JP2009055163A - 制御装置、電子機器、プロジェクタおよび動作制御方法 - Google Patents

制御装置、電子機器、プロジェクタおよび動作制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】煩雑なパスワードの入力作業を不要としつつ、正規な利用者によって操作されたときにだけ所定の動作を実行させる。
【解決手段】操作信号が送信されたときに予め規定された動作制御処理を実行する制御部と操作部とが装置本体に配設され、操作部に対する複数種類のスイッチ操作について対応する動作制御処理の実行を許容されたスイッチ操作および制限されたスイッチ操作のいずれかを特定可能なスイッチ操作情報を記憶する記憶部を備え、制御部は、第1操作信号が出力されたときに(ステップ41)、対応するスイッチ操作が許容されたスイッチ操作および制限されたスイッチ操作のいずれかを特定すると共に(ステップ48)、許容されたスイッチ操作のときに、対応する動作制御処理を実行し(ステップ42)、制限されたスイッチ操作のときに、対応する動作制御処理を実行せずに予め規定された所定処理(メッセージの表示)を実行する(ステップ49)。
【選択図】図4

Description

本発明は、装置本体に配設された操作部の操作および遠隔操作装置の操作によって電子機器等の動作を制御可能に構成された制御装置および動作制御方法、並びに、その制御装置を備えて構成された電子機器およびプロジェクタに関するものである。
例えば、フロント投写型のプロジェクタの使用に際しては、プロジェクタおよびスクリーンの設置位置関係に応じてズームレベルや台形歪補正レベルを設定すると共に、設置場所の照明器具の数や照明色に応じて投写画像の明るさや色合いを設定することで、投写画像を所望の大きさで鮮明に表示させることが可能となる。このような設定作業にはある程度の時間を要するため、例えば講演会に際してプロジェクタを利用する際には、プロジェクタおよびスクリーンを設置すると共に、プロジェクタ本体に配設された操作部の操作、またはリモートコントローラ(遠隔操作装置:以下、「リモコン」ともいう)の操作によって上記の各設定作業を事前に行っておくのが好ましい。
この場合、リモコンについては、すべての操作が許されている正規な利用者がプロジェクタ本体の設置場所から離れる際に携帯することで正規な利用者以外の者によって操作されるのを回避することができる。しかしながら、プロジェクタ本体の操作部については、プロジェクタ本体を設置位置から移動させたときにズーム調整などを再び設定する必要が生じるため、正規な利用者以外の者によって操作される状態を維持せざるを得ない。したがって、投写画像を所望の状態で表示させることができるように設定作業を事前に行ったにも拘わらず、正規な利用者がプロジェクタ本体から離れている間に、正規な利用者以外の者によってプロジェクタ本体の操作部が操作されて、これらの設定が意図しない状態に変更されてしまうおそれがある。
一方、特開2004−77967号公報には、すべての操作が許容される者(上記の例における「正規な利用者」)に対して付与するパスワードを予め設定しておき、パスワードを知らない者(上記の例における「正規な利用者以外の者」)によって不正な操作が行われるのを回避可能に構成された液晶プロジェクタ(以下、「プロジェクタ」ともいう)が開示されている。このプロジェクタの使用に際しては、まず、正規な利用者によって操作されたときにプロジェクタを動作させることができるようにログイン・パスワードを設定する。また、パスワードの設定が完了している状態において、プロジェクタ本体の操作部またはリモコンの操作によって電源が投入されたときには、マイコンが光源ランプを点灯させてパスワード入力画面を表示させる。
この際に、正規な利用者によって設定したパスワードが入力されたときには、マイコンは、操作部およびリモコンの操作に対応するすべての動作の実行を許容して、操作に伴って出力される操作信号に応じて各部の動作を制御する。また、正規な利用者以外の者によって誤ったパスワードが入力されたときには、マイコンは、パスワードの再入力を要求すると共に、所定回数に亘って誤ったパスワードが入力されたときに、「パスワードが一致しないため使用できない」旨の警告を表示させ、その後のすべての操作(電源遮断操作を除く)を無効として、プロジェクタの動作を制限する。これにより、正規な利用者以外の者(設定されたパスワードを知らない者)によるプロジェクタの不正な操作が制限される。
特開2004−77967号公報(第3−6頁、第1−4図)
ところが、従来のプロジェクタには、以下の問題点がある。すなわち、従来のプロジェクタでは、電源投入時にパスワードの入力を要求し、予め設定されたパスワードが入力されたときに操作部およびリモコンの操作に対応するすべての動作の実行を許容し、誤ったパスワードが入力されたときにその後の操作(電源遮断操作を除く)を無効としてプロジェクタの動作を制限する構成が採用されている。したがって、従来のプロジェクタでは、設定されているパスワードを知らない者によって前述した各種設定が変更される事態を回避することができるものの、正規な利用者がプロジェクタを使用するときであっても、電源投入時にパスワードを入力する作業が必要となる。このため、従来のプロジェクタには、正規な利用者が使用する際にパスワードの入力作業が煩雑であるという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、煩雑なパスワードの入力作業を不要としつつ、正規な利用者によって操作されたときにだけ所定の動作を実行させ得る制御装置、電子機器、プロジェクタおよび動作制御方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係る制御装置は、スイッチ操作に対応する第1の操作信号を出力する操作部と、当該操作部から前記第1の操作信号が出力されたとき、および遠隔操作装置から第2の操作信号が送信されたときに当該各操作信号に対応して予め規定された動作制御処理を実行する制御部とが装置本体に配設された制御装置であって、前記操作部に対する複数種類のスイッチ操作について、対応する前記動作制御処理の実行を許容されたスイッチ操作および当該対応する動作制御処理の実行を制限されたスイッチ操作のいずれであるかを特定可能なスイッチ操作情報を記憶する記憶部を備え、前記制御部が、前記第1の操作信号が出力されたときに、当該出力された第1の操作信号に対応する前記スイッチ操作が前記許容されたスイッチ操作および前記制限されたスイッチ操作のいずれであるかを前記スイッチ操作情報に基づいて特定すると共に、前記許容されたスイッチ操作のときに前記出力された第1の操作信号に対応する前記動作制御処理を実行し、前記制限されたスイッチ操作のときに前記出力された第1の操作信号に対応する前記動作制御処理を実行せずに予め規定された所定処理を実行する。
また、本発明に係る動作制御方法は、電子機器の装置本体に配設された操作部から第1の操作信号が出力されたとき、および遠隔操作装置から第2の操作信号が送信されたときに当該各操作信号に対応して予め規定された動作制御処理を実行する動作制御方法であって、前記第1の操作信号が出力されたときに、当該出力された第1の操作信号に対応するスイッチ操作が許容されたスイッチ操作および制限されたスイッチ操作のいずれであるかを所定のスイッチ操作情報に基づいて特定すると共に、前記許容されたスイッチ操作のときに前記出力された第1の操作信号に対応する前記動作制御処理を実行し、前記制限されたスイッチ操作のときに前記出力された第1の操作信号に対応する前記動作制御処理の実行をせずに予め規定された所定処理を実行する。
なお、本発明に係る制御装置および本発明に係る動作制御方法における「遠隔操作装置」には、無線通信方式の遠隔操作装置、および有線通信方式の遠隔操作装置の双方が含まれる。また、本発明に係る制御装置および本発明に係る動作制御方法における「所定処理」には、制御対象機器に予め規定された処理を実行させる制御処理や、新たな操作信号が出力されるまで待機する待機処理などの各種処理がこれに含まれる。
また、本発明に係る電子機器は、上記の制御装置と、前記装置本体に配設された処理装置とを備えて、前記制御部が前記動作制御処理を実行して前記処理装置の動作を制御する。
また、本発明に係るプロジェクタは、上記の制御装置と、前記装置本体に配設された投写機構とを備えて、前記制御部が前記動作制御処理を実行して前記投写機構の動作を制御する。
この制御装置、電子機器、プロジェクタおよび動作制御方法では、装置本体に配設された操作部に対する複数種類のスイッチ操作について、対応する動作制御処理の実行を許容すべきスイッチ操作および対応する動作制御処理の実行を制限すべきスイッチ操作のいずれであるかを特定可能に規定すると共に、操作部から第1の操作信号が出力されたときに、出力された第1の操作信号に対応するスイッチ操作が許容されたスイッチ操作および制限されたスイッチ操作のいずれであるかを特定すると共に、許容されたスイッチ操作のときに出力された第1の操作信号に対応する動作制御処理を実行し、制限されたスイッチ操作のときに出力された第1の操作信号に対応する動作制御処理の実行をせずに予め規定された所定処理を実行する。
したがって、この制御装置、電子機器、プロジェクタおよび動作制御方法によれば、装置本体の操作部に対する各種のスイッチ操作について、対応する動作制御処理の実行を許容するスイッチ操作と制限するスイッチ操作とを予め規定しておくことで、正規な利用者は遠隔操作装置のスイッチ操作によって所望の動作制御処理を任意に実行させることができると共に、正規な利用者以外の者による装置本外の操作部のスイッチ操作によって正規な利用者が意図しない動作制御処理が実行される事態を回避することができる。この場合、この制御装置、電子機器、プロジェクタおよび動作制御方法によれば、正規な利用者については、遠隔操作装置を携帯することで所望の動作制御処理を任意に実行することができ、正規な利用者以外の者については、正規な利用者によって遠隔操作装置が携帯されることで装置本体の操作部のスイッチ操作だけを許容されて、予め許容された動作制御処理だけを実行させることができるため、煩雑なパスワードの入力作業を不要としつつ、電子機器(プロジェクタ等)の不正な使用を回避することができる。
また、本発明に係る制御装置は、前記制御部が、前記出力された第1の操作信号に対応する前記スイッチ操作が前記制限されたスイッチ操作のときに、制限されたスイッチ操作である旨のメッセージを表示装置に表示させる処理を前記所定処理として実行する。なお、本発明に係る制御装置は、装置本体に配設された表示装置にメッセージを表示させる構成の装置、および外部装置としての表示装置にメッセージを表示させる構成の装置の双方がこれに含まれる。
この電子機器によれば、操作部から出力された第1の操作信号に対応するスイッチ操作が制限されたスイッチ操作のときに、制限されたスイッチ操作である旨のメッセージを表示装置に表示させる処理を所定処理として実行することにより、動作制御処理の実行を制限されたスイッチ操作が装置本体の操作部に対して行われたときに、スイッチ操作の誤り等に起因して動作制御処理が実行されないのではなく、その動作制御処理が制限されていることによって動作制御処理が実行されない旨を利用者に対して確実に認識させることができる。
以下、本発明に係る制御装置、電子機器、プロジェクタおよび動作制御方法の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。図1に示すプロジェクタ1は、本発明に係る電子機器および本発明に係るプロジェクタの一例であるフロント投写型のプロジェクタであって、外部装置5(光ディスクプレーヤおよびデジタルチューナなどの各種の視聴覚機器や、パーソナルコンピュータ等)から出力された映像音声信号Savに基づく映像をスクリーン13a(図2,3参照)に表示させると共に、映像音声信号Savに基づく音声を出力可能に構成されている。このプロジェクタ1は、本発明に係る制御装置と表示装置とが一体的に構成されたプロジェクタ本体2と、本発明における遠隔操作装置に相当するリモートコントローラ(以下、「リモコン」ともいう)3とを備えて構成されている。
プロジェクタ本体2は、本発明における装置本体に相当し、切換部11、映像音声処理部12、映像表示部13、音声出力部14、受信部15、操作部16、操作許容項目記憶部17および制御部18を備えて、これらが図示しない筐体内に収容されて構成されている。この場合、このプロジェクタ1(プロジェクタ本体2)では、受信部15、操作部16、操作許容項目記憶部17および制御部18が本発明における制御装置を構成する。また、このプロジェクタ1(プロジェクタ本体2)では、切換部11、映像音声処理部12、映像表示部13および音声出力部14が本発明における処理装置を構成すると共に、切換部11、映像音声処理部12および映像表示部13が本発明における表示装置を構成する。切換部11は、いわゆる入力ソース切換部であって、制御部18の制御に従って複数の外部装置5のうちのいずれかを映像音声処理部12に接続することにより、その外部装置5から出力された映像音声信号Savを映像音声処理部12に転送する。映像音声処理部12は、制御部18の制御に従い、映像音声信号Savに基づいて映像信号Svおよび音声信号Saを生成して、映像信号Svを映像表示部13に出力すると共に音声信号Saを音声出力部14に出力する。
映像表示部13は、本発明における投写機構を構成し、光源ランプ、ランプ駆動部、液晶ライトバルブ(光変調素子の一例)、ライトバルブ駆動部(変調素子駆動部の一例)および投写レンズ等(いずれも図示せず)を備えて構成されている。この映像表示部13は、映像音声処理部12から出力された映像信号Svに基づいて光源ランプからの光を液晶ライトバルブによって光変調して投写レンズを介してスクリーン13aに投写する(映像信号Svに基づく映像をスクリーン13aに表示させる)。この場合、映像表示部13に配設された光源ランプは、一例として、メタルハライドランプや高圧水銀ランプで構成されて、上記のランプ駆動部の制御に従って点灯することで白色光を射出する。音声出力部14は、アンプやスピーカを備え(図示せず)、映像音声処理部12から出力された音声信号Saに基づく音声をスピーカから出力する。
受信部15は、後述するようにしてリモートコントローラ3から送信された操作信号S3(本発明における第2の操作信号:一例として、赤外線信号の一例)を受信すると共に、受信した操作信号S3を光電変換処理して操作信号S4を生成して制御部18に出力する。操作部16は、複数の操作スイッチ(図示せず)を備え、各操作スイッチのスイッチ操作に応じて操作信号S5(本発明における第1の操作信号の一例)を制御部18に出力する。操作許容項目記憶部17は、本発明における記憶部を構成し、本発明におけるスイッチ操作情報に相当する許容項目情報Dsを記憶する。この場合、許容項目情報Dsは、操作部16から出力される操作信号S5に対応するスイッチ操作について、対応する動作が許容されているスイッチ操作(有効なスイッチ操作)と、対応する動作が制限されているスイッチ操作(無効なスイッチ操作)とを特定可能な情報で構成されている。
制御部18は、プロジェクタ1を総括的に制御する。具体的には、制御部18は、受信部15から出力された操作信号S4(すなわち、リモコン3から送信されて受信部15によって受信された操作信号S3)と、操作部16から出力された操作信号S5とに基づいて、各操作信号S4,S5に対応して予め規定された制御処理を実行してプロジェクタ1(プロジェクタ本体2)の各部の動作を制御する。この場合、制御部18は、操作信号S4,S5が出力されたときに、図4に示す動作制御処理40を実行して、操作許容項目記憶部17に記憶されている許容項目情報Dsに基づき、その操作信号S4,S5が、対応する動作の実行を許容されているスイッチ操作に対応する信号か、対応する動作の実行を制限されているスイッチ操作に対応する信号かを特定すると共に、許容されているときに、その操作信号S4,S5に対応する動作を実行させるように各部を制御する。
この場合、このプロジェクタ1(プロジェクタ本体2)では、上記したように、操作部16から出力される操作信号S5については、その操作信号S5に対応するスイッチ操作が有効であるか無効であるかを特定し、特定結果に応じて、対応する動作の実行を許容または制限し、リモコン3から送信される操作信号S3(すなわち、受信部15から出力される操作信号S4)については、その操作信号S3に対応するスイッチ操作のすべてを有効であるとして、対応する動作を直ちに実行する構成が採用されている。
一方、リモートコントローラ3は、一例として、プロジェクタ1専用の(プロジェクタ本体2に付属の)無線通信方式の遠隔操作装置であって、操作部21、制御部22および送信部23を備えて、プロジェクタ本体2を遠隔操作するための上記の操作信号S3を送信可能に構成されている。操作部21は、複数の操作スイッチ(図示せず)を備え、各操作スイッチのスイッチ操作に応じた操作信号S1を制御部22に出力する。制御部22は、操作部21から出力された操作信号S1に基づいてプロジェクタ本体2に送信すべき操作信号S3の内容(プロジェクタ本体2に対する指示内容)に応じた操作信号S2を生成して送信部23に出力する。送信部23は、制御部22から出力された操作信号S2を電光変換処理して操作信号S3(この例では、赤外線信号)として送信する。
このプロジェクタ1の使用に際しては、まず、操作部16の操作に応じて動作すべき(対応する動作を許容すべき)有効な操作項目と、操作部16の操作に応じた動作を制限すべき(対応する動作を制限すべき)無効な操作項目とを設定する。具体的には、プロジェクタ本体2の電源を投入した状態においてリモコン3の操作部21を操作することにより、メニュー画面(図示せず)をスクリーン13aに表示させる。次いで、表示されている各設定項目のうちから「操作項目制限の設定」を選択することにより、図2に示す許容操作項目設定画面31をスクリーン13aに表示させる。
この許容操作項目設定画面31では、一例として、操作部16の操作によって実行可能な各種動作(操作項目)のうちから、「入力切換」、「台形歪補正」、「音量調整」および「ズーム調整」の4つを有効とするか無効とするかをそれぞれ設定するための設定項目と、メニュー画面を表示させた状態において操作部16の操作によって設定操作可能な各種項目(操作項目)のうちから、「画質調整」、「音質調整」、「省エネ設定」および「セキュリティ設定」の4つを有効とするか無効とするかをそれぞれ設定するための設定項目とで構成されている。なお、同図においては、有効と設定されている設定項目は「有効」の文字列が太線で囲まれると共に、無効と設定されている設定項目は「無効」の文字列が太線で囲まれている。この場合、同図では、本発明についての理解を容易とするために、設定すべき操作項目が8つの例を図示しているが、実際には、さらに多くの種類の設定項目が許容操作項目設定画面31に表示される。
続いて、操作部21のカーソル移動スイッチ(図示せず)を操作することにより、対応する動作の実行を許容すべき設定項目を有効とし、対応する動作の実行を制限すべき設定項目を無効にした後に、決定スイッチ(図示せず)を操作する。この際に、制御部18は、リモコン3から出力された操作信号S3(受信部15から出力された操作信号S4)に応じて、各設定項目が有効と設定されたか無効と設定されたかを特定し、特定した内容に基づいて許容項目情報Dsを生成して操作許容項目記憶部17に記憶させる。以上により、操作部16の操作に対応する動作の実行を許容すべき有効な操作項目と、操作部16の操作に対応する動作の実行を制限すべき無効な操作項目との設定作業が完了する。
一方、上記の設定作業が完了して操作許容項目記憶部17に許容項目情報Dsが記憶された状態において、プロジェクタ本体2の操作部16またはリモコン3の操作部21の操作に伴って操作信号S4,S5のいずれかが出力されたときには、制御部18が、図4に示す動作制御処理40を開始する。この動作制御処理40では、制御部18は、プロジェクタ本体2の操作部16に対するスイッチ操作が行われたか(出力された信号が操作信号S5であるか)、リモコン3の操作部21に対するスイッチ操作が行われたか(出力された信号が操作信号S4であるか)を判別する(ステップ41)。
この際に、出力された信号が操作信号S4のとき(すなわち、リモコン3の操作部21に対するスイッチ操作が行われたとき)には、操作信号S4に対応する動作のすべてが許容されているため、制御部18は、プロジェクタ本体2の各部を制御して、操作信号S4に対応して予め規定された動作を実行させる(ステップ42)。この際に、一例として、操作部21における入力切換スイッチ(図示せず)のスイッチ操作に伴ってリモコン3から操作信号S3が出力されたときには、制御部18は、受信部15から出力された操作信号S4に応じて切換部11を制御して、利用者が所望する外部装置5を映像音声処理部12に接続する(スイッチ操作に応じた動作制御処理の一例)。
一方、出力された信号が操作信号S5のとき(すなわち、プロジェクタ本体2の操作部16に対するスイッチ操作が行われたとき)には、制御部18は、その操作信号S5が操作部16のメニュースイッチ(図示せず)の操作に伴って出力された信号であるか否か(メニュースイッチのスイッチ操作が行われたか否か)を判別する(ステップ43)。この際に、メニュースイッチのスイッチ操作が行われたときには、制御部18は、スクリーン13aにメニュー画面を既に表示させた状態であるか否かを判別する(ステップ44)。また、メニュー画面が表示されていると判別したときには、制御部18は、表示させているメニュー画面を消去して(ステップ45)、この動作制御処理40を終了する。
また、メニュー画面が表示されていないと判別したときには、制御部18は、操作許容項目記憶部17から許容項目情報Dsを読み出すと共に、読み出した許容項目情報Dsに基づき、前述したように操作部16の操作によって設定操作可能と設定されている設定項目(有効な設定項目:この例では、「音質調整」)を特定する。次いで、制御部18は、映像音声処理部12を制御して、特定した設定項目(設定操作が有効と設定された設定項目)だけを表示するメニュー画面(図示せず)をスクリーン13aに表示させて(ステップ46)、この動作制御処理40を終了する。この際に、無効な設定項目がメニュー画面に表示されないため、以後の操作によって設定操作を制限した設定項目が操作部16の操作によって変更される事態が回避される。
また、出力された操作信号S5が操作部16のメニュースイッチの操作に伴って出力された信号ではないときには(ステップ43)、制御部18は、その操作信号S5に対応するスイッチ操作が調整操作(この例では、「入力切換操作」、「台形歪補正レベルの調整操作」、「音量調整操作」および「ズーム調整操作」)であるか否かを判別する(ステップ47)。この際に、例えば、操作信号S5が操作部16の電源スイッチのスイッチ操作(調整操作ではないスイッチ操作の一例)に伴って出力された信号のときには、制御部18は、予め規定された手順に従ってプロジェクタ本体2の各部を制御して、操作信号S5に対応して予め規定された電源断処理を実行させ(ステップ42)、この動作制御処理40を終了する。
また、操作信号S5が操作部16の入力切換スイッチの操作(入力切換操作)に伴って出力された信号のときには、制御部18は、操作許容項目記憶部17に記憶されている許容項目情報Dsに基づき、その調整操作が許容されている操作項目であるか否かを判別する(ステップ48)。この場合、前述したように、「入力切換操作」が「有効」と設定されているため、制御部18は、操作部16から出力された操作信号S5に応じて切換部11を制御して、利用者が所望する外部装置5を映像音声処理部12に接続し(スイッチ操作に応じた動作制御処理の一例:ステップ42)、この動作制御処理40を終了する。
一方、操作信号S5が操作部16のズーム調整スイッチ(図示せず)の操作(ズーム調整操作)に伴って出力された信号のときには、制御部18は、操作許容項目記憶部17に記憶されている許容項目情報Dsに基づき、その調整操作が許容されている操作項目であるか否かを判別する(ステップ48)。この場合、前述したように、「ズーム調整操作」が「無効」と設定されているため、制御部18は、操作信号S5に応じてズーム状態を調整(変更)することなく、映像音声処理部12を制御して、図3に示すように、「ご希望の処理は、管理者によって実行が制限されています。」とのメッセージを表したメッセージ画面32をスクリーン13aに表示させて(本発明における所定処理の一例:ステップ49)、この動作制御処理40を終了する。これにより、調整操作を制限した操作項目が操作部16の操作によって実行される事態が回避される。
このように、このプロジェクタ1およびその動作制御方法では、プロジェクタ本体2に配設された操作部16に対する複数種類のスイッチ操作について、対応する動作制御処理の実行を許容すべきスイッチ操作および対応する動作制御処理の実行を制限すべきスイッチ操作のいずれであるかを特定可能に規定して許容項目情報Dsを操作許容項目記憶部17に記憶させると共に、操作部16から操作信号S5が出力されたときに、出力された操作信号S5に対応するスイッチ操作が許容されたスイッチ操作および制限されたスイッチ操作のいずれであるかを特定すると共に、許容されたスイッチ操作のときに出力された操作信号S5に対応する動作制御処理を実行し、制限されたスイッチ操作のときに出力された操作信号S5に対応する動作制御処理の実行をせずに予め規定された所定処理を実行する。
したがって、このプロジェクタ1、およびその動作制御方法によれば、プロジェクタ本体2の操作部16に対する各種のスイッチ操作について、対応する動作制御処理の実行を許容するスイッチ操作と制限するスイッチ操作とを予め規定しておくことで、正規な利用者はリモコン3のスイッチ操作によって所望の動作制御処理を任意に実行させることができると共に、正規な利用者以外の者による操作部16のスイッチ操作によって正規な利用者が意図しない動作制御処理が実行される事態を回避することができる。この場合、このプロジェクタ1、およびその動作制御方法によれば、正規な利用者については、リモコン3を携帯することで所望の動作制御処理を任意に実行することができ、正規な利用者以外の者については、正規な利用者によってリモコン3が携帯されることで操作部16のスイッチ操作だけを許容されて、予め許容された動作制御処理だけを実行させることができるため、煩雑なパスワードの入力作業を不要としつつ、プロジェクタ1の不正な使用を回避することができる。
また、このプロジェクタ1によれば、操作部16から出力された操作信号S5に対応するスイッチ操作が制限されたスイッチ操作のときに、制限されたスイッチ操作である旨のメッセージを映像表示部13によってスクリーン13aに表示させる処理を上記の所定処理として実行することにより、動作制御処理の実行を制限されたスイッチ操作が操作部16に対して行われたときに、スイッチ操作の誤り等に起因して動作制御処理が実行されないのではなく、その動作制御処理が制限されていることによって動作制御処理が実行されない旨を利用者に対して確実に認識させることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、動作の実行を制限されたスイッチ操作が行われたときに、メッセージ画面32をスクリーン13aに表示させる構成のプロジェクタ1を例に挙げて説明したが、本発明に係る制御装置の構成はこれに限定されず、メッセージ画面32による報知に代えて、音声の出力やインジケータ等の点滅によって、制限されたスイッチ操作である旨を報知する構成を採用することができる。また、制限されたスイッチ操作が行われたときに、メッセージ画面32や音声等によってその旨を報知する構成に限定されず、次の操作信号S4,S5が出力されるまで待機する待機処理を本発明における所定処理として実行する構成を採用することもできる。
また、液晶ライトバルブを備えたプロジェクタ1を例に挙げて説明したが、液晶ライトバルブに代えて、デジタルマイクロミラーデバイス等の光変調素子を採用してプロジェクタを構成することができる。この場合、光変調素子として液晶ライトバルブを採用するときにも、透過型の液晶ライトバルブに限定されず、反射型の液晶ライトバルブを採用することができる。さらに、フロント投写型のプロジェクタ1を例に挙げて説明したが、本発明に係るプロジェクタはフロント投写型に限定されず、背面投写型のプロジェクタに本発明を適用することもできる。
さらに、本発明に係る制御装置を備えたプロジェクタ1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、装置本体に配設された操作部および遠隔操作装置(リモートコントローラ)の操作部の操作によって操作可能に構成された各種の電子機器に本発明を適用することができる。この場合、上記の電子機器としては、一例として、視聴覚機器(光ディスクプレーヤ、光ディスクレコーダ、HDDレコーダおよびデジタルチューナ等)や、空調機器(エアコンディショナ、ファンヒータ、電気ストーブ、扇風機および換気扇等)などがこれに含まれる。
プロジェクタ1の構成を示すブロック図である。 許容操作項目設定画面31の表示画面図である。 メッセージ画面32の表示画面図である。 動作制御処理40のフローチャートである。
符号の説明
1 プロジェクタ、2 プロジェクタ本体、3 リモートコントローラ、12 映像音声処理部、13 映像表示部、13a スクリーン、14 音声出力部、15 受信部、16,21 操作部、17 操作許容項目記憶部、18,22 制御部、23 送信部、31 許容操作項目設定画面、32 メッセージ画面、40 動作制御処理、Ds 許容項目情報、S1〜S5 操作信号S5

Claims (5)

  1. スイッチ操作に対応する第1の操作信号を出力する操作部と、当該操作部から前記第1の操作信号が出力されたとき、および遠隔操作装置から第2の操作信号が送信されたときに当該各操作信号に対応して予め規定された動作制御処理を実行する制御部とが装置本体に配設された制御装置であって、
    前記操作部に対する複数種類のスイッチ操作について、対応する前記動作制御処理の実行を許容されたスイッチ操作および当該対応する動作制御処理の実行を制限されたスイッチ操作のいずれであるかを特定可能なスイッチ操作情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記第1の操作信号が出力されたときに、当該出力された第1の操作信号に対応する前記スイッチ操作が前記許容されたスイッチ操作および前記制限されたスイッチ操作のいずれであるかを前記スイッチ操作情報に基づいて特定すると共に、前記許容されたスイッチ操作のときに前記出力された第1の操作信号に対応する前記動作制御処理を実行し、前記制限されたスイッチ操作のときに前記出力された第1の操作信号に対応する前記動作制御処理を実行せずに予め規定された所定処理を実行する制御装置。
  2. 前記制御部は、前記出力された第1の操作信号に対応する前記スイッチ操作が前記制限されたスイッチ操作のときに、制限されたスイッチ操作である旨のメッセージを表示装置に表示させる処理を前記所定処理として実行する請求項1記載の制御装置。
  3. 請求項1または2記載の制御装置と、前記装置本体に配設された処理装置とを備えて、前記制御部が前記動作制御処理を実行して前記処理装置の動作を制御する電子機器。
  4. 請求項1または2記載の制御装置と、前記装置本体に配設された投写機構とを備えて、前記制御部が前記動作制御処理を実行して前記投写機構の動作を制御するプロジェクタ。
  5. 電子機器の装置本体に配設された操作部から第1の操作信号が出力されたとき、および遠隔操作装置から第2の操作信号が送信されたときに当該各操作信号に対応して予め規定された動作制御処理を実行する動作制御方法であって、
    前記第1の操作信号が出力されたときに、当該出力された第1の操作信号に対応するスイッチ操作が許容されたスイッチ操作および制限されたスイッチ操作のいずれであるかを所定のスイッチ操作情報に基づいて特定すると共に、前記許容されたスイッチ操作のときに前記出力された第1の操作信号に対応する前記動作制御処理を実行し、前記制限されたスイッチ操作のときに前記出力された第1の操作信号に対応する前記動作制御処理の実行をせずに予め規定された所定処理を実行する動作制御方法。
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