JP2009053332A - 画像形成装置、画像処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】潜像ゴーストの発生量が変化した場合であっても潜像ゴーストを抑制する。
【解決手段】ゴースト補正量決定回路102は、感光体ドラム20が1回転する前後でそれぞれ露光装置19に入力される2つの画像データをそれぞれ第1の画像データおよび第2の画像データとし、1次元LUT201、202に記憶されている対応関係に基づいて、第1の画像データに含まれる画素値に合致する第1の画素値と、第2の画像データに含まれる画素値に合致する第2の画素値とに対応する補正量を決定し、この補正量を用いて第2の画像データを補正して出力する。ゴースト補正量演算回路105は、A.前記回転体に設けられている保護層の厚さ、B.前記回転体周辺の温度及び湿度、C.前記転写手段が発生する転写電流の電流値、D.最後に電源が切断されていた期間の長さ、のいずれか1以上に応じて1次元LUT201の補正量を書き換える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、画像処理装置およびプログラムに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、形成された潜像の履歴が感光体ドラムに残留し、この影響により、感光体ドラムの1回転後に形成される画像に濃度むらが発生することがある。この濃度むらを潜像ゴーストと呼ぶ。また、潜像ゴーストは面内で均一に発生するとは限らず、その発生の程度が面内でばらつくことがある。
例えば特許文献1では、感光体の材料や電荷輸送層の膜厚を調整して潜像ゴーストを抑制する技術が提案されており、特許文献2では、感光体表面の電荷を除去する除電装置を制御しつつ潜像ゴーストの発生を抑制する技術が提案されている。
特開2002−6527号公報 特開2003−76076号公報
本発明は、潜像ゴーストの発生量が変化した場合であっても潜像ゴーストを抑制することのできる技術の提供を目的とする。
請求項1に係る発明は、回転駆動され、光の照射に応じて表面の電位が変化する回転体と、入力された画像データに含まれる画素値に基づいて前記回転体の表面を露光することによって静電潜像を形成する露光手段と、該静電潜像を現像剤を用いて現像する現像手段と、この現像によって得られた像を記録媒体に転写する転写手段とを有する画像出力手段と、第1の画素値と、第2の画素値と、当該第2の画素値に対する補正量との対応関係を記憶する記憶手段と、前記回転体が1回転する前後でそれぞれ前記露光手段に入力される2つの前記画像データをそれぞれ第1の画像データおよび第2の画像データとし、前記記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、前記第1の画像データに含まれる画素値に合致する前記第1の画素値と、前記第2の画像データに含まれる画素値に合致する前記第2の画素値とに対応する補正量を決定する補正量決定手段と、前記補正量決定手段が決定した補正量を用いて前記第2の画像データを補正して前記露光手段に出力する補正手段と、A.前記回転体に設けられている保護層の厚さ、B.前記回転体周辺の温度及び湿度、C.前記転写手段が発生する転写電流の電流値、D.最後に電源が切断されていた期間の長さ、のいずれか1以上を検知し、検知の結果に応じて、前記記憶手段に記憶されている補正量を書き換える書換手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記書換手段は、前記保護層の厚さが減少するに連れて前記補正量を小さくすることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記書換手段は、前記温度が高くなるに連れて前記補正量を大きくするとともに、前記湿度が高くなるに連れて前記補正量を大きくすることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記書換手段は、前記電流値が大きくなるに連れて前記補正量を大きくすることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記書換手段は、前記期間の長さが長くなるに連れて前記補正量を大きくすることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、第1の画素値と、第2の画素値と、当該第2の画素値に対する補正量との対応関係を記憶する記憶手段と、回転駆動され、光の照射に応じて表面の電位が変化する回転体と、入力された画像データに含まれる画素値に基づいて前記回転体の表面を露光することによって静電潜像を形成する露光手段と、該静電潜像を現像剤を用いて現像する現像手段と、この現像によって得られた像を記録媒体に転写する転写手段とを有する画像出力装置における前記回転体が1回転する前後でそれぞれ前記露光手段に入力される2つの前記画像データをそれぞれ第1の画像データおよび第2の画像データとし、前記記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、前記第1の画像データに含まれる画素値に合致する前記第1の画素値と、前記第2の画像データに含まれる画素値に合致する前記第2の画素値とに対応する補正量を決定する補正量決定手段と、前記補正量決定手段が決定した補正量を用いて前記第2の画像データを補正して前記露光手段に出力する補正手段と、A.前記回転体に設けられている保護層の厚さ、B.前記回転体周辺の温度及び湿度、C.前記転写手段が発生する転写電流の電流値、D.最後に電源が切断されていた期間の長さ、のいずれか1以上を検知し、検知の結果に応じて、前記記憶手段に記憶されている補正量を書き換える書換手段とを有することを特徴とする画像処理装置を提供する。
請求項7に係る発明は、コンピュータを、第1の画素値と、第2の画素値と、当該第2の画素値に対する補正量との対応関係を記憶する記憶手段と、回転駆動され、光の照射に応じて表面の電位が変化する回転体と、入力された画像データに含まれる画素値に基づいて前記回転体の表面を露光することによって静電潜像を形成する露光手段と、該静電潜像を現像剤を用いて現像する現像手段と、この現像によって得られた像を記録媒体に転写する転写手段とを有する画像出力装置における前記回転体が1回転する前後でそれぞれ前記露光手段に入力される2つの前記画像データをそれぞれ第1の画像データおよび第2の画像データとし、前記記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、前記第1の画像データに含まれる画素値に合致する前記第1の画素値と、前記第2の画像データに含まれる画素値に合致する前記第2の画素値とに対応する補正量を決定する補正量決定手段と、前記補正量決定手段が決定した補正量を用いて前記第2の画像データを補正して前記露光手段に出力する補正手段と、A.前記回転体に設けられている保護層の厚さ、B.前記回転体周辺の温度及び湿度、C.前記転写手段が発生する転写電流の電流値、D.最後に電源が切断されていた期間の長さ、のいずれか1以上を検知し、検知の結果に応じて、前記記憶手段に記憶されている補正量を書き換える書換手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、潜像ゴーストの発生量が変化した場合であっても潜像ゴーストを抑制することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における画像形成装置1のハードウェア構成を示す図である。
制御部4は、CPU(Central Processing Unit)44、ROM(Read Only Memory)45、RAM(Random Access Memory)46を有する。記憶部5は、ハードディスク装置等の不揮発性メモリであり、OS(Operating System)等のプログラムが記憶されている。また、記憶部5は、外部から画像形成装置1に入力されたデータを記憶するためにも使用される。ROM45にはIPL(Initial Program Loader)が記憶されており、画像形成装置1に電源が投入されるとCPU44がIPLを実行し、これによってOSがRAM46上に読み出される。そして、CPU44がOSを実行することによって画像形成装置1の制御が行われる。
指示受付部41は、表示部39、キー入力部40からなり、ユーザは、指示受付部41を介して画像形成装置1に指示を入力することができる。表示部39は例えば液晶表示画面であり、メニューを表す画像を表示する。さらに表示部39は画面上でユーザが触れた領域を認識するセンサを備えており、これによってユーザが触れたメニューの項目を特定する。キー入力部40は、スタート、ストップ、リセットの各キーとテンキー等からなる。指示受付部41によって受け付けられた指示はCPU44に送られ、CPU44は送られてきた指示に従って画像形成装置1を制御する。
通信I/F(Interface))48は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク(図示省略)に接続されており、画像形成装置1と他の装置との通信を仲介する。
プラテンガラス2を覆うカバー51には原稿送り装置52が備えられている。原稿送り装置52は、原稿を載せる原稿台53、原稿台53に載せられた原稿を1枚ずつ送り出すローラー54、送り出された原稿をプラテンガラス2上に導くローラー55からなり、原稿台53に複数枚重ねて載せられた原稿を1枚ずつプラテンガラス2上に搬送することができる。
画像入力部12は、原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。具体的には、プラテンガラス2上に載せられた原稿に対して光源13が光を照射し、この反射光がミラー14、15、16およびレンズ17からなる光学系3を介して受光部18により受光される。受光部18はCCD(Charge Coupled Device)等の光電変換素子を有し、反射光をR(Red)色、G(Green)色、B(Blue)色の画像を表す画像データを生成する。CPU44はこの画像データをY(Yellow)色、M(Magenta)色、C(Cyan)色、K(Black)色の画像を表す画像データに変換し、RAM46上に確保されたバッファ領域に書き込む。画像形成装置1を複写機として機能させる場合には、バッファ領域に1ページ分の画像データが書き込まれる度にこの画像データが画像出力部6に供給される。一方、画像形成装置1をスキャナとして機能させる場合には、バッファ領域に書き込まれた画像データが例えばTIFF(Tagged Image File Format)形式の画像データに変換され、記憶部5に記憶される。
画像出力部6は、画像形成エンジン7Y、7M、7C、7K、転写ベルト8、定着装置11等からなる。画像形成エンジン7Y、7M、7C、7Kは、バッファ領域から供給された画像データに基づいて、電子写真方式により、それぞれY(Yellow)色、M(Magenta)色、C(Cyan)色、K(Black)色のトナー像を転写ベルト8の表面に重ねて形成する。各画像形成エンジンの構成は共通であるから、ここでは画像形成エンジン7Yについてのみ説明する。
画像形成エンジン7Yは、感光体ドラム20Yの周囲に、帯電装置21Y、露光装置19Y、現像装置22Y、転写装置25Y等を設けて構成されている。
感光体ドラム20Yは、矢印Aの方向に回転駆動される円筒形の感光体であり、外周面が光導電性を有している。感光体ドラム20Yの回転軸にはエンコーダ(図示省略)が設けられており、感光体ドラム20Yが1回転する度にエンコーダからインデックス信号が出力される。
感光体ドラム20Yの耐久性を高めるために、その表面には樹脂等からなる保護層が設けられている。
帯電装置21Yは、回転駆動される感光体ドラム20Yの表面を所定の電位に帯電させる。
露光装置19Yは、感光体ドラム20Yの表面に露光用ビームLBを照射する走査光学系である。具体的には、露光装置19Yは半導体レーザと回転多面鏡(図示省略)を備えている。露光装置19Yは、バッファ領域に書き込まれた画像データを受け取り、この画像データに基づいてY色の画像を表す露光用ビームLBを半導体レーザによって生成する。回転多面鏡は、予め定められた角速度で回転駆動される。露光装置19Yは、生成された露光用ビームLBを回転多面鏡で反射させ、さらにミラー191Yで反射させることによって感光体ドラム20Yの表面を主走査方向に所定の速度で偏向走査する。ここで、主走査方向とは、感光体ドラム20Yの回転軸の方向と一致し、露光装置19Yは画像データが表す画素値、すなわち各画素の画像面積率に対応する潜像を主走査方向に書き込んで行く。主走査方向の画素の並びを走査線と呼ぶ。副走査方向は主走査方向に直交する方向、すなわち周方向であり、感光体ドラム20Yが回転駆動されることによって走査線単位の潜像の書き込みが副走査方向に繰り返される。
感光体ドラム20Yの表面では、露光用ビームLBが照射された部分の電位が所定のレベルまで低下する。このようにして、感光体ドラム20Yの表面に画像データに基づいた静電潜像が形成される。
現像装置22Yは、感光体ドラム20Y表面に形成された静電潜像を現像する。トナーカートリッジ23Yには、Y色のトナーとキャリアとからなる現像剤が収容されており、所定量の現像剤が現像装置22Yに供給される。現像装置22Yは現像剤を所定の電位に帯電させる。すると、感光体ドラム20Y上の静電潜像と現像剤との電位差によってトナーが静電潜像に付着し、トナー像が形成される。
転写ベルト8は、ローラー26、27、28、29に張架されており、矢印Bの方向に循環駆動される。感光体ドラム20Yの下方には、転写ベルト8を挟むように転写装置25Yが設けられており、所定の電圧が印加される。感光体ドラム20Y表面に形成されたトナー像は、転写装置25Yに印加された電圧による電界の作用によって、転写ベルト8表面に転写される(1次転写)。
クリーナ24Yは、感光体ドラム20Yに残存したトナーを除去する。
以上が画像形成エンジン7Yの構成である。画像形成エンジン7M、7C、7Kにおいても各色に対応したトナー像が形成され、転写ベルト8に重ねて転写される。なお、これ以降、画像形成エンジン7Y、7M、7C、7Kを区別する必要のない場合には、単に画像形成エンジン7と称する。他の構成要素についても同様に、Y、M、C、Kの別を区別する必要のない場合には、Y、M、C、Kの表記を省略するものとする。
媒体供給部9は複数設けられており、互いに異なったサイズの記録媒体10が収容されている。記録媒体10は例えば紙である。転写ベルト8表面にトナー像が形成されると、CPU44は、ユーザが指示受付部41で指定したサイズ、または画像データに基づいて判定したサイズに応じて、媒体供給部9のいずれかに対応するローラー33を回転させ、記録媒体10を1枚ずつ送り出す。送り出された記録媒体10はローラー対34、35、37によって搬送路36に沿って搬送される。
転写ローラー30には所定の電圧が印加されている。転写ベルト8は矢印Bの方向に循環駆動され、その表面に形成されたトナー像が転写ローラー30に接近するのと同期して、転写ローラー30が所定の荷重で転写ベルト8を介してローラー29に押し当てられ、接触領域を形成する。そして、この接触領域に記録媒体10が進入する。転写ベルト8上のトナー像は、転写ローラー30に印加された電圧による電界および接触領域における加圧の作用によって、記録媒体10表面に転写される(2次転写)。
トナー像が転写された記録媒体10は、ローラー対31によって定着装置11に導かれる。定着装置11は、記録媒体10に対して加熱および加圧を行うことによって、トナー像を記録媒体10表面に定着させる。
定着装置11の下流側には、記録媒体10の搬送経路を定めるためのガイド部材35が設けられており、さらにその下流側には、最大サイズの記録媒体10を載せられるだけの大きさの板状部材を備えた媒体排出部32が複数設けられている。上段の媒体排出部32は、記録媒体10の排出のみを行う。下段の媒体排出部32は、ホチキス留め等の後処理の機能をし、ユーザが指示受付部41で後処理を指定した場合にのみ、記録媒体10が下段の媒体排出部32に排出されるようにガイド部材35の向きが変更される。
画像形成装置1は、プリンタとしての機能も備えている。具体的には、画像形成装置1と情報処理装置とが通信ネットワークを介して接続されている場合、この情報処理装置から画像形成装置1に例えばページ記述言語で記述された文書データを送信すると、CPU44は受信された文書データを画像データに変換して画像出力部6に供給する。また、記憶部5に記憶されている画像データを用いて画像を形成することも可能である。この場合、ユーザが記憶部5に記憶されている所望の画像データを指定すると、指定された画像データが画像出力部6に供給される。
さて、画像形成装置1はゴースト補正部100Y、100M、100C、100Kを備えている。ここで、潜像ゴーストについて説明する。
潜像ゴーストの原因はいくつか知られているが、その1つとして、転写電流の集中によるものがある。前述のとおり、感光体ドラム20上のトナー像を転写ベルト8に転写する際、転写装置25により転写ベルト8に対して所定の電圧が印加される。電圧の印加によって感光体ドラム20の表面に流れる電流を転写電流と呼ぶ。この転写電流は、感光体ドラム20の表面に一様に流れることが望ましいが、実際には一様に流れるわけではない。すなわち、感光体ドラム20上でトナーの付着している領域には転写電流が流れにくく、トナーの付着していない領域には転写電流が集中して流れる傾向がある。転写電流の集中した領域はそれ以外の領域よりも帯電電位が低くなるため、トナーの付着していない領域はトナーの付着している領域よりも帯電電位が低くなる。この帯電電位の分布は、トナー像の転写後も感光体ドラム20表面に残留する。
ここで、感光体ドラム20上で直前の転写時にトナーの付着していた領域を便宜上、トナー付着領域と呼び、トナーの付着していなかった領域を非トナー付着領域と呼ぶ。すなわち、トナー像の転写後、非トナー付着領域の帯電電位はトナー付着領域の帯電電位よりも低くなっている。
感光体ドラム20上でトナー像の転写が済んだ部分には、次の露光のために帯電装置21によって新たに帯電が行われる。この帯電において、帯電装置25は感光体ドラム20表面に一様な電圧を印加する。ところが、上記のとおり、非トナー付着領域はトナー付着領域よりも帯電電位が低くなっているため、帯電後の非トナー付着領域の帯電電位はトナー付着領域の帯電電位よりも低くなってしまう。
この状態の感光体ドラム20に対して露光が行われると、非トナー付着領域の帯電電位が本来の帯電電位よりも低くなってしまう。そして、露光に続いて現像が行われると、非トナー付着領域には本来付着するべき量よりも多めのトナーが付着するから、非トナー付着領域の濃度が本来の濃度、すなわち画像データに基づいた濃度よりも高くなってしまう。その結果、転写ベルト8に転写されるトナー像は、本来転写されるべきトナー像に対して、感光体ドラム20の1回転前のトナー像の濃淡を反転させて低濃度で重ねたものとなる。このトナー像が記録媒体10に転写されると、1回転前の画像に対応する領域が相対的に濃度が低下して見えることになる。このように濃淡を反転させて重ねられた画像をネガゴーストという。
また、画像形成時の条件によっては、非トナー付着領域の帯電電位がトナー付着領域の帯電電位よりも高くなることがあり、この場合、感光体ドラム20の1回転前の画像が濃淡を反転させずに低濃度で重ねられて形成される。この画像をポジゴーストという。ネガゴーストとポジゴーストとを潜像ゴーストと総称する。
また、ネガゴーストの原因として、感光体ドラム20の感度の低下によるものが知られている。感光体ドラム20上で潜像の書き込まれた領域は光に対する感度が低下し、潜像の濃度が高いほど感度の低下が大きい。例えば、高濃度の潜像を書き込んで画像形成を行い、感光体ドラム20の1回転後に低濃度かつ均一濃度の潜像を書き込んだとする。この場合、1回転前に潜像の書き込まれた領域の感度が低下しており、感度の低下した部分は低下していない部分よりも同じ強度の露光用ビームLBに対する電位の低下量が小さいため、その部分の潜像の濃度が低くなってしまう。この場合にも、1回転前の画像に対応する領域が相対的に濃度が低下して見えることになる。このような感度の低下を光履歴と呼ぶ。
次に、ネガゴーストの発生の様子について、白黒画像の例を用いて説明する。
図2は、ネガゴーストが発生していない画像の例である。同図の領域Aは、白抜きの×印と黒の×印からなる画像である。領域Bは、各々均一な濃度で塗りつぶされた複数の矩形からなり、各矩形の画像面積率は、図中左からCin=20,40,60,80,100%である。領域A、領域Bの図中縦方向の長さは、ともに感光体ドラム20の円周の長さに等しい。
これに対して図3は、ネガゴーストが発生している画像の例である。この画像は、図2に示した画像を表す画像データをゴースト補正部100を備えていない画像形成装置に入力することによって記録媒体10上に領域A、Bの順に形成した画像である。すなわち、感光体ドラム20の最初の1回転で領域Aの画像が形成され、これに続く1回転で領域Cの画像が形成されたものである。図示されているとおり、ネガゴーストの発生によって領域Bには領域Aの白抜きの×印に対応する位置に黒の×印が浮き出している。また、黒の×印に対応する位置に白抜きの×印が浮き出している。なお、同図は、理解を容易にするために誇張して描かれた図である。
次に、ゴースト補正部100の構成について説明する。ゴースト補正部100Y、100M、100C、100Kはそれぞれ露光装置19Y、19M、19C、19Kの前段に設けられている。ゴースト補正部100Y、100M、100C、100Kの構成は共通であるから、以下の説明ではゴースト補正部100Kについて説明する。
図4は、ゴースト補正部100Kの構成を表す図である。
画像データKは、K色の画像を表すラスタ形式のデータであり、例えば、画像入力部12から供給された画像データである。なお、画像データKは、通信I/F48を介して受信された文書データ等をCPU44がラスタ形式に変換することによって得られた画像データ等でもよい。画像データKは、各画素の画像面積率Cinを0から255までの256階調で表したデータであり、K=0がCin=0%に対応し、K=255がCin=100%に対応する。
画像メモリ101は、例えばFIFO(First in First out)メモリであり、その容量は、感光体ドラム20Kの1回転分の潜像に対応する画像データKのデータ量に等しい。画像入力部12またはCPU44から画像データKが供給されると、画像メモリ101は感光体ドラム20Kの1回転分の潜像に対応するデータ量だけ画像データKを格納し、その後、画像データKの後続のビットが入力されるのと同期して最も格納時期の古いビットを画像データK1としてゴースト補正量決定回路102に出力する。つまり、画像データK1は、これと同期して入力される画像データKよりも感光体ドラム20Kの1回転分だけ前の画像データである。
ゴースト補正量決定回路102は、画像データKを補正するための補正量を決定し、決定された補正量を加算器103に出力する。具体的には、以下のとおりである。
まず、ゴースト補正量決定回路102には、画像メモリ101に画像データKが入力されるのと同期して、これと同じ画像データKが入力される。前述のとおり、画像メモリ101は画像データKの入力と同期して画像データK1をゴースト補正量決定回路102に出力するから、ゴースト補正量決定回路102には、画像データKと画像データK1とが同期して入力されることになる。
ゴースト補正量決定回路102は、内部にメモリを有し、メモリには1次元LUT(Look Up Table)201と1次元LUT202が書き込まれている。1次元LUT201は、画像データKの画素値と補正量βとを対応付けて保持するテーブルである。また、1次元LUT202は、画像データK1の画素値と補正量γとを対応付けて保持するテーブルである。補正量β、γは、予め所定の方法によって求められている。
ここで、補正量β、γを求める手順について説明する。図5は、補正量β、γを求める手順を表す図である。
補正量β、γを求めるには、まず、テスト画像を表すテスト画像データを画像出力部6に入力する(ステップA01)。ユーザが指示入力部41に所定の指示を入力すると、テスト画像データ発生回路105がテスト画像データを発生し、このテスト画像データが画像出力部6に入力される。
図6は、補正量β、γを求める際に用いるテスト画像の例である。色票A,Bの図中縦方向の長さは感光体ドラム20Kの円周の長さに等しい。色票Aは、各々が均一な濃度の複数のパッチからなり、上から画像面積率Cin=100,80,60%のパッチが並べられている。色票Bの各パッチは、色票Aにおける縦方向1列分のパッチとその一部が重なるように設けられた均一な濃度のパッチであり、図中左からCin=15,30,50,70,100%である。
次に、上記のテスト画像データを用いて画像出力部6によって記録媒体10上にテスト画像を形成する(ステップA02)。図7は、形成されたテスト画像を表す図である。この例では、感光体ドラム20Kの最初の1回転によって色票Aの画像が形成され、これに続いて次の1回転で色票Bの画像が形成されている。図示されているとおり、色票Bにおいて、色票Aのネガゴーストが発生しており、色票Aの各パッチに対応する領域の濃度がその周辺の濃度よりも低くなっている。また、色票AにおけるCinが高いほど、そのパッチに対応する領域の濃度の低下が大きい。また、色票BにおけるCinが低いほど、色票Aのパッチに対応する領域の濃度の低下が大きい。
以下の説明では、ネガゴーストの発生により濃度の低下した領域を「ゴースト発生部」と呼び、ゴーストが発生していない領域を「背景部」と呼ぶ。すなわち、上記の例では、色票Bにおいて色票Aのパッチに対応する領域がゴースト発生部であり、それ以外の領域が背景部である。
次に、図7に示す色票Bを画像入力部12で読み取り、得られた画像データを反射率に変換する(ステップA03)。この処理は、色票AにおけるCinの値毎に行う。図8は、色票AのCin=100%のパッチに対応するゴースト発生部の反射率と色票BのCinとの関係を表す図であり、横軸が色票BのCin、縦軸が反射率である。図中の破線はゴースト発生部の反射率、実線は背景部の反射率をプロットしたものである。
図示されているとおり、Cinの値毎に反射率を比較すると、ゴースト発生部の反射率が背景部の反射率よりも高い、すなわちゴースト発生部の濃度が背景部の濃度よりも低いことが判る。本実施形態では、ゴースト発生部の反射率が背景部の反射率に一致するように画像データKを補正する(ステップA04)。具体的には、反射率の値毎に、色票Bのゴースト発生部のCinから背景部のCinを差し引いたものを補正量β100とする。ここで、βの添え字「100」は、色票AのCinの値を表している。図示されたネガゴーストの例では、補正量β100は正の値となる。なお、ポジゴーストの場合には補正量β100は負の値となる。
図9(a)は、上記の手順で求められた補正量β100と色票BのCinとの関係を表す図である。この例は、背景部がCin=15,30,50,70,100%である場合の補正量β100を求め、適宜、補間したものである。
続いて、色票AのCin=80%,60%のパッチに対応するゴースト発生部についても上記と同様の手順で補正量βを求める。図9(b)は、色票AのCin=80%のパッチに対応するゴースト発生部の補正量β80と色票BのCinとの関係を表す図である。また、図9(c)は、色票AのCin=60%のパッチに対応するゴースト発生部の補正量β60と色票BのCinとの関係を表す図である。
次に、β80のβ100に対する比を求める(ステップA05)。例えば、色票BのCin=15%,30%,50%,70%,100%についてβ80のβ100に対する比を求めてそれらの平均値を求める。β60についても同様に色票BのCin=15%,30%,50%,70%,100%について、β100に対する比の平均値を求める。この手順で求められた平均値を補正量γとする。図10は、補正量γと色票AのCinとの関係を表す図である。図示のとおり、色票AのCin=100%のとき補正量γ=1であり、色票AのCinが低下するに連れて、補正量γが急激に減少することが判る。
なお、補正量γとして、β80、β60のβ100に対する比の平均値の代わりにそれぞれの最大値を用いてもよい。
以上が補正量β、γを求める手順である。
ゴースト補正量決定回路102が備える1次元LUT(Look Up Table)201には、予め上記の手順で求められた補正量β100がCinの値と対応付けられて書き込まれている。また、1次元LUT202には、予め上記の手順で求められた補正量γがCinの値と対応付けられて書き込まれている。ゴースト補正量決定回路102は、入力された画像データKと画像データK1とに対応する補正量β100、γを画素毎に求める。すなわち、画素毎に、画像データKに対応する補正量β100を1次元LUT201から求め、画像データK1に対応する補正量γを1次元LUT202から求め、β100にγを乗じることによって補正量αを求める。そして、求められた補正量αを加算器103に出力する。
加算器103は、ゴースト補正量決定回路102が画像データKを入力するのと同期してこれと同じ画像データKを入力し、ゴースト補正量決定回路102が出力した補正量αを画像データKに加算し、これを画像データK+αとして選択器104に出力する。
選択器104は、画像データK+αを画像出力部6に出力する。すると、画像出力部6は、画像データK+αに基づいて記録媒体10上に画像を形成する。。
さて、ゴースト補正量演算回路106は、1次元LUT201に書き込まれている補正量β100を書き換えるために設けられている。ゴースト補正量演算回路106は、例えば、CPU、ROM,RAMを有するコンピュータであり、補正量書き換えの手順を記述したプログラムがROMに格納されている。CPUがこのプログラムをRAM上に読み出して実行することによって、補正量β100の書き換えのための処理が実行される。
補正量β100の書き換えは、指示受付部41に対してユーザが所定の指示を入力することによって行なわれる。例えば、画像形成装置1で形成される画像をユーザが観察し、潜像ゴーストの発生が視認された場合、あるいは潜像ゴーストが著しく増加した場合にユーザが所定の指示を入力する。例えば、指示受付部41の表示部39に表示されている「画質調整」なる項目をユーザが指定すると、画質の調整を行うためのメニューが表示され、その中の「ゴースト補正量書き換え」なる項目をユーザが指定する。この項目が指定されると、ゴースト補正量演算回路106が補正量β100の書き換えの処理を実行する。
補正量β100を書き換えるのは以下に示す理由からである。
潜像ゴーストは、時間の経過や画像形成装置1内の環境の変化等に応じて発生量が変化することがある。潜像ゴースト発生量の変化の原因を列挙すると、以下のとおりである。
(1)感光体ドラムの保護層の磨耗
クリーナ24が感光体ドラム20上に残存したトナーを除供する際、クリーナ24と感光体ドラム20との間に摩擦が生じるから、画像形成エンジン7の累積の動作時間が延びるにつれて保護層の磨耗が進行する。保護層の磨耗が進行すると潜像ゴーストの発生量が変化する。図11(a)は、保護層の厚さと潜像ゴースト発生量との関係を表す図である。図示されているように、保護層の厚さが減少するに連れて、潜像ゴーストの発生量が減少する。
(2)温度・湿度の変化
感光体ドラム20周辺の温度・湿度が変化すると感光体ドラム20表面の電気抵抗が変化するので、潜像ゴーストの発生量が変化する。感光体ドラム20表面に保護層を有する場合、温度・湿度の変化による潜像ゴースト発生量の変化が顕著である。図11(b)は、感光体ドラム20周辺の温度・湿度と潜像ゴースト発生量との関係を表す図である。図示されているように、感光体ドラム20周辺の温度・湿度が高くなるに連れて、潜像ゴーストの発生量が増加する。
(3)転写電流の変化
転写装置25は、現像装置22内の現像剤のトナー濃度や感光体ドラム20周辺の温度・湿度に応じて転写電流の電流値を調整している。転写電流値が変化すると潜像ゴーストの発生量が変化する。図11(c)は、転写電流値と潜像ゴースト発生量との関係を表す図である。図示されているように、転写電流値が高くなるに連れて、潜像ゴーストの発生量が増加する。
(4)光履歴の回復の程度
前述のとおり、潜像ゴーストの原因の一つとして光履歴によるものが知られている。また、光履歴の残留の程度は、画像形成装置1の電源が切断されていた期間(休止期間)の長さに依存することが判っている。従って、休止期間の長さによって光履歴に起因する潜像ゴーストの発生量が変化する。図11(d)は、電源投入直後に画像形成したページ数と潜像ゴースト発生量との関係を休止期間の長さ毎に表した図である。図示されているように、休止期間が長いほど潜像ゴーストの発生量が増加する。
画像形成装置1は、上記(1)〜(4)の各原因による潜像ゴースト発生量の変化に応じて、補正量β100を書き換えるように構成されている。以下の説明では。上記(1)〜(4)の各原因に対応する補正量β100の書き換えの態様について、それぞれ第1、第2、第3、第4実施形態として説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態は上記(1)の原因に対応する実施形態であり、感光体ドラムの保護層の厚さに応じて補正量β100を書き換えるように構成されている。図4に示すように、画像形成装置1には、サイクルカウンタ301と回転数記憶部302が設けられている。
サイクルカウンタ301は、画像形成装置1に最後に電源が投入されてからの感光体ドラム20の回転数を計数し、回転数を表す回転数データを回転数記憶部302に出力する。
回転数記憶部302は、画像形成装置1の電源が切断される度に、その時点でサイクルカウンタ301から出力された回転数データを積算し、積算された値を記憶する。これによって、回転数記憶部302は、画像形成装置1に最初に電源が投入されてから最後に電源が切断されるまでの感光体ドラム20の累積の回転数を表す累積回転数データが記憶される。
図12は、感光体ドラム20の保護層の厚さtと補正量βprとの関係を表す図である。図中のt=t0,t1,t2,t3は保護層の厚さであり、それらの大小関係はt0>t1>t2>t3である。t=t0は保護層が全く磨耗していないときの厚さであり、このときの補正量(図中の実線)は図5の手順で求められたβ100である。画像形成エンジン7の累積の動作時間が伸びるに連れて、t=t0,t1,t2,t3と徐々に保護層の厚さが減少していく。保護層の厚さが減少すると潜像ゴーストの発生量も減少するので、補正量βprをβ100よりも小さくする必要がある。
保護層の厚さtと補正量βprとの関係は次式で表される。
βpr=A×β100 式(1)
ただし、A=t/t0である。
保護層の厚さtは感光体ドラム20の累積の回転数から求められる。ゴースト補正量演算回路106は、サイクルカウンタ201から回転数データを取得する。そして、回転数データが表す回転数を回転数記憶部302に記憶されている回転数に加算する。これによって、画像形成装置1に最初に電源が投入されてからの感光体ドラム20の累積の回転数Nが求められる。
ゴースト補正量演算回路106のROMには感光体ドラム20の累積の回転数Nと保護層の厚さtとの関係が記憶されており、CPUはこの関係に基づいて回転数Nに対応する厚さtを求める。次に、ゴースト補正量演算回路106は、1次元LUT201からβ100を読み出し、求められた厚さt及びβ100を式(1)に代入することによって補正量βprを求める。そして、ゴースト補正量演算回路106は、1次元LUT201に書き込まれているβ100を1次元LUT201の別の記憶領域にコピーし、求められた補正量βprをコピー元のβ100に上書きする。コピーされたβ100は、次回以降の補正量の書き換えの際に用いられる。
以上が第1実施形態についての説明である。
<第2実施形態>
第2実施形態は上記(2)の原因に対応する実施形態であり、感光体ドラム20周辺の温度・湿度に応じて補正量β100を書き換えるように構成されている。図4に示しように、画像形成装置1には、温度・湿度センサ303が設けられている。
温度・湿度センサ303は、感光体ドラム20の近傍に設けられており、感光体ドラム20周辺の温度及び湿度を測定し、温度及び湿度を表す温度・湿度データをゴースト補正量演算回路106に出力する。
図13は、感光体ドラム20周辺の温度・湿度と補正量βhとの関係を表す図である。図中の実線は図5の手順で求められたβ100である。ここで、感光体ドラム20周辺の温度をTe、湿度をHuとし、β100が求められたときの感光体ドラム20周辺の温度をTe0、湿度をHu0とする。Te>Te0且つHu>Hu0の場合、Te=Te0且つHu=Hu0の場合よりも潜像ゴーストの発生量が増加するので、補正量βhをβ100よりも大きくする必要がある。反対に、Te<Te0且つHu<Hu0の場合、Te=Te0且つHu=Hu0の場合よりも潜像ゴーストの発生量が減少するので、補正量βhをβ100よりも小さくする必要がある。
感光体ドラム20周辺の温度・湿度と補正量βhとの関係は次式で表される。
βh=B×β100 式(2)
ただし、Bは感光体ドラム20周辺の温度Teと湿度Huとの組み合わせから決まる係数であり、温度が高いほど、また、湿度が高いほどBが大きくなる。
ゴースト補正量演算回路106のROMには温度Teと湿度Huとの組み合わせと係数Bとの関係が記憶されており、CPUはこの関係に基づいて温度Te及び湿度Huに対応する係数Bを求める。次に、ゴースト補正量演算回路106は、1次元LUT201からβ100を読み出し、求められた係数B及びβ100を式(2)に代入することによって補正量βhを求める。そして、ゴースト補正量演算回路106は、1次元LUT201に書き込まれているβ100を1次元LUT201の別の記憶領域にコピーし、求められた補正量βhをコピー元のβ100に上書きする。コピーされたβ100は、次回以降の補正量の書き換えの際に用いられる。
以上が第2実施形態についての説明である。
<第3実施形態>
第3実施形態は上記(3)の原因に対応する実施形態であり、転写電流の電流値に応じて補正量β100を書き換えるように構成されている。図4に示すように、画像形成装置1には、転写電流測定部304が設けられている。
転写電流測定部304は、感光体ドラム20表面に発生した転写電流の電流値を測定し、電流値を表す電流値データをゴースト補正量演算回路106に出力する。
図14は、転写電流値と補正量βjとの関係を表す図である。図中の実線は図5の手順で求められたβ100である。ここで、転写電流値をJとし、β100が求められたときの転写電流値をJ0とする。J>J0の場合、J=J0の場合よりも潜像ゴーストの発生量が増加するので、補正量βjをβ100よりも大きくする必要がある。反対に、J<J0の場合、J=J0の場合よりも潜像ゴーストの発生量が減少するので、補正量βjをβ100よりも小さくする必要がある。
転写電流値と補正量βjとの関係は次式で表される。
βj=C×β100 式(3)
ただし、C=j/j0である。
ゴースト補正量演算回路106のROMには転写電流値Jと係数Cとの関係が記憶されており、CPUはこの関係に基づいて転写電流値Jに対応する係数Cを求める。次に、ゴースト補正量演算回路106は、1次元LUT201からβ100を読み出し、求められた係数C及びβ100を式(2)に代入することによって補正量βjを求める。そして、ゴースト補正量演算回路106は、1次元LUT201に書き込まれているβ100を1次元LUT201の別の記憶領域にコピーし、求められた補正量βjをコピー元のβ100に上書きする。コピーされたβ100は、次回以降の補正量の書き換えの際に用いられる。
以上が第3実施形態についての説明である。
<第4実施形態>
第4実施形態は上記(4)の原因に対応する実施形態であり、休止期間の長さに応じて補正量β100を書き換えるように構成されている。図4に示すように、画像形成装置1には、休止期間記憶部305が設けられている。
休止期間記憶部305は、最後に画像形成装置1の電源が切断された時刻を記憶し、この時刻と最後に電源が投入された時刻との差から画像形成装置1の休止期間の長さを求め、休止期間の長さを表す休止期間データを記憶する。
図15は、休止期間の長さと補正量βrとの関係を表す図である。図中の実線は図5の手順で求められたβ100である。休止期間の長さrが長いほど潜像ゴースト発生量が増加するので、補正量βrを大きくする必要がある。β100が求められたときのその直前の休止期間は0である。従って、休止期間の長さに応じた係数をβ100に乗ずることによってβrが求められる。
休止期間の長さと補正量βrとの関係は次式で表される。
βr=D×β100 式(4)
ただし、Dは休止期間の長さから決まる係数であり、休止期間が長いほどDが大きくなる。
ゴースト補正量演算回路106のROMには休止期間の長さrと係数Dとの関係が記憶されており、CPUはこの関係に基づいて休止期間の長さrに対応する係数Dを求める。次に、ゴースト補正量演算回路106は、1次元LUT201からβ100を読み出し、求められた係数D及びβ100を式(4)に代入することによって補正量βrを求める。そして、ゴースト補正量演算回路106は、1次元LUT201に書き込まれているβ100を1次元LUT201の別の記憶領域にコピーし、求められた補正量βrをコピー元のβ100に上書きする。コピーされたβ100は、次回以降の補正量の書き換えの際に用いられる。
以上が第4実施形態についての説明である。
なお、上記の説明ではネガゴーストを補正する場合の例を示したが、上記の構成によりポジゴーストの補正を行うことも可能であることはいうまでもない。
以上説明した形態に限らず、本発明は種々の形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形した形態でも実施可能である。
<変形例1>
上記の実施形態では画像データKおよびK1に応じた補正量β100、γをそれぞれ1次元LUT201、202から読み出して補正量αを決定する例を示したが、2次元LUTを用いるように構成してもよい。すなわち、画像データK、K1の組み合わせに応じた補正量αを保持する2次元LUTを補正量決定回路102に備えておき、画素毎に画像データK、K1に応じた補正量αを2次元LUTから求めるように構成する。
また、1次元LUTの代わりに画像データKと補正量β100との対応関係を表す関数、および,画像データK1と補正量γとの対応関係を表す関数をメモリに記憶させておき、これらの関数を用いて補正量β、γを求めるように構成してもよい。
<変形例2>
上記の実施形態ではユーザが補正量β100の書き換えが必要であると判断した場合にユーザが画像形成装置1に書き換えの指示を与える例を示したが、補正量β100の書き換えを以下の場合に行うように構成してもよい。例えば、画像形成装置1によって形成された画像のページ数が所定値に達する度にCPU44がゴースト補正部100に補正量β100の書き換えの実行を指示するようにしてもよい。また、第1実施形態において、保護層の厚さが所定値に達した場合にCPU44が補正量の書き換えを指示するようにしてもよい。また、第2実施形態において、温度・湿度が所定値に達した場合にCPU44が補正量の書き換えを指示するようにしてもよい。また、第3実施形態において、転写電流値が所定値に達した場合にCPU44が補正量の書き換えを指示するようにしてもよい。また、第4実施形態において、休止期間が所定値に達した場合にCPU44が補正量の書き換えを指示するようにしてもよい。
<変形例3>
第1乃至第4実施形態のうち2つ以上の実施形態を組み合わせてもよい。例えば、画像形成装置1にサイクルカウンタ301、回転数記憶部302、温度・湿度センサ303、転写電流測定部304、休止期間記憶部305を設け、第1乃至第4実施形態として示したすべての態様で補正量の書き換えを行うようにしてもよい。
<変形例4>
上記の実施形態では感光体ドラムの1回転前に対応する画像データに基づいて潜像ゴーストを補正する例を示したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、現像装置22は円筒形の部材である現像ローラーを備えている。現像ローラーは感光体ドラム20と逆極性に帯電され、所定の方向に回転駆動されている。トナーカートリッジ23から供給されたトナーが現像ローラーの表面に付着し、現像ローラーと静電潜像との電位差によってトナーが感光体ドラム20表面へ移動する。この際、トナーが移動した部分と残留した部分とで現像ローラー表面の電位に差が生じる。次の現像の際、現像ローラーは一様に帯電されていることが望ましいが、1回転前の現像の際に生じた電位の不均一の影響によって付着するトナーの量が不均一となり、その結果、潜像ゴーストが発生することがある。
このような場合にも、上記の実施形態の構成を用いて潜像ゴーストを抑制することができる。すなわち、現像ローラーの1回転分の画像データKを画像メモリ101に格納し、画像データKとこれに対して現像ローラーの1回転前に対応する画像データK1とに基づいて、上記の実施形態と同様の手順で補正量αを求めればよい。
<変形例5>
上記の実施形態ではゴースト発生部のCinから背景部のCinを差し引いたものを補正量β100とする例を示したが、例えば、背景部のCinに対するゴースト発生部のCinの比を求めてこれを補正量β100としてもよい。この場合、β100にγを乗じたものを補正量αとし、画像データKに補正量αを乗じることによってゴースト発生部の濃度を背景部の濃度に一致させることができる。
<変形例6>
上記の実施形態では補正量β、γが予め1次元LUT201、202に書き込まれている例を示したが、補正量β、γが予め書き込まれていなくてもよい。この場合、当該画像形成措置1における最初の潜像ゴーストの補正では、上述した手順によって補正量β、γを求め、この補正量β、γを1次元LUT201,202に書き込んで補正に用いればよい。
<変形例7>
上記の実施形態では画像メモリ101としてFIFOメモリを用いる例を示したが、画像メモリ101はこの例に限定されるものではない。入力された画像データKを保持し、後続のビットが入力されるのと同期して、当該ビットと感光体ドラム20の1回転前に対応するビットとを補正量決定回路102に出力するように構成されていればよい。
<変形例8>
上記の実施形態ではゴースト補正部100のゴースト補正量演算回路106以外をハードウェアで構成する例を示したが、コンピュータをゴースト補正部100として機能させるためのプログラムを記憶部5に記憶させておき、CPU44がこのプログラムを実行することによって上記実施形態の処理を実行するようにしてもよい。面内むら補正部300についても同様である。
また、このプログラムを光ディスク等の記録媒体に記録し、この記録媒体からプログラムを読み取って記憶部5に書き込むようにしてもよい。また、このプログラムを通信ネットワーク経由で受信し、受信したプログラムを記憶部5に書き込むようにしてもよい。
<変形例9>
上記の実施形態では互いに異なる色に対応した4基の画像形成エンジンを有する画像形成装置に本発明を適用した例を示したが、3基以下または5基以上の画像形成エンジンを有する画像形成装置に本発明を適用してもよい。
画像形成装置1のハードウェア構成を示す図である。 ネガゴーストが発生していない画像を表す図である。 ネガゴーストが発生している画像を表す図である。 ゴースト補正部100Kの構成を表す図である。 補正量β、γを求める手順を表す図である。 テスト画像の例である。 テスト画像データに基づいて形成されたテスト画像を表す図である。 色票BのCinと反射率との関係を表す図であり、 補正量βと色票BのCinとの関係を表す図である。 補正量γと色票AのCinとの関係を表す図である。 潜像ゴースト発生量の変化の様子を表す図である。 保護層の厚さtと補正量βprとの関係を表す図である。 温度・湿度と補正量βhとの関係を表す図である。 転写電流値と補正量βjとの関係を表す図である。 休止期間の長さと補正量βrとの関係を表す図である。
符号の説明
1…画像形成装置、4…制御部、44…CPU、45…ROM、46…RAM、5…記憶部、41…指示受付部、39…表示部、40…キー入力部、48…通信I/F、2…プラテンガラス、52…原稿送り装置、12…画像入力部、6…画像出力部、7Y、7M、7C、7K…画像形成エンジン、20…感光体ドラム、21…帯電装置、19…露光装置、22…現像装置、25…転写装置、8…転写ベルト、24…クリーナ、9a、9b…媒体供給部、10…記録媒体、30…転写ローラー、11…定着装置、32a、32b…媒体排出部、100…ゴースト補正部、101…画像メモリ、102…ゴースト補正量決定回路、201…1次元LUT、202…1次元LUT、103…加算器、104…選択器、105…テスト画像データ発生回路、106…ゴースト補正量演算回路、301…サイクルカウンタ、302…回転数記憶部、303…温度・湿度センサ、304…転写電流測定部、305…休止期間記憶部

Claims (7)

  1. 回転駆動され、光の照射に応じて表面の電位が変化する回転体と、入力された画像データに含まれる画素値に基づいて前記回転体の表面を露光することによって静電潜像を形成する露光手段と、該静電潜像を現像剤を用いて現像する現像手段と、この現像によって得られた像を記録媒体に転写する転写手段とを有する画像出力手段と、
    第1の画素値と、第2の画素値と、当該第2の画素値に対する補正量との対応関係を記憶する記憶手段と、
    前記回転体が1回転する前後でそれぞれ前記露光手段に入力される2つの前記画像データをそれぞれ第1の画像データおよび第2の画像データとし、前記記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、前記第1の画像データに含まれる画素値に合致する前記第1の画素値と、前記第2の画像データに含まれる画素値に合致する前記第2の画素値とに対応する補正量を決定する補正量決定手段と、
    前記補正量決定手段が決定した補正量を用いて前記第2の画像データを補正して前記露光手段に出力する補正手段と、
    A.前記回転体に設けられている保護層の厚さ、
    B.前記回転体周辺の温度及び湿度、
    C.前記転写手段が発生する転写電流の電流値、
    D.最後に電源が切断されていた期間の長さ、
    のいずれか1以上を検知し、検知の結果に応じて、前記記憶手段に記憶されている補正量を書き換える書換手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記書換手段は、前記保護層の厚さが減少するに連れて前記補正量を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記書換手段は、前記温度が高くなるに連れて前記補正量を大きくするとともに、前記湿度が高くなるに連れて前記補正量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記書換手段は、前記電流値が大きくなるに連れて前記補正量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記書換手段は、前記期間の長さが長くなるに連れて前記補正量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 第1の画素値と、第2の画素値と、当該第2の画素値に対する補正量との対応関係を記憶する記憶手段と、
    回転駆動され、光の照射に応じて表面の電位が変化する回転体と、入力された画像データに含まれる画素値に基づいて前記回転体の表面を露光することによって静電潜像を形成する露光手段と、該静電潜像を現像剤を用いて現像する現像手段と、この現像によって得られた像を記録媒体に転写する転写手段とを有する画像出力装置における前記回転体が1回転する前後でそれぞれ前記露光手段に入力される2つの前記画像データをそれぞれ第1の画像データおよび第2の画像データとし、前記記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、前記第1の画像データに含まれる画素値に合致する前記第1の画素値と、前記第2の画像データに含まれる画素値に合致する前記第2の画素値とに対応する補正量を決定する補正量決定手段と、
    前記補正量決定手段が決定した補正量を用いて前記第2の画像データを補正して前記露光手段に出力する補正手段と、
    A.前記回転体に設けられている保護層の厚さ、
    B.前記回転体周辺の温度及び湿度、
    C.前記転写手段が発生する転写電流の電流値、
    D.最後に電源が切断されていた期間の長さ、
    のいずれか1以上を検知し、検知の結果に応じて、前記記憶手段に記憶されている補正量を書き換える書換手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. コンピュータを、
    第1の画素値と、第2の画素値と、当該第2の画素値に対する補正量との対応関係を記憶する記憶手段と、
    回転駆動され、光の照射に応じて表面の電位が変化する回転体と、入力された画像データに含まれる画素値に基づいて前記回転体の表面を露光することによって静電潜像を形成する露光手段と、該静電潜像を現像剤を用いて現像する現像手段と、この現像によって得られた像を記録媒体に転写する転写手段とを有する画像出力装置における前記回転体が1回転する前後でそれぞれ前記露光手段に入力される2つの前記画像データをそれぞれ第1の画像データおよび第2の画像データとし、前記記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて、前記第1の画像データに含まれる画素値に合致する前記第1の画素値と、前記第2の画像データに含まれる画素値に合致する前記第2の画素値とに対応する補正量を決定する補正量決定手段と、
    前記補正量決定手段が決定した補正量を用いて前記第2の画像データを補正して前記露光手段に出力する補正手段と、
    A.前記回転体に設けられている保護層の厚さ、
    B.前記回転体周辺の温度及び湿度、
    C.前記転写手段が発生する転写電流の電流値、
    D.最後に電源が切断されていた期間の長さ、
    のいずれか1以上を検知し、検知の結果に応じて、前記記憶手段に記憶されている補正量を書き換える書換手段
    として機能させるためのプログラム。
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