JP2009055258A - 住宅情報盤 - Google Patents

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茂 金子
Tomokazu Nagata
智一 永田
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Abstract

【課題】 誤った操作によりインターホン通話が終了しても、通話を復活して再開できるようにすること。
【解決手段】 玄関機10,40からの呼出信号を検出したとき、通話釦27を押すことで、玄関機とのインターホン通話を行い、通話中、再度、通話釦27が押されると、インターホン通話が終了する住宅情報盤20において、通話釦27が押され、インターホン通話が終了するときに、短時間タイマ28を起動させる。この短時間タイマ28が起動中に、通話釦27が押されると、先程、終了したインターホン通話を再開させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、インターホン通話が行える住宅情報盤に関するものである。
従来、集合住宅には、集合玄関に設けられる集合玄関機と、その集合玄関機からの呼出時に解錠釦を操作して、集合玄関に設けられたドアを解錠する住宅情報盤と、住宅情報盤と集合玄関機との通話を制御する制御装置と、住宅情報盤に接続された玄関子機(ドアホン)などから構成されているインターホンシステムが設けられる。
このシステムにおいて、住宅情報盤は、集合玄関機やドアホンなどの玄関機からの呼出信号を検出したとき、呼出音を出力する。そして、本体の通話釦を押すことで、玄関機とのインターホン通話が開始できるように構成されている。通話中において、再度、通話釦が押されると、通話路中のスイッチがオフして、インターホン通話は終了する(特許文献1参照)。
特開2005−45704号公報
このように、通話釦の押下操作によりインターホン通話を開始、終話(終了)することができる。しかし、例えば、インターホン通話を開始する際、操作を誤って連続して通話釦を押してしまったり、または、インターホン通話中に、通話釦に誤って指が触れ、通話釦が押されてしまうと、それにより、話す前、又は話し中に、インターホン通話が終了してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、誤った操作によりインターホン通話が終了しても、通話を復活して再開できるようにすることを目的とする。
本発明は、玄関機からの呼出信号を検出したとき、通話釦を押すことで、前記玄関機とのインターホン通話を開始し、通話中、再度、通話釦が押されると、インターホン通話が終了する住宅情報盤において、通話釦が押され、インターホン通話が終了するとき起動する短時間タイマを設け、その短時間タイマが起動中に、通話釦が押されると、終了したインターホン通話を再開させることを特徴とするものである。
本発明は、通話釦が押され、インターホン通話が終了するときに短時間タイマを起動させ、その短時間タイマが起動中に、再度、通話釦が押された場合には、終了したインターホン通話を再開させるように制御する。このため、誤った操作によって、通話釦が2回押され、インターホン通話が終了しても、通話を元通りにして、通話を再開できるので、再度、呼出操作を行う必要がない。
また、短時間タイマによるタイマ値は、表示部に表示され、通話を元通りにできる時間を示すので、住宅情報盤側の居住者は、そのタイマ値を見て、まだ、通話を元通りにして、再開させることができることを認識することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は本発明のインターホンシステムのシステム図である。図2は、住宅情報盤およびドアホンのブロック図である。図1において、10は集合玄関(共同玄関ともいう)に設けられる集合玄関機、20は住戸内に設けられる住宅情報盤、38は制御装置で、集合玄関機10と住宅情報盤20の間に設けられる。集合玄関機10及び住宅情報盤20は、通話線や制御線を介して制御装置38に接続され、この制御装置38が、住宅情報盤20と集合玄関機10とのインターホン通話や解錠動作を制御している。40は住宅情報盤20に接続される玄関機としてのドアホンである。
集合玄関機10は、住戸番号を指定するテンキー11と、呼出釦12と、図示しないスピーカやマイクからなる通話部13とを有する。
次に、図2を用いてドアホン40と住宅情報盤20の内部構成について説明する。図2において、住宅情報盤20とドアホン40とは通話線L1で接続されている。ドアホン40において、41は通話線L1に接続された呼出回路で、呼出釦42を有している。43は通話線L1に接続された通話回路で、スピーカ44とマイク45とを備えている。
続いて、住宅情報盤20について説明する。L3は、通話線と制御線(以下、通話制御線という)で、図示しない制御装置38や他の住宅情報盤20が接続されている。住宅情報盤20において、21は通話線L1に接続された呼出検出回路、22は通話部で、第1の切換スイッチ23を介して通話線L1に接続されている。この通話部22は、第2の切換スイッチ24を介して通話制御線L3とも接続されている。通話部22は、スピーカやマイクを有し、集合玄関機10の通話部13とインターホン通話を行うものである。25は通話制御線L3に接続された、信号送受信部で、制御装置38とのインタフェースとして機能する。
26は報知部で、呼出検出回路21などにより、玄関機10,40からの呼出信号を検出したときに、呼出音を出力する。27は通話釦で、インターホン通話を開始、終話させるものである。玄関機10、40からの呼出信号を検出したときに、この通話釦27を押すことで、玄関機10,40とのインターホン通話を行え、通話中、再度、通話釦27を押すことで、インターホン通話を終了させることができる。
28は短時間タイマで、通話釦27が押され、インターホン通話が終了するとき、つまり、2回目の終話の際の通話釦27の操作によって起動するタイマである。短時間タイマ28は、比較的短い時間である数秒、例えば2〜10秒程度の間だけ起動するタイマである。この短時間タイマ28が起動中に、通話釦27が押されると、先程、終了させたインターホン通話を再開させるための制御を制御部31により行う。
29は表示部で、短時間タイマ28によるタイマ値を表示させるものである。例えば、短時間タイマが10秒間、起動する場合には、「10」「9」・・・「2」「1」のように、タイマ値を、カウントダウンするように表示する。この表示部29は、例えば、住宅情報盤本体に設けられ、訪問者の映像を映すモニタが利用される。
31は電源回路32から電源が供給された制御部で、住宅情報盤20内の全ての構成ブロック21〜29と接続されて信号のやり取りをして、第1の切換スイッチ23〜第2の切換スイッチ24の切換動作を制御する。
次に、訪問者が集合玄関機10を操作して、ある住戸の居住者を呼び出す場合について説明する。まず、集合玄関機10において、訪問者は、テンキー11で、訪問したい住戸の住戸番号を指定し、そして、呼出釦12を押す。そうすると、呼出信号が出力され、制御装置38及び通話制御線L3を介して、住宅情報盤20の信号送受信部25で呼出信号が受信される。ここで、住宅情報盤20では、報知部26から呼出音を出力して、居住者を呼び出す。居住者が通話釦27を押すと、第2の切換スイッチ24が閉じて、通話部22と集合玄関機の通話部13とでインターホン通話を行うことができる。
ここで、居住者が誤って、通話釦27を連続して2回押した場合について説明する。この場合には、2度目の通話釦27の押下により、短時間タイマ28が起動する。一方、2度目の通話釦27の操作により、制御部31が、第2の切換スイッチ24をオフさせて、通話は、一時的に遮断された状態となり、また、モニタとしての表示部29もオフするように、制御部31が制御する。
ここで、居住者が、まだ訪問者との話しが終わっていないのなら、居住者は、短時間タイマ28が起動している数秒間の間に、もう一度、通話釦27を押す。この操作により、制御部31は、先程、オフした第2の切換スイッチ24をオンにして、通話路を復活させると共に、表示部29にも電源を供給して表示を行う。こうして、居住者は、再び、訪問者と通話をやり直すことができる。
訪問者との話しが完全に終われば、インターホン通話を終了させるために、居住者は、通話釦27を押す。制御部31は、第2の切換スイッチ24をオフすると共に、再度、短時間タイマ28を起動させる。この短時間タイマ28が起動している数秒間の間、通話釦27の操作がなければ、信号送受信部25を介して通話終了信号が送信され、制御装置38側で、通話路の遮断の制御が行われ、完全に、玄関機10と住宅情報盤20間の通話が終了することになる。
インターホン通話を行う集合玄関機10側では、制御装置38により、通話路が完全に遮断されてから、表示部に、通話が終了した旨の表示を行うようにする。これは、住宅情報盤20側で、誤った操作により、通話釦27が2回操作され、その時点で、インターホン通話が終了した旨を表示すると、数秒間の間で通話を復活させて再開できる機能が意味をなさなくなるからである。
また、住宅情報盤20側では、通話の復活機能があることを、居住者に認識させるために次のような制御を制御部31により行うようにしてもよい。つまり、短時間タイマ28が起動している間は、そのタイマ値を表示部29へ表示させるように制御する。例えば、短時間タイマが10秒間、起動する場合には、「10」「9」・・・「2」「1」のように、タイマ値を、カウントダウンするように表示する。
このように、表示部29に、通話を元通りにできるまでの時間を示すので、住宅情報盤20側の居住者は、そのタイマ値を見て、まだ、通話を元通りにして、再開させることができることを認識できる。なお、表示部29以外にも、例えば、短時間タイマ28が起動している間だけは、通話釦27表面に設けた表示灯を点滅させることで、通話釦27を押させるきっかけを与えるようにしてもよい。
なお、ドアホン40からの呼出の場合にも同様に、通話を再開させることは可能である。この場合について説明する。訪問者が、ドアホン40の呼出釦42を押すと、ドアホン40からの呼出信号が呼出検出回路21で検出され、制御部31は報知部26により、ドアホン40から呼出があることを呼出音で報知する。
居住者が、通話釦27を押すと、第1の切換スイッチ23がオンして、通話部22とドアホン40の通話回路43との間で通話路が形成され、インターホン通話を行うことができる。
通話の最中に、誤って、再度通話釦27が押されると、制御部31は、第1の切換スイッチ23をオフするように制御すると共に、短時間タイマ28を起動させる。ここで、その短時間タイマ28が起動中に、再度、通話釦27が押されると、制御部31は、第1の切換スイッチ23をオンにして、通話路を接続して、インターホン通話が再開できるように制御する。
本発明は以上のように構成され、短時間タイマが起動中に、通話釦を押すことで、いったん切れた通話を再開できるようにしたが、例えば、短時間タイマが起動中に、解錠釦などの別の釦が操作されたら、通話を再開させるようにしてもよい。
また、通話中において、通話釦が押されることで、切換スイッチ23,24をオフにするようにしたが、直接、通話線に接続されている切換スイッチをオフする必要はなく、住宅情報盤に設けられた通話部や通話制御部内に設けられたアナログスイッチをオフにして、通話路を一時的に遮断することで、インターホン通話機能を使用できなくさせるようにしてもよい。この場合には、通話線に接続された切換スイッチはオフさせないで、オンのまま閉じておく。
このような切換スイッチのオンオフ制御によれば、次のことが言える。つまり、切換スイッチ自体はオンのまま生きているので、住宅情報盤側では、見かけ上、インターホン通話が終了しているように見えるだけである。即ち、住宅情報盤は、集合関機10からの呼出信号を検出したとき、通話釦27を押すことで、集合玄関機10とのインターホン通話を開始し、通話中、再度、通話釦27が押されると、インターホン通話機能を一時的に遮断し、その通話釦が押されてから、起動タイマによる所定時間(タイマ値に相当)が経過したら、通話線に接続された切換スイッチをオフにして、インターホン通話を完全に終了させるものである。そして、短時間タイマが起動中に、通話釦が押されると、前述の通話部などに設けたアナログスイッチをオンにして、一時的に遮断したインターホン通話機能を再開させるような制御を行うようにしてもよい。このような方式によれば、住宅情報盤で、通話中において(二度目の)通話釦が押されても、切換スイッチはオンのままであるので、通話先の集合玄関機やドアホン側では、インターホン通話は、接続されたまま生きているものと判断される。
本発明のインターホンシステムのブロック図である。 住宅情報盤とドアホンのブロック図である。
符号の説明
10 集合玄関機、 20 住宅情報盤 、27 通話釦、
28 短時間タイマ、 29 表示部、 tt
31 制御部、 38 制御装置、 40 ドアホン、

Claims (3)

  1. 玄関機からの呼出信号を検出したとき、通話釦を押すことで、前記玄関機とのインターホン通話を開始し、通話中、再度、前記通話釦が押されると、インターホン通話が終了する住宅情報盤において、
    前記通話釦が押され、インターホン通話が終了するとき起動する短時間タイマを設け、 該短時間タイマが起動中に、前記通話釦が押されると、前記終了したインターホン通話を再開させることを特徴とする住宅情報盤。
  2. 前記住宅情報盤に表示部を設け、前記短時間タイマによるタイマ値を表示させることを特徴とする請求項1記載の住宅情報盤。
  3. 玄関機からの呼出信号を検出したとき、通話釦を押すことで、前記玄関機とのインターホン通話を開始し、通話中、再度、前記通話釦が押されると、インターホン通話機能を一時的に遮断する住宅情報盤であって、
    前記通話釦が押されて、前記インターホン通話機能が一時的に遮断するときに起動する短時間タイマを設け、
    該短時間タイマが起動中に、前記通話釦が押されると、前記一時的に遮断したインターホン通話機能を再開させることを特徴とする住宅情報盤。
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