JP2009055832A - 植物ストレス耐性付与方法 - Google Patents
植物ストレス耐性付与方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009055832A JP2009055832A JP2007225614A JP2007225614A JP2009055832A JP 2009055832 A JP2009055832 A JP 2009055832A JP 2007225614 A JP2007225614 A JP 2007225614A JP 2007225614 A JP2007225614 A JP 2007225614A JP 2009055832 A JP2009055832 A JP 2009055832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plant
- stress
- acid
- group
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
Description
一般式(1)において、R1、R2、R3の炭化水素基は、それぞれ飽和、不飽和の何れでも良く、好ましくは飽和であり、また直鎖、分岐鎖、環状の何れでも良く、好ましくは直鎖又は分岐鎖、より好ましくは直鎖である。また、炭化水素基の総炭素数は奇数でも偶数でもよいが、偶数が好ましい。
CH3(CH2)s-1OH(sは12〜24、好ましくは16〜24、更に好ましくは16〜20の整数)で表される1−アルカノールが挙げられる。すなわち、一般式(1)で表される化合物として、炭素数12〜24の1価アルコールが挙げられる。具体的には、1−ドデカノール、1−トリデカノール、1−テトラデカノール、1−ペンタデカノール、1−ヘキサデカノール、1−ヘプタデカノール、1−オクタデカノール、1−ノナデカノール、1−イコサノール、1−ヘンイコサノール、1−ドコサノール、1−トリコサノール、1−テトラコサノールが挙げられる。
CH3CH(OH)(CH2)p-3CH3(pは12〜24、好ましくは16〜24、更に好ましくは16〜20の整数)で表される2−アルカノールが挙げられる。具体的には、2−ドデカノール、2−トリデカノール、2−テトラデカノール、2−ペンタデカノール、2−ヘキサデカノール、2−ヘプタデカノール、2−オクタデカノール、2−ノナデカノール、2−イコサノール等が挙げられる。
CH2=CH(CH2)q-2OH(qは12〜24、好ましくは16〜24、更に好ましくは16〜20の整数)で表される末端不飽和アルコールが挙げられる。具体的には、11−ドデセン−1−オール、12−トリデセン−1−オール、15−ヘキサデセン−1−オール等が挙げられる。
その他の不飽和長鎖アルコールとして、オレイルアルコール、エライジルアル、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、エレオステアリルアルコール(α又はβ)、リシノイルアルコール等が挙げられる。
HOCH2CH(OH)(CH2)r-2H(rは12〜24、好ましくは16〜24、更に好ましくは16〜20の整数)で表される1,2−ジオールが挙げられる。具体的には、1,2−ドデカンジオール、1,2−テトラデカンジオール、1,2−ヘキサデカンジオール、1,2−オクタデカンジオール等が挙げられる。
化合物(B)は糖誘導体型界面活性剤及び糖アルコール誘導体型界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤であり、糖又は糖アルコールに疎水基がエステル結合、グリコシド結合又はアミド結合のいずれか1つの結合を含む構造を有する界面活性剤が好ましい。糖又は糖アルコールに疎水基がエステル結合した構造を有するものとしては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル、ポリグリセリン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
R11−CO−NR12X (2)
〔式中、R11は炭素数5〜17の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基、又はアルキル(炭素数1〜13)フェニル基であり、R12は水素原子、炭素数1〜18の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基、−(CH2CH(R13)O)c−H(ここで、R13は水素原子又はメチル基であり、cは0〜10の数である。)、−CH2CH2OH、−CH2CH(OH)CH3又は−CH2CH2CH2OHであり、Xは炭素数4〜30の糖残基からなるポリヒドロキシアルキル基である。〕
で表される化合物を好ましく使用することができる。
化合物(C)はケイ素化合物であり、ケイ素、ケイ酸、オルトケイ酸、ジケイ酸、トリケイ酸、ポリケイ酸、シランなどの無機ケイ素化合物、シリコーンオイル、有機シラン、シロキシド、シリルヒドリド、シレン、シリコーン界面活性剤などの有機ケイ素化合物が挙げられる。無機ケイ素化合物ではケイ素、ケイ酸、オルトケイ酸、ジケイ酸、トリケイ酸、ポリケイ酸が好ましく、更にケイ酸、オルトケイ酸、ジケイ酸、トリケイ酸がより好ましい。またシリコーンオイルは界面活性剤を混合し水に分散させることが好ましい。有機ケイ素化合物では、シリコーン界面活性剤が好ましく、更にポリオキシエチレンメチルポリシロキサンがより好ましい。
化合物(D)はベタイン化合物であり、グリシンベタイン、プロリンベタイン、アラニンベタイン、ベタイン系界面活性剤が挙げられる。ベタイン系界面活性剤としては、アルキルジメチルベタイン、アルキルヒドロキシエチルベタイン、アシルアミドプロピルヒドロキシプロピルアンモニアスルホベタイン、アシルアミドプロピルヒドロキシプロピルアンモニアスルホベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルジメチルカルボキシメチルアンモニアベタイン、イミダゾリン系としては、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルエトキシカルボキシメチルイミダゾリウムベタイン等が挙げられる。植物ストレス耐性付与の観点から、グリシンベタイン、アルキルジメチルベタインが好ましく、更にアルキルジメチルベタインのアルキル基は炭素数8〜24が好ましい。化合物(D)としては、グリシンベタイン及びアルキルジメチルベタインからなる群より選ばれる一種以上の化合物が好ましい。
化合物(E)はトリプトファンを除くアミノ酸であり、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、グリシン、セリン、トレオニン、システイン、グルタミン、アスパラギン、チロシン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸などが挙げられる。植物ストレス耐性付与の観点から、プロリン、グルタミン酸及びアスパラギン酸からなる群より選ばれる一種以上の化合物が好ましい。
化合物(F)は抗酸化剤であり、酸化防止剤、植物体内抗酸化酵素、植物由来抗酸化物質等がある。更に、植物由来抗酸化物質として、ビタミン類、カロチノイド類、フェノール類、テルペン類、ポリフェノール類等が挙げられる。具体的には、酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、アスコルビン酸、グアヤク脂、オリザノール、亜硫酸、亜硫酸水素、没食子酸nプロピル、亜燐酸水素等が挙げられ、植物体内抗酸化酵素としては、スーパーオキシドディスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシターゼ等が挙げられ、植物由来抗酸化物質としては、カロテン、ゼアキサンチン、グルタチオン、カフェイン、フラボン、ケルセチン、ルチン、クロロフィル、サポニン、カフェイン、カテキン、ポリフェノール、セサミン、セサモール、アスタキサンチン、クルクミン、アスコルビン酸、α−トコフェロールなどが挙げられる。植物ストレス耐性付与の観点から、より好ましくはフラボン、ケルセチン、ルチン、クロロフィル、サポニン、カフェイン、カテキン、ポリフェノール、セサミン、セサモール、アスタキサンチン、クルクミン、アスコルビン酸及びα−トコフェロールからなる群より選ばれる一種以上の化合物であり、更に好ましくはケルセチン、サポニン、カテキン、α−トコフェロールである。
化合物(G)は、植物体内におけるシキミ酸からインドール酢酸までの生合成経路におけるオーキシン生合成経路中間体物質であり、シキミ酸、コリスミ酸、アントラニル酸、トリプトファン、インドール−3−ピルビン酸、インドール−3−アセトアルデヒド、インドール−3−アセトアルドキシム、インドール−3−メチルグルコシノレート、インドール−3−アセトニトリル、トリプタミン、インドール酢酸が挙げられる。植物ストレス耐性付与の観点から、シキミ酸、アントラニル酸、トリプトファン及びインドール酢酸からなる群より選ばれる一種以上の化合物がより好ましい。
化合物(H)は糖類であり、グリセロール、エリトリトール、エリトルロース、エリトロース、トレオース、キシロース、リボース、アラビノース、リキソース、デオキシリボース、リブロース、アラビトール、フルクトース、イノシトール、ラムノース、マンニトール、ソルビトール、グルコース、グルコン酸、マンノース、アルトロース、イドース、ガラクトース、キノボース、グルカル酸、グロース、ジギタロース、ジギトキソース、シマロース、ソルボース、タガロース、タロース、フコース、プシコース、ガラクチトール、イズロン酸、ガラクツロン酸、グルクロン酸、マンヌロン酸、ガラクトサミン、グルコサミン、フコサミン、マンノサミン、ムラミン酸、カードラン、マルチトール、トレハロース、メリビオース、スクロース、ラクトース、パラチノース、アガロビオース、イソマルトース、キシロビオース、ゲンチオビオース、コージオビオース、コンドロイシン、セロビオース、ソホロース、ニゲロース、ヒアロビウロン酸、マルトース、ラクツロース、ラミナリビオース、ルチノース、グルコシルスクロース、ラフィノース、ゲンチアノース、セロトリオース、マルトトリオース、メレンジトース、スタキオース、キシロオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、フルクトオリゴ糖、キトサンオリゴ糖、キチンオリゴ糖、セロオリゴ糖、シクロデキストリン、ペクチン、デンプン、アガロース、アミロース、アミロペクチン、アラビナン、アラビノガラクタン、アルギン酸、イヌリン、ガラクタン、キシラン、キチン、キトサン、グリコーゲン、グルコマンナン、ケラタン硫酸、コロミン酸、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸、セルロース、デキストラン、ヒアルロン酸、ペクチン、ペクチン酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン、マンナン、リケナン、レバン、レンチナンなどが挙げられる。植物ストレス耐性付与の観点から、トレハロース、ラフィノース、フルクトース、グルコシルスクロース、シクロデキストリン、マンニトール及びオリゴ糖類からなる群より選ばれる一種以上の化合物がより好ましい。
植物ストレス率(%)=植物体重量2/植物体重量1×100 (ii)
植物ストレス耐性付与率(%)=植物体重量3/植物体重量1×100 (iii)
(I)植物の準備
培土(肥料成分;N:P:K=0.4:1.9:0.6(g)/培土1kg)を50穴セルトレイに詰め、トマト“桃太郎”(タキイ種苗)の種子を播種し、培土を薄く覆土し、十分に水を灌水し発芽させる。2葉期の葉が完全に展開した段階で、トマトの根部の土を流水で洗い流し、試験に供する。培土としては、呉羽化学(株)製のクレハ園芸培土等を用いることができる。
(II)試験条件の設定
温度23℃、相対湿度50%、照度5000Lux、1日の明暗周期が16hr明期、8hr暗期に環境条件を制御する。このような環境条件は、例えば、温度及び相対湿度を制御できる部屋または人工気象器において温度を調節し、また、蛍光灯等により照度を調節することで得られる。上記準備によるトマトを水耕液〔水道水にNaClを濃度が3510ppmとなるように加えたもの(NaClによる水ポテンシャル0.29MPa)〕250mlの入った容器(例えばポリエチレン製容器等)に植える。
(III)植物ストレス耐性付与剤による処理
以下の試験区、対照区1及び対照区2を作成する。試験区、対照区1、対照区2、何れも個体は10個体(計30個体)用意し、2週間後の植物体全体の生重量を測定する。
試験区:植物ストレス耐性付与剤又は前記植物ストレス耐性付与剤組成物の水溶液又は水分散液〔一般式(1)で表される化合物(A)の濃度として100ppm〕をトマト1株あたり10ml、葉面に散布処理する。
対照区1:水耕液にNaClを添加する(塩ストレスを与える)が、トマトに植物ストレス耐性付与剤又は前記植物ストレス耐性付与剤組成物を与えない。
対照区2:水耕液にNaClを添加せず(塩ストレスを与えず)、且つトマトに植物ストレス耐性付与剤又は前記植物ストレス耐性付与剤組成物を与えない。
(IV)標準植物塩ストレス耐性付与率(%)の算出
得られた植物体全体の生重量の平均値で以下のように標準植物塩ストレス耐性付与率を計算する〔式(i)〕。
標準植物塩ストレス耐性付与率(%)=試験区の植物体生重量/対照区1の植物体生重量 ×100 (i)
標準植物塩ストレス率(%)=対照区2の植物体生重量/対照区1の植物体生重量 ×100 (ii)’
ラウールの法則 π(atm)=cRT
R=0.082(L・atm/mol・K)
T=絶対温度(K)
c=イオンモル濃度(mol/L)
1atm=0.1MPa
本発明では、化合物(A)、更に化合物(B)〜化合物(H)と共に、界面活性剤〔化合物(A)〜(H)に属するものを除く〕を用いることができる。界面活性剤を用いることで、植物表面への化合物(A)の濡れ性、付着性、浸透性を飛躍的に向上し、化合物(A)の効果を増強させ、あるいは効率よく効果を発揮することで化合物(A)の使用濃度を低減することができる。
塩としては、例えば金属塩(Na、K、Ca、Mg、Zn等)、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩、脂肪族アミン塩等が挙げられる。
本発明では、化合物(A)、更に化合物(B)〜化合物(H)と共に、キレート剤を用いることができる。キレート剤を用いることで、化合物(A)及び他の成分から調製した組成物や処理液の安定性を飛躍的に向上でき、その結果、ストレス耐性付与効果を安定させることができる。キレート剤として以下のようなキレート能を有する有機酸又はその塩を併用すると、ストレス耐性付与効果が安定する。具体的にはクエン酸、グルコン酸、リンゴ酸、ヘプトン酸、シュウ酸、マロン酸、乳酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、アジピン酸、グルタル酸等のオキシカルボン酸、多価カルボン酸や、これらのカリウム塩、ナトリウム塩、アルカノールアミン塩、脂肪族アミン塩等が挙げられる。また、有機酸以外のキレート剤の混合でも良く、混合するキレート剤としてエチレンジアミン四酢酸(EDTA)もしくはその塩、ニトリロ三酢酸(NTA)もしくはその塩、1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸一水和物(CDTA)もしくはその塩等のアミノカルボン酸系キレート剤が挙げられる。
本発明では、化合物(A)、更に化合物(B)〜化合物(H)と共に、更に肥料成分を用いることができる。
・試験方法
試験条件:温度23℃、相対湿度50%、照度:5000Lux(蛍光灯)、明/暗周期:16hr/8hr
水耕液条件:大塚1/2A処方〔大塚ハウス1号(N:P:K=10:8:27)7.5g/10L、大塚ハウス2号(N:P:K:Ca=10:0:0:23)5g/10Lの配合液でありトータル窒素130ppm、燐酸60ppm、カリウム203ppm〕
塩ストレス条件:NaCl濃度3510ppm(NaClによる水ポテンシャル0.29MPa)
栽培期間:2週間
植物の準備:呉羽化学(株)製のクレハ園芸培土(肥料成分;N:P:K=0.4:1.9:0.6(g)/培土1kg)を50穴セルトレイに詰め、トマト"桃太郎”の種子を播種し、クレハ園芸培土を薄く覆土し、十分に水を灌水し発芽させる。2葉期の葉が完全に展開した段階で、トマトの根部の土を丁寧に流水で洗い流し、試験に供した。
供試薬剤:
ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ベヘニルアルコール:カルコール8098、2098、220−80)〔花王(株)〕
POE(20)ソルビタン脂肪酸エステル:レオドールTW−O120V 〔花王(株)〕
アルキルポリグリコシド:AG−10LK 〔花王(株)〕
ショ糖脂肪酸エステル:リョートーシュガーエステルS−1570〔三菱化学フーズ(株)〕
オクテニルコハク酸化化工デンプン:エマルスター〔松谷化学(株)〕
シリコーンオイル:BY22−007〔東レ・ダウコーニング(株)〕
シリコーン界面活性剤:SILWET L−77(ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン) 〔GE東芝シリコーン(株)〕
アルキルベタイン(炭素数12〜14):アンヒトール24B〔花王(株)〕
その他の薬剤:和光純薬(株)
処理液施用量:葉面散布 10ml/株 水耕栽培(地下部処理) 250ml/株
人工気象器において温度23℃、蛍光灯による照度5000Lux、1日の明暗周期が16hr明期、8hr暗期に環境条件を調整した。上記準備によるトマトを上記水耕液(1/2大塚A処方とNaClが3510ppm)の入ったポリエチレンボトル250mlに植えた。表1〜3の化合物を所定濃度で含有する処理液(残部は水)を調製し、葉面散布、または地下部へ処理した。また、対照区としてNaClを添加せずストレスを与えない対照区〔式(ii)の植物体重量2のための対照区であり、塩ストレスのない対照区である〕及びNaClの添加による塩ストレスを与え、前記処理液を与えない対照区〔式(ii)の植物体重量1のための対照区であり、塩ストレスのある対照区である〕を作成した。試験区、対照区共に、個体は10個体用意し、試験開始2週間後の各個体の植物体生重量の平均値を植物体生重量として、前記式(ii)及び(iii)により植物ストレス率及び植物ストレス耐性付与率を計算した。なお、本試験条件では植物ストレス率が130%であり、ストレスが生じていると評されるが、NaClについての植物ストレス耐性付与率は、表1〜3に示すように比較品と比べ本発明品の方が明らかに高くなった。
・試験方法
非温度ストレス試験条件:温度23℃ その他の栽培条件は温度ストレス試験条件に準じる。
温度ストレス試験条件:温度32℃、相対湿度50%、照度:5000Lux(蛍光灯)、明/暗周期:16hr/8hr
水耕液条件:大塚1/2A処方〔大塚ハウス1号(N:P:K=10:8:27)7.5g/10L、大塚ハウス2号(N:P:K:Ca=10:0:0:23)5g/10Lの配合液でありトータル窒素130ppm、燐酸60ppm、カリウム203ppm〕
栽培期間:2週間
植物の準備:呉羽化学(株)製のクレハ園芸培土(肥料成分;N:P:K=0.4:1.9:0.6(g)/培土1kg)を50穴セルトレイに詰め、トマト"桃太郎"の種子を播種し、クレハ園芸培土を薄く覆土し、十分に水を灌水し発芽させる。2葉期の葉が完全に展開した段階で、トマトの根部の土を丁寧に流水で洗い流し、試験に供した。
使用薬剤、処理液の施用量は実施例1に準じる。
人工気象器において温度32℃、蛍光灯による照度5000Lux、1日の明暗周期が16hr明期、8hr暗期に環境条件を調整した。本試験では生育が良好な温度23℃を基準(非温度ストレス試験条件)の温度とし、その温度から高温にすることでストレスを与えた。上記準備によるトマトを上記水耕液(1/2大塚A処方)の入ったポリエチレンボトル250mlに植えた。表1〜3の処理液を葉面散布、または地下部へ処理した。また、対照区として温度を23℃にしたストレスを与えない対照区〔式(ii)の植物体重量2のための対照区であり、温度ストレスのない対照区である〕及び温度を32℃とし、前記処理液を与えない対照区〔式(ii)の植物体重量1のための対照区であり、温度ストレスのある対照区である〕を作成した。試験区、対照区共に、個体は10個体用意し、試験開始2週間後の各個体の植物体生重量の平均値を植物体生重量として、前記式(ii)及び(iii)により植物ストレス率及び植物ストレス耐性付与率を計算した。なお、本試験条件では植物ストレス率が125%であり、ストレスが生じていると評されるが、温度についての植物ストレス耐性付与率は、表1〜3に示すように比較品と比べ本発明品の方が明らかに高くなった。
・試験方法
非乾燥ストレス試験条件:土壌pF値1.7以上2.3未満に制御 その他の栽培条件は乾燥ストレス試験条件に準じる。
ストレス試験条件:土壌pF値2.3以上に制御
栽培温度:23℃ 相対湿度50% 照度:5000Lux(蛍光灯)、明/暗周期:16hr/8hr
栽培期間:3週間
土壌:呉羽化学(株)製のクレハ園芸培土(肥料成分;N:P:K=0.4:1.9:0.6(g)/培土1kg)
植物の準備:呉羽化学(株)製のクレハ園芸培土(肥料成分;N:P:K=0.4:1.9:0.6(g)/培土1kg)を50穴セルトレイに詰め、トマト"桃太郎"の種子を播種し、クレハ園芸培土を薄く覆土し、十分に水を灌水し発芽させる。2葉期の葉が完全に展開した段階で、トマトの根部の土を丁寧に流水で洗い流し、試験に供した。
使用薬剤、処理液の濃度は実施例1に準じる。
処理液施用量:葉面散布 10ml/株 土壌灌水 50ml/株
温度が制御された部屋内の植物培養棚に上記準備によるトマトを60cmのプランターに5株植えた。プランター中央部に土壌水分計(大起理化工業(株)製)を設置し、土壌水分の状態を確認しながら、1日数回灌水を行った。乾燥ストレスはpF値が2.3以上となるよう制御した。トマトを植えた直後より、1週間に1回の割合で表1〜3の処理液を葉面散布、または地下部へ処理した。また、対照区として土壌pF値が1.7以上2.3未満の間となるよう潅水したストレスを与えない対照区〔式(ii)の植物体重量2のための対照区であり、乾燥ストレスのない対照区である〕及びpF値が2.3以上となるよう潅水し且つ処理液を与えない対照区〔式(ii)の植物体重量1のための対照区であり、乾燥ストレスのある対照区である〕を作成した。試験区、対照区共に、個体は5個体(1プランター)用意し、試験開始3週間後、植物体の根を切らないよう採取し、土壌を流水で洗い流し、植物体生重量を測定し、その平均値で植物ストレス率及び植物ストレス耐性付与率を前記式(ii)及び(iii)により計算した。なお、本試験条件では植物乾燥ストレス率が130%であり、ストレスが生じていると評されるが、乾燥についての植物ストレス耐性付与率は、表1〜3に示すように比較品と比べ本発明品の方が明らかに高くなった。
・試験方法
試験条件:温度23℃、相対湿度50%、照度:5000Lux(蛍光灯)、明/暗周期:16hr/8hr
水耕液条件:水道水
塩ストレス条件:NaCl濃度3510ppm(NaClによる水ポテンシャル0.29MPa)
栽培期間:2週間
植物の準備:呉羽化学(株)製のクレハ園芸培土(肥料成分;N:P:K=0.4:1.9:0.6(g)/培土1kg)を50穴セルトレイに詰め、トマト"桃太郎"の種子を播種し、クレハ園芸培土を薄く覆土し、十分に水を灌水し発芽させる。2葉期の葉が完全に展開した段階で、トマトの根部の土を丁寧に流水で洗い流し、試験に供した。
使用薬剤、処理液の濃度は実施例1に準じる。
処理液施用量:葉面散布 10ml/株 地下部処理 250ml/株
水耕液として、水道水にNaClを濃度が3510ppmとなるように加えたものを用いた以外は実施例1と同様に試験区、対照区を栽培した。その結果、本試験条件では植物ストレス率が130%であり、ストレスが生じていると評されるが、NaClについての植物ストレス耐性付与率は、表1〜3に示すように比較品と比べ本発明品の方で明らかに高くなり、植物ストレス耐性付与率は111%以上となった。
・試験方法
非乾燥ストレス試験条件:土壌pF値1.7−2.3に制御 その他の栽培条件は乾燥ストレス試験条件に準じる。
ストレス試験条件:土壌pF値2.3以上に制御
栽培温度:23℃ 相対湿度50% 照度:5000Lux(蛍光灯)、明/暗周期:16hr/8hr
栽培期間:3週間
土壌:呉羽化学(株)製のクレハ園芸培土(肥料成分;N:P:K=0.4:1.9:0.6(g)/培土1kg)
使用薬剤、処理液の施用量は実施例3に準じる。
ガラス温室内で呉羽化学(株)製のクレハ園芸培土(肥料成分;N:P:K=0.4:1.9:0.6(g)/培土1kg)を60cmのプランターに詰め、バレイショ“トヨシロ”の種芋を半分に切除して5個ずつ播種し、クレハ園芸培土を薄く覆土し、十分に水を灌水し発芽させた。3葉期の葉が完全に展開した段階で、温度が制御された部屋内の植物培養棚にバレイショを移動し試験を開始した。プランター中央部に土壌水分計を設置し、土壌水分の状態を確認しながら、1日1回灌水を行った。乾燥ストレスはpF値が2.3以上となるよう制御した。試験開始直後より、1週間に1回の割合で表1〜3の処理液を葉面散布、または地下部へ処理した。また、対照区として土壌pF値が1.7以上2.3未満の間となるよう潅水したストレスを与えない対照区〔式(ii)の植物体重量2のための対照区であり、乾燥ストレスのない対照区である〕及びpF値が2.3以上となるよう潅水を制御し且つ処理液を与えない対照区〔式(ii)の植物体重量1のための対照区であり、乾燥ストレスのある対照区である〕を作成した。試験区、対照区共に、個体は5個体(1プランター)用意し、試験開始3週間後、植物体の根を切らないよう採取し、土壌を流水で洗い流し、植物体生重量を測定し、その平均値で植物ストレス率及び植物ストレス耐性付与率を前記式(ii)及び(iii)により計算した。なお、本試験条件では植物ストレス率が128%であり、ストレスが生じていると評されるが、乾燥についての植物ストレス耐性付与率は、表1〜3に示すように比較品と比べ本発明品の方が明らかに高くなった。
Claims (7)
- (A)下記一般式(1)で表される化合物、並びに(B)糖誘導体型界面活性剤及び糖アルコール誘導体型界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤、(C)ケイ素化合物、(D)ベタイン、(E)アミノ酸(トリプトファンを除く)、(F)抗酸化剤、(G)オーキシン生合成経路中間体物質(シキミ酸からインドール酢酸までの生合成経路)及び(H)糖類からなる群より選ばれる1種以上の化合物、を含有する植物ストレス耐性付与剤組成物を、植物ストレス率が111〜200%の栽培条件にある植物に施用する、植物ストレス耐性付与方法。
(式中、R1は炭素数10〜22の炭化水素基、R2は水素原子、水酸基又は炭素数1〜24の炭化水素基、R3は水素原子又は炭素数1〜24の炭化水素基を表す。) - 化合物(B)が、糖又は糖アルコールに疎水基がエステル結合、グリコシド結合又はアミド結合のいずれか1つの結合を含む構造を有する界面活性剤であり、化合物(C)がケイ素、ケイ酸、オルトケイ酸、ジケイ酸、トリケイ酸、ポリケイ酸、シリコーンオイル、シリコーン界面活性剤からなる群より選ばれる一種以上の化合物であり、化合物(D)がグリシンベタイン及びアルキルジメチルベタインからなる群より選ばれる一種以上の化合物であり、化合物(E)がプロリン、グルタミン酸及びアスパラギン酸からなる群より選ばれる一種以上の化合物であり、化合物(F)がフラボン、ケルセチン、ルチン、クロロフィル、サポニン、カフェイン、カテキン、ポリフェノール、セサミン、セサモール、アスタキサンチン、クルクミン、アスコルビン酸及びα−トコフェロールからなる群より選ばれる一種以上の化合物であり、化合物(G)がシキミ酸、アントラニル酸、トリプトファン、トリプタミン及びインドール酢酸からなる群より選ばれる一種以上の化合物であり、化合物(H)がトレハロース、ラフィノース、フルクトース、グルコシルスクロース、シクロデキストリン、マンニトール及びオリゴ糖類からなる群より選ばれる一種以上の化合物である請求項2記載の植物ストレス耐性付与方法。
- 更に、界面活性剤〔(A)〜(H)に属するものを除く〕を施用する請求項2又は3記載の植物ストレス耐性付与方法。
- 土壌又は培養液中の塩濃度に起因する塩ストレス、土壌中の水分含有量に起因する乾燥ストレス、及び栽培環境の温度に起因する温度ストレスの少なくとも1つのストレス因子を含むストレスにより、植物ストレス率111〜200%の栽培条件がもたらされている、請求項1〜4の何れか1項記載の植物ストレス耐性付与方法。
- 塩ストレスによる水ポテンシャルが0.2MPa以上、乾燥ストレスによる土壌pF値が1.7以上、及び温度ストレスによる平均栽培温度が28℃以上、の群から選ばれる少なくとも1つ以上を含む栽培条件により、植物ストレス率111〜200%の栽培条件がもたらされている、請求項1〜5の何れか1項記載の植物ストレス耐性付与方法。
- 下記標準試験による標準植物塩ストレス耐性付与率が111%以上である前記植物ストレス耐性付与剤又は前記植物ストレス耐性付与剤組成物を、植物の地上部又は地下部に施用する、請求項1〜6のいずれか1項記載の植物ストレス耐性付与方法。
<標準試験>
(I)植物の準備
培土(肥料成分;N:P:K=0.4:1.9:0.6(g)/培土1kg)を50穴セルトレイに詰め、トマト“桃太郎”(タキイ種苗)の種子を播種し、培土を薄く覆土し、十分に水を灌水し発芽させる。2葉期の葉が完全に展開した段階で、トマトの根部の土を流水で洗い流し、試験に供する。
(II)試験条件の設定
温度23℃、相対湿度50%、照度5000Lux、1日の明暗周期が16hr明期、8hr暗期に環境条件を制御する。上記準備によるトマトを水耕液〔水道水にNaClを濃度が3510ppmとなるように加えたもの(NaClによる水ポテンシャル0.29MPa)〕250mlの入った容器に植える。
(III)植物ストレス耐性付与剤による処理
以下の試験区及び対照区1を作成する。試験区、対照区1、何れも個体は10個体(計20個体)用意し、2週間後の植物体全体の生重量を測定する。
試験区:植物ストレス耐性付与剤又は前記植物ストレス耐性付与剤組成物の水溶液又は水分散液〔一般式(1)で表される化合物(A)の濃度として100ppm〕をトマト1株あたり10ml、葉面に散布処理する。
対照区1:水耕液にNaClを添加する(塩ストレスを与える)が、トマトに植物ストレス耐性付与剤又は前記植物ストレス耐性付与剤組成物を与えない。
(IV)標準植物塩ストレス耐性付与率(%)の算出
得られた植物体全体の生重量の平均値で以下のように標準植物塩ストレス耐性付与率を計算する〔式(i)〕。
標準植物塩ストレス耐性付与率(%)=試験区の植物体生重量/対照区1の植物体生重量 ×100 (i)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007225614A JP5138316B2 (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 植物の栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007225614A JP5138316B2 (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 植物の栽培方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009055832A true JP2009055832A (ja) | 2009-03-19 |
JP5138316B2 JP5138316B2 (ja) | 2013-02-06 |
Family
ID=40552167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007225614A Active JP5138316B2 (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 植物の栽培方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5138316B2 (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101816311A (zh) * | 2010-04-15 | 2010-09-01 | 浙江大学 | 提高西瓜糖分的品质改良剂及其使用方法 |
JP2013530109A (ja) * | 2010-03-31 | 2013-07-25 | タミンコ | 安定化された生物学的に利用可能な可溶性ケイ酸塩溶液 |
CN103404336A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-11-27 | 宜宾云辰乔木园林有限责任公司 | 一种彩叶植物扦插育苗的方法 |
CN105104381A (zh) * | 2015-08-06 | 2015-12-02 | 河南省农业科学院植物营养与资源环境研究所 | 复合糖制剂及其在作物抗盐胁迫中的应用 |
WO2016031775A1 (ja) * | 2014-08-25 | 2016-03-03 | 国立大学法人神戸大学 | 植物の耐性向上剤 |
KR20160090201A (ko) * | 2015-01-21 | 2016-07-29 | 주식회사 대유 | 저온 및 고온 스트레스 하의 식물 생장 촉진용 복합비료 조성물 |
CN107439550A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-12-08 | 齐鲁工业大学 | 一种提高酸雨胁迫下大麦种子萌发及幼苗抗酸能力的海藻糖保护剂及其制备方法与应用 |
WO2018123651A1 (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 植物の環境ストレス耐性向上剤 |
CN108347931A (zh) * | 2015-09-15 | 2018-07-31 | 菲特艾克欧公司 | 用于提高植物胁迫耐受性的生物活性组合物 |
WO2019093415A1 (ja) * | 2017-11-08 | 2019-05-16 | 三菱ケミカル株式会社 | 植物栽培方法 |
KR102070788B1 (ko) * | 2018-11-01 | 2020-01-29 | 태봉바이오영농조합법인 | 냉해방지용 식물영양제, 그 제조방법 및 냉해방지용 식물영양제가 적용된 시스템 |
JP2020521436A (ja) * | 2017-05-12 | 2020-07-27 | マローネ バイオ イノベーションズ,インコーポレイテッド | ステアリルアルコール製剤 |
CN111615884A (zh) * | 2019-02-27 | 2020-09-04 | 中国农业科学院油料作物研究所 | 一种5-羟色胺在缓解油菜发芽期低温胁迫中的应用 |
CN112493071A (zh) * | 2020-12-01 | 2021-03-16 | 湖南农业大学 | 一种快速提高机械化插秧秧苗抗寒性的育秧方法 |
CN115024173A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-09-09 | 浙江理工大学 | 5-氨基乙酰丙酸和九水偏硅酸钠的组合在提高重金属镉胁迫下丹参有效成分中的应用 |
CN115399106A (zh) * | 2021-05-28 | 2022-11-29 | 中国农业科学院棉花研究所 | 一种评价长绒棉耐Na2CO3性的方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108947654B (zh) * | 2018-07-19 | 2021-06-15 | 山东祥维斯生物科技股份有限公司 | 提高冷季型草坪草耐旱抗寒的复合营养调节剂 |
KR102468536B1 (ko) * | 2022-07-07 | 2022-11-18 | 안재환 | 라이코펜 고 함유 토마토의 재배방법 및 이 재배방법에 의해 생산된 토마토 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001288011A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-16 | Kao Corp | 植物活力剤 |
JP2002265307A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Kao Corp | 農作物用低温耐性向上剤 |
-
2007
- 2007-08-31 JP JP2007225614A patent/JP5138316B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001288011A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-16 | Kao Corp | 植物活力剤 |
JP2002265307A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Kao Corp | 農作物用低温耐性向上剤 |
Cited By (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013530109A (ja) * | 2010-03-31 | 2013-07-25 | タミンコ | 安定化された生物学的に利用可能な可溶性ケイ酸塩溶液 |
CN101816311B (zh) * | 2010-04-15 | 2012-06-06 | 浙江大学 | 提高西瓜糖分的品质改良剂及其使用方法 |
CN101816311A (zh) * | 2010-04-15 | 2010-09-01 | 浙江大学 | 提高西瓜糖分的品质改良剂及其使用方法 |
CN103404336A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-11-27 | 宜宾云辰乔木园林有限责任公司 | 一种彩叶植物扦插育苗的方法 |
CN103404336B (zh) * | 2013-07-31 | 2014-12-10 | 宜宾云辰乔木园林有限责任公司 | 一种彩叶植物扦插育苗的方法 |
WO2016031775A1 (ja) * | 2014-08-25 | 2016-03-03 | 国立大学法人神戸大学 | 植物の耐性向上剤 |
US10874101B2 (en) | 2014-08-25 | 2020-12-29 | Yasuo Yamauchi | Tolerance improving agent for plants |
KR20160090201A (ko) * | 2015-01-21 | 2016-07-29 | 주식회사 대유 | 저온 및 고온 스트레스 하의 식물 생장 촉진용 복합비료 조성물 |
KR101690176B1 (ko) * | 2015-01-21 | 2017-01-09 | 주식회사 대유 | 저온 및 고온 스트레스 하의 식물 생장 촉진용 복합비료 조성물 |
CN105104381A (zh) * | 2015-08-06 | 2015-12-02 | 河南省农业科学院植物营养与资源环境研究所 | 复合糖制剂及其在作物抗盐胁迫中的应用 |
CN108347931A (zh) * | 2015-09-15 | 2018-07-31 | 菲特艾克欧公司 | 用于提高植物胁迫耐受性的生物活性组合物 |
WO2018123651A1 (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 植物の環境ストレス耐性向上剤 |
JPWO2018123651A1 (ja) * | 2016-12-27 | 2019-10-31 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 植物の環境ストレス耐性向上剤 |
JP2020521436A (ja) * | 2017-05-12 | 2020-07-27 | マローネ バイオ イノベーションズ,インコーポレイテッド | ステアリルアルコール製剤 |
CN107439550B (zh) * | 2017-08-22 | 2020-08-18 | 齐鲁工业大学 | 一种提高酸雨胁迫下大麦种子萌发及幼苗抗酸能力的海藻糖保护剂及其制备方法与应用 |
CN107439550A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-12-08 | 齐鲁工业大学 | 一种提高酸雨胁迫下大麦种子萌发及幼苗抗酸能力的海藻糖保护剂及其制备方法与应用 |
WO2019093415A1 (ja) * | 2017-11-08 | 2019-05-16 | 三菱ケミカル株式会社 | 植物栽培方法 |
CN111031787B (zh) * | 2017-11-08 | 2022-09-30 | 三菱化学水解决方案株式会社 | 叶菜类的抗坏血酸含量的增量方法 |
CN111031787A (zh) * | 2017-11-08 | 2020-04-17 | 三菱化学株式会社 | 植物栽培方法 |
JP7173037B2 (ja) | 2017-11-08 | 2022-11-16 | 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社 | 植物栽培方法 |
JPWO2019093415A1 (ja) * | 2017-11-08 | 2020-11-19 | 三菱ケミカル株式会社 | 植物栽培方法 |
KR102070788B1 (ko) * | 2018-11-01 | 2020-01-29 | 태봉바이오영농조합법인 | 냉해방지용 식물영양제, 그 제조방법 및 냉해방지용 식물영양제가 적용된 시스템 |
CN111615884A (zh) * | 2019-02-27 | 2020-09-04 | 中国农业科学院油料作物研究所 | 一种5-羟色胺在缓解油菜发芽期低温胁迫中的应用 |
CN112493071A (zh) * | 2020-12-01 | 2021-03-16 | 湖南农业大学 | 一种快速提高机械化插秧秧苗抗寒性的育秧方法 |
CN112493071B (zh) * | 2020-12-01 | 2023-10-03 | 湖南农业大学 | 一种快速提高机械化插秧秧苗抗寒性的育秧方法 |
CN115399106A (zh) * | 2021-05-28 | 2022-11-29 | 中国农业科学院棉花研究所 | 一种评价长绒棉耐Na2CO3性的方法 |
CN115399106B (zh) * | 2021-05-28 | 2023-08-11 | 中国农业科学院棉花研究所 | 一种评价长绒棉耐Na2CO3性的方法 |
CN115024173A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-09-09 | 浙江理工大学 | 5-氨基乙酰丙酸和九水偏硅酸钠的组合在提高重金属镉胁迫下丹参有效成分中的应用 |
CN115024173B (zh) * | 2022-06-17 | 2024-01-16 | 浙江理工大学 | 5-氨基乙酰丙酸和九水偏硅酸钠的组合在提高重金属镉胁迫下丹参有效成分中的应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5138316B2 (ja) | 2013-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5138316B2 (ja) | 植物の栽培方法 | |
JP5661236B2 (ja) | 植物ストレス耐性付与剤組成物 | |
EP1988774B1 (en) | Composition in the form of a microemulsion containing free fatty acids and/or free fatty acid derivatives | |
JP5080184B2 (ja) | 植物活力剤組成物 | |
ES2201618T3 (es) | Agente de activacion de plantas. | |
US6884759B2 (en) | Plant-activating agent | |
JP2008206454A (ja) | 植物の栽培方法 | |
WO2010122956A1 (ja) | 植物ストレス耐性付与剤組成物 | |
JP5153997B2 (ja) | 植物活力剤 | |
EP1911349A2 (en) | Methods for improvement of farm products | |
EP1101402B1 (en) | Freshness-keeping agents for plants | |
JP2009055834A (ja) | 植物ストレス耐性付与方法 | |
JP5643823B2 (ja) | 植物ストレス耐性付与方法、ならびに植物ストレス耐性付与剤組成物およびその使用 | |
JP2009055833A (ja) | 植物ストレス耐性付与方法 | |
JP4819027B2 (ja) | 植物鮮度保持剤 | |
JP2011140467A (ja) | 植物鮮度保持剤 | |
JP4879578B2 (ja) | 植物活力剤 | |
JP3768379B2 (ja) | 植物活力剤 | |
JP6741262B1 (ja) | 植物気孔開口促進剤 | |
JP2009057316A (ja) | 植物ストレス耐性付与方法 | |
JP2009073771A (ja) | 植物活力剤組成物 | |
JP2002265307A (ja) | 農作物用低温耐性向上剤 | |
JP2010075089A (ja) | 植物ストレス耐性付与剤組成物 | |
KR102634846B1 (ko) | 식물 광합성 촉진제 | |
JP3730786B2 (ja) | 植物鮮度保持剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100604 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121113 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121114 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5138316 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |