JP2007283839A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の車両の走行では、制動の場面に応じて車両のノーズダイブ量を制御することが好ましい。
【解決手段】車両の各車輪に付与される制動力を制御するブレーキ制御装置と、各車輪の車高を変化させる車高調整装置を備える車両において、ピッチ角推定部114は、制動時の車両の減速度を検出して重心回りのピッチ角を推定する。制動時の減速度が所定のしきい値より小さい緩ブレーキのとき、姿勢制御ECU110は、ピッチ角の時間変化率が所定値以下になるように各車輪の車高を制御する。制動時の減速度が中程度であるとき、姿勢制御ECU110は、車両が減速している間、ピッチ角を所定値に保つように各車輪の車高を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、減速時の車両姿勢を制御して乗り心地を改善する技術に関する。
ドライバーがブレーキを操作して車両を減速すると、重心周りの慣性力によって、車両の前後方向にピッチが発生する。一般に、ピッチが生じると、ドライバーは実際の値より減速度を大きくまたは小さく感じ取る。したがって、ピッチ角の変化はブレーキフィーリングに大きな影響を与える。このような車両姿勢の変化を積極的に制御するものとして、例えば、特許文献1には、車両の減速度にしたがってノーズダイブを抑制するアンチダイブ制御を行うサスペンション制御装置が開示されている。
特開平6−270637号公報 特開昭63−74708号公報
実際の車両の走行では、制動の場面に応じて車両のノーズダイブ量を制御することが好ましい。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、減速度に応じて車両の姿勢を制御する車両制御装置を提供することにある。
本発明のある態様は車両制御装置である。この装置は、車両の各車輪に付与される制動力を制御するブレーキ制御手段と、各車輪に設けられ該車輪付近の車高を変化させる車高調整手段と、制動時に車両に発生するモーメントによる車両姿勢の変化を増大または抑制するように前記車高調整手段に対して車高制御量を指示する制御量指示手段と、を備える。
この態様によれば、制動時の車両姿勢の変化を制御することで、車両の状況に応じた望ましいフィーリングをドライバーに与えることができる。モーメントによる車両姿勢の変化には、ピッチ、ロール、ヨーが含まれる。
制動時に車両に生じる加速度を検出して重心回りのピッチ角を推定するピッチ角推定手段をさらに備え、前記制御量指示手段は、前記ピッチ角の時間変化率が所定値以下になるように各車輪の車高を制御してもよい。ピッチ角の時間変化率を所定値より小さくするように姿勢制御することで、車体の急激な沈み込みを抑制して、ブレーキフィーリングを改善する。この制御は、主に緩ブレーキ時(例えば、0.2G未満)に実施されることが好ましい。
前記制御量指示手段は、車両が減速している間、前記ピッチ角を所定値に保つように各車輪の車高を制御してもよい。このように、車両の減速中に所定のピッチ角を維持することで、ブレーキの効きをドライバーに感じさせることができる。この制御は、主に中程度(例えば、0.2G以上0.6G未満)の減速時に実施されることが好ましい。
ドライバーによるブレーキペダルの操作を検出するブレーキ操作検出手段と、制動時に車両に生じる加速度を検出して重心回りのピッチ角を推定するピッチ角推定手段とをさらに備え、前記制御量指示手段は、ブレーキペダルの操作時間が長くなるにつれて前記ピッチ角が増大するように各車輪の車高を制御してもよい。ブレーキの操作時間に応じて徐々にピッチ角を大きくしていくことで、ブレーキの効き増し感を向上させることができる。
前記制御量指示手段は、車両の旋回中に制動指示がなされたとき、車両に所定のロール角を付与するように各車輪の車高を制御してもよい。
本発明によれば、減速度に応じて車両姿勢の制御を行うので、ブレーキフィーリングや乗り心地を改善することができる。
本発明の一実施形態は、車輪毎に車輪と車体の間の距離を調整可能な車高調整装置を備える車両において、減速度に応じて車両のピッチ角を制御することによって、ドライバーのブレーキフィーリングを改善する車両制御装置である。以下、本実施形態に係る車両に搭載される車高調整装置とブレーキ制御装置を順に説明し、続いて本実施形態の特徴について説明する。
図1は、本実施形態に係る車高調整装置を備えた四輪の車両10の模式図である。図1では、説明を簡単にするために懸架装置を平面的に表しているが、実際の車両においては、懸架装置の機能を発揮するために適切な空間配置で、例えばナックル、タイロッド、アッパーアーム、ロアアームなどの他の部品と既知の方法で組み合わせて構成される。以下では、車両の前輪14Fおよび後輪14Rを総称する場合は「車輪14」と呼ぶ。
車両10の車体12と各車輪14の間には、空気ばね16とアブソーバ18を組み合わせて構成されるエアサスペンション装置が装着されている。空気ばね16は、アブソーバ18を取り囲むように形成されたエアチャンバ20に圧縮空気を充填することで実現される。エアチャンバ20内の圧縮空気がばねとして作用し、車輪14を弾性支持することによって、車輪14の衝撃が車体12に直接的に伝達されることを防止する。また、エアチャンバ20の容積を変化させることで、車輪14毎に車高を調整することができる。アブソーバ18は、車両のばね上とばね下の間に減衰力を発生させる。なお、本明細書において、空気ばね16により支えられる部材の位置を「ばね上」と呼び、空気ばね16により支えられていない部材の位置を「ばね下」と呼ぶ。すなわち、ばね上は車体12側であり、ばね下は車輪14側である。空気ばね16とアブソーバ18とは一体的に構成されることが省スペースの観点から好ましいが、別々に設けられていてもよい。
アブソーバ18は、モータと伸縮部材とから構成される電磁アブソーバである。電磁アブソーバは、車輪と車体の相対的な上下動により伸縮部材に連結されたモータのロータが回転し、このときモータのコイルに生じる起電力によって減衰力を発生させる。モータのコイルに印加する電流を調節することで、減衰力を変化させることができる。このような電磁アブソーバは既知であるので、これ以上の詳細な説明は省略する。
各車輪14の近傍には、車輪位置での車高を検出する車高センサ104がそれぞれ配置されている。この車高センサ104は、車軸と車体とを連結したリンクの変位を測定することで、車体12と車輪14との相対距離を検出するものでもよいし、または車体と路面の間の距離をレーザなどで測定するものでもよい。車高センサ104の検出信号は、車体12に備えられる電子制御装置100(以下「ECU100」と表記する)に送られる。
車体12には、空気ばね16のエアチャンバ内の空気圧を検出するための空気圧センサ106が車輪毎に設けられている。この空気圧センサ106は、例えば、エアチャンバに連通した通路内に設けた薄膜の変位を電気的に検出して空気圧を測定するタイプのものである。空気圧センサ106の検出信号は、ECU100に送られる。
空気ばね16のエアチャンバ20は、空気供給ライン190と連通している。空気供給ライン190の途中には、各車輪14に対応してそれぞれ空気圧制御バルブ140が設けられている。この空気圧制御バルブ140は、ECU100と電気的に接続されており、ECU100からの信号に応じて開弁状態と閉弁状態とに切り換えることができる。これによって、空気供給ライン190を介してエアチャンバ20内部に空気を供給し、また内部から空気を排出することができる。
車体12には、空気供給ライン190に圧縮空気を供給するためのコンプレッサ160が備えられている。モータ162は、コンプレッサ160に動力を供給する。モータ162が回転すると、空気吸入口164を介して外部から空気が取り込まれ、コンプレッサ160により圧縮される。圧縮された空気は、ドライヤ174に流入する。ドライヤ174は、シリカゲル等の乾燥剤を収容しており、流入した空気を乾燥して空気供給ライン190に供給する。
車体12には、コンプレッサ160から供給される圧縮空気を蓄えることのできる高圧タンク166と、高圧タンクへの空気の流出入を制御する高圧タンクバルブ168が設けられていてもよい。高圧タンク166は、コンプレッサ160から圧縮空気を送り込むことで、例えば700〜800kPaに維持されている。高圧タンク166とコンプレッサ160の両方から圧縮空気を空気供給ライン190に供給することで、空気ばねの増圧時の応答性を向上させることができる。したがって、コンプレッサ160の能力が十分であれば、高圧タンク166を車体12に備えていなくてもよい。
ドライヤ174から供給された空気は、逆止弁178を経由して、エアチャンバ20に連通する空気供給ライン190に流入する。逆止弁178は、コンプレッサ160側から空気が供給されると開放して、空気供給ライン190に空気を流すが、空気供給ライン190側からの空気が流れると閉弁する。この逆止弁178をバイパスするように、絞り176が設けられている。空気供給ライン190からの空気は、絞り176に流入して、流速を低下させられてからドライヤ174に流入する。こうすることによって、ドライヤ174のシリカゲルに吸収された水分を還元することができる。ドライヤ174を通過した空気は、排気バルブ170を介してサイレンサ172から車外に放出される。
ECU100は、各車輪の空気ばね16の制御を実行する。ECU100は、空気圧制御バルブ140、排気バルブ170、高圧タンクバルブ168、コンプレッサ160を駆動するモータ162と電気的に接続されている。ECU100は、各種センサおよびスイッチからの信号に基づいて、上記の制御バルブおよびモータに適宜制御信号を出力して、適切なばね係数を発揮し、または設定した車高に調整する。
図2は、車両10に搭載されるブレーキ制御装置70を示す系統図である。ブレーキ制御装置70は、車両用の電子制御式ブレーキシステム(ECB)を構成しており、運転者によるブレーキ操作部材としてのブレーキペダル54の操作に応じて車両の四輪のブレーキを独立かつ最適に設定する。つまり、ブレーキ制御装置70は、車両に設けられた車輪に付与される制動力を制御することができる。
ブレーキペダル54は、運転者による踏み込み操作に応じて作動流体(作動液)としてのブレーキオイルを送り出すマスタシリンダ56に接続されている。また、ブレーキペダル54には、その踏み込みストロークを検出するためのストロークセンサ46が設けられている。
さらに、マスタシリンダ56には、リザーバタンク26が接続されており、マスタシリンダ56の一方の出力ポートには、開閉弁23を介して、運転者によるブレーキペダル54の操作力に応じた反力を創出するストロークシミュレータ24が接続されている。なお、開閉弁23は、非通電時に閉状態にあり、運転者によるブレーキペダル54の操作が検出された際に開状態に切り換えられる常閉型電磁弁である。
マスタシリンダ56の一方の出力ポートには、右前輪用のブレーキ油圧制御管58が接続されている。ブレーキ油圧制御管58は、図示されない右前輪に対して制動力を付与する右前輪用のホイールシリンダ36FRに接続されている。また、マスタシリンダ56の他方の出力ポートには、左前輪用のブレーキ油圧制御管60が接続されている。ブレーキ油圧制御管60は、図示されない左前輪に対して制動力を付与する左前輪用のホイールシリンダ36FLに接続されている。
右前輪用のブレーキ油圧制御管58の中途には、右電磁開閉弁22FRが設けられており、左前輪用のブレーキ油圧制御管60の中途には、左電磁開閉弁22FLが設けられている。これらの右電磁開閉弁22FRおよび左電磁開閉弁22FLは、いずれも、非通電時に開状態にあり、運転者によるブレーキペダル54の操作が検出された際に閉状態に切り換えられる常開型電磁弁である。
また、右前輪用のブレーキ油圧制御管58の中途には、右前輪側のマスタシリンダ圧を検出する右マスタ圧力センサ48FRが設けられており、左前輪用のブレーキ油圧制御管60の途中には、左前輪側のマスタシリンダ圧を計測する左マスタ圧力センサ48FLが設けられている。
ブレーキ制御装置70では、運転者によってブレーキペダル54が踏み込まれた際、ストロークセンサ46によりその踏み込み操作量が検出されるが、これらの右マスタ圧力センサ48FRおよび左マスタ圧力センサ48FLによって検出されるマスタシリンダ圧からもブレーキペダル54の踏み込み操作力(踏力)を求めることができる。このように、ストロークセンサ46の故障を想定して、マスタシリンダ圧を右マスタ圧力センサ48FRおよび左マスタ圧力センサ48FLの2つによって監視することは、フェイルセーフの観点からみて好ましい。
一方、リザーバタンク26には、油圧給排管28の一端が接続されており、この油圧給排管28の他端には、モータ32により駆動されるオイルポンプ34の吸込口が接続されている。オイルポンプ34の吐出口は、高圧管30に接続されており、この高圧管30には、アキュムレータ50とリリーフバルブ53とが接続されている。本実施形態では、オイルポンプ34として、モータ32によってそれぞれ往復移動させられる2体以上のピストン(図示せず)を備えた往復動ポンプが採用される。また、アキュムレータ50としては、ブレーキオイルの圧力エネルギを窒素等の封入ガスの圧力エネルギに変換して蓄えるものが採用される。
アキュムレータ50は、オイルポンプ34によって例えば14〜22MPa程度にまで昇圧されたブレーキオイルを蓄える。また、リリーフバルブ53の弁出口は、油圧給排管28に接続されており、アキュムレータ50におけるブレーキオイルの圧力が異常に高まって例えば25MPa程度になると、リリーフバルブ53が開弁し、高圧のブレーキオイルは油圧給排管28へと戻される。
さらに、高圧管30には、アキュムレータ50の出口圧力、すなわち、アキュムレータ50におけるブレーキオイルの圧力を検出するアキュムレータ圧センサ51が設けられている。
そして、高圧管30は、増圧弁40FR,40FL,40RR,40RLを介して右前輪用のホイールシリンダ36FR、左前輪用のホイールシリンダ36FL、右後輪用のホイールシリンダ36RRおよび左後輪用のホイールシリンダ36RLに接続されている。以下、適宜、ホイールシリンダ36FR〜36RLを総称して「ホイールシリンダ36」といい、適宜、増圧弁40FR〜40RLを総称して「増圧弁40」という。増圧弁40は、いずれも、非通電時は閉じた状態にあり、必要に応じてホイールシリンダ36の増圧に利用される常閉型の電磁流量制御弁(リニア弁)である。
なお、図示されない車両の各車輪に対しては、ディスクブレーキユニットが設けられており、各ディスクブレーキユニットは、ホイールシリンダ36の作用によってブレーキパッドをディスクに押し付けることで制動力を発生する。
また、右前輪用のホイールシリンダ36FRと左前輪用のホイールシリンダ36FLとは、それぞれ減圧弁42FRまたは42FLを介して油圧給排管28に接続されている。減圧弁42FRおよび42FLは、必要に応じてホイールシリンダ36FR,36FLの減圧に利用される常閉型の電磁流量制御弁(リニア弁)である。一方、右後輪用のホイールシリンダ36RRと左後輪用のホイールシリンダ36RLとは、常開型の電磁流量制御弁である減圧弁42RRまたは42RLを介して油圧給排管28に接続されている。以下、適宜、減圧弁42FR〜42RLを総称して「減圧弁42」という。
右前輪、左前輪、右後輪、左後輪のホイールシリンダ36FR、36FL、36RL、36RR付近には、ホイールシリンダ内の液圧を計測するホイールシリンダ圧センサ44FR、44FL、44RL、44RRがそれぞれ設けられている。
図3は、制動時の車両姿勢の変化を示す模式図である。ドライバーによりブレーキペダルが操作されると、車輪と路面との間に制動力が作用する。車両の重心は路面よりもかなり高所に位置するので、この制動力により、図3に示す方向の慣性モーメントが重心回りに発生する。このモーメントは、車体をモーメントの方向に回転させ車両の前後軸の加重配分が変化し、車両にピッチ角変化が生じる。このように、制動時に車体の前部が沈み込むことをノーズダイブという。
車両のピッチ角変化を抑制する方法として、従来より減衰力可変のショックアブソーバやばね定数可変の空気ばねを使用して、前輪の減衰力や弾性力を変化させる方法が知られているが、本実施形態のように車高を調整する機能を有している車両であれば、車体が前側に沈み込むとき、前輪の車高を逆方向に変化させることによって、車両のピッチ角を制御できることに本願発明者は想到した。以下、車高を調整することによって車両のピッチ角を制御する方法について述べる。
図4は、ECUのうち、本実施形態による車両姿勢制御に関与する部分の構成を示す機能ブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックとして描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
ECU100は、ブレーキ制御装置70の制御を担当するブレーキECU120と、車両のサスペンション装置の制御を担当するサスペンションECU130と、ブレーキECU120とサスペンションECU130に対して制御指令を与えて車両姿勢を制御する姿勢制御ECU110とを含む。
ブレーキECU120は、目標減速度演算部122と、目標油圧演算部124と、油圧制御部126とを含む。
目標減速度演算部122は、ストロークセンサ46から取得したペダルストロークとマスタシリンダ(M/C)圧センサ48から取得したマスタシリンダ圧とに基づいて、既知の手法で目標減速度を演算する。目標油圧演算部124は、目標減速度を達成するための各車輪のホイールシリンダ36の目標ホイールシリンダ圧を既知の手法で演算する。油圧制御部126は、この目標ホイールシリンダ圧を実現するように、ホイールシリンダ(W/C)圧センサ44で取得されるホイールシリンダ圧に基づき、増圧弁40および減圧弁42に対して制御電流を付与して、これらを開閉制御する。こうして各車輪に適正な制動力が付与される。
サスペンションECU130は、目標車高演算部132と、目標空気圧演算部134と、空気圧制御部136とを含む。
目標車高演算部132は、車高センサ104で取得される車高の情報と後述する制御量指示部116からの指示にしたがって、目標車高を演算する。目標空気圧演算部134は、目標車高を達成するための各車輪のエアチャンバにおける目標空気圧を既知の手法で演算する。空気圧制御部136は、この目標空気圧を実現するように、空気圧センサ106で取得されるタイヤ空気圧に基づき、バルブ140、168、172に対して制御電流を付与して、これらを開閉制御する。こうして車輪毎の車高が変化する。
また、サスペンションECU130は減衰係数制御部138をさらに備えていてもよい。減衰係数制御部138は、アブソーバ18のモータに印加する電流を変えることで、減衰係数を変化させる。
姿勢制御ECU110は、ブレーキ操作検出部112と、ピッチ角推定部114と、制御量指示部116とを含む。
ブレーキ操作検出部112は、ストロークセンサ46の検出値に基づいて、ブレーキペダルの操作時間を検出する。
ピッチ角推定部114は、車両10に設置されている3軸方向の加速度センサ108から加速度を取得し、制動力により発生する車両の重心回りのピッチ角θを推定する。具体的には、事前に3軸方向で検出される制動時の加速度(主に、鉛直上下方向の加速度)と、そのときに車両に生じるピッチ角θとの関係を予めデータとして測定しておき、推定用の近似式を算出し、加速度を代入することでピッチ角を算出できるようにしておく。
車両の加速度とピッチ角との対応は、サスペンション装置の空気ばねのばね定数、アブソーバの減衰力、タイヤの空気圧や車体の剛性などによって異なる。したがって、加速度とピッチ角との関係は、車両毎に測定して推定用の近似式を図示しないメモリに格納しておくことが望ましい。しかしながら、車種毎の平均を取った近似式を使用するようにしてもよい。または、ピッチ角推定部114に、上記の特性をパラメータとしてピッチ角を算出するための車両モデルを予め格納しておき、図示しない各種センサからの情報や、ECUに登録してある特性情報を使用して車両毎にモデルを自動作成し、加速度センサから得られた加速度を車両モデルに適用することでピッチ角を推定してもよい。
制御量指示部116は、ピッチ角推定部114で推定された、制動時に車両に発生するピッチ角を制御する車両姿勢制御を実行する。より具体的には、制御量指示部116は、目標減速度演算部122に対して目標減速度を指示したり、または目標車高演算部132に対して車高制御量を指示する。一例として、減速時に車両の前輪側の車高を高くし後輪側の車高を低くする制御を指示することで、ピッチ角を小さくすることができる。
なお、ピッチ角推定部114は、加速度センサを使用する代わりに、マスタシリンダ圧やホイールシリンダ圧に基づいてピッチ角を推定してもよい。この場合のピッチ角の推定方法は、上述と同様に、車両毎に予めマスタシリンダ圧またはホイールシリンダ圧と推定ピッチ角との関係を予めデータとして測定しておき、近似式を求めておく方法や、制動開始時の車速、タイヤの動摩擦係数、車重などの情報を予め用意しておいた車両モデルに適用する方法のいずれであってもよい。
続いて、制御量指示部116における姿勢制御のための車高制御量の指示の具体的な手順について説明する。
図5は、本実施形態に係る車両姿勢制御の一実施例のフローチャートである。このフローは、車両の走行中所定の間隔で繰り返し実行される。
まず、ブレーキ操作検出部112はブレーキペダルが操作されているか否かを判定し(S12)、ブレーキペダルが操作されていると(S12のY)、制御量指示部116は予め定められているしきい値と加速度センサ108から取得される前後方向加速度とを比較して、車両の減速度が小、中、大のいずれであるかを判定する(S14)。
S14において減速度が小さい(例えば、0.2G未満)場合、制御量指示部116は、車両前輪の車高を予め定められた増分だけ増加するように目標車高演算部132に対して指示する(S16)。続いて、ピッチ角推定部114は、車高変化した際のピッチ角を推定し(S18)、ピッチ角θの時間変化率dθ/dtが予め定められたしきい値B以下になっているか否かを判定する(S20)。時間変化率が所定値以下になっていなければ(S20のN)、フローはS16に戻り、制御量指示部116はさらに車高を上げるように目標車高演算部132に対して指示する。時間変化率が所定値以下であれば(S20のY)、このフローを終了する。
なお、Bの値は、ドライバーがノーズダイブをほとんど感じないようになる値を予め実験やシミュレーションを通じて決定しておく。
このように、通常走行中のブレーキのほとんどを占める緩ブレーキ時には、ピッチ角の時間変化率を所定値より小さくするように姿勢制御することで、車体の急激な沈み込みを抑制して、ブレーキフィーリングを改善する。つまり、緩ブレーキ時には、乗り心地を重視した姿勢制御にしている。
なお、S16において、制御量指示部118は、車両前輪の車高を増加させる代わりに、またはそれと同時に、前輪のアブソーバの減衰係数を増加させるように減衰係数制御部138に対して指示してもよい。
S14において減速度が中程度(例えば、0.2G以上0.6G未満)の場合、制御量指示部116は、車両前輪の車高を予め定められた増分だけ増加するように目標車高演算部132に対して指示する(S22)。続いて、ピッチ角推定部114は、車高変化した際のピッチ角を推定し(S24)、ピッチ角θが予め定められた目標ピッチ角θaとθcとの間に入っているか(θa<θ<θc)否かを判定する(S26)。ピッチ角が目標ピッチ角の間に入っていなければ(S26のN)、フローはS22に戻り、制御量指示部116はさらに車高を上げるように目標車高演算部132に対して指示する。ピッチ角が目標ピッチ角の間に入っていれば(S26のY)、このフローを終了する。
なお、θa、θcの値は、ドライバーが適度なブレーキの効きを体感しつつ、乗り心地が悪化しないような値を予め実験やシミュレーションを通じて決定しておく。
このように、中程度の減速度のブレーキ時には、ピッチ角を狙いのピッチ角に合わせ、車両が減速している間このピッチ角を維持するように車両の姿勢を制御する。中程度の減速度があるときに、車両姿勢の変化を小さくするような制御をすると、かえってドライバーに違和感を与えるため、ある程度のピッチ角を生じさせてブレーキの効きをドライバーに感じさせるとともに、過度のノーズダイブが生じないようにする。
なお、S22において、制御量指示部118は、車両前輪の車高を増加させる代わりに、またはそれと同時に、前輪のアブソーバの減衰係数を増加させるように減衰係数制御部138に対して指示してもよい。
S14において減速度が高い(例えば、0.6G以上)場合、制御量指示部116は、車両前輪の車高を増加させるように目標車高演算部132に対して指示するとともに、車両の前後輪のアブソーバ18の減衰係数を増加させるように減衰係数制御部138に対して指示する(S28)。制御量指示部118は、加速度センサ108から取得する車両上下方向の加速度が予め定められたしきい値D以下になったか否かを判定する(S30)。しきい値以下になっていなければ(S30のN)、S28の制御を継続する。上下方向の加速度がしきい値以下になると(S30のY)、このフローを終了する。
このように、急減速時には、車両前部の車高を高めると同時に前輪のアブソーバの減衰係数を大きくして、急激なノーズダイブを抑制する。さらに、後輪の電磁アブソーバの減衰係数も増加させ、ハンチングによる揺り戻しを小さくする。こうすることで、急減速時のブレーキの抜けやショックを緩和することができる。
図6は、本実施形態に係る車両姿勢制御の別の実施例のフローチャートである。このフローは、車両の走行中所定の間隔で繰り返し実行される。
まず、ブレーキ操作検出部112はブレーキペダルが操作されているか否かを判定し(S50)、ブレーキペダルが操作されていると(S50のY)、ブレーキ操作検出部112はブレーキ操作時間のカウントを開始する(S52)。ピッチ角推定部114は、車高変化によるピッチ角θを推定する(S54)。制御量指示部118は、ブレーキ操作時間Δtが予め定められたしきい値T以上となったか否かを判定する(S56)。しきい値未満であれば(S56のN)、このフローを終了する。しきい値以上であれば(S56のY)、制御量指示部118は、ピッチ角が単位時間(例えば0.1秒)当たりΔθずつ増加するように、目標車高演算部132に対して車高制御量を指示する(S58)。さらに、制御量指示部118は、ホイールシリンダ圧が単位時間(例えば0.1秒)当たりΔpずつ増加するように、油圧制御部126に対して指示する(S60)。そして、ピッチ角θが予め定められた限界ピッチ角θdになったか否かを判定する(S62)。限界ピッチ角に達していなければ(S62のN)、S58、S60の制御を継続する。限界ピッチ角に達すると(S62のY)、このフローを終了する。
なお、Tはブレーキペダルの踏み込みがある程度継続される時間に設定され、一例では1〜10秒の範囲である。また、Δθ、Δpの値は、ブレーキが徐々に効いていく感覚をドライバーに与えるような値を予め実験やシミュレーションを通じて決定しておく。
このように、ブレーキの操作時間に応じて徐々にピッチ角とブレーキ油圧とを大きくしていくことで、ブレーキの効き増し感を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、減速度の大きさに応じて車両姿勢を制御する。これによって、状況に応じたブレーキフィーリングをドライバーに与えることができる。また、本実施形態では、単にアンチダイブを抑制するにとどまらず、特定の場面ではむしろ積極的にピッチ角を大きく制御することで、ブレーキの効き感をドライバーに与えることも可能である。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態はあくまで例示であり、実施の形態どうしの任意の組合せ、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスの任意の組合せなどの変形例もまた、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、車両のピッチ角を制御することを述べたが、制御量指示部116は、車両の旋回中に制動指示がなされたとき、車両に所定のロール角を付与するように各車輪14の車高を制御してもよい。例えば、車両旋回中にブレーキペダルが操作されたときに、舵角とヨーモーメントの大きさを計算する。それぞれの値が所定のしきい値を越えると、制御量指示部116は予め定められたロール角を与えるように左右輪の車高を制御する。これによって、ドライバーの感じるブレーキの効き感が向上する。
本実施形態に係る車高調整装置を備えた四輪の車両の模式図である。 車両に搭載されるブレーキ制御装置を示す系統図である。 車両制動時の車両姿勢の変化を示す模式図である。 ECUのうち、本実施形態による車両姿勢とブレーキ油圧の協調制御に関与する部分の構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る車両姿勢制御の一実施例のフローチャートである。 本実施形態に係る車両姿勢制御の別の実施例のフローチャートである。
符号の説明
10 車両、 12 車体、 14 車輪、 16 空気ばね、 18 アブソーバ、 20 エアチャンバ、 46 ストロークセンサ、 54 ブレーキペダル、 70 ブレーキ制御装置、 100 ECU、 104 車高センサ、 106 空気圧センサ、 108 加速度センサ、 110 姿勢制御ECU、 112 ブレーキ操作検出部、 114 ピッチ角推定部、 116 制御量指示部、 120 ブレーキECU、 130 サスペンションECU。

Claims (5)

  1. 車両の各車輪に付与される制動力を制御するブレーキ制御手段と、
    各車輪に設けられ該車輪付近の車高を変化させる車高調整手段と、
    制動時に車両に発生するモーメントによる車両姿勢の変化を増大または抑制するように前記車高調整手段に対して車高制御量を指示する制御量指示手段と、
    を備えることを特徴とする車両制御装置。
  2. 制動時に車両に生じる加速度を検出して重心回りのピッチ角を推定するピッチ角推定手段をさらに備え、
    前記制御量指示手段は、前記ピッチ角の時間変化率が所定値以下になるように各車輪の車高を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 制動時に車両に生じる加速度を検出して重心回りのピッチ角を推定するピッチ角推定手段をさらに備え、
    前記制御量指示手段は、車両が減速している間、前記ピッチ角を所定値に保つように各車輪の車高を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  4. ドライバーによるブレーキペダルの操作を検出するブレーキ操作検出手段と、
    制動時に車両に生じる加速度を検出して重心回りのピッチ角を推定するピッチ角推定手段とをさらに備え、
    前記制御量指示手段は、ブレーキペダルの操作時間が長くなるにつれて前記ピッチ角が増大するように各車輪の車高を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  5. 前記制御量指示手段は、車両の旋回中に制動指示がなされたとき、車両に所定のロール角を付与するように各車輪の車高を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
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