JP2009055287A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子の駆動に特別な工夫をすることなく、短い露光時間でも撮像素子のほぼ全面のプリ発光制御により精度の高い本発光量の制御を行うことが可能な撮像装置および撮像方法を提供する。
【解決手段】ストロボ8による本発光(T8、S17)に先立って、プリ発光を行い(T2、T3、T4、S13)、このときの撮像素子6の信号電荷を読み出し、本発光量の演算を演算により求める(S15)。撮像素子6の最初に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積終了後に撮像素子6の最後に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積が開始される場合には、プリ発光は、同期発光により行い、最初のラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積開始から最後の光電変換素子列の光電荷の蓄積終了までの間に複数回行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、撮像装置及び撮像方法に関し、詳しくは本発光に先立ってプリ発光するストロボ装置と共に使用する撮像装置及び撮像方法に関する。
近年、撮像装置の撮像素子としては、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等のXYアドレス走査型の撮像素子が使用されるようになってきている。また、被写体に照射するフラッシュ発光量を事前に求めるにあたって、プリ発光を行うことは従来から行われている。CMOSイメージセンサ等のXYアドレス走査型の撮像素子の場合には、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサのようなライン走査型の撮像素子の場合と異なり、プリ発光時に全画素に対して同時に電荷蓄積を開始し、同時に電荷蓄積を終了することが困難である。
すなわち、CMOSイメージセンサでは、光電変換素子列毎に露光のタイミングが異なっており、このため露光時間が短くなると、全画素でプリ発光による被写体からの反射光を受光することができず、プリ発光時の測光を全画面で行うことができない。これを解決する技術として、例えば、特許文献1には、CMOSイメージセンサを用いながら、プリ発光時の露光時間は、できるだけ短くし、本発光時の発光量を外光の大きさに関係なく高精度に演算することを目的とする撮像装置が開示されている。
特開2006−50337号公報
すなわち、この撮像装置では、フラッシュのプリ発光時には、撮像素子の全画素の露光動作を開始するとともに、n画素に1つずつ間欠的に信号電荷を読出し検波を行っている。撮像素子の読出しを間欠的に行っていることから、全画素の信号電荷を読み出す場合に比較して、露光領域全体の情報を短時間で取得することができる。特に、外光の光量が比較的、大きい場合にも、プリ発光時の撮像素子の受光量がダイナミックレンジを超えることが少なくなるので、検波値の正確性が向上し、本発光時の光量をより高精度に求めることが可能となる(特許文献1の段落番号〔0006〕および〔0058〕参照)。
特許文献1に開示の撮像装置では、プリ発光時に撮像素子の全画素に対して同時露光を開始させているために、プリ発光制御のときの撮像素子の駆動制御が複雑化してしまうという問題がある。すなわち、通常の撮影時の撮像や、またライブビュー表示(スルー画とも言う)のための撮像の際には、画素ごとに順次露光を開始させ、信号電荷の読み出しに応じて露光を終了させているが、プリ発光時のみ、同時に露光開始させており、異なる駆動制御を行うために、撮像素子の駆動制御が複雑化してしまう。
また、特許文献1に開示の撮像装置においては、露光は同時に開始されているが、露光の終了は同時でなく、撮像素子の光電変換素子列により、露光時間が異なってしまっている。このため、信号電荷を間欠に読出して露光時間を短くしたとしても、正確なプリ発光時の露光量を求めることができず、本発光時の正確な発光量を求めることができない。もしくは、再度、プリ発光しない信号を得て演算するための動作が必要となってしまう。
本願発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、撮像素子の駆動に特別な工夫をすることなく、短い露光時間でも撮像素子のほぼ全面のプリ発光制御により精度の高い本発光量の制御を行うことが可能な撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わる撮像装置は、プリ発光に基づいて本発光における発光量を制御して撮影を行う撮像装置であって、複数ラインの光電変換素子をライン毎に所定の露光時間露光しながら、前記光電変換素子に蓄積した信号を前記ライン毎に順次読み出すXYアドレス走査型の撮像素子と、前記プリ発光を行うストロボと、プリ発光制御時に前記撮像素子の最初に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積終了後に前記撮像素子の最後に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積が開始される場合に、前記最初のラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積開始から前記最後の光電変換素子列の光電荷の蓄積終了までの間に複数回のプリ発光を行うプリ発光制御部と、前記複数回のプリ発光による前記撮像素子の出力信号に基づいて、前記本発光における発光量を制御する本発光制御部を備える。
第2の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、前記本発光制御部は、前記プリ発光による露光量が略同一である前記光電変換素子列の信号に基づいて前記本発光における発光量を制御する。
また、第3の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、前記プリ発光制御部は、すべての前記光電変換素子列の露光量が略同一となるようにプリ発光における発光量を制御する。
さらに、第4の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、前記発光量制御部は、前記プリ発光を行う場合は前記撮像素子の電子フォーカルプレーンシャッタのみで露光量を制御し、前記本発光を行う場合はメカニカルシャッタにより露光量を制御する。
さらに、第5の発明に係わる撮像装置は、上記第4の発明において、前記メカニカルシャッタによる露光量制御時にシャッタが全開となる最短の露光時間(全開露光時間)をmtmin、電子フォーカルプレーンシャッタによる露光量制御時に全ての光電変換素子列が同時に露光を行うタイミングを有する最短の露光時間(全開露光時間)をstminとするとき、
mtmin < stmin
である。
さらに、第6の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、着脱可能な撮影レンズと、光学式ビューファインダと、前記撮影レンズを介して入射する光束を前記撮像素子又は前記光学式ビューファインダへ導く可動ミラーとを備え、前記プリ発光時には前記光束を前記撮像素子に導く状態に保持したままプリ発光による露光量制御及び本発光による露光量制御を行う。
さらに、第7の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、外部ストロボを装着可能に構成し、前記外部ストロボ装着時は、前記プリ発光を外部ストロボによって行い、前記プリ発光はFP発光により行う。
さらに、第8の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、撮影時のシャッタ速度を設定するシャッタ速度設定手段を有し、前記撮像素子は、前記プリ発光時の前記撮像素子の電子フォーカルプレーンシャッタによる露光時間を、前記シャッタ速度設定手段によって設定されたシャッタ速度に対応する露光時間、またはこの露光時間よりも短い露光時間となるように制御する。
上記目的を達成するため第9の発明に係わる撮像方法は、プリ発光に基づいて本発光における発光量を制御して撮影を行う撮像方法であって、プリ発光制御時に、複数ラインの光電変換素子をライン毎に所定の露光時間、露光しながら、前記光電変換素子に蓄積した信号を前記ライン毎に順次読み出すXYアドレス走査型の撮像素子の、最初に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積終了時に前記撮像素子の最後に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積が開始される場合に、前記最初のラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積開始から前記最後の光電変換素子列の光電荷の蓄積終了までの間に複数開のプリ発光を行い、前記複数回のプリ発光による前記撮像素子の出力信号に基づいて、前記本発光における発光量を制御する。
本発明によれば、撮像素子の駆動に特別な工夫をすることなく、短い露光時間でも撮像素子のほぼ全面のプリ発光制御により精度の高い本発光量の制御を行うことが可能な撮像装置および撮像方法を提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用した撮像装置を用いて好ましい実施形態について説明する。本発明の第1実施形態に係る撮像装置は、ストロボ装置を内蔵したデジタル一眼レフカメラであり、このデジタル一眼レフカメラは、CMOSイメージセンサ型の撮像素子で取得した被写体像の画像データを動画像で被写体像を表示装置に表示するとともに、レリーズ釦の操作に応じて静止画像データを記録媒体に記録可能である。このデジタルカメラのストロボは、フラッシュ発光する前にプリ発光を行い、このとき、CMOSイメージセンサによって取得した情報に基づいて、本発光時の発光量を演算し、本発光を行う。
以下、第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラについて詳述する。図1は、本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの撮影レンズ1の光軸方向に沿った模式的な要部断面図である。撮影レンズ1は被写体を結像するためのレンズであり、この撮影レンズ1を保持するためのレンズ鏡筒は交換式であり、カメラ本体に対して着脱自在である。また、撮影レンズ1の光路中に、介挿された位置(ダウン位置、図中破線位置)と、この介挿位置から上昇した位置(アップ位置、図中実線位置))に、回動可能な可動ミラー2が配置されている。
可動ミラー2の上方には、被写体像を結像するためのフォーカシングスクリーン3が配置され、このフォーカシングスクリーン3の上方には、被写体像を左右反転させるためのペンタプリズム4が配置されている。このペンタプリズム4の出射側(図1では右側)には、図示しない接眼レンズが設けられており、撮影者は接眼レンズを介して被写体像を観察することができる。
可動ミラー2の背後には、フォーカルプレーンシャッタ5が配置されている。このフォーカルプレーンシャッタ5は、画面上下方向に走行する先幕および後幕からなるシャッタ幕から構成され、撮影レンズ1によって形成される被写体像を遮光する位置(図中、破線位置)と、被写体像を撮像素子6上へ結像を許容する開放位置とがある。撮像素子6は、本実施形態においては、CMOSイメージセンサであり、XYアドレスを指定することにより、蓄積電荷の読出しを行うことのできるXYアドレス走査型の撮像素子である。
光学式ファインダによる被写体像の観察時には、可動ミラー2はダウン位置にあり、被写体光束は可動ミラー2によって反射され、フォーカシングスクリーン3上に結像し、接眼レンズおよびペンタプリズム4を介して観察することができる。また、ライブビュー表示による被写体像の観察時には、可動ミラー2はアップ位置にあり、またフォーカルプレーンシャッタ5は開放状態となるので、撮影レンズ1を通過した被写体光束は、撮像素子6上に結像する。撮像素子6によって撮像された被写体像は、画像データに変換され、液晶モニタ等の表示部12(図2参照)に動画表示される。
次に、本実施形態の電気構成について、図2に示すブロック図を用いて説明する。撮像素子6や信号電荷の読出回路等を含む撮像部7の出力は画像処理部11に接続されている。画像処理部11は、読み出された画像信号について、γ補正、ホワイトバランス、色補正等の種々の画像処理を行うと共に、表示部12にライブビュー表示のためのライブビュー処理、またメモリカード13に画像データを記録するための圧縮処理、さらにメモリカード13から読み出された画像データを表示部12に表示するための伸張処理を行う。
画像処理部11に接続された表示部12は、カメラ本体の背面等に配置され、ライブビュー表示やメモリカード13に記録された画像データの再生表示を行う他、デジタル一眼レフカメラの撮影モード等の情報表示や、メニュー画面等の表示も行う。メモリカード13は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリで構成され、レリーズ釦の操作に応じて撮像された画像データの記録を行う。
ストロボ8は、被写体を照明する補助照明装置であり、レリーズ釦の全押し操作による撮影に先立って、予備的にプリ発光し、このとき撮像部7において受光した反射光に基づいて本発光の発光量が制御される。カメラ操作部14は、レリーズ釦、撮影モードダイヤル等、撮影者によって操作される操作部材である。
カメラ制御部およびストロボ制御を行う制御部10は、MPU(Micro Processing Unit)を含むASIC等によって構成されており、制御部10は、前述のフォーカルプレーンシャッタ5、撮像部7、ストロボ8、画像処理部11、メモリカード13、カメラ操作部14に接続され、これらから情報を入力すると共に、制御する。
次に、このように構成された本実施形態の動作について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。図3に示すフローがスタートすると、まず、ストロボ撮影を行うか否かの判定を行う(S1)。この判定は、ストロボ8を使用する撮影モード等に設定されているかどうかによって行う。
判定の結果、ストロボ撮影ではない場合には、一般撮影モードであり、この場合には、通常の撮影動作を行う。すなわち、レリーズ操作がなされたか否かを判定し(S43)、レリーズ操作がなされた場合には、撮影レンズ1をピント位置に移動させる自動焦点調節(AF)動作を行い(S45)、合焦状態となると撮影動作を行う(S47)。撮影動作は、撮像素子6によって取得した画像信号を画像処理部11によって処理を施した後、メモリカード13に記録する。撮影動作が終わると、次の撮影を行うか否かを判定し(S39)、次の撮影があれば、ステップS1に戻る。
ステップS1における判定の結果、ストロボ撮影の場合には、ストロボ撮影モードに設定する(S3)。これによって、ストロボ8を充電し、使用可能状態にする。続いて、シャッタ設定データを取得する(S5)。すなわち、図示しない測光回路、または撮像素子6の取得画像データに基づいて、被写体輝度を検出し、この被写体輝度に基づくシャッタ速度のデータを取得する。ここで取得した設定シャッタ速度をttとする。
次に、設定シャッタ速度ttが、フォーカルプレーンシャッタ5がシャッタ全開となる最短露光時間(シャッタ速度)mtminと、撮像素子6のローリングシャッタ(電子フォーカルプレーンシャッタ)が全開となる最短露光時間(シャッタ速度)stminの間にあるか否か、すなわち、
mtmin≦tt<stmin
であるか否かの判定を行う(S7)。なお、ローリングシャッタの全開となる最短露光時間とは、撮像素子の最初に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積終了時に、最後に露光されるラインの光電変換素子列の読出しが開始される場合の光電変換素子の露光時間を言う。
ステップS7における判定の結果、Yesであった場合には、ステップS9以下のプリ発光を同期発光による行うシーケンスに移る。すなわち、ステップS7の条件を満たす設定シャッタ速度ttは、フォーカルプレーシャッタ5の全開となる最短露光時間よりも長く、低速である。このため、設定シャッタ速度ttでフォーカルプレーンシャッタ5を動作させた場合には、シャッタ5が全開となるタイミングが存在し、ストロボ8による閃光発光を行うことができる。
また、設定シャッタ速度ttが撮像素子6のローリングシャッタの全開となる最短露光時間よりも短く、高速である。このため、撮像素子6による露光動作中、全ての光電変換素子列について露光を行うタイミングが存在しない。このような状況においては、本実施形態の特徴である同期発光によるプリ発光を行う。
ステップS7における判定の結果、Yesであった場合には、次に、レリーズ操作がなされか否かを判定し、レリーズ操作がなされた場合には、撮影レンズ1の自動焦点調節(AF)動作を行う(S11)。AF動作が終わると、次に同期発光によるプリ発光を行う(S13)。このプリ発光の動作シーケンスについて、プリ発光の前後も含めて、図4を用いて説明する。
撮像素子6のセンサ状態がムービー(Movie)モード(すなわち、ライブビュー表示モード)の場合には、フォーカルプレーンシャッタ5は全開状態となっている。また、撮像素子6の各光電変換素子列は露光時間が、例えば、2msであり、光電変換素子の信号電荷は間引き読出しによって読み出され、表示部12にライブビュー表示されている。この状態で、タイミングT1において、レリーズ釦の全押し(2ndレリーズ)がなされると(S9の判定)、撮像素子6の各光電変換素子列の露光タイミングに合わせてプリ発光がなされる(T2、T3、T4)。このときの各光電変換素子列の露光時間は、設定シャッタ速度ttで決まる時間であり、撮像素子6のローリングシャッタ(電子フォーカルプレーンシャッタ)によって制御される。
図4に示した例では、プリ発光を3回行っているが、図5に示すように、プリ発光の回数は露出時間(設定シャッタ速度tt)によって異なる。すなわち、露出時間が1/30秒の場合には、1回であり(図5(A)参照)、露出時間が1/60秒の場合には2回(図5(B)参照)、露出時間が1/90秒の場合には3回(図5(C)参照)、露出時間が1/120秒の場合には4回(図5(D)参照)となる。なお、この例におけるフレームレートは30fpsであり、1/30秒に1回、フレームが変更される。
このように露出時間によってプリ発光回数の回数を変えているが、これは、各光電変換素子列の露光中に1回、プリ発光を受光するようにするためである。すなわち、図5において、左側の斜め線は各光電変換素子列における露光開始のタイミングを示し、右側の斜め線は各光電変換素子列の露光終了のタイミングを示している。露光時間が短くなるにつれ、プリ発光の回数を増やすことにより、露光中に1回プリ発光を受光することができる。
図4のAは、撮像素子6の画素におけるプリ発光の受光状態を示しており、白い部はプリ発光の未撮像領域であり、砂地の部分はプリ発光による撮像領域である。未撮像領域は、少ないほうが良いが、発光タイミングより生じてしまう不安定領域である。図4の例では、3回プリ発光しており、このプリ発光に対応する3つの撮像領域での発光データ(画像データ)が得られ、これから分割測光を行うことができる。
プリ発光が終わると、本発光量の演算が行われる(S15)。この本発光量の演算は次のように行われる。同期発光に基づくプリ発光においては間欠的に複数回のプリ発光を行うが、前後するプリ発光間で露光されない撮像領域、または露光量が一定でない撮像領域が、前述したように複数ライン発生してしまう。したがって、このプリ発光に基づいて本発光量を演算する場合、露光されていない撮像領域、または露光量が一定でない撮像領域から出力される信号を除外した画素(以下、これを「有効画素」という)の出力信号に基づいて本発光の露光量を演算する必要がある。
いま、X方向(行方向)にx画素、Y方向(列方向)にy画素の画素がマトリックス状に配置された撮像素子において、座標(i,j)の画素の出力信号V(i,j)、所定の係数をK(i,j)(0≦K≦1)、有効画素数をNVLDとするとき、プリ発光前の撮影(絞り値:Fo、シャッタ速度To)における自然光のみによる測光値Voを、下記(1)式に基づいて演算する。
ここで、K(i,j)の値は、画像のどの部分に重みを置いた測光を行うかにより決まるものであり、例えば、中央重点測光では画面の中央部ほど大きな値になる。ただし、上記有効画素以外の画素に対応する係数K(i,j)は0である。なお、この係数の値は予めメモリに記憶しておく。また、有効画素数NVLDは近似的にx・yとしてもよい。
式(1)と同様にして、プリ発光前の撮影と同一の露光時間で同期発光に基づくプリ発光(発光量:Lp)を行って得られた測光値をVpとする。ここで得られた測光値Vpと自然光のみによる測光値Voとの差、すなわち、
ΔVp=Vp−Vo (2)
を演算する。このΔVpはプリ発光に基づく測光値への寄与分を意味する。
本発光(絞り値:Fm、シャッタ速度:Tm、ISO感度:プリ発光前と同じ)における自然光のみが寄与する測光値Vmを、
Vm=Vo・(Tm/To)・(Fo/Fm) (3)
に基づいて演算する。なお、本発光における絞り値やシャッタ速度などの露出条件は本露光前の測光に基づいて演算されるものである。
いま標準となる測光値をVsとすると、本発光においては標準測光値Vsと、本発光における自然光のみが寄与する測光値Vmとの差(Vs−Vm)に相当する測光値を補うように発光量を決める必要がある。プリ発光に基づく測光値への寄与分ΔVpを得るのにプリ発光量Lpを必要としたのであるから、同じ露出条件の下では、(Vs−Vm)に相当する測光値を補うために((Vs−Vm)/ΔVp)・Lpの発光量が必要となる。しかし、絞り値がプリ発光時Fp、本発光時にFmである場合は、これに(Fm/Fp)を乗算する必要がある。そこで、本発光における発光量Lmを、
Lm=((Vs−Vm)/ΔVp・(Fm/Fp))・Lp (4)
に基づいて演算する。
上述したような本発光量の演算を行うと共に、フォーカルプレーンシャッタ5の幕チャージを開始し(T5のタイミング)、シャッタ5は全閉状態となる(T6)。続いて、シャッタ5の先幕が走行を開始し(T7)、デジタルスチルカメラ(DSC)として露光動作が開始される(S16)。そして、先幕走行完了時または後幕走行開始時に、ストロボ8による本発光がなされ(T8)、後幕の走行完了によって露光動作が完了する(T9)。なお、本発光の発光量はステップS15において演算された本発光量にしたがって制御される。
この後、撮像素子6から画像信号の読出しを行い、その間、幕チャージを行う(T9)。読出し終了後に、先幕を走行させ、撮像素子6に被写体像を結像させる。撮像素子6から画像信号を読出し、ライブビュー表示を再開する(T11)。
以上の如き本発光および撮影動作(S17)が終了すると、次の撮影があるかを判定し、次の撮影がある場合には、ステップS1に戻り、前述の動作を繰り返す。一方、次の撮影がない場合には、撮影を終了する(S21)。
ステップS7における判定の結果、Noの場合、すなわち、設定シャッタ速度ttが撮像素子6のローリングシャッタの全開となる最短露光時間よりも長く、低速の場合には、本実施形態の特徴であるプリ発光を同期発光する必要がない。この場合には、まず、ステップS9と同様にレリーズ操作がなされたか否かの判定を行う(S29)。
レリーズ操作がなされた場合には、自動焦点調節(AF)動作を行ってから(S31)、プリ発光を行う(S33)。このプリ発光は、ローリングシャッタの全開となるタイミング、すなわち、最初に露光開始した光電変換素子列の露光が終了する前であって、最後に露光開始する光電変換列の露光が開始した後のタイミングで行う。続いて、本発光量の演算を行う(S35)が、この演算は通常のプリ発光による測光値を使用すること以外は、前述した(1)〜(4)式に基づいて行う。
本発光の演算が終わると、次に、本発光と撮影動作を行う(S37)。このステップでは、フォーカルプレーンシャッタ5の全開となるタイミングでストロボ8による本発光を行い、シャッタ5の閉じ動作後に画像信号の読出しを行って、これに基づく画像データの記録を行う。本発光および撮影動作が終わると、前述したように次に撮影があるか否かの判定を行い、次の撮影がある場合には、ステップS1に戻り、一方、ない場合には、撮影を終了する(S21)。
このように、本実施形態においては、プリ発光を行うにあたって、撮像素子6のローリングシャッタによる露光期間の間、同期発光を行っていることから、画面全体についてプリ発光がなされ、画面全体の測光値を得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図6を用いて説明する。本発明の第1実施形態においては、プリ発光時における撮像素子6のローリングシャッタ(電子シャッタ)のシャッタ速度は、本発光を行う撮影時と同一のシャッタ速度ttであったが、第2実施形態においては、プリ発光時の撮像素子6によるローリングシャッタ(電子シャッタ)のシャッタ速度をより高速に設定している。すなわち、プリ発光量を小さく制御するために、バックグランドの露光量が小さくなるように、プリ発光時の電子シャッタによる露光時間を短くしている。
本実施形態の構成は、図3に示したフローを図6に示すフローに置き換えるだけで、他の構成は略同様であるので、相違点を中心に説明する。なお、図3に示したフローにおいて、同一の処理を行うステップについては同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS1において図3のステップS1と同様に、ストロボ撮影か否かの判定を行い、ストロボ撮影ではない場合には、ステップS43からステップS47において、一般撮影を行う。一方、ストロボ撮影であった場合には、ストロボ撮影モードに設定し(S3)、シャッタ設定データを取得し、シャッタ速度ttを設定する(S5)。
続いて、プリ発光時の電子シャッタのシャッタ速度etの設定を行う(S6)。ここで、シャッタ速度etは、ステップS5において設定したシャッタ速度ttよりも高速としており、これは、バックグランドの露光量を小さくすることにより、プリ発光量が小さくても、十分な精度で測光を行うことができる。
次に、プリ発光時の電子シャッタのシャッタ速度etと、撮像素子6の電子ローリングシャッタが全開となる最短露光時間(シャッタ速度)stとを比較し、et<stか否かの判定を行う(S8)。判定の結果、et<stの場合には、すなわち、電子シャッタのシャッタ速度etが撮像素子6の電子ローリングシャッタの全開となる最短露光時間よりも短く、高速である。このため、撮像素子6による露光動作中、全ての光電変換素子列について露光を行うタイミングが存在しない。このような状況においては、本実施形態の特徴である同期発光によるプリ発光を行う。
判定の結果、Yesの場合には、ステップS9およびステップS11において、図3における説明と同様の処理を行い、ステップS13において前述したように、同期発光によるプリ発光を行う。続いて、本発光の発光量の演算を行う(S16)。図3の本発光における本発光の発光量の演算においては、自然光による寄与分まで考慮した正確な露光制御が可能になるというメリットがある。しかし、演算量が多くなるため演算速度が遅い画像処理回路を用いた場合には、シャッタタイムラグが長くなるという問題がある。
そこで、本発明の第2実施形態においては、プリ発光時にはシャッタ速度を自然光による寄与分を無視できるような高速シャッタ速度に設定し、プリ発光時の測光値Vpの全てをプリ発光に基づく測光値の寄与分とするものである。なお、プリ発光に基づく測光値の演算は、前述の本発光時の発光量演算(S15)における(1)から(4)の式と同様であり、測光値Vo=0として行う。これにより、プリ発光における自然光寄与分を演算する必要がなくなり、シャッタタイムラグを短縮することが可能となる。なお、本発光における発光量Lmは、(4)式において、ΔVpの代わりにプリ発光による測光値Vpを代入することにより得られる。
本発光量の演算が終わると、次に、第1実施形態と同様に、撮影動作を行うと共に演算された発光量に基づいてストロボ8の本発光を行う(S17)。撮影動作が終わると、次に撮影があるか否かを判定し、次の撮影がある場合には、ステップS1に戻り、一方、次の撮影がない場合には撮影の終了を行う(S21).
ステップS8における判定の結果、et<stではなかった場合には、ステップS6で設定したシャッタ速度etが撮像素子6の電子ローリングシャッタの全開となる最短露光時間よりも長く、低速の場合には、本実施形態の特徴であるプリ発光を同期発光する必要がない。このため、第1実施形態と同様に、レリーズ操作(S29)、AF動作(S31)を行った後、同期発光ではなく、通常のプリ発光を1回行う(S33)。この後、本発光時の本発光量の演算を行う(S36)。このときの演算は、通常のプリ発光による測光値を求める以外は、ステップS16における本発光量の演算と同様に行う。
ステップS36における本発光量の演算が終わると、続いて撮影動作を行うと共に、演算された本発光量でストロボ8の発光を行い(S37)、続いて、次の撮影があるか否か判定し、ない場合には撮影終了とする(S21)。
以上、説明したように、本発明の第2実施形態は、プリ発光時の電子シャッタ速度を、本発光時のフォーカルプレーンシャッタ5のシャッタ速度ttより高速な電子シャッタ速度etとしている。このため、プリ発光時の測光値Vpがそのままプリ発光が寄与する測光値とすることができ、演算が簡単になり迅速に演算処理することができる。なお、電子シャッタ速度etのシャッタ速度は、自然光による測光値を無視できる程度となる露光時間となるように設定する。
次に、本発明の第3実施形態について、図7および図8を用いて説明する。本発明の第1及び第2実施形態は、ストロボ8が内蔵されていたが、第3実施形態においては、外部ストロボ9が装着自在となっている。この第3実施形態の構成および動作は、第1実施形態に係わる図2に示した回路ブロック図を、図7に示す回路ブロック図に置き換え、図3に示したフローチャートを図8に示すフローチャートに置き換える以外は、第1実施形態と同様であるので、相違点を中心に説明する。
図7は、第3実施形態の回路ブロック図を示し、図2と異なるのは、カメラ本体内に外部インターフェース(I/F)15に、外部ストロボ9が装着可能な点である。外部IF15は、外部ストロボ9と、発光トリガ信号、充電開始信号、外部ストロボ9の識別信号、発光量データ等の信号の送受信を行うためのインターフェースである。
外部ストロボ9は、通常の閃光発光に加えて、フォーカルプレーンシャッタ5の先幕走行開始から後幕走行終了までの時間、略平坦な発光量で発光を行う、所謂フラット発光(FP)が可能である。
次に、図8を用いて、本発明の第3実施形態の動作について説明する。図3に示したフローと同一の処理を行うステップについては、同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。このフローに入るのは、ストロボ撮影モードの場合であり、ステップS3において、ストロボ撮影モードの設定を行う。
続いて、外部ストロボ9が装着されているか否か、外部I/F15を通じて判定を行う(S4)。判定の結果、外部ストロボ9が装着されていなかった場合には、第1実施形態と同様に、ステップS9からステップS21を実行する。この場合、プリ発光は内蔵ストロボ8において同期発光を行い、本発光量を演算し、この演算された本発光量で内蔵ストロボ8を本発光させる。なお、ステップS7(図3)またはステップS8(図6)の判定を行い、判定結果に応じて、第1実施形態または第2実施形態と同様の処理を行ってもよい。
ステップS4における判定の結果、外部ストロボ9が未装着の場合には、レリーズ操作がなされた否か判定し、レリーズ操作がなされた場合には(S29)、AF動作を行う(S31)。この後、外部ストロボ9によって、フラット(FP)発光によりプリ発光を行う(S34)。フラット発光とするのは、内蔵ストロボ8の場合と異なり、外部ストロボ9の場合には、制御部10とストロボ間の通信にタイムラグが生じ、内蔵ストロボ8の場合と同様な同期発光を行うことが困難なためである。フラット発光を行うことにより、撮像素子6の各光電変換素子列の露光中、一定輝度で外部ストロボ9によるプリ発光を受光することができる。
続いて、プリ発光で得た測光値に基づいて、本発光量の演算を行う(S35A)。ここでの演算は、第1実施形態または第2実施形態と同様にして行う。本発光量の演算が終わると、続いて、撮影動作に入り、外部ストロボ9による本発光を行う(S37)。撮影動作が終わると、次に撮影があるか否かを判定し(S39)、ある場合には、ステップS3に戻り、一方、撮影がない場合には、撮影終了処理を行う(S21)。
以上のように、本発明の第3実施形態によれば、外部ストロボ9を装着した場合には、フラット発光によるプリ発光を行い、このときの測光値に基づいて、本発光量を演算すると共に、外部ストロボ9が未装着の場合には、内蔵ストロボ8によるプリ発光を行って、本発光量を演算し、本発光を制御している。
次に、本発明の第4実施形態について、図9を用いて説明する。第4実施形態は、本発明をレンズシャッタ5aに適用した例である。第1実施形態に係わる図2に示した回路ブロック図とは、フォーカルプレーンシャッタ5がレンズシャッタ5aに置き換わった点、異なっている。レンズシャッタ5aを用いた場合には、フォーカルプレーンシャッタ5と異なり、全シャッタ速度においてストロボ光を照射することが可能である。このため、ステップS7(図3)における、シャッタ全開となる最短露光時間(シャッタ速度)mtminとの比較は必要なくなる。
この第4実施形態においても、第1実施形態と同様に、CMOSイメージセンサ等で構成されるXYアドレス走査型の撮像素子6においても、プリ発光時には同期発光を行い、このときの測光値を用いて、本発光量の演算を行い、本発光の制御を行うことができる。これにより、外光が明るい場合でも高精度の本発光の発光量制御を行うことができる。
以上、説明したように、本発明の各実施形態においては、撮像素子6の最初に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積終了後に、撮像素子6の最後に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積が開始される場合には(S7、S8においてYesの判定)、最初のラインの光電変換素子列の光電荷の開始から、最後の光電変換素子列の光電荷の電荷蓄積終了までの間に、プリ発光を複数回行うようにしている。このため、CMOSイメージセンサのようなXYアドレス走査型撮像素子の駆動にあたって、特別な工夫を行う必要がなく、短い露光時間でも撮像素子のほぼ全面によるプリ発光制御を行うことができ、外光が明るい場合でも、精度の高い本発光量の制御ができる。また、短時間の露光時間内で、プリ発光を行うことができることから、シャッタタイムラグを短くすることができる。
また、同期発光することにより、すべての光電変換素子列の露光量が略同一となるようにプリ発光の発光量が制御される。このため撮像素子6の略全面に対応する光電変換素子からプリ発光時の測光情報を取得することができ、本発光量を高精度に求めることができる。さらに、本発光制御部(制御部10)は、プリ発光による露光量が略同一である光電変換素子列の信号に基づいて本発光量を制御することができ、本発光量を高精度に制御することができる。
さらに、本発明の各実施形態においては、プリ発光時の光電変換素子列の露光時間(露光量)は、撮像素子6のローリングシャッタ(電子シャッタ)によって制御しており、また、本発光時にはフォーカルプレーンシャッタ5による機械的シャッタによって制御している。プリ発光時は電子シャッタであることから、露光量制御は迅速に行うことができ、レリーズタイムラグを短縮することができる。
さらに、本発明の各実施形態においては、フォーカルプレーンシャッタ5による露光量制御時にシャッタ全開となる最短露光時間mtminと、撮像素子6のローリングシャッタ(電子シャッタ)による露光量制御時にシャッタ全開に対応する状態となる最短露光時間stminとの間の関係は、
mtmin<stmin
となっている。
この条件においては、機械式のシャッタ(フォーカルプレーンシャッタ5)の全開最短露光時間mtminよりも長い露光時間の場合には、ストロボ8による閃光発光が可能となる。ただ、ローリングシャッタの全開最短露光時間stminよりも露光時間が短い場合には、全画面について撮像素子6が同時に露光するタイミングがない条件式となっている。このような条件であっても、本実施形態においては、プリ発光を同期発光することにより、略全画面についてプリ発光時に測光を行うことができる。
さらに、本発明の各実施形態(第4実施形態を除く)においては、着脱可能な撮影レンズ1と、フォーカシングスクリーン3およびペンタプリズム4等から構成される光学式ビューファインダと、撮影レンズ1を介して入射する光束を撮像素子6または光学式ビューファインダに導く可動ミラー2を備えており、ストロボ8のプリ発光時は被写体光束を撮像素子6に導く状態(アップ位置)に保持したままプリ発光による露光量制御と、本発光による露光量制御を行うことができる。可動ミラー2をアップ位置のままプリ発光と本発光を行っていることから、レリーズタイムラグを短くすることができる。
なお、本発明の各実施形態においては、デジタルカメラを用いて説明したが、デジタルカメラ以外にも、携帯電話や携帯情報端末(PDA Personal Digital Assist)等に内蔵されるカメラでも勿論構わない。
なお、本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの模式的な要部断面図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの電気系を示す回路ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの動作シーケンス図である。 本発明の第1実施形態において、プリ発光時の露出時間と発行回数を示す図である。 本発明の第2実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの電気系を示す回路ブロック図である。 本発明の第3実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの動作を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係わるデジタルカメラの電気系を示す回路ブロック図である。
符号の説明
1・・・撮影レンズ、2・・・可動ミラー、3・・・フォーカシングスクリーン、4・・・ペンタプリズム、5・・・フォーカルプレーンシャッタ、5a・・・レンズシャッタ、6・・・撮像素子、7・・・撮像部、8・・・ストロボ(内蔵)、9・・・外部ストロボ、10・・・制御部、11・・・画像処理部、12・・・表示部、13・・・メモリカード、14・・・カメラ操作部、15・・・外部I/F

Claims (9)

  1. プリ発光に基づいて本発光における発光量を制御して撮影を行う撮像装置であって、
    複数ラインの光電変換素子をライン毎に所定の露光時間露光しながら、前記光電変換素子に蓄積した信号を前記ライン毎に順次読み出すXYアドレス走査型の撮像素子と、
    前記プリ発光を行うストロボと、
    プリ発光制御時に前記撮像素子の最初に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積終了後に前記撮像素子の最後に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積が開始される場合に、前記最初のラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積開始から前記最後の光電変換素子列の光電荷の蓄積終了までの間に複数回のプリ発光を行うプリ発光制御部と、
    前記複数回のプリ発光による前記撮像素子の出力信号に基づいて、前記本発光における発光量を制御する本発光制御部と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記本発光制御部は、前記プリ発光による露光量が略同一である前記光電変換素子列の信号に基づいて前記本発光における発光量を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記プリ発光制御部は、すべての前記光電変換素子列の露光量が略同一となるようにプリ発光における発光量を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記発光量制御部は、前記プリ発光を行う場合は前記撮像素子の電子フォーカルプレーンシャッタのみで露光量を制御し、前記本発光を行う場合はメカニカルシャッタにより露光量を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記メカニカルシャッタによる露光量制御時にシャッタが全開となる最短の露光時間(全開露光時間)をmtmin、電子フォーカルプレーンシャッタによる露光量制御時に全ての光電変換素子列が同時に露光を行うタイミングを有する最短の露光時間(全開露光時間)をstminとするとき、
    mtmin < stmin
    であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 着脱可能な撮影レンズと、光学式ビューファインダと、前記撮影レンズを介して入射する光束を前記撮像素子又は前記光学式ビューファインダへ導く可動ミラーとを備え、
    前記プリ発光時には前記光束を前記撮像素子に導く状態に保持したままプリ発光による露光量制御及び本発光による露光量制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 外部ストロボを装着可能に構成し、前記外部ストロボ装着時は、前記プリ発光を外部ストロボによって行い、前記プリ発光はFP発光により行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 撮影時のシャッタ速度を設定するシャッタ速度設定手段を有し、
    前記撮像素子は、前記プリ発光時の前記撮像素子の電子フォーカルプレーンシャッタによる露光時間を、前記シャッタ速度設定手段によって設定されたシャッタ速度に対応する露光時間、またはこの露光時間よりも短い露光時間となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. プリ発光に基づいて本発光における発光量を制御して撮影を行う撮像方法であって、
    プリ発光制御時に、複数ラインの光電変換素子をライン毎に所定の露光時間、露光しながら、前記光電変換素子に蓄積した信号を前記ライン毎に順次読み出すXYアドレス走査型の撮像素子の、最初に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積終了時に前記撮像素子の最後に露光するラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積が開始される場合に、前記最初のラインの光電変換素子列の光電荷の蓄積開始から前記最後の光電変換素子列の光電荷の蓄積終了までの間に複数開のプリ発光を行い、前記複数回のプリ発光による前記撮像素子の出力信号に基づいて、前記本発光における発光量を制御することを特徴とする撮像方法。
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