JP2009056485A - プレスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、短時間に、上型および下型を合わせて交換することができるプレスシステムを提供する。
【解決手段】第1のベース11およびスライド部材12の間にプレスアセンブリ50をセットして圧力を加えるプレス装置10を有するシステム1を提供する。このプレス装置10は、第1のベース11の後方に配置された第2のベース42と、第2のベース42に隣接するように配置された第3のベース43および第4のベース44とを有する。第1のベース11には、プレスアセンブリ50を後方に動かす第1のローラが配置され、第2のベース42には、プレスアセンブリ50の移動方向を変換可能な複数の第2のローラが配置され、第3のベース43および第4のベース44にもそれぞれ第3のローラおよび第4のローラが配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレス型によりワークを加工するためのプレスシステムおよびプレス装置に関するものである。
プレス型(金型)を用いてワーク(ワークピース)を加工するためのプレス機械が知られている。プレス機械において、金型交換時の作業を容易にする方式として、金型交換台車方式と、ムービングボルスタ方式とが知られている。
特許文献1には、ムービングボルスタ方式が記載されている。この文献1には、トランスファプレスにおいて、複数の金型を構成する下型が搭載されたボルスタ(盤板)に、トランスファフィーダ全体を搭載し、金型交換作業を容易にすることが記載されている。
特許文献2には、パンチングプレスにおいて、複数のダイを備えたダイブロックと、モータ、シリンダなどの駆動機構を含み、複数のパンチを備えたパンチブロックとをフレームから金型交換位置に引き出し、その金型交換位置に隣接して設けられた、ガイドレール上を移動自在な運搬車を設け、ダイブロックおよびパンチブロックを一体的に搬入あるいは搬出することが記載されている。
特許文献3には、複数の上型および下型からなる複数対の成形型を、それぞれの型絞め・型開き方向と同方向に直列に連ねたプレス成形装置が記載されている。
特許文献4には、複数の成形型(金型)が上下に配置されたシステムにおいて、ワークピースを上下に搬送するための搬送装置が開示されている。
特開2007−38302号公報 特開2002−273533号公報 特開2002−178194号公報 特開2007−7720号公報
ムービングボルスタ方式は、ボルスタを移動式にして、ボルスタごと金型を交換する。このため、金型交換に要する時間が短縮できる。しかしながら、プレス装置はボルスタごと移動できる構造にする必要があり、ボルスタを移動できるスペースが必要となり、交換用のボルスタが必要になるなど、設備が大型になり、コストも高くなる。また、ボルスタの移動により下型の交換は容易になっても、上型も交換する必要がある場合は、それらの交換に手間取る可能性がある。
ムービングボルスタ方式に比較して金型交換台車方式は、ボルスタ上で金型が移動できるようにすれば良いので、構造が簡単で、コストは低い。しかしながら、金型移動のために、台車をプレス装置に位置合わせし、プレス装置から台車へ金型を移動し、その台車を運び出し、次の金型を搭載した台車をプレス装置へ位置合わせし、その台車からプレス装置へ金型を移動するという作業を行う必要がある。したがって、金型交換に時間を要する。
さらに、下型とともに上型も交換し、金型交換に要する時間を短縮しようとすると、上型をプレスする機構も含めてブロック化しており、交換対象となるブロックが複雑な構成になり、また、費用も高くなる。
したがって、簡易な構成で、短時間に、上型および下型を合わせて交換することができるプレスシステムが要望されている。
本発明の一態様は、第1のベースおよびスライド部材と、第1のベースに対してスライド部材が上下に動くように支持するフレームと、第1のベースに対してスライド部材を駆動して加工用の力を加える駆動装置と、第1のベースおよびスライド部材との間に設置されるプレスアセンブリとを有するプレスシステムである。プレスアセンブリは、積層配置された複数の支持プレートと、最下層の支持プレートに対して上方の支持プレートを上下にスライドするように支持するアセンブリフレームとを備え、最下層の支持プレートの表面に第1の下型が設置され、最下層の支持プレートの上側の支持プレートの裏面に第1の下型に対応する第1の上型が設置され、スライド部材により、最下層の支持プレートに対して上方の支持プレートが加圧され、第1の下型および第1の上型によりワークが加工される。
さらに、第1のベースは、プレスアセンブリを後方に移動するための複数の第1のローラであって、移動するときに第1のベースの表面に突出する複数の第1のローラを含む。プレスシステムは、さらに、第1のベースの後方に配置された第2のベースであって、プレスアセンブリの移動方向を変換可能な複数の第2のローラが、それらの接触面が複数の第1のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第2のベースと、第2のベースに隣接する第3のベースであって、第2のベースとの間でプレスアセンブリを移動可能な複数の第3のローラが、それらの接触面が第2のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第3のベースと、第2のベースに対し、第3のベースとは異なる方向で隣接する第4のベースであって、第2のベースとの間でプレスアセンブリを移動可能な複数の第4のローラが、それらの接触面が第2のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第4のベースとを有する。
このプレスアセンブリは、最下層の支持プレートに対して、アセンブリフレームにより上方の支持プレートが支持されている。したがって、最下層の支持プレートを第1のベースに対して動かせば、第1のベースおよびスライド部材の間からプレスアセンブリを外すことができ、上型および下型からなる金型をプレスアセンブリ毎交換できる。したがって、盤板として機能する第1のベース、スライド部材、駆動装置といったプレス装置の主要な構成を交換せずに、上型および下型を一体で交換することが可能となる。
さらに、このプレスシステムに含まれるプレス装置は、移動方向を変更可能な第2のベースと、第2のベースに隣接した第3および第4のベースを有する。したがって、第1のベース上のプレスアセンブリは、第1のベース上の第1のローラにより、第2のベースを介して第3または第4のベースの一方へ移動させることができ、第3または第4のベースの他方に予め用意されていた他のプレスアセンブリを第2のベースを介して第1のベースに設置でき、金型交換に要する手間および時間を短縮できる。
このプレスシステムにおいては、第3のベースの上方に、プレスアセンブリを収納可能な上部構造を設け、上部構造に駆動装置の一部が搭載されていることが望ましい。駆動装置が占めていたスペースを、第3のベースを設けるために利用できる。
このプレスシステムにおいては、第4のベースの上方に、プレスアセンブリを収納可能な上部構造を有し、上部構造は、プレスアセンブリに含まれる上側の支持プレートを上方へ引き上げるためのリフトを備えていることが望ましい。支持プレートを上方へ引き上げることにより、プレスアセンブリの上型および/または下型の交換およびメンテナンスが可能となる。したがって、金型を乗せ換えたり、メンテナンスなどを外段取りするためのスペースを、第4のベースを設けるために利用できる。
このプレスシステムは、さらに、第1の下型を最下層の支持プレートに対して前方にスライドさせる下型移動装置と、スライドされた第1の下型に対してワークを供給および排出するためのワーク搬送装置とを有することが望ましい。ロボット搬送方式のプレスシステムを提供できる。
このプレスシステムのプレスアセンブリは、スライド部材により直に加圧される最上層の支持プレートと、最下層の支持プレートおよび最上層の支持プレートの間で、最下層の支持プレートに対して上下に移動するようにアセンブリフレームにより支持された、少なくとも1つの中間支持プレートとを備え、それぞれの中間支持プレートの裏面(下面)には、それぞれの中間支持プレートの下側の支持プレートの表面(上面)に設置された下型に対応する上型が設置され、それぞれの中間支持プレートの表面(上面)には、それぞれの中間支持プレートの上側の支持プレートの裏面(下面)に設置された上型に対応する下型が設置されていることが望ましい。複数の金型による加工を同時に行うことができるプレスシステムを提供できる。
プレスシステムは、さらに、第1の下型とともに、少なくとも1つの中間支持プレートに搭載されている他の下型を、最下層の支持プレートおよび少なくとも1つの中間支持プレートに対して前方にスライドさせる下型移動装置と、スライドされた第1の下型および他の下型のそれぞれに対してワークを供給および排出するとともに、ワークを上側または下側に移動するワーク搬送装置とを有することがさらに好ましい。ロボット搬送方式により、ワークを複数の金型に順番に送りながら順番に加工して所定の形状に成型するプレスシステムを提供できる。
本発明の他の態様は、第1のベースおよびスライド部材と、第1のベースに対してスライド部材が上下に動くように支持するフレームと、第1のベースに対してスライド部材を駆動して加工用の力を加える駆動装置と、第1のベースおよびスライド部材との間にプレスアセンブリが配置されるプレス装置である。第1のベースは、プレスアセンブリを後方に移動するための複数の第1のローラであって、移動するときに第1のベースの表面に突出する複数の第1のローラを備え、当該プレス装置は、さらに、第1のベースの後方に配置された第2のベースであって、プレスアセンブリの移動方向を変換可能な複数の第2のローラが、それらの接触面が複数の第1のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第2のベースと、第2のベースに隣接する第3のベースであって、第2のベースとの間でプレスアセンブリを移動可能な複数の第3のローラが、それらの接触面が第2のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第3のベースと、第2のベースに対し、第3のベースとは異なる方向で隣接する第4のベースであって、第2のベースとの間でプレスアセンブリを移動可能な複数の第4のローラが、それらの接触面が第2のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第4のベースとを有する。
このプレス装置は、第3のベースの上方に、プレスアセンブリを収納可能な上部構造を有し、上部構造に駆動装置の一部が搭載されていることが好ましい。また、このプレス装置は、第4のベースの上方に、プレスアセンブリを収納可能な上部構造を有し、上部構造は、プレスアセンブリに含まれる上側の支持プレートを上方へ引き上げるためのリフトを備えていることが望ましい。
本発明のさらに異なる他の態様は、第1のベースに対してスライド部材が上下に動き、駆動装置により第1のベースに対してスライド部材を駆動して加工用の力を加えるプレス装置に設置されるプレスアセンブリである。このプレスアセンブリは、積層配置された複数の支持プレートと、最下層の支持プレートに対して上方の支持プレートを上下にスライドするように支持するアセンブリフレームとを有し、最下層の支持プレートの表面に第1の下型が設置され、最下層の支持プレートの上側の支持プレートの裏面に第1の下型に対応する第1の上型が設置され、スライド部材により、最下層の支持プレートに対して上方の支持プレートが加圧され、第1の下型および第1の上型によりワークが加工される。このプレスアセンブリは、スライド部材により直に加圧される最上層の支持プレートと、最下層の支持プレートおよび最上層の支持プレートの間で、最下層の支持プレートに対して上下に移動するようにアセンブリフレームにより支持された、少なくとも1つの中間支持プレートとを有し、それぞれの中間支持プレートの裏面には、その下側の支持プレートの表面に設置された下型に対応する上型が設置され、それぞれの中間支持プレートの表面には、その上側の支持プレートの裏面に設置された上型に対応する下型が設置されていることが望ましい。
図1に、本発明の一実施形態のプレスシステムの概要を示している。このプレスシステム1は、プレス装置10と、プレス装置10にセットされたプレスアセンブリ50とを備えている。
図2に、プレスアセンブリ50が搭載されていない状態のプレス装置10を示している。プレス装置10は、上面11aがほぼ長方形の第1のベース(盤板、ボルスタ)11と、第1のベース11に対して上下に移動するスライド部材12と、第1のベース11に対してスライド部材12が上下に動くように支持するフレーム13と、第1のベース11に対してスライド部材12を上下方向(Z方向)に駆動して加工用の力を加える駆動装置20とを有する。このプレス装置10は、図1に示すように、第1のベース11およびスライド部材12との間にプレスアセンブリ50が配置され、スライド部材12によりプレスアセンブリ50に圧力が加えられ、プレスアセンブリ50に配置された金型によりワーク(ワークピース)が加工される。
フレーム13は、第1のベース11の四隅から上方に延びた4本の支柱13aを備えている。スライド部材12の四隅には、これらの支柱13aが通過する孔12aが設けられており、スライド部材12は支柱13aにガイドされた状態で上下に動く。さらに、スライド部材12には、プレスアセンブリ50のシャフト53と干渉しないように、シャフト53の上部が通過する可能性がある位置に貫通孔12bが設けられている。プレス装置10は、これらの支柱13aにより支持された上部ベース15を備えている。上部ベース15には、駆動装置20に含まれる3つのオイルシリンダ21、22および23が搭載されており、これらのオイルシリンダ21、22および23によりスライド部材12が上下に動かされる。
第1のベース11の上面(表面)11aには、プレスアセンブリ50を後方(X方向マイナス側)に移動するため、X方向に延びた複数の第1のローラ31が設けられている。これらの第1のローラ31は、エアー浮上式のローラーユニットであり、例えば、フリーベア社のエアー浮上式ローラーユニットを用いることができる。この第1のローラ31は、浮上用のエアーを供給することによりローラ31の表面(接触面)31aが第1のベース11の上面11aの上に突き出る。したがって、ローラ31によりプレスアセンブリ50をX方向に移動することができる。また、浮上用のエアーを抜くことにより、ローラ31は接触面31aが第1のベース11の上面11aよりも下がり、プレスアセンブリ50は第1のベース11の上面11aに乗る。したがって、スライド部材12により加えられる圧力を第1のベース11により受けることができ、ローラ31に圧力が加わることを防止できる。さらに、第1のベース11の上面11aには、安全のために、プレスアセンブリ50が上面11aを移動することを禁止するロック機構19が設けられている。
プレス装置10は、第1のベース11の後方(X方向マイナス側)に配置された第2のベース42を備えている。この第2のベース42には、プレスアセンブリ50の移動方向を変換可能な複数の第2のローラ32が配置されている。これらの第2のローラ32は、例えば、フリーベア社のボールローラユニットである。それぞれの第2のローラ32は、搬送用のプレスアセンブリ50を支持するメインボールと、そのメインボールを支持する多数の小ボールとを備えている。メインボールの回転方向が自由なので、プレスアセンブリ50の移動方向を自由に変えることができる。複数の第2のローラ32は、それらの接触面32aが、突出したときの複数の第1のローラ31の接触面31aとほぼ同じ高さになるように第2のベース42に配置されている。したがって、プレスアセンブリ50を第1のベース11から第2のベース42にスムーズに移動することができる。
プレス装置10は、さらに、第2のベース42に隣接する第3のベース43を備えている。このプレス装置10は、第1のベース11から見て、第2のベース42の右側(Y方向プラス側)に第3のベース43が配置されている。この第3のベース43には、第2のベース42との間でプレスアセンブリ50を移動可能なようにY方向に延びた複数の第3のローラ33が設けられている。これら第3のローラ33は、それらの接触面33aが第2のローラ32の接触面32aとほぼ同じ高さになるように設置されており、プレスアセンブリ50を第2のベース42から第3のベース43にスムーズに移動することができる。
プレス装置10は、さらに、第2のベース42に隣接する第4のベース44を備えている。このプレス装置10は、第1のベース11から見て、第2のベース42の左側(Y方向マイナス側)に第4のベース44が配置されている。この第4のベース44には、第2のベース42との間でプレスアセンブリ50を移動可能なようにY方向に延びた複数の第4のローラ34が設けられている。これら第4のローラ34は、それらの接触面34aが第2のローラ32の接触面32aとほぼ同じ高さになるように設置されており、プレスアセンブリ50を第2のベース42から第4のベース44にスムーズに移動することができる。
第2のベース42の複数の第2のローラ32は、プレスアセンブリ50の移動方向を自由に変更できる。したがって、第2のベース42を介して、プレスアセンブリ50を、第1のベース11、第3のベース43および第4のベース44の間で自由に移動することができる。
プレス装置10の第2のベース42の中央前方の、第2のベース42と第1のベース11との間には、第2のベース42を上下に貫通する開口49が設けられている。この開口49を介して、プレスアセンブリ50において発生する切り屑などを第2のベース42の下方に排出できる。開口49の上方をプレスアセンブリ50が移動している最中に、プレスアセンブリ50の姿勢が不安定になることを防止するために、第2のベース42の開口49の左右(Y方向)両側に、X方向に延びた補助ローラ39が配置されている。これらの補助ローラ39の接触面39aは、第2のローラ32の接触面32aとほぼ同じ高さになるように調整されている。
第2のベース42の後方(X方向マイナス側)は、第2のベース42を介して、プレス装置10にプレスアセンブリ50を搬入および搬出するためにU字型に若干凹んだベイ48になっている。ベイ48にプレスアセンブリ50の運搬車(不図示)を着けて、第2のベース42を介して、第3のベース43または第4のベース44からプレスアセンブリ50を運搬車に搬出できる。逆に、運搬車からプレスアセンブリ50を第2のベース42を介して第3のベース43または第4のベース44に搬入できる。さらに、第2のベース42を介して、第1のベース11からプレスアセンブリ50を運搬車に搬出したり、運搬車からプレスアセンブリ50を第1のベース11に搬入したりすることも可能である。
ベイ48をプレスアセンブリ50が移動している最中に、プレスアセンブリ50の姿勢が不安定になることを防止するために、第2のベース42のベイ48の左右(Y方向)両側に、X方向に延びた補助ローラ38が配置されている。これらの補助ローラ38の接触面38aは、第2のローラ32の接触面32aとほぼ同じ高さになるように調整されている。
プレス装置10は、第2のベース42、第3のベース43および第4のベース44の上に、プレスアセンブリ50を収納するスペースを確保するための上部構造45を備えている。この上部構造45は、複数の支柱45aと、これらの支柱45aに支持されたルーフ45bを備えている。ルーフ45bの、第2のベース42および第3のベース43の上方の領域には、上部ベース15に搭載されたオイルシリンダ21、22および23を駆動するためのオイルユニット25が搭載されている。また、ルーフ45bの、第4のベース44の上方の領域には、プレスアセンブリ50に金型を取り付けたり、メンテナンスするためのリフト28が搭載されている。
プレス装置10は、第1のベース11を支持する脚16を備えている。また、プレス装置10は、第2のベース42、第3のベース43、第4のベース44および上部構造45を支持する脚46を備えている。プレス装置10は、これらの脚16および46を介して工場の床面に設置される。また、これらの脚16および46の高さを微調整することにより、第1のベース11の上面11aおよびローラ31の接触面31a、第2のベース42のローラ32の接触面32a、第3のベース43のローラ33の接触面33a、第4のベース44のローラ34の接触面34aの高さを微調整することができる。
図1および図2においてプレス装置10の前方(X方向プラス)に破線で示されている部分は、プレスアセンブリ50により成形するワークをハンドリングするための補助システム70が配置されていることを示している。この補助システム70は、以下で詳しく説明するが、プレスアセンブリ50に含まれる複数の下型を支持プレートに対して前方にスライドさせる下型移動装置71と、スライドされた下型に対してワークを供給および排出するためのワーク搬送装置80とを有する。
図1は、プレス装置10の第1のベース11および第3のベース43に、それぞれプレスアセンブリ50および50sが搭載されたプレスシステム1を示している。第1のベース11に対して上下方向(Z方向)に動くスライド部材12との間にプレスアセンブリ50がセットされており、スライド部材12が上下移動することにより圧力が加えられ、ワークが加工される。第3のベース43に配置されたプレスアセンブリ50sは、たとえば、異なるワークを加工するためのプレスアセンブリである。プレスアセンブリ50により、所定の数のワークの加工が終了すると、第1のベース11にセットされていたプレスアセンブリ50は、第2のベース42を介して、第4のベース44に移動される。次に、第3のベース43に予めセットされていたプレスアセンブリ50sが第2のベース42を介して、第1のベース11にセットされ、次の異なるワークの加工が開始される。
図3に、第1のベース(ボルスタ)11にプレスアセンブリ50がセットされた状態を正面から示している。なお、図3においては、その他のベース42〜44およびそれに関する構造は省略している。図3においては、第1のローラ31が第1のベース11に沈み、第1のローラ31の接触面31aが第1のベース11の上面11aに対して凹んだ状態になっている。
図4に、第1のベース11にプレスアセンブリ50を搭載した状態を側面から示している。図4においては、プレスアセンブリ50の構造および動作を示すためにプレス装置10のフレーム13などの構成を省略している。図5および図6においても同様である。
このプレスアセンブリ50は4層構造である。プレスアセンブリ50は、3層以下または5層以上の構成であっても良いが、以下では4層構造を例に説明する。プレスアセンブリ50は、4層の金型設置スペース51a〜51dを形成するように積層配置された5つの支持プレート52a〜52eと、最下層の支持プレート52aに対して上方の支持プレート52b〜52eを上下にスライドするように支持するアセンブリフレーム53とを有する。アセンブリフレーム53は、支持プレート52a〜52eの四隅を支持するシャフト53a〜53dを備えている。最下層の支持プレート52aを除き、他の支持プレート52b〜52eは、四隅にシャフト53a〜53dが通る孔を備えており、シャフト53a〜53dに沿って上下に動く。
最上層の支持プレート52eを除き、それぞれの支持プレート(最下層の支持プレートおよび中間の支持プレート)52a〜52dの表面(上面)55には下型61a〜61dが設置されている。また、最下層の支持プレート52aを除き、それぞれの支持プレート(最上層の支持プレートおよび中間の支持プレート)52b〜52eの裏面(下面)56には、上型62a〜62dが設置されている。したがって、4層の金型設置スペース51a〜51dのそれぞれには、下型61a〜61dと、上型62a〜62dを備えた金型60a〜60dが配置されている。すなわち、それぞれの中間支持プレート52b〜52dの裏面(下面)56には、それぞれの中間支持プレートの下側の支持プレートの表面(上面)55に設置された下型に対応する上型が設置され、それぞれの中間支持プレート52b〜52dの表面(上面)55には、それぞれの中間支持プレートの上側の支持プレートの裏面(下面)に設置された上型に対応する下型が設置されている。
プレスアセンブリ50の最下層の支持プレート52aは、着脱式のロック機構19により第1のベース11に固定される。プレスアセンブリ50の最上層の支持プレート52eは、スライド部材12に、着脱式の取付機構18により取り付けられる。取付機構18は、たとえば、支持プレート52eの両側を挟んで止めるフックである。
スライド部材12が、オイルシリンダ21〜23により上方に動くときに、最上層の支持プレート52eは、スライド部材12とともに上方へ移動する。最下層の支持プレート52aを除く支持プレート52b〜52dは、最上層の支持プレート52eが上方へ動くと、それぞれの支持プレート52a〜52eの間が開くように上方へ移動する。このような機構は、支持プレート52a〜52eのそれぞれの間に、コイルばねなどの弾性体を入れることにより実現することが可能である。また、支持プレート52b〜52eが、プレート同士の間隔が所定の値になると上方に引っ張られるような機構を採用しても良い。
一方、スライド部材12が下方に移動すると、支持プレート52b〜52eは下がり、各金型60a〜60dの上型62a〜62dと下型61a〜61dとが重なる。スライド部材12に対し、プレス装置10のオイルシリンダ21〜23により上方から圧力が加わると、プレスアセンブリ50においては、最上層の支持プレート52eにスライド部材12を介して圧力が伝達される。プレスアセンブリ50においては、さらに、積層配置された各金型60a〜60dを介して圧力が下層の支持プレート52a〜52dに順次伝達される。最下層の支持プレート52aは、第1のベース11により支持される。この結果、プレスアセンブリ50は、第1のベース11とスライド部材12とにより挟み込まれて加圧された状態となる。
個々の金型設置スペース51a〜51dにおいては、それぞれの下側の支持プレート52a〜52dと、それぞれの上側の支持プレート52b〜52eとの間に圧力が加わり、それらにはさまれたそれぞれの金型60a〜60dに、ワークを加工するための圧力が加わる。したがって、金型60a〜60dのそれぞれにおいて、下型61a〜61dのそれぞれと、上型62a〜62dのそれぞれとによりそれぞれ挟み込まれたワークは、プレス加工される。
このプレスシステム1は、プレス装置10の前面(前方)に、下側の支持プレート52a〜52dから下型61a〜61dをそれぞれ前方に引き出す下型移動装置71を備えている。この下型移動装置71は、上下に延びたシャフト72と、シャフト72を駆動するためのモータ73と、シャフト72により伝達される駆動力により、個々の下型61a〜61dを前方に引き出す引出装置74とを備えている。
図5に、それぞれの下型61a〜61dが前方に引き出された様子を示している。下型61a〜61dは、支持プレート52a〜52dの上面55に、それぞれ、上下に重ねられた2枚のプレート75aおよび75bを介してセットされている。最下層の支持プレート52aを例に説明すると、支持プレート52aの上に、引出用に移動するためのプレート(中間プレート)75aが配置され、その上に下型61aが取り付けられ、下型61aとともに引き出されるプレート(引出用プレート)75bが配置されている。引出装置74は、モータ73によりシャフト72が回転駆動されると、それにより引出用プレート75bを前後に駆動する。
中間プレート75aとしては、両面の摩擦係数が非常に小さい板材が用いられている。たとえば、オイレス工業株式会社製のLFPオイレスドライメットLFプレートを中間プレート75aとして採用できる。このプレートは、オイルレスベアリングと同様の四フッ化エチレン樹脂複層構造を備えており、プレス圧力のような高荷重条件に耐えられるとともに、優れた摩擦特性を備えている。したがって、無潤滑(潤滑油なし)で、下型61aを搭載した引出用プレート75bを支持プレート52aに対し引き出すことができる。
引出用プレート75bは、中間プレート75aの上面を滑ってある程度前方に引き出されると、中間プレート75aを前方に引きずり出す。中間プレート75aは、支持プレート52aの上面55を滑って前方に引き出され、引出用プレート75bは、中間プレート75aとともに、さらに前方に引き出される。支持プレート52aの前方には、中間プレート75aの上面75cを支持するローラ76aと、ローラ76aの前方において中間プレート75aの下面75dを支持するローラ76bとが配置されている。また、前方のローラ76bと対峙する位置に、引出用プレート75bの上面を支持するガイド77が配置されている。したがって、中間プレート75aは前方に引き出されても、ローラ76aおよび76bによりほぼ水平な状態が維持される。中間プレート75aのさらに前方に移動した引出用プレート75bは、中間プレート75aとガイド77とにより、中間プレート75aを介して支持プレート52aにより荷重が伝達され、ほぼ水平に前方へ引き出される。
したがって、引出用プレート75bに搭載された下型61aもほぼ水平な状態で前方へ引き出される。他の下型61b〜61dにおいても同様である。このため、駆動用のモータ73により、下型61a〜61dを連動(同期)して、前方に引き出し、また、プレスアセンブリ50の中へ引き戻すことができる。引出用プレート75bは、たとえば、金属製プレートであり、中間プレート75aも高耐圧である。したがって、下型61a〜61dがプレスアセンブリ50の支持プレート52a〜52dに引き戻された状態で、圧力を加えることによりワークをプレスできる。
このプレスシステム1は、図5に示すように、プレス装置10の前面(前方)に、前方に引き出された下型61a〜61dのそれぞれに対し、ワーク69を供給および排出するためのワーク搬送装置80を備えている。さらに、このワーク搬送装置80は、図6に示すように、下型61a〜61dを、いったん引き込まれた状態にすることにより、ワーク69を上側または下側(Z方向)に移動し、上方または下方の下型にセットすることができる。したがって、このワーク搬送装置80は、下側に用意された、横持ち用のワークコンベア89からワーク69をピックアップし、最下層の金型60aにワーク69をセットして加工できる。次に、最下層の金型60aからワーク69をピックアップし、下から2番目の金型60bにワーク69をセットして加工できる。同様に、下から3番目および4番目の金型60cおよび60dにより順番に加工し、加工が終了したワーク69をコンベア89に戻すことができる。このように、このプレスシステム1では、複数の金型60a〜60dが積層配置されたプレスアセンブリ50をセットすることにより、ロボット搬送方式のプレスシステムを提供できる。
さらに、隣に異なるプレスアセンブリ50を備えたプレスシステム1を用意し、上から下にワーク69を搬送しながら、ワーク69をさらに加工することも可能である。したがって、多段階のプレスが必要な製品に対して、簡単に、ロボット搬送方式のプレスシステムを構築できる。
このワーク搬送装置80は、上下方向(鉛直方向、Z方向)に延びた2本のシャフト81および82と、これらのシャフト81および82を上下に駆動する2本のシリンダ(エアーシリンダ)83および84と、シャフト81および82により上下に駆動され、位置決めされる4つのピックアップ85a〜85dとを備えている。それぞれのピックアップ85a〜85dは、シャフト81および82から延びたアーム86と、アーム86の先端に配置された吸着ヘッド87を備えている。吸着ヘッド87は、たとえば、ヘッド87の先端を負圧にするものであり、ヘッド87の先端の圧力を制御することにより、ワーク69を吸着したり、放したりすることができる。
このように、このプレスシステム1は、ロボット搬送方式により、順送りにワーク69を複数の金型60a〜60dに送って多段階のプレス加工を行うことができる。さらに、複数の金型60a〜60dは、1つのプレスアセンブリ50として組み立てられており、プレスアセンブリ50を交換するだけで、多種多様なプレス加工を行うことができる。プレスアセンブリ50は、最下層の支持プレート52aの上に複数の金型60a〜60dが積層された構造となっている。このため、最下層の支持プレート52aをプレス装置10の第1のベース11に対して動かせば、第1のベース11およびスライド部材12の間からプレスアセンブリ50を外すことができ、複数の金型60a〜60dをプレスアセンブリ50毎交換できる。したがって、盤板として機能する第1のベース11、スライド部材12、駆動装置20といったプレス装置10の主要な構成を交換したり、分解したりせずに、上型および下型を含めた複数の金型60a〜60dを簡単に、短時間で交換することが可能である。
図7は、プレス装置10のベース部分の配置を示している。プレス装置10は、ボルスタとなる第1のベース11とほぼ同じ高さに、第2のベース42と、第3のベース43と、第4のベース44とが設けられている。さらに、先に説明したように、第1のベース11の上面11aには、エアー浮上式の第1のローラ31が、プレスアセンブリ50を前後方向(X方向)に移動可能なように配置されている。第1のベース11の後方に繋がった第2のベース42には、プレスアセンブリ50の進行方向(移動方向)を変えることができる第2のローラ32が配置されている。第2のベース42の左右(Y方向)に繋がった第3のベース43および第4のベース44には、プレスアセンブリ50をY方向に移動できる第3のローラ33および第4のローラ34がそれぞれ配置されている。このように、第1のベース11と高さを合わせて、第2のベース42、第3のベース43および第4のベース44が配置されているため、プレスアセンブリ50を、第1のベース11から他のベースへ、短時間で移動することができる。
図8は、図1に示したように、第1のベース11にプレスアセンブリ50がセットされ、第3のベース43に、異なるプレスアセンブリ50sが用意されている。プレスアセンブリ50を交換する場合は、まず、プレスアセンブリ50を第1のベース11にセットしているロック機構19などを解除し、プレスアセンブリ50を第1のベース11から解放する。次に、エアー浮上式の第1のローラ31を浮上させ、プレスアセンブリ50が前後方向(X方向)に移動できるようにする。
図9に示すように、プレスアセンブリ50を、第1のベース11から、第1のベース11の後方の第2のベース42に引き出す。第2のベース42において、プレスアセンブリ50の進行方向を変え、図10に示すように、プレスアセンブリ50を第4のベース44に移動する。第3のベース43に予め配置されていたプレスアセンブリ50sを、上記と逆に、第3のベース43から第2のベース42に引き出し、進行方向を変えて、第2のベース42から第1のベース11へ移動する。そして、ロック機構19などにより、プレスアセンブリ50sを第1のベース11にセットし、また、プレスアセンブリ50sの最上層の支持プレートをスライド部材12に接続する。このような作業により、異なるプレスアセンブリ50sを稼働状態にすることができ、プレスアセンブリ50sに搭載された金型を用いてワークを加工することができる。このプレスシステム1においては、複数の金型を一括で交換することができ、金型交換に要する手間および時間を短縮できる。
また、交換対象となるプレスアセンブリ50は、プレス装置10に用意されている第4のベース44に退避させることができる。このため、金型を交換するときに、金型交換用の運搬車に金型を乗せる手間および労力を省くことが可能となる。交換したプレスアセンブリ50は、プレスアセンブリ50sを稼働状態にした後、作業員の時間および労力が十分に確保できるときに、第2のベース42の後方の、ローディング/アンローディング用のベイ48から金型交換用の運搬車に乗せることができる。したがって、プレスアセンブリ50を金型交換用の運搬車に乗せるために十分な時間を確保でき、プレスアセンブリ50をプレス装置10から他の機材へ搬出あるいは搬入する作業を安全に行うことができる。
さらに、図1および図2に示したように、プレス装置10は、これら第2のベース42、第3のベース43および第4のベース44の上にプレスアセンブリ50を収納するスペースを確保するための上部構造45を備え、そのルーフ45bの上にオイルユニット25を搭載している。したがって、プレス装置10を駆動するためのオイルユニット25の設置スペースを、プレスアセンブリ50を収納および退避するためのスペースに利用している。このため、このプレスシステム1は、プレス装置10が設置される工場内のスペースを、高さ方向に有効活用できる構成となっている。
さらに、第4のベース44の上のルーフ45bには、プレスアセンブリ50のメンテナンス用のリフト28が搭載されている。図11は、第4のベース44の部分を抜き出して、プレス装置10の後方から見た様子を示している。リフト28は、プレスアセンブリ50の最上層の支持プレート52eを吊上げるためのフック28aと、フック28aを上下に動かすためのモータ28Mとを備えている。第4のベース44に退避させたプレスアセンブリ50の支持プレート52eにフック28aを付けて引き上げることにより、支持プレート52a〜52eの間隔を広げることができる。したがって、それらの支持プレート52a〜52eに支持された金型60a〜60dを分解・点検および組み立てることが可能となる。
このため、第4のベース44の上のスペースを、プレスアセンブリ50に搭載された金型60a〜60dを点検したり、交換したり(乗せ換えたり)、組み立てたりするためのワークスペースとして利用できる。したがって、この点でも、このプレスシステム1は、プレス装置10が設置される工場内のスペースを、高さ方向に有効活用できる構成となっている。
上記で説明したプレス装置10においては、第1のベース11、第2のベース42、第3のベース43および第4のベース44が全体として、第1のベース11が中、第3および第4のベース43および44が外になる略T字型に配置されている。この配置は、第3のベース43および第4のベース44に、プレス装置10の後方から一様にアクセスし易い。また、オイルシリンダ21〜23を搭載し、加圧するためにフレーム13のサイズが大きくなるため、第1のベース11の占める面積は他のベースよりも大きい。したがって、第1のベース11を中心前方に配置することによりプレス装置10を全体としてコンパクトになるように纏めることができる。さらに、第3のベース43および第4のベース44の前方のスペースを、ワーク69の搬送装置80や、下型の移動装置71の設置スペースとして利用することができ、この点でも、プレス装置10を全体としてコンパクトに纏めやすい。
なお、プレス装置10は、移動方向を変更できる第2のベース42を中心として、その周囲に第1のベース11、第3のベース43および第4のベース44を配置すれば良い。したがって、第1のベース11が外、第3のベース43または第4のベース44の一方が中となり他方が外になるように略T字型に配置することも可能である。
プレスシステムの全体構成を示す斜視図。 プレス装置の構成を示す斜視図。 第1のベースとスライド部材との間にプレスアセンブリがセットされた状態を抜き出して示す図。 プレスアセンブリを抜き出して示す図であり、プレスアセンブリの金型に圧力が加わった状態を示す図。 プレスアセンブリを抜き出して示す図であり、プレスアセンブリの金型にワークを搬送する状態を示す図。 プレスアセンブリを抜き出して示す図であり、ワークを上下に搬送する状態を示す図。 ベース部の配置を示す平面図。 プレスアセンブリがベース部に搭載された状態を示す図。 一方のプレスアセンブリを移動している途中を示す図。 両方のプレスアセンブリを退避させた状態を示す図。 第4のベースの上方に設けられたリフトを示す図。
符号の説明
1 プレスシステム、 10 プレス装置
11 第1のベース
31 第1のローラ、 32 第2のローラ
33 第3のローラ、 34 第4のローラ
42 第2のベース、 43 第3のベース、 44 第4のベース
50 プレスアセンブリ、 52a〜52e 支持プレート
60a〜60d 金型、 61a〜61d 下型、 62a〜62d 上型

Claims (11)

  1. 第1のベースおよびスライド部材と、
    前記第1のベースに対して前記スライド部材が上下に動くように支持するフレームと、
    前記第1のベースに対して前記スライド部材を駆動して加工用の力を加える駆動装置と、
    前記第1のベースおよび前記スライド部材との間に設置されるプレスアセンブリとを有するプレスシステムであって、
    前記プレスアセンブリは、積層配置された複数の支持プレートと、最下層の支持プレートに対して上方の支持プレートを上下にスライドするように支持するアセンブリフレームとを備え、前記最下層の支持プレートの表面に第1の下型が設置され、前記最下層の支持プレートの上側の支持プレートの裏面に前記第1の下型に対応する第1の上型が設置され、前記スライド部材により、前記最下層の支持プレートに対して前記上方の支持プレートが加圧され、前記第1の下型および前記第1の上型によりワークが加工され、
    前記第1のベースは、前記プレスアセンブリを後方に移動するための複数の第1のローラであって、移動するときに前記第1のベースの表面に突出する複数の第1のローラを備え、
    当該プレスシステムは、さらに、
    前記第1のベースの後方に配置された第2のベースであって、前記プレスアセンブリの移動方向を変換可能な複数の第2のローラが、それらの接触面が前記複数の第1のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第2のベースと、
    前記第2のベースに隣接する第3のベースであって、前記第2のベースとの間で前記プレスアセンブリを移動可能な複数の第3のローラが、それらの接触面が前記第2のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第3のベースと、
    前記第2のベースに対し、前記第3のベースとは異なる方向で隣接する第4のベースであって、前記第2のベースとの間で前記プレスアセンブリを移動可能な複数の第4のローラが、それらの接触面が前記第2のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第4のベースとを有するプレスシステム。
  2. 請求項1において、前記第3のベースの上方に、前記プレスアセンブリを収納可能な上部構造を有し、
    前記上部構造に前記駆動装置の一部が搭載されている、プレスシステム。
  3. 請求項1または2において、前記第4のベースの上方に、前記プレスアセンブリを収納可能な上部構造を有し、
    前記上部構造は、前記プレスアセンブリに含まれる上側の支持プレートを上方へ引き上げるためのリフトを備えている、プレスシステム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、さらに、前記第1の下型を前記最下層の支持プレートに対して前方にスライドさせる下型移動装置と、
    スライドされた前記第1の下型に対してワークを供給および排出するためのワーク搬送装置とを有する、プレスシステム。
  5. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記プレスアセンブリは、前記スライド部材により直に加圧される最上層の支持プレートと、
    前記最下層の支持プレートおよび前記最上層の支持プレートの間で、前記最下層の支持プレートに対して上下に移動するように前記アセンブリフレームにより支持された、少なくとも1つの中間支持プレートとを備え、
    それぞれの中間支持プレートの裏面には、前記それぞれの中間支持プレートの下側の支持プレートの表面に設置された下型に対応する上型が設置され、前記それぞれの中間支持プレートの表面には、前記それぞれの中間支持プレートの上側の支持プレートの裏面に設置された上型に対応する下型が設置されている、プレスシステム。
  6. 請求項5において、さらに、前記第1の下型とともに、前記少なくとも1つの中間支持プレートに搭載されている他の下型を、前記最下層の支持プレートおよび前記少なくとも1つの中間支持プレートに対して前方にスライドさせる下型移動装置と、
    スライドされた前記第1の下型および前記他の下型のそれぞれに対してワークを供給および排出するとともに、ワークを上側または下側に移動するワーク搬送装置とを有するプレスシステム。
  7. 第1のベースおよびスライド部材と、
    前記第1のベースに対して前記スライド部材が上下に動くように支持するフレームと、
    前記第1のベースに対して前記スライド部材を駆動して加工用の力を加える駆動装置と、
    前記第1のベースおよび前記スライド部材との間にプレスアセンブリが配置されるプレス装置であって、
    前記第1のベースは、前記プレスアセンブリを後方に移動するための複数の第1のローラであって、移動するときに前記第1のベースの表面に突出する複数の第1のローラを備え、
    当該プレス装置は、さらに、
    前記第1のベースの後方に配置された第2のベースであって、前記プレスアセンブリの移動方向を変換可能な複数の第2のローラが、それらの接触面が前記複数の第1のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第2のベースと、
    前記第2のベースに隣接する第3のベースであって、前記第2のベースとの間で前記プレスアセンブリを移動可能な複数の第3のローラが、それらの接触面が前記第2のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第3のベースと、
    前記第2のベースに対し、前記第3のベースとは異なる方向で隣接する第4のベースであって、前記第2のベースとの間で前記プレスアセンブリを移動可能な複数の第4のローラが、それらの接触面が前記第2のローラの接触面とほぼ同じ高さになるように設置された第4のベースとを有するプレス装置。
  8. 請求項7において、前記第3のベースの上方に、前記プレスアセンブリを収納可能な上部構造を有し、
    前記上部構造に前記駆動装置の一部が搭載されている、プレス装置。
  9. 請求項7または8において、前記第4のベースの上方に、前記プレスアセンブリを収納可能な上部構造を有し、
    前記上部構造は、前記プレスアセンブリに含まれる上側の支持プレートを上方へ引き上げるためのリフトを備えている、プレス装置。
  10. 第1のベースに対してスライド部材が上下に動き、駆動装置により前記第1のベースに対して前記スライド部材を駆動して加工用の力を加えるプレス装置に設置されるプレスアセンブリであって、
    積層配置された複数の支持プレートと、
    最下層の支持プレートに対して上方の支持プレートを上下にスライドするように支持するアセンブリフレームとを有し、
    前記最下層の支持プレートの表面に第1の下型が設置され、最下層の支持プレートの上側の支持プレートの裏面に前記第1の下型に対応する第1の上型が設置され、前記スライド部材により、前記最下層の支持プレートに対して前記上方の支持プレートが加圧され、前記第1の下型および前記第1の上型によりワークが加工される、プレスアセンブリ。
  11. 請求項10において、前記スライド部材により直に加圧される最上層の支持プレートと、
    前記最下層の支持プレートおよび前記最上層の支持プレートの間で、前記最下層の支持プレートに対して上下に移動するように前記アセンブリフレームにより支持された、少なくとも1つの中間支持プレートとを有し、
    それぞれの中間支持プレートの裏面には、前記それぞれの中間支持プレートの下側の支持プレートの表面に設置された下型に対応する上型が設置され、前記それぞれの中間支持プレートの表面には、前記それぞれの中間支持プレートの上側の支持プレートの裏面に設置された上型に対応する下型が設置されている、プレスアセンブリ。
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