JP2011164603A - 画像形成装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Kichirin Hiroe
吉倫 廣江
Hidekazu Yamanishi
英一 山西
Hiroyuki Okuyama
博幸 奥山
Tetsuya Sadohara
哲也 佐土原
Yasuaki Okamoto
泰明 岡本
Hiromasa Tanaka
宏昌 田中
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Abstract

【課題】記録媒体(用紙)の非画像領域に印字した調整用パターンを読み取って画質調整のパラメータを算出し画質調整を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体に形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写部と、転写した現像剤像を記録媒体に定着する定着器とを含むプリンタ部と、画像データが入力され、画質調整された画像データをプリンタ部に出力する画像処理部と、プリンタ部を制御して、記録媒体の非画像領域に画質調整用パターンを印字する印字部と、記録媒体に印字された画質調整用パターンを読み取り、読み取った画質調整用パターンを利用して画質調整のパラメータを算出して画像処理部の画質を調整する画質調整部と、を具備する。
【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、画質調整機能を有する画像形成装置及び画像処理方法に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置にあっては、予め設定した枚数が印刷された場合などに自動的に画質調整を行う画質調整機能が備わっている。或いはサービスマンによるメンテナンス時などにも印字状態を最適化するために画質調整が行われている。しかしながら、一定枚数印刷後、または前回調整が行われた状態からの経時変化等により画質が低下することがあり、良好な印刷が行えないといった不具合があった。
画質調整としては、例えば色相・色彩調整、シャープネス調整、濃度調整などがある。また画質の低下としては、例えば感光体ドラムに帯電ムラが発生して画像に縦スジ等が生じることがあり、この場合には帯電器による帯電バラツキを抑制し、転写ベルトのトナー量を調整するようにしている。しかしながら、印刷後の画質の状態についてまでは制御できないという問題点があった。
特開2001−92200号公報
発明が解決しようとする課題は、記録媒体(用紙)の非画像領域に印字した調整用パターンを読み取って画質調整のパラメータを算出し、画質調整を行う画像形成装置及び画像処理方法を提供することにある。
実施形態に係る画像形成装置は、像担持体に形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写した現像剤像を記録媒体に定着する定着器とを含むプリンタ部と、画像データが入力され、画質調整された画像データを前記プリンタ部に出力する画像処理部と、前記プリンタ部を制御して、前記記録媒体の非画像領域に画質調整用パターンを印字する印字部と、前記記録媒体に印字された前記画質調整用パターンを読み取り、前記読み取った画質調整用パターンを利用して画質調整のパラメータを算出し、前記パラメータによって前記画像処理部の画質を調整する画質調整部と、を具備する。
実施形態に係る画像形成装置の構成を示す構成図。 実施形態における画像形成部を拡大して示す構成図。 実施形態における画質調整用パターンの印字例を示す説明図。 実施形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図。 実施形態の主要部である画像処理部と画質調整部の構成を示すブロック図。 実施形態における画質調整用パターンの読み取りと画質調整の動作を示す説明図。 実施形態における画質調整の設定画面の一例を示す説明図。 実施形態における自動画質調整の設定画面の一例を示す説明図。
以下、発明を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、一実施形態に係る画像形成装置を示す構成図である。図1において、画像形成装置100は、例えば複合機であるMFP(Multi-Function Peripherals)や、プリンタ、複写機等である。以下の説明ではMFPを例に説明する。MFP100の本体11の上部には原稿台があり、原稿台上には自動原稿搬送部(ADF)12を開閉自在に設けている。また本体11の上部には操作部を構成する操作パネル13を設けている。操作パネル13は、各種のキーから成る操作部14と、タッチパネル式の表示部15を有している。
本体11内のADF12の下部にはスキャナ部16を設けている。スキャナ部16は、ADF12によって送られる原稿または原稿台上に置かれた原稿を読み取って画像データを生成する。さらに本体11内の中央部にはプリンタ部17を有し、本体11の下部には、各種サイズの用紙を収容する複数のカセット18を備えている。
プリンタ部17は、感光体ドラムとレーザ等を含み、スキャナ部16で読み取った画像データや、PC(Personal Computer)などで作成された画像データを処理して記録媒体である用紙に画像を定着する。プリンタ部17によって画像が定着された用紙は、排紙部41に排出される。
プリンタ部17は、例えばタンデム方式によるカラーレーザプリンタであり、レーザ露光装置19からのレーザビームによって感光体を走査して画像を生成するもので、ブラック(K),イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像形成部20K,20Y,20M,20Cを含む。画像形成部20K,20Y,20M,20Cは、転写ベルト21の下側に、上流から下流側に沿って並列に配置している。各画像形成部20K,20Y,20M,20Cは、同じ構成であるため、画像形成部20Cを代表にして構成を説明する。
図2は、画像形成部20Cを拡大して示す構成図である。画像形成部20Cは、像担持体である感光体ドラム22Cを有す。感光体ドラム22Cの周囲には、その回転方向tに沿って帯電チャージャ23C、現像装置24C、1次転写ローラ25C、クリーナ26C、ブレード27C等を配置している。感光体ドラム22Cの露光位置には、レーザ露光装置19からシアンのレーザビームを照射し、感光体ドラム22C上に静電潜像を形成する。
また帯電チャージャ23Cは、感光体ドラム22Cの表面を一様に全面帯電する。現像装置24Cは、現像剤を攪拌するミキサと、現像バイアスが印加される現像ローラを有し、現像ローラによりトナー及びキャリアからなる2成分現像剤のトナーを感光体ドラム22Cに供給する。クリーナ26Cは、ブレード27Cを用いて感光体ドラム22C表面の残留トナーを除去する。
図1に示すように、画像形成部20K,20Y,20M,20Cの上部には、現像装置24K,24Y,24M,24Cに現像剤を供給する現像剤カートリッジ28を設けている。現像剤カートリッジ28は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の現像剤カートリッジ28K,28Y,28M,28Cが隣接している。
転写ベルト21は、循環的に移動し、耐熱性及び耐磨耗性の点から例えば半導電性ポリイミドが用いられる。転写ベルト21は、駆動ローラ31及び従動ローラ32、33に張架され、転写ベルト21は感光体ドラム22K,22Y,22M,22Cに対向して接触している。図2で示すように、転写ベルト21の感光体ドラム22Cに対向する位置には、1次転写ローラ25Cにより1次転写電圧が印加され、感光体ドラム22C上のトナー像(現像剤像)を転写ベルト21に1次転写する。
転写ベルト21を張架する駆動ローラ31には、2次転写ローラ34を対向して配置している。駆動ローラ31と2次転写ローラ34間を用紙Sが通過する際に、2次転写ローラ34により2次転写電圧が印加され、転写ベルト21上のトナー像を用紙Sに2次転写する。転写ベルト21、1次転写ローラ25C及び2次転写ローラ34は、像担持体(感光体ドラム)に形成された現像剤像を記録媒体(用紙)に転写する転写部を構成する。また転写ベルト21の従動ローラ33付近には、ベルトクリーナ35を設けている。
一方、レーザ露光装置19は、ポリゴンミラー19a、結像レンズ系19b、ミラー19c等を含み、半導体レーザ素子から出射されたレーザビームを感光体ドラム22K〜22Cの軸線方向に走査する。
また、給紙カセット18から2次転写ローラ34に至る間には、給紙カセット18内の用紙Sを取り出す分離ローラ36及び搬送ローラ37、レジストローラ38を設けており、2次転写ローラ34の下流には定着器39を設けている。
定着器39の下流には排紙ローラ40を設け、用紙Sを排紙部41に排出する。また反転搬送路42を設けている。反転搬送路42は、ローラ43,44,45を有し、用紙Sを反転させて2次転写ローラ34の方向に導くもので、両面印刷を行う際に使用する。定着器39を通過した用紙Sは、振り分けゲート46によって排紙部41又は反転搬送路42に導かれる。また排紙ローラ40の下流には用紙Sに印字された調整用パターン(後述)を読み取る読み取り部64を設けている。
次に、図1及び図2の画像形成装置100の動作を説明する。スキャナ16やPC等から画像データが入力されると、各画像形成部20K〜20Cにて、順次に画像が形成される。画像形成部20Cを例に述べると、感光体ドラム22Cは、シアン(C)の画像データに対応するレーザビームが照射され静電潜像が形成される。更に感光体ドラム22Cの静電潜像は、現像装置24Cによって現像されシアン(C)のトナー像(現像剤像)が形成される。
感光体ドラム22Cは、回転する転写ベルト21と接触して1次転写ローラ25Cによりシアン(C)のトナー像を転写ベルト21上に1次転写する。感光体ドラム22Cは、トナー像を転写ベルト21に1次転写した後、残留トナーがクリーナ26C及びブレード27Cによって除去され、次の画像形成が可能となる。
シアン(K)のトナー像形成プロセスと同様にして、前段の画像形成部20K,20Y,20Mにより、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)のトナー像が形成され、各色のトナー像が転写ベルト21上の同一位置に順次転写される。したがって、転写ベルト21上にブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナー像を多重転写し、フルカラートナー像を得ることができる。
転写ベルト21は、フルカラートナー像を2次転写ローラ34の転写バイアスにより用紙S上に一括2次転写する。転写ベルト21上のフルカラートナー像が2次転写ローラ34に達するのと同期して、給紙カセット18から2次転写ローラ34へ用紙Sが給紙される。
トナー像が2次転写された用紙Sは定着器39に達しトナー像を定着する。トナー像が定着された用紙Sは、排紙部41に排出される。一方、転写ベルト21は、2次転写終了後、ベルトクリーナ35により残留トナーがクリーニングされる。
また、画像形成装置(MFP)100は、画質調整機能を有し、画質調整のために調整用パターンを用紙S又は転写ベルト21に印字する。図3は、画質調整用パターンの印字例を示す。
図3では、用紙Sに調整用パターンを印字した状態を示している。調整用パターンP1は、通常は印字されない印字エリア外の非画像領域P0に印字する。また、用紙Sに印字した調整用パターンP1は読み取り部64(図1)で読み取られる。読み取り部64は、例えばデジタルカメラで用いられるようなCCDセンサやCMOSセンサが用いられる。以下、読み取り部64をセンサ64と呼ぶこともある。
図4は、実施形態に係る画像形成装置(MFP)100の制御系の構成を示すブロック図である。図4において、MFP100は、主制御部50と、操作パネル13と、スキャナ部16、及びプリンタ部17を有している。MFP100の制御系は、主制御部50内のメインCPU500と、操作パネル13のパネルCPU130と、スキャナ部16のスキャナCPU160、及びプリンタ部17のプリンタCPU170の複数のCPUを含む。
主制御部50は、メインCPU500、ROM501、RAM502、NVRAM503、共有RAM504、ページメモリ制御部505、ページメモリ506、記憶デバイスとしてのHDD507、ネットワークコントローラ508及び画像処理部60を含む。又、101は画像データバスである。
メインCPU500は、MFP100の全体の動作を制御するものであり、かつADF12を制御する。ROM501には、制御プログラムなどが記憶されている。RAM502は、一時的にデータを記憶するものである。NVRAM503は、不揮発性のメモリであり、電源を遮断しても記憶データを保持する。共有RAM504は、メインCPU500とプリンタCPU170との間で、双方向通信を行うために用いる。
画像処理部60は、ページメモリ制御部505を制御してページメモリ506への画像データの記憶、及び読出しを制御する。これにより、画像情報の拡大/縮小といった画像変換処理を行う。ページメモリ506は、複数ページ分の画像情報を記憶できる領域を有し、スキャナ部16からの画像情報を1ページ分ごとに記憶可能である。
ネットワークコントローラ508は、ネットワークに接続され、MFP100は、ネットワークコントローラ508を介して外部機器、例えばサーバや、PC(Personal Computer)に接続可能である。
又、HDD507は、スキャナ部16で読み取った画像データや、PCからの画像データ(文書データや描画イメージデータ等)を圧縮して記憶するものである。HDD507に記憶された画像データは、画像処理部60に入力されて各種の画像処理が施され、プリンタ部17によって用紙に印刷される。また画像処理部60は、画質調整機能を備えているが、画質調整については後述する。
操作パネル13は、メインCPU500に接続されたパネルCPU130と、各種の操作キー14と液晶等から成る表示部15を有し、操作キー14は、印刷部数の指示等を行うテンキー等を含む。表示部15はタッチパネル機能を有し、用紙サイズ、印刷倍率等の各種の指示を入力するほか、表示15の操作により画質調整等の各種の設定を行うことができる。
スキャナ部16は、スキャナCPU160と、画像補正部161、イメージセンサを駆動するCCDドライバ162等によって構成されている。CCDドライバ162は、イメージセンサを駆動して原稿の画像を読み取り、画像データに変換する。画像補正部161は、イメージセンサから出力されるR、G、Bのアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換回路や、シェーディング補正回路、及びシェーディング補正回路からの補正されたデジタル信号を一旦記憶するラインメモリ等から構成されている。
プリンタ部17は、プリンタCPU170、レーザ露光装置19のレーザを駆動するレーザドライバ171、用紙Pの搬送を制御する搬送制御部172、及び帯電器、現像器、転写部等を制御する制御部173を有している。
メインCPU500は、プリンタCPU170と共有RAM(ランダム・アクセス・メモリ)504を介して双方向通信を行い、メインCPU500は動作指示を出し、プリンタCPU170は状態ステータスを返す。また、プリンタCPU170とスキャナCPU160はシリアル通信を行い、プリンタCPU170は動作指示を出し、スキャナCPU160は状態ステータスを返す。
なお、画像処理部60、ページメモリ506、ネットワークコントローラ508、画像補正部161、レーザドライバ171は、画像データバス101によって接続されている。
図5は、実施形態の主要部である画像処理部60と、画像処理部60を制御して画質調整を行う画質調整部65の構成を示すブロック図である。尚、図5において点線の矢印は制御信号パスを示し、実線の矢印は画像データパスを示す。
画像処理部60には、スキャナ部16で読み取った画像データが入力され、画像処理部60で画質調整した画像データをプリンタ部17に出力する。また画像処理部60には、画質調整用のパラメータを算出するパラメータ算出部61が接続されている。パラメータ算出部61はメインCPU500によって制御される。またメインCPU500には操作パネル13が接続されている。パラメータ算出部61、読み取り部64及び保存部63は、画質調整部65を構成する。
スキャナ部16は、スキャナCPU160によって制御され、スキャナ部16は、原稿台上にセットされた原稿の文字等を含む画像を光学的に読取り、赤(R)、緑(G)、青(B)ごとの画像データに変換して画像処理部60に供給する。
プリンタ部17には、読み取り部64が接続されている。読み取り部64は、定着器39を通過した用紙S上に印字された画質調整用の調整用パターンP1を読み取り、読み取った結果をパラメータ算出部61に送る。
尚、画質調整に用いる調整用パターンP1のデータはメモリ62に保存されている。プリンタ部17はプリンタCPU170によって制御され、プリンタCPU170は、画質調整モードにおいてメモリ62に記憶されたパターンデータを読み出し、プリンタ部17は用紙S上に調整用パターンP1を印字する。プリンタCPU170及びメモリ62は、プリンタ部17を制御して、用紙Sの非画像領域に画質調整用パターンを印字する印字部を構成する。
画像処理部60は、例えば色変換部、空間フィルタ、濃度変換部、階調処理部等を含む。色変換部は、スキャナ部16からのR,G,Bの画像データをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各データに変換する。空間フィルタは、色変換部から出力されるY,M,Cの画像データに対し下地除去、ノイズ除去、エッジ強調などの処理を行う。濃度変換部は、C,M,Yの各色の濃度を調整する。濃度変換後、C、M、Yの各画像データは黒色の補正処理(墨入れ)が行われ、Y,M,C,K(ブラック)の画像データが得られる。階調処理部は、Y,M,C,Kの画像データに対し階調処理を行う。
画質パラメータ算出部61は、センサ64によって読み取った調整用パターンを基に、現状の画質パラメータを判断する。画質パラメータとしては、シャープネス調整や、画像の濃度調整、色相の調整や彩度の調整など様々なパラメータがある。
また保存部63には、シャープネス調整や濃度調整等の画質調整の標準のパラメータ値(例えばセンター値)が保存されている。標準のパラメータ値は、シャープネスや濃度等が標準的な画質となるように設定された値であり、ユーザが希望するパラメータ値に変更することもできる。画質パラメータ保存部63は、メモリやハードディスクなどの記憶媒体である。
パラメータ算出部61は、センサ64によって読み取った調整用パターンから判断した現状の画質パラメータ値と、保存部63に保存された標準のパラメータ値を比較し、両者にずれがあれば標準のパラメータ値に近づくように補正パラメータを算出する。パラメータ算出部61は、メインCPU500の制御のもとに動作し、算出されたパラメータによって画像処理部60を制御し画質調整を行う。
即ち、定着器39を通過した用紙S上には画質調整用の調整用パターンが印字され、センサ64は調整用パターンを読み取る。パラメータ算出部61は、読み取った調整用パターンを基に、スキャナ部16やプリンタ部17の出力結果を判断し、初期状態と比較して画質が低下すると補正を行う。つまり現状の画質パラメータと保存部63に保存した標準のパラメータを比較し、画質が低下している場合に標準の画質に近づくようにパラメータを補正する。
図6(a)〜(c)は、センサ64による調整用パターンの読み取りと画質調整の動作を示す説明図である。図6(a)は、感光体ドラム22K〜22Cを含むプリンタ部17と、転写ベルト21と、定着器39及び反転搬送路42を概略的に示す。図6(a)において排紙ローラ40の下流にセンサ64を配置している。
図6(a)は、定着器39によって用紙Sに調整用パターンを定着し、排紙ローラ40から用紙排出部41に用紙Sを搬送する状態を示している。図6(b)は、調整用パターンが印字された用紙Sを、反転搬送路42を通して転写部(2次転写ローラ34)に戻そうとしている状態を示し、図6(c)は、反転された用紙Sに画像を転写し、定着器39によって定着させる状態を示している。
先ず画質調整用パターンを使って画質調整を行う場合は、図6(a)に示すように、用紙Sのユーザが利用しない非画像領域P0に調整用パターンP1を印字し(図3)、定着器39に通して調整用パターンP1を用紙Sに定着させる。そして、センサ64によって定着後の調整用パターンP1を読み取る。
次に図6(b)で示すように、用紙Sを反転搬送路42で反転させる。この間に、センサ64で読み取った画像データは、パラメータ算出部61に供給され、画質調整に必要な補正パラメータを算出する。
パラメータ算出部61は、読み取った画像データ値から画質調整が必要であると判断すると、補正用のパラメータを算出し、リアルタイムに補正パラメータを適用して用紙Sに印刷する。或いは次頁の用紙Sに対して補正パラメータを適用して印刷することになる。
そして図6(c)に示すように、補正パラメータに基づいて画質調整された画像を、調整用パターンP1が印字されている用紙面の裏面に印字する。このとき調整用パターンP1は、画像が印刷された面の裏側の隅に印字されため、用紙を無駄に使用することを避けることができる。
画質調整を行う場合は、例えば電源投入時や、予め設定した印刷枚数に達したとき、或いは予め設定した時間ごと(例えば週に1回等)に行われる。またユーザの操作に基づいて画質調整を行う。
図7は、画質調整の設定画面の一例を示す説明図である。設定画面は、操作パネル13の表示部15に表示されるメニュー画面から画質調整の項目を選択する。図7に示すように、画質調整の設定画面は、例えば「実行」、「自動」の選択ボタンで構成される。「実行」ボタンが操作されるとユーザ操作に応答して画質調整が実行される。また「自動」が操作されると、図8の自動画質調整画面が表示される。
図8は、自動画質調整画面の一例を示す説明図である。図8は、自動的に画質調整するタイミングを設定するもので、「印刷枚数」、「自動実行」の操作ボタンが表示される。例えば「印刷枚数」を選択すると、アップ・ダウンボタンの操作により枚数を設定することができ、設定した枚数が印刷された時点で自動的に画質調整が行われる。
また「自動実行」ボタンを選択すると、電源投入時又は時間(週何回等)を選択することができる。「電源投入時」を操作すると電源が投入される都度、自動的に画質調整が実行される。「週○○回」を選択すると、アップ・ダウンボタンの操作により週1回、週2回等に設定することができ、設定した時間が経過すると、例えば週に1回、自動的に画質調整が行われる。尚、ボタンの同時選択も可能である。例えば指定した印刷枚数に達したときと、電源投入時の両方において自動的に画質調整を行うように設定することもできる。
このように本実施形態によれば、用紙上に印字された調整用パターンから補正パラメータを求め、自動又はユーザ操作にて画質調整を行うことができる。また画質調整用のパターンは、用紙Sの非画像領域に印字され、調整用パターンが印字された用紙の裏面に画像を印刷することで、用紙を無駄に使用することがない。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、画像形成装置100の後段に後処理装置を結合し、用紙にパンチ穴をあけたり、ステイプルを行う場合は、前記用紙のパンチ穴をあける部分やステイプルする部分に画質調整用パターンP1を印字するようにしてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を述べたが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…画像形成装置(MFP)
11…画像形成装置本体
13…操作パネル(操作部)
16…スキャナ部
17…プリンタ部
20K,20Y,20M,20C…画像形成部
21…転写ベルト
22K,22Y,22M,22C…感光体ドラム(像担持体)
34…2次転写ローラ
39…定着器
40…排紙ローラ
41…排紙部
42…反転搬送路
50…主制御部
60…画像処理部
61…パラメータ算出部
62…メモリ
63…保存部
64…読み取り部(センサ)
65…画質調整部
160…スキャナCPU
170…プリンタCPU
500…メインCPU

Claims (9)

  1. 像担持体に形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写した現像剤像を記録媒体に定着する定着器とを含むプリンタ部と、
    画像データが入力され、画質調整された画像データを前記プリンタ部に出力する画像処理部と、
    前記プリンタ部を制御して、前記記録媒体の非画像領域に画質調整用パターンを印字する印字部と、
    前記記録媒体に印字された前記画質調整用パターンを読み取り、前記読み取った画質調整用パターンを利用して画質調整のパラメータを算出し、前記パラメータによって前記画像処理部の画質を調整する画質調整部と、
    を具備する画像形成装置。
  2. 前記画質調整部は、前記記録媒体に印字された画質調整用パターンを読み取るセンサを含み、前記センサで読み取った画質調整用パターンを利用して前記画質調整のパラメータを算出する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記記録媒体に定着された調整用パターンを読み取って前記画質調整のパラメータを算出したあと、前記記録媒体を裏返して前記転写部に導く反転搬送路を備え、前記算出したパラメータに基づいて画質調整された画像を前記記録媒体の前記画質調整用パターンが印字された面と反対の面に印刷する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記画質調整部は、ユーザの操作又は自動モードで画質調整を行う請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記画質調整部は、操作部の操作に基づき前記ユーザが予め設定したタイミングで自動的に画質調整を実行する請求項3記載の画像形成装置。
  6. 像担持体に形成された現像剤像を転写部によって記録媒体に転写し、前記転写した現像剤像を記録媒体に定着するプリンタ部を備え、
    画像処理部に画像データを入力し、前記画像処理部によって画質調整された画像データを前記プリンタ部に出力し、
    前記プリンタ部を制御して、前記記録媒体の非画像領域に画質調整用パターンを印字し、
    前記記録媒体に印字された前記画質調整用パターンを読み取り、前記読み取った画質調整用パターンを利用して画質調整のパラメータを算出し、前記パラメータによって前記画像処理部の画質を調整する画像処理方法。
  7. 前記記録媒体に印字された画質調整用パターンをセンサで読み取り、前記センサで読み取った画質調整用パターンを利用して前記画質調整のパラメータを算出する請求項6記載の画像処理方法。
  8. 前記記録媒体に定着された調整用パターンを読み取って前記画質調整のパラメータを算出したあと、前記記録媒体を裏返して前記転写部に導き、
    前記算出したパラメータに基づいて画質調整された画像を前記記録媒体の前記画質調整用パターンが印字された面と反対の面に印刷する請求項6記載の画像処理方法。
  9. ユーザの操作又は自動モードで前記画質調整を行い、前記自動モードにおいては前記ユーザが予め設定したタイミングで画質調整を実行する請求項6記載の画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021081623A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 キヤノン株式会社 画像形成装置

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