JP2009139553A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

撮像装置および撮像方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009139553A
JP2009139553A JP2007314738A JP2007314738A JP2009139553A JP 2009139553 A JP2009139553 A JP 2009139553A JP 2007314738 A JP2007314738 A JP 2007314738A JP 2007314738 A JP2007314738 A JP 2007314738A JP 2009139553 A JP2009139553 A JP 2009139553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
pulse
light
led
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007314738A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Tanaka
俊幸 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hanwha Techwin Co Ltd
Original Assignee
Samsung Techwin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Techwin Co Ltd filed Critical Samsung Techwin Co Ltd
Priority to JP2007314738A priority Critical patent/JP2009139553A/ja
Priority to KR1020080120696A priority patent/KR20090059043A/ko
Priority to US12/328,985 priority patent/US20090148148A1/en
Publication of JP2009139553A publication Critical patent/JP2009139553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B15/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B15/02Illuminating scene
    • G03B15/03Combinations of cameras with lighting apparatus; Flash units
    • G03B15/05Combinations of cameras with electronic flash apparatus; Electronic flash units
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly

Abstract

【課題】水平ライン間で露光タイミングが異なる場合であっても、パルス発光する発光部からの光を画面全体で均一に照射し、撮影画像のノイズの発生を抑制することが可能な、撮像装置を提供すること。
【解決手段】X−Yアドレス型撮像素子を備え、X−Yアドレス型撮像素子に露光して被写体を撮像する撮像装置であって、撮像操作に連動して、被写体に向けて発光・非発光を繰り返すパルス発光部と、パルス発光部の発光・非発光の1周期をX−Yアドレス型撮像素子への露光時間の1/n(nは1以上の整数)となるように発光制御する発光時間制御部と、を含むことを特徴とする、撮像装置が提供される。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置および撮像方法に関し、より詳細には、X−Yアドレス型撮像素子を備える撮像装置および撮像方法に関する。
コンパクトカメラや一眼レフカメラのような撮像装置においては、被写体を撮像する際に、被写体の光量を補うために被写体を照射するキセノン管を用いた発光装置が広く用いられている。一方、低電圧駆動が可能であり、回路構成が簡単であるLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)をキセノン管の代わりに発光装置として用いることが提案されている。高輝度のLEDの開発が進むにつれ、今後はこのような高輝度のLEDを発光装置として用いた撮像装置の実用化が進むことが考えられる。
発光装置のLEDへの代替が進むと、夜間や暗い屋内等の低照度シーンでの撮影だけでなく、屋外での逆光補正を目的とした日中シンクロとしての活用も期待される。この場合、撮像の際のシャッタ速度は低照度シーンで撮影する場合に比べて速くなる。つまり被写体を露光する露光時間が短くなる。
なお、LEDは常時点灯すると発熱による破損が生じるおそれがあるので、一般には発光・非発光を繰り返すパルス発光が行われる(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開2005−99349号公報 特開2005−73227号公報 特開2006−145877号公報 特開2005−128420号公報
ところで、撮像素子にCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサのように画面全体を同時刻で露光開始および終了するような撮像素子を用いる場合には、画面全体にLEDからの光を均一に照射することができる。一方、撮像素子にCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサのローリングモードのように、水平ラインごとに露光開始および終了のタイミングが異なるようなX−Yアドレス型撮像素子を用いる場合には、パルス発光のタイミングによってはライン間の照射量に差が生じる場合がある。
露光時間がパルス周期に比べて十分長い場合では、水平ラインごとに露光開始および終了のタイミングが異なっていても画面に均一またはほぼ均一にLEDからの光を照射できるが、シャッタ速度が高速になる状況では撮影画像に均一にLEDからの光を照射できずに、被写体を撮影して得られる画像に横筋のノイズが発生してしまい、画像に影響を及ぼしてしまう。シャッタ速度が高速になる状況でLEDをフラッシュとして使用する場合には、シャッタ速度を低速にして絞りを絞れば均一に光を照射できるが、シャッタ速度を低速にした場合には撮影者の手ぶれによって撮影画像がぶれてしまう問題があり、また絞りを絞ると、被写体を照射するためのLEDからの光量がさらに必要となるため、LEDを損傷させてしまう問題もある。
特にシャッタ速度が高速になる状況でパルス発光するLEDを用いたフラッシュを使用すると、CMOSイメージセンサのローリングモードにおいて照度ムラが発生することがあり、照度ムラが発生すると、被写体を撮影して得られる画像に横筋のノイズが発生してしまう。そのため、照度ムラを発生しないようにLEDのパルス発光を制御することが求められる。
また、被写体を照射するフラッシュとしてLEDを使用する場合には、LEDを大光量で発光させる必要があるが、LEDを大光量で発光させようとすると、発光開始の立ち上がり時にオーバーシュートが発生する傾向が見られる。このオーバーシュートの影響が撮影画像のライン間で異なる場合にも照度ムラとなり、画像に横筋のノイズが発生してしまう。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、水平ライン間で露光タイミングが異なる場合であっても、パルス発光する発光部からの光を画面全体で均一に照射し、撮影画像のノイズの発生を抑制することが可能な、新規かつ改良された撮像装置および撮像方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、X−Yアドレス型撮像素子を備え、X−Yアドレス型撮像素子に露光して被写体を撮像する撮像装置であって、撮像操作に連動して、被写体に向けて発光・非発光を繰り返すパルス発光部と、パルス発光部の発光・非発光の1周期をX−Yアドレス型撮像素子への露光時間の1/n(nは1以上の整数)となるように発光制御する発光時間制御部と、を含むことを特徴とする、撮像装置が提供される。
かかる構成によれば、パルス発光部は撮像操作に連動して被写体に向けて発光・非発光を繰り返し、発光時間制御部はパルス発光部の発光・非発光の1周期をX−Yアドレス型撮像素子への露光時間の1/n(nは1以上の整数)となるように発光制御する。その結果、水平ライン間で露光タイミングが異なるX−Yアドレス型撮像素子を用いて被写体の撮像を行う際に、発光部の発光・非発光の1周期を露光時間の1/nとなるように発光制御を行うことで、被写体を撮像して得られる画面全体にパルス発光を行う発光部からの光を均一に照射することができる。
発光時間制御部は、X−Yアドレス型撮像素子の露光タイミングを水平ラインごとに異なるように露光する場合にパルス発光部に対して発光制御してもよい。
発光時間制御部は、露光期間中にパルス発光部に対して発光制御してもよい。また、発光時間制御部は、被写体の撮像に要する露光量に基づいて、パルス発光部に対して発光制御してもよい。
パルス発光部は、同一の、またはそれぞれ異なる波長で発光する複数の発光部でなり、発光時間制御部は、同一の、またはそれぞれ異なる波長で発光する各発光部に対して独立して発光・非発光の1周期を制御してもよい。
発光部は、同一の波長で発光する場合、それぞれ異なる位相で発光してもよい。
発光時間制御部は、X−Yアドレス型撮像素子の露光タイミングを水平ラインごとに異なるように露光する場合に各発光部に対して発光制御してもよい。
発光時間制御部は、露光期間中に各発光部に対して発光制御してもよい。また、発光時間制御部は、被写体の撮像に要する露光量に基づいて、各発光部に対して発光制御してもよい。
発光時間制御部は、各発光部に対して発光・非発光の1周期が異なるように制御してもよい。また、発光時間制御部は、各発光部に対してデューティ比が異なるように制御してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、X−Yアドレス型撮像素子に露光して被写体を撮像する撮像方法であって、撮像操作に連動して、被写体に向けて発光・非発光を繰り返すパルス発光ステップと、パルス発光ステップの発光・非発光の1周期を露光時間の1/n(nは1以上の整数)となるように発光制御する発光時間制御ステップと、を含むことを特徴とする、撮像方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、ライン間で露光タイミングが異なる場合であっても、発光部の発光・非発光の1周期を露光時間の1/n(nは整数)となるように発光制御することで、パルス発光する発光部からの光を画面全体で均一に照射し、撮影画像のノイズの発生を抑制することが可能な、新規かつ改良された撮像装置および撮像方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、パルス発光する発光部の一例であるLEDをフラッシュとして用いた場合に、CCDイメージセンサのように画面全体を同時に露光する撮像素子と、CMOSイメージセンサのローリングモードのように水平ラインごとに露光のタイミングが異なる撮像素子とで画面に照射される光の違いについて説明する。図1は、撮像素子にCCDイメージセンサを用いた場合の露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図であり、図2は、CMOSイメージセンサのローリングモードを用いた場合の露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。
図1に示したように、撮像素子にCCDイメージセンサを用いた場合のように、画面全体を同時に露光する場合に、LEDをフラッシュとして用いる場合には、水平ライン(V Line)間で露光開始・終了のタイミングが同一であるため、画面全体で均一にLEDからの光が照射された状態で画像を得ることができる。なお、VDは垂直同期パルスを示しており、図1および図2の場合において、LEDは単一発光であっても、パルス発光であってもよい。
一方、図2に示したように、CMOSイメージセンサのローリングモードを用いた場合においては、水平ラインごとに露光開始・終了のタイミングが異なる。図3では、水平ライン(V Line)の数を12ラインと仮定し、またLEDの発光周期が露光時間に対して5/12である場合について説明したものである。符号11で示した平行四辺形で囲まれた範囲が露光範囲を表しており、また符号12a〜12eは、LEDのパルス発光によって光が照射される範囲を示している。
このように、水平ラインごとに露光開始・終了のタイミングが異なる場合にパルス発光すると、水平ライン間でLEDからの照射量を積分したLED照射量の積分値(以下、1つの水平ラインにおけるLED照射量の積分値のことを単に「LED照射量」とも称する)に差が出てしまう。図2に示した例においては、一番上の水平ラインと一番下の水平ラインとの間でおよそ1VDの時間差が生じる。そして、LEDの発光周期が露光時間に対して5/12である場合には、水平ライン間のLED照射量に9〜10の間で差が生じる。水平ライン間でLED照射量に差が出てしまうような状態で、例えば白一色の壁のような色が均一の被写体をLEDで照射して撮影すると、図3に示したように輝度ムラによる横筋が生じる。
このような輝度ムラの発生を防ぐために、露光時間中LEDを点灯し続ける方法がある。図4は、露光時間中LEDを点灯し続けて被写体を照射する場合の、露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。図4に示したように、CMOSイメージセンサのローリングモードを用いた場合であっても、全ての水平ラインの露光時間においてLEDを点灯し続けて被写体を照射することにより、ライン間でLED照射量に差は生じなくなる。
しかし、現状ではVD周期は1/30秒〜1/60秒に設定されるのが一般的である。この場合では、LEDを点灯させる時間はおよそ1/15秒〜1/30秒程度必要となる。LEDをこの時間中点灯し続けても損傷が起こらないようにするためには、LEDに流す電流の電流値に制限が大きく、大光量でLEDを発光させることは困難である。
従って、本発明においては、被写体に均一に光を照射するように発光部の発光・非発光の1周期を制御することで、輝度ムラを抑制して横筋の発生を防ぐことを目的とする。以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
続いて、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置、および撮像方法について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について示す説明図である。以下、図5を用いて本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について詳細に説明する。
図5に示したように、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100は、ズームレンズ102と、絞り104と、フォーカスレンズ106と、駆動装置102a、104a、106aと、CMOSイメージセンサ108と、アンプ一体型のCDS(Correlated Double Sampling)回路110と、A/D変換器112と、画像入力コントローラ114と、画像信号処理部116と、圧縮処理部120と、LCD(Liquid Crystal Display)ドライバ122と、LCD124と、制御部128と、操作部132と、メモリ134と、VRAM(Video Random Access Memory)136と、メディアコントローラ138と、記録メディア140と、モータドライバ142a、142b、142cと、スイッチ154と、LEDドライバ156と、LED158と、を含んで構成される。
ズームレンズ102は、駆動装置102aによって光軸方向に前後して移動させることで焦点距離が連続的に変化するレンズであり、被写体の大きさを変化して撮影する。絞り104は、画像を撮影する際に、駆動装置104aによって、CMOSイメージセンサ108に入ってくる光量を調節する。フォーカスレンズ106は、駆動装置106aによって光軸方向に前後して移動させることで被写体のピントを調節するものである。本実施形態では、フォーカスレンズ106を遠距離から近距離に駆動させながら、複数の露光時間で露光制御することで合焦評価値を得る。
本実施形態においては、ズームレンズ102およびフォーカスレンズ106は1枚のみ示しているが、ズームレンズ102の枚数は2枚以上であってもよく、フォーカスレンズ106の枚数も2枚以上であってもよい。
CMOSイメージセンサ108は、本発明のX−Yアドレス型撮像素子の一例であり、ズームレンズ102、絞り104およびフォーカスレンズ106から入射された光を電気信号に変換するための素子である。本実施形態においては電子シャッタによって入射光を制御して、電気信号を取り出す時間を調節しているが、メカシャッタを用いて入射光を制御して、電気信号を取り出す時間を調節してもよい。
CDS回路110は、CMOSイメージセンサ108から出力された電気信号の雑音を除去する、サンプリング回路の一種であるCDS回路と、雑音を除去した後に電気信号を増幅するアンプとが一体となった回路である。本実施形態ではCDS回路とアンプとが一体となった回路を用いて撮像装置100を構成しているが、CDS回路とアンプとを別々の回路で構成してもよい。
A/D変換器112は、CMOSイメージセンサ108で生成された電気信号をデジタル信号に変換して、画像の生データを生成するものである。
画像入力コントローラ114は、A/D変換器で生成された画像の生データのメモリ134への入力を制御するものである。
画像信号処理部116は、CMOSイメージセンサ108から得られる画像の生データに対して、光量のゲイン補正やホワイトバランスを調整するものである。画像信号処理部116は、本発明の露光データ取得部としての機能を有しており、撮影した画像の露光データを取得する。露光データには合焦評価値(AF評価値)やAE(Auto Exposure;自動露光)評価値を含んでおり、画像信号処理部116において合焦評価値やAE評価値を算出する。
圧縮処理部120は、画像信号処理部116で光量のゲイン補正やホワイトバランスの調整が行われた画像を、適切な形式の画像データに圧縮する。画像の圧縮形式は可逆形式であっても非可逆形式であってもよい。適切な形式の例として、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式やJPEG2000形式に変換してもよい。
LCD124は、撮影操作する前のライブビュー表示や、撮像装置100の各種設定画面や、撮影した画像を表示する。画像データや撮像装置100の各種情報のLCD124への表示は、LCDドライバ122を介して行われる。
制御部128は、CMOSイメージセンサ108やCDS回路110などに対して信号系の命令を行ったり、操作部132の操作に対する操作系の命令を行ったりする。本実施形態においては、制御部を1つだけ含んでいるが、信号系の命令と操作系の命令とを別々の制御部で(例えば、CPUとDSPに分けて)行うようにしてもよい。
操作部132は、撮像装置100の操作を行ったり、撮影時の各種の設定を行ったりするための部材が配置されている。操作部132に配置される部材には、電源ボタン、撮影モードや撮影ドライブモードの選択および効果パラメータを設定する十字キーおよび選択ボタン、被写体の撮影動作を開始するシャッタボタン等を含んでいてもよい。
メモリ134は、撮影した画像を一時的に記憶するものである。メモリ134は、複数の画像を記憶できるだけの記憶容量を有している。メモリ134への画像の読み書きは画像入力コントローラ114によって制御される。メモリ134としては、例えば、図5に示したようにSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を用いてもよい。
VRAM136は、LCD124に表示する内容を保持するものであり、LCD124の解像度や最大発色数はVRAM136の容量に依存する。
記録メディア140は、画像記録部の一例であり、撮影した画像や画像合成部118で合成した画像を記録するものである。記録メディア140への入出力は、メディアコントローラ138によって制御される。記録メディア140には、フラッシュメモリにデータを記録するカード型の記憶装置であるメモリカードを用いることができる。
モータドライバ142a、142b、142cはズームレンズ102、絞り104およびフォーカスレンズ106を動作させる駆動装置102a、104a、106aを制御する。モータドライバ142a、142b、142cを介してズームレンズ102、絞り104およびフォーカスレンズ106を動作させることで、被写体の大きさや光の量、ピントを調節する。
スイッチ154は、制御部128から送られるパルスのHIGH・LOW状態に基づいてオン・オフを行って、LEDドライバ156からLED158への電流の供給を制御するものである。LEDドライバ156は、LED158に対して電流を供給するものである。LED158は、本発明の発光部の一例であり、LEDドライバ156からの電流の供給を受けて発光するものである。そして、LED158の発光タイミングはスイッチ154のオン・オフによって制御される。
なお、スイッチ154にはパルスのHIGH・LOW状態でオン・オフが切り替わるようなトランジスタを用いてもよく、LEDドライバ156は定電圧を出力するように動作するものであってもよく、定電力で動作するものであってもよい。また、LED158は、同一の色を発するものを1つだけ設けてもよく、同一の色を発するものを複数設けてもよい。さらに、本発明の撮像装置は異なる色で発光するLEDをさらに設けてもよく、その場合にはスイッチ154を色ごとに複数設けてもよい。
上述した制御部128は、タイミングジェネレータ(TG)144と、適正AE算出部146と、露光制御部148と、LEDパルス仕様決定部150と、AWB(Auto White Balance)決定部151と、PWM152と、を含んで構成される。
タイミングジェネレータ144は、CMOSイメージセンサ108にタイミング信号を入力する。タイミングジェネレータ144からのタイミング信号によりシャッタ速度が決定される。つまり、タイミングジェネレータ144からのタイミング信号によりCMOSイメージセンサ108の駆動が制御され、CMOSイメージセンサ108が駆動する時間内に被写体からの映像光を入射することで、画像データの基となる電気信号が生成される。
適正AE算出部146は、撮像装置100で自動露光を行い、EV(Exposure Value)値を取得する。取得したEV値に基づいて、適正な露光時間およびシャッタ速度の組が決まる。EV値は、絞り値がF1、シャッタ速度が1秒の時に適切な露出が得られる光量をEV=0とし、絞り値やシャッタ速度を変化させることでEV値が変化する。EV値は、Fを絞り値、Tをシャッタ速度として、EV=log(F/T)で求めることができる。従って、同じ絞り値ではシャッタ速度が高速になればなる程、EV値が上昇し、同じシャッタ速度では絞り値を大きくすればする程、EV値が上昇する。
露光制御部148は、適正AE算出部146で算出した露光時間に基づいて、被写体を撮影する際の露光時間を決定する。決定した露光時間に基づいて、被写体からの映像光のCMOSイメージセンサ108への入射時間を制御する。
LEDパルス仕様決定部150は、本発明の発光時間制御部の一例であり、LED158を発光させるためにスイッチ154をオン・オフするパルスの仕様を決定するものである。LEDパルス仕様決定部150では、パルスの仕様を、適正AE算出部146で取得したEV値やAWB決定部151で決定する適切な色状態に基づいて決定する。PWM152は、LEDパルス仕様決定部150で決定されたパルスの仕様に基づいて、スイッチ154に対して出力するパルス幅を制御するものである。
以上、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置100の構成について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかるパルス仕様決定方法について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態にかかる、LEDパルス仕様決定部150におけるパルス仕様決定方法について説明する流れ図である。以下、図6を用いて本発明の第1の実施形態にかかる、LEDパルス仕様決定部150におけるパルス仕様決定方法について説明する。
LEDパルス仕様決定部150においてパルスの仕様を決定するには、まず被写体の撮影に必要な露出時間(シャッタ速度)を入手する(ステップS102)。被写体の撮影に必要な露出時間は、適正AE算出部146が取得する。被写体の撮影に必要な露出時間を入手すると、続いてLED158の必要発光量を入手する(ステップS104)。異なる波長で発光するLED、つまり異なる色で発光するLEDが複数存在する場合には、各色についてLED158の必要発光量を入手する。
LED158の必要発光量の入手が完了すると、続いて、LED1個あたりの必要発光量を算出する(ステップS106)。異なる色で発光するLEDが複数存在する場合には、LED1個あたりの必要発光量を色別に算出する。
LED1個あたりの必要発光量の算出が完了すると、続いて、LEDパルス仕様決定部150でパルスの仕様を決定するが、パルスの仕様の決定前に、まず同じ色で発光するLED158が複数存在するかどうか確認する(ステップS108)。同じ色で発光するLED158が複数存在する場合には、色ごとにLED158をグループ化し(ステップS110)、LEDパルス仕様決定部150においてグループ単位でパルス仕様(例えば、パルス周波数、デューティ比、および1パルスあたりの発光量)を決定する(ステップS112)。一方、同じ色で発光するLED158が1つだけである場合には、LEDパルス仕様決定部150において色単位でパルス仕様(例えば、パルス周波数、デューティ比、および1パルスあたりの発光量)を決定する(ステップS114)。
そして、上記ステップS112およびステップS114でLEDパルス仕様決定部150が決定したパルスの仕様をLEDドライバ156に転送する(ステップS116)。LEDパルス仕様決定部150が決定したパルスの仕様の転送を受けたLEDドライバ156は、仕様に基づいてLED158の発光を制御する。本実施形態においては、LEDパルス仕様決定部150で決定されたパルスによってスイッチ154のオン・オフを繰り返すことで、LEDドライバ156からLED158への電流の供給を制御することになる。
本発明においては、パルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/n(nは1以上の整数)とすることで、各水平ラインにおけるLED158の照射量の積分量を一定にする。パルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nにして、各水平ラインにおけるLED158の照射量の積分量を一定とすることで、被写体を撮影して得られる画像における横筋のノイズの発生を防ぐことが出来る。なお、パルス周期の決定の際には、撮像装置100が要求する光量の獲得、LED158の耐久性(破壊や劣化を起こさない1パルスあたりの発光量、周波数)、発光効率の最適化(消費電力が少なくなるようなデューティ比や1パルスあたりの発光量を選択)等を考慮して、最終的にパルス周期を決定してもよい。
以下において、LED158のパルス発光の周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nに設定した場合の露光時間とLED158のパルス発光との関係について、例を挙げて説明する。
図7〜図11は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置において、LED158のパルス発光の周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nに設定した場合の露光時間とLED158のパルス発光との関係について示す説明図である。図7〜図11は、いずれも1つの水平ラインの露光時間がVD周期と一致している場合について示したものである。また、水平ラインの数はいずれも12本と仮定して説明するが、本発明においては水平ラインの数はかかる例に限られないことは言うまでもない。また、設定するパルスの周期やデューティ比はかかる例に限られないことも言うまでもなく、LED158のパルス発光の周期がCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nとなるように設定すればデューティ比は図7〜図11に示したもの以外のパターンを設定可能である。
まず図7を用いて説明すると、図7では、パルスの周期を露光時間の1/6となるように設定している。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも6となり、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていることが分かる。
図8では、パルスの周期を露光時間の1/3となるように設定している。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも3となり、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていることが分かる。また、図9では、図8と同様にパルスの周期を露光時間の1/3となるように設定しているが、デューティ比が図8とは異なっている。この場合であっても、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも9となり、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていることが分かる。
図10では、パルスの周期を露光時間の1/4となるように設定している。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも8となり、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていることが分かる。図11では、パルスの周期を露光時間の1/2となるように設定している。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも10となり、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていることが分かる。
このように、1つの水平ラインの露光時間がVD周期と一致している場合に、LED158のパルス発光の周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nに設定したときは、画面全体に均一にLED158からの光が照射されることになる。画面全体に均一にLED158からの光が照射されることで、撮影される画像の輝度ムラを抑制して横筋の発生を防ぐことができる。
図12〜図16は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置100において、LED158のパルス発光の周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nに設定した場合の露光時間とLED158のパルス発光との関係について示す説明図である。図12〜図16は、いずれも1つの水平ラインの露光時間がVD周期未満である場合について示したものである。ここでも、上記と同様に水平ラインの数はいずれも12本と仮定して説明するが、本発明においては水平ラインの数はかかる例に限られないことは言うまでもない。また、設定するパルスの周期やデューティ比はかかる例に限られないことも言うまでもなく、LED158のパルス発光の周期がCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nとなるように設定すればデューティ比は図12〜図16に示したもの以外のパターンを設定可能である。
まず図12を用いて説明すると、図12では、パルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/1となるように設定している。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも1となり、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていることが分かる。また、図13では、図12と同様にパルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/1となるように設定しているが、デューティ比が図12とは異なっている。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも1となり、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていることが分かる。さらに、図14でも、図12および図13と同様にパルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/1となるように設定しているが、デューティ比が図12および図13とは異なっている。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも2となり、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていることが分かる。
図15では、パルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/2となるように設定している。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも1となり、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていることが分かる。図16では、パルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/3となるように設定している。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも4となり、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていることが分かる。
このように、1つの水平ラインの露光時間がVD周期未満である場合であっても、LED158のパルス発光の周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nに設定したときは、画面全体に均一にLED158からの光が照射されることになる。画面全体に均一にLED158からの光が照射されることで、撮影される画像の輝度ムラを抑制して横筋の発生を防ぐことができる。
次に、LED158のパルス発光の周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間のk/n(kは2以上の整数であり、nの倍数ではないもの)に設定した場合の露光時間とLED158のパルス発光との関係について、例を挙げて説明する。
図17〜図19は、LED158のパルス発光の周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間のk/nに設定した場合の露光時間とLED158のパルス発光との関係について示す説明図である。図17では、パルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の4/3となるように設定している。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値は水平ライン間で2〜2.5の間で異なっており、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていないことが分かる。
また、図18では、パルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の3/4となるように設定している。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値は水平ライン間で1〜1.5の間で異なっており、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていないことが分かる。図19では、パルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の3/2となるように設定している。その結果、この場合においても各水平ラインに対する照射量の積分値は水平ライン間で1〜1.5の間で異なっており、画面全体に均一にLED158からの光が照射されていないことが分かる。
従って、LED158のパルス発光の周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nではなくk/nに設定した場合では、各水平ラインに対する照射量の積分値は水平ライン間で異なるため、画面全体に均一にLED158からの光を照射できないことが分かる。
なお、異なる波長で発光するLEDを複数組み合わせてフラッシュを構成した場合であっても、各LEDのパルス発光の周期の決定方法は、上述のように露光時間の1/nに設定することで、画面全体に複数のLEDからの光を照射できる。図20は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置100において、異なる3つの波長で発光するLED158のパルス発光の周期を、それぞれ露光時間の1/nとなるように設定した場合の露光時間とLED158のパルス発光との関係について示す説明図である。図20は、1つの水平ラインの露光時間がVD周期と一致している場合について示したものである。また、水平ラインの数はいずれも12本と仮定して説明するが、本発明においては水平ラインの数はかかる例に限られないことは言うまでもない。また、設定するパルスの周期やデューティ比はかかる例に限られないことも言うまでもなく、各LEDのパルス発光の周期が1水平ラインあたりの露光時間の1/nとなるように設定すればデューティ比は図20に示したもの以外のパターンを、それぞれ独立して設定可能である。
図20では、赤色で発光するLEDをLED1、緑色で発光するLEDをLED2、青色で発光するLEDをLED3とし、それぞれパルス発光の周期がCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/4、1/3、1/2となるように設定した場合について示している。その結果、各水平ラインに対するLED1からの照射量の積分値は8、LED2からの照射量の積分値は3、LED3からの照射量の積分値は10となり、いずれのLEDから発光される光も画面全体に均一に照射されていることが分かる。
なお、各LEDのパルス発光の周期は、撮像装置100を用いて撮影する撮影環境や、撮像装置100のCMOSイメージセンサ108の分光特性などを鑑みて、ホワイトバランスの演算に有利となるように色ごとの積分値を決定することが好ましい。
以上、本発明の第1の実施形態にかかる、LEDパルス仕様決定部150におけるパルス仕様決定方法について説明した。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、CMOSイメージセンサのローリングモードのように、ライン間で露光タイミングが異なる撮像素子を用いる場合であっても、LEDのパルス発光の周期を1水平ラインあたりの露光時間の1/nとなるように設定することで、パルス発光する発光部からの光を画面全体で均一に照射することができる。そして、パルス発光する発光部からの光を画面全体で均一に照射できるので、撮影画像のノイズの発生を抑制することが可能となる。さらに、全ての水平ラインを露光している間、常にLEDを発光させる必要が無いので、LEDの損傷を抑えたり、LEDをフラッシュとして使用した場合でも大きな光量で被写体を照射したりすることが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第1の実施形態では、同一の波長で発光するLEDを1つ設けてLEDのパルス発光の周期を1水平ラインあたりの露光時間の1/nとなるように設定する、撮像装置および撮像方法について説明した。しかし、同一の波長で発光するLEDが1つだけでは、被写体を照射するために十分な光量が得られない場合が考えられる。そこで、本発明の第2の実施形態では、同一の波長で発光するLEDを複数個用意してフラッシュとして用いて、被写体を照射する撮像装置および撮像方法について説明する。
本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置100と比較して、LEDを複数設けている点を除いて構成はほぼ同一であるため詳細な説明は省略する。以下では、本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置において、複数のLEDのパルス発光の周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nに設定した場合の露光時間とLEDのパルス発光との関係について説明する。
図21は、本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置において、複数のLEDのパルス発光の周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nに設定した場合の露光時間とLEDのパルス発光との関係について説明する説明図である。図21では、1つの水平ラインの露光時間がVD周期未満である場合について示したものであるが、本発明はかかる例に限られず、1つの水平ラインの露光時間がVD周期と同一であってもよい。ここでも、上記と同様に水平ラインの数はいずれも12本と仮定して説明するが、本発明においては水平ラインの数はかかる例に限られないことは言うまでもない。また、設定するパルスの周期やデューティ比はかかる例に限られないことも言うまでもなく、LEDのパルス発光の周期がCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/nとなるように設定すればデューティ比は図21に示したもの以外のパターンを設定可能である。
図21を用いて説明すると、図12では、各LEDのパルスの周期をCMOSイメージセンサ108への露光時間の1/1となるように設定している。そして、それぞれのLEDを同一のタイミングで発光させるように駆動すると、瞬間的に流れる電流値が一気に高まるため、スイッチ154やLEDドライバ156にかかる負荷が大きくなる。そのため、各LED間のパルス発光の位相をずらすことで流れる電流値を平均化し、回路への負担を軽減させてもよい。その結果、各水平ラインに対する照射量の積分値はいずれも3となり、画面全体に均一にLEDからの光が照射されていることが分かる。
なお、1パルスあたりの発光量を多くすると、図22に示したように、発光量はパルス波形のような矩形にはならず、立ち上がり時にオーバーシュートが発生するおそれがある。このオーバーシュートによるムラを軽減するためには、露光時間に対するパルス周期を短くすること以外にも、複数のLEDをグループ分けして、グループ間で位相をずらして発光制御を行ってもよい。複数のLEDをグループ分けして、グループ間で位相をずらして発光制御することで、画面全体にオーバーシュートの影響を分散させることができる。
また、この本発明の第2の実施形態では、同一波長で発光する複数のLEDをフラッシュとして用いたが、同一波長で発光する複数のLEDを一つのLED群として、それぞれ異なる波長で発光する複数のLED群をフラッシュとして用いた場合でも、同じように各LEDの発光タイミングをずらすことで画面全体に均一にLEDからの光を照射することができる。なお、この場合にはLED群単位で独立して発光制御を行ってもよい。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、CMOSイメージセンサのローリングモードのように、ライン間で露光タイミングが異なる撮像素子を用いる場合であっても、同一波長で発光する複数のLEDのパルス発光の周期を1水平ラインあたりの露光時間の1/nとなるように設定し、LED間でパルスの位相をずらして発光することで、パルス発光する発光部からの光を画面全体で均一に照射することができる。そして、パルス発光する発光部からの光を画面全体で均一に照射できるので、撮影画像のノイズの発生を抑制することが可能となる。さらに、全ての水平ラインを露光している間、常にLEDを発光させる必要が無いので、LEDの損傷を抑えたり、LEDをフラッシュとして使用した場合でも大きな光量で被写体を照射したりすることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、制御部128とLEDドライバ156との間に通信機能を設け、制御部128から予め送られた指示に基づき、LEDドライバ156は複数の発光パターンを生成して出力してもよい。そして、この場合には、スイッチ154はLED158の発光の開始と終了のみの制御を行ってもよい。
また例えば、上記実施形態では全ての水平ラインを一度に同時に露光できる期間が存在しない場合について説明したが、VDの周期が短くなると、手ブレを起こしにくいシャッタ速度でも全ての水平ラインを一度に同時に露光できる期間が存在する場合も考えられる。この場合には、全ての水平ラインを一度に同時に露光できる期間においてLEDからの発光量が十分確保できると判断したときは、当該期間においてLEDから発光するように発光制御を行い、LEDからの発光量が十分確保できないと判断したときは、上記実施形態にようにLEDの発光時間を制御してもよい。
本発明は、撮像装置および撮像方法に適用可能であり、特にX−Yアドレス型撮像素子を備え、LEDのようにパルス発光する発光手段をフラッシュとして用いる撮像装置および撮像方法に適用可能である。
撮像素子にCCDイメージセンサを用いた場合の露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 CMOSイメージセンサのローリングモードを用いた場合の露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 水平ラインごとに露光開始・終了のタイミングが異なる場合について説明する説明図である。 露光時間中LEDを点灯し続けて被写体を照射する場合の、露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる、LEDパルス仕様決定部150におけるパルス仕様決定方法について説明する流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 LEDのパルス発光の周期を露光時間のk/nに設定した場合の露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 LEDのパルス発光の周期を露光時間のk/nに設定した場合の露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 LEDのパルス発光の周期を露光時間のk/nに設定した場合の露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置における露光時間とLEDのパルス発光との関係について示す説明図である。 1パルスあたりの発光量を多くした場合に生じるオーバーシュートの例について示す説明図である。
符号の説明
100 撮像装置
102 ズームレンズ
104 絞り
106 フォーカスレンズ
102a、104a、106a 駆動装置
108 CMOSイメージセンサ
110 CDS回路
112 A/D変換器
114 画像入力コントローラ
116 画像信号処理部
120 圧縮処理部
122 LCDドライバ
124 LCD
128 制御部
132 操作部
134 メモリ
136 VRAM
138 メディアコントローラ
140 記録メディア
144 タイミングジェネレータ
146 適正AE算出部
148 露光制御部
150 LEDパルス仕様決定部
151 AWB決定部
152 PWM
154 スイッチ
156 LEDドライバ
158 LED

Claims (12)

  1. X−Yアドレス型撮像素子を備え、前記X−Yアドレス型撮像素子に露光して被写体を撮像する撮像装置であって、
    撮像操作に連動して、前記被写体に向けて発光・非発光を繰り返すパルス発光部と、
    前記パルス発光部の発光・非発光の1周期を前記X−Yアドレス型撮像素子への露光時間の1/n(nは1以上の整数)となるように発光制御する発光時間制御部と、
    を含むことを特徴とする、撮像装置。
  2. 前記発光時間制御部は、前記X−Yアドレス型撮像素子の露光タイミングを水平ラインごとに異なるように露光する場合に前記パルス発光部に対して発光制御することを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記発光時間制御部は、露光期間中に前記パルス発光部に対して発光制御することを特徴とする、請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記発光時間制御部は、前記被写体の撮像に要する露光量に基づいて、前記パルス発光部に対して発光制御することを特徴とする、請求項1または2に記載の撮像装置。
  5. 前記パルス発光部は、同一の、またはそれぞれ異なる波長で発光する複数の発光部でなり、
    前記発光時間制御部は、同一の、またはそれぞれ異なる波長で発光する各前記発光部に対して独立して発光・非発光の1周期を制御することを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  6. 各前記発光部は、同一の波長で発光する場合、それぞれ異なる位相で発光することを特徴とする、請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記発光時間制御部は、前記X−Yアドレス型撮像素子の露光タイミングを水平ラインごとに異なるように露光する場合に各前記発光部に対して発光制御することを特徴とする、請求項5または6に記載の撮像装置。
  8. 前記発光時間制御部は、露光期間中に各前記発光部に対して発光制御することを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記発光時間制御部は、被写体の撮像に要する露光量に基づいて、各前記発光部に対して発光制御することを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 前記発光時間制御部は、各前記発光部に対して発光・非発光の1周期が異なるように制御することを特徴とする、請求項5または6に記載の撮像装置。
  11. 前記発光時間制御部は、各前記発光部に対してデューティ比が異なるように制御することを特徴とする、請求項5または6に記載の撮像装置。
  12. X−Yアドレス型撮像素子に露光して被写体を撮像する撮像方法であって、
    撮像操作に連動して、前記被写体に向けて発光・非発光を繰り返すパルス発光ステップと、
    前記パルス発光ステップの発光・非発光の1周期を露光時間の1/n(nは1以上の整数)となるように発光制御する発光時間制御ステップと、
    を含むことを特徴とする、撮像方法。
JP2007314738A 2007-12-05 2007-12-05 撮像装置および撮像方法 Pending JP2009139553A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007314738A JP2009139553A (ja) 2007-12-05 2007-12-05 撮像装置および撮像方法
KR1020080120696A KR20090059043A (ko) 2007-12-05 2008-12-01 촬상장치 및 촬상방법
US12/328,985 US20090148148A1 (en) 2007-12-05 2008-12-05 Photographing apparatus and photographing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007314738A JP2009139553A (ja) 2007-12-05 2007-12-05 撮像装置および撮像方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009139553A true JP2009139553A (ja) 2009-06-25

Family

ID=40721793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007314738A Pending JP2009139553A (ja) 2007-12-05 2007-12-05 撮像装置および撮像方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20090148148A1 (ja)
JP (1) JP2009139553A (ja)
KR (1) KR20090059043A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017158828A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 アルプス電気株式会社 照明撮像装置および視線検出装置
CN111095911A (zh) * 2017-09-15 2020-05-01 富士胶片株式会社 摄像控制装置、摄像装置、摄像控制方法及摄像控制程序

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8922708B2 (en) 2009-05-07 2014-12-30 Nokia Corporation Apparatus methods and computer readable storage mediums for exposure control
US20240073517A1 (en) * 2022-08-29 2024-02-29 Cisco Technology, Inc. Power reduction for leds based on infrared pulsing

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003186087A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Olympus Optical Co Ltd カメラ
JP2006201766A (ja) * 2006-01-06 2006-08-03 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及びそのストロボ制御方法
JP2009055287A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Olympus Imaging Corp 撮像装置及び撮像方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4288553B2 (ja) * 2000-07-25 2009-07-01 富士フイルム株式会社 カメラのストロボ装置
JP2002359774A (ja) * 2001-03-30 2002-12-13 Fuji Photo Film Co Ltd 電子カメラ
FI111417B (fi) * 2001-06-01 2003-07-15 Nokia Corp Digitaalikameran salamavalon ohjaus
TW589862B (en) * 2001-12-11 2004-06-01 Pixart Imaging Inc Image capturing device and method
JP2005150774A (ja) * 2002-12-27 2005-06-09 Casio Comput Co Ltd 照明装置及び撮像装置
JP2005236513A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Fujinon Corp 撮像装置
US7400826B2 (en) * 2005-08-29 2008-07-15 Avago Technologies Ecbu Ip Pte Ltd Imaging device and method for producing a flash of light with pulsing
US7664387B2 (en) * 2006-09-01 2010-02-16 Nokia Corporation Exposure time selection in a transmission apparatus with a camera
CN101513105A (zh) * 2006-09-25 2009-08-19 飞思卡尔半导体公司 移动通信设备、控制器和用于控制移动通信设备的方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003186087A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Olympus Optical Co Ltd カメラ
JP2006201766A (ja) * 2006-01-06 2006-08-03 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及びそのストロボ制御方法
JP2009055287A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Olympus Imaging Corp 撮像装置及び撮像方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017158828A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 アルプス電気株式会社 照明撮像装置および視線検出装置
CN111095911A (zh) * 2017-09-15 2020-05-01 富士胶片株式会社 摄像控制装置、摄像装置、摄像控制方法及摄像控制程序
US10735662B2 (en) 2017-09-15 2020-08-04 Fujifilm Corporation Imaging control device, imaging apparatus, imaging control method, and imaging control program
CN111095911B (zh) * 2017-09-15 2021-04-20 富士胶片株式会社 摄像控制装置、摄像装置、摄像控制方法及记录介质

Also Published As

Publication number Publication date
KR20090059043A (ko) 2009-06-10
US20090148148A1 (en) 2009-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7746405B2 (en) Illumination apparatus, imaging apparatus and irradiation method for an imaging apparatus comprising light emitting diodes which are duty-driven during an imaging period of a frame period
JP2006352723A (ja) 撮像装置、撮像システムおよび同期方法
JP4168617B2 (ja) 撮像装置用閃光装置、閃光装置付撮像装置及び撮像方法
JP4971190B2 (ja) Ledフラッシュ制御
JP5098639B2 (ja) 撮影用照明装置およびカメラ
JP2005354155A (ja) 動画撮像装置
KR20100059670A (ko) 촬상장치 및 촬상방법
JP2010074618A (ja) 撮影装置および方法
KR20100066855A (ko) 촬상 장치 및 촬상 방법
US8233788B2 (en) Illumination device for photography and photographic device
JP2009139553A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5943561B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP3797136B2 (ja) 閃光装置の設定方法
JP4374863B2 (ja) 撮像装置
US8681263B2 (en) Imager capturing an image with a rolling shutter using flicker detection
US7400356B2 (en) Lighting control apparatus
JP2008046654A (ja) カメラ及びカメラの撮影方法
JP2005167465A (ja) デジタルカメラ及びデジタルカメラの撮像方法
JP2006013884A (ja) カメラ
JP2007047544A (ja) ストロボ装置
JP5047465B2 (ja) 携帯機器用デジタルカメラ
JP2005352252A (ja) カメラ
JP2009081607A (ja) 撮像装置及び撮像装置における手ブレ補正方法
JP2009094742A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2006115176A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090811

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20101005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130312