JP2006013884A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 赤外光撮像によりスルー画を撮像する場合であっても白キズの少ない静止画を得ることができるようにすること。
【解決手段】 輝度判定部60は、被写体の明るさを検出して該被写体が低照度の状態か否かを判定する。メイン制御部62は、被写体が低照度の場合、可視光撮像用のCCD32を停止させるとともに、赤外光撮像用のCCD36を動作させて、スルー画をモニタ54に表示させる。あるいは、メイン制御部62は、被写体が低照度の場合、赤外光撮像用のCCD36及び可視光撮像用のCCD32を交互に繰り返し動作させて、赤外光撮像用のCCD36で撮像して得られた輝度信号と可視光撮像用のCCD32で撮像して得られた色差信号とを合成することにより得られたスルー画をモニタ54に表示させる。
【選択図】 図1

Description

本発明はカメラに係り、特に静止画の撮影前にスルー画を表示可能なカメラに関する。
従来、被写体が低照度の場合、赤外光撮像により被写体を撮像してスルー画を表示するようにしたものが知られている。
例えば、特許文献1に記載されたものは、低照度撮影モードがユーザによって設定された場合、シャッタボタンが半押しされると、赤外光除去フィルタを光路外に退避させて被写体に赤外光を照射し、CCD(Charge Coupled Device)により被写体を連続的に撮像して表示する。一方で、シャッタボタンが全押しされると、赤外光除去フィルタを光路内に挿入して被写体に可視光の閃光を照射し、同一のCCDにより被写体の静止画を撮像するようになっている。
特開2003−57532号公報
しかし、同一のCCDを長時間駆動しているとCCDの温度上昇により白キズを持った静止画が記録されることになる。
特許文献1に記載されたものは、赤外光撮像でスルー画を表示させた場合、そのスルー画の撮像のために駆動されたCCDが静止画の撮影にも用いられるので、ユーザが低照度撮影モードを設定して長時間スルー画を表示させるような使い方をすると、CCDの温度上昇により白キズを持った静止画を出力しやすいことになる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、赤外光撮像によりスルー画を撮像する場合であっても白キズの少ない静止画を得ることができるカメラを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被写体を連続的に撮像したスルー画を静止画の撮影前に予め表示可能なカメラにおいて、赤外光に感度を有する赤外光撮像手段と、赤外光に感度を有しない可視光撮像手段と、被写体の明るさを検出して該被写体が低照度の状態か否かを判定する判定手段と、被写体が低照度の場合、スルー画の表示時には前記可視光撮像手段を停止させるとともに前記赤外光撮像手段を動作させる一方で、静止画の撮影時には前記赤外光撮像手段を停止させるとともに前記可視光撮像手段を動作させる制御手段と、前記赤外光撮像手段により得られたスルー画を表示する表示手段を備えた構成となっている。
この構成によって、被写体が低照度であるか否かが判定されて、被写体が低照度の場合、スルー画の表示時には可視光撮像手段が停止して赤外光撮像手段が動作し、静止画の撮影時には赤外光撮像手段が停止して可視光撮像手段が動作するので、静止画の撮影に用いる可視光撮像手段が長時間連続動作することがなく、赤外光撮像でスルー画を長時間表示させる場合であっても白キズの少ない静止画を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、被写体を連続的に撮像したスルー画を静止画の撮影前に予め表示可能なカメラにおいて、赤外光に感度を有する赤外光撮像手段と、赤外光に感度を有しない可視光撮像手段と、可視光を発光する可視光源と、被写体が低照度の場合、スルー画の表示時には前記赤外光撮像手段及び前記可視光撮像手段を交互に繰り返し動作させるとともに該可視光撮像手段の露光期間に前記可視光源を発光させる一方で、静止画の撮影時には前記赤外光撮像手段を停止させるとともに前記可視光源を発光させて前記可視光撮像手段を動作させる制御手段と、前記被写体が低照度の場合のスルー画の表示時に、前記赤外光撮像手段で撮像して得られた輝度信号と前記可視光撮像手段で撮像して得られた色差信号とを合成してスルー画を生成する信号処理手段と、生成されたスルー画を表示する表示手段を備えた構成となっている。
この構成によって、被写体が低照度の場合のスルー画の表示時に可視光撮像手段が間欠的に動作するので、静止画の撮影に用いる可視光撮像手段が長時間連続動作することがなく、赤外光撮像でスルー画を長時間表示させる場合であっても白キズの少ない静止画を得ることができる。しかも、被写体が低照度の場合のスルー画の表示時に、赤外光撮像手段で撮像して得られた輝度信号と前記可視光撮像手段で撮像して得られた色差信号とが合成されてスルー画が生成されるので、カラーのスルー画が表示されることになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記被写体が低照度の場合のスルー画の表示時に、前記可視光撮像手段で得られた輝度信号に基づいて少なくとも露光調整及び焦点位置調整の何れか一方を行う調整手段を更に備えた構成となっている。
この構成によって、スルー画の表示時に可視光撮像手段が間欠的に動作している間に露光又は焦点位置が調節されることになる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、前記制御手段は、前記被写体が低照度の場合のスルー画の表示時に、前記可視光撮像手段の露光期間と前記赤外光撮像手段の露光期間とを等間隔にして前記赤外光撮像手段及び前記可視光撮像手段を交互に動作させる構成となっている。
被写体が低照度の場合のスルー画表示時の可視光源としては、例えば白色発光ダイオードを用いる。
請求項5に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、前記制御手段は、前記被写体が低照度の場合のスルー画の表示時に、前記可視光撮像手段の露光期間を前記赤外光撮像手段の露光期間の1/nにして前記赤外光撮像手段及び前記可視光撮像手段を交互に動作させる構成となっている。
被写体が低照度の場合のスルー画表示時の可視光源としては、フラッシュのように閃光を発光する可視光源を用いることができ、色の再現性の良いスルー画を表示することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5の何れかに記載の発明において、可視光として閃光を発光するフラッシュと、前記閃光より光度の低い可視光を発光可能な補助光源と、を備え、前記制御手段は、前記被写体が低照度の場合、前記スルー画の表示時には前記補助光源を前記第2の期間に発光させ、前記静止画の撮影時には前記フラッシュを発光させる構成となっている。
この構成によって、スルー画の表示時には低消費電力の補助光源を用いて電力消費を抑えることができる一方で、鮮明な静止画を得ることができる。
本発明によれば、赤外光撮像によりスルー画を撮像する場合であっても白キズの少ない静止画を得ることができる。
以下、添付図面に従って、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したカメラの要部ブロック図である。
図1において、カメラ1は、主として、フラッシュ12、フラッシュ駆動部14、補助光源16、補助光源駆動部18、赤外光源20、赤外光源駆動部22、光学系24、AE・AF調整部26、ハーフミラー28、赤外光除去フィルタ30、第1のCCD32、赤外光透過フィルタ34、第2のCCD36、第1のCCD駆動部38、第2のCCD駆動部40、第1のA/D変換器42、第2のA/D変換器44、第1のガンマ回路46、第2のガンマ回路48、信号処理部50、フレームメモリ52、記録部54、モニタ56、レリーズボタン58、輝度判定部60、メイン制御部62、光学ファインダ64、によって構成されている。
フラッシュ12は、キセノンガスの放電を用いて、可視光の閃光を発光するものである。補助光源16は、白色発光ダイオードからなり、フラッシュの閃光よりも光度が低いが略一定光量の可視光を連続的に発光可能である。赤外光源20は、略一定光量の赤外光を連続的に発光可能である。これらのフラッシュ12、補助光源16、赤外光源20は、それぞれ、フラッシュ駆動部14、補助光源駆動部18、赤外光源駆動部22によって電気的に駆動される。
光学系24は、複数の光学レンズ及びアイリスを有する。光学系24に入射された被写体の反射光は、ハーフミラー28によって2分され、一方は赤外光除去フィルタ30により赤外光成分が除去されて可視光成分が第1のCCD32(以下「可視光撮像用のCCD」ともいう)に入射し、他方は赤外光透過フィルタ34により赤外光成分が透過されてその赤外光成分が第2のCCD(以下「赤外光撮像用のCCD」ともいう)に入射する。例えば、赤外光除去フィルタ30は約700nmより長い波長の光を遮断する特性を有し、赤外光透過フィルタ34は約700nmより長い波長の光を透過する特性を有する。
可視光撮像用のCCD32及び赤外光撮像用のCCD36は、被写体の反射光の赤外光成分及び可視光成分の何れが入射されるかが異なる一方で、解像度は同じである。
第1のCCD駆動部38は、可視光撮像用のCCD32の露光期間の制御や画像信号の読み出しを行う。第2のCCD駆動部40は、赤外光撮像用のCCD36の露光期間の制御や画像信号の読み出しを行う。
可視光撮像用のCCD32から読み出された画像信号は、出力された可視光成分の画像信号は、第1のA/D変換器42によってアナログからデジタルに変換され、第1のガンマ回路46によって非線形処理が施されて、信号処理部50を介して、フレームメモリ52に入力される。また、赤外光撮像用のCCD36から出力された赤外光成分の画像信号は、第2のA/D変換器44によってアナログからデジタルに変換され、第2のガンマ回路48によって非線形処理が施されて、信号処理部50を介して、フレームメモリ52に入力される。
信号処理部50は、可視光撮像用のCCD32及び赤外光撮像用のCCD36で撮像して得られた画像信号に対して各種の信号処理を施すものである。
CCD32、36が出力する画像信号は、実際にはR(赤),G(緑)、B(青)の各色別の信号(RGB信号)であり、信号処理部50は、可視光撮像用のCCD32が駆動されたときには、可視光撮像用のCCD32が出力したRGB信号を可視光成分の輝度信号(Y信号)及び色差信号(C信号)に変換し、赤外光撮像用のCCD36が駆動されたときには、赤外光撮像用のCCD36が出力したRGB信号に基づいて赤外光成分の輝度信号(Y信号)を求めて出力する。
また、信号処理部50は、可視光撮像用のCCD32と赤外光撮像用のCCD40が交互に繰り返して駆動される場合には、赤外光撮像用CCD36で撮像して得られた赤外光成分の輝度信号(Y信号)と可視光撮像用のCCD32で撮像して得られた可視光成分の色差信号(C信号)とを合成する機能を有している。
AE・AF調整部26は、可視光撮像用のCCD32で撮像して得られた可視光成分の輝度信号(Y信号)に基づいて、AE(自動露光調整)及びAF(自動焦点位置合わせ)を行う。
記録部54は、可視光撮像用のCCD32で撮像して得られた静止画をメモリカードなどの所定の記録媒体に記録するものである。
モニタ56は、静止画の撮影前に被写体画像を予め確認するためのスルー画の表示や、記録部56によって所定の記録媒体に記録された静止画の表示を行うものである。
レリーズボタン58は、全く押さない状態(オフ状態)、半押し状態及び全押し状態の3つの状態を有するスイッチである。
輝度判定部60は、被写体の輝度(明るさ)を検出し、検出した輝度を所定の閾値と比較することにより被写体が低照度の状態か否かを判定するものである。
メイン制御部62は、カメラ1の各部を統括制御するものである。
なお、メイン制御部62によるCCD32及び36の制御の態様には各種ある。
第1に、被写体が低照度の状態と判定された場合、スルー画の表示時には可視光撮像用のCCD32を停止させるとともに赤外光撮像用のCCD36を動作させる一方で、静止画の撮影時には赤外光撮像用のCCD36を停止させるとともに可視光撮像用のCCD32を動作させる態様がある。この第1の態様では、スルー画の表示時には可視光撮像用のCCD32が停止して赤外光撮像用のCCD36が動作するので、静止画の撮影に用いる可視光撮像用のCCD36が長時間連続動作することがない。
第2に、被写体が低照度の状態と判定された場合、スルー画の表示時には赤外光撮像用のCCD36及び可視光撮像用のCCD32を交互に繰り返し動作させる一方で、静止画の撮影時には赤外光撮像用のCCD36を停止させるとともに可視光撮像用のCCD32を動作させる態様がある。この第2の態様では、スルー画の表示時に可視光撮像用のCCD32が間欠的に動作するので、静止画の撮影に用いる可視光撮像用のCCD32が長時間連続動作することがない。また、第2の態様では、信号処理部50は、被写体が低照度の状態と判定された場合のスルー画の表示時に、赤外光撮像用のCCD36で撮像して得られた赤外線成分の輝度信号と可視光撮像用のCCD32で撮像して得られた可視光成分の色差信号とを合成してスルー画を生成する。これにより、カラーのスルー画が表示されることになる。
また、メイン制御部62は、被写体が低照度の状態と判定された場合、可視光撮像用のCCD32の露光期間には可視光源として補助光源16又はフラッシュ駆動部14を発光させ、赤外光撮像用のCCD36の露光期間には赤外光源20を発光させる制御を行う。
光学ファインダ64は、ユーザが直接的に撮影範囲や画角を視認するためのものである。例えば昼光下で静止画の撮影を行う場合には、被写体の照度が十分に高いので、赤外光撮像によるスルー画をモニタ54に表示させなくても、ユーザは、光学ファインダ64を覗くことにより撮影範囲や画角を確認することができる。
なお、本発明における赤外光に感度を有しない可視光撮像手段は、主として赤外光除去フィルタ30及び第1のCCD32によって構成されている。また、本発明における赤外光に感度を有する赤外光撮像手段は主として赤外光透過フィルタ34及び第2のCCD36によって構成されている。
以下、第1から第3の実施形態に分けて、図1のカメラ1におけるスルー画表示処理及び静止画撮影処理について説明する。
まず、第1実施形態における処理例について、図2(a)及び(b)のフローチャートを用いて説明する。
図2(a)はスルー画表示の際にメイン制御部62が行うCCD32、36の制御処理を示す。図2(a)において、まず、輝度判定部60によって被写体の輝度(明るさ)を検出して所定の閾値と比較することにより、被写体が低照度の状態か否かを判定する(S11)。被写体が低照度の場合には、可視光撮像用のCCD32をオフ状態(停止状態)にして(S12)、赤外光撮像用のCCD36をオン状態(動作状態)にする(S13)。ここで、赤外光源20の発光を行う。したがって、赤外光撮像用のCCD36で撮像して得られたスルー画がモニタ56に表示される。一方で、被写体が低照度でない場合には、赤外光撮像用のCCD36をオフ状態にして(S14)、可視光撮像用のCCD32をオン状態にする(S15)。したがって、可視光撮像用のCCD32で撮像して得られたスルー画がモニタ56に表示される。なお、被写体が低照度でない場合には、ユーザは、スルー画表示の機能を起動しなくても光学ファインダ64を覗くことにより撮影範囲や画角の確認をすることもでき、この場合には可視光撮像用のCCD32はオフ状態を維持する。
図2(b)は静止画の撮影の際にメイン制御部62が行う撮影準備処理を示す。図2(b)において、まず、ユーザがレリーズボタン58を半押しすると(S21)、赤外光撮像用のCCD36をオフ状態にして(S22)、可視光撮像用のCCD32をAFモードでオン状態にする(S23)。そして、輝度判定部60によって被写体の輝度(明るさ)を検出して所定の閾値と比較することにより、被写体が低照度の状態か否かを判定する(S24)。被写体が低照度の場合には、補助光源16を発光させることにより被写体に対して可視光の補助光を照射する(S25)。ここで、AF(自動焦点調整)処理が行われる。
そして、ユーザがレリーズボタン58を全押しすると、静止画の撮影が行われて記録部54により静止画が所定の記録媒体に記録される。ここで、被写体が低照度の場合には、フラッシュ12を発光させて静止画を撮影するようになっている。
次に、第2実施形態における処理例について、図3を用いて説明する。
図3は、被写体が低照度の場合における赤外光源20、補助光源16、赤外光撮像用のCCD36及び可視光撮像用のCCD32のスルー画撮像開始からの状態とスルー画表示用のYC信号の出力とについて示している。
図3において、被写体が低照度の場合、まず、赤外光源20をオン状態(発光状態)、補助光源16をオフ状態(発光停止状態)、赤外光撮像用のCCD36を露光状態、可視光撮像用のCCD32を露光停止状態にする。このように赤外光撮像用のCCD36で露光している期間を以下「赤外光露光期間」と称する。赤外光露光期間に赤外光撮像用のCCD36で露光して蓄積された電荷は、VD(垂直同期)信号に従って各フレームごとに読み出されて、赤外光成分の画像信号として信号処理部50に入力される。
赤外光撮像用のCCD36で4フレーム分の露光が終了すると、すなわち赤外光露光期間が終了すると、赤外光源20をオフ状態(発光停止状態)、補助光源16をオン状態(発光状態)、赤外光撮像用のCCD36を露光停止状態、可視光撮像用のCCD32を露光状態にする。このように可視光撮像用のCCD32で露光している期間を以下「可視光露光期間」と称する。可視光露光期間に可視光撮像用のCCD32で露光して蓄積された電荷は、VD信号に従って各フレームごとに読み出されて、可視光成分の画像信号として信号処理部50に入力される。
可視光撮像用のCCD32で4フレーム分の露光が終了すると、すなわち可視光露光期間が終了すると、再び、赤外光露光期間に戻り、以降、スルー画の表示を終了させるまで、可視光露光期間と赤外光露光期間とを等間隔で繰り返す。
そして、赤外光露光期間に赤外光撮像用のCCD36で露光して得られた赤外光成分の輝度信号(Y信号)と、可視光露光期間に可視光撮像用のCCD32で露光して得られた可視光成分の色差信号(C信号)とが、信号処理部50により合成されて、スルー画が生成される。
詳細には、図3に示す例の場合、赤外光成分の4フレームから求められたY信号値と可視光成分の4フレームから求められたC信号値とに基づいて、フレームメモリ52を用いながら、8フレームからなるスルー画フレームを生成する。なお、8フレームの間はY信号及びC信号が同じ値で出力される。
次に、第3実施形態における処理例について、図4を用いて説明する。
図4は、被写体が低照度の場合における赤外光源20、フラッシュ12、赤外光撮像用のCCD36及び可視光撮像用のCCD32のスルー画撮像開始からの状態とスルー画表示用のYC信号の出力とについて示している。
図4において、被写体が低照度の場合、まず、赤外光源20をオン状態(発光状態)、フラッシュ12をオフ状態(発光停止状態)、赤外光撮像用のCCD36を露光状態、可視光撮像用のCCD32を露光停止状態にする。このような赤外光露光期間に赤外光撮像用のCCD36で露光して蓄積された電荷は、VD信号に従って各フレームごとに読み出されて、赤外光成分の画像信号として信号処理部50に入力される。
赤外光撮像用のCCD36で7フレーム分の露光が終了すると、すなわち赤外光露光期間が終了すると、赤外光源20をオフ状態(発光停止状態)、フラッシュ12をオン状態(発光状態)、赤外光撮像用のCCD36を露光停止状態、可視光撮像用のCCD32を露光状態にする。このような可視光露光期間に可視光撮像用のCCD32で露光して蓄積された電荷は、VD信号に従って1フレーム分が読み出されて、可視光成分の画像信号として信号処理部50に入力される。
可視光撮像用のCCD32で1フレーム分の露光が終了すると、すなわち可視光露光期間が終了すると、再び、赤外光露光期間に戻り、以降、スルー画の表示を終了させるまで、可視光露光期間を赤外光露光期間の1/7にして、可視光露光期間と赤外光露光期間とを繰り返す。
そして、赤外光露光期間に赤外光撮像用のCCD36で露光して得られた赤外光成分の輝度信号(Y信号)と、可視光露光期間に可視光撮像用のCCD32で露光して得られた可視光成分の色差信号(C信号)とが、信号処理部50により合成されて、スルー画が生成される。
詳細には、図4に示す例の場合、赤外光成分の7フレームから求められたY信号値と可視光成分の1フレームから求められたC信号値とに基づいて、フレームメモリ52を用いながら、8フレームからなるスルー画フレームを生成する。なお、8フレームの間はY信号及びC信号が同じ値で出力される。
また、可視光成分の1フレームから求められたY信号値に基づいて、AE・AF調整部26によりAE(自動露光調整)処理及びAF(自動焦点調整)処理が行われる。
そして、ユーザがレリーズボタン58を全押しすると、被写体が低照度の場合、フラッシュ12が発光されて、可視光撮像用のCCD32により静止画が撮像されて、この静止画が記録部54により所定の記録媒体に記録される。
なお、被写体が低照度の場合の可視光露光期間に被写体に可視光を照射する可視光源としてフラッシュ12を用いた場合を例に説明したが、補助光源16を用いてもよい。この場合にも、静止画撮影時にはフラッシュ12を用いて閃光を被写体に照射する。
次に、第3実施形態における他の処理例について、図5を用いて説明する。
図5において、スルー画の表示を終了するまで、可視光露光期間を赤外光露光期間の1/7にして可視光露光期間と赤外光露光期間とを繰り返す。赤外光露光期間に赤外光撮像用のCCD36で露光して蓄積された電荷は、VD信号に従って各フレームごとに読み出されて、7フレーム分が赤外光成分の画像信号として信号処理部50に入力される。可視光露光期間に可視光撮像用のCCD32で露光して蓄積された電荷は、VD信号に従って読み出されて、1フレーム分が可視光成分の画像信号として信号処理部50に入力される。そして、赤外光成分の輝度信号(Y信号)と、可視光成分の色差信号(C信号)とが、信号処理部50により合成されて、スルー画が生成される。
図5に示す例では、赤外光成分の7フレームからそれぞれ求められたY信号値(Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7)と可視光成分の1フレームから求められたC信号値とに基づいて、フレームメモリ52を用いながら、8フレームからなるスルー画フレームを生成する。ここで、スルー画フレームは、第1乃至第7フレームがそれぞれ赤外光成分の各フレームごとのY信号値(Y1乃至Y7)を有するとともに、第8フレームは第7フレームと同じY信号値であるY7を有する。
本発明を適用したカメラの要部ブロック図 第1実施形態におけるカメラの動作の例の説明に用いるフローチャート 第2実施形態におけるカメラの動作の例の説明に用いる説明図 第3実施形態におけるカメラの動作の例の説明に用いる説明図 第3実施形態におけるカメラの動作の他の例の説明に用いる説明図
符号の説明
12…フラッシュ、16…補助光源、20…赤外光源、24…光学系、26…AE・AF調整部、28…ハーフミラー、30…赤外光除去フィルタ、32…可視光撮像用のCCD(第1のCCD)、34…赤外光透過フィルタ、36…赤外光撮像用のCCD(第2のCCD)、38…第2のCCD駆動部、40…第2のCCD駆動部、50…信号処理部、52…フレームメモリ、54…記録部、56…モニタ、58…レリーズボタン、60…輝度判定部、62…メイン制御部

Claims (6)

  1. 被写体を連続的に撮像したスルー画を静止画の撮影前に予め表示可能なカメラにおいて、
    赤外光に感度を有する赤外光撮像手段と、
    赤外光に感度を有しない可視光撮像手段と、
    被写体の明るさを検出して該被写体が低照度の状態か否かを判定する判定手段と、
    被写体が低照度の場合、スルー画の表示時には前記可視光撮像手段を停止させるとともに前記赤外光撮像手段を動作させる一方で、静止画の撮影時には前記赤外光撮像手段を停止させるとともに前記可視光撮像手段を動作させる制御手段と、
    前記赤外光撮像手段により得られたスルー画を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 被写体を連続的に撮像したスルー画を静止画の撮影前に予め表示可能なカメラにおいて、
    赤外光に感度を有する赤外光撮像手段と、
    赤外光に感度を有しない可視光撮像手段と、
    可視光を発光する可視光源と、
    被写体が低照度の場合、スルー画の表示時には前記赤外光撮像手段及び前記可視光撮像手段を交互に繰り返し動作させるとともに該可視光撮像手段の露光期間に前記可視光源を発光させる一方で、静止画の撮影時には前記赤外光撮像手段を停止させるとともに前記可視光源を発光させて前記可視光撮像手段を動作させる制御手段と、
    前記被写体が低照度の場合のスルー画の表示時に、前記赤外光撮像手段で撮像して得られた輝度信号と前記可視光撮像手段で撮像して得られた色差信号とを合成してスルー画を生成する信号処理手段と、
    生成されたスルー画を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ。
  3. 前記被写体が低照度の場合のスルー画の表示時に、前記可視光撮像手段で得られた輝度信号に基づいて少なくとも露光調整及び焦点位置調整の何れか一方を行う調整手段を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 前記制御手段は、前記被写体が低照度の場合のスルー画の表示時に、前記可視光撮像手段の露光期間と前記赤外光撮像手段の露光期間とを等間隔にして前記赤外光撮像手段及び前記可視光撮像手段を交互に動作させることを特徴とする請求項2又は3に記載のカメラ。
  5. 前記制御手段は、前記被写体が低照度の場合のスルー画の表示時に、前記可視光撮像手段の露光期間を前記赤外光撮像手段の露光期間の1/nにして前記赤外光撮像手段及び前記可視光撮像手段を交互に動作させることを特徴とする請求項2又は3に記載のカメラ。
  6. 可視光として閃光を発光するフラッシュと、
    前記閃光より光度の低い可視光を発光可能な補助光源と、を備え、
    前記制御手段は、被写体が低照度の場合、スルー画の撮影時には前記可視光撮像手段の露光期間に前記補助光源を発光させ、静止画の撮影時には前記フラッシュを発光させることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載のカメラ。
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