JP2009056211A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009056211A
JP2009056211A JP2007227706A JP2007227706A JP2009056211A JP 2009056211 A JP2009056211 A JP 2009056211A JP 2007227706 A JP2007227706 A JP 2007227706A JP 2007227706 A JP2007227706 A JP 2007227706A JP 2009056211 A JP2009056211 A JP 2009056211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winning
sub
display data
setting
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007227706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4722100B2 (ja
Inventor
Yuichi Tsukui
祐一 津久井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2007227706A priority Critical patent/JP4722100B2/ja
Publication of JP2009056211A publication Critical patent/JP2009056211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4722100B2 publication Critical patent/JP4722100B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】電源投入時に持ち越し役の持ち越し中であるか否かを簡単な構成で表示する。
【解決手段】スロットマシンの電源が投入されると、サブCPUは液晶ディスプレイから初期画像を表示させる。また、サブCPUは、メインCPUから入力される信号に応答してBBフラグが不揮発メモリに書き込まれているか否かを判定する。これにより、電源投入時にBBの持ち越し中か否かが判定される。BBの持ち越し中でない場合、サブCPUはサブROMからデモ画像表示データを第1速度(>第2速度)で読み出してデモ画像表示データをサブRAMにダウンロードする。BBの持ち越し中である場合、サブCPUはサブROMからデモ画像表示データを第2速度(<第1速度)で読み出してデモ画像表示データをサブRAMにダウンロードする。ダウンロードが完了するとサブCPUは液晶ディスプレイからデモ画像を表示させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場で使用される遊技機に関するものである。
パチンコ店で使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、遊技を行って獲得したメダルは種々の景品に交換することができる。パチスロ機では、BB(ビックボーナス)モードやRB(レギュラーボーナス)モードなどのボーナスモードに移行させることがメダルの獲得枚数を増加させるうえで重要であるため、遊技者はボーナスモードに期待して遊技を行うことが一般的である。
遊技を開始する際には、メダルの投入後にスタートレバーが押下される。スタートレバーが押下されると、複数種類の当選役のいずれか又はハズレが抽選により決定され、また、リールの回転が開始される。BBモードやRBモードに移行させるには、当選役抽選でBBやRBなどのボーナス役に当選する必要がある。ところが、遊技者の射幸心を煽りすぎを防止するとともに、パチンコ店が営業利益を確保できるように、一般的に、ボーナス役の当選確率は他の当選役に比べて格段に低くなっている。しかし、当選したボーナス役を入賞させることができずにその当選の権利が失われてしまうと、遊技者は再度ボーナス役に当選するまで多大な投資を強いられることになり、大きな不利益となる。このため、殆どのパチスロ機では、ボーナス役に当選した場合は入賞するまでその当選の権利が持ち越され、遊技者の不利益が多大なものとならないように配慮されている(例えば特許文献1〜3)。
ところで、最近のパチスロ機は、ボーナス役に当選すると、液晶ディスプレイやEL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイなどで演出画像を表示することによって、ボーナス役に当選したことを遊技者に報知するものが殆どである(例えば特許文献4)。これにより、遊技者の遊技への興趣を高め、また、ボーナス役に当選したまま遊技を終了してしまうことを防止し、遊技の公平性が失われることを防止している。演出画像は遊技中に限らず、遊技が行われていないときにも表示され、このときは機種のモチーフなどが表示される。近年、遊技への飽きを防止するために演出画像の種類は多種多様になってきており、その表示データは膨大な量であるため、演出画像を表示するパチスロ機では、演出画像の表示データの読み出し中に初期画像が表示され、その扱いの利便性が高められている。
また、一般的なパチスロ機では、ボーナス役やその他の当選役の当選確率は設定値と称される値に対応付けされて複数段階に設定されており、パチンコ店では設定値を営業日ごとに選択することによって、予定する利益を確保できる。遊技者にとっては、設定値を推測しながら遊技を行うことも楽しみの一つとなっているので、パチンコ店では設定値を変更したパチスロ機と設定値を据え置きにしたパチスロ機とのバランスを調整することは利益を挙げるうえで非常に重要である。
特開2007−075285号公報 特開2007−082667号公報 特開2007−068766号公報 特開2001−155066号公報
ところで、上記のようなパチスロ機では、例えば停電やエラー処理など不意に電源が遮断されても元の遊技状態から遊技を再開できるようにバックアップ機能を備えている。このことから、当選役抽選で当選したボーナス役が入賞することのないままパチンコ店の営業時間が終了した場合、営業終了後にパチスロ機の電源を遮断しても、翌日にパチスロ機の電源を投入したときにはボーナス役が持ち越された状態になっている。ところが、この状態のまま営業を開始してしまうと、ボーナス役が持ち越されたパチスロ機で遊技を開始した遊技者は、投資を重ねることなくボーナス役を入賞させることが可能になるので、他の遊技者と比べて不公平になってしまう。このため、遊技状態をリセットする必要が生じるが、ボーナス役が持ち越されているか否かの判断は外観からは判別できないため、作業者は一度遊技を行ってボーナス役が持ち越されているか否かを確認する必要がある。しかしながら、この作業は、特にパチスロ機の設置台数が多いパチンコ店になるほど手間になり、営業開始に間に合わせるために作業者の人数も十分に確保しなければならないことから営業コストの増大を招く一因となっている。よって、ボーナス役が持ち越された時点でこれを演出画像で表示し、電源の再投入時にもその表示を維持すれば上記のような問題は解決できるが、最近の演出画像が表示されるパチスロ機は、ボーナス役が持ち越されてから数回の遊技が行われた後に報知する、あるいは、ボーナス持ち越しへの期待度を表示するなどの手法により、ボーナス役が持ち越されているか否かを曖昧にして、遊技者の期待感を煽るものが殆どであり、また市場では曖昧な報知をするパチスロ機の人気が非常に高いため、上記のような手法は採用しづらい。さらに、電源投入時に限ってボーナス役が持ち越されているか否かを演出画像で表示することも考えられるが、このような仕様にするには、演出画像の表示プログラムや表示データの量が増加してパチスロ機の製造コストが上昇してしまう。
上記問題点を解決するために、本発明は、電源投入時に持ち越し役の持ち越し中であるか否かを簡単な構成で表示することができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、電源の投入に応答して演出画像の表示データを読み出すとともに、前記演出画像が表示されるまでは前記表示データの読み出し中であることを示す初期画像が表示され、遊技の開始操作に応答して、複数種類の当選役のいずれか又はハズレを抽選により決定し、前記当選役には、電源が遮断されたか否かに関わらず、入賞するまでその当選の権利が持ち越される持ち越し役が含まれている遊技機において、前記電源の投入に応答して前記持ち越し役の持ち越し中であるか否かを判定し、前記持ち越し役の持ち越し中である場合と前記持ち越し役の持ち越し中でない場合とで前記表示データの読み出し時間を異ならせる読み出し制御手段と、前記持ち越し役の持ち越しを解除する持ち越し解除手段とを設けものである。
なお、前記抽選での当選役の当選確率を変更する設定変更装置と、前記当選確率が変更されたときに前記持ち越し役の持ち越しを解除する持ち越し解除手段とを設けることが好ましい。
・請求項の語句の定義
「演出画像」とは、前記抽選の結果を示唆あるいは報知する抽選演出画像や遊技が行われていないときに表示されるデモ画像(待機画像)など、初期画像以外に表示される画像全般を示す。
また、「表示データの読み出し時間を異ならせる」方法として、表示データの読み出しを開始するタイミングは一定だが表示データの読み出し速度を相対的に異ならせる、表示データの読み出し速度は一定だが表示データの読み出しを開始するタイミングを異ならせる、表示データの読み出し速度及び読み出しを開始するタイミングは一定だが表示データの読み出しを終了したときに出力する信号の出力タイミングを異ならせるなどの手段を講じることができる。
請求項1記載の発明によれば、演出画像の表示プログラムや表示データを変更することなく電源投入時に持ち越し役が持ち越し中か否かを判別することが可能になり、電源投入時に持ち越し役の持ち越し中であるか否かを簡単な構成で報知することができる。
請求項2記載の発明によれば、当選役の当選確率の変更と持ち越し役の持ち越しの解除を兼ねることが可能になり、作業の利便性を高めることができる。
図1に示すように、スロットマシン(遊技機)11は、スロットマシン本体12と前面扉13とを備えている。スロットマシン本体12は収納箱12aを備えている。収納箱12aにはリールユニットや制御基板、ホッパー装置などが収納されている。前面扉13は上扉13aと下扉13bとに上下に2分割されている。スロットマシン本体12の内部は上扉13a及び下扉13bによって開閉される。
上扉13aには表示窓14が設けられている。表示窓14の奥には、回転自在な第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが設けられている。第1〜第3リール15a〜15cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、第1〜第3リール15a〜15cが停止すると表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシン11では、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ライン16が設定されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが停止したときに入賞有効ライン16上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
表示窓14の側方には液晶ディスプレイ17が設けられている。液晶ディスプレイ17からはデモ画像(演出画像)が表示される。デモ画像は、遊技が行われていないときに表示され、例えばスロットマシン11の機種のモチーフとなったキャラクターや人物などが表示され、これにより、遊技を行うスロットマシン11を選定している遊技者へのアピールがなされる。表示窓14の下方には、7セグメント型の表示器18が設けられている。表示器18からはメダルのクレジット枚数や後述する設定値などが表示される。
下扉13bには、メダルを投入するメダル投入口19、第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させるスタートレバー20、遊技中に回転しているリールを停止させる第1〜第3ストップボタン21a〜21c、クレジットされたメダルをベットするベットボタン22などが設けられている。
スロットマシン11では、1回の遊技で3枚(一定個数)のメダルを使用して遊技が行われる。メダル投入口19から3枚以上のメダルを一度に投入すると、3枚目までのメダルは投入と同時にベットされ、3枚目以降のメダルはクレジットされる。そして、メダルのクレジット数が3枚以上あるときは遊技の開始に先立ってベットボタン22が押下されると3枚のメダルが一度にベットされる。メダルのベット後にスタートレバー20が押下されると当選役抽選が行われて複数種類の当選役のいずれか又はハズレが決定されるとともに、第1〜第3リール15a〜15cが一斉に回転する。第1〜第3リール15a〜15cの回転が開始し、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効された後にこれらが押下されると、対応する第1〜第3リール15a〜15cが個別に停止する。全てのリールが停止してメダルの払い出しが行われる場合、払い出し口23からメダル受け皿24にメダルが払い出される。
当選役には、入賞すると通常モードよりも遊技者に有利なBBモードに移行するBB(持ち越し役)、入賞すると規定枚数のメダルが払い出される小役、入賞するとメダルの投入なしに次遊技を行うことができるリプレイが設定されている。
BBは一度当選すると入賞するまでその当選の権利が持ち越される。BBモードでは小役の当選確率を通常モードよりも高くすることによって通常モードよりもペイアウト率(投入したメダルの枚数に対する払い出されるメダルの割合)を高くしており、その殆どの遊技で小役が当選する。これにより、遊技者にとってBBモードは通常モードよりも有利になる。BBモードはメダルの払い出し枚数が予め設定された上限枚数を超えた時点で終了する。
スロットマシン11では、BBの当選確率が6段階に設定されており、予め選択されたいずれかの当選確率の下で当選役抽選が行われる。そして、6段階のうちのいずれの当選確率で当選役抽選を行うかによって遊技全体でのペイアウト率が変化する。6段階の当選確率は設定値と称される値に対応付けされている。設定値は設定1〜6で構成されている。設定1〜6は、設定1→設定2→設定3→設定4→設定5→設定6の順にペイアウト率が高くなっていく。設定変更を行うには、後述する操作を行って遊技モードから設定変更モードに移行させることが必要となる。
図2に示すように、スロットマシン本体12の収納箱12a内には電源ボックス(設定選択装置)30が設けられている。電源ボックス30は下扉13bを開放すると外部に露呈する。電源ボックス30は、スロットマシン11の電源投入の他、前述した設定値を選択する際にも使用される。
図3に示すように、電源ボックス30は箱形に形成されている。電源ボックス30の前面には、設定値の選択を可能にするか否かを切り替える設定キースイッチ30aと、電源のオン/オフを切り替える電源スイッチ30bと、設定値を選択する設定選択ボタン30cが設けられている。
設定キースイッチ30aはキーシリンダからなる。設定値の選択操作を行う際には、下扉13bが開放された後に設定選択キー31が設定キースイッチ30aに差し込まれる。この後、設定選択キー31をオフ位置からオン位置に回動して電源スイッチ30bをオンにすると、遊技が行われる遊技モードから設定値の選択操作を行う設定変更モードに移行する。設定変更モードに移行すると設定選択ボタン30cの操作が有効化される。また、設定変更モードに移行すると、メダル投入口19から投入されたメダルは受け付けられなくなり、遊技を行うことが不可能となる。
設定変更モード中に設定選択ボタン30cを押下すると、その1プッシュごとに6段階の設定値が設定1→設定2→設定3→設定4→設定5→設定6→設定1・・・の順番で一巡しながら順次に切り替えられ、スタートレバー20を押下すると設定値が確定する。設定値が確定した後に設定選択キー31をオフ位置に回動すると設定変更モードから遊技モードに移行し、確定した設定値の下で遊技が行われる。
図4に示すように、スロットマシン11の基本的な動作はメイン基板60によって制御される。メイン基板60は、メインCPU(持ち越し解除手段)61とメインROM62とメインRAM63と不揮発性メモリ64を備えている。メインROM62には、遊技の実行プログラムや実行データなどが格納されている。メインCPU61は、メインROM62から遊技の実行プログラムや実行データを読み出すことによって遊技の実行処理を行う。メインRAM63は、毎回の遊技ごとに利用される当選フラグ(当選役抽選で当選した当選役の種類を示すフラグ)やデータなどの一時的な保管や書き換えなどに用いられる。不揮発性メモリ64は例えば周知のフラッシュメモリからなり、バックアップ用に使用される。不揮発性メモリ64には当選フラグや移行中の遊技モードなどが書き込まれる。これにより、スロットマシン11の電源が遮断されても、再度電源を投入したときに、元の遊技状態に復帰させることができる。
メダルセンサ65はメダル投入口19から投入された適正なメダルを検知し、メダルの検知信号をメインCPU61に入力する。メインCPU61は、投入されたメダルの枚数をメダルセンサ65からの検知信号に基づいて計数し、3枚のメダルが投入されたときに5本の入賞有効ライン16を有効化してスタートレバー18の操作を有効化する。また、4枚以上のメダルが投入された場合、メインCPU61はメインRAM63にクレジット数を書き込む。そして、ベットボタン22が押下されたときは、メインRAM63に書き込まれたクレジット数を減算して入賞有効ライン16を有効化する。
スタート信号センサ66はスタートレバー18が押下されたことを検知する。スタートレバー18の押下が検知されると、スタート信号センサ66からメインCPU61に遊技スタート信号が入力される。3枚以上のメダルが投入されていれば、メインCPU61は、遊技スタート信号に応答して第1〜第3リール15a〜15cを回転させる。
ストップ信号センサ67は第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されたことを検知する。第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると、第1〜第3リール15a〜15cのストップ信号が個別にメインCPU61に入力される。メインCPU61はストップ信号が入力されたときに第1〜第3リール15a〜15cが回転中であるか否かを判定し、第1〜第3リール15a〜15cが回転中である場合には、押下された第1〜第3ストップボタン21a〜21cに対応する第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を行う。第1〜第3リール15a〜15cの停止制御は周知の引き込み制御が行われる。
また、メインCPU61は、遊技スタート信号に応答して当選役決定部68を作動させる。当選役決定部68では乱数を用いた当選役抽選によって、BB、小役、リプレイのいずれか又はハズレが決定される。当選役抽選でいずれかの当選役に当選した場合は、その種類を示す当選フラグがメインRAM63及び不揮発性メモリ64に書き込まれる。そして、BBフラグはBBが入賞したときにクリアされ、それ以外のフラグは当選した遊技が終了したときにクリアされる。これにより、BBに当選した場合はBBが入賞するまでその当選の検知が持ち越される。メインCPU61は、当選役抽選が終了すると第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作を有効化する。
なお、詳しくは図示しないが、当選役決定部68には当選役抽選で使用する第1〜第6抽選テーブル68a〜68fが設けられている。第1〜第6抽選テーブル68a〜68fでは、当選役抽選で発生する全乱数値のそれぞれに、BB、小役、リプレイのいずれか又はハズレを対応付けしている。そして、当選役抽選で抽出された乱数値を第1〜第6抽選テーブル68a〜68fと照合し、抽出された乱数値に割り当てられた当選役又はハズレを識別することによって当選役抽選の結果が決定される。各抽選テーブル68a〜68fはBBが対応付けされた乱数値の数、すなわちBBの当選確率が互いに異なっており、いずれの抽選テーブルを用いて当選役抽選を行うかは事前に選択された設定値に応じて決定される。具体的には、第1抽選テーブル68aが最もペイアウト率が低く、第2抽選テーブル68b、第3抽選テーブル68c、第4抽選テーブル68d、第5抽選テーブル68e、第6抽選テーブル68fの順にペイアウト率が高くなるようにBBの当選確率が設定されている。そして、設定1が選択されたときには第1抽選テーブル68a、設定2が選択されたときには第2抽選テーブル68b、設定3が選択されたときには第3抽選テーブル68c、設定4が選択されたときには第4抽選テーブル68d、設定5が選択されたときには第5抽選テーブル68e、設定6が選択されたときには第6抽選テーブル68fが用いられる。
メインCPU61には、設定キースイッチ30a、電源スイッチ30b、設定選択ボタン30cからの操作信号が入力される。メインCPU61は、電源スイッチ30bのオン信号及び設定キースイッチ30aのオン信号の両信号の入力がある場合には遊技モードから設定変更モードに移行させ、設定キースイッチ30aのオン信号の入力がなくなると設定変更モードを終了させて遊技モードに移行させる。
設定変更モードで設定選択ボタン30cが操作されてその操作信号が入力されると、メインCPU61は、設定選択ボタン30cで選択された設定値を表示装置18から表示させる。設定値は、例えば、設定1が設定されているときには「−1−」、設定2が設定されているときは「−2−」、設定3が設定されているときは「−3−」、設定4が設定されているときは「−4−」、設定5が設定されているときは「−5−」、設定6が設定されているときは「−6−」というように、「―(設定値)―」の態様で表示装置18から表示される。メインCPU61は、設定選択ボタン30cが押下されるごとにこれらの表示を、「−1−」→「−2−」→「−3−」→「−4−」→「−5−」→「−6−」→「−1−」→・・・の順番で切り替える。そして、スタートレバー20が押下されて選択された設定値が確定されると、メインCPU61は、確定された設定値を「 (設定値) 」(−を非表示)の態様で表示装置18から表示させる。
また、設定選択ボタン30cの操作信号に応答して、メインCPU61は設定選択ボタン30cで選択された設定値に対応する第1〜第6抽選テーブル68a〜68fを識別する。スタートレバー20が押下されると、選択された第1〜第6抽選テーブル68a〜68fの種類をメインRAM63及び不揮発性メモリ64に書き込み、設定値を確定させる。このとき、メインCPU61は、第1〜第6抽選テーブル68a〜68fの種類の書き込みに加えて、不揮発性メモリ64へ書き込まれている当選フラグや遊技モードをクリアする。このため、例えばBBフラグが不揮発性メモリ64に書き込まれている場合には、設定値が確定したときにBBフラグがクリアされ、BBの持ち越し状態が解除される。
遊技が行われると、メインCPU61はメインRAM63を参照し、当選役決定部64でサンプリングされた乱数値を照合する第1〜第6抽選テーブル68a〜68fの種類を識別する。そして、識別した第1〜第6抽選テーブル68a〜68fを用いて当選役抽選を実行する。
メイン基板60にはサブ基板70が電気的に接続されている。サブ基板70は、サブCPU(読み出し制御手段)71とサブROM72とサブRAM73とを備えている。サブCPU71は、サブ基板70の動作を管制して、液晶ディスプレイ17の動作を制御する。サブROM72には、液晶ディスプレイ17からデモ画像を表示させるデモ画像表示データ(表示データ)72aが格納されている。サブCPU71は、スロットマシン11の電源投入に応答してサブROM72のデモ画像表示データ72aをサブRAM73にダウンロードし、ダウンロードしたデモ画像表示データ72aを読み出して液晶ディスプレイ17からデモ画像を表示させる。デモ画像表示データ72aをダウンロードする際のデモ画像表示データ72aの読み出し速度は第1速度及び第2速度(第2速度のほうが第1速度よりも遅い)が予め設定されており、サブCPU71は不揮発性メモリ64にBBフラグが書き込まれているか否かによって第1速度あるいは第2速度のいずれでデモ画像表示データ72aを読み出すかを決定する。なお、不揮発性メモリ64にBBフラグが書き込まれているか否かを示す信号は、電源投入時にメインCPU61からサブCPU71に入力される。また、第1速度はデモ画像が表示されるまでの時間が10秒程度、第2速度はデモ画像が表示されるまでの時間が15,6秒程度にすることがデモ画像の表示されるタイミングの違いを識別するうえで好ましい。
また、サブCPU71は、デモ画像表示データ72aをダウンロードする際には、デモ画像表示データ72aを読み出し中であることを示す初期画像を液晶ディスプレイ17から表示させる。初期画像では「しばらくおまちください」とのメッセージのみが表示される。初期画像の表示に使用する初期画像表示データ72bはサブROM72に格納されており、サブCPU71はこれを読み出すことによって液晶ディスプレイ17から初期画像を表示させる。
次に、上記のように構成された電源投入時にデモ画像を表示するときの処理の流れについて図5に示すフローチャートを用いて説明する。
図5に示すように、スロットマシン11の電源が投入されると、サブCPU71は液晶ディスプレイ17から初期画像を表示させる。また、サブCPU71は、メインCPU61から入力される信号に応答してBBフラグが不揮発メモリ64に書き込まれているか否かを判定する。これにより、電源投入時にBBの持ち越し中か否かが判定される。BBの持ち越し中でない場合、サブCPU71はサブROM72からデモ画像表示データ72aを第1速度で読み出してデモ画像表示データ72aをサブRAM73にダウンロードする。BBの持ち越し中である場合、サブCPU71はサブROM72からデモ画像表示データ72aを第2速度で読み出してデモ画像表示データ72aをサブRAM73にダウンロードする。ダウンロードが完了するとサブCPU71は液晶ディスプレイ17からデモ画像を表示させる。BBが持ち越し中である場合には、設定変更モードで設定値が確定されたときにBBフラグがクリアされてBBの持ち越し状態が解除される。
以上のような処理を行うことにより、BBの持ち越し中である場合はBBの持ち越し中でない場合に比べてデモ画像が表示されるまでの時間が長くなるので、複数のスロットマシン11の電源を一斉に投入するパチンコ店においては、パチンコ店の従業員は、複数のスロットマシン11の各々のデモ画像が表示されるタイミングを相対的に比較すれば、BBが持ち越し中であるスロットマシン11を一瞥して識別できる。そして、BBが持ち越し中であるスロットマシン11に関しては設定値の選択操作を行えば、BBフラグがクリアされてBBの持ち越し状態が解除されるので、設定値の選択操作とBBの持ち越し状態の解除操作とを兼ねることができ、作業性が向上する。
上記実施形態では、デモ画像表示データ72aを読み出す速度を異ならせることによってデモ画像が表示されるまでの時間を異ならせたが、例えばデモ画像表示データ72aの読み出し速度は一定だがデモ画像表示データ72aの読み出しを開始するタイミングを異ならせる、デモ画像表示データ72aの読み出し速度及び読み出しを開始するタイミングは一定だが表示データの読み出しを終了したときに出力する信号の出力タイミングを異ならせるなど、デモ画像が表示されるまでの時間を異ならせる方法は適宜の方法を採用してよい。
上記実施形態では、BBの持ち越し中である場合はBBの持ち越し中でない場合に比べてデモ画像が表示されるまでの時間を長くしたが、BBの持ち越し中である場合はBBの持ち越し中でない場合に比べてデモ画像が表示されるまでの時間を短くしてもよい。具体的には、例えば、BBの持ち越し中でない場合、サブCPU71はサブROM72からデモ画像表示データ72aを第2速度で読み出してデモ画像表示データ72aをサブRAM73にダウンロードし、また、BBの持ち越し中である場合、サブCPU71はサブROM72からデモ画像表示データ72aを第1速度で読み出してデモ画像表示データ72aをサブRAM73にダウンロードすればよい。
上記実施形態では、持ち越し役としてBBを設定したが、持ち越し役の態様は、BBよりも利益の少ないRBモードに移行させるRB、入賞した次ゲームのみ通常モードよりも有利になるSB、パチンコ機にあってはラウンド遊技を実行する当たりモードに移行させる当たりなど、適宜に設定してよい。また、メダルの払い出し枚数の異なるBBを複数種類設けた場合、各々を持ち越し役としてもよい。
上記実施形態では、演出画像としてデモ画像を表示させたが、この他に、当選役抽選の結果を報知あるいは示唆(例えばBB当選の期待度表示)する抽選演出画像を演出画像としてもよい。この場合、具体的には、例えば、持ち越し役が持ち越されたか否かへの期待度を示す抽選演出画像を表示する際に、抽選演出画像の抽選演出画像表示データを読み出す時間を持ち越し役が持ち越されているか否かによって異ならせる方法が挙げられる。
上記実施形態では、リール駆動タイプのスロットマシンを例に挙げて説明したが、例えば液晶ディスプレイで図柄を変動表示させるスロットマシン、遊技球を用いて遊技を行うスロットマシン、パチンコ機など他の遊技機にも本発明は適用してよい。
スロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの下扉を開いた状態を示す斜視図である。 電源ボックスの前面側の斜視図である。 スロットマシンの電気的な構成の概略を示したブロック図である。 電源投入時にデモ画像を表示するときの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11 スロットマシン(遊技機)
17 液晶ディスプレイ
30 電源ボックス(設定選択装置)
61 メインCPU(持ち越し解除手段)
70 サブ基板
71 サブCPU(読み出し制御手段)

Claims (2)

  1. 電源の投入に応答して演出画像の表示データを読み出すとともに、前記演出画像が表示されるまでは前記表示データの読み出し中であることを示す初期画像が表示され、遊技の開始操作に応答して、複数種類の当選役のいずれか又はハズレを抽選により決定し、前記当選役には、電源が遮断されたか否かに関わらず、入賞するまでその当選の権利が持ち越される持ち越し役が含まれている遊技機において、
    前記電源の投入に応答して前記持ち越し役の持ち越し中であるか否かを判定し、前記持ち越し役の持ち越し中である場合と前記持ち越し役の持ち越し中でない場合とで前記表示データの読み出し時間を異ならせる読み出し制御手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記抽選での当選役の当選確率を変更する設定変更装置と、
    前記当選確率が変更されたときに前記持ち越し役の持ち越しを解除する持ち越し解除手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
JP2007227706A 2007-09-03 2007-09-03 遊技機 Active JP4722100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007227706A JP4722100B2 (ja) 2007-09-03 2007-09-03 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007227706A JP4722100B2 (ja) 2007-09-03 2007-09-03 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009056211A true JP2009056211A (ja) 2009-03-19
JP4722100B2 JP4722100B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=40552502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007227706A Active JP4722100B2 (ja) 2007-09-03 2007-09-03 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4722100B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246707A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Olympia:Kk 遊技機
JP2014147544A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2015171656A (ja) * 2015-07-10 2015-10-01 株式会社大都技研 遊技台
JP2020065797A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 株式会社三共 遊技機
JP2020069282A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 株式会社三共 遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119737A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2002346054A (ja) * 2001-05-28 2002-12-03 Olympia:Kk 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP2004181216A (ja) * 2002-11-19 2004-07-02 Aruze Corp 遊技機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119737A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2002346054A (ja) * 2001-05-28 2002-12-03 Olympia:Kk 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP2004181216A (ja) * 2002-11-19 2004-07-02 Aruze Corp 遊技機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246707A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Olympia:Kk 遊技機
JP2014147544A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2015171656A (ja) * 2015-07-10 2015-10-01 株式会社大都技研 遊技台
JP2020065797A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 株式会社三共 遊技機
JP7252732B2 (ja) 2018-10-25 2023-04-05 株式会社三共 遊技機
JP2020069282A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 株式会社三共 遊技機
JP7251895B2 (ja) 2018-11-02 2023-04-04 株式会社三共 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4722100B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4350048B2 (ja) 遊技機
JP2007215758A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2004242874A (ja) 遊技台
JP2008061736A5 (ja)
JP2007209683A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP4722100B2 (ja) 遊技機
JP2005124848A (ja) 遊技機
JP2007143958A (ja) 遊技機、プログラム及び記憶媒体
JP4448840B2 (ja) 遊技機
JP2007135842A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP5183330B2 (ja) 遊技機
JP2007209696A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2006334191A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2006122557A (ja) スロットマシン
JP2009183748A (ja) 遊技機
JP2007075183A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2002346054A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP4004398B2 (ja) 遊技機及びプログラム及び記憶媒体
JP2006130059A (ja) 遊技機
JP4520239B2 (ja) 遊技機
JP2010046175A (ja) 遊技機
JP2008284087A (ja) 遊技機
JP2008167865A (ja) 遊技機
JP6797403B2 (ja) 遊技機
JP4995644B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4722100

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250