示す実施形態では、一方のマウントL11から左側の車輪(LW)に至る左側トーションバー部10a、他方のマウントR11から右側の車輪(RW)に至る右側トーションバー部10c、並びに二つのマウントL11及びR11間の中間トーションバー部10bに区分して示しているが、これらは一体的に形成されてスタビライザバー10が構成されている。更に、スタビライザバー10は、その両側で、夫々、左側断続手段たる液圧シリンダL20及び右側断続手段たる液圧シリンダR20を介して車体Bに支持されている。尚、図1では、左側トーションバー部10aに左側レバーL12の一端が固定されると共に、右側トーションバー部10cに右側レバーR12の一端が固定されている。そして、左側レバーL12及び右側レバーR12の他端に、夫々第1及び第2のロッドL21及びR21の一端が支持されている。
上記の液圧シリンダL20は、スタビライザバー10の左側に第1のロッドL21の一端が支持され、第1のロッドL21の他端に第1のピストンL22が固定されており、これらを収容する第1のハウジングL23が車体Bに支持されている。尚、図1では、左側トーションバー部10aに左側レバーL12の一端が固定され、左側レバーL12の他端に第1のロッドL21の一端が支持されているが、左側レバーL12を省略し、スタビライザバー10の左側に第1のロッドL21の一端を支持することとしてもよい。第1のハウジングL23内には第1のピストンL22を介して両側に二つの圧力室Ca及びCbが形成され、これらの圧力室Ca及びCb内に流体が充填されている。これらの圧力室Ca及びCb間は第1の連通路L24を介して連結され、第1の連通路L24には第1の液圧応答開閉弁L30が介装されている。また、液圧シリンダR20は、右側レバーR12の他端に第2のロッドR21の一端が支持され、第2のロッドR21の他端に第2のピストンR22が固定されており、これらを収容する第2のハウジングR23が車体Bに支持されている。第2のハウジングR23の圧力室Ca及びCb間も第2の連通路R24を介して連結され、第2の連通路R24には第2の液圧応答開閉弁R30が介装されている。
本実施形態において、圧力室Ca及びCbに充填される流体はブレーキ液圧発生装置たるマスタシリンダMCのブレーキ液であり、第1及び第2の連通路L24及びR24には、夫々、アキュムレータ51及び52が介装されており、圧力室Ca及びCbに充填されるブレーキ液の一部が収容され、圧力室Ca及びCb内の流体圧が所定の圧力に維持されるように構成されている。これにより、例えば熱膨張による圧力変動はアキュムレータ51及び52によって吸収されるので、適切な熱膨張補償が可能となる。
本実施形態では、第1の液圧応答開閉弁L30及び第2の液圧応答開閉弁R30は実質的に同一の構造であるので、共通する基本構成について、第1の液圧応答開閉弁L30を以下に説明する。第1の液圧応答開閉弁L30においては、第1の連通路L24に介装されるハウジング31内に、弁部材32が摺動自在に収容されている。この弁部材32は付勢手段たるスプリング33によって付勢され、常時は、図1に示すように、弁部材32を介して二つの圧力室Ca及びCb間を連通する連通位置に付勢されている。即ち、本実施形態の弁部材32には連通路32Pが形成されており、弁部材32が図1の連通位置にあるときには、この連通路32P及び第1の連通路L24を介して圧力室Ca及びCb間が連通している。
また、本実施形態のハウジング31内には、弁部材32を介して流体室34及び35が形成されており、流体室35内にスプリング33が収容され、流体室34は連通路40を介して、マスタシリンダMCに連通接続されている。而して、ブレーキペダルBPが操作されてマスタシリンダMCからブレーキ液圧が出力されると、そのブレーキ液圧に応じてスプリング33の付勢力に抗して弁部材32が駆動され、弁部材32によって第1の連通路L24が閉塞される遮断位置に至ると、圧力室Ca及びCb間の連通が遮断される。更に、弁部材32が駆動されて、図2に示す位置に至ると、マスタシリンダMCの出力ブレーキ液圧が連通路40、流体室34及び連通路L24を介して圧力室Ca内に付与され、圧力室Cb内の液圧とバランスした位置で第1のピストンL22が保持され、所謂ロック状態となる。
上記の構成になる本実施形態の姿勢制御装置について、車両の走行状態に応じた作動を以下に説明する。先ず、車両(図示せず)が走行状態にあってブレーキペダルBPが操作されていないときには、第1の液圧応答開閉弁L30及び第2の液圧応答開閉弁R30が連通位置とされている。これにより、第1の連通路L24及び第2の連通路R24は何れも連通状態となり、これらを介して液圧シリンダL20と液圧シリンダR20の圧力室Ca及びCb間が相互に連通し得る状態となる。従って、車両が走行状態にあって、路面に対し実質的に平行に上下動する場合には、左右の液圧シリンダL20及び液圧シリンダR20は何れも自由状態(第1及び第2のピストンL22及びR22が夫々自由に上下動し得る状態)となるので、スタビライザバー10全体として作動可能な状態にある。従って、左右の車輪間で位相差が生ずるとスタビライザバー10全体がトーションバーとして機能するが、左右の車輪間で位相差がなく同相である場合にはスタビライザバー10はトーションバーとして機能しない。
次に、ブレーキペダルBPが操作されてマスタシリンダMCからブレーキ液圧が出力されると、第1の液圧応答開閉弁L30及び第2の液圧応答開閉弁R30の弁部材32が駆動され、液圧シリンダL20と液圧シリンダR20の圧力室Ca及びCb間の連通が遮断される。これにより、液圧シリンダL20及び液圧シリンダR20の各圧力室が密閉状態となり、中間トーションバー部10b(図1にTbで示す部分)、マウントL11から左側トーションバー部10aの左側レバーL12固定部に至る部分(図1にTa1で示す部分)、及びマウントR11から右側トーションバー部10cの右側レバーR12固定部に至る部分(図1にTc1で示す部分)は、トーションバーとして機能しない状態となるが、左右の車輪間が同相である場合にもスタビライザバー10の一部のみがトーションバーとして機能し、ノーズダイブが抑えられる。即ち、左側トーションバー部10aの左側レバーL12固定部から左側端部に至る部分(図1にTa2で示す部分)、及び右側トーションバー部10cの右側レバーR12固定部から右側端部に至る部分(図1にTc2で示す部分)による捩り力のみとなるので、ばね定数が高くなる。而して、左右の車輪間が同相である場合にもスタビライザバー10が機能し、ノーズダイブが抑えられ、車両のピッチング運動が抑制される。更に、緊急ブレーキ作動時におけるロール剛性も向上する。
図5は本発明の他の実施形態を示すもので、図1に示す実施形態においては左側トーションバー部10aに左側レバーL12の一端が固定されると共に、右側トーションバー部10cに右側レバーR12の一端が固定されているのに対し、本実施形態では、中間トーションバー部10bのマウントL11近傍に左側レバーL12の一端が固定されると共に、中間トーションバー部10bのマウントR11近傍に右側レバーR12の一端が固定されている。その他の構成は図1と同様であるので説明を省略する。
而して、図5の実施形態においても、車両(図示せず)が走行状態にあって、路面に対し実質的に平行に上下動する場合には、左右の液圧シリンダL20及び液圧シリンダR20は何れも自由状態(第1及び第2のピストンL22及びR22が夫々自由に上下動し得る状態)となるので、スタビライザバー10全体として作動可能な状態にある。従って、左右の車輪間で位相差が生ずるとスタビライザバー10全体がトーションバーとして機能するが、左右の車輪間で位相差がなく同相である場合にはスタビライザバー10はトーションバーとして機能しない。
次に、ブレーキペダルBPが操作されてマスタシリンダMCからブレーキ液圧が出力されると、第1の液圧応答開閉弁L30及び第2の液圧応答開閉弁R30の弁部材32が駆動され、液圧シリンダL20と液圧シリンダR20の圧力室Ca及びCb間の連通が遮断される。これにより、液圧シリンダL20及び液圧シリンダR20の各圧力室が密閉状態となり、中間トーションバー部10bの一部(図5にTeで示す部分)はトーションバーとして機能しない状態となるが、左右の車輪間が同相である場合にもスタビライザバー10の一部のみがトーションバーとして機能し、ノーズダイブが抑えられる。
即ち、中間トーションバー部10bの左側レバーL12固定部から左側トーションバー部10aの左側端部に至る部分(図5にTdで示す部分)、及び中間トーションバー部10bの右側レバーR12固定部から右側トーションバー部10cの右側端部に至る部分(図5にTfで示す部分)による捩り力のみとなるので、ばね定数が高くなる。而して、左右の車輪間が同相である場合にもスタビライザバー10が機能し、ノーズダイブが抑えられ、車両のピッチング運動が抑制される。尚、車両の走行状態が不安定である場合に、ブレーキペダルBPが操作されるとスタビライザバー10のばね定数が高くなり、ロール剛性が高くなるので、ローリング運動の抑制にも有効である。
本発明の一実施形態に係る車両の姿勢制御装置の主要構成を示す部分断面正面図である。 本発明の一実施形態における第1の液圧応答開閉弁の閉位置の状態を示す断面である。 本発明の一実施形態に係る車両の姿勢制御装置の構造を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る車両の姿勢制御装置の構造を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両の姿勢制御装置の主要構成を示す部分断面正面図である。
符号の説明
BP ブレーキペダル
MC マスタシリンダ(ブレーキ液圧発生装置)
10 スタビライザバー
L20 液圧シリンダ(左側断続手段)
R20 液圧シリンダ(右側断続手段)
L21 第1のロッド
R21 第2のロッド
L22 第1のピストン
R22 第2のピストン
L23 第1のハウジング
R23 第2のハウジング
L24 第1の連通路
R24 第2の連通路
L30 第1の液圧応答開閉弁
R30 第2の液圧応答開閉弁
Ca,Cb 圧力室
31 ハウジング
32 弁部材
33 スプリング
40 連通路
51,52 アキュムレータ

Claims (4)

  1. ブレーキペダル操作に応じてブレーキ液圧を出力するブレーキ液圧発生装置と、左右前方の車輪に両端を支持すると共にマウントを介して車体に支持するスタビライザバーと、該スタビライザバーの左側に一端を支持する第1のロッド、該第1のロッドの他端に固定する第1のピストン、及び、該第1のピストンを介して両側に二つの圧力室を形成し前記車体に支持する第1のハウジングを有し、該第1のハウジングの二つの圧力室に流体を充填して成る左側断続手段と、前記スタビライザバーの右側に一端を支持する第2のロッド、該第2のロッドの他端に固定する第2のピストン、及び、該第2のピストンを介して両側に二つの圧力室を形成し前記車体に支持する第2のハウジングを有し、該第2のハウジングの二つの圧力室に流体を充填して成る右側断続手段と、前記左側断続手段及び前記右側断続手段の各々の前記二つの圧力室間を夫々連通接続する第1の連通路及び第2の連通路と、該第1の連通路及び第2の連通路に夫々介装し、前記ブレーキ液圧発生装置の出力ブレーキ液圧に応じて前記第1の連通路及び第2の連通路を夫々開閉する第1の液圧応答開閉弁及び第2の液圧応答開閉弁とを備えたことを特徴とする車両の姿勢制御装置。
  2. 前記第1の液圧応答開閉弁及び第2の液圧応答開閉弁は、夫々、前記第1の連通路及び第2の連通路に介装するハウジングと、該ハウジング内に摺動自在に収容する弁部材と、該弁部材を介して前記二つの圧力室間を連通する連通位置に当該弁部材を付勢する付勢手段とを備え、前記ブレーキ液圧発生装置の出力ブレーキ液圧に応じて前記付勢手段の付勢力に抗して前記二つの圧力室間の連通を遮断する遮断位置に前記弁部材を駆動するように構成したことを特徴とする請求項1記載の車両の姿勢制御装置。
  3. 前記第1の連通路及び第2の連通路には、夫々、前記二つの圧力室に充填される流体の一部を収容するアキュムレータを介装し、前記左側断続手段及び前記右側断続手段の各々の前記二つの圧力室内の流体圧を所定の圧力に維持することを特徴とする請求項2記載の車両の姿勢制御装置。
  4. 前記二つの圧力室に充填される流体が、前記ブレーキ液圧発生装置のブレーキ液であることを特徴とする請求項3記載の車両の姿勢制御装置。
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